JPH09278381A - クレーンのワイヤ乱巻防止装置 - Google Patents
クレーンのワイヤ乱巻防止装置Info
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- JPH09278381A JPH09278381A JP9450096A JP9450096A JPH09278381A JP H09278381 A JPH09278381 A JP H09278381A JP 9450096 A JP9450096 A JP 9450096A JP 9450096 A JP9450096 A JP 9450096A JP H09278381 A JPH09278381 A JP H09278381A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウインチドラム上でのワイヤの乱巻きやブー
ム内のワイヤの取り回しの乱れを防止するクレーンの乱
巻防止装置を得る。 【解決手段】 ブーム12の起伏角や伸縮量および、吊
下ワイヤ15に作用する荷重からトラック1に作用する
実モーメントを算出し、吊下フック15が無負荷のとき
のブーム12の起伏角や伸縮量別のトラック1に作用す
るモーメントデータと比較する。吊下フック16が接地
して実モーメントがモーメントデータよりも小さくなっ
たときは、作動規制手段によって、吊下ワイヤの繰り出
しおよび巻き取りを行うウインチ装置の作動を規制す
る。
ム内のワイヤの取り回しの乱れを防止するクレーンの乱
巻防止装置を得る。 【解決手段】 ブーム12の起伏角や伸縮量および、吊
下ワイヤ15に作用する荷重からトラック1に作用する
実モーメントを算出し、吊下フック15が無負荷のとき
のブーム12の起伏角や伸縮量別のトラック1に作用す
るモーメントデータと比較する。吊下フック16が接地
して実モーメントがモーメントデータよりも小さくなっ
たときは、作動規制手段によって、吊下ワイヤの繰り出
しおよび巻き取りを行うウインチ装置の作動を規制す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、起伏、伸縮等が自
在なブームの先端から吊下ワイヤを繰り出してなるクレ
ーン装置に関し、さらに詳しくは、このクレーンにおけ
る吊下ワイヤの乱巻防止装置に関する。
在なブームの先端から吊下ワイヤを繰り出してなるクレ
ーン装置に関し、さらに詳しくは、このクレーンにおけ
る吊下ワイヤの乱巻防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなクレーン装置としては、トラ
ック等の車体上にブームを搭載してなるトラッククレー
ン、ラフテレンクレーン、穴掘り建柱車等が知られてい
る。このようなクレーン装置は、通常は直線状に伸縮自
在なブームの先端から、先端(下端)に吊下フックを有
した吊下ワイヤを繰り出すように構成される。なお、こ
のブームは起伏、伸縮等が自在に構成されるのが一般的
である。
ック等の車体上にブームを搭載してなるトラッククレー
ン、ラフテレンクレーン、穴掘り建柱車等が知られてい
る。このようなクレーン装置は、通常は直線状に伸縮自
在なブームの先端から、先端(下端)に吊下フックを有
した吊下ワイヤを繰り出すように構成される。なお、こ
のブームは起伏、伸縮等が自在に構成されるのが一般的
である。
【0003】このような構成のクレーン装置による作業
では、地上に置いた吊り下げ対象物を吊り上げるような
場合、吊り下げ対象物に向かって吊下ワイヤの繰り出し
を行い、先端に取り付けられた吊下フックに吊り下げ対
象物を引っかけた後、吊下ワイヤの巻き取りを行う。な
お、吊下ワイヤは旋回台等に配設されたウインチ装置の
ウインチドラムに巻き取られており、このドラムを回転
させることにより繰り出しおよび巻き取りがなされる。
ここで、吊下ワイヤの繰り出しおよび巻き取り時には、
吊下ワイヤに少なくともフックの重量分の張力が作用し
ているため、ウインチドラムに吊下ワイヤがしっかりと
巻き付けられ、ウインチドラム上で吊下ワイヤの乱巻き
が生じることはない。
では、地上に置いた吊り下げ対象物を吊り上げるような
場合、吊り下げ対象物に向かって吊下ワイヤの繰り出し
を行い、先端に取り付けられた吊下フックに吊り下げ対
象物を引っかけた後、吊下ワイヤの巻き取りを行う。な
お、吊下ワイヤは旋回台等に配設されたウインチ装置の
ウインチドラムに巻き取られており、このドラムを回転
させることにより繰り出しおよび巻き取りがなされる。
ここで、吊下ワイヤの繰り出しおよび巻き取り時には、
吊下ワイヤに少なくともフックの重量分の張力が作用し
ているため、ウインチドラムに吊下ワイヤがしっかりと
巻き付けられ、ウインチドラム上で吊下ワイヤの乱巻き
が生じることはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このフ
ックが地面に接地する等して吊下ワイヤの張力がなくな
ると吊下ワイヤがフリーな状態となり、ウインチ装置側
において巻取張力がなくなる。このような状態からさら
に吊下ワイヤの繰り出しを行うとウインチドラム上で吊
下ワイヤがたるみ、ワイヤの配列が崩れ、そのまま巻き
上げると乱巻きになる。また、ブーム内でのワイヤの取
り回しも乱れるという問題がある。
ックが地面に接地する等して吊下ワイヤの張力がなくな
ると吊下ワイヤがフリーな状態となり、ウインチ装置側
において巻取張力がなくなる。このような状態からさら
に吊下ワイヤの繰り出しを行うとウインチドラム上で吊
下ワイヤがたるみ、ワイヤの配列が崩れ、そのまま巻き
上げると乱巻きになる。また、ブーム内でのワイヤの取
り回しも乱れるという問題がある。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みたもので、
ウインチドラム上でのワイヤの乱巻きやブーム内のワイ
ヤの取り回しの乱れを防止するクレーンの乱巻防止装置
を提供することを目的とする。
ウインチドラム上でのワイヤの乱巻きやブーム内のワイ
ヤの取り回しの乱れを防止するクレーンの乱巻防止装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明に係るクレーンの乱巻防止装置は、基台に対
して少なくとも起伏作動が自在に配設されたブームの先
端を通って繰り出される吊下ワイヤを有しており、この
吊下ワイヤは、先端部に吊下フックを設けるとともに基
台側に設けられた繰出・巻取手段により繰り出されたり
巻き取られたりする。ここで、繰出・巻取手段が設けら
れる基台側とは、ブームもしくは基台、さらには、基台
上に配設された旋回台にブームが起伏自在に配設されて
いる場合にはこの旋回台をいう。なお、クレーン車に用
いられる場合にはクレーン車の車体が基台を構成する。
め、本発明に係るクレーンの乱巻防止装置は、基台に対
して少なくとも起伏作動が自在に配設されたブームの先
端を通って繰り出される吊下ワイヤを有しており、この
吊下ワイヤは、先端部に吊下フックを設けるとともに基
台側に設けられた繰出・巻取手段により繰り出されたり
巻き取られたりする。ここで、繰出・巻取手段が設けら
れる基台側とは、ブームもしくは基台、さらには、基台
上に配設された旋回台にブームが起伏自在に配設されて
いる場合にはこの旋回台をいう。なお、クレーン車に用
いられる場合にはクレーン車の車体が基台を構成する。
【0007】さらに、この乱巻防止装置においては、ブ
ームの作動状態を検出するブーム状態検出手段と、吊下
ワイヤに作用する荷重の検出を行う荷重検出手段と、作
動状態検出手段の検出値および荷重検出手段の検出値に
基づいて基台に作用する実モーメントを算出する実モー
メント算出手段と、吊下フックが無負荷のときのブーム
のブーム状態別に基台に作用するモーメントデータが記
憶された無負荷モーメント記憶手段とを有している。そ
して、実モーメント算出手段によって算出された実モー
メントが、作動状態検出手段により検出されたブーム状
態に対応して無負荷モーメント記憶手段から読み出した
モーメントデータよりも小さくなったときは、作動規制
手段によって繰出・巻取手段の作動を規制するようにし
ている。
ームの作動状態を検出するブーム状態検出手段と、吊下
ワイヤに作用する荷重の検出を行う荷重検出手段と、作
動状態検出手段の検出値および荷重検出手段の検出値に
基づいて基台に作用する実モーメントを算出する実モー
メント算出手段と、吊下フックが無負荷のときのブーム
のブーム状態別に基台に作用するモーメントデータが記
憶された無負荷モーメント記憶手段とを有している。そ
して、実モーメント算出手段によって算出された実モー
メントが、作動状態検出手段により検出されたブーム状
態に対応して無負荷モーメント記憶手段から読み出した
モーメントデータよりも小さくなったときは、作動規制
手段によって繰出・巻取手段の作動を規制するようにし
ている。
【0008】なお、ブームの作動状態とは、ブームが基
台に対して起伏作動するのみであるときにはブームの起
伏角度から求められられ、ブームが基台に対して起伏の
みならず伸縮、旋回作動等も行うように構成されている
場合には、ブームの起伏角度、伸縮量および旋回角度か
ら求められるものである。
台に対して起伏作動するのみであるときにはブームの起
伏角度から求められられ、ブームが基台に対して起伏の
みならず伸縮、旋回作動等も行うように構成されている
場合には、ブームの起伏角度、伸縮量および旋回角度か
ら求められるものである。
【0009】このように構成されたクレーンの乱巻防止
装置によれば、吊下ワイヤの繰り出しを行った場合、吊
下フックの自重が吊下ワイヤの張力として作用するた
め、繰出・巻取手段によるスムーズな吊下ワイヤの繰り
出しがなされる。そして、吊下ワイヤを繰り出し続ける
と吊下フックが接地して吊下ワイヤに吊下フックの重量
が作用しなくなり、荷重検出手段による検出値が吊下フ
ックの重量分だけ減少する。
装置によれば、吊下ワイヤの繰り出しを行った場合、吊
下フックの自重が吊下ワイヤの張力として作用するた
め、繰出・巻取手段によるスムーズな吊下ワイヤの繰り
出しがなされる。そして、吊下ワイヤを繰り出し続ける
と吊下フックが接地して吊下ワイヤに吊下フックの重量
が作用しなくなり、荷重検出手段による検出値が吊下フ
ックの重量分だけ減少する。
【0010】このため、ブームの起伏等の作動がなされ
なくても実モーメントが減少することとなり、この実モ
ーメントは、このときのブーム状態に対応するブーム状
態におけるモーメントデータよりも小さくなるため、繰
出・巻取手段の作動が規制される。従って、繰出・巻取
手段側において巻取張力がなくなった状態からさらにワ
イヤの繰り出しを行うことがなくなるため、繰出・巻取
手段でのワイヤの乱巻きや、ブーム内でのワイヤの取り
回しの乱れを生じることがなくなる。
なくても実モーメントが減少することとなり、この実モ
ーメントは、このときのブーム状態に対応するブーム状
態におけるモーメントデータよりも小さくなるため、繰
出・巻取手段の作動が規制される。従って、繰出・巻取
手段側において巻取張力がなくなった状態からさらにワ
イヤの繰り出しを行うことがなくなるため、繰出・巻取
手段でのワイヤの乱巻きや、ブーム内でのワイヤの取り
回しの乱れを生じることがなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施例について説明する。本発明に係るクレーン
の乱巻防止装置を備えたクレーン車の一例を図1に示し
ている。このクレーン車は、トラック1のキャビン2の
後方に位置する荷台3にクレーン装置10を搭載して構
成される。このトラック1の前後側方には作業中にトラ
ック1を支持するアウトリガジャッキ4が設けられてい
る。
ましい実施例について説明する。本発明に係るクレーン
の乱巻防止装置を備えたクレーン車の一例を図1に示し
ている。このクレーン車は、トラック1のキャビン2の
後方に位置する荷台3にクレーン装置10を搭載して構
成される。このトラック1の前後側方には作業中にトラ
ック1を支持するアウトリガジャッキ4が設けられてい
る。
【0012】このアウトリガジャッキ4は、ブーム12
の起仰・伸長作動を行って吊下フック(以下「フック」
と称する)16により吊り下げ対象物の吊り下げを行っ
たときに、トラック1を転倒させる方向に作用するモー
メント(以下「転倒モーメント」と称する)に抗してト
ラック1を安定支持させるものである。
の起仰・伸長作動を行って吊下フック(以下「フック」
と称する)16により吊り下げ対象物の吊り下げを行っ
たときに、トラック1を転倒させる方向に作用するモー
メント(以下「転倒モーメント」と称する)に抗してト
ラック1を安定支持させるものである。
【0013】荷台3には水平旋回自在な旋回台11が取
り付けられ、この旋回台11に起伏シリンダ13により
起伏自在となったブーム12が配設されている。ブーム
12は、基端ブーム12a、中間ブーム12bおよび先
端ブーム12cから入れ子式となって伸縮自在に構成さ
れ、内蔵伸縮シリンダ(図示せず)により伸縮自在であ
り、先端ブーム12cの先端部にはブームヘッド14が
取り付けられている。
り付けられ、この旋回台11に起伏シリンダ13により
起伏自在となったブーム12が配設されている。ブーム
12は、基端ブーム12a、中間ブーム12bおよび先
端ブーム12cから入れ子式となって伸縮自在に構成さ
れ、内蔵伸縮シリンダ(図示せず)により伸縮自在であ
り、先端ブーム12cの先端部にはブームヘッド14が
取り付けられている。
【0014】旋回台11にはウインチ装置(繰出・巻取
装置、図示せず)が備えられ、このウインチ装置のウイ
ンチドラムからブーム12内を通ったりブーム12に沿
って延びる吊下ワイヤ(以下「ワイヤ」と称する)15
は、ブームヘッド14の先端から繰り出され、そのワイ
ヤ15にフック16が吊り下げられる。
装置、図示せず)が備えられ、このウインチ装置のウイ
ンチドラムからブーム12内を通ったりブーム12に沿
って延びる吊下ワイヤ(以下「ワイヤ」と称する)15
は、ブームヘッド14の先端から繰り出され、そのワイ
ヤ15にフック16が吊り下げられる。
【0015】ワイヤ15は、先端部が環状に形成され、
その環状部の内側空間内に、ブームヘッド14に取り付
けられるエンドピン19を挿入することにより、ブーム
ヘッド14に取り付けられる。フック16は、内部にフ
ックシーブ16aを有して構成され、このフックシーブ
16aにワイヤ15を掛け回すことによって吊り下げら
れる。これにより、クレーン装置10は、フック16を
動滑車とした2索のクレーン装置となる。
その環状部の内側空間内に、ブームヘッド14に取り付
けられるエンドピン19を挿入することにより、ブーム
ヘッド14に取り付けられる。フック16は、内部にフ
ックシーブ16aを有して構成され、このフックシーブ
16aにワイヤ15を掛け回すことによって吊り下げら
れる。これにより、クレーン装置10は、フック16を
動滑車とした2索のクレーン装置となる。
【0016】このように構成されたクレーン装置10を
設けたクレーン車においては、ブーム12の起伏角度、
伸縮量(ブーム12の作動状態)および吊り下げ対象物
の重量の変化によって実際にトラック1に作用する転倒
モーメント(実モーメント)が変化する。また、アウト
リガジャッキ4の接地の有無や張出量(アウトリガジャ
ッキ4の作動状態)により、トラック1を安定支持させ
ることができる転倒モーメント(許容モーメント)が変
化する。このため、このクレーン車においては、アウト
リガジャッキ4の作動状態に応じてブーム12の作動規
制を行うブーム作動規制装置が設けられている。
設けたクレーン車においては、ブーム12の起伏角度、
伸縮量(ブーム12の作動状態)および吊り下げ対象物
の重量の変化によって実際にトラック1に作用する転倒
モーメント(実モーメント)が変化する。また、アウト
リガジャッキ4の接地の有無や張出量(アウトリガジャ
ッキ4の作動状態)により、トラック1を安定支持させ
ることができる転倒モーメント(許容モーメント)が変
化する。このため、このクレーン車においては、アウト
リガジャッキ4の作動状態に応じてブーム12の作動規
制を行うブーム作動規制装置が設けられている。
【0017】このブーム作動規制装置は、図2に示すよ
うにアウトリガジャッキ4の接地状態および張出量の検
出を行うジャッキ作動検出器31と、ブーム12の起伏
角度を検出する起伏角検出器32と、ブーム12の伸縮
量の検出を行う伸縮量検出器33と、フック16によっ
て吊り下げられた吊り下げ対象物の重量、すなわち、ワ
イヤ15に作用する荷重の検出を行う荷重検出器34
と、起伏角検出器32、伸縮量検出器33および荷重検
出器34の検出値に基づいて実モーメントの算出を行う
実モーメント算出手段35と、アウトリガジャッキ4の
作動状態別に予め求めた許容モーメントを記憶しておく
許容モーメント記憶手段37と、ブーム12の作動を規
制するブーム作動規制手段38とからなる。
うにアウトリガジャッキ4の接地状態および張出量の検
出を行うジャッキ作動検出器31と、ブーム12の起伏
角度を検出する起伏角検出器32と、ブーム12の伸縮
量の検出を行う伸縮量検出器33と、フック16によっ
て吊り下げられた吊り下げ対象物の重量、すなわち、ワ
イヤ15に作用する荷重の検出を行う荷重検出器34
と、起伏角検出器32、伸縮量検出器33および荷重検
出器34の検出値に基づいて実モーメントの算出を行う
実モーメント算出手段35と、アウトリガジャッキ4の
作動状態別に予め求めた許容モーメントを記憶しておく
許容モーメント記憶手段37と、ブーム12の作動を規
制するブーム作動規制手段38とからなる。
【0018】荷重検出器(荷重検出手段)34は、種々
の方法、構成が考えられるが、図3および図4を参照し
ていくつかの例を説明する。図3に示す荷重検出器13
4は、中間ブーム12b上に三角形に配設された3つの
荷重検出用シーブ134a〜134cを設け、ブーム側
(下側)に位置する2つのシーブ134a,134bと
上側に位置するシーブ134cとの間に、ブームヘッド
14を通って下方に繰り出されるワイヤ15を通す。上
側に位置するシーブ134cには、矢印Aで示す方向で
あるブームの上方に作用する力の検出が可能にロードセ
ル等の荷重検出手段が設けられている。これにより、ワ
イヤ15に張力が作用すると、上側に位置するシーブ1
34cが矢印Aで示す方向に付勢されるため、ワイヤ1
5に作用する荷重の検出を行うことができる。
の方法、構成が考えられるが、図3および図4を参照し
ていくつかの例を説明する。図3に示す荷重検出器13
4は、中間ブーム12b上に三角形に配設された3つの
荷重検出用シーブ134a〜134cを設け、ブーム側
(下側)に位置する2つのシーブ134a,134bと
上側に位置するシーブ134cとの間に、ブームヘッド
14を通って下方に繰り出されるワイヤ15を通す。上
側に位置するシーブ134cには、矢印Aで示す方向で
あるブームの上方に作用する力の検出が可能にロードセ
ル等の荷重検出手段が設けられている。これにより、ワ
イヤ15に張力が作用すると、上側に位置するシーブ1
34cが矢印Aで示す方向に付勢されるため、ワイヤ1
5に作用する荷重の検出を行うことができる。
【0019】図4に示す荷重検出器234は、基端ブー
ム12aの先端部に矢印Bで示す方向であるウインチ装
置の方向に作用する力の検出が可能な荷重検出手段を有
するシーブ234aが設けられている。このシーブ23
4aには、ブームヘッド14を通って下方に繰り出され
るワイヤ15が掛け回されており、ワイヤ15に張力が
作用するとシーブ234aが矢印Bで示す方向に付勢さ
れるため、ワイヤ15に作用する荷重の検出を行うこと
ができる。
ム12aの先端部に矢印Bで示す方向であるウインチ装
置の方向に作用する力の検出が可能な荷重検出手段を有
するシーブ234aが設けられている。このシーブ23
4aには、ブームヘッド14を通って下方に繰り出され
るワイヤ15が掛け回されており、ワイヤ15に張力が
作用するとシーブ234aが矢印Bで示す方向に付勢さ
れるため、ワイヤ15に作用する荷重の検出を行うこと
ができる。
【0020】また、図示はしないが、起伏シリンダ13
に作用する軸力を検出することにより、ブーム12を倒
伏させる方向に作用する荷重を検出して、ワイヤ15に
作用する荷重の検出を行うようにしてもよい。さらに、
ブームシーブ17やポイントシーブ18を回転自在に支
持するための支軸に作用する力を検出したり、ワイヤ1
5の先端部をブームヘッド14結合させるためのエンド
ピン19に作用する力を検出することによってワイヤ1
5に作用する荷重の検出を行うようにしてもよい。
に作用する軸力を検出することにより、ブーム12を倒
伏させる方向に作用する荷重を検出して、ワイヤ15に
作用する荷重の検出を行うようにしてもよい。さらに、
ブームシーブ17やポイントシーブ18を回転自在に支
持するための支軸に作用する力を検出したり、ワイヤ1
5の先端部をブームヘッド14結合させるためのエンド
ピン19に作用する力を検出することによってワイヤ1
5に作用する荷重の検出を行うようにしてもよい。
【0021】ブーム作動規制手段38は、実モーメント
算出手段35によって求められた実モーメントとジャッ
キ作動検出器31の検出結果に対応して許容モーメント
記憶手段37から読み出された許容モーメントとを比較
し、実モーメントが許容モーメントを超えるブーム12
の作動を規制する。これにより、トラック1を常に安定
支持させることができる。
算出手段35によって求められた実モーメントとジャッ
キ作動検出器31の検出結果に対応して許容モーメント
記憶手段37から読み出された許容モーメントとを比較
し、実モーメントが許容モーメントを超えるブーム12
の作動を規制する。これにより、トラック1を常に安定
支持させることができる。
【0022】さらに、このクレーン車においては、本発
明に係るワイヤ乱巻防止装置も設けられている。このワ
イヤ乱巻防止装置は、前記の起伏角検出器32、伸縮量
検出器33、荷重検出器34および実モーメント算出手
段35に加えて、無負荷モーメント記憶手段36および
ウインチ作動規制装置39を有してなる。
明に係るワイヤ乱巻防止装置も設けられている。このワ
イヤ乱巻防止装置は、前記の起伏角検出器32、伸縮量
検出器33、荷重検出器34および実モーメント算出手
段35に加えて、無負荷モーメント記憶手段36および
ウインチ作動規制装置39を有してなる。
【0023】この無負荷モーメント記憶手段36は、フ
ック16に何も吊り下げない状態である無負荷状態(ワ
イヤ15を下方に引っ張る荷重として荷重検出器34が
フック16の荷重のみを検出している状態)におけるブ
ーム12の起伏角および伸縮量(ブーム状態)別に予め
求めたモーメント(無負荷モーメント)を記憶してお
り、任意に読み出しが可能に構成されている。なお、本
クレーン車においては、起伏角検出器32および伸縮量
検出器33が請求の範囲に記載のブーム状態検出手段を
構成する。
ック16に何も吊り下げない状態である無負荷状態(ワ
イヤ15を下方に引っ張る荷重として荷重検出器34が
フック16の荷重のみを検出している状態)におけるブ
ーム12の起伏角および伸縮量(ブーム状態)別に予め
求めたモーメント(無負荷モーメント)を記憶してお
り、任意に読み出しが可能に構成されている。なお、本
クレーン車においては、起伏角検出器32および伸縮量
検出器33が請求の範囲に記載のブーム状態検出手段を
構成する。
【0024】ウインチ作動規制装置39は、実モーメン
ト算出手段35によって算出された実モーメントと起伏
角検出器32および伸縮量検出器33の検出結果に対応
して無負荷モーメント記憶手段36から読み出された無
負荷モーメントとを比較し、実モーメントが無負荷モー
メントよりも小さくなったときにはウインチ装置の作動
を規制する。
ト算出手段35によって算出された実モーメントと起伏
角検出器32および伸縮量検出器33の検出結果に対応
して無負荷モーメント記憶手段36から読み出された無
負荷モーメントとを比較し、実モーメントが無負荷モー
メントよりも小さくなったときにはウインチ装置の作動
を規制する。
【0025】このように構成されたクレーン装置10に
よれば、ブーム12の起伏角および伸縮量が一定のま
ま、ウインチ装置を作動させることによってワイヤ15
の繰り出しを行った場合、ワイヤ15にはフック16の
自重により所定の張力が加わっているため、ワイヤ15
が弛むことがなく、ウインチドラムでワイヤ15の乱巻
きや、ブーム12内でのワイヤ15の取り回しの乱れが
発生することがない。
よれば、ブーム12の起伏角および伸縮量が一定のま
ま、ウインチ装置を作動させることによってワイヤ15
の繰り出しを行った場合、ワイヤ15にはフック16の
自重により所定の張力が加わっているため、ワイヤ15
が弛むことがなく、ウインチドラムでワイヤ15の乱巻
きや、ブーム12内でのワイヤ15の取り回しの乱れが
発生することがない。
【0026】そして、図1に鎖線で示すようにフック1
6が接地すると、ワイヤ15にフック16の自重が作用
しなくなるため、荷重検出器34によって検出される荷
重がフック16の重量分だけ減少する。従って、ブーム
12の起伏角および伸縮量を変化させなくても、ワイヤ
15の繰り出しを行うことにより実モーメントが減少
し、この実モーメントが算出された状態の起伏角および
伸縮量にある無負荷モーメントよりも小さくなる。
6が接地すると、ワイヤ15にフック16の自重が作用
しなくなるため、荷重検出器34によって検出される荷
重がフック16の重量分だけ減少する。従って、ブーム
12の起伏角および伸縮量を変化させなくても、ワイヤ
15の繰り出しを行うことにより実モーメントが減少
し、この実モーメントが算出された状態の起伏角および
伸縮量にある無負荷モーメントよりも小さくなる。
【0027】これにより、ワイヤ15にフック16の自
重による張力が加わらなくなったと判断してウインチ作
動規制手段36によってウインチ装置の繰り出し作動が
規制され、ワイヤ15が繰り出し続けられることがない
ためワイヤ15が弛むことがなく、ウインチドラムでの
ワイヤ15の乱巻き等が発生しない。
重による張力が加わらなくなったと判断してウインチ作
動規制手段36によってウインチ装置の繰り出し作動が
規制され、ワイヤ15が繰り出し続けられることがない
ためワイヤ15が弛むことがなく、ウインチドラムでの
ワイヤ15の乱巻き等が発生しない。
【0028】上記のように構成されたクレーン車によれ
ば、ブーム作動規制装置に用いられる起伏角検出器3
2、伸縮量検出器33、荷重検出器34および実モーメ
ント算出手段35をそのまま用い、これに無負荷モーメ
ント記憶手段36およびウインチ作動規制装置39を加
えることによってワイヤ乱巻防止装置を構成しているた
め、簡単な構成で本発明に係るワイヤ乱巻防止装置を得
ることができる。
ば、ブーム作動規制装置に用いられる起伏角検出器3
2、伸縮量検出器33、荷重検出器34および実モーメ
ント算出手段35をそのまま用い、これに無負荷モーメ
ント記憶手段36およびウインチ作動規制装置39を加
えることによってワイヤ乱巻防止装置を構成しているた
め、簡単な構成で本発明に係るワイヤ乱巻防止装置を得
ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワイヤ15の繰り出し時にフック16が接地する等して
実モーメントがモーメントデータよりも小さくなったと
きは、作動規制手段によってウインチ装置の作動を規制
する。このため、ウインチ装置側において巻取張力がな
くなった状態からさらにワイヤの繰り出しを行うことが
なくなり、ウインチ装置を直接目視することができなく
ても、ウインチ装置におけるワイヤ15の乱巻きやブー
ム12内でのワイヤ15の取り回しの乱れを防止するこ
とができる。
ワイヤ15の繰り出し時にフック16が接地する等して
実モーメントがモーメントデータよりも小さくなったと
きは、作動規制手段によってウインチ装置の作動を規制
する。このため、ウインチ装置側において巻取張力がな
くなった状態からさらにワイヤの繰り出しを行うことが
なくなり、ウインチ装置を直接目視することができなく
ても、ウインチ装置におけるワイヤ15の乱巻きやブー
ム12内でのワイヤ15の取り回しの乱れを防止するこ
とができる。
【図1】本発明に係るクレーンのワイヤ乱巻防止装置を
備えたクレーン車の正面図である。
備えたクレーン車の正面図である。
【図2】上記乱巻防止装置の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】上記乱巻防止装置に用いられる荷重検出器の一
例を示す正面図である。
例を示す正面図である。
【図4】上記乱巻防止装置に用いられる荷重検出器の他
の例を示す正面図である。
の例を示す正面図である。
10 クレーン装置 11 旋回台 12 ブーム 14 ブームヘッド 15 吊下ワイヤ 16 吊下フック
Claims (1)
- 【請求項1】 基台上に少なくとも起伏自在に配設され
たブームと、 このブームの先端を通って繰り出され、先端部に吊下フ
ックが設けられた吊下ワイヤと、 前記基台側において前記吊下ワイヤの繰出・巻取作動を
行う繰出・巻取手段と、 前記ブームの作動状態を検出するブーム状態検出手段
と、 前記吊下ワイヤに作用する荷重の検出を行う荷重検出手
段と、 前記作動状態検出手段の検出値および前記荷重検出手段
の検出値に基づいて前記基台に作用する実モーメントを
算出する実モーメント算出手段と、 前記吊下フックが無負荷のときの前記ブームのブーム状
態別に前記基台に作用するモーメントデータが記憶され
た無負荷モーメント記憶手段と、 前記実モーメント算出手段によって算出された実モーメ
ントが、前記作動状態検出手段により検出されたブーム
状態に対応して前記無負荷モーメント記憶手段から読み
出したモーメントデータよりも小さくなったときに前記
繰出・巻取手段の作動を規制する作動規制手段とからな
ることを特徴とするクレーンのワイヤ乱巻防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9450096A JPH09278381A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | クレーンのワイヤ乱巻防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9450096A JPH09278381A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | クレーンのワイヤ乱巻防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09278381A true JPH09278381A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14112039
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9450096A Pending JPH09278381A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | クレーンのワイヤ乱巻防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09278381A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20140027401A1 (en) * | 2011-01-24 | 2014-01-30 | Liebherr-Components Biberach Gmbh | Apparatus for recognizing the discard state of a high-strength fiber rope in use in lifting gear |
-
1996
- 1996-04-16 JP JP9450096A patent/JPH09278381A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20140027401A1 (en) * | 2011-01-24 | 2014-01-30 | Liebherr-Components Biberach Gmbh | Apparatus for recognizing the discard state of a high-strength fiber rope in use in lifting gear |
| US9335318B2 (en) * | 2011-01-24 | 2016-05-10 | Liebherr-Components Biberach Gmbh | Apparatus for recognizing the discard state of a high-strength fiber rope in use in lifting gear |
| US10011464B2 (en) | 2011-01-24 | 2018-07-03 | Liebherr-Components Biberach Gmbh | Apparatus for recognizing the discard state of a high-strength fiber rope in use in lifting gear |
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