JPH09281061A - 結晶配向性評価装置 - Google Patents
結晶配向性評価装置Info
- Publication number
- JPH09281061A JPH09281061A JP9507096A JP9507096A JPH09281061A JP H09281061 A JPH09281061 A JP H09281061A JP 9507096 A JP9507096 A JP 9507096A JP 9507096 A JP9507096 A JP 9507096A JP H09281061 A JPH09281061 A JP H09281061A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rays
- substrate
- incident
- ray
- diffracted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 結晶配向性評価装置に関し、簡便で、容易
に、且つ、短時間で薄膜と下地基板との間の配向性を測
定できる結晶配向性評価装置を提供する。 【解決手段】 1次元以上の位置分解能を有する検出器
2を、入射X線3と回折X線4により構成される面内に
配置し、2本以上の回折X線4の試料面内での回折強度
依存性を同時に測定する。
に、且つ、短時間で薄膜と下地基板との間の配向性を測
定できる結晶配向性評価装置を提供する。 【解決手段】 1次元以上の位置分解能を有する検出器
2を、入射X線3と回折X線4により構成される面内に
配置し、2本以上の回折X線4の試料面内での回折強度
依存性を同時に測定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は結晶配向性評価装置
に関するものであり、特に、半導体/半導体薄膜系、金
属/半導体薄膜系、或いは、絶縁体/半導体薄膜系等の
薄膜系の結晶構造、特に、下地基板に対する配向性の評
価のためにX線回折法を用いた結晶配向性評価装置に関
するものである。
に関するものであり、特に、半導体/半導体薄膜系、金
属/半導体薄膜系、或いは、絶縁体/半導体薄膜系等の
薄膜系の結晶構造、特に、下地基板に対する配向性の評
価のためにX線回折法を用いた結晶配向性評価装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程においては、配線
層や電極、或いは、絶縁層の形成のために半導体基板上
への薄膜の成長プロセスが繰り返されており、これらの
成長される薄膜の中には下地基板、或いは、下地となる
薄膜の結晶構造の配列の影響を受け、ある特定の配向性
を有するものがある。
層や電極、或いは、絶縁層の形成のために半導体基板上
への薄膜の成長プロセスが繰り返されており、これらの
成長される薄膜の中には下地基板、或いは、下地となる
薄膜の結晶構造の配列の影響を受け、ある特定の配向性
を有するものがある。
【0003】この様な配向性を有する薄膜の中には、抵
抗の上昇を伴い半導体装置の性能を所期の性能に達する
ことを困難にさせる場合もある。
抗の上昇を伴い半導体装置の性能を所期の性能に達する
ことを困難にさせる場合もある。
【0004】例えば、シリコン基板上にフッ化ボロンを
イオン注入して表面の結晶状態を荒らしたのち、Ti
(チタン)を成長させて、RTA(ラピッド・サーマル
・アニール)等の熱処理を施してチタンシリサイドを形
成する場合、その注入量によりC49からC54への低
抵抗化が阻害される現象が報告されている(必要なら
ば、Tomita等,Japanese Journa
l of AppliedPhysics,Vol.3
4,1995,pp.L876−L878参照)。
イオン注入して表面の結晶状態を荒らしたのち、Ti
(チタン)を成長させて、RTA(ラピッド・サーマル
・アニール)等の熱処理を施してチタンシリサイドを形
成する場合、その注入量によりC49からC54への低
抵抗化が阻害される現象が報告されている(必要なら
ば、Tomita等,Japanese Journa
l of AppliedPhysics,Vol.3
4,1995,pp.L876−L878参照)。
【0005】即ち、チタンシリサイドの組成はTiSi
2 で変わらないものの、C49の結晶構造は準平衡状態
であり、安定なC54の結晶構造に比べて電気的抵抗が
高いという問題がある。
2 で変わらないものの、C49の結晶構造は準平衡状態
であり、安定なC54の結晶構造に比べて電気的抵抗が
高いという問題がある。
【0006】この様な現象は、半導体装置における配線
層のシート抵抗等に影響を与えるので、配線幅やシート
抵抗等の半導体装置の設計仕様の向上に伴い、下地結晶
とその上に成長した薄膜との配向性を議論する必要が生
じてきた。
層のシート抵抗等に影響を与えるので、配線幅やシート
抵抗等の半導体装置の設計仕様の向上に伴い、下地結晶
とその上に成長した薄膜との配向性を議論する必要が生
じてきた。
【0007】そして、従来においては、この様な薄膜の
配向性については、微小入射角X線回折装置を用いるこ
とによって観測が行われており、薄膜を堆積させた試料
表面に全反射臨界角近傍の浅い角度、即ち、0.1°〜
0.3°の微小入射角でX線を入射し、表面から数nm
〜数μmの領域の結晶構造からの回折X線を検出するこ
とによって薄膜の配向性を調べていた。
配向性については、微小入射角X線回折装置を用いるこ
とによって観測が行われており、薄膜を堆積させた試料
表面に全反射臨界角近傍の浅い角度、即ち、0.1°〜
0.3°の微小入射角でX線を入射し、表面から数nm
〜数μmの領域の結晶構造からの回折X線を検出するこ
とによって薄膜の配向性を調べていた。
【0008】図6参照 図6は、従来の微小入射角X線回折法の説明図であり、
(001)面を主面とするSi基板21表面にTiを堆
積させたのち熱処理を施すことによって厚さ300Åの
チタンシリサンド薄膜(図示せず)を形成させた試料を
用意し、Si基板21の表面に0.1°〜0.3°の微
小入射角で入射X線23を入射させ、薄膜からの回折X
線24を光電増倍管型のX線検出器22で検出する。
(001)面を主面とするSi基板21表面にTiを堆
積させたのち熱処理を施すことによって厚さ300Åの
チタンシリサンド薄膜(図示せず)を形成させた試料を
用意し、Si基板21の表面に0.1°〜0.3°の微
小入射角で入射X線23を入射させ、薄膜からの回折X
線24を光電増倍管型のX線検出器22で検出する。
【0009】この場合の測定方法としては、まず、Si
基板21を回転角θで回転方向25へ回転させながら、
X線検出器22をθに同期した2θで回転方向26へ回
転させて、回折プロファイルを得る所謂θ/2θスキャ
ンニングを行う。
基板21を回転角θで回転方向25へ回転させながら、
X線検出器22をθに同期した2θで回転方向26へ回
転させて、回折プロファイルを得る所謂θ/2θスキャ
ンニングを行う。
【0010】次に、得られた回折プロファイルに基づい
て、各回折ピークについてX線検出器22をブラッグ角
2θに固定した状態で、Si基板21を回転方向25へ
回転させながら、ロッキングカーブを測定する、所謂θ
スキャンニングを行う。
て、各回折ピークについてX線検出器22をブラッグ角
2θに固定した状態で、Si基板21を回転方向25へ
回転させながら、ロッキングカーブを測定する、所謂θ
スキャンニングを行う。
【0011】この様な、θスキャンニングを全ての回折
ピークについて行うことにより、薄膜の配向性と下地基
板の結晶構造との関係、即ち、この場合には、Si基板
21の結晶構造とチタンシリサイド薄膜との配向性の関
係を議論する。
ピークについて行うことにより、薄膜の配向性と下地基
板の結晶構造との関係、即ち、この場合には、Si基板
21の結晶構造とチタンシリサイド薄膜との配向性の関
係を議論する。
【0012】図7(a)参照 図7(a)は、θ/2θスキャンニングによって得られ
た回折プロファイルを示すもので、C49(060),
C49(131)とC54(131),C54(04
0),C54(022)の5つの回折ピークが得られて
いる。
た回折プロファイルを示すもので、C49(060),
C49(131)とC54(131),C54(04
0),C54(022)の5つの回折ピークが得られて
いる。
【0013】なお、この回折ピークの同定は、X線回折
に関するデータブックの試料と対比することによって行
うものであり、また、括弧内の数値はチタンシリサイド
薄膜の結晶方位を表す。
に関するデータブックの試料と対比することによって行
うものであり、また、括弧内の数値はチタンシリサイド
薄膜の結晶方位を表す。
【0014】図7(b)参照 図7(b)は、得られた5つの回折ピークについてθス
キャンニングを行った結果のうち、C49(131)の
回折ピークについてのロッキングカーブを示すもので、
ブラッグ角θB を中心にしてA,B,Cの対となる3つ
のピークが観測されている。
キャンニングを行った結果のうち、C49(131)の
回折ピークについてのロッキングカーブを示すもので、
ブラッグ角θB を中心にしてA,B,Cの対となる3つ
のピークが観測されている。
【0015】このロッキングカーブから、TiSi2 の
C49(101)面と下地のSiの(001)面とが平
行であり、TiSi2 のC49(100)面と下地のS
iの(001)面とが平行であり、さらに、TiSi2
のC49(010)面と下地のSiの(001)面とが
平行であるという、特定の配向関係が確認される。
C49(101)面と下地のSiの(001)面とが平
行であり、TiSi2 のC49(100)面と下地のS
iの(001)面とが平行であり、さらに、TiSi2
のC49(010)面と下地のSiの(001)面とが
平行であるという、特定の配向関係が確認される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様な従来
の微小入射角X線回折装置を用いた結晶配向性評価にお
いては、θ/2θスキャンニングの際に、X線検出器を
試料の回転に同期して走査する必要があり、この走査に
時間がかかるという欠点がある。
の微小入射角X線回折装置を用いた結晶配向性評価にお
いては、θ/2θスキャンニングの際に、X線検出器を
試料の回転に同期して走査する必要があり、この走査に
時間がかかるという欠点がある。
【0017】また、θスキャンニングの際に、配向性評
価の基礎データとなるロッキングカーブの測定をブラッ
グ角θB を中心にして±45°の領域を0.02°のス
テップで、一点当たり0.5秒の測定を行う場合、ゴニ
オメータの回転時間を含まない単純計算でも2250
秒、即ち、約40分の時間を要する。
価の基礎データとなるロッキングカーブの測定をブラッ
グ角θB を中心にして±45°の領域を0.02°のス
テップで、一点当たり0.5秒の測定を行う場合、ゴニ
オメータの回転時間を含まない単純計算でも2250
秒、即ち、約40分の時間を要する。
【0018】そして、配向性評価のためには、複数の回
折ピークについてロッキングカーブの測定を行う必要が
あり、その結果、1つの試料について4時間以上という
長い時間を必要としていた。
折ピークについてロッキングカーブの測定を行う必要が
あり、その結果、1つの試料について4時間以上という
長い時間を必要としていた。
【0019】したがって、本発明は、簡便で、容易に、
且つ、短時間で薄膜と下地基板との間の配向性を測定で
きる結晶配向性評価装置を提供することを目的とする。
且つ、短時間で薄膜と下地基板との間の配向性を測定で
きる結晶配向性評価装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理的構
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。 図1参照 (1)本発明は、結晶配向性評価装置において、1次元
以上の位置分解能を有する検出器2を、入射X線3と回
折X線4により構成される面内に配置し、2本以上の回
折X線4の試料面内での回折強度依存性を同時に測定す
ることを特徴とする。
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。 図1参照 (1)本発明は、結晶配向性評価装置において、1次元
以上の位置分解能を有する検出器2を、入射X線3と回
折X線4により構成される面内に配置し、2本以上の回
折X線4の試料面内での回折強度依存性を同時に測定す
ることを特徴とする。
【0021】この様に、X線検出器2として、位置敏感
型比例計数管(PSPC)やディジタル・イメージング
・プレート等の1次元以上の位置分解能を有する検出器
2を用いることによって、試料1を回転させることな
く、2本以上の回折X線4の試料面内での回折強度依存
性を同時に測定して回折プロファイルを得ることができ
るので、θ/2θスキャンニングに要する時間を大幅に
短縮することができる。
型比例計数管(PSPC)やディジタル・イメージング
・プレート等の1次元以上の位置分解能を有する検出器
2を用いることによって、試料1を回転させることな
く、2本以上の回折X線4の試料面内での回折強度依存
性を同時に測定して回折プロファイルを得ることができ
るので、θ/2θスキャンニングに要する時間を大幅に
短縮することができる。
【0022】また、θスキャンニングの場合にも、各回
折ピークについてのθスキャンニングを同時に行うこと
ができるので、例えば、スキャンニングすべき回折ピー
クがn本であれば、θスキャンニングに要する全所要時
間を従来の1/nに短縮することができる。
折ピークについてのθスキャンニングを同時に行うこと
ができるので、例えば、スキャンニングすべき回折ピー
クがn本であれば、θスキャンニングに要する全所要時
間を従来の1/nに短縮することができる。
【0023】(2)また、本発明は、上記(1)におい
て、入射X線3の試料表面への入射角を、X線の試料内
部への進入を制限し、試料表面近傍の表面に垂直な格子
面からの回折X線4を測定する手段を有することを特徴
とする。
て、入射X線3の試料表面への入射角を、X線の試料内
部への進入を制限し、試料表面近傍の表面に垂直な格子
面からの回折X線4を測定する手段を有することを特徴
とする。
【0024】この場合、入射X線3の試料1の表面への
入射角を、X線の試料1内部への進入を制限する所謂微
小入射角とすることによって、回折X線4は試料1の表
面近傍の表面に垂直な格子面の状態を反映することにな
るので、回折X線4を測定することによって、試料1の
表面に設けた薄膜の結晶構造を評価することができる。
入射角を、X線の試料1内部への進入を制限する所謂微
小入射角とすることによって、回折X線4は試料1の表
面近傍の表面に垂直な格子面の状態を反映することにな
るので、回折X線4を測定することによって、試料1の
表面に設けた薄膜の結晶構造を評価することができる。
【0025】(3)また、本発明は、上記(2)におい
て、検出器2を90°回転させる手段を設け、試料1を
構成する下地結晶の試料表面と平行な格子面からの回折
X線4を測定することを特徴とする。
て、検出器2を90°回転させる手段を設け、試料1を
構成する下地結晶の試料表面と平行な格子面からの回折
X線4を測定することを特徴とする。
【0026】この様に、上記の検出器2を90°回転さ
せ、且つ、入射X線3の入射角を大きくすることによっ
て、同じ装置を用いて試料1を構成する下地結晶の試料
1の表面と平行な格子面からの回折X線4を1度に測定
することができ、微小入射角X線回折法との測定結果と
総合することによって、薄膜の配向性の下地結晶依存性
を評価することができる。
せ、且つ、入射X線3の入射角を大きくすることによっ
て、同じ装置を用いて試料1を構成する下地結晶の試料
1の表面と平行な格子面からの回折X線4を1度に測定
することができ、微小入射角X線回折法との測定結果と
総合することによって、薄膜の配向性の下地結晶依存性
を評価することができる。
【0027】(4)また、本発明は、上記(1)乃至
(3)のいずれかにおいて、検出器2に、入射X線3の
試料表面における照射領域の中心を臨むスリットを設け
たことを特徴とする。
(3)のいずれかにおいて、検出器2に、入射X線3の
試料表面における照射領域の中心を臨むスリットを設け
たことを特徴とする。
【0028】この様に、検出器2に入射X線3の試料1
の表面における照射領域の中心を臨むスリットを設ける
ことによって、入射X線3が拡がって照射された場合に
もバックグラウンドを削減して高精度の測定が可能にな
る。
の表面における照射領域の中心を臨むスリットを設ける
ことによって、入射X線3が拡がって照射された場合に
もバックグラウンドを削減して高精度の測定が可能にな
る。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図2
及び図3を参照して説明する。 図2参照 図2は、本発明の第1の実施の形態の結晶配向性評価装
置の説明図であり、この装置は、Si基板11の所定領
域に入射X線13を照射する手段と、Si基板11を周
囲の一部を囲みSi基板11からの回折X線14を検出
する1次元の位置敏感型比例計数管12から構成され
る。
及び図3を参照して説明する。 図2参照 図2は、本発明の第1の実施の形態の結晶配向性評価装
置の説明図であり、この装置は、Si基板11の所定領
域に入射X線13を照射する手段と、Si基板11を周
囲の一部を囲みSi基板11からの回折X線14を検出
する1次元の位置敏感型比例計数管12から構成され
る。
【0030】なお、Si基板11としては、(001)
面を主面とするSi基板11にチタン薄膜をスパッタに
よって堆積させたのち、窒素雰囲気中で赤外線レーザを
用いて700℃で30秒間アニール(RTM)処理した
のち、未反応のチタン及びTiNをエッチング除去し、
次いで、アルゴン雰囲気中で800℃で30秒間RTM
処理することによって、厚さ300Åのチタンシリサイ
ド薄膜(図示せず)を形成したSi基板11を用意す
る。
面を主面とするSi基板11にチタン薄膜をスパッタに
よって堆積させたのち、窒素雰囲気中で赤外線レーザを
用いて700℃で30秒間アニール(RTM)処理した
のち、未反応のチタン及びTiNをエッチング除去し、
次いで、アルゴン雰囲気中で800℃で30秒間RTM
処理することによって、厚さ300Åのチタンシリサイ
ド薄膜(図示せず)を形成したSi基板11を用意す
る。
【0031】この位置敏感型比例計数管12は、光電増
倍管と同様な検出機構を有するものであり、扇型の弧の
角度は10〜150度、例えば、40度であり、この4
0度の範囲の回折X線13を0.01°の位置分解能で
検出することができるものである。
倍管と同様な検出機構を有するものであり、扇型の弧の
角度は10〜150度、例えば、40度であり、この4
0度の範囲の回折X線13を0.01°の位置分解能で
検出することができるものである。
【0032】したがって、弧の角度を40度程度の位置
敏感型比例計数管12を用いることによって、従来30
分程度かかっていたθ/2θスキャンニングで得られて
いた測定結果を、Si基板11及びX線検出器を回転さ
せることなく、2〜3秒で同時に測定することができ
る。
敏感型比例計数管12を用いることによって、従来30
分程度かかっていたθ/2θスキャンニングで得られて
いた測定結果を、Si基板11及びX線検出器を回転さ
せることなく、2〜3秒で同時に測定することができ
る。
【0033】図3(a)参照 図3(a)は、入射X線の入射角を0.2°とし、1次
元の位置敏感型比例計数管12を用いてθ/2θスキャ
ンニングを行った場合に得られる回折プロファイルを示
すものであり、従来のX線検出器の送り角の精度が0.
0002°(1万分の2°)であるのに対して、位置敏
感型比例計数管12の位置分解能は約0.01°である
ので、若干精度が劣ることになるが、元々多結晶状態の
チタンシリサイド薄膜の結晶配向性評価であるので特に
問題はない。
元の位置敏感型比例計数管12を用いてθ/2θスキャ
ンニングを行った場合に得られる回折プロファイルを示
すものであり、従来のX線検出器の送り角の精度が0.
0002°(1万分の2°)であるのに対して、位置敏
感型比例計数管12の位置分解能は約0.01°である
ので、若干精度が劣ることになるが、元々多結晶状態の
チタンシリサイド薄膜の結晶配向性評価であるので特に
問題はない。
【0034】この場合にも、C49(060),C49
(131)とC54(131),C54(040),C
54(022)の5つの回折ピークが見られ、従来と類
似の回折プロファイルが得られることになる。
(131)とC54(131),C54(040),C
54(022)の5つの回折ピークが見られ、従来と類
似の回折プロファイルが得られることになる。
【0035】図3(b)参照 図3(b)は、位置敏感型比例計数管12を用いてθス
キャンニングを行った場合に得られるロッキングカーブ
を示すものであり、この場合にも、位置敏感型比例計数
管12を動かす必要はなく、例えば、弧の角度が120
°程度の位置敏感型比例計数管12を用いた場合には、
C49(060),C49(131)とC54(13
1),C54(040),C54(022)の5つの各
回折ピークに対するロッキングカーブを1回のθスキャ
ンニングにより同時に得ることができる。
キャンニングを行った場合に得られるロッキングカーブ
を示すものであり、この場合にも、位置敏感型比例計数
管12を動かす必要はなく、例えば、弧の角度が120
°程度の位置敏感型比例計数管12を用いた場合には、
C49(060),C49(131)とC54(13
1),C54(040),C54(022)の5つの各
回折ピークに対するロッキングカーブを1回のθスキャ
ンニングにより同時に得ることができる。
【0036】したがって、従来、1つの回折ピークに対
して40分程度かかり、5つ合計で200分程度(約3
時間20分)かかる測定時間を、1つの回折ピークに対
する測定時間と同じ時間に、即ち、1/5に短縮するこ
とができ、測定すべき回折ピークがn本の場合には、1
/nに短縮することができる。
して40分程度かかり、5つ合計で200分程度(約3
時間20分)かかる測定時間を、1つの回折ピークに対
する測定時間と同じ時間に、即ち、1/5に短縮するこ
とができ、測定すべき回折ピークがn本の場合には、1
/nに短縮することができる。
【0037】次に、図4を参照して本発明の第2の実施
の形態を説明する。 図4参照 図4は本発明の第2の実施の形態の結晶配向性評価装置
の説明図であり、第1の実施の形態と同様に、Si基板
11の所定領域に入射X線13を照射する手段と、Si
基板11を周囲の一部を囲みSi基板11からの回折X
線14を検出する1次元の位置敏感型比例計数管12か
ら構成され、この第2の実施の形態の特徴は、位置敏感
型比例計数管12にバックグラウンド削減用のスリット
15を設けた点にある。
の形態を説明する。 図4参照 図4は本発明の第2の実施の形態の結晶配向性評価装置
の説明図であり、第1の実施の形態と同様に、Si基板
11の所定領域に入射X線13を照射する手段と、Si
基板11を周囲の一部を囲みSi基板11からの回折X
線14を検出する1次元の位置敏感型比例計数管12か
ら構成され、この第2の実施の形態の特徴は、位置敏感
型比例計数管12にバックグラウンド削減用のスリット
15を設けた点にある。
【0038】即ち、入射X線13を幅5mmで垂直方向
の高さが0.1mmのスリットを介して入射させた場
合、Si基板11の表面におけるX線の照射領域16は
約5mm×30mmとなり、Si基板11の中心点Aを
臨む位置敏感型比例計数管12にとってA点より離れた
B点からの回折X線はバックグラウンドを増加させるこ
とになるので、A点を臨むようなスリット15を設ける
ことによって、バックグラウンドを削減するものであ
る。
の高さが0.1mmのスリットを介して入射させた場
合、Si基板11の表面におけるX線の照射領域16は
約5mm×30mmとなり、Si基板11の中心点Aを
臨む位置敏感型比例計数管12にとってA点より離れた
B点からの回折X線はバックグラウンドを増加させるこ
とになるので、A点を臨むようなスリット15を設ける
ことによって、バックグラウンドを削減するものであ
る。
【0039】なお、図の場合には、10°間隔でスリッ
ト15を配置した例を示すものであり、評価対象及び必
要とする精度に応じてスリット15の間隔を適当に制御
すれば良い。
ト15を配置した例を示すものであり、評価対象及び必
要とする精度に応じてスリット15の間隔を適当に制御
すれば良い。
【0040】次に、図5を参照して本発明の第3の実施
の形態を説明する。 図5参照 図5は本発明の第3の実施の形態の結晶配向性評価装置
の説明図であり、第1の実施の形態における位置敏感型
比例計数管12を90°回転させる機構(図示せず)を
設けたものであり、回転機構自体は従来の各種計測機器
に用いられている通常の回転機構を用いれば良い。
の形態を説明する。 図5参照 図5は本発明の第3の実施の形態の結晶配向性評価装置
の説明図であり、第1の実施の形態における位置敏感型
比例計数管12を90°回転させる機構(図示せず)を
設けたものであり、回転機構自体は従来の各種計測機器
に用いられている通常の回転機構を用いれば良い。
【0041】この場合の入射X線13の入射角は微小入
射角ではなく、通常のX線回折法に用いられている入射
角であり、この様な入射角においては入射X線13はS
i基板11の内部深く進入し、Si結晶の結晶構造、即
ち、Si基板11の表面と平行な格子面による回折を受
けることになり、回折X線14はSi基板11の内部の
結晶構造に関する情報を表すことになる。
射角ではなく、通常のX線回折法に用いられている入射
角であり、この様な入射角においては入射X線13はS
i基板11の内部深く進入し、Si結晶の結晶構造、即
ち、Si基板11の表面と平行な格子面による回折を受
けることになり、回折X線14はSi基板11の内部の
結晶構造に関する情報を表すことになる。
【0042】この様な位置敏感型比例計数管12を用い
ることにより、各回折次数の回折X線14を一度の測定
で得ることができるので、Si基板11等の試料内部の
結晶構造を短時間で測定することができる。
ることにより、各回折次数の回折X線14を一度の測定
で得ることができるので、Si基板11等の試料内部の
結晶構造を短時間で測定することができる。
【0043】そして、この様なSi基板11の内部の結
晶状態の情報と、上記第1の実施の形態において得られ
た微小入射角によるロッキングカーブとを組み合わせて
評価することによって、同じ測定装置を用いて薄膜の配
向性を短時間で評価することが可能になる。
晶状態の情報と、上記第1の実施の形態において得られ
た微小入射角によるロッキングカーブとを組み合わせて
評価することによって、同じ測定装置を用いて薄膜の配
向性を短時間で評価することが可能になる。
【0044】なお、この第3の実施の形態においても、
測定精度を上げるために、上記の第2の実施の形態と同
様に位置敏感型比例計数管12にスリットを設けても良
いものである。
測定精度を上げるために、上記の第2の実施の形態と同
様に位置敏感型比例計数管12にスリットを設けても良
いものである。
【0045】また、上記の各実施の形態においては、ア
ニール処理した結果のチタンシリサイド薄膜の配向性を
測定しているが、この結晶配向性評価装置にレーザ加熱
装置等の加熱装置を付加することによって、従来の測定
法では不可能であった配向性の変化を観察することがで
き、この場合には、加熱処理を加えることによって、準
安定状態のC49のピークが減少して、安定で低抵抗な
C54のピークの増加が観測されることになる。
ニール処理した結果のチタンシリサイド薄膜の配向性を
測定しているが、この結晶配向性評価装置にレーザ加熱
装置等の加熱装置を付加することによって、従来の測定
法では不可能であった配向性の変化を観察することがで
き、この場合には、加熱処理を加えることによって、準
安定状態のC49のピークが減少して、安定で低抵抗な
C54のピークの増加が観測されることになる。
【0046】また、上記各実施の形態の説明において
は、X線検出器として1次元の位置敏感型比例計数管1
2を用いて説明しているが、この様な1次元の位置分解
能を有する検出器に限られるものではなく、写真乾板の
一種であるディジタル・イメージング・プレートを用い
ても良く、このディジタル・イメージング・プレートを
用いた場合には、2次元の位置分解能を有することにな
る。
は、X線検出器として1次元の位置敏感型比例計数管1
2を用いて説明しているが、この様な1次元の位置分解
能を有する検出器に限られるものではなく、写真乾板の
一種であるディジタル・イメージング・プレートを用い
ても良く、このディジタル・イメージング・プレートを
用いた場合には、2次元の位置分解能を有することにな
る。
【0047】また、上記の各実施の形態の説明において
は、評価対象をチタンシリサイド薄膜としているが、他
の金属材料に適用できることは言うまでもなく、半導体
基板或いは半導体下地層上に設けた半導体薄膜の配向
性、或いは、半導体基板上或いは半導体下地層上に設け
た絶縁体薄膜の配向性の評価も対象にするものであり、
さらに、絶縁性基板上或いは絶縁性下地層上に設けた半
導体薄膜、或いは、金属薄膜等の配向性の評価も対象と
するものである。
は、評価対象をチタンシリサイド薄膜としているが、他
の金属材料に適用できることは言うまでもなく、半導体
基板或いは半導体下地層上に設けた半導体薄膜の配向
性、或いは、半導体基板上或いは半導体下地層上に設け
た絶縁体薄膜の配向性の評価も対象にするものであり、
さらに、絶縁性基板上或いは絶縁性下地層上に設けた半
導体薄膜、或いは、金属薄膜等の配向性の評価も対象と
するものである。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、1次元の位置敏感型比
例計数管等の1次元以上の位置分解能を有するX線検出
器を用いて微小入射角X線回折を行うことにより、測定
に必要な時間を従来より大幅に短縮することができ、半
導体装置の研究・開発の効率化に寄与するところが大き
い。
例計数管等の1次元以上の位置分解能を有するX線検出
器を用いて微小入射角X線回折を行うことにより、測定
に必要な時間を従来より大幅に短縮することができ、半
導体装置の研究・開発の効率化に寄与するところが大き
い。
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による測定結果の説
明図である。
明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の説明図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の説明図である。
【図6】従来の微小入射角X線回折法の説明図である。
【図7】従来の微小入射角X線回折法による測定結果の
説明図である。
説明図である。
1 試料 2 検出器 3 入射X線 4 回折X線 11 Si基板 12 位置敏感型比例計数管 13 入射X線 14 回折X線 15 スリット 16 照射領域 21 Si基板 22 X線検出器 23 入射X線 24 回折X線 25 回転方向 26 回転方向
Claims (4)
- 【請求項1】 1次元以上の位置分解能を有する検出器
を、入射X線と回折X線により構成される面内に配置
し、2本以上の回折X線の試料面内での回折強度依存性
を同時に測定することを特徴とする結晶配向性評価装
置。 - 【請求項2】 上記入射X線の試料表面への入射角を、
X線の試料内部への進入を制限し、前記試料表面近傍の
表面に垂直な格子面からの回折X線を測定する手段を有
することを特徴とする請求項1記載の結晶配向性評価装
置。 - 【請求項3】 上記検出器を90°回転させる手段を設
け、上記試料を構成する下地結晶の前記試料表面と平行
な格子面からの回折X線を測定することを特徴とする請
求項2記載の結晶配向性評価装置。 - 【請求項4】 上記検出器に、入射X線の試料表面にお
ける照射領域の中心を臨むスリットを設けたことを特徴
とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の結晶配向
性評価装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9507096A JPH09281061A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 結晶配向性評価装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9507096A JPH09281061A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 結晶配向性評価装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09281061A true JPH09281061A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14127738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9507096A Withdrawn JPH09281061A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 結晶配向性評価装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09281061A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1114561A (ja) * | 1997-04-30 | 1999-01-22 | Rigaku Corp | X線測定装置およびその方法 |
| JP2017211251A (ja) * | 2016-05-24 | 2017-11-30 | 株式会社リガク | 結晶相同定方法、結晶相同定装置、及びx線回折測定システム |
| JP2017223539A (ja) * | 2016-06-15 | 2017-12-21 | 株式会社リガク | X線回折装置 |
| CN109709118A (zh) * | 2017-10-25 | 2019-05-03 | 株式会社理学 | 索勒狭缝、x射线衍射装置以及方法 |
-
1996
- 1996-04-17 JP JP9507096A patent/JPH09281061A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1114561A (ja) * | 1997-04-30 | 1999-01-22 | Rigaku Corp | X線測定装置およびその方法 |
| JP2017211251A (ja) * | 2016-05-24 | 2017-11-30 | 株式会社リガク | 結晶相同定方法、結晶相同定装置、及びx線回折測定システム |
| JP2017223539A (ja) * | 2016-06-15 | 2017-12-21 | 株式会社リガク | X線回折装置 |
| US10585053B2 (en) | 2016-06-15 | 2020-03-10 | Rigaku Corporation | X-ray diffractometer |
| CN109709118A (zh) * | 2017-10-25 | 2019-05-03 | 株式会社理学 | 索勒狭缝、x射线衍射装置以及方法 |
| JP2019078654A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | 株式会社リガク | ソーラースリット、x線回折装置および方法 |
| US10964439B2 (en) | 2017-10-25 | 2021-03-30 | Rigaku Corporation | Soller slit, X-ray diffraction apparatus, and method |
| CN109709118B (zh) * | 2017-10-25 | 2022-04-26 | 株式会社理学 | 索勒狭缝、x射线衍射装置以及方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6963630B2 (en) | Method for evaluating an SOI substrate, evaluation processor, and method for manufacturing a semiconductor device | |
| US6128084A (en) | Evaluation method of semiconductor layer, method for fabricating semiconductor device, and storage medium | |
| TWI279566B (en) | An apparatus and method for measuring a property of a layer in a multilayered structure | |
| US6301330B1 (en) | Apparatus and method for texture analysis on semiconductor wafers | |
| CN111174716B (zh) | 外延层厚度测试装置和方法 | |
| JP6230618B2 (ja) | 面内斜入射回折を用いた表面マッピングのための装置、および、方法 | |
| JPH09281061A (ja) | 結晶配向性評価装置 | |
| JP2681613B2 (ja) | シリコン単結晶の評価方法 | |
| TW200407985A (en) | Method of measuring ion beam angles | |
| JP2004325267A (ja) | 薄膜の残留応力測定装置並びに薄膜の残留応力測定方法 | |
| JPH051999A (ja) | 集合組織の測定方法及び装置 | |
| CN110767562A (zh) | 薄膜物相含量的测量方法 | |
| JP3439584B2 (ja) | 固体中元素の濃度分布の測定方法および測定用試料 | |
| Yang | An optical imaging method for wafer warpage measurements | |
| JP4367820B2 (ja) | X線反射率測定装置 | |
| JPH1048159A (ja) | 構造解析方法及び構造解析装置 | |
| TW503502B (en) | Method for examining whether the ion beam is orthogonal to the wafer surface | |
| JPH09172047A (ja) | 半導体ウェーハ測定装置及び方法 | |
| SU763751A1 (ru) | Способ контрол поверхностного сло полупроводникового монокристалла | |
| JP2972465B2 (ja) | 半導体基板素子の金属配線劣化検出方法 | |
| Detavernier et al. | Kinetics of agglomeration of NiSi and NiSi2 phase formation. | |
| JPH09178675A (ja) | 深さ方向集合組織の測定方法 | |
| JP5130894B2 (ja) | イオン注入条件の管理方法 | |
| JPH06331455A (ja) | 半導体装置の温度計測方法および温度計測装置ならびに半導体製造装置 | |
| JP2003194747A (ja) | 固体中元素の濃度分布の測定方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030701 |