JPH09291504A - 透水性セメントコンクリート組成物及び透水性セメント コンクリート体 - Google Patents

透水性セメントコンクリート組成物及び透水性セメント コンクリート体

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JPH09291504A
JPH09291504A JP10762796A JP10762796A JPH09291504A JP H09291504 A JPH09291504 A JP H09291504A JP 10762796 A JP10762796 A JP 10762796A JP 10762796 A JP10762796 A JP 10762796A JP H09291504 A JPH09291504 A JP H09291504A
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water
weight
particles
cement concrete
binder
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JP10762796A
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Shigeru Yokoyama
滋 横山
Yoshihisa Kaneda
由久 金田
Takuya Sasaki
拓哉 佐々木
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Original Assignee
Chichibu Onoda Cement Corp
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    • C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B38/00—Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高強度、かつ、高透水性セメントコンクリー
ト材料を提供することである。 【解決手段】 セメントコンクリート混合物1m3 当た
り280〜580kgの結合材と、この結合材1重量部
に対して0.2〜0.25重量部の水と、前記結合材1
重量部に対して0.005〜0.03重量部の減水剤
と、7号砕石とを含む透水性セメントコンクリート組成
物であって、前記結合材は、ポルトランドセメントAと
無機固体粒子Bとを含み、前記無機固体粒子Bは、その
粒子中90〜100%が粒径0.01〜0.5μmの大
きさである透水性セメントコンクリート組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高強度・高透水性
セメントコンクリート材料に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、非透水性構築物
による都市化が行われている。具体的にはアスファルト
やコンクリートによる車道や歩道の舗装化は著しく進ん
でいる。都市部にあっては、土が露出している部分は著
しく少なくなって来た。この為、弊害も大きくなって来
た。例えば、雨水の浸透が妨げられ、大雨が降ると、道
路は水で覆われ、通行に大きな妨げとなっている。又、
雨水の浸透が妨げられる結果、地下水の減少による地盤
沈下も問題になっている。更には、土中生物の生態系の
変化、樹木の成育の阻害なども問題になっている。
【0003】このようなことから透水性材料による道路
舗装が望まれるようになり、透水性アスファルトが提案
された。しかし、透水性アスファルトは、元来、透水性
が十分でなく、かつ、太陽熱などにより軟化・溶融し、
目詰まりを起こし、透水性を一層低下させる。更には、
強度の経年変化が大きく、満足できるものではなかっ
た。
【0004】これに代わるものとして透水性セメントコ
ンクリート(以下、単に、透水性コンクリートとも言
う)が提案された。例えば、セメントコンクリート混合
物1m 3 当たり、300〜400kgのポルトランドセ
メント、このポルトランドセメント1重量部に対して
0.005〜0.1重量部のバインダ(有機樹脂)と
0.35〜0.45重量部の水及び残部の骨材からなる
配合割合で構成されるセメントコンクリート混合物であ
って、前記骨材が、5mm篩の通過重量百分率が50〜
100%、2.5mm篩の通過重量百分率が、水/セメ
ント重量比が0.35〜0.43の場合には8〜25
%、水/セメント重量比が0.43よりも大きく、か
つ、0.45以下の場合には0〜18%、そして1.2
mm篩の通過重量百分率が0〜6%である粒度分布を有
する前記セメントコンクリート混合物を混練し、その結
果生成したコンクリート混練物をフィニッシャで被舗装
面に打設することによって高い透水性を有するセメント
コンクリート舗装を構築する方法(特公平5−3429
9号公報)や、セメントコンクリート混合物1m3 当た
り、300〜400kgのポルトランドセメント、この
ポルトランドセメント1重量部に対して0.008〜
0.04重量部のバインダ(有機樹脂)と0.3〜0.
45重量部の水及び残部をなす10:90〜15:85
の重量比の砂と7号砕石よりなる骨材を混練し、得られ
た混合物を流し又は注型し、そして硬化させる工程より
なる透水性セメントコンクリート構築物を製造する方法
(特公平7−9902号等)が提案された。
【0005】しかし、これら提案の透水性コンクリート
は、曲げ強度が3N/mm2 にもならず、道路舗装用に
用いることが出来ない。すなわち、道路舗装用としては
曲げ強度が3.5N/mm2 以上のものが望まれている
のである。従って、本発明の課題は、高強度、かつ、高
透水性セメントコンクリート材料を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記本発明の課題は、セ
メントコンクリート混合物1m3 当たり280〜580
kgの結合材と、この結合材1重量部に対して0.2〜
0.25重量部の水と、前記結合材1重量部に対して
0.005〜0.03重量部の減水剤と、7号砕石とを
含む透水性セメントコンクリート組成物であって、前記
結合材は、ポルトランドセメントAと無機固体粒子Bと
を含み、前記無機固体粒子Bは、その粒子中90〜10
0%が粒径0.01〜0.5μmの大きさであることを
特徴とする透水性セメントコンクリート組成物によって
解決される。
【0007】又、セメントコンクリート混合物1m3 当
たり280〜580kgの結合材と、この結合材1重量
部に対して0.2〜0.25重量部の水と、前記結合材
1重量部に対して0.005〜0.03重量部の減水剤
と、7号砕石とを含む透水性セメントコンクリート組成
物であって、前記結合材は、ポルトランドセメントAと
無機固体微粒子Bと中間粒子Cとを含み、前記無機固体
粒子Bは、その粒子中90〜100%が粒径0.01〜
0.5μmの大きさであり、前記中間粒子Cは、前記無
機固体粒子Bよりその平均粒径が大きく、かつ、その粒
子中90〜100%が粒径0.1〜15μmの大きさで
あることを特徴とする透水性セメントコンクリート組成
物によって解決される。
【0008】尚、上記の透水性セメントコンクリート組
成物において、ポルトランドセメントAと無機固体微粒
子Bとの割合は、ポルトランドセメントA100重量部
に対して無機固体微粒子Bが5〜34重量部(特に、1
0〜25重量部)であるものが好ましい。又、ポルトラ
ンドセメントAと無機固体微粒子Bと中間粒子Cとの割
合は、ポルトランドセメントA100重量部に対して無
機固体微粒子Bが4.9〜34重量部(特に、10〜2
5重量部)、中間粒子Cが0.1〜54重量部(特に、
10〜25重量部)、無機固体微粒子Bと中間粒子Cと
の総量が5〜67重量部(特に、20〜43重量部)で
あるものが好ましい。
【0009】又、無機固体粒子Bは、BET比表面積が
15〜25m2 /gのものが好ましい。特に、その粒子
中90〜100%が粒径0.02〜0.4μmの大きさ
のものであるのが好ましい。更には、BET比表面積が
18〜23m2 /gの要件を満たすものが一層好まし
い。又、中間粒子Cは、ブレーン比表面積が6000〜
30000cm2 /gのものが好ましい。特に、その粒
子中90〜100%が粒径1〜10μmの大きさのもの
であるのが好ましい。更には、ブレーン比表面積が80
00〜20000cm2 /gの要件を満たすものが一層
好ましい。
【0010】尚、粒子の大きさは微粒子測定装置(大塚
電子(株)製のLPA3000/3100)によるもの
であり、BET比表面積はBET比表面積測定装置(マ
イクロメリティック社製のアキュソーブ2100−02
形)によるものであり、ブレーン比表面積はブレーン空
気透過装置(東京理化精機製作所製のブレーン空気透過
粉末度測定器)によるものである。
【0011】又、上記透水性セメントコンクリート組成
物で用いられる骨材としての7号砕石の50重量%以内
の量を6号砕石によって置換しても良い。すなわち、6
号砕石の併用により機械的強度の向上が得られる。尚、
7号砕石のみでも良い。又、上記の透水性セメントコン
クリート組成物が硬化してなる透水性セメントコンクリ
ート体であって、この透水性セメントコンクリート体は
空隙率が18〜35%、28日曲げ強度が3.5〜8.
0N/mm2 、28日圧縮強度が15〜50N/mm2
であることを特徴とする透水性セメントコンクリート体
によって解決される。
【0012】又、上記の透水性セメントコンクリート組
成物が硬化してなる透水性セメントコンクリート体であ
って、この透水性セメントコンクリート体は空隙率が2
2〜28%、28日曲げ強度が4.5〜8.0N/mm
2 、28日圧縮強度が20〜50N/mm2 であること
を特徴とする透水性セメントコンクリート体によって解
決される。
【0013】尚、上記透水性セメントコンクリート体に
あっては、結合材と水の混練後に7号砕石が添加・混練
されてなる透水性セメントコンクリート体であるものが
好ましい。本発明において、セメントコンクリート混合
物1m3 当たり280〜580kgの結合材を用いるよ
うにしたのは、280kg未満の少な過ぎた場合には、
透水性セメントコンクリート体に大きな強度が確保され
ない為である。すなわち、28日曲げ強度が3.5N/
mm2 以上、28日圧縮強度が15N/mm2 以上のも
のを確保しようとすると、セメントコンクリート混合物
1m3 当たり280kg以上の結合材を用いなければな
らなかった。更に、28日曲げ強度が4.5N/mm2
以上、28日圧縮強度が20N/mm2 以上のものを確
保しようとすると、セメントコンクリート混合物1m3
当たり350kg以上の結合材を用いる必要が有った。
従って、セメントコンクリート混合物1m3 当たり35
0kg以上の結合材を用いるのが好ましい。
【0014】そして、結合材として、単に、ポルトラン
ドセメントのみでなく、その粒子中90〜100%が粒
径0.01〜0.5μmの大きさである無機固体粒子B
をも用いるようにしたのは、これによって、透水性を大
幅に低下せしめることなく、透水性セメントコンクリー
ト体の強度向上を図る為である。つまり、シリカヒュー
ムやシリカフラワー等の上記特徴を有する大きさの鉱物
性微粉末(無機固体粒子B)を用いることにより、特に
ポルトランドセメントA100重量部に対して前記無機
固体微粒子Bを5〜34重量部(特に、10〜25重量
部)を用いることによって、透水性を大幅に低下せしめ
ることなく、透水性セメントコンクリート体の強度向上
が図れる。更には、ポルトランドセメントA100重量
部に対して前記無機固体微粒子Bを4.9〜34重量部
(特に、10〜25重量部)、かつ、例えば白土、高炉
スラグ、ゼオライト、フライアッシュ、石灰、ケイ石
(中でも、潜在水硬性やポゾラン活性を有するものが好
ましい)等の群の中から選ばれ、前記無機固体粒子Bよ
りその平均粒径が大きく、しかも、その粒子中90〜1
00%が粒径0.1〜15μmの大きさである中間粒子
Cを0.1〜54重量部(特に、10〜25重量部)、
前記無機固体微粒子Bと中間粒子Cとの総量が5〜67
重量部(特に、20〜43重量部)の割合で用いること
によって、透水性を大幅に低下せしめることなく、透水
性セメントコンクリート体の強度向上が図れる。特に、
無機固体微粒子Bと中間粒子Cとの割合はB/C=25
/75〜50/50のものが好ましい。
【0015】尚、本発明で無機固体微粒子Bや中間粒子
Cの大きさを特に規定したのは、この要件を満たさない
ものは曲げ強度や圧縮強度の向上効果が小さかったから
である。結合材1重量部に対して0.2〜0.25重量
部の水としたのは、水が0.2重量部未満の少な過ぎた
場合には、練り混ぜが困難になり、逆に、0.25重量
部を越えて多くなり過ぎた場合には、透水性セメントコ
ンクリート体の空隙率が低下し、透水性が低下し、か
つ、強度も低下したからである。
【0016】結合材1重量部に対して0.005〜0.
03重量部の減水剤としたのは、減水剤が0.005重
量部未満の少な過ぎた場合には、練り混ぜが困難にな
り、逆に、0.03重量部を越えて多くなり過ぎても効
果向上に大きな変化は認められないことから、0.03
重量部以下とした。好ましいのは、結合材1重量部に対
して減水剤が0.01〜0.02重量部である。
【0017】そして、上記組成の混合物、特に結合材と
水と減水剤とを混練した後、砕石(7号砕石)を添加・
混練し、これを硬化させることにより、空隙率が18〜
35%、28日曲げ強度が3.5〜8.0N/mm2 、
28日圧縮強度が15〜50N/mm2 の透水性セメン
トコンクリート体が得られる。特に、セメントコンクリ
ート混合物1m3 当たり280〜580kgの結合材
(ポルトランドセメントAと上記特徴の無機固体粒子B
とを含む。特に、ポルトランドセメントAと上記特徴の
無機固体微粒子Bと上記特徴の中間粒子Cとを含む)
と、この結合材1重量部に対して0.2〜0.25重量
部の水と、前記結合材1重量部に対して0.005〜
0.03重量部の減水剤と、残部が主として7号砕石と
からなる透水性セメントコンクリート組成物を硬化、特
にセメントコンクリート混合物1m3 当たり350〜5
80kgの結合材(ポルトランドセメントAと上記特徴
の無機固体粒子Bとを含む。特に、ポルトランドセメン
トAと上記特徴の無機固体微粒子Bと上記特徴の中間粒
子Cとを含む)と、この結合材1重量部に対して0.2
〜0.25重量部の水と、前記結合材1重量部に対して
0.005〜0.03重量部の減水剤とを混練した後、
所定量の7号砕石を添加・混練し、これを硬化させるこ
とにより、空隙率が22〜28%、28日曲げ強度が
4.5〜8.0N/mm2 、28日圧縮強度が20〜5
0N/mm2 の透水性セメントコンクリート体が得られ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の透水性セメントコンクリ
ート組成物は、セメントコンクリート混合物1m3 当た
り280〜580kgの結合材と、この結合材1重量部
に対して0.2〜0.25重量部の水と、前記結合材1
重量部に対して0.005〜0.03重量部の減水剤
と、7号砕石とを含む透水性セメントコンクリート組成
物であって、前記結合材は、ポルトランドセメントAと
無機固体粒子Bとを含み、前記無機固体粒子Bは、その
粒子中90〜100%が粒径0.01〜0.5μmの大
きさである。特に、セメントコンクリート混合物1m3
当たり280〜580kgの結合材と、この結合材1重
量部に対して0.2〜0.25重量部の水と、前記結合
材1重量部に対して0.005〜0.03重量部の減水
剤と、残部が主として7号砕石とからなる透水性セメン
トコンクリート組成物であって、前記結合材は、ポルト
ランドセメントAと無機固体粒子Bとを含み、前記無機
固体粒子Bは、その粒子中90〜100%が粒径0.0
1〜0.5μmの大きさである。又、セメントコンクリ
ート混合物1m3 当たり280〜580kgの結合材
と、この結合材1重量部に対して0.2〜0.25重量
部の水と、前記結合材1重量部に対して0.005〜
0.03重量部の減水剤と、7号砕石とを含む透水性セ
メントコンクリート組成物であって、前記結合材は、ポ
ルトランドセメントAと無機固体微粒子Bと中間粒子C
とを含み、前記無機固体粒子Bは、その粒子中90〜1
00%が粒径0.01〜0.5μmの大きさであり、前
記中間粒子Cは、前記無機固体粒子Bよりその平均粒径
が大きく、かつ、その粒子中90〜100%が粒径0.
1〜15μmの大きさである。特に、セメントコンクリ
ート混合物1m 3 当たり280〜580kgの結合材
と、この結合材1重量部に対して0.2〜0.25重量
部の水と、前記結合材1重量部に対して0.005〜
0.03重量部の減水剤と、残部が主として7号砕石と
からなる透水性セメントコンクリート組成物であって、
前記結合材は、ポルトランドセメントAと無機固体微粒
子Bと中間粒子Cとを含み、前記無機固体粒子Bは、そ
の粒子中90〜100%が粒径0.01〜0.5μmの
大きさであり、前記中間粒子Cは、前記無機固体粒子B
よりその平均粒径が大きく、かつ、その粒子中90〜1
00%が粒径0.1〜15μmの大きさである。これら
の透水性セメントコンクリート組成物において、ポルト
ランドセメントAと無機固体微粒子Bとの割合は、ポル
トランドセメントA100重量部に対して無機固体微粒
子Bが5〜34重量部(特に、10〜25重量部)であ
る。又、ポルトランドセメントAと無機固体微粒子Bと
中間粒子Cとの割合は、ポルトランドセメントA100
重量部に対して無機固体微粒子Bが4.9〜34重量部
(特に、10〜25重量部)、中間粒子Cが0.1〜5
4重量部(特に、10〜25重量部)、無機固体微粒子
Bと中間粒子Cとの総量が5〜67重量部(特に、20
〜43重量部)である。更に、無機固体微粒子Bと中間
粒子Cとの割合はB/C=25/75〜50/50であ
る。無機固体粒子Bは、BET比表面積が15〜25m
2 /gのものである。特に、その粒子中90〜100%
が粒径0.02〜0.4μmの大きさのものである。更
には、BET比表面積が18〜23m2 /gの要件を満
たす。中間粒子Cは、ブレーン比表面積が6000〜3
0000cm2 /gのものである。特に、その粒子中9
0〜100%が粒径1〜10μmの大きさのものであ
る。更には、ブレーン比表面積が8000〜20000
cm2 /gの要件を満たす。上記透水性セメントコンク
リート組成物で用いられる骨材としての7号砕石の50
重量%以内の量が6号砕石によって置換される。7号砕
石のみの場合も有る。又、着色材(例えば、ベンガラ)
などの添加物が適宜用いられる。
【0019】尚、本明細書において、「セメントコンク
リート混合物1m3 当たり」とは、混合物中の空隙が除
外されて計算される容積1m3 当たりを意味する。又、
本発明の透水性セメントコンクリート体は、上記の透水
性セメントコンクリート組成物が硬化してなり、この透
水性セメントコンクリート体は空隙率が18〜35%、
28日曲げ強度が3.5〜8.0N/mm2 、28日圧
縮強度が15〜50N/mm2 である。特に、上記の透
水性セメントコンクリート組成物が硬化してなり、この
透水性セメントコンクリート体は空隙率が22〜28
%、28日曲げ強度が4.5〜8.0N/mm2 、28
日圧縮強度が20〜50N/mm2 である。特に、セメ
ントコンクリート混合物1m3 当たり350〜490k
gの結合材(ポルトランドセメントAと上記特徴の無機
固体微粒子Bとを含む。特に、ポルトランドセメントA
と上記特徴の無機固体微粒子Bと上記特徴の中間粒子C
とを含む)と、この結合材1重量部に対して0.2〜
0.25重量部の水と、前記結合材1重量部に対して
0.005〜0.03重量部の減水剤と、残部が主とし
て7号砕石とからなる透水性セメントコンクリート組成
物(混合物)が硬化したものである。更には、セメント
コンクリート混合物1m3 当たり350〜490kgの
結合材(ポルトランドセメントAと上記特徴の無機固体
微粒子Bとを含む。特に、ポルトランドセメントAと上
記特徴の無機固体微粒子Bと上記特徴の中間粒子Cとを
含む)と、この結合材1重量部に対して0.2〜0.2
5重量部の水と、前記結合材1重量部に対して0.00
5〜0.03重量部の減水剤とを混練した後、所定量の
7号砕石を添加・混練し、これが硬化してなり、空隙率
が22〜28%、28日曲げ強度が4.5〜8.0N/
mm2 、28日圧縮強度が20〜50N/mm2 であ
る。
【0020】そして、透水性セメントコンクリート体と
しては、車道、歩道、駐車場、広場などにおける舗装、
更には表土下に構築される透水層、各種のブロックなど
が挙げられるが、これらに限られるものではない。ポル
トランドセメントは、普通ポルトランドセメント、早強
ポルトランドセメント、超早強ポルトランドセメント、
中庸熱ポルトランドセメントなどが挙げられ、如何なる
ポルトランドセメントでも用いることが出来る。
【0021】上記特徴の無機固体粒子Bは、例えばシリ
カヒュームやシリカフラワー等の群の中から選ばれる。
一種、あるいは二種以上が用いられる。上記特徴の中間
粒子Cは、例えば白土、高炉スラグ、ゼオライト、フラ
イアッシュ、石灰、ケイ石(中でも、潜在水硬性やポゾ
ラン活性を有するものが好ましい)等の群の中から選ば
れる。一種、あるいは二種以上が用いられる。
【0022】減水剤(高性能減水剤)としては、例えば
β−ナフタレンスルホン酸やポリカルボン酸系のものが
用いられる。そして、液状のものでも、粉状のものでも
良い。
【0023】
【実施例、並びに比較例】結合材〔ポルトランドセメン
ト(秩父小野田(株)製の普通ポルトランドセメント)
Aと、無機固体微粒子(粒子中95%が粒径0.02〜
0.4μm、BET比表面積20m2 /gのエルケム社
製940Uのシリカヒューム)Bと、中間粒子(粒子中
95%が粒径1〜15μm、ブレーン比表面積1000
0cm2 /gの第一セメント社製ファインセラメント1
0Aの高炉スラグ)Cとからなる〕と、水と、減水剤
(花王(株)製のマイティ100)と、7号砕石及び6
号砕石を用意した。
【0024】そして、先ず、セメントコンクリート混合
物1m3 当たり所定量の結合材(所定量の普通ポルトラ
ンドセメントAとシリカヒュームBと高炉スラグC)
と、所定量の水と、所定量の減水剤とを混練した後、所
定量の7号砕石(場合によっては一部が6号砕石で置
換)を添加、混練する2段階式の混練を行った。混練
後、温度20℃、湿度60%の条件下で成型、養生を行
い、4cm×4cm×16cmの大きさのサンプルを
得、空隙率、曲げ強度、圧縮強度を調べたので、その結
果をグラフで示した。
【0025】すなわち、結合材量と空隙率との関係を図
1に示した。これによれば、セメントコンクリート混合
物1m3 当たり結合材が580kg以下の場合には、空
隙率が18%以上あることが判る。特に、結合材が49
0kg以下の場合には、空隙率が22%以上あることが
判る。又、結合材量と28日曲げ強度との関係を図2、
結合材量と28日圧縮強度との関係を図3に示した。こ
れによれば、セメントコンクリート混合物1m3 当たり
結合材が280kg以上の場合には、28日曲げ強度が
3.5N/mm2 以上、28日圧縮強度が15N/mm
2 以上あることが判る。特に、結合材が350kg以上
の場合には、28日曲げ強度が4.5N/mm2 以上、
28日圧縮強度が20N/mm2 以上となり、機械的強
度が一層向上したものである。
【0026】又、図2や図3には、エポキシ樹脂を添加
したものについても示した。これによれば、エポキシ樹
脂を添加していない系の方が好ましい結果を示している
ことが判る。結合材量と空隙率との関係、結合材量と2
8日曲げ強度との関係、結合材量と28日圧縮強度との
関係を示した図1〜図3では、結合材量中におけるポル
トランドセメントAと無機固体微粒子Bと中間粒子Cと
の割合はA:B:C=7:1:2(重量比)の関係に有
る。
【0027】そこで、ポルトランドセメントAに対する
無機固体微粒子Bや中間粒子Cの配合割合によって如何
なる影響が有るかを調べた。すなわち、ポルトランドセ
メントA100重量部に対する無機固体微粒子Bの配合
割合と28日曲げ強度との関係を図4に、無機固体微粒
子Bの配合割合と28日圧縮強度との関係を図5に示し
た。又、ポルトランドセメントA100重量部に対する
中間粒子Cの配合割合と28日曲げ強度との関係を図6
に、中間粒子Cの配合割合と28日圧縮強度との関係を
図7に示した。これによれば、ポルトランドセメントA
100重量部に対して無機固体微粒子Bが4.9〜34
重量部、特に10〜25重量部の割合が好ましいことが
判る。又、ポルトランドセメントA100重量部に対し
て中間粒子Cが0.1〜54重量部、特に10〜25重
量部の割合が好ましいことが判る。更に、図8や図9に
よれば、無機固体微粒子Bと中間粒子Cとの総量が5〜
67重量部、特に20〜43重量部が好ましい。
【0028】又、本発明の透水性セメントコンクリート
体の空隙率と28日曲げ強度との関係を図10に、本発
明の透水性セメントコンクリート体の空隙率と28日圧
縮強度との関係を図11に示す。これによれば、本発明
の透水性セメントコンクリート体は、空隙率が高くても
機械的強度に優れていることが判る。又、減水剤添加量
と曲げ強度との関係のグラフを図12に、減水剤添加量
と圧縮強度との関係のグラフを図13に示した。これに
よれば、結合材1重量部に対して減水剤を0.005重
量部以上、特に0.01重量部以上用いるのが好ましい
ことが判る。
【0029】
【発明の効果】高強度、かつ、高透水性セメントコンク
リート体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】結合材量と空隙率との関係を示すグラフ
【図2】結合材量と28日曲げ強度との関係を示すグラ
フ
【図3】結合材量と28日圧縮強度との関係を示すグラ
フ
【図4】無機固体微粒子Bの配合割合と28日曲げ強度
との関係を示すグラフ
【図5】無機固体微粒子Bの配合割合と28日圧縮強度
との関係を示すグラフ
【図6】中間粒子Cの配合割合と28日曲げ強度との関
係を示すグラフ
【図7】中間粒子Cの配合割合と28日圧縮強度との関
係を示すグラフ
【図8】無機固体微粒子B+中間粒子Cの量と28日曲
げ強度との関係を示すグラフ
【図9】無機固体微粒子B+中間粒子Cの量と28日圧
縮強度との関係を示すグラフ
【図10】空隙率と28日曲げ強度との関係を示すグラ
フ
【図11】空隙率と28日圧縮強度との関係を示すグラ
フ
【図12】減水剤添加量と曲げ強度との関係を示すグラ
フ
【図13】減水剤添加量と圧縮強度との関係を示すグラ
フ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメントコンクリート混合物1m3 当た
    り280〜580kgの結合材と、この結合材1重量部
    に対して0.2〜0.25重量部の水と、前記結合材1
    重量部に対して0.005〜0.03重量部の減水剤
    と、7号砕石とを含む透水性セメントコンクリート組成
    物であって、 前記結合材は、ポルトランドセメントAと無機固体粒子
    Bとを含み、 前記無機固体粒子Bは、その粒子中90〜100%が粒
    径0.01〜0.5μmの大きさであることを特徴とす
    る透水性セメントコンクリート組成物。
  2. 【請求項2】 セメントコンクリート混合物1m3 当た
    り280〜580kgの結合材と、この結合材1重量部
    に対して0.2〜0.25重量部の水と、前記結合材1
    重量部に対して0.005〜0.03重量部の減水剤
    と、7号砕石とを含む透水性セメントコンクリート組成
    物であって、 前記結合材は、ポルトランドセメントAと無機固体微粒
    子Bと中間粒子Cとを含み、 前記無機固体粒子Bは、その粒子中90〜100%が粒
    径0.01〜0.5μmの大きさであり、 前記中間粒子Cは、前記無機固体粒子Bよりその平均粒
    径が大きく、かつ、その粒子中90〜100%が粒径
    0.1〜15μmの大きさであることを特徴とする透水
    性セメントコンクリート組成物。
  3. 【請求項3】 ポルトランドセメントAと無機固体微粒
    子Bとの割合は、ポルトランドセメントA100重量部
    に対して無機固体微粒子Bが5〜34重量部であること
    を特徴とする請求項1又は請求項2の透水性セメントコ
    ンクリート組成物。
  4. 【請求項4】 ポルトランドセメントAと無機固体微粒
    子Bと中間粒子Cとの割合は、ポルトランドセメントA
    100重量部に対して無機固体微粒子Bが4.9〜34
    重量部、中間粒子Cが0.1〜54重量部、無機固体微
    粒子Bと中間粒子Cとの総量が5〜67重量部であるこ
    とを特徴とする請求項2の透水性セメントコンクリート
    組成物。
  5. 【請求項5】 無機固体粒子Bは、BET比表面積が1
    5〜25m2 /gのものであることを特徴とする請求項
    1〜請求項4いずれかの透水性セメントコンクリート組
    成物。
  6. 【請求項6】 中間粒子Cは、ブレーン比表面積が60
    00〜30000cm2 /gのものであることを特徴と
    する請求項2又は請求項4の透水性セメントコンクリー
    ト組成物。
  7. 【請求項7】 50重量%以内の量の7号砕石が6号砕
    石によって置換されてなることを特徴とする請求項1又
    は請求項2の透水性セメントコンクリート組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7いずれかに記載の透
    水性セメントコンクリート組成物が硬化してなる透水性
    セメントコンクリート体であって、この透水性セメント
    コンクリート体は空隙率が18〜35%、28日曲げ強
    度が3.5〜8.0N/mm2 、28日圧縮強度が15
    〜50N/mm2 であることを特徴とする透水性セメン
    トコンクリート体。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項7いずれかに記載の透
    水性セメントコンクリート組成物が硬化してなる透水性
    セメントコンクリート体であって、この透水性セメント
    コンクリート体は空隙率が22〜28%、28日曲げ強
    度が4.5〜8.0N/mm2 、28日圧縮強度が20
    〜50N/mm2 であることを特徴とする透水性セメン
    トコンクリート体。
  10. 【請求項10】 結合材と水の混練後に7号砕石が添加
    ・混練されてなることを特徴とする請求項8又は請求項
    9の透水性セメントコンクリート体。
JP10762796A 1996-04-26 1996-04-26 透水性セメントコンクリート組成物及び透水性セメント コンクリート体 Pending JPH09291504A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001233662A (ja) * 2000-02-25 2001-08-28 Denki Kagaku Kogyo Kk 排水性舗装用コンクリート組成物
JP2003128454A (ja) * 2000-10-04 2003-05-08 Taiheiyo Cement Corp 現場打ち透水性コンクリート及び車道用舗装
JP2013199805A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Ube Ind Ltd 高保水性ブロックおよび高保水性ブロックの製造方法

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