JPH09282077A - 抵抗感圧式座標入力装置 - Google Patents

抵抗感圧式座標入力装置

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JPH09282077A
JPH09282077A JP11440896A JP11440896A JPH09282077A JP H09282077 A JPH09282077 A JP H09282077A JP 11440896 A JP11440896 A JP 11440896A JP 11440896 A JP11440896 A JP 11440896A JP H09282077 A JPH09282077 A JP H09282077A
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    • G06F3/0354Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor with detection of two-dimensional [2D] relative movements between the device, or an operating part thereof, and a plane or surface, e.g. 2D mice, trackballs, pens or pucks
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タブレットシート(6)の一度の押圧でカー
ソルをディスプレー(5)上の離れた位置に移動させる
ことができ、しかも押圧移動操作をタブレットシート
(6)の中央で行うことができ、また、押圧を一時解除
してもカーソル移動制御の連続性が損なわれることない
抵抗感圧式座標入力装置を提供する。 【解決手段】 押圧位置データ(xn,yn)をそのまま
用いてカーソル制御データ(Xn,Yn)とする絶対値出
力モードと、タブレットシート(6)の押圧移動前後の
押圧位置データを比較して相対位置データを算出し、相
対位置データを用いてカーソル制御データ(Xn,Yn
とする相対値出力モードのいずれかのモードを選択的に
切り換え可能として、押圧位置での接触抵抗値rPによ
りいずれかのモードを選択できるので、押圧方法を変え
るだけで、操作に合わせたカーソル移動制御を行うこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タブレットシート
を押圧して、押圧位置に対応してパーソナルコンピュー
タのディスプレーに表示されたカーソルを移動制御する
抵抗感圧式座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、GUI(グラフィカル ユーザー
インターフェース)環境の進展に伴い、パーソナルコ
ンピュータ(以下パソコンという)の座標入力装置にマ
ウスが広く用いられている。
【0003】すなわち、マウスを操作パッド上で移動さ
せ、その移動操作量を表す相対位置データ(xn
n-1,yn−yn-1)から相対出力データ(X´n,Y´
n)を生成してパソコンへ出力する。パソコンのデバイ
スドライバは、マウスからI/Oポートを経て入力され
たその相対出力データ(X´n,Y´n)を、それまでデ
ィスプレー上のカーソルの絶対位置を表していたカーソ
ル制御データ(CXn-1,CYn-1)に加えて、新たなカ
ーソル制御データ(CXn,CYn)とし、このカーソル
制御データ(CXn,CYn)で表されたディスプレー上
の位置にカーソルを移動制御する。そして、カーソルを
ディスプレーに表示させたアイコン上に移動させなが
ら、マウスに備えられたマウススイッチを操作して、ア
イコンに表示された命令をパソコンへ入力するものであ
る。
【0004】マウスは、このように操作パッド上で移動
させる必要があるため、持ち運び先で操作スペースを確
保できないポータブルタイプのパソコンにあっては、図
8に示すようなタブレットシート6を入力面とした薄板
状の抵抗感圧式座標入力装置107がマウスの替わりに
用いられている。
【0005】この抵抗感圧式座標入力装置107は、タ
ブレットシート6の押圧位置を公知の抵抗接触方式など
タブレットにおいて用いられる位置検出手段と同じ手段
によって検出するものである。そして、タブレットシー
ト6を指、専用のペン等で押圧しながら移動させると、
押圧位置を検出する毎に、タブレットシート6の押圧位
置を表す押圧位置データ(xn,yn)が検出される。抵
抗感圧式座標入力装置107は、この押圧位置データ
(xn,yn)から押圧位置データ(xn,yn)をそのま
ま用いて絶対出力データ(Xn,Yn)とし、パソコン1
へ出力する。図1のように、パソコン1のデバイスドラ
イバ3は、I/Oポート4を経て入力されたその絶対出
力データ(Xn,Yn)を、ディスプレー5上のカーソル
の絶対位置を表わすカーソル制御データ(CXn,C
n)とし、前述のマウス2と同様にこのカーソル制御
データ(CXn,CYn)で表されたディスプレー上の位
置にカーソルを移動制御する。
【0006】従って、タブレットシート6を押圧移動操
作することによって、マウスと同様にカーソルを移動制
御することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来のマ
ウスは、マウスを操作する操作スペースが必要である。
また、移動操作量を表す相対出力データ(X´n,Y
´n)をパソコンへ出力するものであるため、図7のよ
うに、パソコン1のディスプレー5上でカーソルの表示
位置(O)とアイコンの表示位置(A)が離れている場
合には、アイコンの表示位置(A)までカーソルを移動
させるのに何度も相対位置データ(xn−xn-1,yn
n-1)を出力させる必要があり、OからA´までの相
当する距離だけマウス2を移動操作する必要があった。
【0008】また、マウス2を移動操作する間は、常に
相対出力データ(X´n,Y´n)が出力されるので、カ
ーソルの軌跡は連続し、例えば文字認識の文字入力には
適さないものであった。すなわち図7のように、ディス
プレー5上で文字「け」を描くためには、Aまで移動し
たカーソルの移動軌跡を再びBの位置から開始する必要
があり、単に操作パッド上のA´からB´までマウス2
を移動させると、図のように、AとBの間にもカーソル
の移動軌跡が生じ、OとA間の移動軌跡と判別すること
ができない。従って、この間の移動によるカーソルの移
動軌跡を無効とする必要があり、別のスイッチ入力によ
りこの間の操作を他の操作と識別する必要があった。
【0009】一方、前述の従来の抵抗感圧式座標入力装
置107によれば、タブレットシート6の押圧位置(x
n,yn)を絶対位置としてそのままカーソル制御データ
(Xn,Yn)とするものであるため、図8のように、タ
ブレットシート6上で、ディスプレー5のアイコンに対
応する位置(C´)を押圧すれば、直ちにその押圧位置
に対応する位置(C)にカーソルが移動し、押圧位置デ
ータ(xn,yn)を一度出力するだけでカーソルを離れ
た所定の位置まで移動制御することができる。また、上
記文字入力においても、タブレットシート6の押圧を解
除して、別の位置から押圧を開始することによって、互
いに離れたカーソルの移動軌跡を形成することができ
る。
【0010】しかしながら、この従来の抵抗感圧式座標
入力装置107には、次のような問題があった。第1に
は、常にディスプレーのカーソル位置と対応するタブレ
ットシート6の位置を押圧する必要があるため、例え
ば、図8のようにディスプレー上の(C)の位置から更
に(D)までカーソルを移動させる場合には、タブレッ
トシート6の右上隅の狭いエリアで(C´)から(D
´)まで押圧移動操作を行う必要があり、タブレットシ
ート6の操作面が狭いことと相俟って、押圧操作が煩わ
しいものであった。
【0011】第2には、カーソルの移動軌跡によって例
えば図形などを入力しようとする場合に、一度タブレッ
トシート6の押圧を解除すると再び同じ位置を押圧する
ことが困難であり、カーソルの移動軌跡によって図形を
描く場合などでは、押圧移動操作の連続性が失われ、再
び始めから操作をやり直さなければならないという問題
があった。
【0012】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたものであり、タブレットシート6の一度の押圧でカ
ーソルをディスプレー5上の離れた位置に移動させるこ
とができ、しかも押圧移動操作をタブレットシート6の
中央で行うことができ、また、押圧を一時解除してもカ
ーソル移動制御の連続性が損なわれることない抵抗感圧
式座標入力装置を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の抵抗感圧式座
標入力装置は、タブレットシートと、タブレットシート
の押圧を検出するペンオン検出手段と、タブレットシー
トの押圧を検出した後、タブレットシートの押圧位置を
表す押圧位置データ(xn,yn)を発生させる位置検出
手段と、押圧位置データ(xn,yn)を少なくとも次の
押圧位置データが発生されるまで記憶する記憶手段と、
押圧位置データ(xn,yn)からカーソルを移動制御す
る絶対出力データ(Xn,Yn)を生成する出力データ生
成手段と、絶対出力データ(Xn,Yn)をパーソナルコ
ンピュータへ出力するデータ出力手段とを備え、タブレ
ットシートの押圧操作に従ってパーソナルコンピュータ
のディスプレーに表示されたカーソルを移動制御する座
標入力装置において、出力データ生成手段は、押圧位置
データ(xn,yn)をそのまま用いて絶対出力データ
(Xn,Yn)とする絶対値出力モードと、直前に生成し
た絶対出力データ(Xn-1,Yn-1)にタブレットシート
の押圧移動前後の相対移動量を表す相対位置データ(x
n−xn-1,yn−yn-1)を加えて絶対出力データ
(Xn,Yn)とする相対値出力モードを選択可能で、タ
ブレットシートの押圧位置での接触抵抗値rPによって
選択したいずれか一方のモードで、絶対出力データを生
成することを特徴とする。
【0014】タブレットシートの押圧位置での接触抵抗
値rPによって、絶対値出力モードが選択されると、押
圧位置データをそのまま用いて生成された絶対出力デー
タがパーソナルコンピュータに出力される。接触抵抗値
Pが、絶対値出力モードを選択したときの接触抵抗値
Pと異なる値となり、相対値出力モードが選択される
と、直前に生成された絶対出力データに押圧移動前後の
相対移動量を表す相対位置データを加えた絶対出力デー
タがパーソナルコンピュータに出力される。
【0015】従って、絶対出力データの入力によってカ
ーソルを移動するパソコンに対して、接触抵抗値rP
変えることによって、絶対値出力モードと相対値出力モ
ードの絶対出力データを任意に出力することができる。
絶対値出力モードとすると、一度の操作でカーソルをデ
ィスプレー上の離れた位置に移動させることができ、ま
た、互いに離れた位置にカーソルの移動軌跡を形成する
ことができる。相対値出力モードとすると、タブレット
シートの任意の位置で押圧移動操作ができ、また、押圧
を解除して移動した相対移動量は相対位置データとなら
ないので、押圧移動操作中にタブレットシートの押圧を
解除しても押圧移動操作の連続性が損なわることがな
い。
【0016】請求項2の抵抗感圧式座標入力装置は、タ
ブレットシートと、タブレットシートの押圧を検出する
ペンオン検出手段と、タブレットシートの押圧を検出し
た後、タブレットシートの押圧位置を表す押圧位置デー
タ(xn,yn)を発生させる位置検出手段と、押圧位置
データ(xn,yn)を少なくとも次の押圧位置データが
発生されるまで記憶する記憶手段と、前後の押圧位置デ
ータを比較して相対位置データ(xn−xn-1,yn−y
n-1)を算出し、相対位置データ(xn−xn-1,yn−y
n-1)からカーソルを移動制御する相対出力データ(X
´n,Y´n)を生成する出力データ生成手段と、相対出
力データ(X´n,Y´n)をパーソナルコンピュータへ
出力するデータ出力手段とを備え、タブレットシートの
押圧操作に従ってパーソナルコンピュータのディスプレ
ーに表示されたカーソルを移動制御する抵抗感圧式座標
入力装置において、タブレットシートの押圧が解除され
てから再び押圧を検出したときに、出力データ生成手段
は、タブレットシートの押圧を解除した位置の押圧位置
データ(xn-1,yn-1)と押圧を検出した位置の押圧位
置データ(xn,yn)を比較して相対位置データ(xn
−xn-1,yn−yn-1)を算出し、相対位置データ(xn
−xn-1,yn−yn-1)から相対出力データ(X´n,Y
´n)を生成する絶対値出力モードと、タブレットシー
トの押圧を解除した位置の押圧位置データ(xn-1,y
n-1)を無効とし、相対出力データ(X´n,Y´n)を
生成しない相対値出力モードを選択可能で、タブレット
シートの押圧位置での接触抵抗値rPによって選択した
いずれか一方のモードで、相対出力データを生成するこ
とを特徴とする。
【0017】タブレットシートの押圧位置での接触抵抗
値rPによって、絶対値出力モードが選択されると、タ
ブレットシートの押圧解除してから再び押圧した位置ま
での相対移動量を表す相対位置データから相対出力デー
タが生成され、パーソナルコンピュータに出力される。
接触抵抗値rPが、絶対値出力モードを選択したときの
接触抵抗値rPと異なる値となり、相対値出力モードが
選択されると、タブレットの押圧を検出したときに、相
対出力データは生成されない。
【0018】従って、相対出力データの入力によってカ
ーソルを移動するパソコンに対して、接触抵抗値rP
変えることによって、絶対値出力モードと相対値出力モ
ードの絶対出力データを任意に出力することができる。
絶対値出力モードとすると、押圧を解除して移動したと
きの相対移動量から相対出力データが出力されるので、
一度の操作でカーソルをディスプレー上の離れた位置に
移動させることができ、また、タブレットシートを押圧
を検出しているときにのみ、移動軌跡を生じるようにす
れば、互いに離れた位置にカーソルの移動軌跡を形成す
ることができる。相対値出力モードとすると、タブレッ
トシートの押圧を検出したときには、相対出力データが
生成されないので、タブレットシートの押圧を一時解除
しても、カーソルの移動制御を連続させることができ
る。
【0019】請求項3の抵抗感圧式座標入力装置は、ペ
ンでの押圧による接触抵抗値r1Pと、指での押圧による
接触抵抗値r2Pを判別して、出力データ生成手段のモー
ドを選択することを特徴とする。
【0020】ペンと指によるタブレットシートの押圧面
積は異なるので、同等の押圧力でタブレットシートを押
圧すると、その押圧位置での接触抵抗値rPが異なる。
従って、タブレットシートの押圧をペンと指で変えるこ
とによって、絶対出力モードと相対出力モードを選択す
ることができる。
【0021】請求項4の抵抗感圧式座標入力装置は、タ
ブレットシートと接触する接触部の曲率を異ならせた2
種類のペンでの押圧による接触抵抗値rPの相違を判別
して、出力データ生成手段のモードを選択することを特
徴とする。
【0022】接触部の曲率の異なる2種類のペンによる
タブレットシートの押圧面積は異なるので、同等の押圧
力でタブレットシートを押圧すると、その押圧位置での
接触抵抗値rPが異なる。従って、2種類のペンを交換
することによって、絶対出力モードと相対出力モードを
選択することができる。
【0023】請求項5の抵抗感圧式座標入力装置は、タ
ブレットシートの押圧を検出したときの押圧位置での接
触抵抗値rPによって、出力データ生成手段のモードを
選択することを特徴とする。
【0024】タブレットシートを押圧したときに、出力
データ生成手段が絶対値出力モードである場合には、押
圧を解除した位置から押圧位置に対応する位置にカーソ
ルが移動し、相対値出力モードである場合には、タブレ
ットシートを押圧したときにカーソルが移動することは
ない。従って、タブレットシートの押圧を解除した後、
再びタブレットシートを押圧するときに、その押圧位置
での接触抵抗値rPによってモードを選択し、押圧位置
に対応する位置にカーソルを移動させるか、押圧の一時
解除があってもカーソル移動制御を連続させるかを選択
することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一の
構成については、同一の符号を用いてその説明を省略す
る。
【0026】図1は、本発明の実施の形態に係る抵抗感
圧式座標入力装置であるタッチパッド7の斜視図であ
り、平面上にタブレットシート6を入力面として形成し
たものである。図のように、タッチパッド7の前方に
は、マウスのスイッチに対応させた左右一組の押釦スイ
ッチ8、9が備えられ、また、後方には、タッチパッド
7のモードを表示する2個の発光素子11、12が取り
付けられている。
【0027】このタッチパッド7は、背面に接続された
接続ケーブル13によってパソコン1に接続され、絶対
出力データ(Xn、Yn)をパソコン1のI/Oポート4
を介してデバイスドライバ3へ出力する。
【0028】図2は、このタッチパッド7の回路構成を
示すもので、タッチパッド7に備えられたマイコン10
は、A/Dコンバータ14を内蔵し、このA/Dコンバ
ータ14は、更に3個の入力端子AD1、AD2、AD
3を備え、各入力端子の電位を同時に検出できるように
なっている。
【0029】マイコン10には、5個の入出力端子RC
HK、IX+、OX-、IY+、OY-が備えられ、各入出
力端子の後段にこれらの端子と内部回路との接続を切り
替える電子スイッチ33〜37が接続されている。各電
子スイッチ33〜37は、マイコン10の後述するスイ
ッチ制御回路15により個別に動作し、マイコン10内
の内部回路との接続が切り替えられるようになってい
る。
【0030】60と61は、タブレットシート6を構成
する一対のX座標抵抗板とY座標抵抗板であり、互いに
均一に形成された抵抗層を対向させるようにして、対向
面に印刷されたドット状の印刷スペーサ(図示せず)に
よって、僅かな間隙を隔てて重合されている。
【0031】図のように、X座標抵抗板60には、X方
向の両端の2辺に沿って、X+側電極60aとX−側電
極60bが形成され、X+側電極60aは、マイコン1
0のIX+端子と基準抵抗である可変抵抗RCを介してR
CHK端子に接続し、X−側電極60bは、マイコン1
0のOX-端子に接続している。尚、この基準抵抗RC
抵抗値rCは、後述するタブレットシート6の接触抵抗
値rPを算出しやすいように調整した既知の抵抗値であ
る。
【0032】また、Y座標抵抗板61には、Y方向の両
端の2辺に沿って、Y+側電極61aとY−側電極61
bが形成され、Y+側電極61aは、マイコン10のI
+端子に接続し、Y−側電極61bは、マイコン10
のOY-端子に接続している。
【0033】図4は、このタッチパッド7の構成を示す
ブロック図である。
【0034】X座標抵抗板60とY座標抵抗板61から
なるタブレットシート6には、ペンオン検出回路16、
モード判別回路31及び押圧位置検出回路17が接続さ
れ、それぞれタッチパッド7がペンオン検出モード、接
触抵抗検出モード、X、Y座標検出モードのモードとな
っている間に、タブレットシート6の押圧操作状態を監
視している。
【0035】以下、これらの回路の動作を図2で説明す
る。
【0036】ペンオン検出回路16は、例えばタブレッ
トシート6の一方のX座標抵抗板60の電位を監視し、
押圧若しくは押圧解除によって、他方のY座標抵抗板6
1に接離することにより生じる電位変動から、その押圧
及び押圧解除を検出するものである。すなわち、ペンオ
ン検出モードでは、図2のRCHK+端子をスイッチ3
3により電源VCCと接続し、X座標抵抗板60に基準抵
抗RCを介して基準検出電圧VCCを印加するとともに、
IX+端子をA/Dコンバータ14の入力端子AD1に
接続させ、X座標抵抗板60の電位を検出するようにし
ている。また、OY-入出力端子をスイッチ37により
接地端子と接続するようにして、Y座標抵抗板61をG
NDレベルとしている。
【0037】タブレットシート6の押圧が解除されてい
る間は、抵抗板60、61間に電流が流れないので、基
準抵抗RCの両端にも電位降下が生じず、IX+端子の電
位は電源VCCの電位に保たれる。
【0038】この状態で、タブレットシート6が押圧さ
れると、X座標抵抗板60からY座標抵抗板61に電流
が流れ、IX+端子の電位が降下する。従ってこの電位
を所定のペンオン検出しきい値VTと比較することによ
って、タブレットシート6が押圧されているか否かを検
出する。
【0039】ペンオン検出モードによりタブレットシー
ト6の押圧が検出されると、タッチパッド7は、次に接
触抵抗検出モードとなり、押圧位置Pでの接触抵抗値r
Pを検出する。モード判別回路31は、この押圧位置P
での接触抵抗値rPから後述する出力データ生成手段2
1のモードを選択する。
【0040】接触抵抗検出モードにおいては、スイッチ
制御回路15により各電子スイッチ33〜37を図2に
示すように動作させ、マイコン10の各入出力端子を内
部回路と接続させている。すなわち、RCHK+端子
は、スイッチ33により電源VCCと接続し、X座標抵抗
板60のX+側電極60aに可変抵抗RCを介して基準
検出電圧VCCを印加している。また、IX+、OX-、I
+の各入出力端子は、スイッチ34、35、36によ
りそれぞれA/Dコンバータ14の入力端子AD1、A
D2、AD3に接続し、X座標抵抗板60のX+側電極
60a、X−側電極60b、Y座標抵抗板61のY+側
電極61aの電位を検出するようにしている。残るOY
-入出力端子は、電子スイッチ37により接地端子と接
続し、Y座標抵抗板61のY−側電極61bをGNDレ
ベルとしている。
【0041】図3は、図2の接触抵抗検出モードの等価
回路図である。同図のように、X座標抵抗板60が押圧
されると、押圧位置Pにおいて、X座標抵抗板60から
Y座標抵抗板61に接触抵抗を通して電流itが流れ
る。このとき、IX+、OX-、IY+入出力端子には、
それぞれA/Dコンバータ14が接続されているので、
これらの方向に流れる微小電流を無視すれば、可変抵抗
Cと接触抵抗rPには、等しい電流itが流れる。
【0042】従って、その両端の電位差をそれぞれ第1
電位差VA、第2電位差VB、基準抵抗である可変抵抗R
Cの抵抗値をrCとすれば、VA/rC=VB/rPの関係か
ら、rP=rC*VB/VAによって、接触抵抗値rPを検
出することができる。
【0043】同図から明らかなように、この第1電位差
Aは既知の基準検出電圧VCCとA/Dコンバータ14
の入力端子AD1の電位V1から、第2電位差VBは、A
/Dコンバータ14の入力端子AD2とAD3との電位
2、V3から求めることができるので、モード選択回路
でrP=rC*VB/VAより接触抵抗値rPを算出するこ
とができる。
【0044】この接触抵抗値rPの算出に、このモード
において流れる電流itは影響しない。つまり、抵抗板
間の接触位置(xp、yp)が変化して抵抗板60、61
に流れる電流itが変化しても、電流itと無関係に接
触抵抗値rPを検出できるものであり、接触抵抗値r
Pを、接触位置PのX座標(xp)とY座標(yp)と全
く独立のパラメータとして検出できるものである。従っ
て、タブレットシート6のどの位置を押圧しても、同じ
ようにタブレットシート6を押圧するかぎり接触抵抗値
Pは変化せず、逆に、押圧方法を変えて接触抵抗値rP
の大きさを変えることによって、出力データ生成手段2
1のモードを選択することができる。本実施の形態にお
いては、ペンの押圧による接触抵抗値r1Pと指での押圧
による接触抵抗値r2Pの境界値をrTPとし、モード判別
回路31において、接触抵抗値rPが境界値rTPより大
きいときに指での押圧による接触抵抗値r2Pとして相対
値出力モードと、境界値rTP以下のときにペンの押圧に
よる接触抵抗値r1Pとして絶対値出力モードとして、こ
れらのモードを表すモード判別信号を中央制御回路38
へ出力する。
【0045】ペンオンが検出され、モード判別信号が出
力されると、タッチパッド7は、X、Y座標検出モード
に移行し、押圧位置検出回路17において、タブレット
シート6の接触位置(押圧位置)を検出する。押圧位置
PのX、Y座標検出は、タッチパッド7をX、Y座標検
出モードとして、X座標抵抗板60とY座標抵抗板61
に交互に電位勾配を形成することにより行う。
【0046】すなわち、X座標検出モードにおいては、
電子スイッチ4によりIX+入力端子を電源VCCと接続
し、IX+入力端子からX座標抵抗板60のX+側電極
60aに基準検出電圧VCCを印加するとともに、OX-
入出力端子を電子スイッチ35により接地させて、X座
標抵抗板60の他方のX−側電極60bを接地し、X座
標抵抗板60に均一な傾きの電位勾配を形成する。
【0047】また、Y座標抵抗板61は、Y−側電極6
1bと接続するOY-入出力端子を電子スイッチ37に
よりオフとし、X座標抵抗板60との接触位置からY座
標抵抗板61に電流が流れないようにするとともに、I
+入出力端子を電子スイッチ36によりA/Dコンバ
ータ14の入力端子AD3に接続し、Y座標抵抗板61
のY+側電極61aから押圧位置Pの電位を検出するよ
うにしている。
【0048】X座標抵抗板60には、均一な傾きの電位
勾配が形成されているので、この入力端子AD3で検出
した電位VxPによって接触位置PのX座標(xP)をマ
イコン10の押圧位置検出回路17で計算して検出する
ことができる。
【0049】X座標を検出した後、同様の方法で、タッ
チパッド7をY座標検出モードとして、Y座標を検出す
る。すなわち、電子スイッチ36、37の動作により、
Y座標抵抗板61のY+側電極61aに基準検出電圧V
CCを印加するとともに、他方のY−側電極61bを接地
し、Y座標抵抗板61に均一な傾きの電位勾配を形成し
ている。また、電子スイッチ34、35の動作により、
X座標抵抗板60のX−側電極60b端子をオフとし、
Y座標抵抗板61との接触位置からX座標抵抗板60に
電流が流れないようにするとともに、X+側電極60a
と接続するIX+入出力端子をA/Dコンバータ14の
入力端子AD1に接続し、X+側電極60aから接触位
置Pの電位を検出するようにしている。
【0050】そしてX座標の検出と同様に、入力端子A
D1で検出した電位VyPから接触位置PのY座標
(yP)を、押圧位置検出回路17で計算して検出す
る。
【0051】続いて、タッチパッド7を、再びペンオン
検出モードとして、ペンオフと判定されない限り、上述
の接触抵抗検出モードとX、Y座標検出モードを繰り返
し、後述する出力データ生成手段21のモードの判別と
接触位置PのX座標(xp)とY座標(yp)検出を行
う。
【0052】図4に示すように、押圧位置検出回路17
は、このようにして周期的に検出した押圧位置データ
(xn,yn)を、押圧位置データ補正・発生回路18へ
出力する。押圧位置データ補正・発生回路18は、ペン
オン検出回路16、押圧位置検出回路17と中央制御回
路38と接続し、ペンオン検出回路16でタブレットシ
ート6の押圧を検出した後、押圧位置検出回路17から
入力された複数の押圧位置データ(x,y)の互いの相
関をとり、異常値の押圧位置データ(x,y)を排除し
て、押圧位置データ(xn,yn)とする。
【0053】押圧位置データ補正・発生回路18の出力
には、押圧位置データ記憶回路19が接続している。押
圧位置データ記憶回路19は、後述する絶対出力データ
生成回路21が絶対出力データ(Xn,Yn)を生成する
毎に、そのときの押圧位置データ補正・発生回路18の
押圧位置データ(xn,yn)を記憶する。
【0054】相対位置データ算出回路20は、押圧位置
データ補正・発生回路18から押圧位置データ(xn
n)が直接入力される毎に、前回絶対出力データ(X
n-1,Yn-1)が生成されたときに記憶した押圧位置デー
タ(xn-1,yn-1)を押圧位置データ記憶回路19から
呼び出し、これらの差で相対位置データk(xn
n -1,yn−yn-1)とするものである。この相対位置
データ(xn−xn-1,yn−yn-1)は、押圧位置データ
補正・発生回路18から新たに押圧位置データ(xn
n)が入力される毎に算出され、絶対出力データ生成
回路21へ出力される。
【0055】タッチパッド7に備えられた左右の押釦ス
イッチ8、9は、それぞれスイッチ押圧検出回路22に
接続し、いずれかのスイッチが押し下げられたときに、
その押し下げ動作を検出できるようになっている。スイ
ッチ押圧検出回路22は、中央制御回路38と絶対出力
データ生成回路21に接続し、検出した各スイッチの動
作状態を示すスイッチデータを出力している。
【0056】押釦スイッチ8、9は、マウス2に備えら
れている左右のスイッチに対応するもので、これらのス
イッチを操作すると、マウスの左右のスイッチを操作し
たときと同じ絶対出力データが生成される。ドラッグな
どマウスに特有の操作は、マウスの左スイッチに対応す
る押釦スイッチ8を操作することによって行うことがで
きる。
【0057】中央制御回路38は、モード判別回路31
とペンオン検出回路16とスイッチ押圧検出回路22の
出力側と押圧位置データ補正・発生回路18に接続し、
モード判別回路31から出力されたモード選択信号と、
ペンオン検出回路16から出力されたタブレットシート
6の押圧状態を表すペンオン検出信号を絶対出力データ
生成回路21に出力する。
【0058】出力データ生成手段である絶対出力データ
生成回路21は、スイッチデータと押圧位置データ(x
n,yn)若しくは相対位置データ(xn−xn-1,yn
n-1)をもとに、表1のフォーマットの絶対出力デー
タ(Xn,Yn)を生成する。表1は、1バイト10ビッ
トの5バイトからなるデータフォーマットで、パソコン
1のディスプレー5上のカーソル移動制御先を示す絶対
値が、2進数の座標値X、Yで表わされている。
【0059】
【表1】
【0060】表1において、Pはパリティビット、Fは
有効領域指定ビットで、有効領域指定ビットが”0”は
タブレットシート6の有効座標読取り範囲内で押圧され
ていることを、”1”はタブレットシート6の有効座標
読取り範囲内で押圧されていないことを各々示してい
る。すなわち、Fが”0”であるとき押圧による有効デ
ータとして扱われる。X0〜X11(12ビット)はデ
ィスプレー5の横軸座標値(X)を2進表示するビッ
ト、Y0〜Y11(12ビット)は同縦軸座標値(Y)
を2進表示するビットで、数値の小さいほど下位のビッ
トを表わし、X0,Y0が各々最下位ビットを表わして
いる。
【0061】S0,S1は、左右の押釦スイッチ8、9
の動作状態を表すスイッチデータのビットで、例えば、
押釦スイッチ8、9が押し下げらると、対応するビット
S0,S1のデータが”0”から”1”に変化する。
【0062】絶対出力データ生成回路21は、中央制御
回路38からモード選択信号を入力する毎に、絶対値出
力モードと相対値出力モードとの間で、モードが切り替
わる。絶対値出力モードにおいては、押圧位置データ補
正・発生回路18から直接入力されたx、y各12ビッ
トの押圧位置データ(xn,yn)をそのままX0〜X1
1とY0〜Y11のデータとして、絶対出力データ(X
n,Yn)を生成する。
【0063】また、相対値出力モードにおいては、その
直前に生成した絶対出力データ(Xn-1,Yn-1)に相対
位置データ算出回路20から出力された相対位置データ
(xn−xn-1,yn−yn-1)を加えて、新たな絶対出力
データ(Xn,Yn)を生成するものである。すなわち、
直前に生成した絶対出力データ(Xn-1,Yn-1)のX0
〜X11で表される12ビットの座標値Xn-1に(xn
n-1)を加えて、新たな絶対出力データ(Xn,Yn
のX0〜X11で表される座標値Xnとする。また、同
様に、絶対出力データ(Xn-1,Yn-1)のY0〜Y11
で表される12ビットの座標値Yn-1に(yn−yn-1
を加えて、新たな絶対出力データ(Xn,Yn)のY0〜
Y11で表される座標値Ynとする。
【0064】この相対値出力モードにおける生成のため
に、絶対出力データ生成回路21には絶対出力データ記
憶回路23が接続され、絶対出力データ(Xn,Yn)が
生成される毎に記憶している。そして、相対値出力モー
ドで新たに絶対出力データ(Xn,Yn)を生成する際に
は、その前に絶対出力データ記憶回路23で記憶した絶
対出力データを直前に生成した絶対出力データ
(Xn-1,Yn-1)として呼び出すものである。
【0065】尚、相対値出力モードにおいては、ペンオ
ン検出信号を入力している間に、連続して押圧位置デー
タ(xn,yn)を入力した場合、すなわちタブレットシ
ート6を押圧しながら押圧位置を移動させた場合にの
み、上記絶対出力データ(Xn,Yn)を出力するもので
あり、押圧が解除されている間、及び押圧を検出した直
後は、押圧位置データ(xn,yn)が押圧位置データ記
憶回路19に記憶されるだけであり、絶対出力データ
(Xn,Yn)は出力されない。従って、押圧を解除した
ときに出力された絶対出力データが直前に生成した絶対
出力データ(Xn-1,Yn-1)となり、カーソルは、押圧
を解除した位置から新たに押圧移動する方向に移動する
こととなる。
【0066】絶対出力データ生成回路21で形成された
絶対出力データ(Xn,Yn)は、送信データとしてデー
タ出力手段である入出力インターフェース24からパソ
コン1へ出力される。尚、図中波線内に示す各回路は、
中央制御回路38とともに1チップのマイコンとして集
積化されている。
【0067】このように構成されたタッチパッド7の作
用を、図4と図5で説明する。図5は、タッチパッド7
の操作とディスプレー5上のカーソルの移動の関係を示
した説明図である。
【0068】図5に示すように、ディスプレー5上の
「a´」に表示されたカーソルを「文字認識」と表示さ
れたアイコンまで移動させ、パソコン1に文字認識を実
行させるものとする。カーソルは、以前の操作によって
「a´」の位置に対応する絶対出力データ(X0,Y0
が出力され、ディスプレー5の右上隅に表示されている
ものであるが、このカーソルの移動制御は、タブレット
シート6のほぼ中央を「b」から「c」へ指で押圧する
ことにより行うことができる。「b」の位置が押圧され
ると、タブレットシート6の押圧が検出されるととも
に、その押圧の際の接触抵抗値rPが検出される。タブ
レットシート6は、指で押圧されているので、接触抵抗
値rPは境界値をrTPより大きく、モード判別回路31
により相対値出力モードと判別され、絶対出力データ生
成回路21は、相対値出力モードとなる。
【0069】一方、押圧位置検出回路17によって、
「b」の押圧位置データが検出されるが、ペンオンを検
出した直後であるので、この押圧位置データ(x0
0)は押圧位置データ記憶回路19に記憶されるだけ
で、絶対出力データ(Xn,Yn)は出力されない。
「c」の方向に押圧移動することによって、新たな押圧
位置データ(x1,y1)が検出され、相対位置データ算
出回路20は、直前の押圧位置データ(x0,y0)と新
たに押圧位置データ補正・発生回路18から入力した押
圧位置データ(x1,y1)とから、(x1−x0,y1
0)の相対位置データを算出する。
【0070】絶対出力データ生成回路21は、相対値出
力モードとなっているので、この相対位置データ(x1
−x0,y1−y0)を直前の絶対出力データ(Xn-1,Y
n-1)に加えて、新たな絶対出力データ(X1,Y1)と
する。この直前の絶対出力データは、「b」を押圧した
ときには生成されていないので、「a´」の位置に対応
する絶対出力データ(X0,Y0)である。すなわち、X
1は、X0+(x1−x0)と、Y1は、Y0+(y1−y0
となり、カーソルは「a´」から移動する。従って、タ
ブレットシート6の中央で「b」から「c」の方向に押
圧移動することによって、カーソルを「a´」から「文
字認識」のアイコン方向へ移動制御することができる。
この移動制御においては、タブレットシート6の押圧を
一時解除してもカーソルの移動を連続させることができ
る。
【0071】同様の操作によって、「文字認識」上にア
イコンを移動させた後、押釦スイッチ8を押圧すると、
パソコン1は、文字認識処理のプログラムを実行し、文
字入力待機状態となる。文字入力は、タブレットシート
6の入力面に所定の文字を押圧移動することによって描
き、その軌跡によって入力するものであるが、この入力
は、タブレットシート6をペンにより押圧することによ
り行う。
【0072】例えば、「い」の文字をタブレットシート
6で入力するものすると、「e」から「f」へ押圧移動
を行う。「e」の位置が押圧されると、タブレットシー
ト6の押圧が検出されるとともに、その押圧の際の接触
抵抗値rPが検出される。タブレットシート6は、ペン
で押圧されているので、指で押圧する場合に比べて抵抗
板60、61間の接触面積が狭くなり、単位面積当たり
の接触圧が増すことによって、押圧位置での接触抵抗値
Pが低下し、境界値をrTP以下となる。従って、モー
ド判別回路31により絶対値出力モードと判別され、絶
対出力データ生成回路21は、絶対値出力モードとな
る。
【0073】一方、押圧位置検出回路17によって
「e」の押圧位置データ(x0,y0)が検出され、絶対
値出力データ生成回路21は、絶対値出力モードとなっ
ているので、この押圧位置データ(x0,y0)をそのま
ま用いて絶対出力データ(X0,Y0)とする。従って、
「文字認識」のアイコンにあったカーソルは、押圧位置
データ(x0,y0)に対応するディスプレー5上の「e
´」に表示される。同様に、「e」から「f」へ押圧移
動を行うと、押圧位置の押圧位置データ(xn,yn)を
含む絶対出力データ(Xn,Yn)が出力され、押圧位置
に対応してカーソルが「e´」から「f´」に移動す
る。「f」において押圧を解除し、再び「g」を押圧す
ると、「g」の位置の押圧位置データ(xn,yn)を含
む絶対出力データ(Xn,Yn)が出力され、カーソル
は、「g」の位置に対応する「g´」に移動する。すな
わち、タブレットの押圧を「f」で解除することによっ
て、カーソルの移動が中断され、「g」の位置を押圧し
ても再び「f´」からカーソルが移動することがないの
で、互いに離れた移動軌跡からなる文字を入力する際
に、特に別の操作を行うことなく、一連の入力操作で文
字入力を行うことができる。
【0074】尚、パソコン1では、「e」から「f」へ
押圧移動の際には、有効領域指定ビットFが「0」であ
るので移動軌跡と、「f」から「g」の移動の際には、
有効領域指定ビットFが「1」であるので単なるカーソ
ルのみの移動と判別する。「g」から「h」へ押圧移動
することにより、同様にカーソルは、「g´」から「h
´」まで移動する。
【0075】尚、絶対出力データ生成回路21がいずれ
のモードであるかを識別するために、相対値出力モード
であるときには発光素子11が、絶対値出力モードであ
るときには発光素子12が、それぞれ点灯する。
【0076】上記第1の実施の形態に係る抵抗感圧式座
標入力装置は、タブレットなどのデバイスと同一のフォ
ーマットで絶対出力データ(Xn,Yn)を出力するもの
であるが、マウスと接続するデバイスドライバは、相対
出力データ(X´n,Y´n)をもとにカーソルを移動さ
せるものであるため、マウスとコンパチブルでパソコン
1へ接続することはできない。
【0077】図6は、本発明の第2の実施の形態に係る
抵抗感圧式座標入力装置のブロック図を示すもので、マ
ウスと同一のフォーマットの相対出力データ(X´n
Y´n)を出力するものである。以下、この第2の実施
の形態に係るタッチパッド30について、第1の実施の
形態と異なる構成について説明し、上記実施の形態と同
一の構成については、同一の符号を用いてその説明を省
略する。
【0078】図4と比較して明らかなように、第1の実
施の形態に係るタッチパッド7とほぼ同一の構成である
が、タッチパッド30には、絶対出力データ記憶回路2
3がなく、出力データ生成手段は、押圧位置データ補正
・発生回路18の代わりに押圧位置データ記憶回路19
と接続し、また出力データ生成手段が相対出力データ生
成回路39となっている。
【0079】相対出力データ生成回路39は、中央制御
回路38からモード選択信号を入力する毎に、絶対値出
力モードと相対値出力モードとの間で、モードが切り替
わる。
【0080】相対出力データ生成回路39が絶対値出力
モードであるときには、常に連続して入力される押圧位
置データ(xn,yn)の差より算出した相対位置データ
(xn−xn-1,yn−yn-1)から相対出力データ(X´
n,Y´n)を生成する。すなわち、タブレットシート6
の押圧が一時解除されても、新たに押圧を検出したとき
に、押圧を解除した位置の押圧位置データ(x0,y0
と押圧を検出した位置の押圧位置データ(x1,y1)の
差から算出された相対位置データ(x1−x0,y1
0)をもとに、相対出力データ(X´1,Y´1)が生
成され、パソコン1へ出力される。従って、押圧を解除
しながら移動した相対移動量が、パソコン1へ伝達され
るので、カーソルは、見掛け上、タブレットシート6の
押圧位置に対応した位置に表示されるように移動制御さ
れる。例えば、図5において、タブレットシート6の
「f」で押圧を解除し、「g」で再び押圧すると、第1
の実施の形態と同様に、カーソルは、「f´」から「g
´」へ移動する。
【0081】一方、相対値出力モードであるときには、
タブレットシートの押圧が解除されてから再び押圧を検
出したとき、すなわち中央制御回路38から新たにペン
オン検出信号を入力したときに、相対出力データ(X´
1,Y´1)が生成されない。すなわち、押圧位置データ
記憶回路に記憶されていた押圧位置データ(xn-1,y
n-1)、つまりタブレットシート6の押圧を解除した位
置の押圧位置データ(x0,y0)は、新たに押圧を検出
した位置の押圧位置データ(x1,y1)に書き替えられ
るが、相対位置データ(x1−x0,y1−y0)をもとに
した相対出力データ(X´1,Y´1)が生成されないの
で、押圧を解除しながら移動した相対移動量は、パソコ
ン1へ伝達されない。押圧を検出したとき以外は、絶対
値出力モードと同様の処理が行われ、更に押圧移動を行
い、新たな押圧位置データ(x2,y2)が入力される
と、相対位置データ(x2−x1,y2−y1)をもとにし
た相対出力データ(X´2,Y´2)が生成され、パソコ
ン1へ出力される。従って、タブレットシート6の押圧
を一時解除してもカーソルは、押圧を解除した位置から
移動し、その移動操作の連続性が損なわれることがな
い。
【0082】以上のように、上記実施の形態によれば、
入力操作の内容に応じて、マウスのような相対値出力と
タブレットのような絶対値出力を選択することができ、
いずれか都合の良い出力形式でパソコン1へデータを出
力することができる。しかも、このモード選択は、タブ
レットシート6の押圧をペンによるか、指によるかで選
択することができるので、特に別の操作や入力手段を要
しない。
【0083】また、上記実施の形態では、タブレットシ
ート6の押圧を指によるかペンによるかで、接触抵抗値
Pを変えて出力データ生成手段のモードを選択した
が、接触抵抗値rPを変えられるものであれば、これに
限らず例えば、タブレットシート6と接触する接触部の
曲率を互いに異ならせた2種類のペンを使用してもよ
く、また、指と爪先の2種類の方法でタブレットシート
6を押圧してもよい。
【0084】更に、例えば1種類のペン、指などの押圧
手段で、タブレットシート6の押圧力を変えることによ
って、接触抵抗値rPを変えて出力データ生成手段のモ
ードを選択するものであってもよい。
【0085】更に、上記実施の形態では、X、Y座標を
検出する毎に接触抵抗値rPを検出し、出力データ生成
手段のモードを判別しているが、これに限らず、新たに
タブレットシート6の押圧を検出したとき、若しくは、
押圧の解除を検出したときにのみ接触抵抗値rPを検出
し、出力データ生成手段のモードを変更してもよい。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、絶対値出力モードで押圧位置データ(xn
n)をそのまま用いて絶対出力データ(Xn,Yn)と
することができるので、カーソルの移動先に対応する位
置を一度押圧するだけで、カーソルを目的の位置まで移
動させることができる。また、相対値出力モードで相対
位置データ(xn−xn-1,yn−yn-1)を用いて絶対出
力データ(Xn,Yn)とすることができるので、タブレ
ットシートの押圧移動操作を任意のシート上で行うこと
ができる。絶対値出力モードとするか相対値出力モード
とするかは、タブレットシート6の押圧方法を変えて押
圧位置の接触抵抗値rPを変えるだけで簡単に選択でき
る。従って、モード選択にモード選択スイッチなどを設
ける必要がなく、更にモード切り換えの操作を行う必要
もない。
【0087】請求項2の発明によれば、絶対値出力モー
ドでタブレットシート6の押圧を解除している間の相対
位置を表す相対位置データ(xn−xn-1,yn−yn-1
から相対出力データ(X´n,Y´n)を生成するので、
見掛け上カーソルの移動先に対応する位置を押圧するだ
けで、カーソルを目的の位置まで移動させることができ
る。また、相対値出力モードで、押圧を解除している間
の相対位置を表す相対位置データ(xn−xn-1,yn
n-1)によっては、相対出力データ(X´n,Y´n
を生成しないので、押圧を一時解除してもカーソル表示
位置からカーソルの移動制御を連続させることができ
る。絶対値出力モードとするか相対値出力モードとする
かは、タブレットシート6の押圧方法を変えて押圧位置
の接触抵抗値rPを変えるだけで簡単に選択できる。従
って、モード選択にモード選択スイッチなどを設ける必
要がなく、更にモード切り換えの操作を行う必要もな
い。
【0088】請求項3と請求項4の発明によれば、簡単
に接触抵抗値rPを変えて絶対値出力モードと相対値出
力モードを選択することができる。
【0089】請求項5の発明によれば、タブレットシー
トの押圧を解除した後、再びタブレットシートを押圧す
るときに、一度その押圧位置での接触抵抗値rPによっ
て絶対値出力モードと相対値出力モードモードを選択す
るだけで、押圧の解除があってもカーソルの移動を連続
させるか、カーソルを直接ディスプレー上の所定位置ま
で移動させるかを選択することができる。
【0090】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る抵抗感圧式座標入力
装置であるタッチパッド7の斜視図である。
【図2】タッチパッド7の回路図である。
【図3】タッチパッド7の等価回路図である。
【図4】タッチパッド7の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】タッチパッド7の操作とディスプレー5上のカ
ーソルの移動の関係を示した説明図である。
【図6】第2の実施の形態に係るタッチパッド30のブ
ロック図である。
【図7】従来のマウス2の操作とディスプレー5上のカ
ーソルの移動の関係を示した説明図である。
【図8】従来のタッチパッド7の操作とディスプレー5
上のカーソルの移動の関係を示した説明図である。
【符号の説明】
6 タブレットシート 7、30 抵抗感圧式座標入力装置 16 ペンオン検出手段 18 位置検出手段 19 記憶手段 21、39 出力データ生成手段 24 データ出力手段 xn,yn 押圧位置データ Xn,Yn 絶対出力データ X´n,Y´n 相対出力データ rP 接触抵抗値

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タブレットシート(6)と、 タブレットシート(6)の押圧を検出するペンオン検出
    手段(16)と、 タブレットシート(6)の押圧を検出した後、タブレッ
    トシート(6)の押圧位置を表す押圧位置データ
    (xn,yn)を発生させる位置検出手段(18)と、 押圧位置データ(xn,yn)を少なくとも次の押圧位置
    データが発生されるまで記憶する記憶手段(19)と、 押圧位置データ(xn,yn)からカーソルを移動制御す
    る絶対出力データ(Xn,Yn)を生成する出力データ生
    成手段(21)と、 絶対出力データ(Xn,Yn)をパーソナルコンピュータ
    (1)へ出力するデータ出力手段(24)とを備え、 タブレットシート(6)の押圧操作に従ってパーソナル
    コンピュータ(1)のディスプレー(5)に表示された
    カーソルを移動制御する座標入力装置において、 出力データ生成手段(21)は、押圧位置データ
    (xn,yn)をそのまま用いて絶対出力データ(Xn
    n)とする絶対値出力モードと、直前に生成した絶対
    出力データ(Xn-1,Yn-1)にタブレットシート(6)
    の押圧移動前後の相対移動量を表す相対位置データ(x
    n−xn-1,yn−yn-1)を加えて絶対出力データ
    (Xn,Yn)とする相対値出力モードを選択可能で、 タブレットシート(6)の押圧位置での接触抵抗値rP
    によって選択したいずれか一方のモードで、絶対出力デ
    ータを生成することを特徴とする抵抗感圧式座標入力装
    置。
  2. 【請求項2】 タブレットシート(6)と、 タブレットシート(6)の押圧を検出するペンオン検出
    手段(16)と、 タブレットシート(6)の押圧を検出した後、タブレッ
    トシート(6)の押圧位置を表す押圧位置データ
    (xn,yn)を発生させる位置検出手段(18)と、 押圧位置データ(xn,yn)を少なくとも次の押圧位置
    データが発生されるまで記憶する記憶手段(19)と、 前後の押圧位置データを比較して相対位置データ(xn
    −xn-1,yn−yn-1)を算出し、相対位置データ(xn
    −xn-1,yn−yn-1)からカーソルを移動制御する相
    対出力データ(X´n,Y´n)を生成する出力データ生
    成手段(39)と、 相対出力データ(X´n,Y´n)をパーソナルコンピュ
    ータ(1)へ出力するデータ出力手段(24)とを備
    え、 タブレットシート(6)の押圧操作に従ってパーソナル
    コンピュータ(1)のディスプレー(5)に表示された
    カーソルを移動制御する抵抗感圧式座標入力装置におい
    て、 タブレットシート(6)の押圧が解除されてから再び押
    圧を検出したときに、出力データ生成手段(39)は、
    タブレットシート(6)のの押圧を解除した位置の押圧
    位置データ(xn-1,yn-1)と押圧を検出した位置の押
    圧位置データ(xn,yn)を比較して相対位置データ
    (xn−xn-1,yn−yn-1)を算出し、相対位置データ
    (xn−xn-1,yn−yn-1)から相対出力データ(X´
    n,Y´n)を生成する絶対値出力モードと、タブレット
    シート(6)の押圧を解除した位置の押圧位置データ
    (xn-1,yn-1)を無効とし、相対出力データ(X
    ´n,Y´n)を生成しない相対値出力モードを選択可能
    で、 タブレットシート(6)の押圧位置での接触抵抗値rP
    によって選択したいずれか一方のモードで、相対出力デ
    ータを生成することを特徴とする抵抗感圧式座標入力装
    置。
  3. 【請求項3】 ペンでの押圧による接触抵抗値r1Pと、
    指での押圧による接触抵抗値r2Pを判別して、出力デー
    タ生成手段(21)(39)のモードを選択することを
    特徴とする請求項1又は2記載の抵抗感圧式座標入力装
    置。
  4. 【請求項4】 タブレットシートと接触する接触部の曲
    率を異ならせた2種類のペンでの押圧による接触抵抗値
    Pの相違を判別して、出力データ生成手段(21)
    (39)のモードを選択することを特徴とする請求項1
    又は2記載の抵抗感圧式座標入力装置。
  5. 【請求項5】 タブレットシート(6)の押圧を検出し
    たときの押圧位置での接触抵抗値rPによって、出力デ
    ータ生成手段(21)(39)のモードを選択すること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の抵
    抗感圧式座標入力装置。
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