JPH09284949A - 電気接続箱の取付構造 - Google Patents
電気接続箱の取付構造Info
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- JPH09284949A JPH09284949A JP8098335A JP9833596A JPH09284949A JP H09284949 A JPH09284949 A JP H09284949A JP 8098335 A JP8098335 A JP 8098335A JP 9833596 A JP9833596 A JP 9833596A JP H09284949 A JPH09284949 A JP H09284949A
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- mounting bracket
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気接続箱の下端を回動自在に取付ける際の
防振性の向上を図る。 【解決手段】 上下振動の加わる取付対象部材2、3の
上下の取付部に上側及び下側の取付ブラケット8、20
を設け、斜めに立てた姿勢の電気接続箱1の下端を、下
側取付ブラケット20に上下方向回動自在に連結すると
共に、電気接続箱1の上端を上側取付ブラケット8に連
結した電気接続箱の取付構造において、下側取付ブラケ
ット20に、中心軸線を水平に向けた円筒状の軸受リン
グ21を設け、軸受リング21の内周に、電気接続箱1
の傾斜方向と直交する方向において軸受リング21との
間に空間25を形成する断面略矩形の下部防振ゴム24
を回転自在に嵌め込み、且つ下部防振ゴム24に形成し
た中心孔27に、電気接続箱1の下端側方に突設した軸
部26を圧入し、電気接続箱1の上端を、上側の取付ブ
ラケット8に対し上部防振ゴム30を介して連結した。
防振性の向上を図る。 【解決手段】 上下振動の加わる取付対象部材2、3の
上下の取付部に上側及び下側の取付ブラケット8、20
を設け、斜めに立てた姿勢の電気接続箱1の下端を、下
側取付ブラケット20に上下方向回動自在に連結すると
共に、電気接続箱1の上端を上側取付ブラケット8に連
結した電気接続箱の取付構造において、下側取付ブラケ
ット20に、中心軸線を水平に向けた円筒状の軸受リン
グ21を設け、軸受リング21の内周に、電気接続箱1
の傾斜方向と直交する方向において軸受リング21との
間に空間25を形成する断面略矩形の下部防振ゴム24
を回転自在に嵌め込み、且つ下部防振ゴム24に形成し
た中心孔27に、電気接続箱1の下端側方に突設した軸
部26を圧入し、電気接続箱1の上端を、上側の取付ブ
ラケット8に対し上部防振ゴム30を介して連結した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用の電気接続
箱の取付構造に関する。
箱の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気接続箱へのワイヤハーネスの
接続作業性の向上を図るために、電気接続箱の一端をヒ
ンジ付きブラケットで車体に取り付けた構造が実開平2
−56750号公報に示されている。
接続作業性の向上を図るために、電気接続箱の一端をヒ
ンジ付きブラケットで車体に取り付けた構造が実開平2
−56750号公報に示されている。
【0003】図8はその種の取付構造の例を示す。図に
おいて、1は電気接続箱、2はボディ、3はインストル
メントパネルであり、電気接続箱1は、上端が上側取付
ブラケット8を介してインストルメントパネル3に連結
され、下端が下側取付ブラケット4を介してボディ2に
連結されることで、斜めに立てた姿勢で取り付けられて
いる。そして、電気接続箱1の上側の面に、ワイヤハー
ネス12がコネクタ11を介して接続されている。
おいて、1は電気接続箱、2はボディ、3はインストル
メントパネルであり、電気接続箱1は、上端が上側取付
ブラケット8を介してインストルメントパネル3に連結
され、下端が下側取付ブラケット4を介してボディ2に
連結されることで、斜めに立てた姿勢で取り付けられて
いる。そして、電気接続箱1の上側の面に、ワイヤハー
ネス12がコネクタ11を介して接続されている。
【0004】上側の連結は、電気接続箱1の上端に突設
した取付板9をボルト10で上側取付ブラケット8に締
結することで行われている。また、下側の連結は、ヒン
ジ5を介して行われている。ヒンジ5は、下側の取付ブ
ラケット4に形成した軸受部6に、電気接続箱1の下端
のブラケット7に突設した軸部7aを回転自在に挿入す
ることで構成され、このヒンジ5によって、電気接続箱
1は上下方向回動自在にボディ2に固定されている。
した取付板9をボルト10で上側取付ブラケット8に締
結することで行われている。また、下側の連結は、ヒン
ジ5を介して行われている。ヒンジ5は、下側の取付ブ
ラケット4に形成した軸受部6に、電気接続箱1の下端
のブラケット7に突設した軸部7aを回転自在に挿入す
ることで構成され、このヒンジ5によって、電気接続箱
1は上下方向回動自在にボディ2に固定されている。
【0005】この電気接続箱1にワイヤハーネス12を
接続する場合は、上端を連結させない状態で、電気接続
箱1をヒンジ5により前に倒す。その状態で作業を行う
ことで作業性が向上する。
接続する場合は、上端を連結させない状態で、電気接続
箱1をヒンジ5により前に倒す。その状態で作業を行う
ことで作業性が向上する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
ヒンジを介して電気接続箱の下端をボディに連結した場
合、ワイヤハーネスの接続作業性は向上するが、ヒンジ
5部分が可動になっていることで、振動に対して不利に
なる。即ち、車体には走行時等に特に上下方向の振動が
加わるが、その振動がヒンジ5が可動であることによ
り、電気接続箱1に伝わりやすいという問題があった。
ヒンジを介して電気接続箱の下端をボディに連結した場
合、ワイヤハーネスの接続作業性は向上するが、ヒンジ
5部分が可動になっていることで、振動に対して不利に
なる。即ち、車体には走行時等に特に上下方向の振動が
加わるが、その振動がヒンジ5が可動であることによ
り、電気接続箱1に伝わりやすいという問題があった。
【0007】これを防ぐ方法として、電気接続箱の取付
ブラケットへの連結部分に防振ゴムを介在させる方法が
あるが、ただ単に防振ゴムを入れるだけでは、高い周波
数の振動は吸収できるが、特に車両の場合に問題となる
低周波数域の振動は共振現象により却って増幅する可能
性がある。
ブラケットへの連結部分に防振ゴムを介在させる方法が
あるが、ただ単に防振ゴムを入れるだけでは、高い周波
数の振動は吸収できるが、特に車両の場合に問題となる
低周波数域の振動は共振現象により却って増幅する可能
性がある。
【0008】本発明は、上記事情を考慮し、電気接続箱
への振動入力の低減を確実に図れるようにした電気接続
箱の取付構造を提供することを目的とする。
への振動入力の低減を確実に図れるようにした電気接続
箱の取付構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上下
振動の加わる取付対象部材の上下の取付部に上側及び下
側の取付ブラケットを設け、斜めに立てた姿勢の電気接
続箱の下端を、前記下側の取付ブラケットに上下方向回
動自在に連結すると共に、電気接続箱の上端を前記上側
の取付ブラケットに連結した電気接続箱の取付構造にお
いて、前記下側の取付ブラケットに、中心軸線を水平に
向けた円筒状の軸受リングを設け、該軸受リングの内周
に、前記電気接続箱の傾斜方向と直交する方向において
軸受リングとの間に空間を形成する断面略矩形の下部防
振ゴムを回転自在に嵌め込み、且つ前記防振ゴムに形成
した中心孔に、電気接続箱の下端側方に突設した軸部を
圧入し、前記電気接続箱の上端を、前記上側の取付ブラ
ケットに対し上部防振ゴムを介して連結したことを特徴
とする。
振動の加わる取付対象部材の上下の取付部に上側及び下
側の取付ブラケットを設け、斜めに立てた姿勢の電気接
続箱の下端を、前記下側の取付ブラケットに上下方向回
動自在に連結すると共に、電気接続箱の上端を前記上側
の取付ブラケットに連結した電気接続箱の取付構造にお
いて、前記下側の取付ブラケットに、中心軸線を水平に
向けた円筒状の軸受リングを設け、該軸受リングの内周
に、前記電気接続箱の傾斜方向と直交する方向において
軸受リングとの間に空間を形成する断面略矩形の下部防
振ゴムを回転自在に嵌め込み、且つ前記防振ゴムに形成
した中心孔に、電気接続箱の下端側方に突設した軸部を
圧入し、前記電気接続箱の上端を、前記上側の取付ブラ
ケットに対し上部防振ゴムを介して連結したことを特徴
とする。
【0010】請求項1の発明では、上側の連結を行う前
に、下側の連結を行った状態で電気接続箱を回動させる
ことができるので、ワイヤハーネスと電気接続箱の接続
作業を容易に行うことができ、電気接続箱も含めた組み
付け性が向上する。また、斜めに立てた姿勢で取り付け
た電気接続箱の下端を、軸受リングと下部防振ゴムを介
して取付対象部材に連結しているので、下から伝達され
てくる上下振動を電気接続箱の傾斜方向に垂直な方向と
平行な方向の分力に分散することができ、低周波振動域
での電気接続箱への入力振動のうち、特に電気接続箱に
とって不都合をもたらす垂直方向振動(ワイヤハーネス
のコネクタ接続方向の振動)を低減することができる。
しかも、その垂直方向には下部防振ゴムが自由に動くこ
とのできる空間が確保されているので、下部防振ゴムが
広い周波数範囲の振動、特に低周波領域の振動に対して
大きな減衰効果を発揮することができ、電気接続箱への
有害振動の低減を図ることができる。
に、下側の連結を行った状態で電気接続箱を回動させる
ことができるので、ワイヤハーネスと電気接続箱の接続
作業を容易に行うことができ、電気接続箱も含めた組み
付け性が向上する。また、斜めに立てた姿勢で取り付け
た電気接続箱の下端を、軸受リングと下部防振ゴムを介
して取付対象部材に連結しているので、下から伝達され
てくる上下振動を電気接続箱の傾斜方向に垂直な方向と
平行な方向の分力に分散することができ、低周波振動域
での電気接続箱への入力振動のうち、特に電気接続箱に
とって不都合をもたらす垂直方向振動(ワイヤハーネス
のコネクタ接続方向の振動)を低減することができる。
しかも、その垂直方向には下部防振ゴムが自由に動くこ
とのできる空間が確保されているので、下部防振ゴムが
広い周波数範囲の振動、特に低周波領域の振動に対して
大きな減衰効果を発揮することができ、電気接続箱への
有害振動の低減を図ることができる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の電気接
続箱の取付構造であって、前記軸部が、前記下部防振ゴ
ムの断面形状と略相似の矩形断面をなしていることを特
徴とする。
続箱の取付構造であって、前記軸部が、前記下部防振ゴ
ムの断面形状と略相似の矩形断面をなしていることを特
徴とする。
【0012】請求項2の発明では、軸部と下部防振ゴム
の結合力が大きくなり、軸部と防振ゴムの一体性が増
す。
の結合力が大きくなり、軸部と防振ゴムの一体性が増
す。
【0013】請求項3の発明は、上下振動の加わる取付
対象部材の上下の取付部に上側及び下側の取付ブラケッ
トを設け、斜めに立てた姿勢の電気接続箱の下端を、前
記下側の取付ブラケットに上下方向回動自在に連結する
と共に、電気接続箱の上端を前記上側の取付ブラケット
に連結した電気接続箱の取付構造において、前記下側の
取付ブラケットに、中心軸線を水平に向けた軸受リング
を設けると共に、該下側の取付ブラケットを、前記軸受
リングの径方向片側において前記中心軸線から水平方向
に少なくとも前記軸受リングの半径以上離れた箇所で前
記取付対象部材に固定し、前記軸受リングの内周に、円
柱形の下部防振ゴムを回転自在に嵌め込み、前記下部防
振ゴムに形成した中心孔に電気接続箱の下端側方に突設
した円柱状の軸部を圧入し、前記電気接続箱の上端を前
記上側の取付ブラケットに対して上部防振ゴムを介して
連結したことを特徴とする。
対象部材の上下の取付部に上側及び下側の取付ブラケッ
トを設け、斜めに立てた姿勢の電気接続箱の下端を、前
記下側の取付ブラケットに上下方向回動自在に連結する
と共に、電気接続箱の上端を前記上側の取付ブラケット
に連結した電気接続箱の取付構造において、前記下側の
取付ブラケットに、中心軸線を水平に向けた軸受リング
を設けると共に、該下側の取付ブラケットを、前記軸受
リングの径方向片側において前記中心軸線から水平方向
に少なくとも前記軸受リングの半径以上離れた箇所で前
記取付対象部材に固定し、前記軸受リングの内周に、円
柱形の下部防振ゴムを回転自在に嵌め込み、前記下部防
振ゴムに形成した中心孔に電気接続箱の下端側方に突設
した円柱状の軸部を圧入し、前記電気接続箱の上端を前
記上側の取付ブラケットに対して上部防振ゴムを介して
連結したことを特徴とする。
【0014】請求項3の発明では、上側の連結を行う前
に、下側の連結を行った状態で電気接続箱を回動させる
ことができるので、ワイヤハーネスと電気接続箱の接続
作業を容易に行うことができ、電気接続箱も含めた組み
付け性が向上する。また、軸受リングの中心軸線から水
平方向に離れた箇所で、下側の取付ブラケットを取付対
象部材に固定しているので、下部防振ゴムを介して軸受
リングにかかる電気接続箱の荷重点と、取付ブラケット
の支持点とが距離Lだけずれる。このため、電気接続箱
を動かすには電気接続箱の荷重のL倍の力が必要とな
り、言い換えると、取付ブラケットの支持点から入力さ
れる振動力が、電気接続箱に伝わる段階で1/Lに減少
することになる。
に、下側の連結を行った状態で電気接続箱を回動させる
ことができるので、ワイヤハーネスと電気接続箱の接続
作業を容易に行うことができ、電気接続箱も含めた組み
付け性が向上する。また、軸受リングの中心軸線から水
平方向に離れた箇所で、下側の取付ブラケットを取付対
象部材に固定しているので、下部防振ゴムを介して軸受
リングにかかる電気接続箱の荷重点と、取付ブラケット
の支持点とが距離Lだけずれる。このため、電気接続箱
を動かすには電気接続箱の荷重のL倍の力が必要とな
り、言い換えると、取付ブラケットの支持点から入力さ
れる振動力が、電気接続箱に伝わる段階で1/Lに減少
することになる。
【0015】請求項4の発明は、請求項3記載の電気接
続箱の取付構造であって、前記下部防振ゴムの中心孔の
外周の肉厚内に、中心孔に対して同心の環状の肉抜き部
を設けることで、円柱形の防振ゴムの軸線方向にバネ剛
性の高い部分と低い部分とを区分して形成したことを特
徴とする。
続箱の取付構造であって、前記下部防振ゴムの中心孔の
外周の肉厚内に、中心孔に対して同心の環状の肉抜き部
を設けることで、円柱形の防振ゴムの軸線方向にバネ剛
性の高い部分と低い部分とを区分して形成したことを特
徴とする。
【0016】請求項4の発明では、防振ゴムに肉抜き部
を設けることにより、防振ゴムのバネ特性が複合化す
る。つまり、肉抜きした部分のバネ剛性と、肉抜きして
いない部分のバネ剛性が組合わさって複合化することに
より、電気接続箱の重量がバネ剛性の高い部分で主に受
けられることになって、バネ剛性の低い部分がほぼその
まま特に変形せずに残存する。従って、振動発生時には
このバネ剛性の低い部分が有効に作用して、特に低周波
数領域の振動を減衰させる。
を設けることにより、防振ゴムのバネ特性が複合化す
る。つまり、肉抜きした部分のバネ剛性と、肉抜きして
いない部分のバネ剛性が組合わさって複合化することに
より、電気接続箱の重量がバネ剛性の高い部分で主に受
けられることになって、バネ剛性の低い部分がほぼその
まま特に変形せずに残存する。従って、振動発生時には
このバネ剛性の低い部分が有効に作用して、特に低周波
数領域の振動を減衰させる。
【0017】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載の電気接続箱の取付構造であって、前記電気接
続箱の上端に上側の取付ブラケットに重なる取付板を突
設し、該取付板と上側取付ブラケットのいずれか一方に
形成した取付孔に、前記電気接続箱の傾斜方向に肉厚を
有するブッシュ型の上部防振ゴムを嵌合し、該ブッシュ
型の上部防振ゴムの中心孔に挿入したボルトによって、
該上部防振ゴムを前記取付板と上側取付ブラケットのい
ずれか他方に締結することにより、電気接続箱の上端を
取付ブラケットに連結したことを特徴とする。
かに記載の電気接続箱の取付構造であって、前記電気接
続箱の上端に上側の取付ブラケットに重なる取付板を突
設し、該取付板と上側取付ブラケットのいずれか一方に
形成した取付孔に、前記電気接続箱の傾斜方向に肉厚を
有するブッシュ型の上部防振ゴムを嵌合し、該ブッシュ
型の上部防振ゴムの中心孔に挿入したボルトによって、
該上部防振ゴムを前記取付板と上側取付ブラケットのい
ずれか他方に締結することにより、電気接続箱の上端を
取付ブラケットに連結したことを特徴とする。
【0018】請求項5の発明では、ブッシュ型の上部防
振ゴムによって、上側取付ブラケットから電気接続箱へ
伝達する振動を吸収することができる。
振ゴムによって、上側取付ブラケットから電気接続箱へ
伝達する振動を吸収することができる。
【0019】請求項6の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載の電気接続箱の取付構造であって、前記電気接
続箱の上端に上側の取付ブラケットと対をなす取付板を
突設し、該取付板と上側の取付ブラケットのいずれか一
方に、電気接続箱の傾斜方向に軸線方向を向けた筒部を
形成して、該筒部内に中心に嵌合穴を有する筒型の上部
防振ゴムを嵌着し、該上部防振ゴムの嵌合穴に、前記取
付板と上側の取付ブラケットのいずれか他方に突設した
挿入板を圧入することにより、電気接続箱の上端を上側
取付ブラケットに連結したことを特徴とする。
かに記載の電気接続箱の取付構造であって、前記電気接
続箱の上端に上側の取付ブラケットと対をなす取付板を
突設し、該取付板と上側の取付ブラケットのいずれか一
方に、電気接続箱の傾斜方向に軸線方向を向けた筒部を
形成して、該筒部内に中心に嵌合穴を有する筒型の上部
防振ゴムを嵌着し、該上部防振ゴムの嵌合穴に、前記取
付板と上側の取付ブラケットのいずれか他方に突設した
挿入板を圧入することにより、電気接続箱の上端を上側
取付ブラケットに連結したことを特徴とする。
【0020】請求項6の発明では、電気接続箱の傾斜方
向に沿った筒部の内部に、筒型の上部防振ゴムを嵌着
し、その上部防振ゴムの嵌合穴に挿入板を圧入している
ので、上部防振ゴムによって特に電気接続箱の傾斜方向
に沿った振動を有効に減衰することができる。
向に沿った筒部の内部に、筒型の上部防振ゴムを嵌着
し、その上部防振ゴムの嵌合穴に挿入板を圧入している
ので、上部防振ゴムによって特に電気接続箱の傾斜方向
に沿った振動を有効に減衰することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0022】図1は第1実施形態の電気接続箱の取付構
造を示し、図2、図3はその要部を拡大して示してい
る。電気接続箱1は、45度くらいの角度に斜めに立て
た姿勢で、ボディ2とインストルメントパネル3の間に
固定されている。
造を示し、図2、図3はその要部を拡大して示してい
る。電気接続箱1は、45度くらいの角度に斜めに立て
た姿勢で、ボディ2とインストルメントパネル3の間に
固定されている。
【0023】図2に示すように、インストルメントパネ
ル3側の取付部には、上側取付ブラケット8が電気接続
箱1と同じ角度で斜めに固定されている。電気接続箱1
の上端には、上側の取付ブラケット8に重なる取付板9
が突設されており、この取付板9の取付孔9aには、ブ
ッシュ型の上部防振ゴム30が嵌合されている。このブ
ッシュ型の上部防振ゴム30は、電気接続箱1の傾斜方
向に肉厚を有するもので、両端に鍔31aの付いたリー
ル形状のカラー31の外周に嵌合されている。そして、
カラー31の中心孔31bに通したボルト32を取付ブ
ラケット8側に固定したナット33に締結することによ
り、電気接続箱1の上端が上部防振ゴム30を介して取
付ブラケット8に連結されている。
ル3側の取付部には、上側取付ブラケット8が電気接続
箱1と同じ角度で斜めに固定されている。電気接続箱1
の上端には、上側の取付ブラケット8に重なる取付板9
が突設されており、この取付板9の取付孔9aには、ブ
ッシュ型の上部防振ゴム30が嵌合されている。このブ
ッシュ型の上部防振ゴム30は、電気接続箱1の傾斜方
向に肉厚を有するもので、両端に鍔31aの付いたリー
ル形状のカラー31の外周に嵌合されている。そして、
カラー31の中心孔31bに通したボルト32を取付ブ
ラケット8側に固定したナット33に締結することによ
り、電気接続箱1の上端が上部防振ゴム30を介して取
付ブラケット8に連結されている。
【0024】この場合、取付ブラケット8側に設けた取
付孔に防振ゴム30を嵌め込んで、ボルトで防振ゴム3
0を電気接続箱1側の取付板9に締結しても、同様の支
持機能を発揮することができる。
付孔に防振ゴム30を嵌め込んで、ボルトで防振ゴム3
0を電気接続箱1側の取付板9に締結しても、同様の支
持機能を発揮することができる。
【0025】また、図3に示すように、ボディ2側の取
付部には、軸受リング21の直径方向両端に一対の脚部
22、22を設けた下側取付ブラケット20が、一対の
脚部22によってボディ2に固定されており、軸受リン
グ21の中心軸線が水平方向を向いている。下側の取付
ブラケット20は左右に一対設けられており、左右の軸
受リング21は同軸にて対向している。
付部には、軸受リング21の直径方向両端に一対の脚部
22、22を設けた下側取付ブラケット20が、一対の
脚部22によってボディ2に固定されており、軸受リン
グ21の中心軸線が水平方向を向いている。下側の取付
ブラケット20は左右に一対設けられており、左右の軸
受リング21は同軸にて対向している。
【0026】この軸受リング21の内周には、側面視形
状が矩形の下部防振ゴム24が嵌合されている。この下
部防振ゴム24は、軸受リング21内で回転できるよう
に嵌合されており、電気接続箱1の傾斜角度と同様の角
度だけ傾いて嵌まっている。そして、電気接続箱1の傾
斜方向と直交する方向において、防振ゴム24と軸受リ
ング21との間に、防振ゴム24がその方向に自由に撓
めるだけの空間25が確保されている。
状が矩形の下部防振ゴム24が嵌合されている。この下
部防振ゴム24は、軸受リング21内で回転できるよう
に嵌合されており、電気接続箱1の傾斜角度と同様の角
度だけ傾いて嵌まっている。そして、電気接続箱1の傾
斜方向と直交する方向において、防振ゴム24と軸受リ
ング21との間に、防振ゴム24がその方向に自由に撓
めるだけの空間25が確保されている。
【0027】左右の防振ゴム24には矩形の中心孔27
があいており、各中心孔27には、電気接続箱の下端側
方に突設した軸部26が圧入されている。この軸部26
は、防振ゴム24と相似の矩形断面をなしており、これ
により軸部26と下部防振ゴム24の結合の一体化が図
られ、これら軸部26、下部防振ゴム24および軸受リ
ング21によりヒンジ28が構成され、該ヒンジ28に
より電気接続箱1がボディ2に上下方向回動可能に連結
されている。
があいており、各中心孔27には、電気接続箱の下端側
方に突設した軸部26が圧入されている。この軸部26
は、防振ゴム24と相似の矩形断面をなしており、これ
により軸部26と下部防振ゴム24の結合の一体化が図
られ、これら軸部26、下部防振ゴム24および軸受リ
ング21によりヒンジ28が構成され、該ヒンジ28に
より電気接続箱1がボディ2に上下方向回動可能に連結
されている。
【0028】この構造では、電気接続箱1の上端の連結
を行う前に、下端の連結を行った状態で電気接続箱1を
回動させることができるので、ワイヤハーネス12と電
気接続箱1の接続作業を容易に行うことができ、電気接
続箱1も含めた組み付け性が向上する。
を行う前に、下端の連結を行った状態で電気接続箱1を
回動させることができるので、ワイヤハーネス12と電
気接続箱1の接続作業を容易に行うことができ、電気接
続箱1も含めた組み付け性が向上する。
【0029】また、斜めに立てた姿勢で取り付けた電気
接続箱1の下端を、軸受リング21と下部防振ゴム24
を介してボディ2に連結しているので、下(ボディ2
側)から伝達されてくる上下振動F1を、電気接続箱1
の傾斜方向に垂直な方向の成分F2と平行な方向の成分
に分散することができ、低周波振動域での電気接続箱1
への入力振動のうち、特に電気接続箱1にとって不都合
をもたらす電気接続箱1に垂直な方向の振動(ワイヤハ
ーネス12のコネクタ接続方向の振動)を低減すること
ができる。
接続箱1の下端を、軸受リング21と下部防振ゴム24
を介してボディ2に連結しているので、下(ボディ2
側)から伝達されてくる上下振動F1を、電気接続箱1
の傾斜方向に垂直な方向の成分F2と平行な方向の成分
に分散することができ、低周波振動域での電気接続箱1
への入力振動のうち、特に電気接続箱1にとって不都合
をもたらす電気接続箱1に垂直な方向の振動(ワイヤハ
ーネス12のコネクタ接続方向の振動)を低減すること
ができる。
【0030】例えば、電気接続箱1の傾斜角度をθとし
た場合、 F2=F1・cosθ となり、振動が減少する。
た場合、 F2=F1・cosθ となり、振動が減少する。
【0031】しかも、その電気接続箱1に垂直方向には
下部防振ゴム24が自由に変形できる空間25が確保さ
れているので、下部防振ゴム24のバネ定数を低くする
ことができ、下部防振ゴム24が広い周波数範囲の振
動、特に低周波領域の振動に対して大きな減衰効果を発
揮することができ、電気接続箱1への有害振動の低減を
図ることができる。また、上部においては、ブッシュ型
の上部防振ゴム30によって、上側取付ブラケット8か
ら電気接続箱1へ伝達する振動が吸収される。
下部防振ゴム24が自由に変形できる空間25が確保さ
れているので、下部防振ゴム24のバネ定数を低くする
ことができ、下部防振ゴム24が広い周波数範囲の振
動、特に低周波領域の振動に対して大きな減衰効果を発
揮することができ、電気接続箱1への有害振動の低減を
図ることができる。また、上部においては、ブッシュ型
の上部防振ゴム30によって、上側取付ブラケット8か
ら電気接続箱1へ伝達する振動が吸収される。
【0032】次に本発明の第2実施形態を説明する。
【0033】図4は第2実施形態の電気接続箱の取付構
造を示し、図5、図6はその要部の断面図である。電気
接続箱1は、45度くらいの角度に斜めに立てた姿勢
で、ボディ2とインストルメントパネル3の間に固定さ
れている。
造を示し、図5、図6はその要部の断面図である。電気
接続箱1は、45度くらいの角度に斜めに立てた姿勢
で、ボディ2とインストルメントパネル3の間に固定さ
れている。
【0034】インストルメントパネル3側の取付部に
は、上側取付ブラケット8が電気接続箱1と同じ角度で
斜めに固定されている。上側取付ブラケット8には中間
ブラケット(取付ブラケット)50がボルト32とナッ
ト33で締結されている。中間ブラケット50の下端に
は、電気接続箱1の傾斜方向に軸線方向を向けた角筒部
52が形成されており、この角筒部52内には、図5に
示すように、中心に嵌合穴54を有する筒型の上部防振
ゴム53が嵌着され貼り付け固定されている。なお、こ
の上部防振ゴム53は半割りされ、2つの半割体53
a,53aに分割されている。
は、上側取付ブラケット8が電気接続箱1と同じ角度で
斜めに固定されている。上側取付ブラケット8には中間
ブラケット(取付ブラケット)50がボルト32とナッ
ト33で締結されている。中間ブラケット50の下端に
は、電気接続箱1の傾斜方向に軸線方向を向けた角筒部
52が形成されており、この角筒部52内には、図5に
示すように、中心に嵌合穴54を有する筒型の上部防振
ゴム53が嵌着され貼り付け固定されている。なお、こ
の上部防振ゴム53は半割りされ、2つの半割体53
a,53aに分割されている。
【0035】一方、電気接続箱1の上端には取付板49
が突設されており、この取付板49の先端挿入部(挿入
板)49aが、上部防振ゴム53の嵌合穴54に圧入さ
れている。これにより、電気接続箱1の上端が防振ゴム
53を介して上側取付ブラケット8に連結されている。
なお、上部防振ゴム53が半割りされているので、先端
挿入部49aを半割体53a,53aで挟み、それを包
むように角筒部52を折り曲げ形成してもよい。また、
電気接続箱1側の取付板49に角筒部52を形成し、そ
の内部に防振ゴム53を嵌着し、上側の取付ブラケット
8に先端挿入部49aを形成して、防振ゴム53の嵌合
穴54内に圧入しても、同様の支持機能を発揮すること
ができる。
が突設されており、この取付板49の先端挿入部(挿入
板)49aが、上部防振ゴム53の嵌合穴54に圧入さ
れている。これにより、電気接続箱1の上端が防振ゴム
53を介して上側取付ブラケット8に連結されている。
なお、上部防振ゴム53が半割りされているので、先端
挿入部49aを半割体53a,53aで挟み、それを包
むように角筒部52を折り曲げ形成してもよい。また、
電気接続箱1側の取付板49に角筒部52を形成し、そ
の内部に防振ゴム53を嵌着し、上側の取付ブラケット
8に先端挿入部49aを形成して、防振ゴム53の嵌合
穴54内に圧入しても、同様の支持機能を発揮すること
ができる。
【0036】また、ボディ2側の取付部には、軸受リン
グ41を有した下側取付ブラケット40が固定されてい
る。下側の取付ブラケット40は左右に一対配設され、
左右一対の取付ブラケット40の軸受リング41は、中
心軸線Nを水平に向けて同軸に対向している。また、下
側の取付ブラケット40は、軸受リング41の径方向片
側(傾斜した電気接続箱1の倒れ側)において、中心軸
線Nから水平方向に少なくとも軸受リング41の半径以
上の距離Lだけ離れた箇所に形成した脚部40aにより
ボディ2に固定されている。
グ41を有した下側取付ブラケット40が固定されてい
る。下側の取付ブラケット40は左右に一対配設され、
左右一対の取付ブラケット40の軸受リング41は、中
心軸線Nを水平に向けて同軸に対向している。また、下
側の取付ブラケット40は、軸受リング41の径方向片
側(傾斜した電気接続箱1の倒れ側)において、中心軸
線Nから水平方向に少なくとも軸受リング41の半径以
上の距離Lだけ離れた箇所に形成した脚部40aにより
ボディ2に固定されている。
【0037】軸受リング41の内周には、円柱形の下部
防振ゴム42が回転自在に嵌め込まれており、その下部
防振ゴム42の中心孔43内に、電気接続箱1の下端側
方に突設した円柱状の軸部44が圧入されている。これ
により軸部44と軸受リング41と防振ゴム42とから
なるヒンジ47が構成され、該ヒンジ47により電気接
続箱1が上下方向回動自在にボディ2に連結されてい
る。また、下部防振ゴム42の中心孔43の外周の肉厚
内には、図6に示すように両側面から、中心孔43に対
して同心の環状の肉抜き部45が形成されている。そし
て、これにより円柱形の防振ゴム42の軸線方向に、中
央のバネ剛性の高い部分N1と、その両側のバネ剛性の
低い部分N2とが区分して形成されている。
防振ゴム42が回転自在に嵌め込まれており、その下部
防振ゴム42の中心孔43内に、電気接続箱1の下端側
方に突設した円柱状の軸部44が圧入されている。これ
により軸部44と軸受リング41と防振ゴム42とから
なるヒンジ47が構成され、該ヒンジ47により電気接
続箱1が上下方向回動自在にボディ2に連結されてい
る。また、下部防振ゴム42の中心孔43の外周の肉厚
内には、図6に示すように両側面から、中心孔43に対
して同心の環状の肉抜き部45が形成されている。そし
て、これにより円柱形の防振ゴム42の軸線方向に、中
央のバネ剛性の高い部分N1と、その両側のバネ剛性の
低い部分N2とが区分して形成されている。
【0038】この構造では、電気接続箱1を下端のヒン
ジ47により回動させることができるので、前記実施形
態と同様に、ワイヤハーネスと電気接続箱の接続作業性
の向上を図ることができる。
ジ47により回動させることができるので、前記実施形
態と同様に、ワイヤハーネスと電気接続箱の接続作業性
の向上を図ることができる。
【0039】また、軸受リング41の中心軸線Nから水
平方向に距離Lだけ離れた箇所で、下側の取付ブラケッ
ト40をボディ2に固定しているので、電気接続箱1の
荷重点と取付ブラケット40の支持点とが距離Lだけず
れた関係となる。このため、電気接続箱1を動かすに
は、電気接続箱1の荷重のL倍の力が必要となる。言い
換えると、取付ブラケット40の支持点から入力される
振動力が、電気接続箱1に伝わる段階で1/Lに減少す
る。よって、電気接続箱1を振動から保護することがで
きる。
平方向に距離Lだけ離れた箇所で、下側の取付ブラケッ
ト40をボディ2に固定しているので、電気接続箱1の
荷重点と取付ブラケット40の支持点とが距離Lだけず
れた関係となる。このため、電気接続箱1を動かすに
は、電気接続箱1の荷重のL倍の力が必要となる。言い
換えると、取付ブラケット40の支持点から入力される
振動力が、電気接続箱1に伝わる段階で1/Lに減少す
る。よって、電気接続箱1を振動から保護することがで
きる。
【0040】また、防振ゴム42に肉抜き部45を設け
ることで、防振ゴム42にバネ剛性の高い部分N1と、
バネ剛性の低い部分N2とを区分して形成し、それらの
部分を貫通する中心孔43に圧入した軸部44から、電
気接続箱1の荷重が防振ゴム42にかかるようになって
いるので、電気接続箱1の重量がバネ剛性の高い部分N
1で主に受けられることになって、バネ剛性の低い部分
N2がほぼそのまま特に変形せずに残存することにな
る。従って、振動発生時にはこのバネ剛性の低い部分N
2が有効に作用して、特に低周波数領域の振動を減衰さ
せる。
ることで、防振ゴム42にバネ剛性の高い部分N1と、
バネ剛性の低い部分N2とを区分して形成し、それらの
部分を貫通する中心孔43に圧入した軸部44から、電
気接続箱1の荷重が防振ゴム42にかかるようになって
いるので、電気接続箱1の重量がバネ剛性の高い部分N
1で主に受けられることになって、バネ剛性の低い部分
N2がほぼそのまま特に変形せずに残存することにな
る。従って、振動発生時にはこのバネ剛性の低い部分N
2が有効に作用して、特に低周波数領域の振動を減衰さ
せる。
【0041】なお、電気接続箱1の自重(初期荷重)に
よる下部防振ゴム42の撓みによって、中心孔43の下
側の肉抜き部45が埋まる(隙間ゼロ)ように設定した
場合は、図7に示すように、バネ剛性の高い部分N1の
特性をバネa、低い部分N2の特性をバネbで表すと、
全体がバネa+bの複合特性を示すことになる。そし
て、初期荷重mのときの撓みがδ1であり、それ以上の
荷重が作用したときに、複合バネ特性(バネa+b)に
応じた量だけ撓むことになる。この場合、電気接続箱1
の荷重mによって撓みはδ1にしかならないので、電気
接続箱1の位置決めがなされる。このときの荷重mによ
る力は、前述したように、取付ブラケット40の支持点
に対してmLの大きさとなって作用する。よって、逆に
言えば、支持点に入力する振動が、1/Lになって電気
接続箱1に伝わることになり、振動が減少することにな
る。
よる下部防振ゴム42の撓みによって、中心孔43の下
側の肉抜き部45が埋まる(隙間ゼロ)ように設定した
場合は、図7に示すように、バネ剛性の高い部分N1の
特性をバネa、低い部分N2の特性をバネbで表すと、
全体がバネa+bの複合特性を示すことになる。そし
て、初期荷重mのときの撓みがδ1であり、それ以上の
荷重が作用したときに、複合バネ特性(バネa+b)に
応じた量だけ撓むことになる。この場合、電気接続箱1
の荷重mによって撓みはδ1にしかならないので、電気
接続箱1の位置決めがなされる。このときの荷重mによ
る力は、前述したように、取付ブラケット40の支持点
に対してmLの大きさとなって作用する。よって、逆に
言えば、支持点に入力する振動が、1/Lになって電気
接続箱1に伝わることになり、振動が減少することにな
る。
【0042】電気接続箱1の上端部分においては、電気
接続箱1の傾斜方向に沿った角筒部52の内部に、筒型
の上部防振ゴム53が嵌着され、その上部防振ゴム53
の嵌合穴54内に取付板49の先端挿入部49aが圧入
されているので、上部防振ゴム53によって、特に電気
接続箱1の傾斜方向に沿った振動が有効に減衰されるこ
とになる。
接続箱1の傾斜方向に沿った角筒部52の内部に、筒型
の上部防振ゴム53が嵌着され、その上部防振ゴム53
の嵌合穴54内に取付板49の先端挿入部49aが圧入
されているので、上部防振ゴム53によって、特に電気
接続箱1の傾斜方向に沿った振動が有効に減衰されるこ
とになる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、電気接続箱が下端を支点にして回転する構成に
なっているため、ワイヤーハーネスと電気接続箱の接続
が容易となり、車両へのワイヤーハーネスの組付性が向
上する。また、電気接続箱を斜めに立てた姿勢で取り付
け、その下端を軸受リングと防振ゴムで支持し、防振ゴ
ムと軸受リングとの間に所定方向の空間を確保している
ので、電気接続箱にとって有害な振動方向に防振ゴムが
自由に動けるようになり(つまり空間の存在によって同
方向のバネ定数が小さくなり)、その方向の振動成分を
広い周波数領域にわたって有効に減衰させることができ
る。特に車の振動として問題となる低周波領域の振動の
伝達を防止することができ、電気接続箱を振動から保護
することができる。
よれば、電気接続箱が下端を支点にして回転する構成に
なっているため、ワイヤーハーネスと電気接続箱の接続
が容易となり、車両へのワイヤーハーネスの組付性が向
上する。また、電気接続箱を斜めに立てた姿勢で取り付
け、その下端を軸受リングと防振ゴムで支持し、防振ゴ
ムと軸受リングとの間に所定方向の空間を確保している
ので、電気接続箱にとって有害な振動方向に防振ゴムが
自由に動けるようになり(つまり空間の存在によって同
方向のバネ定数が小さくなり)、その方向の振動成分を
広い周波数領域にわたって有効に減衰させることができ
る。特に車の振動として問題となる低周波領域の振動の
伝達を防止することができ、電気接続箱を振動から保護
することができる。
【0044】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、軸部と防振ゴムの一体性を増すことがで
き、電気接続箱をスムーズに回動させることができる。
の効果に加え、軸部と防振ゴムの一体性を増すことがで
き、電気接続箱をスムーズに回動させることができる。
【0045】請求項3の発明によれば、電気接続箱が下
端を支点にして回転する構成になっているため、ワイヤ
ーハーネスと電気接続箱の接続が容易となり、車両への
ワイヤーハーネスの組付性が向上する。また、電気接続
箱を軸受リングで支持している点(軸受リングの中心
点)と、軸受リングを支持する取付ブラケットの固定点
とがずれているため、取付ブラケットを介して電気接続
箱へ伝わる振動を分散することができ、防振ゴムによる
共振現象を極力抑制して、電気接続箱を有効に防振する
ことができる。
端を支点にして回転する構成になっているため、ワイヤ
ーハーネスと電気接続箱の接続が容易となり、車両への
ワイヤーハーネスの組付性が向上する。また、電気接続
箱を軸受リングで支持している点(軸受リングの中心
点)と、軸受リングを支持する取付ブラケットの固定点
とがずれているため、取付ブラケットを介して電気接続
箱へ伝わる振動を分散することができ、防振ゴムによる
共振現象を極力抑制して、電気接続箱を有効に防振する
ことができる。
【0046】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
の効果に加えて次の効果を奏する。即ち、軸受リングに
嵌めた下部防振ゴムに、中心孔に対して同心の環状肉抜
き部を設けたので、防振ゴムのバネ剛性を複合化するこ
とができ、電気接続箱を支持した段階では、バネ剛性の
高い部分でその荷重を支持することになって、バネ剛性
の低い部分に十分な変形代を残しておくことができる。
よって、振動発生時には、このバネ剛性の低い部分が有
効に作用して、特に低周波数領域の振動を減衰させるこ
とができる。
の効果に加えて次の効果を奏する。即ち、軸受リングに
嵌めた下部防振ゴムに、中心孔に対して同心の環状肉抜
き部を設けたので、防振ゴムのバネ剛性を複合化するこ
とができ、電気接続箱を支持した段階では、バネ剛性の
高い部分でその荷重を支持することになって、バネ剛性
の低い部分に十分な変形代を残しておくことができる。
よって、振動発生時には、このバネ剛性の低い部分が有
効に作用して、特に低周波数領域の振動を減衰させるこ
とができる。
【0047】請求項5の発明によれば、請求項1〜4の
発明に加え、電気接続箱の上端をブッシュ型の上部防振
ゴムを介して支持しているので、上側取付ブラケットか
らの振動をこのブッシュ型の防振ゴムで吸収することが
でき、電気接続箱を振動から保護することができる。ま
た、ブッシュ型の防振ゴムにボルトを挿入して締結する
ことで取り付けられるので、取り付け作業が簡単にでき
る。
発明に加え、電気接続箱の上端をブッシュ型の上部防振
ゴムを介して支持しているので、上側取付ブラケットか
らの振動をこのブッシュ型の防振ゴムで吸収することが
でき、電気接続箱を振動から保護することができる。ま
た、ブッシュ型の防振ゴムにボルトを挿入して締結する
ことで取り付けられるので、取り付け作業が簡単にでき
る。
【0048】請求項6の発明によれば、筒型の上部防振
ゴムに挿入板を圧入することで、電気接続箱の上端を支
持しているので、上部防振ゴムによって、特に電気接続
箱の傾斜方向に沿った振動を有効に減衰することができ
る。
ゴムに挿入板を圧入することで、電気接続箱の上端を支
持しているので、上部防振ゴムによって、特に電気接続
箱の傾斜方向に沿った振動を有効に減衰することができ
る。
【図1】本発明の第1実施形態を示す側面図である。
【図2】図1のII部詳細断面図である。
【図3】図1のIII部拡大詳細図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す側面図である。
【図5】図4のV−V矢視断面図である。
【図6】図4のVI−VI矢視の部分断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態の特性説明図である。
【図8】従来の電気接続箱の取付構造を示す側面図であ
る。
る。
1 電気接続箱 2 ボディ(取付対象部材) 3 インストルメントパネル(取付対象部材) 8 上側の取付ブラケット 9 取付板 9a 取付孔 20 下側の取付ブラケット 21 軸受リング 24 下部防振ゴム 25 空間 26 軸部 27 中心孔 30 上部防振ゴム 32 ボルト 40 下側の取付ブラケット 41 軸受リング 42 下部防振ゴム 43 中心孔 44 軸部 45 肉抜き部 N1 バネ剛性の高い部分 N2 バネ剛性の低い部分 49 取付板 49a 挿入板 50 中間ブラケット(取付ブラケット) 52 筒部 53 上部防振ゴム 54 嵌合穴
Claims (6)
- 【請求項1】 上下振動の加わる取付対象部材の上下の
取付部に上側及び下側の取付ブラケットを設け、斜めに
立てた姿勢の電気接続箱の下端を、前記下側の取付ブラ
ケットに上下方向回動自在に連結すると共に、電気接続
箱の上端を前記上側の取付ブラケットに連結した電気接
続箱の取付構造において、 前記下側の取付ブラケットに、中心軸線を水平に向けた
円筒状の軸受リングを設け、 該軸受リングの内周に、前記電気接続箱の傾斜方向と直
交する方向において軸受リングとの間に空間を形成する
断面略矩形の下部防振ゴムを回転自在に嵌め込み、 且つ前記下部防振ゴムに形成した中心孔に、電気接続箱
の下端側方に突設した軸部を圧入し、 前記電気接続箱の上端を、前記上側の取付ブラケットに
対し上部防振ゴムを介して連結したことを特徴とする電
気接続箱の取付構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の電気接続箱の取付構造で
あって、 前記軸部が、前記下部防振ゴムの断面形状と略相似の矩
形断面をなしていることを特徴とする電気接続箱の取付
構造。 - 【請求項3】 上下振動の加わる取付対象部材の上下の
取付部に上側及び下側の取付ブラケットを設け、斜めに
立てた姿勢の電気接続箱の下端を、前記下側の取付ブラ
ケットに上下方向回動自在に連結すると共に、電気接続
箱の上端を前記上側の取付ブラケットに連結した電気接
続箱の取付構造において、 前記下側の取付ブラケットに、中心軸線を水平に向けた
軸受リングを設けると共に、 該下側の取付ブラケットを、前記軸受リングの径方向片
側において前記中心軸線から水平方向に少なくとも前記
軸受リングの半径以上離れた箇所で前記取付対象部材に
固定し、 前記軸受リングの内周に、円柱形の下部防振ゴムを回転
自在に嵌め込み、 前記下部防振ゴムに形成した中心孔に電気接続箱の下端
側方に突設した円柱状の軸部を圧入し、 前記電気接続箱の上端を前記上側の取付ブラケットに対
して上部防振ゴムを介して連結したことを特徴とする電
気接続箱の取付構造。 - 【請求項4】 請求項3記載の電気接続箱の取付構造で
あって、 前記下部防振ゴムの中心孔の外周の肉厚内に、中心孔に
対して同心の環状の肉抜き部を設けることで、円柱形の
防振ゴムの軸線方向にバネ剛性の高い部分と低い部分と
を区分して形成したことを特徴とする電気接続箱の取付
構造。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の電気接
続箱の取付構造であって、 前記電気接続箱の上端に上側の取付ブラケットに重なる
取付板を突設し、 該取付板と上側取付ブラケットのいずれか一方に形成し
た取付孔に、前記電気接続箱の傾斜方向に肉厚を有する
ブッシュ型の上部防振ゴムを嵌合し、 該ブッシュ型の上部防振ゴムの中心孔に挿入したボルト
によって、該上部防振ゴムを前記取付板と上側取付ブラ
ケットのいずれか他方に締結することにより、電気接続
箱の上端を取付ブラケットに連結したことを特徴とする
電気接続箱の取付構造。 - 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載の電気接
続箱の取付構造であって、 前記電気接続箱の上端に上側の取付ブラケットと対をな
す取付板を突設し、 該取付板と上側の取付ブラケットのいずれか一方に、電
気接続箱の傾斜方向に軸線方向を向けた筒部を形成し
て、該筒部内に中心に嵌合穴を有する筒型の上部防振ゴ
ムを嵌着し、 該上部防振ゴムの嵌合穴に、前記取付板と上側取付ブラ
ケットのいずれか他方に突設した挿入板を圧入すること
により、電気接続箱の上端を上側の取付ブラケットに連
結したことを特徴とする電気接続箱の取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8098335A JPH09284949A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 電気接続箱の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8098335A JPH09284949A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 電気接続箱の取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09284949A true JPH09284949A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14217040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8098335A Pending JPH09284949A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 電気接続箱の取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09284949A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007137381A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-06-07 | Yazaki Corp | トリムの固定構造 |
| DE102004038859B4 (de) * | 2003-08-12 | 2007-08-30 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd., Yokkaichi | Elektrischer Verbindungskasten und Verfahren zum Installieren eines elektrischen Verbindungskastens |
| JP2009101912A (ja) * | 2007-10-24 | 2009-05-14 | Nissan Motor Co Ltd | フロントエンドモジュール取付構造 |
| JP2009258856A (ja) * | 2008-04-14 | 2009-11-05 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 電気接続箱の取り付け構造設計システム、取り付け構造設計方法、プログラム及び取り付け構造 |
| KR20180001481U (ko) * | 2016-11-09 | 2018-05-17 | 주식회사 유라코퍼레이션 | 정션박스 |
-
1996
- 1996-04-19 JP JP8098335A patent/JPH09284949A/ja active Pending
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| JP2007137381A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-06-07 | Yazaki Corp | トリムの固定構造 |
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