JPH09287700A - 受入パイプラインのピグ・システム - Google Patents

受入パイプラインのピグ・システム

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JPH09287700A
JPH09287700A JP8099722A JP9972296A JPH09287700A JP H09287700 A JPH09287700 A JP H09287700A JP 8099722 A JP8099722 A JP 8099722A JP 9972296 A JP9972296 A JP 9972296A JP H09287700 A JPH09287700 A JP H09287700A
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pipe
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芳英 仙石
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ピグの安定した作動と安全性の高いクリーニン
グ、パージング作業のできるシステムの提供。 【解決手段】貯蔵設備側のティT20の入口側と出口側と
にボール弁V10、V20を取り付け、側部出口側には自動
弁OV10を介しタンクに通じる管路を接続し、ピグラン
チャーRには、自動弁OV2 をもつ圧力流体供給管4と
自動弁OV30を有する排出管60を接続し、この排出管
とタンクに接続された管路との間を自動弁OV40をもつ
分岐排出管60aで接続し、ピグストッパーPSを装填
し、ピグレシーバー直前のティT20にピグディテクター
2 を設置し、この検知信号に基づいてピグランチャー
に接続した圧力流体供給管の自動弁OV2 と、分岐排出
管60aの自動弁OV40が閉じられ、排出管60に設け
た自動弁OV30は開となるような構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、配管のクリーニ
ングやパージング方法としてのピグ・システムに関する
ものである。さらに詳しく言えば、タンカーから貯蔵設
備へ液状流体を荷下ろしする受入パイプラインに適用す
るピグ・システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】管路のクリーニングやパージングの方法
として、球状を呈する弾性体もしくは外周にラビリンス
状のリップシールを有する通称、ピグと呼ばれるものを
空気または窒素ガス等の不活性ガスからなる圧力流体を
もって管路内に圧送し、このピグによって管路内に残留
している流体やスラッジその他夾雑物、さらには管路内
に付着している凝固性液体等を押し出し排除する、いわ
ゆるピグ・システムは公知である。
【0003】図3は、従来システムを例示するものでタ
ンカーと陸上の貯蔵設備(タンク)とを結ぶ受入パイプ
ライン50に、通称、1ライン・ピグ・システムと呼ば
れているクリーニングないしパージング手段を組み込ん
だシステムの構成図である。この従来システムは、図示
のようにタンカーと貯蔵設備とを結ぶ受入ライン50の
タンカー側寄りと、貯蔵設備側寄りにT字管継手52A
および52Bよりなるフロースルーティ(以下、ティと
呼ぶ)をそれぞれ設け、このティ52Aに自動弁51A
を介してタンカーに通じる管路50aを接続し、貯蔵設
備側のティ52Bに自動弁51Bを介してタンクに通じ
る管路50bを接続したものである。そしてタンカー側
のティ52Aの入口側にピグ53の圧送手段としてのピ
グランチャー54Lを自動ボール弁55Aを介して設置
し、貯蔵設備側のティ52Bの後端出口側に同じく自動
ボール弁55Bを介してピグ53の受取手段としてのピ
グレシーバー54Rを設置し、さらにピグランチャー5
4Lには、自動弁57Aを有する圧力流体供給管56a
を接続し、この圧力流体供給管56aを介して作動圧力
流体(窒素ガス)をピグランチャー54Lに供給し、ピ
グ53をピグレシーバー54R側へ圧送するように構成
したものである。すなわち、その圧送過程において受入
パイプライン50内に残留している流体やスラッジその
他の夾雑物等をピグ53を介してピグレシーバー54R
側へ排出させるように構成したものである。
【0004】ところで、この従来ピグ・システムの特徴
は、 (1)ピグレシーバー54R側にも、前記ピグランチャ
ー54Lの場合と同様に圧力流体供給管56bを接続
し、この圧力流体供給管56bを介してピグレシーバー
54Rに圧送されてきたピグ53をピグランチャー54
L側へ押し戻し、その過程で受入パイプライン50の再
クリーニングないし再パージングができ、ピグ53を管
路系に閉じ込めたままクリーニングないしパージングが
できること。 (2)さらにピグランチャー54Lおよびピグレシーバ
ー54Rに対する圧力流体供給管56aおよび56b
に、それぞれ自動弁57Aおよび57Bを設け、受入パ
イプライン50の途中には、ピグ53の通過を検知する
ピグディテクターXa,Xbを設け、ピグ53がピグラ
ンチャー54L側からピグレシーバー54R側へ移動す
るときピグディテクターXbがその通過を検知し、前記
ピグランチャー54L側の圧力流体供給管56aの自動
弁57Aを閉止し、逆に、ピグ53がピグレシーバー5
4R側からピグランチャー54Lに移動するときピグデ
ィテクターXaが検知して、ピグレシーバー54R側の
圧力流体供給管56bの自動弁57Bを閉止するように
構成し、システムとして自動運転ができる構成とした点
にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来シス
テムにおいては、貯蔵設備(タンク)側に直結する管路
に組み込まれているピグディテクターXa,Xbおよび
自動弁51Aないし51Bにトラブルが発生した場合、
ピグの圧送に用いた作動圧力流体,すなわち窒素ガスが
タンク内に侵入し、タンクを破損させる危険性があり、
この点の安全対策が不充分であり、システムとしての運
転管理上に問題点があった。
【0006】この点をさらに図3を参考にして具体的に
説明すると、まず、ピグ53の通過をピグディテクター
Xbが検出すると、自動弁57Aおよび51Bが閉じ、
ピグ53は、ピグ53の進行方向前面に貯えられた液圧
によってティ52Bの中央部に静止される。つまりティ
52Bの中央部に設けられているスリット(図示せず)
を閉塞し、作動圧力流体、つまり窒素ガスの貯蔵設備
(タンク)側へのリークが防止される。
【0007】ところが、ピグディテクターXbが故障し
作動不良であると自動弁57Aおよび51Bは閉じな
い。その結果、窒素ガスは貯蔵設備(タンク)側へ導入
されることになる。また、ピグディテクターXbが正常
に作動した場合であっても、万一自動弁51B自体の作
動不良等が生じ、窒素ガスをリークすると、ピグ53は
液圧の低下によりティ52Bのスリット上から移動し、
このティ52Bのスリットを介して窒素ガスを貯蔵設備
側へリークさせることになる。その結果、タンクが破損
する要因となるといった問題点があった。
【0008】この発明は、このような問題点を解決し、
配管サイズやパイプラインの長さ、特に1000m以上
のパイプラインにも適用でき、しかもピグの安定した作
動性と安全性の高いピグ・システムを提供することを目
的として開発したものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は前記
目的を達成する手段として、タンカーと貯蔵設備とを結
ぶ受入パイプラインのタンカー側と貯蔵設備側とに、そ
れぞれピグのティを設け、タンカー側のティの入口側に
ピグの圧送手段としてのピグランチャーを設けるととも
に、貯蔵設備側のティの出口側にピグの受取手段として
のピグレシーバーを設けてピグランチャー側からピグを
前記受入パイプラインを介してピグレシーバー側へ圧送
し、受入パイプラインのクリーニングないしパージング
を行うピグ・システムにおいて、まず、前記貯蔵設備
(タンク)側のティの入口側と出口側とにそれぞれボー
ル弁を取り付け、側部出口側には自動弁を取り付けた。
そして、この側部出口側の自動弁にタンクに通ずる管路
を接続した。
【0010】ついで前記ピグランチャーには、自動弁を
有する圧力流体供給管を接続し、ピグレシーバには、自
動弁を有する排出管を接続するとともに、この排出管と
タンクに通ずる管路との間は、自動弁を有する分岐排出
管で接続した。
【0011】さらにピグレシーバーの内部にピグを受止
するピグストッパーを出し入れ自在に装備し、ピグレシ
ーバー直前のティにピグディテクターを設置した。そし
て、このピグディテクターの検知信号に基づいて前記ピ
グランチャーに接続した圧力流体供給管の自動弁と、前
記分岐排出管に設けた自動弁が閉じ、排出管に設けた自
動弁が開となるシステムに構成したことを特徴とするも
のである。
【0012】また前記ピグレシーバー直前のティは、T
字管状のケーシング内部に受入パイプラインの配管口径
と同一口径からなる短管を延設した構造とした。そして
荷役中は側部出口側の自動弁を介して流体をタンク側へ
受け入れ、前記ピグディテクターの検出信号が発信され
ると、ピグが前記短管内に保持され、ピク圧送用の加圧
媒体のタンク内への流入を停止させるように構成した。
【0013】なお、前記ピグストッパーは、ピグの球面
に対応したスリットまたは切欠を有する受止板を棒状体
の先端部に取り付けた構造とし、ピグレシーバー内に出
し入れ自在に装備するようにした。なお、ピグの直径
は、受入パイプラインの配管口径より若干大径の球状体
とし、特にピグレシーバー内径の0.5〜3.0%大径
に設定した。
【0014】この発明によるピグ・システムは、以上説
明したように構成したので、ピグランチャー側からピグ
をピグレシーバー側へ圧送すると、ピグは受入パイプラ
イン内を通ってピグレシーバー内に装備させたピグスト
ッパーにて捕捉されることになる。その圧送過程におい
て、ピグはピグディテクターにより通過を検知され、そ
の検知信号に基づいてピグランチャーへ窒素ガスを供給
する圧力供給管の自動弁と、ピグレシーバー側の分岐排
出管に設けた自動弁を閉じ、排出管に設けた自動弁を開
とするので、ピグがピグレシーバー内のピグストッパー
にて捕捉されるまでに自動的に前記ピグランチャーへの
作動用圧力流体としての窒素ガスの供給を停止する。
【0015】ピグランチャーへの作動用圧力流体の供給
管およびピグレシーバー側の分岐排出管には、前記自動
弁の外に手動弁を設けているため、ピグのピグレシーバ
ーへの到着時点で、前記圧力流体供給管に設けた手動弁
および分岐排出管に設けた手動弁を閉じれば作動用圧力
流体がタンク内にリークされるような心配はない。その
結果、万一ピグディテクターや自動弁の作動不良があっ
ても手動弁を閉じるので、ピグの作動用圧力流体として
の窒素ガスがシステム配管に供給されるようなことはな
く、もちろんタンク内に流入するようなことはない。
【0016】
【発明の実施の形態】さらに、この発明を図面に示す実
施例に基づいて具体的に説明する。図1は受入パイプラ
インに、この発明によるピグ・システムをタンカーと貯
蔵基地のタンクとを結ぶ受入パイプラインに組み込んだ
フローシートである。図示において、左側がタンカーか
らの液状流体を受入れる荷役設備を設置している荷役桟
橋側である。右側が貯蔵設備(タンク)のあるタンクヤ
ード側で、Dpは、双方を結ぶ受入パイプラインであ
る。まず、荷役桟橋側に設置するピグPgの圧送手段と
してのピグランチャーLは、着脱式の蓋体1を有する円
筒状のベッセルをもって構成し、出口側(図示で右側)
を受入パイプラインDpの管口径と同一口径に絞り込ん
だ構造とした。
【0017】次に前記受入パイプラインDpの荷役桟橋
側にティT1 を設けた。なお、このティT1 は、先に説
明したようにT字管状のケーシング2の内部に、出口側
から入口側に向けて受入パイプラインDpの配管口径と
同一口径からなる短管3を延設した構造とした。そし
て、この実施例では、ティT1 の入口側と出口側とにそ
れぞれ手動ボール弁V1 およびV2 を取り付け、側部入
口側に自動弁OV1 を取り付けた。
【0018】そして、このティT1 における側部入口側
の自動弁OV1 にタンカーに通ずる管路,つまり桟橋側
の受入パイプラインDpを接続し、ティT1 の入口側の
手動ボール弁V1 の前にピグランチャーLを接続設置し
た構成とした。
【0019】さらにピグランチャーL自体には圧力設定
調整弁PC1 と自動弁OV2 と手動弁V3 を有する圧力
流体供給管4を接続し、さらにエアベント5、ドレン6
および圧力計P1 を装備させた。なお、この実施例にお
いては、図示のように前記圧力流体供給管4とティT1
との間に、手動弁V4 を有する圧力流体供給分岐管4a
を接続し、ティT1 側からピグランチャーL側へ逆方向
へのパージ処理もできるように構成した。
【0020】他方、右側のタンクヤード側に設置するピ
グPgの受取手段であるピグレシーバーRは、ピグラン
チャーLと対称的なベッセルで形成し、後部に取り外し
自在の蓋体10を有する構造とした。そして前記受入パ
イプラインDpの後端部寄りに設けたティT20の出口側
に接続させた。ティT20は、前記ティT1 と対称的な構
造とした。すなわちT字管状のケーシング20の内部
に、前端入口側(図示で左側)から後端出口側に向けて
受入パイプラインDpの管口径と同一口径からなる短管
30を延設した構造とし、しかもピグPgがその短管3
0の後端部に停止すると、タンク側への流体の流れが停
止される構造とした。
【0021】また、このティT20の入口側と出口側と
に、それぞれ手動ボール弁V10およびV20を取り付け、
側部出口側に自動弁OV10を取り付けた。そして入口側
の手動ボール弁V10と側部出口側の自動弁OV10とを介
してタンクに通ずる管路,すなわち受入パイプラインD
pを接続し、出口側の手動ボール弁V20のあとに前記ピ
グレシーバーRを接続設置した。
【0022】ついで、ピグレシーバーRの内部に装備さ
せるピグストッパーPSは、ピグPgの球面に対応する
半円状の受止板11を棒状体12の先端部に取り付けた
構造とした。なお、ピグストッパーPSを構成する半円
状の受止板11は、図面上には表示していないがスリッ
トないし外周部に切欠部からなる排出口を有する受止板
11とし、ピグPgによって押し出された残液は、この
排出口を介してピグレシーバーR内に流入されるように
した。
【0023】また、ピグレシーバーRには、前記ピグラ
ンチャーLと同様に、圧力設定調整弁PC10と自動弁O
20と手動弁V30を有する圧力流体供給管40を接続す
るとともに、圧力流体供給管40と前記ティT20との間
に、手動弁V40を有する圧力流体供給分岐管40aを介
設し、T20側からピグレシーバーR側へパージ流体つま
り窒素ガスを供給し、ピグストッパーPSによりピグレ
シーバーR内に停止されているピグPgを開放させるこ
とができる構成とした。さらに、ピグレシーバーR自体
にはエアベント50、圧力計P2 、ミストセパレーター
Mに通じる排出管60を接続し、排出管60には、自動
弁OV30と、サイトグラス(監視窓)70を設置した。
【0024】そして、この実施例では、ティT20以外の
前記ピグレシーバーRを装填したピグストッパーPSの
受止板11の対応するレシーバーRの外周と、前記手動
ボール弁V10の約1m前の受入パイプラインDpにも、
それぞれピグディテクターX 3 ,X2 ,X1 を設けた。
さらに、前記ミストセパレーターMに通じる排出管60
と自動弁OV10に接続される受入パイプラインDpとの
間に、手動弁V50と自動弁OV40を有する分岐排出管6
0aを設置した。
【0025】そして前記ピグディテクターX3 がピグP
gの通過を検知すると、その検知信号に基づいて、まず
前記分岐排出管60aの自動弁OV40が徐々に閉じ、さ
らにティT20に設けたピグディテクターX2 がピグPg
の通過を検知すると、前記自動弁OV40が完全に閉じ、
さらにピグディテクターX1 が検知すると、ピグランチ
ャーLにおける作動流体供給管4の自動弁OV2 が閉
じ、前記排出管60の自動弁OV30が開となるように構
成した。
【0026】なお、図1で左側に示す操作盤は、桟橋
側、つまりピグPgの発進側であるピグランチャーLサ
イドの操作盤であり、右側に示す操作盤はピグレシーバ
ーRサイドの操作盤で、前記ピグディテクターX3 ,X
2 ,X1 の作動状況を確認しながらシステム全体の運転
を操作を行うためのものである。
【0027】次に、このシステムによる受入パイプライ
ンDpのクリーニングないしパージングの手順の概略を
図1および図2のフローシートに基づいて説明する。 (1)まず、タンカーからの液状流体の貯蔵設備(タン
ク)への払出し作業が終了した時点でシステムにおける
各自動弁、手動弁を図1で示すような状態にセットす
る。 (2)ついで、ピグランチャーL内の残液をドレン6を
介して回収するとともに、残液がないこと、かつピグラ
ンチャーLの圧力が0であることを確認する。その際エ
アベント5は開放し、しかるのちピグランチャーLの蓋
体1を開き、点線で示すようにピグPgをピグランチャ
ーL内に装填する。なお、ピグPgはピグランチャーL
のなるたけ奥の方(図示で言えば、ピグランチャーLの
右側、レジューサー部寄り)に装填する。 (3)以上の作業が終了すると、ドレン6およびエアベ
ント5を閉じ、ピグランチャーLに接続された圧力流体
(窒素ガス)供給管4に設けた圧力設定調整弁PC1
操作して、ピグランチャーL内のピグPgの押し圧力の
設定を行う。 (4)他方、ピグレシーバーR側の操作盤の押しボタン
を操作し、まず、タンクへ通ずる自動弁OV10を閉じ、
さらに分岐排出管60aの自動弁OV40を閉じるととも
に、同じく手動弁V50を作業員によって閉じる。以上で
ピグレシーバー側のピグの受入準備が完了するので、受
入パイプラインDpの前端側と後端側に相当する手動ボ
ール弁V2 およびV10が開状態であることを確認し、ピ
グ発進の準備完了をピグランチャーL側へ連絡する。 (5)そこでピグランチャーL側の作業者は操作盤によ
り、圧力流体供給管4における自動弁OV2 を開き、ピ
グランチャーLに圧力をかけ、前記手動弁V3 を一旦閉
じ、ピグランチャーL側のピグ発進準備が完了したこと
をピグレシーバーR側に連絡する。 (6)双方の準備作業が終了すると、ピグランチャーL
に接続されているティT 1 の出口側の手動ボール弁V2
が開であることを確認したのち、前端入口側の手動ボー
ル弁V1 を開くとともに前記一旦閉じた手動弁V3 を開
作動する。するとピグPgは発進され、ピグランチャー
L側から受入パイプラインDpを通ってピグレシーバー
R側へ圧送されることになる。すなわち受入パイプライ
ンDpは、ピグPgによってクリーニングおよびパージ
ング処理を受けることになる。 (7)受入パイプラインDp内を圧送されるピグPg
は、その間に受入パイプラインDp内の残液をピグレシ
ーバーR側へ押し出す。押し出された残液は、ピグレシ
ーバーRから分岐排出管60aを介してタンク側へ送り
込まれる。そしてピグPgがピグレシーバーR側のティ
20の直前にくると、ピグディテクターX3によってそ
の通過を検知される。このピグディテクターX3 の検知
信号によって先に説明したようにピグレシーバーRに接
続された前記分岐排出管60aの自動弁OV40を閉じ
る。さらにピグPgがティT20に入ってくると、ピグデ
ィテクターX2 がその通過を検知し、ミストセパレータ
ーMに通じる排出管60の自動弁OV30を開にする。そ
の間に前記分岐排出管60aの自動弁OV40は完全に閉
となる。その結果、ピグレシーバーRに押し出された残
液のタンク側への押し込みは中止され、ミストセパレー
ターM側へ排出される。 (8)さらにピグPgがピグレシーバーR内に装填した
ピグストッパーPS位置に到着するとピグディテクター
1 がそれを検知し、ピグランチャーLへ作動用圧力流
体を送り込んでいる圧力流体供給管4の自動弁OV2
閉じ、自動的に圧力流体のピグランチャーLに対する供
給を完全に停止する。図2はピグレシーバーR側にピグ
が到着した時点における各弁の開閉状態を示す。 (9)ピグPgがピグストッパーPS位置に到着する
と、ピグレシーバーRサイドの作業員は、直ちにピグP
gの到着をピグランチャーLサイドの作業員に連絡し、
圧力流体供給管4の手動弁V3 を閉じさせる。ピグレシ
ーバーRサイドの作業員は、ティT20の入口側および出
口側の手動ボール弁V10およびV20を閉じ、さらに分岐
排出管60aの手動弁V50を閉じる。 以上の手順により受入パイプラインDpのクリーニング
ないしパージングを行えば、万一ピグディテクターや、
このピグディテクターの検知信号に基づいて作動される
自動弁が故障などのトラブルを発生しても作動用圧力流
体,つまり窒素ガスがタンク内へ流入することはなく、
安全な作業を展開することができる。
【0028】
【発明の効果】この発明による受入パイプラインのピグ
・システムは、以上、実施例を通して説明したシステム
構成としたため、従来の全自動の1ラインピグ・システ
ム等に比較し、次のような点で大きな利点をもたらすこ
とができた。システム系の主要な役割を分担するディテ
クターおよび自動弁に万一故障など不調不具合が発生し
ても、ピグはピグストッパーで捕捉され、作動用圧力流
体,つまり窒素ガスのリークは排除される。特にシステ
ム系には要所要所に手動弁を設け、自動弁との併用方式
としたので、タンク側に作動用圧力流体が流入し、タン
ク自体に悪影響を及ぼすようなことは排除され、安全な
ピグ・システムとしての効用が発揮されるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピグ・システムの構成を示すフローシ
ートである。
【図2】ピグがピグレシーバー側に到着した時点におけ
る各弁の開閉状態を示すフローシートである。
【図3】従来の全自動の1ライン・ピグ・システムの構
成を示すフローシートである。
【符号の説明】
DP……受入パイプライン Pg……ピグ L……ピグランチャー R……ピグレシーバー T1 ……フロースルーティ(ピグランチャー側) T20……フロースルーティ(ピグレシーバー側) 1……蓋体 2,20……ケーシング 3,30……短管 4,40……圧力流体供給管 4a,40a……圧力流体供給分岐管 5,50……エアベント 6……ドレン 11……受止板 12……棒状体 SP……ピグストッパー 60……排出管 60a……分岐排出管 70……サイトグラス(監視窓) P1 ,P2 ,P3 ……圧力計 PC1 ,PC10 ……圧力設定調整弁(現場型調整計) X1 ,X2 ,X3 ピグディテクター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンカーと貯蔵設備とを結ぶ受入パイプ
    ラインのタンカー側と貯蔵設備側とに、それぞれピグの
    ティを設け、タンカー側のティの入口側にピグの圧送手
    段としてのピグランチャーを設置し、貯蔵設備側のティ
    の出口側にピグの受取手段としてのピグレシーバーを設
    置し、ピグランチャー側からピグを前記受入パイプライ
    ンを介してピグレシーバー側へ圧送し、受入パイプライ
    ンのクリーニングないしパージングを行うピグ・システ
    ムにおいて、 前記貯蔵設備側のティの入口側と出口側とにそれぞれボ
    ール弁を取り付け、側部出口側には自動弁を取り付け、
    この出口側の自動弁にタンクに通ずる管路を接続し、 前記ピグランチャーには、自動弁を有する圧力流体供給
    管を接続し、ピグレシーバには、自動弁を有する排出管
    を接続し、この排出管とタンクに接続された管路との間
    には、自動弁を有する分岐排出管で接続し、 さらにピグレシーバーの内部には、ピグを受止するピグ
    ストッパーを出し入れ自在に装填し、ピグレシーバー直
    前のティに、ピグディテクターを設置し、このピグディ
    テクターの検知信号に基づいて前記ピグランチャーに接
    続した圧力流体供給管の自動弁と前記ピグレシーバー側
    の分岐排出管に設けた自動弁が閉じ、排出管に設けた自
    動弁は開となるように構成したことを特徴とする受入パ
    イプラインのピグ・システム。
  2. 【請求項2】 前記ピグレシーバー直前のティは、T字
    管状のケーシング内部に受入パイプラインの配管口径と
    同一口径からなる短管を延設した構造とし、荷役中は側
    部出口側の自動弁を介して流体をタンク側へ受け入れ、
    前記ピグディテクターの検出信号が発信されると、ピグ
    が前記短管内に保持され、ピク圧送用の加圧媒体のタン
    ク内への流入を停止させる構造としたことを特徴とする
    請求項1記載の受入パイプラインのピグ・システム。
  3. 【請求項3】 前記ピグストッパーは、ピグの球面に対
    応したスリットまたは切欠きを有する受止板を棒状体の
    先端部に取り付けた構造としたことを特徴とする請求項
    1記載の受入パイプラインのピグ・システム。
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