JPH09291682A - 発光シート及びその製造方法 - Google Patents

発光シート及びその製造方法

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JPH09291682A
JPH09291682A JP8131307A JP13130796A JPH09291682A JP H09291682 A JPH09291682 A JP H09291682A JP 8131307 A JP8131307 A JP 8131307A JP 13130796 A JP13130796 A JP 13130796A JP H09291682 A JPH09291682 A JP H09291682A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 夜間でも模様や文字が識別でき、かつ建築物
の外壁や標識として使用できる発光シートを提供する。 【解決手段】 粘着力を有するシート上に、粒状の発光
石を該シートの接着力を利用して、該シートの一部又は
全部に隙間なく付着させその上から合成樹脂コートをし
たもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光シートに関す
るものである。発光とは、蓄光と蛍光を含めた概念とし
て使用し、且つ蓄光とは、太陽光や蛍光灯などの光の刺
激を受けて、刺激停止後も光を徐々に放出しながらある
時間光続け、これを永く反復する性質をいい、蛍光とは
光(自然光や紫外線等)の刺激を受けて光る(反射光以
外の光)もので、その刺激を停止すると一般的には光ら
ないものを言う。
【0002】
【従来の技術】従来から、建築物、舗道、塀、内壁、天
井、床等の外表面に貼着して、その美観を高めるととも
に、防水性や耐候性を持たせる化粧板が存在する。これ
は、いわゆる乾式と呼ばれるもので、現場で前記した表
面に貼付するだけでよく施工が非常に簡単である。
【0003】またこれとは別に、情報表示板として種々
のものがある。例えば、道路標識、案内板、広告宣伝看
板、目印等である。これらのものは、当然塗料で情報が
記載されているもので、それによって見る者は種々の情
報を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】建築物統の外壁は、前
記した如く美観を高めるため彩色を施し、模様や絵柄を
描くことが行なわれ、また情報を表示するため文字や記
号が描かれることがある。しかし、このようなものはす
べて光がないと見えない。即ち、夜は見えないのであ
る。高速道路の塀や橋脚統に模様を描いても、夜になる
と見えないか、又は見えても本来の美しさはない。
【0005】このため、その部分に光を照射しなければ
ならず、その設備費、ランニングコストが掛かることと
なる。
【0006】また、夜光塗料で模様等を記載して、夜に
発光するものもある。これは、比較的簡単で細かい表示
も可能であるが、耐候性がなく長期間の使用に耐えるも
のはなかった。よって、頻繁に交換又は再塗布する必要
があったため、その手間や費用が嵩む。このことは前記
した情報表示板にとっても同様である。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の現状に鑑み本発明
者は、鋭意研究の結果本発明発光シート及びその製造方
法を完成させたものであり、その特徴とするところは、
粘着力を有するシート上に、粒状の発光石を該シートの
接着力を利用して、該シートの一部又は全部に隙間なく
付着させその上から合成樹脂コートをした点にあり、方
法にあっては、粘着力を有するシートを連続的又は間欠
的に移動させ、その上方から発光石を載置し、該シート
を上方に持ち上げることによって、シートに直接付着し
ていない発光石を下方に落とし、シートに直接付着して
いない発光石がほぼなくなった状態で押圧ロール間を通
過せしめ、その後合成樹脂を液状で噴霧し、乾燥せし
め、所定の寸法に裁断する点にある。
【0008】ここで、粘着力を有するシートとは、半永
久的に粘着力を有するゴム状物質やプラスチックシート
に粘着剤を塗布したものをいう。半永久的に粘着力を有
するゴム状物質とは、例えば、市販されている非加硫ブ
チルゴムシート等が代表的なものである。これには、中
間に網や糸を挟持して引張強度を高めたものも市販され
ているが、このようなものが好適である。勿論これに限
定するものではなく、このような性質を有するゴムであ
ればよい。ゴムシートの厚さは、特に限定するものでは
ないが、0.5 〜3.0 mm程度が好適である。
【0009】プラスチックシートに粘着剤を塗布したも
のでも同様に可能である。感圧系接着剤を塗布すれば上
記ブチルシートのような粘着力を有することとなる。こ
の粘着力は、自然石や発光石をシート上に並列させて且
つ、余分なものを欠落させる時に、必要な石が欠落しな
い程度に付着するだけの固着力があればよく、樹脂が硬
化する如く完全に石を固着、固定する必要はない。この
点も本発明の特徴の1つであり、粒状体をある程度平滑
に付着させるために発明者が発案したものである。
【0010】このシートの粘着力は、粒状体を付着させ
る側のみに存在してもよいが、即ち裏面には粘着性がな
くてもよいが、建築物等に貼着する場合の便利性を考慮
すると、裏面にも粘着性があった方が好ましい。ブチル
ゴムシート等は裏面も粘着性を有するので問題はない。
裏面に粘着性を有しない場合には、シートを建築物等に
貼着する場合には、接着剤が必要となるが、これは通常
のものでよい。また、裏面に粘着力を有する場合には、
取り扱い上、剥離紙を裏面に貼着しておくことが好適で
ある。
【0011】発光石とは、前記した蓄光性を有するもの
であればよく、天然の石に限らず、人工的に製造したも
のでもよい。例えば、プラスチックに蓄光性を有する粉
体を練り込んだもの等でもよい。ここでいう発光石は粒
状体にしたもので、その大きさや形状は限定するもので
はないが、粒状で 2〜10mmの径が好ましい。しかし、偏
平なものでも可能である。天然のものは、種々の色 (自
然時又は発光時) があり、その混合物や単一色で揃える
等どのようなものでもよい。後述する型紙を使用して、
特定の部分のみを、特定の色の石を用いて模様を現出さ
せてもよい。
【0012】隙間なく付着させるとは、シート上にシー
トが露出した部分がなくという意味であるが、理論的に
は全く露出部分がないということは不可能であるため
「ほぼ全域に」という程度の意味である。ほぼ全域にと
は、例えば目地程度の隙間を除いてすべてという意味で
ある。また、全範囲が発光石でなく、部分的に同程度の
サイズの天然又は人工の粒状体でもよい。
【0013】合成樹脂コートとは、熱可塑性樹脂等を溶
剤等で溶解又は乳化、分散させて、それを噴霧したり塗
布したりして天然石の上部から覆い、乾燥固化させるこ
とをいう。コート(コーティング)用の合成樹脂は、放
置しても乾燥固化するが、乾燥機によって強制乾燥させ
てもよい。また、反応硬化性の樹脂をコーティング用に
用いてもよい。合成樹脂の例としては、アクリル系、エ
ポキシ系の樹脂が好適である。この合成樹脂は、色彩を
見せるために、通常は透明であるが、顔料を混合して、
有色としてもよい。特に一部を有色として模様を表現す
ると、また別の美観を発揮することとなる。
【0014】尚、合成樹脂コートは、工場で施すのであ
るが場合によっては、現場で施工してもよい。即ち、合
成樹脂コートを施していない発光シートを現場で建築物
等に敷設し、その上から合成樹脂を塗布又は噴霧等して
コートするのである。この方法の長所としては、発光シ
ートを敷設した後に表面にコートするため、目地部分の
防水や接着が容易であるという点がある。また、合成樹
脂コートする前の状態であれば、発光シート自体を長尺
状でローラー巻き保管できるという利点もある。このた
め、長尺状で施工できるため、施工手間が省けるという
意味もある。
【0015】この発光シートは、粘着力を有する合成ゴ
ムシート等の粘着力(又は別個の接着剤)により、建築
物の壁面等に簡単に貼着でき、且つ特にブチルゴムシー
トを使用した場合には、接着力が強く粘着性に永続性が
あるため、永年の使用に耐えるものである。また、防水
性は合成ゴムやプラスチックシートであるため当然なが
らほぼ完全でありかつ長く弾性を保持するため、コンク
リート等のクラックや伸縮に追従するため、この発光シ
ート自体にクラックが生じて防水が切れる等ということ
はない。
【0016】発光シートのサイズは、自由であるが取り
扱いの容易性等から、1m×2m程度が好適である。勿
論、大きさ自体は本発明に直接関係がなく、用途や使用
場所等に応じて適宜決定すればよい。この発光シートを
大きな壁面に貼着する場合には、その接合部分が問題と
なる。しかし、ゴムシートの粒状体を一部の端部の所定
幅のみ付着させず、残存させて、その部分に隣接するシ
ートを重ね合わせると密着して、防水が切れることもな
い。勿論、接合部を目地として他の接合材(アクリルエ
マルジョン等の合成樹脂系又はモルタル等の無機系の接
合材)を用いて充填してもよい。
【0017】また、シート自体に厚みがあれば、そのま
ま接当するだけでも、粘着力により密着して防水を保つ
場合もある。
【0018】次に本発明発光シートの製造方法について
述べる。連続的又は間欠的とは、粘着力を有するシート
の送り方であって、連続的に進行させるか、間欠的に進
行させるかを意味している。シートを上方に持ち上げる
とは、シートを上方に傾けて進行移動させることをい
う。
【0019】コーティング用合成樹脂の噴霧と、所定寸
法のカット(裁断)とは、どちらが先でもよい。即ちコ
ーティングの後にカットしても、カットした後にコーテ
ィングしてもよいということである。
【0020】本発明発光シートの使用法としては、単に
貼付しておくだけで、夜間でも光続け模様や色を見える
ようにしてもよいし、また紫外線により自然光下とは異
なる色を出すものでは、発光シートに照射できる紫外線
ランプを付近に設けておいてもよい。また、紫外線によ
り蛍光して自然光下とは異なる発光をするものでは、昼
間と夜間とで異なる模様を現出することもできる。
【0021】型紙の使用方法は次の通りである。粘着力
を有するシート上に、裏面に剥離処理を施した(剥離が
容易なものは必要がない)型紙を貼着し、その上から粒
状体(発光石又はその他の粒状体)を載置して、余分な
石を除去した後、型紙を除去して、再度色(又は発光)
の異なる石を型紙が貼着されていた区域に付着せしめ、
模様を現出させるものである。さらに、型紙を複数枚貼
着して順次上記の作業を行なうと、多色の模様が表現で
きるものである。型紙の材質は、紙、プラスチックシー
ト等どのようなものでもよい。また、型紙の形状は、現
出しようとする模様によって自由に、打抜き等によって
形成すればよい。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明発光シート1の1
例を示す斜視図である。ブチルゴムシート2上に発光石
3が隙間なく付着している。図2は、図1の部分拡大断
面図である。表面にコーティング用の透明合成樹脂4が
塗布されている。また、裏面には剥離紙5が貼付されて
いる。
【0023】図3は、製造方法を示す概略工程図であ
る。左側から送られくるブチルシート2上に発光石3を
フィーダー6から自然落下により多数載置していく。そ
して、該ブチルシート2を傾けて進行させ、押圧ローラ
7に導く。この時、重力によりブチルシート2に付着し
ていない石3は下方に落下していく。該押圧ローラ7に
より、押圧されて密着を確実にしほぼ平滑にする。そし
て、その後合成樹脂4を塗布して、乾燥機8により乾燥
させ、カッター9により切断する。
【0024】図4は、型紙10を使用して模様を現出す
る場合の概略工程図である。ここでは、2色の発光石を
用いた例を示すが、より多色でも発光しない粒状体をも
使用してもよい。まずブチルシート2に型紙10を貼着
したものを進行させ図3に示す場合と同様の方法で発光
石3を落下させシート上に載置する。この場合には、発
光石はその発光色を選択して1色のみの発光石11であ
る。この時、型紙が貼着されている部分には石11が付
着せず、型紙10のない部分と、型紙10の打抜かれた
部分にのみ発光石11が付着する。
【0025】そして、図3と同様に上方に移動させ、付
着していない石11を落下させて押圧ローラ7により押
圧する。そして、型紙10を剥離して、再度色の異なる
発光石12を載置する。この場合にはすでに石11が付
着している部分には、付着せず型紙10が貼られていた
部分にのみ石12が付着することとなる。そして、再度
上方に移動させて過剰の石12を落下させて、その後押
圧ロール7により押圧する。そして、同様に樹脂を噴霧
し、乾燥させて、カットする。
【0026】この場合に、型紙が矢印形状に打ち抜いた
ものであれば、図5のような模様の発光シートが製造で
きることとなる。
【0027】
【発明の効果】本発明化粧材及びその製造方法には、次
のような大きな利点がある。 発光シート 発光シートを舗道や建築物に貼付するだけで、簡単
に仕上処理ができる。即ち、仕上処理の工程の著しい工
期短縮になる。 外観が非常に美しく、夜間でも発光する美しい外観
が得られる。 防水が確実であり、クラックが生じたり、剥離する
ことがない。 合成樹脂コートを現場で施工するものでは、目地部
の接着や防水が容易である。また、長尺状で施工でき
る。 製造方法 前記の発光シートが非常に簡単に製造できる。 装置が簡単で特別のものを必要としない。 型紙を使用すると、模様も簡単に現出でき、美観が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明発光シートの1例を示す部分斜視図であ
る。
【図2】図1の部分拡大断面図である。
【図3】本発明製造方法の1例を示す概略工程図であ
る。
【図4】本発明製造方法の他の例を示す概略工程図であ
る。
【図5】図4の方法で製造した発光シートの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 発光シート 2 ブチルゴムシート 3 発光石 4 合成樹脂コート 5 剥離紙 6 フィーダー 7 押圧ローラ 8 乾燥機 9 カッター 10 型紙 11 発光石 12 発光色の異なる発光石

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着力を有するシート上に、粒状の発光
    石を該シートの接着力を利用して、該シートの一部又は
    全部に隙間なく付着させその上から合成樹脂コートをし
    たことを特徴とする発光シート。
  2. 【請求項2】 発光石以外に、発光しない粒状物も付着
    させたものである請求項1記載の発光シート。
  3. 【請求項3】 粘着力を有するシートを連続的又は間欠
    的に移動させ、その上方から発光石を載置し、該シート
    を上方に持ち上げることによって、シートに直接付着し
    ていない発光石を下方に落とし、シートに直接付着して
    いない発光石がほぼなくなった状態で押圧ロール間を通
    過せしめ、その後合成樹脂を液状で噴霧し、乾燥せし
    め、所定の寸法に裁断することを特徴とする発光シート
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 発光石を粘着力を有するシート上に載置
    するに際して、該シート上に種々の模様に打ち抜いた型
    紙を載置し、所定の部分にのみ発光石を付着せしめ、そ
    の後該型紙を除去した後、残余の部分に異なった色又は
    異なった発色をする発光石を付着せしめるものである請
    求項3記載の発光シートの製造方法。
  5. 【請求項5】 型紙を複数用いて、第4項の異なった色
    の発光石の付着を複数回行なうものである請求項4記載
    の発光シートの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007160891A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Yunimatekku Kk 発光性製品及びその製造方法
US8652385B2 (en) 2006-09-07 2014-02-18 Okia Optical Company Ltd. Method of manufacturing a decorative article with sealed decorative laminated sheet

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