JPH09291559A - 作業機械の作動範囲制限装置 - Google Patents

作業機械の作動範囲制限装置

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JPH09291559A
JPH09291559A JP10813696A JP10813696A JPH09291559A JP H09291559 A JPH09291559 A JP H09291559A JP 10813696 A JP10813696 A JP 10813696A JP 10813696 A JP10813696 A JP 10813696A JP H09291559 A JPH09291559 A JP H09291559A
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JP
Japan
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operating
operating range
working
range
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Prior art date
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JP10813696A
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Tomoaki Ono
智昭 小野
Shoji Tozawa
祥二 戸澤
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設機械等の作業機械の作動範囲制御装置に
関し、オペレータによる作動制限の範囲情報の設定を必
要とせず、オペレータの操作負荷を軽減させることがで
きるようにする。 【解決手段】 携帯式の外部記憶部材6と、外部記憶部
材6を着脱自在にセットされることにより、外部記憶部
材6に記憶されている作動範囲設定データを読み出しう
るインタフェース部3と、作業装置における上記複数の
作動部材の位置情報を検出する位置検出手段2a,11
5−1〜115−4と、インタフェース部3を通じて読
み出された作動範囲設定データに基づき、作業装置用操
作部材の指示に優先して、位置検出手段2a,115−
1〜115−4で検出された作動部材位置情報を参照し
ながら、作業装置の作動範囲を作動範囲設定データで規
定される作動範囲に制限する作動範囲制限手段2,11
4−1〜114−4とをそなえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械等の作業
機械の作動範囲制御装置に関し、特に作業場所近傍に干
渉物がある場合等、作動範囲に制限のある場所での作業
を行なう際に用いて好適な、作業機械の作動範囲制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、油圧ショベルのごとき建設機
械(作業機械)は、図11に示すように、互いに独立し
て駆動しうる右トラック100R及び左トラック100
Lをそなえてなる下部走行体100上に、運転操作室1
01付き作業機械本体部(作業機械本体)102が水平
面内で回転自在に設けられており、更にこの作業機械本
体部102には、ブーム103が垂直方向に回動自在に
枢着されるとともに、ブーム103には、スティック1
04が同じく垂直方向に回動自在に枢着されている。
【0003】また、作業機械本体部102とブーム10
3との間には、ブーム103を駆動するブーム駆動用油
圧シリンダ装置(流体圧シリンダ装置)105が設けら
れるとともに、ブーム103とスティック104との間
には、スティック104を駆動するスティック駆動用油
圧シリンダ装置(流体圧シリンダ装置)106が設けら
れている。
【0004】なお、スティック104の先端部には、油
圧シリンダ装置107によって駆動されるバケット10
8が着脱自在に取り付けられている。さらに、上述の左
トラック100L,右トラック100Rは、それぞれ独
立した動力源としての走行モータ109L,109R
(図13参照)をそなえるとともに、作業機械本体部1
02による旋回,ブーム103及びスティック104に
よる回動,バケット108の駆動は、図示しないエンジ
ン(内燃機関)により油圧ポンプを駆動することによ
り、後述の図13に示す油圧式制御回路装置111を介
して動作されるようになっている。
【0005】また、運転操作室101は、例えば図12
に示すように構成されており、この運転操作室101
は、オペレータが着座するシート101A,左レバー1
01B,右レバー101C,コンソール101D,左ペ
ダル101L,右ペダル101R,インスツルメントパ
ネル101E及びセーフティロックレバー101Fをそ
なえている。
【0006】ここで、上述の左レバー101B,右レバ
ー101C,左ペダル101L及びよび右ペダル101
Rは、作業機械の動き(走行,旋回,ブーム回動,ステ
ィック回動又はバケット回動)を制御するためのもので
ある。例えば、オペレータがこれらの左右のレバー10
1B,101Cを前後左右に操作することにより、油圧
式制御回路装置111を介して油圧シリンダ装置105
〜107が駆動されて、旋回,ブーム回動,スティック
回動又はバケット回動を行なうことができるようになっ
ている。
【0007】また、左ペダル101Lを踏むことによ
り、その踏量が油圧式制御回路装置111を介して左側
走行用モータ109Lに伝達されて左トラック100L
が回転駆動される一方、右ペダル101Rを踏むことに
より、その踏量が油圧式制御回路装置111を介して右
側走行用モータ109Rに伝達されて右トラック100
Rが回転駆動されることを通じて、作業機械は走行(直
進,左右カーブ又はバック)することができるようにな
っている。
【0008】例えば、右トラック100R及び左トラッ
ク100L双方が前進方向に同一回転で回転させること
により直進し、左トラック100Lの回転数を右トラッ
ク100Rよりも多く回転させることにより左カーブ
し、右トラック100Rの回転数を左トラック100L
よりも多く回転させることにより右カーブし、右トラッ
ク100R及び左トラック100L双方が後退方向に同
一回転で回転させることによりバックすることができ
る。
【0009】なお、上述の旋回とは、後述の図13に示
す旋回モータ110による作業機械本体部102の回転
動作をいう。ところで、上述の油圧式制御回路装置11
1としては、図13に示すように、油圧シリンダ装置1
05〜107,走行モータ109L,109R及び旋回
モータ110のそれぞれに対して制御量を伝達するため
の油圧式制御弁111−1〜111−6及びパイロット
圧制御用電磁弁114−1〜114−4をそなえて構成
されている。
【0010】ここで、制御弁111−1は、左レバー1
01Bからパイロット油路112−1を介してパイロッ
ト油圧を受けて切り替わることにより、油路113−1
を介してブーム駆動用油圧シリンダ装置105における
油圧を制御して、ブーム駆動用油圧シリンダ装置105
を伸縮駆動させることによって、ブーム103を駆動す
るようになっている。
【0011】同様に、制御弁111−2は、左レバー1
01Bからパイロット油路112−2を介してパイロッ
ト油圧を受けて切り替わることにより、油路113−2
を介して油圧シリンダ装置107に作用する油圧を制御
して、油圧シリンダ装置107を伸縮駆動させることに
よって、バケット108を駆動するようになっている。
【0012】また、制御弁111−3は、左ペダル10
1Lからパイロット油路112−3を介してパイロット
油圧を受けて、油路113−3を介して左側走行モータ
109Lにおける油圧を制御することにより、左トラッ
ク100Lを回転駆動するようになっている。同様に、
油圧式制御弁111−4は、右ペダル101Rからパイ
ロット油路112−4を介してパイロット油圧を受け
て、油路113−4を介して右側走行モータ109Rに
おける油圧を制御することにより、右トラック100R
を回転駆動するようになっている。
【0013】さらに、制御弁111−5は、右レバー1
01Cからパイロット油路112−5を介してパイロッ
ト油圧を受けて、油路113−5を介して旋回モータ1
10における油圧を制御することにより、作業機械本体
部102を回転駆動するようになっている。また、制御
弁111−6は、右レバー101Cからパイロット油路
112−6を介してパイロット油圧を受けて切り替わる
ことにより、油路113−6を介してスティック駆動用
油圧シリンダ装置106に作用する油圧を制御すること
により、スティック駆動用油圧シリンダ装置106を伸
縮駆動させることによって、スティック104を駆動す
るようになっている。
【0014】なお、上述の油路113−1〜113−6
は、それぞれ、制御弁111−1〜111−6を介する
ことにより、図示しないエンジンにより駆動される油圧
ポンプ及びリザーバタンクに導通される一方、パイロッ
ト油路112−1〜112−6についても、上述の油圧
ポンプ及びリザーバタンクに導通されるようになってい
る。
【0015】また、パイロット圧制御用電磁弁114−
1〜114−4は、それぞれ、パイロット油路112−
1,112−2,112−5,112−6に介装され、
後述の図14に示すコントローラ117からの制御情報
に基づいて、制御弁111−1,111−2,111−
5,111−6に供給されるパイロット油圧を制御する
ものであり、これにより、ブーム103,スティック1
04,バケット108等の作動しうる角度や、作業機械
本体部102の可動部分の旋回しうる角度等に制限を設
けるようになっている。
【0016】ところで、上述のパイロット圧制御用電磁
弁114−1〜114−4の制御系は、例えば図14に
示すような構成を有している。即ち、図14は上述の油
圧ショベルのごとき建設機械に搭載された作動範囲制限
装置の構成を示すブロック図であり、この図14に示す
作動範囲制限装置は、パイロット圧制御用電磁弁114
−1〜114−4,角度センサ115−1〜115−
4,設定器116及びコントローラ117をそなえて構
成されている。
【0017】ここで、角度センサ115−1は、例えば
ブーム駆動用油圧シリンダ装置105の駆動状態に基づ
いてブーム103の作業機械本体部102に対する角度
を検出するものであり、角度センサ115−2は、例え
ば油圧シリンダ装置108の駆動状態に基づいてバケッ
ト108のスティック104に対する角度を検出するも
のである。
【0018】さらに、角度センサ115−3は、例えば
旋回モータ110の駆動状態に基づいて作業機械本体部
102の旋回角度を検出するものであり、角度センサ1
15−4は、例えばスティック駆動用油圧シリンダ装置
106の駆動状態に基づいてスティック104のブーム
103に対する角度を検出するものである。さらに、設
定器116は、建設機械において作業を開始する際に、
オペレータにより、当該作業を行なう際の建設機械の位
置と干渉物との距離等に基づいて、上述の作動部材の作
動制限情報としての高さ,深さ,リーチ等の情報を設定
するものである。
【0019】また、コントローラ117は、角度センサ
115−1〜115−4からの角度の検出情報を入力さ
れ、この検出情報及びブーム103,スティック104
及びバケット108自身の長さに基づいて、現在の作動
部材の高さ,深さ,リーチに関する情報を演算し、演算
結果として得られた現在の作動部材の高さ,深さ,リー
チと設定器116からの作動制限情報とに基づいて、各
電磁弁114−1〜114−4に対して作動制限を行な
うための制御信号を出力するものである。
【0020】さらに、パイロット圧制御用電磁弁114
−1は、コントローラ117からブーム103の作動範
囲を抑制する旨の信号を受け、油路112−1を介して
油圧式制御弁111−1に供給されるパイロット油圧を
可変するものであり、これにより、ブーム103の作動
しうる角度が制限されるようになっている。同様に、パ
イロット圧制御用電磁弁114−2は、コントローラ1
17からバケット108の作動範囲を制限する旨の信号
を受け、油路112−2を介して油圧式制御弁111−
2に供給されるパイロット油圧を可変するものであり、
これにより、バケット108の作動しうる角度が制限さ
れるようになっている。
【0021】さらに、パイロット圧制御用電磁弁114
−3は、コントローラ117から旋回モータ110の作
動範囲を抑制する旨の信号を受け、油路112−5を介
して油圧式制御弁111−5に供給されるパイロット油
圧を可変するものであり、これにより、作業機械本体部
102の旋回角度が制限されるようになっている。ま
た、パイロット圧制御用電磁弁114−4は、コントロ
ーラ117からスティック106の作動範囲を制限する
旨の信号を受け、油路112−6を介して油圧式制御弁
111−6に供給されるパイロット油圧を可変するもの
であり、これにより、スティック104の作動しうる角
度が制限されるようになっている。
【0022】従って、コントローラ117においては、
ブーム103,スティック104,バケット108の作
動範囲及び作業機械本体部102の旋回角度を、オペレ
ータがレバー101B,101Cを操作することにより
指示された制御量に優先して、設定器116にて設定さ
れた作動範囲に制限することができるようになってい
る。
【0023】このような構成により、ブーム103,ス
ティック104あるいはバケット108を作動させるに
は、運転操作室101内のブーム操作部材,スティック
操作操作部材又はバケット操作部材としてのレバー10
1B,101Cを前後左右に適宜操作することにより、
パイロット油圧を、パイロット油路112−1,112
−6又は112−2を通じて、制御弁111−1,11
1−6又は111−2に作用させて、ブーム駆動用油圧
シリンダ装置105やスティック駆動用油圧シリンダ装
置106あるいは油圧シリンダ装置107を伸縮駆動さ
せる。
【0024】これにより、図11に示すように、例えば
ブーム駆動用油圧シリンダ装置105が伸長,収縮駆動
されると、ブーム上げ動作(矢印a方向)やブーム下げ
動作(矢印b方向)を実行することができ、スティック
駆動用油圧シリンダ装置106が伸長,収縮駆動される
と、スティックアウト動作(矢印c方向)やスティック
イン動作(矢印d方向)を実行することができ、さら
に、油圧シリンダ装置107が伸長,収縮駆動される
と、バケットダンプ動作(開き動作,矢印e方向)やバ
ケットカール動作(巻き込み動作,矢印f方向)を実行
することができる。
【0025】従って、この作業機械を用いて、そのバケ
ット108の刃先を所定の軌跡にそって移動させること
により、例えば掘削,積込み等の各種作業を行なうこと
ができる。ここで、上述の作業機械が掘削,積込み作業
を行なう際においては、まず、作業機械を掘削位置まで
走行させた後、バケット108が掘削点の真上に位置す
るように旋回する。このときブーム103はアップ状態
とし、スティック104はアウト状態とし、バケット1
08はカール状態とする。
【0026】続いて、バケット108をやや開き加減と
しながら、バケット108が真下の掘削点に到達するよ
うにブーム103及びスティック104を操作する。バ
ケット108が掘削点に到達すると、バケット108を
巻き込みながらブーム103を上げるとともにスティッ
ク104をイン動作させることにより、掘削点において
掘削された土砂等をバケット108内に収める。
【0027】掘削された土砂がバケット108内に収め
られると、作業機械を旋回させることにより、バケット
108を掘削点とは別の位置に移動させる。そして、バ
ケット108を開きながら、ブーム103を上げるとと
もにスティック104をアウト動作させることにより、
バケット108内に収められた土砂等を所定の位置に排
出させる。これにより、掘削された土砂を掘削点とは別
の位置に積み込むことができる。
【0028】ところで、上述の油圧ショベルのごとき建
設機械においては、作業の際に、近傍に干渉物(障害
物)があるような場合には、作動範囲制限装置によりブ
ーム103,スティック104,バケット108等の作
動範囲や、作業機械本体部102自身の旋回角度を、オ
ペレータから上述の各作動部材に対して指示する制御量
に優先して、設定器116にて設定された作動範囲に積
極的に制限することにより、その干渉物との干渉を避け
て作業を行なうとともに、オペレータによる操作ミス等
を未然に防止している。
【0029】即ち、建設機械において作業を開始する際
に、当該作業を行なう場所に応じて、オペレータが設定
器116を介して上述の操作部材の高さ,深さ,リーチ
等の制限情報を入力しておく。これにより、実際のオペ
レータ操作による作業を行なう際に、コントローラ11
7が電磁弁114−1〜114−4を制御することによ
り、現在の操作部材の高さ,深さ,リーチ等の情報が、
設定器116における制限情報を超えないようにするこ
とにより、当該作業を行なう際の建設機械の位置と干渉
物との距離等に基づいて建設機械の作動制限を行なって
いる。
【0030】例えば、上述の掘削,積込み作業を行なう
際に、掘削箇所の所定の深さに埋設物があることが分か
っている場合には、作業の際にブーム103,スティッ
ク104,バケット108等の作動しうる角度に制限を
設けることを通じて、例えば図15に示すように、ブー
ム103,スティック104,バケット108等の操作
状態に応じて形成される操作部材の高さ(H),深さ
(D),リーチ(R)等を制限し(この場合においては
特に深さを制限し)、埋設物との干渉が起こらないよう
にしている。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
作業機械の作動範囲制限装置では、作業を行なう場所に
応じて作動制限の範囲情報を設定する必要があるので、
1か所の作業場所にかかる作動制限の範囲情報のみが設
定されるようになっており、オペレータは作業機械によ
る作業を開始する毎に、設定器116を介して作動制限
の範囲を設定しなければならず、さらに、例えばある作
業箇所から連続して別の作業箇所での作業に移る場合に
は、当該別の作業箇所における作動範囲をあらためて設
定する必要があり、オペレータによる操作負荷が重くな
るという課題がある。
【0032】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、オペレータによる作動制限の範囲情報の設定
を必要とせず、オペレータの操作負荷を軽減させること
ができるようにした、作業機械の作動範囲制限装置を提
供することを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の作業
機械の作動範囲制限装置は、下部走行体上の上部車体に
付設されて所望の作業を行なうべく複数の作動部材から
なる作業装置と、作業装置における上記複数の作動部材
を操作する作業装置用操作部材とを有する作業機械にお
いて、作業装置の作動範囲設定データを記憶する携帯式
の外部記憶部材と、外部記憶部材を着脱自在にセットさ
れることにより、外部記憶部材に記憶されている作動範
囲設定データを読み出しうるインタフェース部と、作業
装置における上記複数の作動部材の位置情報を検出する
位置検出手段と、インタフェース部を通じて読み出され
た外部記憶部材からの作動範囲設定データに基づき、作
業装置用操作部材に指示に優先して、位置検出手段で検
出された作動部材位置情報を参照しながら、作業装置の
作動範囲を作動範囲設定データで規定される作動範囲に
制限する作動範囲制限手段とをそなえて構成されたこと
を特徴としている(請求項1)。
【0034】さらに、本発明の作業機械の作動範囲制限
装置は、下部走行体上に旋回可能に設けられた上部車体
に付設されて所望の作業を行なうべく複数の作動部材か
らなる作業装置と、作業装置における上記複数の作動部
材を操作する作業装置用操作部材とを有する作業機械に
おいて、上部車体の旋回運動を考慮した作業装置の作動
範囲設定データを記憶する携帯式の外部記憶部材と、外
部記憶部材を着脱自在にセットされることにより、外部
記憶部材に記憶されている作動範囲設定データを読み出
しうるインタフェース部と、上部車体の旋回位置情報及
び作業装置における上記複数の作動部材の位置情報を検
出する位置検出手段と、インタフェース部を通じて読み
出された外部記憶部材からの作動範囲設定データに基づ
き、作業装置用操作部材の指示に優先して、位置検出手
段で検出された旋回位置情報及び作動部材位置情報を参
照しながら、上部車体の旋回範囲と作業装置の作動範囲
とを作動範囲設定データで規定される作動範囲に制限す
る作動範囲制限手段とをそなえて構成されたことを特徴
としている(請求項2)。
【0035】また、本発明の作業機械の作動範囲制限装
置は、下部走行体上の上部車体に付設されて所望の作業
を行なうべく複数の作動部材からなる作業装置と、作業
装置における上記複数の作動部材を操作する作業装置用
操作部材とを有する作業機械において、作業装置の作動
範囲を設定しうる作動範囲設定器と、作業装置の作動範
囲設定データを記憶する携帯式の外部記憶部材と、外部
記憶部材を着脱自在にセットされることにより、外部記
憶部材に記憶されている作動範囲設定データを読み出し
うるインタフェース部と、作業装置における上記複数の
作動部材の位置情報を検出する位置検出手段と、作動範
囲設定器で設定された作動範囲となるように、作業装置
用操作部材の指示に優先して、位置検出手段で検出され
た作動部材位置情報を参照しながら、作業装置の作動範
囲を制限する第1作動範囲制限モードで作動するか又
は、第1作動範囲制限モードに優先して、インタフェー
ス部を通じて読み出された外部記憶部材からの作動範囲
設定データに基づき、作業装置用操作部材の指示に優先
して、位置検出手段で検出された作動部材位置情報を参
照しながら、作業装置の作動範囲を作動範囲設定データ
で規定される作動範囲に制限する第2作動範囲制限モー
ドで作動する作動範囲制限手段とをそなえて構成された
ことを特徴としている(請求項3)。
【0036】さらに、本発明の作業機械の作動範囲制限
装置は、下部走行体上に旋回可能に設けられた上部車体
に付設されて所望の作業を行なうべく複数の作動部材か
らなる作業装置と、作業装置における上記複数の作動部
材を操作する作業装置用操作部材とを有する作業機械に
おいて、作業装置の作動範囲を設定しうる作動範囲設定
器と、上部車体の旋回運動を考慮した作業装置の作動範
囲設定データを記憶する携帯式の外部記憶部材と、外部
記憶部材を着脱自在にセットされることにより、外部記
憶部材に記憶されている作動範囲設定データを読み出し
うるインタフェース部と、上部車体の旋回位置情報及び
作業装置における上記複数の作動部材の位置情報を検出
する位置検出手段と、作動範囲設定器で設定された作動
範囲となるように、作業装置用操作部材の指示に優先し
て、位置検出手段で検出された旋回位置情報及び作動部
材位置情報を参照しながら、上部車体の旋回範囲と作業
装置の作動範囲とを制限する第1作動範囲制限モードで
作動するか又は、第1作動範囲制限モードに優先して、
インタフェース部を通じて読み出された外部記憶部材か
らの作動範囲設定データに基づき、作業装置用操作部材
の指示に優先して、位置検出手段で検出された旋回位置
情報及び作動部材位置情報を参照しながら、上部車体の
旋回範囲と作業装置の作動範囲とを作動範囲設定データ
で規定される作動範囲に制限する第2作動範囲制限モー
ドで作動する作動範囲制限手段とをそなえて構成された
ことを特徴としている(請求項4)。
【0037】この場合においては、作動範囲設定データ
を表示する表示手段と、インタフェース部を通じて読み
出された外部記憶部材からの作動範囲設定データを表示
手段に表示させる表示制御手段とを設けることもできる
(請求項5)。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の各実
施形態について説明する。 (a)第1実施形態の説明 図1〜図4は本発明の第1実施形態にかかる作業機械の
作動範囲制限装置を示すもので、図1はその構成を説明
するためのブロック図、図2はその表示部分の外観を示
す模式的正視図、図3はICカードの作動範囲制限情報
の設定手法を説明するためのブロック図、図4はその動
作を説明するためのフローチャートである。
【0039】さて、本実施形態においても、図11,図
12に示したような油圧ショベルのごとき建設機械に、
本発明を適用した場合について説明するが、その構成は
前記した通りである。なお、図1〜図4中、図11,図
12と同一の符号は、同様の部分を示す。即ち、本実施
形態にかかる作業機械としての建設機械も、図11に示
すように、走行部としてのトラック100L,100R
を有する下部走行体100と、下部走行体100上に設
けられた上部車体としての作業機械本体部102と、作
業機械本体部102に付設されて所望の作業を行なうべ
く複数の作動部材としてのブーム103,スティック1
04及びバケット108からなる作業装置118とをそ
なえている。
【0040】また、本実施形態にかかる建設機械におい
ても、ブーム103,スティック104,バケット10
8等の作動しうる角度や、作業機械本体部102の可動
部分の旋回しうる角度等に制限を設けるための作動範囲
制限用電磁弁(パイロット圧制御用電磁弁)114−1
〜114−4をそなえているが、この作動範囲制限用電
磁弁(パイロット圧制御用電磁弁)114−1〜114
−4におけるパイロット圧を制御する制御系は、例えば
図1に示すような構成を有している。
【0041】即ち、図1は本実施形態にかかる作業機械
の作動範囲制限装置を示すブロック図であり、この図1
に示す作動範囲制限装置1は、作動範囲制限用電磁弁1
14−1〜114−4,角度センサ115−1〜115
−4,コントローラ2,ICカードリーダ/ライタ3,
作動範囲表示用モニタ4及び入力部5をそなえて構成さ
れている。
【0042】ここで、角度センサ115−1は、例えば
ブーム駆動用油圧シリンダ装置105の駆動状態に基づ
いてブーム103の作業機械本体部102に対する角度
を検出するものであり、角度センサ115−2は、例え
ば油圧シリンダ装置108の駆動状態に基づいてバケッ
ト108のスティック104に対する角度を検出するも
のである。
【0043】さらに、角度センサ115−3は、例えば
旋回モータ110の駆動状態に基づいて作業機械本体部
102の旋回角度を検出するものであり、角度センサ1
15−4は、例えばスティック駆動用油圧シリンダ装置
106の駆動状態に基づいてスティック104のブーム
103に対する角度を検出するものである。また、IC
カード6は、作業機械本体部102の旋回運動を考慮し
た作業装置の作動範囲設定データを記憶する携帯式の外
部記憶部材としての機能を有するものであり、ICカー
ドリーダ/ライタ3の図示しない差し込み口にICカー
ド6を挿入されてセットされる一方、取り出し操作(例
えばICカードリーダ/ライタ3に設けられた取り出し
ボタンを押下する操作)により、ICカードリーダ/ラ
イタ3から取り出すことができるようになっている。換
言すれば、このICカード6は、ICカードリーダ/ラ
イタ3に着脱自在にセットすることができるようになっ
ている。
【0044】ここで、ICカード6に記憶される作動範
囲設定データとしては、建設機械において作業を開始す
る際に、オペレータにより、当該作業を行なう際の建設
機械の位置と干渉物との距離等に基づいて、上述の作動
部材の作動制限情報としての高さ,深さ,リーチ等の情
報により構成されている。なお、これらの高さ,深さ,
リーチ等の作動制限情報については、建設機械が干渉物
と干渉(ブーム103,スティック104及びバケット
108が干渉物に接触)しないように、作業場所におけ
る建設機械と干渉物との実際の距離よりも十分小さい値
として設定することができる。
【0045】さらに、ICカードリーダ/ライタ3は、
このICカード6に対するデータの書き込みや、ICカ
ード6からのデータの読み出しを行なうものであり、I
Cカード6に記憶されている作動範囲設定データを読み
出しうるインタフェース部としての機能を有している。
また、コントローラ2は、例えばCPU(central proc
essing unit),メモリ等により構成され、上述の角度セ
ンサ115−1〜115−4からの角度検出情報から作
業装置118の位置情報を検出し、検出された位置情報
を参照しながら、ブーム103,スティック104,バ
ケット108及び作業機械本体部102の旋回角度を、
ICカード6に書き込まれた設定データで規定される作
動範囲に制限するものである。
【0046】さらに、コントローラ2は、機能的には演
算部2a,比較部2b,電磁弁制御部2c,バッファ部
2d及び表示制御部2eをそなえて構成されている。こ
こで、演算部2aは、角度センサ115−1〜115−
4にて検出されたそれぞれの角度情報に基づいて、複数
の作動部材としてのブーム103,スティック104,
バケット108の位置を演算するものである。
【0047】具体的には、この演算部2aにおいては、
角度センサ115−1〜115−4からの角度情報及び
ブーム103,スティック104及びバケット108自
身の長さに関する情報に基づいて、現在の作業装置11
8の高さ,深さ,リーチ(図15参照)に関する情報を
演算するようになっており、演算結果は作動部材位置情
報を構成するパラメータとして使用されるようになって
いる。
【0048】従って、上述の角度センサ115−1〜1
15−4及び演算部2aにより、作業装置118におけ
る複数の作動部材103,104,108の位置情報を
検出する位置検出手段としての機能を有している。さら
に、バッファ部2dは、ICカードリーダ/ライタ3か
ら読み取られた作動範囲設定データ(作業装置118の
高さ,深さ,リーチに関するデータ)を一旦保持してお
くものである。
【0049】また、比較部2bは、演算部2aにて演算
された演算結果(現在の作業装置118の高さ,深さ,
リーチ)と、バッファ部2dからの作動範囲設定データ
とを比較するものであり、比較結果は電磁弁制御部2c
に出力されるようになっている。さらに、電磁弁制御部
2cは、比較部2bからの比較結果に基づいて、現在の
作業装置118の位置情報としての高さ,深さ,リーチ
が、バッファ部2dからの作動範囲設定データ以上とな
らないように、作動制限用電磁弁114−1〜114−
4のそれぞれに制御信号を出力するものである。
【0050】ここで、前述の場合と同様に、作動範囲制
限用電磁弁114−1は、電磁弁制御部2cからブーム
103の作動範囲を抑制する旨の信号を受け、油路11
2−1を介して油圧式制御弁111−1に供給されるパ
イロット油圧を可変するものであり、これにより、ブー
ム103の作動しうる角度が制限されるようになってい
る。
【0051】また、パイロット圧制御用電磁弁114−
2は、電磁弁制御部2cからバケット108の作動範囲
を制限する旨の信号を受け、油路112−2を介して油
圧式制御弁111−2に供給されるパイロット油圧を可
変するものであり、これにより、バケット108の作動
しうる角度が制限されるようになっている。さらに、パ
イロット圧制御用電磁弁114−3は、電磁弁制御部2
cから旋回モータ110の作動範囲を抑制する旨の信号
を受け、油路112−5を介して油圧式制御弁111−
5に供給されるパイロット油圧を可変するものであり、
これにより、作業機械本体部102の旋回角度が制限さ
れるようになっている。
【0052】また、パイロット圧制御用電磁弁114−
4は、電磁弁制御部2cからスティック106の作動範
囲を制限する旨の信号を受け、油路112−6を介して
油圧式制御弁111−6に供給されるパイロット油圧を
可変するものであり、これにより、スティック104の
作動しうる角度が制限されるようになっている。従っ
て、コントローラ2においては、電磁弁114−1〜1
14−4を制御することにより、作動部材103,10
4,108の作動範囲を、オペレータがレバー101
B,101Cを操作することにより指示された制御量に
優先して、ICカード6にて書き込まれた作動範囲設定
データに規定された作動範囲に制限することができるよ
うになっている。
【0053】換言すれば、上述のコントローラ2及び作
業範囲制限用電磁弁114−1〜114−4により、作
動範囲制限手段としての機能を有している。なお、コン
トローラ2の表示制御部2eは、バッファ部2dからの
作動範囲設定データについて作動範囲表示用モニタ4に
て表示制御するものである。換言すれば、表示制御部2
eは、ICカードリーダ/ライタ3を通じて読み出され
たICカード6からの作動範囲設定データを作動範囲表
示用モニタ4に表示させる表示制御手段としての機能を
有している。
【0054】また、作動範囲表示用モニタ4は、例えば
運転操作室101のインスツルメントパネル101E内
に搭載され、上述の表示制御部2eからの制御に基づい
て、バッファ部2dにて保持されている作動範囲設定デ
ータを表示するものであり、表示手段としての機能を有
している。さらに、入力部5についても、例えば運転操
作室101のインスツルメントパネル101E内に搭載
され、オペレータが、作業範囲設定データや、作動範囲
の制限に関する制御情報あるいは作動範囲表示用モニタ
4における表示態様を制御するための情報を入力するた
めのものであり、例えばスイッチ等により構成されてい
る。なお、入力部5からの情報は、コントローラ2に入
力されるようになっている。
【0055】また、上述の作動範囲表示用モニタ4及び
入力部5としては、具体的には図2に示すようなものを
用いることができる。即ち、この図2に示すように、作
動範囲表示用モニタ4は、表示部4a,相対表示LED
(Light Emitting Diode)4b,自動停止設定LED4
c,表示内容LED4d,及び一時解除LED4eによ
り構成され、入力部5は、相対表示スイッチ5a,切替
表示スイッチ5b,一時解除スイッチ5c,セットスイ
ッチ5d及びクリアスイッチ5eにより構成されてい
る。
【0056】ここで、表示部4aは、指定された距離情
報を表示するものであり、相対表示LED4bは、相対
位置(作業装置118と干渉物との相対位置)を表示す
る場合に点灯し基準点からの位置の表示の場合に消灯す
るものであり、自動停止設定LED4cは、作動範囲設
定データの項目、即ち建設機械の位置制限機能が設定さ
れている項目をLED点灯により表示するもである。
【0057】さらに、表示内容LED4dは、表示部4
aに表示されている距離情報の項目をLED点灯により
表示するものであり、一時解除LED4eは、建設機械
の位置制限機能の設定を一時解除している場合に点滅し
通常の時は消灯するものである。なお、この図2に示す
ものにおいては、作動範囲設定データとして、高さ,深
さ,リーチのデータが設定されており、表示部4aにお
いて高さについての作動範囲設定データ“2.9m”が
表示されている。
【0058】また、入力部5の相対表示スイッチ5a
は、相対表示/相対表示の解除の切替を行なうためのも
のであり、切替表示スイッチ5bは、表示部4aにて表
示されている項目を切り替えるものであり、LED点灯
を遷移させるための“+”スイッチ5b−1及び“−”
スイッチ5b−2をそなえている。一時解除スイッチ5
cは、建設機械の位置制限機能の設定/一時解除を切替
を行なうためのものであり、セットスイッチ5dは、建
設機械の自動停止位置(設定された作動範囲の上限)
や、相対表示の基準点をセットする(ICカード6にて
読み取られた作動範囲設定データを有効とする)ための
ものであり、クリアスイッチ5eは、上述のセットスイ
ッチ5dにてセットされた建設機械の自動停止位置や、
相対表示の基準点をクリアするためのものである。
【0059】換言すれば、上述の相対表示スイッチ5a
及び切替表示スイッチ5bは、作動範囲表示用モニタ4
における表示態様を制御するためのものであり、一時解
除スイッチ5c,セットスイッチ5d及びクリアスイッ
チ5eは、ICカード6から読み取られた作動範囲設定
データに基づく作動範囲の制限を行なうモード、作動範
囲を制限しないモードとを切り替えるためのものであ
る。
【0060】ところで、上述の作動範囲設定データは、
オペレータによる入力部5の操作を通じて設定されて、
セットされたICカードリーダ/ライタ3を介してIC
カード6に書き込まれるようになっているが、例えば図
3に示すように、パーソナルコンピュータ(PC)7に
接続されたICカードリーダ/ライタ8を介することに
より、ICカード6に書き込むこともできる。
【0061】この場合においては、入力部5としては、
上述の作動範囲設定データを入力するための図示しない
キーをそなえることができる。従って、上述の作動範囲
設定データは、オペレータが運転操作室101内で、イ
ンスツルメントパネル101Eにおける入力部5を介し
て設定するようになっているが、地下埋設物の深さ情報
等、あらかじめ作動範囲制限の設定に必要な情報がある
場合には、作業場所から遠隔した例えば事務所等におい
て設定することができる。
【0062】即ち、事務所等に設けられたパーソナルコ
ンピュータ7に入力された、予め作動範囲制限の設定に
必要な情報を、作動範囲設定データとしてICカードリ
ーダ/ライタ8を介してICカード6に書き込むのであ
る。なお、一度ICカード6に作動範囲設定データを記
憶すれば、別の建設機械により当該作業場所で作業を行
なう場合には、上述の作動範囲設定データの記憶された
ICカード6をICカードリーダライタ3に差し込むこ
とにより、作動範囲設定データが登録されるので、あら
ためて作動範囲設定データを入力することなく、作業を
行なう際の作動範囲制限を行なうことができるようにな
っている。
【0063】上述の構成により、本発明の第1実施形態
にかかる作業機械の作動範囲制限装置の動作の一例を、
図4のフローチャートを用いて以下に説明する。まず、
オペレータが各種作業を開始する際に、先行してICカ
ード6をICカードリーダ/ライタ3のカード差し込み
口に差し込むことによりセットし、このICカード6に
書き込まれた作動範囲設定データを読み込んでおく。
【0064】ここで、上述の油圧ショベルのごとき建設
機械が例えば掘削,積込み作業を行なう際においては、
まず、作業機械を掘削位置まで走行させた後、バケット
108が掘削点の真上に位置するように旋回する。この
ときブーム103はアップ状態とし、スティック104
はアウト状態とし、バケット108はカール状態とす
る。
【0065】続いて、バケット108をやや開き加減と
しながら、バケット108が真下の掘削点に到達するよ
うにブーム103及びスティック104を操作する。バ
ケット108が掘削点に到達すると、バケット108を
巻き込みながらブーム103を上げるとともにスティッ
ク104をイン動作させることにより、掘削点において
掘削された土砂等をバケット108内に収める。
【0066】掘削された土砂がバケット108内に収め
られると、作業機械を旋回させることにより、バケット
108を掘削点とは別の位置に移動させる。そして、バ
ケット108を開きながら、ブーム103を上げるとと
もにスティック104をアウト動作させることにより、
バケット108内に収められた土砂等を所定の位置に排
出させる。これにより、掘削された土砂を掘削点とは別
の位置に積み込むことができる。
【0067】上述の掘削,積込み等の作業を行なってい
る際に、建設機械の近傍に干渉物があったり、掘削点下
に埋設物等がある場合には、図4のフローチャートに示
すように、建設機械の位置と干渉物(又は埋設物)との
距離に基づいて建設機械の作動制限を行なっている。即
ち、上述の建設機械による掘削,積込み等の作業中、角
度センサ115−1〜115−4では、それぞれ、ブー
ム103の作業機械本体部102に対する角度,バケッ
ト108のスティック104に対する角度,作業機械本
体部102の旋回角度及びスティック104のブーム1
03に対する角度を検出する(ステップA1)。
【0068】続いて、コントローラ2の演算部2aで
は、角度センサ115−1〜115−4にて検出された
それぞれの角度情報に基づいて、作業装置118の位置
を、高さ,深さ,リーチ(図15参照)に関する情報と
して演算する(ステップA2)。さらに、比較部2bで
は、演算部2aにて演算された演算結果(作業装置11
8の高さ,深さ,リーチ)と、バッファ部2dからの作
動範囲設定データとを比較する(ステップA3)。
【0069】また、電磁弁制御部2cでは、比較部2b
からの比較結果に基づいて、現在の作業装置118の位
置情報としての高さ,深さ,リーチのいずれかが、作動
範囲設定データのレベル以上とならないように、作動制
限用電磁弁114−1〜114−4のそれぞれに制御信
号を出力して、作動部材103,104,108の作動
に制限を与えている(ステップA4)。
【0070】即ち、コントローラ2による作動制限用電
磁弁114−1〜114−4の制御により、オペレータ
のレバー101B,101Cの操作による作動指示に優
先して、作動部材103,104,108の作動範囲を
作動範囲設定データで規定される作動範囲に制限してい
るのである。このように、本発明の第1実施形態にかか
る作業機械の作動範囲制限装置によれば、ICカード6
をICカードリーダ/ライタ3にセットして作動範囲設
定データを登録することにより、ICカードリーダ/ラ
イタ3を通じて読み出されたICカード6からの作動範
囲設定データに基づき、レバー101B,101C示に
優先して、角度センサ115−1〜115−4及び演算
部2aにて検出,演算された作動部材位置情報を参照し
ながら、作動部材103,104,108の作動範囲を
作動範囲設定データで規定される作動範囲に制限するこ
とができるので、オペレータは建設機械において作業を
開始する毎に、あらためて作動範囲設定データを入力す
る必要がなくなり、オペレータの操作負荷を軽減させ
て、作業効率を格段に向上させることができる利点があ
る。
【0071】また、表示制御部2eにより、設定されて
いる作動範囲設定データを作動範囲表示用モニタ4にお
いて表示するように制御することができるので、オペレ
ータは設定されている作動制限範囲を確認することがで
き、作業を円滑化させることができる利点がある。 (b)第2実施形態の説明 図5〜図7は本発明の第2実施形態にかかる作業機械の
作動範囲制限装置を示すもので、図5はその構成を説明
するためのブロック図、図6,図7はその動作を説明す
るためのフローチャートである。
【0072】さて、本実施形態においても、図11,図
12に示したような油圧ショベルのごとき建設機械(作
業機械)に、本発明を適用した場合について説明する
が、その構成は前記した通りである。なお、図5中、図
1〜図3,図11,図12と同一の符号は、同様の部分
を示す。本実施形態にかかる作業機械の作動範囲制御装
置は、前述の第1実施形態におけるものに比して、IC
カードリーダ/ライタ3を介して読み取られたICカー
ド6に記憶されたデータか又は、従来よりの設定器11
6(図14参照)にて設定されたデータのいずれかを、
作動範囲設定データとして用いるようになっている点が
異なり、それ以外については基本的に同様である。
【0073】即ち、本実施形態に適用される建設機械に
おいても、下部走行体100上の上部車体に付設されて
所望の作業を行なうべく複数の作動部材としてのブーム
103,スティック104,バケット108からなる作
業装置118と、作業装置118における上記複数の作
動部材103,104,108を操作する作業装置用操
作部材としてのレバー101B,101Cとを有してい
る。
【0074】また、本実施形態にかかる作業機械の作動
範囲制限装置1Aにおいても、図5に示すように、作動
範囲制限用電磁弁114−1〜114−4,角度センサ
115−1〜115−4,コントローラ2,ICカード
リーダ/ライタ3,作動範囲表示用モニタ4及び入力部
5をそなえる一方、設定器116をそなえて構成されて
いる。
【0075】ここで、前述したように、設定器116
は、建設機械において作業を開始する際に、オペレータ
により、当該作業を行なう際の建設機械の位置と干渉物
との距離等に基づいて、上述の作動部材の作動制限情報
としての高さ,深さ,リーチ等の情報を設定するもので
あり、作動範囲設定器としての機能を有するものであ
る。さらに、ICカード6についても、作業装置118
の作動範囲設定データを記憶する携帯式の外部記憶部材
としての機能を有するものであり、ICカードリーダ/
ライタ3は、ICカード6を着脱自在にセットされるこ
とにより、ICカード6に記憶されている作動範囲設定
データを読み出しうるインタフェース部としての機能を
有している。
【0076】また、角度センサ115−1〜115−4
及びコントローラ2Aの演算部2aにより、作業装置1
18における複数の作動部材103,104,108の
位置情報を検出する位置検出手段としての機能を有して
いる。さらに、本実施形態におけるコントローラ2A
は、図5に示すように、前述の第1実施形態におけるも
のと同様の演算部2a,比較部2b,電磁弁制御部2
c,バッファ部2d及び表示制御部2eをそなえるとと
もに、セレクタ2fをそなえている。
【0077】ここで、セレクタ2fは、オペレータによ
る入力部5の操作に基づいて、ICカードリーダ3から
のデータか又は設定器116からのデータのいずれかを
作動範囲設定データとして選択的にバッファ2dに格納
するものである。なお、セレクタ2fにおいて、オペレ
ータによる入力部5の操作に基づき、設定器116から
のデータを作動範囲設定データとしてバッファ2dに格
納する場合には、コントローラ2Aは、設定器116か
らのデータを作動範囲設定データとして用いる制御モー
ド(第1作動範囲制限モード)で動作するようになって
いる。
【0078】即ち、コントローラ2Aが第1作動範囲制
限モードで動作する場合には、設定器116で設定され
た作動範囲となるように、レバー101B,101Cの
指示に優先して、角度センサ115−1〜115−4及
び演算部2aで検出,演算された作動部材位置情報を参
照しながら、建設機械の作動範囲を制限するようになっ
ている。
【0079】一方、セレクタ2fにおいて、オペレータ
による入力部5の操作に基づき、ICカードリーダ3か
らのデータを作動範囲設定データとしてバッファ2dに
出力される場合には、コントローラ2Aは、ICカード
リーダ3からのデータを作動範囲設定データとして用い
る制御モード(第2作動範囲制限モード,外部設定モー
ド)で動作するようになっている。
【0080】即ち、コントローラ2Aが第2作動範囲制
限モードで動作する場合には、第1作動範囲制限モード
に優先して、ICカードリーダ/ライタ3を通じて読み
出されたICカード6からの作動範囲設定データに基づ
き、レバー101B,101Cの指示に優先して、角度
センサ115−1〜115−4及び演算部2aで検出,
演算された作動部材位置情報を参照しながら、建設機械
の作動範囲を作動範囲設定データで規定される作動範囲
に制限するようになっている。
【0081】従って、上述のコントローラ2A及び作動
範囲制限用電磁弁114−1〜114−4により、作動
範囲制限手段としての機能を有している。この場合にお
いては、入力部5としては、上述の制御モードを選択す
るための図示しない選択キーをそなえることができる。
なお、上述の制御モードの選択の際に、オペレータは入
力部5を操作することにより、作動範囲表示用モニタ4
にて表示された現在の作動範囲設定データを参照しなが
ら、制御モードを選択できるようになっている。
【0082】上述の構成により、本発明の第2実施形態
にかかる作業機械の作動範囲制限装置の動作の一例を、
図6,図7のフローチャートを用いて以下に説明する。
まず、前述の第1実施形態の場合と同様に、オペレータ
が各種作業を開始する際に、先行してICカード6をI
Cカードリーダ/ライタ3のカード差し込み口に差し込
むことによりセットし、このICカード6に書き込まれ
た作動範囲設定データを読み込む。
【0083】ここで、オペレータは、制御モードとして
第1作動範囲制限モードか又は第2作動範囲制限モード
のいずれかを選択することにより、上述のICカードリ
ーダ/ライタ3からのデータか又は設定器116にて予
め設定された作動範囲制限を行なうためのデータのいず
れかを作動範囲設定データとして用いるかを選択する。
【0084】その際に、オペレータは入力部5を操作す
ることにより、作動範囲表示用モニタ4にて表示された
現在の作動範囲設定データを参照しながら、制御モード
を選択することができる。即ち、図6のフローチャート
に示すように、オペレータが入力部5を操作することに
より、設定確認要求があった場合には(ステップB1の
YESルート)、表示制御部2eにより、現在選択され
ている制御モードに基づく作動範囲設定データを作動範
囲表示用モニタ4に表示制御する。
【0085】即ち、現在選択されている制御モードが、
第2作動範囲制限モード(外部設定モード)である場合
には、ICカードリーダ/ライタ3からのICカード6
の読み取りデータを表示する一方(ステップB2のYE
SルートからステップB3)、現在選択されている制御
モードが、第1作動範囲制限モードである場合には、設
定器116からのデータを表示する(ステップB2のN
OルートからステップB4)。
【0086】その後、オペレータは、作動範囲表示用モ
ニタ4にて表示された現在の作動範囲設定データを参照
しながら、入力部5を操作することにより制御モードを
選択する。ここで、オペレータの入力部5の操作により
選択された制御モードが、外部設定モードである場合に
は、設定器116からのデータに優先してICカードリ
ーダ/ライタ3からのデータを有効とし、作動範囲設定
データとしてバッファ2dにて格納される一方(ステッ
プC1のYESルートからステップC2)、外部設定モ
ードでない場合には、設定器116からのデータを有効
とし、作動範囲設定データとしてバッファ2dにて格納
される(ステップC1のNOルートからステップC
3)。
【0087】なお、上述のごとく、作動範囲設定データ
が登録されると、その後は、例えば前述の第1実施形態
の場合と同様の掘削,積込み等の作業が行なわれるが、
上述のごとくオペレータにより選択された第1作動範囲
制限モードか又は第2作動範囲制限モードのうちのいず
れかの制御モードで、ブーム103,スティック10
4,バケット108の作動範囲が制限されている。
【0088】即ち、比較部2b及び電磁弁制御部2cに
おいては、前述の第1実施形態の場合と同様に、演算部
2aにて演算された演算結果(作業装置118の高さ,
深さ,リーチ)と、バッファ部2dからの作動範囲設定
データとを比較する。また、電磁弁制御部2cでは、比
較部2bからの比較結果に基づいて、現在の作業装置1
18の位置情報としての高さ,深さ,リーチのいずれか
が、作動範囲設定データのレベル以上とならないよう
に、作動制限用電磁弁114−1〜114−4のそれぞ
れに制御信号を出力して、作動部材103,104,1
08の作動に制限を与えている。
【0089】このように、本発明の第2実施形態にかか
る作業機械の作動範囲制限装置によれば、作動範囲制限
手段としてのコントローラ2A及び作動範囲制限用電磁
弁114−1〜114−4により、第1作動範囲制限モ
ードか又は第2作動範囲制限モードで作動することがで
きるので、上述の第1実施形態の場合と同様、オペレー
タの操作負荷を軽減させて、作業効率を格段に向上させ
る点があるほか、作業状況に応じて最適な作動範囲設定
データを設定することができ、オペレータに対する更な
る快適な作業環境を構築することができる利点がある。
【0090】また、表示制御部2eにより、設定されて
いる作動範囲設定データを作動範囲表示用モニタ4にお
いて表示するように制御することができるので、オペレ
ータは設定されている作動制限範囲を確認することがで
き、作業を円滑化させることができる利点がある。 (c)その他 なお、上述の本実施形態においては、ブーム103,ス
ティック104,バケット108とともに作業機械本体
部102の可動部分の旋回しうる角度を考慮に入れて作
動,旋回制限を行なっているが、コントローラ2におい
ては、作動制限を行なうためのパラメータとして、これ
らの作動,旋回部分の制御量について適宜選択して作動
制限を行なうことができる。
【0091】また、上述の各実施形態においては、作業
装置118の作動範囲を該作動範囲設定データで規定さ
れる作動範囲に制限するために、パイロット油路112
−1,112−2,112−5,112−6に介装され
た作動範囲制限用電磁弁114−1〜114−4を用い
ているが、例えば図8に示すように、作動範囲制限用電
磁弁114−1〜114−4を介装しなくてもよい。
【0092】ここで、この図8において、101B′は
左レバー、101C′は右レバーであり、これらのレバ
ー101B′,101C′は、その操作量に応じた電気
信号を出力するものである。同様に、101L′は左ペ
ダル、101R′は右ペダルであり、これらのペダル1
01L′,101R′は、その踏量に応じた電気信号を
出力するものである。
【0093】また、2′は作動範囲制限手段としてのコ
ントローラであり、このコントローラ2′は、レバー1
01B′,101C′及びペダル101L′,101
R′からの電気信号とともに、上述の各実施形態におけ
るものと同様の角度センサ115−1〜115−4から
のセンサ検出情報を入力されて、電磁弁119−1〜1
19−6の位置を可変制御することにより、制御弁11
1−1〜111−6に供給されるパイロット圧を可変制
御するものである。
【0094】即ち、コントーラ2′は、角度センサ11
5−1〜115−4からのセンサ検出情報に基づいて作
動制限を与えながら、レバー101B′,101C′の
操作量に応じて、ブーム103,スティック104,バ
ケット108を駆動するとともに、作業機械本体部10
2を旋回駆動するようになっており、詳細には図9に示
すような構成を有している。
【0095】この場合においては、作業機械の作動範囲
制限装置としては、角度センサ115−1〜115−
4,コントローラ2′,ICカードリーダ/ライタ3,
作動範囲表示用モニタ4及び入力部5をそなえるととも
に、電磁弁119−1〜119−6をそなえて構成する
ことができる。なお、コントローラ2′は、前述の第1
実施形態におけるもの(符号2参照)と同様の演算部2
a,比較部2b,電磁弁制御部2c,バッファ部2d及
び表示制御部2eをそなえている。
【0096】具体的には、コントローラ2′の電磁弁制
御部2cは、レバー101B′の操作量に応じた電気信
号を受けると、電磁弁119−1,119−2の位置を
可変して、制御弁111−1,111−2に供給される
パイロット圧を可変する一方、比較部2bからの作動制
限情報に基づいて、レバー101B′の操作量に優先し
て電磁弁119−1,119−2の位置を可変制御する
ようになっており、これにより、制御弁111−1,1
11−2に供給されるパイロット圧を可変して、ブーム
103及びバケット108の作動範囲を制限することが
できる。
【0097】また、コントローラ2′の電磁弁制御部2
cは、レバー101C′の操作量に応じた電気信号を受
けると、電磁弁119−5,119−6の位置を可変し
て、制御弁111−5,111−6に供給されるパイロ
ット圧を可変する一方、比較部2bからの作動制限情報
を受けて、レバー101C′の操作量に優先して電磁弁
119−5,119−6の位置を可変制御するようにな
っており、これにより、制御弁111−5,111−6
に供給されるパイロット圧を可変して、旋回モータ11
0及びスティック104の作動範囲を制限することがで
きる。
【0098】換言すれば、コントローラ2′により電磁
弁119−1,119−2,119−5,119−6を
制御することを通じて、オペレータのレバー101
B′,101C′の操作による作動指示に優先して、作
動部材103,104,108の作動範囲を作動範囲設
定データで規定される作動範囲に制限しているのであ
る。また、上述の電磁弁119−1,119−2,11
9−5,119−6を、レバー101B′,101C′
からの操作量に優先して作動範囲の制限を行なうための
作動範囲制限用電磁弁として用いることができる。
【0099】さらに、コントローラ2′は、ペダル10
1L′,101R′の踏量に応じて電磁弁119−3,
119−4の位置を可変して、制御弁111−3,11
1−4に供給されるパイロット圧を可変するようになっ
ており、これにより、走行モータ109L,109Rが
駆動されるようになっている。なお、上述の図9に示す
ように、電気式のレバー102B′,102C′及びペ
ダル101L′,101R′を適用した場合において
は、コントローラ2′としては前述の第1実施形態にお
けるもの(符号2参照)と同様の構成を有することがで
きるほか、前述の第2実施形態におけるもの(符号2A
参照)と同様の構成を有してもよい。この場合において
も、レバー102B′,102C′及びペダル101
L′,101R′からのパイロット圧を制御するための
電気信号は、電磁弁制御部2cに入力されるようになっ
ている。
【0100】また、上述した各実施形態にかかる建設機
械のほかに、図10に示すように、スティック104が
左右にオフセットするような建設機械に本発明を適用し
た場合においては、このスティック104の左右のオフ
セット量についても作動制限を行なうためのパラメータ
として用いることができる。また、上述の各実施形態に
おいては、携帯式の外部記憶装置としてICカードを用
いているが、この他に、フロッピーディスク形式の磁気
あるいは光磁気式の記憶媒体を用いることも、もちろん
可能である。
【0101】さらに、上述の各実施形態においては、本
発明を油圧ショベルのごとき建設機械に適用した場合に
ついて詳述したが、これに限定されず、他の作業機械に
も適用しうることはいうまでもない。
【0102】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1,2記載
の本発明の作業機械の作動範囲制限装置によれば、携帯
式の外部記憶部材をインタフェース部にセットして作動
範囲設定データを登録することにより、インタフェース
を通じて読み出された外部記憶部材からの作動範囲設定
データに基づき、作業装置用操作部材の指示に優先し
て、位置検出手段にて検出された作動部材位置情報を参
照しながら、作動部材の作動範囲を作動範囲設定データ
で規定される作動範囲に制限することができるので、オ
ペレータは建設機械において作業を開始する毎に、あら
ためて作動範囲設定データを入力する必要がなくなり、
オペレータの操作負荷を軽減させて、作業効率を格段に
向上させることができる利点がある。
【0103】また、請求項3,4記載の本発明の作業機
械の作動範囲制限装置によれば、作動範囲制限手段によ
り、第1作動範囲制限モードか又は第2作動範囲制限モ
ードで作動することができるので、上述の請求項1記載
にかかる本発明と同様、オペレータの操作負荷を軽減さ
せて、作業効率を格段に向上させる点があるほか、作業
状況に応じて最適な作動範囲設定データを設定すること
ができ、オペレータに対する更なる快適な作業環境を構
築することができる利点がある。
【0104】さらに、請求項5記載の本発明によれば、
表示制御部により、設定されている作動範囲設定データ
を表示手段において表示するように制御することができ
るので、オペレータは設定されている作動制限範囲を確
認することができ、作業を円滑化させることができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる作業機械の作動
範囲制限装置の構成を説明するためのブロック図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる作業機械の作動
範囲制限装置の表示部分の外観を示す模式的正視図であ
る。
【図3】本発明の第1実施形態におけるICカードの作
動範囲制限情報の設定手法を説明するためのブロック図
である。
【図4】本発明の第1実施形態にかかる作業機械の作動
範囲制限装置の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図5】本発明の第2実施形態にかかる作業機械の作動
範囲制限装置の構成を説明するためのブロック図であ
る。
【図6】本発明の第2実施形態にかかる作業機械の作動
範囲制限装置の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図7】本発明の第2実施形態にかかる作業機械の作動
範囲制限装置の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図8】本発明の他の実施形態にかかる作動範囲制限装
置が適用された作業機械に使用される油圧式制御回路装
置を示すブロック図である。
【図9】本発明の他の実施形態にかかる作業機械の作動
範囲制限装置の構成を説明するためのブロック図であ
る。
【図10】本発明の他の実施形態の作用を説明するため
の図である。
【図11】油圧ショベルのごとき建設機械の模式的側面
図である。
【図12】油圧ショベルにおける運転操作室の一部を破
断して示す模式的斜視図である。
【図13】油圧ショベルのごとき建設機械に使用される
油圧式制御回路装置を説明するためのブロック図であ
る。
【図14】油圧ショベルのごとき建設機械に搭載された
作動範囲制限装置の構成を示すブロック図である。
【図15】油圧ショベルのごとき建設機械における作動
部材の位置を検出するためのパラメータを示す図であ
る。
【符号の説明】
1,1A 作業機械の作動範囲制限装置 2,2A,2′ コントローラ(作動範囲制限手段) 2a 演算部(位置検出手段) 2b 比較部 2c 電磁弁制御部 2d バッファ部 2e 表示制御部(表示制御手段) 2f セレクタ 3 ICカードリーダ/ライタ(インタフェース部) 4 作動範囲表示用モニタ(表示手段) 4a 表示部 4b 相対表示LED 4c 自動停止設定LED 4d 表示内容LED 4e 一時解除LED 5 入力部 5a 相対表示スイッチ 5b 切替表示スイッチ 5b−1 “+”スイッチ 5b−2 “−”スイッチ 5c 一時解除スイッチ 5d セットスイッチ 5e クリアスイッチ 6 ICカード(外部記憶部材) 7 パーソナルコンピュータ 8 ICカードリーダ/ライタ 100 下部走行体 100L 左トラック 100R 右トラック 101 運転操作室 101A シート 101B 左レバー 101C 右レバー 101D コンソール 101E インスツルメントパネル 101F セーフティロックレバー 101L 左ペダル 101R 右ペダル 101B′,101C′ パイロット圧供給部(作動範
囲制限手段) 101R′,101L′ パイロット圧供給部 102 作業機械本体部 103 ブーム 104 スティック 105 ブーム駆動用油圧シリンダ装置 106 スティック駆動用油圧シリンダ装置 107 油圧シリンダ装置 108 バケット 109L 左側走行モータ 109R 右側走行モータ 110 旋回モータ 111 油圧式制御回路装置 111−1〜111−6 制御弁 112−1〜112−6 パイロット油路 113−1〜113−6 油路 114−1〜114−4 作動範囲制限用電磁弁(作動
範囲制限手段) 115−1〜115−4 角度センサ(位置検出手段) 116 設定器 117 コントローラ 118 作業装置 119−1〜119−6 電磁弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体上の上部車体に付設されて所
    望の作業を行なうべく複数の作動部材からなる作業装置
    と、該作業装置における上記複数の作動部材を操作する
    作業装置用操作部材とを有する作業機械において、 該作業装置の作動範囲設定データを記憶する携帯式の外
    部記憶部材と、 該外部記憶部材を着脱自在にセットされることにより、
    該外部記憶部材に記憶されている該作動範囲設定データ
    を読み出しうるインタフェース部と、 該作業装置における上記複数の作動部材の位置情報を検
    出する位置検出手段と、 該インタフェース部を通じて読み出された該外部記憶部
    材からの該作動範囲設定データに基づき、該作業装置用
    操作部材の指示に優先して、該位置検出手段で検出され
    た作動部材位置情報を参照しながら、該作業装置の作動
    範囲を該作動範囲設定データで規定される作動範囲に制
    限する作動範囲制限手段とをそなえて構成されたことを
    特徴とする、作業機械の作動範囲制限装置。
  2. 【請求項2】 下部走行体上に旋回可能に設けられた上
    部車体に付設されて所望の作業を行なうべく複数の作動
    部材からなる作業装置と、該作業装置における上記複数
    の作動部材を操作する作業装置用操作部材とを有する作
    業機械において、 該上部車体の旋回運動を考慮した該作業装置の作動範囲
    設定データを記憶する携帯式の外部記憶部材と、 該外部記憶部材を着脱自在にセットされることにより、
    該外部記憶部材に記憶されている該作動範囲設定データ
    を読み出しうるインタフェース部と、 該上部車体の旋回位置情報及び該作業装置における上記
    複数の作動部材の位置情報を検出する位置検出手段と、 該インタフェース部を通じて読み出された該外部記憶部
    材からの該作動範囲設定データに基づき、該作業装置用
    操作部材の指示に優先して、該位置検出手段で検出され
    た旋回位置情報及び作動部材位置情報を参照しながら、
    該上部車体の旋回範囲と該作業装置の作動範囲とを該作
    動範囲設定データで規定される作動範囲に制限する作動
    範囲制限手段とをそなえて構成されたことを特徴とす
    る、作業機械の作動範囲制限装置。
  3. 【請求項3】 下部走行体上の上部車体に付設されて所
    望の作業を行なうべく複数の作動部材からなる作業装置
    と、該作業装置における上記複数の作動部材を操作する
    作業装置用操作部材とを有する作業機械において、 該作業装置の作動範囲を設定しうる作動範囲設定器と、 該作業装置の作動範囲設定データを記憶する携帯式の外
    部記憶部材と、 該外部記憶部材を着脱自在にセットされることにより、
    該外部記憶部材に記憶されている該作動範囲設定データ
    を読み出しうるインタフェース部と、 該作業装置における上記複数の作動部材の位置情報を検
    出する位置検出手段と、 該作動範囲設定器で設定された作動範囲となるように、
    該作業装置用操作部材の指示に優先して、該位置検出手
    段で検出された作動部材位置情報を参照しながら、該作
    業装置の作動範囲を制限する第1作動範囲制限モードで
    作動するか又は、該第1作動範囲制限モードに優先し
    て、該インタフェース部を通じて読み出された該外部記
    憶部材からの該作動範囲設定データに基づき、該作業装
    置用操作部材の指示に優先して、該位置検出手段で検出
    された作動部材位置情報を参照しながら、該作業装置の
    作動範囲を該作動範囲設定データで規定される作動範囲
    に制限する第2作動範囲制限モードで作動する作動範囲
    制限手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、作
    業機械の作動範囲制限装置。
  4. 【請求項4】 下部走行体上に旋回可能に設けられた上
    部車体に付設されて所望の作業を行なうべく複数の作動
    部材からなる作業装置と、該作業装置における上記複数
    の作動部材を操作する作業装置用操作部材とを有する作
    業機械において、 該作業装置の作動範囲を設定しうる作動範囲設定器と、 該上部車体の旋回運動を考慮した該作業装置の作動範囲
    設定データを記憶する携帯式の外部記憶部材と、 該外部記憶部材を着脱自在にセットされることにより、
    該外部記憶部材に記憶されている該作動範囲設定データ
    を読み出しうるインタフェース部と、 該上部車体の旋回位置情報及び該作業装置における上記
    複数の作動部材の位置情報を検出する位置検出手段と、 該作動範囲設定器で設定された作動範囲となるように、
    該作業装置用操作部材の指示に優先して、該位置検出手
    段で検出された旋回位置情報及び作動部材位置情報を参
    照しながら、該上部車体の旋回範囲と該作業装置の作動
    範囲とを制限する第1作動範囲制限モードで作動するか
    又は、該第1作動範囲制限モードに優先して、該インタ
    フェース部を通じて読み出された該外部記憶部材からの
    該作動範囲設定データに基づき、該作業装置用操作部材
    の指示に優先して、該位置検出手段で検出された旋回位
    置情報及び作動部材位置情報を参照しながら、該上部車
    体の旋回範囲と該作業装置の作動範囲とを該作動範囲設
    定データで規定される作動範囲に制限する第2作動範囲
    制限モードで作動する作動範囲制限手段とをそなえて構
    成されたことを特徴とする、作業機械の作動範囲制限装
    置。
  5. 【請求項5】 該作動範囲設定データを表示する表示手
    段と、 該インタフェース部を通じて読み出された該外部記憶部
    材からの該作動範囲設定データを該表示手段に表示させ
    る表示制御手段とが設けられたことを特徴とする、請求
    項1〜4のいずれかに記載の作業機械の作動範囲制限装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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