JPH09287101A - レール用絶縁継目板の締結具及び締結装置 - Google Patents

レール用絶縁継目板の締結具及び締結装置

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JPH09287101A
JPH09287101A JP10276796A JP10276796A JPH09287101A JP H09287101 A JPH09287101 A JP H09287101A JP 10276796 A JP10276796 A JP 10276796A JP 10276796 A JP10276796 A JP 10276796A JP H09287101 A JPH09287101 A JP H09287101A
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JP
Japan
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joint plate
rail
insulating joint
fastener
fastening device
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Application number
JP10276796A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Nakamura
知広 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クリップによる圧縮力、剪断力、摩擦力による
性能の低下を防止し得るレール用絶縁継目板の締結具及
び締結装置を提供する。 【解決手段】レール支持体31上に載置されたレール4
0の端部側面間にまたがって配設された熱硬化性樹脂及
び強化繊維製の絶縁継目板21,21を、レール支持体
31に対して締め付け固定する締結具1,1であって、
この締結具1,1を、熱硬化性樹脂及び強化繊維によっ
て形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、隣接するレールの
端部側面間にまたがって配設されるレール用絶縁継目板
の締結具及び締結装置に係り、より詳細には、レール用
絶縁継目板の性能の低下を防止し得るレール用絶縁継目
板の締結具及び締結装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、鉄道用のレールの接続箇所に
は、隣接するレールの端部側面間にまたがって継目板と
呼ばれる部材が配設されており、この継目板によって隣
接するレールの端部がレール支持体上に支持固定される
構造となっている。
【0003】このような継目板による支持固定構造の一
例を図6に示す。
【0004】すなわち、枕木等のレール支持体51上に
載置されたレール52の端部側面間にまたがって、左右
両側から継目板53を配設し、この継目板53の外面に
形成された凹溝部54の底面54aに、金属性のばね体
で形成されたクリップ55の先端押圧部55aを当接
し、ボルト56とナット57とによってクリップ55を
レール支持体51に締め付け固定することにより、レー
ル52の端部をレール支持体51上に支持固定するもの
である。なお、図中の符号58は軌道パッドである。
【0005】ところで、信号機や踏切警報機の設置箇所
に配設されるレールは、その信号機や踏切警報機を含む
ある一定区間において電気回路を形成する必要がある。
そのため、この一定区間のレールを連結する継目板は、
絶縁性を有する必要がある。
【0006】このように、電気回路を形成する一定区間
のレールを連結する継目板は、絶縁性を必要としないそ
の他の区間のレールを連結する継目板と区別すべく、一
般に絶縁継目板と呼ばれている。この絶縁継目板は、絶
縁性を持たせるために熱硬化性樹脂及び強化繊維によっ
て形成されるのが一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱硬化
性樹脂及び強化繊維製の絶縁継目板は、圧縮強度、剪断
強度、金属との磨耗等において、金属製の継目板よりも
劣る。
【0008】このことは、上記した従来の金属製のクリ
ップ55を使用して絶縁継目板を締め付け固定した場
合、クリップ55の押圧部55aに接する絶縁継目板の
底面が、磨耗により損傷したり、また絶縁継目板全体が
圧縮又は剪断によって破壊されるといった問題があっ
た。
【0009】そのため、軌道用継目板としての本来の性
能が低下し、保守作業の頻度も増大し、さらには鉄道の
安全性にも悪影響を及ぼすことになる。
【0010】本発明はこのような問題点を解決すべく創
案されたものであって、その目的は、クリップによる圧
縮力、剪断力、摩擦力による性能の低下を防止し得るレ
ール用絶縁継目板の締結具及び締結装置を提供すること
にある
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1記載のレール用絶縁継目板の締付
具は、レール支持体上に載置されたレールの端部側面間
にまたがって配設された熱硬化性樹脂及び強化繊維製の
絶縁継目板を、前記レール支持体に対して締め付け固定
するものであって、熱硬化性樹脂及び強化繊維によって
形成したものである。
【0012】また、本発明の請求項2記載の締結装置
は、レール支持体上に載置されたレールの端部側面間に
またがって配設される熱硬化性樹脂及び強化繊維製の絶
縁継目板と、この絶縁継目板を前記レール支持体に締め
付け固定することによって前記レールを前記レール支持
体上に支持固定する締結具とからなり、前記締結具は、
前記絶縁継目板を押圧する押圧部を備え、前記絶縁継目
板と前記締結具の押圧部との当接部分に、熱硬化性樹脂
及び強化繊維製の積層体からなる保護板が介挿されたも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0014】図1は、レールに取り付けた絶縁継目板を
締結具によって締結した状態を示す縦断面図であって、
本発明の請求項1に対応している。
【0015】レール40は、枕木等のレール支持体31
上に載置される部分である底部41と、図示しない列車
の車輪が接触する部分である頭部43と、底部41及び
頭部43よりも幅狭に形成された胴部42とで構成され
ている。
【0016】また、熱硬化性樹脂及び強化繊維によって
作製された絶縁継目板21は、図示は省略しているが横
長の平板形状に形成されており、レール40の胴部42
に対向する面22はほぼ平坦面に形成されている。ま
た、対向面22と反対側の面(外面)28には、レール
敷設方向に沿う凹溝部29が形成されている。
【0017】また、締結具1は、その中央部に上下方向
に貫通する貫通孔14が開設された締込部11と、この
締込部11の上部一側縁に形成され、絶縁継目板21の
凹溝部29の底面29aに当接して絶縁継目板21を下
方に押圧する押圧部12と、締込部11の他側縁の下部
に形成され、レール支持体31に当接する支点部13と
で構成されている。
【0018】一方、レール支持体31には、その台座部
32にボルト部16が立設されており、このボルト部1
6に締結具1の貫通孔14が挿通されるようになってい
る。
【0019】すなわち、レール支持体31上に隣接する
レール40,40の両端部を所定の間隔を存して載置
し、この載置されたレール40,40の端部側面間にま
たがって、左右両側から絶縁継目板21,21をそれぞ
れ配設する。そして後、レール支持体31のボルト部1
6に締結具1に開設した貫通孔14を挿通して、絶縁継
目板21の外面28に形成された凹溝部29の底面29
aに、締結具1の押圧部12を当接する。そして、貫通
孔14から上方に突出したボルト部16に、座金18を
介してナット17を螺着することにより、締結具1によ
って絶縁継目板21をレール40と共にレール支持体3
1に締め付け固定するものである。
【0020】このとき、絶縁継目板21は、上側傾斜面
23がレール40の頭部43の下面に沿って当接される
とともに、下側傾斜面24がレール40の底部41の上
面に沿って当接され、対向面22がレール40の胴部4
2に対して若干の隙間を存するように配設される。つま
り、絶縁継目板21は、上部傾斜面23及び下側傾斜面
24のみを介してレール40と接触する構造となってい
る。
【0021】このような構成において、締結具1は、そ
の全体がマトリックス樹脂と強化繊維とによって形成さ
れている。
【0022】マトリックス樹脂としては、不飽和ポリエ
ステル樹脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、フェ
ノール樹脂などが好適に用いられるが、耐疲労強度、伸
び、耐熱性などを考慮すると、成形性にも優れたビニル
エステル樹脂が最も好適である。
【0023】また、強化繊維としては、無機繊維である
ガラスやカーボン繊維、有機繊維であるアラミド繊維、
ポリエステル系繊維などが好適に用いられ、これらを単
独で又は任意に組み合わせて使用する。強化繊維の形態
としては一方向ロービング、ロービングクロス、チョッ
プドストランドマットやコンティニアスマットなどのマ
ット類が用いられ、これらを単独で又は任意に組み合わ
せて使用する。ただし、一方向ロービングについては、
レール40に対して直角かつ水平方向に配向しているこ
とが望ましい。
【0024】なお、締結具1の押圧部12の厚みは、強
化繊維の種類によっても異なるが、一般的には5〜15
mm程度とし、絶縁継目板21に対し1.5tonの荷
重を加えることが可能な厚みであればよい。
【0025】また、図2に示すように、ボルト部16に
挿通した座金18を絶縁継目板21の方向に拡大するこ
とにより、締結具1の押圧部12の補強が可能である。
【0026】このように、締結具1を熱硬化性樹脂及び
強化繊維製とすることにより、絶縁継目板21と締結具
1との当接部分(すなわち、絶縁継目板21の外面28
に形成された凹溝部29の底面29aと締結具1の押圧
部12の下面との当接部分)は、両部材が類似の材料で
あり表面硬度の差が小さいので、絶縁継目板21の磨耗
の進行は遅くなる。そのため、絶縁継目板21への悪影
響も小さく、保守点検作業の軽減と鉄道の安全性の確保
とに役立つものである。
【0027】図3は、本発明の締結装置によってレール
40をレール支持体31上に締結した状態を示す縦断面
図であって、本発明の請求項2に対応している。
【0028】本発明の締結装置は、その基本的構成につ
いては図6に示す従来の締結装置の構成とほぼ同様であ
る。すなわち、レール支持体31上に載置されたレール
40,40の端部側面間にまたがって配設される熱硬化
性樹脂及び強化繊維製の絶縁継目板21と、この絶縁継
目板21をレール支持体31に締め付け固定する金属性
のばね体で形成されたクリップ(締結具)2とで構成さ
れており、クリップ2の先端押圧部2aを絶縁継目板2
1の外面28に形成された凹溝部29の底面29aに当
接し、ボルト3とナット4とによってクリップ2をレー
ル40と共にレール支持体31に締め付け固定するもの
である。
【0029】このような構成におて、本発明の締結装置
では、絶縁継目板21の凹溝部29の底面29aとクリ
ップ2の先端押圧部2aの下面との当接部分に、熱硬化
性樹脂及び強化繊維製の積層体からなる保護板5を介挿
したものである。
【0030】この保護板5は、不飽和ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹
脂等の熱硬化樹脂マトリックスと、無機繊維であるガラ
スやカーボン繊維、有機繊維であるアラミド繊維、ポリ
エステル系繊維、カーボン繊維のいずれかの繊維とから
なる熱硬化性樹脂及び強化繊維積層板(図4参照)であ
る。
【0031】この熱硬化性樹脂及び強化繊維積層板は、
一種類の樹脂と繊維との組み合わせによるものでもよい
が、好ましくは絶縁継目板21に接する層(下層)5a
を絶縁継目板21と同種の繊維(例えば、ガラス繊維強
化ビニルエステル樹脂)とすることが望ましい。その場
合、上層5bは金属性であるクリップ2との磨耗に対し
て抵抗力のあるアラミド系繊維やカーボン繊維等(例え
ば、アラミド繊維強化ビニルエステル樹脂)を使用する
ことが望ましい。
【0032】また、図4に示すように、上層5bのさら
にその上に、弾性率が低く伸びの大きい樹脂(例えば、
ポリエチレン)を重ねて、クリップ2により損傷する層
5cを意図的に設け、上層5bの損傷を最低限にくい止
めるようにしてもよい。
【0033】また、保護板5の固定方法としては、クリ
ップ2の先端押圧部2aの下面か、又は絶縁継目板21
の凹溝部29の底面29aのいずれかに接着すればよ
い。ただし、接着剤を使用せず、図5に示すように、保
護板5の上面にクリップ2の先端押圧部2aを3方向か
ら拘束するリブ片5d,5e,5fを設けることによっ
て、機械的に固定するようにしてもよい。
【0034】このように、絶縁継目板21の凹溝部29
の底面29aとクリップ2の先端押圧部2aの下面との
当接部分に、熱硬化性樹脂及び強化繊維製の積層体から
なる保護板5を介挿することにより、保護板5と絶縁継
目板21の凹溝部29の底面29aとの当接部分は、両
部材が類似の材料であり表面硬度の差が小さいので、絶
縁継目板21の磨耗の進行は、クリップ2と直接接触す
る場合よりも大幅に低減される。そのため、絶縁継目板
21への悪影響も小さく、保守点検作業の軽減と鉄道の
安全性の確保とに役立つものである。
【0035】また、磨耗は保護板5に集中し、絶縁継目
板21はほとんど磨耗しないことから、保守作業も保護
板5の交換のみでよく、しかもクリップ2及び絶縁継目
板21は従来のものが使用可能であることから、コスト
的にも極めて経済的なものである。
【0036】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のレール用絶縁継
目板の締付具は、レール支持体上に載置されたレールの
端部側面間にまたがって配設された熱硬化性樹脂及び強
化繊維製の絶縁継目板を、レール支持体に対して締め付
け固定するものであって、熱硬化性樹脂及び強化繊維に
よって形成したので、絶縁継目板と締結具との当接部分
は、両部材が類似の材料であり表面硬度の差が小さいの
で、絶縁継目板の磨耗の進行は大幅に低減される。その
ため、絶縁継目板への悪影響も小さく、保守点検作業の
軽減と鉄道の安全性の確保とに役立つものである。
【0037】また、本発明の請求項2記載の締結装置
は、レール支持体上に載置されたレールの端部側面間に
またがって配設される熱硬化性樹脂及び強化繊維製の絶
縁継目板と、この絶縁継目板をレール支持体に締め付け
固定することによってレールをレール支持体に支持固定
する締結具とからなり、この締結具は、絶縁継目板を押
圧する押圧部を備え、絶縁継目板と締結具の押圧部との
当接部分に熱硬化性樹脂及び強化繊維製の積層体からな
る保護板を介挿した構成としたので、保護板と絶縁継目
板との当接部分は、両部材が類似の材料であり表面硬度
の差が小さいので、絶縁継目板の磨耗の進行が大幅に低
減される。そのため、絶縁継目板への悪影響も小さく、
保守点検作業の軽減と鉄道の安全性の確保とに役立つも
のである。また、磨耗は保護板に集中し、絶縁継目板は
ほとんど磨耗しないことから、保守作業も保護板の交換
のみでよく、しかも締結具及び絶縁継目板は従来のもの
が使用可能であることから、コスト的にも極めて経済的
なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1記載の締結具によって絶縁継
目板をレール支持体に取り付けた状態を示す縦断面図で
ある。
【図2】締結具による絶縁継目板の締結状態を示す一部
拡大した平面図である。
【図3】本発明の請求項2記載の締結装置によってレー
ルをレール支持体に締結した状態を示す縦断面図であ
る。
【図4】保護板の層構造を示す断面図である。
【図5】クリップと保護板との取り付け状態の一例を示
す一部拡大した平面図である。
【図6】従来の締結装置によってレールをレール支持体
に締結した状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 締結具 2 クリップ(締結具) 5 保護板 12 押圧部 21 絶縁継目板 29 凹溝部 29a 底面 31 レール支持体 40 レール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レール支持体上に載置されたレールの端
    部側面間にまたがって配設された熱硬化性樹脂及び強化
    繊維製の絶縁継目板を、前記レール支持体に対して締め
    付け固定する締結具であって、この締結具は、熱硬化性
    樹脂及び強化繊維によって形成されていることを特徴と
    するレール用絶縁継目板の締結具。
  2. 【請求項2】 レール支持体上に載置されたレールの端
    部側面間にまたがって配設される熱硬化性樹脂及び強化
    繊維製の絶縁継目板と、この絶縁継目板を前記レール支
    持体に締め付け固定することによって前記レールを前記
    レール支持体上に支持固定する締結具とからなる締結装
    置において、前記締結具は、前記絶縁継目板を押圧する
    押圧部を備え、前記絶縁継目板と前記締結具の押圧部と
    の当接部分に、熱硬化性樹脂及び強化繊維製の積層体か
    らなる保護板が介挿されたことを特徴とする締結装置。
JP10276796A 1996-04-24 1996-04-24 レール用絶縁継目板の締結具及び締結装置 Pending JPH09287101A (ja)

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