JPH09290182A - 静電粉体塗装用ガン - Google Patents
静電粉体塗装用ガンInfo
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- JPH09290182A JPH09290182A JP13091296A JP13091296A JPH09290182A JP H09290182 A JPH09290182 A JP H09290182A JP 13091296 A JP13091296 A JP 13091296A JP 13091296 A JP13091296 A JP 13091296A JP H09290182 A JPH09290182 A JP H09290182A
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- coating material
- mesh
- powder
- electrostatic
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B5/00—Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
- B05B5/025—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns
- B05B5/047—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns using tribo-charging
Landscapes
- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】表面が滑らかで均一なゴミ付着も少ない塗膜を
得ることができる静電粉体塗装用ガンにおいて、粉体塗
料の最大噴出量を多くし、塗着効率を高くし、塗装対象
の面積が大きい場合でも短時間での塗装を可能にする。 【解決手段】粉体塗料の搬送路5に、搬送中の粉体塗料
と接触可能に配置されるメッシュ状部材11の目の大き
さは、その粉体塗料を構成する粉体粒子よりも大きくさ
れる。そのメッシュ状部材11の材質は、粉体塗料との
摩擦により静電気を発生させることで粉体塗料を帯電さ
せることが可能なものである。
得ることができる静電粉体塗装用ガンにおいて、粉体塗
料の最大噴出量を多くし、塗着効率を高くし、塗装対象
の面積が大きい場合でも短時間での塗装を可能にする。 【解決手段】粉体塗料の搬送路5に、搬送中の粉体塗料
と接触可能に配置されるメッシュ状部材11の目の大き
さは、その粉体塗料を構成する粉体粒子よりも大きくさ
れる。そのメッシュ状部材11の材質は、粉体塗料との
摩擦により静電気を発生させることで粉体塗料を帯電さ
せることが可能なものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体静電塗装を行
なうために粉体塗料を帯電させるための静電粉体塗装用
ガンに関する。
なうために粉体塗料を帯電させるための静電粉体塗装用
ガンに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】近年、地
球環境の変化が問題視され、国際レベルで地球環境を悪
化させない努力がなされてきている。塗装技術の分野に
おいても、有機溶剤を含む塗料は、塗装中の有機溶剤の
飛散による公害、揮発性有機物(VOC)による環境汚
染や悪臭が問題になる。そこで、塗料のハイソリッド化
や水性化、さらには粉体塗装法が開発されている。特
に、粉体塗装法は全く有機溶剤を含まない粉体塗料を用
いるため、有機溶剤による公害や災害の問題がなく好ま
しいものである。また、粉体塗装法は厚塗りが容易で、
自動化がし易いという長所を有する。
球環境の変化が問題視され、国際レベルで地球環境を悪
化させない努力がなされてきている。塗装技術の分野に
おいても、有機溶剤を含む塗料は、塗装中の有機溶剤の
飛散による公害、揮発性有機物(VOC)による環境汚
染や悪臭が問題になる。そこで、塗料のハイソリッド化
や水性化、さらには粉体塗装法が開発されている。特
に、粉体塗装法は全く有機溶剤を含まない粉体塗料を用
いるため、有機溶剤による公害や災害の問題がなく好ま
しいものである。また、粉体塗装法は厚塗りが容易で、
自動化がし易いという長所を有する。
【0003】その粉体塗装法の一つとして静電粉体塗装
法がある。これは、粉体塗料を正極または負極に帯電さ
せ、接地した塗装対象に吹き付けることで塗膜を形成す
るものである。この静電粉体塗装法を行なうため、コロ
ナガンやトリボガンと呼ばれる粉体塗装用ガンを用い、
粉体塗料を帯電させて噴出することが行なわれている。
法がある。これは、粉体塗料を正極または負極に帯電さ
せ、接地した塗装対象に吹き付けることで塗膜を形成す
るものである。この静電粉体塗装法を行なうため、コロ
ナガンやトリボガンと呼ばれる粉体塗装用ガンを用い、
粉体塗料を帯電させて噴出することが行なわれている。
【0004】そのコロナガンは、粉体塗料の噴出口のコ
ロナ電極に、高電圧発生装置を用いて例えば70〜10
0KVの高電圧を印加し、そのコロナ電極から放電を行
なうことで、圧力空気により搬送される粉体塗料を帯電
させるものである。これにより、その帯電した粉体塗料
は、コロナガンと塗装対象との間に形成される電場内を
飛行し、塗装対象に付着して塗膜を形成する。
ロナ電極に、高電圧発生装置を用いて例えば70〜10
0KVの高電圧を印加し、そのコロナ電極から放電を行
なうことで、圧力空気により搬送される粉体塗料を帯電
させるものである。これにより、その帯電した粉体塗料
は、コロナガンと塗装対象との間に形成される電場内を
飛行し、塗装対象に付着して塗膜を形成する。
【0005】しかし、コロナガンを用いる場合、コロナ
電極から放電されたイオンの僅か数%程度しか粉体塗料
の帯電に利用されない。その利用されなかったイオンに
より、オゾンが生成されて臭気が発生する。また、バッ
クアイオニゼーションと呼ばれる静電反発が速いため、
塗膜にクレーターやピンホールを発生させ易い。また、
ファラディケージ効果と呼ばれる塗装対象の凹部への粉
体塗料の入り込みが悪くなる現象が発生する。そのた
め、粉体塗料の塗着効率が低く、表面が滑らかで均一な
塗膜を得るのが困難であるという欠点がある。また、塗
膜にゴミが付着し易いという問題がある。
電極から放電されたイオンの僅か数%程度しか粉体塗料
の帯電に利用されない。その利用されなかったイオンに
より、オゾンが生成されて臭気が発生する。また、バッ
クアイオニゼーションと呼ばれる静電反発が速いため、
塗膜にクレーターやピンホールを発生させ易い。また、
ファラディケージ効果と呼ばれる塗装対象の凹部への粉
体塗料の入り込みが悪くなる現象が発生する。そのた
め、粉体塗料の塗着効率が低く、表面が滑らかで均一な
塗膜を得るのが困難であるという欠点がある。また、塗
膜にゴミが付着し易いという問題がある。
【0006】従来のトリボガンは、真直な搬送路におい
て圧力空気により粉体塗料を搬送し、その搬送路を囲む
搬送面と粉体塗料との間の摩擦により静電気を発生させ
ることで、その粉体塗料を帯電させるものである。その
ため、コロナガンを用いる場合に発生するイオン流がな
いことから、オゾンによる臭気発生がなく、塗装対象の
凹部への粉体塗料の入り込み性が良い。また、コロナガ
ンに比較して静電反発が遅いことから、塗膜にクレータ
ーやピンホールが生じ難い。これにより、表面が滑らか
で均一な塗膜を得やすく、また、塗膜へのゴミ付着も少
ない。
て圧力空気により粉体塗料を搬送し、その搬送路を囲む
搬送面と粉体塗料との間の摩擦により静電気を発生させ
ることで、その粉体塗料を帯電させるものである。その
ため、コロナガンを用いる場合に発生するイオン流がな
いことから、オゾンによる臭気発生がなく、塗装対象の
凹部への粉体塗料の入り込み性が良い。また、コロナガ
ンに比較して静電反発が遅いことから、塗膜にクレータ
ーやピンホールが生じ難い。これにより、表面が滑らか
で均一な塗膜を得やすく、また、塗膜へのゴミ付着も少
ない。
【0007】しかし、上記従来のトリボガンでは、粉体
塗料の搬送路が略真直であるため、搬送面と粉体粒子と
の接触機会が少なく、帯電効率が悪かった。そのため、
最大噴出量が少なく、塗着効率が低く、塗装対象の面積
が大きい場合は塗装に長時間を要する。
塗料の搬送路が略真直であるため、搬送面と粉体粒子と
の接触機会が少なく、帯電効率が悪かった。そのため、
最大噴出量が少なく、塗着効率が低く、塗装対象の面積
が大きい場合は塗装に長時間を要する。
【0008】また、多数の屈曲した細管の内部を粉体塗
料の搬送路とすることで、搬送路の内面の面積を大きく
し、搬送路の内面と粉体粒子との接触機会を多くして帯
電効率を向上するトリボガンが提案されている(特開昭
56‐8554号)。
料の搬送路とすることで、搬送路の内面の面積を大きく
し、搬送路の内面と粉体粒子との接触機会を多くして帯
電効率を向上するトリボガンが提案されている(特開昭
56‐8554号)。
【0009】しかし、多数の屈曲した細管を粉体粒子の
搬送路とする場合、構造が複雑になるため、高価にな
り、メンテナンスが困難になる。また、構造が複雑にな
るため清掃も困難になり、異なる色の粉体塗料を用いる
塗装が困難になる。
搬送路とする場合、構造が複雑になるため、高価にな
り、メンテナンスが困難になる。また、構造が複雑にな
るため清掃も困難になり、異なる色の粉体塗料を用いる
塗装が困難になる。
【0010】また、粉体塗料の搬送路に旋回翼を設ける
ことで、粉体塗料を旋回させ、搬送路の内面と粉体粒子
との接触機会を多くして帯電効率を向上するトリボガン
が提案されている(特開平7‐24366号)。
ことで、粉体塗料を旋回させ、搬送路の内面と粉体粒子
との接触機会を多くして帯電効率を向上するトリボガン
が提案されている(特開平7‐24366号)。
【0011】しかし、従来の粉体塗装による塗膜の厚さ
は100μm〜300μm程度であったのが、近年は4
0μm〜25μm程度の厚さの薄膜の塗工も要求されて
いる。そのため、粉体塗料を構成する各粉体粒子の平均
径を、従来は40μm〜30μm程度であったものを、
20μm〜10μm程度まで小径化する必要がある。し
かし、粒子径が小さくなると、比表面積が格段に大きく
なる。そうすると、従来のトリボガンでは、搬送面と粉
体粒子との接触機会を十分に大きくすることは困難で、
帯電効率が大幅に低下する。そのため、最大噴出量がよ
り少なくなり、塗着効率がより低くなり、塗装対象の面
積が大きい場合は塗装が困難になる。
は100μm〜300μm程度であったのが、近年は4
0μm〜25μm程度の厚さの薄膜の塗工も要求されて
いる。そのため、粉体塗料を構成する各粉体粒子の平均
径を、従来は40μm〜30μm程度であったものを、
20μm〜10μm程度まで小径化する必要がある。し
かし、粒子径が小さくなると、比表面積が格段に大きく
なる。そうすると、従来のトリボガンでは、搬送面と粉
体粒子との接触機会を十分に大きくすることは困難で、
帯電効率が大幅に低下する。そのため、最大噴出量がよ
り少なくなり、塗着効率がより低くなり、塗装対象の面
積が大きい場合は塗装が困難になる。
【0012】本発明は、上記問題を解決することのでき
る静電粉体塗装用ガンを提供することを目的とする。
る静電粉体塗装用ガンを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の静電粉体塗装用
ガンは、粉体塗料の搬送路と、その搬送路に、搬送中の
粉体塗料と接触可能に配置されるメッシュ状部材とを備
え、そのメッシュ状部材の目の大きさは、その粉体塗料
を構成する粉体粒子よりも大きくされ、そのメッシュ状
部材の材質は、粉体塗料との摩擦により静電気を発生さ
せることで粉体塗料を帯電させることが可能なものであ
る。
ガンは、粉体塗料の搬送路と、その搬送路に、搬送中の
粉体塗料と接触可能に配置されるメッシュ状部材とを備
え、そのメッシュ状部材の目の大きさは、その粉体塗料
を構成する粉体粒子よりも大きくされ、そのメッシュ状
部材の材質は、粉体塗料との摩擦により静電気を発生さ
せることで粉体塗料を帯電させることが可能なものであ
る。
【0014】本発明によれば、摩擦により発生する静電
気によって粉体塗料を帯電させるものであるため、オゾ
ンによる臭気発生がなく、塗装対象の凹部への粉体塗料
の入り込み性が良く、塗膜にクレーターやピンホールが
生じ難い。これにより、表面が滑らかで均一な塗膜を得
やすく、また、塗膜へのゴミ付着も少ない。その静電気
は、搬送路におけるメッシュ状部材を粉体塗料が通過す
る際に、そのメッシュ状部材と粉体粒子との接触により
発生させることができる。メッシュ状部材と粉体粒子と
の接触機会は、メッシュ状部材の目の数に比例して多く
なる。これにより、粉体粒子の帯電効率を大幅に向上す
ることができる。その帯電効率の向上により、粉体塗料
の最大噴出量を多くし、塗着効率を高くすることで、塗
装対象の面積が大きい場合でも短時間での塗装を可能に
する。また、構造が簡単であるため、低コストになり、
メンテナンスが容易になり、清掃も容易なので異なる色
の粉体塗料を用いる塗装を容易にできる。
気によって粉体塗料を帯電させるものであるため、オゾ
ンによる臭気発生がなく、塗装対象の凹部への粉体塗料
の入り込み性が良く、塗膜にクレーターやピンホールが
生じ難い。これにより、表面が滑らかで均一な塗膜を得
やすく、また、塗膜へのゴミ付着も少ない。その静電気
は、搬送路におけるメッシュ状部材を粉体塗料が通過す
る際に、そのメッシュ状部材と粉体粒子との接触により
発生させることができる。メッシュ状部材と粉体粒子と
の接触機会は、メッシュ状部材の目の数に比例して多く
なる。これにより、粉体粒子の帯電効率を大幅に向上す
ることができる。その帯電効率の向上により、粉体塗料
の最大噴出量を多くし、塗着効率を高くすることで、塗
装対象の面積が大きい場合でも短時間での塗装を可能に
する。また、構造が簡単であるため、低コストになり、
メンテナンスが容易になり、清掃も容易なので異なる色
の粉体塗料を用いる塗装を容易にできる。
【0015】その搬送路は搬送方向の変更部を有し、そ
の変更部に、粉体塗料の搬送方向を変更する翼が設けら
れ、その搬送方向の変更後の粉体塗料が通過する位置に
前記メッシュ状部材が配置されるのが好ましい。その翼
により粉体塗料を分散させることで、メッシュ状部材と
粉体塗料との接触機会を多くして帯電効率を向上でき
る。
の変更部に、粉体塗料の搬送方向を変更する翼が設けら
れ、その搬送方向の変更後の粉体塗料が通過する位置に
前記メッシュ状部材が配置されるのが好ましい。その翼
により粉体塗料を分散させることで、メッシュ状部材と
粉体塗料との接触機会を多くして帯電効率を向上でき
る。
【0016】その翼は、変更前の搬送方向回りの螺旋に
沿うと共に、粉体塗料の搬送用気体圧力により回転する
のが好ましい。また、その翼は、変更前の搬送方向に沿
って複数設けられ、下流側の翼は上流側の翼よりも表面
積が大きくされているのが好ましい。これにより、粉体
塗料の搬送方向を変更する際に均一に分散させ、均一に
帯電させることができる。
沿うと共に、粉体塗料の搬送用気体圧力により回転する
のが好ましい。また、その翼は、変更前の搬送方向に沿
って複数設けられ、下流側の翼は上流側の翼よりも表面
積が大きくされているのが好ましい。これにより、粉体
塗料の搬送方向を変更する際に均一に分散させ、均一に
帯電させることができる。
【0017】さらに、そのメッシュ状部材は、その翼を
囲む円筒面に沿うのが好ましい。これにより、その翼に
より分散された粉体塗料と、メッシュ状部材との接触機
会を大幅に増加させ、帯電効率を向上できる。
囲む円筒面に沿うのが好ましい。これにより、その翼に
より分散された粉体塗料と、メッシュ状部材との接触機
会を大幅に増加させ、帯電効率を向上できる。
【0018】その円筒面に沿うメッシュ状部材は、粉体
塗料の搬送用気体圧力により回転するのが好ましい。こ
れにより、メッシュ状部材における粉体塗料との接触箇
所が局所に偏るのを防止でき、メッシュ状部材の目詰ま
りを防止できる。
塗料の搬送用気体圧力により回転するのが好ましい。こ
れにより、メッシュ状部材における粉体塗料との接触箇
所が局所に偏るのを防止でき、メッシュ状部材の目詰ま
りを防止できる。
【0019】その搬送路に導入された粉体塗料を、線状
部材に接触させる前に分散させる手段を備えるのが好ま
しい。これにより、粉体塗料を均一に帯電させることが
できる。
部材に接触させる前に分散させる手段を備えるのが好ま
しい。これにより、粉体塗料を均一に帯電させることが
できる。
【0020】そのメッシュ状部材に電荷を印加する手段
を備えるのが好ましい。これにより、粉体塗料の帯電効
率をより向上することができる。
を備えるのが好ましい。これにより、粉体塗料の帯電効
率をより向上することができる。
【0021】また、本発明の静電粉体塗装用ガンは、粉
体塗料の搬送路と、その搬送路に、搬送中の粉体塗料と
接触可能に配置される複数の線状部材とを備え、各線状
部材は両端支持され、各線状部材の材質は、粉体塗料と
の摩擦により静電気を発生させることで粉体塗料を帯電
させることが可能なものである。この構成により、摩擦
により発生する静電気によって粉体塗料を帯電させるも
のであるため、オゾンによる臭気発生がなく、塗装対象
の凹部への粉体塗料の入り込み性が良く、塗膜にクレー
ターやピンホールが生じ難い。これにより、表面が滑ら
かで均一な塗膜を得やすく、また、塗膜へのゴミ付着も
少ない。その静電気は、両端支持された線状部材と粉体
粒子との接触により発生させることができる。その線状
部材と粉体粒子との接触機会は、線状部材の数に比例し
て多くなる。これにより、粉体粒子の帯電効率を大幅に
向上することができる。その帯電効率の向上により、粉
体塗料の最大噴出量を多くし、塗着効率を高くすること
で、塗装対象の面積が大きい場合でも短時間での塗装を
可能にする。また、構造が簡単であるため、低コストに
なり、メンテナンスが容易になり、清掃も容易なので異
なる色の粉体塗料を用いる塗装を容易にできる。
体塗料の搬送路と、その搬送路に、搬送中の粉体塗料と
接触可能に配置される複数の線状部材とを備え、各線状
部材は両端支持され、各線状部材の材質は、粉体塗料と
の摩擦により静電気を発生させることで粉体塗料を帯電
させることが可能なものである。この構成により、摩擦
により発生する静電気によって粉体塗料を帯電させるも
のであるため、オゾンによる臭気発生がなく、塗装対象
の凹部への粉体塗料の入り込み性が良く、塗膜にクレー
ターやピンホールが生じ難い。これにより、表面が滑ら
かで均一な塗膜を得やすく、また、塗膜へのゴミ付着も
少ない。その静電気は、両端支持された線状部材と粉体
粒子との接触により発生させることができる。その線状
部材と粉体粒子との接触機会は、線状部材の数に比例し
て多くなる。これにより、粉体粒子の帯電効率を大幅に
向上することができる。その帯電効率の向上により、粉
体塗料の最大噴出量を多くし、塗着効率を高くすること
で、塗装対象の面積が大きい場合でも短時間での塗装を
可能にする。また、構造が簡単であるため、低コストに
なり、メンテナンスが容易になり、清掃も容易なので異
なる色の粉体塗料を用いる塗装を容易にできる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1〜図4を参照して本発明の第
1実施形態を説明する。
1実施形態を説明する。
【0023】図1に示す静電粉体塗装用ガン1の本体2
は、円筒形状部2aと、この円筒形状部2aの外周から
突出する角柱形状部2bとを有する。その円筒形状部2
aの一端面に塗料入口3aと補助空気流入口3bとが形
成され、その角柱形状部2bに塗料出口4が形成され
る。その塗料入口3aから本体2に、圧力空気により搬
送される粉体塗料が導入され、その補助空気流入口3b
から本体2に圧力空気が導入される。その出口4から、
その本体2内において帯電された粉体塗料が圧力空気と
共に噴出する。その噴出された粉体塗料が塗装対象に吹
き付けられることで塗膜が形成される。その本体2は、
絶縁性材料から形成されるか、若しくは、ゴム等の絶縁
性材料により被覆されるのが好ましい。
は、円筒形状部2aと、この円筒形状部2aの外周から
突出する角柱形状部2bとを有する。その円筒形状部2
aの一端面に塗料入口3aと補助空気流入口3bとが形
成され、その角柱形状部2bに塗料出口4が形成され
る。その塗料入口3aから本体2に、圧力空気により搬
送される粉体塗料が導入され、その補助空気流入口3b
から本体2に圧力空気が導入される。その出口4から、
その本体2内において帯電された粉体塗料が圧力空気と
共に噴出する。その噴出された粉体塗料が塗装対象に吹
き付けられることで塗膜が形成される。その本体2は、
絶縁性材料から形成されるか、若しくは、ゴム等の絶縁
性材料により被覆されるのが好ましい。
【0024】図2にも示すように、その本体2の内部は
粉体塗料の搬送路5とされている。この搬送路5は、上
記円筒形状部2aの内部の搬送方向変更部5aと、この
変更部5aの下流に位置する上記角柱形状部2bの内部
の排出部5bとを有する。
粉体塗料の搬送路5とされている。この搬送路5は、上
記円筒形状部2aの内部の搬送方向変更部5aと、この
変更部5aの下流に位置する上記角柱形状部2bの内部
の排出部5bとを有する。
【0025】その変更部5aに翼6が設けられ、その翼
6は、図3に示すように円筒形の翼保持部材7の外周に
螺旋に沿い設けられる。図2に示すように、その翼保持
部材7は変更部5aにおいて、支持リング13を介し
て、変更前の搬送方向、すなわち円筒形状部2aの軸方
向中心に回転可能に、本体2により支持される。これに
より、その翼6は変更前の搬送方向回りの螺旋に沿う。
図2において2点鎖線で示すように、上記塗料入口3a
と補助空気流入口3bとは、本体2に導入された粉体塗
料と圧力空気とが翼6に至るように配置されている。こ
れにより、その翼6は粉体塗料の搬送用空気の圧力によ
り回転する。
6は、図3に示すように円筒形の翼保持部材7の外周に
螺旋に沿い設けられる。図2に示すように、その翼保持
部材7は変更部5aにおいて、支持リング13を介し
て、変更前の搬送方向、すなわち円筒形状部2aの軸方
向中心に回転可能に、本体2により支持される。これに
より、その翼6は変更前の搬送方向回りの螺旋に沿う。
図2において2点鎖線で示すように、上記塗料入口3a
と補助空気流入口3bとは、本体2に導入された粉体塗
料と圧力空気とが翼6に至るように配置されている。こ
れにより、その翼6は粉体塗料の搬送用空気の圧力によ
り回転する。
【0026】その翼6により、本体2に導入された粉体
塗料の搬送方向は、円筒形状部2aの軸方向から径方向
に変更される。また、その回転する翼6により、粉体塗
料は搬送路5内において均一に分散される。その搬送方
向の変更により、粉体塗料は上記排出部5bに至る。
塗料の搬送方向は、円筒形状部2aの軸方向から径方向
に変更される。また、その回転する翼6により、粉体塗
料は搬送路5内において均一に分散される。その搬送方
向の変更により、粉体塗料は上記排出部5bに至る。
【0027】その搬送路5に、図4に示す円筒形のメッ
シュ状部材11が、その翼6を囲む円筒面に沿うように
設けられている。そのメッシュ状部材11の目の大きさ
は、その粉体塗料を構成する粉体粒子よりも大きくされ
ている。これにより、そのメッシュ状部材11は、その
搬送方向の変更後の粉体塗料が通過する位置に配置さ
れ、搬送中の粉体塗料と接触可能である。また、そのメ
ッシュ状部材11は、変更部5aにおいて、支持リング
14を介して、変更前の搬送方向、すなわち円筒形状部
2aの軸方向中心に回転可能に、本体2により支持され
る。これにより、そのメッシュ状部材11は粉体塗料の
搬送用空気の圧力により回転する。
シュ状部材11が、その翼6を囲む円筒面に沿うように
設けられている。そのメッシュ状部材11の目の大きさ
は、その粉体塗料を構成する粉体粒子よりも大きくされ
ている。これにより、そのメッシュ状部材11は、その
搬送方向の変更後の粉体塗料が通過する位置に配置さ
れ、搬送中の粉体塗料と接触可能である。また、そのメ
ッシュ状部材11は、変更部5aにおいて、支持リング
14を介して、変更前の搬送方向、すなわち円筒形状部
2aの軸方向中心に回転可能に、本体2により支持され
る。これにより、そのメッシュ状部材11は粉体塗料の
搬送用空気の圧力により回転する。
【0028】そのメッシュ状部材11の材質は、粉体塗
料との摩擦により静電気を発生させることで粉体塗料を
帯電させることが可能なものとされ、例えば有機高分子
体や金属等の導電性物質により構成できる。これによ
り、帯電した粉体塗料が排出部5bを介して出口4から
噴出する。そのメッシュ状部材11の寸法は、必要とさ
れる粉体塗料の噴出流量を確保できるように設定され
る。
料との摩擦により静電気を発生させることで粉体塗料を
帯電させることが可能なものとされ、例えば有機高分子
体や金属等の導電性物質により構成できる。これによ
り、帯電した粉体塗料が排出部5bを介して出口4から
噴出する。そのメッシュ状部材11の寸法は、必要とさ
れる粉体塗料の噴出流量を確保できるように設定され
る。
【0029】図5〜図7を参照して本発明の第2実施形
態を説明する。
態を説明する。
【0030】図5に示す静電粉体塗装用ガン51の本体
52は、円筒形状部52aと、この円筒形状部52aの
外周から突出する角柱形状部52bとを有する。その円
筒形状部52aの一端面に塗料入口53aが形成され、
外周部に補助空気流入口53bが形成される。その角柱
形状部52bに塗料出口54が形成される。その塗料入
口53aから本体52に、圧力空気により搬送される粉
体塗料が導入される。その補助空気流入口53bから本
体52に圧力空気が導入される。その出口54から、そ
の本体52内において帯電された粉体塗料が圧力空気と
共に噴出する。その噴出された粉体塗料が塗装対象に吹
き付けられることで塗膜が形成される。その本体52
は、絶縁性材料から形成されるか、若しくは、ゴム等の
絶縁性材料により被覆されるのが好ましい。
52は、円筒形状部52aと、この円筒形状部52aの
外周から突出する角柱形状部52bとを有する。その円
筒形状部52aの一端面に塗料入口53aが形成され、
外周部に補助空気流入口53bが形成される。その角柱
形状部52bに塗料出口54が形成される。その塗料入
口53aから本体52に、圧力空気により搬送される粉
体塗料が導入される。その補助空気流入口53bから本
体52に圧力空気が導入される。その出口54から、そ
の本体52内において帯電された粉体塗料が圧力空気と
共に噴出する。その噴出された粉体塗料が塗装対象に吹
き付けられることで塗膜が形成される。その本体52
は、絶縁性材料から形成されるか、若しくは、ゴム等の
絶縁性材料により被覆されるのが好ましい。
【0031】図6、図7に示すように、その本体52の
内部は粉体塗料の搬送路55とされている。この搬送路
55は、上記円筒形状部52aの内部の搬送方向変更部
55aと、この変更部55aの下流に位置する上記角柱
形状部52bの内部の排出部55bとを有する。
内部は粉体塗料の搬送路55とされている。この搬送路
55は、上記円筒形状部52aの内部の搬送方向変更部
55aと、この変更部55aの下流に位置する上記角柱
形状部52bの内部の排出部55bとを有する。
【0032】その変更部55aに、複数の翼56a、5
6b、56c、56dが設けられている。各翼56a、
56b、56c、56dは、その変更部55aにおい
て、円筒形状部52aの内端面に固定された枠状の翼保
持部材57の内周に固定される。各翼56a、56b、
56c、56dは、変更前の搬送方向、すなわち円筒形
状部52aの軸方向に沿って複数設けられ、下流側の翼
は上流側の翼よりも表面積が大きくされている。
6b、56c、56dが設けられている。各翼56a、
56b、56c、56dは、その変更部55aにおい
て、円筒形状部52aの内端面に固定された枠状の翼保
持部材57の内周に固定される。各翼56a、56b、
56c、56dは、変更前の搬送方向、すなわち円筒形
状部52aの軸方向に沿って複数設けられ、下流側の翼
は上流側の翼よりも表面積が大きくされている。
【0033】各翼56a、56b、56c、56dによ
り、上記塗料入口53aから変更部55aに導入された
粉体塗料の搬送方向は、円筒形状部52aの軸方向か
ら、排出部55bへ向かう方向に変更される。また、上
記補助空気流入口53bから本体52に導入された空気
は、その粉体塗料の排出部55bへの導入を促進する。
下流側の翼は上流側の翼よりも表面積が大きいので、粉
体塗料は搬送路55内において均一に分散される。
り、上記塗料入口53aから変更部55aに導入された
粉体塗料の搬送方向は、円筒形状部52aの軸方向か
ら、排出部55bへ向かう方向に変更される。また、上
記補助空気流入口53bから本体52に導入された空気
は、その粉体塗料の排出部55bへの導入を促進する。
下流側の翼は上流側の翼よりも表面積が大きいので、粉
体塗料は搬送路55内において均一に分散される。
【0034】その搬送路55に、円筒形のメッシュ状部
材61が、各翼56a、56b、56c、56dを囲む
円筒面に沿うように設けられている。そのメッシュ状部
材61の目の大きさは、その粉体塗料を構成する粉体粒
子よりも大きくされている。これにより、そのメッシュ
状部材61は、その搬送方向の変更後の粉体塗料が通過
する位置に配置され、搬送中の粉体塗料と接触可能であ
る。そのメッシュ状部材61は、変更部55aにおい
て、支持リング64を介して、変更前の搬送方向、すな
わち円筒形状部52aの軸方向中心と同心に、本体52
により支持される。
材61が、各翼56a、56b、56c、56dを囲む
円筒面に沿うように設けられている。そのメッシュ状部
材61の目の大きさは、その粉体塗料を構成する粉体粒
子よりも大きくされている。これにより、そのメッシュ
状部材61は、その搬送方向の変更後の粉体塗料が通過
する位置に配置され、搬送中の粉体塗料と接触可能であ
る。そのメッシュ状部材61は、変更部55aにおい
て、支持リング64を介して、変更前の搬送方向、すな
わち円筒形状部52aの軸方向中心と同心に、本体52
により支持される。
【0035】そのメッシュ状部材61に電荷を印加する
ための電源62が設けられている。すなわち、その電源
62は、一方の極がメッシュ状部材61に接続され、他
方の極が接地される。そのメッシュ状部材61は導電性
材料により形成される。これにより、そのメッシュ状部
材61に、後述の摩擦による粉体塗料の帯電を助長する
電荷を付与する。なお、本体52の絶縁性部分は接地さ
れる。
ための電源62が設けられている。すなわち、その電源
62は、一方の極がメッシュ状部材61に接続され、他
方の極が接地される。そのメッシュ状部材61は導電性
材料により形成される。これにより、そのメッシュ状部
材61に、後述の摩擦による粉体塗料の帯電を助長する
電荷を付与する。なお、本体52の絶縁性部分は接地さ
れる。
【0036】そのメッシュ状部材61の材質は、粉体塗
料との摩擦により静電気を発生させることで粉体塗料を
帯電させることが可能な導電性物質とされ、例えば導電
性粒子を含有する有機高分子体や金属によって構成でき
る。これにより、帯電した粉体塗料が排出部55bを介
して出口54から噴出する。そのメッシュ状部材61の
寸法は、必要とされる粉体塗料の噴出流量を確保できる
ように設定される。
料との摩擦により静電気を発生させることで粉体塗料を
帯電させることが可能な導電性物質とされ、例えば導電
性粒子を含有する有機高分子体や金属によって構成でき
る。これにより、帯電した粉体塗料が排出部55bを介
して出口54から噴出する。そのメッシュ状部材61の
寸法は、必要とされる粉体塗料の噴出流量を確保できる
ように設定される。
【0037】図8を参照して本発明の第3実施形態を説
明する。
明する。
【0038】図8に示す静電粉体塗装用ガン101は、
筒状の本体102に入口103から圧力空気により搬送
される粉体塗料が導入され、その本体102内において
帯電された粉体塗料が出口104から圧力空気と共に噴
出する。その噴出された粉体塗料が塗装対象に吹き付け
られることで塗膜が形成される。その本体102は、絶
縁性材料から形成されるか、若しくは、ゴム等の絶縁性
材料により被覆されるのが好ましい。
筒状の本体102に入口103から圧力空気により搬送
される粉体塗料が導入され、その本体102内において
帯電された粉体塗料が出口104から圧力空気と共に噴
出する。その噴出された粉体塗料が塗装対象に吹き付け
られることで塗膜が形成される。その本体102は、絶
縁性材料から形成されるか、若しくは、ゴム等の絶縁性
材料により被覆されるのが好ましい。
【0039】その本体102の内部は粉体塗料の搬送路
105とされている。この搬送路105の入口側は、出
口側に向かうに従い径の小さくなる円錐面に囲まれ、出
口側は、円筒面108により囲まれる。
105とされている。この搬送路105の入口側は、出
口側に向かうに従い径の小さくなる円錐面に囲まれ、出
口側は、円筒面108により囲まれる。
【0040】その搬送路105の内周の円筒面108に
より、複数のリング形支持部材120が、粉体塗料の搬
送方向に沿って並列するように支持されている。各支持
部材120の内周により、メッシュ状部材111が保持
されている。そのメッシュ状部材111の目の大きさ
は、その粉体塗料を構成する粉体粒子よりも大きくされ
ている。これにより、その搬送路105に配置された各
メッシュ状部材111は、搬送中の粉体塗料と接触可能
とされている。
より、複数のリング形支持部材120が、粉体塗料の搬
送方向に沿って並列するように支持されている。各支持
部材120の内周により、メッシュ状部材111が保持
されている。そのメッシュ状部材111の目の大きさ
は、その粉体塗料を構成する粉体粒子よりも大きくされ
ている。これにより、その搬送路105に配置された各
メッシュ状部材111は、搬送中の粉体塗料と接触可能
とされている。
【0041】各メッシュ状部材111を貫通するシャフ
ト121が、本体102に取り付けられている。そのシ
ャフト121の先端には、粉体塗料の拡散部材126が
取り付けられている。
ト121が、本体102に取り付けられている。そのシ
ャフト121の先端には、粉体塗料の拡散部材126が
取り付けられている。
【0042】そのメッシュ状部材111に電荷を印加す
るための電源112が設けられている。すなわち、その
電源112は、一方の極がシャフト121の一端側に接
続され、他方の極が接地される。そのメッシュ状部材1
11とシャフト121と支持部材120とは導電性材料
により形成される。これにより、各メッシュ状部材11
1に、後述の摩擦による粉体塗料の帯電を助長する電荷
を付与する。なお、本体102の絶縁性部分は接地され
る。
るための電源112が設けられている。すなわち、その
電源112は、一方の極がシャフト121の一端側に接
続され、他方の極が接地される。そのメッシュ状部材1
11とシャフト121と支持部材120とは導電性材料
により形成される。これにより、各メッシュ状部材11
1に、後述の摩擦による粉体塗料の帯電を助長する電荷
を付与する。なお、本体102の絶縁性部分は接地され
る。
【0043】各メッシュ状部材111の材質は、粉体塗
料との摩擦により静電気を発生させることで粉体塗料を
帯電させることが可能な導電性物質とされ、例えば導電
性粒子を含有する有機高分子体や金属によって構成でき
る。これにより、帯電した粉体塗料が出口104から噴
出する。そのメッシュ状部材111の寸法や数は、必要
とされる粉体塗料の噴出流量を確保できるように設定さ
れる。
料との摩擦により静電気を発生させることで粉体塗料を
帯電させることが可能な導電性物質とされ、例えば導電
性粒子を含有する有機高分子体や金属によって構成でき
る。これにより、帯電した粉体塗料が出口104から噴
出する。そのメッシュ状部材111の寸法や数は、必要
とされる粉体塗料の噴出流量を確保できるように設定さ
れる。
【0044】図9を参照して本発明の第4実施形態の静
電粉体塗装用ガン151を説明する。第3実施形態と同
一部分は同一符号で示し、相違点を説明する。
電粉体塗装用ガン151を説明する。第3実施形態と同
一部分は同一符号で示し、相違点を説明する。
【0045】第3実施形態との相違は、各支持部材12
0の内周により、複数の線状部材161が両端支持され
ている点にある。各線状部材161の長手方向は、円筒
面108の径方向に平行とされ、同一の支持部材120
により支持される複数の線状部材161相互は長手方向
が平行とされ、隣接する支持部材120により支持され
る線状部材161同志は長手方向が非平行とされる。ま
た、同一の支持部材120により支持される複数の線状
部材161の隣接間隔は、その粉体塗料を構成する粉体
粒子よりも大きくされている。これにより、その搬送路
105に配置された各線状部材161は、搬送中の粉体
塗料と接触可能とされている。
0の内周により、複数の線状部材161が両端支持され
ている点にある。各線状部材161の長手方向は、円筒
面108の径方向に平行とされ、同一の支持部材120
により支持される複数の線状部材161相互は長手方向
が平行とされ、隣接する支持部材120により支持され
る線状部材161同志は長手方向が非平行とされる。ま
た、同一の支持部材120により支持される複数の線状
部材161の隣接間隔は、その粉体塗料を構成する粉体
粒子よりも大きくされている。これにより、その搬送路
105に配置された各線状部材161は、搬送中の粉体
塗料と接触可能とされている。
【0046】各線状部材161に電荷を印加するための
電源112が設けられている。すなわち、その電源11
2は、一方の極がシャフト121の一端側に接続され、
他方の極が接地される。各線状部材161と支持部材1
20とシャフト121とは導電性材料により形成され
る。これにより、各線状部材161に、摩擦による粉体
塗料の帯電を助長する電荷を付与する。なお、本体10
2の絶縁性部分は接地される。
電源112が設けられている。すなわち、その電源11
2は、一方の極がシャフト121の一端側に接続され、
他方の極が接地される。各線状部材161と支持部材1
20とシャフト121とは導電性材料により形成され
る。これにより、各線状部材161に、摩擦による粉体
塗料の帯電を助長する電荷を付与する。なお、本体10
2の絶縁性部分は接地される。
【0047】各線状部材161の材質は、粉体塗料との
摩擦により静電気を発生させることで粉体塗料を帯電さ
せることが可能な導電性物質とされ、例えば導電性粒子
を含有する有機高分子体や金属によって構成できる。こ
れにより、帯電した粉体塗料が出口104から噴出す
る。各線状部材161の径や本数は、必要とされる粉体
塗料の噴出流量を確保できるように設定される。他は第
3実施形態と同様とされている。
摩擦により静電気を発生させることで粉体塗料を帯電さ
せることが可能な導電性物質とされ、例えば導電性粒子
を含有する有機高分子体や金属によって構成できる。こ
れにより、帯電した粉体塗料が出口104から噴出す
る。各線状部材161の径や本数は、必要とされる粉体
塗料の噴出流量を確保できるように設定される。他は第
3実施形態と同様とされている。
【0048】上記各実施形態の静電粉体塗装用ガン1、
51、101、151は、摩擦により発生する静電気に
よって粉体塗料を帯電させるものであるため、オゾンに
よる臭気発生がなく、塗装対象の凹部への粉体塗料の入
り込み性が良く、塗膜にクレーターやピンホールが生じ
難い。これにより、表面が滑らかで均一な塗膜を得やす
く、また、塗膜へのゴミ付着も少ない。その静電気は、
搬送路5、55、105におけるメッシュ状部材11、
61、111と粉体粒子との接触、あるいは線状部材1
61と粉体粒子との接触により発生させることができ
る。そのメッシュ状部材11、61、111と粉体粒子
との接触機会は、メッシュ状部材11、61、111の
目の数に比例して多くなる。その線状部材161と粉体
粒子との接触機会は、線状部材161の数に比例して多
くなる。これにより、粉体粒子の帯電効率を大幅に向上
することができる。その帯電効率の向上により、粉体塗
料の最大噴出量を多くし、塗着効率を高くすることで、
塗装対象の面積が大きい場合でも短時間での塗装を可能
にする。また、構造が簡単であるため、低コストにな
り、メンテナンスが容易になり、清掃も容易なので異な
る色の粉体塗料を用いる塗装を容易にできる。
51、101、151は、摩擦により発生する静電気に
よって粉体塗料を帯電させるものであるため、オゾンに
よる臭気発生がなく、塗装対象の凹部への粉体塗料の入
り込み性が良く、塗膜にクレーターやピンホールが生じ
難い。これにより、表面が滑らかで均一な塗膜を得やす
く、また、塗膜へのゴミ付着も少ない。その静電気は、
搬送路5、55、105におけるメッシュ状部材11、
61、111と粉体粒子との接触、あるいは線状部材1
61と粉体粒子との接触により発生させることができ
る。そのメッシュ状部材11、61、111と粉体粒子
との接触機会は、メッシュ状部材11、61、111の
目の数に比例して多くなる。その線状部材161と粉体
粒子との接触機会は、線状部材161の数に比例して多
くなる。これにより、粉体粒子の帯電効率を大幅に向上
することができる。その帯電効率の向上により、粉体塗
料の最大噴出量を多くし、塗着効率を高くすることで、
塗装対象の面積が大きい場合でも短時間での塗装を可能
にする。また、構造が簡単であるため、低コストにな
り、メンテナンスが容易になり、清掃も容易なので異な
る色の粉体塗料を用いる塗装を容易にできる。
【0049】上記第1、第2実施形態の静電粉体塗装用
ガン1、51によれば、翼6、56a、56b、56
c、56dにより粉体塗料を分散させることで、メッシ
ュ状部材11、61と粉体塗料との接触機会を多くして
帯電効率を向上できる。また、翼6、56a、56b、
56c、56dにより粉体塗料を、メッシュ状部材1
1、61に接触させる前に均一に分散させ、均一に帯電
させることができる。さらに、そのメッシュ状部材1
1、61は、翼6、56a、56b、56c、56dを
囲む円筒面に沿うので、粉体塗料との接触機会が大幅に
増加され、帯電効率を向上できる。
ガン1、51によれば、翼6、56a、56b、56
c、56dにより粉体塗料を分散させることで、メッシ
ュ状部材11、61と粉体塗料との接触機会を多くして
帯電効率を向上できる。また、翼6、56a、56b、
56c、56dにより粉体塗料を、メッシュ状部材1
1、61に接触させる前に均一に分散させ、均一に帯電
させることができる。さらに、そのメッシュ状部材1
1、61は、翼6、56a、56b、56c、56dを
囲む円筒面に沿うので、粉体塗料との接触機会が大幅に
増加され、帯電効率を向上できる。
【0050】上記第1実施形態の静電粉体塗装用ガン1
によれば、円筒面に沿うメッシュ状部材11は回転する
ので、粉体塗料との接触箇所が局所に偏ることはなく、
目詰まりが防止される。
によれば、円筒面に沿うメッシュ状部材11は回転する
ので、粉体塗料との接触箇所が局所に偏ることはなく、
目詰まりが防止される。
【0051】上記第2〜第4実施形態の静電粉体塗装用
ガン51、101、151によれば、メッシュ状部材6
1、111あるいは線状部材161に電荷を印加するこ
とで、粉体塗料の帯電効率をより向上することができ
る。
ガン51、101、151によれば、メッシュ状部材6
1、111あるいは線状部材161に電荷を印加するこ
とで、粉体塗料の帯電効率をより向上することができ
る。
【0052】上記静電粉体塗装用ガン1、51、10
1、151は、粉体塗料の帯電効率を均一に向上できる
ので、2種類以上の色相の粉体塗料を混合することで単
一の均一な色相の粉体塗料を噴出し、カラー塗装を行な
うのに適している。この場合、粉体塗料を均一に混合す
る上では、混合される各粉体塗料相互の緩み見掛け密度
の差は0.02g/cc以内であるのが好ましい。粉体
塗料を均一に塗装対象に塗布する上では、混合される各
粉体塗料相互の帯電量の差は5μC/g以内であるのが
好ましく、また、誘電率の差は0.2以内であるのが好
ましく、また、抵抗の比は1/10〜10であるのが好
ましい。塗布された粉体塗料を均一に硬化させる上で
は、混合される各粉体塗料相互の軟化点の差は5℃以内
であり、120℃における溶融粘度の差は300cp以
内であり、更に好ましくは100cp以内であり、硬化
時間の差は2分以内であり、更に好ましくは1分以内で
ある。
1、151は、粉体塗料の帯電効率を均一に向上できる
ので、2種類以上の色相の粉体塗料を混合することで単
一の均一な色相の粉体塗料を噴出し、カラー塗装を行な
うのに適している。この場合、粉体塗料を均一に混合す
る上では、混合される各粉体塗料相互の緩み見掛け密度
の差は0.02g/cc以内であるのが好ましい。粉体
塗料を均一に塗装対象に塗布する上では、混合される各
粉体塗料相互の帯電量の差は5μC/g以内であるのが
好ましく、また、誘電率の差は0.2以内であるのが好
ましく、また、抵抗の比は1/10〜10であるのが好
ましい。塗布された粉体塗料を均一に硬化させる上で
は、混合される各粉体塗料相互の軟化点の差は5℃以内
であり、120℃における溶融粘度の差は300cp以
内であり、更に好ましくは100cp以内であり、硬化
時間の差は2分以内であり、更に好ましくは1分以内で
ある。
【0053】本発明は上記実施形態に限定されない。上
記実施形態の特徴を組み合わせた静電粉体塗装用ガンを
構成してもよい。例えば、第1、第2実施形態の静電粉
体塗装用ガン1、51において、円筒形のメッシュ状部
材11、61に代えて、図10に示すように、両端にお
いてリング状支持部材120′により支持された互いに
平行な複数の線状部材161′を用いてもよい。この場
合、各線状部材161′の隣接間隔は粉体粒子よりも大
きくされる。また、メッシュ状部材の配置は特に限定さ
れず、例えば、第1、第2実施形態における円筒形のメ
ッシュ状部材11、61に代えて、排出部5b、55b
に平板状のメッシュ状部材を配置してもよい。また、メ
ッシュ状部材や線状部材の材質は、粉体塗料との摩擦に
より静電気を発生させることで粉体塗料を帯電させるこ
とができれば、特に限定されない。
記実施形態の特徴を組み合わせた静電粉体塗装用ガンを
構成してもよい。例えば、第1、第2実施形態の静電粉
体塗装用ガン1、51において、円筒形のメッシュ状部
材11、61に代えて、図10に示すように、両端にお
いてリング状支持部材120′により支持された互いに
平行な複数の線状部材161′を用いてもよい。この場
合、各線状部材161′の隣接間隔は粉体粒子よりも大
きくされる。また、メッシュ状部材の配置は特に限定さ
れず、例えば、第1、第2実施形態における円筒形のメ
ッシュ状部材11、61に代えて、排出部5b、55b
に平板状のメッシュ状部材を配置してもよい。また、メ
ッシュ状部材や線状部材の材質は、粉体塗料との摩擦に
より静電気を発生させることで粉体塗料を帯電させるこ
とができれば、特に限定されない。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、表面が滑らかで均一な
ゴミ付着も少ない塗膜を得ることができる静電粉体塗装
用ガンにおいて、粉体塗料の最大噴出量を多くし、塗着
効率を高くし、塗装対象の面積が大きい場合でも短時間
での塗装を可能にできる。また、構造が簡単で、低コス
トで、メンテナンスが容易であり、清掃が容易で異なる
色の粉体塗料を用いる塗装を容易にできる。
ゴミ付着も少ない塗膜を得ることができる静電粉体塗装
用ガンにおいて、粉体塗料の最大噴出量を多くし、塗着
効率を高くし、塗装対象の面積が大きい場合でも短時間
での塗装を可能にできる。また、構造が簡単で、低コス
トで、メンテナンスが容易であり、清掃が容易で異なる
色の粉体塗料を用いる塗装を容易にできる。
【図1】本発明の第1実施形態の静電粉体塗装用ガンの
斜視図
斜視図
【図2】本発明の第1実施形態の静電粉体塗装用ガンの
横断面図
横断面図
【図3】本発明の第1実施形態の翼の斜視図
【図4】本発明の第1実施形態のメッシュ状部材の斜視
図
図
【図5】本発明の第2実施形態の静電粉体塗装用ガンの
斜視図
斜視図
【図6】本発明の第2実施形態の静電粉体塗装用ガンの
横断面図
横断面図
【図7】本発明の第2実施形態の静電粉体塗装用ガンの
縦断面図
縦断面図
【図8】本発明の第3実施形態の静電粉体塗装用ガンの
縦断面図
縦断面図
【図9】本発明の第4実施形態の静電粉体塗装用ガンの
縦断面図
縦断面図
【図10】本発明の変形例の線状部材の斜視図
1、51、101、151 静電粉体塗装用ガン 5、55、105 搬送路 5a、55a 変更部 6、56a、56b、56c、56d 翼 11、61、111 メッシュ状部材 161 線状部材
Claims (9)
- 【請求項1】 粉体塗料の搬送路と、 その搬送路に、搬送中の粉体塗料と接触可能に配置され
るメッシュ状部材とを備え、 そのメッシュ状部材の目の大きさは、その粉体塗料を構
成する粉体粒子よりも大きくされ、 そのメッシュ状部材の材質は、粉体塗料との摩擦により
静電気を発生させることで粉体塗料を帯電させることが
可能なものである静電粉体塗装用ガン。 - 【請求項2】 前記搬送路は搬送方向の変更部を有し、 その変更部に、粉体塗料の搬送方向を変更する翼が設け
られ、 その搬送方向の変更後の粉体塗料が通過する位置に前記
メッシュ状部材が配置される請求項1に記載の静電粉体
塗装用ガン。 - 【請求項3】 その翼は、変更前の搬送方向回りの螺旋
に沿うと共に、粉体塗料の搬送用気体圧力により回転す
る請求項2に記載の静電粉体塗装用ガン。 - 【請求項4】 その翼は、変更前の搬送方向に沿って複
数設けられ、下流側の翼は上流側の翼よりも表面積が大
きくされている請求項2に記載の静電粉体塗装用ガン。 - 【請求項5】 そのメッシュ状部材は、その翼を囲む円
筒面に沿う請求項2に記載の静電粉体塗装用ガン。 - 【請求項6】 そのメッシュ状部材は、粉体塗料の搬送
用気体圧力により回転する請求項5に記載の静電粉体塗
装用ガン。 - 【請求項7】 搬送路に導入された粉体塗料を、メッシ
ュ状部材に接触させる前に分散させる手段を備える請求
項1に記載の静電粉体塗装用ガン。 - 【請求項8】 前記メッシュ状部材に電荷を印加する手
段を備える請求項1に記載の静電粉体塗装用ガン。 - 【請求項9】 粉体塗料の搬送路と、 その搬送路に、搬送中の粉体塗料と接触可能に配置され
る複数の線状部材とを備え、 各線状部材は両端支持され、 各線状部材の材質は、粉体塗料との摩擦により静電気を
発生させることで粉体塗料を帯電させることが可能なも
のである静電粉体塗装用ガン。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13091296A JPH09290182A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 静電粉体塗装用ガン |
| TW086104997A TW340063B (en) | 1996-04-25 | 1997-04-17 | Electrostatic powder coating gun |
| US08/844,776 US5894989A (en) | 1996-04-25 | 1997-04-22 | Electrostatic powder coating gun |
| EP97106822A EP0808664A3 (en) | 1996-04-25 | 1997-04-24 | Electrostatic powder coating gun |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13091296A JPH09290182A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 静電粉体塗装用ガン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09290182A true JPH09290182A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=15045650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13091296A Pending JPH09290182A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 静電粉体塗装用ガン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09290182A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023076625A1 (en) * | 2021-10-28 | 2023-05-04 | Powdercoil Technologies, Llc | System and method for electrostatic coating |
-
1996
- 1996-04-25 JP JP13091296A patent/JPH09290182A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023076625A1 (en) * | 2021-10-28 | 2023-05-04 | Powdercoil Technologies, Llc | System and method for electrostatic coating |
| US12325041B2 (en) | 2021-10-28 | 2025-06-10 | Powdercoil Technologies, Llc | System and method for electrostatic coating |
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