JPH0928665A - カテーテル - Google Patents

カテーテル

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JPH0928665A
JPH0928665A JP7185690A JP18569095A JPH0928665A JP H0928665 A JPH0928665 A JP H0928665A JP 7185690 A JP7185690 A JP 7185690A JP 18569095 A JP18569095 A JP 18569095A JP H0928665 A JPH0928665 A JP H0928665A
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JP
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lumen
tube
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fluid
catheter
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JP7185690A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Osada
敏彦 長田
Itaru Okubo
到 大久保
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】拡張体を有し、ワイヤ操作によってチューブの
先端部が屈曲する機構を備えたカテーテルチューブにお
いて、チューブ本体のルーメン数を最小限にし、カテー
テルの細径化を図る。 【解決手段】カテーテル1Aは、チューブ本体2と、チ
ューブ本体2の湾曲部25を残してルーメン23、24
内に軸方向に移動不能な状態で設置された密着巻きコイ
ル3と、密着巻きコイル3内に挿通され、一端がチュー
ブ本体2の先端に固定された牽引ワイヤ4と、チューブ
本体2の外周面上に設置され、拡張・収縮自在な拡張体
5とを備えている。密着巻きコイル3と牽引ワイヤ4と
が収納されたルーメン23は、チューブ本体2の先端に
は開口せず、拡張体5の内部に開口している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、心臓、血
管、消化管、尿道、腹腔等の身体腔内に挿入して用いら
れ、挿入部位の観察や医療処置を行うカテーテル、特に
軟性鏡を構成するカテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】身体腔内に挿入して用いられるカテーテ
ルにおいて、カテーテル先端を目的とする部位の方向へ
向けたり、目的とする部位に位置させたりするために、
遠隔操作によりその先端部を屈曲させる屈曲機構(首振
り機構)を有するカテーテルが開発されている。特に、
内視鏡を構成するカテーテルにおいては、観察部位の視
野を選択するために、先端部の屈曲機構は重要な機構の
一つとなっている。
【0003】従来、このような内視鏡としては、その先
端部に、複数の節輪を回動自在に順次連結した屈曲部を
設け、先端が該屈曲部にそれぞれ固定された4本のワイ
ヤーのうちの所望のワイヤーを基端側の操作部にて牽引
操作することにより、前記屈曲部を上下左右の4方向に
屈曲させる構造のものが用いられていたが、近年、内視
鏡の細径化が進むにつれ、節輪を用いない構造の先端部
屈曲機構が開発されている。
【0004】その一例として、ある程度の剛性(または
抗収縮性)が付与された非屈曲部とその先端側に位置す
る屈曲部とで構成されたチューブ本体の長手方向に沿っ
て複数のルーメンが形成されたマルチルーメンカテーテ
ルのルーメン内に牽引ワイヤを設置した構造のカテーテ
ルがある。カテーテルの細径化及びルーメンの配置の関
係から、このようなマルチルーメンカテーテルのチュー
ブ本体は4ルーメンチューブであり、一つをファイバー
スコープ収納用ルーメン、一つを体腔内等への流体の注
入、体腔内等からの流体の吸引や各種医療処置器具を挿
通するために用いるワーキングチャンネル用ルーメン、
残りの二つを牽引ワイヤを設置した屈曲操作用ルーメン
とし、この屈曲操作用ルーメンをチューブ本体の中心軸
を介して対称位置に配置することにより、対称二方向の
屈曲機構を発現させるものが一般的である。
【0005】このような先端部屈曲機構を有するカテー
テルにおいて、例えば、血流や胆汁などの流れを遮断す
る目的で、カテーテルの先端付近に拡張体を設置する必
要がある場合がある。この場合、拡張体内への流体の注
入及び排出を行うためのルーメンが必要となるが、上記
4ルーメンチューブに拡張体拡張用のルーメンを追加し
て5ルーメンとする方法と、屈曲操作用ルーメンを一つ
として4ルーメンチューブとする方法が考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、拡張体
拡張用のルーメンを追加して5ルーメンとすると、カテ
ーテルの外径が大きくなったり、屈曲操作用ルーメンを
対称位置に設置することができなくなり、対称二方向の
湾曲が不可能となるという問題点がある。また、4ルー
メンとして、屈曲操作用ルーメンを一つとすると、カテ
ーテルの先端部の屈曲方向が一方向に限定される。いず
れの場合でも、屈曲した先端部が所望の方向に向くよう
にカテーテルを余計に回転させることが必要となり、カ
テーテルの操作性が悪くなるという問題点がある。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、カテーテルの外径を増大することな
く拡張体を設置できる、先端部屈曲機構を有する細径の
カテーテルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)から(9)の本発明により達成される。
【0009】(1) ワイヤ操作により屈曲する先端部
と、該先端部よりも基端側に形成され、ワイヤ操作によ
って実質的に湾曲しない中間部とを有する可撓性のチュ
ーブ本体と、該チューブ本体のほぼ全長に渡って形成さ
れた少なくとも一つの牽引ワイヤ収納用のルーメンと、
該ルーメン内に収納され、先端が前記チューブ本体先端
付近で偏心位置に固定された少なくとも一つの牽引ワイ
ヤと、前記チューブ本体の先端側の外周面上に設置され
た拡張・収縮自在な拡張体と、前記チューブ本体の基端
側に設けられ、前記牽引ワイヤを牽引操作するための操
作具とを有するカテーテルであって、前記操作具は、前
記チューブ本体の基端側に装着され、前記ルーメンと流
体密に連通する内部空間を有する操作具本体と、該操作
具本体に設けられ、該操作具本体の外部と前記内部空間
とを連通させる開口部と、前記操作具本体に流体密に連
結し、前記牽引ワイヤをチューブ本体基端方向に牽引す
る牽引具とを有しており、前記ルーメンは、前記拡張体
内へ開放しており、前記拡張体を拡張・収縮させるため
の流体は、前記牽引ワイヤが収納されている前記ルーメ
ンを介して注入・排出されることを特徴とするカテーテ
ル。
【0010】(2) 前記チューブ本体の前記中間部に
おいて、長手方向の抗収縮性を有する抗収縮性部材を前
記ルーメン内に固定したことを特徴とする上記(1)に
記載のカテーテル。
【0011】(3) 前記抗収縮性部材は、その基端か
ら先端まで貫通する内腔を有し、該内腔に前記牽引ワイ
ヤが収納され、前記抗収縮性部材および前記牽引ワイヤ
との間を前記流体が通過するように構成されていること
を特徴とする上記(2)に記載のカテーテル。
【0012】(4) 前記抗収縮性部材は密着巻きコイ
ルであることを特徴とする上記(2)又は(3)に記載
のカテーテル。
【0013】(5) 前記拡張体は前記チューブ本体の
前記先端部および前記中間部の境界部上に設けられてお
り、前記チューブ本体は、前記抗収縮性部材の先端より
も先端側に、前記ルーメンと前記拡張体内とを連通させ
る少なくとも一つの側口を有していることを特徴とする
上記(2)ないし(4)のいずれかに記載のカテーテ
ル。
【0014】(6) 前記拡張体は前記チューブ本体の
前記中間部に設けられており、前記抗収縮性部材の一部
には、拡張体への流体の注入・排出を可能とするための
少なくとも一つの側口が設けられており、かつ、前記チ
ューブ本体の前記中間部に、前記ルーメンと前記拡張体
内とを連通させる少なくとも一つの側口が設けられてい
ることを特徴とする上記(2)ないし(4)のいずれか
に記載のカテーテル。
【0015】(7) 前記チューブ本体は、前記チュー
ブ本体の外側へ開放する第2のルーメンを有しており、
前記操作具は、前記操作具本体の前記内部空間内に配設
され、一端が前記第2のルーメンと流体密に接続する接
続管と、前記操作具本体に形成され、前記操作具本体の
外部と前記内部空間とを連通する第2の開口部とを有し
ており、前記接続管の他端は前記第2の開口部と流体密
に接続し、これにより前記第2のルーメンが前記内部空
間に連通することなく前記接続管を介して前記操作具本
体の外部に連通していることを特徴とする上記(1)な
いし(6)のいずれかに記載のカテーテル。
【0016】(8) ワイヤ操作により屈曲する先端部
と、該先端部よりも基端側に形成され、ワイヤ操作によ
って実質的に湾曲しない中間部とを有する可撓性のチュ
ーブ本体と、該チューブ本体のほぼ全長に渡って形成さ
れ、該チューブ本体の中心軸から互いに反対方向に離間
して形成された一対の牽引ワイヤ収納用のルーメンと、
該ルーメン内にそれぞれ収納され、先端が前記チューブ
本体先端付近で偏心位置に固定された一対の牽引ワイヤ
と、前記チューブ本体の先端側の外周面上に設置された
拡張・収縮自在な拡張体と、前記チューブ本体の基端側
に設けられ、前記一対の牽引ワイヤを牽引操作するため
の操作具とを有するカテーテルであって、前記操作具
は、前記チューブ本体の基端側に装着され、前記一対の
ルーメンの少なくとも一方と流体密に連通する内部空間
を有する操作具本体と、該操作具本体に設けられ、該操
作具本体の外部と前記内部空間とを連通させる開口部
と、前記操作具本体に流体密に連結し、前記内部空間と
連通する前記ルーメンに収納された前記牽引ワイヤをチ
ューブ本体基端方向に牽引する牽引具とを有しており、
前記操作具の前記内部空間と連通する前記一対のルーメ
ンの少なくとも一方は前記拡張体内へ開放しており、該
ルーメンを介して前記拡張体を拡張・収縮させるための
流体が注入・排出されることを特徴とするカテーテル。
【0017】(9) 前記操作具の前記内部空間は前記
一対のワイヤ収納用のルーメンの両方に流体密に連通し
ており、前記一対の牽引ワイヤは前記牽引具によりチュ
ーブ本体基端方向に独立して牽引されることを特徴とす
る上記(8)に記載のカテーテル。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明のカテーテルを添付
図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の医療用チューブを内視鏡
に適用した場合の実施例を示す全体側面図であり、図2
は、図1に示すカテーテルの先端部を示す斜視図であ
り、図3は、図2中のI−I線での縦断面図であり、図
4は、図2中のII−II線での縦断面図であり、図5は、
図1および図4中のIII −III 線での横断面図、図6
は、図1に示す操作具の縦断面図であり、図7は、図6
中のIV−IV線での横断面図であり、図8は、図6中のV
−V線での横断面図である。なお、以下の説明におい
て、図2ないし図4における右側を「基端」、左側を
「先端」とする。
【0020】図1乃至図8に示すように、本発明のカテ
ーテル1Aは、ワイヤ操作により屈曲する先端部21
と、先端部21よりも基端側に形成され、ワイヤ操作に
よって実質的に湾曲しない中間部22とを有する可撓性
のチューブ本体2と、チューブ本体2のほぼ全長に渡っ
て形成された牽引ワイヤ収納用のルーメン33、34
と、ルーメン33、34内に収納され、先端がチューブ
本体2の先端付近で偏心位置に固定された牽引ワイヤ5
1、52と、チューブ本体2の先端側の外周面上に設置
された拡張・収縮自在な拡張体6と、チューブ本体2の
基端側に設けられ、牽引ワイヤ51、52を牽引操作す
るための操作具100とを有している。
【0021】チューブ本体2は、可撓性のチューブから
構成されており、その構成材料としては、例えば、軟質
ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ウレタン、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン、
シリコーンゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の、
可撓性を有する高分子材料を好適に用いることができ
る。
【0022】また、カテーテル1AをX線透視下で確認
できるようにするために、チューブ本体2にX線造影性
を付与しておくことが好ましい。その方法としては、例
えば、チューブ本体2の構成材料中に硫酸バリウム、酸
化ビスマス、タングステン等のX線不透過物質を配合す
る方法、このようなX線不透過物質により形成されたマ
ーカーをチューブ本体2中に埋設、またはチューブ本体
2の表面に付着する方法が挙げられる。
【0023】また、挿入する体腔に対する摺動性を向上
するために、チューブ本体2の外表面に、例えば親水性
ポリマーやフッ素系樹脂(例えばポリテトラフルオロエ
チレン)のような低摩擦材料をコーティングしてもよ
い。
【0024】チューブ本体2の先端側には、後述するワ
イヤ操作により屈曲または湾曲する先端部21が形成さ
れており、チューブの基端部23には、先端部21の屈
曲操作やその他の操作を行う操作具100が設置されて
いる。チューブ本体2の先端部21と基端部23との間
は、中間部22で構成されている。この中間部22は、
カテーテル1Aを血管等の管状器官(以下「血管」で代
表する)に挿入したとき、血管の湾曲や屈曲には追従し
て湾曲する程度の可撓性を有しているが、後述するワイ
ヤ牽引操作によっては湾曲しないように構成されてい
る。
【0025】なお、後述する牽引ワイヤ51、52が牽
引されていない状態では、チューブ本体2の先端部21
は直線状態(図1中実線で示す)であり、この状態を以
下「基本位置状態」という。
【0026】チューブ本体2の内部には、その長手方向
のほぼ全長にわたり、第1ルーメン31、第2ルーメン
32、第3ルーメン33および第4ルーメン34が形成
されている。
【0027】第1ルーメン31及び第2ルーメン32
は、チューブ本体2の横断面において、それぞれチュー
ブ本体2の中心軸から互いに反対方向に離間して形成さ
れており、両ルーメン31、32の先端は、それぞれ、
チューブ本体2の外側、具体的にはチューブ本体2の先
端面に開放している。
【0028】第1ルーメン31には、カテーテル1Aを
挿入する血管を観察する観察器具としての光ファイバー
束7が収納されている。この光ファイバー束7は、血管
の内壁へレーザー光を照射する等の医療処置にも使用す
ることができる。
【0029】光ファイバー束7は、図5に示すように、
送光用ファイバー(ライトガイド)71および受光用フ
ァイバー(イメージファイバー)72とで構成されてお
り、これらの光ファイバーを例えばエポキシ、アクリ
ル、シリコーンゴム等の樹脂で固めて束状としたもので
ある。
【0030】送光用ファイバー71および受光用ファイ
バー72は、例えば、ポリカーボネート、ポリメタクリ
ル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリメタクリル
酸プロピル、ポリフッ化ビニル、フッ化ビニリデン、ポ
リテトラフルオロエチレン、ポリスチレン、ポリメチル
ペンテン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の硬質プラ
スチックや、石英、多成分ガラス等の硬質材料からなる
光ファイバーで構成されている。
【0031】光ファイバー束7の先端には、観察部位か
らの反射光を集光するレンズ73が装着され、この部分
は第1ルーメン31の先端開口付近に位置している。な
お、光ファイバー束7は、第1ルーメン31に対し、固
定的に設置してもよいが、ルーメン31に対し摺動可能
とし、光ファイバー束7の先端部がルーメン31の先端
開口より出没自在とすることが好ましい。
【0032】操作具100の基端側の図示しない光源よ
り発せされた光は、送光用ファイバー71内を伝達し、
その先端から観察部分へ照射され、その反射光をレンズ
73で集光して受光用ファイバー72の先端より取り込
み、その映像が受光用ファイバー72を伝達され、操作
具100の基端側の受像部(図示せず)へと導かれる。
【0033】第2ルーメン32は、チューブ本体2の先
端へ開放しており、その先端開口より血管内に流体を注
入し、あるいは、血管内から液体を吸引することができ
る。具体的には、このルーメン32は、カテーテル1A
を挿入、留置した血管内へ薬液等を投与するのに用いら
れ、あるいは、内視鏡により血管内を観察する場合に、
視界の妨げとなる血液を押し出すための透明液体(例え
ば、生理食塩水、ブドウ糖液)を噴射するフラッシュ用
ルーメンとして用いられる。
【0034】また、第1ルーメン31、第2ルーメン3
2は、上記の他、ガイドワイヤー、医療処置・診断具等
の挿通用チャンネルとして用いることもできる。医療処
置・診断具としては、例えば、鉗子類、細胞診ブラシ、
注射針、高周波、超音波、電気水圧衝撃波等を発するプ
ローブ類(結石破砕用)、各種センサーおよびその導線
が挙げられる。
【0035】なお、第1ルーメン31、第2ルーメン3
2の少なくとも一方の内面を前述した低摩擦材料で構成
する(例えば、低摩擦材料の被覆層を形成)こともでき
る。このようにすれば、そのルーメン内に挿入される光
ファイバー束や医療処置・診断具等の摺動抵抗が減少
し、これらの挿入操作や移動、回転等を円滑に行うこと
ができる。
【0036】第3ルーメン33及び第4ルーメン34
は、チューブ本体2の横断面において、それぞれチュー
ブ本体2の中心軸から互いに反対方向に離間して、かつ
ルーメン31、32に対し位相がほぼ90°ずれた位置
に形成されている。また、両ルーメン33、34の先端
には、それぞれ充填材81、82が充填されており、こ
れによりルーメン33、34の先端は閉塞されている。
【0037】基端部23および中間部22における第3
ルーメン33および第4ルーメン34内には、それぞ
れ、密巻きの平板コイルからなる抗収縮性部材4が収納
されている。この抗収縮性部材4は、外力によって湾曲
可能であるが、その長手方向には実質的に収縮しない抗
収縮性を有しており、後述するワイヤ51、52の牽引
に伴うチューブ本体2の中間部22の収縮を防止するも
のである。
【0038】抗収縮性部材4の先端部は、それぞれ、チ
ューブ本体2の先端部21と中間部22との境界部24
付近まで挿入されており、この境界部24において接着
剤層91、92を介して固定されている。すなわち、抗
収縮性部材4の先端部の外周面に接着剤層91、92を
形成しておき、この抗収縮性部材4をルーメン33、3
4内に挿入したあと、境界部24の外周面を例えば熱収
縮チューブ(図示せず)で被覆した状態で加熱し、熱収
縮チューブの収縮により加圧(締め付け)すると、チュ
ーブ本体材料が溶融または軟化し、ルーメン33、34
の内壁面330、340が内側へわずかに突出するよう
に変形するとともに、接着剤層91、92が溶融し、ル
ーメン33、34の内壁面330、340が各抗収縮性
部材4の外周面に接着剤層91、92を介して押圧、密
着する。
【0039】このようなルーメン33、34の内壁面3
30、340の変形と接着剤層91、92の作用によ
り、各抗収縮性部材4の先端部が第3ルーメン33、第
4ルーメン34に対して強固に固定される。なお、抗収
縮性部材4の先端部の固定は、前記方法に限らず、例え
ば、上記接着剤層91、92を設けず、代わりに、加熱
時間を長くする等により熱収縮チューブの加圧(締め付
け)力を増大し、ルーメン33、34の内壁面330、
340をより強固に各抗収縮性部材4の外周面に押圧、
密着させて固定する方法、かしめ部材によるかしめによ
り各抗収縮性部材4を締め付けて固定する方法等を採用
してもよい。
【0040】各抗収縮性部材4の第3ルーメン33、第
4ルーメン34に対する固定は、その他の箇所、例え
ば、チューブ本体2の基端部23においてもなされてい
る。なお、固定箇所および固定面積が多すぎると、抗収
縮性部材4が湾曲し難くなり、チューブ本体2の湾曲を
妨げるため、抗収縮性部材4は、その先端部と基端部の
2箇所程度で固定されるのが好ましい。
【0041】なお、第3ルーメン33および第4ルーメ
ン34の内径は、特に限定されないが、抗収縮性部材4
の外径の1.0〜2.0倍程度とするのが好ましく、
1.0〜1.2倍程度とするのがより好ましい。
【0042】抗収縮性部材4を図示のような平板コイル
とする場合、その構成材料としては、例えば、ステンレ
ス鋼、炭素鋼、タングステン鋼、銅または真鍮のような
銅系合金、アルミニウム、白金、TiNi系合金のよう
な超弾性合金等の各種金属材料や、ポリテトラフルオロ
エチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、硬質ポリ塩
化ビニル、ポリエステル等の各種樹脂材料が挙げられ
る。
【0043】また、抗収縮性部材4の厚さ等の寸法は、
その構成材料やチューブ本体2の横断面形状、寸法、構
成材料等の諸条件により異なるが、例えば図示のような
ほぼ長方形断面のステンレス鋼材からなる平板コイルで
ある場合、その厚さ(線材の厚さ)は、10μm 〜1m
m、特に、10〜300μm 程度が好ましい。
【0044】また、抗収縮性部材4を構成する密着巻き
平板コイルは、隣接する平板と平板の間に隙間が無い、
いわゆる完全密着な状態が理想的であるが、隣接する平
板と平板とが少なくとも一点で密着していれば、それら
の間の一部に多少の隙間が存在してもよい。具体的に
は、コイルの全長に対し、前記隙間の合計が10%以
下、より好ましくは3%以下程度であれば、中間部22
におけるコイルのたわみが実質上生じず、実用上問題が
ない。
【0045】なお、抗収縮性部材4の平板コイルは、一
層一条巻きに限られるものではなく、複数層、複数条巻
きでもよい。
【0046】第3ルーメン33、第4ルーメン34の各
抗収縮性部材4の中心部には、それぞれの抗収縮性部材
4の基端から先端まで貫通する内腔41が形成されてお
り、両内腔41内には、先端部21を牽引して湾曲させ
るための牽引ワイヤ51、52が挿通されている。牽引
ワイヤ51、52は、それぞれの内腔41の先端開口よ
り露出し、先端部21におけるルーメン33、34内に
挿通されている。そして、牽引ワイヤ51、52の先端
は、それぞれ、充填材81、82内に埋設し、これによ
りルーメン33、34内で固定されている。また、牽引
ワイヤ51、52の先端は、チューブ本体2の先端面に
露出しないように配設されている。
【0047】牽引ワイヤ51、52の先端は、それぞ
れ、チューブ本体2の中心軸から偏心した位置、好まし
くはチューブ本体2の外周付近に固定されており、その
ため、図1の実線で示す基本位置状態から、ワイヤ5
1、52のうちの一方を基端側へ牽引すると、図1中の
一点鎖線で示すように、先端部21は、その牽引したワ
イヤ側へ屈曲する。この場合、境界部24および基端部
23において抗収縮性部材4がチューブ本体2に対して
固定されているため、ワイヤ51、52の牽引による中
間部22の湾曲はほとんど生じず、抗収縮性部材4が存
在しない先端部21のみが確実に屈曲する。
【0048】牽引ワイヤ51、52としては、頻回の牽
引操作により断線を生じることがない程度の強度および
耐久性を有し、また、伸びの少ないものが好ましく、例
えばステンレス鋼、超弾性合金、アモルファス合金等の
金属線や、芳香族ポリアミド、ポリアリレート、ポリエ
チレンテレフタレートのようなポリエステル、ポリイミ
ド等の高張力樹脂繊維、カーボンファイバー等による単
線や繊維束が挙げられる。
【0049】また、牽引ワイヤ51、52の外径は、そ
の構成材料やチューブ本体2の横断面形状、寸法、構成
材料等の諸条件により異なるが、牽引ワイヤ51、52
を例えばポリアリレート製撚り糸またはステンレス鋼の
単線で構成した場合、その外径は、30〜500μm 、
特に、50〜300μm 程度とするのが好ましい。ま
た、この外径は、後述する拡張体6を拡張、収縮するた
めの流体が十分量通過できるように、抗収縮性部材4の
内径よりも十分に小さく、具体的には、20〜500μ
m 程度、より好ましくは50〜300μm 程度小さいこ
とが好ましい。
【0050】なお、抗収縮性部材4としては、図示の密
着巻き平板コイルに限定されず、例えば、超弾性合金製
のパイプや、螺旋状にスリット加工が施された金属製の
パイプなどであってもよい。
【0051】また、抗収縮性部材4をルーメン33、3
4に設ける代わりに、例えば、コイルや超弾性合金パイ
プ等からなる抗収縮性部材を中間部22および基端部2
3の外周面に固定し、この抗収縮性部材と先端部21の
外面との間に段差が生じないように樹脂等でこれらの外
面を被覆して、ワイヤ操作による中間部22の湾曲を防
止する構成としてもよい。
【0052】図4に示すように、チューブ本体2の先端
側の外周面上には拡張体6が設置されている。この拡張
体6は、流体の注入および排出により拡張、収縮自在な
ものであり、例えば、ラテックスゴム、シリコーンゴム
のようなゴム材料、またはポリウレタン、軟質ポリ塩化
ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体等の樹脂材料から構成され
る薄い膜を筒状または袋状に成形したものである。
【0053】図示の拡張体6は、拡張時に血管の内壁面
に密着するようになっており、血管等に対しカテーテル
1Aを固定する役割と、拡張体6より前方(チューブ本
体先端側)において視界の妨げとなる血液を排除し、透
明液体に置換するに際しての血液の流入を遮断する役割
をもっている。なお、拡張体6の用途、機能は、これら
に限定されるものではない。
【0054】拡張体6は、拡張時にチューブ本体2の中
心から放射状に拡張するようになっていることが好まし
い。また、拡張体6の横断面形状は、円、楕円、その他
これに類する形状が可能であるが、挿入、留置する血管
の横断面形状に近似したものとすれば、血管への密着性
が良好となり好ましい。
【0055】また、拡張体6は、チューブ本体2に対し
流体密に取り付けられている必要がある。その取り付け
方法としては、例えば、チューブ本体2の外周面に別部
材(筒状または袋状の部材等)により拡張体6を端部に
て接着、融着または糸等を用いて縛り付ける方法、ある
いは、チューブ本体2と一体成形または二色成形する方
法が可能である。
【0056】本実施例では、拡張体6は、その大部分が
中間部22上に位置し、先端側部分が先端部21に跨が
ってチューブ本体2の外周面上に設置されている。
【0057】そして、チューブ本体2の外周面上には、
第3ルーメン33と連通する側口25が形成されてい
る。この側口25は、拡張体6内に位置しており、した
がって、第3ルーメン33はこの側口25を介して拡張
体6内へ開放している。この第3ルーメン33を介し
て、拡張体6内へ流体を送りこんで拡張体6を拡張さ
せ、また流体を排出して拡張体6を収縮させる。
【0058】また、側口25は、第3ルーメン33内の
抗収縮性部材4の固定位置(図示の例では、接着剤層9
1、92)よりも先端側に形成されている。したがっ
て、第3ルーメン33と側口25との間において、拡張
体を拡張、収縮させるための流体を、抗収縮性部材4の
牽引ワイヤ51、52との間の内腔および側口25を介
して通過させることができる。
【0059】なお、側口25は、抗収縮性部材4の先端
に近接して設けることが好ましく、かつ、拡張体6は、
チューブ本体2に取り付けられた先端側の端部付近に側
孔25が位置するようにして、できるだけ中間部22側
に設けることが好ましい。これにより、拡張体6が拡張
した状態であっても、先端部21の屈曲に必要な操作力
(牽引ワイヤ51、52の牽引力)を少なくでき、ま
た、先端部21を屈曲させた後においても、拡張体6を
円滑かつ有効に拡張できる。
【0060】拡張体6を拡張、収縮するための流体とし
ては、空気、CO2ガス、O2ガス等の気体、または生理
食塩水、前述のX線造影剤を含有する液等の液体が挙げ
られる。
【0061】図6は、操作具100の構成を示す縦断面
図、図7は、図6のIV−IV線における横断面図、図8
は、図6のV−V線における横断面図である。
【0062】この操作具100は、チューブ本体2の基
端側に装着され、第3ルーメン33と流体密に連通する
内部空間101を有する操作具本体130と、操作具本
体130に設けられ、操作具本体130の外部と内部空
間101とを連通させる開口部である第3コネクタ11
2と、操作具本体130に流体密に連結し、牽引ワイヤ
51、52をチューブ本体基端方向に牽引する牽引具で
あるリール105とを有している。
【0063】操作具本体130は、マニホールド部12
0およびコネクタ部121を有する第1ハウジング10
2と、マニホールド部120およびコネクタ部121を
除き第1ハウジング102とほぼ対称な形状を有する第
2ハウジング103とを接合して形成されている。そし
て、これらの第1ハウジング102と第2ハウジング1
03との間に内部空間101が画成される。
【0064】第1ハウジング102の先端側には、筒状
のマニホールド部120が形成されている。また、第1
ハウジング102の基端側は、3つの部分に分岐してお
り、それぞれの分岐部分は中空に形成され、かつ外部に
開放する開口を有しており、後述する第1コネクタ11
0、第2コネクタ111および第3コネクタ112とを
備えたコネクタ部121を構成している。
【0065】マニホールド部120およびコネクタ部1
21を除いては、第1ハウジング102は図6中の紙面
手前側(図7中上側)に、第2ハウジング103は図6
中の紙面奥側(図7中下側)に位置し、操作具100の
中心軸とほぼ平行な面で相互に接合されている。一方、
図8に示されるように、第1コネクタ110および第2
コネクタ111において、第1ハウジング102は図8
中下側(図6中の紙面奥側)に突出し、この突出部分の
先端側において、操作具100の中心軸とほぼ垂直な面
102Aで第2ハウジング103と接合される。
【0066】また、図示しないが、第3コネクタ112
およびマニホールド部120においても、前記第1コネ
クタ110および第2コネクタ111と同様に、第1ハ
ウジング102は図8中下側(図6中の紙面奥側)に突
出しており、操作具100の中心軸とほぼ垂直な面で第
1ハウジング102と第2ハウジング103とが接合さ
れる。
【0067】マニホールド部120内には、チューブ本
体2の基端部23が挿入、流体密に固定されている。こ
れにより、操作具本体130の内部空間101は、第3
ルーメン33と流体密に連通する。
【0068】また、マニホールド部120とコネクタ部
121との中間部分には、後述するリール105の軸体
107を操作具本体130の外部に突出させるための軸
孔131が形成されている。なお、軸孔131は、図示
の例では第1ハウジング102側に形成されているが、
第2ハウジング103側に形成されてもよい。
【0069】そして、操作具本体130には、リール1
05およびリール操作部である操作レバー106とから
なる牽引具が設置されている。
【0070】リール105は、牽引ワイヤ51、52の
巻き取りを行うリール本体105Aと、ワイヤ51、5
2の基端部を固定する固定部105Bと、リール本体1
05Aの回転中心に固定され、操作具本体130に形成
された軸孔131に回転可能に挿通された軸体107と
を有しており、軸体107を中心に回転するものであ
る。
【0071】具体的には、リール本体105Aは円盤状
の部材であって、その外周に沿って、牽引ワイヤ51、
52が挿通する溝105Cが形成されている。チューブ
本体2基端の第3ルーメン33および第4ルーメン34
の開口から操作具本体130の内部空間101に露出し
た牽引ワイヤ51、52は、図6中上下に分かれ、それ
ぞれ、対向する溝105C内でリール本体105Aに互
いに逆方向に巻き付けられている。
【0072】なお、リール本体105Aの両側部のそれ
ぞれに、ワイヤ51、52の溝105Cからの離脱を防
止するために、溝105Cを覆うガイド部材を設けても
よい(図示せず)。また、溝105Cの横断面形状は、
図示のごとき四角形に限らず、例えばV字状や円弧状で
あってもよい。
【0073】リール本体105Aの基端側には、牽引ワ
イヤ51、52の基端をリール105に固定するための
固定部105Bが設けられている。本実施例における固
定部105Bは、ワイヤ51、52の張力を調節可能に
これらの基端を固定する張力調整手段を有するものであ
り、リール本体105Aにそれぞれ螺合された2本の固
定ネジで構成されている。そして、この固定ネジには、
それぞれ、リール本体105Aに巻き付けられたワイヤ
51、52の基端が固定され、この固定ネジを回転する
ことにより、対応するワイヤ51、52が巻き取られま
たは巻き出されて、その張力が調整される。
【0074】なお、図6および図7に示す状態では、チ
ューブ本体2の先端部21は、前記基本位置状態にあ
る。
【0075】軸体107は、軸孔131より操作具本体
130外へ突出しており、この突出部には、軸体107
の径方向に貫通するレバー嵌合孔107Aが形成されて
いる。
【0076】このようなリール105は、適度な強度
(剛性)を有し、低摩擦材料で耐摩耗性に優れる材料で
構成されているのが好ましい。このような材料として
は、例えば、ステンレス鋼、銅合金、アルミニウム、ア
ルミニウム合金等の各種金属、ポリエチレン(特に中な
いし高密度)、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、
アクリル樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレ
ン共重合体、芳香族または脂肪族ポリアミド、ポリアセ
タール、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ポリエーテル
エーテルケトン、ポリスルホン、ポリフェニレンスルフ
ィド、ポリイミド、ポリアセタール、フッ素樹脂等の各
種樹脂、アルミナ等の各種セラミックスが挙げられる。
【0077】リール105が上述した材料で構成されて
いる場合、リール105の回転に際し、軸体107外面
と軸孔131内面との摺動や、リール本体105Aと牽
引ワイヤ51、52との摺動が円滑になされ、耐久性も
向上し、摩耗粉の発生も防止されるので好ましい。
【0078】図示のように、操作具本体130の内部空
間101内に牽引具(リール105)を収納した構造と
することにより、拡張体6を拡張・収縮させるための流
体が通過する流路と、牽引具を収納、設置するスペース
とを兼ねることができ、操作具100の小型化、軽量化
を図ることができる。
【0079】また、軸体107の外周であって、リール
本体105Aの上面と第1ハウジング102の上部内面
との間には、リング状の第1シール部材113が設置さ
れている。この第1シール部材113は、リール105
の回動時および非回動時において、リール本体105A
の上面と第1ハウジング102の上部内面の双方に密着
し、軸孔131から侵入する流体を遮断し、かつ内部空
間101から軸孔131を介して外部への流体の漏出を
防止して、操作具本体130の内部空間101を流体密
に保つ(シールする)役割をもっている。
【0080】この第1シール部材113の構成材料とし
ては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエン
ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエン−アクリ
ロニトリルゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ブ
チルゴム、エチレン−プロピレンゴム、アクリル系ゴ
ム、ウレタンゴム、ヒドリンゴム、シリコーンゴム、フ
ッ素ゴム等の各種ゴムまたはこれらのブレンド物や、ポ
リウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー、
ポリアミドエラストマー、ポリスチレンエラストマー、
フッ素系エラストマー等の各種熱可塑性エラストマー等
の弾性材料、さらには、例えば、軟質ポリ塩化ビニルの
ような柔軟性に富む樹脂材料を主とするものが挙げられ
る。また、前記各種ゴムは、加硫ゴムに限らず、未加硫
または半加硫ゴム(加硫係数が100%未満)のような
粘弾性材料であってもよい。
【0081】なお、第1シール部材113の設置位置
は、図示のものに限らず、例えば、軸孔131と軸体1
07との間に設置されていてもよい。
【0082】前記レバー嵌合孔107Aには、操作レバ
ー106の一端部が嵌合されている。この場合、操作レ
バー106をレバー嵌合孔107Aに嵌合すると、操作
レバー106の摺動面(下面)が第2ハウジング103
の軸孔131の周囲に突出した凸部の上面に係止、圧着
され、その反力によってリール105が図7中上方へわ
ずかに移動し、停止する。これにより、第1シール部材
113がリール本体105Aの上面と第2ハウジング1
03の上部内面との間に挟まれて圧縮され、それらの面
に密着する。
【0083】また、本実施例の場合、第1シール部材1
13は、リール105の回転を制動する制動機能をも有
している。すなわち、第1シール部材113がリール本
体105Aの上面と第2ハウジング103の上部内面と
の間に挟まれて圧縮され、それらの面に密着したとき、
その摩擦力により、リール105の回転に際しての制動
力を生じる。
【0084】なお、図7に示すように、操作レバー10
6のレバー嵌合孔107Aへの嵌合状態におけるリール
本体105Aの上面と第2ハウジング103の上部内面
との距離Lは、第1シール部材113、第2ハウジング
103および操作レバー106の材質にもよるが、第1
シール部材113の自然状態(圧縮力等の外力が加わら
ない状態)での厚さの50〜99%程度とするのが好ま
しく、75〜96%程度とするのがより好ましい。更に
好ましくは79〜96%である。このような範囲におい
て、適度な制動力が得られるからである。
【0085】操作レバー106は、その途中でL字状に
屈曲し、図7中上下方向に伸びる屈曲部106Aを有し
ている。操作レバー106は、主にこの屈曲部106A
に手をあてて回動操作される。従って、屈曲部106A
の外側表面には、滑り防止手段として、微小な凹凸、あ
るいは前記弾性または粘弾性材料による被覆層が形成さ
れているのが好ましい。また、このような滑り防止手段
は、操作レバー106の上面に施されていてもよい。
【0086】このような操作レバー106は、前述した
リール105と同様の材料で構成されているのが好まし
い。これにより、操作レバー106の回動操作に際し、
操作レバー106の操作具本体130に対する摺動が円
滑になされ、摩耗も抑制される。
【0087】また、操作具100は、リール105の回
転角度範囲を規制する回転角規制手段を有している。本
実施例において、この回転角規制手段は、図1に示すよ
うに、前述した操作レバー106の屈曲部106Aと、
操作具本体130の外面上にあって屈曲部106Aが当
接する当接部132、133とで構成されている。操作
レバー106の回動に際し、図1の実線で示す基本位置
状態から、操作レバー106Aを基端側へ例えば45°
回動すると、屈曲部106Aが当接部132に当接して
停止し、逆に、操作レバー106を基本位置状態から先
端側へ例えば45°回動すると、屈曲部106Aが当接
部133に当接して停止する。これにより、操作レバー
106の回転角度範囲(最大回転角度)が基本位置状態
を中心に左右45°ずつに規制され、牽引ワイヤ51、
52の引き過ぎによる破断や、チューブ本体2の先端部
21の曲げ過ぎによる光ファイバー束6等の破損を防止
することができる。
【0088】このような操作具100では、単一の第1
シール部材113によりリール105の制動がなされ、
また、リール105の回転角度範囲の規制も、別途専用
の部材等を設置することなく、リール105の回転操作
用の屈曲部106Aと操作具本体130の外面に形成さ
れた当接部132、133とを利用して行われるため、
極めて簡易な構成で、制動機能を得、回転角度範囲を規
制することができる。
【0089】第1コネクタ110は、内径が先端に向け
て漸減するテーパ状内面を有するいわゆるルアーテーパ
コネクタであり、図示しない三方活栓やシリンジの先端
等を液密に接続することができる。この第1コネクタ1
10の内腔の先端部と、チューブ本体2の第2ルーメン
32の基端部とは、第1接続チューブ115により流体
密に接続されている。
【0090】例えば、第1コネクタ110にシリンジの
先端を接続し、シリンジ内の液体をコネクタ110およ
びチューブ115を介して第2ルーメン32内に供給す
ることができる。また、第1コネクタ110からは、例
えば、鉗子類、細胞診ブラシ、注射針、クリップ装置、
ガイドワイヤー、高周波、超音波、電気水圧衝撃波、レ
ーザー光等を発するプローブ類、洗浄、吸引等のチュー
ブ類、メジャーのような各種医療処置器具を挿入するこ
ともできる。
【0091】なお、第2ルーメン32の基端部と第1接
続チューブ115とは、その内面同士が無段差になるよ
う接続されているのが好ましく、同様に、第1コネクタ
110の狭小部110Aの内径とそこに接続された第1
接続チューブ115の内径とを同一とし、その内面同士
を無段差接続とすることが好ましい。これにより、例え
ばガイドワイヤー等の医療処置器具の挿入または抜去
を、引っかかりを生じることなく円滑に行え、さらに
は、コネクタ110からに限らず、チューブ本体2の先
端部21から、医療処置器具の挿入または抜去を円滑に
行うこともできる。
【0092】第2コネクタ111は、ファイバースコー
プ挿入用のコネクタであって、このコネクタ111の内
腔の先端部とチューブ本体2の第1ルーメン31の基端
部とは、第2接続チューブ116により流体密に接続さ
れている。そして、第1ルーメン31内の光ファイバー
束6は、チューブ116内を通り、第2コネクタ111
の内腔に挿入されている。
【0093】また、第2コネクタ111の内腔には、例
えばシリコーンゴムのような弾性材料で構成された中空
の光ファイバー固定部材117が嵌入されている。さら
に、コネクタ111の基端には、中空の弁キャップ11
8が螺合されている。
【0094】図6に示すように、光ファイバー束7が光
ファイバー固定部材117および弁キャップ118内に
挿通された状態で、弁キャップ118を回転してその先
端部をコネクタ111内にねじ込んでいくと、弁キャッ
プ118の先端面が光ファイバー固定部材117を押圧
し、光ファイバー固定部材117が変形して、光ファイ
バー固定部材117の中空部が閉塞し、光ファイバー束
7に密着する。これにより、その中空部を挿通している
光ファイバー束7はその軸方向に移動しないように固定
される。このような光ファイバー束7の固定は、光ファ
イバー束7の軸方向の位置を所望に調整した後、行われ
る。
【0095】そして、第2ルーメン32より第1コネク
タ110までの流通路と、第1ルーメン31より第2コ
ネクタ110までの流通路には、それぞれ、操作具本体
130の内部空間101へ連通する箇所は存在せず、こ
れらの間での流体の流れは遮断されている。
【0096】第3コネクタ112は、前記第1コネクタ
110と同様に、内径が先端に向けて漸減するテーパ状
内面を有するいわゆるルアーテーパコネクタであり、図
示しない三方活栓やシリンジの先端等を流体密に接続す
ることができる。この第3コネクタ112の内腔は、操
作具本体130の内部空間101を介して、チューブ本
体2の第3ルーメン33と流体密に連通する。
【0097】したがって、拡張体6を拡張・収縮するた
めの流体を充填したシリンジの先端を第3コネクタ11
2に接続し、シリンジ内の流体をコネクタ112および
内部空間101を介して第3ルーメン33内に供給する
ことができる。このとき、前記したように、内部空間1
01とルーメン31、32との流体の流れは遮断されて
おり、前記流体が第1ルーメン31や第2ルーメン32
に漏出することはない。
【0098】第1ハウジング102および第2ハウジン
グ103の間には、これらの接合面に沿って、第2シー
ル部材114が設置されている。この第2シール部材1
14は、第1ハウジング102および第3ハウジング1
03の接合面のそれぞれに密着し、操作具100の内部
空間101からの流体の漏出、および操作具100の外
部から内部空間101への流体の侵入を防止する役割を
有する。
【0099】具体的には、図7に示すように、第1ハウ
ジング102と第2ハウジング103の接合面には、そ
れぞれ、溝102a、103aが対向して設けられてお
り、これらの溝102a、103a内にリング状の第2
シール部材114が収納、設置される。
【0100】この第2シール部材114は、第1コネク
タ110および第2コネクタ111においては図8に示
すように配置される。すなわち、第1ハウジング102
には、第1ハウジング102内に挿通された第1接続チ
ューブ115および第2接続チューブ116を迂回する
ように、第1ハウジング102の第2ハウジング103
との接合面に沿って溝102aが形成されている。そし
て、第2ハウジング103には、溝102aと対向する
位置に溝103aが形成され(図示せず)、これらの溝
102a、103aの間に第2シール部材114が設置
される。
【0101】また、図示しないが、第3コネクタ112
およびマニホールド部120においても、第2シール部
材114は、前記第1コネクタ110および第2コネク
タ111における配置と同様に、チューブ本体2の基端
部23および第3コネクタ112の内腔を迂回するよう
に、第1ハウジング102および第2ハウジング103
の接合面に沿って配置される。
【0102】第2シール部材114の構成材料として
は、前記した第1シール部材113と同様のものが挙げ
られる。
【0103】操作具100の組み立ては、例えば、第1
シール部材113が軸体107に予め挿入されたリール
105の軸体107を、第1ハウジング102の内側か
ら軸孔131に挿通し、次いで、操作レバー4の一端部
を第1ハウジング102の外側へ露出したレバー挿通孔
に嵌合し、接着剤等で固定した後、ワイヤー51、52
をリール105へ巻き付け、固定および張力の調整を適
宜行い、第1接続チューブ115を第1コネクタ110
に、第2接続チューブ116を第2コネクタ111にそ
れぞれ装着後、第2シール部材114を溝102a内に
挿通し、溝102a、103a内に第2シール部材11
4を挟んだ状態で第1ハウジング102と第2ハウジン
グ103とを接着剤等で接合することにより行うことが
でき、極めて簡単に組み立てを行うことができる。
【0104】なお、第2シール部材114を設けずに、
接着剤等によって第1ハウジング102および第2ハウ
ジング103を隙間なく接合することにより、第1ハウ
ジング102および第2ハウジング103を流体密に接
合するようにしてもよい。しかしながら、図示のような
シール部材を介在させることにより、操作具100の内
部空間101を外部に対して確実に流体密に保つことが
できる。
【0105】図9は、本発明の他の実施例を示す部分拡
大横断面図である。以下、この図に基づいて本発明のカ
テーテル1Bの構成について説明するが、前記カテーテ
ル1と同様の事項については、その説明を省略する。
【0106】カテーテル1Bは、前記カテーテル1とほ
ぼ同様の構成であるが、第3ルーメン33およびこのル
ーメン33内に収納された抗収縮性部材4の構造および
拡張体6の配置が若干異なっている。
【0107】カテーテル1Bの抗収縮性部材(平板コイ
ル)4の先端付近には側口43が形成されている。一
方、チューブ本体2の側口25は、接着剤層91より基
端側であって、側口43の近傍に位置している。
【0108】また、拡張体6は、その全体が中間部22
の上、すなわち境界部24よりも基端側に設置されてい
る。
【0109】このような構造とすることにより、第3コ
ネクタ112より前記した流体を注入すれば、この流体
は第3コネクタ112の内腔、操作具100の内部空間
101、抗収縮性部材4の内腔、抗収縮性部材4の側口
43およびチューブ本体2の側口25を通って拡張体6
内に到達し、拡張体6が境界部24よりも基端側で拡張
する。このようにすれば、前記カテーテル1Aと比べ
て、拡張体6の拡張および先端部21の屈曲が相互に妨
げられないため、先端部21の屈曲に必要な操作力が軽
減され、さらに、先端部21の屈曲時でも拡張体6がよ
り円滑に拡張でき、操作性が向上する。
【0110】側孔25の形成は、レーザー加工(例え
ば、YAGレーザー)、放電加工、化学エッチング、切
削加工など、さらにそれらの併用により、抗収縮性部材
4の一部を開口させることに行うことができる。
【0111】図10は、本発明の他の実施例を示す部分
拡大横断面図である。以下、この図に基づいて本発明の
カテーテル1Cの構成について説明するが、前記カテー
テル1Bと同様の事項については、その説明を省略す
る。
【0112】カテーテル1Cは、前記カテーテル1Bと
ほぼ同様の構成であるが、第3ルーメン33内に収納さ
れた抗収縮性部材4の構造が若干異なっている。
【0113】抗収縮性部材4は、密着巻き平板コイルで
構成されている。そして、この平板コイルには、所々に
おいて、隣接する平板と平板の間に隙間44が形成され
ている。この隙間44は、通常、平板コイルの製造上、
コイルを形成する平板の横断面形状が完全な長方形形状
とならず、隣接する平板と平板とが密着しない部分が形
成されることにより生じる。
【0114】したがって、第3コネクタ112より前記
した流体を注入すれば、この流体は第3コネクタ112
の内腔、操作具100の内部空間101、抗収縮性部材
4の内腔を通過し、隙間44を介して抗収縮性部材4と
第3ルーメン33の内面との間に入り込み、さらに側口
25を通過して、拡張体6内に達する。したがって、前
記カテーテル1Bのように、抗収縮性部材4に側口を設
けなくとも、流体を拡張体6内に送り込み、また拡張体
6から排出して、拡張体6の拡張、収縮を行うことがで
きる。
【0115】なお、本実施例においては、流体としては
空気等の気体を用いることが好ましい。そのようにすれ
ば、当該流体が比較的狭い平板コイルの隙間44を良好
に通過できるため、拡張体6の拡張、収縮を迅速かつ良
好に行うことができる。
【0116】隙間44の面積は、特に限定されないが、
例えば、抗収縮性部材4の全体において形成された各々
の隙間44の面積の合計が0.1〜5mm2程度、より
好ましくは0.5〜2mm2程度が好適である。
【0117】以上、本発明のカテーテルチューブを図示
の実施例に基づいて説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。例えば、第1コネクタ110、第2
コネクタ111、第3コネクタ112は第2ハウジング
103と一体化された構造であってもよく、あるいは、
少なくともどれか一つが、第1ハウジング102および
第2ハウジング103と別体に形成され、第1ハウジン
グ102または第2ハウジング103に嵌合されるもの
でもよい。
【0118】また、図示の例では、第3ルーメン33に
側口25を設けているが、第4ルーメン34に設けても
よく、あるいは、第3ルーメン33と第4ルーメン34
の両方に設けてもよい。また、側口43についても、側
口25の配置に応じて、2本の抗収縮性部材4のうちい
ずれか、あるいは、両方に設けてもよい。
【0119】さらに、例えば、注入した流体が漏出しな
いように二方活栓が第3コネクタ112に内蔵されてい
てもよい。
【0120】さらに、牽引ワイヤを牽引する牽引具につ
いても、図示のものに限定されず、例えば、シリンダー
内を軸方向に摺動するプランジャーにより牽引ワイヤを
牽引する構成のもの等、いかなるものでもよい。
【0121】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明のカテーテル
によれば、簡単な構成で、先端湾曲機構用の部材を収納
するルーメンと、拡張体への流体の注入・排出を行うた
めのルーメンとを同一ルーメンとすることができる。従
って、チューブ本体のルーメン数を最小限に抑えること
ができ、カテーテルの細径化を効率的に行うことができ
る。
【0122】また、抗収縮性部材、特に平板コイルから
なる抗収縮性部材を設けた場合には、チューブ本体の細
径化を図りつつ、牽引ワイヤの牽引に伴うチューブ本体
の収縮や湾曲を防止でき、簡単な構成でチューブ本体の
先端部のみを確実に屈曲できる。
【0123】また、前記ルーメンに抗収縮性部材が収納
され、かつこの抗収縮性部材に側口あるいは隙間を設け
た場合は、拡張体をチューブ本体の屈曲する先端部より
基端側に配置でき、屈曲に必要な操作力が軽減され、さ
らに、チューブ本体先端部の屈曲時でも拡張体が円滑に
拡張するため、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカテーテルを内視鏡に適用した場合の
実施例を示す全体側面図である。
【図2】図1に示すカテーテルチューブの先端部を示す
斜視図である。
【図3】図2中のI−I線での縦断面図である。
【図4】図2中のII−II線での縦断面図である。
【図5】図1中のIII −III 線での横断面図である。
【図6】図1に示す操作具の縦断面図である。
【図7】図6中のIV−IV線での横断面図である。
【図8】図6中のV−V線での横断面図である。
【図9】本発明の第2の実施例を示すカテーテルチュー
ブの先端部の縦断面図である。
【図10】本発明の第3の実施例を示すカテーテルチュ
ーブの先端部の縦断面図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C カテーテル 2 チューブ本体 21 先端部 22 中間部 23 基端部 24 境界部 31 第1ルーメン 32 第2ルーメン 33 第3ルーメン 330 内壁面 34 第4ルーメン 340 内壁面 4 抗収縮性部材 41 内腔 43 側口 44 隙間 51、52 牽引ワイヤ 6 拡張体 91、92 接着剤層 100 操作具 101 内部空間 102 第1ハウジング 103 第2ハウジング 105 リール 106 レバー 107 軸体 110 第1コネクタ 111 第2コネクタ 112 第3コネクタ 113 第1気密リング 114 第2気密リング 115 第1接続チューブ 116 第2接続チューブ 121 コネクタ部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ操作により屈曲する先端部と、該
    先端部よりも基端側に形成され、ワイヤ操作によって実
    質的に湾曲しない中間部とを有する可撓性のチューブ本
    体と、 該チューブ本体のほぼ全長に渡って形成された少なくと
    も一つの牽引ワイヤ収納用のルーメンと、 該ルーメン内に収納され、先端が前記チューブ本体先端
    付近で偏心位置に固定された少なくとも一つの牽引ワイ
    ヤと、 前記チューブ本体の先端側の外周面上に設置された拡張
    ・収縮自在な拡張体と、 前記チューブ本体の基端側に設けられ、前記牽引ワイヤ
    を牽引操作するための操作具とを有するカテーテルであ
    って、 前記操作具は、前記チューブ本体の基端側に装着され、
    前記ルーメンと流体密に連通する内部空間を有する操作
    具本体と、該操作具本体に設けられ、該操作具本体の外
    部と前記内部空間とを連通させる開口部と、前記操作具
    本体に流体密に連結し、前記牽引ワイヤをチューブ本体
    基端方向に牽引する牽引具とを有しており、 前記ルーメンは、前記拡張体内へ開放しており、前記拡
    張体を拡張・収縮させるための流体は、前記牽引ワイヤ
    が収納されている前記ルーメンを介して注入・排出され
    ることを特徴とするカテーテル。
  2. 【請求項2】 前記チューブ本体の前記中間部におい
    て、長手方向の抗収縮性を有する抗収縮性部材を前記ル
    ーメン内に固定したことを特徴とする請求項1に記載の
    カテーテル。
  3. 【請求項3】 前記抗収縮性部材は、その基端から先端
    まで貫通する内腔を有し、該内腔に前記牽引ワイヤが収
    納され、前記抗収縮性部材および前記牽引ワイヤとの間
    を前記流体が通過するように構成されていることを特徴
    とする請求項2に記載のカテーテル。
  4. 【請求項4】 前記抗収縮性部材は密着巻きコイルであ
    ることを特徴とする請求項2又は3に記載のカテーテ
    ル。
  5. 【請求項5】 前記拡張体は前記チューブ本体の前記先
    端部および前記中間部の境界部上に設けられており、 前記チューブ本体は、前記抗収縮性部材の先端よりも先
    端側に、前記ルーメンと前記拡張体内とを連通させる少
    なくとも一つの側口を有していることを特徴とする請求
    項2ないし4のいずれかに記載のカテーテル。
  6. 【請求項6】 前記拡張体は前記チューブ本体の前記中
    間部に設けられており、 前記抗収縮性部材の一部には、拡張体への流体の注入・
    排出を可能とするための少なくとも一つの側口が設けら
    れており、かつ、前記チューブ本体の前記中間部に、前
    記ルーメンと前記拡張体内とを連通させる少なくとも一
    つの側口が設けられていることを特徴とする請求項2な
    いし4のいずれかに記載のカテーテル。
  7. 【請求項7】 前記チューブ本体は、前記チューブ本体
    の外側へ開放する第2のルーメンを有しており、 前記操作具は、前記操作具本体の前記内部空間内に配設
    され、一端が前記第2のルーメンと流体密に接続する接
    続管と、前記操作具本体に形成され、前記操作具本体の
    外部と前記内部空間とを連通する第2の開口部とを有し
    ており、 前記接続管の他端は前記第2の開口部と流体密に接続
    し、これにより前記第2のルーメンが前記内部空間に連
    通することなく前記接続管を介して前記操作具本体の外
    部に連通していることを特徴とする請求項1ないし6の
    いずれかに記載のカテーテル。
  8. 【請求項8】 ワイヤ操作により屈曲する先端部と、該
    先端部よりも基端側に形成され、ワイヤ操作によって実
    質的に湾曲しない中間部とを有する可撓性のチューブ本
    体と、 該チューブ本体のほぼ全長に渡って形成され、該チュー
    ブ本体の中心軸から互いに反対方向に離間して形成され
    た一対の牽引ワイヤ収納用のルーメンと、 該ルーメン内にそれぞれ収納され、先端が前記チューブ
    本体先端付近で偏心位置に固定された一対の牽引ワイヤ
    と、 前記チューブ本体の先端側の外周面上に設置された拡張
    ・収縮自在な拡張体と、 前記チューブ本体の基端側に設けられ、前記一対の牽引
    ワイヤを牽引操作するための操作具とを有するカテーテ
    ルであって、 前記操作具は、前記チューブ本体の基端側に装着され、
    前記一対のルーメンの少なくとも一方と流体密に連通す
    る内部空間を有する操作具本体と、該操作具本体に設け
    られ、該操作具本体の外部と前記内部空間とを連通させ
    る開口部と、前記操作具本体に流体密に連結し、前記内
    部空間と連通する前記ルーメンに収納された前記牽引ワ
    イヤをチューブ本体基端方向に牽引する牽引具とを有し
    ており、 前記操作具の前記内部空間と連通する前記一対のルーメ
    ンの少なくとも一方は前記拡張体内へ開放しており、該
    ルーメンを介して前記拡張体を拡張・収縮させるための
    流体が注入・排出されることを特徴とするカテーテル。
  9. 【請求項9】 前記操作具の前記内部空間は前記一対の
    ワイヤ収納用のルーメンの両方に流体密に連通してお
    り、前記一対の牽引ワイヤは前記牽引具によりチューブ
    本体基端方向に独立して牽引されることを特徴とする請
    求項8に記載のカテーテル。
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