JPH09287603A - 可撓性取付手段による動結合及びその方法 - Google Patents
可撓性取付手段による動結合及びその方法Info
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- JPH09287603A JPH09287603A JP8328721A JP32872196A JPH09287603A JP H09287603 A JPH09287603 A JP H09287603A JP 8328721 A JP8328721 A JP 8328721A JP 32872196 A JP32872196 A JP 32872196A JP H09287603 A JPH09287603 A JP H09287603A
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- F16F15/02—Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems
- F16F15/04—Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems using elastic means
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 2つの構成要素、本体、部品、又は表面を互
いに対して一平面内で確定的に及び極めて高い繰り返し
性をもって配置すると共にそれら表面を所定距離を置い
て保持する動結合装置及び方法であって、クランプ力が
加えられた際にそれら表面が互いに接触状態となること
を可能にする一方、それら表面相互間での精確な相対的
平面配置を維持する、動結合装置及び方法を提供するこ
と。 【解決手段】 一対の表面を互いに対して及びそれら表
面間の中間平面に対して繰り返し可能な位置決め精度を
もって確定的に動結合させる新規の可撓取付式動結合装
置であって、前記表面間の位置上の誤差運動を伴うこと
なく前記表面同士が接触するように前記平面と直交する
方向における並進的なクランプを可能とする可撓支持要
素、回転支持要素、又は滑動支持要素によって与えられ
る案内用の従動性を有しているもの。
いに対して一平面内で確定的に及び極めて高い繰り返し
性をもって配置すると共にそれら表面を所定距離を置い
て保持する動結合装置及び方法であって、クランプ力が
加えられた際にそれら表面が互いに接触状態となること
を可能にする一方、それら表面相互間での精確な相対的
平面配置を維持する、動結合装置及び方法を提供するこ
と。 【解決手段】 一対の表面を互いに対して及びそれら表
面間の中間平面に対して繰り返し可能な位置決め精度を
もって確定的に動結合させる新規の可撓取付式動結合装
置であって、前記表面間の位置上の誤差運動を伴うこと
なく前記表面同士が接触するように前記平面と直交する
方向における並進的なクランプを可能とする可撓支持要
素、回転支持要素、又は滑動支持要素によって与えられ
る案内用の従動性を有しているもの。
Description
【0001】請求項に記載の動結合装置。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、精確な繰り返し性
をもって部品又は表面の相互の案内された係合を行うこ
とに関し、特に、確定的な動結合(kinematic coupling:
運動学的な結合)機構及び技法を提供すること、及び部
品又は表面の一平面に沿った結合により、案内に従って
前記結合平面と直交する方向で前記部品又は表面が互い
に接触することを可能にする、前記結合機構及び技法を
改善したものに関する。
をもって部品又は表面の相互の案内された係合を行うこ
とに関し、特に、確定的な動結合(kinematic coupling:
運動学的な結合)機構及び技法を提供すること、及び部
品又は表面の一平面に沿った結合により、案内に従って
前記結合平面と直交する方向で前記部品又は表面が互い
に接触することを可能にする、前記結合機構及び技法を
改善したものに関する。
【0003】
【従来の技術】2つの部品又は表面が高度の平面繰り返
し性(planar repeatability)をもって係合する必要があ
る一方、それらの部品の表面が緊密に接触することを可
能にする、多数のシステムが存在する。これは、円形の
幹部及びスロットとそれぞれ係合する2つのピンを用い
て従来達成されてきた。かかる技法は、広範に用いられ
てはきたが、ピンとそのピンが挿入される部分との間に
幾分かのクリアランスが存在しなければならないという
問題を有するものであった。かかる技法を用いた場合、
繰り返し性の実際値は約20μmというオーダーとなる。
し性(planar repeatability)をもって係合する必要があ
る一方、それらの部品の表面が緊密に接触することを可
能にする、多数のシステムが存在する。これは、円形の
幹部及びスロットとそれぞれ係合する2つのピンを用い
て従来達成されてきた。かかる技法は、広範に用いられ
てはきたが、ピンとそのピンが挿入される部分との間に
幾分かのクリアランスが存在しなければならないという
問題を有するものであった。かかる技法を用いた場合、
繰り返し性の実際値は約20μmというオーダーとなる。
【0004】動結合は、他方の部品又は表面における中
央が尖った(centrally pointing)溝と係合するように一
方の部品又は表面に結合された球面(例えば半球体)を
用いるため、数μmの繰り返し性を提供できるものとし
て長期にわたり知られてきた。これは、一方の部品又は
表面に対する他方の部品又は表面の位置及び向きを決定
するのに必要な6つの自由度を数学的、実際的、及び確
定的に規定する、6つの接触点を提供するものである。
央が尖った(centrally pointing)溝と係合するように一
方の部品又は表面に結合された球面(例えば半球体)を
用いるため、数μmの繰り返し性を提供できるものとし
て長期にわたり知られてきた。これは、一方の部品又は
表面に対する他方の部品又は表面の位置及び向きを決定
するのに必要な6つの自由度を数学的、実際的、及び確
定的に規定する、6つの接触点を提供するものである。
【0005】動結合の新規の使用に関する特許は幾つか
存在する。動結合は、6つの自由度で精確に及び繰り返
し性をもって2つの構成要素の互いに対する位置決めを
行うために、多くの用途でこれまで広範に使用されてき
た。我々は、ボールが溝中に着座されて一方の本体の他
方の本体に対する位置が最初に確定された後、動結合機
構がその機構自体と一体的なものとして各々の動脚部の
1つの軸に沿った位置の調節能力を提供する、といった
従来技術は(特に結合及び光学マウントの分野では)見
い出せなかった。本発明のかかる能力は、如何なる従来
技術とも完全に異なるものである。
存在する。動結合は、6つの自由度で精確に及び繰り返
し性をもって2つの構成要素の互いに対する位置決めを
行うために、多くの用途でこれまで広範に使用されてき
た。我々は、ボールが溝中に着座されて一方の本体の他
方の本体に対する位置が最初に確定された後、動結合機
構がその機構自体と一体的なものとして各々の動脚部の
1つの軸に沿った位置の調節能力を提供する、といった
従来技術は(特に結合及び光学マウントの分野では)見
い出せなかった。本発明のかかる能力は、如何なる従来
技術とも完全に異なるものである。
【0006】従来技術の一例として、鋳型フラスコ(mol
der's flask)のための3脚式支持体に関するTabor及びL
ewisによる米国特許出願第849514号が挙げられる。かか
る特許出願では、下側構造体の3つの支持面が上側構造
体の球状構成要素を受容し、位置合わせされた状態で保
持している。しかしながら、上側構造体の球状構成要素
が下側構造体の受容面上に載置される実際の方法は、完
全に別個の装置部分(バネ付勢された中央の柱部分)に
基づくものである。一方の物体を他方の物体に対して配
置するために運動学を用いる上記に続く発明は、1つの
軸に沿って移動して球体(又は溝部)及びそれに固定さ
れた構造体を溝(又は球体)に向かって引っ張る能力を
結合部がそれ自体で有さないという点で、上記Tabor等
の発明と類似したものである。これは本発明の特徴によ
り可能となる。
der's flask)のための3脚式支持体に関するTabor及びL
ewisによる米国特許出願第849514号が挙げられる。かか
る特許出願では、下側構造体の3つの支持面が上側構造
体の球状構成要素を受容し、位置合わせされた状態で保
持している。しかしながら、上側構造体の球状構成要素
が下側構造体の受容面上に載置される実際の方法は、完
全に別個の装置部分(バネ付勢された中央の柱部分)に
基づくものである。一方の物体を他方の物体に対して配
置するために運動学を用いる上記に続く発明は、1つの
軸に沿って移動して球体(又は溝部)及びそれに固定さ
れた構造体を溝(又は球体)に向かって引っ張る能力を
結合部がそれ自体で有さないという点で、上記Tabor等
の発明と類似したものである。これは本発明の特徴によ
り可能となる。
【0007】一層最近の従来技術として、ホルダに測定
プローブを取り付けるために用いられる動結合であっ
て、磁石を使用してその結合の予備負荷及び保持を行う
ものを開示した、Federal Products Corp.に譲渡された
米国特許第4574625号がある。これは、高い堅固性を提
供するが、プローブに打撃が加えられた際には結合部は
プローブを解放する。これによりプローブに対する損傷
が防止される。しかしながら、この発明は、結合部にお
けるプローブの柔軟な係合を考慮したものではなく、ま
た、1つの本体を運動学的に係合させた後にその本体の
一方向への移動を続行することができるものでもない。
プローブを取り付けるために用いられる動結合であっ
て、磁石を使用してその結合の予備負荷及び保持を行う
ものを開示した、Federal Products Corp.に譲渡された
米国特許第4574625号がある。これは、高い堅固性を提
供するが、プローブに打撃が加えられた際には結合部は
プローブを解放する。これによりプローブに対する損傷
が防止される。しかしながら、この発明は、結合部にお
けるプローブの柔軟な係合を考慮したものではなく、ま
た、1つの本体を運動学的に係合させた後にその本体の
一方向への移動を続行することができるものでもない。
【0008】かかる球体及び溝を用いた動結合は、例え
ば、共同出願人であるA.H.Slocum著の「Precision Mach
ine Design」(Prentice Hall,Englewood Cliffs,NJ,199
2)及び「Design of Three-Groove Kinematic Coupling
s」(Precision Eng.,Vol.14,No.2,April 1992,pp67-76)
に記載されているように、2つの機械要素が高い精度及
び繰り返し性をもって結合されなければならない無数の
用途で使用されてきた。これらの結合は、拘束された自
由度と等しい幾つかの点で係合部品が接触するという点
で、確定的なものである。2つの係合する部品又は表面
を3次元空間で拘束するために、例えば、3つの並進自
由度と3つの回転自由度とを拘束するために6つの接触
点が必要となる。3つの溝に各々載置された3つの球体
はこの義務を達成するものとなる。なぜなら、各球体及
び溝毎に2つの接触点が存在するからである。しかしな
がら、かかる設計は、部品又は表面が互いに向かって移
動すること、及び、例えばチャンバと平らに係合すべき
真空チャンバシール等の用途や半田ペースト供給装置と
係合するステンシルフレーム(stencil frame)等の場合
に要求されるような緊密な接触を部品又は表面が行うこ
とを可能にするものではない、という点に留意された
い。従って、動結合により例えば3つの自由度X,Y,及
び偏揺(yaw)の確立を可能にすると共に拘束されない3
つの自由度Z、ピッチ、及びロール(即ちこれらの自由
度の変形例)を可能にする、新規の方法が必要とされて
いる。従って、本発明の目的はかかる問題を解決するこ
とにある。
ば、共同出願人であるA.H.Slocum著の「Precision Mach
ine Design」(Prentice Hall,Englewood Cliffs,NJ,199
2)及び「Design of Three-Groove Kinematic Coupling
s」(Precision Eng.,Vol.14,No.2,April 1992,pp67-76)
に記載されているように、2つの機械要素が高い精度及
び繰り返し性をもって結合されなければならない無数の
用途で使用されてきた。これらの結合は、拘束された自
由度と等しい幾つかの点で係合部品が接触するという点
で、確定的なものである。2つの係合する部品又は表面
を3次元空間で拘束するために、例えば、3つの並進自
由度と3つの回転自由度とを拘束するために6つの接触
点が必要となる。3つの溝に各々載置された3つの球体
はこの義務を達成するものとなる。なぜなら、各球体及
び溝毎に2つの接触点が存在するからである。しかしな
がら、かかる設計は、部品又は表面が互いに向かって移
動すること、及び、例えばチャンバと平らに係合すべき
真空チャンバシール等の用途や半田ペースト供給装置と
係合するステンシルフレーム(stencil frame)等の場合
に要求されるような緊密な接触を部品又は表面が行うこ
とを可能にするものではない、という点に留意された
い。従って、動結合により例えば3つの自由度X,Y,及
び偏揺(yaw)の確立を可能にすると共に拘束されない3
つの自由度Z、ピッチ、及びロール(即ちこれらの自由
度の変形例)を可能にする、新規の方法が必要とされて
いる。従って、本発明の目的はかかる問題を解決するこ
とにある。
【0009】実際に、本発明は、平坦な位置決めの繰り
返し性を高いレベルで提供する一方、結合平面と直交す
る方向に案内された従動性を有する確定的な動結合を用
いて繰り返し性の平面と直交する動きを可能にするもの
である。これは、1つの機械部品又は表面の一組をなす
3つの球形状によって達成される。この場合、その各々
の球形状は、もう一つの機械部品又は表面の溝と2点で
係合し、その溝又は球状構成要素又はそれらの組み合わ
せが、可撓性(flexural)を有する支持部に取り付けられ
る。この支持部によって、隣接する部品又は表面が結合
平面と直交する方向へ移動することが可能になる。キー
となる設計要素は、寄生的な誤差動作を伴わない純粋な
並進を生成する態様で結合作用による力が可撓体に働く
ように案内用可撓体を配置することにある。本発明の類
似の実施態様では、動結合部の溝が固定され、球形状が
可動式押圧係合ダイセットブッシュ(motion press-fit
die-set bushing)の限られた範囲に配置され、この場合
も、結合平面と直交する方向への動きが可能となる一
方、一層大きな範囲の動き及び一層高い横方向への負荷
が可能となる。
返し性を高いレベルで提供する一方、結合平面と直交す
る方向に案内された従動性を有する確定的な動結合を用
いて繰り返し性の平面と直交する動きを可能にするもの
である。これは、1つの機械部品又は表面の一組をなす
3つの球形状によって達成される。この場合、その各々
の球形状は、もう一つの機械部品又は表面の溝と2点で
係合し、その溝又は球状構成要素又はそれらの組み合わ
せが、可撓性(flexural)を有する支持部に取り付けられ
る。この支持部によって、隣接する部品又は表面が結合
平面と直交する方向へ移動することが可能になる。キー
となる設計要素は、寄生的な誤差動作を伴わない純粋な
並進を生成する態様で結合作用による力が可撓体に働く
ように案内用可撓体を配置することにある。本発明の類
似の実施態様では、動結合部の溝が固定され、球形状が
可動式押圧係合ダイセットブッシュ(motion press-fit
die-set bushing)の限られた範囲に配置され、この場合
も、結合平面と直交する方向への動きが可能となる一
方、一層大きな範囲の動き及び一層高い横方向への負荷
が可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、2つの構成要素、本体、部品、又は表面(以下、総
称的に「表面」と称す)を互いに対して一平面内で確定
的に及び極めて高い繰り返し性をもって配置すると共に
それら表面を所定距離を置いて保持する動結合装置及び
方法であって、並進的に案内されたクランプ力が加えら
れた際に、それら表面が互いに接触状態となることを可
能にする一方、それら表面相互間での精確な相対的平面
配置を維持する、動結合装置及び方法を提供することに
ある。
は、2つの構成要素、本体、部品、又は表面(以下、総
称的に「表面」と称す)を互いに対して一平面内で確定
的に及び極めて高い繰り返し性をもって配置すると共に
それら表面を所定距離を置いて保持する動結合装置及び
方法であって、並進的に案内されたクランプ力が加えら
れた際に、それら表面が互いに接触状態となることを可
能にする一方、それら表面相互間での精確な相対的平面
配置を維持する、動結合装置及び方法を提供することに
ある。
【0011】本発明の別の目的は、先ず2つの表面をそ
れら表面相互とそれら表面間の平面とに対して配置し、
次いでそれら表面が緊密な接触状態になることを可能に
するように、横方向の又は傾斜方向の誤差のない精確な
並進的なクランプ又は動きを提供することにある。
れら表面相互とそれら表面間の平面とに対して配置し、
次いでそれら表面が緊密な接触状態になることを可能に
するように、横方向の又は傾斜方向の誤差のない精確な
並進的なクランプ又は動きを提供することにある。
【0012】本発明の更に別の目的は、2つの表面を互
いに対して中間平面に沿って精確に配置し、それら表面
を共に緊密な接触状態にする一方、(本発明以外の場合
には構成要素の位置ずれを生じさせるものとなる)クラ
ンプ力が構成要素に生じた場合であっても前記表面を依
然として精確な場所に保持することを可能にすることに
ある。
いに対して中間平面に沿って精確に配置し、それら表面
を共に緊密な接触状態にする一方、(本発明以外の場合
には構成要素の位置ずれを生じさせるものとなる)クラ
ンプ力が構成要素に生じた場合であっても前記表面を依
然として精確な場所に保持することを可能にすることに
ある。
【0013】本発明の更に別の目的は、撓み又は回転又
は滑動が可能な支持要素を用いて、一方の表面を他方の
表面に対して配置する1組のかかる精密動結合要素の並
進運動を可能にし、これにより、それら2つの表面間で
誤差運動を生じさせることなくそれら表面の配置及び緊
密な接触が行われるようにすることにある。
は滑動が可能な支持要素を用いて、一方の表面を他方の
表面に対して配置する1組のかかる精密動結合要素の並
進運動を可能にし、これにより、それら2つの表面間で
誤差運動を生じさせることなくそれら表面の配置及び緊
密な接触が行われるようにすることにある。
【0014】本発明の上述その他の目的については、以
下で詳述すると共に特許請求の範囲に一層完全に示すこ
ととする。
下で詳述すると共に特許請求の範囲に一層完全に示すこ
ととする。
【0015】
【課題を解決するための手段】要するに、本発明は、一
対の表面を、互いに対して及びそれら表面を分離する中
間の結合平面に対して精確に繰り返し性をもって隣接し
て配置する動結合装置を包含するものであり、かかる動
結合装置は、前記表面によりそれぞれ支持された互いに
係合する球体及び溝の組み合わせを有しており、かかる
球体及び溝は、前記平面内のX方向及びY方向において
前記表面を拘束するのに十分な前記球体と前記溝との間
の接触点を介して前記平面に沿って所定の相対位置で高
い精度及び繰り返し性をもって前記の隣接する表面の動
結合を行うと共に、それら表面をZ方向で互いに隔置さ
れた状態とするものであり、前記一対の表面のうちの一
方が純粋にZ方向に並進的及び案内的に移動可能となっ
ており、それら表面をクランプして互いに緊密に接触さ
せることを可能にするよう形成された、可撓支持要素、
回転支持要素、及び滑動支持要素のうちの1つが設けら
れており、前記のクランプが、前記支持体により制御さ
れたZ方向の並進運動に応じて行われ、これと同時に、
前記表面間での位置上の寄生的な誤差運動を伴うことな
く前記表面のX,Y位置が維持される。
対の表面を、互いに対して及びそれら表面を分離する中
間の結合平面に対して精確に繰り返し性をもって隣接し
て配置する動結合装置を包含するものであり、かかる動
結合装置は、前記表面によりそれぞれ支持された互いに
係合する球体及び溝の組み合わせを有しており、かかる
球体及び溝は、前記平面内のX方向及びY方向において
前記表面を拘束するのに十分な前記球体と前記溝との間
の接触点を介して前記平面に沿って所定の相対位置で高
い精度及び繰り返し性をもって前記の隣接する表面の動
結合を行うと共に、それら表面をZ方向で互いに隔置さ
れた状態とするものであり、前記一対の表面のうちの一
方が純粋にZ方向に並進的及び案内的に移動可能となっ
ており、それら表面をクランプして互いに緊密に接触さ
せることを可能にするよう形成された、可撓支持要素、
回転支持要素、及び滑動支持要素のうちの1つが設けら
れており、前記のクランプが、前記支持体により制御さ
れたZ方向の並進運動に応じて行われ、これと同時に、
前記表面間での位置上の寄生的な誤差運動を伴うことな
く前記表面のX,Y位置が維持される。
【0016】従って、本発明は、動結合を用いて、一方
の構成要素の表面を他方の構成要素の表面に対して高い
精度及び繰り返し性をもって位置決めすることに関する
ものである。この場合、それら表面は短距離だけ隔置さ
れ、事前負荷力が加えられた際に純粋な直線運動で1組
の動結合要素(例えば、溝又はその溝と係合する球体)
が圧縮されて前記構成要素の表面が互いに緊密に接触す
ることが可能になり、一方、前記2つの構成要素の表面
間における上記以外の5つの自由度での位置は依然とし
て精確に保持される。
の構成要素の表面を他方の構成要素の表面に対して高い
精度及び繰り返し性をもって位置決めすることに関する
ものである。この場合、それら表面は短距離だけ隔置さ
れ、事前負荷力が加えられた際に純粋な直線運動で1組
の動結合要素(例えば、溝又はその溝と係合する球体)
が圧縮されて前記構成要素の表面が互いに緊密に接触す
ることが可能になり、一方、前記2つの構成要素の表面
間における上記以外の5つの自由度での位置は依然とし
て精確に保持される。
【0017】本発明の好適な最適態様の実施例を以下で
説明する。
説明する。
【0018】
【発明の実施の形態】上述のように、本発明は、2つの
隣接する係合表面の相対位置を動結合を用いて確定する
一方、1組の動結合要素を例えば可撓性を有する支持体
又は線形支持体(linear bearing)を用いて並進的に案内
することにより、その目的を達成するものである。固有
の又は付加的なバネ要素を有する可撓要素、回転要素、
又は滑動要素を用いた支持体を適当に設計することによ
り、必要とされる純粋な並進運動が可能となり、それ以
外の運動が生じてほしくない5つの自由度では高度の堅
固性が維持される。次いで、外部的から加えられる事前
負荷力によってバネ要素が圧縮されて、係合部品の2つ
の表面が互いに接触するまで前記バネ要素の事前負荷が
行われ、それら表面が接触した際には、事前負荷力が表
面の界面に伝達され、一方、それら2つの表面の相対位
置が依然として極めて精確に維持される。
隣接する係合表面の相対位置を動結合を用いて確定する
一方、1組の動結合要素を例えば可撓性を有する支持体
又は線形支持体(linear bearing)を用いて並進的に案内
することにより、その目的を達成するものである。固有
の又は付加的なバネ要素を有する可撓要素、回転要素、
又は滑動要素を用いた支持体を適当に設計することによ
り、必要とされる純粋な並進運動が可能となり、それ以
外の運動が生じてほしくない5つの自由度では高度の堅
固性が維持される。次いで、外部的から加えられる事前
負荷力によってバネ要素が圧縮されて、係合部品の2つ
の表面が互いに接触するまで前記バネ要素の事前負荷が
行われ、それら表面が接触した際には、事前負荷力が表
面の界面に伝達され、一方、それら2つの表面の相対位
置が依然として極めて精確に維持される。
【0019】図1は、球状要素22が係合することになる
可撓性取付溝要素1を示すものであり、かかる対を3つ
用いて、2つの構成要素の互いに対する相対位置を唯一
に画定する動結合を形成することになる。しかしなが
ら、この場合には、最初に表面間の平面位置(X,Y)及
び偏揺(垂直軸Zを中心とした回転)を確立し、次いで
それら表面を緊密に接触させてシールその他の面接触を
形成するのが望ましい。この一例を図5に示す。同図に
おいて、リッド31は、かかる3つの球状動結合要素20d,
20e,20fを有しており、それら動結合要素20は、基部30
に取り付けられた可撓性取付溝要素1a,1b,1cと係合す
る。球状動結合要素20d,20e,20fが溝要素1a,1b,1cに接
触することによりリッド31が基部30に対して配置された
後には、符号Cで示す当業界で周知のクランプ手段を用
いてリッド31が下方へ押圧されて基部30のシール99と接
触することになる。これにより、チャンバ内を真空にす
ることが可能となる。基部に対するリッドの位置をこの
ように精確に制御する主な理由は、リッド上に精密機器
及びセンサが設けられており、そのリッドを開放した後
には繰り返し性をもって所定位置に戻して再び閉鎖しな
ければならないことにある。
可撓性取付溝要素1を示すものであり、かかる対を3つ
用いて、2つの構成要素の互いに対する相対位置を唯一
に画定する動結合を形成することになる。しかしなが
ら、この場合には、最初に表面間の平面位置(X,Y)及
び偏揺(垂直軸Zを中心とした回転)を確立し、次いで
それら表面を緊密に接触させてシールその他の面接触を
形成するのが望ましい。この一例を図5に示す。同図に
おいて、リッド31は、かかる3つの球状動結合要素20d,
20e,20fを有しており、それら動結合要素20は、基部30
に取り付けられた可撓性取付溝要素1a,1b,1cと係合す
る。球状動結合要素20d,20e,20fが溝要素1a,1b,1cに接
触することによりリッド31が基部30に対して配置された
後には、符号Cで示す当業界で周知のクランプ手段を用
いてリッド31が下方へ押圧されて基部30のシール99と接
触することになる。これにより、チャンバ内を真空にす
ることが可能となる。基部に対するリッドの位置をこの
ように精確に制御する主な理由は、リッド上に精密機器
及びセンサが設けられており、そのリッドを開放した後
には繰り返し性をもって所定位置に戻して再び閉鎖しな
ければならないことにある。
【0020】図1において、可撓性取付溝要素は、縁部
から見た場合に三角形状要素5a,6a,7a,8a及び三角形状
要素5b,6b,7b,8bという形のものであることに留意され
たい。砂時計のような形状や単純な平坦な形状等、他の
形状もまた利用可能であるが、同図に示す三角形状は、
可撓方向に最も多くの動作を提供する一方、横方向には
高度の軸方向の堅固性を提供するものとなる。
から見た場合に三角形状要素5a,6a,7a,8a及び三角形状
要素5b,6b,7b,8bという形のものであることに留意され
たい。砂時計のような形状や単純な平坦な形状等、他の
形状もまた利用可能であるが、同図に示す三角形状は、
可撓方向に最も多くの動作を提供する一方、横方向には
高度の軸方向の堅固性を提供するものとなる。
【0021】図6は、同じ要求に対する別の一適用例を
示したものであり、同図において、フレーム130に取り
付けられたステンシル131は、回路基板の保持に使用さ
れるようなプラテン(platten)132に対して精確に配置さ
れ、次いでそのプラテン(又は回路基板)に対して緊密
に接触するように事前負荷が加えられることになる。こ
れは、図3に冠状円錐体22bとして示す3つの球状接触
点101a,101b,101cをフレーム130に取り付けることによ
り達成される。プラテン132は、可撓性要素を取り付け
るための3つのV字型の溝要素120d,120e,120fを有して
いる。これらの溝要素は、典型的には、それら3つのV
字型の全てを結ぶ仮想三角形によって形成される角度を
2等分する線に沿ってそれらのV字形状が延在するよう
に角度付けされる。次いでフレーム130がプラテン132上
に配置されて冠状円錐体101a,101b,101cが溝要素120d,1
20e,120fとそれぞれ係合する。この状態でフレーム及び
プラテンの表面が互いに触れることはないが、それらの
相対位置は精確に繰り返し性をもって画定される。トグ
ル式クランプ又はピストンその他の当業界で現在使用さ
れている手段を用いてクランプ力Cを加えることによ
り、可撓性取付溝要素120d,120e,120fが純粋な垂直モー
ドで変形し、ステンシル131の表面が回路基板133の表面
と緊密に接触するようになり、一方、それらの位置合わ
せは依然として完全に維持される。これはステンシルか
ら部品へのパターン転写操作を行う際に重要なことであ
る。
示したものであり、同図において、フレーム130に取り
付けられたステンシル131は、回路基板の保持に使用さ
れるようなプラテン(platten)132に対して精確に配置さ
れ、次いでそのプラテン(又は回路基板)に対して緊密
に接触するように事前負荷が加えられることになる。こ
れは、図3に冠状円錐体22bとして示す3つの球状接触
点101a,101b,101cをフレーム130に取り付けることによ
り達成される。プラテン132は、可撓性要素を取り付け
るための3つのV字型の溝要素120d,120e,120fを有して
いる。これらの溝要素は、典型的には、それら3つのV
字型の全てを結ぶ仮想三角形によって形成される角度を
2等分する線に沿ってそれらのV字形状が延在するよう
に角度付けされる。次いでフレーム130がプラテン132上
に配置されて冠状円錐体101a,101b,101cが溝要素120d,1
20e,120fとそれぞれ係合する。この状態でフレーム及び
プラテンの表面が互いに触れることはないが、それらの
相対位置は精確に繰り返し性をもって画定される。トグ
ル式クランプ又はピストンその他の当業界で現在使用さ
れている手段を用いてクランプ力Cを加えることによ
り、可撓性取付溝要素120d,120e,120fが純粋な垂直モー
ドで変形し、ステンシル131の表面が回路基板133の表面
と緊密に接触するようになり、一方、それらの位置合わ
せは依然として完全に維持される。これはステンシルか
ら部品へのパターン転写操作を行う際に重要なことであ
る。
【0022】ここで図1を再び参照する。同図におい
て、球状の座部22は周知の多数の方法で作成可能なもの
である。球状要素22は、部品の精密孔に押圧係合するこ
とになるステム21を有している。球状の座部20は、真球
とすることが可能であり、又、負荷容量を高めるため、
部分的に球状に形成された冠状円錐体形状としてヘルツ
応力を最小限にすることも可能である。この種のヘルツ
応力の計算については、上述のSlocumの著書で論じられ
ている。各構成要素を精確に配置する結合を可能にする
ために、球状要素22が、側部3a,3bを有するV字型の溝
で溝要素1と接触することになる。ここで図示する溝要
素1は、構成要素の重量を支えるためのバネ力を提供す
る可撓性要素を有しているが、この可撓性要素は事前負
荷力が加えられた際にかかる構成要素の下降を許容する
ものである。これは、二重の可撓性(double flexure)を
用いることにより達成されるが、可撓性支持体設計に係
る当業者であれば別の可撓性設計を用いることも可能で
ある。可撓性要素は取付面9a,9bを有しており、それら
取付面9a,9bはピンホール対10d,10f及び10a,10cをそれ
ぞれ有している。これらのピンホールは、可撓性要素が
取り付けられるべき表面にその可撓性要素を(例えば螺
旋ピンを用いて)ピン止めするために使用され、これに
より、ボルトがホール10eに挿入されて締め付けられた
際にそのトルクが可撓性要素に伝わらないようになる
(かかるトルクの伝達は可撓性要素をねじらせるものと
なる)。
て、球状の座部22は周知の多数の方法で作成可能なもの
である。球状要素22は、部品の精密孔に押圧係合するこ
とになるステム21を有している。球状の座部20は、真球
とすることが可能であり、又、負荷容量を高めるため、
部分的に球状に形成された冠状円錐体形状としてヘルツ
応力を最小限にすることも可能である。この種のヘルツ
応力の計算については、上述のSlocumの著書で論じられ
ている。各構成要素を精確に配置する結合を可能にする
ために、球状要素22が、側部3a,3bを有するV字型の溝
で溝要素1と接触することになる。ここで図示する溝要
素1は、構成要素の重量を支えるためのバネ力を提供す
る可撓性要素を有しているが、この可撓性要素は事前負
荷力が加えられた際にかかる構成要素の下降を許容する
ものである。これは、二重の可撓性(double flexure)を
用いることにより達成されるが、可撓性支持体設計に係
る当業者であれば別の可撓性設計を用いることも可能で
ある。可撓性要素は取付面9a,9bを有しており、それら
取付面9a,9bはピンホール対10d,10f及び10a,10cをそれ
ぞれ有している。これらのピンホールは、可撓性要素が
取り付けられるべき表面にその可撓性要素を(例えば螺
旋ピンを用いて)ピン止めするために使用され、これに
より、ボルトがホール10eに挿入されて締め付けられた
際にそのトルクが可撓性要素に伝わらないようになる
(かかるトルクの伝達は可撓性要素をねじらせるものと
なる)。
【0023】図1に示すように、取付ブロック9a,9bに
は、組をなす可撓性ビーム要素6a,7a及び6b,7bがそれぞ
れ設けられている。これらの可撓性ビーム要素は、外側
フローティングブロック4a,4bにそれぞれ接続されてい
る。かかる4つのバーを並列に連結させる構成の場合、
外側ブロック4a,4bは、それぞれ、可撓性ビーム要素6a,
7a及び6b,7bによるカンチレバー式の曲げ制限手段によ
ってのみ制限されて、Z方向に移動することができる。
この外側ブロック4a,4bは、可撓性ビーム要素5a,8a及び
5b,8bによってV字型の溝要素2に接続される。この複合
式可撓性支持構成により、可撓性要素により支持された
段の比較的大きな純粋な並進運動が可能となる。この場
合の新規の用途は、球状要素22を所定位置に精確に案内
し配置して溝要素2と接触させるように動結合溝要素を
支持し、次いで、その結合系が誤差運動を伴うことなく
並進できるようにすることである。
は、組をなす可撓性ビーム要素6a,7a及び6b,7bがそれぞ
れ設けられている。これらの可撓性ビーム要素は、外側
フローティングブロック4a,4bにそれぞれ接続されてい
る。かかる4つのバーを並列に連結させる構成の場合、
外側ブロック4a,4bは、それぞれ、可撓性ビーム要素6a,
7a及び6b,7bによるカンチレバー式の曲げ制限手段によ
ってのみ制限されて、Z方向に移動することができる。
この外側ブロック4a,4bは、可撓性ビーム要素5a,8a及び
5b,8bによってV字型の溝要素2に接続される。この複合
式可撓性支持構成により、可撓性要素により支持された
段の比較的大きな純粋な並進運動が可能となる。この場
合の新規の用途は、球状要素22を所定位置に精確に案内
し配置して溝要素2と接触させるように動結合溝要素を
支持し、次いで、その結合系が誤差運動を伴うことなく
並進できるようにすることである。
【0024】この場合、V字型の溝要素2の側部3b,3a
は、係合する要素が接触することになる点が取付孔9a,9
bと同一線上にくるようにように形成されている。この
対称的な負荷構成では、(要求されるものではないが望
ましい)位置決めに関して一層大きな繰り返し性が得ら
れる。これは、かかる構成の場合に、横方向(X方向)
の力が全ての可撓性ビーム要素に均等に分担されるた
め、可撓性要素に与えるねじりモーメントが一層小さく
なる傾向となるからである。
は、係合する要素が接触することになる点が取付孔9a,9
bと同一線上にくるようにように形成されている。この
対称的な負荷構成では、(要求されるものではないが望
ましい)位置決めに関して一層大きな繰り返し性が得ら
れる。これは、かかる構成の場合に、横方向(X方向)
の力が全ての可撓性ビーム要素に均等に分担されるた
め、可撓性要素に与えるねじりモーメントが一層小さく
なる傾向となるからである。
【0025】図2(a)〜(g)に示すように、純粋な垂直運
動を達成可能な多数の異なるタイプの可撓性支持体が存
在する。可撓性支持体の設計にかかる当業者であれば、
前記Slocum著の「Precision Machine Design」に詳述さ
れているように、それ以外の可撓性支持体を実施して、
寄生的な誤差運動を最小限に抑えた精確な運動を達成す
ることが可能である。
動を達成可能な多数の異なるタイプの可撓性支持体が存
在する。可撓性支持体の設計にかかる当業者であれば、
前記Slocum著の「Precision Machine Design」に詳述さ
れているように、それ以外の可撓性支持体を実施して、
寄生的な誤差運動を最小限に抑えた精確な運動を達成す
ることが可能である。
【0026】図3は、溝要素と係合させるために使用す
ることが可能な3つの異なるタイプの実質的に球状の要
素を示すものである。図3(a)に示す球状要素22aの基部
21aは、その球状要素22aの取付対象となる本体の孔に押
し込まれる円柱体である。球状端部20aは、典型的に
は、例えば約25mmの半径を有し、この場合、Rc62鋼の溝
要素中にRc62鋼の要素を配設すると2.4kNの荷重容量が
得られる。
ることが可能な3つの異なるタイプの実質的に球状の要
素を示すものである。図3(a)に示す球状要素22aの基部
21aは、その球状要素22aの取付対象となる本体の孔に押
し込まれる円柱体である。球状端部20aは、典型的に
は、例えば約25mmの半径を有し、この場合、Rc62鋼の溝
要素中にRc62鋼の要素を配設すると2.4kNの荷重容量が
得られる。
【0027】荷重容量を一層大きくするためには、図3
(b)の冠状及び球状の要素22bが有用である。この球状要
素22bの基部21bは、その球状要素22bの取付対象となる
本体の孔に押し込まれる円柱体である。また、その冠状
円錐体20bは、例えば約25mm及び250mmといった半径を有
し、この場合には、Rc62鋼の溝要素中にRc62鋼の要素を
配設すると16.5kNの荷重容量が得られる。
(b)の冠状及び球状の要素22bが有用である。この球状要
素22bの基部21bは、その球状要素22bの取付対象となる
本体の孔に押し込まれる円柱体である。また、その冠状
円錐体20bは、例えば約25mm及び250mmといった半径を有
し、この場合には、Rc62鋼の溝要素中にRc62鋼の要素を
配設すると16.5kNの荷重容量が得られる。
【0028】更に荷重容量を大きくするためには、図3
(c)の冠状要素22cが有用である。この冠状要素22cの基
部21cは、その冠状要素22cの取付対象となる本体の孔に
押し込まれる円柱体である。また、その二重冠状表面20
cは、例えば約250mmといった半径を有し、この場合、Rc
62鋼の溝要素中にRc62鋼の要素を配設すると241kNの荷
重容量が得られる。
(c)の冠状要素22cが有用である。この冠状要素22cの基
部21cは、その冠状要素22cの取付対象となる本体の孔に
押し込まれる円柱体である。また、その二重冠状表面20
cは、例えば約250mmといった半径を有し、この場合、Rc
62鋼の溝要素中にRc62鋼の要素を配設すると241kNの荷
重容量が得られる。
【0029】従って、可撓性要素に適当なバネ強さを与
えれば、ダイスタンプ業界に見られるような最も重い荷
重さえも支持することが可能となる。可撓性系が実施不
能なものとなりそうな場合に対処するための設計を図4
に示す。同図では、図3(c)に示した高荷重容量を有
する球状要素等の球状要素86が可動要素となってお
り、溝要素85が部品84に固定された不動要素となってい
る。ここで、球状要素86は、シャフト90の一端に形成さ
れており、ダイセット支持体87により精密ボア89内に配
置されている。前記ダイセット支持体87は、符号88等の
多数の回転ボール要素と共に装填された円筒状の保持ス
リーブ81からなる。ダイセットブッシュ86からシャフト
90に最初に荷重が加えられて部品83のボア89内へ押し込
まれる際に、ボールによってボア中に溝が冷間形成され
るため、壁部分のスコーリングが生じるが、これは、機
能を害するものではなく、実際に、特に図3(c)に示し
た二重冠状要素等が使用される場合には、装置の適当な
回転方向の配向を維持するよう働く。シャフト90は、止
めリング82と接触するフランジ91を有している。前記止
めリング82は、コイル、ワッシャを積層したもの(washe
r-stack)、又はガス式のバネユニット等の事前負荷バネ
81によってボア外方に向かって押圧されているシャフト
90等からなるユニットを保持するものである。これは、
動結合によってXY平面内に最初に精確に配置された
後、その結合部がクランプされた際に圧縮されて、結合
された表面要素83,85に緊密な面接触を行わせる、バネ
要素として働く。
えれば、ダイスタンプ業界に見られるような最も重い荷
重さえも支持することが可能となる。可撓性系が実施不
能なものとなりそうな場合に対処するための設計を図4
に示す。同図では、図3(c)に示した高荷重容量を有
する球状要素等の球状要素86が可動要素となってお
り、溝要素85が部品84に固定された不動要素となってい
る。ここで、球状要素86は、シャフト90の一端に形成さ
れており、ダイセット支持体87により精密ボア89内に配
置されている。前記ダイセット支持体87は、符号88等の
多数の回転ボール要素と共に装填された円筒状の保持ス
リーブ81からなる。ダイセットブッシュ86からシャフト
90に最初に荷重が加えられて部品83のボア89内へ押し込
まれる際に、ボールによってボア中に溝が冷間形成され
るため、壁部分のスコーリングが生じるが、これは、機
能を害するものではなく、実際に、特に図3(c)に示し
た二重冠状要素等が使用される場合には、装置の適当な
回転方向の配向を維持するよう働く。シャフト90は、止
めリング82と接触するフランジ91を有している。前記止
めリング82は、コイル、ワッシャを積層したもの(washe
r-stack)、又はガス式のバネユニット等の事前負荷バネ
81によってボア外方に向かって押圧されているシャフト
90等からなるユニットを保持するものである。これは、
動結合によってXY平面内に最初に精確に配置された
後、その結合部がクランプされた際に圧縮されて、結合
された表面要素83,85に緊密な面接触を行わせる、バネ
要素として働く。
【0030】ダイセット支持体87は、回転要素支持体と
して働き、シャフト90に対する案内を提供するものとな
る。丸い端部86は、溝が形成された部品85と係合する。
更に、低コスト化が最重要であって精度は大して重要で
ない用途では、滑動接触支持体を使用する(例えば精密
加工されたシャフトを緊密に係合するボア内で滑動させ
る)ことができる。収容シリンダ83は、図5のリッド31
のような部品のボア内に押し込むことが可能なものであ
る。接触面85a,85bを有するV字ブロック85は、上述の
図5に示す真空チャンバの基部30等の係合する構造体中
へと押し込まれる。界面85d,85cで押圧係合が行われ、
これにより安定した剛性のある接続が提供される。ここ
で、リッド31がチャンバ30上に下降される場合、V字型
の溝要素は剛性を有するが、冠状円錐部は垂直方向には
従動性を有している。どの部材に従動性を持たせるべき
かについての決定は、典型的には、ユーザの設計及び製
造能力に応じ、製造コストに基づいて行われる。
して働き、シャフト90に対する案内を提供するものとな
る。丸い端部86は、溝が形成された部品85と係合する。
更に、低コスト化が最重要であって精度は大して重要で
ない用途では、滑動接触支持体を使用する(例えば精密
加工されたシャフトを緊密に係合するボア内で滑動させ
る)ことができる。収容シリンダ83は、図5のリッド31
のような部品のボア内に押し込むことが可能なものであ
る。接触面85a,85bを有するV字ブロック85は、上述の
図5に示す真空チャンバの基部30等の係合する構造体中
へと押し込まれる。界面85d,85cで押圧係合が行われ、
これにより安定した剛性のある接続が提供される。ここ
で、リッド31がチャンバ30上に下降される場合、V字型
の溝要素は剛性を有するが、冠状円錐部は垂直方向には
従動性を有している。どの部材に従動性を持たせるべき
かについての決定は、典型的には、ユーザの設計及び製
造能力に応じ、製造コストに基づいて行われる。
【0031】本発明のその他の用途としては、精確な位
置合わせと適度な大きさの力の保持とを必要とするが大
きな荷重を受けた際に解放しなければならないシステム
での使用が挙げられる。かかる用途にはスノーボードの
ビンディングが含まれる。この場合には、動結合によっ
てブーツの位置が画定され、バネ又はレバータイプのク
ランプが、ボードに取り付けられたボールの球面をビン
ディングに取り付けられた溝要素内に保持して事前負荷
を加え、又は、ビンディングに取り付けられたボールの
球面をボードに取り付けられた溝要素内に保持して事前
負荷を加える。バネによって可撓性要素を支持し、人の
脚部に過度のストレスが加わった際にそのバネが圧縮さ
れて結合が解放されるようにすることも可能である。
置合わせと適度な大きさの力の保持とを必要とするが大
きな荷重を受けた際に解放しなければならないシステム
での使用が挙げられる。かかる用途にはスノーボードの
ビンディングが含まれる。この場合には、動結合によっ
てブーツの位置が画定され、バネ又はレバータイプのク
ランプが、ボードに取り付けられたボールの球面をビン
ディングに取り付けられた溝要素内に保持して事前負荷
を加え、又は、ビンディングに取り付けられたボールの
球面をボードに取り付けられた溝要素内に保持して事前
負荷を加える。バネによって可撓性要素を支持し、人の
脚部に過度のストレスが加わった際にそのバネが圧縮さ
れて結合が解放されるようにすることも可能である。
【0032】当業者であれば本発明を更に修正すること
が可能であり、かかるものは特許請求の範囲に記載の本
発明の思想及び範囲内に包含されるものである。
が可能であり、かかるものは特許請求の範囲に記載の本
発明の思想及び範囲内に包含されるものである。
【図1】精確な並進運動を可能にする本発明に従って構
成されたモノリシック型の可撓動結合用溝要素をそれと
係合する冠状円錐体と共に示す斜視図である。
成されたモノリシック型の可撓動結合用溝要素をそれと
係合する冠状円錐体と共に示す斜視図である。
【図2】図1の可撓動結合作用を得るために使用できる
幾つかの異なるタイプの可撓支持体を示す斜視図であ
る。
幾つかの異なるタイプの可撓支持体を示す斜視図であ
る。
【図3】(a)は球体型の動結合要素、(b)は冠状円錐型の
動結合要素、(c)は曲率半径複合型の動結合要素を示す
斜視図である。
動結合要素、(c)は曲率半径複合型の動結合要素を示す
斜視図である。
【図4】精密ボア内に配置された球形型の動結合要素を
示す断面図であり、この場合、前記動結合要素はダイセ
ットブッシュにより案内されると共にバネにより事前負
荷が加えられている。
示す断面図であり、この場合、前記動結合要素はダイセ
ットブッシュにより案内されると共にバネにより事前負
荷が加えられている。
【図5】本発明の典型的な実施例を示す斜視図であり、
これは例示のため真空チャンバで使用されるものとして
示されている。同図は、事前負荷力が加えられた際に真
空チャンバの表面のリッドがチャンバ本体に対して精確
に配置されると共に前記リッドが真空シールと緊密に接
触することが可能となり、真空状態となる際に前記チャ
ンバに対する前記リッドの配置が維持されるように、可
撓支持体によって支持されたチャンバの溝が前記リッド
と係合してその配置を行うように位置決めされる態様を
示すものである。
これは例示のため真空チャンバで使用されるものとして
示されている。同図は、事前負荷力が加えられた際に真
空チャンバの表面のリッドがチャンバ本体に対して精確
に配置されると共に前記リッドが真空シールと緊密に接
触することが可能となり、真空状態となる際に前記チャ
ンバに対する前記リッドの配置が維持されるように、可
撓支持体によって支持されたチャンバの溝が前記リッド
と係合してその配置を行うように位置決めされる態様を
示すものである。
【図6】本発明のもう1つの例示としての、回路基板上
への半田ペーストの印刷のための上述のステンシルフレ
ームにおける用途又は使用を示す斜視図である。ここ
で、前記ステンシルフレームには3つの半球状の球体要
素が取り付けられており、かかる球体要素は、基部に対
してステンシルを精確に配置できるように前記基部にお
ける3つの可撓要素が取り付けられた動結合用溝要素と
運動学的に係合し、次いで、マシンの基部とステンシル
フレームの周辺部分全体で接触するように所定位置でク
ランプされる。
への半田ペーストの印刷のための上述のステンシルフレ
ームにおける用途又は使用を示す斜視図である。ここ
で、前記ステンシルフレームには3つの半球状の球体要
素が取り付けられており、かかる球体要素は、基部に対
してステンシルを精確に配置できるように前記基部にお
ける3つの可撓要素が取り付けられた動結合用溝要素と
運動学的に係合し、次いで、マシンの基部とステンシル
フレームの周辺部分全体で接触するように所定位置でク
ランプされる。
1 可撓性取付溝要素 2 溝要素 3b,3a 側部 4a,4b 外側フローティングブロック 5a,8a及び5b,8b 可撓性ビーム要素 6a,7a及び6b,7b 可撓性ビーム要素 9a,9b 取付ブロック 10d,10f及び10a,10c ピンホール対 10e ボルト孔 22 球状要素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブラウンスティーン,ダニエル アメリカ合衆国マサチューセッツ州ソマー ビル,マウンテン・ロード・10
Claims (15)
- 【請求項1】一対の表面を互いに対して及びそれら表面
を分離する中間の結合平面に対して精確に繰り返し性を
もって隣接して配置するための動結合装置であって、隣
接する前記表面によりそれぞれ支持された互いに係合す
る球体及び溝要素の組み合わせを有しており、かかる球
体及び溝要素が、前記平面内のX方向及びY方向におい
て前記表面を拘束するのに十分な前記球体と前記溝要素
との間の接触点を介して前記平面に沿った所定の相対位
置で高い精度及び繰り返し性をもって前記の隣接する表
面の動結合を行うと共に、それら表面をZ方向で互いに
隔置状態に保持するものであり、前記一対の表面のうち
の一方が純粋にZ方向に並進的及び案内的に移動可能と
なっており、それら表面をクランプして互いに緊密に接
触させることを可能にするよう形成された、可撓支持要
素、回転支持要素、及び滑動支持要素のうちの1つが設
けられており、前記のクランプが前記支持要素により制
御されたZ方向の並進運動に応じて行われ、これと同時
に、前記表面間での位置上の寄生的な誤差運動を伴うこ
となく前記表面のX,Y位置が維持されることを特徴と
する、動結合装置。 - 【請求項2】前記表面のクランプ時に圧縮して前記の緊
密な接触を行わせるバネ手段が設けられている、請求項
1に記載の動結合装置。 - 【請求項3】前記バネ手段に事前負荷が加えられてい
る、請求項2に記載の動結合装置。 - 【請求項4】3つの実質的に球状の球体要素が、一方の
前記表面と他方の前記表面の溝要素とに配設され、前記
各球体要素が前記各溝要素内にそれぞれ2点で係合する
ようになっている、請求項1に記載の動結合装置。 - 【請求項5】前記球体要素及び前記溝要素の一方に前記
支持要素が配設されている、請求項4に記載の動結合装
置。 - 【請求項6】固定状態に保持された前記動結合装置の一
方の表面に前記溝要素が配設され、他方の表面の球体要
素が、前記結合平面と直交するZ方向における動作を可
能にする制限された動作範囲を有する押圧係合式のダイ
セットブッシュに配置されている、請求項1に記載の動
結合装置。 - 【請求項7】可撓性動結合用溝要素が配設された表面
が、冠状円錐型球体要素、球状要素、及び曲率半径複合
型の結合要素のうちの1つと係合する、請求項1に記載
の動結合装置。 - 【請求項8】一方の表面が、基部表面と係合するリッド
として働き、そのリッドの表面に、前記基部に配設され
た可撓性の溝要素と係合する3つの球状動結合要素が配
設されており、前記リッドを前記基部とシール状態で接
触させるように前記基部に対する前記リッドの配置後に
動作可能となるが前記球状要素が前記溝要素に接触する
まで接触しないクランプ手段が配設されている、請求項
1に記載の動結合装置。 - 【請求項9】一方の前記表面がプラテン又は基板と係合
するためのフレームからなり、このフレームの表面に、
前記プラテン又は基板上に設けられた可撓性の溝要素と
係合するための3つの球状接触点が設けられており、前
記フレームを前記プラテン又は基板とシール状態で接触
させるように前記プラテン又は基板に対する前記フレー
ムの配置後に動作可能となるが前記球状接触点が前記溝
要素に接触するまで接触しないクランプ手段が配設され
ている、請求項1に記載の動結合装置。 - 【請求項10】前記フレームの孔内に押し込まれると共
に球状の端部が設けられたシリンダによって前記接触点
が形成されている、請求項9に記載の動結合装置。 - 【請求項11】前記溝要素がV字形状を有している、請
求項9に記載の動結合装置。 - 【請求項12】一対の表面を互いに対して及びそれら表
面を分離する中間の結合平面に対して精確に繰り返し性
をもって隣接して配置するための動結合装置であって、
前記表面同士を接触させることなく前記平面の対向側で
互いに結合するよう前記表面に設けられた係合手段と、
前記表面を緊密に接触させるように前記結合表面と直交
する方向に案内用の従動性を与え、位置上の寄生的な誤
差動作を伴うことなく前記直交方向における純粋な並進
を生じさせる結合動作により前記の緊密な接触を行う、
前記可撓性案内手段との組み合わせを備えていることを
特徴とする、動結合装置。 - 【請求項13】隣接する表面を有する物体の動結合方法
であって、対応する係合要素を前記表面に設け、前記表
面を互いに接触させることなく前記係合要素を共に係合
させることにより1つの結合平面の対向側で前記表面を
結合させ、位置上の寄生的な誤差運動を伴うことなく前
記平面と直交する方向へのみ前記表面の純粋な相対的並
進運動を提供する可撓性による案内用結合力を作用させ
ることにより前記の互いに係合した表面をクランプして
緊密な接触状態にする、という各ステップを有すること
を特徴とする、動結合方法。 - 【請求項14】一方の前記表面に設けた球状要素を他方
の表面に設けた対応する溝要素とそれぞれ2点で係合さ
せることにより前記の係合による結合を行う、請求項1
3に記載の動結合方法。 - 【請求項15】前記表面の一方と位置決めされた可撓性
支持体、回転支持体、及び滑動支持体のうちの1つによ
り前記のクランプが制御される、請求項14に記載の動
結合方法。
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