JPH09280307A - 車両用能動型振動制御装置 - Google Patents
車両用能動型振動制御装置Info
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- JPH09280307A JPH09280307A JP8088596A JP8859696A JPH09280307A JP H09280307 A JPH09280307 A JP H09280307A JP 8088596 A JP8088596 A JP 8088596A JP 8859696 A JP8859696 A JP 8859696A JP H09280307 A JPH09280307 A JP H09280307A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/02—Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems
- F16F15/023—Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems using fluid means
- F16F15/027—Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems using fluid means comprising control arrangements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/26—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions
- F16F13/264—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions comprising means for acting dynamically on the walls bounding a working chamber
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
- B60G2202/20—Type of damper
- B60G2202/25—Dynamic damper
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
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- B60K5/12—Arrangement of engine supports
- B60K5/1208—Resilient supports
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】パワーユニットと車体との間に介在する能動型
エンジンマウントに対して、より効率的な振動低減制御
を実行できるようにする。 【解決手段】能動型エンジンマウント1を通じない振動
伝達経路が成立している結果、その能動型エンジンマウ
ント1を通じる振動を低減するだけでは車体骨格の曲げ
振動モードが励起される可能性を低くできない状況で
は、能動型エンジンマウント1を、能動的動吸振器のア
クチュエータとして機能するように、加速度センサ27
の出力である残留振動信号eA に応じて制御する。一
方、能動型エンジンマウント1を通じない振動伝達経路
が成立していない結果、能動型エンジンマウント1を通
じる振動を低減すれば車体35側の振動レベルを低減で
きる状況では、その能動型エンジンマウント1を、直下
の振動を低減するように、内蔵した荷重センサの出力で
ある残留振動信号eL に応じて制御する。
エンジンマウントに対して、より効率的な振動低減制御
を実行できるようにする。 【解決手段】能動型エンジンマウント1を通じない振動
伝達経路が成立している結果、その能動型エンジンマウ
ント1を通じる振動を低減するだけでは車体骨格の曲げ
振動モードが励起される可能性を低くできない状況で
は、能動型エンジンマウント1を、能動的動吸振器のア
クチュエータとして機能するように、加速度センサ27
の出力である残留振動信号eA に応じて制御する。一
方、能動型エンジンマウント1を通じない振動伝達経路
が成立していない結果、能動型エンジンマウント1を通
じる振動を低減すれば車体35側の振動レベルを低減で
きる状況では、その能動型エンジンマウント1を、直下
の振動を低減するように、内蔵した荷重センサの出力で
ある残留振動信号eL に応じて制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンを含む
パワーユニットから車体に伝達される振動を能動的な支
持力によって低減することができる車両用能動型振動制
御装置に関し、特に、パワーユニットと車体との間に介
在する能動型エンジンマウントに対して、より効率的な
振動低減制御を実行できるようにしたものである。
パワーユニットから車体に伝達される振動を能動的な支
持力によって低減することができる車両用能動型振動制
御装置に関し、特に、パワーユニットと車体との間に介
在する能動型エンジンマウントに対して、より効率的な
振動低減制御を実行できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】一般に車両のエンジン等を含むパワーユ
ニットを車体に支持するために用いられるエンジンマウ
ントには、主として、アイドル振動,エンジンシェイ
ク,こもり音振動及び加速時騒音振動のいずれに対して
も良好な防振機能が発揮されることが要求されるが、こ
れら各種の振動のうち、20〜30Hz程度の比較的大振
幅の振動であるアイドル振動を低減するために防振支持
装置に要求される特性は、高動ばね定数で且つ高減衰で
あるのに対し、5〜15Hz程度の比較的大振幅の振動で
あるエンジンシェイクや、80〜800Hz程度の比較的
小・中振幅の振動であるこもり音振動・加速時騒音振動
を低減するために防振支持装置に要求される特性は、低
動ばね定数で且つ低減衰である。従って、通常の弾性体
のみからなるエンジンマウントや、従来の液体封入式の
エンジンマウントでは、全ての振動を防振することは困
難である。
ニットを車体に支持するために用いられるエンジンマウ
ントには、主として、アイドル振動,エンジンシェイ
ク,こもり音振動及び加速時騒音振動のいずれに対して
も良好な防振機能が発揮されることが要求されるが、こ
れら各種の振動のうち、20〜30Hz程度の比較的大振
幅の振動であるアイドル振動を低減するために防振支持
装置に要求される特性は、高動ばね定数で且つ高減衰で
あるのに対し、5〜15Hz程度の比較的大振幅の振動で
あるエンジンシェイクや、80〜800Hz程度の比較的
小・中振幅の振動であるこもり音振動・加速時騒音振動
を低減するために防振支持装置に要求される特性は、低
動ばね定数で且つ低減衰である。従って、通常の弾性体
のみからなるエンジンマウントや、従来の液体封入式の
エンジンマウントでは、全ての振動を防振することは困
難である。
【0003】そこで、例えば特開平4−302729号
公報に開示されるように、能動的な支持力を発生可能な
液体封入式の能動型エンジンマウントが従来から存在す
る。即ち、この公報記載の能動型エンジンマウントにあ
っては、エンジンシェイクのような比較的低周波の振動
に対しては、受動的な液体封入式のエンジンマウントと
同様に、二つの液体室間を往来する液体の共振を利用し
て振動体から支持体に伝達される振動を抑制する一方、
アイドル振動以上の比較的高周波の振動に対しては、液
体室の隔壁の一部を形成する可動部材を能動的に変位さ
せ、液体室の圧力変化を支持弾性体の拡張ばねに作用さ
せて積極的に支持力を発生させ振動を打ち消すようにし
ていた。
公報に開示されるように、能動的な支持力を発生可能な
液体封入式の能動型エンジンマウントが従来から存在す
る。即ち、この公報記載の能動型エンジンマウントにあ
っては、エンジンシェイクのような比較的低周波の振動
に対しては、受動的な液体封入式のエンジンマウントと
同様に、二つの液体室間を往来する液体の共振を利用し
て振動体から支持体に伝達される振動を抑制する一方、
アイドル振動以上の比較的高周波の振動に対しては、液
体室の隔壁の一部を形成する可動部材を能動的に変位さ
せ、液体室の圧力変化を支持弾性体の拡張ばねに作用さ
せて積極的に支持力を発生させ振動を打ち消すようにし
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】確かに、上記のような
能動型エンジンマウントであれば、その能動型エンジン
マウントを通じてパワーユニットから車体に伝達される
振動を、能動的な支持力によってある程度相殺できるか
ら、車体側の振動低減に寄与することができる。しか
し、実際には、エンジンの駆動力に起因する振動は、
「エンジン→ドライブシャフト→駆動輪→サスペンショ
ン→車体」というエンジンマウントを介さない経路を通
じても車体に伝達されることがあるため、車室内振動の
さらなる低減を図るためには、エンジンマウントを通じ
る振動を相殺するだけでは限界がある。特に、20〜3
0Hz程度の比較的大振幅の振動であるアイドル振動が発
生し、且つ変速機のシフト位置がドライブ位置にあるた
めに上記エンジンマウントを介さない振動伝達経路が成
立しているような状況では、車室内振動の低減効果が不
十分となる場合が多かった。
能動型エンジンマウントであれば、その能動型エンジン
マウントを通じてパワーユニットから車体に伝達される
振動を、能動的な支持力によってある程度相殺できるか
ら、車体側の振動低減に寄与することができる。しか
し、実際には、エンジンの駆動力に起因する振動は、
「エンジン→ドライブシャフト→駆動輪→サスペンショ
ン→車体」というエンジンマウントを介さない経路を通
じても車体に伝達されることがあるため、車室内振動の
さらなる低減を図るためには、エンジンマウントを通じ
る振動を相殺するだけでは限界がある。特に、20〜3
0Hz程度の比較的大振幅の振動であるアイドル振動が発
生し、且つ変速機のシフト位置がドライブ位置にあるた
めに上記エンジンマウントを介さない振動伝達経路が成
立しているような状況では、車室内振動の低減効果が不
十分となる場合が多かった。
【0005】本発明は、このような従来の技術における
未解決の課題に着目してなされたものであって、より効
率的な振動低減制御を実行することができる車両用能動
型振動制御装置を提供することを目的としている。
未解決の課題に着目してなされたものであって、より効
率的な振動低減制御を実行することができる車両用能動
型振動制御装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明である車両用能動型振動制御装
置は、パワーユニットと車体との間に、能動的な支持力
を発生可能な能動型エンジンマウントを介在させるとと
もに、前記能動型エンジンマウントを、車体骨格の曲げ
振動モードを励起し易い状況では、車室を包囲する部材
の振動に応じて制御し、前記曲げ振動モードを励起し難
い状況では、その能動型エンジンマウントを通じて前記
パワーユニットから前記車体に伝達される振動に応じて
制御するようにした。
に、請求項1に係る発明である車両用能動型振動制御装
置は、パワーユニットと車体との間に、能動的な支持力
を発生可能な能動型エンジンマウントを介在させるとと
もに、前記能動型エンジンマウントを、車体骨格の曲げ
振動モードを励起し易い状況では、車室を包囲する部材
の振動に応じて制御し、前記曲げ振動モードを励起し難
い状況では、その能動型エンジンマウントを通じて前記
パワーユニットから前記車体に伝達される振動に応じて
制御するようにした。
【0007】また、上記目的を達成するために、請求項
2に係る発明である車両用能動型振動制御装置は、パワ
ーユニット及び車体間に介在し且つ能動的な支持力を発
生可能な能動型エンジンマウントと、前記能動型エンジ
ンマウントを通じて前記パワーユニットから前記車体に
伝達される振動を検出する車体振動検出手段と、車室を
包囲する部材の振動を検出する車室振動検出手段と、駆
動輪に駆動力が加わっているか否かを検出する駆動力検
出手段と、前記駆動力検出手段が駆動力が加わっている
ことを検出した場合には前記能動型エンジンマウントを
前記車室振動検出手段が検出した振動が低減するように
制御する一方、前記駆動力検出手段が駆動力が加わって
いないことを検出した場合には前記能動型エンジンマウ
ントを前記車体振動検出手段が検出した振動が低減する
ように制御する制御手段と、を備えた。
2に係る発明である車両用能動型振動制御装置は、パワ
ーユニット及び車体間に介在し且つ能動的な支持力を発
生可能な能動型エンジンマウントと、前記能動型エンジ
ンマウントを通じて前記パワーユニットから前記車体に
伝達される振動を検出する車体振動検出手段と、車室を
包囲する部材の振動を検出する車室振動検出手段と、駆
動輪に駆動力が加わっているか否かを検出する駆動力検
出手段と、前記駆動力検出手段が駆動力が加わっている
ことを検出した場合には前記能動型エンジンマウントを
前記車室振動検出手段が検出した振動が低減するように
制御する一方、前記駆動力検出手段が駆動力が加わって
いないことを検出した場合には前記能動型エンジンマウ
ントを前記車体振動検出手段が検出した振動が低減する
ように制御する制御手段と、を備えた。
【0008】そして、請求項3に係る発明は、上記請求
項2に係る発明である車両用能動型振動制御装置におい
て、車速が所定速度以下であるか否かを検出する車速検
出手段を設けるとともに、前記制御手段は、前記車速検
出手段が車速が前記所定速度以下であることを検出し且
つ前記駆動力検出手段が駆動力が加わっていることを検
出した場合には前記能動型エンジンマウントを前記車室
振動検出手段が検出した振動が低減するように制御する
一方、前記車速検出手段が車速が前記所定速度を越えて
いることを検出するか若しくは前記駆動力検出手段が駆
動力が加わっていないことを検出した場合には前記能動
型エンジンマウントを前記車体振動検出手段が検出した
振動が低減するように制御するようにした。
項2に係る発明である車両用能動型振動制御装置におい
て、車速が所定速度以下であるか否かを検出する車速検
出手段を設けるとともに、前記制御手段は、前記車速検
出手段が車速が前記所定速度以下であることを検出し且
つ前記駆動力検出手段が駆動力が加わっていることを検
出した場合には前記能動型エンジンマウントを前記車室
振動検出手段が検出した振動が低減するように制御する
一方、前記車速検出手段が車速が前記所定速度を越えて
いることを検出するか若しくは前記駆動力検出手段が駆
動力が加わっていないことを検出した場合には前記能動
型エンジンマウントを前記車体振動検出手段が検出した
振動が低減するように制御するようにした。
【0009】さらに、上記目的を達成するために、請求
項4に係る発明である車両用能動型振動制御装置は、パ
ワーユニット及び車体間に介在し且つ能動的な支持力を
発生可能な能動型エンジンマウントと、前記能動型エン
ジンマウントを通じて前記パワーユニットから前記車体
に伝達される振動を検出する車体振動検出手段と、車室
を包囲する部材の振動を検出する車室振動検出手段と、
エンジン回転数が所定回転数以下であることを検出する
エンジン回転数検出手段と、前記エンジン回転数検出手
段が前記所定回転数以下であることを検出した場合には
前記能動型エンジンマウントを前記車室振動検出手段が
検出した振動が低減するように制御する一方、前記エン
ジン回転数検出手段が前記所定回転数を越えていること
を検出した場合には前記能動型エンジンマウントを前記
車体振動検出手段が検出した振動が低減するように制御
する制御手段と、を備え、前記所定回転数は、エンジン
における燃焼の基本次数の周波数が車体骨格の曲げ振動
モードを励起し得る周波数に一致又は略一致するエンジ
ン回転数とした。
項4に係る発明である車両用能動型振動制御装置は、パ
ワーユニット及び車体間に介在し且つ能動的な支持力を
発生可能な能動型エンジンマウントと、前記能動型エン
ジンマウントを通じて前記パワーユニットから前記車体
に伝達される振動を検出する車体振動検出手段と、車室
を包囲する部材の振動を検出する車室振動検出手段と、
エンジン回転数が所定回転数以下であることを検出する
エンジン回転数検出手段と、前記エンジン回転数検出手
段が前記所定回転数以下であることを検出した場合には
前記能動型エンジンマウントを前記車室振動検出手段が
検出した振動が低減するように制御する一方、前記エン
ジン回転数検出手段が前記所定回転数を越えていること
を検出した場合には前記能動型エンジンマウントを前記
車体振動検出手段が検出した振動が低減するように制御
する制御手段と、を備え、前記所定回転数は、エンジン
における燃焼の基本次数の周波数が車体骨格の曲げ振動
モードを励起し得る周波数に一致又は略一致するエンジ
ン回転数とした。
【0010】また、請求項5に係る発明は、上記請求項
4に係る発明である車両用能動型振動制御装置におい
て、駆動輪に駆動力が加わっているか否かを検出する駆
動力検出手段と、車速が所定速度以下であるか否かを検
出する車速検出手段と、を設けるとともに、前記制御手
段は、前記車速検出手段が車速が前記所定速度以下であ
ることを検出し,前記駆動力検出手段が駆動力が加わっ
ていることを検出し且つ前記エンジン回転数検出手段が
前記所定回転数以下であることを検出した場合には前記
能動型エンジンマウントを前記車室振動検出手段が検出
した振動が低減するように制御する一方、前記車速検出
手段が車速が前記所定速度を越えていることを検出する
か,前記駆動力検出手段が駆動力が加わっていないこと
を検出するか若しくは前記エンジン回転数検出手段が前
記所定回転数を越えていることを検出した場合には前記
能動型エンジンマウントを前記車体振動検出手段が検出
した振動が低減するように制御するようにした。
4に係る発明である車両用能動型振動制御装置におい
て、駆動輪に駆動力が加わっているか否かを検出する駆
動力検出手段と、車速が所定速度以下であるか否かを検
出する車速検出手段と、を設けるとともに、前記制御手
段は、前記車速検出手段が車速が前記所定速度以下であ
ることを検出し,前記駆動力検出手段が駆動力が加わっ
ていることを検出し且つ前記エンジン回転数検出手段が
前記所定回転数以下であることを検出した場合には前記
能動型エンジンマウントを前記車室振動検出手段が検出
した振動が低減するように制御する一方、前記車速検出
手段が車速が前記所定速度を越えていることを検出する
か,前記駆動力検出手段が駆動力が加わっていないこと
を検出するか若しくは前記エンジン回転数検出手段が前
記所定回転数を越えていることを検出した場合には前記
能動型エンジンマウントを前記車体振動検出手段が検出
した振動が低減するように制御するようにした。
【0011】そして、請求項6に係る発明は、上記請求
項2,3,5に係る発明である車両用能動型振動制御装
置における前記駆動力検出手段を、自動変速機のシフト
位置に基づいて駆動輪に駆動力が加わっているか否かを
検出する構成とした。
項2,3,5に係る発明である車両用能動型振動制御装
置における前記駆動力検出手段を、自動変速機のシフト
位置に基づいて駆動輪に駆動力が加わっているか否かを
検出する構成とした。
【0012】これに対し、請求項7に係る発明は、上記
請求項2,3,5に係る発明である車両用能動型振動制
御装置における前記駆動力検出手段を、エンジン及び駆
動輪間で駆動力を伝達する駆動力伝達系のねじりトルク
に基づいて駆動輪に駆動力が加わっているか否かを検出
する構成とした。
請求項2,3,5に係る発明である車両用能動型振動制
御装置における前記駆動力検出手段を、エンジン及び駆
動輪間で駆動力を伝達する駆動力伝達系のねじりトルク
に基づいて駆動輪に駆動力が加わっているか否かを検出
する構成とした。
【0013】ここで、請求項1に係る発明にあっては、
能動型エンジンマウントに対する制御態様として、車室
を包囲する部材の振動の低減を目的とした第1の制御態
様と、その能動型エンジンマウントを通じて車体に伝達
される振動の低減を目的とした第2の制御態様とを考え
ている。そして、それら制御態様の選定を、車体骨格の
曲げ振動モードが励起し易い状況であるか否かに基づい
て行っている。
能動型エンジンマウントに対する制御態様として、車室
を包囲する部材の振動の低減を目的とした第1の制御態
様と、その能動型エンジンマウントを通じて車体に伝達
される振動の低減を目的とした第2の制御態様とを考え
ている。そして、それら制御態様の選定を、車体骨格の
曲げ振動モードが励起し易い状況であるか否かに基づい
て行っている。
【0014】車体骨格の曲げ振動モードが励起し易い状
況であるとは、その車体骨格を剛体と見なすことができ
る周波数帯域(車体骨格曲げ固有値周波数以下の周波数
帯域であって、通常は20〜25Hz以下の帯域)の振動
が車体側に入力されている状況又は入力されている可能
性の高い状況のことであり、そのような状況では、車体
の任意の位置における振動に対して、その任意の位置か
ら遠く離れた位置における能動的動吸振器の制振力は有
効に機能し得る。
況であるとは、その車体骨格を剛体と見なすことができ
る周波数帯域(車体骨格曲げ固有値周波数以下の周波数
帯域であって、通常は20〜25Hz以下の帯域)の振動
が車体側に入力されている状況又は入力されている可能
性の高い状況のことであり、そのような状況では、車体
の任意の位置における振動に対して、その任意の位置か
ら遠く離れた位置における能動的動吸振器の制振力は有
効に機能し得る。
【0015】そして、能動型エンジンマウントは、パワ
ーユニット及び車体間で能動的な支持力を発生すること
ができるから、その能動型エンジンマウントをアクチュ
エータとし、パワーユニットを質量と考えれば、いわゆ
る能動的動吸振器(アクティブ・ダイナミック・ダン
パ)として利用することができる。つまり、能動型エン
ジンマウントに発生する力によってパワーユニットを積
極的に振動させれば、これが能動的動吸振器として機能
し、パワーユニットの振動で発生した力が車体振動を制
振するように作用させることができるのである。
ーユニット及び車体間で能動的な支持力を発生すること
ができるから、その能動型エンジンマウントをアクチュ
エータとし、パワーユニットを質量と考えれば、いわゆ
る能動的動吸振器(アクティブ・ダイナミック・ダン
パ)として利用することができる。つまり、能動型エン
ジンマウントに発生する力によってパワーユニットを積
極的に振動させれば、これが能動的動吸振器として機能
し、パワーユニットの振動で発生した力が車体振動を制
振するように作用させることができるのである。
【0016】これに対し、車体骨格の曲げ振動モードが
励起し難い状況であるとは、その車体骨格を剛体と見な
すことができる周波数帯域の振動が車体側に入力されて
いない状況又は入力されている可能性の小さい状況であ
り、換言すれば、車体を弾性連結された多数のパネルか
ら構成されていると見なすことができる程度の高周波帯
域(車体骨格曲げ固有値周波数を越える周波数帯域であ
って、通常は20〜25Hzを越える帯域)の振動が、車
体側に伝達される振動の主成分と考えられるような状況
である。そして、そのような高周波の振動が発生してい
る状況では、車体の任意の位置における振動に対して、
その任意の位置から遠く離れた位置における能動的動吸
振器の制振力は殆ど無意味であり、有効なのは、車体へ
の入力振動自体を低減することであって、車体への入力
振動を低減するためには、パワーユニット及び車体間に
介在する能動型エンジンマウント上で振動を相殺すれば
よい。なお、このような高周波の振動は、主としてエン
ジンがアイドリング回転数以上で回転する車両走行中に
発生する。
励起し難い状況であるとは、その車体骨格を剛体と見な
すことができる周波数帯域の振動が車体側に入力されて
いない状況又は入力されている可能性の小さい状況であ
り、換言すれば、車体を弾性連結された多数のパネルか
ら構成されていると見なすことができる程度の高周波帯
域(車体骨格曲げ固有値周波数を越える周波数帯域であ
って、通常は20〜25Hzを越える帯域)の振動が、車
体側に伝達される振動の主成分と考えられるような状況
である。そして、そのような高周波の振動が発生してい
る状況では、車体の任意の位置における振動に対して、
その任意の位置から遠く離れた位置における能動的動吸
振器の制振力は殆ど無意味であり、有効なのは、車体へ
の入力振動自体を低減することであって、車体への入力
振動を低減するためには、パワーユニット及び車体間に
介在する能動型エンジンマウント上で振動を相殺すれば
よい。なお、このような高周波の振動は、主としてエン
ジンがアイドリング回転数以上で回転する車両走行中に
発生する。
【0017】以上から、請求項1に係る発明のように、
車体骨格の曲げ振動モードが励起し易い状況では上述の
第1の制御態様を選択する一方、そのような振動モード
を励起し難い状況では上述の第2の制御態様を選択する
と、極めて効率的な振動低減制御が実行されるようにな
る。
車体骨格の曲げ振動モードが励起し易い状況では上述の
第1の制御態様を選択する一方、そのような振動モード
を励起し難い状況では上述の第2の制御態様を選択する
と、極めて効率的な振動低減制御が実行されるようにな
る。
【0018】請求項2に係る発明にあっては、駆動力検
出手段が、駆動輪に駆動力が加わっているか否かを検出
し、その検出結果に応じて、制御手段は能動型エンジン
マウントに対する制御態様を選定する。つまり、駆動輪
に駆動力が加わっている場合には、上述したエンジンマ
ウントを介さない振動伝達経路が成立しているから、能
動型エンジンマウントを通じる振動を低減したとして
も、車体骨格の曲げ振動モードが励起される可能性があ
る。これに対し、駆動輪に駆動力が加わっていない場合
には、上述したエンジンマウントを介さない振動伝達経
路は成立していないから、能動型エンジンマウントを通
じる振動を十分に低減できれば、車体骨格の曲げ振動モ
ードが励起される可能性は小さい。よって、この請求項
2に係る発明のように駆動力の有無に応じて制御態様を
選択すると、状況に応じた効率的な振動低減制御が実行
されることになる。
出手段が、駆動輪に駆動力が加わっているか否かを検出
し、その検出結果に応じて、制御手段は能動型エンジン
マウントに対する制御態様を選定する。つまり、駆動輪
に駆動力が加わっている場合には、上述したエンジンマ
ウントを介さない振動伝達経路が成立しているから、能
動型エンジンマウントを通じる振動を低減したとして
も、車体骨格の曲げ振動モードが励起される可能性があ
る。これに対し、駆動輪に駆動力が加わっていない場合
には、上述したエンジンマウントを介さない振動伝達経
路は成立していないから、能動型エンジンマウントを通
じる振動を十分に低減できれば、車体骨格の曲げ振動モ
ードが励起される可能性は小さい。よって、この請求項
2に係る発明のように駆動力の有無に応じて制御態様を
選択すると、状況に応じた効率的な振動低減制御が実行
されることになる。
【0019】また、請求項3に係る発明にあっては、車
速検出手段が、車速が所定速度以下であるか否かを検出
し、制御手段は、駆動力検出手段の検出結果の他に、車
速検出手段の検出結果にも応じて、能動型エンジンマウ
ントに対する制御態様を選定する。ここで、所定速度
は、実質的に車両が停車していると判断できる程度の極
低車速である。そして、車速が所定速度以下であり、且
つ、駆動輪に駆動力が加わっている場合には、パワーユ
ニットから駆動輪に駆動力が伝達されているにも関わら
ず駆動輪は回転していないから、駆動力伝達系のジョイ
ント部の回転が拘束され、エンジン振動や駆動力変動が
駆動力伝達系及びサスペンションを通じて車体に入力さ
れ易い状況である。これに対し、車速が所定速度を越え
ている場合、若しくは、駆動輪に駆動力が加わっていな
い場合には、駆動力伝達系は振動を伝え難い状況である
か、若しくは、そもそも駆動輪には振動の原因となる駆
動力は伝達されていないと判断できるから、能動型エン
ジンマウントを通じてパワーユニットから車体に伝達さ
れる振動を十分に低減できれば、車体側の振動レベルを
十分に低減することができる。よって、この請求項3に
係る発明のように駆動力の有無及び車速の大きさに応じ
て制御態様を選択すると、状況に応じたより効率的な振
動低減制御が実行されることになる。
速検出手段が、車速が所定速度以下であるか否かを検出
し、制御手段は、駆動力検出手段の検出結果の他に、車
速検出手段の検出結果にも応じて、能動型エンジンマウ
ントに対する制御態様を選定する。ここで、所定速度
は、実質的に車両が停車していると判断できる程度の極
低車速である。そして、車速が所定速度以下であり、且
つ、駆動輪に駆動力が加わっている場合には、パワーユ
ニットから駆動輪に駆動力が伝達されているにも関わら
ず駆動輪は回転していないから、駆動力伝達系のジョイ
ント部の回転が拘束され、エンジン振動や駆動力変動が
駆動力伝達系及びサスペンションを通じて車体に入力さ
れ易い状況である。これに対し、車速が所定速度を越え
ている場合、若しくは、駆動輪に駆動力が加わっていな
い場合には、駆動力伝達系は振動を伝え難い状況である
か、若しくは、そもそも駆動輪には振動の原因となる駆
動力は伝達されていないと判断できるから、能動型エン
ジンマウントを通じてパワーユニットから車体に伝達さ
れる振動を十分に低減できれば、車体側の振動レベルを
十分に低減することができる。よって、この請求項3に
係る発明のように駆動力の有無及び車速の大きさに応じ
て制御態様を選択すると、状況に応じたより効率的な振
動低減制御が実行されることになる。
【0020】一方、請求項4に係る発明にあっては、エ
ンジン回転数検出手段が、エンジン回転数が所定回転数
以下であるか否かを検出し、その検出結果に応じて、制
御手段が能動型エンジンマウントに対する制御態様を選
定する。ここで、所定回転数は、エンジンにおける燃焼
の基本次数の周波数が車体骨格の曲げ振動モードを励起
し得る周波数に一致又は略一致するときのエンジン回転
数であり、また、エンジンにおける燃焼の基本次数は、
例えば、レシプロ4気筒エンジンであればエンジン回転
2次である。
ンジン回転数検出手段が、エンジン回転数が所定回転数
以下であるか否かを検出し、その検出結果に応じて、制
御手段が能動型エンジンマウントに対する制御態様を選
定する。ここで、所定回転数は、エンジンにおける燃焼
の基本次数の周波数が車体骨格の曲げ振動モードを励起
し得る周波数に一致又は略一致するときのエンジン回転
数であり、また、エンジンにおける燃焼の基本次数は、
例えば、レシプロ4気筒エンジンであればエンジン回転
2次である。
【0021】つまり、エンジン回転数が所定回転数以下
である場合、エンジンを含むパワーユニットは、車体骨
格の曲げ振動モードを励起し得る振動源と見なせるか
ら、車体骨格の曲げ振動モードが励起される可能性があ
る。これに対し、エンジン回転数が所定回転数を越えて
いる場合には、車体骨格の曲げ振動モードが励起される
可能性は小さい。よって、この請求項4に係る発明のよ
うに駆動力の有無に応じて制御態様を選択すると、状況
に応じた効率的な振動低減制御が実行されることにな
る。
である場合、エンジンを含むパワーユニットは、車体骨
格の曲げ振動モードを励起し得る振動源と見なせるか
ら、車体骨格の曲げ振動モードが励起される可能性があ
る。これに対し、エンジン回転数が所定回転数を越えて
いる場合には、車体骨格の曲げ振動モードが励起される
可能性は小さい。よって、この請求項4に係る発明のよ
うに駆動力の有無に応じて制御態様を選択すると、状況
に応じた効率的な振動低減制御が実行されることにな
る。
【0022】さらに、請求項5に係る発明にあっては、
駆動力検出手段が駆動輪に駆動力が加わっているか否か
を検出し、車速検出手段が車速が所定速度以下であるか
否かを検出し、制御手段は、エンジン回転数検出手段の
検出結果の他に、駆動力検出手段及び車速検出手段の検
出結果にも応じて、能動型エンジンマウントに対する制
御態様を選定する。そして、エンジン回転数に基づけ
ば、アイドル振動のような車体骨格の曲げ振動モードを
励起し得る周波数の振動が発生する可能性があるか否か
が判り、駆動力の有無及び車速に基づけば、駆動力に起
因する共振が駆動力伝達系及びサスペンションを通じて
車体に伝達されているか否かが判るから、車速が所定速
度以下であり、駆動力が加わっており、しかもエンジン
回転数が所定回転数以下の場合には、車体骨格の曲げ振
動モードが励起される可能性が高いと判断できる。これ
に対し、各検出手段のうちの一つでも逆の検出結果の場
合には、車体骨格の曲げ振動モードが励起される可能性
は小さいと判断できる。よって、この請求項5に係る発
明のように駆動力の有無に応じて制御態様を選択する
と、状況に応じた極めて効率的な振動低減制御が実行さ
れることになる。
駆動力検出手段が駆動輪に駆動力が加わっているか否か
を検出し、車速検出手段が車速が所定速度以下であるか
否かを検出し、制御手段は、エンジン回転数検出手段の
検出結果の他に、駆動力検出手段及び車速検出手段の検
出結果にも応じて、能動型エンジンマウントに対する制
御態様を選定する。そして、エンジン回転数に基づけ
ば、アイドル振動のような車体骨格の曲げ振動モードを
励起し得る周波数の振動が発生する可能性があるか否か
が判り、駆動力の有無及び車速に基づけば、駆動力に起
因する共振が駆動力伝達系及びサスペンションを通じて
車体に伝達されているか否かが判るから、車速が所定速
度以下であり、駆動力が加わっており、しかもエンジン
回転数が所定回転数以下の場合には、車体骨格の曲げ振
動モードが励起される可能性が高いと判断できる。これ
に対し、各検出手段のうちの一つでも逆の検出結果の場
合には、車体骨格の曲げ振動モードが励起される可能性
は小さいと判断できる。よって、この請求項5に係る発
明のように駆動力の有無に応じて制御態様を選択する
と、状況に応じた極めて効率的な振動低減制御が実行さ
れることになる。
【0023】また、請求項2,3,5に係る発明に必要
な駆動力検出手段を、請求項6に係る発明のような構成
とすれば、シフト位置を確認するだけで済むから、駆動
力の有無を容易に検出できる。
な駆動力検出手段を、請求項6に係る発明のような構成
とすれば、シフト位置を確認するだけで済むから、駆動
力の有無を容易に検出できる。
【0024】これに対し、請求項2,3,5に係る発明
に必要な駆動力検出手段を、請求項7に係る発明のよう
な構成とすれば、自動変速機を有する車両のみならず、
手動変速機を有する車両であっても、駆動力の有無を検
出できる。
に必要な駆動力検出手段を、請求項7に係る発明のよう
な構成とすれば、自動変速機を有する車両のみならず、
手動変速機を有する車両であっても、駆動力の有無を検
出できる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、パワーユニット及び車
体間に介在する能動型エンジンマウントの制御態様を適
宜選定するようにしたため、状況に応じた効率的な振動
低減制御が実行され、車室内の振動・騒音を低減して車
室内空間をより快適にできるという効果がある。
体間に介在する能動型エンジンマウントの制御態様を適
宜選定するようにしたため、状況に応じた効率的な振動
低減制御が実行され、車室内の振動・騒音を低減して車
室内空間をより快適にできるという効果がある。
【0026】特に、請求項2〜7に係る発明であれば、
能動型エンジンマウントの制御態様を的確に設定できる
から、状況に応じた効率的な振動低減制御が確実に実行
され、車室内の振動・騒音を低減して車室内空間をより
快適にできるという効果がある。
能動型エンジンマウントの制御態様を的確に設定できる
から、状況に応じた効率的な振動低減制御が確実に実行
され、車室内の振動・騒音を低減して車室内空間をより
快適にできるという効果がある。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図3は本発明の第1の実
施の形態を示す図であって、図1は本発明に係る車両用
能動型振動制御装置を適用した車両の概略側面図であ
る。
に基づいて説明する。図1乃至図3は本発明の第1の実
施の形態を示す図であって、図1は本発明に係る車両用
能動型振動制御装置を適用した車両の概略側面図であ
る。
【0028】先ず、構成を説明すると、エンジン等を含
んで構成されるパワーユニット30が、駆動信号に応じ
た能動的な支持力を発生可能な能動型エンジンマウント
1を介して、サスペンションメンバ等から構成される車
体35に支持されている。なお、実際には、パワーユニ
ット30及び車体35間には、能動型エンジンマウント
1の他に、パワーユニット30及び車体35間の相対変
位に応じた受動的な支持力を発生する複数のエンジンマ
ウントも介在している。受動的なエンジンマウントとし
ては、例えばゴム状の弾性体で荷重を支持する通常のエ
ンジンマウントや、ゴム状の弾性体内部に減衰力発生可
能に流体を封入してなる公知の流体封入式のマウントイ
ンシュレータ等が適用できる。
んで構成されるパワーユニット30が、駆動信号に応じ
た能動的な支持力を発生可能な能動型エンジンマウント
1を介して、サスペンションメンバ等から構成される車
体35に支持されている。なお、実際には、パワーユニ
ット30及び車体35間には、能動型エンジンマウント
1の他に、パワーユニット30及び車体35間の相対変
位に応じた受動的な支持力を発生する複数のエンジンマ
ウントも介在している。受動的なエンジンマウントとし
ては、例えばゴム状の弾性体で荷重を支持する通常のエ
ンジンマウントや、ゴム状の弾性体内部に減衰力発生可
能に流体を封入してなる公知の流体封入式のマウントイ
ンシュレータ等が適用できる。
【0029】一方、能動型エンジンマウント1は、例え
ば、図2に示すように構成されている。即ち、この実施
の形態における能動型エンジンマウント1は、パワーユ
ニット30への取付け用のボルト2aを上部に一体に備
え且つ内部が空洞で下部が開口したキャップ2を有し、
このキャップ2の下部外面には、軸が上下方向を向く内
筒3の上端部がかしめ止めされている。
ば、図2に示すように構成されている。即ち、この実施
の形態における能動型エンジンマウント1は、パワーユ
ニット30への取付け用のボルト2aを上部に一体に備
え且つ内部が空洞で下部が開口したキャップ2を有し、
このキャップ2の下部外面には、軸が上下方向を向く内
筒3の上端部がかしめ止めされている。
【0030】内筒3は、下端側の方が縮径した形状とな
っていて、その下端部が内側に水平に折り曲げられて、
ここに円形の開口部3aが形成されている。そして、内
筒3の内側には、キャップ2及び内筒3内部の空間を上
下に二分するように、キャップ2及び内筒3のかしめ止
め部分に一緒に挟み込まれてダイアフラム4が配設され
ている。ダイアフラム4の上側の空間は、キャップ2の
側面に孔を開けることにより大気圧に通じている。
っていて、その下端部が内側に水平に折り曲げられて、
ここに円形の開口部3aが形成されている。そして、内
筒3の内側には、キャップ2及び内筒3内部の空間を上
下に二分するように、キャップ2及び内筒3のかしめ止
め部分に一緒に挟み込まれてダイアフラム4が配設され
ている。ダイアフラム4の上側の空間は、キャップ2の
側面に孔を開けることにより大気圧に通じている。
【0031】さらに、内筒3の内側にはオリフィス構成
体5が配設されている。なお、本実施の形態では、内筒
3内面及びオリフィス構成5間には、薄膜状の弾性体
(ダイアフラム4の外周部を延長させたものでもよい)
が介在していて、これにより、オリフィス構成体5は内
筒3内側に強固に嵌め込まれている。
体5が配設されている。なお、本実施の形態では、内筒
3内面及びオリフィス構成5間には、薄膜状の弾性体
(ダイアフラム4の外周部を延長させたものでもよい)
が介在していて、これにより、オリフィス構成体5は内
筒3内側に強固に嵌め込まれている。
【0032】このオリフィス構成体5は、内筒3の内部
空間に整合して略円柱形に形成されていて、その上面に
は円形の凹部5aが形成されている。そして、その凹部
5aと、底面の開口部3aに対向する部分との間が、オ
リフィス5bを介して連通するようになっている。オリ
フィス5bは、例えば、オリフィス構成体5の外周面に
沿って螺旋状に延びる溝と、その溝の一端部を凹部5a
に連通させる流路と、その溝の他端部を開口部3aに連
通させる流路とで構成される。
空間に整合して略円柱形に形成されていて、その上面に
は円形の凹部5aが形成されている。そして、その凹部
5aと、底面の開口部3aに対向する部分との間が、オ
リフィス5bを介して連通するようになっている。オリ
フィス5bは、例えば、オリフィス構成体5の外周面に
沿って螺旋状に延びる溝と、その溝の一端部を凹部5a
に連通させる流路と、その溝の他端部を開口部3aに連
通させる流路とで構成される。
【0033】一方、内筒3の外周面には、内周面側が若
干上方に盛り上がった肉厚円筒状の支持弾性体6の内周
面が加硫接着されていて、その支持弾性体6の外周面
は、上端側が拡径した円筒部材としての外筒7の内周面
上部に加硫接着されている。
干上方に盛り上がった肉厚円筒状の支持弾性体6の内周
面が加硫接着されていて、その支持弾性体6の外周面
は、上端側が拡径した円筒部材としての外筒7の内周面
上部に加硫接着されている。
【0034】そして、外筒7の下端部は上面が開口した
円筒形のアクチュエータケース8の上端部にかしめ止め
されていて、そのアクチュエータケース8の下端面から
は、車体35側への取付け用の取付けボルト9が突出し
ている。取付けボルト9は、その頭部9aが、アクチュ
エータケース8の内底面に張り付いた状態で配設された
平板部材8aの中央の空洞部8bに収容されている。
円筒形のアクチュエータケース8の上端部にかしめ止め
されていて、そのアクチュエータケース8の下端面から
は、車体35側への取付け用の取付けボルト9が突出し
ている。取付けボルト9は、その頭部9aが、アクチュ
エータケース8の内底面に張り付いた状態で配設された
平板部材8aの中央の空洞部8bに収容されている。
【0035】さらに、アクチュエータケース8の内側に
は、円筒形の鉄製のヨーク10Aと、このヨーク10A
の中央部に軸を上下に向けて巻き付けられた励磁コイル
10Bと、ヨーク10Aの励磁コイル10Bに包囲され
た部分の上面に極を上下に向けて固定された永久磁石1
0Cと、から構成される電磁アクチュエータ10が配設
されている。
は、円筒形の鉄製のヨーク10Aと、このヨーク10A
の中央部に軸を上下に向けて巻き付けられた励磁コイル
10Bと、ヨーク10Aの励磁コイル10Bに包囲され
た部分の上面に極を上下に向けて固定された永久磁石1
0Cと、から構成される電磁アクチュエータ10が配設
されている。
【0036】また、アクチュエータケース8の上端部は
フランジ状に形成されたフランジ部8Aとなっていて、
そのフランジ部8Aに外筒7の下端部がかしめられて両
者が一体となっているのであるが、そのかしめ止め部分
には、円形の金属製の板ばね11の周縁部(端部)が挟
み込まれていて、その板ばね11の中央部の電磁アクチ
ュエータ10側には、リベット11aによって磁化可能
な磁路部材12が固定されている。なお、磁路部材12
はヨーク10Aよりも若干小径の鉄製の円板であって、
その底面が電磁アクチュエータ10に近接するような厚
みに形成されている。
フランジ状に形成されたフランジ部8Aとなっていて、
そのフランジ部8Aに外筒7の下端部がかしめられて両
者が一体となっているのであるが、そのかしめ止め部分
には、円形の金属製の板ばね11の周縁部(端部)が挟
み込まれていて、その板ばね11の中央部の電磁アクチ
ュエータ10側には、リベット11aによって磁化可能
な磁路部材12が固定されている。なお、磁路部材12
はヨーク10Aよりも若干小径の鉄製の円板であって、
その底面が電磁アクチュエータ10に近接するような厚
みに形成されている。
【0037】さらに、上記かしめ止め部分には、フラン
ジ部8Aと板ばね11とに挟まれるように、リング状の
薄膜弾性体13と、力伝達部材14のフランジ部14a
とが支持されている。具体的には、アクチュエータケー
ス8のフランジ部8A上に、薄膜弾性体13と、力伝達
部材14のフランジ部14aと、板ばね11とをこの順
序で重ね合わせるとともに、その重なり合った全体を外
筒7の下端部をかしめて一体としている。
ジ部8Aと板ばね11とに挟まれるように、リング状の
薄膜弾性体13と、力伝達部材14のフランジ部14a
とが支持されている。具体的には、アクチュエータケー
ス8のフランジ部8A上に、薄膜弾性体13と、力伝達
部材14のフランジ部14aと、板ばね11とをこの順
序で重ね合わせるとともに、その重なり合った全体を外
筒7の下端部をかしめて一体としている。
【0038】力伝達部材14は、磁路部材12を包囲す
る短い円筒形の部材であって、その上端部がフランジ部
14aとなっており、その下端部は電磁アクチュエータ
10のヨーク10Aの上面に結合している。具体的に
は、ヨーク10Aの上端面周縁部に形成された円形の溝
に、力伝達部材14の下端部が嵌合して両者が結合され
ている。また、力伝達部材14の弾性変形時のばね定数
は、薄膜弾性体13のばね定数よりも大きい値に設定さ
れている。
る短い円筒形の部材であって、その上端部がフランジ部
14aとなっており、その下端部は電磁アクチュエータ
10のヨーク10Aの上面に結合している。具体的に
は、ヨーク10Aの上端面周縁部に形成された円形の溝
に、力伝達部材14の下端部が嵌合して両者が結合され
ている。また、力伝達部材14の弾性変形時のばね定数
は、薄膜弾性体13のばね定数よりも大きい値に設定さ
れている。
【0039】ここで、本実施の形態では、支持弾性体6
の下面及び板ばね11の上面によって画成された部分に
流体室15が形成され、ダイアフラム4及び凹部5aに
よって画成された部分に副流体室16が形成されてい
て、これら流体室15及び副流体室16間が、オリフィ
ス構成体5に形成されたオリフィス5bを介して連通し
ている。なお、これら流体室15,副流体室16及びオ
リフィス5b内には、油等の流体が封入されている。
の下面及び板ばね11の上面によって画成された部分に
流体室15が形成され、ダイアフラム4及び凹部5aに
よって画成された部分に副流体室16が形成されてい
て、これら流体室15及び副流体室16間が、オリフィ
ス構成体5に形成されたオリフィス5bを介して連通し
ている。なお、これら流体室15,副流体室16及びオ
リフィス5b内には、油等の流体が封入されている。
【0040】かかるオリフィス5bの流路形状等で決ま
る流体マウントとしての特性は、走行中のエンジンシェ
イク発生時、つまり5〜15Hzで能動型エンジンマウン
ト1が加振された場合に高動ばね定数、高減衰力を示す
ように調整されている。
る流体マウントとしての特性は、走行中のエンジンシェ
イク発生時、つまり5〜15Hzで能動型エンジンマウン
ト1が加振された場合に高動ばね定数、高減衰力を示す
ように調整されている。
【0041】そして、電磁アクチュエータ10の励磁コ
イル10Bは、コントローラ25からハーネス23aを
通じて供給される電流である駆動信号yに応じて所定の
電磁力を発生するようになっている。コントローラ25
は、マイクロコンピュータ,必要なインタフェース回
路,A/D変換器,D/A変換器,アンプ等を含んで構
成され、エンジンシェイクよりも高周波の振動であるア
イドル振動やこもり音振動・加速時振動が車体35に入
力されている場合には、その振動を低減できる能動的な
支持力が能動型エンジンマウント1に発生するように、
能動型エンジンマウント1に対する駆動信号yを生成し
出力するようになっている。
イル10Bは、コントローラ25からハーネス23aを
通じて供給される電流である駆動信号yに応じて所定の
電磁力を発生するようになっている。コントローラ25
は、マイクロコンピュータ,必要なインタフェース回
路,A/D変換器,D/A変換器,アンプ等を含んで構
成され、エンジンシェイクよりも高周波の振動であるア
イドル振動やこもり音振動・加速時振動が車体35に入
力されている場合には、その振動を低減できる能動的な
支持力が能動型エンジンマウント1に発生するように、
能動型エンジンマウント1に対する駆動信号yを生成し
出力するようになっている。
【0042】ここで、アイドル振動やこもり音振動は、
例えばレシプロ4気筒エンジンの場合、エンジン回転2
次成分のエンジン振動が車体35に伝達されることが主
な原因であるから、そのエンジン回転2次成分に同期し
て駆動信号yを生成し出力すれば、車体側低減が可能と
なる。そこで、本実施の形態では、パワーユニット30
のクランク軸の回転に同期した(例えば、レシプロ4気
筒エンジンの場合には、クランク軸が180度回転する
度に一つの)インパルス信号を生成し基準信号xとして
出力するパルス信号生成器26を設けていて、その基準
信号xが、パワーユニット30における振動の発生状態
を表す信号としてコントローラ25に供給されるように
なっている。
例えばレシプロ4気筒エンジンの場合、エンジン回転2
次成分のエンジン振動が車体35に伝達されることが主
な原因であるから、そのエンジン回転2次成分に同期し
て駆動信号yを生成し出力すれば、車体側低減が可能と
なる。そこで、本実施の形態では、パワーユニット30
のクランク軸の回転に同期した(例えば、レシプロ4気
筒エンジンの場合には、クランク軸が180度回転する
度に一つの)インパルス信号を生成し基準信号xとして
出力するパルス信号生成器26を設けていて、その基準
信号xが、パワーユニット30における振動の発生状態
を表す信号としてコントローラ25に供給されるように
なっている。
【0043】一方、電磁アクチュエータ10のヨーク1
0Aの下端面と、アクチュエータケース8の底面を形成
する平板部材8aの上面との間に挟み込まれるように、
パワーユニット30から支持弾性体6を通じて伝達する
加振力を検出する荷重センサ22が配設されていて、荷
重センサ22の検出結果がハーネス23bを通じて残留
振動信号eL としてコントローラ25に供給されるよう
になっている。荷重センサ22としては、具体的には、
圧電素子,磁歪素子,歪ゲージ等が適用可能である。
0Aの下端面と、アクチュエータケース8の底面を形成
する平板部材8aの上面との間に挟み込まれるように、
パワーユニット30から支持弾性体6を通じて伝達する
加振力を検出する荷重センサ22が配設されていて、荷
重センサ22の検出結果がハーネス23bを通じて残留
振動信号eL としてコントローラ25に供給されるよう
になっている。荷重センサ22としては、具体的には、
圧電素子,磁歪素子,歪ゲージ等が適用可能である。
【0044】一方、車室36内のフロア上には、加速度
センサ27が配設されていて、その加速度センサ27の
検出結果が、残留振動信号eA としてコントローラ25
に供給されるようになっている。ここで、この加速度セ
ンサ27が固定された車室36のフロアが、車室を包囲
する部材に対応する。
センサ27が配設されていて、その加速度センサ27の
検出結果が、残留振動信号eA としてコントローラ25
に供給されるようになっている。ここで、この加速度セ
ンサ27が固定された車室36のフロアが、車室を包囲
する部材に対応する。
【0045】そして、コントローラ25は、供給される
残留振動信号eL ,eA 及び基準信号xに基づき、同期
式Filtered−X LMSアルゴリズムを実行す
ることにより、能動型エンジンマウント1に対する駆動
信号yを演算し、その駆動信号yを能動型エンジンマウ
ント1に出力するようになっている。
残留振動信号eL ,eA 及び基準信号xに基づき、同期
式Filtered−X LMSアルゴリズムを実行す
ることにより、能動型エンジンマウント1に対する駆動
信号yを演算し、その駆動信号yを能動型エンジンマウ
ント1に出力するようになっている。
【0046】具体的には、コントローラ25は、フィル
タ係数Wi (i=0,1,2,…,I−1:Iはタップ
数)可変の適応ディジタルフィルタWを有していて、最
新の基準信号xが入力された時点から所定のサンプリン
グ・クロックの間隔で、その適応ディジタルフィルタW
のフィルタ係数Wを順番に駆動信号yとして出力する一
方、基準信号x及び残留振動信号eL ,eA に基づいて
適応ディジタルフィルタWのフィルタ係数Wi を適宜更
新する処理を実行するようになっている。
タ係数Wi (i=0,1,2,…,I−1:Iはタップ
数)可変の適応ディジタルフィルタWを有していて、最
新の基準信号xが入力された時点から所定のサンプリン
グ・クロックの間隔で、その適応ディジタルフィルタW
のフィルタ係数Wを順番に駆動信号yとして出力する一
方、基準信号x及び残留振動信号eL ,eA に基づいて
適応ディジタルフィルタWのフィルタ係数Wi を適宜更
新する処理を実行するようになっている。
【0047】適応ディジタルフィルタWの更新式は、F
iltered−X LMSアルゴリズムに従った下記
の(1)式のようになる。 Wi (n+1)=Wi (n)−μRT e(n) ……(1) ここで、(n),(n+1)が付く項はサンプリング時
刻n,n+1における値であることを表し、μは収束係
数である。残留振動信号eには、後述のように駆動輪に
駆動力が伝達されているか否かの判定に応じて、残留振
動信号eL 又はeA のいずれか一方が代入されるように
なっている。また、更新用基準信号RTには、同様に駆
動輪に駆動力が伝達されているか否かの判定に応じて、
更新用基準信号RL T 又はRA T のいずれか一方が代入
されるようになっている。これらのうち、更新用基準信
号RL T は、理論的には、基準信号xを、能動型エンジ
ンマウント1の電磁アクチュエータ10及び荷重センサ
22間の伝達関数CL をモデル化した伝達関数フィルタ
CL ^でフィルタ処理した値であるが、基準信号xの大
きさは“1”であるから、伝達関数フィルタCL ^のイ
ンパルス応答を基準信号xに同期して次々と生成した場
合のそれらインパルス応答波形のサンプリング時刻nに
おける和に一致する。同様に、更新用基準信号R
A T は、理論的には、基準信号xを、能動型エンジンマ
ウント1の電磁アクチュエータ10と加速度センサ27
との間の伝達関数CA をモデル化した伝達関数フィルタ
CA ^でフィルタ処理した値であるが、基準信号xの大
きさは“1”であるから、伝達関数フィルタCA ^のイ
ンパルス応答を基準信号xに同期して次々と生成した場
合のそれらインパルス応答波形のサンプリング時刻nに
おける和に一致する。
iltered−X LMSアルゴリズムに従った下記
の(1)式のようになる。 Wi (n+1)=Wi (n)−μRT e(n) ……(1) ここで、(n),(n+1)が付く項はサンプリング時
刻n,n+1における値であることを表し、μは収束係
数である。残留振動信号eには、後述のように駆動輪に
駆動力が伝達されているか否かの判定に応じて、残留振
動信号eL 又はeA のいずれか一方が代入されるように
なっている。また、更新用基準信号RTには、同様に駆
動輪に駆動力が伝達されているか否かの判定に応じて、
更新用基準信号RL T 又はRA T のいずれか一方が代入
されるようになっている。これらのうち、更新用基準信
号RL T は、理論的には、基準信号xを、能動型エンジ
ンマウント1の電磁アクチュエータ10及び荷重センサ
22間の伝達関数CL をモデル化した伝達関数フィルタ
CL ^でフィルタ処理した値であるが、基準信号xの大
きさは“1”であるから、伝達関数フィルタCL ^のイ
ンパルス応答を基準信号xに同期して次々と生成した場
合のそれらインパルス応答波形のサンプリング時刻nに
おける和に一致する。同様に、更新用基準信号R
A T は、理論的には、基準信号xを、能動型エンジンマ
ウント1の電磁アクチュエータ10と加速度センサ27
との間の伝達関数CA をモデル化した伝達関数フィルタ
CA ^でフィルタ処理した値であるが、基準信号xの大
きさは“1”であるから、伝達関数フィルタCA ^のイ
ンパルス応答を基準信号xに同期して次々と生成した場
合のそれらインパルス応答波形のサンプリング時刻nに
おける和に一致する。
【0048】また、理論的には、基準信号xを適応ディ
ジタルフィルタWでフィルタ処理して駆動信号yを生成
するのであるが、基準信号xの大きさが“1”であるた
め、フィルタ係数Wi を順番に駆動信号yとして出力し
ても、フィルタ処理の結果を駆動信号yとしたのと同じ
結果になる。
ジタルフィルタWでフィルタ処理して駆動信号yを生成
するのであるが、基準信号xの大きさが“1”であるた
め、フィルタ係数Wi を順番に駆動信号yとして出力し
ても、フィルタ処理の結果を駆動信号yとしたのと同じ
結果になる。
【0049】さらに、本実施の形態では、自動変速機の
シフト位置を検出するシフト位置センサ28が設けられ
ていて、そのシフト位置センサ28が検出したシフト位
置検出信号Sが、コントローラ25に供給されるように
なっている。
シフト位置を検出するシフト位置センサ28が設けられ
ていて、そのシフト位置センサ28が検出したシフト位
置検出信号Sが、コントローラ25に供給されるように
なっている。
【0050】そして、コントローラ25は、シフト位置
検出信号Sが、ドライブ位置を表すD又はバック位置を
表すBのいずれかであるか否かを判定し、その判定結果
に応じて、上記(1)式中の残留振動信号e,更新用基
準信号RT として、残留振動信号eL ,更新用基準信号
RL T を用いるか、或いは、残留振動信号eA ,更新用
基準信号RA T を用いるかを選択するようになってい
る。
検出信号Sが、ドライブ位置を表すD又はバック位置を
表すBのいずれかであるか否かを判定し、その判定結果
に応じて、上記(1)式中の残留振動信号e,更新用基
準信号RT として、残留振動信号eL ,更新用基準信号
RL T を用いるか、或いは、残留振動信号eA ,更新用
基準信号RA T を用いるかを選択するようになってい
る。
【0051】具体的には、シフト位置検出信号SがD又
はBのいずれでもない場合には、駆動輪には駆動力が伝
達されておらず、パワーユニット30側の振動は主とし
て能動型エンジンマウント1を含むエンジンマウントを
通じて車体35側に伝達されていると判断し、能動型エ
ンジンマウント1を通じて車体35側に伝達される振動
が低減されるように、残留振動信号eL に応じた制御を
実行するようになっている。これに対し、シフト位置検
出信号SがD又はBのいずれかである場合には、駆動輪
に駆動力が伝達されており、パワーユニット30側の振
動が、エンジンマウントを介さない振動伝達経路を通じ
て車体35側に伝達されていると判断し、車室36内に
伝達された振動が低減されるように、残留振動信号eL
に応じた制御を実行するようになっている。
はBのいずれでもない場合には、駆動輪には駆動力が伝
達されておらず、パワーユニット30側の振動は主とし
て能動型エンジンマウント1を含むエンジンマウントを
通じて車体35側に伝達されていると判断し、能動型エ
ンジンマウント1を通じて車体35側に伝達される振動
が低減されるように、残留振動信号eL に応じた制御を
実行するようになっている。これに対し、シフト位置検
出信号SがD又はBのいずれかである場合には、駆動輪
に駆動力が伝達されており、パワーユニット30側の振
動が、エンジンマウントを介さない振動伝達経路を通じ
て車体35側に伝達されていると判断し、車室36内に
伝達された振動が低減されるように、残留振動信号eL
に応じた制御を実行するようになっている。
【0052】次に、本実施の形態の動作を説明する。即
ち、エンジンシェイク発生時には、オリフィス5aの流
路形状等を適宜選定している結果、この能動型エンジン
マウント1は高動ばね定数,高減衰力の支持装置として
機能するため、パワーユニット30側で発生したエンジ
ンシェイクが能動型エンジンマウント1によって減衰さ
れ、車体35側の振動レベルが低減される。なお、エン
ジンシェイクに対しては、特に可動板12を積極的に変
位させる必要はない。
ち、エンジンシェイク発生時には、オリフィス5aの流
路形状等を適宜選定している結果、この能動型エンジン
マウント1は高動ばね定数,高減衰力の支持装置として
機能するため、パワーユニット30側で発生したエンジ
ンシェイクが能動型エンジンマウント1によって減衰さ
れ、車体35側の振動レベルが低減される。なお、エン
ジンシェイクに対しては、特に可動板12を積極的に変
位させる必要はない。
【0053】一方、オリフィス5a内の流体がスティッ
ク状態となり流体室15及び副流体室16間での流体の
移動が不可能になるアイドル振動周波数以上の周波数の
振動が入力された場合には、コントローラ25は、所定
の演算処理を実行し、電磁アクチュエータ10に駆動信
号yを出力し、能動型エンジンマウント1に振動を低減
し得る能動的な支持力を発生させる。
ク状態となり流体室15及び副流体室16間での流体の
移動が不可能になるアイドル振動周波数以上の周波数の
振動が入力された場合には、コントローラ25は、所定
の演算処理を実行し、電磁アクチュエータ10に駆動信
号yを出力し、能動型エンジンマウント1に振動を低減
し得る能動的な支持力を発生させる。
【0054】これを、アイドル振動,こもり音振動入力
時にコントローラ25内で実行される処理の概要を示す
フローチャートである図3に従って具体的に説明する。
先ず、そのステップ101において所定の初期設定が行
われた後に、ステップ102に移行し、伝達関数フィル
タCL ^及びCA ^に基づいて更新用基準信号RL T 及
びRA T が演算される。なお、このステップ102で
は、一周期分の更新用基準信号RL T 及びRA T がまと
めて演算される。
時にコントローラ25内で実行される処理の概要を示す
フローチャートである図3に従って具体的に説明する。
先ず、そのステップ101において所定の初期設定が行
われた後に、ステップ102に移行し、伝達関数フィル
タCL ^及びCA ^に基づいて更新用基準信号RL T 及
びRA T が演算される。なお、このステップ102で
は、一周期分の更新用基準信号RL T 及びRA T がまと
めて演算される。
【0055】そして、ステップ103に移行しカウンタ
iが零クリアされた後に、ステップ104に移行して、
適応ディジタルフィルタWのi番目のフィルタ係数Wi
が駆動信号yとして出力される。
iが零クリアされた後に、ステップ104に移行して、
適応ディジタルフィルタWのi番目のフィルタ係数Wi
が駆動信号yとして出力される。
【0056】ステップ104で駆動信号yを出力した
ら、ステップ105に移行し、残留振動信号eL ,eA
及びシフト位置検出信号Sが読み込まれる。これら残留
振動信号eL ,eA は、現在のカウンタiの値とともに
記憶される。
ら、ステップ105に移行し、残留振動信号eL ,eA
及びシフト位置検出信号Sが読み込まれる。これら残留
振動信号eL ,eA は、現在のカウンタiの値とともに
記憶される。
【0057】そして、ステップ106に移行して、シフ
ト位置検出信号Sが、D又はBのいずれか一方に等しい
か否かが判定され、この判定が「YES」の場合には、
ステップ107に移行して、加速度センサ27の出力信
号である残留振動信号eA を適応ディジタルフィルタW
の更新に用いられる残留振動信号eに代入し、更新用基
準信号RA T を同じく適応ディジタルフィルタWの更新
に用いられる更新用基準信号RT に代入する。
ト位置検出信号Sが、D又はBのいずれか一方に等しい
か否かが判定され、この判定が「YES」の場合には、
ステップ107に移行して、加速度センサ27の出力信
号である残留振動信号eA を適応ディジタルフィルタW
の更新に用いられる残留振動信号eに代入し、更新用基
準信号RA T を同じく適応ディジタルフィルタWの更新
に用いられる更新用基準信号RT に代入する。
【0058】これに対し、ステップ106の判定が「N
O」の場合には、ステップ108に移行して、荷重セン
サ22の出力信号である残留振動信号eL を残留振動信
号eに代入し、更新用基準信号RL T を更新用基準信号
RT に代入する。
O」の場合には、ステップ108に移行して、荷重セン
サ22の出力信号である残留振動信号eL を残留振動信
号eに代入し、更新用基準信号RL T を更新用基準信号
RT に代入する。
【0059】次いで、ステップ109に移行し、カウン
タjが零クリアされ、次いでステップ110に移行し、
適応ディジタルフィルタWのj番目のフィルタ係数Wj
が上記(1)式に従って更新される。
タjが零クリアされ、次いでステップ110に移行し、
適応ディジタルフィルタWのj番目のフィルタ係数Wj
が上記(1)式に従って更新される。
【0060】ステップ110における更新処理が完了し
たら、ステップ111に移行し、次の基準信号xが入力
されているか否かを判定し、ここで基準信号xが入力さ
れていないと判定された場合は、適応ディジタルフィル
タWの次のフィルタ係数の更新又は駆動信号yの出力処
理を実行すべく、ステップ112に移行する。
たら、ステップ111に移行し、次の基準信号xが入力
されているか否かを判定し、ここで基準信号xが入力さ
れていないと判定された場合は、適応ディジタルフィル
タWの次のフィルタ係数の更新又は駆動信号yの出力処
理を実行すべく、ステップ112に移行する。
【0061】ステップ112では、カウンタjが、出力
回数Ty (正確には、カウンタjは0からスタートする
ため、出力回数Ty から1を減じた値)に達しているか
否かを判定する。この判定は、ステップ104で適応デ
ィジタルフィルタWのフィルタ係数Wi を駆動信号yと
して出力した後に、適応ディジタルフィルタWのフィル
タ係数Wi を、駆動信号yとして必要な数だけ更新した
か否かを判断するためのものである。そこで、このステ
ップ112の判定が「NO」の場合には、ステップ11
3でカウンタjをインクリメントした後に、ステップ1
10に戻って上述した処理を繰り返し実行する。
回数Ty (正確には、カウンタjは0からスタートする
ため、出力回数Ty から1を減じた値)に達しているか
否かを判定する。この判定は、ステップ104で適応デ
ィジタルフィルタWのフィルタ係数Wi を駆動信号yと
して出力した後に、適応ディジタルフィルタWのフィル
タ係数Wi を、駆動信号yとして必要な数だけ更新した
か否かを判断するためのものである。そこで、このステ
ップ112の判定が「NO」の場合には、ステップ11
3でカウンタjをインクリメントした後に、ステップ1
10に戻って上述した処理を繰り返し実行する。
【0062】しかし、ステップ112の判定が「YE
S」の場合には、適応ディジタルフィルタWのフィルタ
係数のうち、駆動信号yとして必要な数のフィルタ係数
の更新処理が完了したと判断できるから、ステップ11
4に移行し、カウンタiをインクリメントした後に、上
記ステップ104の処理を実行してから所定のサンプリ
ング・クロックの間隔に対応する時間が経過するまで待
機し、サンプリング・クロックに対応する時間が経過し
たら、上記ステップ104に戻って上述した処理を繰り
返し実行する。
S」の場合には、適応ディジタルフィルタWのフィルタ
係数のうち、駆動信号yとして必要な数のフィルタ係数
の更新処理が完了したと判断できるから、ステップ11
4に移行し、カウンタiをインクリメントした後に、上
記ステップ104の処理を実行してから所定のサンプリ
ング・クロックの間隔に対応する時間が経過するまで待
機し、サンプリング・クロックに対応する時間が経過し
たら、上記ステップ104に戻って上述した処理を繰り
返し実行する。
【0063】一方、ステップ111で基準信号xが入力
されたと判断された場合には、ステップ115に移行
し、カウンタi(正確には、カウンタiが0からスター
トするため、カウンタiに1を加えた値)を最新の出力
回数Ty として保存した後に、ステップ102に戻っ
て、上述した処理を繰り返し実行する。
されたと判断された場合には、ステップ115に移行
し、カウンタi(正確には、カウンタiが0からスター
トするため、カウンタiに1を加えた値)を最新の出力
回数Ty として保存した後に、ステップ102に戻っ
て、上述した処理を繰り返し実行する。
【0064】このような図3の処理を繰り返し実行する
結果、コントローラ25から能動型エンジンマウント1
の電磁アクチュエータ10に対しては、基準信号xが入
力された時点から、サンプリング・クロックの間隔で、
適応ディジタルフィルタWのフィルタ係数Wi が順番に
駆動信号yとして供給される。
結果、コントローラ25から能動型エンジンマウント1
の電磁アクチュエータ10に対しては、基準信号xが入
力された時点から、サンプリング・クロックの間隔で、
適応ディジタルフィルタWのフィルタ係数Wi が順番に
駆動信号yとして供給される。
【0065】この結果、励磁コイル10Bに駆動信号y
に応じた磁力が発生するが、磁路部材12には、既に永
久磁石10Cによる一定の磁力が付与されているから、
その励磁コイル10Bによる磁力は永久磁石10Cの磁
力を強める又は弱めるように作用すると考えることがで
きる。つまり、励磁コイル10Bに駆動信号yが供給さ
れていない状態では、磁路部材12は、板ばね11によ
る支持力と、永久磁石10Cの磁力との釣り合った中立
の位置に変位することになる。そして、この中立の状態
で励磁コイル10Bに駆動信号yが供給されると、その
駆動信号yによって励磁コイル10Bに発生する磁力が
永久磁石10Cの磁力と逆方向であれば、磁路部材12
は電磁アクチュエータ10とのクリアランスが増大する
方向に変位する。逆に、励磁コイル10Bに発生する磁
力が永久磁石10Cの磁力と同じ方向であれば、磁路部
材12は電磁アクチュエータ10とのクリアランスが減
少する方向に変位する。
に応じた磁力が発生するが、磁路部材12には、既に永
久磁石10Cによる一定の磁力が付与されているから、
その励磁コイル10Bによる磁力は永久磁石10Cの磁
力を強める又は弱めるように作用すると考えることがで
きる。つまり、励磁コイル10Bに駆動信号yが供給さ
れていない状態では、磁路部材12は、板ばね11によ
る支持力と、永久磁石10Cの磁力との釣り合った中立
の位置に変位することになる。そして、この中立の状態
で励磁コイル10Bに駆動信号yが供給されると、その
駆動信号yによって励磁コイル10Bに発生する磁力が
永久磁石10Cの磁力と逆方向であれば、磁路部材12
は電磁アクチュエータ10とのクリアランスが増大する
方向に変位する。逆に、励磁コイル10Bに発生する磁
力が永久磁石10Cの磁力と同じ方向であれば、磁路部
材12は電磁アクチュエータ10とのクリアランスが減
少する方向に変位する。
【0066】このように磁路部材12は正逆両方向に変
位可能であり、磁路部材12が変位すれば主流体室15
の容積が変化し、その容積変化によって支持弾性体6の
拡張ばねが変形するから、この能動型エンジンマウント
1に正逆両方向の能動的な支持力が発生するのである。
位可能であり、磁路部材12が変位すれば主流体室15
の容積が変化し、その容積変化によって支持弾性体6の
拡張ばねが変形するから、この能動型エンジンマウント
1に正逆両方向の能動的な支持力が発生するのである。
【0067】そして、駆動信号yとなる適応ディジタル
フィルタWの各フィルタ係数Wi は、同期式Filte
red−X LMSアルゴリズムに従った上記(1)式
によって逐次更新されるため、ある程度の時間が経過し
て適応ディジタルフィルタWの各フィルタ係数Wi が最
適値に収束した後は、駆動信号yが能動型エンジンマウ
ント1に供給されることによって、パワーユニット30
から能動型エンジンマウント1を介して車体35側に伝
達されるアイドル振動やこもり音振動が低減されるよう
になるのである。
フィルタWの各フィルタ係数Wi は、同期式Filte
red−X LMSアルゴリズムに従った上記(1)式
によって逐次更新されるため、ある程度の時間が経過し
て適応ディジタルフィルタWの各フィルタ係数Wi が最
適値に収束した後は、駆動信号yが能動型エンジンマウ
ント1に供給されることによって、パワーユニット30
から能動型エンジンマウント1を介して車体35側に伝
達されるアイドル振動やこもり音振動が低減されるよう
になるのである。
【0068】しかも、本実施の形態にあっては、ステッ
プ106の判定結果に応じて、適応ディジタルフィルタ
Wの更新に用いる残留振動信号e及び更新用基準信号R
T を選定しているため、車体35側の振動状態に応じた
適切な振動低減処理が実行されるという利点がある。
プ106の判定結果に応じて、適応ディジタルフィルタ
Wの更新に用いる残留振動信号e及び更新用基準信号R
T を選定しているため、車体35側の振動状態に応じた
適切な振動低減処理が実行されるという利点がある。
【0069】即ち、車体35の振動低減のためには、理
想的にはパワーユニット30から車体35への振動の伝
達率を零にすればよいのであるが、駆動輪に駆動力が伝
達されている状況では、能動型エンジンマウント1を通
じない振動伝達経路が成立しているため、能動型エンジ
ンマウント1を通じる振動をその能動的な支持力で相殺
するだけでは、車体35に骨格の曲げ振動モードを励起
する可能性がある。そして、車体骨格の曲げ振動モード
に対しては、能動的動吸振器の制振力が有効である。そ
こで、ステップ106の判定が「YES」の場合には、
シフト位置がドライブ又はバックにあって駆動輪に駆動
力が伝達されていると判断し、ステップ107に移行し
て上述のような代入が行われるのである。
想的にはパワーユニット30から車体35への振動の伝
達率を零にすればよいのであるが、駆動輪に駆動力が伝
達されている状況では、能動型エンジンマウント1を通
じない振動伝達経路が成立しているため、能動型エンジ
ンマウント1を通じる振動をその能動的な支持力で相殺
するだけでは、車体35に骨格の曲げ振動モードを励起
する可能性がある。そして、車体骨格の曲げ振動モード
に対しては、能動的動吸振器の制振力が有効である。そ
こで、ステップ106の判定が「YES」の場合には、
シフト位置がドライブ又はバックにあって駆動輪に駆動
力が伝達されていると判断し、ステップ107に移行し
て上述のような代入が行われるのである。
【0070】つまり、ステップ107及びステップ11
0における処理が繰り返し実行されると、適応ディジタ
ルフィルタWのフィルタ係数Wi は、残留振動信号eA
を低減するように更新されていくため、能動型エンジン
マウント1で発生する能動的な支持力は、パワーユニッ
ト30から種々の経路を経て車体35に伝達される振動
を低減するようにそのパワーユニット30を加振する力
となり、能動型エンジンマウント1及びパワーユニット
30が能動的動吸振器として機能するようになって、車
体35に対する制振作用が得られるのである。
0における処理が繰り返し実行されると、適応ディジタ
ルフィルタWのフィルタ係数Wi は、残留振動信号eA
を低減するように更新されていくため、能動型エンジン
マウント1で発生する能動的な支持力は、パワーユニッ
ト30から種々の経路を経て車体35に伝達される振動
を低減するようにそのパワーユニット30を加振する力
となり、能動型エンジンマウント1及びパワーユニット
30が能動的動吸振器として機能するようになって、車
体35に対する制振作用が得られるのである。
【0071】これに対し、駆動輪に駆動力が伝達されて
いない状況では、パワーユニット30側の振動は主とし
てエンジンマウントを通じて車体35側に伝達されるた
め、能動型エンジンマウント1を通じる振動を十分に低
減できれば、車体骨格の曲げ振動モードは励起されな
い。そこで、ステップ106の判定が「NO」の場合に
は、ステップ108に移行して上述のような代入が行わ
れるのである。
いない状況では、パワーユニット30側の振動は主とし
てエンジンマウントを通じて車体35側に伝達されるた
め、能動型エンジンマウント1を通じる振動を十分に低
減できれば、車体骨格の曲げ振動モードは励起されな
い。そこで、ステップ106の判定が「NO」の場合に
は、ステップ108に移行して上述のような代入が行わ
れるのである。
【0072】つまり、ステップ108及びステップ11
0における処理が繰り返し実行されると、適応ディジタ
ルフィルタWのフィルタ係数Wi は、残留振動信号eL
を低減するように更新されていくため、能動型エンジン
マウント1で発生する能動的な支持力は、その能動型エ
ンジンマウント1を通じてパワーユニット30から車体
35に伝達される振動を相殺するような力となり、パワ
ーユニット30から車体35への振動の伝達率が低減さ
れ、車体35側の振動レベルの低減が図られるのであ
る。
0における処理が繰り返し実行されると、適応ディジタ
ルフィルタWのフィルタ係数Wi は、残留振動信号eL
を低減するように更新されていくため、能動型エンジン
マウント1で発生する能動的な支持力は、その能動型エ
ンジンマウント1を通じてパワーユニット30から車体
35に伝達される振動を相殺するような力となり、パワ
ーユニット30から車体35への振動の伝達率が低減さ
れ、車体35側の振動レベルの低減が図られるのであ
る。
【0073】このように、本実施の形態では、能動型エ
ンジンマウント1を通じない振動伝達経路が成立してい
る結果、その能動型エンジンマウント1を通じる振動を
低減するだけでは車体骨格の曲げ振動モードが励起され
る可能性を低くできない状況では、その能動型エンジン
マウント1を能動的動吸振器のアクチュエータとして機
能するように制御するため、駆動輪のサスペンションを
通じて入力される振動によって車体骨格の曲げ振動モー
ドが励起されたとしても、能動的動吸振器の作用によっ
て車室36に伝達される振動のレベルを低減することが
できる。一方、能動型エンジンマウント1を通じない振
動伝達経路が成立していない結果、能動型エンジンマウ
ント1を通じる振動を低減すれば車体35側の振動レベ
ルを低減できる状況では、その能動型エンジンマウント
1を直下の振動を低減するように制御するため、位相遅
れが小さく制御安定性の高い振動低減制御が実行され
て、車体35側の振動レベルを大きく低減することがで
きるのである。
ンジンマウント1を通じない振動伝達経路が成立してい
る結果、その能動型エンジンマウント1を通じる振動を
低減するだけでは車体骨格の曲げ振動モードが励起され
る可能性を低くできない状況では、その能動型エンジン
マウント1を能動的動吸振器のアクチュエータとして機
能するように制御するため、駆動輪のサスペンションを
通じて入力される振動によって車体骨格の曲げ振動モー
ドが励起されたとしても、能動的動吸振器の作用によっ
て車室36に伝達される振動のレベルを低減することが
できる。一方、能動型エンジンマウント1を通じない振
動伝達経路が成立していない結果、能動型エンジンマウ
ント1を通じる振動を低減すれば車体35側の振動レベ
ルを低減できる状況では、その能動型エンジンマウント
1を直下の振動を低減するように制御するため、位相遅
れが小さく制御安定性の高い振動低減制御が実行され
て、車体35側の振動レベルを大きく低減することがで
きるのである。
【0074】なお、本実施の形態では、能動型エンジン
マウント1を通じて車体35側に伝達される振動を検出
する手段として、荷重センサ22を用いているため、加
振振幅の大小を正確に表した残留振動信号eL をコント
ローラ25に供給できるという利点がある。従って、コ
ントローラ25においては、加振振幅の大きさを正確に
反映した駆動信号yを生成し出力するようになり、電磁
アクチュエータ10は、加振振幅に比例した振幅で可動
板12を変位させることができる。このため、アイドル
振動(20〜30Hz)からこもり音振動(80〜800
Hz)に至る全制御周波数帯域に渡って良好な振動低減制
御を実行することができるのである。
マウント1を通じて車体35側に伝達される振動を検出
する手段として、荷重センサ22を用いているため、加
振振幅の大小を正確に表した残留振動信号eL をコント
ローラ25に供給できるという利点がある。従って、コ
ントローラ25においては、加振振幅の大きさを正確に
反映した駆動信号yを生成し出力するようになり、電磁
アクチュエータ10は、加振振幅に比例した振幅で可動
板12を変位させることができる。このため、アイドル
振動(20〜30Hz)からこもり音振動(80〜800
Hz)に至る全制御周波数帯域に渡って良好な振動低減制
御を実行することができるのである。
【0075】また、能動型エンジンマウント1内に荷重
センサ22を内蔵し、その荷重センサ22にボルト9の
締め付け力が加わらないようにしているから、荷重セン
サの耐荷重条件が低くなり、小型の荷重センサ22を採
用でき、スペース的に余裕の小さい能動型エンジンマウ
ント1には非常に好適であり、コスト的にも有利にな
る。しかも、荷重センサ22が能動型エンジンマウント
1と一体となっていれば、実際に車両に搭載する際の手
間数が少なくなるから、製造ラインにおける効率化を図
ることもできるという利点もある。
センサ22を内蔵し、その荷重センサ22にボルト9の
締め付け力が加わらないようにしているから、荷重セン
サの耐荷重条件が低くなり、小型の荷重センサ22を採
用でき、スペース的に余裕の小さい能動型エンジンマウ
ント1には非常に好適であり、コスト的にも有利にな
る。しかも、荷重センサ22が能動型エンジンマウント
1と一体となっていれば、実際に車両に搭載する際の手
間数が少なくなるから、製造ラインにおける効率化を図
ることもできるという利点もある。
【0076】そして、駆動輪に駆動力が加わっているか
否かを、自動変速機のシフト位置に基づいて検出するよ
うにしているため、その検出が容易に行えるという利点
もある。
否かを、自動変速機のシフト位置に基づいて検出するよ
うにしているため、その検出が容易に行えるという利点
もある。
【0077】ここで、本実施の形態では、図3に示す処
理が制御手段に対応し、荷重センサ22が車体振動検出
手段に対応し、加速度センサ27が車室振動検出手段に
対応し、シフト位置センサ28及びステップ106の処
理によって駆動力検出手段が構成される。
理が制御手段に対応し、荷重センサ22が車体振動検出
手段に対応し、加速度センサ27が車室振動検出手段に
対応し、シフト位置センサ28及びステップ106の処
理によって駆動力検出手段が構成される。
【0078】図4及び図5は本発明の第2の実施の形態
を示す図であって、図4は、図1と同様に車両の概略側
面図である。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成
には、同じ符号を付し、その重複する説明は省略する。
を示す図であって、図4は、図1と同様に車両の概略側
面図である。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成
には、同じ符号を付し、その重複する説明は省略する。
【0079】即ち、本実施の形態では、上記第1の実施
の形態の構成に加えて、車速を検出する車速センサ29
を設けていて、その車速センサ29が検出した車速検出
信号Vをもコントローラ25に供給するようにしてい
る。
の形態の構成に加えて、車速を検出する車速センサ29
を設けていて、その車速センサ29が検出した車速検出
信号Vをもコントローラ25に供給するようにしてい
る。
【0080】そして、コントローラ25内では、図5に
示すような処理が実行されるようになっている。即ち、
上記第1の実施の形態と同様にステップ101〜104
の処理を経てステップ105に移行し、ここで残留振動
信号eL ,eA 、シフト位置検出信号S及び車速検出信
号Vを読み込んだ後に、ステップ201に移行するよう
になっている。そして、ステップ201では、車速検出
信号Vが、実質的に車両が停車していると判断できる極
低車速である所定速度V0 以下であるか否かが判定さ
れ、その判定が「YES」の場合にはステップ106に
移行する一方、その判定が「NO」の場合にはステップ
108に移行するようになっている。その後の処理は、
上記第1の実施の形態と同様である。
示すような処理が実行されるようになっている。即ち、
上記第1の実施の形態と同様にステップ101〜104
の処理を経てステップ105に移行し、ここで残留振動
信号eL ,eA 、シフト位置検出信号S及び車速検出信
号Vを読み込んだ後に、ステップ201に移行するよう
になっている。そして、ステップ201では、車速検出
信号Vが、実質的に車両が停車していると判断できる極
低車速である所定速度V0 以下であるか否かが判定さ
れ、その判定が「YES」の場合にはステップ106に
移行する一方、その判定が「NO」の場合にはステップ
108に移行するようになっている。その後の処理は、
上記第1の実施の形態と同様である。
【0081】つまり、本実施の形態では、車速が実質的
に停車状態と見なせる程度の極低車速以下であって、且
つ、駆動輪に駆動力が伝達されている場合にのみ、ステ
ップ107に移行して、加速度センサ27が出力する残
留振動信号eA に基づいた制御が実行されるようになっ
ている。このステップ107に移行する典型的な場合と
しては、自動変速機を有する車両であれば、シフト位置
をドライブとしたままブレーキペダルを踏んで停車状態
にある場合や、手動変速機を有する車両であれば、坂道
等でいわゆる半クラッチ状態で停車している場合等が考
えられるが、いずれにしても、駆動輪に駆動力が伝達さ
れているにも関わらず、それが回転していない状況であ
るため、駆動力伝達系のジョイント部の回転が拘束さ
れ、エンジン振動や駆動力変動が駆動力伝達系及びサス
ペンションを通じて車体35に入力され易い状況となっ
ている。
に停車状態と見なせる程度の極低車速以下であって、且
つ、駆動輪に駆動力が伝達されている場合にのみ、ステ
ップ107に移行して、加速度センサ27が出力する残
留振動信号eA に基づいた制御が実行されるようになっ
ている。このステップ107に移行する典型的な場合と
しては、自動変速機を有する車両であれば、シフト位置
をドライブとしたままブレーキペダルを踏んで停車状態
にある場合や、手動変速機を有する車両であれば、坂道
等でいわゆる半クラッチ状態で停車している場合等が考
えられるが、いずれにしても、駆動輪に駆動力が伝達さ
れているにも関わらず、それが回転していない状況であ
るため、駆動力伝達系のジョイント部の回転が拘束さ
れ、エンジン振動や駆動力変動が駆動力伝達系及びサス
ペンションを通じて車体35に入力され易い状況となっ
ている。
【0082】以上から、ステップ201及び106の判
定が両方とも「YES」の場合は、能動型エンジンマウ
ント1を介さない振動伝達系を通じる振動によって、車
体35の骨格の曲げ振動モードが励起され易い状況であ
ると判断できる。逆に、ステップ201又は106の判
定の一方でも「NO」の場合は、能動型エンジンマウン
ト1を介さない振動伝達経路が成立していないか、或い
は、成立していたとしてもその振動伝達経路を通じての
振動伝達率は極めて小さく、車体35の骨格の曲げ振動
モードが励起され難い状況であると判断できる。
定が両方とも「YES」の場合は、能動型エンジンマウ
ント1を介さない振動伝達系を通じる振動によって、車
体35の骨格の曲げ振動モードが励起され易い状況であ
ると判断できる。逆に、ステップ201又は106の判
定の一方でも「NO」の場合は、能動型エンジンマウン
ト1を介さない振動伝達経路が成立していないか、或い
は、成立していたとしてもその振動伝達経路を通じての
振動伝達率は極めて小さく、車体35の骨格の曲げ振動
モードが励起され難い状況であると判断できる。
【0083】そこで、そのような判断に従って、ステッ
プ107又はステップ108の処理を実行することによ
り、上記第1の実施の形態よりもさらに的確に、車体3
5側の振動状態に応じた適切な振動低減処理を実行でき
るのである。
プ107又はステップ108の処理を実行することによ
り、上記第1の実施の形態よりもさらに的確に、車体3
5側の振動状態に応じた適切な振動低減処理を実行でき
るのである。
【0084】ここで、本実施の形態では、図5に示す処
理が制御手段に対応し、車速センサ29及びステップ2
01の処理によって車速検出手段が構成される。図6及
び図7は本発明の第3の実施の形態を示す図であって、
図7は、図1と同様に車両の概略側面図である。なお、
上記各実施の形態と同様の構成には、同じ符号を付し、
その重複する説明は省略する。
理が制御手段に対応し、車速センサ29及びステップ2
01の処理によって車速検出手段が構成される。図6及
び図7は本発明の第3の実施の形態を示す図であって、
図7は、図1と同様に車両の概略側面図である。なお、
上記各実施の形態と同様の構成には、同じ符号を付し、
その重複する説明は省略する。
【0085】即ち、本実施の形態では、上記第1の実施
の形態で設けていたシフト位置センサ28は省略する一
方で、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ
40を設けていて、そのエンジン回転数センサ40が検
出したエンジン回転数検出信号Nが、コントローラ25
に供給されるようになっている。
の形態で設けていたシフト位置センサ28は省略する一
方で、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ
40を設けていて、そのエンジン回転数センサ40が検
出したエンジン回転数検出信号Nが、コントローラ25
に供給されるようになっている。
【0086】そして、コントローラ25内では、図7に
示すような処理が実行されるようになっている。即ち、
上記第1の実施の形態と同様にステップ101〜104
の処理を経てステップ105に移行し、ここで残留振動
信号eL ,eA 及びエンジン回転数検出信号Nを読み込
んだ後に、ステップ301に移行するようになってい
る。そして、ステップ301では、エンジン回転数検出
信号Nが所定回転数N0以下であるか否かが判定され、
その判定が「YES」の場合にはステップ107に移行
する一方、その判定が「NO」の場合にはステップ10
8に移行するようになっている。その後の処理は、上記
第1の実施の形態と同様である。
示すような処理が実行されるようになっている。即ち、
上記第1の実施の形態と同様にステップ101〜104
の処理を経てステップ105に移行し、ここで残留振動
信号eL ,eA 及びエンジン回転数検出信号Nを読み込
んだ後に、ステップ301に移行するようになってい
る。そして、ステップ301では、エンジン回転数検出
信号Nが所定回転数N0以下であるか否かが判定され、
その判定が「YES」の場合にはステップ107に移行
する一方、その判定が「NO」の場合にはステップ10
8に移行するようになっている。その後の処理は、上記
第1の実施の形態と同様である。
【0087】なお、所定回転数N0 は、エンジンにおけ
る燃焼の基本次数の周波数が、車体骨格の曲げ振動モー
ドを励起し得る周波数に一致又は略一致する場合のエン
ジン回転数である。例えば、レシプロ4気筒エンジンの
場合には、燃焼の基本次数はエンジン回転2次であり、
車体骨格の曲げ振動モードを励起し得る周波数は20〜
25Hz以下の周波数であるから、エンジン回転2次の周
波数が例えば25Hzとなる場合のエンジン回転数を、所
定回転数N0 とすればよい。他の形式のエンジンの場合
にも、同様の考え方で所定回転数N0 を設定する。
る燃焼の基本次数の周波数が、車体骨格の曲げ振動モー
ドを励起し得る周波数に一致又は略一致する場合のエン
ジン回転数である。例えば、レシプロ4気筒エンジンの
場合には、燃焼の基本次数はエンジン回転2次であり、
車体骨格の曲げ振動モードを励起し得る周波数は20〜
25Hz以下の周波数であるから、エンジン回転2次の周
波数が例えば25Hzとなる場合のエンジン回転数を、所
定回転数N0 とすればよい。他の形式のエンジンの場合
にも、同様の考え方で所定回転数N0 を設定する。
【0088】つまり、本実施の形態は、車体骨格の曲げ
振動モードを励起し得る周波数が既知であり、しかも振
動源としてのパワーユニット30から車体35側に伝達
される振動の周波数はエンジンにおける燃焼の基本次数
の周波数に等しく、そのエンジンにおける燃焼の基本次
数の周波数はエンジンの形式及びエンジン回転数から容
易に判ることに着目したものである。そして、エンジン
回転数検出信号Nに基づき、実際にパワーユニット30
から車体35側に伝達される振動が車体骨格の曲げ振動
モードを励起し得るか否かをステップ301において判
定し、励起し易いと判定された場合(ステップ301の
判定が「YES」)には、車体骨格の曲げ振動モードを
有効に制振できる制御、即ち能動型エンジンマウント1
を能動的動吸振器のアクチュエータとして機能させる制
御を実行するべく、ステップ107に移行し、適応ディ
ジタルフィルタWの更新処理に残留振動信号eA を用い
るようにしているのである。車体骨格の曲げ振動モード
に対しては、車体35を剛体と見なせるから、能動型エ
ンジンマウント1及びパワーユニット30を能動的動吸
振器として機能させることにより車体35に入力される
制振力によって、そこから遠い位置である車室36内の
フロア振動を低減できるのである。
振動モードを励起し得る周波数が既知であり、しかも振
動源としてのパワーユニット30から車体35側に伝達
される振動の周波数はエンジンにおける燃焼の基本次数
の周波数に等しく、そのエンジンにおける燃焼の基本次
数の周波数はエンジンの形式及びエンジン回転数から容
易に判ることに着目したものである。そして、エンジン
回転数検出信号Nに基づき、実際にパワーユニット30
から車体35側に伝達される振動が車体骨格の曲げ振動
モードを励起し得るか否かをステップ301において判
定し、励起し易いと判定された場合(ステップ301の
判定が「YES」)には、車体骨格の曲げ振動モードを
有効に制振できる制御、即ち能動型エンジンマウント1
を能動的動吸振器のアクチュエータとして機能させる制
御を実行するべく、ステップ107に移行し、適応ディ
ジタルフィルタWの更新処理に残留振動信号eA を用い
るようにしているのである。車体骨格の曲げ振動モード
に対しては、車体35を剛体と見なせるから、能動型エ
ンジンマウント1及びパワーユニット30を能動的動吸
振器として機能させることにより車体35に入力される
制振力によって、そこから遠い位置である車室36内の
フロア振動を低減できるのである。
【0089】これに対し、ステップ301の判定が「N
O」の場合には、パワーユニット30から車体35側に
伝達される振動の周波数は、車体骨格の曲げ振動モード
を励起し得る周波数に比べて高いため、その振動に対し
ては、車体35は弾性結合された複数のパネルから構成
されていると見なせることができ、そのような高周波の
振動が発生している状況では、能動的動吸振器の制振力
は殆ど無意味であり、有効なのは、車体35への入力振
動自体を低減することである。そして、車体35への入
力振動を低減するためには、能動型エンジンマウント1
をその直下の振動を低減するように機能させればよいこ
とになるから、ステップ108に移行して、適応ディジ
タルフィルタWの更新処理に残留振動信号eL を用いる
ようにしているのである。なお、このような高周波の振
動は、主としてエンジンがアイドリング回転数以上で回
転する車両走行中に発生するものであるから、パワーユ
ニット30で発生した振動は、主として能動型エンジン
マウント1等のエンジンマウントを通じて車体35側に
伝達されるから、能動型エンジンマウント1をそれを通
過する振動を相殺するように制御することは、車体35
側振動の大幅な低減に寄与できるのである。
O」の場合には、パワーユニット30から車体35側に
伝達される振動の周波数は、車体骨格の曲げ振動モード
を励起し得る周波数に比べて高いため、その振動に対し
ては、車体35は弾性結合された複数のパネルから構成
されていると見なせることができ、そのような高周波の
振動が発生している状況では、能動的動吸振器の制振力
は殆ど無意味であり、有効なのは、車体35への入力振
動自体を低減することである。そして、車体35への入
力振動を低減するためには、能動型エンジンマウント1
をその直下の振動を低減するように機能させればよいこ
とになるから、ステップ108に移行して、適応ディジ
タルフィルタWの更新処理に残留振動信号eL を用いる
ようにしているのである。なお、このような高周波の振
動は、主としてエンジンがアイドリング回転数以上で回
転する車両走行中に発生するものであるから、パワーユ
ニット30で発生した振動は、主として能動型エンジン
マウント1等のエンジンマウントを通じて車体35側に
伝達されるから、能動型エンジンマウント1をそれを通
過する振動を相殺するように制御することは、車体35
側振動の大幅な低減に寄与できるのである。
【0090】このように、本実施の形態であっても、パ
ワーユニット30から車体35に伝達される振動の周波
数に基づいて車体35側の振動状況を把握し、その振動
状況に応じて能動型エンジンマウント1の制御態様を設
定するようにしているため、効率的な振動低減制御が実
行され、全体として車体35の振動レベルを大きく低減
することができるのである。
ワーユニット30から車体35に伝達される振動の周波
数に基づいて車体35側の振動状況を把握し、その振動
状況に応じて能動型エンジンマウント1の制御態様を設
定するようにしているため、効率的な振動低減制御が実
行され、全体として車体35の振動レベルを大きく低減
することができるのである。
【0091】ここで、本実施の形態では、図7に示す処
理が制御手段に対応し、エンジン回転数センサ40及び
ステップ301の処理によってエンジン回転数検出手段
が構成される。
理が制御手段に対応し、エンジン回転数センサ40及び
ステップ301の処理によってエンジン回転数検出手段
が構成される。
【0092】図8及び図9は本発明の第4の実施の形態
を示す図であって、図8は、図1と同様に車両の概略側
面図である。なお、上記各実施の形態と同様の構成に
は、同じ符号を付し、その重複する説明は省略する。
を示す図であって、図8は、図1と同様に車両の概略側
面図である。なお、上記各実施の形態と同様の構成に
は、同じ符号を付し、その重複する説明は省略する。
【0093】即ち、本実施の形態では、シフト位置セン
サ28,車速センサ29及びエンジン回転数センサ40
を設けていて、それら各センサが出力したシフト位置検
出信号S,車速検出信号V及びエンジン回転数検出信号
Nのそれぞれが、コントローラ25に供給されるように
なっている。
サ28,車速センサ29及びエンジン回転数センサ40
を設けていて、それら各センサが出力したシフト位置検
出信号S,車速検出信号V及びエンジン回転数検出信号
Nのそれぞれが、コントローラ25に供給されるように
なっている。
【0094】そして、コントローラ25内では、図9に
示すような処理が実行されるようになっている。即ち、
上記第1の実施の形態と同様にステップ101〜104
の処理を経てステップ105に移行し、ここで残留振動
信号eL ,eA ,シフト位置検出信号S,車速検出信号
V及びエンジン回転数検出信号Nを読み込むようになっ
ている。ステップ105にて各信号を読み込んだ後に
は、ステップ301,201,106の判定処理を順次
実行するようになっていて、それらステップ301,2
01,106における判定が全て「YES」の場合に
は、ステップ107に移行する一方、それらステップ3
01,201,106における判定が一つでも「NO」
の場合には、ステップ108に移行するようになってい
る。その後の処理は、上記第1の実施の形態と同様であ
る。
示すような処理が実行されるようになっている。即ち、
上記第1の実施の形態と同様にステップ101〜104
の処理を経てステップ105に移行し、ここで残留振動
信号eL ,eA ,シフト位置検出信号S,車速検出信号
V及びエンジン回転数検出信号Nを読み込むようになっ
ている。ステップ105にて各信号を読み込んだ後に
は、ステップ301,201,106の判定処理を順次
実行するようになっていて、それらステップ301,2
01,106における判定が全て「YES」の場合に
は、ステップ107に移行する一方、それらステップ3
01,201,106における判定が一つでも「NO」
の場合には、ステップ108に移行するようになってい
る。その後の処理は、上記第1の実施の形態と同様であ
る。
【0095】つまり、本実施の形態では、パワーユニッ
ト30を振動源とする振動の周波数が車体骨格の曲げ振
動モードを励起し得る周波数にあり、車速が実質的に停
車状態と見なせる程度の極低車速以下であって、しかも
駆動輪に駆動力が伝達されている場合にのみ、ステップ
107に移行して、加速度センサ27が出力する残留振
動信号eA に基づいた制御が実行されるようになってい
るから、車体骨格の曲げ振動モードが励起される可能性
が極めて高い状況においてのみ、能動型エンジンマウン
ト1を能動的動吸振器のアクチュエータとして機能させ
る制御が実行されるのである。このため、本実施の形態
であれば、上記第1〜3の実施の形態よりもさらに的確
に、車体35側の振動状態に応じた適切な振動低減処理
を実行できるのである。ここで、本実施の形態では、図
9に示す処理が制御手段に対応する。
ト30を振動源とする振動の周波数が車体骨格の曲げ振
動モードを励起し得る周波数にあり、車速が実質的に停
車状態と見なせる程度の極低車速以下であって、しかも
駆動輪に駆動力が伝達されている場合にのみ、ステップ
107に移行して、加速度センサ27が出力する残留振
動信号eA に基づいた制御が実行されるようになってい
るから、車体骨格の曲げ振動モードが励起される可能性
が極めて高い状況においてのみ、能動型エンジンマウン
ト1を能動的動吸振器のアクチュエータとして機能させ
る制御が実行されるのである。このため、本実施の形態
であれば、上記第1〜3の実施の形態よりもさらに的確
に、車体35側の振動状態に応じた適切な振動低減処理
を実行できるのである。ここで、本実施の形態では、図
9に示す処理が制御手段に対応する。
【0096】なお、上記第3,4の実施の形態にあって
は、エンジン回転数センサ40を設け、そのエンジン回
転数センサ40が出力するエンジン回転数検出信号Nを
ステップ301の判定に用いているが、エンジン回転数
は基準信号xの入力間隔に基づいて求めることができる
から、その基準信号xの入力間隔に基づいてエンジン回
転数を求める演算処理を付加することにより、エンジン
回転数検出信号Nをコントローラ25に供給することを
省略してもよい。かかる場合、基準信号xの周期は、エ
ンジン回転数に一義的に対応するものである(つまり、
基準信号xの周期は、実質的にエンジン回転数を表すも
のである)から、所定回転数N0 を基準信号xの周期に
換算した値を求めておけば、ステップ301の判定を、
基準信号xの周期をそのまま用いて行うことができる。
は、エンジン回転数センサ40を設け、そのエンジン回
転数センサ40が出力するエンジン回転数検出信号Nを
ステップ301の判定に用いているが、エンジン回転数
は基準信号xの入力間隔に基づいて求めることができる
から、その基準信号xの入力間隔に基づいてエンジン回
転数を求める演算処理を付加することにより、エンジン
回転数検出信号Nをコントローラ25に供給することを
省略してもよい。かかる場合、基準信号xの周期は、エ
ンジン回転数に一義的に対応するものである(つまり、
基準信号xの周期は、実質的にエンジン回転数を表すも
のである)から、所定回転数N0 を基準信号xの周期に
換算した値を求めておけば、ステップ301の判定を、
基準信号xの周期をそのまま用いて行うことができる。
【0097】また、上記第2〜4の実施の形態にあって
は、ステップ201,301の判定におけるしきい値で
ある所定速度V0 ,所定回転数N0 を固定としている
が、これらのしきい値にヒステリシスを与えるようにし
てもよい。例えば、ステップ301の判定であれば、例
えば図10に示すように所定回転数N0 を挟むようにヒ
ステリシスを設定すれば、エンジン回転数が所定回転数
N0 近傍にあるときの制御切換のハンチングを防止でき
るようになる。
は、ステップ201,301の判定におけるしきい値で
ある所定速度V0 ,所定回転数N0 を固定としている
が、これらのしきい値にヒステリシスを与えるようにし
てもよい。例えば、ステップ301の判定であれば、例
えば図10に示すように所定回転数N0 を挟むようにヒ
ステリシスを設定すれば、エンジン回転数が所定回転数
N0 近傍にあるときの制御切換のハンチングを防止でき
るようになる。
【0098】そして、上記各実施の形態では、車体振動
検出手段として、能動型エンジンマウント1に内蔵され
た荷重センサ22を適用しているが、これに限定される
ものではなく、例えば能動型エンジンマウント1と車体
35との間に挟み込まれた外付けの荷重センサを適用し
てもよいし、或いは、能動型エンジンマウントの車体3
5側取付位置近傍に配設された加速度センサを用いても
よく、加速度センサを用いた場合には、荷重センサを用
いる場合よりも配設位置の自由度が高いという利点があ
る。
検出手段として、能動型エンジンマウント1に内蔵され
た荷重センサ22を適用しているが、これに限定される
ものではなく、例えば能動型エンジンマウント1と車体
35との間に挟み込まれた外付けの荷重センサを適用し
てもよいし、或いは、能動型エンジンマウントの車体3
5側取付位置近傍に配設された加速度センサを用いても
よく、加速度センサを用いた場合には、荷重センサを用
いる場合よりも配設位置の自由度が高いという利点があ
る。
【0099】さらに、上記各実施の形態では、車室振動
検出手段として、車室36内のフロア振動を検出する加
速度センサ27を適用しているが、要は、車室36を包
囲する部材の振動が検出できればよいのであるから、例
えば、車室36内の騒音を検出するマイクロフォンを適
用することも可能である。
検出手段として、車室36内のフロア振動を検出する加
速度センサ27を適用しているが、要は、車室36を包
囲する部材の振動が検出できればよいのであるから、例
えば、車室36内の騒音を検出するマイクロフォンを適
用することも可能である。
【0100】また、上記各実施の形態では、能動型エン
ジンマウントに対する駆動信号を同期式Filtere
d−X LMSアルゴリズムに基づいて生成している
が、適用可能なアルゴリズムはこれに限定されるもので
はなく、通常のFiltered−X LMSアルゴリ
ズムであってもよいし、或いは、荷重センサ22や加速
度センサ27の出力に応じた通常のフィードバック制御
であってもよい。
ジンマウントに対する駆動信号を同期式Filtere
d−X LMSアルゴリズムに基づいて生成している
が、適用可能なアルゴリズムはこれに限定されるもので
はなく、通常のFiltered−X LMSアルゴリ
ズムであってもよいし、或いは、荷重センサ22や加速
度センサ27の出力に応じた通常のフィードバック制御
であってもよい。
【0101】そして、上記第1,2,4の実施の形態で
は、自動変速機のシフト位置に基づいて、駆動輪に駆動
力が加わっているか否かを検出するようにしているが、
これに限定されるものではなく、駆動力伝達系を構成す
るドライブシャフトやプロペラシャフト等のねじりトル
クを検出し、そのトルクの有無に基づいて、駆動輪に駆
動力が加わっているか否かを検出するようにしてもよ
く、その場合には、手動変速機であっても容易に適用可
能である。ドライブシャフト等のねじりトルクを検出す
る具体的な構成としては、例えば、本出願人が先に提案
した特開昭64−35329号公報、特開昭64−35
31号公報、特開昭64−3530号公報等に開示され
た装置が適用可能である。
は、自動変速機のシフト位置に基づいて、駆動輪に駆動
力が加わっているか否かを検出するようにしているが、
これに限定されるものではなく、駆動力伝達系を構成す
るドライブシャフトやプロペラシャフト等のねじりトル
クを検出し、そのトルクの有無に基づいて、駆動輪に駆
動力が加わっているか否かを検出するようにしてもよ
く、その場合には、手動変速機であっても容易に適用可
能である。ドライブシャフト等のねじりトルクを検出す
る具体的な構成としては、例えば、本出願人が先に提案
した特開昭64−35329号公報、特開昭64−35
31号公報、特開昭64−3530号公報等に開示され
た装置が適用可能である。
【図1】第1の実施の形態を示す車両の概略側面図であ
る。
る。
【図2】能動型エンジンマウントの一例を示す断面図で
ある。
ある。
【図3】第1の実施の形態のコントローラ内で実行され
る処理の概要を示すフローチャートである。
る処理の概要を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施の形態を示す車両の概略側面図であ
る。
る。
【図5】第2の実施の形態のコントローラ内で実行され
る処理の概要を示すフローチャートである。
る処理の概要を示すフローチャートである。
【図6】第3の実施の形態を示す車両の概略側面図であ
る。
る。
【図7】第3の実施の形態のコントローラ内で実行され
る処理の概要を示すフローチャートである。
る処理の概要を示すフローチャートである。
【図8】第4の実施の形態を示す車両の概略側面図であ
る。
る。
【図9】第4の実施の形態のコントローラ内で実行され
る処理の概要を示すフローチャートである。
る処理の概要を示すフローチャートである。
【図10】制御の切換にヒステリシスを与えた例を示す
グラフである。
グラフである。
1 能動型エンジンマウント 22 荷重センサ(車体振動検出手段) 25 コントローラ 26 パルス信号生成器 27 加速度センサ(車室振動検出手段) 28 シフト位置センサ 29 車速センサ 30 パワーユニット 35 車体 36 車室 40 エンジン回転数センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤津 洋介 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 パワーユニットと車体との間に、能動的
な支持力を発生可能な能動型エンジンマウントを介在さ
せるとともに、前記能動型エンジンマウントを、車体骨
格の曲げ振動モードを励起し易い状況では、車室を包囲
する部材の振動に応じて制御し、前記曲げ振動モードを
励起し難い状況では、その能動型エンジンマウントを通
じて前記パワーユニットから前記車体に伝達される振動
に応じて制御するようにしたことを特徴とする車両用能
動型振動制御装置。 - 【請求項2】 パワーユニット及び車体間に介在し且つ
能動的な支持力を発生可能な能動型エンジンマウント
と、前記能動型エンジンマウントを通じて前記パワーユ
ニットから前記車体に伝達される振動を検出する車体振
動検出手段と、車室を包囲する部材の振動を検出する車
室振動検出手段と、駆動輪に駆動力が加わっているか否
かを検出する駆動力検出手段と、前記駆動力検出手段が
駆動力が加わっていることを検出した場合には前記能動
型エンジンマウントを前記車室振動検出手段が検出した
振動が低減するように制御する一方、前記駆動力検出手
段が駆動力が加わっていないことを検出した場合には前
記能動型エンジンマウントを前記車体振動検出手段が検
出した振動が低減するように制御する制御手段と、を備
えたことを特徴とする車両用能動型振動制御装置。 - 【請求項3】 車速が所定速度以下であるか否かを検出
する車速検出手段を設けるとともに、前記制御手段は、
前記車速検出手段が車速が前記所定速度以下であること
を検出し且つ前記駆動力検出手段が駆動力が加わってい
ることを検出した場合には前記能動型エンジンマウント
を前記車室振動検出手段が検出した振動が低減するよう
に制御する一方、前記車速検出手段が車速が前記所定速
度を越えていることを検出するか若しくは前記駆動力検
出手段が駆動力が加わっていないことを検出した場合に
は前記能動型エンジンマウントを前記車体振動検出手段
が検出した振動が低減するように制御する請求項2記載
の車両用能動型振動制御装置。 - 【請求項4】 パワーユニット及び車体間に介在し且つ
能動的な支持力を発生可能な能動型エンジンマウント
と、前記能動型エンジンマウントを通じて前記パワーユ
ニットから前記車体に伝達される振動を検出する車体振
動検出手段と、車室を包囲する部材の振動を検出する車
室振動検出手段と、エンジン回転数が所定回転数以下で
あることを検出するエンジン回転数検出手段と、前記エ
ンジン回転数検出手段が前記所定回転数以下であること
を検出した場合には前記能動型エンジンマウントを前記
車室振動検出手段が検出した振動が低減するように制御
する一方、前記エンジン回転数検出手段が前記所定回転
数を越えていることを検出した場合には前記能動型エン
ジンマウントを前記車体振動検出手段が検出した振動が
低減するように制御する制御手段と、を備え、前記所定
回転数は、エンジンにおける燃焼の基本次数の周波数が
車体骨格の曲げ振動モードを励起し得る周波数に一致又
は略一致するエンジン回転数であることを特徴とする車
両用能動型振動制御装置。 - 【請求項5】 駆動輪に駆動力が加わっているか否かを
検出する駆動力検出手段と、車速が所定速度以下である
か否かを検出する車速検出手段と、を設けるとともに、
前記制御手段は、前記車速検出手段が車速が前記所定速
度以下であることを検出し,前記駆動力検出手段が駆動
力が加わっていることを検出し且つ前記エンジン回転数
検出手段が前記所定回転数以下であることを検出した場
合には前記能動型エンジンマウントを前記車室振動検出
手段が検出した振動が低減するように制御する一方、前
記車速検出手段が車速が前記所定速度を越えていること
を検出するか,前記駆動力検出手段が駆動力が加わって
いないことを検出するか若しくは前記エンジン回転数検
出手段が前記所定回転数を越えていることを検出した場
合には前記能動型エンジンマウントを前記車体振動検出
手段が検出した振動が低減するように制御する請求項4
記載の車両用能動型振動制御装置。 - 【請求項6】 前記駆動力検出手段は、自動変速機のシ
フト位置に基づいて駆動輪に駆動力が加わっているか否
かを検出する請求項2,請求項3又は請求項5記載の車
両用能動型振動制御装置。 - 【請求項7】 前記駆動力検出手段は、エンジン及び駆
動輪間で駆動力を伝達する駆動力伝達系のねじりトルク
に基づいて駆動輪に駆動力が加わっているか否かを検出
する請求項2,請求項3又は請求項5記載の車両用能動
型振動制御装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8088596A JPH09280307A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 車両用能動型振動制御装置 |
| DE19714724A DE19714724A1 (de) | 1996-04-10 | 1997-04-09 | Aktive Schwingungsdämpfungsvorrichtung für Kraftfahrzeuge |
| US08/826,394 US5792948A (en) | 1996-04-10 | 1997-04-09 | Active vibration control apparatus for vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8088596A JPH09280307A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 車両用能動型振動制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09280307A true JPH09280307A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=13947219
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8088596A Pending JPH09280307A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 車両用能動型振動制御装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5792948A (ja) |
| JP (1) | JPH09280307A (ja) |
| DE (1) | DE19714724A1 (ja) |
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- 1997-04-09 US US08/826,394 patent/US5792948A/en not_active Expired - Fee Related
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