JPH09279377A - 過酸化水素水の製造装置および製造方法 - Google Patents
過酸化水素水の製造装置および製造方法Info
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- JPH09279377A JPH09279377A JP8089100A JP8910096A JPH09279377A JP H09279377 A JPH09279377 A JP H09279377A JP 8089100 A JP8089100 A JP 8089100A JP 8910096 A JP8910096 A JP 8910096A JP H09279377 A JPH09279377 A JP H09279377A
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- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
- C02F1/46—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
- C02F1/461—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
- C02F1/46104—Devices therefor; Their operating or servicing
- C02F1/46109—Electrodes
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C02F1/46—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
- C02F1/461—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
- C02F1/467—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis by electrochemical disinfection; by electrooxydation or by electroreduction
- C02F1/4672—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis by electrochemical disinfection; by electrooxydation or by electroreduction by electrooxydation
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- C02F1/72—Treatment of water, waste water, or sewage by oxidation
- C02F1/722—Oxidation by peroxides
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- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 過酸化水素水需要者が、水道水を使用して中
・低濃度の過酸化水素水を直接製造する。 【構成】 陰極にガス拡散電極を利用した電解槽1に水
道水と空気とを通じた状態で電解還元を行い、過酸化水
素を発生させて過酸化水素水を製造し、製造した過酸化
水素水を電解槽1と貯槽7との間で循環し、さらに電解
還元を続けて過酸化水素を生成させてその濃度の上昇を
はかり、使用目的に適合した濃度の過酸化水素水を製造
する。高濃度過酸化水素を扱う必要がなく、安全であっ
て、設備費用を節減できる。
・低濃度の過酸化水素水を直接製造する。 【構成】 陰極にガス拡散電極を利用した電解槽1に水
道水と空気とを通じた状態で電解還元を行い、過酸化水
素を発生させて過酸化水素水を製造し、製造した過酸化
水素水を電解槽1と貯槽7との間で循環し、さらに電解
還元を続けて過酸化水素を生成させてその濃度の上昇を
はかり、使用目的に適合した濃度の過酸化水素水を製造
する。高濃度過酸化水素を扱う必要がなく、安全であっ
て、設備費用を節減できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原水として水道水
などを用い、陰極にガス拡散電極を用いた電解槽によ
り、電解還元して所要の濃度の過酸化水素水(過酸化水
素水溶液)を製造し、供給することを目的とする、過酸
化水素水製造装置およびその方法に関する。なお、本発
明において水道水は、上水道水、およびこれに準ずる水
質の地下水その他の用水を総称する意味である。
などを用い、陰極にガス拡散電極を用いた電解槽によ
り、電解還元して所要の濃度の過酸化水素水(過酸化水
素水溶液)を製造し、供給することを目的とする、過酸
化水素水製造装置およびその方法に関する。なお、本発
明において水道水は、上水道水、およびこれに準ずる水
質の地下水その他の用水を総称する意味である。
【0002】
【従来の技術】市販されている過酸化水素水は、通常、
35重量%を下限として取引されているので、35重量
%以下の濃度で使用する需要者は、濃度の高い過酸化水
素水を購入し、希釈装置を用い希釈して所望の濃度に調
整していた。ところで、一定濃度以上の過酸化水素水の
取扱いは、安全上の観点から法的な取扱規制(例えば、
毒物・劇物取締法では6重量%以上)が設けられてい
る。比較的使用量が大きく、安全上の問題の少ない3重
量%過酸化水素水の需要者であっても、購入した高濃度
の過酸化水素を希釈して使用する限り、高濃度過酸化水
素水のための設備を設ける必要があった。
35重量%を下限として取引されているので、35重量
%以下の濃度で使用する需要者は、濃度の高い過酸化水
素水を購入し、希釈装置を用い希釈して所望の濃度に調
整していた。ところで、一定濃度以上の過酸化水素水の
取扱いは、安全上の観点から法的な取扱規制(例えば、
毒物・劇物取締法では6重量%以上)が設けられてい
る。比較的使用量が大きく、安全上の問題の少ない3重
量%過酸化水素水の需要者であっても、購入した高濃度
の過酸化水素を希釈して使用する限り、高濃度過酸化水
素水のための設備を設ける必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、比
較的低濃度の、たとえば、取扱い上の安全性が高く前記
法規制の範囲外である6重量%未満の過酸化水素水の需
要者が、容易に供給が可能な水道水を使用し、中・低濃
度の過酸化水素水を、過剰な設備投資をしないで直接製
造することのできる装置と方法とを提供する目的で研究
の結果、完成したものである。
較的低濃度の、たとえば、取扱い上の安全性が高く前記
法規制の範囲外である6重量%未満の過酸化水素水の需
要者が、容易に供給が可能な水道水を使用し、中・低濃
度の過酸化水素水を、過剰な設備投資をしないで直接製
造することのできる装置と方法とを提供する目的で研究
の結果、完成したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】図面を参照して本発明を
説明する。本発明は、空気流路5を裏面側に設けたガス
拡散電極の陰極4、および電解室2を間にして陰極に対
峙する陽極3からなる過酸化水素水製造用の電解槽1
と、電解室2との間を循環配管13により連結された貯
槽7と、電解室2と貯槽7との間で電解液である過酸化
水素水または水道水を循環する手段8とからなり、空気
流路5に空気を供給し、電解室2と貯槽7との間で電解
液を循環して過酸化水素を発生させ、過酸化水素水を製
造することを特徴とする、過酸化水素水の製造装置を提
供する。前記の過酸化水素水の製造装置において、貯槽
7内に、空気流路5から排出される空気を使用するエア
リフト管8を設け、電解室2内の電解液を電解室2から
貯槽7に吸引することにより、効率的に電解液を循環さ
せることができる。水道水を貯留する水道水受槽26を
設けて、貯槽25(前記貯槽7に相当する)および製造
した過酸化水素水を取出すための供給配管27に連結す
れば、使用上便利である。
説明する。本発明は、空気流路5を裏面側に設けたガス
拡散電極の陰極4、および電解室2を間にして陰極に対
峙する陽極3からなる過酸化水素水製造用の電解槽1
と、電解室2との間を循環配管13により連結された貯
槽7と、電解室2と貯槽7との間で電解液である過酸化
水素水または水道水を循環する手段8とからなり、空気
流路5に空気を供給し、電解室2と貯槽7との間で電解
液を循環して過酸化水素を発生させ、過酸化水素水を製
造することを特徴とする、過酸化水素水の製造装置を提
供する。前記の過酸化水素水の製造装置において、貯槽
7内に、空気流路5から排出される空気を使用するエア
リフト管8を設け、電解室2内の電解液を電解室2から
貯槽7に吸引することにより、効率的に電解液を循環さ
せることができる。水道水を貯留する水道水受槽26を
設けて、貯槽25(前記貯槽7に相当する)および製造
した過酸化水素水を取出すための供給配管27に連結す
れば、使用上便利である。
【0005】また、本発明は、空気流路5を裏面側に設
けたガス拡散電極の陰極4と、電解室2を間にして陰極
に対峙する陽極3とからなる過酸化水素水製造用の電解
槽1と、過酸化水素水または水道水を貯留する貯槽7と
を用い、 a.空気流路5に空気を供給し、 b.貯槽7に貯留された過酸化水素水または水道水を電
解室2に導入し、 c.電解室2において電解還元を行って過酸化水素を生
成させ、 d.生成した過酸化水素を溶解した電解室2内の過酸化
水素水を貯槽7に循環し、 上記の操作を続け、循環する過酸化水素水中の過酸化水
素濃度を高め、所要の濃度の過酸化水素水を製造するこ
とを特徴とする、過酸化水素水の製造方法を提供する。
けたガス拡散電極の陰極4と、電解室2を間にして陰極
に対峙する陽極3とからなる過酸化水素水製造用の電解
槽1と、過酸化水素水または水道水を貯留する貯槽7と
を用い、 a.空気流路5に空気を供給し、 b.貯槽7に貯留された過酸化水素水または水道水を電
解室2に導入し、 c.電解室2において電解還元を行って過酸化水素を生
成させ、 d.生成した過酸化水素を溶解した電解室2内の過酸化
水素水を貯槽7に循環し、 上記の操作を続け、循環する過酸化水素水中の過酸化水
素濃度を高め、所要の濃度の過酸化水素水を製造するこ
とを特徴とする、過酸化水素水の製造方法を提供する。
【0006】本発明により、陰極にガス拡散電極を利用
した電解槽1に水道水と空気とを通じた状態で電解還元
を行い、過酸化水素を発生させて過酸化水素水を製造
し、製造した過酸化水素水を電解槽1と貯槽7との間で
循環し、さらに電解還元を続けて過酸化水素を生成させ
てその濃度の上昇をはかり、使用目的に適合した濃度の
過酸化水素水を製造することができる。
した電解槽1に水道水と空気とを通じた状態で電解還元
を行い、過酸化水素を発生させて過酸化水素水を製造
し、製造した過酸化水素水を電解槽1と貯槽7との間で
循環し、さらに電解還元を続けて過酸化水素を生成させ
てその濃度の上昇をはかり、使用目的に適合した濃度の
過酸化水素水を製造することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の過酸化水素水製造方法お
よび製造装置について、図面を参照しながら、実施形態
例をあげて具体的に説明する。図1は本発明の実施形態
例を示すフローシートである。本発明に使用する電解槽
1は、通常、内側に絶縁性を有するケーシング6内に、
陽極3と、電解室2を間に陽極3に対峙し裏面側に空気
流路5を有するガス拡散電極の陰極4とを設けて構成さ
れ、電解室2には電解液である過酸化水素水の入口と出
口を、空気流路5には空気の入口と出口とが設けられて
いる。貯槽7から電解室2に過酸化水素水(ただし当初
は水道水)を送入し電解還元を行い過酸化水素を生成す
る。陽極3は酸化腐食されにくい材料で構成する。陽イ
オンを生成しないチタンにイリジウムや白金をコーティ
ングした材料などは好適である。陰極にはガス拡散電極
を用いるが、空気透過性と電極との両機能が要求され
る。陰極板は薄い方が空気透過性が高く有利であるが、
機械的強度が低下するので高い圧力がかからないように
設計し操作する必要がある。具体的な構成素材として
は、カーボンブラックを主体にポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)の粉末などを練合わせて成形した材料
などが好適である。
よび製造装置について、図面を参照しながら、実施形態
例をあげて具体的に説明する。図1は本発明の実施形態
例を示すフローシートである。本発明に使用する電解槽
1は、通常、内側に絶縁性を有するケーシング6内に、
陽極3と、電解室2を間に陽極3に対峙し裏面側に空気
流路5を有するガス拡散電極の陰極4とを設けて構成さ
れ、電解室2には電解液である過酸化水素水の入口と出
口を、空気流路5には空気の入口と出口とが設けられて
いる。貯槽7から電解室2に過酸化水素水(ただし当初
は水道水)を送入し電解還元を行い過酸化水素を生成す
る。陽極3は酸化腐食されにくい材料で構成する。陽イ
オンを生成しないチタンにイリジウムや白金をコーティ
ングした材料などは好適である。陰極にはガス拡散電極
を用いるが、空気透過性と電極との両機能が要求され
る。陰極板は薄い方が空気透過性が高く有利であるが、
機械的強度が低下するので高い圧力がかからないように
設計し操作する必要がある。具体的な構成素材として
は、カーボンブラックを主体にポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)の粉末などを練合わせて成形した材料
などが好適である。
【0008】電解室2の過酸化水素水入口側および出口
側は、循環配管13を介してそれぞれ貯槽7に連結さ
れ、電解室2と貯槽7との間で電解液が循環される。貯
槽7では当初、通常、水道水を貯留し、運転開始前に電
解室2に水道水を導入する。運転開始により、電解室2
おいては還元電解が始まって過酸化水素が生成して電解
液に溶解され、過酸化水素水となって貯槽7に循環され
ることになる。過酸化水素水の循環方法に特別の制限は
なく、循環ポンプなどの適当な送水手段を使用すること
ができる。空気流路5の空気入口側からは空気を送入す
る。空気流路5の空気出口側から排出される空気はその
まま大気中に放散してもよいが、貯槽7内に過酸化水素
水循環用のエアリフト管8を設けて水の吸込口を電解室
2の過酸化水素水出口側に連結し、空気流路5の空気出
口側から排出される空気をエアリフト管8に導いてエア
リフトの作動に利用することもできる。12は、排出空
気をエアリフト管8に導く配管である。
側は、循環配管13を介してそれぞれ貯槽7に連結さ
れ、電解室2と貯槽7との間で電解液が循環される。貯
槽7では当初、通常、水道水を貯留し、運転開始前に電
解室2に水道水を導入する。運転開始により、電解室2
おいては還元電解が始まって過酸化水素が生成して電解
液に溶解され、過酸化水素水となって貯槽7に循環され
ることになる。過酸化水素水の循環方法に特別の制限は
なく、循環ポンプなどの適当な送水手段を使用すること
ができる。空気流路5の空気入口側からは空気を送入す
る。空気流路5の空気出口側から排出される空気はその
まま大気中に放散してもよいが、貯槽7内に過酸化水素
水循環用のエアリフト管8を設けて水の吸込口を電解室
2の過酸化水素水出口側に連結し、空気流路5の空気出
口側から排出される空気をエアリフト管8に導いてエア
リフトの作動に利用することもできる。12は、排出空
気をエアリフト管8に導く配管である。
【0009】本発明で使用する原水は、一般的に、水道
水配管10から貯槽7に供給すればよい。貯槽7は、原
則的に大気圧に対して解放槽とし、水道水の過大な元圧
が、電解槽1、とくに陰極4に加えられないようにす
る。使用する原水は、電気分解そのものには導電性の高
い電解質を多く含んだ水が望ましい。しかし、本発明で
は、実用上、特別の前処理を必要としないで極めて容易
に利用できる水道水、または水道水と同じ100〜30
0μS/cm程度の導電性と水質を有する清浄な地下水
などを使用することができる。このために、陽極3と陰
極4との間隔を0.2〜5mm程度にしておくことが好
ましい。導電性が低くとも低電圧で無理なく電解還元を
実施できるからである。印加電圧は、一般的に直流12
Vを超えない範囲が好ましく、電流密度は、電圧の変化
によって変動するが、通常は、5A/dm2 を超えない
範囲で決めればよい。
水配管10から貯槽7に供給すればよい。貯槽7は、原
則的に大気圧に対して解放槽とし、水道水の過大な元圧
が、電解槽1、とくに陰極4に加えられないようにす
る。使用する原水は、電気分解そのものには導電性の高
い電解質を多く含んだ水が望ましい。しかし、本発明で
は、実用上、特別の前処理を必要としないで極めて容易
に利用できる水道水、または水道水と同じ100〜30
0μS/cm程度の導電性と水質を有する清浄な地下水
などを使用することができる。このために、陽極3と陰
極4との間隔を0.2〜5mm程度にしておくことが好
ましい。導電性が低くとも低電圧で無理なく電解還元を
実施できるからである。印加電圧は、一般的に直流12
Vを超えない範囲が好ましく、電流密度は、電圧の変化
によって変動するが、通常は、5A/dm2 を超えない
範囲で決めればよい。
【0010】本発明に使用する空気は、空気供給手段
8、例えばエアポンプや加圧ボンベなどを用いて空気流
路5に供給する。特別に多くの過酸化水素を発生する必
要のある場合には、電圧を調整し電流を増大させてもよ
いが、さらに、供給空気に空気よりも酸素濃度の高い気
体、例えば、PSA式酸素発生機で空気を処理した酸素
濃度90〜95%の酸素含有気体、ボンベ入り酸素など
を添加し、空気を富酸素化して使用してもよい。富酸素
化した空気は、空気流路5へ循環して経済的に利用する
こともできる。
8、例えばエアポンプや加圧ボンベなどを用いて空気流
路5に供給する。特別に多くの過酸化水素を発生する必
要のある場合には、電圧を調整し電流を増大させてもよ
いが、さらに、供給空気に空気よりも酸素濃度の高い気
体、例えば、PSA式酸素発生機で空気を処理した酸素
濃度90〜95%の酸素含有気体、ボンベ入り酸素など
を添加し、空気を富酸素化して使用してもよい。富酸素
化した空気は、空気流路5へ循環して経済的に利用する
こともできる。
【0011】電解室2においては電解還元が行われ、次
の(a)及び(b)式で示されるように空気中の酸素が
還元されて過酸化水素が生成される。 O2 +H2 O+2e- → HO2 - +OH- (a) HO2 - +OH- +2H+ → H2 O2 +H2 O (b) 電解槽1には、電源からリード線を経て直流電気を供給
するが、通常、交流電源を使用するので、サイリスター
などの直流変換装置(不図示)を利用し交流を直流に変
換する。電解槽1には通電するので、ケーシング6など
の絶縁性や接地には留意する必要がある。
の(a)及び(b)式で示されるように空気中の酸素が
還元されて過酸化水素が生成される。 O2 +H2 O+2e- → HO2 - +OH- (a) HO2 - +OH- +2H+ → H2 O2 +H2 O (b) 電解槽1には、電源からリード線を経て直流電気を供給
するが、通常、交流電源を使用するので、サイリスター
などの直流変換装置(不図示)を利用し交流を直流に変
換する。電解槽1には通電するので、ケーシング6など
の絶縁性や接地には留意する必要がある。
【0012】生成した過酸化水素は、電解室2内の過酸
化水素水(当初は水道水)に溶解して濃度を上昇させ、
貯槽7に循環される。過酸化水素水は、所望の濃度に到
達するまで循環を繰返し、生成した過酸化水素を溶解す
る。所要の濃度に達した過酸化水素水は、貯槽7または
循環配管などに取付けた過酸化水素水供給口11から、
需要先に供給することができる。本発明を利用し、貯槽
7に、たとえば水位計を取付け、製造した過酸化水素水
の消費量を検知して新たな水道水を補給し、補給した水
道水を所定の濃度の過酸化水素水にするのに必要な過酸
化水素を自動的に製造することにより、常に所定濃度の
過酸化水素水を一定量、貯留させることも容易である。
化水素水(当初は水道水)に溶解して濃度を上昇させ、
貯槽7に循環される。過酸化水素水は、所望の濃度に到
達するまで循環を繰返し、生成した過酸化水素を溶解す
る。所要の濃度に達した過酸化水素水は、貯槽7または
循環配管などに取付けた過酸化水素水供給口11から、
需要先に供給することができる。本発明を利用し、貯槽
7に、たとえば水位計を取付け、製造した過酸化水素水
の消費量を検知して新たな水道水を補給し、補給した水
道水を所定の濃度の過酸化水素水にするのに必要な過酸
化水素を自動的に製造することにより、常に所定濃度の
過酸化水素水を一定量、貯留させることも容易である。
【0013】本発明を利用する場合、たとえば、電極面
積が1dm2 、電極間距離が0.5mmの電解室を用
い、電気伝導度が300μS/cmの水道水を1リット
ル/分の流量で循環すると、通常は1循環当り、濃度が
100〜500ppmに相当する過酸化水素を生成す
る。10循環くらいまでは直線的に濃度が上昇し、その
際の過酸化水素の生成量は、6〜30g/時程度にな
る。
積が1dm2 、電極間距離が0.5mmの電解室を用
い、電気伝導度が300μS/cmの水道水を1リット
ル/分の流量で循環すると、通常は1循環当り、濃度が
100〜500ppmに相当する過酸化水素を生成す
る。10循環くらいまでは直線的に濃度が上昇し、その
際の過酸化水素の生成量は、6〜30g/時程度にな
る。
【0014】次に、本発明の他の実施形態について、図
2を参照して説明する。図2は本発明の好ましい他の実
施形態例を示すフローシートである。この実施形態例で
は、前記の貯槽7に相当し、電解槽21の電解室22と
の間で、過酸化水素濃度を高めるため過酸化水素水を循
環する過酸化水素水貯槽25の他に、水道水受槽26を
設け、もっぱら水道水供給管28から水道水を受入れ
る。水道水受槽26は、過酸化水素水貯槽25および過
酸化水素供給配管27に連結する。受入れた水道水を過
酸化水素濃度の調整に使用するほか、水道水の供給元を
電解槽21および過酸化水素水貯槽25と分離すること
により、過酸化水素水の水道水への逆流を防ぎ、ガス拡
散電極の陰極23に、水道水の有する過大な水圧がかか
ることを防止する作用がある。
2を参照して説明する。図2は本発明の好ましい他の実
施形態例を示すフローシートである。この実施形態例で
は、前記の貯槽7に相当し、電解槽21の電解室22と
の間で、過酸化水素濃度を高めるため過酸化水素水を循
環する過酸化水素水貯槽25の他に、水道水受槽26を
設け、もっぱら水道水供給管28から水道水を受入れ
る。水道水受槽26は、過酸化水素水貯槽25および過
酸化水素供給配管27に連結する。受入れた水道水を過
酸化水素濃度の調整に使用するほか、水道水の供給元を
電解槽21および過酸化水素水貯槽25と分離すること
により、過酸化水素水の水道水への逆流を防ぎ、ガス拡
散電極の陰極23に、水道水の有する過大な水圧がかか
ることを防止する作用がある。
【0015】
【発明の効果】本発明を利用すれば、一般に使用される
導電性の低い上水道水やこれに準ずる水質の用水を用
い、35重量%未満の中・低濃度の過酸化水素水を希釈
装置を用いないで有利に製造することができる。とく
に、6重量%未満の過酸化水素水は、過剰な設備投資を
することなく、必要な最終使用濃度に合わせて安全に製
造することができる。過酸化水素水の貯槽にエアリフト
管を設け、陰極に使用した空気の余剰を利用して作動し
て過酸化水素水を循環させれば、コストがかさまない
上、循環用の水ポンプ設置の必要がなく、全体の機器構
成がコンパクトになり運転経費を節約できる効果があ
る。
導電性の低い上水道水やこれに準ずる水質の用水を用
い、35重量%未満の中・低濃度の過酸化水素水を希釈
装置を用いないで有利に製造することができる。とく
に、6重量%未満の過酸化水素水は、過剰な設備投資を
することなく、必要な最終使用濃度に合わせて安全に製
造することができる。過酸化水素水の貯槽にエアリフト
管を設け、陰極に使用した空気の余剰を利用して作動し
て過酸化水素水を循環させれば、コストがかさまない
上、循環用の水ポンプ設置の必要がなく、全体の機器構
成がコンパクトになり運転経費を節約できる効果があ
る。
【図1】本発明の実施の形態例を示すフローシート。
【図2】本発明実施の他の形態例を示すフローシート。
1:電解槽 2:電解室 3:陽極 4:陰極 5:空気の流路 6:ケーシング 7:貯槽
8:エアリフト管 9:エアポンプ(空気供給手段) 10:水道水供給
管(水道水供給手段) 11:過酸化水素水供給口 12:余剰空気配管
13:循環配管 21:電解槽 22:電解室 23:陽極 2
4:陰極 25:過酸化水素水貯槽 26:水道水貯槽(原水貯
槽) 27:過酸化水素供給管 28:水道水供給管
8:エアリフト管 9:エアポンプ(空気供給手段) 10:水道水供給
管(水道水供給手段) 11:過酸化水素水供給口 12:余剰空気配管
13:循環配管 21:電解槽 22:電解室 23:陽極 2
4:陰極 25:過酸化水素水貯槽 26:水道水貯槽(原水貯
槽) 27:過酸化水素供給管 28:水道水供給管
Claims (4)
- 【請求項1】空気流路5を裏面側に設けたガス拡散電極
の陰極4、および電解室2を間にして陰極に対峙する陽
極3からなる過酸化水素水製造用の電解槽1と、 電解室2との間を循環配管13により連結し、過酸化水
素水または水道水を貯留するための貯槽7と、 電解室2と貯槽7との間で電解液である過酸化水素水ま
たは水道水を循環する手段8とからなり、 空気流路5に空気を供給し、電解室2と貯槽7との間で
電解液を循環して過酸化水素を発生させ、過酸化水素水
を製造することを特徴とする、過酸化水素水の製造装
置。 - 【請求項2】貯槽7内に、空気流路5から排出される空
気を使用するエアリフト管8が設けられ、電解室2内の
電解液を電解室2から貯槽7に吸引することにより、電
解液を循環させることを特徴とする、請求項1記載の過
酸化水素水の製造装置。 - 【請求項3】さらに、水道水を貯留する水道水受槽26
を設けて、貯槽25(前記貯槽7に相当する)および製
造した過酸化水素水を取出すための供給配管27に連結
したことを特徴とする、請求項1または2記載の過酸化
水素水の製造装置。 - 【請求項4】空気流路5を裏面側に設けたガス拡散電極
の陰極4と、電解室2を間にして陰極に対峙する陽極3
とからなる過酸化水素水製造用の電解槽1と、過酸化水
素水または水道水を貯留する貯槽7とを用い、 a.空気流路5に空気を供給し、 b.貯槽7に貯留された過酸化水素水または水道水を電
解室2に導入し、 c.電解室2において電解還元を行って過酸化水素を生
成させ、 d.生成した過酸化水素を溶解した電解室2内の過酸化
水素水を貯槽7に循環し、 上記の操作を続け、循環する過酸化水素水中の過酸化水
素濃度を高め、所要の濃度の過酸化水素水を製造するこ
とを特徴とする、過酸化水素水の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8089100A JPH09279377A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 過酸化水素水の製造装置および製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8089100A JPH09279377A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 過酸化水素水の製造装置および製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09279377A true JPH09279377A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=13961477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8089100A Pending JPH09279377A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 過酸化水素水の製造装置および製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09279377A (ja) |
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-
1996
- 1996-04-11 JP JP8089100A patent/JPH09279377A/ja active Pending
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