JPH09280370A - シリンダ装置 - Google Patents
シリンダ装置Info
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- JPH09280370A JPH09280370A JP11123696A JP11123696A JPH09280370A JP H09280370 A JPH09280370 A JP H09280370A JP 11123696 A JP11123696 A JP 11123696A JP 11123696 A JP11123696 A JP 11123696A JP H09280370 A JPH09280370 A JP H09280370A
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
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- 239000004519 grease Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シリンダ本体とブーツとの組付け性を向上さ
せることができるシリンダ装置を提供すること。 【解決手段】 シリンダ本体42の開口部42aの端部
外周には、シリンダ本体42外方に向かって漸次小径と
なるテーパー部52を設け、ブーツ44の先端に設けら
れた環状凸部45の先端には、テーパー部52と略同一
傾斜角の斜面部53を設けると共に、テーパー部52の
先端外径D2 を環状凸部45の内径D3 より大きくす
る。組付け時は、テーパー部52と斜面部53とを当接
させ、シリンダ本体42とブーツ44とのセンタリング
を行い、その後、ブーツ44をシリンダ本体42側に押
圧させ、環状凸部45を環状凹所43に嵌合させる。こ
のとき、センタリング性を確保しながら組み付けられる
ので、ブーツ44の歪みの発生が減少し、よって組付け
性が向する。
せることができるシリンダ装置を提供すること。 【解決手段】 シリンダ本体42の開口部42aの端部
外周には、シリンダ本体42外方に向かって漸次小径と
なるテーパー部52を設け、ブーツ44の先端に設けら
れた環状凸部45の先端には、テーパー部52と略同一
傾斜角の斜面部53を設けると共に、テーパー部52の
先端外径D2 を環状凸部45の内径D3 より大きくす
る。組付け時は、テーパー部52と斜面部53とを当接
させ、シリンダ本体42とブーツ44とのセンタリング
を行い、その後、ブーツ44をシリンダ本体42側に押
圧させ、環状凸部45を環状凹所43に嵌合させる。こ
のとき、センタリング性を確保しながら組み付けられる
ので、ブーツ44の歪みの発生が減少し、よって組付け
性が向する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダ装置に関
し、さらに詳しくは、開口部を有し該開口部側の端部近
傍の外周に環状凹所を形成したシリンダ本体と、この環
状凹所に嵌合する環状凸部を端部内径側に有し上記開口
部を覆う弾性変形可能なブーツとを備えたシリンダ装置
に関する。
し、さらに詳しくは、開口部を有し該開口部側の端部近
傍の外周に環状凹所を形成したシリンダ本体と、この環
状凹所に嵌合する環状凸部を端部内径側に有し上記開口
部を覆う弾性変形可能なブーツとを備えたシリンダ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来例のシリンダ装置を示すが、
これは車両等のクラッチ作動装置に用いられるクラッチ
オペレーティングシリンダであり、全体として1で示さ
れる。シリンダ本体2の開口部2a側の端部近傍の外周
に形成された環状凹所3には、ゴム製のブーツ4の端部
内径側に一体的に形成された環状凸部5が装着されてい
る。ブーツ4の他端内周はプッシュロッド6に固着され
ており、このプッシュロッド6の軸方向の移動に伴っ
て、ブーツ4が伸縮するようになっている。プッシュロ
ッド6の一端はピストン7の凹部7aに係合しており、
また、このピストン7はその外周にカップシール8、9
を装着して、シリンダ本体2の内孔10に対して摺動自
在に嵌合している。このピストン7の図中左方への移動
により液圧発生室12に液圧が発生し、図示しない配管
接続口を介してクラッチ作動装置に液圧が供給されるよ
うになっている。なお図3は、ピストン7の頭部7bが
シリンダ本体2の内孔底壁部2bに当接するまで、ピス
トン7をばね11のばね力に抗して図中左方へと押動さ
せた状態を示しており、よってブーツ4は最も縮んだ状
態にある。なおまた図示せずとも、シリンダ装置1には
作動液を導入するための接続管路が結合されているもの
とする。
これは車両等のクラッチ作動装置に用いられるクラッチ
オペレーティングシリンダであり、全体として1で示さ
れる。シリンダ本体2の開口部2a側の端部近傍の外周
に形成された環状凹所3には、ゴム製のブーツ4の端部
内径側に一体的に形成された環状凸部5が装着されてい
る。ブーツ4の他端内周はプッシュロッド6に固着され
ており、このプッシュロッド6の軸方向の移動に伴っ
て、ブーツ4が伸縮するようになっている。プッシュロ
ッド6の一端はピストン7の凹部7aに係合しており、
また、このピストン7はその外周にカップシール8、9
を装着して、シリンダ本体2の内孔10に対して摺動自
在に嵌合している。このピストン7の図中左方への移動
により液圧発生室12に液圧が発生し、図示しない配管
接続口を介してクラッチ作動装置に液圧が供給されるよ
うになっている。なお図3は、ピストン7の頭部7bが
シリンダ本体2の内孔底壁部2bに当接するまで、ピス
トン7をばね11のばね力に抗して図中左方へと押動さ
せた状態を示しており、よってブーツ4は最も縮んだ状
態にある。なおまた図示せずとも、シリンダ装置1には
作動液を導入するための接続管路が結合されているもの
とする。
【0003】以上のように構成される従来例のシリンダ
装置1は、そのシリンダ本体2に形成された断面形状が
矩形の環状凹所3に、ブーツ4の先端に形成され、環状
凹所3と略同一形状で断面形状が矩形の環状凸部5を嵌
合させて、シリンダ本体2の開口部2aをブーツ4によ
り覆っている。そこで、シリンダ本体2の開口部2aに
ブーツ4を組み付けるときには、環状凸部5の先端をシ
リンダ本体2の開口部2a端部の外径より大きく弾性変
形させた状態で環状凸部5を図3において左方に移動さ
せ、シリンダ本体2の環状凹所3にブーツ4の環状凸部
5を嵌合させる。
装置1は、そのシリンダ本体2に形成された断面形状が
矩形の環状凹所3に、ブーツ4の先端に形成され、環状
凹所3と略同一形状で断面形状が矩形の環状凸部5を嵌
合させて、シリンダ本体2の開口部2aをブーツ4によ
り覆っている。そこで、シリンダ本体2の開口部2aに
ブーツ4を組み付けるときには、環状凸部5の先端をシ
リンダ本体2の開口部2a端部の外径より大きく弾性変
形させた状態で環状凸部5を図3において左方に移動さ
せ、シリンダ本体2の環状凹所3にブーツ4の環状凸部
5を嵌合させる。
【0004】また、他の従来例として実公平5−458
59号公報に示されるシリンダ装置を図4に示すが、そ
の全体は21で示される。本従来例のシリンダ装置21
は、上述のシリンダ装置1と同様にクラッチオペレーテ
ィングシリンダを示し、また上述のシリンダ装置1と同
様な構成を有している。すなわち、シリンダ本体22の
開口部22a側の端部近傍の外周に形成された環状凹所
23には、ゴム製のブーツ24の端部内径側に一体的に
形成された環状凸部25が装着されている。ブーツ24
の他端内周はプッシュロッド26に固着されており、こ
のプッシュロッド26の軸方向の移動に伴って、ブーツ
24が伸縮するようになっている。プッシュロッド26
の一端はピストン27の凹部27aに係合しており、ま
た、このピストン27はその外周にカップシール28を
装着して、シリンダ本体22の内孔30に対して摺動自
在に嵌合している。このピストン27の図中左方への移
動により液圧発生室35に液圧が発生し、配管接続口3
6から図示しないクラッチ作動装置に液圧が供給される
ようになっている。
59号公報に示されるシリンダ装置を図4に示すが、そ
の全体は21で示される。本従来例のシリンダ装置21
は、上述のシリンダ装置1と同様にクラッチオペレーテ
ィングシリンダを示し、また上述のシリンダ装置1と同
様な構成を有している。すなわち、シリンダ本体22の
開口部22a側の端部近傍の外周に形成された環状凹所
23には、ゴム製のブーツ24の端部内径側に一体的に
形成された環状凸部25が装着されている。ブーツ24
の他端内周はプッシュロッド26に固着されており、こ
のプッシュロッド26の軸方向の移動に伴って、ブーツ
24が伸縮するようになっている。プッシュロッド26
の一端はピストン27の凹部27aに係合しており、ま
た、このピストン27はその外周にカップシール28を
装着して、シリンダ本体22の内孔30に対して摺動自
在に嵌合している。このピストン27の図中左方への移
動により液圧発生室35に液圧が発生し、配管接続口3
6から図示しないクラッチ作動装置に液圧が供給される
ようになっている。
【0005】本従来例では、シリンダ本体22の開口部
22a側端部にテーパー部34を形成し、このテーパー
部34に対して断面形状が矩形である環状凸部25の内
径側の端部の角を滑らせ、環状凹所23に環状凸部25
を嵌合することにより、ブーツ24をシリンダ本体22
の開口部22aに組み付けている。
22a側端部にテーパー部34を形成し、このテーパー
部34に対して断面形状が矩形である環状凸部25の内
径側の端部の角を滑らせ、環状凹所23に環状凸部25
を嵌合することにより、ブーツ24をシリンダ本体22
の開口部22aに組み付けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示すシリンダ装置1では、環状凸部5の先端をシリンダ
本体2の開口部2a端部の外径より大きく弾性変形さ
せ、この状態を保持したままでシリンダ本体2に組み付
ける必要がある。これでは組付け作業工程が多くかか
り、作業性が悪くなるという問題がある。また、図4に
示すシリンダ装置21によれば、組付け時に環状凸部2
5の先端の角をテーパー部34に当接させ、更に図中左
側に押圧して、環状凸部25を環状凹所23に嵌合して
いるので、これが摺動抵抗となってセンタリング性を損
なわせ、すなわち、シリンダ本体22の軸心とブーツ2
4の軸心とがずれてしまい、この状態で無理に組み付け
られることによって、ブーツ24に歪みを発生させてし
まうことがある(ブーツ24の蛇腹の部分を変形させて
しまうなど)。よって、シリンダ本体22とブーツ24
との組付け性が悪くなる虞がある、という問題がある。
示すシリンダ装置1では、環状凸部5の先端をシリンダ
本体2の開口部2a端部の外径より大きく弾性変形さ
せ、この状態を保持したままでシリンダ本体2に組み付
ける必要がある。これでは組付け作業工程が多くかか
り、作業性が悪くなるという問題がある。また、図4に
示すシリンダ装置21によれば、組付け時に環状凸部2
5の先端の角をテーパー部34に当接させ、更に図中左
側に押圧して、環状凸部25を環状凹所23に嵌合して
いるので、これが摺動抵抗となってセンタリング性を損
なわせ、すなわち、シリンダ本体22の軸心とブーツ2
4の軸心とがずれてしまい、この状態で無理に組み付け
られることによって、ブーツ24に歪みを発生させてし
まうことがある(ブーツ24の蛇腹の部分を変形させて
しまうなど)。よって、シリンダ本体22とブーツ24
との組付け性が悪くなる虞がある、という問題がある。
【0007】そして、この問題点を改善するために、環
状凸部25の内径側もしくはテーパー部34に油脂等
(例えば、グリス)を塗布した後に、環状凸部25の端
部とテーパー部34とを当接させ、外力を加えることに
より環状凸部25を環状凹所23に嵌合させる手段が考
えられるが、この手段では組付け性は向上するものの、
油脂等の塗布工程に手間がかかり、シリンダ本体22に
ブーツ24を取り付ける作業工程が多くかかり、結果的
に作業性が悪くなるという問題がある。
状凸部25の内径側もしくはテーパー部34に油脂等
(例えば、グリス)を塗布した後に、環状凸部25の端
部とテーパー部34とを当接させ、外力を加えることに
より環状凸部25を環状凹所23に嵌合させる手段が考
えられるが、この手段では組付け性は向上するものの、
油脂等の塗布工程に手間がかかり、シリンダ本体22に
ブーツ24を取り付ける作業工程が多くかかり、結果的
に作業性が悪くなるという問題がある。
【0008】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、上記
問題点を解消してシリンダ本体とブーツとの組付け性を
向上させることができるシリンダ装置を提供することを
目的とする。
問題点を解消してシリンダ本体とブーツとの組付け性を
向上させることができるシリンダ装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、開口部を
有し該開口部側の端部近傍の外周に環状凹所を形成した
シリンダ本体と、この環状凹所に嵌合する環状凸部を端
部内径側に有し前記開口部を覆う弾性変形可能なブーツ
とを備えたシリンダ装置において、前記開口部の端部外
周には、シリンダ本体外方に向かって漸次小径となるテ
ーパー部を設け、前記環状凸部の先端には、前記テーパ
ー部と略同一傾斜角の斜面部を設けると共に、前記テー
パー部の先端外径を前記環状凸部の内径より大きくした
ことを特徴とするシリンダ装置、によって解決される。
有し該開口部側の端部近傍の外周に環状凹所を形成した
シリンダ本体と、この環状凹所に嵌合する環状凸部を端
部内径側に有し前記開口部を覆う弾性変形可能なブーツ
とを備えたシリンダ装置において、前記開口部の端部外
周には、シリンダ本体外方に向かって漸次小径となるテ
ーパー部を設け、前記環状凸部の先端には、前記テーパ
ー部と略同一傾斜角の斜面部を設けると共に、前記テー
パー部の先端外径を前記環状凸部の内径より大きくした
ことを特徴とするシリンダ装置、によって解決される。
【0010】また、環状凸部の内径を環状凹所の底部外
径より小さくする。
径より小さくする。
【0011】シリンダ本体の開口部の端部外周には、シ
リンダ本体外方に向かって漸次小径となるテーパー部を
設け、ブーツの先端に設けられた環状凸部の先端には、
テーパー部と略同一傾斜角の斜面部を設けると共に、テ
ーパー部の先端外径を環状凸部の内径より大きくしたの
で、シリンダ本体とブーツとの組付け時、テーパー部と
斜面部とが当接し、シリンダ本体とブーツとのセンタリ
ング、すなわち、位置決めが行われる。その後、ブーツ
をシリンダ本体側に押圧し、テーパー部と斜面部とを滑
り合わせて環状凸部を環状凹所に嵌合させる。このと
き、シリンダ本体とブーツとの間のセンタリング性を確
保しながら組み付けられるので、ブーツの歪みの発生が
減少し、よって組付け性が向上する。
リンダ本体外方に向かって漸次小径となるテーパー部を
設け、ブーツの先端に設けられた環状凸部の先端には、
テーパー部と略同一傾斜角の斜面部を設けると共に、テ
ーパー部の先端外径を環状凸部の内径より大きくしたの
で、シリンダ本体とブーツとの組付け時、テーパー部と
斜面部とが当接し、シリンダ本体とブーツとのセンタリ
ング、すなわち、位置決めが行われる。その後、ブーツ
をシリンダ本体側に押圧し、テーパー部と斜面部とを滑
り合わせて環状凸部を環状凹所に嵌合させる。このと
き、シリンダ本体とブーツとの間のセンタリング性を確
保しながら組み付けられるので、ブーツの歪みの発生が
減少し、よって組付け性が向上する。
【0012】また、環状凸部の内径を環状凹所の底部外
径よりも小さくすることにより、環状凸部が環状凹所に
嵌合した際に、環状凸部と環状凹所との間にブーツの弾
性力による嵌着力を発生させ、この嵌着力により環状凸
部が環状凹所から脱落することを防止することができ
る。
径よりも小さくすることにより、環状凸部が環状凹所に
嵌合した際に、環状凸部と環状凹所との間にブーツの弾
性力による嵌着力を発生させ、この嵌着力により環状凸
部が環状凹所から脱落することを防止することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
シリンダ装置について図面を参照して説明する。
シリンダ装置について図面を参照して説明する。
【0014】図1は本発明の実施の形態によるシリンダ
装置を示すが、その全体は41で示される。本実施の形
態によるシリンダ装置41は車両等のクラッチ作動装置
に用いられるクラッチオペレーティングシリンダであ
る。シリンダ本体42の開口部42a側の端部近傍の外
周に形成された環状凹所43には、ゴム製のブーツ44
の端部内径側に一体的に形成された環状凸部45が装着
されている。ブーツ44の他端内周はプッシュロッド4
6に固着されており、このプッシュロッド46の軸方向
の移動に伴って、ブーツ44が伸縮するようになってい
る。プッシュロッド46の一端はピストン47の凹部4
7aに係合しており、また、このピストン47はその外
周にカップシール48、49を装着して、シリンダ本体
42の内孔50に対して摺動自在に嵌合している。この
ピストン47の図中左方への移動により液圧発生室54
に液圧が発生し、図示しない配管接続口を介してクラッ
チ作動装置に液圧が供給されるようになっている。なお
図1は、ピストン47の頭部47bがシリンダ本体42
の内孔底壁部42bに当接するまで、ピストン47をば
ね51のばね力に抗して図中左方へと押動させた状態を
示しており、よって、ブーツ44は最も縮んだ状態にあ
る。なおまた図示せずとも、シリンダ装置41には作動
液を導入するための接続管路が結合されているものとす
る。
装置を示すが、その全体は41で示される。本実施の形
態によるシリンダ装置41は車両等のクラッチ作動装置
に用いられるクラッチオペレーティングシリンダであ
る。シリンダ本体42の開口部42a側の端部近傍の外
周に形成された環状凹所43には、ゴム製のブーツ44
の端部内径側に一体的に形成された環状凸部45が装着
されている。ブーツ44の他端内周はプッシュロッド4
6に固着されており、このプッシュロッド46の軸方向
の移動に伴って、ブーツ44が伸縮するようになってい
る。プッシュロッド46の一端はピストン47の凹部4
7aに係合しており、また、このピストン47はその外
周にカップシール48、49を装着して、シリンダ本体
42の内孔50に対して摺動自在に嵌合している。この
ピストン47の図中左方への移動により液圧発生室54
に液圧が発生し、図示しない配管接続口を介してクラッ
チ作動装置に液圧が供給されるようになっている。なお
図1は、ピストン47の頭部47bがシリンダ本体42
の内孔底壁部42bに当接するまで、ピストン47をば
ね51のばね力に抗して図中左方へと押動させた状態を
示しており、よって、ブーツ44は最も縮んだ状態にあ
る。なおまた図示せずとも、シリンダ装置41には作動
液を導入するための接続管路が結合されているものとす
る。
【0015】シリンダ本体42の開口部42aの端部外
周には、シリンダ本体42の外方に向かって漸次小径と
なるテーパー部52が設けられており、ブーツ44の先
端に一体的に設けられた環状凸部45の先端には、テー
パー部52と略同一傾斜角の斜面部53が設けられてい
る。このとき、図2に示すようにテーパー部52の先端
外径D2 は環状凸部45の内径D3 より大きくなるよう
に形成され、さらに、環状凸部45の内径D3 が環状凹
所43の底部外径D1 よりも小さくなるように形成され
ている。なお、環状凸部45の内径D3 はブーツ44が
単体にある時の状態のときをいう。
周には、シリンダ本体42の外方に向かって漸次小径と
なるテーパー部52が設けられており、ブーツ44の先
端に一体的に設けられた環状凸部45の先端には、テー
パー部52と略同一傾斜角の斜面部53が設けられてい
る。このとき、図2に示すようにテーパー部52の先端
外径D2 は環状凸部45の内径D3 より大きくなるよう
に形成され、さらに、環状凸部45の内径D3 が環状凹
所43の底部外径D1 よりも小さくなるように形成され
ている。なお、環状凸部45の内径D3 はブーツ44が
単体にある時の状態のときをいう。
【0016】本発明の実施の形態によるシリンダ装置4
1は以上のように構成されるが、次に、シリンダ本体4
2とブーツ44との組付け手順について説明する。
1は以上のように構成されるが、次に、シリンダ本体4
2とブーツ44との組付け手順について説明する。
【0017】テーパー部52と斜面部53とは略同一の
傾斜角で、かつ、テーパー部52の先端外径D2 が環状
凸部45の内径D3 より大きくなるように形成されてい
るので、ブーツ44の先端部をシリンダ本体42の開口
部42aの端部に突き合わせると、環状凸部45の斜面
部53はその全域にわたってテーパー部52に対して当
接する。すなわち、テーパー部52に環状凸部45の先
端角部がぶつかることなく、テーパー部52と斜面部5
3とが相重なるようにして当接する。
傾斜角で、かつ、テーパー部52の先端外径D2 が環状
凸部45の内径D3 より大きくなるように形成されてい
るので、ブーツ44の先端部をシリンダ本体42の開口
部42aの端部に突き合わせると、環状凸部45の斜面
部53はその全域にわたってテーパー部52に対して当
接する。すなわち、テーパー部52に環状凸部45の先
端角部がぶつかることなく、テーパー部52と斜面部5
3とが相重なるようにして当接する。
【0018】これと同時に、図2に示すようにシリンダ
本体42の軸心P1 とブーツ44の軸心P2 とが同一直
線P上にあるように、シリンダ本体42に対するブーツ
44の位置決めが行われる。そして、この状態でブーツ
44をシリンダ本体42側に向かって押圧すると、環状
凸部45はテーパー部52により径外方へと押し広げら
れ、また、斜面部53はテーパー部52にガイドされな
がらテーパー部52上を滑り、最終的に、シリンダ本体
42とブーツ44とのセンタリング性が保たれながら、
環状凸部45が環状凹所43へと導かれ、嵌合する。
本体42の軸心P1 とブーツ44の軸心P2 とが同一直
線P上にあるように、シリンダ本体42に対するブーツ
44の位置決めが行われる。そして、この状態でブーツ
44をシリンダ本体42側に向かって押圧すると、環状
凸部45はテーパー部52により径外方へと押し広げら
れ、また、斜面部53はテーパー部52にガイドされな
がらテーパー部52上を滑り、最終的に、シリンダ本体
42とブーツ44とのセンタリング性が保たれながら、
環状凸部45が環状凹所43へと導かれ、嵌合する。
【0019】また、本実施の形態では環状凸部45の内
径D3 は、環状凹所43の底部外径D1 よりも小さく形
成されているので、環状凸部45が環状凹所43に嵌合
した際、環状凸部45と環状凹所43との間にブーツ4
4の弾性力による嵌着力が発生し、この嵌着力により環
状凸部45が環状凹所43から脱落することが防止され
る。
径D3 は、環状凹所43の底部外径D1 よりも小さく形
成されているので、環状凸部45が環状凹所43に嵌合
した際、環状凸部45と環状凹所43との間にブーツ4
4の弾性力による嵌着力が発生し、この嵌着力により環
状凸部45が環状凹所43から脱落することが防止され
る。
【0020】なお、シリンダ本体42とブーツ44との
組付けは、実際には、図2において一点鎖線で部分的に
示すように、ブーツ44の他端部内周にプッシュロッド
46を固着させた後に、行われる。
組付けは、実際には、図2において一点鎖線で部分的に
示すように、ブーツ44の他端部内周にプッシュロッド
46を固着させた後に、行われる。
【0021】以上のようにして、シリンダ本体42とブ
ーツ44とが組み付けられており、本実施の形態のシリ
ンダ装置41によれば、以下のような効果を奏する。
ーツ44とが組み付けられており、本実施の形態のシリ
ンダ装置41によれば、以下のような効果を奏する。
【0022】本実施の形態では、テーパー部52に斜面
部53を当接した後、ブーツ44をシリンダ本体42側
に押圧するだけで環状凸部45を環状凹所43に嵌合す
るようにしているので、従来よりも組付け作業性が良く
なり、よって、シリンダ本体42とブーツ44との組付
けをより簡単とすることができ、組付け性が向上する。
部53を当接した後、ブーツ44をシリンダ本体42側
に押圧するだけで環状凸部45を環状凹所43に嵌合す
るようにしているので、従来よりも組付け作業性が良く
なり、よって、シリンダ本体42とブーツ44との組付
けをより簡単とすることができ、組付け性が向上する。
【0023】また、本実施の形態では環状凸部45を環
状凹所43に嵌合する際、テーパー部52と斜面部53
との当接によりセンタリング性が確保されるので、ブー
ツ44の歪みの発生を極力抑えることができ、組付け性
を損なうことなく、シリンダ本体42にブーツ44を組
み付けることができると共に、環状凸部45の内径側も
しくはテーパー部52に油脂等を塗布する必要がないの
で、シリンダ本体42にブーツ44を取り付ける作業工
程を少なくすることができ、油脂等により製品が汚染さ
れるということはなく、さらに作業環境を衛生的にする
ことができる。
状凹所43に嵌合する際、テーパー部52と斜面部53
との当接によりセンタリング性が確保されるので、ブー
ツ44の歪みの発生を極力抑えることができ、組付け性
を損なうことなく、シリンダ本体42にブーツ44を組
み付けることができると共に、環状凸部45の内径側も
しくはテーパー部52に油脂等を塗布する必要がないの
で、シリンダ本体42にブーツ44を取り付ける作業工
程を少なくすることができ、油脂等により製品が汚染さ
れるということはなく、さらに作業環境を衛生的にする
ことができる。
【0024】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限ることなく、本発明の技
術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
たが、勿論、本発明はこれに限ることなく、本発明の技
術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0025】例えば以上の実施の形態では、シリンダ装
置41はクラッチオペレーティングシリンダとして説明
したが、これに限らず、ブレーキ作動装置に用いられる
マスタシリンダ、あるいはドラムブレーキのホイールシ
リンダ等にも、本発明は適用可能である。
置41はクラッチオペレーティングシリンダとして説明
したが、これに限らず、ブレーキ作動装置に用いられる
マスタシリンダ、あるいはドラムブレーキのホイールシ
リンダ等にも、本発明は適用可能である。
【0026】また以上の実施の形態では、図2を参照し
て、テーパー部52の先端外径D2および環状凹所43
の底部外径D1 は、環状凸部45の内径D3 より大きく
形成(すなわち、D3 <D2 、D3 <D1 )し、D1 と
D2 との関係は明示せずに、単に図示するようにD2 <
D1 としたが、D1 とD2 との関係はこれだけに限ら
ず、D1 =D2 、あるいはD1 <D2 という関係でもよ
い。すなわち、D3 <D 2 、D3 <D1 の条件を満たす
限り、D1 とD2 との大小関係を問うことはない。
て、テーパー部52の先端外径D2および環状凹所43
の底部外径D1 は、環状凸部45の内径D3 より大きく
形成(すなわち、D3 <D2 、D3 <D1 )し、D1 と
D2 との関係は明示せずに、単に図示するようにD2 <
D1 としたが、D1 とD2 との関係はこれだけに限ら
ず、D1 =D2 、あるいはD1 <D2 という関係でもよ
い。すなわち、D3 <D 2 、D3 <D1 の条件を満たす
限り、D1 とD2 との大小関係を問うことはない。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のシリンダ装
置によれば、ブーツをシリンダ本体に組付ける際、ブー
ツを歪ませることなく組付けることができ、また、その
組付けも容易とし、よって、ブーツとシリンダ本体との
組付け性を向上させることができる。
置によれば、ブーツをシリンダ本体に組付ける際、ブー
ツを歪ませることなく組付けることができ、また、その
組付けも容易とし、よって、ブーツとシリンダ本体との
組付け性を向上させることができる。
【図1】本発明の実施の形態によるシリンダ装置の側断
面図である。
面図である。
【図2】同要部の拡大断面図であり、シリンダ本体への
ブーツの組付け手順を説明するための図である。
ブーツの組付け手順を説明するための図である。
【図3】従来例によるシリンダ装置の側断面図である。
【図4】他の従来例によるシリンダ装置の側断面図であ
る。
る。
41 シリンダ装置 42 シリンダ本体 42a 開口部 43 環状凹所 44 ブーツ 45 環状凸部 52 テーパー部 53 斜面部
Claims (2)
- 【請求項1】 開口部を有し該開口部側の端部近傍の外
周に環状凹所を形成したシリンダ本体と、この環状凹所
に嵌合する環状凸部を端部内径側に有し前記開口部を覆
う弾性変形可能なブーツとを備えたシリンダ装置におい
て、前記開口部の端部外周には、シリンダ本体外方に向
かって漸次小径となるテーパー部を設け、前記環状凸部
の先端には、前記テーパー部と略同一傾斜角の斜面部を
設けると共に、前記テーパー部の先端外径を前記環状凸
部の内径より大きくしたことを特徴とするシリンダ装
置。 - 【請求項2】 前記環状凸部の内径は、前記環状凹所の
底部外径よりも小さくした請求項1に記載のシリンダ装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11123696A JPH09280370A (ja) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | シリンダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11123696A JPH09280370A (ja) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | シリンダ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09280370A true JPH09280370A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14556031
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11123696A Pending JPH09280370A (ja) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | シリンダ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09280370A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008116051A (ja) * | 2001-01-09 | 2008-05-22 | Julius Blum Gmbh | 家具可動部分用の制動・緩衝装置 |
| JPWO2009116155A1 (ja) * | 2008-03-19 | 2011-07-21 | カヤバ工業株式会社 | ダンパ |
| JP2013083265A (ja) * | 2006-04-18 | 2013-05-09 | Pinnacle Engines Inc | 内燃機関 |
| US9175609B2 (en) | 2010-10-08 | 2015-11-03 | Pinnacle Engines, Inc. | Control of combustion mixtures and variability thereof with engine load |
| US9206749B2 (en) | 2009-06-04 | 2015-12-08 | Pinnacle Engines, Inc. | Variable compression ratio systems for opposed-piston and other internal combustion engines, and related methods of manufacture and use |
| US9316150B2 (en) | 2012-07-02 | 2016-04-19 | Pinnacle Engines, Inc. | Variable compression ratio diesel engine |
| US9650951B2 (en) | 2010-10-08 | 2017-05-16 | Pinnacle Engines, Inc. | Single piston sleeve valve with optional variable compression ratio capability |
-
1996
- 1996-04-08 JP JP11123696A patent/JPH09280370A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008116051A (ja) * | 2001-01-09 | 2008-05-22 | Julius Blum Gmbh | 家具可動部分用の制動・緩衝装置 |
| JP2013083265A (ja) * | 2006-04-18 | 2013-05-09 | Pinnacle Engines Inc | 内燃機関 |
| US8651086B2 (en) | 2006-04-18 | 2014-02-18 | Pinnacle Engines, Inc. | Internal combustion engine |
| US9745915B2 (en) | 2006-04-18 | 2017-08-29 | Pinnacle Engines, Inc | Internal combustion engine |
| JPWO2009116155A1 (ja) * | 2008-03-19 | 2011-07-21 | カヤバ工業株式会社 | ダンパ |
| US9206749B2 (en) | 2009-06-04 | 2015-12-08 | Pinnacle Engines, Inc. | Variable compression ratio systems for opposed-piston and other internal combustion engines, and related methods of manufacture and use |
| US9175609B2 (en) | 2010-10-08 | 2015-11-03 | Pinnacle Engines, Inc. | Control of combustion mixtures and variability thereof with engine load |
| US9650951B2 (en) | 2010-10-08 | 2017-05-16 | Pinnacle Engines, Inc. | Single piston sleeve valve with optional variable compression ratio capability |
| US9316150B2 (en) | 2012-07-02 | 2016-04-19 | Pinnacle Engines, Inc. | Variable compression ratio diesel engine |
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