JPH09287253A - 屋根の防水構造 - Google Patents

屋根の防水構造

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JPH09287253A
JPH09287253A JP9980796A JP9980796A JPH09287253A JP H09287253 A JPH09287253 A JP H09287253A JP 9980796 A JP9980796 A JP 9980796A JP 9980796 A JP9980796 A JP 9980796A JP H09287253 A JPH09287253 A JP H09287253A
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Toshiro Mochizuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の屋根の防水構造は、陸屋根部と勾配屋根
部との境界部に壁の立上がり部を形成していたが、陸屋
根部から勾配梁部に滑らかな連続したシルエットが構成
出来なかった。また、この欠点を改善するために、陸屋
根部の防水シートを勾配屋根部の下部にも敷設した後
で、勾配屋根部の屋根を施工する工程も行なわれていた
が、この場合には、後から足場を組む際に前記防水シー
トを養生しなければならない等の問題があった。 【解決手段】陸屋根部1と勾配屋根部2との接合部3に
防水金物4が配置され、防水金物4の傾斜片7が勾配屋
根部2の野地板12に当接されて固定され、起立片6が
勾配屋根部2の下端面に当接され、水平片5が陸屋根部
1の上方に配置され、勾配屋根部2の野地板12と防水
金物4の傾斜片7の上部とにルーフィングシート14が
敷設され、防水金物4の所定位置に軒先水切り15が取
付けられ、勾配屋根部2に屋根葺き材10が葺かれてお
り、更に陸屋根部1に打設されたモルタル層16と防水
金物4の水平片5の上に防水シート11が被覆されてい
る屋根の防水構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は屋根の防水構造に係
り、特に、陸屋根部から勾配屋根部に至る境界部分を滑
らかな美しいシルエットに構成出来る陸屋根部と勾配屋
根部を含む屋根の防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の陸屋根と勾配屋根との境
界となる接合部に於いては、一般的に陸屋根に敷設した
防水シートと勾配屋根に敷設した屋根葺き材とを直接に
連続することが出来ないために、その接合部には、壁の
立上がり部を設け、この壁の立上がり部によって陸屋根
と勾配屋根の防水層の縁を切って納める構造が一般的で
あった。
【0003】然るに、このように壁の立上がり部を設
け、この壁の立上がり部によって陸屋根と勾配屋根との
防水層の縁を切る構造は、両者の接合部の防水処理が容
易であり、かつ施工が簡単、確実であるが、しかしこの
従来技術の場合には、陸屋根から勾配屋根に滑らかに連
続した美しいシルエットを構成することが困難である問
題があった。
【0004】従って、陸屋根から勾配屋根に滑らかに連
続したシルエットを形成する場合には、図7(A),
(B),(C),(D)に示すような防水施工が実施さ
れていた。
【0005】即ち、図7(A),(B),(C),
(D)に於いて、陸屋根51と勾配屋根52との接合部
53を防水する場合には、同図(B)に示す如く、陸屋
根51に敷設された防水シート54の一部で接合部53
と勾配屋根52の下端部とを覆って陸屋根51と接合部
53の防水を施工した後で、同図(C)に示す如く、該
防水シート54上に足場55を組み、この足場55を利
用して同図(D)に示す如く、勾配屋根52に屋根葺き
材56で屋根葺きを行い、この屋根葺きが完了した後
で、足場55を撤去して施工していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然るに、図7(A),
(B),(C),(D)に示す防水施工は、陸屋根51
と勾配屋根52との接合部に壁の立上がり部が無いの
で、滑らかな連続したシルエットを構成することは可能
であるが、前述のように陸屋根51の防水シート54を
勾配屋根52の屋根葺き材56の施工前に先行して行な
う必要があった。その結果足場55の設置等のために、
既に完成している陸屋根51を特別に養生する必要が生
ずる等の不合理な工事工程が強いられていた。
【0007】本発明に係る屋根の防水構造は、前述の従
来の問題点に鑑み開発された全く新しい技術であって、
特に、陸屋根部と勾配屋根部との接合部に防水金物が覆
うように配置され、陸屋根部と勾配屋根部との接合部に
滑らかな連続したシルエットが構成されており、勾配屋
根部の屋根葺き材が前記防水金物の一部を覆っており、
陸屋根部の防水が該防水金物に連続するように構成され
た全く新しい屋根の防水構造の技術を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る屋根の防水
構造は、前述の従来の問題点を根本的に改善した発明で
あって、その第1発明の要旨は、陸屋根部と勾配屋根部
を含む屋根の防水構造に於いて、前記陸屋根部と勾配屋
根部との境界部分に建物の躯体に連結された支持板が配
置され、かつ勾配屋根部の下端面が該支持板によって支
持され、該勾配屋根部と陸屋根部との境界部分を覆うよ
うに前記支持板に防水金物が跨がって配置固定され、勾
配屋根部に葺かれた屋根葺き材が勾配屋根部側の防水金
物を覆っており、更に該防水金物の陸屋根側が陸屋根部
の防水部に連続されて構成されていることを特徴とした
屋根の防水構造である。また、第2発明の要旨は、前記
陸屋根部に跨がる部分の防水金物の高さが該陸屋根部の
水勾配の最高高さになるように設定されることを特徴と
する第1発明の屋根の防水構造である。
【0009】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る屋根の防水
構造の一実施例を具体的に説明すると、図1は本発明の
防水構造を実施した防水屋根の斜視説明図、図2は図1
の防水屋根の要部の断面図、図3は防水金物及び使用例
の斜視説明図、図4(A),(B),(C),(D),
(E)は本発明の防水構造を施工する工程を示す簡略
図、図5は本発明の防水構造の施工途中の斜視説明図、
図6は勾配屋根部の防水施工が完了した状態を示す斜視
説明図である。
【0010】図1乃至図6に於いて、本発明に係る屋根
の防水構造とその施工について説明すると、次の通りで
ある。即ち、陸屋根部1と勾配屋根部2との境界となる
接合部3に防水金物4を配置し、この防水金物4を陸屋
根部1と勾配屋根部2とに跨がるように取付固定する。
【0011】この防水金物4は、特に図3及び図5に明
らかな如く、水平片5、起立片6及び傾斜片7とが順に
連続した形状を有しており、該水平片5は陸屋根部1の
上方に配置し、起立片6は勾配屋根部2の下端面に当接
され、かつ傾斜片7は勾配屋根部2の野地板上に当接さ
れるように構成されている。また、この防水金物4の表
面全面には、塩化ビニール製の防水カバー8が被覆され
ると共に、この防水カバー8の側縁の一部は防水金物4
の側縁よりはみ出して、接合片8aを形成している。
【0012】本発明に係る防水構造とその施工の大筋に
ついて説明すると、図4(A),(B),(C),
(D),(E)に示す通りである。即ち、本発明の構造
を実施するに当たって、まず陸屋根部1と勾配屋根部2
とに足場9を仮設し、その後で前述の防水金物4を陸屋
根部1と勾配屋根部2とに跨がるように取付け、両者の
接合部3に防水金物4を被覆する。
【0013】次に、勾配屋根部2と該防水金物4の上部
の上に屋根葺き材10を敷設して勾配屋根部2の防水施
工を完成する。その後で足場9を撤去し、続いて陸屋根
部1の上表面に塩化ビニール製の防水シート11を敷設
し、更に陸屋根部1の防水施工を完成する。
【0014】次に本発明に係る防水構造について、その
要部の構成について詳細に説明すると次の通りである。
即ち、勾配屋根部2には、図1、図2及び図5に示す如
く、防水処理が予め施された野地板12が敷設されてい
る。このように野地板12が敷設された勾配屋根部2の
下部の上表面に、前記防水金物4の傾斜片7を当接する
と共に、この傾斜片7を防水ビスを介して野地板12に
固定する。かつ、この傾斜片7に続く起立片6を勾配屋
根部2の下端面に当接する。
【0015】更に、防水金物4の水平片5を陸屋根部1
の上方に配置すると共に、この水平片5の下面に予め取
付けられている発泡プラスチック材(商品名、旭化成工
業株式会社製スタイロフォーム)13を、陸屋根部1の
上面に載置する。続いて、特に図3及び図5に示す如
く、防水金物4の表面に被覆された防水カバー8の一部
のはみ出しよりなる接合片8aを、隣接して配置された
隣りの防水金物4の側縁に積層し、防水カバー8と、そ
の上に積層された接合片8aとを相互に溶着して、複数
の防水金物4を順に並列して接合部3を被覆する。
【0016】かつ、図1、図2及び図6に示す如く、勾
配部2の野地板12と防水金物4の傾斜片7の上部とに
ルーフィングシート14を敷設した後で、該ルーフィン
グシート14の下部とこのルーフィングシート14から
露出した防水金物4の傾斜片7の下部及び起立片6上
に、軒先水切り15を積層し、更に勾配屋根部2に屋根
葺き材10を葺くことによって、勾配屋根部2の施工を
完了せしめることが出来る。
【0017】続いて、図1、図2、図6に示す如く、陸
屋根部1の上表面にモルタルを打設してモルタル層16
を形成する。その際に、このモルタル層16が水切金物
4と接合される部分を水勾配の最高高さとなるように調
整しながら施工する。その後で前述の防水シート11を
モルタル層16と水切金物4の水平片5上に敷設してこ
れを溶着することによって、陸屋根部1の施工を完了す
ることが出来る。
【0018】図1及び図2に於いて、17は建物の躯体
梁であり、18は支持板であって、前記勾配屋根部2の
下端面をこの支持板18によって支持している。この支
持板18は勾配屋根部2の保持金物19にボルト止めさ
れており、更に保持金物19は前記建物の躯体梁17に
ボルト止めされている。
【0019】本発明に於いては、前述の如く、勾配屋根
部2の下端面に当接し得る高さの小さい起立片6を有す
る防水金物4を陸屋根部1と勾配屋根部2とに跨がるよ
うに取付けて、陸屋根部1と勾配屋根部2との境界とな
る接合部3を防水施工するので、陸屋根部1から勾配屋
根部2に滑らかに連続したシルエットを持った屋根を簡
単かつ確実に構成することが出来る。
【0020】また、この防水金物4を使用するので、勾
配屋根部2の屋根葺き材10を葺き、かつ足場9を撤去
した後で、陸屋根部1の防水施工を実施することが出来
る。更に、この防水金物4を使用することによって、陸
屋根部1の水勾配の最高高さも容易にかつ正確に規定し
て施工することが出来る。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る屋根の防水構造は、上述の
構成と作用とを有するので、次のような多大な効果を有
している。
【0022】(1)陸屋根部から勾配屋根部に滑らかに
連続したシルエットを持った美しい防水屋根を簡単かつ
確実に構成することが出来る。(2)勾配屋根部の施工
が完了した後で、陸屋根部の防水施工を行なうことが出
来る。(3)従って、足場を撤去した後で陸屋根部の防
水施工を行なうことが出来る。
【0023】(4)防水金物を施工条件の良い早い段階
で接合部に取付けることが出来るので、この部分の防水
施工の確実性と信頼性とを向上させることが出来る。
(5)全体的に施工管理が容易になり、品質の向上に寄
与出来る。(6)また、防水施工全体が熟練を要さずに
容易に実施出来、かつ全体の工期を著しく短縮すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防水構造を実施した防水屋根の斜視説
明図である。
【図2】図1の防水屋根の要部の断面図である。
【図3】防水金物及び使用例の斜視説明図である。
【図4】図4(A),(B),(C),(D),(E)
は本発明の防水構造の施工の工程を示す簡略図である。
【図5】本発明の防水構造の施工途中の斜視説明図であ
る。
【図6】図5の防水施工が完了した状態を示す斜視説明
図である。
【図7】図7(A),(B),(C),(D)は従来の
防水構造の施工を示す簡略図である。
【符号の説明】
1 陸屋根部 2 勾配屋根
部 3 接合部 4 防水金物 5 水平片 6 起立片 7 傾斜片 8 防水カバ
ー 8a 接合片 9 足場 10 屋根葺き材 11 防水シー
ト 12 野地板 13 発泡プラ
スチック材 14 ルーフィングシート 15 軒先水切
り 16 モルタル層 17 躯体梁 18 支持板 19 保持金物 51 陸屋根 52 勾配屋根 53 接合部 54 防水シー
ト 55 足場 56 屋根葺き

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陸屋根部と勾配屋根部を含む屋根の防水構
    造に於いて、前記陸屋根部と勾配屋根部との境界部分に
    建物の躯体に連結された支持板が配置され、かつ勾配屋
    根部の下端面が該支持板によって支持され、該勾配屋根
    部と陸屋根部との境界部分を覆うように前記支持板に防
    水金物が跨がって配置固定され、勾配屋根部に葺かれた
    屋根葺き材が勾配屋根部側の防水金物を覆っており、更
    に該防水金物の陸屋根側が陸屋根部の防水部に連続され
    て構成されていることを特徴とした屋根の防水構造。
  2. 【請求項2】前記陸屋根部に跨がる部分の防水金物の高
    さが該陸屋根部の水勾配の最高高さになるように設定さ
    れることを特徴とする請求項1の屋根の防水構造。
JP09980796A 1996-04-22 1996-04-22 屋根の防水構造 Expired - Lifetime JP3698810B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113844151A (zh) * 2021-09-28 2021-12-28 江苏晶雪节能科技股份有限公司 柔性屋面板连续生产线及生产工艺

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113844151A (zh) * 2021-09-28 2021-12-28 江苏晶雪节能科技股份有限公司 柔性屋面板连续生产线及生产工艺
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