JPH092910A - 害虫忌避剤 - Google Patents

害虫忌避剤

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JPH092910A
JPH092910A JP7153251A JP15325195A JPH092910A JP H092910 A JPH092910 A JP H092910A JP 7153251 A JP7153251 A JP 7153251A JP 15325195 A JP15325195 A JP 15325195A JP H092910 A JPH092910 A JP H092910A
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禎浩 竹林
Takao Ishiwatari
多賀男 石渡
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Abstract

(57)【要約】 【構成】有効成分として、p−メンタン−3,8−ジオ
ールとフェノトリンまたはペルメトリンとを(一般に、
重量比で1:1〜50:1の割合で)含有する害虫忌避
剤。 【効果】本発明組成物は、長時間にわたって確実に害虫
を忌避することのできる優れた性能を有する害虫忌避剤
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は害虫忌避剤に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】p−メンタン−3,8−ジオールが害虫
忌避活性を有することは特公平3−80138号明細書
に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、p−メ
ンタン−3,8−ジオールは、低濃度での使用において
は害虫を100%完全に忌避することの困難な場合があ
る。害虫の忌避、特に蚊、ブユ、サシバエ等の吸血害虫
を忌避する場合、いかにして完全に忌避するかという点
が重要である。換言すれば、例え90%の忌避効力を長
時間持続したとしても、多少は吸血害虫の被害を受ける
ことがあり、実用上充分なものとは言えない。即ち、吸
血害虫の忌避においては、いかにして長時間100%完
全に被害を防ぐかということが非常に重要な課題であ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、各種害
虫、とりわけ吸血害虫の忌避剤として優れたものを見出
し、上述の課題を解決すべく検討を続けた結果、p−メ
ンタン−3,8−ジオールとフェノトリンまたはペルメ
トリンとを含有する組成物が害虫の忌避に極めて有効で
あることを見出し、本発明に至った。即ち、本発明はp
−メンタン−3,8−ジオールとフェノトリンまたはペ
ルメトリンとを有効成分として含有する組成物(以下、
本発明組成物と記す。)を提供するものであり、p−メ
ンタン−3,8−ジオールとフェノトリンまたはペルメ
トリンとの混合比は、通常重量比にして1:1〜50:
1の範囲内、好ましくは2:1〜30:1の範囲内であ
る。
【0005】本発明において用いられるp−メンタン−
3,8−ジオールは、ユウカリから抽出、精製しても得
られるが、(+)−シトロネラールを硫酸中で閉環する
方法により簡単に製造することができる。p−メンタン
−3,8−ジオールには立体異性体が存在するが、活性
な任意の異性体またはその混合物が使用できる。また、
本発明において用いられるフェノトリン〔3−フェノキ
シベンジル クリサンテマート〕およびペルメトリン
〔3−フェノキシベンジル 3,3−ジメチル−2−
(2,2−ジクロロビニル)シクロプロパンカルボキシ
ラート〕は、殺虫剤成分としては実用化されているもの
であるが、これらについても、活性な任意の異性体また
はその混合物が使用できる。
【0006】本発明組成物により有効に忌避できる対象
害虫としては、Anopheles albimanus 等のハマダラカ類
Anopheles spp.)、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ
等のヤブカ類(Aedes spp.)、アカイエカ、コガカアカ
イエカ等のイエカ類(Culexspp.)などで代表される
蚊、ブユ、サシバエ、サンドフライ、ヌカカ等の吸血昆
虫、Amblyomma Rhipicephalus Dermacentor Ixod
esHaemaphysalis Boophilus 等のマダニ類などの種
々の節足動物が挙げられる。
【0007】本発明組成物は、通常適当な担体に担持さ
せて、ローション、エアゾール等の液剤、クリームなど
の各種形態に調製して用いられる。液剤を調製する際に
用いられる担体としては、例えば水、メタノール、エタ
ノール、セチルアルコール等のアルコール類、石油ベン
ジン等の脂肪族炭化水素類、酢酸エチル等のエステル類
が挙げられる。液剤には、さらに乳化剤、分散剤、展着
剤、湿潤剤、懸濁化剤、保存剤、噴射剤等の製剤用補助
剤、塗膜形成剤などを添加することもできる。
【0008】乳化剤および分散剤としては、例えば石鹸
類、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキ
シエチレン脂肪酸アルコールエーテル、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンア
ルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル、脂肪酸グリセリド、ポリオキシエチレンソルビ
タンモノステアレート等のソルビタン脂肪酸エステル、
高級アルコールの硫酸エステル、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ソーダ等のアルキルアリールスルホン酸塩が挙げ
られ、展着剤および湿潤剤としては、例えばグリセリ
ン、ポリエチレングリコールが挙げられる。また、懸濁
化剤としては、例えばカゼイン、ゼラチン、アルギン
酸、カルボキシメチルセルロース、アラビアガム、ヒド
ロキシプロピルセルロース、ベントナイトが挙げられ、
保存剤としては例えばサリチル酸、パラオキシ安息香酸
エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息
香酸ブチルが挙げられる。
【0009】噴射剤としては、例えばジメチルエーテ
ル、クロロフルオロカーボン、炭酸ガス、LPGが挙げ
られ、塗膜形成剤としてはニトロセルロース、アセチル
セルロース、アセチルブチリルセルロース、メチルセル
ロース等のセルロース誘導体、酢酸ビニル樹脂等のビニ
ル系樹脂、ポリビニルアルコール、メチルポリシロキサ
ン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチル
シクロペンタシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メ
チルフェニルポリシロキサンメチルポリシクロポリシロ
キサン、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチ
レン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチ
ル(ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン)シロ
キサン共重合体、トリメチルシロキシケイ酸、オクタメ
チルシクロテトラシロキサンシリコーンポリエーテルポ
リマー等のシリコーン類が挙げられる。
【0010】クリーム状の形態に調製する際に用いられ
る担体としては、例えばパラフィン、流動パラフィン、
ワセリン等の炭化水素類、ジメチルシロキサン、コロイ
ド状シリカ等のケイ素化合物、ベントナイト等の粘土鉱
物、エタノール、ステアリルアルコール、ラウリルアル
コール、エチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、グリセリン等のアルコール類、ラウリン酸、ステア
リン酸等のカルボン酸類、蜜蝋、ラノリン等のエステル
類が挙げられ、さらに、液剤の製剤の際に用いられるの
と同様の製剤用補助剤を添加することもできる。本発明
組成物は、またマイクロカプセル化製剤とした後、ロー
ション、エアゾール等に製剤化して用いることもでき
る。
【0011】本発明組成物には、さらに他の害虫忌避
剤、酸化防止剤等を添加することもできる。他の害虫忌
避剤としては、例えばN,N−ジエチル−m−トルアミ
ド(Deet)、ジメチルフタレート、2−エチル−
1,3−ヘキサンジオール、N−オクチルビシクロヘプ
タンジカルボキシミド、カラン−3,4−ジオール、
2,3,4,5−ビス(Δ2 −ブチレン)テトラヒドロ
フルフラール、ジ−n−プロピルイソシンコメロネー
ト、ジ−n−ブチルサクシネート、ジエチルマンデル酸
アミド、2−ヒドロキシエチルオクチルスルフィド、エ
ンペントリンが挙げられ、酸化防止剤としては、例えば
ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトル
エン、トコフェノール、γ−オリザノールが挙げられ
る。
【0012】本発明組成物は、そのまま直接皮膚等に処
理することにより害虫忌避剤として用いられるが、予め
シート状、フィルム状、網目状、帯状等の適当な基材に
塗布、含浸、混練等の処理を行ったものを用いて、該基
材で皮膚の露出部または衣服上を被覆する等の方法によ
り害虫忌避を行うこともできる。該基材の材質として
は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリエステル、ビニロン、ナイロン等の合成
繊維や樹脂、絹、綿、羊毛等の動植物繊維、アルミニウ
ム等の無機質繊維またはそれらの混合物が挙げられる。
網目状の基材を用いる場合、網目は細かい程良いが、一
般には16メッシュ以下程度であれば充分に有効であ
る。
【0013】本発明組成物中、有効成分であるp−メン
タン−3,8−ジオールとフェノトリンまたはペルメト
リンとの合計量は、製剤形態や適用方法等により異なる
が、一般に製剤中または基材中0.1〜70重量%、好
ましくは1〜40重量%の割合で含まれる。また、その
処理量は、通常皮膚表面積1cm2 当りp−メンタン−
3,8−ジオールとフェノトリンまたはペルメトリンと
の合計量で0.01〜2mg、好ましくは0.05〜1mg
相当量である。勿論、該処理量は、製剤形態や適用方
法、対象とする害虫の種類や密度等により異なり、適宜
上記の範囲にかかわることなく増加または減少させるこ
ともできる。
【0014】
【実施例】以下、製剤例および試験例を挙げて本発明を
より具体的に説明するが、本発明はこれらの例のみに限
定されるものではない。まず、製剤例を示す。以下の製
剤例において、部は重量部を表す。
【0015】製剤例1 d−フェノトリン 2部およびp−メンタン−3,8−
ジオール 10部をエタノールに溶解して全体を35部
とし、エアゾール容器に充填する。次いで該エアゾール
容器にバルブを取り付けた後、該バルブ部分を通じてL
PG(噴射剤)65部を加圧充填してエアゾールを得
る。
【0016】製剤例2 ペルメトリン 2部とp−メンタン−3,8−ジオール
8部とに、ステアリン酸 10部、セチルアルコール
2部、ラノリン 1部、流動パラフィン 2部および
水 62部を加え、加熱して溶解混和し、さらに、これ
に加熱したグリセリン 13部を注入してよく攪拌する
ことによりクリームを得る。
【0017】製剤例3 ステアリン酸 6部、ラノリン 0.5部およびTween
60(ICIアメリカ社製ポリオキシエチレンソルビタン
モノステアレート)6部の混合物を80℃に加熱し、こ
れを60℃に加熱された水 75部とサリチル酸2.5
部との混合物に加え、攪拌しながら、d−フェノトリン
2部とp−メンタン−3,8−ジオール 6部とを添
加してローションを得る。
【0018】次に、本発明組成物が害虫忌避に極めて有
効であることを試験例にて示す。 試験例 下腕部(手首から肱までの部分)の肱から半分位までを
綿布で覆い、そこから手首までの部分は露出させた。そ
の前後の上腕部および手部は各々サポーターおよび手術
用手袋で保護した。下腕部に、薬剤(表1の供試物)の
エタノール溶液を有効成分が3g/m2 の薬量となるよ
うに均一に塗布した。次いで、下腕部をAnopheles albi
manus の雌が50頭入ったケージ(50cm×50cm×50cm)
に3分間挿入し、その間に刺された数を調べた。さら
に、30分後、1時間後、2時間後、3時間後、4時間
後、5時間後、6時間後に同様の試験を行い、刺された
数を調べた。1か所でも刺されたら以降の試験は中止し
た。結果を表1に示す。
【0019】
【表1】 * 上記試験例において用いたp−メンタン−3,8−ジオールは、(+)−シト ロネラールを硫酸中室温で閉環して得たものであり、p−メンタン−3,8−シ ス−ジオールとp−メンタン−3,8−トランス−ジオールとを約5:2の重量 比で含有するものである。
【0020】
【発明の効果】本発明組成物は、例えば表1に見られる
ように、長時間にわたって確実に害虫を忌避することの
できる優れた性能を有する害虫忌避剤である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有効成分として、p−メンタン−3,8−
    ジオールとフェノトリンまたはペルメトリンとを含有す
    ることを特徴とする害虫忌避剤。
  2. 【請求項2】有効成分として、p−メンタン−3,8−
    ジオールとフェノトリンまたはペルメトリンとを重量比
    で1:1〜50:1の割合で含有することを特徴とする
    害虫忌避剤。
  3. 【請求項3】有効成分として、p−メンタン−3,8−
    ジオールとフェノトリンとを重量比で1:1〜50:1
    の割合で含有することを特徴とする害虫忌避剤。
  4. 【請求項4】有効成分として、p−メンタン−3,8−
    ジオールとペルメトリンとを重量比で1:1〜50:1
    の割合で含有することを特徴とする害虫忌避剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000247807A (ja) * 1999-02-26 2000-09-12 Fumakilla Ltd 害虫の飛来及び/又は吸血行動抑制剤
WO2009084580A1 (ja) * 2007-12-28 2009-07-09 Dainihon Jochugiku Co., Ltd. 匍匐害虫忌避剤並びに匍匐害虫の忌避方法
JP2011213690A (ja) * 2010-04-02 2011-10-27 Dainippon Jochugiku Co Ltd 衣料用防虫剤

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JP2011213690A (ja) * 2010-04-02 2011-10-27 Dainippon Jochugiku Co Ltd 衣料用防虫剤

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