JPH09286590A - 建築物の最上階に設置するジブクレーンの設置方法 - Google Patents

建築物の最上階に設置するジブクレーンの設置方法

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JPH09286590A
JPH09286590A JP13407696A JP13407696A JPH09286590A JP H09286590 A JPH09286590 A JP H09286590A JP 13407696 A JP13407696 A JP 13407696A JP 13407696 A JP13407696 A JP 13407696A JP H09286590 A JPH09286590 A JP H09286590A
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譲司 松原
Shinsaku Tokunaga
真作 徳永
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正幸 小林
Hideo Tanijiri
秀雄 谷尻
Fumiya Ishiguro
文矢 石黒
Takashi Arai
高志 荒井
Ryoji Yoshitake
亮二 吉武
Masao Kato
将夫 加藤
Yasuto Morishima
靖人 森島
Nobuhiro Takasaki
信博 高崎
Yoshinori Kumita
良則 組田
Yasuo Yokoyama
泰雄 横山
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Fujita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジブクレーンを屋上に設置するさいの手間を
軽減させると共に建築構築物の床面などに大きな荷重が
作用しないようする。 【構成】 建築構築物Aの昇降路B内の特定位置にジブ
4を起立させ、これを案内支柱として旋回部本体5を上
昇させ、続いてジブを旋回部本体に案内させて上昇さ
せ、このさい旋回部受フレーム1はジブ若しくは旋回部
本体と同体に上昇させ、以後は必要に応じて上記の処理
を繰り返すことにより旋回部本体、旋回部受フレーム及
びジブを屋上階の床面f3上までクライミングさせ、屋
上階にてシーブを展開し荷役作業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築構築物の最上
階に設置するジブクレーンの設置方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高層ビルなどの建築中は多くの建築資材
などを揚げ降ろしする必要があるため、工事が一定程度
まで進捗した段階で建築構築物の最上階の上方にジブク
レーンを設置することが行われている。
【0003】また、建築物の構築にさいして最近では上
層階を先に構築した後、これの最下部をジャッキアップ
してその下側に空間を造り、ここに下層階を構築するこ
とを繰り返すことにより順次に多層状になすジャッキア
ップ工法が実施されている。この工法においても、上記
目的で使用されるジブクレーンは建築構築物が多層階と
なされて或る程度高くなったときにその屋上階の床面に
設置するのが一般的である。
【0004】さらに、建築構築物を順次高層となしてい
く過程において、ジブクレーン(クライミングクレー
ン)を常にその最上階上にマストを介して設置し、この
クレーンを使用して最上階よりも上の階層を順次構築す
ることも行われている。
【0005】ところで、建築構築物が多層階となされた
後にその最上階にジブクレーンを直接的に設置すること
や、既に建築構築物の特定階層の床面に設置したジブク
レーンをさらに上方の床面上に上昇させて設置すること
はその構成要素が長尺であるとか重量物であることのた
め、実際上極めて困難である。したがってこのような場
合、従来ではジブクレーンをフロアクライミング方式で
上昇させることが行われている。
【0006】このフロアクライミングは具体的には次の
ように行う。即ち、図12(a)に示すように建築構築
物Aの昇降路B内の床面Fにベースフレーム105を設
置しマスト101を起立させ、このマスト101にジブ
やガントリーなどの備えられた旋回部102の全体を昇
降移動可能に支持させる。
【0007】この後、マスト101を案内支柱として旋
回部102を下降させ、最上階の床面Frに固定する。
【0008】続いてマスト下端のベースフレームと設置
床との固定を解除し、同図(b)(c)に示すように旋
回部102に案内させて同マスト及びベースフレームを
上昇させ、旋面部設置階の下層階床面Fxにベースフレ
ームを固定する。
【0009】そして再び旋回部102を上昇させ、同図
(d)に示すようにマスト上部に固定され、設置が完了
する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のフロア
クライミング方式のジブクレーンを屋上階に設置するさ
いはマストが旋回部の中央部分を貫通する配置となされ
ており、ジブ104の取付位置はマストとの干渉を避け
るためにマストから離れた位置に取りつけざるを得ず、
旋回部の大型化を招いていた。また、旋回部の大型化に
伴い、旋回部の重量増大、さらにはマストに掛かるモー
メントの増大によってマストの強度アップ等が必要とな
るばかりでなく、移動重量も大きくなってマストの固定
される床面の強度を増大させる必要の生じることがあっ
たりする。本発明は主に斯かる不都合に対処することを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明に係わる建築物の最上階に設置するジブクレー
ンの設置方法によれば、開閉脚可能に固定脚3を具備し
た旋回部受フレーム1と、伸縮脚可能に支持脚11を具
備した旋回フレーム6と揚重巻上手段9、15とジブを
立設状態となしたるガイドフレーム13とからなる旋回
部本体5と、前記ガイドフレーム13に傾倒自在なジブ
4と、から構成してなるジブクレーンHを建築物の最上
階に設置する方法において、建築構築物A内に設けられ
ている昇降路B内に前記ジブクレーンHの旋回部受フレ
ーム1を仮り設置床f0に固定し、前記旋回部受フレー
ム1に旋回部本体5を設置し、前記旋回部本体5のガイ
ドフレーム13にジブ4を立設してジブクレーンHを組
み立ての後、前記旋回部本体5のガイドフレーム13に
立設したジブ4を案内柱にして揚重巻上手段9、15に
よって旋回部本体5を所定の中間階に上昇せしめ、前記
中間階の床f1に仮固定する工程と、仮り設置床f0に
固定された旋回部受フレーム1の固定を解除して、ジブ
4は旋回部本体5に設けられたガイドフレームの案内孔
43をガイドとして、前記旋回部受フレーム1と共に揚
重巻上手段9、15によって上昇し、前記旋回部本体固
定床直下の中間階f2に旋回部受フレームの固定脚3を
開脚し仮固定する工程と、前記工程によりジブの長さ分
を交互にクライミングすることを特徴としている。
【0012】請求項2によれば、請求項1の記載の工程
において、旋回部本体5を建築構築物Aの最上階の設置
床f3に設けられた仮設架台21を超えるまで上昇した
後、この仮設架台に旋回部本体を仮固定し、次にジブ4
及び旋回部受フレーム1を上昇させ、前記設置床f3に
旋回部受フレームを固定する。さらに揚重巻上手段15
を正規の位置に設置し、旋回部本体のガイドフレーム4
に立設されたジブ4を水平に展開する。旋回部受フレー
ム1をジャッキアップし、旋回部本体と接続する。さら
にジャッキアップを行い、旋回部本体と仮設架台21と
の固定を解除し、旋回を可能とした後、揚重巻上手段を
復帰し荷役可能とする
【0013】請求項3によれば、ベースフレーム41
と、開閉脚可能な固定脚3を具備した旋回部受フレーム
1aと、旋回フレーム6と揚重巻上手段9、15とジブ
4を立設状態となし得るガイドフレームとからなる旋回
部本体5と、前記旋回部本体5のガイドフレーム13と
旋回部受フレーム1aとに連通して摺動自在な案内孔4
3が設けられ、前記案内孔43に挿通して立設された補
助マスト42とジブ4と、から構成してなるジブクレー
ンHaを建築物Aの最上階の設置床f3に設置する方法
において、建築構築物内に設けられている昇降装置40
の昇降架台40aにベースフレーム41を固定し、前記
ベースフレーム41に旋回部受フレーム1aを設置する
工程と、同旋回部受フレーム1aに旋回部本体5を設置
する工程と、前記旋回部本体のガイドフレームの案内孔
43に補助マスト及びジブを立設する工程と、によって
ジブクレーンHaを組み立ての後、前記の工程により組
み立てられたジブクレーンHaを昇降装置により上昇す
る工程と、ジブ4が最上階に突出した後、旋回部受フレ
ーム1aと旋回部本体5をガイドフレームの案内孔43
に立設したジブを案内柱として揚重巻上手段によって最
上階の設置床f3に設けられた仮設架台21aに、旋回
部受フレーム1aに具備された固定脚3を開脚して固定
し、補助マスト42を離脱してジブ4をガイドフレーム
の案内孔をガイドとして揚重巻上手段によって上昇さ
せ、ガイドフレーム13に傾倒自在に係止する工程と、
補助マスト42とベースフレーム41を降下する工程
と、によって構成されている。
【0014】請求項4によれば、請求項3の記載の工程
において、建築物の最上階の所定の設置床にジブを上昇
後、さらに揚重巻上手段9、15を正規の位置に設置
し、旋回部本体5のガイドフレーム13に立設されたジ
ブ4を水平に展開し揚重巻上手段9、15により荷役可
能にするのが望ましい。
【0015】請求項5によれば、請求項3及び4の記載
において、最上階に設置されたジブクレーンHaは、同
ジブクレーンを使用して、ジブクレーンが自ら走行する
軌道431を最上階の床f3に敷設し、同軌道に走行台
車441を設置して、仮設架台21aから離脱して前記
走行台車441に移乗して、床f3に敷設された軌道4
31を走行自在に設置された。
【0016】請求項6によれば、請求項3の記載におい
て、補助マスト42はベースフレーム41に固定され、
ジブ4とは係脱可能に接合され、ジブ4は適宜の長さに
分割可能に連結するように構成されている。
【0017】
【発明の実施の形態】先ず図1乃至図5を参照しつつ第
一実施例を説明する。図において、Aは建築構築物で、
Bは昇降路でf0は仮り設置床である。昇降路Bの仮り
設置床f0に適宜な揚重機(ホイストウインチ等)によ
って、ジブクレーンの各要素を図1に示すように配置す
る。
【0018】詳しくは以下の如く構成されている。昇降
路B内のジブクレーンHは旋回部受フレーム1と旋回部
2からなっており、このさい旋回部受フレーム1はこれ
に収納自在に設けられた固定脚3を介して仮り設置床f
0に固定させる。
【0019】旋回部2はジブ4と旋回部本体5からな
り、旋回部本体5は旋回フレーム6、サブフレーム7及
びガントリー8からなり、このさい旋回部本体5は旋回
部受フレーム1に載置し、仮固定させた状態となす。
【0020】ジブ4は長手方向を複数に分割したものと
したジブ要素4a・・・からなり、これらジブ要素4a
を昇降路B内へ搬入し適宜な揚重機(ホイストウインチ
等)を使用して一線状に組み立て、前記旋回部本体のガ
イドフレーム13に挿通して下端を旋回部受フレーム1
に固定し起立状に保持させる。
【0021】旋回フレーム6は巻上ウインチ9、シーブ
10a、10b、収納自在となされた支持脚11及び、
縦案内孔手段12からなり、ここに縦案内孔手段12は
ガイドフレーム13に複数のガイドローラ14・・・を
装着したものとなしてある。
【0022】縦案内孔手段12には前記ジブ4を挿通さ
せるのであり、このさいガイドローラ14・・・はジブ
4の周囲を包囲した状態となるように当接し、ジブ4に
対し上下方向へのみ円滑に移動させるように案内する。
(図6参照)
【0023】サブフレーム7は横行ウインチ15、カウ
ンターウエイト16を備えたものとなし、昇降路B内で
はガントリー8側へ折り畳んだ状態に繋止させる。ガン
トリー8はシーブ17を備えていて、旋回フレーム6に
脱着可能に装着されている。
【0024】次にジブ4を使ってクライミングするワイ
ヤーのセッチングについて説明する。上記のジブクレー
ンHにクライミング用のワイヤリングを施すのであり、
例えば図2(a)(b)に示すように行う。即ち、巻上
ワイヤwを巻上ウインチ9から旋回フレーム6側のガイ
ドフレーム13に設けられたシーブ10a群とジブ4の
先端部に設けられたシーブ18群とに回装し、端部をガ
イドフレーム13の繋止部13aに繋止する。次に横行
ワイヤw1を横行ウインチ15からガントリー8上部の
シーブ17、ガイドフレーム13上のシーブ19及びジ
ブ4の下端部に設けられたシーブ20へと順に回装し、
端部をガイドフレーム13の繋止部13bに繋止する。
【0025】この後、ジブクレーンHのクライミングを
実施するのであり、このさいの様子を図3から図6など
により説明する。
【0026】先ず旋回部本体5をクライミングさせるべ
く、前記のワイヤリングにより横行ワイヤw1を繰り出
しながら巻上ワイヤwを巻き込むのであり、これにより
旋回部本体5は図6に示すようにガイドフレーム13の
ガイドローラ14・・・に案内されながらジブ4に沿っ
て上昇されるものとなる。そして、旋回部本体5がジブ
4の先端付近の床面f1(図3(a)参照)を超えたと
ころで旋回フレーム6に収納された支持脚11を引き出
し、この支持脚11を床面f1に当接させボルト固定
し、旋回部本体5の重量を床面f1に支持させる。
【0027】次にジブ4を上昇させるべく、旋回部受フ
レーム1と床面f0との固定を解除し、図3(b)に示
すように巻上ワイヤwを繰り出しながら横行ワイヤw1
を巻き込むのであり、これによりジブ4がガイドフレー
ム13のガイドローラ14・・・に案内されながら上昇
されると共に、旋回部受フレーム1はジブ4と一体とな
って上昇されるものとなる。このさいジブ4が少し上昇
したときに固定脚3を収納し、昇降路Bと干渉しないよ
うにする。旋回部受フレーム1が床面f1の直下の床面
f2を超えたところでは固定脚3を開脚し、床面f2に
当接させて固定し旋回部受フレーム1及びジブ4の重量
を床面f2に支持させる。
【0028】次に支持脚11と床面f1との固定を解除
し、横行ワイヤw1を繰り出しながら巻上ワイヤwを巻
き込むようにする。このさい旋回部本体5を少し上昇さ
せたところで旋回フレーム6の支持脚11を収納し、続
いて旋回部本体5を予め屋上階に設置された仮設架台2
1を超えるところまで上昇させ、再び支持脚11を引き
出してこれを仮設架台21に当接させてボルト固定し、
旋回部本体5の重量を屋上階の床面f3(図3(c)参
照)に支持させる。
【0029】この時点で巻上ワイヤwを巻上ウインチ9
に回収し、続いて図3(d)に示すように後工程におけ
るジブ展開用のワイヤリングを容易にするためのパイロ
ットロープ22をジブ4先端のシーブ18とガントリー
8の先端のシーブ17間に回装しておき、これを繰り出
しながら前述したところに準じてジブ4をクライミング
させ、旋回部受フレーム1が設置床f3を超えたところ
で、固定脚3を開脚し、ジャッキ脚24を設置床f3に
当接させ固定する。
【0030】続いて、ジブ4と旋回部受フレーム1との
固定を解除して、さらにジブを上昇させ、ジブ4の下端
をガイドフレーム13の下部のフートピン孔23a(図
6参照)に挿入されたフートピンにより枢着する。この
さいジブ4はガイドローラ14・・・によりその前後左
右を支持され転倒することはない。ジブクライミングの
ワイヤリングを解除する。
【0031】かくしてクライミングが終了したときクレ
ーンは図4(e)の状態となるのであり、この後、サブ
フレーム7、ジブ4の展開及びクレーンの本固定を行う
のであって、具体的には次のように行う。
【0032】サブフレーム7を展開するため図7に示す
ように巻上ワイヤw3をガントリー8先端のシーブ17
とサブフレーム7の後端に設けられたシーブ25に回装
し、先端をガントリー8の繋止部8aに繋止する。続い
て巻上ワイヤw3を繰り出し、ピン26を支点としてサ
ブフレーム7を後方へ倒し、ガントリー8先端とサブフ
レーム7後端を繋いだペンダントロープ27、27に支
持させた後、巻上ワイヤw3を巻上ウインチ9に回収す
る。
【0033】この後、巻上ワイヤwをパイロットロープ
22に接続し、ジブ展開用のワイヤリングを行う。
【0034】これが終了した後、ジブ4を展開させるの
であって次のように行う。即ち、図6でピン30で枢着
された符号kのガイドローラ14を矢印方向dへ回転さ
せることにより図8に示すようにジブ4の前方を開放
し、巻上ワイヤwを繰り出す。これにより、ジブ4は図
4(f)に示すようにジブ先端に固定されたフックブロ
ック31の重量及びあおり止め用スプリング32の反発
力により前方に傾倒する。
【0035】この傾倒はジブ4が水平状となるまで行わ
れ、水平に達したジブ4は図4(g)に示すようにガン
トリー8の上部とジブ4の先端及び中間箇所を結んだペ
ンダントワイヤw4により水平状態を保持される。
【0036】次に旋回部受フレーム1の固定脚3のジャ
ッキ24を伸長させて旋回部受フレーム1を持ち上げ、
旋回フレーム6下部に当接させ、これを持続する。さら
に支持脚11と仮設架台21の固定を解除し、ジャッキ
アップを行い支持脚11を収納する。(図5)これによ
り、旋回部は旋回可能となる。
【0037】この状態でフックブロック31に巻上ワイ
ヤwをワイヤリングする。即ち、図9に示すように巻上
ウインチ9に巻装された巻上ワイヤwはガントリー8先
端のシーブ17、ジブ4長さ途中に設けられたシーブ3
3及びジブ4先端の下側に固定されたシーブ34を経由
し、トロリー28に設けられたシーブ35、フックブロ
ック31に設けられたシーブ36、37、トロリー28
に設けられた別のシーブ38を経由させ、先端をロード
セル39を介して旋回フレーム6に繋止させる。この
後、フックブロック31の固定を解除してこれを垂直移
動可能な状態とする。
【0038】さらにトロリー28をジブに沿って走行さ
せるためトロリー28に横行ワイヤw1をワイヤリング
するのであって、即ち横行ウインチ15に巻装された横
行用ワイヤw1の一方をシーブ17及びシーブ18を経
て、ジブ4に案内されたトロリー28の前端部に繋止さ
せ、また他方は横行ウインチ15からガイドフレーム1
3に設けられたシーブ10b及び29を経てトロリー2
8の後端部に繋着させる。
【0039】以上の設置作業によりクレーンは水平式ジ
ブクレーンとして使用可能状態となる。
【0040】クレーンによる作業が終了したときは、上
記した設置のさいの手順の逆を行うのであり、これによ
りクレーンの各部は昇降路B内をクライミングのときの
動作と対称に動作して降下し、図1の状態に復帰するの
であり、この後は適宜に解体を行う。
【0041】この実施例ではクレーンが水平ジブクレー
ンの場合について説明したが、起伏ジブクレーンであっ
ても殆ど同様に実施し得るのである。ただし、この場合
はトロリー28やペンダントワイヤw4を除去し、横行
ウインチ15は起伏ウインチとして使用し、横行用のワ
イヤリングに代えて起伏用のワイヤリングを行い、また
ジブ4の先端に適当に固定されたシーブを介してフック
ブロックに巻上ワイヤwをワイヤリングする。
【0042】また実施例では旋回部本体2やジブ4のク
ライミングのさい、巻上ウインチ9や横行ウインチ15
を使用したが、これの使用態様はワイヤリングを変更す
ることにより種々に変更できるのである。
【0043】次に図10及び図11を参照して本発明の
第二実施例について説明する。この実施例では荷役用の
昇降装置(リフト)40を使用して、建築構造物Aの屋
上f3に走行型の水平ジブクレーンHaを設置するよう
にする。
【0044】即ち、図10(a)に示すように昇降路B
内のリフト40の昇降架台40aにベースフレーム41
を固定し、これの上面に補助マスト42を脱着可能に固
定させると共に、この補助マスト42にジブ4を直線状
に連結させる。
【0045】クレーンHaは旋回部本体5の旋回フレー
ム6と旋回部受フレーム1aとを当初より一体状となし
てあり、このさい旋回フレーム6の縦案内孔手段12の
直下となる旋回部受フレーム1a中央部にも案内孔43
を設け、ガイドローラ44を配置して縦案内孔手段とな
す。
【0046】しかして縦案内孔手段12の案内孔43に
は補助マスト42を挿通させ、縦案内孔手段12のガイ
ドローラ14・・・44・・・に補助マスト42周面の
前後左右を案内させる。
【0047】また旋回部受フレーム1aの固定脚3には
上下伸縮する油圧ジャッキ24を設けておく。その他は
先の実施例に準じたものとなす。
【0048】斯かる準備の後、クレーンのクライミング
を次のように実施する。先ず先の実施例同様に旋回部本
体をクライミングするためのワイヤリングを施す。即
ち、ジブ4先端のジブ18と旋回フレームのシーブ10
a、10bとの間にワイヤロープを回装し、巻上ウイン
チ9に巻き取る。斯かる準備の後、リフト40を作動さ
せ、昇降架台40aをクレーンと共に上限迄上昇させた
後、旋回部本体5を旋回部受フレーム1aと共にクライ
ミングさせる。図10(b)に示すように屋上階まで上
昇させ、ここで固定脚3を開脚させ、仮設架台21aに
ボルト固定し、旋回部本体5及び旋回部受フレーム1a
の重量を床面f3に支持させる。
【0049】続いて図7に示すように巻上ウインチ9と
カウンタフレーム7のシーブ25との間にワイヤーを回
装して、巻上ウインチによりワイヤーを巻き出すことに
よりカウンタフレーム7を所定の水平位置まで展開す
る。カウンタフレーム7はこれとガントリ8との間を連
結させたペンダントロープ27により支えられる。
【0050】次にジブをクライミングさせる。図10
(b)に示すように巻上ウインチ9とジブ4の下端に設
けたシーブ20との間にワイヤリングを施し、補助マス
ト42とジブ4の結合を解除して、ジブをクライミング
させる。ジブ下端が図10(c)に示すように、旋回部
本体5まで上昇した後、ガイドフレーム13下部にフー
トピン23を挿入して、ジブ下端を枢支する。使用済み
となった補助マスト42とベースフレーム41は昇降架
台40aに固定したまま一階床面f0に降下させ撤去す
る。
【0051】このクライミングの後、先の実施例同様の
ワイヤリングを施し、ジブを展開して定置式のクレーン
として使用可能な状態となすのであり、この後、このク
レーンHaを走行可能とするための作業を次のように行
うのであって、図11を参照しつつ説明する。
【0052】即ち、クレーンHaで走行用軌道431及
び、走行装置を備えた走行台車441を吊り上げ、これ
を固定脚3の下の空間に組み立てる。
【0053】続いてジャッキ24・・・を図11(a)
(b)の状態から適当寸法だけ短縮させクレーン全体を
走行台車441の上に載置して結合する。この後、ジャ
ッキ24の下端と仮設架台21aとの固定を解除して図
11(c)に示すようにジャッキ24・・・を完全な短
縮状態となし、旋回部全体の重量を旋回部受フレーム1
a及び走行台車441に移載させ、クレーンHaを走行
可能状態とする。
【0054】この後、クレーンHaを走行させて走行用
軌道431を適当に延長させるのであり、かくしてクレ
ーンは走行式水平ジブクレーンとして完成し、広い範囲
の荷役作業が行える状態となる。
【0055】建築工事が進行してクレーンによる作業が
終了したときは、ベースフレーム41と補助マスト42
を昇降装置40の昇降架台40aに再び組み立て、これ
を上限まで上昇させておき、設置のさいの手順の逆を行
って走行軌道431や走行台車441などを自力で解体
すると共にクレーンを図10(c)の状態に復帰させ、
続いて昇降架台40aを一階床面f0まで降下させ、そ
の解体を行う。
【0056】上記した各実施例ではクライミングのさい
の昇降力発生手段として巻上ウインチ9や横行ウインチ
15を用いたが、これに代えて電動チェンブロックや油
圧シリンダを用いることもでき、或いはガイドフレーム
13の内面にモータで回転されるピニオンを取り付け、
このピニオンの回転によりジブ4に取り付けたラックを
移動させる構成とすることもできる。
【0057】
【発明の効果】以上の如く構成した本発明によれば、旋
回部を支持するためのマストを使用する必要がなくなる
ため、マストの製作や移動に必要としていた手間が皆無
になると共に設置のさいの移動重量を小さくなすことが
できて全体的な手間が大幅に軽減されるのであり、また
移動重量を小さくできることはこれまでクレーン移動の
ために必要としていた建築構築物の補強などが不要とな
る上で寄与するものとなる。
【0058】またクライミング時はジブを案内支柱とし
て旋回部本体などを上昇させるためクライミング時の旋
回部の大きさがコンパクトとなり、昇降路の大きさを小
さくできるのである。
【0059】請求項3に記載のものによれば一階床面な
どの設置階から屋上までの距離が旋回部本体5及び旋回
部受フレーム1aの一回のクライミングでは僅かに届か
ない寸法であるときでも、旋回部本体及びジブをこれら
の一回のクライミングで屋上に到達させることができる
のである。
【0060】請求項4に記載のものによればクライミン
グ時の昇降力を発生させるための専用のウインチや油圧
シリンダ装置などを設ける必要がなくなり合理的であ
る。
【0061】請求項5に記載のものによれば自力にて、
走行台車に移載し、走行することによって、作業範囲が
一段と拡大する。
【0062】請求項6に記載のものによれば分割された
ジブは定格の長さが確保され、昇降路内で組立・解体を
容易となし、補助マストはジブの高さを補完する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に関するものでジブクレー
ンを上昇させる前の状態を示す側面視概要図である。
【図2】同実施例に関するものでクライミング用のワイ
ヤリングを示す図である。
【図3】同実施例のクライミングの工程を示す側面視説
明図である。
【図4】同実施例のクライミングの工程を示す側面視説
明図である。
【図5】同実施例のクライミングの工程を示す側面視説
明図である。
【図6】同実施例で使用されるクレーンの縦案内孔手段
を示す図である。
【図7】同実施例のサブフレームを展開する状態を示す
説明図である。
【図8】図6の縦案内孔手段の周面の特定方向を開放し
た状態を示す図である。
【図9】同実施例のクレーンの使用可能状態におけるワ
イヤリングを示す図である。
【図10】本発明の第二実施例に関するものでジブクレ
ーンを設置する順序を示す側面視説明図である。
【図11】同実施例に関するもので走行レールや走行台
車を設置する順序を示す側面視説明図である。
【図12】従来のフロアクライミング式のジブクレーン
のクライミングの工程を説明するための工程図である。
【符号の説明】
A 建築構築物 B 昇降路 f0 設置床 f1及びf2 中間階の床面 f3 屋上階の床面 1及び1a 旋回部受フレーム 3 固定脚 4 ジブ 5 旋回部本体 9及び15 クレーンの本来的なウインチ 11 支持脚 12 縦案内孔手段 40 リフト(昇降装置) 42 補助マスト 43 案内孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 正幸 広島県府中市元町77番地の1 株式会社北 川鉄工所内 (72)発明者 谷尻 秀雄 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 石黒 文矢 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 荒井 高志 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 吉武 亮二 東京都渋谷区千駄ケ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 加藤 将夫 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 森島 靖人 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 高崎 信博 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 組田 良則 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 横山 泰雄 東京都渋谷区千駄ケ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能な固定脚3を具備した旋回部受
    フレーム1と、 伸縮可能に支持脚11を具備した旋回フレーム6と揚重
    巻上手段9、15とジブを立設状態となしたるガイドフ
    レーム13とからなる旋回部本体5と、 前記ガイドフレーム13に傾倒自在なジブと、から構成
    してなるジブクレーンHを建築物の最上階に設置する方
    法において、 建築構築物A内に設けられている昇降路B内に前記ジブ
    クレーンHの旋回部受フレーム1を仮り設置床f0に固
    定し、前記旋回部受フレーム1に旋回部本体5を設置
    し、前記旋回部本体5のガイドフレーム13にジブ4を
    立設してジブクレーンHを組み立ての後、 前記旋回部本体5のガイドフレーム13に立設したジブ
    4を案内柱にして揚重巻上手段9、15によって旋回部
    本体5を所定の中間階に上昇せしめ、前記中間階の床f
    1に仮り固定する工程と、 仮り設置床f0に固定された旋回部受フレーム1の固定
    を解除して、ジブ4を旋回部本体5に設けられたガイド
    フレームの案内孔43をガイドとして、前記旋回部受フ
    レーム1と共に揚重巻上手段9、15によって上昇せし
    め、前記中間階の床f1の直下の中間階の床f2に旋回
    部受フレームの固定脚3を開脚し仮固定する工程とから
    なり、 前記工程によりジブの長さ分を交互にクライミングする
    ことを特徴とする建築物の最上階に設置するジブクレー
    ンの設置方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載の工程において、 旋回部本体5を建築構築物Aの最上階の設置床f3に設
    けられた仮設架台21を超えるまで上昇した後、この仮
    設架台に旋回部本体を仮固定し、次にジブ4及び旋回部
    受フレーム1を上昇させ、前記設置床f3に旋回部受フ
    レームを固定する。さらに揚重巻上手段15を正規の位
    置に設置し、旋回部本体のガイドフレーム4に立設され
    たジブ4を水平に展開する。旋回部受フレーム1をジャ
    ッキアップし、旋回部本体と接続する。さらにジャッキ
    アップを行い、旋回部本体と仮設架台21との固定を解
    除し、旋回を可能とした後、揚重巻上手段を復帰し荷役
    可能とすることを特徴とする建築物の最上階に設置する
    ジブクレーンの設置方法。
  3. 【請求項3】 ベースフレーム41と、 開閉脚可能な固定脚3を具備した旋回部受フレーム1a
    と、 旋回フレーム6と揚重巻上手段9、15とジブ4を立設
    状態となし得るガイドフレーム13とからなる旋回部本
    体5と、 前記旋回部本体5のガイドフレーム13と旋回部受フレ
    ーム1aとに連通して摺動自在な案内孔43が設けら
    れ、前記案内孔43に挿通して立設された補助マスト4
    2とジブ4とから構成してなるジブクレーンHaを建築
    物Aの最上階の設置床f3に設置する方法において、 建築構築物内に設けられている昇降装置40の昇降架台
    40aにベースフレーム41を固定し、前記ベースフレ
    ーム41に旋回部受フレーム1aを設置する工程と、 同旋回部受フレーム1aに旋回部本体5を設置する工程
    と、 前記旋回部本体のガイドフレームの案内孔43にジブを
    立設する工程と、 によってジブクレーンHaを組み立ての後、 前記の工程により組み立てられたジブクレーンHaを昇
    降装置により上昇する工程とジブが最上階に突出した
    後、旋回部受フレーム1aと旋回部本体5をガイドフレ
    ームの案内孔43に立設したジブを案内柱にして揚重巻
    上手段によって最上階の設置床f3に設けられた仮設架
    台21aに旋回部受フレーム1aに具備された固定脚3
    を開脚して固定し、補助マスト42を離脱してジブ4を
    ガイドフレームの案内孔をガイドにして、揚重巻上手段
    によって上昇させ、ガイドフレーム13に傾倒自在に係
    止する工程と、 補助マスト42とベースフレーム41を降下する工程
    と、 によって構成することを特徴とする建築物の最上階に設
    置するジブクレーンの設置方法。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載の工程において、 建築物の最上階の所定の設置床にジブを上昇後、さらに
    揚重巻上手段9、15を正規の位置に設置し、旋回部本
    体5のガイドフレーム13に立設されたジブ4を水平に
    展開し揚重巻上手段9、15により荷役可能にすること
    を特徴とする建築物の最上階に設置するジブクレーンの
    設置方法。
  5. 【請求項5】 請求項3及び4の記載において、 最上階に設置されたジブクレーンHaは、同ジブクレー
    ンを使用して、ジブクレーンが自ら走行する軌道431
    を最上階の床f3に敷設し、同軌道に走行台車441を
    設置して、仮設架台21aから離脱して前記走行台車4
    41に移乗して、床f3に敷設された軌道431を走行
    自在に設置されたことを特徴とする建築物の最上階に設
    置するジブクレーンの設置方法。
  6. 【請求項6】 請求項3の記載において、 補助マスト42はベースフレーム41に固定され、ジブ
    4とは係脱可能に接合され、ジブ4は適宜の長さに分割
    可能に連結することを特徴とする建築物の最上階に設置
    するジブクレーンの設置方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112340619A (zh) * 2020-11-20 2021-02-09 中船华南船舶机械广州有限公司 一种起重机的模块化装配方法

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CN112340619A (zh) * 2020-11-20 2021-02-09 中船华南船舶机械广州有限公司 一种起重机的模块化装配方法
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