JPH09285132A - スイッチトキャパシタ形dc−ac変換方法および変換器 - Google Patents
スイッチトキャパシタ形dc−ac変換方法および変換器Info
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- JPH09285132A JPH09285132A JP8086888A JP8688896A JPH09285132A JP H09285132 A JPH09285132 A JP H09285132A JP 8086888 A JP8086888 A JP 8086888A JP 8688896 A JP8688896 A JP 8688896A JP H09285132 A JPH09285132 A JP H09285132A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数個のキャパシタ間の接続を高速で切り換
えるスイッチトキャパシタ(SC)形DC−AC変換技
術に関し、電源からインパルス的電流が流れることを低
減できるスイッチトキャパシタ形DC−AC変換技術を
提供する。 【解決手段】 直流電源の陽極、陰極間に直列接続した
複数のキャパシタを接続する工程と、前記複数のキャパ
シタで電圧分割された電圧を順次選択し、疑似交流電圧
を供給するAC電圧供給工程と、平均化用キャパシタを
前記複数のキャパシタ各々に順次並列に接続する平均化
工程とを含む。
えるスイッチトキャパシタ(SC)形DC−AC変換技
術に関し、電源からインパルス的電流が流れることを低
減できるスイッチトキャパシタ形DC−AC変換技術を
提供する。 【解決手段】 直流電源の陽極、陰極間に直列接続した
複数のキャパシタを接続する工程と、前記複数のキャパ
シタで電圧分割された電圧を順次選択し、疑似交流電圧
を供給するAC電圧供給工程と、平均化用キャパシタを
前記複数のキャパシタ各々に順次並列に接続する平均化
工程とを含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流(DC)−交
流(AC)変換技術に関し、特に複数個のキャパシタ間
の接続を高速で切り換えるスイッチトキャパシタ(S
C)形DC−AC変換技術に関する。
流(AC)変換技術に関し、特に複数個のキャパシタ間
の接続を高速で切り換えるスイッチトキャパシタ(S
C)形DC−AC変換技術に関する。
【0002】
【従来の技術】n個の等価なキャパシタを直列に接続
し、各キャパシタを1つの直流電源Vで順次充電する
と、分圧点を備えたnVの直流電源が形成される。電流
を取り出す分圧点を選択すると電圧変換を行うことがで
きる。時間の経過と共に電流を取り出す分圧点を周期的
に変化させれば交流(疑似交流)を取り出すことができ
る。このような電源は、トランス、コイル等の磁性部品
を必要とせず、小型化、軽量化に適している。
し、各キャパシタを1つの直流電源Vで順次充電する
と、分圧点を備えたnVの直流電源が形成される。電流
を取り出す分圧点を選択すると電圧変換を行うことがで
きる。時間の経過と共に電流を取り出す分圧点を周期的
に変化させれば交流(疑似交流)を取り出すことができ
る。このような電源は、トランス、コイル等の磁性部品
を必要とせず、小型化、軽量化に適している。
【0003】図8は、従来の技術によるSC形DC−A
Cコンバータ回路の例を示す。このコンバータは、変成
比n=4の電圧変成器である。図8(A)は、コンバー
タ回路の基本構成を示す。直流電源Viは、選択回路S
EL11を介して直列接続された4つのキャパシタC
1、C2、C3、C4の各々に接続される。すなわち、
選択回路SEL11は、入力端子I1に受けた電圧を、
出力端子T1、T2、T3、T4のいずれかに供給す
る。キャパシタC1は、選択回路SEL11の出力端子
T1に接続され、キャパシタC2、C3、C4は同様に
選択回路SEL11の出力端子T2、T3、T4に接続
される。したがって、各キャパシタCiはそれぞれ電圧
Viまで充電され、全体として4Viの電圧を形成す
る。キャパシタによる分圧点をノードN0、N1、N
2、N3、N4とする。なお、ノードN0は接地電位で
ある。
Cコンバータ回路の例を示す。このコンバータは、変成
比n=4の電圧変成器である。図8(A)は、コンバー
タ回路の基本構成を示す。直流電源Viは、選択回路S
EL11を介して直列接続された4つのキャパシタC
1、C2、C3、C4の各々に接続される。すなわち、
選択回路SEL11は、入力端子I1に受けた電圧を、
出力端子T1、T2、T3、T4のいずれかに供給す
る。キャパシタC1は、選択回路SEL11の出力端子
T1に接続され、キャパシタC2、C3、C4は同様に
選択回路SEL11の出力端子T2、T3、T4に接続
される。したがって、各キャパシタCiはそれぞれ電圧
Viまで充電され、全体として4Viの電圧を形成す
る。キャパシタによる分圧点をノードN0、N1、N
2、N3、N4とする。なお、ノードN0は接地電位で
ある。
【0004】直列接続されたキャパシタの分圧点N0〜
N4は、選択回路SEL12の入力端子V0〜V4にそ
れぞれ接続される。選択回路SEL12は、入力端子の
いずれかの電圧を出力端子Voに供給する。出力電圧が
疑似正弦波となるように選択回路SEL12が入力端子
を選択すれば、出力端子Voには疑似交流電圧が発生す
る。出力電圧Voは、極性反転回路PRを介し、負荷L
に供給される。
N4は、選択回路SEL12の入力端子V0〜V4にそ
れぞれ接続される。選択回路SEL12は、入力端子の
いずれかの電圧を出力端子Voに供給する。出力電圧が
疑似正弦波となるように選択回路SEL12が入力端子
を選択すれば、出力端子Voには疑似交流電圧が発生す
る。出力電圧Voは、極性反転回路PRを介し、負荷L
に供給される。
【0005】図8(B)は、図8(A)のコンバータ回
路の構成例を示す。選択回路SEL11は、直流電源V
iの陽極に接続された4つのスイッチング素子φi1
a、φi2a、φi3a、φi4aおよび陰極に接続さ
れた4つのスイッチング素子φi1b、φi2b、φi
3b、φi4bを含む。クロック信号φi1がスイッチ
ング素子φi1a、φi1bに印加されると、両スイッ
チング素子は導通し、直流電源ViをキャパシタC1に
接続する。同様に、クロック信号φi2、φi3、φi
4が印加されると、直流電源Viはそれぞれキャパシタ
C2、C3、C4に接続される。
路の構成例を示す。選択回路SEL11は、直流電源V
iの陽極に接続された4つのスイッチング素子φi1
a、φi2a、φi3a、φi4aおよび陰極に接続さ
れた4つのスイッチング素子φi1b、φi2b、φi
3b、φi4bを含む。クロック信号φi1がスイッチ
ング素子φi1a、φi1bに印加されると、両スイッ
チング素子は導通し、直流電源ViをキャパシタC1に
接続する。同様に、クロック信号φi2、φi3、φi
4が印加されると、直流電源Viはそれぞれキャパシタ
C2、C3、C4に接続される。
【0006】このように、周期的に変化するクロック信
号φi1、φi2、φi3、φi4を供給することによ
り、キャパシタC1、C2、C3、C4がそれぞれ電源
電圧Viまで充電される。なお、簡単のため、キャパシ
タC1、C2、C3、C4は、それぞれ同一のキャパシ
タンスを有するものとする;C1=C2=C3=C4。
号φi1、φi2、φi3、φi4を供給することによ
り、キャパシタC1、C2、C3、C4がそれぞれ電源
電圧Viまで充電される。なお、簡単のため、キャパシ
タC1、C2、C3、C4は、それぞれ同一のキャパシ
タンスを有するものとする;C1=C2=C3=C4。
【0007】直列接続されたキャパシタによる分圧ノー
ドN0、N1、N2、N3、N4は、直流電圧4Viを
4分割した電圧を供給する。ノードN1、N2、N3、
N4は、選択回路SEL12の入力端子に接続される。
なお、ノードN0は接地電位であり、特に選択回路SE
L12に供給する必要がないため、この構成において
は、選択回路SEL12はノードN1〜N4のみを入力
としている。
ドN0、N1、N2、N3、N4は、直流電圧4Viを
4分割した電圧を供給する。ノードN1、N2、N3、
N4は、選択回路SEL12の入力端子に接続される。
なお、ノードN0は接地電位であり、特に選択回路SE
L12に供給する必要がないため、この構成において
は、選択回路SEL12はノードN1〜N4のみを入力
としている。
【0008】選択回路SEL12は、4つの入力端子に
供給された電圧を選択的に出力端子Voにスイッチング
素子φo1、φo2、φo3、φo4を介して供給す
る。時間の経過と共に、出力電圧Voが正弦波を倣うよ
うにスイッチング素子φo1〜φo4を順次導通させれ
ば、疑似正弦波の半波を形成することができる。
供給された電圧を選択的に出力端子Voにスイッチング
素子φo1、φo2、φo3、φo4を介して供給す
る。時間の経過と共に、出力電圧Voが正弦波を倣うよ
うにスイッチング素子φo1〜φo4を順次導通させれ
ば、疑似正弦波の半波を形成することができる。
【0009】図8(B)右側のブロックPR+Lは、極
性反転回路と負荷を含む回路である。なお、負荷は抵抗
負荷RLで例示した。スイッチング素子φNの組とφP
の組は、いずれか一方が導通するスイッチング素子であ
る。スイッチング素子φNが導通すると、負荷RLを右
側から左側に電流が流れる。スイッチング素子φPが導
通すると、負荷RLを左側から右側に電流が流れる。こ
のように、出力端子Voに一極性の電圧が発生し、極性
反転回路PRによってその極性を交互に反転させること
により、正弦波を近似することができる。
性反転回路と負荷を含む回路である。なお、負荷は抵抗
負荷RLで例示した。スイッチング素子φNの組とφP
の組は、いずれか一方が導通するスイッチング素子であ
る。スイッチング素子φNが導通すると、負荷RLを右
側から左側に電流が流れる。スイッチング素子φPが導
通すると、負荷RLを左側から右側に電流が流れる。こ
のように、出力端子Voに一極性の電圧が発生し、極性
反転回路PRによってその極性を交互に反転させること
により、正弦波を近似することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図8(B)に示す回路
によれば、電源電圧のn倍の電圧を形成するとこができ
る。また、出力側スイッチング素子を制御することによ
り、疑似正弦波を供給することができる。この回路から
電流を取り出すと、キャパシタの充電状態が変化する。
次に、電源電圧をこのキャパシタに接続すると、キャパ
シタを電源電圧まで充放電させる。しかしながら、直流
電源とキャパシタの間の接続がスイッチング素子により
高速で切り換えられるため、インパルス的電流が流れ
る。このため、回路的に種々の制限が生じてしまう。
によれば、電源電圧のn倍の電圧を形成するとこができ
る。また、出力側スイッチング素子を制御することによ
り、疑似正弦波を供給することができる。この回路から
電流を取り出すと、キャパシタの充電状態が変化する。
次に、電源電圧をこのキャパシタに接続すると、キャパ
シタを電源電圧まで充放電させる。しかしながら、直流
電源とキャパシタの間の接続がスイッチング素子により
高速で切り換えられるため、インパルス的電流が流れ
る。このため、回路的に種々の制限が生じてしまう。
【0011】本発明の目的は、電源からインパルス的電
流が流れることを低減できるスイッチトキャパシタ形D
C−AC変換技術を提供することである。本発明の他の
目的は、大電力化と電力変換の高効率化を可能とするス
イッチトキャパシタ形DC−AC変換技術を提供するこ
とである。
流が流れることを低減できるスイッチトキャパシタ形D
C−AC変換技術を提供することである。本発明の他の
目的は、大電力化と電力変換の高効率化を可能とするス
イッチトキャパシタ形DC−AC変換技術を提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、直流電源の陽極、陰極間に直列接続した複数のキャ
パシタを接続する工程と、前記複数のキャパシタで電圧
分割された電圧を順次選択し、疑似交流電圧を供給する
AC電圧供給工程と、平均化用キャパシタを前記複数の
キャパシタの各々に順次並列に接続する平均化工程とを
含むスイッチトキャパシタ形DC−AC変換方法が提供
される。
ば、直流電源の陽極、陰極間に直列接続した複数のキャ
パシタを接続する工程と、前記複数のキャパシタで電圧
分割された電圧を順次選択し、疑似交流電圧を供給する
AC電圧供給工程と、平均化用キャパシタを前記複数の
キャパシタの各々に順次並列に接続する平均化工程とを
含むスイッチトキャパシタ形DC−AC変換方法が提供
される。
【0013】本発明の他の観点によれば、直流電源の陽
極、陰極間に接続され、直流電源電圧を電圧分割した電
圧を形成するように、直列接続された複数のキャパシタ
と、平均化用キャパシタと、前記平均化用キャパシタを
前記複数のキャパシタの各々に順次並列に接続するため
の第1のセレクタと、前記複数のキャパシタで電圧分割
された電圧を順次選択し、疑似交流電圧を供給するため
の第2のセレクタとを有するスイッチトキャパシタ形D
C−AC変換器が提供される。
極、陰極間に接続され、直流電源電圧を電圧分割した電
圧を形成するように、直列接続された複数のキャパシタ
と、平均化用キャパシタと、前記平均化用キャパシタを
前記複数のキャパシタの各々に順次並列に接続するため
の第1のセレクタと、前記複数のキャパシタで電圧分割
された電圧を順次選択し、疑似交流電圧を供給するため
の第2のセレクタとを有するスイッチトキャパシタ形D
C−AC変換器が提供される。
【0014】直列接続した複数のキャパシタを直流電源
に連続的に接続することにより、直流電源からキャパシ
タへの電流供給は連続的に生じ得る。したがって、電源
からインパルス的電流が流れることを低減できる。直列
接続した複数のキャパシタの電圧分割点から電流を取り
出すことにより、キャパシタの充電状態は変化するが、
平均化用キャパシタを複数のキャパシタに順次並列に接
続することにより、キャパシタの充電状態を平均化する
ことができる。
に連続的に接続することにより、直流電源からキャパシ
タへの電流供給は連続的に生じ得る。したがって、電源
からインパルス的電流が流れることを低減できる。直列
接続した複数のキャパシタの電圧分割点から電流を取り
出すことにより、キャパシタの充電状態は変化するが、
平均化用キャパシタを複数のキャパシタに順次並列に接
続することにより、キャパシタの充電状態を平均化する
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例によるス
イッチトキャパシタ形DC−ACコンバータ回路の構成
を示す。
イッチトキャパシタ形DC−ACコンバータ回路の構成
を示す。
【0016】図1(A)は、コンバータ回路の構成を概
略的に示す。直流電源Viは、直列接続された4つのキ
ャパシタC1、C2、C3、C4の両端に常時接続され
る。図3(A)は、4つのキャパシタC1、C2、C
3、C4が直列に接続され、直流電源Viの陽極、陰極
間に接続された状態を示す。ここで、電圧分割ノードN
2から電荷2qを引き出すことを考える。ノードN2か
ら電荷2qが引き出されると、図3(B)に示すよう
に、各キャパシタの充電状態が変化する。なお、キャパ
シタC1〜C4は、それぞれ同一の容量、耐圧を有する
ものとする。
略的に示す。直流電源Viは、直列接続された4つのキ
ャパシタC1、C2、C3、C4の両端に常時接続され
る。図3(A)は、4つのキャパシタC1、C2、C
3、C4が直列に接続され、直流電源Viの陽極、陰極
間に接続された状態を示す。ここで、電圧分割ノードN
2から電荷2qを引き出すことを考える。ノードN2か
ら電荷2qが引き出されると、図3(B)に示すよう
に、各キャパシタの充電状態が変化する。なお、キャパ
シタC1〜C4は、それぞれ同一の容量、耐圧を有する
ものとする。
【0017】ノードN2から電荷2qが引き出される
と、キャパシタC2の陽極およびキャパシタC3の陰極
の電荷は、それぞれ+Qおよび−Qから+Q−qおよび
−Q−qに変化する。これらの変化に伴い、キャパシタ
C3、C4の各電極の電荷は、QからQ+qに変化し、
キャパシタC1、C2の各電極の電荷は、QからQ−q
に変化する。
と、キャパシタC2の陽極およびキャパシタC3の陰極
の電荷は、それぞれ+Qおよび−Qから+Q−qおよび
−Q−qに変化する。これらの変化に伴い、キャパシタ
C3、C4の各電極の電荷は、QからQ+qに変化し、
キャパシタC1、C2の各電極の電荷は、QからQ−q
に変化する。
【0018】図1(A)に戻って説明する。平均化用キ
ャパシタCeは、選択回路SEL1を介し、キャパシタ
C1、C2、C3、C4の各々に選択的に並列に接続さ
れる。平均化用キャパシタCeが選択回路SEL1によ
ってキャパシタC1に並列接続された状態を図3(C)
に示す。同様に、平均化用キャパシタCeがキャパシタ
C2、C3、C4に並列に接続された状態を図3
(D)、(E)、(F)に示す。
ャパシタCeは、選択回路SEL1を介し、キャパシタ
C1、C2、C3、C4の各々に選択的に並列に接続さ
れる。平均化用キャパシタCeが選択回路SEL1によ
ってキャパシタC1に並列接続された状態を図3(C)
に示す。同様に、平均化用キャパシタCeがキャパシタ
C2、C3、C4に並列に接続された状態を図3
(D)、(E)、(F)に示す。
【0019】平均化用キャパシタCeが順次キャパシタ
C1、C2、C3、C4に並列に接続されることによ
り、キャパシタC1、C2、C3、C4に生じた電荷の
過不足はその一部が平均化用キャパシタCeに転送さ
れ、他のキャパシタに転送される。したがって、各キャ
パシタに生じた電荷の過不足はやがて平均化される。キ
ャパシタの電荷の平均化を高速に行うためには、選択回
路SEL1のクロック信号を高周波にすればよい。
C1、C2、C3、C4に並列に接続されることによ
り、キャパシタC1、C2、C3、C4に生じた電荷の
過不足はその一部が平均化用キャパシタCeに転送さ
れ、他のキャパシタに転送される。したがって、各キャ
パシタに生じた電荷の過不足はやがて平均化される。キ
ャパシタの電荷の平均化を高速に行うためには、選択回
路SEL1のクロック信号を高周波にすればよい。
【0020】なお、直流電源Viは常時直列接続された
キャパシタC1、C2、C3、C4の両端に接続されて
いるため、直流電源Viから直列接続されたキャパシタ
への電流供給は連続的に行われる。すなわち、直列接続
されたキャパシタからの電流取出しによる電荷の過不足
は、直流電源Viからの連続的電流供給と、平均化用キ
ャパシタCeによる電荷の平均化により回復される。
キャパシタC1、C2、C3、C4の両端に接続されて
いるため、直流電源Viから直列接続されたキャパシタ
への電流供給は連続的に行われる。すなわち、直列接続
されたキャパシタからの電流取出しによる電荷の過不足
は、直流電源Viからの連続的電流供給と、平均化用キ
ャパシタCeによる電荷の平均化により回復される。
【0021】直列接続されたキャパシタC1〜C4によ
る電圧分割点であるノードN0、N1、N2、N3、N
4は、選択回路SEL2を介し、出力端子Voに接続さ
れる。選択回路SEL2の出力点Voは、極性反転回路
PRを介し、負荷Lに接続される。選択回路SEL2、
極性反転回路PRおよび負荷Lの構成は、図8に示した
従来の技術によるコンバータ回路と同様である。
る電圧分割点であるノードN0、N1、N2、N3、N
4は、選択回路SEL2を介し、出力端子Voに接続さ
れる。選択回路SEL2の出力点Voは、極性反転回路
PRを介し、負荷Lに接続される。選択回路SEL2、
極性反転回路PRおよび負荷Lの構成は、図8に示した
従来の技術によるコンバータ回路と同様である。
【0022】図1(B)は、図1(A)に示すSC形D
C−AC変換回路の構成例を示す。選択回路SEL1
は、平均化用キャパシタCeの陽極に接続された4つの
スイッチング素子φe1a、φe2a、φe3a、φe
4aおよび、平均化用キャパシタCeの陰極に接続され
た4つのスイッチング素子φe1b、φe2b、φe3
b、φe4bを含む。
C−AC変換回路の構成例を示す。選択回路SEL1
は、平均化用キャパシタCeの陽極に接続された4つの
スイッチング素子φe1a、φe2a、φe3a、φe
4aおよび、平均化用キャパシタCeの陰極に接続され
た4つのスイッチング素子φe1b、φe2b、φe3
b、φe4bを含む。
【0023】スイッチング素子φe1aとφe1bは、
キャパシタC1の陽極および陰極を平均化用キャパシタ
Ceの陽極および陰極に選択的に接続する。同様、スイ
ッチング素子φe2a、φe2bは、平均化用キャパシ
タCeをキャパシタC2に接続する。スイッチング素子
φe3a、φe3bは、平均化用キャパシタCeをキャ
パシタC3に並列に接続する。スイッチング素子φe4
a、φe4bは、平均化用キャパシタCeをキャパシタ
C3に並列に接続する。
キャパシタC1の陽極および陰極を平均化用キャパシタ
Ceの陽極および陰極に選択的に接続する。同様、スイ
ッチング素子φe2a、φe2bは、平均化用キャパシ
タCeをキャパシタC2に接続する。スイッチング素子
φe3a、φe3bは、平均化用キャパシタCeをキャ
パシタC3に並列に接続する。スイッチング素子φe4
a、φe4bは、平均化用キャパシタCeをキャパシタ
C3に並列に接続する。
【0024】図2(A)は、選択回路SEL1に供給す
るクロック信号のタイミングを示す。クロック信号φe
kは、スイッチング素子φe1a、φe1b〜φe4
a、φe4bを制御する信号である。図中1、2、3、
4の数字は、それぞれスイッチング素子φe1a、φe
1bを同時に制御する信号、スイッチング素子φe2
a、φe2bを同時に制御する信号、スイッチング素子
φe3a、φe3bを同時に制御する信号、スイッチン
グ素子φe4a、φe4bを同時に制御する信号を表
す。なお、繰り返し周波数は、前述のように速く設定す
るほど平均化動作が高速になる。
るクロック信号のタイミングを示す。クロック信号φe
kは、スイッチング素子φe1a、φe1b〜φe4
a、φe4bを制御する信号である。図中1、2、3、
4の数字は、それぞれスイッチング素子φe1a、φe
1bを同時に制御する信号、スイッチング素子φe2
a、φe2bを同時に制御する信号、スイッチング素子
φe3a、φe3bを同時に制御する信号、スイッチン
グ素子φe4a、φe4bを同時に制御する信号を表
す。なお、繰り返し周波数は、前述のように速く設定す
るほど平均化動作が高速になる。
【0025】直列接続されたキャパシタC1〜C4から
電荷を取り出すための選択回路SEL2は、スイッチン
グ素子φo1、φo2、φo3、φo4を含んで構成さ
れる。各スイッチング素子φokは、ノードNkから電
流を取り出すためのスイッチング素子である。これらの
スイッチング素子φo1〜φo4を制御するクロック信
号の例を図2(B)に示す。
電荷を取り出すための選択回路SEL2は、スイッチン
グ素子φo1、φo2、φo3、φo4を含んで構成さ
れる。各スイッチング素子φokは、ノードNkから電
流を取り出すためのスイッチング素子である。これらの
スイッチング素子φo1〜φo4を制御するクロック信
号の例を図2(B)に示す。
【0026】図2(B)に示すようなクロック信号φo
jにより、全波整流された疑似正弦波の電圧が得られ
る。この電圧はスイッチング素子φNまたはスイッチン
グ素子φPを介して負荷抵抗RLに供給される。2つの
スイッチング素子φNがオンすると、負荷抵抗RLを右
から左に電流が流れ、2つのスイッチング素子φPがオ
ンすると負荷抵抗RLを左から右に電流が流れる。この
ようにして、極性反転が達成される。
jにより、全波整流された疑似正弦波の電圧が得られ
る。この電圧はスイッチング素子φNまたはスイッチン
グ素子φPを介して負荷抵抗RLに供給される。2つの
スイッチング素子φNがオンすると、負荷抵抗RLを右
から左に電流が流れ、2つのスイッチング素子φPがオ
ンすると負荷抵抗RLを左から右に電流が流れる。この
ようにして、極性反転が達成される。
【0027】図2(B)には、スイッチング素子φPお
よびφNを制御するクロック信号の波形も示す。これら
のクロック信号は、半周期毎に交互に立ち上がる波形を
有する。したがって、選択回路SEL2から供給される
1極性の全波整流電圧波形は、極性反転回路を介して疑
似正弦波形に変換される。負荷抵抗RL両端に印加され
る電圧V2の波形を図2(B)下段に示す。
よびφNを制御するクロック信号の波形も示す。これら
のクロック信号は、半周期毎に交互に立ち上がる波形を
有する。したがって、選択回路SEL2から供給される
1極性の全波整流電圧波形は、極性反転回路を介して疑
似正弦波形に変換される。負荷抵抗RL両端に印加され
る電圧V2の波形を図2(B)下段に示す。
【0028】図4は、図1(B)の回路をMOSFET
を用いて構成する例を示す。図4の構成においては、選
択回路SEL1のスイッチング素子が各々2つのnチャ
ネルMOSFETを直列接続したスイッチング素子Se
1〜Se8で構成されている。
を用いて構成する例を示す。図4の構成においては、選
択回路SEL1のスイッチング素子が各々2つのnチャ
ネルMOSFETを直列接続したスイッチング素子Se
1〜Se8で構成されている。
【0029】スイッチング素子Se1、Se2は、キャ
パシタC1と平均化用キャパシタCeをクロック信号φ
e1に基づいて並列に接続する。同様、スイッチング素
子Se3、Se4は、キャパシタC2をクロック信号φ
e2に基づいて平均化用キャパシタCeに並列に接続す
る。スイッチング素子Se5、Se6は、キャパシタC
3をクロック信号φe3に基づいて平均化用キャパシタ
Ceに並列に接続する。スイッチング素子Se7、Se
8は、キャパシタC4をクロック信号φe4に基づいて
平均化用キャパシタCeに並列に接続する。
パシタC1と平均化用キャパシタCeをクロック信号φ
e1に基づいて並列に接続する。同様、スイッチング素
子Se3、Se4は、キャパシタC2をクロック信号φ
e2に基づいて平均化用キャパシタCeに並列に接続す
る。スイッチング素子Se5、Se6は、キャパシタC
3をクロック信号φe3に基づいて平均化用キャパシタ
Ceに並列に接続する。スイッチング素子Se7、Se
8は、キャパシタC4をクロック信号φe4に基づいて
平均化用キャパシタCeに並列に接続する。
【0030】同様、選択回路SEL2のスイッチング素
子も、2つのnチャネルMOSFETを直列接続した素
子で構成される。スイッチング素子So1はノードN1
をクロック信号φo1に基づいて出力端子Voに接続す
る。スイッチング素子So2は、ノードN2をクロック
信号φo2に基づいて出力端子Voに接続する。スイッ
チング素子So3は、ノードN3をクロック信号φo3
に基づいて出力端子Voに接続する。スイッチング素子
So4は、ノードN4をクロック信号φo4に基づいて
出力端子Voに接続する。
子も、2つのnチャネルMOSFETを直列接続した素
子で構成される。スイッチング素子So1はノードN1
をクロック信号φo1に基づいて出力端子Voに接続す
る。スイッチング素子So2は、ノードN2をクロック
信号φo2に基づいて出力端子Voに接続する。スイッ
チング素子So3は、ノードN3をクロック信号φo3
に基づいて出力端子Voに接続する。スイッチング素子
So4は、ノードN4をクロック信号φo4に基づいて
出力端子Voに接続する。
【0031】図5(A)は、これらのスイッチング素子
の構成を概略的に示す。p型Si基板Subの表面に
は、n型のソース/ドレイン領域S/D1、S/D2、
S/D3が形成され、これらのn型領域に挟まれたp型
チャネル領域上にはゲート電極G1、G2が形成されて
いる。ゲート電極G1、G2には、同一の制御信号が与
えられる。
の構成を概略的に示す。p型Si基板Subの表面に
は、n型のソース/ドレイン領域S/D1、S/D2、
S/D3が形成され、これらのn型領域に挟まれたp型
チャネル領域上にはゲート電極G1、G2が形成されて
いる。ゲート電極G1、G2には、同一の制御信号が与
えられる。
【0032】このスイッチング素子は、その両端に正電
圧および負電圧が印加されることがある。もし、単一の
nチャネルMOSFETでスイッチング素子を構成し、
ソース/ドレインに基板に対して正電圧、負電圧が同時
に印加されると、ゲート電圧の如何にかかわらず、基板
と負電圧を印加されたソース/ドレイン領域S/Dが順
バイアスされ、キャリアが注入され、トランジスタがオ
ンしてしまうことがある。
圧および負電圧が印加されることがある。もし、単一の
nチャネルMOSFETでスイッチング素子を構成し、
ソース/ドレインに基板に対して正電圧、負電圧が同時
に印加されると、ゲート電圧の如何にかかわらず、基板
と負電圧を印加されたソース/ドレイン領域S/Dが順
バイアスされ、キャリアが注入され、トランジスタがオ
ンしてしまうことがある。
【0033】このような場合にも、各スイッチング素子
を図5(A)に示すような2つのnチャネルMOSFE
Tを直列に接続した構成とすると、中間のソース/ドレ
イン領域S/D2は、浮遊電位とされているため、この
スイッチング素子が全体としてオンになることが防止さ
れる。
を図5(A)に示すような2つのnチャネルMOSFE
Tを直列に接続した構成とすると、中間のソース/ドレ
イン領域S/D2は、浮遊電位とされているため、この
スイッチング素子が全体としてオンになることが防止さ
れる。
【0034】図4に戻って、極性反転回路のスイッチン
グ素子SP、SNは、1極性の電圧しか印加されないた
め、通常の単一構造のnチャネルMOSFETで構成さ
れる。もちろん、スイッチング素子をpチャネルMOS
FETや他のスイッチング素子で構成することも可能で
ある。
グ素子SP、SNは、1極性の電圧しか印加されないた
め、通常の単一構造のnチャネルMOSFETで構成さ
れる。もちろん、スイッチング素子をpチャネルMOS
FETや他のスイッチング素子で構成することも可能で
ある。
【0035】各スイッチング素子には、クロック供給回
路CLからクロック信号が供給される。これらのクロッ
ク信号は、非接地のスイッチング素子に供給されるた
め、光結合を用いることが好ましい。
路CLからクロック信号が供給される。これらのクロッ
ク信号は、非接地のスイッチング素子に供給されるた
め、光結合を用いることが好ましい。
【0036】図5(B)は、このようなクロック供給回
路の構成例を示す。クロック供給回路は、一定電圧範囲
内で変化するクロック信号φekまたはφokに駆動さ
れ、光を発光する発光ダイオードを含むホトカプラ(た
とえば型番TLP555)およびFETドライバ(たと
えば型番TC428)を用いて構成される。
路の構成例を示す。クロック供給回路は、一定電圧範囲
内で変化するクロック信号φekまたはφokに駆動さ
れ、光を発光する発光ダイオードを含むホトカプラ(た
とえば型番TLP555)およびFETドライバ(たと
えば型番TC428)を用いて構成される。
【0037】このような構成とすることにより、通常の
クロック信号発生回路から供給されたクロック信号に基
づき、電圧レベルの異なるクロック信号を発生させるこ
とができる。なお、図4の回路において、異なるキャパ
シタに対する2組以上のスイッチング素子が同時にオン
すると、異なるキャパシタが短絡してしまう。このた
め、クロック信号間にはデッドタイムが設けられてい
る。たとえば、入力側選択回路SEL1の各クロック信
号φek間には全クロック信号がオフになる時間が2μ
sec設けられる。クロック信号の繰り返し周波数は、
たとえば25kHzとする。出力側の選択回路SEL2
のスイッチング素子のクロック信号は、たとえば負荷を
流れる電流の繰り返し周波数を60Hz、デッドタイム
を20μsecとする。
クロック信号発生回路から供給されたクロック信号に基
づき、電圧レベルの異なるクロック信号を発生させるこ
とができる。なお、図4の回路において、異なるキャパ
シタに対する2組以上のスイッチング素子が同時にオン
すると、異なるキャパシタが短絡してしまう。このた
め、クロック信号間にはデッドタイムが設けられてい
る。たとえば、入力側選択回路SEL1の各クロック信
号φek間には全クロック信号がオフになる時間が2μ
sec設けられる。クロック信号の繰り返し周波数は、
たとえば25kHzとする。出力側の選択回路SEL2
のスイッチング素子のクロック信号は、たとえば負荷を
流れる電流の繰り返し周波数を60Hz、デッドタイム
を20μsecとする。
【0038】以上のような構成のDC−AC変換器の特
性を、負荷として100Ωの抵抗RLを用いて測定し
た。図6(A)は、直流入力電圧Viを変化させた場合
の交流出力電圧の実効値V2と電力変換効率ηの特性を
示す。横軸は入力電圧Viを単位Vで示し、縦軸は出力
電圧V2を単位Vで、効率ηを単位%で示す。出力電圧
を□で示し、効率を○で示す。出力電圧は、入力電圧に
対して線形に変化し、入力電圧のほぼ0.75倍の出力
電圧が得られる。
性を、負荷として100Ωの抵抗RLを用いて測定し
た。図6(A)は、直流入力電圧Viを変化させた場合
の交流出力電圧の実効値V2と電力変換効率ηの特性を
示す。横軸は入力電圧Viを単位Vで示し、縦軸は出力
電圧V2を単位Vで、効率ηを単位%で示す。出力電圧
を□で示し、効率を○で示す。出力電圧は、入力電圧に
対して線形に変化し、入力電圧のほぼ0.75倍の出力
電圧が得られる。
【0039】効率ηは、ある程度以上の入力電圧に対し
てはほぼ一定の値を示し、より詳細に見れば入力電圧の
増加と共にわずかに上昇する。しかしながら、入力電圧
が一定の値(約20V)よりも低い場合には、効率ηは
低下している。これは無負荷時の電力損失の影響が大き
くなるためと考えられる。
てはほぼ一定の値を示し、より詳細に見れば入力電圧の
増加と共にわずかに上昇する。しかしながら、入力電圧
が一定の値(約20V)よりも低い場合には、効率ηは
低下している。これは無負荷時の電力損失の影響が大き
くなるためと考えられる。
【0040】図6(B)は、直流入力電圧Viを160
Vに固定し、負荷抵抗RLを変えて交流出力電圧の実効
値V2と効率ηを測定した結果を示す。出力電圧を□で
示し、効率を○で示す。横軸には、負荷抵抗RLを流れ
る出力電流I2を単位Aで示し、縦軸は出力電圧V2を
単位Vで、効率ηを単位%で示す。出力電圧は、出力電
流の増加と共に徐々に減少し、出力電流が約2.5A付
近より減少の程度は増大する。効率は、出力電流の増加
と共に徐々に減少しているが、出力電流が2.6Aの時
でも効率96.3%であった。なお、この時の出力電圧
は300Wであった。
Vに固定し、負荷抵抗RLを変えて交流出力電圧の実効
値V2と効率ηを測定した結果を示す。出力電圧を□で
示し、効率を○で示す。横軸には、負荷抵抗RLを流れ
る出力電流I2を単位Aで示し、縦軸は出力電圧V2を
単位Vで、効率ηを単位%で示す。出力電圧は、出力電
流の増加と共に徐々に減少し、出力電流が約2.5A付
近より減少の程度は増大する。効率は、出力電流の増加
と共に徐々に減少しているが、出力電流が2.6Aの時
でも効率96.3%であった。なお、この時の出力電圧
は300Wであった。
【0041】出力電流I2を増加すると、出力電圧V2
および効率ηが減少する原因は、電荷転送用キャパシタ
の端子電圧のリップルが増大するためと考えられる。な
お、図6(B)に示す特性から求めた出力インピーダン
スは1.4Ωの低い値であった。なお、効率ηは出力電
流が小さい時に低下した。これは出力電流の値にかかわ
らず、入力電圧Viが160Vの時、約0.84Wの電
力損失があるためと考えられる。
および効率ηが減少する原因は、電荷転送用キャパシタ
の端子電圧のリップルが増大するためと考えられる。な
お、図6(B)に示す特性から求めた出力インピーダン
スは1.4Ωの低い値であった。なお、効率ηは出力電
流が小さい時に低下した。これは出力電流の値にかかわ
らず、入力電圧Viが160Vの時、約0.84Wの電
力損失があるためと考えられる。
【0042】図7は、直流入力電圧Viを140Vと
し、負荷抵抗RLを50Ωとした時の各部の電流電圧波
形を示す。最上段の波形は、負荷抵抗RLに印加される
出力電圧V2を示す。次の段に示す電流i1は、直流電
源から直列接続されているキャパシタに流れる電流を示
す。3段目の電流I2は、負荷抵抗RLに流れる電流を
示す。再に下段に示す電流iCEは、平均化用キャパシ
タCeに流れ込む電流を示す。
し、負荷抵抗RLを50Ωとした時の各部の電流電圧波
形を示す。最上段の波形は、負荷抵抗RLに印加される
出力電圧V2を示す。次の段に示す電流i1は、直流電
源から直列接続されているキャパシタに流れる電流を示
す。3段目の電流I2は、負荷抵抗RLに流れる電流を
示す。再に下段に示す電流iCEは、平均化用キャパシ
タCeに流れ込む電流を示す。
【0043】電圧V2の波形から、出力電圧として疑似
正弦波の電圧が得られることが分かる。入力電流i1
は、出力電圧が極値をとるクロック信号の時、最も大き
く流れる。出力電流I2は、負荷が純抵抗であるため、
出力電圧V2と同相の波形を示している。平均化用キャ
パシタCeに流れ込む電流iCEは、平均化用キャパシ
タCeと電荷転送用キャパシタCが接続された時、イン
パルス状に流れている。その大きさは、クロック信号φ
o4の時小さく、φo3の時最も大きい。クロック信号
φo3の期間では、電荷転送用キャパシタの電圧リップ
ルが最も高い。
正弦波の電圧が得られることが分かる。入力電流i1
は、出力電圧が極値をとるクロック信号の時、最も大き
く流れる。出力電流I2は、負荷が純抵抗であるため、
出力電圧V2と同相の波形を示している。平均化用キャ
パシタCeに流れ込む電流iCEは、平均化用キャパシ
タCeと電荷転送用キャパシタCが接続された時、イン
パルス状に流れている。その大きさは、クロック信号φ
o4の時小さく、φo3の時最も大きい。クロック信号
φo3の期間では、電荷転送用キャパシタの電圧リップ
ルが最も高い。
【0044】このように、直列接続されたキャパシタの
両端に常時直流電圧源を接続し、平均化用キャパシタを
直列接続されたキャパシタの各々に順次繰り返し接続
し、キャパシタ上の電荷を平均化する構成とすることに
より、電源からキャパシタに流れる電流i1は、図7の
波形に示すように、インパルス的成分が減少し、ほぼ連
続的なものとなる。平均化用キャパシタに流れ込む電流
は、インパルス状となるが、この急激な変化は直流電源
にはあまり影響を与えない。
両端に常時直流電圧源を接続し、平均化用キャパシタを
直列接続されたキャパシタの各々に順次繰り返し接続
し、キャパシタ上の電荷を平均化する構成とすることに
より、電源からキャパシタに流れる電流i1は、図7の
波形に示すように、インパルス的成分が減少し、ほぼ連
続的なものとなる。平均化用キャパシタに流れ込む電流
は、インパルス状となるが、この急激な変化は直流電源
にはあまり影響を与えない。
【0045】以上説明した本発明の実施例によれば、
(1).入力電流が連続である、(2).高効率で大電
力が得られる、(3).比較的小さなキャパシタ容量で
構成できる、(4).出力周波数を任意の値にすること
ができる等の特徴が得られる。
(1).入力電流が連続である、(2).高効率で大電
力が得られる、(3).比較的小さなキャパシタ容量で
構成できる、(4).出力周波数を任意の値にすること
ができる等の特徴が得られる。
【0046】キャパシタ5個の総容量300μFを用
い、入力電圧160V、出力周波数60Hzとした場
合、実効値135Vの出力交流電圧が得られ、この時の
最大出力電力は300W、電力効率は96%であった。
このように、従来のSC形コンバータと比較し、優れた
特性が得られた。
い、入力電圧160V、出力周波数60Hzとした場
合、実効値135Vの出力交流電圧が得られ、この時の
最大出力電力は300W、電力効率は96%であった。
このように、従来のSC形コンバータと比較し、優れた
特性が得られた。
【0047】以上実施例に沿って電荷転送用キャパシタ
の数nが4の場合について説明したが、本発明はこれら
に制限されるものではない。たとえばnが増えてもよ
い。また、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なこ
とは当業者に自明であろう。
の数nが4の場合について説明したが、本発明はこれら
に制限されるものではない。たとえばnが増えてもよ
い。また、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なこ
とは当業者に自明であろう。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
新規な構成のSC形DC−ACコンバータが提供され
る。
新規な構成のSC形DC−ACコンバータが提供され
る。
【0049】このSC形DC−ACコンバータにおいて
は、直流電源から電荷転送用キャパシタにインパルス的
電流が流れることを低減することができる。
は、直流電源から電荷転送用キャパシタにインパルス的
電流が流れることを低減することができる。
【図1】本発明の実施例によるスイッチトキャパシタ形
DC−ACコンバータ回路の構成を示す回路図である。
DC−ACコンバータ回路の構成を示す回路図である。
【図2】図1に示すコンバータ回路を制御するクロック
信号および出力電圧の波形を示すグラフである。
信号および出力電圧の波形を示すグラフである。
【図3】図1の回路における動作を説明するためのダイ
ヤグラムである。
ヤグラムである。
【図4】図1(B)の構成を具体化した回路図である。
【図5】図4の回路構成におけるスイッチング素子の構
成を示す概略断面図およびクロック供給回路の構成を示
す回路図である。
成を示す概略断面図およびクロック供給回路の構成を示
す回路図である。
【図6】図4に示す回路構成の実験結果を示すグラフで
ある。
ある。
【図7】図4に示す回路構成の実験結果を示すグラフで
ある。
ある。
【図8】従来の技術によるSC形コンバータの構成例を
示す回路図である。
示す回路図である。
Vi 直流電圧源 Ce 電圧平均化用キャパシタ SEL 選択回路 C キャパシタ N ノード PR 極性反転回路 L 負荷 φe、φo、φP、φN 、Se、So、SP、SN
スイッチング素子 CL クロック供給回路 RL 負荷抵抗
スイッチング素子 CL クロック供給回路 RL 負荷抵抗
Claims (8)
- 【請求項1】 直流電源の陽極、陰極間に直列接続した
複数のキャパシタを接続する工程と、 前記複数のキャパシタで電圧分割された電圧を順次選択
し、疑似交流電圧を供給するAC電圧供給工程と、 平均化用キャパシタを前記複数のキャパシタ各々に順次
並列に接続する平均化工程とを含むスイッチトキャパシ
タ形DC−AC変換方法。 - 【請求項2】 前記平均化工程の繰り返し周波数が前記
AC電圧供給工程の繰り返し周波数よりも高い請求項1
記載のスイッチトキャパシタ形DC−AC変換方法。 - 【請求項3】 直流電源の陽極、陰極間に接続され、直
流電源電圧を電圧分割した電圧を形成するように、直列
接続された複数のキャパシタと、 平均化用キャパシタと、 前記平均化用キャパシタを前記複数のキャパシタの各々
に順次並列に接続するための第1のセレクタと、 前記複数のキャパシタで電圧分割された電圧を順次選択
し、疑似交流電圧を供給するための第2のセレクタとを
有するスイッチトキャパシタ形DC−AC変換器。 - 【請求項4】 前記第1のセレクタが、前記平均化用キ
ャパシタと前記複数のキャパシタの各々とを選択的に並
列に接続する第1のスイッチ手段を含む請求項3記載の
スイッチトキャパシタ形DC−AC変換器。 - 【請求項5】 前記第1のスイッチ手段が、同一半導体
基板上に形成され、直列に接続された2つの電界効果型
トランジスタを有する第1のスイッチング素子を含む請
求項4記載のスイッチトキャパシタ形DC−AC変換
器。 - 【請求項6】 前記第2のセレクタが、前記複数のキャ
パシタの電圧分割点の各々と出力ノードとの間に接続さ
れた第2のスイッチ手段を含む請求項3記載のスイッチ
トキャパシタ形DC−AC変換器。 - 【請求項7】 前記第2のスイッチ手段が、同一半導体
基板上に形成され、直列に接続された2つの電界効果型
トランジスタを有する第2のスイッチング素子を含む請
求項6記載のスイッチトキャパシタ形DC−AC変換
器。 - 【請求項8】 前記第2のスイッチ手段が、同一半導体
基板上に形成され、直列に接続された2つの電界効果型
トランジスタを有する第2のスイッチング素子を含み、
さらに、前記第1のスイッチング素子に前記第2のスイ
ッチング素子よりも繰り返し周波数の高いクロック信号
を供給するクロック信号供給手段を有する請求項5記載
のスイッチトキャパシタ形DC−AC変換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8086888A JPH09285132A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | スイッチトキャパシタ形dc−ac変換方法および変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8086888A JPH09285132A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | スイッチトキャパシタ形dc−ac変換方法および変換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09285132A true JPH09285132A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=13899384
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8086888A Withdrawn JPH09285132A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | スイッチトキャパシタ形dc−ac変換方法および変換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09285132A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100418301C (zh) * | 2005-03-04 | 2008-09-10 | 清华大学 | 开关电容电路中用交流电源供电的积分器 |
| JP2009017728A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-01-22 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 交流電流発生回路 |
| WO2016007242A1 (en) * | 2014-07-07 | 2016-01-14 | Qualcomm Mems Technologies, Inc. | Driver output stage |
| JP2017093175A (ja) * | 2015-11-11 | 2017-05-25 | 株式会社ダイヘン | 高周波電源装置および非接触電力伝送システム |
| CN118965839A (zh) * | 2024-10-17 | 2024-11-15 | 数邦电力科技有限公司 | 一种电容组配方法、装置、设备、计算机可读存储介质及计算机程序产品 |
-
1996
- 1996-04-09 JP JP8086888A patent/JPH09285132A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100418301C (zh) * | 2005-03-04 | 2008-09-10 | 清华大学 | 开关电容电路中用交流电源供电的积分器 |
| JP2009017728A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-01-22 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 交流電流発生回路 |
| WO2016007242A1 (en) * | 2014-07-07 | 2016-01-14 | Qualcomm Mems Technologies, Inc. | Driver output stage |
| JP2017093175A (ja) * | 2015-11-11 | 2017-05-25 | 株式会社ダイヘン | 高周波電源装置および非接触電力伝送システム |
| CN118965839A (zh) * | 2024-10-17 | 2024-11-15 | 数邦电力科技有限公司 | 一种电容组配方法、装置、设备、计算机可读存储介质及计算机程序产品 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030701 |