JPH09286016A - 水ぬき孔を有するコンクリート板の製造装置 - Google Patents

水ぬき孔を有するコンクリート板の製造装置

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JPH09286016A
JPH09286016A JP10050796A JP10050796A JPH09286016A JP H09286016 A JPH09286016 A JP H09286016A JP 10050796 A JP10050796 A JP 10050796A JP 10050796 A JP10050796 A JP 10050796A JP H09286016 A JPH09286016 A JP H09286016A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水ぬき孔を有するコンクリート板を僅かな人数
の作業員の簡単な操作だけで、高品質でしかも安価に製
造することを可能とした水ぬき孔を有するコンクリート
板の製造装置を提供する。 【解決手段】コンクリート板7の形状を規定する型枠1
1の底部11bに、コンクリート板7の水ぬき孔となる
貫通孔3を有する筒体1の一方の開口端4を閉鎖する位
置決め部材20を設ける。さらに、貫通孔3の他方の開
口端5を閉鎖する押さえ部材30を設ける。押さえ部材
30に閉鎖部材32を配置する。さらに押さえ部材30
を支持部材31で支える。支持部材にスライダ43を固
定する。回転軸37と一体にリンク38を取り付けると
ともに、連接リンク45を介して、L字状の軌道39に
沿ってスライダ43を移動させることによって押さえ部
材30を昇降させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として側溝や横断
溝の蓋に用いられる水ぬき孔を有するコンクリート板の
製造装置に関し、更に詳細には貫通孔を形成した複数個
の筒体をコンクリート板に埋設することにより、この貫
通孔を水ぬき孔としたコンクリート板の製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から道路脇の側溝や道路の横断溝の
蓋として多数のコンクリート板を敷き詰めることが行わ
れてきた。このコンクリート板は両側に取手用の窪みが
あり、この窪みを排水用の孔として雨水などを側溝や横
断溝に流していた。しかし、このようなコンクリート板
では、雨水などを側溝へ吸込む能力が不足する。そこ
で、グレーチングと称する鋼製の格子を複数のコンクリ
ート板の間に組み込んだり、あるいは場所によってはコ
ンクリート板に代えてグレーチングだけを用いてきた。
【0003】このグレーチングは鋼板を溶接して組み立
てるのでコンクリート板に比してきわめて高価であり、
しかも、格子の隙間の幅が約3cm程度あるので自転車
が脱輪したり、ハイヒールが挟まったりするおそれがあ
り、あるいは、雨の日には靴が滑りやすいという危険も
あった。そこで、図18に示すようにグレーチングの格
子の幅よりも狭い溝幅Wの貫通孔3を有する複数個の合
成樹脂製の筒体1をコンクリート板に埋設することによ
って、これを水ぬき孔としたコンクリート板が考案され
た(実用新案登録第3007821号公報)。
【0004】しかし、前記の考案に係るコンクリート板
に用いられた複数の合成樹脂製の筒体は、それぞれが連
結梁2によって一体化されているために、型枠に生コン
クリートを流し込んだときに、連結梁2の部分でコンク
リート部分が分断されてしまい、コンクリート板の強度
に問題があった。そこで、最近、連結梁で連結しないで
個々の独立した合成樹脂製の筒体を型枠内に配置するこ
とにより、図17に示すような強度に問題のないコンク
リート板が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような貫通孔を
形成した合成樹脂製の筒体を埋設したコンクリート板を
製造する際に、生コンクリートが貫通孔3に浸入するの
を阻止する必要がある。そこで、下方の開口端5と上方
の開口端4を適宜な部材で確実に閉鎖してから生コンク
リートを型枠に流し込まなければならない。そのため
に、このような部材による貫通孔3の閉鎖作業が面倒で
あり、多数の人手を要するので、このようなコンクリー
ト板を量産するのが困難であり、ひいては安価なコンク
リート板を提供することができなかった。
【0006】特に、個々の筒体をそれぞれ型枠内に配置
する場合には、筒体が傾斜することがある。このため、
コンクリート板の品質を低下させるおそれがある。そこ
で、複数の筒体1を型枠の所定位置に配置すると共に、
筒体1の下方の開口端5を一方の部材で閉鎖した。次い
で、上方の開口端を閉鎖するために他方の部材を各筒体
1に対応させて特定の装置に取り付けておき、この装置
を上方から降下させて上方の開口端4を前記の部材によ
り等しく閉鎖し、同時に筒体を挟持することが行われ
た。また、生コンクリートを型枠に充填した後には、前
記部材を筒体から取り除いてからコンクリート板を取り
出した。
【0007】しかし、この作業は面倒で多数の作業員を
必要とするから、迅速な作業が期待できず、量産に不向
きであってコンクリート板の価格を安価にすることはで
きなかった。
【0008】本発明の目的は、かかる問題を解決すべく
なされたもので、水ぬき孔を有するコンクリート板を僅
かな人数の作業員で簡単に操作することができるうえ、
高品質でしかも安価な水抜き孔を有するコンクリート板
を製造することを可能とした製造装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は水ぬき孔を有す
るコンクリート板の製造装置であり、前述の技術的課題
を解決するため以下のような構成とされている。すなわ
ち、本発明は水ぬき孔となる貫通孔3を有する筒体1を
埋設してなるコンクリート板7の製造装置であって、上
面が開放され底部11bを備えた型枠11と、この型枠
11の前記底部11bに配置され前記筒体1の貫通孔3
の一方の開口端4を閉鎖すると共に前記筒体1を位置決
めする位置決め部材20と、前記貫通孔3の他方の開口
端5を閉鎖するとともに前記筒体1を挟持する押さえ部
材30と、この押さえ部材30を支持する支持部材31
と、前記押さえ部材30を昇降自在とする押さえ部材昇
降機構50とからなり、前記押さえ部材昇降機構50
は、リンク38と、このリンク38を駆動する回転軸3
7と、一端が前記型枠11の外側に向かい他端が前記型
枠11の底部11bに向かって延びるほぼ逆L字状の軌
道39を形成したガイド部材40と、一側が前記ガイド
部材40の軌道39に係合され他側が前記支持部材31
に固定されたスライダ43と、一端が前記リンク38に
対し、他端が前記スライダ43に対してそれぞれ回動可
能に連結された連接リンク45と、を備えてなることを
特徴とする。
【0010】前記型枠11は底部11bとなる部分にコ
ンクリート板の水ぬき孔となる複数の筒体1を配置する
と同時に筒体1の開口端4を閉鎖して位置決めすること
が可能であればその形状や構造は特に限定されない。そ
して、型枠11は複数の部材から形成され、コンクリー
ト板7を取り出す際に、分解可能であるものが好まし
い。
【0011】コンクリート板7の水ぬき孔となる貫通孔
3を有する筒体1は、水ぬき孔となるものであればその
形状や構造を特定しない。筒体は、強度、耐水性、耐熱
性にすぐれた合成樹脂、例えば熱高化成樹脂であるフェ
ノール樹脂、メラミン樹脂,ABS樹脂などを例示する
ことができる。さらに、位置決め部材は型枠11の底部
11bから突出する部分を設けたり、あるいは凹部を設
けて、これを筒体の位置決め用とすることができる。
【0012】前記連接リンク45はスライダ43とリン
ク38に対して連接されてリンク作用を行うものであれ
ば、特にその形状を限定するものではないが、回転軸3
7を挟んで円弧状に形成されたものが好ましい。
【0013】また、前記位置決め部材20は、前記型枠
11の底部11b内に頂部20aが突出している部材2
0であることを特徴とする。さらに、前記押さえ部材3
0の押さえ面30aに閉鎖部材32が取り付けられてい
ることを特徴とする。この場合、前記閉鎖部材32は前
記位置決め部材20と同様に天然ゴム、あるいは合成ゴ
ムなどの弾性のある材料を用いることが好ましい。
【0014】押さえ部材30は押さえ面30aで筒体1
の他方の開口端5を閉鎖することができるものであれば
よく、押さえ面30aはその全面を天然ゴム、あるいは
合成ゴム製の帯状体で形成し、前記開口端5を圧着して
閉鎖するようにすることもできる。
【0015】さらに、前記押さえ部材昇降機構50は前
記回転軸37の両端部に形成されていることを特徴とす
る。そして、前記軌道39は溝39aであり、前記スラ
イダ43は前記溝39aに係合する断面四角形のピン4
3aであることを特徴とする。本発明の水ぬき孔を有す
るコンクリート板の製造装置によれば、単に回転軸を回
すという簡単な操作だけで押さえ部材昇降機構が作用す
るから、複数の筒体の上方の開口端を閉鎖すると同時
に、筒体を倒れないように挟持することができ、水ぬき
孔を有する高品質のコンクリート板を少人数で安定的
に、しかもきわめて容易に製造することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の水ぬき孔を有する
コンクリート板の製造装置を図に示される実施形態につ
いて更に詳細に説明する。図1には本発明の一実施の形
態に係るコンクリート板7の製造装置10の正面が示さ
れており、図2はコンクリート板の製造装置10側面の
一部であり、型枠部材の一部を除去したものをが示され
ている。
【0017】型枠11は図1に示すように上面11aが
開放され、底部11bを備えている。本実施の形態にお
いて、型枠11は図3に示すような板14の両側部を折
曲げ線15a、15bに沿って折曲げることによって、
対向する枠部11cを形成したコ字型の枠部材16を有
する。
【0018】そして、この枠部材16は基台6に対向し
て立設された妻板13(図1及び図2には1個所の妻板
のみが示されている)の間に配置されることにより型枠
11が構成される。なお、本実施の形態においては、型
枠11は図1から明らかなようにスペーサ17を介して
左右に配置されている。さらに、妻板13を介して基台
6の左右にそれぞれ枠部材16を複数個載置して、複数
のコンクリート板を製造できるようにしている。
【0019】前記型枠11の底部11bには位置決め部
材20が配置されており、この位置決め部材20は、コ
ンクリート板7の水ぬき孔となる筒体1の貫通孔3の一
方の開口端4を閉鎖すると共に、筒体1を位置決めして
いる。すなわち、図3から明らかなように、枠部材16
を構成する板14は一側(図面では左側)に筒体1の開
口端4の形状に適合する4本の長溝19が形成されてい
る。この長溝19を通る折曲げ線15a、15bに沿っ
て板14を折曲げることによって対向する枠部11cが
形成されている。このため、板14の底部11bに長溝
19が開口すると共に、片側の枠部11cに前記長溝1
9の端部19aが開口する。この端部19aは図17に
示すコンクリート板7の端面7aにも貫通孔3の開口端
4aを形成するものである。
【0020】前記位置決め部材20は、図14〜図16
に示すようなほぼL形に折れ曲がったゴム製の部材であ
って、型枠11の底部11bの前記長溝19に位置決め
部材20の頂部20aが組み込まれている。そして、図
13に示すように前記頂部20aは型枠11の底部11
bよりも僅かに内方に突出しており、筒体1の開口端4
が位置決めされるようになっている。さらに、位置決め
部材20の段部20bには前記枠部材16の下面が接し
ている。さらに、位置決め部材20の周縁部20dは、
図12において鎖線で示すように枠部材16の下面に位
置する内側22の切り込み22aによってガイドされて
いる。
【0021】また、位置決め部材20の外端20cは外
側板23に形成された切り込み23aによってガイドさ
れると共に、この外側板23は第1の固定板24を介し
て型枠11にボルト46で締着されている。さらに、位
置決め部材20は孔26a,26aを有し、この孔を経
て2本のガイドピン26が位置決め部材から突出してい
る。ガイドピン26は第2の固定板27に固定されると
共に、第2の固定板27は位置決め部材20の下面20
eに固定されている。そして、ガイドピン26の直径は
筒体1の貫通孔3の幅よりもわずかに小さく形成されて
いて位置決め部材20に筒体1を組み込むときに筒体1
の開口端4に挿通されて筒体のガイドを行う。
【0022】さらに、基台6の上方に押さえ部材30が
位置しており、この押さえ部材は前記の筒体1の貫通孔
3の他方の開口端5を押さえ面30aにて閉鎖すると共
に筒体1を挟持する。この押さえ部材30は本実施の形
態では図1から明らかなように基台6の左右に載置され
た型枠11に対応して2組設けられている。
【0023】押さえ部材30は型枠11の上面11aの
開放側に位置する断面四角形の棒状体である。また、押
さえ部材30は図10、図11に示すように押さえ面3
0aに閉鎖部材32が筒体1の位置に対応して取り付け
られている。また、閉鎖部材32は図8及び図9に示す
ように筒体1の他方の開口端5に対応する形状の先端部
32aを形成した天然ゴム、又は合成ゴム製の閉鎖部材
32から形成される。そして閉鎖部材32は2個所の取
り付け孔32bを経て、押さえ部材30に締着されてい
る。
【0024】さらに、押さえ部材30の両端は支持部材
31によって支持されている。支持部材31は本実施の
形態において、押さえ部材30の両端に挿通されたピン
34を有し、さらにこのピン34は上部に形成されたお
ねじ34aにねじ込まれたナット35によって押さえ部
材30に固定される。さらにピン34の下部には一対の
側板36が取り付けられている。
【0025】さらに、コンクリート板の製造装置には前
記押さえ部材30を昇降自在とする昇降機構50を備え
る。この昇降機構は回転軸37と、この回転軸37によ
り駆動されるリンク38を有する。そして、回転軸37
両端に押さえ部材昇降機構50が形成される。リンク3
8は図6に示すように大径孔38aと小径孔38bを有
する。さらにリンク38の大径孔38aに回転軸37が
組み込まれて固定されている。リンク38は図2から明
らかなように、対向して配置された2枚の板から構成さ
れる。また前記押さえ部材昇降機構50は回転軸37の
いずれか一方に短筒42が固定されている。この短筒4
2には図示しないハンドルを装着することができる。
【0026】基台6の両端には図5に示すように一端が
前記型枠11の外側に向かい他端が型枠11の底部11
bに向かって延びるほぼ逆L字状の軌道39を形成した
ガイド部材40が取り付けられている。本実施の形態に
おいて前記ガイド部材40は板状体であり、逆L字状の
溝39aを軌道39としたものを示す。さらに、このガ
イド部材40の下部には前記回転軸37を挿通する軸孔
41が開けられている。
【0027】また、前記支持部材31には、一側が前記
軌道39に係合され、他側が前記支持部材に固定された
スライダ43を有する。このスライダ43は前記支持部
材31の前記側板36に設けられたピン孔44に一端が
挿通され固定され、他端が図5に想像線で示すように軌
道39である逆L字状の溝39aに係合する断面四角形
のピン43aであって、軌道となる溝39と摺接可能と
なっている。
【0028】さらに、押さえ部材昇降機構50は一端が
前記リンク38の小孔38bに対して回動可能に連結さ
れ他端がスライダ43に回動可能に連結された連接リン
ク45を有する。この連接リンク45は図7に示すよう
な円弧状の1枚の板から構成されており、図2から明ら
かなように前記2枚の板からなるリンク38の間に位置
している。連接リンク45の両端にピン孔45a、45
bが開けられており、ピン孔45aにはピン29を介し
てリンク38を回動可能に支持し、他方のピン孔45b
には前記スライダ43を回動可能に支持している。
【0029】また、円弧状の連接リンク45の両端に設
けられたピン孔45a、45bは、図2に想像線で示す
ように押さえ部材30が複数の筒体1を挟持するとき
に、前記支持部材31のピン34の延長線上に位置して
いる。このため、押さえ部材は30は筒体1の貫通孔3
の上方の開口端5を確実に閉鎖することになる。上記の
ように、前記回転軸37、リンク38、ガイド部材4
0、スライダ43、連接リンク45によって押さえ部材
30の昇降を行う押さえ部材昇降機構が構成される。
【0030】なお、本実施の形態においては、図17に
示すような片側のみに水ぬき孔を有するコンクリート板
を製造する場合が例示されているが、両側に水ぬき孔を
有するコンクリート板を製造するには、一つの型枠の両
側に押さえ部材昇降機構50を設けることによってこれ
が可能となる。
【0031】次に、この実施形態に係る水ぬき孔を有す
るコンクリート板の製造装置の動作について説明する。
まず図1及び図2の状態において、短軸45に図示しな
いハンドル用の棒体を装着する。そして、このハンドル
を回転させることによって、図1、図2に示す状態、あ
るいは図4に仮想線で示す状態からリンク38が回動す
る。このリンクの回動に伴って断面四角形のピン43a
であるスライダ43は、ガイド部材40に形成された逆
L字状の軌道である溝39aに沿ってに上昇して図4の
Aの位置に達する。このスライダの移動によって、支持
部材31によって支持されている押さえ部材30も上昇
する。
【0032】さらに、回転軸37を回動し続けると、ス
ライダ43は軌道39に沿って型枠11の外側に移動し
て図4のBの位置まで移動して停止する。この際、スラ
イダ43の断面が図5に示すように四角形であるから、
スライダ43は軌道である溝39aに線接触して押さえ
部材30の安定的な移動が実現する。
【0033】この状態で複数の筒体1はコンクリート板
7の複数の水ぬき孔に対応して型枠11の底部11bに
配置される。複数の筒体1は位置決め部材20の頂部2
0aにガイドピン26を介して筒体1の下方の開口端4
を閉鎖する。さらに、製造されるコンクリート板7の強
度を向上させるために所定の直径(例えば5mm)の鋼
棒を上記の複数の筒体1の間に縦横に組み込む。
【0034】次いで、回転軸37を前回とは逆に回転さ
せることにより、押さえ部材30を前記ガイド部材40
の軌道39に沿って下降させる。押さえ部材30の下降
によって前記押さえ部材30の押さえ面30aに配置さ
れた閉鎖部材32は、複数の筒体1の上方の開口端5を
等しく閉鎖すると同時に、各筒体1を押さえて筒体1を
挟持し、筒体1が倒れるのを確実に防止する。
【0035】この状態から、コンクリート板7に要求さ
れる所定の厚みになるまで型枠11に生コンクリートを
流し込む。生コンクリートの流し込みの際、あるいは流
し込み完了時に、型枠11に振動を付与するか、あるい
は生コンクリートを供給する図示しない供給管を振動さ
せ、生コンクリーに振動を付与する。このようにすると
生コンクリートは型枠11に隙間なく充填される。
【0036】生コンクリートが凝結して硬化するまで養
生する。その後、再び回転軸37を回動させて押さえ部
材30を軌道39に沿って上昇させ、さらに型枠11の
外側に押さえ部材30を移動させてから型枠11から製
品を取り出す。かくて、図17に示すような水ぬき孔と
なる貫通孔3を有するコンクリート板7が製造される。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の水ぬき孔
を有するコンクリート板を製造する装置によれば、筒体
を位置決め部材に配置した後に、単に回転軸を回すとい
う簡単な操作だけで、押さえ部材昇降機構が作用するの
で、複数の筒体の開口端は等しく閉鎖されると同時に、
挟持されるのであり、筒体が倒れることはない。このた
めに、水ぬき孔を有する高精度のコンクリート板を少人
数できわめて容易に製造することができる。
【0038】また、コンクリート板を取り出すときに、
回転軸を回すことにより押さえ部材を型枠の外方に簡単
に移動させることができるので、コンクリート板の取り
出し作業は押さえ部材によって妨げられることなく容易
に行うことができる。
【0039】よって、水ぬき孔を有するコンクリート板
を安価にしかも大量に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る水ぬき孔を有するコ
ンクリート板の製造装置の正面図である。
【図2】図1に示される水ぬき孔を有するコンクリート
板の製造装置の部分側面図であり、型枠部材の片方を対
向枠部を除去したものを示す。
【図3】図1に示される水ぬき孔を有するコンクリート
板の製造装置に用いられる型枠の一部を構成する板の正
面図である。
【図4】本発明の一実施形態における押さえ部材昇降機
構の移動状態を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるガイド部材の正面
図である。
【図6】本発明の一実施形態におけるリンクの正面図で
ある。
【図7】本発明の一実施形態における連接リンクの正面
図である。
【図8】本発明の一実施形態において第2の蓋体として
用いられた閉鎖部材の側面図である。
【図9】図8の底面図である。
【図10】本発明の一実施形態における押さえ部材の部
分側面図である。
【図11】本発明の一実施形態における押さえ部材の部
分底面図である。
【図12】本発明の一実施形態におけ第1の蓋体の詳細
を示す型枠の底部の部分拡大図である。
【図13】図12のXIII-XIII線における断面図であ
る。
【図14】本発明の一実施形態において第1の蓋体とし
て用いられた閉鎖部材の平面図である。
【図15】図14に示す閉鎖部材の側面図である。
【図16】図14の矢印方向から見た閉鎖部材の側面図
である。
【図17】本発明の一実施形態に係る水ぬき孔を有する
コンクリート板の製造装置により製造されるコンクリー
ト板の斜視図である。
【図18】従来のコンクリート板の水ぬき孔となる筒体
の部分斜視図である。
【符号の説明】
1 筒体 3 貫通孔 4 一方の開口端 5 他方の開口端 7 コンクリート板 11 型枠 11b 型枠の底部 20 位置決め部材 28 第2の蓋体 30 押さえ部材 30a 押さえ面 31 支持部材 32 閉鎖部材 37 回転軸 38 リンク 39 軌道 39a 溝 40 ガイド部材 43 スライダ 43a 断面四角形のピン 45 連接リンク 50 押さえ部材昇降機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水ぬき孔となる貫通孔(3)を有する筒
    体(1)を埋設してなるコンクリート板(7)の製造装
    置であって、上面が開放され底部(11b)を備えた型
    枠(11)と、この型枠(11)の前記底部(11b)
    に配置され前記筒体(1)の貫通孔(3)の一方の開口
    端(4)を閉鎖すると共に前記筒体(1)を位置決めす
    る位置決め部材(20)と、前記貫通孔(3)の他方の
    開口端(5)を閉鎖するとともに前記筒体(1)を挟持
    する押さえ部材(30)と、この押さえ部材(30)を
    支持する支持部材(31)と、前記押さえ部材(30)
    を昇降自在とする押さえ部材昇降機構(50)とからな
    り、 前記押さえ部材昇降機構(50)は、リンク(38)
    と、このリンク(38)を駆動する回転軸(37)と、
    一端が前記型枠(11)の外側に向かい他端が前記型枠
    (11)の底部(11b)に向かって延びるほぼ逆L字
    状の軌道(39)を形成したガイド部材(40)と、一
    側が前記ガイド部材(40)の軌道(39)に係合され
    他側が前記支持部材(31)に固定されたスライダ(4
    3)と、一端が前記リンク(38)に対し、他端が前記
    スライダ(43)に対してそれぞれ回動可能に連結され
    た連接リンク(45)と、を備えてなることを特徴とす
    る水ぬき孔を有するコンクリート板の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記位置決め部材(20)は、前記型枠
    (11)の底部(11b)内に頂部(20a)が突出し
    ている部材(20)であることを特徴とする請求項1に
    記載の水ぬき孔を有するコンクリート板の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記押さえ部材(30)の押さえ面(3
    0a)に閉鎖部材(32)が取り付けられていることを
    特徴とする請求項1に記載の水ぬき孔を有するコンクリ
    ート板の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記押さえ部材昇降機構(50)は前記
    回転軸(37)の両端部に形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の水ぬき孔を有するコンクリート板
    の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記軌道(39)は溝(39a)であ
    り、前記スライダ(43)は前記溝(39a)に係合す
    る断面四角形のピン(43a)であることを特徴とする
    請求項1に記載の水ぬき孔を有するコンクリート板の製
    造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112606178A (zh) * 2020-11-18 2021-04-06 华新建工集团有限公司 一种预制构件模具用夹膜孔工装
CN114559529A (zh) * 2022-04-02 2022-05-31 南通理工学院 一种预制混凝土构件的制作装置

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