JPH09287408A - 蒸気タービン静翼浸食監視装置 - Google Patents
蒸気タービン静翼浸食監視装置Info
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- JPH09287408A JPH09287408A JP10123796A JP10123796A JPH09287408A JP H09287408 A JPH09287408 A JP H09287408A JP 10123796 A JP10123796 A JP 10123796A JP 10123796 A JP10123796 A JP 10123796A JP H09287408 A JPH09287408 A JP H09287408A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】蒸気タービン運転中にボイラ等から飛散してく
る酸化鉄スケール等により、蒸気タービンの静翼が浸食
を受けることを検出し、動翼が過大な蒸気力によって損
傷を受けることを未然に防止する。 【解決手段】蒸気タービンの初段動翼の出口蒸気温度を
検出する蒸気タービン初段動翼出口温度検出器15と、
蒸気加減弁の開度を検出する蒸気加減弁開度検出器14
と、発電機の負荷を直接または間接に検出する発電機負
荷検出器20と、この発電機負荷検出器から出力される
検出信号が入力され、当該負荷に対応する蒸気タービン
初段動翼出口蒸気温度および蒸気加減弁開度の正常値を
求める演算手段23,24と、この演算手段で求められ
た正常値と検出器により検出された実際の蒸気温度およ
び蒸気加減弁開度とを比較し、その蒸気温度および蒸気
加減弁開度が正常値に基づく一定の許容値内にあるか否
かを判定する判定手段25,26と、この判定手段によ
り蒸気温度および蒸気加減弁開度の両方とも許容値から
外れた場合に警報を発する警報発生手段28とを備え
る。
る酸化鉄スケール等により、蒸気タービンの静翼が浸食
を受けることを検出し、動翼が過大な蒸気力によって損
傷を受けることを未然に防止する。 【解決手段】蒸気タービンの初段動翼の出口蒸気温度を
検出する蒸気タービン初段動翼出口温度検出器15と、
蒸気加減弁の開度を検出する蒸気加減弁開度検出器14
と、発電機の負荷を直接または間接に検出する発電機負
荷検出器20と、この発電機負荷検出器から出力される
検出信号が入力され、当該負荷に対応する蒸気タービン
初段動翼出口蒸気温度および蒸気加減弁開度の正常値を
求める演算手段23,24と、この演算手段で求められ
た正常値と検出器により検出された実際の蒸気温度およ
び蒸気加減弁開度とを比較し、その蒸気温度および蒸気
加減弁開度が正常値に基づく一定の許容値内にあるか否
かを判定する判定手段25,26と、この判定手段によ
り蒸気温度および蒸気加減弁開度の両方とも許容値から
外れた場合に警報を発する警報発生手段28とを備え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電プラント等に
おける蒸気タービンの監視技術に係り、特にボイラ等か
ら発生する蒸気中に含まれる酸化スケールによって蒸気
タービンの静翼が浸食を受ける状態を未然に察知できる
ようにした蒸気タービン静翼浸食監視装置に関する。
おける蒸気タービンの監視技術に係り、特にボイラ等か
ら発生する蒸気中に含まれる酸化スケールによって蒸気
タービンの静翼が浸食を受ける状態を未然に察知できる
ようにした蒸気タービン静翼浸食監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発電プラント等におけるボイラのチュー
ブや、ボイラと蒸気タービンとを連結する蒸気管には、
運転中にチューブの内面や蒸気管の内面に高温酸化鉄
(Fe3O4 )等のスケールが発生する。この高温酸化
鉄等のスケールは一般に年間約10〜20μm程度の厚
さに成長し、このスケールが厚くなると何らかの原因、
例えばボイラ停止等による温度変化があった場合等に、
酸化鉄スケールが剥離し、このスケールが再起動の際に
蒸気とともに蒸気タービンに流入し、蒸気タービンの静
翼、特に高圧タービンの初段静翼や、中圧タービンの初
段静翼を浸食することがある。
ブや、ボイラと蒸気タービンとを連結する蒸気管には、
運転中にチューブの内面や蒸気管の内面に高温酸化鉄
(Fe3O4 )等のスケールが発生する。この高温酸化
鉄等のスケールは一般に年間約10〜20μm程度の厚
さに成長し、このスケールが厚くなると何らかの原因、
例えばボイラ停止等による温度変化があった場合等に、
酸化鉄スケールが剥離し、このスケールが再起動の際に
蒸気とともに蒸気タービンに流入し、蒸気タービンの静
翼、特に高圧タービンの初段静翼や、中圧タービンの初
段静翼を浸食することがある。
【0003】この浸食により、静翼における蒸気が通過
する部分の面積が増加すると、動翼の入力圧力が増加し
て、動翼前後の圧力差が増加することになり、動翼に蒸
気による過大な力が加わり、静翼の浸食が著しい場合に
は動翼の損傷をも招くことになる。高圧初段静翼が浸食
を受けると、その静翼を通過する蒸気の通路面積が拡大
し、発電機の負荷を一定とすれば高圧初段静翼入口圧力
が低下する。
する部分の面積が増加すると、動翼の入力圧力が増加し
て、動翼前後の圧力差が増加することになり、動翼に蒸
気による過大な力が加わり、静翼の浸食が著しい場合に
は動翼の損傷をも招くことになる。高圧初段静翼が浸食
を受けると、その静翼を通過する蒸気の通路面積が拡大
し、発電機の負荷を一定とすれば高圧初段静翼入口圧力
が低下する。
【0004】一方、蒸気タービンの入口圧力は一般に1
69kg/cm2 または246kg/cm2等の圧力となるよう
にボイラ側から制御されるため、高圧初段静翼入口圧力
が低下した分は、蒸気タービンの入口部に設けられてい
る蒸気加減弁によって絞られることになる。
69kg/cm2 または246kg/cm2等の圧力となるよう
にボイラ側から制御されるため、高圧初段静翼入口圧力
が低下した分は、蒸気タービンの入口部に設けられてい
る蒸気加減弁によって絞られることになる。
【0005】このため、高圧初段静翼が浸食を受ける
と、蒸気加減弁の開度が下がる特性を有する。また、高
圧初段静翼が浸食を受けると静翼の出入口での圧力差を
有効に速度エネルギに変換できなくなるので、静翼の出
口圧力が高くなる。一般に動翼は静翼での速度エネルギ
を回転に変換するが、静翼出口圧力つまり動翼入口圧力
が高くなると動翼での圧力差が増加し、蒸気力による過
大な力が加わる。
と、蒸気加減弁の開度が下がる特性を有する。また、高
圧初段静翼が浸食を受けると静翼の出入口での圧力差を
有効に速度エネルギに変換できなくなるので、静翼の出
口圧力が高くなる。一般に動翼は静翼での速度エネルギ
を回転に変換するが、静翼出口圧力つまり動翼入口圧力
が高くなると動翼での圧力差が増加し、蒸気力による過
大な力が加わる。
【0006】また、初段動翼出口圧力は次の第2段静翼
の蒸気通路面積にほぼ比例し、また第2段静翼は初段静
翼に比べて浸食程度は過去の経験から非常に少ないこと
から、発電機出力が一定の条件では、必要な蒸気量に対
して初段動翼出口圧力は高圧初段静翼が浸食を受けても
あまり変化せず、ほぼ一定と見做すことができる。
の蒸気通路面積にほぼ比例し、また第2段静翼は初段静
翼に比べて浸食程度は過去の経験から非常に少ないこと
から、発電機出力が一定の条件では、必要な蒸気量に対
して初段動翼出口圧力は高圧初段静翼が浸食を受けても
あまり変化せず、ほぼ一定と見做すことができる。
【0007】これに対し、高圧初段静翼が浸食を受けた
場合の高圧初段動翼の出口蒸気は、高圧初段静翼の入口
蒸気圧力が低下することにより蒸気加減弁により絞られ
るため、蒸気タービン入口の蒸気状態から等エンタルピ
ー変化をし、エントロピーが増加した蒸気状態から高圧
初段静翼に流入するため、高圧初段静翼が正常である場
合の高圧初段動翼の入口蒸気温度は高くなる特性を有す
る。
場合の高圧初段動翼の出口蒸気は、高圧初段静翼の入口
蒸気圧力が低下することにより蒸気加減弁により絞られ
るため、蒸気タービン入口の蒸気状態から等エンタルピ
ー変化をし、エントロピーが増加した蒸気状態から高圧
初段静翼に流入するため、高圧初段静翼が正常である場
合の高圧初段動翼の入口蒸気温度は高くなる特性を有す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、高圧
初段静翼が浸食を受けると、高圧初段静翼入口圧力が低
下するため、この圧力を検出できることが望ましいが、
従来の蒸気タービンにおいては、この部分の圧力を検出
しているものは無く、圧力計を追加するにしても構造的
に難しいことが多い。つまり、中小型の蒸気タービンの
場合には、一般に高圧外部ケーシングの上半または下半
に蒸気加減弁が直接取付けられていることが多く、また
高圧第1段静翼はプラント部分負荷等のプラント性能改
善のためにノズルボックス構造を有している。このため
高圧初段静翼の入口蒸気圧力を検出するためには蒸気タ
ービン外部ケーシングを貫通させる等の必要がある。
初段静翼が浸食を受けると、高圧初段静翼入口圧力が低
下するため、この圧力を検出できることが望ましいが、
従来の蒸気タービンにおいては、この部分の圧力を検出
しているものは無く、圧力計を追加するにしても構造的
に難しいことが多い。つまり、中小型の蒸気タービンの
場合には、一般に高圧外部ケーシングの上半または下半
に蒸気加減弁が直接取付けられていることが多く、また
高圧第1段静翼はプラント部分負荷等のプラント性能改
善のためにノズルボックス構造を有している。このため
高圧初段静翼の入口蒸気圧力を検出するためには蒸気タ
ービン外部ケーシングを貫通させる等の必要がある。
【0009】また、高圧初段静翼が浸食を受けると、そ
の高圧初段静翼の出口蒸気圧力が上昇するが、静翼の出
口と動翼の入口との隙間が数mm程度しかないため、出口
蒸気圧力を検出することは構造的に難しい。動翼は一般
に毎分3000回転もしくは3600回転で回転してい
るため動翼が損傷するとタービン軸振動が増加し、損傷
範囲の拡大を招く。したがって、動翼が損傷した場合に
はプラントを即時に停止する必要があり、また復旧に多
大な費用と時間を要することになるため、動翼の損傷は
極力避ける必要がある。
の高圧初段静翼の出口蒸気圧力が上昇するが、静翼の出
口と動翼の入口との隙間が数mm程度しかないため、出口
蒸気圧力を検出することは構造的に難しい。動翼は一般
に毎分3000回転もしくは3600回転で回転してい
るため動翼が損傷するとタービン軸振動が増加し、損傷
範囲の拡大を招く。したがって、動翼が損傷した場合に
はプラントを即時に停止する必要があり、また復旧に多
大な費用と時間を要することになるため、動翼の損傷は
極力避ける必要がある。
【0010】従来では、このようなボイラからの蒸気に
含まれる酸化鉄スケールによる損傷防止策として、静翼
の表面に硬度の高い物質をコーティングする等の対策が
とられてきたが、ある程度静翼の浸食程度を遅らせるこ
とはできても完全に防止することはできず、やはり時間
の経過とともに静翼は酸化鉄スケールにより浸食を受け
る。
含まれる酸化鉄スケールによる損傷防止策として、静翼
の表面に硬度の高い物質をコーティングする等の対策が
とられてきたが、ある程度静翼の浸食程度を遅らせるこ
とはできても完全に防止することはできず、やはり時間
の経過とともに静翼は酸化鉄スケールにより浸食を受け
る。
【0011】また、酸化鉄スケールは常に一定量流入す
るのではなく、予測不可能の面もある。しかし、これま
では静翼の浸食状況を適切に検出し、動翼が損傷を受け
る前に適切な運転処置をとることが可能な監視装置が知
られておらず、このような監視装置が強く望まれてい
た。
るのではなく、予測不可能の面もある。しかし、これま
では静翼の浸食状況を適切に検出し、動翼が損傷を受け
る前に適切な運転処置をとることが可能な監視装置が知
られておらず、このような監視装置が強く望まれてい
た。
【0012】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、蒸気タービン運転中にボイラ等から飛散してく
る酸化鉄スケール等により、蒸気タービンの静翼が浸食
を受けることを検出し、動翼が過大な蒸気力によって損
傷を受けることを未然に防止するに最適な蒸気タービン
静翼監視装置を提供することを目的とする。
もので、蒸気タービン運転中にボイラ等から飛散してく
る酸化鉄スケール等により、蒸気タービンの静翼が浸食
を受けることを検出し、動翼が過大な蒸気力によって損
傷を受けることを未然に防止するに最適な蒸気タービン
静翼監視装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明では、発電機を駆動する蒸気タービ
ンと、この蒸気タービンに流入する蒸気量を制御する蒸
気加減弁とを有する蒸気タービン設備を監視対象とする
ものであって、前記蒸気タービンの初段動翼の出口蒸気
温度を検出する蒸気タービン初段動翼出口温度検出器
と、前記蒸気加減弁の開度を検出する蒸気加減弁開度検
出器と、前記発電機の負荷を直接または間接に検出する
発電機負荷検出器と、この発電機負荷検出器から出力さ
れる検出信号が入力され、当該負荷に対応する蒸気ター
ビン初段動翼出口蒸気温度および蒸気加減弁開度の正常
値を求める演算手段と、この演算手段で求められた正常
値と前記検出器により検出された実際の蒸気温度および
蒸気加減弁開度とを比較し、その蒸気温度および蒸気加
減弁開度が前記正常値に基づく一定の許容値内にあるか
否かを判定する判定手段と、この判定手段により前記蒸
気温度および蒸気加減弁開度の両方とも前記許容値から
外れた場合に警報を発する警報発生手段とを備えたこと
を特徴とする蒸気タービン静翼浸食監視装置を提供す
る。
め、請求項1の発明では、発電機を駆動する蒸気タービ
ンと、この蒸気タービンに流入する蒸気量を制御する蒸
気加減弁とを有する蒸気タービン設備を監視対象とする
ものであって、前記蒸気タービンの初段動翼の出口蒸気
温度を検出する蒸気タービン初段動翼出口温度検出器
と、前記蒸気加減弁の開度を検出する蒸気加減弁開度検
出器と、前記発電機の負荷を直接または間接に検出する
発電機負荷検出器と、この発電機負荷検出器から出力さ
れる検出信号が入力され、当該負荷に対応する蒸気ター
ビン初段動翼出口蒸気温度および蒸気加減弁開度の正常
値を求める演算手段と、この演算手段で求められた正常
値と前記検出器により検出された実際の蒸気温度および
蒸気加減弁開度とを比較し、その蒸気温度および蒸気加
減弁開度が前記正常値に基づく一定の許容値内にあるか
否かを判定する判定手段と、この判定手段により前記蒸
気温度および蒸気加減弁開度の両方とも前記許容値から
外れた場合に警報を発する警報発生手段とを備えたこと
を特徴とする蒸気タービン静翼浸食監視装置を提供す
る。
【0014】本発明に係る蒸気タービン静翼浸食監視装
置によれば、運転中の蒸気タービン初段動翼蒸気温度が
上昇したことが検出され、また運転中の蒸気加減弁の開
度が低下したことが検出される。また、入力された初段
動翼蒸気温度および蒸気加減弁の開度を任意の発電機負
荷における計画値または静翼正常時の運転データ(正常
値)と比較するため、正常値とのずれが把握できるとと
もに、高圧初段動翼の強度上の要求に基づく値を許容値
として入力しておくことにより、的確に警報を発するこ
とができ、動翼の損傷を未然に防止することができる。
置によれば、運転中の蒸気タービン初段動翼蒸気温度が
上昇したことが検出され、また運転中の蒸気加減弁の開
度が低下したことが検出される。また、入力された初段
動翼蒸気温度および蒸気加減弁の開度を任意の発電機負
荷における計画値または静翼正常時の運転データ(正常
値)と比較するため、正常値とのずれが把握できるとと
もに、高圧初段動翼の強度上の要求に基づく値を許容値
として入力しておくことにより、的確に警報を発するこ
とができ、動翼の損傷を未然に防止することができる。
【0015】請求項2の発明では、発電機を駆動する蒸
気タービンと、この蒸気タービンに流入する蒸気量を制
御する蒸気加減弁とを有する蒸気タービン設備を監視対
象とするものであって、前記蒸気タービンの入口蒸気温
度を検出する蒸気タービン入口蒸気温度検出器と、前記
蒸気タービンの入口蒸気圧力を検出する蒸気タービン入
口蒸気圧力検出器と、前記蒸気タービンの初段動翼出口
蒸気の温度を検出する蒸気タービン初段動翼出口蒸気温
度検出器と、前記蒸気タービンの初段動翼の出口圧力を
検出する蒸気タービン初段動翼出口蒸気圧力検出器と、
前記蒸気加減弁の開度を検出する蒸気加減弁開度検出器
と、前記発電機の負荷を直接または間接に検出する発電
機負荷検出器と、この発電機負荷検出器から出力される
検出信号が入力され、前記蒸気タービンの内部効率の正
常値および蒸気加減弁開度の正常値を求める演算手段
と、前記各検出器で検出された温度および圧力の検出信
号が入力され、前記蒸気タービンの実際の内部効率を算
出するタービン内部効率算出手段と、前記演算手段で求
められた内部効率の正常値と前記タービン内部効率算出
手段で算出された実際の内部効率との比較、および前記
演算手段で求められた蒸気加減弁開度の正常値と前記検
出器で検出された実際の蒸気加減弁開度との比較をそれ
ぞれ行い、前記効率および蒸気加減弁開度が前記正常値
に基づく一定の許容値内にあるか否かを判定する判定手
段と、この判定手段により前記内部効率および蒸気加減
弁開度の両方とも前記許容値から外れた場合に警報を発
する警報発生手段とを備えたことを特徴とする蒸気ター
ビン静翼浸食監視装置を提供する。
気タービンと、この蒸気タービンに流入する蒸気量を制
御する蒸気加減弁とを有する蒸気タービン設備を監視対
象とするものであって、前記蒸気タービンの入口蒸気温
度を検出する蒸気タービン入口蒸気温度検出器と、前記
蒸気タービンの入口蒸気圧力を検出する蒸気タービン入
口蒸気圧力検出器と、前記蒸気タービンの初段動翼出口
蒸気の温度を検出する蒸気タービン初段動翼出口蒸気温
度検出器と、前記蒸気タービンの初段動翼の出口圧力を
検出する蒸気タービン初段動翼出口蒸気圧力検出器と、
前記蒸気加減弁の開度を検出する蒸気加減弁開度検出器
と、前記発電機の負荷を直接または間接に検出する発電
機負荷検出器と、この発電機負荷検出器から出力される
検出信号が入力され、前記蒸気タービンの内部効率の正
常値および蒸気加減弁開度の正常値を求める演算手段
と、前記各検出器で検出された温度および圧力の検出信
号が入力され、前記蒸気タービンの実際の内部効率を算
出するタービン内部効率算出手段と、前記演算手段で求
められた内部効率の正常値と前記タービン内部効率算出
手段で算出された実際の内部効率との比較、および前記
演算手段で求められた蒸気加減弁開度の正常値と前記検
出器で検出された実際の蒸気加減弁開度との比較をそれ
ぞれ行い、前記効率および蒸気加減弁開度が前記正常値
に基づく一定の許容値内にあるか否かを判定する判定手
段と、この判定手段により前記内部効率および蒸気加減
弁開度の両方とも前記許容値から外れた場合に警報を発
する警報発生手段とを備えたことを特徴とする蒸気ター
ビン静翼浸食監視装置を提供する。
【0016】本発明に係る蒸気タービン静翼浸食監視装
置によれば、運転中の蒸気タービン初段の段落内部効率
が算出され、かつ運転中の蒸気加減弁の開度が低下した
ことが検出される。また、算出された段落内部効率およ
び蒸気加減弁の開度を任意の発電機負荷における計画値
または静翼正常時の段落内部効率および蒸気加減弁開度
(正常値)と比較するため、正常値とのずれが把握で
き、高圧初段動翼の強度上に基づく値を許容値として入
力しておくことにより、高圧初段静翼の浸食が進展して
許容値から外れた時点で警報を発することができる。し
たがって、動翼が損傷を受ける前にプラント停止等の処
置をとることができるので、これにより動翼の損傷を未
然に防ぐことが可能となり、過度の損傷拡大を防止する
ことができる。
置によれば、運転中の蒸気タービン初段の段落内部効率
が算出され、かつ運転中の蒸気加減弁の開度が低下した
ことが検出される。また、算出された段落内部効率およ
び蒸気加減弁の開度を任意の発電機負荷における計画値
または静翼正常時の段落内部効率および蒸気加減弁開度
(正常値)と比較するため、正常値とのずれが把握で
き、高圧初段動翼の強度上に基づく値を許容値として入
力しておくことにより、高圧初段静翼の浸食が進展して
許容値から外れた時点で警報を発することができる。し
たがって、動翼が損傷を受ける前にプラント停止等の処
置をとることができるので、これにより動翼の損傷を未
然に防ぐことが可能となり、過度の損傷拡大を防止する
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
て、図面を参照して説明する。
【0018】第1実施形態(図1,2) 図1は蒸気タービン静翼浸食監視装置の適用例を示すも
ので、火力発電プラントの全体構成の系統図であり、図
2は蒸気タービン静翼浸食監視装置の要部を示す系統図
である。
ので、火力発電プラントの全体構成の系統図であり、図
2は蒸気タービン静翼浸食監視装置の要部を示す系統図
である。
【0019】まず、火力発電プラントの全体構成を図1
によって説明する。
によって説明する。
【0020】図1に示すように、本実施形態では、ボイ
ラ1で発生した蒸気が蒸気管2を介して取出され、蒸気
加減弁3により発電機負荷に相当する蒸気量に制御され
て、蒸気タービン(高圧タービン)4に流入する。高圧
タービン4で仕事をした蒸気は、再熱蒸気管5およびボ
イラ再熱器6を経て再び加熱され、中低圧タービン7に
流入して仕事をした後、復水器9において復水に戻され
る。この復水は給水ポンプ11、給水加熱器12および
給水管13を経て、再びボイラ1に供給される。
ラ1で発生した蒸気が蒸気管2を介して取出され、蒸気
加減弁3により発電機負荷に相当する蒸気量に制御され
て、蒸気タービン(高圧タービン)4に流入する。高圧
タービン4で仕事をした蒸気は、再熱蒸気管5およびボ
イラ再熱器6を経て再び加熱され、中低圧タービン7に
流入して仕事をした後、復水器9において復水に戻され
る。この復水は給水ポンプ11、給水加熱器12および
給水管13を経て、再びボイラ1に供給される。
【0021】高圧タービン4および中低圧タービン7は
発電機8に直結されており、発電機8を駆動して電力系
統の需用電力に見合う電気を発生させる。この火力発電
プラントでは、プラント運転監視、プラント運転データ
記録等のために警報機能をも含めたプラント運転監視装
置Aが設けられている。
発電機8に直結されており、発電機8を駆動して電力系
統の需用電力に見合う電気を発生させる。この火力発電
プラントでは、プラント運転監視、プラント運転データ
記録等のために警報機能をも含めたプラント運転監視装
置Aが設けられている。
【0022】プラント運転監視装置Aは、蒸気加減弁3
の開度を検出する蒸気加減弁開度検出器14、高圧ター
ビン4の初段動翼出口温度および出口圧力を検出する高
圧初段動翼出口温度検出器15および高圧初段動翼出口
蒸気圧力検出器16、蒸気タービン入口蒸気の温度およ
び圧力を検出する蒸気タービン入口蒸気温度検出器17
および蒸気タービン入口蒸気圧力検出器18、復水器9
の真空度を検出する復水器真空度検出器19、発電機8
の負荷を検出する発電機負荷検出器20、ならびにこれ
らの各検出器14〜20から出力される各検出信号S1
〜S7に基づくプラント運転に必要なデータを入力する
プラント運転監視装置主系統21とを備えて構成されて
いる。このプラント運転監視装置主系統21では、入力
されたデータの表示および記録、ならびに必要に応じた
警報発生等が行われる。
の開度を検出する蒸気加減弁開度検出器14、高圧ター
ビン4の初段動翼出口温度および出口圧力を検出する高
圧初段動翼出口温度検出器15および高圧初段動翼出口
蒸気圧力検出器16、蒸気タービン入口蒸気の温度およ
び圧力を検出する蒸気タービン入口蒸気温度検出器17
および蒸気タービン入口蒸気圧力検出器18、復水器9
の真空度を検出する復水器真空度検出器19、発電機8
の負荷を検出する発電機負荷検出器20、ならびにこれ
らの各検出器14〜20から出力される各検出信号S1
〜S7に基づくプラント運転に必要なデータを入力する
プラント運転監視装置主系統21とを備えて構成されて
いる。このプラント運転監視装置主系統21では、入力
されたデータの表示および記録、ならびに必要に応じた
警報発生等が行われる。
【0023】一方、本実施形態では、蒸気タービン静翼
浸食監視装置Bを備えている、この蒸気タービン静翼浸
食監視装置Bは、上述した各検出器14〜20と、これ
らによって検出される運転データについての出力信号S
1,S2,S3,S4,S5,S7を上記のプラント運
転監視装置Aから分岐して取込む蒸気タービン静翼浸食
監視装置主系統22とを備えて構成される。
浸食監視装置Bを備えている、この蒸気タービン静翼浸
食監視装置Bは、上述した各検出器14〜20と、これ
らによって検出される運転データについての出力信号S
1,S2,S3,S4,S5,S7を上記のプラント運
転監視装置Aから分岐して取込む蒸気タービン静翼浸食
監視装置主系統22とを備えて構成される。
【0024】図2はこの蒸気タービン静翼浸食監視装置
Bの系統を詳細に示している。
Bの系統を詳細に示している。
【0025】この図2に示すように、蒸気タービン静翼
浸食監視装置Bでは、蒸気タービン静翼浸食監視装置主
系統22aに、発電プラントの運転データ信号のうち、
発電機負荷信号検出器20から出力される発電機負荷信
号S7と、高圧初段動翼出口温度検出器15から出力さ
れる高圧初段動翼出口温度信号S2と、蒸気加減弁開度
検出器14から出力される蒸気加減弁開度信号S1とが
入力するようになっている。この蒸気タービン静翼浸食
監視装置主系統22aは、演算手段として、蒸気温度と
発電機負荷との関係値(正常値および許容値)を演算す
る第1の関数演算器23と、蒸気加減弁開度と発電機負
荷との関係値(正常値および許容値)を演算する第2の
関数演算器24とを有している。また、これらの関数演
算器23,24で求められた関係値に基づいて実際の入
力値を判定する判定手段として第1,第2の判定器2
5,26を備えている。さらに、両判定器25,26に
接続されたAND回路27および警報装置28、ならび
に検出値、演算値、判定結果等を記録する記録計29を
備えている。
浸食監視装置Bでは、蒸気タービン静翼浸食監視装置主
系統22aに、発電プラントの運転データ信号のうち、
発電機負荷信号検出器20から出力される発電機負荷信
号S7と、高圧初段動翼出口温度検出器15から出力さ
れる高圧初段動翼出口温度信号S2と、蒸気加減弁開度
検出器14から出力される蒸気加減弁開度信号S1とが
入力するようになっている。この蒸気タービン静翼浸食
監視装置主系統22aは、演算手段として、蒸気温度と
発電機負荷との関係値(正常値および許容値)を演算す
る第1の関数演算器23と、蒸気加減弁開度と発電機負
荷との関係値(正常値および許容値)を演算する第2の
関数演算器24とを有している。また、これらの関数演
算器23,24で求められた関係値に基づいて実際の入
力値を判定する判定手段として第1,第2の判定器2
5,26を備えている。さらに、両判定器25,26に
接続されたAND回路27および警報装置28、ならび
に検出値、演算値、判定結果等を記録する記録計29を
備えている。
【0026】このような構成において、発電機負荷信号
S7は、第1の関数演算器23に入力される。この関数
演算器23は、蒸気温度を発電機負荷の関数として演算
するもので、この中には高圧初段静翼が浸食を受けない
正常状態にある場合の蒸気温度(正常値)と、高圧初段
動翼が損傷しない範囲を表す許容値とを設定してあり、
運転時の発電機負荷に応じた蒸気温度の正常値および許
容値を表す信号(許容値信号)S8を第1の判定器25
に出力する。
S7は、第1の関数演算器23に入力される。この関数
演算器23は、蒸気温度を発電機負荷の関数として演算
するもので、この中には高圧初段静翼が浸食を受けない
正常状態にある場合の蒸気温度(正常値)と、高圧初段
動翼が損傷しない範囲を表す許容値とを設定してあり、
運転時の発電機負荷に応じた蒸気温度の正常値および許
容値を表す信号(許容値信号)S8を第1の判定器25
に出力する。
【0027】また、発電機負荷信号S7は、第2の関数
演算器24に対しても入力される。この関数演算器24
は、蒸気加減弁開度を発電機負荷の関数として演算する
もので、この中には高圧初段静翼が浸食を受けない正常
時の蒸気加減弁温度(正常値)と、高圧初段動翼が損傷
する直前まで浸食を受けた場合の許容値とを設定してあ
り、運転時の発電機負荷に応じた蒸気加減弁開度の正常
値および許容値を表す信号(許容値信号)S9を第2の
判定器26に出力する。
演算器24に対しても入力される。この関数演算器24
は、蒸気加減弁開度を発電機負荷の関数として演算する
もので、この中には高圧初段静翼が浸食を受けない正常
時の蒸気加減弁温度(正常値)と、高圧初段動翼が損傷
する直前まで浸食を受けた場合の許容値とを設定してあ
り、運転時の発電機負荷に応じた蒸気加減弁開度の正常
値および許容値を表す信号(許容値信号)S9を第2の
判定器26に出力する。
【0028】第1の判定器25では、運転時の高圧初段
動翼出口温度信号S2と、運転時の発電機負荷に応じた
蒸気温度の許容値信号S8とが入力され、許容値以内か
否かの判定が行われ、許容値を超えていなるならば、A
ND回路27に信号を出力する。
動翼出口温度信号S2と、運転時の発電機負荷に応じた
蒸気温度の許容値信号S8とが入力され、許容値以内か
否かの判定が行われ、許容値を超えていなるならば、A
ND回路27に信号を出力する。
【0029】同様に、第2の判定器26では、運転時の
蒸気加減弁開度信号S2と、運転時の発電機負荷に応じ
た蒸気加減弁開度の許容値信号S1とが入力され、許容
値以内か否かの判定が行われ、許容値を超えているなら
ば、AND回路27に信号が出力される。これらの両方
の信号が出力された場合にAND回路26が働き、警報
装置28に警報指令が出力されて警報が発せられる。な
お、上述した各信号S1,S2,S8,S9は、記録計
29に記録される。
蒸気加減弁開度信号S2と、運転時の発電機負荷に応じ
た蒸気加減弁開度の許容値信号S1とが入力され、許容
値以内か否かの判定が行われ、許容値を超えているなら
ば、AND回路27に信号が出力される。これらの両方
の信号が出力された場合にAND回路26が働き、警報
装置28に警報指令が出力されて警報が発せられる。な
お、上述した各信号S1,S2,S8,S9は、記録計
29に記録される。
【0030】このような構成の本実施形態によると、運
転中にスケールにより初段静翼が浸食を受けたことが、
まず初段動翼出口温度に基づいて検出され、次いで蒸気
加減弁開度の変化により検出され、これらの両方の値が
許容値を超えた場合に警報が発せられ、運転員に注意を
促すことができる。したがって、動翼が損傷する前にプ
ラントを停止して点検するなどの適切な処置対応をとる
ことができる。また、記録計29により、正常値とのず
れや、許容値との差が把握できるため、警報が発する前
に、予め浸食程度の進行状況を定量的に把握することが
可能となる。
転中にスケールにより初段静翼が浸食を受けたことが、
まず初段動翼出口温度に基づいて検出され、次いで蒸気
加減弁開度の変化により検出され、これらの両方の値が
許容値を超えた場合に警報が発せられ、運転員に注意を
促すことができる。したがって、動翼が損傷する前にプ
ラントを停止して点検するなどの適切な処置対応をとる
ことができる。また、記録計29により、正常値とのず
れや、許容値との差が把握できるため、警報が発する前
に、予め浸食程度の進行状況を定量的に把握することが
可能となる。
【0031】第2実施形態(図1,3) 図3は本発明に係る蒸気タービン静翼浸食監視装置の第
2実施形態を示す系統図であり、図1に示したプラント
構造に前記第1実施形態と同様に組込まれる。
2実施形態を示す系統図であり、図1に示したプラント
構造に前記第1実施形態と同様に組込まれる。
【0032】本実施形態による蒸気タービン静翼浸食監
視装置B2では、発電プラントの運転データ信号のう
ち、発電機負荷検出器20からの発電機負荷信号S7
と、蒸気タービン入口蒸気温度検出器17からの蒸気タ
ービン入口蒸気温度信号S4と、蒸気タービン入口蒸気
圧力検出器18からの蒸気タービン入口に蒸気圧力信号
S5と、高圧初段動翼出口温度検出器15からの高圧初
段動翼出口温度信号S2と、高圧初段動翼出口蒸気圧力
検出器16からの高圧初段動翼出口蒸気圧力信号S3
と、蒸気加減弁開度検出器14からの蒸気加減弁開度信
号S1とが、蒸気タービン静翼浸食監視装置主系統22
bに入力される。
視装置B2では、発電プラントの運転データ信号のう
ち、発電機負荷検出器20からの発電機負荷信号S7
と、蒸気タービン入口蒸気温度検出器17からの蒸気タ
ービン入口蒸気温度信号S4と、蒸気タービン入口蒸気
圧力検出器18からの蒸気タービン入口に蒸気圧力信号
S5と、高圧初段動翼出口温度検出器15からの高圧初
段動翼出口温度信号S2と、高圧初段動翼出口蒸気圧力
検出器16からの高圧初段動翼出口蒸気圧力信号S3
と、蒸気加減弁開度検出器14からの蒸気加減弁開度信
号S1とが、蒸気タービン静翼浸食監視装置主系統22
bに入力される。
【0033】この主系統22bは、タービン内部効率算
出器30、タービン内部効率および発電機負荷の関係値
を演算する第1の関数演算器31、蒸気加減弁開度およ
び発電機負荷の関係値を演算する第2の演算器32、こ
れらの値を判定する第1,第2の判定器33,34、A
ND回路35、警報装置36および検出値、演算値、判
定結果等の記録計37を備えている。
出器30、タービン内部効率および発電機負荷の関係値
を演算する第1の関数演算器31、蒸気加減弁開度およ
び発電機負荷の関係値を演算する第2の演算器32、こ
れらの値を判定する第1,第2の判定器33,34、A
ND回路35、警報装置36および検出値、演算値、判
定結果等の記録計37を備えている。
【0034】そして、タービン内部効率算出器30には
蒸気表のデータまたは算出式が予め入力されており、入
力された蒸気の圧力および温度信号S2,S3,S4,
S5に基づいてタービンの初段内部効率が算出され、こ
の算出された初段内部効率を表す信号(運転時内部効率
信号)S10が第1の判定器33および記録計37に出
力される。
蒸気表のデータまたは算出式が予め入力されており、入
力された蒸気の圧力および温度信号S2,S3,S4,
S5に基づいてタービンの初段内部効率が算出され、こ
の算出された初段内部効率を表す信号(運転時内部効率
信号)S10が第1の判定器33および記録計37に出
力される。
【0035】一方、第1の関数演算器31には発電機負
荷の関数となったタービン内部効率の正常値および許容
値が予め入力されており、運転時の発電機負荷信号S7
の入力により、運転時の発電機負荷に応じたタービン内
部効率の正常値および許容値が算出される。そして、第
1の判定器33および記録計37に、算出されたタービ
ン内部効率の許容値および正常時の信号(許容値信号)
S11が出力される。
荷の関数となったタービン内部効率の正常値および許容
値が予め入力されており、運転時の発電機負荷信号S7
の入力により、運転時の発電機負荷に応じたタービン内
部効率の正常値および許容値が算出される。そして、第
1の判定器33および記録計37に、算出されたタービ
ン内部効率の許容値および正常時の信号(許容値信号)
S11が出力される。
【0036】また、第2の関数演算器32には発電機負
荷の関数となった蒸気加減弁開度の正常値および許容値
が予め入力されており、運転等の発電機負荷信号S7に
応じた正常値および許容値の信号(許容値信号)S12
が、第2の判定器34および記録計37に出力される。
荷の関数となった蒸気加減弁開度の正常値および許容値
が予め入力されており、運転等の発電機負荷信号S7に
応じた正常値および許容値の信号(許容値信号)S12
が、第2の判定器34および記録計37に出力される。
【0037】第1の判定器33では、タービン内部効率
算出器30から出力された運転時内部効率信号S10と
第1の関数演算器31から出力された許容値信号S11
とに基づいて判定が行われ、内部効率が許容値から外れ
た場合に、AND回路35に信号が出力される。
算出器30から出力された運転時内部効率信号S10と
第1の関数演算器31から出力された許容値信号S11
とに基づいて判定が行われ、内部効率が許容値から外れ
た場合に、AND回路35に信号が出力される。
【0038】第2の判定器35では第2の関数演算器3
2で算出された蒸気加減弁3の開度の許容値信号S12
と運転時の蒸気加減弁開度信号S1とに基づいて判定が
行われ、蒸気加減弁開度が許容値から外れた場合に、A
ND回路35に信号が出力される。AND回路35は両
判定器32,34の信号が入力された場合に働き、警報
装置36に警報指令が出力されて警報が発せられる。
2で算出された蒸気加減弁3の開度の許容値信号S12
と運転時の蒸気加減弁開度信号S1とに基づいて判定が
行われ、蒸気加減弁開度が許容値から外れた場合に、A
ND回路35に信号が出力される。AND回路35は両
判定器32,34の信号が入力された場合に働き、警報
装置36に警報指令が出力されて警報が発せられる。
【0039】このような第2実施形態の構成によれば、
高圧初段静翼がスケールにより浸食を受けたことをター
ビン内部効率の変化と蒸気加減弁3の変化とに基づいて
確実に捉えることができる。また許容値から外れた場合
には、警報を発することにより、運転員に静翼浸食を知
らせることができるとともに、記録計37により正常値
や許容値との差も運転員に知らせることができ、前記第
1実施形態と同様の作用効果が奏される。
高圧初段静翼がスケールにより浸食を受けたことをター
ビン内部効率の変化と蒸気加減弁3の変化とに基づいて
確実に捉えることができる。また許容値から外れた場合
には、警報を発することにより、運転員に静翼浸食を知
らせることができるとともに、記録計37により正常値
や許容値との差も運転員に知らせることができ、前記第
1実施形態と同様の作用効果が奏される。
【0040】他の実施形態 前記各実施形態では、ともに発電機負荷信号S7を入力
する構成としているが、この発電機負荷信号S7の中に
は、直接発電機8の負荷を検出する信号に限らず、負荷
とほぼ同等と考えられるもの、つまり主蒸気流量、給水
流量、高圧初段出口圧力または高圧排気圧力等の間接的
に負荷を表すことができる値の検出信号を含むものとす
る。このような信号を採用しても前記各実施形態と同様
の作用効果が奏される。また、第2の実施形態に対して
は、蒸気加減弁の開度を除けば、中圧タービン初段静翼
の監視にも適用可能である。
する構成としているが、この発電機負荷信号S7の中に
は、直接発電機8の負荷を検出する信号に限らず、負荷
とほぼ同等と考えられるもの、つまり主蒸気流量、給水
流量、高圧初段出口圧力または高圧排気圧力等の間接的
に負荷を表すことができる値の検出信号を含むものとす
る。このような信号を採用しても前記各実施形態と同様
の作用効果が奏される。また、第2の実施形態に対して
は、蒸気加減弁の開度を除けば、中圧タービン初段静翼
の監視にも適用可能である。
【0041】さらに、蒸気タービン静翼浸食監視装置主
系統22a,22b中に警報装置28,36および記録
計29,37を設けたが、これらは一般のプラント運転
監視装置21にも設けられているため、このプラント運
転監視装置20の警報装置を使用することも可能であ
る。
系統22a,22b中に警報装置28,36および記録
計29,37を設けたが、これらは一般のプラント運転
監視装置21にも設けられているため、このプラント運
転監視装置20の警報装置を使用することも可能であ
る。
【0042】
【発明の効果】以上で詳述したように、本発明によれ
ば、蒸気タービン静翼の浸食の状況を運転時に適切に監
視できるとともに、動翼が損傷することを未然に防止す
ることができる等の優れた効果が奏される。
ば、蒸気タービン静翼の浸食の状況を運転時に適切に監
視できるとともに、動翼が損傷することを未然に防止す
ることができる等の優れた効果が奏される。
【図1】本発明の実施形態を説明するための火力発電プ
ラント全体の系統構成図。
ラント全体の系統構成図。
【図2】本発明の第1実施形態を詳細に示す系統図。
【図3】本発明の第2実施形態を詳細に示す系統図。
1 ボイラ 2 蒸気管 3 蒸気加減弁 4 蒸気タービン(高圧タービン) 5 再熱蒸気管 6 ボイラ再熱器 7 中低圧タービン 8 発電機 9 復水器 11 給水ポンプ 12 給水加熱器 13 給水管 14 蒸気加減弁開度検出器 15 高圧初段動翼出口温度検出器 16 高圧初段動翼出口蒸気圧力検出器 17 蒸気タービン入口蒸気温度検出器 18 蒸気タービン入口蒸気圧力検出器 19 復水器真空度検出器 20 発電機負荷検出器 21 プラント運転監視装置主系統 22 蒸気タービン静翼浸食監視装置主系統 22a 蒸気タービン静翼浸食監視装置主系統 22b 蒸気タービン静翼浸食監視装置主系統 23 第1の関数演算器 24 第2の関数演算器 25 第1の判定器 26 第2の判定器 27 AND回路 28 警報装置 29 記録計 30 タービン内部効率算出器 31 第1の関数演算器 32 第2の演算器 33 第1の判定器 34 第2の判定器 35 AND回路 36 警報装置 37 記録計
Claims (2)
- 【請求項1】 発電機を駆動する蒸気タービンと、この
蒸気タービンに流入する蒸気量を制御する蒸気加減弁と
を有する蒸気タービン設備を監視対象とするものであっ
て、前記蒸気タービンの初段動翼の出口蒸気温度を検出
する蒸気タービン初段動翼出口温度検出器と、前記蒸気
加減弁の開度を検出する蒸気加減弁開度検出器と、前記
発電機の負荷を直接または間接に検出する発電機負荷検
出器と、この発電機負荷検出器から出力される検出信号
が入力され、当該負荷に対応する蒸気タービン初段動翼
出口蒸気温度および蒸気加減弁開度の正常値を求める演
算手段と、この演算手段で求められた正常値と前記検出
器により検出された実際の蒸気温度および蒸気加減弁開
度とを比較し、その蒸気温度および蒸気加減弁開度が前
記正常値に基づく一定の許容値内にあるか否かを判定す
る判定手段と、この判定手段により前記蒸気温度および
蒸気加減弁開度の両方とも前記許容値から外れた場合に
警報を発する警報発生手段とを備えたことを特徴とする
蒸気タービン静翼浸食監視装置。 - 【請求項2】 発電機を駆動する蒸気タービンと、この
蒸気タービンに流入する蒸気量を制御する蒸気加減弁と
を有する蒸気タービン設備を監視対象とするものであっ
て、前記蒸気タービンの入口蒸気温度を検出する蒸気タ
ービン入口蒸気温度検出器と、前記蒸気タービンの入口
蒸気圧力を検出する蒸気タービン入口蒸気圧力検出器
と、前記蒸気タービンの初段動翼出口蒸気の温度を検出
する蒸気タービン初段動翼出口蒸気温度検出器と、前記
蒸気タービンの初段動翼の出口圧力を検出する蒸気ター
ビン初段動翼出口蒸気圧力検出器と、前記蒸気加減弁の
開度を検出する蒸気加減弁開度検出器と、前記発電機の
負荷を直接または間接に検出する発電機負荷検出器と、
この発電機負荷検出器から出力される検出信号が入力さ
れ、前記蒸気タービンの内部効率の正常値および蒸気加
減弁開度の正常値を求める演算手段と、前記各検出器で
検出された温度および圧力の検出信号が入力され、前記
蒸気タービンの実際の内部効率を算出するタービン内部
効率算出手段と、前記演算手段で求められた内部効率の
正常値と前記タービン内部効率算出手段で算出された実
際の内部効率との比較、および前記演算手段で求められ
た蒸気加減弁開度の正常値と前記検出器で検出された実
際の蒸気加減弁開度との比較をそれぞれ行い、前記効率
および蒸気加減弁開度が前記正常値に基づく一定の許容
値内にあるか否かを判定する判定手段と、この判定手段
により前記内部効率および蒸気加減弁開度の両方とも前
記許容値から外れた場合に警報を発する警報発生手段と
を備えたことを特徴とする蒸気タービン静翼浸食監視装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10123796A JPH09287408A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 蒸気タービン静翼浸食監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10123796A JPH09287408A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 蒸気タービン静翼浸食監視装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09287408A true JPH09287408A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14295301
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10123796A Pending JPH09287408A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 蒸気タービン静翼浸食監視装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09287408A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3147468A4 (en) * | 2014-05-23 | 2018-10-17 | TLV Co., Ltd. | Monitoring system for steam-using equipment |
| US20220213805A1 (en) * | 2019-12-06 | 2022-07-07 | Fuji Electric Co., Ltd. | Steam turbine member |
| US12025014B2 (en) | 2022-08-23 | 2024-07-02 | Toshiba Energy Systems & Solutions Corporation | Pit initiation evaluation system, and, pit initiation evaluation method |
-
1996
- 1996-04-23 JP JP10123796A patent/JPH09287408A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3147468A4 (en) * | 2014-05-23 | 2018-10-17 | TLV Co., Ltd. | Monitoring system for steam-using equipment |
| US10669883B2 (en) | 2014-05-23 | 2020-06-02 | Tlv Co., Ltd. | Steam-using facility monitoring system |
| US11371382B2 (en) | 2014-05-23 | 2022-06-28 | Tlv Co., Ltd. | Steam-using facility monitoring system |
| US20220213805A1 (en) * | 2019-12-06 | 2022-07-07 | Fuji Electric Co., Ltd. | Steam turbine member |
| US12025014B2 (en) | 2022-08-23 | 2024-07-02 | Toshiba Energy Systems & Solutions Corporation | Pit initiation evaluation system, and, pit initiation evaluation method |
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