JPH09291496A - オフセット輪転印刷用塗被紙 - Google Patents
オフセット輪転印刷用塗被紙Info
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- JPH09291496A JPH09291496A JP10501596A JP10501596A JPH09291496A JP H09291496 A JPH09291496 A JP H09291496A JP 10501596 A JP10501596 A JP 10501596A JP 10501596 A JP10501596 A JP 10501596A JP H09291496 A JPH09291496 A JP H09291496A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】オフセット輪転印刷に際し、印刷後乾燥工程を
経た塗被紙に発生し易いヒジワおよびブリスターが解消
され、かつ印刷仕上りの優れたオフセット輪転印刷用塗
被紙を提供する。 【解決手段】原紙に顔料および接着剤を主成分とする乾
燥塗工層を設けた後、キャレンダー仕上げして得られる
オフセット輪転印刷用塗被紙であって、特に該キャレン
ダー仕上げ後の塗被紙のTAPPI実用試験法UM 403
に準拠して測定される内部層間強度(Z)と、該キャレ
ンダー仕上げ製品(巻き取り)の水分(a%)、および
同じ製品の温度20℃、関係湿度65%の環境下におけ
る平衡水分(b%)との間に下記(1)式の条件が満た
されるオフセット輪転印刷用塗被紙。 {−2(b−a)+7}×100<Z<{2(b−a)+1}×100 (1) ここに、(b−a)≦4である。
経た塗被紙に発生し易いヒジワおよびブリスターが解消
され、かつ印刷仕上りの優れたオフセット輪転印刷用塗
被紙を提供する。 【解決手段】原紙に顔料および接着剤を主成分とする乾
燥塗工層を設けた後、キャレンダー仕上げして得られる
オフセット輪転印刷用塗被紙であって、特に該キャレン
ダー仕上げ後の塗被紙のTAPPI実用試験法UM 403
に準拠して測定される内部層間強度(Z)と、該キャレ
ンダー仕上げ製品(巻き取り)の水分(a%)、および
同じ製品の温度20℃、関係湿度65%の環境下におけ
る平衡水分(b%)との間に下記(1)式の条件が満た
されるオフセット輪転印刷用塗被紙。 {−2(b−a)+7}×100<Z<{2(b−a)+1}×100 (1) ここに、(b−a)≦4である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷用塗被紙に関
し、特にオフセット輪転印刷に際し、印刷後乾燥工程を
経た塗被紙に発生し易いヒジワおよびブリスターが解消
され、印刷仕上りの優れたオフセット輪転印刷用塗被紙
に関する。
し、特にオフセット輪転印刷に際し、印刷後乾燥工程を
経た塗被紙に発生し易いヒジワおよびブリスターが解消
され、印刷仕上りの優れたオフセット輪転印刷用塗被紙
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、印刷業界においても、省力化に伴
い、高速で印刷後の工程の自動化の進んだオフセット輪
転(以後、オフ輪と称す)印刷機の採用は年々増加の傾
向にある。しかし、オフ輪印刷では、印刷後に印刷物が
高温で乾燥されるために、他の印刷方式では見られない
火ぶくれ(所謂、ブリスター)や、紙が流れ方向に沿っ
て波打つ現象、所謂ヒジワ(以後、オフ輪ジワと称す)
といった現象が発生し易い。ブリスターやオフ輪ジワと
いった現象は印刷物の外観を著しく悪化せしめ、商品価
値が大きく損なわれる。したがって、オフ輪印刷におい
ては、ブリスターやオフ輪ジワの発生しない印刷用塗被
紙が強く要請されている。
い、高速で印刷後の工程の自動化の進んだオフセット輪
転(以後、オフ輪と称す)印刷機の採用は年々増加の傾
向にある。しかし、オフ輪印刷では、印刷後に印刷物が
高温で乾燥されるために、他の印刷方式では見られない
火ぶくれ(所謂、ブリスター)や、紙が流れ方向に沿っ
て波打つ現象、所謂ヒジワ(以後、オフ輪ジワと称す)
といった現象が発生し易い。ブリスターやオフ輪ジワと
いった現象は印刷物の外観を著しく悪化せしめ、商品価
値が大きく損なわれる。したがって、オフ輪印刷におい
ては、ブリスターやオフ輪ジワの発生しない印刷用塗被
紙が強く要請されている。
【0003】これまでに、オフ輪ジワの発生原因につい
ては幾つかの研究がなされており、一般的には高温乾燥
における白紙部と印刷部の収縮差に起因すると考えられ
ている。即ち、印刷後の製品が乾燥工程にくると、印刷
された部分の表面はインキ皮膜で覆われているため、白
紙部と比較して紙中の水分が飛散されにくい。そのため
に、白紙部が先に収縮し始め、印刷部分に横方向の圧縮
力がかかり印刷部にシワが発生する。このような現象を
抑えるため、特開昭58−186700号公報では、塗
被紙用原紙のパルプのフリーネスを規定することを提案
している。しかしながら、オフ輪印刷用塗被紙の製造
は、抄紙、塗工、キャレンダー(加圧)仕上げと多くの
工程を経ており、パルプのフリーネスを調製するのみで
は、オフ輪ジワを満足に解消できないのが実状である。
ては幾つかの研究がなされており、一般的には高温乾燥
における白紙部と印刷部の収縮差に起因すると考えられ
ている。即ち、印刷後の製品が乾燥工程にくると、印刷
された部分の表面はインキ皮膜で覆われているため、白
紙部と比較して紙中の水分が飛散されにくい。そのため
に、白紙部が先に収縮し始め、印刷部分に横方向の圧縮
力がかかり印刷部にシワが発生する。このような現象を
抑えるため、特開昭58−186700号公報では、塗
被紙用原紙のパルプのフリーネスを規定することを提案
している。しかしながら、オフ輪印刷用塗被紙の製造
は、抄紙、塗工、キャレンダー(加圧)仕上げと多くの
工程を経ており、パルプのフリーネスを調製するのみで
は、オフ輪ジワを満足に解消できないのが実状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、オフ輪印刷
用塗被紙に要求される、重要な課題であるオフ輪ジワと
ブリスターの発生を抑え、商品性の高いオフ輪印刷用塗
被紙を提供する。
用塗被紙に要求される、重要な課題であるオフ輪ジワと
ブリスターの発生を抑え、商品性の高いオフ輪印刷用塗
被紙を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、原紙に顔料お
よび接着剤を主成分とする乾燥塗工層を設けた後、キャ
レンダー仕上げして得られるオフセット輪転印刷用塗被
紙において、該キャレンダー仕上げ後の塗被紙のTAP
PI実用試験法UM 403に準拠して測定される内部層間
強度(Z)と、該キャレンダー仕上げ製品(巻き取り)
の水分(a%)、および同じ製品の温度20℃、関係湿
度65%の環境下における平衡水分(b%)との間に下
記(1)式の条件が満たされることを特徴とするオフセ
ット輪転印刷用塗被紙である。 {−2(b−a)+7}×100<Z<{2(b−a)+1}×100 (1) ここに、(b−a)≦4である。
よび接着剤を主成分とする乾燥塗工層を設けた後、キャ
レンダー仕上げして得られるオフセット輪転印刷用塗被
紙において、該キャレンダー仕上げ後の塗被紙のTAP
PI実用試験法UM 403に準拠して測定される内部層間
強度(Z)と、該キャレンダー仕上げ製品(巻き取り)
の水分(a%)、および同じ製品の温度20℃、関係湿
度65%の環境下における平衡水分(b%)との間に下
記(1)式の条件が満たされることを特徴とするオフセ
ット輪転印刷用塗被紙である。 {−2(b−a)+7}×100<Z<{2(b−a)+1}×100 (1) ここに、(b−a)≦4である。
【0006】
【発明の実施の形態】上記の如き実状より、本発明者等
は、オフ輪印刷用塗被紙のオフ輪ジワ改善のために鋭意
研究を重ねた。その結果、塗被層を設けた塗被紙の内部
強度と最終塗被紙のもつ水分とオフ輪ジワとの間には極
めて密接な関係があり、下記の(1)式で示されるよう
に、塗被紙の内部強度と水分量を規定の範囲内で調整す
ることにより、オフ輪ジワが軽減乃至解消できることを
見出し、遂に本発明を完成したものである。 {−2(b−a)+7}×100<Z<{2(b−a)+1}×100 (1) ここに、b−a≦4(%)である。
は、オフ輪印刷用塗被紙のオフ輪ジワ改善のために鋭意
研究を重ねた。その結果、塗被層を設けた塗被紙の内部
強度と最終塗被紙のもつ水分とオフ輪ジワとの間には極
めて密接な関係があり、下記の(1)式で示されるよう
に、塗被紙の内部強度と水分量を規定の範囲内で調整す
ることにより、オフ輪ジワが軽減乃至解消できることを
見出し、遂に本発明を完成したものである。 {−2(b−a)+7}×100<Z<{2(b−a)+1}×100 (1) ここに、b−a≦4(%)である。
【0007】(1)式の右辺は、オフ輪ジワを解消する
ための塗被紙の内部層間強度の上限を規定するものであ
り、具体的には、温度20℃、関係湿度(以後、単に湿
度と称す)65%の環境下での塗被紙(製品)の平衡水
分と該塗被紙のキャレンダー仕上げ後の製品(巻き取
り)の水分差によって規定した内部層間強度である。本
発明者等の研究によれば、塗被紙のTAPPI実用試験
法UM 403に準拠して測定される内部層間強度は、乾燥
工程における寸法変化と極めて密接な関係にあり、この
内部層間強度はパルプ繊維の結合度を示す指標となるも
のである。即ち、内部層間強度の強い原紙は、紙層内
で、各繊維同志が多くの接着点を有し強く結びついてい
ると推定される。そのために、印刷後の熱乾燥工程で繊
維が収縮する際に、その動きが紙全体の寸法変化に直接
結びつく傾向にある。結果として、乾燥工程での白紙部
の収縮はより大きくなり、オフ輪ジワを悪化させる。よ
って、この内部層間強度は、オフ輪ジワ解消のためには
低い方が望ましい。
ための塗被紙の内部層間強度の上限を規定するものであ
り、具体的には、温度20℃、関係湿度(以後、単に湿
度と称す)65%の環境下での塗被紙(製品)の平衡水
分と該塗被紙のキャレンダー仕上げ後の製品(巻き取
り)の水分差によって規定した内部層間強度である。本
発明者等の研究によれば、塗被紙のTAPPI実用試験
法UM 403に準拠して測定される内部層間強度は、乾燥
工程における寸法変化と極めて密接な関係にあり、この
内部層間強度はパルプ繊維の結合度を示す指標となるも
のである。即ち、内部層間強度の強い原紙は、紙層内
で、各繊維同志が多くの接着点を有し強く結びついてい
ると推定される。そのために、印刷後の熱乾燥工程で繊
維が収縮する際に、その動きが紙全体の寸法変化に直接
結びつく傾向にある。結果として、乾燥工程での白紙部
の収縮はより大きくなり、オフ輪ジワを悪化させる。よ
って、この内部層間強度は、オフ輪ジワ解消のためには
低い方が望ましい。
【0008】また、温度20℃、湿度65%の環境下で
の平衡水分と、キャレンダー仕上げ後の巻き取り(製
品)水分との差であるが、これは、印刷後に塗被紙の水
分が乾燥工程で蒸発する水分量の指標となるものであ
る。一般に紙水分とは、紙を高温で加熱乾燥し、水分が
完全に無くなった状態としたときの絶対値として扱われ
るものである。
の平衡水分と、キャレンダー仕上げ後の巻き取り(製
品)水分との差であるが、これは、印刷後に塗被紙の水
分が乾燥工程で蒸発する水分量の指標となるものであ
る。一般に紙水分とは、紙を高温で加熱乾燥し、水分が
完全に無くなった状態としたときの絶対値として扱われ
るものである。
【0009】ところで、本発明者等の研究によると、印
刷後乾燥工程を経た紙の収縮挙動は、温度20℃、湿度
65%の環境下における塗被紙固有の平衡水分と同じ塗
被紙で印刷直前の塗被紙(即ち、巻き取り製品)のもつ
水分との差に密接な関係のあることを見出した。即ち、
キャレンダー仕上げ後の巻き取り製品(印刷直前の塗被
紙)の水分と該製品の温度20℃、湿度65%の環境下
における平衡水分(顔料塗被紙の温度20℃、湿度65
%における平衡水分は原紙のパルプ組成や、塗被層のコ
ート量、組成内容等により異なるが、一般的には5〜9
重量%程度である)との差が小さい場合、印刷後の乾燥
時に水分が飛散し易い。そのために、白紙部が急激に収
縮しオフ輪ジワが悪化する。よって、温度20℃、湿度
65%の環境下における塗被紙固有の平衡水分と、印刷
前の塗被紙の水分との差は大きいほどオフ輪ジワ改善に
は有効であるが、乾燥能力が同じとすれば、巻き取り水
分を低下させるには操業速度を低下させる必要があり、
生産性の点からはマイナスである。
刷後乾燥工程を経た紙の収縮挙動は、温度20℃、湿度
65%の環境下における塗被紙固有の平衡水分と同じ塗
被紙で印刷直前の塗被紙(即ち、巻き取り製品)のもつ
水分との差に密接な関係のあることを見出した。即ち、
キャレンダー仕上げ後の巻き取り製品(印刷直前の塗被
紙)の水分と該製品の温度20℃、湿度65%の環境下
における平衡水分(顔料塗被紙の温度20℃、湿度65
%における平衡水分は原紙のパルプ組成や、塗被層のコ
ート量、組成内容等により異なるが、一般的には5〜9
重量%程度である)との差が小さい場合、印刷後の乾燥
時に水分が飛散し易い。そのために、白紙部が急激に収
縮しオフ輪ジワが悪化する。よって、温度20℃、湿度
65%の環境下における塗被紙固有の平衡水分と、印刷
前の塗被紙の水分との差は大きいほどオフ輪ジワ改善に
は有効であるが、乾燥能力が同じとすれば、巻き取り水
分を低下させるには操業速度を低下させる必要があり、
生産性の点からはマイナスである。
【0010】以上の如き理由より、本発明者等は、内部
層間強度の異なる塗被紙(巻き取り製品)の水分を変え
てオフ輪ジワの評価を行った。その結果、製品の内部層
間強度が、キャレンダー仕上げ後の巻き取り製品(印刷
直前の塗被紙)の水分(a%)と当該製品の温度20
℃、湿度65%の環境下における平衡水分(b%)との
水分差(b−a)を前記(1)式の右辺の式の如く表示
したときの内部層間強度より小さくなるように調整する
と、その理由については定かでないがオフ輪ジワが極め
て効果的に改善(軽減〜解消)されることが分かった。
なお、(1)式において、(b−a)は4以下とするも
のである。即ち、4を越えるような水分差を設けると、
印刷時に周囲の環境により塗被紙が伸び易くなり、見当
ずれを発生させたり、あるいは静電気を誘発したりして
印刷作業性を低下させる虞れがあるためである。よっ
て、(b−a)は4以下、好ましくは3以下となるよう
に設定すべきである。
層間強度の異なる塗被紙(巻き取り製品)の水分を変え
てオフ輪ジワの評価を行った。その結果、製品の内部層
間強度が、キャレンダー仕上げ後の巻き取り製品(印刷
直前の塗被紙)の水分(a%)と当該製品の温度20
℃、湿度65%の環境下における平衡水分(b%)との
水分差(b−a)を前記(1)式の右辺の式の如く表示
したときの内部層間強度より小さくなるように調整する
と、その理由については定かでないがオフ輪ジワが極め
て効果的に改善(軽減〜解消)されることが分かった。
なお、(1)式において、(b−a)は4以下とするも
のである。即ち、4を越えるような水分差を設けると、
印刷時に周囲の環境により塗被紙が伸び易くなり、見当
ずれを発生させたり、あるいは静電気を誘発したりして
印刷作業性を低下させる虞れがあるためである。よっ
て、(b−a)は4以下、好ましくは3以下となるよう
に設定すべきである。
【0011】また、(1)式の左辺は、ブリスター発生
を抑えるための塗被紙の内部層間強度の下限を示すもの
である。前述した如く、オフ輪ジワの解消のためには塗
被紙の内部層間強度は小さい方が望ましい。しかしなが
ら、オフ輪印刷に際しては、オフ輪ジワだけでなく、印
刷後乾燥工程で生じるブリスター(火ぶくれ)発生の問
題がある。このブリスターは、塗被紙内部の水分が乾燥
により急激に蒸発し、その力によって塗被層で覆われた
原紙層内部を破壊させようとする力により生じた層間剥
離現象である。内部層間強度が発生した水蒸気圧に耐え
得る程強ければ、原紙層は破壊されずにブリスターは発
生しない。したがって、ブリスターだけに限定して考え
ると、内部層間強度は強い程望ましいことになる。以上
を要約すると、内部層間強度に着目した場合、耐ブリス
ター適性からは強い方が、他方オフ輪ジワ対策面からは
弱い方が望ましいことになり、両者は相反することにな
る。そこで、数多くの試作品を対照に検討した結果、
(1)式のような範囲にある内部層間強度を有するオフ
輪印刷用塗被紙は、オフ輪ジワの発生が少なく、かつ耐
ブリスター適性にも優れる塗被紙であることを見出した
のである。
を抑えるための塗被紙の内部層間強度の下限を示すもの
である。前述した如く、オフ輪ジワの解消のためには塗
被紙の内部層間強度は小さい方が望ましい。しかしなが
ら、オフ輪印刷に際しては、オフ輪ジワだけでなく、印
刷後乾燥工程で生じるブリスター(火ぶくれ)発生の問
題がある。このブリスターは、塗被紙内部の水分が乾燥
により急激に蒸発し、その力によって塗被層で覆われた
原紙層内部を破壊させようとする力により生じた層間剥
離現象である。内部層間強度が発生した水蒸気圧に耐え
得る程強ければ、原紙層は破壊されずにブリスターは発
生しない。したがって、ブリスターだけに限定して考え
ると、内部層間強度は強い程望ましいことになる。以上
を要約すると、内部層間強度に着目した場合、耐ブリス
ター適性からは強い方が、他方オフ輪ジワ対策面からは
弱い方が望ましいことになり、両者は相反することにな
る。そこで、数多くの試作品を対照に検討した結果、
(1)式のような範囲にある内部層間強度を有するオフ
輪印刷用塗被紙は、オフ輪ジワの発生が少なく、かつ耐
ブリスター適性にも優れる塗被紙であることを見出した
のである。
【0012】因みに、内部層間強度の調整方法として
は、特に限定するものではないが、例えば内添紙力増強
剤の選択およびその添加量、あるいは抄紙に際し原紙を
構成するパルプの叩解条件、サイズプレス等の装置を用
いて原紙へ塗被する表面紙力増強剤等の選択、塗被量に
よる調整方法が適宜取られる。
は、特に限定するものではないが、例えば内添紙力増強
剤の選択およびその添加量、あるいは抄紙に際し原紙を
構成するパルプの叩解条件、サイズプレス等の装置を用
いて原紙へ塗被する表面紙力増強剤等の選択、塗被量に
よる調整方法が適宜取られる。
【0013】さらに付言すると、ブリスターは、オフ輪
ジワの場合と同様に温度20℃、湿度65%の環境下で
の塗被紙のもつ平衡水分(b%)と、同じ製品の印刷直
前の塗被紙(巻き取り製品)の水分(a%)との差にも
大きく影響される。即ち、その差が小さい程(aが大き
い程/製品のもつ絶対水分が多い程)、塗被層内部に発
生した水蒸気の圧力が強くなり、結果的にブリスターが
発生し易くなる。よって、本発明では、このような水蒸
気の圧力に耐え得る製品の内部層間強度として、(1)
式の左辺の式で表示される内部層間強度より大きい内部
層間強度が必要であることを見出したのである。さら
に、内部層間強度は50(ft・lb/in2 ×1000)
以上、好ましくは100(ft・lb/in2 ×1000)
以上とする必要がある。因みに、製品の内部層間強度が
50(ft・lb/in2 ×1000)未満の場合には、水
分の調整を行いブリスターの発生を抑えても、印刷時の
インキのタックによる層間剥離(ピック現象)を発生さ
せる懸念がある。
ジワの場合と同様に温度20℃、湿度65%の環境下で
の塗被紙のもつ平衡水分(b%)と、同じ製品の印刷直
前の塗被紙(巻き取り製品)の水分(a%)との差にも
大きく影響される。即ち、その差が小さい程(aが大き
い程/製品のもつ絶対水分が多い程)、塗被層内部に発
生した水蒸気の圧力が強くなり、結果的にブリスターが
発生し易くなる。よって、本発明では、このような水蒸
気の圧力に耐え得る製品の内部層間強度として、(1)
式の左辺の式で表示される内部層間強度より大きい内部
層間強度が必要であることを見出したのである。さら
に、内部層間強度は50(ft・lb/in2 ×1000)
以上、好ましくは100(ft・lb/in2 ×1000)
以上とする必要がある。因みに、製品の内部層間強度が
50(ft・lb/in2 ×1000)未満の場合には、水
分の調整を行いブリスターの発生を抑えても、印刷時の
インキのタックによる層間剥離(ピック現象)を発生さ
せる懸念がある。
【0014】また、オフ輪用塗被紙(巻き取り製品)水
分(a%)は任意に設定することのできるものである
が、例えば0%にした場合は、ブリスターもオフ輪ジワ
も問題は殆どなくなると思われる。しかしながら、一方
でキャレンダー仕上げにおける平滑化効果が殆ど得られ
ないなど、印刷用塗被紙として満足な品質が得られな
い、あるいは印刷後の吸湿による紙癖等の問題が懸念さ
れる。さらに、実際に製品の水分を0%まで乾燥するに
は莫大な乾燥エネルギーが必要となり、製造原価が高く
なり過ぎる等の問題もある。したがって、塗被紙として
の総合的な品質を維持し、オフ輪印刷が満足にできるた
めには、最低1.0%、より好ましくは2.0%以上は
必要である。
分(a%)は任意に設定することのできるものである
が、例えば0%にした場合は、ブリスターもオフ輪ジワ
も問題は殆どなくなると思われる。しかしながら、一方
でキャレンダー仕上げにおける平滑化効果が殆ど得られ
ないなど、印刷用塗被紙として満足な品質が得られな
い、あるいは印刷後の吸湿による紙癖等の問題が懸念さ
れる。さらに、実際に製品の水分を0%まで乾燥するに
は莫大な乾燥エネルギーが必要となり、製造原価が高く
なり過ぎる等の問題もある。したがって、塗被紙として
の総合的な品質を維持し、オフ輪印刷が満足にできるた
めには、最低1.0%、より好ましくは2.0%以上は
必要である。
【0015】次ぎに、本発明に係る塗被紙用の原紙とし
ては、上記の特定される内部層間強度を満足するもので
あればパルプの種類等は特に限定されるものではなく、
例えば広葉樹晒クラフトパルプ、針葉樹晒クラフトパル
プ、高歩留りパルプ、古紙パルプ等任意に選択して使用
することができる。また、抄紙に際しては、酸性抄紙、
あるいはアルカリ性抄紙のいずれの方法でも適用でき、
サイズプレス、ロールコーター、ブレードコーター等で
予備塗工を施したような原紙も使用できる。
ては、上記の特定される内部層間強度を満足するもので
あればパルプの種類等は特に限定されるものではなく、
例えば広葉樹晒クラフトパルプ、針葉樹晒クラフトパル
プ、高歩留りパルプ、古紙パルプ等任意に選択して使用
することができる。また、抄紙に際しては、酸性抄紙、
あるいはアルカリ性抄紙のいずれの方法でも適用でき、
サイズプレス、ロールコーター、ブレードコーター等で
予備塗工を施したような原紙も使用できる。
【0016】また、本発明のオフ輪用印刷塗被紙の製造
において、その塗被組成物の主成分の1つである顔料に
ついても、特に限定されるものではなく、一般に塗被紙
製造分野で使用されている顔料の1種以上が適宜使用さ
れる。例えば、クレー、カオリン、水酸化アルミニウ
ム、沈降性炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、二酸
化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、サチンホワイト、
硫酸カルシウム、タルク、プラスチックピグメント等を
例示することができる。
において、その塗被組成物の主成分の1つである顔料に
ついても、特に限定されるものではなく、一般に塗被紙
製造分野で使用されている顔料の1種以上が適宜使用さ
れる。例えば、クレー、カオリン、水酸化アルミニウ
ム、沈降性炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、二酸
化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、サチンホワイト、
硫酸カルシウム、タルク、プラスチックピグメント等を
例示することができる。
【0017】また、顔料と同時に使用される接着剤とし
ては、例えばスチレン−ブタジエン共重合体、メチルメ
タクリレート−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系共
重合体ラテックス、アクリル酸エステルおよび/または
メタクリル酸エステル等の重合体または共重合体等のア
クリル系重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共重
合体等のビニル系重合体ラテックス、あるいはこれらの
各種重合体ラテックスをカルボキシル基等の官能基含有
単量体で変性したアルカリ部分溶解性あるいはアルカリ
非溶解性の重合体ラテックス、さらには陽性化澱粉、酸
化澱粉、酵素変性澱粉、熱化学変性澱粉、エーテル化澱
粉、エステル化澱粉、冷水可溶澱粉等の澱粉類、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等
のセルロース類、ポリビニルアルコール、オレフィン−
無水マレイン酸樹脂などの水溶性合成接着剤も適宜使用
される。これらの顔料および接着剤の他に、必要に応じ
て分散剤、耐水化剤、流動変性剤、着色剤、蛍光増白剤
等の各種添加剤が添加され、固形分濃度が40〜75重
量%の塗被組成物に仕上げられる。
ては、例えばスチレン−ブタジエン共重合体、メチルメ
タクリレート−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系共
重合体ラテックス、アクリル酸エステルおよび/または
メタクリル酸エステル等の重合体または共重合体等のア
クリル系重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共重
合体等のビニル系重合体ラテックス、あるいはこれらの
各種重合体ラテックスをカルボキシル基等の官能基含有
単量体で変性したアルカリ部分溶解性あるいはアルカリ
非溶解性の重合体ラテックス、さらには陽性化澱粉、酸
化澱粉、酵素変性澱粉、熱化学変性澱粉、エーテル化澱
粉、エステル化澱粉、冷水可溶澱粉等の澱粉類、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等
のセルロース類、ポリビニルアルコール、オレフィン−
無水マレイン酸樹脂などの水溶性合成接着剤も適宜使用
される。これらの顔料および接着剤の他に、必要に応じ
て分散剤、耐水化剤、流動変性剤、着色剤、蛍光増白剤
等の各種添加剤が添加され、固形分濃度が40〜75重
量%の塗被組成物に仕上げられる。
【0018】塗被組成物(以後、塗料と称す)を原紙へ
塗工する際の塗工装置としては、一般の塗被紙の製造に
用いられる塗工装置、例えばブレードコーター、エアー
ナイフコーター、ロールコーター、リバースロールコー
ター、バーコーター、カーテンコーター、ダイスロット
コーター、グラビアコーター、チャンプレックスコータ
ー、サイズプレスコーター等の塗工装置を設けたオンマ
シンあるいはオフマシンコーターによって、原紙の少な
くとも片面に一層あるいは多層に分けて塗工される。そ
の際の塗料の固形分濃度は、前記した如く一般に40〜
75重量%程度であるが、操業性を考慮すると45〜7
0重量%の範囲が好ましい。また、キャレンダー仕上げ
の方法は、グロスあるいはマットキャレンダーとして、
例えばスーパーキャレンダー、グロスキャレンダー、ソ
フトコンパクトキャレンダーなどの金属ロールと弾性ロ
ールよりなる各種キャレンダーが、オンマシンまたはオ
フマシン仕様で適宜使用できる。しかしながら、本発明
者等の考察によると、使用するキャレンダーとして表面
温度が100℃以上の金属ロールと弾性ロールよりなる
高温キャレンダーを使用することで、キャレンダー前の
水分を低くしても、高光沢、高平滑を呈するオフ輪印刷
用塗被紙が得られ易いために、より好ましい実施態様で
ある。
塗工する際の塗工装置としては、一般の塗被紙の製造に
用いられる塗工装置、例えばブレードコーター、エアー
ナイフコーター、ロールコーター、リバースロールコー
ター、バーコーター、カーテンコーター、ダイスロット
コーター、グラビアコーター、チャンプレックスコータ
ー、サイズプレスコーター等の塗工装置を設けたオンマ
シンあるいはオフマシンコーターによって、原紙の少な
くとも片面に一層あるいは多層に分けて塗工される。そ
の際の塗料の固形分濃度は、前記した如く一般に40〜
75重量%程度であるが、操業性を考慮すると45〜7
0重量%の範囲が好ましい。また、キャレンダー仕上げ
の方法は、グロスあるいはマットキャレンダーとして、
例えばスーパーキャレンダー、グロスキャレンダー、ソ
フトコンパクトキャレンダーなどの金属ロールと弾性ロ
ールよりなる各種キャレンダーが、オンマシンまたはオ
フマシン仕様で適宜使用できる。しかしながら、本発明
者等の考察によると、使用するキャレンダーとして表面
温度が100℃以上の金属ロールと弾性ロールよりなる
高温キャレンダーを使用することで、キャレンダー前の
水分を低くしても、高光沢、高平滑を呈するオフ輪印刷
用塗被紙が得られ易いために、より好ましい実施態様で
ある。
【0019】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、勿論、本発明はそれらの範囲に限定されるもの
ではない。また、例中の「部」および「%」は特に断ら
ない限り、それぞれ「重量部」および「重量%」を示
す。なお評価方法は下記の通りである。
するが、勿論、本発明はそれらの範囲に限定されるもの
ではない。また、例中の「部」および「%」は特に断ら
ない限り、それぞれ「重量部」および「重量%」を示
す。なお評価方法は下記の通りである。
【0020】(内部層間強度)TAPPI実用試験法U
M 403の「内部結合試験機による繊維間結合試験」に準
拠して測定した。
M 403の「内部結合試験機による繊維間結合試験」に準
拠して測定した。
【0021】(塗被紙水分)JIS P−8127の
「紙及び板紙の水分試験方法」に準拠して測定した。
「紙及び板紙の水分試験方法」に準拠して測定した。
【0022】(オフ輪ジワの評価)オフ輪用印刷機(シ
ステムC−20/小森コーポレーション製)を用いて印
刷を行い、発生したオフ輪ジワを目視により、下記の基
準により観察した。 〔評価基準〕 ◎ :オフ輪ジワの発生が殆ど見られない。 ○ :極めて軽度のオフ輪ジワの発生が見られる。 △ :オフ輪ジワの発生が見られる。 × :きついオフ輪ジワの発生が見られる。
ステムC−20/小森コーポレーション製)を用いて印
刷を行い、発生したオフ輪ジワを目視により、下記の基
準により観察した。 〔評価基準〕 ◎ :オフ輪ジワの発生が殆ど見られない。 ○ :極めて軽度のオフ輪ジワの発生が見られる。 △ :オフ輪ジワの発生が見られる。 × :きついオフ輪ジワの発生が見られる。
【0023】実施例1 (原紙の調製)LBKP(c.s.f. 510ml)90部、
NBKP(c.s.f. 460ml)10部からなるパルプス
ラリーに、填料としてタルクを紙灰分が9%になるよう
に添加し、さらに内添ロジンサイズ剤(商品名:サイズ
パインE /荒川化学製)0. 7部および硫酸アルミニウ
ム2部を添加して紙料を調製した後、長網抄紙機にて抄
紙し原々紙を得た。この原々紙に、5%濃度の酸化澱粉
(商品名:エースA/王子コーンスターチ製)水溶液を
用いてサイズプレス処理を行い、乾燥後塗工用原紙を得
た。この時のサイズプレス処理量は両面で8g/m2 で
あった。このようにして得られた原紙の米坪は60g/
m2 であった。
NBKP(c.s.f. 460ml)10部からなるパルプス
ラリーに、填料としてタルクを紙灰分が9%になるよう
に添加し、さらに内添ロジンサイズ剤(商品名:サイズ
パインE /荒川化学製)0. 7部および硫酸アルミニウ
ム2部を添加して紙料を調製した後、長網抄紙機にて抄
紙し原々紙を得た。この原々紙に、5%濃度の酸化澱粉
(商品名:エースA/王子コーンスターチ製)水溶液を
用いてサイズプレス処理を行い、乾燥後塗工用原紙を得
た。この時のサイズプレス処理量は両面で8g/m2 で
あった。このようにして得られた原紙の米坪は60g/
m2 であった。
【0024】(塗料の調製)重質炭酸カルシウム(商品
名:FMT−90/ファイマティック社製)30部、カ
オリン(商品名:アマゾン88/CADAM社製)70
部からなる顔料をコーレス分散機を用いて分散し、顔料
スラリーを得た。この顔料スラリーにスチレン−ブタジ
エン共重合体ラテックス(商品名:SN307/住友ダ
ウ社製)10部(固形分)、酸化澱粉糊液(商品名:エ
ースA/王子コーンスターチ社製)5部(固形分)から
なる固形分濃度55%の塗料を調製した。
名:FMT−90/ファイマティック社製)30部、カ
オリン(商品名:アマゾン88/CADAM社製)70
部からなる顔料をコーレス分散機を用いて分散し、顔料
スラリーを得た。この顔料スラリーにスチレン−ブタジ
エン共重合体ラテックス(商品名:SN307/住友ダ
ウ社製)10部(固形分)、酸化澱粉糊液(商品名:エ
ースA/王子コーンスターチ社製)5部(固形分)から
なる固形分濃度55%の塗料を調製した。
【0025】(塗被紙の製造)上記の塗料を用いて、前
記の米坪60g/m2 原紙に、片面当たり乾燥重量で1
8g/m2 になるようにブレードコーターで両面塗工を
行った。かくして得られた塗被紙を、金属ロールとコッ
トンロールよりなるスーパーキャレンダーに通紙し、オ
フ輪印刷用塗被紙を得た。このときの金属ロールの表面
温度は50℃であった。なお、塗料塗工後、乾燥等の条
件を適宜調整し、スーパーキャレンダー後(巻き取り製
品)の水分は3.3%であった。このようにして得た塗
被紙の内部層間強度、光沢、温度20℃/湿度65%に
おける平衡水分、およびオフ輪ジワ評価を表1に示し
た。
記の米坪60g/m2 原紙に、片面当たり乾燥重量で1
8g/m2 になるようにブレードコーターで両面塗工を
行った。かくして得られた塗被紙を、金属ロールとコッ
トンロールよりなるスーパーキャレンダーに通紙し、オ
フ輪印刷用塗被紙を得た。このときの金属ロールの表面
温度は50℃であった。なお、塗料塗工後、乾燥等の条
件を適宜調整し、スーパーキャレンダー後(巻き取り製
品)の水分は3.3%であった。このようにして得た塗
被紙の内部層間強度、光沢、温度20℃/湿度65%に
おける平衡水分、およびオフ輪ジワ評価を表1に示し
た。
【0026】実施例2 実施例1において、スーパーキャレンダー掛けの際、金
属ロールの表面温度を120℃とし、弾性ロールを硬質
プラスチックロールとした以外は実施例1と同様にして
オフ輪印刷用塗被紙を得た。この時のスーパーキャレン
ダー後(巻き取り製品)の水分は3.1%であった。こ
のようにして得られた塗被紙の内部層間強度、光沢、温
度20℃/湿度65%における平衡水分、およびオフ輪
ジワの評価を表1に示した。
属ロールの表面温度を120℃とし、弾性ロールを硬質
プラスチックロールとした以外は実施例1と同様にして
オフ輪印刷用塗被紙を得た。この時のスーパーキャレン
ダー後(巻き取り製品)の水分は3.1%であった。こ
のようにして得られた塗被紙の内部層間強度、光沢、温
度20℃/湿度65%における平衡水分、およびオフ輪
ジワの評価を表1に示した。
【0027】実施例3 実施例1において、パルプ調製に際し、使用したパルプ
をLBKP(c.s.f.430ml)100部からなるパルプ
スラリーとし、該パルプスラリー中に填料としてタルク
を紙灰分で6%となるように添加し、さらに内添紙力剤
(商品名:KW−356/荒川化学社製)0.3部を添
加した以外は、実施例1と同様にしてオフ輪印刷用塗被
紙を得た。なお、この時のスーパーキャレンダー後(巻
き取り製品)の水分は3.9%であった。このようにし
て得られた塗被紙の内部層間強度、光沢、温度20℃/
湿度65%における平衡水分、およびオフ輪ジワの評価
を表1に示した。
をLBKP(c.s.f.430ml)100部からなるパルプ
スラリーとし、該パルプスラリー中に填料としてタルク
を紙灰分で6%となるように添加し、さらに内添紙力剤
(商品名:KW−356/荒川化学社製)0.3部を添
加した以外は、実施例1と同様にしてオフ輪印刷用塗被
紙を得た。なお、この時のスーパーキャレンダー後(巻
き取り製品)の水分は3.9%であった。このようにし
て得られた塗被紙の内部層間強度、光沢、温度20℃/
湿度65%における平衡水分、およびオフ輪ジワの評価
を表1に示した。
【0028】実施例4 実施例3において、スーパーキャレンダー掛けの際、金
属ロールの表面温度を120℃とし、弾性ロールを硬質
プラスチックとした以外は実施例3と同様にしてオフ輪
印刷用塗被紙を得た。なお、この時のスーパーキャレン
ダー後(巻き取り製品)の水分は3.7%であった。こ
のようにして得られた塗被紙の内部層間強度、光沢、温
度20℃/湿度65%における平衡水分、およびオフ輪
ジワの評価を表1に示した。
属ロールの表面温度を120℃とし、弾性ロールを硬質
プラスチックとした以外は実施例3と同様にしてオフ輪
印刷用塗被紙を得た。なお、この時のスーパーキャレン
ダー後(巻き取り製品)の水分は3.7%であった。こ
のようにして得られた塗被紙の内部層間強度、光沢、温
度20℃/湿度65%における平衡水分、およびオフ輪
ジワの評価を表1に示した。
【0029】実施例5 実施例1において、使用したパルプをLBKP(c.s.f.
380ml)70部、NBKP(c.s.f. 420ml)3
0部に変更し、填料としてタルクを紙灰分が5%になる
ように添加し、内添紙力剤(商品名:KW−356/荒
川化学社製)0.8部を添加した以外は、実施例1と同
様にしてオフ輪印刷用塗被紙を得た。なお、この時のス
ーパーキャレンダー後(巻き取り製品)の水分は2.8
%であった。このようにして得られた塗被紙の内部層間
強度、光沢、温度20℃/湿度65%における平衡水
分、およびオフ輪ジワの評価を表1に示した。
380ml)70部、NBKP(c.s.f. 420ml)3
0部に変更し、填料としてタルクを紙灰分が5%になる
ように添加し、内添紙力剤(商品名:KW−356/荒
川化学社製)0.8部を添加した以外は、実施例1と同
様にしてオフ輪印刷用塗被紙を得た。なお、この時のス
ーパーキャレンダー後(巻き取り製品)の水分は2.8
%であった。このようにして得られた塗被紙の内部層間
強度、光沢、温度20℃/湿度65%における平衡水
分、およびオフ輪ジワの評価を表1に示した。
【0030】実施例6 実施例5において、スーパーキャレンダー掛けの際、金
属ロールの表面温度を120℃とし、弾性ロールを硬質
プラスチックとした以外は実施例5と同様にしてオフ輪
印刷用塗被紙を得た。なお、この時のスーパーキャレン
ダー後(巻き取り製品)の水分は2.6%であった。こ
のようにして得られた塗被紙の内部層間強度、光沢、温
度20℃/湿度65%における平衡水分、およびオフ輪
ジワの評価を表1に示した。
属ロールの表面温度を120℃とし、弾性ロールを硬質
プラスチックとした以外は実施例5と同様にしてオフ輪
印刷用塗被紙を得た。なお、この時のスーパーキャレン
ダー後(巻き取り製品)の水分は2.6%であった。こ
のようにして得られた塗被紙の内部層間強度、光沢、温
度20℃/湿度65%における平衡水分、およびオフ輪
ジワの評価を表1に示した。
【0031】比較例1 実施例1において、スーパーキャレンダー後(巻き取り
製品)の水分3.3%を5.4%となるように調節した
以外は、実施例1と同様にしてオフ輪印刷用塗被紙を得
た。このようにして得られた塗被紙の内部層間強度、光
沢、温度20℃/湿度65%における平衡水分、および
オフ輪ジワの評価を表1に示した。
製品)の水分3.3%を5.4%となるように調節した
以外は、実施例1と同様にしてオフ輪印刷用塗被紙を得
た。このようにして得られた塗被紙の内部層間強度、光
沢、温度20℃/湿度65%における平衡水分、および
オフ輪ジワの評価を表1に示した。
【0032】比較例2 実施例3において、スーパーキャレンダー後(巻き取り
製品)の水分3.9%を5.3%となるように調節した
以外は、実施例3と同様にしてオフ輪印刷用塗被紙を得
た。このようにして得られた塗被紙の内部層間強度、光
沢、温度20℃/湿度65%における平衡水分、および
オフ輪ジワの評価を表1に示した。
製品)の水分3.9%を5.3%となるように調節した
以外は、実施例3と同様にしてオフ輪印刷用塗被紙を得
た。このようにして得られた塗被紙の内部層間強度、光
沢、温度20℃/湿度65%における平衡水分、および
オフ輪ジワの評価を表1に示した。
【0033】比較例3 実施例5において、スーパーキャレンダー後(巻き取り
製品)の水分2.8%を5.3%となるように調節した
以外は、実施例5と同様にしてオフ輪印刷用塗被紙を得
た。このようにして得られた塗被紙の内部層間強度、光
沢、温度20℃/湿度65%における平衡水分、および
オフ輪ジワの評価を表1に示した。
製品)の水分2.8%を5.3%となるように調節した
以外は、実施例5と同様にしてオフ輪印刷用塗被紙を得
た。このようにして得られた塗被紙の内部層間強度、光
沢、温度20℃/湿度65%における平衡水分、および
オフ輪ジワの評価を表1に示した。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】表1の結果から明らかな様に、本発明の
製造方法で得られたオフ輪印刷用塗被紙は、オフ輪ジ
ワ、およびブリスターの発生しない、良好なオフ輪印刷
用塗被紙であった。
製造方法で得られたオフ輪印刷用塗被紙は、オフ輪ジ
ワ、およびブリスターの発生しない、良好なオフ輪印刷
用塗被紙であった。
Claims (2)
- 【請求項1】原紙に顔料および接着剤を主成分とする乾
燥塗工層を設けた後、キャレンダー仕上げして得られる
オフセット輪転印刷用塗被紙において、該キャレンダー
仕上げ後の塗被紙のTAPPI実用試験法UM 403に準
拠して測定される内部層間強度(Z)と、該キャレンダ
ー仕上げ製品(巻き取り)の水分(a%)、および同じ
製品の温度20℃、関係湿度65%の環境下における平
衡水分(b%)との間に下記(1)式の条件が満たされ
ることを特徴とするオフセット輪転印刷用塗被紙。 {−2(b−a)+7}×100<Z<{2(b−a)+1}×100 (1) ここに、(b−a)≦4である。 - 【請求項2】キャレンダーが、表面温度100℃以上の
金属ロールと、弾性ロールよりなる高温キャレンダーで
ある請求項1または請求項2記載のオフセット輪転印刷
用塗被紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10501596A JPH09291496A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | オフセット輪転印刷用塗被紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10501596A JPH09291496A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | オフセット輪転印刷用塗被紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09291496A true JPH09291496A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14396249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10501596A Pending JPH09291496A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | オフセット輪転印刷用塗被紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09291496A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008088625A (ja) * | 2007-10-30 | 2008-04-17 | Oji Paper Co Ltd | 塗工紙 |
| JP2013503986A (ja) * | 2009-09-09 | 2013-02-04 | ウーペーエム−キュンメネ コーポレイション | 紙製品及び紙製品の製造方法 |
-
1996
- 1996-04-25 JP JP10501596A patent/JPH09291496A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008088625A (ja) * | 2007-10-30 | 2008-04-17 | Oji Paper Co Ltd | 塗工紙 |
| JP2013503986A (ja) * | 2009-09-09 | 2013-02-04 | ウーペーエム−キュンメネ コーポレイション | 紙製品及び紙製品の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20031219 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040106 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040413 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |