JPH09281069A - 被覆鋼管の損傷度監視方法における誤判定軽減方法 - Google Patents
被覆鋼管の損傷度監視方法における誤判定軽減方法Info
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- JPH09281069A JPH09281069A JP9214096A JP9214096A JPH09281069A JP H09281069 A JPH09281069 A JP H09281069A JP 9214096 A JP9214096 A JP 9214096A JP 9214096 A JP9214096 A JP 9214096A JP H09281069 A JPH09281069 A JP H09281069A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被覆鋼管の損傷度監視方法において、電気防
食設備や電鉄軌条等から流入する電流ノイズにより誤判
定するのを防止する。 【解決手段】 損傷抵抗の測定に併せて、管対地電位及
び(又は)防食設備の出力を測定し、これらの測定値の
変化と損傷抵抗の変化のタイミングが一致した場合、又
は一定の時間内に収まっているときは電流ノイズと判断
する。
食設備や電鉄軌条等から流入する電流ノイズにより誤判
定するのを防止する。 【解決手段】 損傷抵抗の測定に併せて、管対地電位及
び(又は)防食設備の出力を測定し、これらの測定値の
変化と損傷抵抗の変化のタイミングが一致した場合、又
は一定の時間内に収まっているときは電流ノイズと判断
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土壌中に埋設された被
覆鋼管の被覆損傷度を定量的に評価する方法における誤
判定軽減方法に関する。
覆鋼管の被覆損傷度を定量的に評価する方法における誤
判定軽減方法に関する。
【0002】
【従来の技術】土壌中に埋設された被覆鋼管の鋼面は、
被覆により土壌とは絶縁されており、腐食の進行が防が
れている。しかし、当該被覆鋼管の鋼面は、他の埋設
物、工作物、土壌中の石等の接触、あるいは自然劣化等
により被覆に傷が生じれば、土壌と接触することにな
り、腐食を蒙る可能性がある。したがって、当該被覆鋼
管の被覆損傷箇所ならびにその程度を常時監視すること
は保安上重要なことである。
被覆により土壌とは絶縁されており、腐食の進行が防が
れている。しかし、当該被覆鋼管の鋼面は、他の埋設
物、工作物、土壌中の石等の接触、あるいは自然劣化等
により被覆に傷が生じれば、土壌と接触することにな
り、腐食を蒙る可能性がある。したがって、当該被覆鋼
管の被覆損傷箇所ならびにその程度を常時監視すること
は保安上重要なことである。
【0003】土壌中に埋設された被覆鋼管の被覆損傷箇
所ならびにその程度を評価する技術としては、a.塗膜
抵抗測定法、b.塗膜損傷部探査法、c.管内電流測定
法、d.直接法パイプロケータによる方法があげられ
る。
所ならびにその程度を評価する技術としては、a.塗膜
抵抗測定法、b.塗膜損傷部探査法、c.管内電流測定
法、d.直接法パイプロケータによる方法があげられ
る。
【0004】しかし、上記塗膜測定法においては、測定
対象となる土壌中に埋設された被覆鋼管の延長が短い場
合は、接地抵抗を塗膜抵抗に換算することができ、被覆
の劣化等の評価に有効である。しかし、測定対象となる
被覆鋼管で電気的に導通している延長が長い場合、上記
の方法では印加した電流が遠く離れた地点の部分には達
しないために、測定される接地抵抗は当該被覆鋼管の全
延長の値でもなく、当該被覆鋼管の特定できない部分の
みかけの接地抵抗であるため、塗膜抵抗に換算すること
ができず、被覆の劣化等の正確な評価ができない。
対象となる土壌中に埋設された被覆鋼管の延長が短い場
合は、接地抵抗を塗膜抵抗に換算することができ、被覆
の劣化等の評価に有効である。しかし、測定対象となる
被覆鋼管で電気的に導通している延長が長い場合、上記
の方法では印加した電流が遠く離れた地点の部分には達
しないために、測定される接地抵抗は当該被覆鋼管の全
延長の値でもなく、当該被覆鋼管の特定できない部分の
みかけの接地抵抗であるため、塗膜抵抗に換算すること
ができず、被覆の劣化等の正確な評価ができない。
【0005】次に上記塗膜損傷部探査法においては、針
電極法、ピアソン法、塗膜欠陥検知装置等がある。これ
らの方法は、地表面上の電位差から塗膜欠陥の位置およ
び大きさを検知するものである。しかし、これらは道路
上で探査する性質のものであることから、常時監視の用
に供することはできない。
電極法、ピアソン法、塗膜欠陥検知装置等がある。これ
らの方法は、地表面上の電位差から塗膜欠陥の位置およ
び大きさを検知するものである。しかし、これらは道路
上で探査する性質のものであることから、常時監視の用
に供することはできない。
【0006】次に上記管内電流測定法においては、当該
被覆鋼管の管内電流の分布から損傷箇所を検知するもの
である。しかし、当該被覆鋼管に排流器、流電陽極等の
防食設備が併設されている場合、これらの抵抗の変化を
排除しながら評価する必要がある。また、電流値だけか
ら損傷の程度を評価するのは精度が低い。
被覆鋼管の管内電流の分布から損傷箇所を検知するもの
である。しかし、当該被覆鋼管に排流器、流電陽極等の
防食設備が併設されている場合、これらの抵抗の変化を
排除しながら評価する必要がある。また、電流値だけか
ら損傷の程度を評価するのは精度が低い。
【0007】次に上記直接法パイプロケータによる方法
においては、埋設管の位置を探査するパイプロケータを
用いて、当該被覆鋼管と他の埋設物との接触位置を検知
するため、塗膜欠陥の検知については困難であることに
加えて、道路上で探査する性質のものであることから常
時監視の用に供する事はできない。
においては、埋設管の位置を探査するパイプロケータを
用いて、当該被覆鋼管と他の埋設物との接触位置を検知
するため、塗膜欠陥の検知については困難であることに
加えて、道路上で探査する性質のものであることから常
時監視の用に供する事はできない。
【0008】又、上記従来の方法では、何れも当該被覆
鋼管の被覆損傷箇所を検知するには、当該被覆鋼管直上
の地表面上から探査するか、または、管内電流から評価
するしかない。しかし、管内電流から評価する手法は、
熟練の技術を必要とするもので、かつ精度も低いもので
ある。また、当該被覆鋼管埋設箇所での現地調査が必要
であり、常時監視はもとより、複数箇所の同時測定も困
難である。
鋼管の被覆損傷箇所を検知するには、当該被覆鋼管直上
の地表面上から探査するか、または、管内電流から評価
するしかない。しかし、管内電流から評価する手法は、
熟練の技術を必要とするもので、かつ精度も低いもので
ある。また、当該被覆鋼管埋設箇所での現地調査が必要
であり、常時監視はもとより、複数箇所の同時測定も困
難である。
【0009】そこで、本発明者は、次の二つの方法によ
り、被覆鋼管の損傷度を監視する方法の提案を行ってい
る。監視対象被覆鋼管の一点を基準点となし、この基準
点から被覆鋼管に一定の信号電流を通電し、当該被覆鋼
管の適当な間隔をおいた2箇所で測定される電流値及び
電位値から2箇所間での損傷抵抗を求めてこの損傷抵抗
値がある定めた値よりも大きい場合には損傷なしと判定
し、小さい場合には損傷ありと判定する被覆鋼管の損傷
度を監視する方法(特願平5−274286号)、及
び、監視対象被覆鋼管を適当な範囲に分割して、各分割
範囲内の1点を基準点となし、これらの基準点から、他
の分割範囲の基準点からの信号電流とは区別可能な信号
電流を、監視対象被覆鋼管に夫々通電し、対応する分割
範囲を監視対象範囲とし、この監視対象範囲で測定され
る電流値及び電位値から各区間内での損傷抵抗を求め
て、この損傷抵抗値がある定めた値よりも大きい場合に
は当該区間では損傷なしと判定し、小さい場合には当該
区間で損傷ありと判定する被覆鋼管の損傷度監視方法
(特願平6−289911号)。
り、被覆鋼管の損傷度を監視する方法の提案を行ってい
る。監視対象被覆鋼管の一点を基準点となし、この基準
点から被覆鋼管に一定の信号電流を通電し、当該被覆鋼
管の適当な間隔をおいた2箇所で測定される電流値及び
電位値から2箇所間での損傷抵抗を求めてこの損傷抵抗
値がある定めた値よりも大きい場合には損傷なしと判定
し、小さい場合には損傷ありと判定する被覆鋼管の損傷
度を監視する方法(特願平5−274286号)、及
び、監視対象被覆鋼管を適当な範囲に分割して、各分割
範囲内の1点を基準点となし、これらの基準点から、他
の分割範囲の基準点からの信号電流とは区別可能な信号
電流を、監視対象被覆鋼管に夫々通電し、対応する分割
範囲を監視対象範囲とし、この監視対象範囲で測定され
る電流値及び電位値から各区間内での損傷抵抗を求め
て、この損傷抵抗値がある定めた値よりも大きい場合に
は当該区間では損傷なしと判定し、小さい場合には当該
区間で損傷ありと判定する被覆鋼管の損傷度監視方法
(特願平6−289911号)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記特願平5−274
286号及び特願平6−289911号発明によると、 a.損傷度の判定を正確にできる、 b.長距離の場合でも適用できるため、ガス、石油等の
幹線における被覆損傷度の常時監視に極めて有効であ
る、 c.コンピュータを利用して直ちに損傷度の判定ができ
るため、判定作業に経験とか熟練を必要としない、とい
う特徴を有するが、一方、管路の近傍には電鉄軌条等が
あり、又、当該管自体の電気防食設備等があって、これ
から流入するノイズ(電流)により、損傷の発生を誤判
定してしまうことがある。本発明は、ノイズにより誤判
定しない被覆鋼管の損傷度監視方法を提案するのが目的
である。
286号及び特願平6−289911号発明によると、 a.損傷度の判定を正確にできる、 b.長距離の場合でも適用できるため、ガス、石油等の
幹線における被覆損傷度の常時監視に極めて有効であ
る、 c.コンピュータを利用して直ちに損傷度の判定ができ
るため、判定作業に経験とか熟練を必要としない、とい
う特徴を有するが、一方、管路の近傍には電鉄軌条等が
あり、又、当該管自体の電気防食設備等があって、これ
から流入するノイズ(電流)により、損傷の発生を誤判
定してしまうことがある。本発明は、ノイズにより誤判
定しない被覆鋼管の損傷度監視方法を提案するのが目的
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明において提案する
被覆鋼管の損傷度監視方法における誤判定軽減方法は次
のとおりである。
被覆鋼管の損傷度監視方法における誤判定軽減方法は次
のとおりである。
【0012】1.監視対象被覆鋼管の一点を基準点とな
し、この基準点から被覆鋼管に一定の信号電流を通電
し、当該被覆鋼管の適当な間隔をおいた2箇所で測定さ
れる電流値及び電位値から2箇所間での損傷抵抗を求め
てこの損傷抵抗値がある定めた値よりも大きい場合には
損傷なしと判定し、小さい場合には損傷ありと判定する
被覆鋼管の損傷度を監視する方法において、この判定時
に管対地電位及び防食設備の出力の変化を測定し、この
2つの変化と前記損傷抵抗の変化のタイミングが一致又
は一定の時間内に収まっているときにはノイズと判断す
る被覆鋼管の損傷度監視方法における誤判定軽減方法。
し、この基準点から被覆鋼管に一定の信号電流を通電
し、当該被覆鋼管の適当な間隔をおいた2箇所で測定さ
れる電流値及び電位値から2箇所間での損傷抵抗を求め
てこの損傷抵抗値がある定めた値よりも大きい場合には
損傷なしと判定し、小さい場合には損傷ありと判定する
被覆鋼管の損傷度を監視する方法において、この判定時
に管対地電位及び防食設備の出力の変化を測定し、この
2つの変化と前記損傷抵抗の変化のタイミングが一致又
は一定の時間内に収まっているときにはノイズと判断す
る被覆鋼管の損傷度監視方法における誤判定軽減方法。
【0013】2.監視対象被覆鋼管の一点を基準点とな
し、この基準点から被覆鋼管に一定の信号電流を通電
し、当該被覆鋼管の適当な間隔をおいた2箇所で測定さ
れる電流値及び電位値から2箇所間での損傷抵抗を求め
てこの損傷抵抗値がある定めた値よりも大きい場合には
損傷なしと判定し、小さい場合には損傷ありと判定する
被覆鋼管の損傷度を監視する方法において、この判定時
に管対地電位を測定し、この測定値の変化と前記損傷抵
抗の変化のタイミングが一致又は一定の時間内に収まっ
ているときにはノイズと判断する被覆鋼管の損傷度監視
方法における誤判定軽減方法。
し、この基準点から被覆鋼管に一定の信号電流を通電
し、当該被覆鋼管の適当な間隔をおいた2箇所で測定さ
れる電流値及び電位値から2箇所間での損傷抵抗を求め
てこの損傷抵抗値がある定めた値よりも大きい場合には
損傷なしと判定し、小さい場合には損傷ありと判定する
被覆鋼管の損傷度を監視する方法において、この判定時
に管対地電位を測定し、この測定値の変化と前記損傷抵
抗の変化のタイミングが一致又は一定の時間内に収まっ
ているときにはノイズと判断する被覆鋼管の損傷度監視
方法における誤判定軽減方法。
【0014】3.監視対象被覆鋼管の一点を基準点とな
し、この基準点から被覆鋼管に一定の信号電流を通電
し、当該被覆鋼管の適当な間隔をおいた2箇所で測定さ
れる電流値及び電位値から2箇所間での損傷抵抗を求め
てこの損傷抵抗値がある定めた値よりも大きい場合には
損傷なしと判定し、小さい場合には損傷ありと判定する
被覆鋼管の損傷度を監視する方法において、この判定時
に防食設備の出力の変化を測定し、この変化と前記損傷
抵抗の変化のタイミングが一致又は一定の時間内に収ま
っているときにはノイズと判断する被覆鋼管の損傷度監
視方法における誤判定軽減方法。
し、この基準点から被覆鋼管に一定の信号電流を通電
し、当該被覆鋼管の適当な間隔をおいた2箇所で測定さ
れる電流値及び電位値から2箇所間での損傷抵抗を求め
てこの損傷抵抗値がある定めた値よりも大きい場合には
損傷なしと判定し、小さい場合には損傷ありと判定する
被覆鋼管の損傷度を監視する方法において、この判定時
に防食設備の出力の変化を測定し、この変化と前記損傷
抵抗の変化のタイミングが一致又は一定の時間内に収ま
っているときにはノイズと判断する被覆鋼管の損傷度監
視方法における誤判定軽減方法。
【0015】4.監視対象被覆鋼管を適当な範囲に分割
して、各分割範囲内の1点を基準点となし、これらの基
準点から、他の分割範囲の基準点からの信号電流とは区
別可能な信号電流を、監視対象被覆鋼管に夫々通電し、
対応する分割範囲を監視対象範囲とし、この監視対象範
囲で測定される電流値及び電位値から各区間内での損傷
抵抗を求めて、この損傷抵抗値がある定めた値よりも大
きい場合には当該区間では損傷なしと判定し、小さい場
合には当該区間で損傷ありと判定する被覆鋼管の損傷度
監視方法において、この判定時に管対地電位及び防食設
備の出力の変化を測定し、この2つの変化と前記損傷抵
抗の変化のタイミングが一致又は一定の時間内に収まっ
ているときにはノイズと判断する被覆鋼管の損傷度監視
方法における誤判定軽減方法。
して、各分割範囲内の1点を基準点となし、これらの基
準点から、他の分割範囲の基準点からの信号電流とは区
別可能な信号電流を、監視対象被覆鋼管に夫々通電し、
対応する分割範囲を監視対象範囲とし、この監視対象範
囲で測定される電流値及び電位値から各区間内での損傷
抵抗を求めて、この損傷抵抗値がある定めた値よりも大
きい場合には当該区間では損傷なしと判定し、小さい場
合には当該区間で損傷ありと判定する被覆鋼管の損傷度
監視方法において、この判定時に管対地電位及び防食設
備の出力の変化を測定し、この2つの変化と前記損傷抵
抗の変化のタイミングが一致又は一定の時間内に収まっ
ているときにはノイズと判断する被覆鋼管の損傷度監視
方法における誤判定軽減方法。
【0016】5.監視対象被覆鋼管を適当な範囲に分割
して、各分割範囲内の1点を基準点となし、これらの基
準点から、他の分割範囲の基準点からの信号電流とは区
別可能な信号電流を、監視対象被覆鋼管に夫々通電し、
対応する分割範囲を監視対象範囲とし、この監視対象範
囲で測定される電流値及び電位値から各区間内での損傷
抵抗を求めて、この損傷抵抗値がある定めた値よりも大
きい場合には当該区間では損傷なしと判定し、小さい場
合には当該区間で損傷ありと判定する被覆鋼管の損傷度
監視方法において、この判定時に管対地電位を測定し、
この測定値の変化と前記損傷抵抗の変化のタイミングが
一致又は一定の時間内に収まっているときにはノイズと
判断する被覆鋼管の損傷度監視方法における誤判定軽減
方法。
して、各分割範囲内の1点を基準点となし、これらの基
準点から、他の分割範囲の基準点からの信号電流とは区
別可能な信号電流を、監視対象被覆鋼管に夫々通電し、
対応する分割範囲を監視対象範囲とし、この監視対象範
囲で測定される電流値及び電位値から各区間内での損傷
抵抗を求めて、この損傷抵抗値がある定めた値よりも大
きい場合には当該区間では損傷なしと判定し、小さい場
合には当該区間で損傷ありと判定する被覆鋼管の損傷度
監視方法において、この判定時に管対地電位を測定し、
この測定値の変化と前記損傷抵抗の変化のタイミングが
一致又は一定の時間内に収まっているときにはノイズと
判断する被覆鋼管の損傷度監視方法における誤判定軽減
方法。
【0017】6.監視対象被覆鋼管を適当な範囲に分割
して、各分割範囲内の1点を基準点となし、これらの基
準点から、他の分割範囲の基準点からの信号電流とは区
別可能な信号電流を、監視対象被覆鋼管に夫々通電し、
対応する分割範囲を監視対象範囲とし、この監視対象範
囲で測定される電流値及び電位値から各区間内での損傷
抵抗を求めて、この損傷抵抗値がある定めた値よりも大
きい場合には当該区間では損傷なしと判定し、小さい場
合には当該区間で損傷ありと判定する被覆鋼管の損傷度
監視方法において、この判定時に防食設備の出力の変化
を測定し、この変化と前記損傷抵抗の変化のタイミング
が一致又は一定の時間内に収まっているときにはノイズ
と判断する被覆鋼管の損傷度監視方法における誤判定軽
減方法。
して、各分割範囲内の1点を基準点となし、これらの基
準点から、他の分割範囲の基準点からの信号電流とは区
別可能な信号電流を、監視対象被覆鋼管に夫々通電し、
対応する分割範囲を監視対象範囲とし、この監視対象範
囲で測定される電流値及び電位値から各区間内での損傷
抵抗を求めて、この損傷抵抗値がある定めた値よりも大
きい場合には当該区間では損傷なしと判定し、小さい場
合には当該区間で損傷ありと判定する被覆鋼管の損傷度
監視方法において、この判定時に防食設備の出力の変化
を測定し、この変化と前記損傷抵抗の変化のタイミング
が一致又は一定の時間内に収まっているときにはノイズ
と判断する被覆鋼管の損傷度監視方法における誤判定軽
減方法。
【0018】
【作用】上記方法により、誤判定を軽減する場合には、
損傷度の監視に併せて、管対地電位・防食設備からの出
力を測定する。この際、電位測定装置が設置されていな
い地点であって、電位(直流)が損傷抵抗と大きな相関
がある特異な地点がある場合には、その地点でも電位
(直流)の測定を行う。
損傷度の監視に併せて、管対地電位・防食設備からの出
力を測定する。この際、電位測定装置が設置されていな
い地点であって、電位(直流)が損傷抵抗と大きな相関
がある特異な地点がある場合には、その地点でも電位
(直流)の測定を行う。
【0019】このようにして測定した電位・出力を夫々
単独で、又は組み合わせて損傷抵抗の変化と比較し、こ
のタイミングが一致した場合、又は一定の時間内に収ま
った場合には、電流ノイズによる挙動と判断して、損傷
抵抗に変化があってもこれを無視する。一方、タイミン
グがズレていて一定の時間外の場合、或いは損傷抵抗に
のみ変化が認められた場合には、実際に損傷が発生して
いるものと評価する。
単独で、又は組み合わせて損傷抵抗の変化と比較し、こ
のタイミングが一致した場合、又は一定の時間内に収ま
った場合には、電流ノイズによる挙動と判断して、損傷
抵抗に変化があってもこれを無視する。一方、タイミン
グがズレていて一定の時間外の場合、或いは損傷抵抗に
のみ変化が認められた場合には、実際に損傷が発生して
いるものと評価する。
【0020】なお、管対地電位・防食設備からの出力
は、2つの値を同時に測定して比較した場合の精度が最
も高いが、何れか1つであっても実用的には問題ない。
は、2つの値を同時に測定して比較した場合の精度が最
も高いが、何れか1つであっても実用的には問題ない。
【0021】[実施例1]この実施例は請求項1〜3に
記載した本発明に対応する実施例であって、図1に基づ
いて説明する。この図1は、前記した特願平5−274
286号に係る発明の損傷検知方法及びその装置に本発
明を実施した場合の説明図である。図1において、地点
0およびその他の地点(例として地点x及び地点x+
1)には、設備類が示されている。地点0には通電極2
を設置して、被覆鋼管1に取り付けた通電用リード線3
および通電用電極2のリード線4を地表A面上に立ち上
げておく。各地点には、電位測定用電極5を設置して、
被覆鋼管1に取り付けた電位測定用リード線6および電
位測定用電極5のリード線7を地表A面上に立ち上げて
おく。また、被覆鋼管1の各地点には、ある間隔(とな
りあわせの地点には届かない距離)をおいた被覆鋼管1
のそれぞれ2箇所に取り付けた管内電流測定用リード線
8、9を地表A面上に立ち上げておく。
記載した本発明に対応する実施例であって、図1に基づ
いて説明する。この図1は、前記した特願平5−274
286号に係る発明の損傷検知方法及びその装置に本発
明を実施した場合の説明図である。図1において、地点
0およびその他の地点(例として地点x及び地点x+
1)には、設備類が示されている。地点0には通電極2
を設置して、被覆鋼管1に取り付けた通電用リード線3
および通電用電極2のリード線4を地表A面上に立ち上
げておく。各地点には、電位測定用電極5を設置して、
被覆鋼管1に取り付けた電位測定用リード線6および電
位測定用電極5のリード線7を地表A面上に立ち上げて
おく。また、被覆鋼管1の各地点には、ある間隔(とな
りあわせの地点には届かない距離)をおいた被覆鋼管1
のそれぞれ2箇所に取り付けた管内電流測定用リード線
8、9を地表A面上に立ち上げておく。
【0022】通電用リード線3及び通電用電極2のリー
ド線4は、通電用電源10に、電位測定用リード線6お
よび電位測定用電極5のリード線7は、電位測定装置1
1に、管内電流測定用リード線8、9は、管内電流測定
装置12にそれぞれ接続する。電位測定装置11および
管内電流測定装置12は、送信装置13に接続され、電
位データおよび管内電流データは送信装置13、受信装
置14を介してコンピュータ15に伝送される。なお、
ここでは管内電流測定は、電圧降下法を用いているが、
他にも絶縁継手の両側を接続したリード線を流れる電流
を測定する方法、クリップオン電流計による方法でも可
能である。
ド線4は、通電用電源10に、電位測定用リード線6お
よび電位測定用電極5のリード線7は、電位測定装置1
1に、管内電流測定用リード線8、9は、管内電流測定
装置12にそれぞれ接続する。電位測定装置11および
管内電流測定装置12は、送信装置13に接続され、電
位データおよび管内電流データは送信装置13、受信装
置14を介してコンピュータ15に伝送される。なお、
ここでは管内電流測定は、電圧降下法を用いているが、
他にも絶縁継手の両側を接続したリード線を流れる電流
を測定する方法、クリップオン電流計による方法でも可
能である。
【0023】16は電位測定用リード線6と電位測定用
電極5のリード線7間に挿入した電位(直流)測定装置
であって、この装置16で測定された電位(直流)は通
信線16aを経由して通信装置13・14からコンピュ
ータ15に入力される。
電極5のリード線7間に挿入した電位(直流)測定装置
であって、この装置16で測定された電位(直流)は通
信線16aを経由して通信装置13・14からコンピュ
ータ15に入力される。
【0024】コンピュータ15は、損傷抵抗の測定時
に、電位(直流)測定装置16で電位を測定すると共に
後述の防食設備17の出力を同時に又は単独で測定し、
この電位(直流)及び(又は)出力の変化と損傷抵抗の
変化のタイミングを比較し、このタイミングが一致して
いる場合、又は一定の時間内に収まっている場合にはノ
イズ電流の影響があるものと判断して損傷抵抗に変化が
あってもこれを無視する。
に、電位(直流)測定装置16で電位を測定すると共に
後述の防食設備17の出力を同時に又は単独で測定し、
この電位(直流)及び(又は)出力の変化と損傷抵抗の
変化のタイミングを比較し、このタイミングが一致して
いる場合、又は一定の時間内に収まっている場合にはノ
イズ電流の影響があるものと判断して損傷抵抗に変化が
あってもこれを無視する。
【0025】17は外部電源等の防食設備であって、こ
の設備17は、防食電極18、通電用リード線19、防
食電極リード線20、防食電流・電圧源21、通信装置
22から成り、通信装置22は通信ケーブル23を経由
して前記通信装置14に結ばれている。
の設備17は、防食電極18、通電用リード線19、防
食電極リード線20、防食電流・電圧源21、通信装置
22から成り、通信装置22は通信ケーブル23を経由
して前記通信装置14に結ばれている。
【0026】[実施例2]この実施例は、請求項4〜6
に記載した本発明に対応しており、この実施例を図2に
基づいて説明する。この図2は、図中の地点0、地点
y、適当な中間点(地点x+1)、および当該中間点の
となりあわせの地点(地点x及び地点x+2)に設置す
る設備類を示したものである。地点0および地点yに
は、それぞれ、通電用電極51を設置して、被覆鋼管5
0に取り付けた通電用リード線52および通電用電極5
1のリード線53を地表面A上に立ちあげておく。地点
x、地点x+1、地点x+2には、それぞれ、電位測定
用電極54を設置して、被覆鋼管50に取り付けた電位
測定用リード線55および電位測定用電極54のリード
線56を地表面A上に立ちあげておく。また、被覆鋼管
50の各地点には、ある間隔(隣り合わせの地点には届
かない距離)をおいた被覆鋼管50のそれぞれ2箇所に
取り付けた管内電流測定用リード線57、58を立ちあ
げておく。
に記載した本発明に対応しており、この実施例を図2に
基づいて説明する。この図2は、図中の地点0、地点
y、適当な中間点(地点x+1)、および当該中間点の
となりあわせの地点(地点x及び地点x+2)に設置す
る設備類を示したものである。地点0および地点yに
は、それぞれ、通電用電極51を設置して、被覆鋼管5
0に取り付けた通電用リード線52および通電用電極5
1のリード線53を地表面A上に立ちあげておく。地点
x、地点x+1、地点x+2には、それぞれ、電位測定
用電極54を設置して、被覆鋼管50に取り付けた電位
測定用リード線55および電位測定用電極54のリード
線56を地表面A上に立ちあげておく。また、被覆鋼管
50の各地点には、ある間隔(隣り合わせの地点には届
かない距離)をおいた被覆鋼管50のそれぞれ2箇所に
取り付けた管内電流測定用リード線57、58を立ちあ
げておく。
【0027】地点0において、通電用リード線52及び
通電用電極51のリード線53は、通電用電源59に、
地点yにおいて、通電用リード線52及び通電用電極5
1のリード線53は、通電用電源62に接続する。地点
xにおいて、電位測定用リード線55及び電位測定用電
極54のリード線56は、電位値測定装置60に、管内
電流測定用リード線57、58は、管内電流値測定装置
61にそれぞれ接続する。地点1から地点x+1、x+
2についても、同様にする。
通電用電極51のリード線53は、通電用電源59に、
地点yにおいて、通電用リード線52及び通電用電極5
1のリード線53は、通電用電源62に接続する。地点
xにおいて、電位測定用リード線55及び電位測定用電
極54のリード線56は、電位値測定装置60に、管内
電流測定用リード線57、58は、管内電流値測定装置
61にそれぞれ接続する。地点1から地点x+1、x+
2についても、同様にする。
【0028】地点x+1において、電位測定用リード線
55及び電位測定用電極54のリード線56は、電位値
測定装置60に、管内電流測定用リード線57、58
は、管内電流値測定装置61にそれぞれ接続する。
55及び電位測定用電極54のリード線56は、電位値
測定装置60に、管内電流測定用リード線57、58
は、管内電流値測定装置61にそれぞれ接続する。
【0029】地点x+2において、電位測定用リード線
55及び電位測定用電極54のリード線56は、電位値
測定装置60に、管内電流値測定用リード線57、58
は、管内電流値測定装置61にそれぞれ接続する。地点
x+3から地点y+1があった場合についても、同様に
する。
55及び電位測定用電極54のリード線56は、電位値
測定装置60に、管内電流値測定用リード線57、58
は、管内電流値測定装置61にそれぞれ接続する。地点
x+3から地点y+1があった場合についても、同様に
する。
【0030】各地点に設置された、電位値測定装置60
および管内電流値測定装置61は、送信装置65に接続
され、電位データおよび管内電流データは送信装置6
5、受信装置66を介してコンピュータ67に伝送され
る。各地点に設置された、電位値測定装置60および管
内電流値測定装置61は、送信装置65に接続され、電
位データおよび管内電流データは送信装置65、受信装
置66を介してコンピュータ67に伝送される。
および管内電流値測定装置61は、送信装置65に接続
され、電位データおよび管内電流データは送信装置6
5、受信装置66を介してコンピュータ67に伝送され
る。各地点に設置された、電位値測定装置60および管
内電流値測定装置61は、送信装置65に接続され、電
位データおよび管内電流データは送信装置65、受信装
置66を介してコンピュータ67に伝送される。
【0031】なお、コンピュータ67と十分近い地点に
おいては、送信装置65および受信装置66は不要で、
直接データをコンピュータ67に取り込めばよい。ま
た、ここでは管内電流測定は、電圧降下法を用いている
が、ほかにも絶縁継手の両側を接続したリード線を流れ
る電流を測定する方法、クリップオン電流計による方法
でも可能である。
おいては、送信装置65および受信装置66は不要で、
直接データをコンピュータ67に取り込めばよい。ま
た、ここでは管内電流測定は、電圧降下法を用いている
が、ほかにも絶縁継手の両側を接続したリード線を流れ
る電流を測定する方法、クリップオン電流計による方法
でも可能である。
【0032】68は電位測定用リード線55と電位測定
用電極54のリード線56間に挿入した電位(直流)測
定装置であって、この装置68で測定された電位(直
流)は通信線69及び通信装置65、66を経由してコ
ンピュータ67に結ばれている。
用電極54のリード線56間に挿入した電位(直流)測
定装置であって、この装置68で測定された電位(直
流)は通信線69及び通信装置65、66を経由してコ
ンピュータ67に結ばれている。
【0033】コンピュータ67は、損傷抵抗の測定時
に、電位(直流)測定装置68で電位を測定すると共に
後述の防食設備70の出力を同時に又は単独で測定し、
この電位(直流)と出力と損傷抵抗の変化のタイミング
を比較し、このタイミングが一致している場合、又は一
定の時間内に収まっている場合にはノイズ電流の影響が
あるものと判断して損傷抵抗に変化があってもこれを無
視する。
に、電位(直流)測定装置68で電位を測定すると共に
後述の防食設備70の出力を同時に又は単独で測定し、
この電位(直流)と出力と損傷抵抗の変化のタイミング
を比較し、このタイミングが一致している場合、又は一
定の時間内に収まっている場合にはノイズ電流の影響が
あるものと判断して損傷抵抗に変化があってもこれを無
視する。
【0034】70は外部電源等の防食設備であって、こ
の設備70は、防食電極71、通電用リード線72、防
食電極リード線73、防食電流・電圧源74、通信装置
75から成り、通信装置75は通信ケーブル76を経由
して前記通信装置66に結ばれている。
の設備70は、防食電極71、通電用リード線72、防
食電極リード線73、防食電流・電圧源74、通信装置
75から成り、通信装置75は通信ケーブル76を経由
して前記通信装置66に結ばれている。
【0035】次に、被覆の損傷監視方法を図1に基づい
て説明する。被覆の損傷は、地点Xと地点X+1間で起
きており、通電電流として交流信号を用いた場合であ
る。地点xと地点x+1の間の接地抵抗の測定は、当該
範囲の両端である地点xおよび地点x+1での、当該被
覆鋼管1の交流電位E(x)、E(x+1)および当該
被覆被覆鋼管1を流れる管内交流電流i(x),i(x
+1)を測定しながら、地点0で当該被覆鋼管1に対し
て通電用電源10を用いて通電極2より交流信号等を印
加することによりおこなわれる。地点xと地点x+1の
間の当該被覆鋼管1の接地抵抗R(x〜x+1)は
て説明する。被覆の損傷は、地点Xと地点X+1間で起
きており、通電電流として交流信号を用いた場合であ
る。地点xと地点x+1の間の接地抵抗の測定は、当該
範囲の両端である地点xおよび地点x+1での、当該被
覆鋼管1の交流電位E(x)、E(x+1)および当該
被覆被覆鋼管1を流れる管内交流電流i(x),i(x
+1)を測定しながら、地点0で当該被覆鋼管1に対し
て通電用電源10を用いて通電極2より交流信号等を印
加することによりおこなわれる。地点xと地点x+1の
間の当該被覆鋼管1の接地抵抗R(x〜x+1)は
【数1】の(1)式のように求められる。
【0036】
【数1】
【0037】ここで、地点xと地点+1間において、接
地抵抗Rd(x〜x+1)の他埋設物あるいは工作機の
接触、またはこれに相当する塗覆装欠陥の生成が発生し
たとき、Rd(x〜x+1)とR(x〜x+1)と地点
xと地点+1間の定常状態における接地抵抗RO(x〜
x+1)には、
地抵抗Rd(x〜x+1)の他埋設物あるいは工作機の
接触、またはこれに相当する塗覆装欠陥の生成が発生し
たとき、Rd(x〜x+1)とR(x〜x+1)と地点
xと地点+1間の定常状態における接地抵抗RO(x〜
x+1)には、
【数2】の(2)式の関係がある。以下、Rd(x〜x
+1)を地点xと地点x+1間での損傷抵抗とする。
+1)を地点xと地点x+1間での損傷抵抗とする。
【0038】
【数2】
【0039】(2)式をRd(x〜x+1)について解
くと、
くと、
【数3】の(3)式のようになる。
【数3】
【0040】したがって、各地点の交流電位および管内
交流電流の連続測定を行い、送・受信装置13・14に
よりホストコンピュータ15に伝送して、データの同期
をとりながら上記の式により各地点間のRdを求めて、
これを常時監視することにより、リアルタイムで他埋設
物あるいは工作物の接触、またはこれに相当する塗覆装
欠陥の生成の検知、ならびにその程度を把握することが
できる。
交流電流の連続測定を行い、送・受信装置13・14に
よりホストコンピュータ15に伝送して、データの同期
をとりながら上記の式により各地点間のRdを求めて、
これを常時監視することにより、リアルタイムで他埋設
物あるいは工作物の接触、またはこれに相当する塗覆装
欠陥の生成の検知、ならびにその程度を把握することが
できる。
【0041】[実験例]図3に基づいて実験例を説明す
る。図3において、(イ)は損傷抵抗の変化、(ロ)は
管対地電位の変化を示している。この実験例の場合、
0.5分、2.5分、4.5分の3回、模擬損傷を与え
ている。これに伴い、損傷抵抗の値は明確に減少してお
り損傷検知が可能であることを示している。しかし、
0.5分〜0.8分、3.7分には模擬損傷を与えてい
ないのにもかかわらず、損傷が発生したと誤判定される
ような、損傷抵抗が減少する変化が見られた。
る。図3において、(イ)は損傷抵抗の変化、(ロ)は
管対地電位の変化を示している。この実験例の場合、
0.5分、2.5分、4.5分の3回、模擬損傷を与え
ている。これに伴い、損傷抵抗の値は明確に減少してお
り損傷検知が可能であることを示している。しかし、
0.5分〜0.8分、3.7分には模擬損傷を与えてい
ないのにもかかわらず、損傷が発生したと誤判定される
ような、損傷抵抗が減少する変化が見られた。
【0042】(ロ)は、このときの管対地電位の変化を
示したものである。(イ)で見られた、模擬損傷を与え
ていないのにもかかわらず損傷抵抗が低下した時間(タ
イミング)は、管対地電位が大きくマイナス側にシフト
した時間と一致する。したがって、この時間(タイミン
グ)を比較することにより、電流ノイズによる変化であ
ることが判る。上記(ロ)の管対地電位の変化は、防食
設備の出力の場合も同一に表れる。なお、タイミングの
多少のずれは、一致と看做すことができる。
示したものである。(イ)で見られた、模擬損傷を与え
ていないのにもかかわらず損傷抵抗が低下した時間(タ
イミング)は、管対地電位が大きくマイナス側にシフト
した時間と一致する。したがって、この時間(タイミン
グ)を比較することにより、電流ノイズによる変化であ
ることが判る。上記(ロ)の管対地電位の変化は、防食
設備の出力の場合も同一に表れる。なお、タイミングの
多少のずれは、一致と看做すことができる。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上のように、損傷抵抗の測定
に際し、管対地電位及び(又は)防食設備の出力を監視
することにより、電流ノイズに起因して起こる誤判定を
防止できる。
に際し、管対地電位及び(又は)防食設備の出力を監視
することにより、電流ノイズに起因して起こる誤判定を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】特願平5−274286号に係る被覆鋼管の損
傷度監視方法に本発明を実施した実施例1〜3の説明
図。
傷度監視方法に本発明を実施した実施例1〜3の説明
図。
【図2】特願平6−289911号に係る被覆鋼管の損
傷度監視方法に本発明を実施した実施例4〜6の説明
図。
傷度監視方法に本発明を実施した実施例4〜6の説明
図。
【図3】実験例の説明図。
1 被覆鋼管 2 通電用電極 3 通電用リード線 4 リード線 5 電位測定用電極 6 電位測定用リード線 7 リード線 8・9 管内電流測定用リード線 10 通電用電源 11 電位測定装置 12 管内電流測定装置 13 送信装置 14 受信装置 15 コンピュータ 16 電位(直流)測定装置 16a 通信線 17 防食設備 18 防食電極 19 通電用リード線 20 防食電極リード線 21 防食電流・電圧源 22 通信装置 23 通信テーブル
Claims (6)
- 【請求項1】 監視対象被覆鋼管の一点を基準点とな
し、この基準点から被覆鋼管に一定の信号電流を通電
し、当該被覆鋼管の適当な間隔をおいた2箇所で測定さ
れる電流値及び電位値から2箇所間での損傷抵抗を求め
てこの損傷抵抗値がある定めた値よりも大きい場合には
損傷なしと判定し、小さい場合には損傷ありと判定する
被覆鋼管の損傷度を監視する方法において、この判定時
に管対地電位及び防食設備の出力の変化を測定し、この
2つの変化と前記損傷抵抗の変化のタイミングが一致又
は一定の時間内に収まっているときにはノイズと判断す
る被覆鋼管の損傷度監視方法における誤判定軽減方法。 - 【請求項2】 監視対象被覆鋼管の一点を基準点とな
し、この基準点から被覆鋼管に一定の信号電流を通電
し、当該被覆鋼管の適当な間隔をおいた2箇所で測定さ
れる電流値及び電位値から2箇所間での損傷抵抗を求め
てこの損傷抵抗値がある定めた値よりも大きい場合には
損傷なしと判定し、小さい場合には損傷ありと判定する
被覆鋼管の損傷度を監視する方法において、この判定時
に管対地電位を測定し、この測定値の変化と前記損傷抵
抗の変化のタイミングが一致又は一定の時間内に収まっ
ているときにはノイズと判断する被覆鋼管の損傷度監視
方法における誤判定軽減方法。 - 【請求項3】 監視対象被覆鋼管の一点を基準点とな
し、この基準点から被覆鋼管に一定の信号電流を通電
し、当該被覆鋼管の適当な間隔をおいた2箇所で測定さ
れる電流値及び電位値から2箇所間での損傷抵抗を求め
てこの損傷抵抗値がある定めた値よりも大きい場合には
損傷なしと判定し、小さい場合には損傷ありと判定する
被覆鋼管の損傷度を監視する方法において、この判定時
に防食設備の出力の変化を測定し、この変化と前記損傷
抵抗の変化のタイミングが一致又は一定の時間内に収ま
っているときにはノイズと判断する被覆鋼管の損傷度監
視方法における誤判定軽減方法。 - 【請求項4】 監視対象被覆鋼管を適当な範囲に分割し
て、各分割範囲内の1点を基準点となし、これらの基準
点から、他の分割範囲の基準点からの信号電流とは区別
可能な信号電流を、監視対象被覆鋼管に夫々通電し、対
応する分割範囲を監視対象範囲とし、この監視対象範囲
で測定される電流値及び電位値から各区間内での損傷抵
抗を求めて、この損傷抵抗値がある定めた値よりも大き
い場合には当該区間では損傷なしと判定し、小さい場合
には当該区間で損傷ありと判定する被覆鋼管の損傷度監
視方法において、この判定時に管対地電位及び防食設備
の出力の変化を測定し、この2つの変化と前記損傷抵抗
の変化のタイミングが一致又は一定の時間内に収まって
いるときにはノイズと判断する被覆鋼管の損傷度監視方
法における誤判定軽減方法。 - 【請求項5】 監視対象被覆鋼管を適当な範囲に分割し
て、各分割範囲内の1点を基準点となし、これらの基準
点から、他の分割範囲の基準点からの信号電流とは区別
可能な信号電流を、監視対象被覆鋼管に夫々通電し、対
応する分割範囲を監視対象範囲とし、この監視対象範囲
で測定される電流値及び電位値から各区間内での損傷抵
抗を求めて、この損傷抵抗値がある定めた値よりも大き
い場合には当該区間では損傷なしと判定し、小さい場合
には当該区間で損傷ありと判定する被覆鋼管の損傷度監
視方法において、この判定時に管対地電位を測定し、こ
の測定値の変化と前記損傷抵抗の変化のタイミングが一
致又は一定の時間内に収まっているときにはノイズと判
断する被覆鋼管の損傷度監視方法における誤判定軽減方
法。 - 【請求項6】 監視対象被覆鋼管を適当な範囲に分割し
て、各分割範囲内の1点を基準点となし、これらの基準
点から、他の分割範囲の基準点からの信号電流とは区別
可能な信号電流を、監視対象被覆鋼管に夫々通電し、対
応する分割範囲を監視対象範囲とし、この監視対象範囲
で測定される電流値及び電位値から各区間内での損傷抵
抗を求めて、この損傷抵抗値がある定めた値よりも大き
い場合には当該区間では損傷なしと判定し、小さい場合
には当該区間で損傷ありと判定する被覆鋼管の損傷度監
視方法において、この判定時に防食設備の出力の変化を
測定し、この変化と前記損傷抵抗の変化のタイミングが
一致又は一定の時間内に収まっているときにはノイズと
判断する被覆鋼管の損傷度監視方法における誤判定軽減
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9214096A JPH09281069A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 被覆鋼管の損傷度監視方法における誤判定軽減方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9214096A JPH09281069A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 被覆鋼管の損傷度監視方法における誤判定軽減方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09281069A true JPH09281069A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14046140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9214096A Pending JPH09281069A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 被覆鋼管の損傷度監視方法における誤判定軽減方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09281069A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008309523A (ja) * | 2007-06-12 | 2008-12-25 | Kansai Electric Power Co Inc:The | コンクリート内部の鉄筋腐食度測定方法ならびにその測定装置 |
-
1996
- 1996-04-15 JP JP9214096A patent/JPH09281069A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008309523A (ja) * | 2007-06-12 | 2008-12-25 | Kansai Electric Power Co Inc:The | コンクリート内部の鉄筋腐食度測定方法ならびにその測定装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040513 |