JPH10162113A - 磁気カード、その記録方法およびその照合方法 - Google Patents
磁気カード、その記録方法およびその照合方法Info
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- JPH10162113A JPH10162113A JP8315238A JP31523896A JPH10162113A JP H10162113 A JPH10162113 A JP H10162113A JP 8315238 A JP8315238 A JP 8315238A JP 31523896 A JP31523896 A JP 31523896A JP H10162113 A JPH10162113 A JP H10162113A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 データの改ざんなどの不正に対してセキュリ
ティ性を高める。 【解決手段】 常温では磁気記録が書換不可能な特殊磁
性材料と磁気記録が書換可能な一般磁性材料とにより磁
気記録層を形成し、この磁気記録層を書換可能領域12
と第1の記録領域131とに分け、製造時に、磁気記録
層を脱磁状態に初期化し、発券時に、第1の記録領域1
31に対しては当該カードの固有の鍵データKcを記録
し、書換可能領域12に対しては直流消磁を行なった
後、当該カードが未使用状態であることを示す取引デー
タAdなどを記録し、さらに、鍵データKcや取引デー
タAdなどをパラメータとして求めた正当性確認データ
Ccを記録し、使用時に、取引データAdなどを更新
し、すでに記録された正当性確認データCcを、鍵デー
タKcや更新された取引データAdをパラメータとして
求めた正当性確認データCcに更新する。
ティ性を高める。 【解決手段】 常温では磁気記録が書換不可能な特殊磁
性材料と磁気記録が書換可能な一般磁性材料とにより磁
気記録層を形成し、この磁気記録層を書換可能領域12
と第1の記録領域131とに分け、製造時に、磁気記録
層を脱磁状態に初期化し、発券時に、第1の記録領域1
31に対しては当該カードの固有の鍵データKcを記録
し、書換可能領域12に対しては直流消磁を行なった
後、当該カードが未使用状態であることを示す取引デー
タAdなどを記録し、さらに、鍵データKcや取引デー
タAdなどをパラメータとして求めた正当性確認データ
Ccを記録し、使用時に、取引データAdなどを更新
し、すでに記録された正当性確認データCcを、鍵デー
タKcや更新された取引データAdをパラメータとして
求めた正当性確認データCcに更新する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるプリペイ
ドカード等の磁気カードにおけるデータの改ざん、変造
の防止に有効な磁気カード、その記録方法およびその照
合方法に関する。
ドカード等の磁気カードにおけるデータの改ざん、変造
の防止に有効な磁気カード、その記録方法およびその照
合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、IDカードやプリペイドカード
等の磁気記録媒体において、磁気データを記録する技術
が広く利用されている。しかし、昨今では「書換可能」
という磁気記録の特性を悪用して、データが改ざんされ
る事例が多数報告されている。そこで、これら事例を防
止すべく、例えば、プリペイドカードにおいては、その
使用度数を示すデータを、磁気データとは別に記録媒体
自体に記録するとともに、使用時には、両記録を比較検
証して改ざんの有無を検証するようにしていた。この場
合、記録媒体自体に記録する方法には、パンチ穴の穿孔
や、金属放電による破壊、低融点金属の熱破壊などを行
なって、一旦記録されると、物理的に元の状態に戻せな
い状態を作り出す記録(以下、説明の便宜上「一方向性
記録」という)方法が用いられている。さらに、セキュ
リティ性を向上させるため、カードにICを内蔵させ、記
録情報を暗号化してデータの書換、改ざん、変造を防止
する方法も提案されている。
等の磁気記録媒体において、磁気データを記録する技術
が広く利用されている。しかし、昨今では「書換可能」
という磁気記録の特性を悪用して、データが改ざんされ
る事例が多数報告されている。そこで、これら事例を防
止すべく、例えば、プリペイドカードにおいては、その
使用度数を示すデータを、磁気データとは別に記録媒体
自体に記録するとともに、使用時には、両記録を比較検
証して改ざんの有無を検証するようにしていた。この場
合、記録媒体自体に記録する方法には、パンチ穴の穿孔
や、金属放電による破壊、低融点金属の熱破壊などを行
なって、一旦記録されると、物理的に元の状態に戻せな
い状態を作り出す記録(以下、説明の便宜上「一方向性
記録」という)方法が用いられている。さらに、セキュ
リティ性を向上させるため、カードにICを内蔵させ、記
録情報を暗号化してデータの書換、改ざん、変造を防止
する方法も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の一方向性記録は、本来的に磁気記録に全く関係の
ない記録材料や、記録方式を利用したものであるため、
読取・書込に要する装置のみならず、記録媒体自体のコ
スト高を招致する原因となっていた。さらに、読取・書
込の際、記録媒体自体に汚損(印字カスや、穿孔による
バリなど)が発生し、読取・書込に要する装置のメンテ
ナンスも必要不可欠であるという問題もあった。また、
最も一般的な、使用度数に応じてパンチ穴を穿孔する方
法は、パンチ穴を保護テープ等で遮蔽する手法に対し
て、無力であることも指摘されている。くわえて、ICを
利用して記録情報を暗号化する方法は、プリペイドカー
ド媒体としては、コストが高すぎるという点で問題であ
る。
従来の一方向性記録は、本来的に磁気記録に全く関係の
ない記録材料や、記録方式を利用したものであるため、
読取・書込に要する装置のみならず、記録媒体自体のコ
スト高を招致する原因となっていた。さらに、読取・書
込の際、記録媒体自体に汚損(印字カスや、穿孔による
バリなど)が発生し、読取・書込に要する装置のメンテ
ナンスも必要不可欠であるという問題もあった。また、
最も一般的な、使用度数に応じてパンチ穴を穿孔する方
法は、パンチ穴を保護テープ等で遮蔽する手法に対し
て、無力であることも指摘されている。くわえて、ICを
利用して記録情報を暗号化する方法は、プリペイドカー
ド媒体としては、コストが高すぎるという点で問題であ
る。
【0004】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、書換不可能な一方向
性記録と、書換可能な磁気記録とを同一面上の同一磁気
記録層を用いて行なって、上記諸問題を解決した磁気カ
ード、その記録方法およびその照合方法を提供すること
にある。
もので、その目的とするところは、書換不可能な一方向
性記録と、書換可能な磁気記録とを同一面上の同一磁気
記録層を用いて行なって、上記諸問題を解決した磁気カ
ード、その記録方法およびその照合方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ために、本発明にあっては、常温では脱磁状態でのみ磁
気記録可能な第1の磁性材料と、その磁気記録が書換可
能な第2の磁性材料とからなる磁気記録層を、カード基
体の全面または一部に形成し、記録前には、前記磁気記
録層を脱磁状態に初期化し、前記磁気記録層の一領域を
消磁処理し、記録時には、消磁処理した一領域に対して
はデータを更新可能に記録する一方、消磁処理していな
い他領域に対してはデータを追記録することを特徴とし
ている。
ために、本発明にあっては、常温では脱磁状態でのみ磁
気記録可能な第1の磁性材料と、その磁気記録が書換可
能な第2の磁性材料とからなる磁気記録層を、カード基
体の全面または一部に形成し、記録前には、前記磁気記
録層を脱磁状態に初期化し、前記磁気記録層の一領域を
消磁処理し、記録時には、消磁処理した一領域に対して
はデータを更新可能に記録する一方、消磁処理していな
い他領域に対してはデータを追記録することを特徴とし
ている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0007】<1:実施形態>本実施形態は、磁気カー
ドとして、所定の金額情報を初期状態として記録してい
ないプリペイドカードに適用したものであり、図1は、
その記録面の構成を示す平面図である。この図に示すよ
うに、プリペイドカード10の磁気記録面11は、後述
する磁性薄膜から形成されており、書換可能な磁気記録
を行なって、更新情報を記録する書換可能領域12と、
書換不可能な磁気記録を一方向性記録により行なう一方
向性記録領域13とに分けられる。このうち、一方向性
記録領域13は、固有情報を記録する第1の記録領域1
31と、追記情報を記録する第2の記録領域132とに
分けられる。ここで、第1の記録領域131には、カー
ドの固有鍵を示す鍵データKcなどが発券時に記録され
る一方、第2の記録領域132には、当該カードを用い
て取引した回数(使用度数)を示す度数データTcが使
用毎に追記録される。なお、第1の記録領域131に
は、鍵データKcの他に、カードの種別や、カードのI
D、発行度数を示すデータなど、当該カード固有のデー
タが発券時に記録される。一方、書換可能領域12に
は、取引可能な回数を示す取引データAd、後述する正
当性確認データCc、端末データTERなどが使用毎に
記録更新される。ここで、端末データTERは、当該カ
ードが前回使用されたときの端末IDを示すデータや、
その端末の全取引経験数を示すデータなどによって定ま
るデータである。なお、プリペイドカード10に記録さ
れるデータについては、図4も参照されたい(詳細につ
いては後述する)。
ドとして、所定の金額情報を初期状態として記録してい
ないプリペイドカードに適用したものであり、図1は、
その記録面の構成を示す平面図である。この図に示すよ
うに、プリペイドカード10の磁気記録面11は、後述
する磁性薄膜から形成されており、書換可能な磁気記録
を行なって、更新情報を記録する書換可能領域12と、
書換不可能な磁気記録を一方向性記録により行なう一方
向性記録領域13とに分けられる。このうち、一方向性
記録領域13は、固有情報を記録する第1の記録領域1
31と、追記情報を記録する第2の記録領域132とに
分けられる。ここで、第1の記録領域131には、カー
ドの固有鍵を示す鍵データKcなどが発券時に記録され
る一方、第2の記録領域132には、当該カードを用い
て取引した回数(使用度数)を示す度数データTcが使
用毎に追記録される。なお、第1の記録領域131に
は、鍵データKcの他に、カードの種別や、カードのI
D、発行度数を示すデータなど、当該カード固有のデー
タが発券時に記録される。一方、書換可能領域12に
は、取引可能な回数を示す取引データAd、後述する正
当性確認データCc、端末データTERなどが使用毎に
記録更新される。ここで、端末データTERは、当該カ
ードが前回使用されたときの端末IDを示すデータや、
その端末の全取引経験数を示すデータなどによって定ま
るデータである。なお、プリペイドカード10に記録さ
れるデータについては、図4も参照されたい(詳細につ
いては後述する)。
【0008】<1−1:磁性薄膜>次に、プリペイドカ
ード10の磁気記録面11について説明する。磁気記録
面11は、以下に説明する一般磁性材料と特殊磁性材料
との磁気特性を併せ持ち、次の方法などにより形成され
た磁性薄膜である。例えば、磁気記録面11は、一般磁
性材料と特殊磁性材料との混合物を、被着(蒸着や、ス
パッタリングなど)や、印刷などにより薄膜化して形成
したり、あるいは、一般磁性材料の薄膜と特殊磁性材料
の薄膜を2層積層することで、形成される。このように
形成された磁性薄膜は、磁気の記録方法によって各領域
別に使い分けられる。
ード10の磁気記録面11について説明する。磁気記録
面11は、以下に説明する一般磁性材料と特殊磁性材料
との磁気特性を併せ持ち、次の方法などにより形成され
た磁性薄膜である。例えば、磁気記録面11は、一般磁
性材料と特殊磁性材料との混合物を、被着(蒸着や、ス
パッタリングなど)や、印刷などにより薄膜化して形成
したり、あるいは、一般磁性材料の薄膜と特殊磁性材料
の薄膜を2層積層することで、形成される。このように
形成された磁性薄膜は、磁気の記録方法によって各領域
別に使い分けられる。
【0009】<1−1−1:一般磁性材料>まず、一般
磁性材料について説明する。一般磁性材料としては、例
えば、バリウムフェライト、γ−フェライト等の鉄酸化
物質や、Fe、Co、Ni等の結晶質単体金属、これら
の合金、これらと遷移金属との合金などが用いられる。
この一般磁性材料においては、脱磁状態からの初期磁化
特性が保磁力の2倍以上の磁界で飽和し、その保磁力が
5[kOe]以下なので、例えば、パーマロイやセンダスト
等の一般的な磁気ヘッドによる外部磁界を与えることに
より、その磁化方向を任意に変化させることができる。
すなわち、この一般磁性材料においては、磁気記録が書
換可能となっている。
磁性材料について説明する。一般磁性材料としては、例
えば、バリウムフェライト、γ−フェライト等の鉄酸化
物質や、Fe、Co、Ni等の結晶質単体金属、これら
の合金、これらと遷移金属との合金などが用いられる。
この一般磁性材料においては、脱磁状態からの初期磁化
特性が保磁力の2倍以上の磁界で飽和し、その保磁力が
5[kOe]以下なので、例えば、パーマロイやセンダスト
等の一般的な磁気ヘッドによる外部磁界を与えることに
より、その磁化方向を任意に変化させることができる。
すなわち、この一般磁性材料においては、磁気記録が書
換可能となっている。
【0010】<1−1−2:特殊磁性材料>次に、特殊
磁性材料について説明する。特殊磁性材料には、例えば
Mn−Biが用いられる。このような特殊磁性材料にお
いては、常温での見かけの保磁力が600〜1000[O
e]程度の脱磁状態(磁化されていない状態)から磁化を
行なった場合、その初期磁化特性は、保磁力の1/2以
下の磁界で飽和するが、その際の保磁力が10[kOe]以
上である。また、この特殊磁性材料では、−180℃以
下の低温環境下においてその保磁力が低下していくこと
が知られており、特に、−189℃以下においては、保
磁力の大きさを左右する結晶磁気異方性定数が0[erg/c
m3]になるので、保磁力は、200[Oe]と非常に小さく
なる。ただし、保磁力は完全に0[kOe]とはならないの
で、その後、常温に戻して外部磁界を与えても、磁化方
向を正確に変化させることはできない。かかる特殊磁性
材料は、常温における脱磁状態からの保磁力が前述した
ように600〜1000[Oe]程度なので、一般的な磁気
ヘッドを用いて磁気記録が可能である。しかし、一旦、
磁気記録されると、その保磁力は10[kOe]以上となる
ため、発生磁界の強さがせいぜい5〜6[kOe]程度の一
般的な磁気ヘッドを用いても、磁性薄膜の磁化方向を変
化させることはできない。したがって、特殊磁性材料に
対し、常温の脱磁状態において一般的な磁気ヘッドで一
旦磁気記録を行なうと、その内容を消去(イレース)す
ることはできず、また、書換することもできない。
磁性材料について説明する。特殊磁性材料には、例えば
Mn−Biが用いられる。このような特殊磁性材料にお
いては、常温での見かけの保磁力が600〜1000[O
e]程度の脱磁状態(磁化されていない状態)から磁化を
行なった場合、その初期磁化特性は、保磁力の1/2以
下の磁界で飽和するが、その際の保磁力が10[kOe]以
上である。また、この特殊磁性材料では、−180℃以
下の低温環境下においてその保磁力が低下していくこと
が知られており、特に、−189℃以下においては、保
磁力の大きさを左右する結晶磁気異方性定数が0[erg/c
m3]になるので、保磁力は、200[Oe]と非常に小さく
なる。ただし、保磁力は完全に0[kOe]とはならないの
で、その後、常温に戻して外部磁界を与えても、磁化方
向を正確に変化させることはできない。かかる特殊磁性
材料は、常温における脱磁状態からの保磁力が前述した
ように600〜1000[Oe]程度なので、一般的な磁気
ヘッドを用いて磁気記録が可能である。しかし、一旦、
磁気記録されると、その保磁力は10[kOe]以上となる
ため、発生磁界の強さがせいぜい5〜6[kOe]程度の一
般的な磁気ヘッドを用いても、磁性薄膜の磁化方向を変
化させることはできない。したがって、特殊磁性材料に
対し、常温の脱磁状態において一般的な磁気ヘッドで一
旦磁気記録を行なうと、その内容を消去(イレース)す
ることはできず、また、書換することもできない。
【0011】このような一般磁性材料と特殊磁性材料と
からなる磁性薄膜を、脱磁状態に初期化し、この後に直
流消磁すると、特殊磁性材料には、検出結果が直流成分
となる消磁状態が記録され、その後、外部磁界を与えて
もその記録状態は変化しない。一方、一般磁性材料で
は、直流消磁の後においても書換が可能である。したが
って、この磁性薄膜では、脱磁状態において、一旦磁気
記録を行なうと、その内容が特殊磁性材料にて消去・書
換不可能に記録される一方、脱磁状態で直流消磁した
後、当該消磁により特殊磁性材料に記録された直流成分
を読み取り時に除外することで、磁気記録の書換が安定
して何度でも可能となる。
からなる磁性薄膜を、脱磁状態に初期化し、この後に直
流消磁すると、特殊磁性材料には、検出結果が直流成分
となる消磁状態が記録され、その後、外部磁界を与えて
もその記録状態は変化しない。一方、一般磁性材料で
は、直流消磁の後においても書換が可能である。したが
って、この磁性薄膜では、脱磁状態において、一旦磁気
記録を行なうと、その内容が特殊磁性材料にて消去・書
換不可能に記録される一方、脱磁状態で直流消磁した
後、当該消磁により特殊磁性材料に記録された直流成分
を読み取り時に除外することで、磁気記録の書換が安定
して何度でも可能となる。
【0012】<1−1−3:脱磁化>さて、磁性薄膜の
脱磁方法は次の通りである。すなわち、かかる磁性薄膜
が磁化状態にあったならば、まず、これを超低温(例え
ば、−180℃)に冷却し、次に、外部からピーク磁界
が500〜3500[Oe]程度の交流磁界あるいは減衰磁
界を印加する。これにより、一般磁性材料はもちろん、
特殊磁性材料も脱磁される。これにより磁気記録面11
は、脱磁化(初期化)される。
脱磁方法は次の通りである。すなわち、かかる磁性薄膜
が磁化状態にあったならば、まず、これを超低温(例え
ば、−180℃)に冷却し、次に、外部からピーク磁界
が500〜3500[Oe]程度の交流磁界あるいは減衰磁
界を印加する。これにより、一般磁性材料はもちろん、
特殊磁性材料も脱磁される。これにより磁気記録面11
は、脱磁化(初期化)される。
【0013】<1−2:一方向性記録>次に、このよう
な特性を有する磁性薄膜のうち、第2の記録領域132
において行なわれる、度数データTcの一方向性記録方
式について図2を参照して説明する。なお、度数データ
Tcは、常温の脱磁状態において記録されることが前提
となる。いま、仮に、既取引回数(使用度数)が「1」
の場合について説明する。この場合、図2(a)に示す
ように、互いに磁気方向が反対である磁気ブロックB1
が、度数データTcとして第2の記録領域132のうち
走査方向の最も手前に記録される。次に、使用度数が
「2」となった場合、図2(b)に示すように、同様な
ブロックB2が、先に記録されたブロックB1に、走査方
向に向かって隣接して記録される。以下、同様に使用度
数が増える度に、同様なブロックが第2の記録領域13
2において走査方向に向かって度数データTcとして順
次記録される。一方、第2の記録領域132において度
数データTcが記録されていない部分は、初期化の脱磁
状態を保っている。
な特性を有する磁性薄膜のうち、第2の記録領域132
において行なわれる、度数データTcの一方向性記録方
式について図2を参照して説明する。なお、度数データ
Tcは、常温の脱磁状態において記録されることが前提
となる。いま、仮に、既取引回数(使用度数)が「1」
の場合について説明する。この場合、図2(a)に示す
ように、互いに磁気方向が反対である磁気ブロックB1
が、度数データTcとして第2の記録領域132のうち
走査方向の最も手前に記録される。次に、使用度数が
「2」となった場合、図2(b)に示すように、同様な
ブロックB2が、先に記録されたブロックB1に、走査方
向に向かって隣接して記録される。以下、同様に使用度
数が増える度に、同様なブロックが第2の記録領域13
2において走査方向に向かって度数データTcとして順
次記録される。一方、第2の記録領域132において度
数データTcが記録されていない部分は、初期化の脱磁
状態を保っている。
【0014】したがって、当該プリペイドカード10の
使用度数については次の方法で検出することができる。
すなわち、まず、第2の記録領域132を磁気ヘッドに
より走査して、磁気ブロックによる磁気のピーク点を正
負にわたって検出し、次に、ピーク点の個数がn箇所で
あった場合、(n−1)/2を演算して、記録された磁
気ブロック数を求めることにより使用度数が求められ
る。ただし、磁気のピーク点がなければ使用度数は
「0」である。なお、実際には、ピーク点の間隔が走査
方向に対し正当であるかの判別も行なわれる。
使用度数については次の方法で検出することができる。
すなわち、まず、第2の記録領域132を磁気ヘッドに
より走査して、磁気ブロックによる磁気のピーク点を正
負にわたって検出し、次に、ピーク点の個数がn箇所で
あった場合、(n−1)/2を演算して、記録された磁
気ブロック数を求めることにより使用度数が求められ
る。ただし、磁気のピーク点がなければ使用度数は
「0」である。なお、実際には、ピーク点の間隔が走査
方向に対し正当であるかの判別も行なわれる。
【0015】<1−3:取引端末>続いて、プリペイド
カード10の取引(発券を含む)を行なう端末の構成に
ついて説明する。この端末は複数存在し、それぞれがネ
ットワークを介してホストコンピュータに接続される。
図3は、1つの端末Tについての構成を示すブロック図
である。この図において、制御部31は各部を制御する
ものである。R/W(リード/ライト)部32は、挿入
されたプリペイドカード10に対しデータを読み出した
り、書き込んだりする。一方、UI部33は、使用者が
購入額(使用度数)を指定するための操作や、使用者に
プリペイドカード10の適切な取扱方法の表示などを行
なうユーザインターフェイスである。
カード10の取引(発券を含む)を行なう端末の構成に
ついて説明する。この端末は複数存在し、それぞれがネ
ットワークを介してホストコンピュータに接続される。
図3は、1つの端末Tについての構成を示すブロック図
である。この図において、制御部31は各部を制御する
ものである。R/W(リード/ライト)部32は、挿入
されたプリペイドカード10に対しデータを読み出した
り、書き込んだりする。一方、UI部33は、使用者が
購入額(使用度数)を指定するための操作や、使用者に
プリペイドカード10の適切な取扱方法の表示などを行
なうユーザインターフェイスである。
【0016】さて、この端末Tにおいては、IDによっ
て特定される秘密鍵が複数用意される。メモリ34は、
この秘密鍵を示す秘密鍵データKsを、鍵IDデータK
IDにより示されるIDで管理して記憶するものであ
る。すなわち、メモリ34には、鍵IDデータKIDに
示されるID毎に、秘密鍵を示す秘密鍵データKsが記
憶される。また、メモリ34には、他に、端末固有の端
末IDを示すデータや、当該端末における全取引経験数
を示すデータなどで定められる端末データTERが記憶
される。通信部35は、ネットワークを介して接続され
るホストコンピュータとデータ授受を行なうための通信
インターフェイスであり、特に、本実施形態にあって
は、ホストコンピュータから供給される鍵IDデータK
IDを受信する。そして、この鍵IDデータKIDによ
り、端末Tにおいて用いられる秘密鍵が定められる。な
お、ホストコンピュータに接続されたすべての端末に対
しては、共通の鍵IDデータKIDが供給される。
て特定される秘密鍵が複数用意される。メモリ34は、
この秘密鍵を示す秘密鍵データKsを、鍵IDデータK
IDにより示されるIDで管理して記憶するものであ
る。すなわち、メモリ34には、鍵IDデータKIDに
示されるID毎に、秘密鍵を示す秘密鍵データKsが記
憶される。また、メモリ34には、他に、端末固有の端
末IDを示すデータや、当該端末における全取引経験数
を示すデータなどで定められる端末データTERが記憶
される。通信部35は、ネットワークを介して接続され
るホストコンピュータとデータ授受を行なうための通信
インターフェイスであり、特に、本実施形態にあって
は、ホストコンピュータから供給される鍵IDデータK
IDを受信する。そして、この鍵IDデータKIDによ
り、端末Tにおいて用いられる秘密鍵が定められる。な
お、ホストコンピュータに接続されたすべての端末に対
しては、共通の鍵IDデータKIDが供給される。
【0017】演算部36は、例えば、次式(1)により
正当性確認データCcを演算するものである。 Cc=F(Kc//Tc、Ad//KID//TER、Ks)……(1) この式において、「//」は変数の連結を示す。また、式
(1)における各引数(パラメータ)については上述し
たとおりである。すなわち、正当性確認データCcは、
図4に示すように、プリペイドカード10から読み出さ
れた鍵データKc、度数データTc、取引データAd、
端末データTERと、その端末Tに対し指定された鍵I
DデータKID、それにより定められる秘密鍵データK
sとを引数する関数Fで求められる。また、後述する正
当性確認データの照合は、演算部36により求められた
ものと、プリペイドカード10から読み出したものとの
比較により行なわれる。
正当性確認データCcを演算するものである。 Cc=F(Kc//Tc、Ad//KID//TER、Ks)……(1) この式において、「//」は変数の連結を示す。また、式
(1)における各引数(パラメータ)については上述し
たとおりである。すなわち、正当性確認データCcは、
図4に示すように、プリペイドカード10から読み出さ
れた鍵データKc、度数データTc、取引データAd、
端末データTERと、その端末Tに対し指定された鍵I
DデータKID、それにより定められる秘密鍵データK
sとを引数する関数Fで求められる。また、後述する正
当性確認データの照合は、演算部36により求められた
ものと、プリペイドカード10から読み出したものとの
比較により行なわれる。
【0018】このような構成の端末Tにおいては、全体
がブラックボックスであり、特に、関数Fおよび秘密鍵
データKsの設定は、プリペイドカード10の販売会社
以外の第三者に対しては秘密であるのが望ましい。
がブラックボックスであり、特に、関数Fおよび秘密鍵
データKsの設定は、プリペイドカード10の販売会社
以外の第三者に対しては秘密であるのが望ましい。
【0019】<2:動作>次に、プリペイドカードの製
造から実際の使用までの流れについて図5を参照して説
明する。
造から実際の使用までの流れについて図5を参照して説
明する。
【0020】<2−1:製造時>まず、このプリペイド
カード10が工場で製造されると、ステップS1におい
て、その磁気記録面11が、上述した超低温環境・交流
磁界によって脱磁状態に初期化される。この後、初期化
されたプリペイドカード10は、磁気遮蔽された状態で
工場出荷され、販売使用される店舗等に配送される。
カード10が工場で製造されると、ステップS1におい
て、その磁気記録面11が、上述した超低温環境・交流
磁界によって脱磁状態に初期化される。この後、初期化
されたプリペイドカード10は、磁気遮蔽された状態で
工場出荷され、販売使用される店舗等に配送される。
【0021】<2−2:発券時>次に、プリペイドカー
ド10の発券時には、ステップS2において次の第1〜
第3の過程にかかる処理が行なわれる。すなわち、第1
の過程において、発券を行なう端末Tの制御部31は、
R/W部32を制御して、発券するプリペイドカード1
0における書換可能領域12のうち指定された領域を直
流消磁する。これにより当該領域における磁気記録の書
換が可能となる。第2の過程において、制御部31は、
R/W部32を制御して、第1の記録領域131にはカ
ード固有の鍵データKcを、書換可能領域12には発券
にかかる端末Tの端末データTERと、当該カードが未
使用である旨を示す取引データAdとを、それぞれ書き
込む。なお、鍵データKcは、たとえば、ホストコンピ
ュータによってカウントされたカードの累積発行枚数を
符号化することや、当該カードのIDを符号化すること
などにより、当該カード固有のものが付与される。第3
の過程において、制御部31は、演算部36に対し、正
当性確認コードCcを式(1)にしたがって算出するよ
うに指示するとともに、算出された正当性確認コードC
cを、R/W部32を制御して発券にかかるプリペイド
カード10の書換可能領域12に書き込む。なお、発券
時にかかる正当性確認データCcの演算にあっては、先
の第2の過程において記録したデータが用いられる。
ド10の発券時には、ステップS2において次の第1〜
第3の過程にかかる処理が行なわれる。すなわち、第1
の過程において、発券を行なう端末Tの制御部31は、
R/W部32を制御して、発券するプリペイドカード1
0における書換可能領域12のうち指定された領域を直
流消磁する。これにより当該領域における磁気記録の書
換が可能となる。第2の過程において、制御部31は、
R/W部32を制御して、第1の記録領域131にはカ
ード固有の鍵データKcを、書換可能領域12には発券
にかかる端末Tの端末データTERと、当該カードが未
使用である旨を示す取引データAdとを、それぞれ書き
込む。なお、鍵データKcは、たとえば、ホストコンピ
ュータによってカウントされたカードの累積発行枚数を
符号化することや、当該カードのIDを符号化すること
などにより、当該カード固有のものが付与される。第3
の過程において、制御部31は、演算部36に対し、正
当性確認コードCcを式(1)にしたがって算出するよ
うに指示するとともに、算出された正当性確認コードC
cを、R/W部32を制御して発券にかかるプリペイド
カード10の書換可能領域12に書き込む。なお、発券
時にかかる正当性確認データCcの演算にあっては、先
の第2の過程において記録したデータが用いられる。
【0022】このように発券時において書換可能領域1
2には、取引データAd、正当性確認データCcおよび
端末データTERが、第1の記録領域131には鍵デー
タKcが、それぞれ記録されるが、第2の記録領域13
2には、何ら度数データTcが記録されずに脱磁状態が
維持される。
2には、取引データAd、正当性確認データCcおよび
端末データTERが、第1の記録領域131には鍵デー
タKcが、それぞれ記録されるが、第2の記録領域13
2には、何ら度数データTcが記録されずに脱磁状態が
維持される。
【0023】<2−3:使用時>そして、このプリペイ
ドカード10が使用される際には、その都度、書換可能
領域12および一方向性記録領域13に対し、当該使用
状況に応じてデータの読取・書込(記録)が行なわれ
る。詳細には、次のステップS3〜S10の処理が実行
される。まず、ステップS3では、使用されるプリペイ
ドカード10が読取・書込を行なう端末Tに挿入され
る。次に、ステップS4において、プリペイドカード1
0が使用される端末Tの制御部31は、R/W部32を
制御して、第1に、当該カードの第1の記録領域131
に対し消磁処理を行ない、第2に、第2の記録領域13
2においてすでに度数データTcが記録されているか否
かを判別し、記録されていれば当該度数データTcが記
録されている領域についても消磁処理を行なう。
ドカード10が使用される際には、その都度、書換可能
領域12および一方向性記録領域13に対し、当該使用
状況に応じてデータの読取・書込(記録)が行なわれ
る。詳細には、次のステップS3〜S10の処理が実行
される。まず、ステップS3では、使用されるプリペイ
ドカード10が読取・書込を行なう端末Tに挿入され
る。次に、ステップS4において、プリペイドカード1
0が使用される端末Tの制御部31は、R/W部32を
制御して、第1に、当該カードの第1の記録領域131
に対し消磁処理を行ない、第2に、第2の記録領域13
2においてすでに度数データTcが記録されているか否
かを判別し、記録されていれば当該度数データTcが記
録されている領域についても消磁処理を行なう。
【0024】さて、本実施形態では、次のような改ざん
を想定し、ステップS5、S6においてプリペイドカー
ド10の不正を検出している。 記録された度数データTcを、発券時あるいは現時点
よりも以前のデータに書き換える。 磁気テープなどのように、磁気ヘッドによりデータの
書換が可能な他の磁気記録媒体を、カードの記録領域の
全領域または更新記録される一部領域に貼着するととも
に、この磁気記録媒体に、発券時あるいは現時点よりも
以前において記録されたカードの記録領域の全記録デー
タや、残度数などの取引データ、使用度数を示す度数デ
ータTcなどの更新データをコピーする。いずれにして
も、当該カードにおいて更新されるデータを、磁気記録
により、発券時または現時点よりも以前のものに改ざん
する事例である。
を想定し、ステップS5、S6においてプリペイドカー
ド10の不正を検出している。 記録された度数データTcを、発券時あるいは現時点
よりも以前のデータに書き換える。 磁気テープなどのように、磁気ヘッドによりデータの
書換が可能な他の磁気記録媒体を、カードの記録領域の
全領域または更新記録される一部領域に貼着するととも
に、この磁気記録媒体に、発券時あるいは現時点よりも
以前において記録されたカードの記録領域の全記録デー
タや、残度数などの取引データ、使用度数を示す度数デ
ータTcなどの更新データをコピーする。いずれにして
も、当該カードにおいて更新されるデータを、磁気記録
により、発券時または現時点よりも以前のものに改ざん
する事例である。
【0025】このような不正に対し、本実施形態ではス
テップS5において次の第1〜第4の過程にかかる処理
を実行することで対処している。まず、第1の過程にお
いて、制御部31は、R/W部32を制御して、使用に
かかるプリペイドカード10の第1の記録領域131に
鍵データKcが記録されているか否かを判別する。記録
されていれば、さらに、第2の過程において、制御部3
1は、R/W部32を制御して、書換可能領域12から
は取引データAd、正当性確認データCcおよび端末デ
ータTERを、第1の記録領域131からは当該鍵デー
タKcを、第2の記録領域132からは度数データTc
を、それぞれ読み出す。次の第3の過程において、制御
部31は、演算部36に対し、読み取った各種データに
より正当性確認データCcを式(1)にしたがって算出
するように指示する。そして第4の過程において、制御
部31は、算出された正当性確認データCcと、読み取
った正当性確認データCcとを比較・照合する。
テップS5において次の第1〜第4の過程にかかる処理
を実行することで対処している。まず、第1の過程にお
いて、制御部31は、R/W部32を制御して、使用に
かかるプリペイドカード10の第1の記録領域131に
鍵データKcが記録されているか否かを判別する。記録
されていれば、さらに、第2の過程において、制御部3
1は、R/W部32を制御して、書換可能領域12から
は取引データAd、正当性確認データCcおよび端末デ
ータTERを、第1の記録領域131からは当該鍵デー
タKcを、第2の記録領域132からは度数データTc
を、それぞれ読み出す。次の第3の過程において、制御
部31は、演算部36に対し、読み取った各種データに
より正当性確認データCcを式(1)にしたがって算出
するように指示する。そして第4の過程において、制御
部31は、算出された正当性確認データCcと、読み取
った正当性確認データCcとを比較・照合する。
【0026】ここで事例について検討してみると、本
実施形態においては、第2の記録領域132に記録され
た度数データを書き換えることができない。この理由
は、第2の記録領域132のうち、度数データが記録さ
れる領域は、発券時において脱磁状態であり、かつ、本
実施形態において度数データは常温では消去できず、追
記録しかできないためである。したがって、度数データ
Tcを当該取引前の状態に復活させることはできない。
すなわち、第2の記録領域132における記録は不可逆
である。たとえ、第2の記録領域132に記録された度
数データが改ざんされたとしても、残高度数の減少する
改ざんとなるか、あるいは、読み取り不可能となるの
で、実質的な被害は発生しない。また、改ざんの形跡
も、磁気出力波形を観察することで容易に判明できる。
さらに、他の領域を消磁処理して改ざんしたとしても、
再生成した正当性確認コードと、読み出した正当性確認
コードとが一致しなくなる。本実施形態では、先の第4
の過程において、再生成した正当性確認コードと読み出
した正当性確認コードとを照合しており、両者が一致し
なければ不正なものとして判別するので、被害の発生を
防止することができる。
実施形態においては、第2の記録領域132に記録され
た度数データを書き換えることができない。この理由
は、第2の記録領域132のうち、度数データが記録さ
れる領域は、発券時において脱磁状態であり、かつ、本
実施形態において度数データは常温では消去できず、追
記録しかできないためである。したがって、度数データ
Tcを当該取引前の状態に復活させることはできない。
すなわち、第2の記録領域132における記録は不可逆
である。たとえ、第2の記録領域132に記録された度
数データが改ざんされたとしても、残高度数の減少する
改ざんとなるか、あるいは、読み取り不可能となるの
で、実質的な被害は発生しない。また、改ざんの形跡
も、磁気出力波形を観察することで容易に判明できる。
さらに、他の領域を消磁処理して改ざんしたとしても、
再生成した正当性確認コードと、読み出した正当性確認
コードとが一致しなくなる。本実施形態では、先の第4
の過程において、再生成した正当性確認コードと読み出
した正当性確認コードとを照合しており、両者が一致し
なければ不正なものとして判別するので、被害の発生を
防止することができる。
【0027】次に、事例について検討してみる。本実
施形態において、常温における磁性薄膜の保磁力は磁気
ヘッドによる磁界と比べて十分強いので、当該カードが
正当であれば、第1の記録領域131に一旦記録された
固有データは、磁気ヘッドによる消磁処理(ステップS
4)によっては消去されないはずである。したがって、
正当なプリペイドカードならば、消磁処理の後でも固有
データたる鍵データKcが第1の記録領域131に依然
記録されているのに対し、不正なプリペイドカードなら
ば、同領域に相当する位置に転写されたテープ等による
データはすべて消去される。このため、ステップS4に
よる消磁処理の後、ステップS5における第1の過程に
おいて、第1の記録領域131において鍵データKcが
記録されているか否かを判別し、記録されていなければ
事例による不正である、と検出することができる。さ
らに、カードの記録領域の全領域または更新記録される
一部領域について不正が行なわれた場合、再生成した正
当性確認コードと、読み出した正当性確認コードとを照
合し、両者が一致しなければ不正なものとして判別して
いるのは、上述した通りである(ステップS5における
第4の過程)。
施形態において、常温における磁性薄膜の保磁力は磁気
ヘッドによる磁界と比べて十分強いので、当該カードが
正当であれば、第1の記録領域131に一旦記録された
固有データは、磁気ヘッドによる消磁処理(ステップS
4)によっては消去されないはずである。したがって、
正当なプリペイドカードならば、消磁処理の後でも固有
データたる鍵データKcが第1の記録領域131に依然
記録されているのに対し、不正なプリペイドカードなら
ば、同領域に相当する位置に転写されたテープ等による
データはすべて消去される。このため、ステップS4に
よる消磁処理の後、ステップS5における第1の過程に
おいて、第1の記録領域131において鍵データKcが
記録されているか否かを判別し、記録されていなければ
事例による不正である、と検出することができる。さ
らに、カードの記録領域の全領域または更新記録される
一部領域について不正が行なわれた場合、再生成した正
当性確認コードと、読み出した正当性確認コードとを照
合し、両者が一致しなければ不正なものとして判別して
いるのは、上述した通りである(ステップS5における
第4の過程)。
【0028】さて、このような判別の結果、プリペイド
カード10が不正なものと判別すると、制御部31は、
UI部33に対しその旨を表示するように指示するとと
もに、当該プリペイドカード10の使用を以後不可能に
させる。一方、プリペイドカード10が正当なものと判
別すると、次のステップS7において制御部10は、読
み出した取引データAdおよび、あるいは度数データT
cにより、使用可能な残高度数を求め、それがゼロであ
るか否かを判別する。この判別結果が「Yes」であれ
ば、制御部31は、UI部33に対して、残高度数がゼ
ロである旨を表示するように指示するとともに、当該プ
リペイドカード10の使用を終了させる。一方、判別結
果が「No」であれば、次のステップS8において制御
部31は、使用者に対し、求めた残高度数以下の取引を
許可する。そして、使用者が実際にこのプリペイドカー
ド10を用いて取引を行なうと、ステップS9において
制御部31は、R/W部32を制御して、次のことを行
なう。すなわち、制御部31は、第1に、その取引金額
に対応する度数データTcを第2の記録領域132に追
記録し、第2に、この取引にかかわった端末の端末デー
タTERおよび取引後の取引データAdを書換可能領域
12に更新して記録する。そして、第3に制御部31
は、演算部36に対し、取引後におけるデータを用い
て、式(1)に示される正当性確認データCcを生成す
るように指示し、第4に、生成した正当性確認データC
cを書換可能領域12に更新して記録する。
カード10が不正なものと判別すると、制御部31は、
UI部33に対しその旨を表示するように指示するとと
もに、当該プリペイドカード10の使用を以後不可能に
させる。一方、プリペイドカード10が正当なものと判
別すると、次のステップS7において制御部10は、読
み出した取引データAdおよび、あるいは度数データT
cにより、使用可能な残高度数を求め、それがゼロであ
るか否かを判別する。この判別結果が「Yes」であれ
ば、制御部31は、UI部33に対して、残高度数がゼ
ロである旨を表示するように指示するとともに、当該プ
リペイドカード10の使用を終了させる。一方、判別結
果が「No」であれば、次のステップS8において制御
部31は、使用者に対し、求めた残高度数以下の取引を
許可する。そして、使用者が実際にこのプリペイドカー
ド10を用いて取引を行なうと、ステップS9において
制御部31は、R/W部32を制御して、次のことを行
なう。すなわち、制御部31は、第1に、その取引金額
に対応する度数データTcを第2の記録領域132に追
記録し、第2に、この取引にかかわった端末の端末デー
タTERおよび取引後の取引データAdを書換可能領域
12に更新して記録する。そして、第3に制御部31
は、演算部36に対し、取引後におけるデータを用い
て、式(1)に示される正当性確認データCcを生成す
るように指示し、第4に、生成した正当性確認データC
cを書換可能領域12に更新して記録する。
【0029】この後、ステップS10において制御部3
1は、当該プリペイドカード10を排出して使用者に返
却するとともに、メモリ34に記憶されている、当該端
末Tの全取引経験数を示すデータを「1」だけアップカ
ウントする。この結果、当該端末Tにかかる端末データ
TERは、取引前と取引後とでは異なることとなる。し
たがって、このような端末データTERを関数Fの引数
とすることにより、正当性確認データCcの生成を困難
なものとさせ、信頼性をより高めることができる。そし
て再び、このプリペイドカードが使用されると、そのプ
リペイドカード10の使用にかかる端末Tの制御部31
が、その都度ステップS3〜S10の処理を実行するこ
ととなる。
1は、当該プリペイドカード10を排出して使用者に返
却するとともに、メモリ34に記憶されている、当該端
末Tの全取引経験数を示すデータを「1」だけアップカ
ウントする。この結果、当該端末Tにかかる端末データ
TERは、取引前と取引後とでは異なることとなる。し
たがって、このような端末データTERを関数Fの引数
とすることにより、正当性確認データCcの生成を困難
なものとさせ、信頼性をより高めることができる。そし
て再び、このプリペイドカードが使用されると、そのプ
リペイドカード10の使用にかかる端末Tの制御部31
が、その都度ステップS3〜S10の処理を実行するこ
ととなる。
【0030】このような実施形態にかかるプリペイドカ
ードによれば、書換不可能な一方向性記録を磁気により
行なっているので、読取・書込に要する装置を一般の磁
気記録のものと共用することできるので、システム全体
のコストを低く抑えることができる。さらに、同一記録
層上に書換不可能な一方向性の磁気記録と書換可能な磁
気記録とを可能としたことにより、R/Wに必要な装置
のコスト減を図ることができるとともに、第三者がカー
ドの記録方法を識別するのが困難であるという利点もあ
る。また、読取・書込の際、カードに汚損が発生しない
ので、読取・書込に要する装置のメンテナンスもほとん
ど不要となる。くわえて、使用度数を示す度数データT
cは、追記録のみ可能であり、その記録は、その消去お
よび書換は常温では不可能な不可逆な記録であるので、
セキュリティの向上を図ることも可能となる。
ードによれば、書換不可能な一方向性記録を磁気により
行なっているので、読取・書込に要する装置を一般の磁
気記録のものと共用することできるので、システム全体
のコストを低く抑えることができる。さらに、同一記録
層上に書換不可能な一方向性の磁気記録と書換可能な磁
気記録とを可能としたことにより、R/Wに必要な装置
のコスト減を図ることができるとともに、第三者がカー
ドの記録方法を識別するのが困難であるという利点もあ
る。また、読取・書込の際、カードに汚損が発生しない
ので、読取・書込に要する装置のメンテナンスもほとん
ど不要となる。くわえて、使用度数を示す度数データT
cは、追記録のみ可能であり、その記録は、その消去お
よび書換は常温では不可能な不可逆な記録であるので、
セキュリティの向上を図ることも可能となる。
【0031】<3:一方向性記録の別形態>上述した実
施形態にかかるプリペイドカード10においては、使用
度数を示す度数データTcデータを、互いに磁気方向を
反転した磁気ブロックとして追記録するものであった
が、この別形態においては、磁化される領域長として追
記録するものである。図6(a)は、この別形態に係る
プリペイドカード60の磁気記録面61を示す平面図で
ある。この図に示すように、磁気記録面61は、一方向
性記録を行なうための一方向性記録領域63と、書換可
能な一般的磁気記録を行なうための書換可能領域62と
に分けられる。すなわち、書換可能領域62と一方向性
記録領域63とは、同一面である磁気記録面61を、記
録方式の相違によって、単に分けたものに過ぎず、この
点においては先の実施形態も同様である。このうち、書
換可能領域62の一部分には、ガイドパターン64が走
査方向に沿って等間隔で配列される。かかるガイドパタ
ーン64は、光学あるいは磁気により検出可能なもので
あり、プリペイドカード60の使用可能な取引限度数を
「10」とした場合、図6(b)に示すように、スター
ト位置検出用のバー640と各使用度数に対応したバー
641〜6410とを合わせた11本のバーから構成され
る。そして、この別形態においては、ガイドパターン6
4と一方向性記録領域63とが、走査方向に同時に読み
取られる。なお、他の点については先の実施形態と同様
である。すなわち、先の実施形態における固有データ
は、一方向性記録領域63のうち所定の領域に記録さ
れ、更新するデータは、書換可能領域62におけるガイ
ドパターン64が記録されていない所定の領域に記録さ
れる。
施形態にかかるプリペイドカード10においては、使用
度数を示す度数データTcデータを、互いに磁気方向を
反転した磁気ブロックとして追記録するものであった
が、この別形態においては、磁化される領域長として追
記録するものである。図6(a)は、この別形態に係る
プリペイドカード60の磁気記録面61を示す平面図で
ある。この図に示すように、磁気記録面61は、一方向
性記録を行なうための一方向性記録領域63と、書換可
能な一般的磁気記録を行なうための書換可能領域62と
に分けられる。すなわち、書換可能領域62と一方向性
記録領域63とは、同一面である磁気記録面61を、記
録方式の相違によって、単に分けたものに過ぎず、この
点においては先の実施形態も同様である。このうち、書
換可能領域62の一部分には、ガイドパターン64が走
査方向に沿って等間隔で配列される。かかるガイドパタ
ーン64は、光学あるいは磁気により検出可能なもので
あり、プリペイドカード60の使用可能な取引限度数を
「10」とした場合、図6(b)に示すように、スター
ト位置検出用のバー640と各使用度数に対応したバー
641〜6410とを合わせた11本のバーから構成され
る。そして、この別形態においては、ガイドパターン6
4と一方向性記録領域63とが、走査方向に同時に読み
取られる。なお、他の点については先の実施形態と同様
である。すなわち、先の実施形態における固有データ
は、一方向性記録領域63のうち所定の領域に記録さ
れ、更新するデータは、書換可能領域62におけるガイ
ドパターン64が記録されていない所定の領域に記録さ
れる。
【0032】次に、かかる別形態における度数データT
cの追記録の方式について説明する。図7および図8
は、この記録方式の概念を説明するための図である。な
お、かかる別形態では、一方向性記録領域63が製造時
において脱磁状態に初期化される点、および、書換可能
領域62が発券時に直流消磁される点は、先の実施形態
と同様である。まず、ガイドパターン64を読み取る
と、その読み取りに対応したガイドパターン出力が、図
7(a)に示すように得られる。なお、初期化時におい
て、一方向性記録領域63が脱磁状態に初期化される結
果、同図に示すように何も記録されてない。次に、発券
時においては、図7(b)に示すように、スタート位置
検出用のバー640が読み取られ、その読取信号の立ち
下がり部分Pが検出される。そして、度数データが、当
該立ち下がり部分Pが検出されてから時間ΔT2経過す
る時点Qまで、一方向性記録領域63に追記録される。
このとき記録される度数データに限っては、発券時に記
録されるものであって、使用度数を示すものでないの
で、上述した実施形態における固有データ的な意味を有
するものである。なお、発券時においては、当然のこと
ながら使用度数はゼロである。
cの追記録の方式について説明する。図7および図8
は、この記録方式の概念を説明するための図である。な
お、かかる別形態では、一方向性記録領域63が製造時
において脱磁状態に初期化される点、および、書換可能
領域62が発券時に直流消磁される点は、先の実施形態
と同様である。まず、ガイドパターン64を読み取る
と、その読み取りに対応したガイドパターン出力が、図
7(a)に示すように得られる。なお、初期化時におい
て、一方向性記録領域63が脱磁状態に初期化される結
果、同図に示すように何も記録されてない。次に、発券
時においては、図7(b)に示すように、スタート位置
検出用のバー640が読み取られ、その読取信号の立ち
下がり部分Pが検出される。そして、度数データが、当
該立ち下がり部分Pが検出されてから時間ΔT2経過す
る時点Qまで、一方向性記録領域63に追記録される。
このとき記録される度数データに限っては、発券時に記
録されるものであって、使用度数を示すものでないの
で、上述した実施形態における固有データ的な意味を有
するものである。なお、発券時においては、当然のこと
ながら使用度数はゼロである。
【0033】次に、使用時にあって、カードの使用度数
を確認する際(読取時)においては、図8(a)に示す
ように、ガイドパターンと一方向性記録領域63とが同
時に読み取られ、次の時点Rまで、ガイドパターンのバ
ー本数nがカウントされる。すなわち、ガイドパターン
の読取信号において、各バーに対応する立ち下がり部分
が検出されてから、時間ΔT1(ただし、ΔT1>ΔT
2)経過しても、一方向性記録領域63の読取信号にお
いて度数データが検出されない時点Rまで、ガイドパタ
ーンのバー本数nがカウントされる。このときカウント
されたバーの本数nを用いると、使用可能な残高度数は
(11−n)度数であり、使用度数は(n−1)であ
る。なお、図8(a)に示す例にあっては、時点Rまで
にカウントされるバー本数(バー640〜642)は
「3」であるから、残高度数は「8」であり、使用度数
は「2」であると検出される。
を確認する際(読取時)においては、図8(a)に示す
ように、ガイドパターンと一方向性記録領域63とが同
時に読み取られ、次の時点Rまで、ガイドパターンのバ
ー本数nがカウントされる。すなわち、ガイドパターン
の読取信号において、各バーに対応する立ち下がり部分
が検出されてから、時間ΔT1(ただし、ΔT1>ΔT
2)経過しても、一方向性記録領域63の読取信号にお
いて度数データが検出されない時点Rまで、ガイドパタ
ーンのバー本数nがカウントされる。このときカウント
されたバーの本数nを用いると、使用可能な残高度数は
(11−n)度数であり、使用度数は(n−1)であ
る。なお、図8(a)に示す例にあっては、時点Rまで
にカウントされるバー本数(バー640〜642)は
「3」であるから、残高度数は「8」であり、使用度数
は「2」であると検出される。
【0034】次に、使用時にあって、カードに対し当該
使用度数に応じた度数データを追記録する際(記録時)
においては、図8(b)に示すように、度数データが、
次の時点Sから時点Uまで一方向性記録領域63に追記
録される。すなわち、先の読取時においてカウントされ
た本数目のバーであって、その立ち下がり部分が検出さ
れてからさらに時間ΔT1経過した時点Sから、当該バ
ーに使用度数を加えたバーの立ち下がり部分が検出され
て時間ΔT2が経過する時点Uまで、度数データが追記
録される。
使用度数に応じた度数データを追記録する際(記録時)
においては、図8(b)に示すように、度数データが、
次の時点Sから時点Uまで一方向性記録領域63に追記
録される。すなわち、先の読取時においてカウントされ
た本数目のバーであって、その立ち下がり部分が検出さ
れてからさらに時間ΔT1経過した時点Sから、当該バ
ーに使用度数を加えたバーの立ち下がり部分が検出され
て時間ΔT2が経過する時点Uまで、度数データが追記
録される。
【0035】ここで、例えば、使用度数が「2」のプリ
ペイドカード60を用いて、使用度数「1」の商品等を
購入した場合について説明する。まず、図8(a)に示
すように、読取時において時点Rまでのバー本数は
「3」とカウントされる結果、使用度数が「2」と求め
られる。その後、図8(b)に示すように、記録時にお
いては、度数データが、以前の使用度数「2」に対応す
るバー642の立ち下がり部分が検出されてからさらに
時間ΔT1経過した時点Sから、当該使用度数「1」を
加えた使用度数「3」に対応するバー643の立ち下が
り部分が検出されてからさらに時間ΔT2経過した時点
Uまで、追記録される。
ペイドカード60を用いて、使用度数「1」の商品等を
購入した場合について説明する。まず、図8(a)に示
すように、読取時において時点Rまでのバー本数は
「3」とカウントされる結果、使用度数が「2」と求め
られる。その後、図8(b)に示すように、記録時にお
いては、度数データが、以前の使用度数「2」に対応す
るバー642の立ち下がり部分が検出されてからさらに
時間ΔT1経過した時点Sから、当該使用度数「1」を
加えた使用度数「3」に対応するバー643の立ち下が
り部分が検出されてからさらに時間ΔT2経過した時点
Uまで、追記録される。
【0036】このような記録方式において、プリペイド
カード60が、取引限度回数である「10」まで使用さ
れた場合、使用度数データは「10」に相当するガイド
パターンの立ち下がり部分が検出されてから時間△T2
が経過するまで、ガイドパターン64におけるすべての
バー640〜6410に対応して記録されることとなる。
すべてのバー640〜6410に対応して度数データが記
録されると、上述した時点Rまでにおけるガイドパター
ンの本数が「11」とカウントされ、使用度数が「1
0」であり、残高度数が「0」であると検出される結
果、全度数使用と判定され、当該プリペイドカード60
の使用が終了することとなる。また、一方向性記録領域
63に磁気テープを貼着して、度数データTcを改ざん
したり、または、一方向性記録領域63に直接使用前の
データをコピーしても、正当性確認コード同士の照合に
よって不正と判断される。また、後者の場合において
は、度数データTcが記録されている部分は、消去する
ことができないので、すなわち、不可逆なデータ記録方
式なので、コピーしても取引前のデータに復帰すること
はないので、実質的な被害は発生しない。
カード60が、取引限度回数である「10」まで使用さ
れた場合、使用度数データは「10」に相当するガイド
パターンの立ち下がり部分が検出されてから時間△T2
が経過するまで、ガイドパターン64におけるすべての
バー640〜6410に対応して記録されることとなる。
すべてのバー640〜6410に対応して度数データが記
録されると、上述した時点Rまでにおけるガイドパター
ンの本数が「11」とカウントされ、使用度数が「1
0」であり、残高度数が「0」であると検出される結
果、全度数使用と判定され、当該プリペイドカード60
の使用が終了することとなる。また、一方向性記録領域
63に磁気テープを貼着して、度数データTcを改ざん
したり、または、一方向性記録領域63に直接使用前の
データをコピーしても、正当性確認コード同士の照合に
よって不正と判断される。また、後者の場合において
は、度数データTcが記録されている部分は、消去する
ことができないので、すなわち、不可逆なデータ記録方
式なので、コピーしても取引前のデータに復帰すること
はないので、実質的な被害は発生しない。
【0037】<4:その他>なお、本発明において、磁
気記録層に用いられる磁性材料、特に特殊磁性材料の磁
気特性を知り得るものであれば、上述した方法により、
一方向性記録領域13、63を脱磁状態にして、使用度
数を示す度数データTcを改ざんしたり、消去すること
は理輪的には可能である。しかしながら、脱磁状態とす
るには、磁気記録層を−180℃程度までに冷却する環
境にくわえて、に交流磁界を印加する設備まどが必要と
なるため、実際には、ほとんど不可能と考えられる。
気記録層に用いられる磁性材料、特に特殊磁性材料の磁
気特性を知り得るものであれば、上述した方法により、
一方向性記録領域13、63を脱磁状態にして、使用度
数を示す度数データTcを改ざんしたり、消去すること
は理輪的には可能である。しかしながら、脱磁状態とす
るには、磁気記録層を−180℃程度までに冷却する環
境にくわえて、に交流磁界を印加する設備まどが必要と
なるため、実際には、ほとんど不可能と考えられる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
方向性記録を、本来的な記録方式である磁気記録によっ
て行なうので、装置自体のコストを低く抑えることが可
能である。また、この一方向性記録と書換可能な記録と
が同一磁気記録層で実現されるので、記録媒体単体のコ
ストを低く抑えることが可能であり、第三者がその記録
方法を識別しにくい利点もある。くわえて、パンチ穴を
穿孔する等の従来の方式と比べて、読取・書込の際、記
録媒体に汚損が発生しないため、読取・書込に要する装
置をメンテナンスフリーとすることも可能である。
方向性記録を、本来的な記録方式である磁気記録によっ
て行なうので、装置自体のコストを低く抑えることが可
能である。また、この一方向性記録と書換可能な記録と
が同一磁気記録層で実現されるので、記録媒体単体のコ
ストを低く抑えることが可能であり、第三者がその記録
方法を識別しにくい利点もある。くわえて、パンチ穴を
穿孔する等の従来の方式と比べて、読取・書込の際、記
録媒体に汚損が発生しないため、読取・書込に要する装
置をメンテナンスフリーとすることも可能である。
【図1】 本発明の実施形態に係るプリペイドカードの
構成を示す平面図である。
構成を示す平面図である。
【図2】 (a)および(b)は、それぞれ同プリペイ
ドカードに対する度数データの記録方式を説明するため
の図である。
ドカードに対する度数データの記録方式を説明するため
の図である。
【図3】 同プリペイドカードの発券あるいは取引にか
かわる端末の構成を示すブロック図である。
かわる端末の構成を示すブロック図である。
【図4】 同プリペイドカードと同端末とのデータの流
れを示すブロック図である。
れを示すブロック図である。
【図5】 同ブリペイドカードの製造から使用までの動
作を示すフローチャートである。
作を示すフローチャートである。
【図6】 (a)は、本発明の別形態にかかるプリペイ
ドカードの構成を示す平面図であり、(b)は、そのプ
リペイドカードのガイドパターンを示す図である。
ドカードの構成を示す平面図であり、(b)は、そのプ
リペイドカードのガイドパターンを示す図である。
【図7】 (a)および(b)は、それぞれ同プリペイ
ドカードのガイドパターンおよび度数データの読取/書
込信号を示す図である。
ドカードのガイドパターンおよび度数データの読取/書
込信号を示す図である。
【図8】 (a)および(b)は、それぞれ同プリペイ
ドカードのガイドパターンおよび度数データの読取/書
込信号を示す図である。
ドカードのガイドパターンおよび度数データの読取/書
込信号を示す図である。
10……プリペイドカード、11……磁気記録面、12
……書換可能領域(更新情報記録領域)、131……第
1の記録領域(固有情報記録領域)、132……第2の
記録領域(追記情報記録領域)、31……制御部、32
……R/W部、33……UI部、34……メモリ、35
……通信部、36……演算部、T……端末
……書換可能領域(更新情報記録領域)、131……第
1の記録領域(固有情報記録領域)、132……第2の
記録領域(追記情報記録領域)、31……制御部、32
……R/W部、33……UI部、34……メモリ、35
……通信部、36……演算部、T……端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 5/80 G06K 19/00 B
Claims (10)
- 【請求項1】 常温では脱磁状態でのみ磁気記録可能な
第1の磁性材料と、磁気記録が書換可能な第2の磁性材
料とからなる磁気記録層を、カード基体の全面または一
部に形成し、 記録前には、前記磁気記録層を脱磁状態に初期化し、 前記磁気記録層の一領域を消磁処理し、 記録時には、消磁処理した一領域に対してはデータを更
新可能に記録する一方、消磁処理していない他領域に対
してはデータを追記録することを特徴とする磁気カー
ド。 - 【請求項2】 前記第1の磁性材料は、常温では脱磁状
態からの初期磁化特性が保磁力の1/2以下の磁界で飽和
し、その保磁力が10[kOe]以上であり、 前記第2の磁性材料は、脱磁状態からの初期磁化特性が
保磁力の2倍以上の磁界で飽和し、その保磁力が5[kO
e]以下であることを特徴とする請求項1記載の磁気カー
ド。 - 【請求項3】 前記磁気記録層は、前記第1および第2
の磁性材料とを混合して層状に形成したものであること
を特徴とする請求項1記載の磁気カード。 - 【請求項4】 前記磁気記録層は、前記第1の磁性材料
による磁気記録層と、前記第2の磁性材料による磁気記
録層とを積層したものであることを特徴とする請求項1
記載の磁気カード。 - 【請求項5】 常温では脱磁状態でのみ磁気記録可能な
第1の磁性材料と、その磁気記録が書換可能な第2の磁
性材料とからなる磁気記録層を、カード基体の全面また
は一部に形成し、 前記磁気記録層に、少なくとも固有情報記録領域と更新
情報記録領域とを割り当て、 前記磁気記録層を脱磁状態に初期化し、 発券時に、前記固有情報記録領域に対しては当該カード
の固有データを記録し、前記更新情報記録領域に対して
は、消磁処理を行なった後、当該カードが未使用状態で
あることを示すデータを状態データとして記録し、さら
に、少なくとも前記固有データおよび前記状態データを
パラメータとする確認データを記録し、 使用毎に、前記更新情報記録領域に対しては、状態デー
タを当該使用に応じたものに更新し、さらに、すでに記
録された確認データを、前記固有データおよび更新され
た状態データをパラメータとするものに更新することを
特徴とする磁気カードの記録方法。 - 【請求項6】 前記磁気記録層に、さらに追記情報記録
領域を割り当て、 使用毎に、当該カードの使用状態を示すデータを前記追
記情報記録領域に追記録することを特徴とする請求項5
記載の磁気カードの記録方法。 - 【請求項7】 前記追記情報記録領域に記録されるデー
タは、当該カードの使用度数を示すものであって、使用
度数と磁気反転とが対応して記録されることを特徴とす
る請求項6記載の磁気カードの記録方法。 - 【請求項8】 前記追記情報記録領域に記録されるデー
タは、当該カードの使用度数を示すものであって、使用
度数と領域長とが対応して記録されることを特徴とする
請求項6記載の磁気カードの記録方法。 - 【請求項9】 請求項5記載の発明において、 使用時であってデータを記録あるいは更新する前に、前
記固有情報記録領域を消磁処理し、この領域にデータが
記録されていなければ、当該カードを不正なものと判別
することを特徴とする磁気カードの照合方法。 - 【請求項10】 請求項5記載の発明において、 使用時であってデータを記録あるいは更新する前に、前
記更新情報記録領域からは状態データを、前記固有情報
記録領域からは固有データを、それぞれ読み取って、少
なくともこれらをパラメータとする確認データを求め、 求めた確認データと、前記更新情報記録領域から読み取
った確認データとが一致しなければ、当該カードを不正
なものと判別することを特徴とする磁気カードの照合方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8315238A JPH10162113A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 磁気カード、その記録方法およびその照合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8315238A JPH10162113A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 磁気カード、その記録方法およびその照合方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10162113A true JPH10162113A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18063048
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8315238A Pending JPH10162113A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 磁気カード、その記録方法およびその照合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10162113A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007533225A (ja) * | 2004-04-14 | 2007-11-15 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | 認証に擬似ランダムビット列を採用するセキュア・クレジットカードおよびその認証方法 |
-
1996
- 1996-11-26 JP JP8315238A patent/JPH10162113A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007533225A (ja) * | 2004-04-14 | 2007-11-15 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | 認証に擬似ランダムビット列を採用するセキュア・クレジットカードおよびその認証方法 |
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