JPH09279174A - 電気粘性流体 - Google Patents
電気粘性流体Info
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- JPH09279174A JPH09279174A JP9113896A JP9113896A JPH09279174A JP H09279174 A JPH09279174 A JP H09279174A JP 9113896 A JP9113896 A JP 9113896A JP 9113896 A JP9113896 A JP 9113896A JP H09279174 A JPH09279174 A JP H09279174A
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- electrorheological fluid
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 分散粒子が少量でも優れた電気粘性効果
を有し、しかもシステムの汚染性の少ない電気粘性流体
を提供する。 【解決手段】 電気絶縁性を有する液体にN−アシル化
ポリアニリン粒子を分散させてなることを特徴とする電
気粘性流体である。
を有し、しかもシステムの汚染性の少ない電気粘性流体
を提供する。 【解決手段】 電気絶縁性を有する液体にN−アシル化
ポリアニリン粒子を分散させてなることを特徴とする電
気粘性流体である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気粘性流体に関
し、詳しくは電圧を印加することにより粘性を制御でき
る電気粘性流体に関する。
し、詳しくは電圧を印加することにより粘性を制御でき
る電気粘性流体に関する。
【0002】
【従来の技術】電気絶縁性を有する液体(分散媒)にあ
る種の固体粒子を分散粒子として分散させた流体に電圧
を印加することにより流体の見かけの粘度が変化する現
象をウインズロー効果と言い、このような効果を示す流
体が電気粘性流体である。このウインズロー効果は応答
速度が速く、少ない電力によって大きな粘度変化を与え
るため、この電気粘性流体は、例えば、クラッチ,ダン
パ,ブレーキ,ショックアブソーバー,サスペンション
等への応用が検討されている。
る種の固体粒子を分散粒子として分散させた流体に電圧
を印加することにより流体の見かけの粘度が変化する現
象をウインズロー効果と言い、このような効果を示す流
体が電気粘性流体である。このウインズロー効果は応答
速度が速く、少ない電力によって大きな粘度変化を与え
るため、この電気粘性流体は、例えば、クラッチ,ダン
パ,ブレーキ,ショックアブソーバー,サスペンション
等への応用が検討されている。
【0003】従来の電気粘性流体は、分散媒としてのシ
リコーンオイル,ケロシン,塩化パラフィン等に、セル
ロース,デンプン,シリカゲル,イオン交換樹脂,ポリ
アクリル酸リチウム等の固体粒子を分散粒子として分散
させたものが知られている。これらの電気粘性流体は、
電圧を印加した際の応力が低かったり、安定性に乏しい
等の問題点があり、満足な結果は得られなかった。
リコーンオイル,ケロシン,塩化パラフィン等に、セル
ロース,デンプン,シリカゲル,イオン交換樹脂,ポリ
アクリル酸リチウム等の固体粒子を分散粒子として分散
させたものが知られている。これらの電気粘性流体は、
電圧を印加した際の応力が低かったり、安定性に乏しい
等の問題点があり、満足な結果は得られなかった。
【0004】この問題を解決するために、種々な分散粒
子についての研究がなされている。EP(公開)039
4005号公報,特開平3−139598号公報には、
分散粒子としてポリアニリンを用いる電気粘性流体が開
示されている。このポリアニリンは化学的に安定であ
り、比重が低く、導電率の制御も容易であるため、電気
粘性流体の分散粒子として非常に有望な材料である。し
かしながら、これらのポリアニリンは酸化重合により得
られたものをアルカリ処理して使用しているため、この
状態の粒子では電気粘性効果が充分でない。また、固体
粒子が黒色なため、これを分散させた電気粘性流体も真
黒色となり、この電気粘性流体を用いたシステムの汚染
性が大きくなる。したがって、システムの洗浄に労力を
要したり、液面が確認しにくい等の問題があり、好まし
いものではなかった。
子についての研究がなされている。EP(公開)039
4005号公報,特開平3−139598号公報には、
分散粒子としてポリアニリンを用いる電気粘性流体が開
示されている。このポリアニリンは化学的に安定であ
り、比重が低く、導電率の制御も容易であるため、電気
粘性流体の分散粒子として非常に有望な材料である。し
かしながら、これらのポリアニリンは酸化重合により得
られたものをアルカリ処理して使用しているため、この
状態の粒子では電気粘性効果が充分でない。また、固体
粒子が黒色なため、これを分散させた電気粘性流体も真
黒色となり、この電気粘性流体を用いたシステムの汚染
性が大きくなる。したがって、システムの洗浄に労力を
要したり、液面が確認しにくい等の問題があり、好まし
いものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記観点か
らなされたもので、分散粒子が少量でも優れた電気粘性
効果を有し、しかもシステムの汚染性の少ない電気粘性
流体を提供することを目的とするものである。
らなされたもので、分散粒子が少量でも優れた電気粘性
効果を有し、しかもシステムの汚染性の少ない電気粘性
流体を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意研究を
重ねた結果、分散粒子としてN−アシル化ポリアニリン
を使用することにより、上記本発明の目的を効果的に達
成しうることを見出し本発明を完成したものである。す
なわち、本発明は、電気絶縁性を有する液体にN−アシ
ル化ポリアニリン粒子を分散させてなることを特徴とす
る電気粘性流体である。また、本発明は、電気絶縁性を
有する液体にN−アシル化ポリアニリンを分散させ、さ
らにアミン化合物,アミド化合物,イミド化合物及びス
ルホン酸塩から選ばれる少なくとも一種の電気粘性向上
剤を配合してなることを特徴とする電気粘性流体であ
る。
重ねた結果、分散粒子としてN−アシル化ポリアニリン
を使用することにより、上記本発明の目的を効果的に達
成しうることを見出し本発明を完成したものである。す
なわち、本発明は、電気絶縁性を有する液体にN−アシ
ル化ポリアニリン粒子を分散させてなることを特徴とす
る電気粘性流体である。また、本発明は、電気絶縁性を
有する液体にN−アシル化ポリアニリンを分散させ、さ
らにアミン化合物,アミド化合物,イミド化合物及びス
ルホン酸塩から選ばれる少なくとも一種の電気粘性向上
剤を配合してなることを特徴とする電気粘性流体であ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。先ず、本発明においては、分散媒として、電気
絶縁性を有する液体が用いられる。このような液体とし
ては、例えば、鉱油,合成油またはこれらの混合物が挙
げられる。
明する。先ず、本発明においては、分散媒として、電気
絶縁性を有する液体が用いられる。このような液体とし
ては、例えば、鉱油,合成油またはこれらの混合物が挙
げられる。
【0008】これらの鉱油や合成油の種類、その他の制
限は特に受けないが、通常は40℃における動粘度が、
5〜300mm2 /sの範囲にあるものが好適に用いら
れる。ここで、鉱油としては、パラフィン基系鉱油,中
間基系鉱油又はナフテン基系鉱油等が挙げられる。ま
た、合成油としては、例えば、脂環系炭化水素,縮合脂
環系炭化水素,橋頭脂環系炭化水素,ポリブテン,ポリ
オレフィン〔α−オレフィン(共)重合体〕,各種のエ
ステル(例えば、ポリオールエステル,二塩基酸エステ
ル,リン酸エステル等),各種のエーテル(例えば、ポ
リビニルエーテル,ポリフェニルエーテル等),シリコ
ーン油,アルキルベンゼン,アルキルナフタレン等が挙
げられるが、これらの中で、ポリブテン,アルキルベン
ゼン及びアルキルナフタレンが、得られる電気粘性流体
の性能などの点から好適である。
限は特に受けないが、通常は40℃における動粘度が、
5〜300mm2 /sの範囲にあるものが好適に用いら
れる。ここで、鉱油としては、パラフィン基系鉱油,中
間基系鉱油又はナフテン基系鉱油等が挙げられる。ま
た、合成油としては、例えば、脂環系炭化水素,縮合脂
環系炭化水素,橋頭脂環系炭化水素,ポリブテン,ポリ
オレフィン〔α−オレフィン(共)重合体〕,各種のエ
ステル(例えば、ポリオールエステル,二塩基酸エステ
ル,リン酸エステル等),各種のエーテル(例えば、ポ
リビニルエーテル,ポリフェニルエーテル等),シリコ
ーン油,アルキルベンゼン,アルキルナフタレン等が挙
げられるが、これらの中で、ポリブテン,アルキルベン
ゼン及びアルキルナフタレンが、得られる電気粘性流体
の性能などの点から好適である。
【0009】次に、分散粒子として、N−アシル化ポリ
アニリンが用いられる。N−アシル化ポリアニリンはポ
リアニリンを常法にしたがってN−アシル化を行うこと
によって得られる。原料のポリアニリンはアニリンを酸
性溶液中で白金,金,カーボン,ステンレススチールな
どからなる陽極上に電解酸化する電解重合法(電解酸化
重合法)、アニリンを酸性溶液中で塩化第二鉄などの酸
化剤により触媒重合法(化学的酸化重合法)のいずれの
製造法によって得られたものでも好適に用いられる。
アニリンが用いられる。N−アシル化ポリアニリンはポ
リアニリンを常法にしたがってN−アシル化を行うこと
によって得られる。原料のポリアニリンはアニリンを酸
性溶液中で白金,金,カーボン,ステンレススチールな
どからなる陽極上に電解酸化する電解重合法(電解酸化
重合法)、アニリンを酸性溶液中で塩化第二鉄などの酸
化剤により触媒重合法(化学的酸化重合法)のいずれの
製造法によって得られたものでも好適に用いられる。
【0010】ここで、電解酸化重合法によりポリアニリ
ンを得る場合には、塩酸,硫酸,ホウフッ酸,過塩素酸
などの酸性水溶液中で、アニリン濃度0.05〜2モル
/リットル、酸濃度0.1〜4モル/リットル、液温−
10〜30℃でアニリンを重合する。重合方法は、定電
位法,サイクリック法,パルス法のいずれでもよい。ま
た、化学的酸化重合法によりポリアニリンを得る場合に
は、上記電解酸化重合法に用いたものと同様の重合液
に、激しく攪拌しながら0.01〜5モル/リットルの
酸化剤水溶液を加える。酸化剤としては塩化第二鉄,過
硫酸アンモニウム,ヨウ素酸カリウムなど、水溶液にし
たときの標準電位が標準水素電極対比0.8〜1.2V
の酸化剤が好適に用いられる。
ンを得る場合には、塩酸,硫酸,ホウフッ酸,過塩素酸
などの酸性水溶液中で、アニリン濃度0.05〜2モル
/リットル、酸濃度0.1〜4モル/リットル、液温−
10〜30℃でアニリンを重合する。重合方法は、定電
位法,サイクリック法,パルス法のいずれでもよい。ま
た、化学的酸化重合法によりポリアニリンを得る場合に
は、上記電解酸化重合法に用いたものと同様の重合液
に、激しく攪拌しながら0.01〜5モル/リットルの
酸化剤水溶液を加える。酸化剤としては塩化第二鉄,過
硫酸アンモニウム,ヨウ素酸カリウムなど、水溶液にし
たときの標準電位が標準水素電極対比0.8〜1.2V
の酸化剤が好適に用いられる。
【0011】このようにして得られたポリアニリンは、
下記式(1)に示すとおり、エメララルジン塩になって
おり、アンモニア等によって下記式(2)のエメラルジ
ン塩基とする。エメラルジン塩基はフェニルヒドラジン
等で還元すると下記式(3)のロイコエメラルジンとな
る。
下記式(1)に示すとおり、エメララルジン塩になって
おり、アンモニア等によって下記式(2)のエメラルジ
ン塩基とする。エメラルジン塩基はフェニルヒドラジン
等で還元すると下記式(3)のロイコエメラルジンとな
る。
【0012】
【化1】
【0013】ロイコエメラルジンを、下記のように、ア
ニリンのN−アシル化を参考にしてN−アシル化するこ
とによって下記式(4)
ニリンのN−アシル化を参考にしてN−アシル化するこ
とによって下記式(4)
【0014】
【化2】
【0015】〔式中、Rは炭素数1〜50のアルキル基
又はアルキルフェニル基,炭素数2〜50のアルキレン
基又はアルキレンフェニル基を示し、好ましくは炭素数
1〜20のアルキル基又はアルキレン基である。nは1
〜5000の整数を示し、mは19〜5000の整数を
示し、n/(n+m)=0.1〜0.8、好ましくは
0.2〜0.5である。〕で表されるN−アシル化ポリ
アニリンを得ることができる。
又はアルキルフェニル基,炭素数2〜50のアルキレン
基又はアルキレンフェニル基を示し、好ましくは炭素数
1〜20のアルキル基又はアルキレン基である。nは1
〜5000の整数を示し、mは19〜5000の整数を
示し、n/(n+m)=0.1〜0.8、好ましくは
0.2〜0.5である。〕で表されるN−アシル化ポリ
アニリンを得ることができる。
【0016】なお、式(4)のN−アシル化ポリアニリ
ンは、ブロック共重合体に限定されるものでなく、ラン
ダム共重合体、交互共重合体等を広く包含するものであ
る。生成したN−アシル化ポリアニリンの数平均分子量
は通常2000〜500000、好ましくは10000
〜100000である。なお、アニリンのN−アシル化
は次の三つの方法がある。 (1)カルボン酸によるアシル化 アニリンとカルボン酸をアニリンの過剰下で、またはピ
リジン中で脱水剤としての四塩化ケイ素等の存在下で反
応させる。 (2)酸ハロゲン化物によるアシル化 アニリンと酸ハロゲン化物をアニリンの過剰下で、また
はエーテル等の溶媒中第三アミンの存在下反応させる。
あるいは、ピリジン中で反応させる。 (3)酸無水物によるアシル化 アニリンと酸無水物を無溶媒で、またはエーテル,ベン
ゼン等の不活性溶媒中で反応させる。この際、少量のピ
リジンあるいは硫酸などを添加するとアシル化反応が促
進され、効果的である。
ンは、ブロック共重合体に限定されるものでなく、ラン
ダム共重合体、交互共重合体等を広く包含するものであ
る。生成したN−アシル化ポリアニリンの数平均分子量
は通常2000〜500000、好ましくは10000
〜100000である。なお、アニリンのN−アシル化
は次の三つの方法がある。 (1)カルボン酸によるアシル化 アニリンとカルボン酸をアニリンの過剰下で、またはピ
リジン中で脱水剤としての四塩化ケイ素等の存在下で反
応させる。 (2)酸ハロゲン化物によるアシル化 アニリンと酸ハロゲン化物をアニリンの過剰下で、また
はエーテル等の溶媒中第三アミンの存在下反応させる。
あるいは、ピリジン中で反応させる。 (3)酸無水物によるアシル化 アニリンと酸無水物を無溶媒で、またはエーテル,ベン
ゼン等の不活性溶媒中で反応させる。この際、少量のピ
リジンあるいは硫酸などを添加するとアシル化反応が促
進され、効果的である。
【0017】また、生成したN−アシル化ポリアニリン
のを分散質として用いる場合、その平均粒子径は特に制
限はなく、各種の状況に応じて適宜選定すればよいが、
一般には0.1〜150μmの範囲にあるのが好まし
い。平均粒子径が0.1μm未満のものでは粉砕に多く
のエネルギーを要し、コスト高になりやすく、また15
0μmを超えるものは沈降しやすく、貯蔵安定性が損な
われるおそれがある。
のを分散質として用いる場合、その平均粒子径は特に制
限はなく、各種の状況に応じて適宜選定すればよいが、
一般には0.1〜150μmの範囲にあるのが好まし
い。平均粒子径が0.1μm未満のものでは粉砕に多く
のエネルギーを要し、コスト高になりやすく、また15
0μmを超えるものは沈降しやすく、貯蔵安定性が損な
われるおそれがある。
【0018】N−アシル化ポリアニリンの粉砕方法につ
いては特に制限はないが、通常の機械的方法で容易に粉
砕することができる。粉砕した粒子はできるだけ乾燥さ
せて用いる方が、安定した電気粘性効果が得られる。な
お、N−アシル化ポリアニリンは、無機質あるいは高分
子の固体粒子(シリカ,アルミナ,ケイソウ土,セルロ
ース,天然タンパク質,イオン交換樹脂,ゼオライトな
ど)の表面に、公知の方法で吸着させ、分散媒に分散さ
せてもよい。
いては特に制限はないが、通常の機械的方法で容易に粉
砕することができる。粉砕した粒子はできるだけ乾燥さ
せて用いる方が、安定した電気粘性効果が得られる。な
お、N−アシル化ポリアニリンは、無機質あるいは高分
子の固体粒子(シリカ,アルミナ,ケイソウ土,セルロ
ース,天然タンパク質,イオン交換樹脂,ゼオライトな
ど)の表面に、公知の方法で吸着させ、分散媒に分散さ
せてもよい。
【0019】本発明においては、電気粘性効果をさらに
高める目的で、所望により、アミン化合物,アミド化合
物,イミド化合物及びスルホン酸塩の中から選ばれた少
なくとも一種の電気粘性向上剤を配合することができ
る。これらの化合物は潤滑油の清浄剤や分散剤として知
られているものであり、電気粘性流体に配合することに
より、その貯蔵安定性を向上させるとともに、電気粘性
効果を大幅に向上させることができる。
高める目的で、所望により、アミン化合物,アミド化合
物,イミド化合物及びスルホン酸塩の中から選ばれた少
なくとも一種の電気粘性向上剤を配合することができ
る。これらの化合物は潤滑油の清浄剤や分散剤として知
られているものであり、電気粘性流体に配合することに
より、その貯蔵安定性を向上させるとともに、電気粘性
効果を大幅に向上させることができる。
【0020】上記アミン化合物としては、例えばベンジ
ルアミン誘導体やポリアルケニルアミンなどが挙げられ
る。ここで、ベンジルアミン誘導体としては、例えば炭
素数2〜8のポリオレフィン,好ましくは平均分子量5
00〜5000の範囲のポリエチレン,ポリプロピレ
ン,ポリブチレンなどと、フェノール,ホルムアルデヒ
ド及びNH2 (R1 NH)p H(ここで、R1 は炭素数
2〜4のアルキレン基、pは1〜10の整数を示す。)
で示されるポリアミンとをマンニッヒ反応させて得られ
るものが好ましく用いられる。また、ポリアルケニルア
ミンとしては、上記ポリオレフィンを塩素化し、これに
NH2 (R1 NH)p H(R1 及びpは上記と同じであ
る。)で示されるポリアミンを反応させて得られるもの
が好ましく用いられる。
ルアミン誘導体やポリアルケニルアミンなどが挙げられ
る。ここで、ベンジルアミン誘導体としては、例えば炭
素数2〜8のポリオレフィン,好ましくは平均分子量5
00〜5000の範囲のポリエチレン,ポリプロピレ
ン,ポリブチレンなどと、フェノール,ホルムアルデヒ
ド及びNH2 (R1 NH)p H(ここで、R1 は炭素数
2〜4のアルキレン基、pは1〜10の整数を示す。)
で示されるポリアミンとをマンニッヒ反応させて得られ
るものが好ましく用いられる。また、ポリアルケニルア
ミンとしては、上記ポリオレフィンを塩素化し、これに
NH2 (R1 NH)p H(R1 及びpは上記と同じであ
る。)で示されるポリアミンを反応させて得られるもの
が好ましく用いられる。
【0021】次に、アミド化合物としては、例えば炭素
数6〜50、好ましくは12〜30の脂肪酸と、NH2
(R1 NH)p H(R1 及びpは上記と同じである。)
で示されるポリアミンとを反応させて得られる脂肪酸ア
ミド類が好適である。さらに、イミド化合物としては、
例えば上記ポリオレフィンと無水マレイン酸との反応物
であるポリアルケニルコハク酸無水物と、NH2 (R1
NH)p H(R1 及びpは上記と同じである。)で示さ
れるポリアミンとを反応させて得られるコハク酸イミド
誘導体が好適である。前記反応において、ポリアルケニ
ルコハク酸無水物とポリアミンとのモル比を変えること
により、ポリアルケニルコハク酸モノイミド類又はポリ
アルケニルコハク酸ビスイミド類あるいはそれらの混合
物が得られる。
数6〜50、好ましくは12〜30の脂肪酸と、NH2
(R1 NH)p H(R1 及びpは上記と同じである。)
で示されるポリアミンとを反応させて得られる脂肪酸ア
ミド類が好適である。さらに、イミド化合物としては、
例えば上記ポリオレフィンと無水マレイン酸との反応物
であるポリアルケニルコハク酸無水物と、NH2 (R1
NH)p H(R1 及びpは上記と同じである。)で示さ
れるポリアミンとを反応させて得られるコハク酸イミド
誘導体が好適である。前記反応において、ポリアルケニ
ルコハク酸無水物とポリアミンとのモル比を変えること
により、ポリアルケニルコハク酸モノイミド類又はポリ
アルケニルコハク酸ビスイミド類あるいはそれらの混合
物が得られる。
【0022】一方、スルホン酸塩としては、例えば鉱物
油や、アルキルベンゼン、ポリオレフィンなどから誘導
された油溶性のスルホン酸のアルカリ金属塩(ナトリウ
ム塩,カリウム塩など)又はアルカリ土類金属塩(カル
シウム塩,マグネシウム塩など)好ましく用いられる。
これらの電気粘性向上剤は一種用いてもよく、二種以上
を組み合わせて用いてもよい。
油や、アルキルベンゼン、ポリオレフィンなどから誘導
された油溶性のスルホン酸のアルカリ金属塩(ナトリウ
ム塩,カリウム塩など)又はアルカリ土類金属塩(カル
シウム塩,マグネシウム塩など)好ましく用いられる。
これらの電気粘性向上剤は一種用いてもよく、二種以上
を組み合わせて用いてもよい。
【0023】本発明の電気粘性流体における各成分の配
合割合については特に制限はなく、各種の状況に応じて
適宜選定すればよい。例えば、電気絶縁性を有する液体
を50〜99重量%、N−アシルポリアニリンを1〜5
0重量%、さらに必要に応じて電気粘性向上剤を0.1
〜20重量%の割合で配合し、分散させることによって
本発明の電気粘性流体を調製することができる。N−ア
シル化ポリアニリンの配合量が1重量%未満では電気粘
性効果が発現されないことがあり、また50重量%を超
えると無電荷時の粘度が増大して流体として機能を果た
さなくなるおそれがあり、用途に制限を受け好ましくな
い。一方、電気粘性向上剤の配合量が0.1重量未満で
は、貯蔵安定性及び電気粘性効果を向上させる作用が充
分に発揮されず、また20重量%を超えると電気粘性流
体の他の物性が損なわれるおそれがある。無電荷時の粘
度,電気粘性効果,貯蔵安定性及びその他の物性などの
バランスの面から、特に電気絶縁性を有する液体を60
〜98重量%、N−アシル化ポリアニリンを2〜40重
量%、さらに必要に応じ電気粘性向上剤を0.2〜5重
量%の割合で配合するのが有利である。
合割合については特に制限はなく、各種の状況に応じて
適宜選定すればよい。例えば、電気絶縁性を有する液体
を50〜99重量%、N−アシルポリアニリンを1〜5
0重量%、さらに必要に応じて電気粘性向上剤を0.1
〜20重量%の割合で配合し、分散させることによって
本発明の電気粘性流体を調製することができる。N−ア
シル化ポリアニリンの配合量が1重量%未満では電気粘
性効果が発現されないことがあり、また50重量%を超
えると無電荷時の粘度が増大して流体として機能を果た
さなくなるおそれがあり、用途に制限を受け好ましくな
い。一方、電気粘性向上剤の配合量が0.1重量未満で
は、貯蔵安定性及び電気粘性効果を向上させる作用が充
分に発揮されず、また20重量%を超えると電気粘性流
体の他の物性が損なわれるおそれがある。無電荷時の粘
度,電気粘性効果,貯蔵安定性及びその他の物性などの
バランスの面から、特に電気絶縁性を有する液体を60
〜98重量%、N−アシル化ポリアニリンを2〜40重
量%、さらに必要に応じ電気粘性向上剤を0.2〜5重
量%の割合で配合するのが有利である。
【0024】本発明の電気粘性流体には、前記各成分以
外に、必要に応じて、その他の成分として、酸化防止
剤,摩耗防止剤,消泡剤などの潤滑油添加剤を配合する
ことができる。
外に、必要に応じて、その他の成分として、酸化防止
剤,摩耗防止剤,消泡剤などの潤滑油添加剤を配合する
ことができる。
【0025】
【実施例】以下に、実施例により本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこれらの例によってなんら制限さ
れるものではない。 〔実施例1〕0.18モルのアニリン塩酸塩を1モル/
リットルの塩酸溶液180ミリリットルに加え、アニリ
ンの化学的酸化重合剤である過硫酸アンモニウム0.1
8モルを加えて、反応温度を0℃に保ちながら3時間反
応させた。
説明するが、本発明はこれらの例によってなんら制限さ
れるものではない。 〔実施例1〕0.18モルのアニリン塩酸塩を1モル/
リットルの塩酸溶液180ミリリットルに加え、アニリ
ンの化学的酸化重合剤である過硫酸アンモニウム0.1
8モルを加えて、反応温度を0℃に保ちながら3時間反
応させた。
【0026】反応終了後、得られたポリアニリン18.
0gを14重量%濃度のアンモニア水溶液120ミリリ
ットルに分散して3時間攪拌することによりポリアニリ
ンを脱プロトン化した。反応終了後、得られた粉末を濾
別し、蒸留水で洗浄後80℃で真空乾燥させ、黒色の脱
プロトン化ポリアニリン(エメラルジン塩基)を得た。
次に、脱プロトン化ポリアニリン10gをフェニルヒド
ラジン30重量%のジエチルエーテル溶液185ミリリ
ットルに加え、室温で2時間還元し、ロイコエメラルジ
ン22.5gを得た。反応終了後、メタノール,ジエチ
ルエーテルで洗浄し、80℃で真空乾燥させた。得られ
たロイコエメラルジン22.5gをN−メチルピロリド
ン675ミリリットルに溶解させ、トリエチルアミン1
7.55ミリリットルを添加した。その後、n−オクタ
ノイルクロリド21.05ミリリットルを滴下し、さら
に6時間攪拌しアシル化した。反応終了後、この溶液を
1規定塩酸水溶液に注ぎ淡緑色のN−アシル化ポリアニ
リンを析出させた。その後、水及びメタノールで洗浄
し、80℃で真空乾燥させた。得られたN−アシル化ポ
リアニリンの数平均分子量は70000であった。N−
アシル化ポリアニリンを乳鉢で粉砕し平均粒子径50μ
mの粉体10重量%をシリコーン油90重量%に分散さ
せ電気粘性流体を得た。
0gを14重量%濃度のアンモニア水溶液120ミリリ
ットルに分散して3時間攪拌することによりポリアニリ
ンを脱プロトン化した。反応終了後、得られた粉末を濾
別し、蒸留水で洗浄後80℃で真空乾燥させ、黒色の脱
プロトン化ポリアニリン(エメラルジン塩基)を得た。
次に、脱プロトン化ポリアニリン10gをフェニルヒド
ラジン30重量%のジエチルエーテル溶液185ミリリ
ットルに加え、室温で2時間還元し、ロイコエメラルジ
ン22.5gを得た。反応終了後、メタノール,ジエチ
ルエーテルで洗浄し、80℃で真空乾燥させた。得られ
たロイコエメラルジン22.5gをN−メチルピロリド
ン675ミリリットルに溶解させ、トリエチルアミン1
7.55ミリリットルを添加した。その後、n−オクタ
ノイルクロリド21.05ミリリットルを滴下し、さら
に6時間攪拌しアシル化した。反応終了後、この溶液を
1規定塩酸水溶液に注ぎ淡緑色のN−アシル化ポリアニ
リンを析出させた。その後、水及びメタノールで洗浄
し、80℃で真空乾燥させた。得られたN−アシル化ポ
リアニリンの数平均分子量は70000であった。N−
アシル化ポリアニリンを乳鉢で粉砕し平均粒子径50μ
mの粉体10重量%をシリコーン油90重量%に分散さ
せ電気粘性流体を得た。
【0027】次に、二円筒式回転粘度計を用い、試料温
度40℃,剪断速度500sec-1の条件で得られた粘
度をE0KV とし、同一温度,同一剪断速度で電極間に3
KV/mmの電圧を印加した時の粘度をE3KV とし、電
気粘性効果をE3KV −E0KV(Pa)で表した。その結
果を表1に示す。
度40℃,剪断速度500sec-1の条件で得られた粘
度をE0KV とし、同一温度,同一剪断速度で電極間に3
KV/mmの電圧を印加した時の粘度をE3KV とし、電
気粘性効果をE3KV −E0KV(Pa)で表した。その結
果を表1に示す。
【0028】〔実施例2〕実施例1で製造したN−アシ
ル化ポリアニリンを乳鉢で粉砕し平均粒子径50μmの
粉体10重量%とポリブテニルコハク酸イミド0.5重
量%を40℃で31mm2 /s、粘度指数105の鉱物
油89.5重量%に分散させ電気粘性流体を得、実施例
1と同じ方法で電気粘性効果を測定した。その結果を表
1に示す。
ル化ポリアニリンを乳鉢で粉砕し平均粒子径50μmの
粉体10重量%とポリブテニルコハク酸イミド0.5重
量%を40℃で31mm2 /s、粘度指数105の鉱物
油89.5重量%に分散させ電気粘性流体を得、実施例
1と同じ方法で電気粘性効果を測定した。その結果を表
1に示す。
【0029】〔比較例1〕実施例1において中間体とし
て得られた脱プロトン化ポリアニリン(エメラルジン塩
基)を乳鉢で粉砕し平均粒子径50μmの粉体10重量
%をシリコーン油90重量%に分散させ電気粘性流体を
得、実施例1と同じ方法で電気粘性効果を測定した。そ
の結果を表1に示す。
て得られた脱プロトン化ポリアニリン(エメラルジン塩
基)を乳鉢で粉砕し平均粒子径50μmの粉体10重量
%をシリコーン油90重量%に分散させ電気粘性流体を
得、実施例1と同じ方法で電気粘性効果を測定した。そ
の結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1より、本発明の電気粘性流体は、従来
のポリアニリンに比較して電気粘性効果が高いことがわ
かる。
のポリアニリンに比較して電気粘性効果が高いことがわ
かる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、分散質としてN−アシ
ル化ポリアニリンを用いることにより、優れた電気粘性
効果を示し、かつシステムの汚染性の少ない電気粘性流
体が得られる。したがって、本発明によれば、一般的な
粉砕装置や混合装置を用いて、優れた電気粘性効果を発
揮する電気粘性流体を容易に提供することができる。
ル化ポリアニリンを用いることにより、優れた電気粘性
効果を示し、かつシステムの汚染性の少ない電気粘性流
体が得られる。したがって、本発明によれば、一般的な
粉砕装置や混合装置を用いて、優れた電気粘性効果を発
揮する電気粘性流体を容易に提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 133:04 133:16 135:10) C10N 40:14
Claims (2)
- 【請求項1】 電気絶縁性を有する液体にN−アシル化
ポリアニリン粒子を分散させてなることを特徴とする電
気粘性流体。 - 【請求項2】 電気絶縁性を有する液体にN−アシル化
ポリアニリンを分散させ、さらにアミン化合物,アミド
化合物,イミド化合物及びスルホン酸塩から選ばれる少
なくとも一種の電気粘性向上剤を配合してなることを特
徴とする電気粘性流体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9113896A JPH09279174A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 電気粘性流体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9113896A JPH09279174A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 電気粘性流体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09279174A true JPH09279174A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14018178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9113896A Pending JPH09279174A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 電気粘性流体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09279174A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040012012A (ko) * | 2002-07-31 | 2004-02-11 | 국방과학연구소 | 폴리아닐린 입자를 포함하는 전기변성유체 및 그 제조방법 |
-
1996
- 1996-04-12 JP JP9113896A patent/JPH09279174A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040012012A (ko) * | 2002-07-31 | 2004-02-11 | 국방과학연구소 | 폴리아닐린 입자를 포함하는 전기변성유체 및 그 제조방법 |
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