JPH09280832A - レーザ非接触伸び計 - Google Patents

レーザ非接触伸び計

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JPH09280832A
JPH09280832A JP8092185A JP9218596A JPH09280832A JP H09280832 A JPH09280832 A JP H09280832A JP 8092185 A JP8092185 A JP 8092185A JP 9218596 A JP9218596 A JP 9218596A JP H09280832 A JPH09280832 A JP H09280832A
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JP
Japan
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image sensor
sensor
speckle pattern
exposure time
test piece
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Application number
JP8092185A
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English (en)
Inventor
Hiroki Maeda
裕樹 前田
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験の進行に伴って試験片の状態が変化して
も、確実にスペックルパターンを捕らえて伸びを計測し
得るレーザ非接触伸び計を提供する。 【解決手段】 試験片Wによるレーザ光の散乱光を入射
するイメージセンサbの出力に含まれるスペックルパタ
ーンのコントラストが設定値以上となるように、センサ
駆動回路cからのスタートパルスの供給周期を自動的に
変化させるセンサ露光時間制御手段eを設けることで、
試験片Wの状態変化に対応した最適な露光時間のもとに
スペックルパターンを光電変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試験片の表面にレ
ーザ光を照射することによって得られるスペックルパタ
ーンを利用して、その試験片の伸びを非接触のもとに計
測する、いわゆるレーザ非接触伸び計に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光等の干渉性の良好な光を物体の
表面に照射したときに得られるスペックルパターンを利
用することにより、物体の変位情報を非接触のもとに得
る方法が知られている。
【0003】このようなスペックルパターンを利用して
変位情報を得る場合、基本的には、物体の表面からのレ
ーザ光の散乱光を、イメージセンサによって一定の微小
時間ごとに光電変換することによって刻々のスペックル
パターンに応じた電気信号を得るとともに、その刻々の
信号の相互相関関数を求めることによりスペックルパタ
ーンの刻々の移動量を求め、その移動量から物体の変位
情報を得る。
【0004】このような原理を用いて、材料試験に供さ
れる試験片の2箇所(標点)間の伸びを非接触のもとに
計測するレーザ非接触伸び計が既に提案されている(例
えば特開平8−4306号)。このようなレーザ非接触
伸び計においては、イメージセンサによって受光される
試験片からの散乱光のうち、試験片上にあらかじめ設定
された2箇所(標点)に対応する位置からの散乱光を用
いて、それぞれの箇所におけるスペックルパターンの移
動量を個別に求めるとともに、その差を算出することに
よって、試験片上の2つの標点間の伸びを求める。
【0005】このようなスペックルパターンを利用した
非接触伸び計によれば、あらかじめマークや突起を設け
た試験片を撮影して、その映像信号から試験片の伸びを
計測する、いわゆる光学式の伸び計に比して、試験片に
マークや突起等を一切設ける必要がない、という利点が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
なスペックルパターンを利用したレーザ非接触伸び計を
用いて、引張試験における試験片の伸びを計測すると
き、試験の進行に伴って以下に示すような問題が生じ
る。
【0007】すなわち、試験の進行に伴って試験片の角
度が変化したり、あるいは試験片の幅が変化し、また、
プラスチック等の試験にあっては試験の進行に伴って表
面の反射率が変化することもあり、また、高温雰囲気中
の試験では試験表面に酸化膜が形成され、反射率が変化
することもある。このような場合、試験当初においてイ
メージセンサからの出力から高いコントラストのスペッ
クルパターンデータが得られるように照射レーザ光強度
等を調整していても、試験の進行に伴う試験体自体の上
記のような変化によって、イメージセンサに入射する散
乱光の強度が変化し、センサ出力に含まれるスペックル
パターンのコントラストが低下する。このコントラスト
の低下がある限度を越えた場合には、伸びの計測を継続
することが不可能となってしまう。
【0008】本発明の目的は、試験の進行に伴って試験
片の角度や幅、あるは反射率等が変化しても、確実にス
ペックルパターンを捕らえて伸びの計測を続けることの
できるレーザ非接触伸び計を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの構成を、図1に示す基本概念図を参照しつつ参照す
ると、本発明のレーザ非接触伸び計は、試験片Wの表面
にレーザ光を照射する照射光学系aと、そのレーザ光の
試験片表面による散乱光を光電変換する複数チャンネル
のイメージセンサbと、そのイメージセンサbに対して
刻々と駆動信号を供給して、その信号供給インターバル
に対応する露光時間ごとにイメージセンサbの各チャン
ネルに蓄積された電荷をセンサ出力として読みだすセン
サ駆動回路cと、刻々と読み出されるセンサ出力を用い
て、上記散乱光に含まれるスペックルパターンの移動量
を算出し、その算出結果に基づいて試験片Wの伸びを算
出する演算手段dを備えた伸び計において、刻々と読み
出されるセンサ出力を用いて、この出力中のスペックル
パターンのコントラストが設定値以上となるよう、セン
サ駆動回路cからの駆動信号の供給周期を変化させるセ
ンサ露光時間制御手段eを備えていることによって特徴
づけられる。
【0010】本発明は、試験の進行に伴う試験片の状態
変化に起因するイメージセンサへのレーザ散乱光の入射
量が変化しても、その変化に応じてイメージセンサの露
光時間を変化させることにより、そのセンサ出力中にお
けるスペックルパターンのコントラストの低下を防止し
て、伸びの計測の継続を可能ならしめようとするもので
ある。
【0011】すなわち、イメージセンサにおいては、一
般に、各チャンネルの光電変換部への光の入射によって
チャンネルごとに蓄積される電荷が、駆動回路から駆動
信号(以下、スタートパルスと称する)が供給されるご
とに一斉に読みだされる。通常のイメージセンサでは、
そのスタートパルスの供給周期(1フレームの走査周
期)は一定であるが、本発明では、イメージセンサの出
力中に現れるスペックルパターンのコントラストが低下
すると、スタートパルスの供給周期を変化させるること
により、その低下を防止する。
【0012】ここで、スペックルパターンのコントラス
トの低下は、イメージセンサに入射するレーザ散乱光の
強度が減少して各チャンネル出力値が全体的に低下する
ことに起因する場合と、イメージセンサへの入射光量が
増大して各チャンネル出力の一部または全部が飽和する
ことに起因する場合との2つの場合があり、従って本発
明のセンサ露光時間制御手段eにおいては、イメージセ
ンサbへの入射光量の減少によるコントラストの低下に
際してはスタートパルスの供給周期を長くし、逆にイメ
ージセンサbのへの入射光量の増大によるコントラスト
の低下に際してはスタートパルスの供給周期を短くす
る。
【0013】本発明におけるセンサ露光時間制御手段e
により、コントラストが設定値以上となるようにセンサ
露光時間を変化させるべく用いる具体的なパラメータと
しては、イメージセンサbの互いに隣合うチャンネル間
の出力差の総和等といった、スペックルパターンのコン
トラストを表す定量化データと、上記したようにコント
ラスト低下の原因が入射光量の減少によるものか増大に
よるものかを判別すべく、各チャンネル出力の平均値等
といった、イメージセンサbへの入射光量を表す定量化
データとを併用する例を挙げることができる。
【0014】なお、本発明においては、イメージセンサ
bへの入射光量レベルが所定の範囲に収まっている状態
では、各チャンネル出力が殆ど飽和せずしかもスペック
ルパターンの認識が可能な程度の大きさを有することが
判明している場合には、簡易的に、上記したコントラス
トを表す定量化データを用いず、イメージセンサbへの
入射光量を表す定量化データのみをパラメータとして、
センサ露光時間を変化させてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】図2は本発明の実施の形態の要部
構成図で、光学系の構成を示す模式図と電気的構成を示
すブロック図とを併記して示す図である。
【0016】レーザ光照射光学系1は、半導体レーザ1
a、コリメータレンズ1b、および2つのシリンドリカ
ルレンズ1c,1dからなるビームエキスパンダによっ
て構成され、半導体レーザ1aからの出力レーザ光は伸
びの計測方向である図中上下方向にライン状に引き延ば
された状態で被測定試料Wの表面に照射される。
【0017】その照射レーザ光の被測定試料Wの表面に
よる散乱光は、集光レンズ2aによってイメージセンサ
2の受光面に結像される。イメージセンサ2はCCDを
用いた1次元イメージセンサであって、各チャンネル
(画素)に対応した光電変換部と転送部(アナログシフ
トレジスタ)とを備え、その複数個の画素が伸びの計測
方向に沿うように配置されている。
【0018】イメージセンサ2では、センサ駆動回路3
からスタートパルスが供給されるごとに、各チャンネル
の光電変換部に蓄積されている電荷が、転送部のそれぞ
れの対応領域に一斉に読みだされ、その転送部に読みだ
された内容が、センサ駆動部3からスタートパルスに続
いて供給される転送クロックによって、次のスタートパ
ルスの発生時点までに逐次外部に出力される。
【0019】イメージセンサ2の転送部から出力された
信号は、増幅器4で増幅された後、A−D変換器5でデ
ジタル化されてFIFOメモリ6に取り込まれ、CPU
ないしはDSP(デジタルシグナルプロセッサ)を主体
とする演算部7による演算に供される。
【0020】演算部7には、イメージセンサ2の複数チ
ャンネルからの出力のうち、被測定試料Wの2箇所の標
点に対応するそれぞれ複数チャンネルずつのデータ群
を、各標点に対応する2つの観察点データとして初期の
参照データとして設定するための設定器8が接続されて
いる。この設定器8により、例えば、イメージセンサ2
が2000チャンネルであった場合に、伸びの計測を開
始する前に、第100チャンネル〜第200チャンネル
の出力が一方の標点aに対応する観察点データ、第70
0チャンネル〜第800チャンネルの出力が他方の標点
bに対応する観察点データとして設定される。
【0021】演算部7には、また、一定の周期T1 で割
り込み信号を供給する割り込み信号発生器9が接続され
ているとともに、この演算部7から、前記したセンサ駆
動回路3に対してスタートパルスの発生指令が供給され
る。このスタートパルスの発生指令は、後述するよう
に、上記の割り込み信号の周期T1 のn倍(nは自然
数)の周期で供給される。
【0022】伸びの計測状態において演算部7は、イメ
ージセンサ2からの出力データがFIFOメモリ6にサ
ンプリングされるごとに、各標点a,bのそれぞれにつ
いて、参照データとサンプリングデータとの相互相関関
数を演算し、その演算結果から各標点a,bの移動量を
算出し、その差から標点a,b間の伸びを算出する。
【0023】すなわち、試験片Wの表面により散乱され
るレーザ光は、試験片Wの表面の微妙な凹凸によって相
互に干渉してスペックルパターンを作るが、このスペッ
クルパターンは試験体Wの移動に伴って移動する。イメ
ージセンサ2の各チャンネル出力は、散乱光の伸び方向
への1次元空間強度分布を表し、従ってこのイメージセ
ンサ2の出力はスペックルパターンを表すデータとな
る。よってイメージセンサ2からのデータをサンプリン
グするごとに、各標点a,bに対応する2つのチャンネ
ル群からのデータ、つまり観察点データのそれぞれにつ
いて、サンプリングデータと参照データとの相互相関関
数を演算してそのピーク位置の変化を求めれば、各標点
a,bごとのスペックルパターンの刻々の移動量を知る
ことができ、ひいては各標点a,bの刻々の変位量を知
ることができ、その差を求めれば、標点a,b間の刻々
の伸びを知ることができる。
【0024】さて、センサ駆動回路3は、演算部7から
の指令が到来するごとにスタートパルスを発生してイメ
ージセンサ2の各チャンネルデータを読みだすが、この
スタートパルス発生指令は、以下に示す手順のもとに供
給される。
【0025】図3および図4は演算部7に書き込まれた
プログラムの要部の内容を示すフローチャートで、図3
は試験開始前に実行されるルーチンであり、図4は試験
中に実行されるルーチンを示している。
【0026】試験開始前に実行される図3に示すルーチ
ンにおいては、まず、割り込み信号の周期T1 に乗じる
べきnの値を1とし、周期T1 でスタートパルス発生指
令をセンサ駆動回路3に供給し、イメージセンサ2の出
力を読みだす。つまり、露光時間をT1 としてイメージ
センサ2からの各チャンネル出力D(x)をFIFOメ
モリ6に取り込む。なお、xはチャンネル番号を表して
いる。そして、そのデータD(x)から、
【0027】
【数1】
【0028】を算出し、記憶する。このCの値の意味す
るところは、イメージセンサ2に入射した光強度の各位
置における微分値の絶対値の総和であって、スペックル
パターンのコントラストの大きさを表す定量化データと
なる。具体的には、Cはイメージセンサ2の互いに隣合
うチャンネルの出力の差の絶対値の総和に比例する。
【0029】次に、nを1ずつ大きくして、センサ駆動
回路3に対するスタートパルス発生指令の供給周期を整
数倍ずつ長くしながら、従ってイメージセンサ2の露光
時間を2×T1 ,3×T1 ・・・・i×T1 と長くしなが
ら、各露光時間におけるチャンネル出力D(x)を取り
込み、上記した(1)式の演算によってCの値を求めて
記憶していく。そして、nがあらかじめ設定された最大
値nmax に達した時点で、記憶している各露光時間ごと
のCの中から最大値Cmax を探し出し、そのCmax が得
られたときのnの値n0 を記憶し、以後、センサ駆動回
路3へのスタートパルス発生指令の周期をn0 ×T1
する。
【0030】以上の動作において、イメージセンサ2の
各チャンネル出力は、図5(A)のように露光不足で全
体的に値が低い状態から、同図(B)のように露光過剰
で一部が飽和した状態に到るまで変化するが、その中か
ら、同図(C)のような最大のCmax が得られる最適露
光時間n0 ×T1 が探し出される。これにより、イメー
ジセンサ2の露光時間は、スペックルパターンが最大の
コントラストとなるように自動的に最適状態に調整され
たことになる。そして、この最適露光時間n0×T1
おけるイメージセンサ2の各チャンネルの出力D(x)
の平均値Doa、つまり、イメージセンサ2のチャンネル
数をNとしたとき
【0031】
【数2】
【0032】を算出して記憶する。一方、試験を開始し
た後においては、通常は図4(A)に示すルーチンが実
行されるとともに、割り込み信号発生器9からの割り込
み信号が発生するごとに、同図(B)に示すルーチンが
実行される。
【0033】割り込み信号の発生ごとに実行されるルー
チン(B)では、割り込み信号の発生回数mがn0 回に
達するごとに、センサ駆動回路3に対してスタートパル
ス発生指令を供給し、これにより、イメージセンサ2の
各チャンネル出力は、露光時間n0 ×T1 で逐次読みだ
され、デジタル化された後にデータD(x)としてFI
FOメモリ6に格納されていく。なお、この図4(B)
のフローチャートにおけるmは、試験開始指令の発生時
に0にセットされるものとする。
【0034】通常のルーチン(A)では、FIFOメモ
リ6に新たなデータD(x)が格納されるごとに、設定
器8によりあらかじめ設定されている2箇所の標点a,
bそれぞれについて、観察点データと参照データとの相
互相関関数を演算してそれぞれの箇所からのスペックル
パターンの移動量を求め、その差から標点a,b間の伸
びを算出する。
【0035】また、そのサンプリングしたデータD
(x)を用いて、前記(1)式を用いてコントラストの
定量化データCを算出する。そして、そのCの値があら
かじめ設定されている適切範囲内であるか否かを判別
し、適切範囲内であれば、次の新たなデータD(x)の
サンプリングを待つ。Cの値が適切範囲よりも下回って
いる場合には、現時点におけるサンプリングデータD
(x)の平均値を前記(2)式に準じて算出し、その値
Da と当初の最適露光時間における平均値Doaと比較す
る。現在の平均値Da が当初の平均値Doaよりも大きい
場合は、今回のコントラストの低下が、イメージセンサ
2に入力する散乱光強度が適切な範囲を越えて大とな
り、イメージセンサ2の各チャンネルの出力に飽和して
いるものがあることに起因しているとして、イメージセ
ンサ2の露光時間を短くすべく、割り込みルーチンにお
けるn0 の値を1つ減少させる一方、現在の平均値Da
が当初の平均値Doaよりも小さい場合は、今回のコント
ラストの低下が、イメージセンサ2に入射する散乱光強
度が適切な範囲に達していないことに起因しているとし
て、イメージセンサ2の露光時間を長くすべく、n0
値を1つ増大させる。
【0036】以上の本発明の実施の形態の動作によれ
ば、イメージセンサ2からの各チャンネルデータD
(x)に含まれるスペックルパターンのコントラストが
刻々とモニタされ、コントラストが適切範囲よりも下回
った場合には、その原因がイメージセンサ2への入射光
量の減少によるものか増大によるものかが判別され、そ
の判別結果に応じてイメージセンサ2の露光時間が自動
的に延長または短縮され、スペックルパターンのコント
ラストの低下が防止される。
【0037】この実施の形態において特に注目すべき点
は、イメージセンサ2の露光時間を最適化するためのパ
ラメータとして、各チャンネル出力のコントラストを表
す定量化データCを用いている点であり、これにより、
イメージセンサ2に入射するバックグランド光が変化し
ても、露光時間の調整を誤ることがない。すなわち、例
えば試験片を高温に加熱した状態で伸びを計測するよう
な場合には、試験片自体が発する光がバックグランド光
としてイメージセンサ2に入射するが、試験片の加熱温
度が次第に変化したり、あるいは幅や角度が変化するこ
とによって試験片からの発する光のイメージセンサ2へ
の入射光量が変化しても、これに影響を受けることな
く、常にスペックルパターンのコントラストが大きくな
るように露光時間が調整される、という利点がある。
【0038】一方、バックグランド光が余り変化しない
ような場合や、あるいは上記のように変化しても、レー
ザ散乱光のレベルに比して無視し得る程度の変化である
場合には、イメージセンサ2の露光時間を最適化するた
めのパラメータとして、上記例における全チャンネル出
力の平均値Da 等、イメージセンサ2への入射光量を表
す定量化データのみを用いてもよい。
【0039】なお、本発明において、スペックルパター
ンのコントラストを表す定量化データとしては、(1)
式に示したCに限られることなく、例えばイメージセン
サの各チャンネルの出力値の中から、最も大きい側から
所定番目までのチャンネル出力値の平均値と、最も小さ
い側から所定番目までのチャンネル出力値の平均値の差
などを採用することができ、また、イメージセンサへの
入射光量を表す定量化データとしても、必ずしも全チャ
ンネルの平均値Da を用いる必要はなく、例えば観察点
データとして採用されているチャンネル群の平均値な
ど、適宜のデータを採用し得ることは勿論である。
【0040】また、本発明は、スペックルパターンのコ
ントラストを最適化するために、以上のようなイメージ
センサの露光時間の調整に加えて、イメージセンサの出
力を増幅する増幅器のゲインとオフセットを調整制御し
てもよく、この場合、コントラストの調整可能な範囲を
より広くすることが可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、試験の
進行に伴って試験片の角度や幅が変化したり、あるいは
試験片表面の反射率等が変化して、イメージセンサへの
スペックルパターンの入射状態が変化しても、これに追
随してイメージセンサの露光時間が自動的に変更され、
イメージセンサの出力に含まれるスペックルパターンの
コントラストの低下が防止される結果、試験中に試験片
の状態が大きく変化しても伸びの計測を継続することが
可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を模式的に示すて基本概念図
【図2】本発明の実施の形態の要部構成図
【図3】その演算部7に書き込まれたプログラムのう
ち、試験前に実行されるルーチンを示すフローチャート
【図4】演算部7に書き込まれたプログラムのうち、試
験中に実行されるルーチンの要部を示すフローチャート
(A)と、そのルーチンの実行中に割り込み信号が発生
した時点で実行されるルーチンのフローチャート(B)
【図5】本発明の実施の形態における試験前のルーチン
の動作説明図
【符号の説明】
1 レーザ光照射光学系 1a 半導体レーザ 1b コリメータレンズ 1c,1d シリンドリカルレンズ 2 イメージセンサ 3 センサ駆動回路 6 FIFOメモリ 7 演算部 8 設定器 9 割り込み信号発生器 W 試験片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験片の表面にレーザ光を照射する照射
    光学系と、そのレーザ光の試験片表面による散乱光を光
    電変換する複数チャンネルのイメージセンサと、そのイ
    メージセンサに対して刻々と駆動信号を供給して、その
    信号供給インターバルに対応する露光時間ごとに当該イ
    メージセンサの各チャンネルに蓄積された電荷をセンサ
    出力として読みだすセンサ駆動回路と、刻々と読み出さ
    れるセンサ出力を用いて、上記散乱光に含まれるスペッ
    クルパターンの移動量を算出し、その算出結果に基づい
    て試験片の伸びを算出する演算手段を備えた伸び計にお
    いて、刻々と読み出されるセンサ出力を用いて、当該出
    力中のスペックルパターンのコントラストが設定値以上
    となるよう、上記センサ駆動回路からの駆動信号の供給
    周期を変化させるセンサ露光時間制御手段を備えている
    ことを特徴とするレーザ非接触伸び計。
JP8092185A 1996-04-15 1996-04-15 レーザ非接触伸び計 Pending JPH09280832A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009294013A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Mitsutoyo Corp 変位検出装置
JP2017044702A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 ビステオン グローバル テクノロジーズ インコーポレイテッド 主観的スペックル形成の特徴付けのためのデバイス及び方法
JP2019001153A (ja) * 2017-06-14 2019-01-10 株式会社リコー 検出装置、処理装置、液体吐出装置、読取装置及び調整方法
JP2019078630A (ja) * 2017-10-24 2019-05-23 株式会社Ihi 非接触計測装置

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