JPH0928201A - 弦農作物用のネット - Google Patents

弦農作物用のネット

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JPH0928201A
JPH0928201A JP18556595A JP18556595A JPH0928201A JP H0928201 A JPH0928201 A JP H0928201A JP 18556595 A JP18556595 A JP 18556595A JP 18556595 A JP18556595 A JP 18556595A JP H0928201 A JPH0928201 A JP H0928201A
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Noboru Makino
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弦農作物の弦を巻き付かせて育成するネット
であって、合成樹脂性であると収穫後における後始末が
困難であり、焼却すると環境汚染を生じさせる虞があ
る。 【解決手段】 弦を這わせるネットを堆肥と成り得る植
物繊維で形成したことにより、農作物を収穫した後にお
いては、農作物の弦、枝葉及び茎等をネットから引き剥
がすことなく、これらを一緒にして丸め他の堆肥用材料
と一緒に堆肥を作る要領で積上げて置くことにより、植
物繊維のネットも一緒に腐食して堆肥となり、肥料とし
て使用できるのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農作業の省力化の
ため、例えばきゅうり、長芋またはインゲン豆等の農作
物の弦を這わせるためのネットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、この種のきゅうり及び長芋等
の弦農作物の育成及び収穫に関し、弦を這わせて立ち上
がり状態を維持するために、竹等の細い棒部材を多数本
使用して柵を作り、その柵に沿って弦を這わせるように
していたが、柵を作る作業が極めて厄介で作業性が悪い
という問題点を有している。そこで、農作業の省力化の
ために、例えば魚網等に用いられるような樹脂製の紐で
編成したネットを柵状に張って使用することが考えられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような樹脂製のネ
ットを使用した場合に、その取り扱いが容易であり柵状
に張設することも容易である。しかしながら、実際の使
用において、ネット張りは毎シーズン行うものである
が、今年使用したネットは実質的に来シーズンは使用で
きない状態になる。
【0004】つまり、ネットに複雑に絡んだ弦はネット
からの分離が極めて厄介で時間が掛かり、無理に引き剥
がそうとすると網目の結節がずれて引き釣り状態にな
り、それを折り畳んで仕舞ったり、また翌年に引き釣り
状態を直しながら張設する作業が著しく厄介で時間が掛
かり、コスト面及び農作業の省力化を考えた時に、必然
的に使用されるネットは毎年新しいものにした方が得策
である。
【0005】このような実情からして、ネットに絡んだ
弦、枝葉及び茎等はそのままネットから引き剥がすこと
なく、ネットと一緒に丸めて畑の片隅に積み上げるか、
またはネットと一緒に纏めて焼却するようにしている。
【0006】農作物の弦、枝葉及び茎等は焼却するより
も堆肥として使用したほうがより効果的である。しかし
ながら、これらをネットと一緒に積み上げて腐食させて
も、樹脂製のネットは腐食しないでいつまでも残り、簡
単には引き千切れないので実質的に堆肥として使用でき
ない。
【0007】また、ネットと一緒に焼却する場合には、
樹脂製のネットは燃焼によって有害ガスを発生し、大量
に焼却すると環境汚染につながる虞があって好ましい処
理とは言えない。
【0008】従って、樹脂製の紐で編成したネットの使
用は、後処理に大きな問題点を残すことになり、そこに
解決しなければならない重大な課題を有している。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する具体
的手段として本発明は、堆肥に成り得る植物繊維を紐又
は糸状に撚り合わせ、該撚り合わせた植物繊維を用いて
所定大きさの網目を有する網体を編成し、該網体を所定
幅及び長さに裁断したことを特徴とする弦農作物用のネ
ットを提供するものであり、その堆肥に成り得る植物繊
維が麻又は綿であることを含むものである。
【0010】弦を這わせるネットを植物繊維で形成した
ことにより、農作物を収穫した後においては、農作物の
弦、枝葉及び茎等をネットから引き剥がすことなく、こ
れらを一緒にして丸めて積上げて置くことにより、植物
繊維のネットも一緒に腐食して堆肥となり、肥料として
使用できるのである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図示の実施の形態
について説明する。図1において、1はネットであり、
該ネットは、植物繊維を撚り合わせて紐又は糸状にした
ものを使用して、所定の編機により所定の網目をもった
網体に編組したものである。
【0012】この場合に使用される編機は、通常の魚網
を編む編網機を使用する場合と、例えばラッセル編機を
使用する場合とがある。編網機の中でも無結節編網機と
有結節編網機とがあり、いづれも使用可能であるが、有
結節編網機を使用した場合には、網目が結節によって形
成され、無結節編網機及びラッセル編機の場合には結節
のない網目が形成される。
【0013】有結節編網機で編んだ網体の結節構造は、
図2に示したように、いわゆるシングルノットと称され
る蛙股結節であり、植物繊維の紐又は糸を使用している
ために、目ずれが生じ難いものとなっている。
【0014】また、無結節編網機又はラッセル編機で編
んだ網体は、図3及び図4に示したように、2本の糸を
撚って形成され、実質的に結節が生じない貫通式又は一
部交差式で網目が形成される。そして、いづれの場合で
も、使用される植物繊維の紐又は糸の直径は0.5〜
2.5mm程度であり、形成された網目の一辺の長さが
20〜30cm程度である。
【0015】編網されたネット1は、拡げたときの大き
さとして、巾が1.5〜2.0m、長さが15〜20m
程度になるように裁断したものであり、図1から明らか
なように、実際の使用においては、張設しようとする位
置の両側に適宜長さの棒又はポール2を立て、該ポール
間の上部と下部とに緊張用のロープ3,4を緊張状態に
張ってネット1を略垂直に張設支持させるものである。
【0016】この場合には、ネット1の上下の網目に、
予めロープ3,4を夫々目通ししておき、上下のロープ
3,4を緊張させてポール2に結着するだけで簡単にネ
ット1が張設できるのである。なお、ネット1の中間付
近、即ち両側のポール2間には、複数本の補助ポール2
aを所定の間隔をもって立て、ネット1が弛まないよう
に支持させれば良い。
【0017】そして、張設されたネット1に沿って、例
えばきゅうり等の弦農作物5の苗を所定の間隔をもって
植え付け、該弦農作物5の成長に伴って、弦がネット1
に巻き付きながら上方及び横方向に伸びるようになり、
ネット1と弦農作物5が複雑に絡み合った状態で安定し
た支持がなされる。
【0018】また、図5に示したように、ネット1を傾
斜させて張設することもできる。この場合には、両側の
ポール2及び補助ポール2aが傾斜した状態にあるの
で、各ポールの先端は夫々支柱6によって支持されてい
る。
【0019】このように全体を傾斜した状態で設置する
と、例えば、きゅうり等のように、比較的長い野菜の場
合に、弦、葉及び幹はネット1の上を這うようになり、
きゅうりは重くなるに従って、網目から下、即ち傾斜し
た内側にぶら下がるようになり、収穫の際の作業が簡単
に行える。
【0020】いずれにしても、ネット1は植物繊維の紐
又は糸で編成されているので、これら紐又は糸の表面
は、ツルツル滑ることなく毛羽立って摩擦抵抗が大きく
なっており、弦農作物がしっかりと巻き付いて安定した
支持がなされ、仮に農作物5が大きな実を付けて重くな
っても、巻き付いた弦が部分的にずれ落ちたりすること
はないのである。
【0021】このように弦農作物5をネット1で支持し
て育成し、収穫が終了した後においては、弦農作物5の
根を引き抜くか又は切って地面から離し、ネット1と弦
農作物5とが複雑に絡み合った状態のまま、堆肥を作る
要領で所定の場所にて、一緒に丸めて或は他の刈り取っ
た雑草等の堆肥材料と共に積み重ねるようにすれば良い
のである。
【0022】弦農作物5及び他の堆肥材料と一緒に積み
重ねられたネット1は、その材料が植物繊維で形成され
ているので、他の堆肥材料と共に腐食しボロボロになっ
て紐又は糸としての機能がなくなり、簡単に引き千切れ
て有機堆肥として使用できるのである。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る弦農作
物用のネットは、堆肥に成り得る植物繊維を紐又は糸状
に撚り合わせ、該撚り合わせた植物繊維を用いて所定大
きさの網目を有する網体を編成し、該網体を所定幅及び
長さに裁断した構成とすることにより、使用時にネット
の両端にポールを立てて張設し、その張設したネットに
弦を絡めさせて弦農作物を育成し、弦農作物の収穫後に
おいては、ネットから弦農作物を引き剥がすことなく他
の堆肥材料と一緒に有機堆肥として利用でき、いつまで
も腐食しないで始末に困る樹脂製のネットに比べて、後
処理における作業が著しく容易であると共に、環境汚染
の問題点も一挙に解消できると言う優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弦農作物用のネットの使用状態を
示す斜視図である。
【図2】同弦農作物用のネットの結節の一例を示す略示
的平面図である。
【図3】同弦農作物用のネットの無結節の一例を示す略
示的平面図である。
【図4】同弦農作物用のネットの無結節の他の例を示す
略示的平面図である。
【図5】同弦農作物用のネットの他の使用例を示す一部
斜視図である。
【符号の説明】
1 ネット 2 ポール 2a 補助ポール 3,4 ロープ 5 弦農作物 6 支柱

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 堆肥に成り得る植物繊維を紐又は糸状に
    撚り合わせ、該撚り合わせた植物繊維を用いて所定大き
    さの網目を有する網体を編成し、該網体を所定幅及び長
    さに裁断したことを特徴とする弦農作物用のネット。
  2. 【請求項2】 堆肥に成り得る植物繊維が麻又は綿であ
    る請求項1に記載の弦農作物用のネット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004208652A (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Unitika Ltd 蔓性植物栽培用生分解性ネット及びこれを用いた蔓性植物の栽培方法
JP2009106236A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Sumitomo Forestry Co Ltd 壁面緑化構造体
WO2020245716A1 (es) * 2019-06-03 2020-12-10 De Leo Rosario Malla para tutorado de plantas

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JP2009106236A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Sumitomo Forestry Co Ltd 壁面緑化構造体
WO2020245716A1 (es) * 2019-06-03 2020-12-10 De Leo Rosario Malla para tutorado de plantas

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