JPH09290183A - 静電粉体塗装方法および静電粉体塗装装置 - Google Patents
静電粉体塗装方法および静電粉体塗装装置Info
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- JPH09290183A JPH09290183A JP13104296A JP13104296A JPH09290183A JP H09290183 A JPH09290183 A JP H09290183A JP 13104296 A JP13104296 A JP 13104296A JP 13104296 A JP13104296 A JP 13104296A JP H09290183 A JPH09290183 A JP H09290183A
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- powder
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B5/00—Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
- B05B5/025—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns
- B05B5/047—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns using tribo-charging
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】表面が滑らかで均一なゴミ付着も少ない塗膜を
得ることができ、粉体塗料の最大噴出量を多くし、塗着
効率を高くし、塗装対象の面積が大きい場合でも短時間
での塗装を可能にする。また、構造の簡単化、低コスト
化、メンテナンスの容易化、清掃の容易化による異なる
色の粉体塗料を用いる塗装の容易化を図る。また、圧力
空気等の設備を不要にし、表面が滑らかで全面が均一な
薄膜塗工を可能にする。 【解決手段】粉体塗料と、この粉体塗料との摩擦により
発生する静電気により粉体塗料を帯電させることが可能
な電荷付与粉体とを混合する。その混合した粉体塗料と
電荷付与粉体とを、その粉体塗料と電位差を有する塗装
対象面上に流れ落とすことで、その塗装対象面上に塗膜
を形成する。
得ることができ、粉体塗料の最大噴出量を多くし、塗着
効率を高くし、塗装対象の面積が大きい場合でも短時間
での塗装を可能にする。また、構造の簡単化、低コスト
化、メンテナンスの容易化、清掃の容易化による異なる
色の粉体塗料を用いる塗装の容易化を図る。また、圧力
空気等の設備を不要にし、表面が滑らかで全面が均一な
薄膜塗工を可能にする。 【解決手段】粉体塗料と、この粉体塗料との摩擦により
発生する静電気により粉体塗料を帯電させることが可能
な電荷付与粉体とを混合する。その混合した粉体塗料と
電荷付与粉体とを、その粉体塗料と電位差を有する塗装
対象面上に流れ落とすことで、その塗装対象面上に塗膜
を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体静電塗装を行
なうための方法と装置に関する。
なうための方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】近年、地
球環境の変化が問題視され、国際レベルで地球環境を悪
化させない努力がなされてきている。塗装技術の分野に
おいても、有機溶剤を含む塗料は、塗装中の有機溶剤の
飛散による公害、揮発性有機物(VOC)による環境汚
染や悪臭が問題になる。そこで、塗料のハイソリッド化
や水性化、さらには粉体塗装法が開発されている。特
に、粉体塗装法は全く有機溶剤を含まない粉体塗料を用
いるため、有機溶剤による公害や災害の問題がなく好ま
しいものである。また、粉体塗装法は厚塗りが容易で、
自動化がし易いという長所を有する。
球環境の変化が問題視され、国際レベルで地球環境を悪
化させない努力がなされてきている。塗装技術の分野に
おいても、有機溶剤を含む塗料は、塗装中の有機溶剤の
飛散による公害、揮発性有機物(VOC)による環境汚
染や悪臭が問題になる。そこで、塗料のハイソリッド化
や水性化、さらには粉体塗装法が開発されている。特
に、粉体塗装法は全く有機溶剤を含まない粉体塗料を用
いるため、有機溶剤による公害や災害の問題がなく好ま
しいものである。また、粉体塗装法は厚塗りが容易で、
自動化がし易いという長所を有する。
【0003】その粉体塗装法の一つとして静電粉体塗装
法がある。これは、粉体塗料を正極または負極に帯電さ
せ、接地した塗装対象に吹き付けることで塗膜を形成す
るものである。この静電粉体塗装法を行なうため、コロ
ナガンやトリボガンと呼ばれる粉体塗装用ガンを用い、
粉体塗料を帯電させて噴出することが行なわれている。
法がある。これは、粉体塗料を正極または負極に帯電さ
せ、接地した塗装対象に吹き付けることで塗膜を形成す
るものである。この静電粉体塗装法を行なうため、コロ
ナガンやトリボガンと呼ばれる粉体塗装用ガンを用い、
粉体塗料を帯電させて噴出することが行なわれている。
【0004】そのコロナガンは、粉体塗料の噴出口のコ
ロナ電極に、高電圧発生装置を用いて例えば70〜10
0KVの高電圧を印加し、そのコロナ電極から放電を行
なうことで、圧力空気により搬送される粉体塗料を帯電
させるものである。これにより、その帯電した粉体塗料
は、コロナガンと塗装対象との間に形成される電場内を
飛行し、塗装対象に付着して塗膜を形成する。
ロナ電極に、高電圧発生装置を用いて例えば70〜10
0KVの高電圧を印加し、そのコロナ電極から放電を行
なうことで、圧力空気により搬送される粉体塗料を帯電
させるものである。これにより、その帯電した粉体塗料
は、コロナガンと塗装対象との間に形成される電場内を
飛行し、塗装対象に付着して塗膜を形成する。
【0005】しかし、コロナガンを用いる場合、コロナ
電極から放電されたイオンの僅か数%程度しか粉体塗料
の帯電に利用されない。その利用されなかったイオンに
より、オゾンが生成されて臭気が発生する。また、バッ
クアイオニゼーションと呼ばれる静電反発が速いため、
塗膜にクレーターやピンホールを発生させ易い。また、
ファラディケージ効果と呼ばれる塗装対象の凹部への粉
体塗料の入り込みが悪くなる現象が発生する。そのた
め、粉体塗料の塗着効率が低く、表面が滑らかで均一な
塗膜を得るのが困難であるという欠点がある。また、塗
膜にゴミが付着し易いという問題がある。
電極から放電されたイオンの僅か数%程度しか粉体塗料
の帯電に利用されない。その利用されなかったイオンに
より、オゾンが生成されて臭気が発生する。また、バッ
クアイオニゼーションと呼ばれる静電反発が速いため、
塗膜にクレーターやピンホールを発生させ易い。また、
ファラディケージ効果と呼ばれる塗装対象の凹部への粉
体塗料の入り込みが悪くなる現象が発生する。そのた
め、粉体塗料の塗着効率が低く、表面が滑らかで均一な
塗膜を得るのが困難であるという欠点がある。また、塗
膜にゴミが付着し易いという問題がある。
【0006】従来のトリボガンは、真直な搬送路におい
て圧力空気により粉体塗料を搬送し、その搬送路を囲む
搬送面と粉体塗料との間の摩擦により静電気を発生させ
ることで、その粉体塗料を帯電させるものである。その
ため、コロナガンを用いる場合に発生するイオン流がな
いことから、オゾンによる臭気発生がなく、塗装対象の
凹部への粉体塗料の入り込み性が良い。また、コロナガ
ンに比較して静電反発が遅いことから、塗膜にクレータ
ーやピンホールが生じ難い。これにより、表面が滑らか
で均一な塗膜を得やすく、また、塗膜へのゴミ付着も少
ない。
て圧力空気により粉体塗料を搬送し、その搬送路を囲む
搬送面と粉体塗料との間の摩擦により静電気を発生させ
ることで、その粉体塗料を帯電させるものである。その
ため、コロナガンを用いる場合に発生するイオン流がな
いことから、オゾンによる臭気発生がなく、塗装対象の
凹部への粉体塗料の入り込み性が良い。また、コロナガ
ンに比較して静電反発が遅いことから、塗膜にクレータ
ーやピンホールが生じ難い。これにより、表面が滑らか
で均一な塗膜を得やすく、また、塗膜へのゴミ付着も少
ない。
【0007】しかし、上記従来のトリボガンでは、粉体
塗料の搬送路が略真直であるため、搬送面と粉体塗料粒
子との接触機会が少なく、帯電効率が悪かった。そのた
め、最大噴出量が少なく、塗着効率が低く、塗装対象の
面積が大きい場合は塗装に長時間を要する。
塗料の搬送路が略真直であるため、搬送面と粉体塗料粒
子との接触機会が少なく、帯電効率が悪かった。そのた
め、最大噴出量が少なく、塗着効率が低く、塗装対象の
面積が大きい場合は塗装に長時間を要する。
【0008】また、多数の屈曲した細管の内部を粉体塗
料の搬送路とすることで、搬送路の内面の面積を大きく
し、搬送路の内面と粉体塗料粒子との接触機会を多くし
て帯電効率を向上するトリボガンが提案されている(特
開昭56‐8554号)。
料の搬送路とすることで、搬送路の内面の面積を大きく
し、搬送路の内面と粉体塗料粒子との接触機会を多くし
て帯電効率を向上するトリボガンが提案されている(特
開昭56‐8554号)。
【0009】しかし、多数の屈曲した細管を粉体塗料の
搬送路とする場合、構造が複雑になるため、高価にな
り、メンテナンスが困難になる。また、構造が複雑にな
るため清掃も困難になり、異なる色の粉体塗料を用いる
塗装が困難になる。
搬送路とする場合、構造が複雑になるため、高価にな
り、メンテナンスが困難になる。また、構造が複雑にな
るため清掃も困難になり、異なる色の粉体塗料を用いる
塗装が困難になる。
【0010】また、粉体塗料の搬送路に旋回翼を設ける
ことで、粉体塗料を旋回させ、搬送路の内面と粉体塗料
粒子との接触機会を多くして帯電効率を向上するトリボ
ガンが提案されている(特開平7‐24366号)。
ことで、粉体塗料を旋回させ、搬送路の内面と粉体塗料
粒子との接触機会を多くして帯電効率を向上するトリボ
ガンが提案されている(特開平7‐24366号)。
【0011】しかし、粉体塗料の搬送路の内面における
摩耗が早いため、寿命が短かくなるという欠点がある。
また、従来の粉体塗装による塗膜の厚さは100μm〜
300μm程度であったのが、近年は40μm〜25μ
m程度の厚さの薄膜の塗工も要求されている。そのた
め、粉体塗料を構成する各粒子の平均径を、従来は40
μm〜30μm程度であったものを、20μm〜10μ
m程度まで小径化する必要がある。しかし、粒子径が小
さくなると、比表面積が格段に大きくなる。そうする
と、従来のトリボガンでは、搬送面と粉体塗料粒子との
接触機会を十分に大きくすることは困難で、帯電効率が
大幅に低下する。そのため、最大噴出量がより少なくな
り、塗着効率がより低くなり、塗装対象の面積が大きい
場合は塗装が困難になる。
摩耗が早いため、寿命が短かくなるという欠点がある。
また、従来の粉体塗装による塗膜の厚さは100μm〜
300μm程度であったのが、近年は40μm〜25μ
m程度の厚さの薄膜の塗工も要求されている。そのた
め、粉体塗料を構成する各粒子の平均径を、従来は40
μm〜30μm程度であったものを、20μm〜10μ
m程度まで小径化する必要がある。しかし、粒子径が小
さくなると、比表面積が格段に大きくなる。そうする
と、従来のトリボガンでは、搬送面と粉体塗料粒子との
接触機会を十分に大きくすることは困難で、帯電効率が
大幅に低下する。そのため、最大噴出量がより少なくな
り、塗着効率がより低くなり、塗装対象の面積が大きい
場合は塗装が困難になる。
【0012】また、従来の静電粉体塗装用ガンでは、粉
体塗料を塗装対象面に吹き付けるため、圧力空気の供給
設備が必要であった。
体塗料を塗装対象面に吹き付けるため、圧力空気の供給
設備が必要であった。
【0013】本発明は、上記問題を解決することのでき
る静電粉体塗装方法と静電粉体塗装装置とを提供するこ
とを目的とする。
る静電粉体塗装方法と静電粉体塗装装置とを提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の静電粉体塗装方
法は、粉体塗料と、この粉体塗料との摩擦により発生す
る静電気により粉体塗料を帯電させることが可能な電荷
付与粉体とを混合し、その混合した粉体塗料と電荷付与
粉体とを、その粉体塗料と電位差を有する塗装対象面上
に流れ落とすことで、その塗装対象面上に塗膜を形成す
ることを特徴とする。
法は、粉体塗料と、この粉体塗料との摩擦により発生す
る静電気により粉体塗料を帯電させることが可能な電荷
付与粉体とを混合し、その混合した粉体塗料と電荷付与
粉体とを、その粉体塗料と電位差を有する塗装対象面上
に流れ落とすことで、その塗装対象面上に塗膜を形成す
ることを特徴とする。
【0015】本発明によれば、粉体塗料と電荷付与粉体
との混合により、その粉体塗料を正極または負極に帯電
させることができる。その粉体塗料と電荷付与粉体と
を、その粉体塗料と電位差を有する塗装対象面上に流れ
落とすことで、その粉体塗料は塗装対象面に吸着される
ので、塗膜を形成することができる。よって、オゾンに
よる臭気発生がなく、塗装対象の凹部への粉体塗料の入
り込み性が良く、塗膜にクレーターやピンホールが生じ
難い。これにより、表面が滑らかで均一な塗膜を得やす
く、また、塗膜へのゴミ付着も少ない。その静電気は、
電荷付与粉体と粉体塗料との接触により発生し、その接
触機会は電荷付与粉体粒子の数に比例して多くなるの
で、粉体塗料の帯電効率を大幅に向上することができ
る。その帯電効率の向上により、塗着効率を高くするこ
とで、塗装対象の面積が大きい場合でも短時間での塗装
を可能にする。また、構造が簡単であるため、低コスト
になり、メンテナンスが容易になり、清掃も容易なので
異なる色の粉体塗料を用いる塗装を容易にできる。ま
た、その粉体塗料と電荷付与粉体とは、塗装対象面上に
流れ落とすだけでよいので、粉体塗料の搬送面が摩耗す
ることはなく、また、塗装対象面まで搬送するための圧
力空気等の設備が不要である。さらに、その塗装対象面
に過剰に付着した粉体塗料を、電荷付与粉体により掻き
落とすことで、表面が滑らかで全面が均一な薄膜塗工が
可能になる。
との混合により、その粉体塗料を正極または負極に帯電
させることができる。その粉体塗料と電荷付与粉体と
を、その粉体塗料と電位差を有する塗装対象面上に流れ
落とすことで、その粉体塗料は塗装対象面に吸着される
ので、塗膜を形成することができる。よって、オゾンに
よる臭気発生がなく、塗装対象の凹部への粉体塗料の入
り込み性が良く、塗膜にクレーターやピンホールが生じ
難い。これにより、表面が滑らかで均一な塗膜を得やす
く、また、塗膜へのゴミ付着も少ない。その静電気は、
電荷付与粉体と粉体塗料との接触により発生し、その接
触機会は電荷付与粉体粒子の数に比例して多くなるの
で、粉体塗料の帯電効率を大幅に向上することができ
る。その帯電効率の向上により、塗着効率を高くするこ
とで、塗装対象の面積が大きい場合でも短時間での塗装
を可能にする。また、構造が簡単であるため、低コスト
になり、メンテナンスが容易になり、清掃も容易なので
異なる色の粉体塗料を用いる塗装を容易にできる。ま
た、その粉体塗料と電荷付与粉体とは、塗装対象面上に
流れ落とすだけでよいので、粉体塗料の搬送面が摩耗す
ることはなく、また、塗装対象面まで搬送するための圧
力空気等の設備が不要である。さらに、その塗装対象面
に過剰に付着した粉体塗料を、電荷付与粉体により掻き
落とすことで、表面が滑らかで全面が均一な薄膜塗工が
可能になる。
【0016】その粉体塗料と同じ極に帯電した電極を、
その塗装対象面に対向して配置するのが好ましい。これ
により、粉体塗料が塗装対象面から離反して飛散するの
を抑制でき、汚染防止ができる。
その塗装対象面に対向して配置するのが好ましい。これ
により、粉体塗料が塗装対象面から離反して飛散するの
を抑制でき、汚染防止ができる。
【0017】その塗装対象面の下方に流れ落ちた電荷付
与粉体を回収し、その回収した電荷付与粉体を粉体塗料
と混合し、その混合した粉体塗料と電荷付与粉体とを前
記塗装対象面上に流れ落とすのが好ましい。これによ
り、電荷付与粉体の無駄をなくせる。さらに、その塗装
対象面の下方に粉体塗料と共に流れ落ちた電荷付与粉体
を、その粉体塗料から分離回収するのが好ましい。これ
により、一旦帯電した粉体塗料が、塗膜を構成する粉体
塗料の帯電量を不均一にするのを防止できる。
与粉体を回収し、その回収した電荷付与粉体を粉体塗料
と混合し、その混合した粉体塗料と電荷付与粉体とを前
記塗装対象面上に流れ落とすのが好ましい。これによ
り、電荷付与粉体の無駄をなくせる。さらに、その塗装
対象面の下方に粉体塗料と共に流れ落ちた電荷付与粉体
を、その粉体塗料から分離回収するのが好ましい。これ
により、一旦帯電した粉体塗料が、塗膜を構成する粉体
塗料の帯電量を不均一にするのを防止できる。
【0018】その粉体塗料と電荷付与粉体との混合比を
検出し、その検出値に応じて粉体塗料の混合量を制御す
るのが好ましい。これにより、その混合比を一定に保つ
ことで、過剰な粉体塗料の飛散による汚染を防止し、粉
体塗料の帯電量を一定にし、均一な塗膜を形成できる。
検出し、その検出値に応じて粉体塗料の混合量を制御す
るのが好ましい。これにより、その混合比を一定に保つ
ことで、過剰な粉体塗料の飛散による汚染を防止し、粉
体塗料の帯電量を一定にし、均一な塗膜を形成できる。
【0019】本発明の静電粉体塗装装置は、粉体塗料
と、この粉体塗料との摩擦により発生する静電気により
粉体塗料を帯電させることが可能な電荷付与粉体とを混
合する手段と、帯電した粉体塗料との電位差を塗装対象
面に生じさせる手段と、その混合した粉体塗料と電荷付
与粉体とを、その塗装対象面上に流れ落とす手段とを備
えることを特徴とする。この装置によれば、本発明の静
電粉体塗装方法を実施できる。その粉体塗料の混合量を
制御可能であるのが好ましい。これにより、塗膜の厚さ
を任意に制御でき、また、粉体塗料の帯電量を一定に
し、均一な塗膜を形成できる。その塗装対象面と帯電し
た粉体塗料との電位差を制御する手段を備えるのが好ま
しい。これにより、その電位差に応じて塗膜の厚さを制
御できる。
と、この粉体塗料との摩擦により発生する静電気により
粉体塗料を帯電させることが可能な電荷付与粉体とを混
合する手段と、帯電した粉体塗料との電位差を塗装対象
面に生じさせる手段と、その混合した粉体塗料と電荷付
与粉体とを、その塗装対象面上に流れ落とす手段とを備
えることを特徴とする。この装置によれば、本発明の静
電粉体塗装方法を実施できる。その粉体塗料の混合量を
制御可能であるのが好ましい。これにより、塗膜の厚さ
を任意に制御でき、また、粉体塗料の帯電量を一定に
し、均一な塗膜を形成できる。その塗装対象面と帯電し
た粉体塗料との電位差を制御する手段を備えるのが好ま
しい。これにより、その電位差に応じて塗膜の厚さを制
御できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
施形態を説明する。
【0021】図1に示す静電粉体塗装装置1は、本体2
と、この本体2の下方に配置される回収ケース3と、そ
の本体2と回収ケース3とを接続する回収ダクト4と、
その本体2と回収ケース3との間に配置される板状の電
極5とを備える。その本体2の下方が塗装位置とされ、
この塗装位置に塗装対象面6が配置される。本実施形態
では、その塗装対象面6は板状の塗料対象物の片面であ
って、鉛直面に対して傾斜して配置される。その電極5
は、その塗装対象面6に対向するように配置される。そ
の本体2、回収ケース3、電極5は、図外固定構造物に
固定される。その塗装対象物は、その塗装位置に図外コ
ンベア等により搬入され、塗膜形成後に搬出される。
と、この本体2の下方に配置される回収ケース3と、そ
の本体2と回収ケース3とを接続する回収ダクト4と、
その本体2と回収ケース3との間に配置される板状の電
極5とを備える。その本体2の下方が塗装位置とされ、
この塗装位置に塗装対象面6が配置される。本実施形態
では、その塗装対象面6は板状の塗料対象物の片面であ
って、鉛直面に対して傾斜して配置される。その電極5
は、その塗装対象面6に対向するように配置される。そ
の本体2、回収ケース3、電極5は、図外固定構造物に
固定される。その塗装対象物は、その塗装位置に図外コ
ンベア等により搬入され、塗膜形成後に搬出される。
【0022】図2に示すように、その本体2の内部に
は、外周に螺旋状の翼を有するオーガ状の回転体7が設
けられ、図外駆動機構により回転駆動される。その本体
2の一端側に、ホッパー10からスクリューコンベア1
1により粉体塗料が供給され、また、予め電荷付与粉体
が充填される。その粉体塗料の本体2への供給量は、そ
のスクリューコンベア11の回転量に応じたものとされ
る。その本体2の内部の粉体塗料と電荷付与粉体とは、
その回転体7の回転により混合されると共に本体2の他
端側に搬送されることで、その本体2の他端側の底部に
設けられたスリット12から落下する。
は、外周に螺旋状の翼を有するオーガ状の回転体7が設
けられ、図外駆動機構により回転駆動される。その本体
2の一端側に、ホッパー10からスクリューコンベア1
1により粉体塗料が供給され、また、予め電荷付与粉体
が充填される。その粉体塗料の本体2への供給量は、そ
のスクリューコンベア11の回転量に応じたものとされ
る。その本体2の内部の粉体塗料と電荷付与粉体とは、
その回転体7の回転により混合されると共に本体2の他
端側に搬送されることで、その本体2の他端側の底部に
設けられたスリット12から落下する。
【0023】その電荷付与粉体の材質は、粉体塗料との
摩擦により発生する静電気により粉体塗料を帯電させる
ことが可能な物質とされ、本実施形態では絶縁性と磁性
とを有する。例えば、電荷付与粉体を構成する各粒子1
5は、磁性粉末と合成樹脂バインダーとを混合して粒状
にしたものにより構成できる。これにより、その本体2
から電荷付与粉体と共に落下する粉体塗料を構成する各
粒子16は、正または負に帯電する。なお、電荷付与粉
体としては、絶縁性材の方が温度等の環境の影響を受け
難いが、環境の影響が問題にならなければ導電性材を用
いてもよい。また、電荷付与粉体としては、磁性材を用
いることで粉体塗料と電荷付与粉体との混合比の検出が
容易になるが、その磁性に基づく検出の必要がなければ
非磁性材を用いてもよい。
摩擦により発生する静電気により粉体塗料を帯電させる
ことが可能な物質とされ、本実施形態では絶縁性と磁性
とを有する。例えば、電荷付与粉体を構成する各粒子1
5は、磁性粉末と合成樹脂バインダーとを混合して粒状
にしたものにより構成できる。これにより、その本体2
から電荷付与粉体と共に落下する粉体塗料を構成する各
粒子16は、正または負に帯電する。なお、電荷付与粉
体としては、絶縁性材の方が温度等の環境の影響を受け
難いが、環境の影響が問題にならなければ導電性材を用
いてもよい。また、電荷付与粉体としては、磁性材を用
いることで粉体塗料と電荷付与粉体との混合比の検出が
容易になるが、その磁性に基づく検出の必要がなければ
非磁性材を用いてもよい。
【0024】各電荷付与粉体粒子15の径は、各粉体塗
料粒子16の径よりも大きくされる。また、各電荷付与
粉体粒子15の比重は、各粉体塗料粒子16の比重より
も大きくされる。
料粒子16の径よりも大きくされる。また、各電荷付与
粉体粒子15の比重は、各粉体塗料粒子16の比重より
も大きくされる。
【0025】その電荷付与粉体の帯電を助長するため、
その本体2に直流電源22の一方の極が接続され、他方
の極が接地される。その本体2は導電性部材により形成
される。
その本体2に直流電源22の一方の極が接続され、他方
の極が接地される。その本体2は導電性部材により形成
される。
【0026】その本体2から落下する電荷付与粉体と粉
体塗料とが、上記塗装対象面6上を流れ落ちるように、
塗装対象物は配置される。帯電した粉体塗料との電位差
を塗装対象面6に生じさせるため、その塗装対象面6
は、その粉体塗料と逆の極に帯電される。そのため、直
流電源20が設けられ、その電源20の一方の極が塗装
対象物の一端側に接続され、他方の極が接地される。そ
の電源20により塗装対象面6に印加される電圧は変更
調節能とされている。なお、その電源20から塗装対象
面6に印加される電圧は、その塗装対象物を搬送するコ
ンベアを介して印加することができる。なお、その塗装
対象面6と帯電した粉体塗料との電位差を制御する必要
がなければ、その塗装対象面を帯電させることなく接地
するだけでもよい。
体塗料とが、上記塗装対象面6上を流れ落ちるように、
塗装対象物は配置される。帯電した粉体塗料との電位差
を塗装対象面6に生じさせるため、その塗装対象面6
は、その粉体塗料と逆の極に帯電される。そのため、直
流電源20が設けられ、その電源20の一方の極が塗装
対象物の一端側に接続され、他方の極が接地される。そ
の電源20により塗装対象面6に印加される電圧は変更
調節能とされている。なお、その電源20から塗装対象
面6に印加される電圧は、その塗装対象物を搬送するコ
ンベアを介して印加することができる。なお、その塗装
対象面6と帯電した粉体塗料との電位差を制御する必要
がなければ、その塗装対象面を帯電させることなく接地
するだけでもよい。
【0027】上記電極5を、その粉体塗料と同じ極に帯
電する手段として、直流電源21が設けられ、その電源
21の一方の極が電極5の一端側に接続され、他方の極
が接地される。
電する手段として、直流電源21が設けられ、その電源
21の一方の極が電極5の一端側に接続され、他方の極
が接地される。
【0028】その回収ケース3の底面はフィルター31
とされている。そのフィルター31は、粉体塗料の通過
を許容すると共に電荷付与粉体の通過を阻止する。この
回収ケース3の底部には吸引ダクト32が接続され、そ
の吸引ダクト32はブロア33を介して図外粉体塗料回
収槽に接続される。また、その回収ケース3の内部には
スクリューコンベア34が設けられる。このスクリュー
コンベア34の回転により、回収ケース3に回収された
電荷付与粉体は、上記回収ダクト4を介して本体2に還
流する。なお、その回収ダクト4内にも、スクリューコ
ンベア等の搬送手段を設けてもよい。
とされている。そのフィルター31は、粉体塗料の通過
を許容すると共に電荷付与粉体の通過を阻止する。この
回収ケース3の底部には吸引ダクト32が接続され、そ
の吸引ダクト32はブロア33を介して図外粉体塗料回
収槽に接続される。また、その回収ケース3の内部には
スクリューコンベア34が設けられる。このスクリュー
コンベア34の回転により、回収ケース3に回収された
電荷付与粉体は、上記回収ダクト4を介して本体2に還
流する。なお、その回収ダクト4内にも、スクリューコ
ンベア等の搬送手段を設けてもよい。
【0029】上記本体2から落下する粉体塗料と電荷付
与粉体との混合比を検出するセンサ41が設けられてい
る。その混合比は、電荷付与粉体の磁性に基づく粉体塗
料と電荷付与粉体との混合物の物性値であって、その混
合比に対応するものから検出できる。例えば、その混合
物の透磁率から検出できる。そのセンサ41の検出値
は、上記スクリューコンベア11のコントローラ42に
入力される。そのコントローラ42は、その検出値に応
じてスクリューコンベア11の回転量を制御する。これ
により、粉体塗料の混合量を制御し、その混合比が予め
設定した一定値から変動するのを防止できる。
与粉体との混合比を検出するセンサ41が設けられてい
る。その混合比は、電荷付与粉体の磁性に基づく粉体塗
料と電荷付与粉体との混合物の物性値であって、その混
合比に対応するものから検出できる。例えば、その混合
物の透磁率から検出できる。そのセンサ41の検出値
は、上記スクリューコンベア11のコントローラ42に
入力される。そのコントローラ42は、その検出値に応
じてスクリューコンベア11の回転量を制御する。これ
により、粉体塗料の混合量を制御し、その混合比が予め
設定した一定値から変動するのを防止できる。
【0030】上記静電粉体塗装装置1は、回転体7の回
転により、本体2内で粉体塗料と電荷付与粉体とを混合
し、その粉体塗料と電荷付与粉体との摩擦により発生す
る静電気により、その粉体塗料を正極または負極に帯電
させる。しかる後に、その混合した粉体塗料と電荷付与
粉体とをスリット12から落下させ、その粉体塗料と逆
の極に帯電した塗装対象面6上に流れ落とす。これによ
り、その粉体塗料は塗装対象面6に吸着されるので、そ
の塗装対象面6に塗膜が形成される。その塗膜の厚さ
は、その塗装対象面6に電源20から印加される電圧を
変化させることで制御する。なお、その塗膜の厚さは、
電荷付与粉体の比重、帯電能、粒子径によっても調節で
きる。この際、その塗装対象面6に過剰に付着した粉体
塗料を、電荷付与粉体が掻き落とす。これににより、例
えば、10μm〜15μmの薄く平滑な塗膜を作ること
も可能である。また、その粉体塗料と同じ極に帯電した
電極5が、粉体塗料が塗装対象面6から離反して飛散す
るのを抑制する。なお、その電極5に電荷付与粉体が吸
着されないように、その塗装対象面6と電極5との間隔
を設定する。その塗装対象面6の下方に流れ落ちた電荷
付与粉体と粉体塗料とは回収ケース3により回収され
る。その回収された粉体塗料は、フィルター31を通過
し、吸引ダクト32からブロア33により粉体塗料回収
槽(図示省略)に回収される。これにより、電荷付与粉
体は粉体塗料から分離回収される。その回収された電荷
付与粉体を、スクリューコンベア34により回収ダクト
4を介して本体2に還流し、その本体2内で再び粉体塗
料と混合し、その混合した粉体塗料と電荷付与粉体とを
塗装対象面6上に流れ落とす。また、コントローラ42
は、センサ41による粉体塗料と電荷付与粉体との混合
比の検出値に応じて、スクリューコンベア11を回転さ
せ、そのスクリューコンベア11の回転量に応じた粉体
塗料をホッパー10から本体2に供給する。これによ
り、その混合比が一定になるように、粉体塗料の混合量
を制御する。以上の工程により塗装対象面6に形成され
た塗膜は、後の工程で加熱されることで塗装対象面6に
焼付けられる。
転により、本体2内で粉体塗料と電荷付与粉体とを混合
し、その粉体塗料と電荷付与粉体との摩擦により発生す
る静電気により、その粉体塗料を正極または負極に帯電
させる。しかる後に、その混合した粉体塗料と電荷付与
粉体とをスリット12から落下させ、その粉体塗料と逆
の極に帯電した塗装対象面6上に流れ落とす。これによ
り、その粉体塗料は塗装対象面6に吸着されるので、そ
の塗装対象面6に塗膜が形成される。その塗膜の厚さ
は、その塗装対象面6に電源20から印加される電圧を
変化させることで制御する。なお、その塗膜の厚さは、
電荷付与粉体の比重、帯電能、粒子径によっても調節で
きる。この際、その塗装対象面6に過剰に付着した粉体
塗料を、電荷付与粉体が掻き落とす。これににより、例
えば、10μm〜15μmの薄く平滑な塗膜を作ること
も可能である。また、その粉体塗料と同じ極に帯電した
電極5が、粉体塗料が塗装対象面6から離反して飛散す
るのを抑制する。なお、その電極5に電荷付与粉体が吸
着されないように、その塗装対象面6と電極5との間隔
を設定する。その塗装対象面6の下方に流れ落ちた電荷
付与粉体と粉体塗料とは回収ケース3により回収され
る。その回収された粉体塗料は、フィルター31を通過
し、吸引ダクト32からブロア33により粉体塗料回収
槽(図示省略)に回収される。これにより、電荷付与粉
体は粉体塗料から分離回収される。その回収された電荷
付与粉体を、スクリューコンベア34により回収ダクト
4を介して本体2に還流し、その本体2内で再び粉体塗
料と混合し、その混合した粉体塗料と電荷付与粉体とを
塗装対象面6上に流れ落とす。また、コントローラ42
は、センサ41による粉体塗料と電荷付与粉体との混合
比の検出値に応じて、スクリューコンベア11を回転さ
せ、そのスクリューコンベア11の回転量に応じた粉体
塗料をホッパー10から本体2に供給する。これによ
り、その混合比が一定になるように、粉体塗料の混合量
を制御する。以上の工程により塗装対象面6に形成され
た塗膜は、後の工程で加熱されることで塗装対象面6に
焼付けられる。
【0031】上記静電粉体塗装方法によれば、オゾンに
よる臭気発生がなく、塗装対象の凹部への粉体塗料の入
り込み性が良く、塗膜にクレーターやピンホールが生じ
難い。これにより、表面が滑らかで均一な塗膜を得やす
く、また、塗膜へのゴミ付着も少ない。また、粉体塗料
を帯電させる静電気は、電荷付与粉体と粉体塗料との接
触により発生し、その接触機会は電荷付与粉体粒子の数
に比例して多くなるので、粉体塗料の帯電効率を大幅に
向上することができる。その帯電効率の向上により、塗
着効率を高くすることで、塗装対象の面積が大きい場合
でも短時間での塗装を可能にする。また、構造が簡単で
あるため、低コストになり、メンテナンスが容易にな
り、清掃も容易なので異なる色の粉体塗料を用いる塗装
を容易にできる。その粉体塗料と電荷付与粉体とは、塗
装対象面6上に流れ落とすだけでよいので、粉体塗料の
搬送面が摩耗することはなく、また、塗装対象面6まで
搬送するための圧力空気等の設備が不要である。その塗
装対象面6に過剰に付着した粉体塗料を、電荷付与粉体
により掻き落とすことで、表面が滑らかで全面が均一な
薄膜塗工が可能になる。また、電極5により粉体塗料が
塗装対象面6から離反して飛散するのを抑制し、汚染防
止ができる。その塗装対象面6の下方に流れ落ちた電荷
付与粉体を回収して再利用するので、電荷付与粉体の無
駄をなくせる。その回収に際して電荷付与粉体を粉体塗
料から分離するので、一旦帯電した粉体塗料が、塗膜を
構成する粉体塗料の帯電量を不均一にするのを防止で
き、均一な塗膜を得られる。また、粉体塗料と電荷付与
粉体との混合比を容易に検出し、粉体塗料の混合量を制
御し、その混合比を一定に保つことで、過剰な粉体塗料
の飛散による汚染を防止し、粉体塗料の帯電量を一定に
し、均一な塗膜を形成できる。
よる臭気発生がなく、塗装対象の凹部への粉体塗料の入
り込み性が良く、塗膜にクレーターやピンホールが生じ
難い。これにより、表面が滑らかで均一な塗膜を得やす
く、また、塗膜へのゴミ付着も少ない。また、粉体塗料
を帯電させる静電気は、電荷付与粉体と粉体塗料との接
触により発生し、その接触機会は電荷付与粉体粒子の数
に比例して多くなるので、粉体塗料の帯電効率を大幅に
向上することができる。その帯電効率の向上により、塗
着効率を高くすることで、塗装対象の面積が大きい場合
でも短時間での塗装を可能にする。また、構造が簡単で
あるため、低コストになり、メンテナンスが容易にな
り、清掃も容易なので異なる色の粉体塗料を用いる塗装
を容易にできる。その粉体塗料と電荷付与粉体とは、塗
装対象面6上に流れ落とすだけでよいので、粉体塗料の
搬送面が摩耗することはなく、また、塗装対象面6まで
搬送するための圧力空気等の設備が不要である。その塗
装対象面6に過剰に付着した粉体塗料を、電荷付与粉体
により掻き落とすことで、表面が滑らかで全面が均一な
薄膜塗工が可能になる。また、電極5により粉体塗料が
塗装対象面6から離反して飛散するのを抑制し、汚染防
止ができる。その塗装対象面6の下方に流れ落ちた電荷
付与粉体を回収して再利用するので、電荷付与粉体の無
駄をなくせる。その回収に際して電荷付与粉体を粉体塗
料から分離するので、一旦帯電した粉体塗料が、塗膜を
構成する粉体塗料の帯電量を不均一にするのを防止で
き、均一な塗膜を得られる。また、粉体塗料と電荷付与
粉体との混合比を容易に検出し、粉体塗料の混合量を制
御し、その混合比を一定に保つことで、過剰な粉体塗料
の飛散による汚染を防止し、粉体塗料の帯電量を一定に
し、均一な塗膜を形成できる。
【0032】図3は本発明の変形例を示す。上記実施形
態との相違は、先ず、塗装対象物の両面が鉛直面に沿う
塗装対象面6とされる。また、本体2、電極5、回転体
7、ホッパー10、スクリューコンベア11、電源2
1、電源22、センサ41が、塗装対象面6に対応して
一対設けられ、コントローラ42は各センサ41からの
信号により各スクリューコンベア11の回転量を個別に
制御する。また、各本体の側面にスリット12′が設け
られ、各スリット12′から各塗装対象面6上に混合し
た粉体塗料と電荷付与粉体とが流れ落とされる。他は上
記実施形態と同様で、同一部分は同一符号で示す。
態との相違は、先ず、塗装対象物の両面が鉛直面に沿う
塗装対象面6とされる。また、本体2、電極5、回転体
7、ホッパー10、スクリューコンベア11、電源2
1、電源22、センサ41が、塗装対象面6に対応して
一対設けられ、コントローラ42は各センサ41からの
信号により各スクリューコンベア11の回転量を個別に
制御する。また、各本体の側面にスリット12′が設け
られ、各スリット12′から各塗装対象面6上に混合し
た粉体塗料と電荷付与粉体とが流れ落とされる。他は上
記実施形態と同様で、同一部分は同一符号で示す。
【0033】上記静電粉体塗装方法と静電粉体塗装装置
は、均一な塗膜を得ることができるので、2種類以上の
色相の粉体塗料を混合することで単一の均一な色相の塗
膜を得るのに適している。この場合、粉体塗料を均一に
混合する上では、混合される各粉体塗料相互の緩み見掛
け密度の差は0.02g/cc以内であるのが好まし
い。粉体塗料を均一に塗装対象に塗布する上では、混合
される各粉体塗料相互の帯電量の差は5μC/g以内で
あるのが好ましく、また、誘電率の差は0.2以内であ
るのが好ましく、また、抵抗の比は1/10〜10であ
るのが好ましい。塗布された粉体塗料を均一に硬化させ
る上では、混合される各粉体塗料相互の軟化点の差は5
℃以内であり、120℃における溶融粘度の差は300
cp以内であり、更に好ましくは100cp以内であ
り、硬化時間の差は2分以内であり、更に好ましくは1
分以内である。
は、均一な塗膜を得ることができるので、2種類以上の
色相の粉体塗料を混合することで単一の均一な色相の塗
膜を得るのに適している。この場合、粉体塗料を均一に
混合する上では、混合される各粉体塗料相互の緩み見掛
け密度の差は0.02g/cc以内であるのが好まし
い。粉体塗料を均一に塗装対象に塗布する上では、混合
される各粉体塗料相互の帯電量の差は5μC/g以内で
あるのが好ましく、また、誘電率の差は0.2以内であ
るのが好ましく、また、抵抗の比は1/10〜10であ
るのが好ましい。塗布された粉体塗料を均一に硬化させ
る上では、混合される各粉体塗料相互の軟化点の差は5
℃以内であり、120℃における溶融粘度の差は300
cp以内であり、更に好ましくは100cp以内であ
り、硬化時間の差は2分以内であり、更に好ましくは1
分以内である。
【0034】なお、本発明は上記実施形態や変形例に限
定されない。例えば、回収された粉体塗料と電荷付与粉
体とを、上記実施形態では粒径の差を利用してフィルタ
ーにより篩分けたが、比重の差を利用して水洗し、篩に
より沈殿した電荷付与粉体を分離し、さらに、残りの洗
浄水を乾燥させて粉体塗料を回収し、その回収した粉体
塗料を解砕することで再利用してもよい。
定されない。例えば、回収された粉体塗料と電荷付与粉
体とを、上記実施形態では粒径の差を利用してフィルタ
ーにより篩分けたが、比重の差を利用して水洗し、篩に
より沈殿した電荷付与粉体を分離し、さらに、残りの洗
浄水を乾燥させて粉体塗料を回収し、その回収した粉体
塗料を解砕することで再利用してもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、表面が滑らかで均一な
ゴミ付着も少ない塗膜を得ることができ、粉体塗料の最
大噴出量を多くし、塗着効率を高くし、塗装対象の面積
が大きい場合でも短時間での塗装を可能にできる。ま
た、構造が簡単で、低コストで、メンテナンスが容易で
あり、清掃が容易で異なる色の粉体塗料を用いる塗装を
容易にできる。また、構成部材の摩耗を防止し、圧力空
気等の設備を不要にでき、表面が滑らかで全面が均一な
薄膜塗工が可能になり、粉体塗料の飛散による汚染を防
止でき、電荷付与粉体の無駄をなくせる。
ゴミ付着も少ない塗膜を得ることができ、粉体塗料の最
大噴出量を多くし、塗着効率を高くし、塗装対象の面積
が大きい場合でも短時間での塗装を可能にできる。ま
た、構造が簡単で、低コストで、メンテナンスが容易で
あり、清掃が容易で異なる色の粉体塗料を用いる塗装を
容易にできる。また、構成部材の摩耗を防止し、圧力空
気等の設備を不要にでき、表面が滑らかで全面が均一な
薄膜塗工が可能になり、粉体塗料の飛散による汚染を防
止でき、電荷付与粉体の無駄をなくせる。
【図1】本発明の実施形態の静電粉体塗装装置の斜視図
【図2】本発明の実施形態の静電粉体塗装装置の構成説
明図
明図
【図3】本発明の変形例の静電粉体塗装装置の構成説明
図
図
1 静電粉体塗装装置 2 本体 3 回収ケース 4 回収ダクト 5 電極 6 塗装対象面 7 回転体 10 ホッパー 11 スクリューコンベア 12 スリット 31 フィルター 34 スクリューコンベア 41 センサ 42 コントローラ
Claims (8)
- 【請求項1】 粉体塗料と、この粉体塗料との摩擦によ
り発生する静電気により粉体塗料を帯電させることが可
能な電荷付与粉体とを混合し、 その混合した粉体塗料と電荷付与粉体とを、その粉体塗
料と電位差を有する塗装対象面上に流れ落とすことで、
その塗装対象面上に塗膜を形成することを特徴とする静
電粉体塗装方法。 - 【請求項2】 その粉体塗料と同じ極に帯電した電極
を、その塗装対象面に対向して配置することを特徴とす
る請求項1に記載の静電粉体塗装方法。 - 【請求項3】 その塗装対象面の下方に流れ落ちた電荷
付与粉体を回収し、その回収した電荷付与粉体を粉体塗
料と混合し、その混合した粉体塗料と電荷付与粉体とを
前記塗装対象面上に流れ落とすことを特徴とする請求項
1に記載の静電粉体塗装方法。 - 【請求項4】 その塗装対象面の下方に粉体塗料と共に
流れ落ちた電荷付与粉体を、その粉体塗料から分離回収
することを特徴とする請求項3に記載の静電粉体塗装方
法。 - 【請求項5】 その粉体塗料と電荷付与粉体との混合比
を検出し、その検出値に応じて粉体塗料の混合量を制御
する請求項1に記載の静電粉体塗装方法。 - 【請求項6】 粉体塗料と、この粉体塗料との摩擦によ
り発生する静電気により粉体塗料を帯電させることが可
能な電荷付与粉体とを混合する手段と、 帯電した粉体塗料との電位差を塗装対象面に生じさせる
手段と、 その混合した粉体塗料と電荷付与粉体とを、その塗装対
象面上に流れ落とす手段とを備える静電粉体塗装装置。 - 【請求項7】 その粉体塗料の混合量を制御可能な請求
項6に記載の静電粉体塗装装置。 - 【請求項8】 その塗装対象面と帯電した粉体塗料との
電位差を制御する手段を備える請求項7に記載の静電粉
体塗装装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13104296A JPH09290183A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 静電粉体塗装方法および静電粉体塗装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13104296A JPH09290183A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 静電粉体塗装方法および静電粉体塗装装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09290183A true JPH09290183A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=15048669
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13104296A Pending JPH09290183A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 静電粉体塗装方法および静電粉体塗装装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09290183A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003047762A1 (en) * | 2001-12-05 | 2003-06-12 | Pergo (Europe) Ab | Strewing apparatus |
| JP2012011340A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-19 | Asahi Sunac Corp | 粉体塗装方法 |
| WO2019121489A1 (de) * | 2017-12-18 | 2019-06-27 | quickcoating GmbH | Vorichtung und anlage zur elektrostatischen pulverbeschichtung von objekten |
-
1996
- 1996-04-25 JP JP13104296A patent/JPH09290183A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003047762A1 (en) * | 2001-12-05 | 2003-06-12 | Pergo (Europe) Ab | Strewing apparatus |
| JP2012011340A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-19 | Asahi Sunac Corp | 粉体塗装方法 |
| WO2019121489A1 (de) * | 2017-12-18 | 2019-06-27 | quickcoating GmbH | Vorichtung und anlage zur elektrostatischen pulverbeschichtung von objekten |
| US11311898B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-04-26 | quickcoating GmbH | Device and installation for the electrostatic powder coating of objects |
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