JPH09288802A - 磁気カード、その記録方法およびその照合方法 - Google Patents

磁気カード、その記録方法およびその照合方法

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JPH09288802A
JPH09288802A JP8315239A JP31523996A JPH09288802A JP H09288802 A JPH09288802 A JP H09288802A JP 8315239 A JP8315239 A JP 8315239A JP 31523996 A JP31523996 A JP 31523996A JP H09288802 A JPH09288802 A JP H09288802A
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JP8315239A
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Yoshie Arai
美江 新井
Masashi Takahashi
正志 高橋
Masao Kuroiwa
政夫 黒岩
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方向性記録を磁気で行ない、使用状態等を
示すデータ等の改ざんを防止する。 【解決手段】 プリペイドカードの記録面11の一部
を、常温では脱磁状態でのみ磁気記録可能な磁性材料を
用いて一方向性記録領域13として、さらに、第1の記
録領域131と、第2の記録領域132とに分け、製造時
に、一方向性記録領域13を脱磁状態に初期化し、発券
時に、第1の記録領域131に当該カードに固有のデー
タを記録するとともに第2の記録領域132の読み始め
部分に固有データを記録し、使用毎に、一方向性記録領
域13のうち、既に記録がなされた部分を消磁した後、
第1および第2の記録領域131、132に記録されたデ
ータを読み取って照合した後、第2の記録領域132に
既に使用した度数を示す度数データを追記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるプリペイ
ドカード等の磁気カードに用いて好適な磁気カード、そ
の記録方法およびその照合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、IDカードやプリペイドカー
ド等の磁気記録媒体において、磁気データを記録する技
術が広く利用されている。しかし、昨今では「書換可
能」という磁気記録の特性を悪用して、データが改ざん
される事例が多数報告されている。そこで、これら事例
を防止すべく、例えば、プリペイドカードにおいては、
その使用度数を示すデータを、磁気データとは別に記録
媒体自体に記録し、使用時には、両記録を比較検証して
改ざんの有無を検証するようにしていた。この場合に記
録媒体自体に記録する方法には、パンチ穴の穿孔や、金
属放電による破壊、低融点金属の熱破壊などを行なっ
て、一旦記録されると、物理的に元の状態に戻せない状
態を作りだす記録(以下、「一方向性記録」という)方
法が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の一方向性記録は、例えば、アルミ放電破壊記録、
錫蒸着膜破壊記録、パンチ穴記録などのように、本来的
に磁気記録に全く関係のない記録材料や記録方式を利用
したものであるため、読取・書込に要する装置のみなら
ず、記録媒体自体のコスト高を招致する原因となってい
た。さらに、読取・記録の際、記録媒体自体に汚損(印
字カスや、穿孔によるバリなど)が発生し、読取・記録
に要する装置のメンテナンスも必要不可欠である、とい
う問題もあった。また、最も一般的な、使用度数に応じ
てパンチ穴を穿孔する方法は、パンチ穴を保護テープ等
で遮蔽する手段に対して、無力であることも指摘されて
いる。本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、一方向性記録に磁気記録
を用いて、上記諸問題を解決した磁気カード、その記録
方式および照合方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ため、本発明にあっては、脱磁状態でのみ磁気記録可能
な磁性材料を用いて第1の記録領域を有し、データ記録
前には前記第1の記録領域を脱磁状態に初期化し、記録
時には記録すべきデータを前記第1の記録領域に追記録
することを特徴としている。このような磁性材料には、
Mn−Biなどがあり、脱磁状態でデータを一旦記録す
ると、当該データを常温では消去することができなくな
る。したがって、当該記録領域に、例えば、カードの使
用度数を示すデータを追記録すれば、その使用度数を以
前の状態に戻すことが不可能となる。さらに、当該記録
領域に対し使用前に、当該カードに固有のデータを記録
するとともに、使用毎に、当該記録領域を消磁処理し
て、データの有無を判別することにより、当該カードが
正当であるか否かを判別することができる。これは、当
該記録領域を、例えば永久磁石による直流消磁あるいは
記録周波数の2倍以上の高周波による交流消磁をする
と、不正に記録されたデータは消去されるが、追記録さ
れた各データは消去されないためである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0006】<1:第1実施形態>本実施形態は、磁気
カードとして、所定の金額情報を初期状態として記録し
ていないプリペイドカードに適用したものであり、図1
は、その記録面の構成を示す平面図である。この図に示
すように、プリペイドカード10の記録面11は、書換
可能な磁気記録を行なうための通常の磁性材料からなる
書換可能領域12と、一方向性記録を磁気で行なうため
の一方向性記録領域13とに分けられる。
【0007】このうち、書換可能領域12には、発券時
あるいは使用毎に、当該カードの取引状況を示す取引デ
ータが記録される。また、一方向性記録領域13は、さ
らに、第1の記録領域131および第2の記録領域132
に分けられる。ここで、第1の記録領域131には、カ
ードの種別や、IDなど、そのカードに固有な固有デー
タが発券時に記録される。また、第2の記録領域132
には、その一領域に、当該カードにおいて使用可能な限
度数(金額、発行度数)を示す限度数データが固有デー
タとして記録される。この場合における一領域は、外部
の磁気ヘッドが第2の記録領域132を走査した場合の
先頭領域とするのが好ましい。さらに、第2の記録領域
132においては、この一領域に続き、当該カードを使
用した度数を示す度数データが、使用毎に追記録され
る。したがって、本実施形態にあっては、カードの固有
データが第1の記録領域131と第2の記録領域132の
先頭領域とに記録される一方、当該カードの使用度数に
応じた度数データが第2の記録領域132の先頭領域以
外に追記録されることになる。
【0008】ここで、固有データの限度数データで示さ
れる発行度数と、度数データで示される使用度数との差
は、これ以後に使用可能な残高度数を示すことになる。
また、書換可能領域12に記録された取引データで示さ
れる使用度数と、第2の記録領域132に追記録された
度数データで示される使用度数とは、本来的には一致す
るはずである。なお、書換可能領域12の記録層には、
データを書き換えるため、一般的な磁性材料、例えばバ
リウムフェライト、γ−フェライト等の鉄酸化物質や、
カルボニル鉄等の結晶質単体金属などが用いられ、ま
た、一方向性記録領域13の記録層には、一方向性記録
を磁気で行なうため、次のような磁気特性を有する磁性
薄膜が用いられる。
【0009】<1−1:磁性薄膜>すなわち、この磁性
薄膜は、常温では、見掛けの保磁力が600〜1000[Oe]程
度の脱磁状態(磁化されていない状態)で磁化を行なっ
た場合、その初期磁化特性は保磁力の1/2以下の磁界で
飽和するが、その際の保磁力は10[kOe]以上である。一
方、この磁性薄膜は、−180℃以下の低温環境下で
は、磁化の大きさが小さくなり、保磁力は200[Oe]程度
となるが、その磁化方向は変化しない。その後、常温に
戻し外部磁界を与えても、その磁化方向を正確に変化さ
せることはできない。
【0010】かかる磁性薄膜において、常温での脱磁状
態からの保磁力は、前述したように、600〜1000[Oe]程
度なので、一般的な磁気ヘッド、例えば、パーマロイや
センダスト等の磁気ヘッドを用いて磁気記録が可能であ
る。また、一旦磁気記録されると、その保磁力は10[kO
e]以上であるのに対し、磁気ヘッド等による外部磁界の
強さはせいぜい5〜6[kOe]程度であるため、磁性薄膜の
磁化方向を変化させることはできない。
【0011】したがって、かかる磁性薄膜を常温の脱磁
状態において、一般的な磁気ヘッドを用いて一旦磁気記
録を行なうと、その内容を消去(イレース)することは
できず、また、書換することもできない。このため、か
かる磁性薄膜は、常温では脱磁状態においてのみ磁気記
録可能となる。以上述べた特徴を示す磁性材料には、例
えば、Mn−Biがあり、これを被着(蒸着・スパッタ
リングなど)や、印刷等により薄膜化して、本実施形態
における磁性薄膜として用いられる。さて、上記磁性材
料における脱磁方法は次の通りである。すなわち、かか
る磁性材料が磁化状態にあったならば、まず、これを超
低温(例えば、−180℃)に冷却し、次に、外部から
ピーク磁界が500〜1500[Oe]程度の交流磁界あるいは減
衰磁界を印加する。これにより、脱磁あるいは初期化を
行なうことができる。
【0012】<1−2:追記録の方式>次に、上述した
磁性薄膜からなる一方向性記録領域13に、度数データ
が追記録される方式について図2を参照して説明する。
なお、度数データは、常温の脱磁状態において記録され
ることが前提となる。仮に、使用度数が「1」の場合、
図2(a)に示すように、互いに磁気方向が反対の磁気
ブロックB1が1組、度数データとして、第2の記録領
域132に、走査方向から先に記録された限度数データ
に続いて記録される。なお、図においては限度数データ
を省略している。次に、使用度数が「2」となった場
合、図2(b)に示すように、同様な磁気ブロックB2
の1組が、先に記録された磁気ブロックB1に隣接して
度数データとして記録される。以下、同様に使用度数が
増える度に、同様な磁気ブロックが第2の記録領域13
2において走査方向に沿って度数データとして順次記録
される。一方、第2の記録領域132において限度数デ
ータおよび度数データが記録されていない部分は、初期
化による脱磁状態を保っている。
【0013】このため、当該プリペイドカード10の使
用度数については次の方法で求められる。すなわち、ま
ず、第2の記録領域132を磁気ヘッドにより走査し
て、限度数データに続いて記録された磁気ブロックによ
る磁気のピーク点を正負にわたって検出し、次に、その
個数がn箇所であった場合、(n−1)/2を演算し
て、磁気反転された磁気ブロック数を検出することで使
用度数が求められる。ただし、磁気のピーク点がなけれ
ば使用度数は「0」である。
【0014】<1−3:動作>次に、本実施形態に係る
プリペイドカードの動作について図3を参照して説明す
る。このプリペイドカード10が工場で製造されると、
まずステップS1において、少なくとも一方向性記録領
域13が、上述した超低温環境・交流磁界によって脱磁
状態に初期化される。この後、初期化されたプリペイド
カード10は、磁気遮蔽された状態で工場出荷され、販
売使用される店舗等に配送される。
【0015】次に、プリペイドカード10の発券時に
は、ステップS2において、一方向性記録領域13のう
ち第1の記録領域131に、カードの種別や、IDな
ど、そのカードに固有な固有データが一方向性記録され
る一方、第2の記録領域132の先頭領域には、限度数
データが固有データとして一方向性記録される。よっ
て、この時点では、第1の記録領域131と第2の記録
領域132の先頭領域とにおいては、固有データが記録
される一方、第2の記録領域132の先頭領域以外にお
いては、脱磁状態が維持される。次に、ステップS3に
おいては、書換可能領域12に対し、当該カードの取引
回数がゼロである旨のデータが取引データとして記録さ
れる。
【0016】そして、このプリペイドカード10が使用
される際には、その都度、書換可能領域12および一方
向性記録領域13に対し、当該利用状況に応じてデータ
の読取・書込(記録)が行なわれる。詳細には、次のス
テップS4〜S12の処理が実行される。まず、ステッ
プS4では、使用されるプリペイドカード10が読取・
書込を行なう装置に挿入される。次に、ステップS5で
は、一方向性記録領域13のうち第1の記録領域131
が磁気ヘッドにより消磁処理される。ここで、本実施形
態においては、次のような改ざんを想定して、ステップ
S6、S7においてプリペイドカード10の不正を検出
している。
【0017】発券時あるいは現時点よりも以前におい
て記録された正当なプリペイドカードの度数データを通
常の磁性材料からなる磁気テープ等に転写するととも
に、この磁気テープを、カード基材の度数データが記録
されるべき位置に貼着させ、磁気ヘッド等によりデータ
の書換可能な他の磁気記録媒体とする。あるいは、市場
で入手可能な磁気カードにも同様に度数データを転写す
る。 記録された度数データそのものを、発券時あるいは現
時点よりも以前のデータに書き換える。 いずれにしても、度数データが、磁気的には、発券時あ
るいは現時点よりも以前のものに改ざんされる事例であ
る。
【0018】ここで事例について検討してみると、本
実施形態において、常温における磁性薄膜の保磁力は磁
気ヘッドによる磁界と比べて十分強いので、当該カード
が正当であれば、第1の記録領域131に一旦記録され
た固有データは、磁気ヘッドによる消磁処理(ステップ
S5)によっては消去されないはずである。したがっ
て、正当なプリペイドカードならば、消磁処理の後でも
固有データが第1の記録領域131に依然記録されてい
るのに対し、不正なプリペイドカードならば、転写され
たテープ等によるデータはすべて消去される。このた
め、ステップS5による消磁処理の後、ステップS6に
おいて、第1の記録領域131において固有データが記
録されているか否かを判別し、記録されていなければ事
例による不正である、と検出することができる。
【0019】一方、事例について検討してみると、本
実施形態においては、第2の記録領域132に記録され
た度数データを書き換えることができない。この理由
は、第2の記録領域132のうち、度数データが記録さ
れる領域は、発券時において脱磁状態であり、かつ、本
実施形態において度数データは常温では消去できず、追
記録しかできないためである。すなわち、第2の記録領
域132に記録された度数データは不可逆であり、発行
時の度数データまたは現時点よりも以前の度数データに
戻すことができないためである。たとえ、書換可能領域
12に記録された取引データが書き換えられたとして
も、書換可能領域12に記録された取引データで示され
る使用度数と、第2の記録領域132に記録された度数
データで示される使用度数とが一致しなくなる。このた
め、ステップS7において、書換可能領域12から取引
データを、第2の記録領域132から度数データを、そ
れぞれ読み取るとともに、当該取引データで示される使
用度数と当該度数データで示される使用度数とが一致し
ているか否かを判別して、一致していなければ事例に
よる不正である、と検出することができる。
【0020】さて、このような判別の結果、プリペイド
カード10が不正なものであると検出すると、その旨を
表示するとともに、当該プリペイドカード10をエラー
と判断し、その後の処理を不可能とする。一方、プリペ
イドカード10が正当なものであると検出すると、処理
手順は次のステップS8に進み、第2の記録領域132
の先頭領域から限度数データを読み取って、先に第2の
記録領域132から読み出した度数データとの差を求
め、すなわち、以後使用可能な残高度数を求め、その残
高度数がゼロであるか否かを判別する。この判別結果が
「Yes」であれば、その旨の表示を行なうとともに、
このプリペイドカード10の使用を終了させる。一方、
判別結果が「No」であれば、次のステップS9におい
て、使用者に対し、求めた残高度数以下の商品等の購入
を許可する。そして、実際に使用者が商品等を購入する
と、ステップS10において、その購入額に対応した度
数データが第2の記録領域132に追記録され、続いて
ステップS11において、書換可能領域12における取
引データがその取引度数に応じた値に書き換えられる。
そして、ステップS12において当該プリペイドカード
10は使用者に返却される。以後、プリペイドカード1
0を用いた購入が行なわれると、その都度、ステップS
4〜S12の処理が実行されることとなる。
【0021】このような本実施形態にかかるプリペイド
カードによれば、一方向性記録を磁気により行なってい
るので、読取・書込に要する装置を一般の磁気記録のも
のと共用でき、システム全体のコストを低く抑えること
ができる。くわえて、読取・書込の際、記録媒体に汚損
が発生しないので、読取・書込に要する装置のメンテナ
ンスもほとんど不要となる。さらに、度数データは、追
記録のみ可能であり、その消去は常温ではできないの
で、度数データの改ざんはほとんど不可能となり、セキ
ュリティの向上を図ることも可能となる。
【0022】<1−4:第1実施形態の変形>なお、上
述した第1実施形態においては、第2の記録領域132
に記録された度数データを書き換えることができないた
め、事例による被害は実質的には発生しないと考えら
れる。そこで、図5に示すように、度数データと取引デ
ータとの照合を廃止し、消磁処理後における固有データ
の有無のみにより不正を判別することとしても良い。な
お、この構成については、後述する第2実施形態が該当
するので、そこで詳細に説明することとする。また、ス
テップS5では、消磁処理の対象が第1の記録領域13
1のみであったが、第2の記録領域132のうち限度数デ
ータが記録された領域と度数データが追記録された領域
とについても消磁処理の対象とすることが考えられる。
この際、第2の記録領域132の上記領域については、
第1の記録領域131ととも消磁処理の対象とする場合
と、単独で消磁処理の対象とする場合との2通りが考え
られる。ここで、両領域を消磁処理の対象とする場合、
第1の記録領域131における固有データの有無および
第2の記録領域132における限度数データの有無を検
出するとともに、第2の記録領域132における度数デ
ータと、書換可能領域12における取引データとを照合
することにより、なお一層、判別の信頼性を向上させる
ことができる。一方、第2の記録領域132の上記領域
を単独で消磁処理の対象とする場合、第2の記録領域1
32における限度数データの有無を検出するとともに、
第2の記録領域132における度数データと書換可能領
域12における取引データとを照合することで、同等の
効果が得られる。さらに、上述した第1実施形態にあっ
ては、発券時において、第2の記録領域132の先頭領
域に限度数データを記録することになっていたが、これ
を第1の記録領域131に記録して、第2の記録領域1
32には度数データのみを記録することとしても良い。
【0023】<2:第2実施形態>上述した第1実施形
態にかかるプリペイドカード10においては、度数デー
タを、互いに磁気方向が反転した磁気ブロックとして追
記録するものであったが、この第2実施形態において
は、磁化される領域長とするものである。また、この第
2実施形態は、第1実施形態における書換可能領域12
を有しないとした例でもある。図4(a)は、この第2
実施形態に係るプリペイドカード20の記録面21を示
す平面図である。この図に示すように、記録面21に
は、一方向性記録を磁気で行なうための一方向性記録領
域23と、磁気ヘッドの走査方向に沿って等間隔で配列
されるガイドパターン24とが設けられる。かかるガイ
ドパターン24は、光学あるいは磁気により検出可能な
ものであり、プリペイドカード20の使用可能な取引限
度数を「10」とした場合、図4(b)に示すように、
スタート位置検出用のバー240と各使用度数に対応し
たバー241〜2410とを合わせた11本のバーから構
成される。そして、この第2実施形態においては、ガイ
ドパターン24と一方向性記録領域23とが、走査方向
に同時に読み取られる。
【0024】<2−1:追記録の方式>次に、かかる別
形態における度数データの追記録の方式について説明す
る。図6および図7はこの方式の概念を説明するための
図である。なお、この第2実施形態においては、先の第
1実施形態と次の点で共通である。すなわち、第1に、
一方向性記録領域23が製造時において脱磁状態に初期
化される点と、第2に、発行時に、当該カードにおいて
使用可能な限度数を示す限度数データが一方向性記録領
域23において磁気ヘッドの走査方向の先頭領域に記録
される点と、第3に、使用時において、データ読み取り
前に、一方向性記録領域23のうちすでにデータが記録
された領域が消磁される点とにおいて、第1および第2
実施形態では共通である。
【0025】まず、ガイドパターン24を読み取ると、
その読み取りに対応したガイドパターン出力が、図6
(a)に示すように得られる。なお、製造直後の初期化
時において、一方向性記録領域23が脱磁状態に初期化
される結果、その領域では、同図に示すように何も記録
されていない。次に、発券時においては、図6(b)に
示すように、スタート位置検出用のバー240が読み取
られ、その読取信号の立ち下がり部分Pが検出される。
そして、度数データが、当該立ち下がり部分Pが検出さ
れてから時間ΔT2経過する時点Qまで、一方向性記録
領域23に追記録される。このとき記録される度数デー
タに限っては、発券時に記録されるものであって、既に
使用した度数を示すものでないので、上述した実施形態
における固有データ的な意味を有するものである。な
お、発券時においては、当然のことながら使用度数はゼ
ロである。
【0026】次に、使用時にあって、カードの使用度数
を確認する際(読取時)においては、図7(a)に示す
ように、ガイドパターン24と一方向性記録領域23と
が同時に読み取られ、次の時点Rまで、ガイドパターン
のバー本数nがカウントされる。すなわち、ガイドパタ
ーンの読取信号において、各バーに対応する立ち下がり
部分が検出されてから、時間ΔT1(ただし、ΔT1>
ΔT2)経過しても、一方向性記録領域23の読取信号
において度数データが検出されない時点Rまで、ガイド
パターンのバー本数nがカウントされる。このときカウ
ントされたバーの本数nを用いると、使用可能な残高度
数は(11−n)度数であり、使用度数は(n−1)で
ある。なお、図7(a)に示す例にあっては、時点Rま
でにカウントされるバー本数は「3」であるから、残高
度数は「8」であり、使用度数は「2」であると検出さ
れる。
【0027】次に、使用時にあって、カードに対し当該
使用度数に応じた度数データを追記録する際(記録時)
においては、図7(b)に示すように、度数データが、
次の時点Sから時点Uまで一方向性記録領域23に追記
録される。すなわち、先の読取時においてカウントされ
た本数目のバーであって、その立ち下がり部分が検出さ
れてからさらに時間ΔT1経過した時点Sから、当該バ
ーに使用度数を加えたバーの立ち下がり部分が検出され
て時間ΔT2が経過する時点Uまで、度数データが追記
録される。
【0028】ここで、例えば、使用度数が「2」のプリ
ペイドカード20を用いて、使用度数「1」の商品等を
購入した場合について説明する。まず、図7(a)に示
すように、読取時において時点Rまでのバー本数は
「3」とカウントされる結果、使用度数が「2」と求め
られる。その後、図7(b)に示すように、記録時にお
いては、度数データが、以前の使用度数「2」に対応す
るバー242の立ち下がり部分が検出されてからさらに
時間ΔT1経過した時点Sから、当該使用度数「1」を
加えた使用度数「3」に対応するバー243の立ち下が
り部分が検出されてからさらに時間ΔT2経過した時点
Tまで、追記録される。
【0029】<2−2:動作>このような記録方式にお
ける第2実施形態の動作は、図5に示す通りである。本
実施形態では第1実施形態における書換可能領域12を
有さないので、図5に示す動作においては、取引データ
に関する処理が除外されている。また、ステップS5に
おける消磁処理の対象については、一方向性記録領域2
3のうち、度数データが記録された領域について限定す
ることも、一方向性記録領域23の全領域とすることも
考えられる。さて、第2実施形態において、使用にかか
るカードが正当ならば、ステップS5の消磁処理によっ
て一方向性記録領域23に記録されたデータは消去され
ないはずである。また、発券後未使用のカードであって
も、一方向性記録領域23には、限度数データと、スタ
ート位置検出用のバー2410に対応する度数データとが
発券時に記録されているはずである。したがって、正当
なカードならば、消磁処理の後でも、少なくとも限度数
データと、スタート位置検出用のバー2410に対応する
度数データとは一方向性記録領域23に依然記録されて
いるのに対し、一方向性記録領域23に磁気テープ等を
貼着するなどして、度数データが不正に改ざんされたカ
ードならば、転写されたデータはすべて消去される。こ
のため、ステップS5による消磁処理の後、ステップS
6において、一方向性記録領域23に、限度数データと
最初の固有データ的意味を有する度数データとが記録さ
れているか否かを判別し、記録されていなければ不正で
あると検出することができる。
【0030】また、このような記録方式において、プリ
ペイドカード20が、発行度数である「10」まで使用
された場合、度数データが、使用度数「10」に相当す
るバー2410の立ち下がり部分から時間ΔT2経過する
まで、ガイドパターン24におけるすべてのバー240
〜2410に対応して記録されることとなる。すべてのバ
ー240〜2410に対応して度数データが記録される
と、上述した時点Rまでにおけるガイドパターンの本数
が「11」とカウントされ、使用度数が「10」であ
り、残高度数が「0」であると検出される結果、全度数
使用と判定され、当該プリペイドカード20の使用が終
了することとなる。
【0031】<2−3:第2実施形態の変形例>上述し
た第2実施形態は、第1実施形態の書換可能領域12を
有さないものであったが、本発明においては、書換可能
領域12の存在を否定するものではないので、別途設け
ても良い。また、第2実施形態において、一方向性記録
領域13には、限度数データと度数データとを記録する
構成となっていたが、一方向性記録領域13を複数設
け、そのうちの一つに限度数データを記録し、他の一つ
の領域に度数データを記録する構成としても良い。
【0032】<3:その他>なお、上述した第1および
第2実施形態においては、磁気カードとしてプリペイド
カードに適用したため、度数データを一方向性記録領域
13、23に記録する構成であったが、本発明における
磁気カードをプリペイドカード以外に適用する場合、度
数データを記録する必要がない場合が考えられる。度数
データを記録しない場合、当該カードに固有な固有デー
タのみを記録するとともに、当該領域を消磁処理しても
なお固有データが記録されていれば、当該カードが正当
であると判断することで足りる。また、本発明におい
て、記録層に用いられる磁性材料の磁気特性を知り得る
者であれば、上述した方法により、一方向性記録を行な
う領域13、23を脱磁状態にして、度数データを改ざ
ん(消去)することは理論的には可能である。しかしな
がら、脱磁状態とするには、記録層を−180℃程度に
まで冷却する環境や、交流磁界を印加する設備などが必
要となるため、実際には、ほとんど不可能と考えられ
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一方向性記録を、本来的な記録方式である磁気記録によ
って行なうので、装置自体のみならず、記録媒体単体と
してもコストを低く抑えることが可能である。また、パ
ンチ穴の穿孔する等の従来の方法と比べて、読取・書込
の際、記録媒体に汚損が発生しないため、読取・書込に
要する装置をメンテナンスフリーとすることも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るプリペイドカー
ドの構成を示す平面図である。
【図2】 (a)および(b)は、それぞれ同プリペイ
ドカードの記録領域に対する度数データの記録方式を説
明するための図である。
【図3】 同実施形態にかかるプリペイドカードの動作
を示すフローチャートである。
【図4】 (a)は、本発明による別形態に係るプリペ
イドカードの構成を示す平面図であり、(b)は、その
ガイドパターンを示す図である。
【図5】 同実施形態にかかるプリペイドカードの動作
を示すフローチャートである。
【図6】 (a)および(b)は、それぞれ同プリペイ
ドカードのガイドパターンおよび度数データの読取/書
込信号を示す図である。
【図7】 (a)および(b)は、それぞれ同プリペイ
ドカードのガイドパターンおよび度数データの読取/書
込信号を示す図である。
【符号の説明】
10、20……プリペイドカード(磁気カード)、 13、23……一方向性記録領域(記録領域)、 131……第1の記録領域、 132……第2の記録領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 5/80 G07F 7/08 Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温では脱磁状態でのみ磁気記録可能な
    磁性材料を用いて第1の記録領域を形成し、記録前には
    前記第1の記録領域を脱磁状態に初期化し、記録時には
    データを前記第1の記録領域に追記録することを特徴と
    する磁気カード。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、 磁気記録が書換可能な磁性材料を用いて第2の記録領域
    を形成したことを特徴とする磁気カード。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の磁性材料は、常温の脱磁
    状態からの初期磁化特性が保磁力の1/2以下の磁界で飽
    和し、かつ、その保磁力が10[kOe]以上であることを特
    徴とする請求項1または2記載の磁気カード。
  4. 【請求項4】 前記第1の記録領域に記録されるデータ
    は、当該カードの使用度数を示すものであって、使用度
    数と磁気反転とが対応して記録されることを特徴とする
    請求項1記載の磁気カード。
  5. 【請求項5】 前記第1の記録領域に記録されるデータ
    は、当該カードの使用度数を示すものであって、使用度
    数と領域長とが対応して記録されることを特徴とする請
    求項1記載の磁気カード。
  6. 【請求項6】 常温では脱磁状態でのみ磁気記録可能な
    磁性材料を用いて、記録領域を形成してなる磁気カード
    であって、 前記記録領域を脱磁状態に初期化し、 使用前に、当該カード固有のデータを前記記録領域に記
    録し、 使用毎に、前記記録領域を消磁処理して、当該領域にデ
    ータが記録されていなければ当該カードを不正と判断す
    ることを特徴とする磁気カードの照合方法。
  7. 【請求項7】 常温では脱磁状態でのみ磁気記録可能な
    磁性材料を用いて、記録領域を形成してなる磁気カード
    であって、 前記記録領域に少なくとも固有情報記録領域と追記情報
    記録領域とを割り当て、前記固有情報記録領域と前記追
    記情報記録領域とを脱磁状態に初期化し、 発券時に、前記固有情報記録領域に対し当該カード固有
    のデータを記録し、 使用毎に、前記追記情報記録領域に対し当該カードの使
    用状態を示すデータを追記録することを特徴とする磁気
    カードの記録方法。
  8. 【請求項8】 常温では脱磁状態でのみ磁気記録可能な
    磁性材料を用いた一方向性記録領域と、磁気記録が書換
    可能な磁性材料を用いた書換可能領域とを形成してなる
    磁気カードであって、 前記一方向性記録領域に少なくとも追記情報記録領域を
    割り当て、前記追記情報記録領域および前記書換可能領
    域を脱磁状態に初期化し、 発券時に、前記書換可能領域に対し当該カードの使用状
    態を示す第1のデータを記録し、 使用毎に、前記追記情報記録領域に対し当該カードの使
    用状態を示す第2のデータを追記録する一方、前記書換
    可能領域に対し当該使用状態に応じて第1のデータを更
    新して、 使用前に、前記追記情報記録領域に追記録された第2の
    データと、前記書換可能領域に記録された第1のデータ
    との内容が一致しなければ、当該カードを不正と判断す
    ることを特徴とする磁気カードの照合方法。
JP8315239A 1996-02-23 1996-11-26 磁気カード、その記録方法およびその照合方法 Pending JPH09288802A (ja)

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