JPH09283050A - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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JPH09283050A
JPH09283050A JP11196196A JP11196196A JPH09283050A JP H09283050 A JPH09283050 A JP H09283050A JP 11196196 A JP11196196 A JP 11196196A JP 11196196 A JP11196196 A JP 11196196A JP H09283050 A JPH09283050 A JP H09283050A
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JP
Japan
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coil
winding
protrusions
horizontal
misconvergence
Prior art date
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Pending
Application number
JP11196196A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Endo
和彦 遠藤
Kyosuke Aoki
恭介 青木
Takehiro Misonoo
丈裕 御園生
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セクション巻により水平コイル及び又は垂直コ
イルを形成する偏向ヨークに適用して、巻線を変更して
種々のミスコンバーゼンスを簡易に補正することができ
るようにする。 【解決手段】ネックベンド側にて巻線角度を規制する複
数の突起22、24において、管軸方向の線材の位置決
めを突起22、24間で変位させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏向ヨークに関
し、特にセクション巻により水平コイル及び又は垂直コ
イルを形成する偏向ヨークに適用して、ネックベンド側
にて巻線角度を規制する複数の突起において、管軸方向
の線材の位置決めを突起間で変位させることにより、巻
線を変更して種々のミスコンバーゼンスを簡易に補正す
ることができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、偏向ヨークにおいては、セクショ
ン巻により水平コイル及び垂直コイルを形成するように
なされたものがあり、このような偏向ヨークにおいて
は、コイルボビンに形成された複数の突起を選択的に使
用してマグネットワイヤを巻線することにより、この複
数の突起により巻線角度を規制して所望の巻線分布を
得、これにより必要な磁界分布を形成するようになされ
ている。
【0003】すなわち図4は、この種の偏向ヨークを示
す斜視図であり、この種の偏向ヨーク1は、水平コイ
ル、垂直コイル、コアにより形成されるコイルアッセン
ブリ2に対して、前カバー3、裏カバー4が取り付けら
れた後、この裏カバー4に補助コイル6、調整ツマミ7
等が取り付けられて形成される。
【0004】図5は、このコイルアッセンブリ2を示す
側面図であり、図6は、マグネットワイヤの記載を省略
してこのコイルアッセンブリ2を示す側面図である。こ
のコイルアッセンブリ2は、巻線工程において、略漏斗
形状を中心軸に含む平面により2分割した形状のコイル
ボビン8に、マグネットワイヤを巻線して水平コイルH
が形成される。この水平コイルHは、コイルボビン8の
ファンネル側端部及びネック側端部に形成された突起9
にマグネットワイヤを引っ掛けて、コイルボビン8の内
側に形成された巻溝10に沿ってマグネットワイヤを走
らせることにより、マグネットワイヤを鞍形に巻線して
形成される。このとき水平コイルHは、巻溝10及び突
起9を選択してマグネットワイヤを巻線することによ
り、巻溝10及び突起9により巻線角度が規制されて、
予め設定された巻線分布により巻線される。偏向ヨーク
の製造工程では、このようにして巻線された1対の水平
コイルを組み立てて、略漏斗形状の水平コイルアッセン
ブリを形成する。
【0005】これに対して垂直コイルVは、略漏斗形状
を中心軸に含む平面により2分割した形状のコイルボビ
ン11に対して、水平コイルHと同様に、ファンネル側
端部及びネック側端部に形成された突起9にマグネット
ワイヤを引っ掛けて、コイルボビン11の内側に形成さ
れた巻溝に沿ってマグネットワイヤを走らせて形成され
る。このとき垂直コイルVは、水平コイルHと同様に、
巻溝及び突起9により巻線角度が規制されて、予め設定
された巻線分布により巻線される。
【0006】偏向ヨークの製造工程では、略漏斗形状の
水平コイルアッセンブリの外側を囲むように、このよう
にして巻線された1対の垂直コイルVを組み立てた後、
さらに垂直コイルVの外側を囲むように円錐筒形状のコ
ア12を配置して形成される。
【0007】このように作成される偏向ヨークにおい
て、水平コイル及び垂直コイルのコイルボビン8(1
1)は、図7にネックベンド側を拡大して側面図及び正
面図を示すように、ボビン本体14が陰極線管の外形形
状に沿った断面略円弧形状に形成され、このボビン本体
14の内側に巻溝が形成される。またボビン本体14の
ネックベンド側に陰極線管の管軸に垂直なつば15が形
成され、巻溝に対応してこのつば15にL字状の突起9
が形成される。これにより水平コイルH及び垂直コイル
Vは、このネックベンド側において、巻溝より引き出さ
れたマグネットワイヤ16が、対応する突起9に引っ掛
けられた後、つば15に沿って陰極線管の円周方向を所
定角度だけ周回し、再び突起9に引っ掛けられて巻溝に
戻るように巻線される。
【0008】ファンネルベンド側は、このネックベンド
側と同様に形成される。これにより偏向ヨークの製造工
程では、巻線分布を規制する突起9を選択的に使用し
て、所望の巻線角度により水平コイルH及び垂直コイル
Vを巻線して、所望の巻線分布により必要な磁界分布を
形成するようになされ、このときこの突起9の根元に形
成されたつば15により水平コイルH及び垂直コイルV
の管軸方向の長さを一定の長さに設定するようになされ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種の偏向
ヨークが適用される陰極線管装置においては、偏向磁界
を逆傾向に補正しなければならないミスコンバーゼンス
が、同時に発生する場合がある。
【0010】すなわち図8は、いわゆるXH正パターン
と呼ばれるミスコンバーゼンスのパターンであり、この
ミスコンバーゼンスは、表示画面の左右で、青色の垂直
線Bに対して、赤色の垂直線Rが左側に変位して表示さ
れる。このXH正パターンは、水平偏向磁界をピン磁界
の傾向に変更して補正することができる。
【0011】この場合図9に示すように、コイルボビン
8のネックベンド側(図9(A))及びファンネルベン
ド側(図9(B))の双方において、マグネットワイヤ
16の巻線分布が水平軸Xに近づくように、矢印A及び
Bで示すように、巻線対象の突起9を変更してマグネッ
トワイヤ16の巻溝を変更することにより、図10に示
すようなピン磁界に偏向磁界を近づけて対応することが
できる。
【0012】これに対して図11は、いわゆるHCR負
パターンと呼ばれるミスコンバーゼンスのパターンであ
り、このミスコンバーゼンスは、表示画面の左右で、緑
色の垂直線Gに対して、赤色及び青色を重ねて表示した
垂直線(すなわちマゼンタの垂直線でなる)RBが左右
外側に変位して表示される。このHCR負パターンは、
XH正パターンとは逆に、水平偏向磁界をバレル磁界の
傾向に変更して補正することができる。
【0013】すなわち図12に示すように、コイルボビ
ン8のネックベンド側(図12(A))及びファンネル
ベンド側(図12(B))の双方において、マグネット
ワイヤ16の巻線分布が水平軸Xより遠ざかるように、
矢印C及びDで示すように、巻線対象の突起9を変更し
てマグネットワイヤ16の巻溝を変更することにより、
図13に示すようなバレル磁界に偏向磁界を近づけて対
応することができる。
【0014】これにより従来の偏向ヨークでは、XH正
パターン及びHCR負パターンのミスコンバーゼンスが
発生した場合には、マグネットワイヤの巻線を変更して
コンバーゼンス調整することが困難で、結局、補助のコ
ンバーゼンス補正手段を適用せざるを得ない問題があっ
た。ここで補助のコンバーゼンス補正手段は、図4につ
いて上述した補助コイル6等により偏向電流を補正する
場合、さらには偏向ヨークの内側等に磁性材料を貼り付
けて偏向磁界を局所的に補正する等の手段であり、これ
らのコンバーゼンス補正手段を適用すると、その分偏向
ヨークの構成が煩雑になり、また調整等の工程も複雑に
なる欠点がある。
【0015】同様に、図14は、いわゆるYH正パター
ンと呼ばれるミスコンバーゼンスのパターンであり、こ
のミスコンバーゼンスは、表示画面の中央、上下におい
て、青色の垂直線Bと赤色の垂直線Rが左右逆方向に変
位し、その変位方向が上下で同一方向でなるパターンで
ある。これに対して図15は、VCR正パターンと呼ば
れるミスコンバーゼンスのパターンであり、このミスコ
ンバーゼンスは、表示画面の上下において、緑色の水平
線Gに対して赤色及び青色を重ねて表示した水平線RB
が上下内側に変位して表示される。このYH正パターン
及びVCR正パターンにおいても、偏向磁界を逆傾向に
補正する必要があり、この2つのミスコンバーゼンスが
発生した場合は、同様に補助のコンバーゼンス補正手段
を適用することになる。
【0016】また図16は、いわゆるPQH正パターン
と呼ばれるミスコンバーゼンスのパターンであり、この
ミスコンバーゼンスは、表示画面の左右において、青色
の垂直線Bと赤色の垂直線Rとが上下で同方向に変位し
て表示される。これに対して図17は、いわゆるPQ
V、S1、S2、S3正パターンと呼ばれるミスコンバ
ーゼンスのパターンである。これらのミスコンバーゼン
スは、表示画面の各部において、緑色の水平線Gに対し
て赤色及び青色を重ねて表示した水平線RBが、左右で
上下に変位して表示される。このPQH正パターンに対
して、PQV、S1、S2、S3正パターンにおいて
も、偏向磁界を逆傾向に補正する必要があり、これらの
ミスコンバーゼンスが発生した場合は、同様に補助のコ
ンバーゼンス補正手段を適用することになる。
【0017】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、巻線を変更して種々のミスコンバーゼンスを簡易に
補正することができる偏向ヨークを提案しようとするも
のである。
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、コイルボビンのネックベンド側端
において、線材の巻線角度を規制する複数の突起につい
て、管軸方向に線材を位置決めする位置を管軸方向に変
位させる。
【0018】線材の位置決めする位置を管軸方向に変位
させれば、水平コイル及び又は垂直コイルのネックベン
ド側の長さを局所的に変化させることになる。従ってこ
の変化に対応してファンネル側に比してネックベンド側
の磁界分布が変化し、その分巻線角度を変更して従来に
比して磁界分布を大きく可変することができる。従って
種々の偏向磁界を形成することができ、その分種々のミ
スコンバーゼンスを巻線により調整することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0020】図1は、水平コイルのコイルボビンについ
て、ネックベンド側を拡大して示す側面図及び平面図で
ある。本発明の実施の形態に係る偏向ヨークにおいて
は、図4〜図5について上述した水平コイルのコイルボ
ビン8に代えて、このコイルボビン20が適用される。
また垂直コイルのコイルボビンについても、ネックベン
ド部がこのコイルボビン20と同様に構成されたコイル
ボビンが適用される。
【0021】このコイルボビン20は、略漏斗形状を陰
極線管の管軸を含む平面により分割した形状により形成
され、水平コイルを巻線した後、同様に水平コイルを巻
線された同一形状のコイルボビンと組み合わされて、水
平コイルアッセンブリに形成される。
【0022】このためコイルボビン20は、陰極線管の
外形形状に沿った断面略円弧形状にボビン本体21が形
成され、このボビン本体21の内側に巻溝が形成され
る。またボビン本体21のファンネルベンド側について
は、従来のコイルボビンと同様に、つば及び巻溝に対応
したL字状の突起が形成される。これに対してネックベ
ンド側には、陰極線管の管軸に垂直なつば22が形成さ
れ、巻溝に対応してこのつば22に複数の突起23及び
24が形成される。
【0023】これらの突起23及び24のうち、対向す
るコイルボビンとの突き合わせ面に近接する、図面にて
左右各2個の突起23は、従来のコイルボビン8におけ
る突起9と同様に、L字状に形成される。これに対して
残る5個の突起24においては、突起23と同様に、L
字状に形成され、管軸方向の全体の約1/2だけつば2
2より立ち上がった位置に、5個の突起24を連結する
つば25が形成されるようになされている。また5個の
突起24は、このつば22から25の間については、つ
ば22の内側側面より延長する壁26により連結される
ようになされている。
【0024】これにより図2に示すように、コイルボビ
ン20において、水平軸に近接する突起23は、巻線角
度を規制すると共に、根元のつば22によりマグネット
ワイヤを管軸方向に位置決めするようになされている。
これに対して残る突起24においては、巻線角度を規制
すると共に、つば25により、マグネットワイヤを管軸
方向に位置決めし、このときこのつば25が各突起24
の中間に形成されていることにより、突起23による位
置決めの位置より管軸方向、ネックベンド側に変位して
マグネットワイヤを位置決めするようになされている。
これにより突起24においては、水平コイルの管軸方向
の長さを局所的に延長するようになされている。
【0025】以上の構成において、この実施の形態に係
る偏向ヨークにおいては、コイルボビン20にマグネッ
トワイヤが巻線されてセクション巻により水平コイルが
鞍型に形成された後、1対のコイルボビンが組み立てら
れて水平コイルアッセンブリが作成される。
【0026】この水平コイルの巻線において、マグネッ
トワイヤは、コイルボビン20のネックベンド側に形成
されたL字状の突起23又は24に引っ掛けられた後、
コイルボビン20の内側に形成された巻溝に沿ってファ
ンネルベンド側に引き出され、このファンネルベンド側
に形成されたL字状の突起に引っ掛けられる。さらにマ
グネットワイヤは、ファンネルベンド側を所定角度だけ
周回した後、ファンネルベンド側に形成されたL字状の
突起に引っ掛けられ、コイルボビン20の内側に形成さ
れた巻溝に沿ってネックベンド側に引き出され、このネ
ックベンド側の突起23又は24に引っ掛けられる。さ
らにマグネットワイヤは、ネックベンド側を所定角度だ
け周回した後、突起23又は24に引っ掛けられ、再び
溝に沿ってファンネルベンド側に引き出される。水平コ
イルは、この一連の巻線処理が繰り返されて巻線され
る。
【0027】このとき水平コイルは、ネックベンド側の
突起23及び24とファンネルベンド側の突起により、
各突起に引っ掛けられるマグネットワイヤの巻線角度が
規制され、これによりこれらネックベンド側の突起23
及び24とファンネルベンド側の突起により所定の巻線
分布に設定される。また水平コイルは、各突起23及び
24、ファンネルベンド側の突起に対応するつばによ
り、各突起に引っ掛けられるマグネットワイヤが管軸方
向に位置決めされることにより、各突起による位置決め
の位置に管軸方向の長さが設定される。
【0028】このときネックベンド側において、突起2
3に引っ掛けられるマグネットワイヤが、つば22に沿
ってネックベンド側を周回するのに対し、突起24に引
っ掛けられるマグネットワイヤが、突起24の中間位置
に形成されたつば25に沿ってネックベンド側を周回す
ることにより、突起24に対応する巻線においては、位
置決めの位置がネックベンド側に変位して保持され、こ
れにより水平コイルの管軸方向の長さが局所的に延長さ
れる。
【0029】これにより水平コイルは、突起24間で巻
線位置を変更する場合と、突起23間で巻線位置を変更
する場合とで、ファンネル側に対してネックベンド側に
おける偏向磁界の変化の程度を変更することができ、そ
の分従来に比して巻線を変更して磁界分布を大きく変化
させることができる。すなわち巻線の変更による磁界調
整の自由度を従来に比して拡大でき、その結果ミスコン
バーゼンスの調整可能範囲を拡大することができる。す
なわち突起24間で巻線位置を変更する場合に比して、
突起23間で巻線位置を変更する方が、ネックベンド側
の磁界の変化を拡大することができる。
【0030】具体的に、図8及び図11について上述し
たXH正パターンとHCR正パターンとのミスコンバー
ゼンスにおいては、HCRのミスコンバーゼンスはネッ
ク側の磁界分布に依存する度合いが大きく、これとは逆
にXHのミスコンバーゼンスは、ファンネル側の磁界分
布に依存する度合いが大きい。
【0031】これによりこれら2つのミスコンバーゼン
スが共に発生している場合でも、この実施の形態に係る
水平コイルにおいては、突起24間で巻線位置を変更す
ることにより、ネックベンド側及びファンネルベンド側
の双方をバレル磁界に変更し、またこのバレル磁界をフ
ァンネル側にて補うように、突起23間で巻線位置を変
更することにより、ネックベンド側だけバレル磁界の傾
向に磁界分布を変更して、HCRのミスコンバーゼンス
だけを補正することができる。
【0032】またこれと同様の、突起23間及び24間
による巻線位置の変更により、さらには突起23及び2
4間における巻線位置の変更により、ネック側とファン
ネル側とで相反する傾向に磁界分布を可変することもで
き、これにより相反するミスコンバーゼンスを巻線の変
更だけで補正することができる。従ってその分補助コイ
ル等の補助的なコンバーゼンス調整手段を省略して偏向
ヨークの構成を簡略化することができる。
【0033】かくして偏向ヨークは、このようにして組
み立てられた水平コイルアッセンブリに、垂直コイルが
組み合わされ、コアが装着されてコイルアッセンブリが
形成される。さらに前カバー等が取り付けられた後、調
整等の工程を経て完成する。
【0034】このとき垂直コイルにおいても、同様にネ
ックベンド側にて管軸方向に位置決めの位置が変位して
なるコイルボビンに巻線されて、管軸方向の長さが局所
的に延長されていることにより、水平コイルと同様に、
相反するミスコンバーゼンスを巻線の変更だけで補正す
ることができ、その分補助コイル等の補助的なコンバー
ゼンス調整手段を省略して偏向ヨークの構成を簡略化す
ることができる。またコンバーゼンス調整の作業を簡略
化して、その分製造に要する時間が短縮される。
【0035】以上の構成によれば、ファンネルベンド側
にて巻線角度を規制するL字状の突起について、一部の
突起24の中間位置につば25を形成し、このつば25
により管軸方向の位置決めの位置を、他の突起23によ
る位置決めの位置より変位させたことにより、突起23
間で巻線位置を変更した場合と、突起24間で巻線位置
を変更した場合とで、ファンネルベンド側に対するネッ
クベンド側の磁界分布の変化を変更することができる。
これにより巻線を変更することによる磁界調整の自由度
を従来に比して拡大することができ、その分巻線を変更
して種々のミスコンバーゼンスを簡易に補正することが
できる。従ってその分補助的なコンバーゼンス調整機構
を省略でき、偏向ヨークの構成を簡略化することができ
る。
【0036】なお上述の実施の形態においては、対向す
るコイルボビンとの突き合わせ面に近接する突起23を
除く突起24について、つば25を作成し、マグネット
ワイヤの位置決め位置を管軸方向に変位させる場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図3に示
すように、対向するコイルボビンとの突き合わせ面に近
接する突起23に対して、つば25を形成し、これらの
突起23についてマグネットワイヤの位置決め位置を管
軸方向に変位させてもよい。
【0037】また上述の実施の形態においては、突起2
3の中間位置につばを形成してマグネットワイヤの位置
決め位置を管軸方向に変位させる場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、隣接する突起間に壁面を形
成する場合、また管軸に沿って延長するように突起を形
成し、この突起の途中から外側に飛び出す突起を複数形
成する場合等、種々の手段によりマグネットワイヤの位
置決め位置を管軸方向に変位させて、磁界調整の自由度
を向上することができる。
【0038】さらに上述の実施の形態においては、水平
コイル及び垂直コイルについて、本発明を適用する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、水平コイル
及び垂直コイルの何れかに適用してもよい。
【0039】また上述の実施の形態においては、水平コ
イル及び垂直コイルをセクション巻により作成する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、水平コイル
及び垂直コイルの何れかをセクション巻により形成する
場合に広く適用することができる。
【0040】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ネックベ
ンド側にて巻線角度を規制する複数の突起において、管
軸方向の線材の位置決めを突起間で変位させることによ
り、巻線を変更することによる磁界調整の自由度を従来
に比して拡大することができ、その分巻線を変更して種
々のミスコンバーゼンスを簡易に補正することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る偏向ヨークに適用す
る水平コイルのコイルボビンを示す図である。
【図2】図1のコイルボビンにマグネットワイヤを巻線
した状態を示す図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係るコイルボビンを
示す図である。
【図4】従来の偏向ヨークを示す斜視図である。
【図5】図4の偏向ヨークに適用されるコイルアッセン
ブリを示す側面図である。
【図6】マグネットワイヤを省略して図5のコイルアッ
センブリを示す斜視図である。
【図7】図6のコイルアッセンブリの水平コイルのネッ
クベンド側を示す図である。
【図8】XH正パターンのミスコンバーゼンスを示す略
線図である。
【図9】図8のミスコンバーゼンスの補正の説明に供す
る図である。
【図10】バレル磁界を示す略線図である。
【図11】HCR正パターンのミスコンバーゼンスを示
す略線図である。
【図12】図11のミスコンバーゼンスの補正の説明に
供する図である。
【図13】ピン磁界を示す略線図である。
【図14】YH正パターンのミスコンバーゼンスを示す
略線図である。
【図15】VCR正パターンのミスコンバーゼンスを示
す略線図である。
【図16】PQH正パターンのミスコンバーゼンスを示
す略線図である。
【図17】PQV、S1、S2、S3正パターンのミス
コンバーゼンスを示す略線図である。
【符号の説明】
1……偏向ヨーク、2……コイルアッセンブリ、8、1
1、20……コイルボビン、9、23、24……突起、
11……コア、22、25……つば、16……マグネッ
トワイヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略漏斗形状のコイルボビンに線材を巻線
    して水平コイル又は垂直コイルが形成される偏向ヨーク
    において、 前記コイルボビンは、ネックベンド側端に前記線材の巻
    線角度を規制すると共に、陰極線管の管軸方向に前記線
    材を位置決めする複数の突起を有し、 前記複数の突起は、前記複数の突起間で、前記管軸方向
    に前記線材を位置決めする位置が前記管軸方向に変位し
    て形成されたことを特徴とする偏向ヨーク。
JP11196196A 1996-04-09 1996-04-09 偏向ヨーク Pending JPH09283050A (ja)

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