JPH09291708A - 補強用格子材 - Google Patents
補強用格子材Info
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- JPH09291708A JPH09291708A JP8128986A JP12898696A JPH09291708A JP H09291708 A JPH09291708 A JP H09291708A JP 8128986 A JP8128986 A JP 8128986A JP 12898696 A JP12898696 A JP 12898696A JP H09291708 A JPH09291708 A JP H09291708A
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- E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
- E04G23/00—Working measures on existing buildings
- E04G23/02—Repairing, e.g. filling cracks; Restoring; Altering; Enlarging
- E04G23/0218—Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements
- E04G2023/0251—Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements by using fiber reinforced plastic elements
- E04G2023/0255—Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements by using fiber reinforced plastic elements whereby the fiber reinforced plastic elements are stressed
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- E04G2023/0259—Devices specifically adapted to stress the fiber reinforced plastic elements
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- E04G2023/0262—Devices specifically adapted for anchoring the fiber reinforced plastic elements, e.g. to avoid peeling off
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- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンクリート構造物の補強工事おいて、固定
作業が容易であり、多量の被覆材を必要とせず、優れた
補強効果が得られる補強用格子材を提供する。 【解決手段】 コンクリート構造物の下面に固定して構
造物を補強する補強用格子材5であって、格子材を形成
する縦部材5aおよび横部材5bが共に同一平面上にあ
り、交差部5cに固定用の補助具12を有する。
作業が容易であり、多量の被覆材を必要とせず、優れた
補強効果が得られる補強用格子材を提供する。 【解決手段】 コンクリート構造物の下面に固定して構
造物を補強する補強用格子材5であって、格子材を形成
する縦部材5aおよび横部材5bが共に同一平面上にあ
り、交差部5cに固定用の補助具12を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート橋梁
の床版等の既設構造物の補強工法において使用する補強
用格子材に関する。
の床版等の既設構造物の補強工法において使用する補強
用格子材に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート橋梁の床版等は、自動車の
輪荷重が直接に、しかも繰り返し加わるため、道路橋の
主要部材の中でも最も過酷な荷重を受ける部分である。
このため、特に、床版等の下面において、一方向のクラ
ックから、縦横のクラックが発生し、さらにはこれらの
クラックが成長して細網化し、最終的にはコンクリート
の剥落等の原因となる。
輪荷重が直接に、しかも繰り返し加わるため、道路橋の
主要部材の中でも最も過酷な荷重を受ける部分である。
このため、特に、床版等の下面において、一方向のクラ
ックから、縦横のクラックが発生し、さらにはこれらの
クラックが成長して細網化し、最終的にはコンクリート
の剥落等の原因となる。
【0003】このような損傷は、放置しておくと、クラ
ックが更に深部へと進行し、鉄筋の腐食へと進展し、最
終的には構造物の破壊にまで至るおそれがある。このよ
うな事態を回避するため、従来より、微細なクラックが
発生した段階で、コンクリート橋梁床版下面の補修が行
われている。
ックが更に深部へと進行し、鉄筋の腐食へと進展し、最
終的には構造物の破壊にまで至るおそれがある。このよ
うな事態を回避するため、従来より、微細なクラックが
発生した段階で、コンクリート橋梁床版下面の補修が行
われている。
【0004】例えば、この補修方法として、床版等のク
ラック内にエポキシ樹脂を注入し、コンクリートとの一
体化を図る樹脂注入工法、床版等への雨水等の侵入を防
止するためシートや塗布膜等の防水層を形成する防水工
法、床版コンクリート等の引っ張り縁にFRP(Fib
er Reinforced Plastics)を接
着するFRP接着工法、また床版等の豆板、空洞、剥離
等をセメントモルタルや樹脂モルタルによって埋める断
面補修工法などが採用されている。
ラック内にエポキシ樹脂を注入し、コンクリートとの一
体化を図る樹脂注入工法、床版等への雨水等の侵入を防
止するためシートや塗布膜等の防水層を形成する防水工
法、床版コンクリート等の引っ張り縁にFRP(Fib
er Reinforced Plastics)を接
着するFRP接着工法、また床版等の豆板、空洞、剥離
等をセメントモルタルや樹脂モルタルによって埋める断
面補修工法などが採用されている。
【0005】これらの工法によって、ある程度のコンク
リート劣化防止や鉄筋防錆効果を期待できるが、既設構
造物の補修に止まり、構造物の強度を向上させるまでに
は至っていない。
リート劣化防止や鉄筋防錆効果を期待できるが、既設構
造物の補修に止まり、構造物の強度を向上させるまでに
は至っていない。
【0006】そこで、本発明者等は、特開昭61−14
6904号公報において、洗浄した既設構造物表面に表
面塗布材を塗布し、その上に金網を取り付け、さらにこ
の金網上に塗布材を塗布する橋梁床版の補修補強工法を
提案した。これによって、補強された構造物は当初から
金網に相当する量の鉄筋を入れた構造物と同程度の強度
を有することとなる。
6904号公報において、洗浄した既設構造物表面に表
面塗布材を塗布し、その上に金網を取り付け、さらにこ
の金網上に塗布材を塗布する橋梁床版の補修補強工法を
提案した。これによって、補強された構造物は当初から
金網に相当する量の鉄筋を入れた構造物と同程度の強度
を有することとなる。
【0007】さらに、本発明者等は、特開平7−423
78号公報において、前記工法を改良発展させたコンク
リート構造物の補強方法を開示した。この工法は、補強
用格子材をコンクリート構造物下面に固定するに際し、
頭部側に向かって断面が拡大するテーパ部を備えた固定
具を用いるもので、これによって補強用格子材の面方向
に緊張力を与えるとともに、既設構造物と補強用格子材
との一体化を図り、補強効果を得るものである。
78号公報において、前記工法を改良発展させたコンク
リート構造物の補強方法を開示した。この工法は、補強
用格子材をコンクリート構造物下面に固定するに際し、
頭部側に向かって断面が拡大するテーパ部を備えた固定
具を用いるもので、これによって補強用格子材の面方向
に緊張力を与えるとともに、既設構造物と補強用格子材
との一体化を図り、補強効果を得るものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特開平7−42378
号公報において開示した工法では、補強用格子材として
網鉄筋が使用されているが、この網鉄筋は鉄筋材を縦横
に配列し、その交差部を溶接などにより固着して形成さ
れたものであるため、交差部では縦横の鉄筋材が上下に
重なり合った状態である。したがって、網鉄筋全体の厚
さは鉄筋材の直径の約2倍あるため、コンクリート構造
物の床版下面に固定した網鉄筋をポリマーコンクリート
モルタル等の被覆材で被覆する場合、多量の被覆材を必
要とする。
号公報において開示した工法では、補強用格子材として
網鉄筋が使用されているが、この網鉄筋は鉄筋材を縦横
に配列し、その交差部を溶接などにより固着して形成さ
れたものであるため、交差部では縦横の鉄筋材が上下に
重なり合った状態である。したがって、網鉄筋全体の厚
さは鉄筋材の直径の約2倍あるため、コンクリート構造
物の床版下面に固定した網鉄筋をポリマーコンクリート
モルタル等の被覆材で被覆する場合、多量の被覆材を必
要とする。
【0009】また、補強用格子材としての網鉄筋を既設
構造物下面に固定するに際し、頭部側に向かって断面が
拡大するテーパ部を備えた固定具を使用用しているた
め、補強工事に際しては、網鉄筋と別に特殊な形状の固
定具を用意する必要がある。
構造物下面に固定するに際し、頭部側に向かって断面が
拡大するテーパ部を備えた固定具を使用用しているた
め、補強工事に際しては、網鉄筋と別に特殊な形状の固
定具を用意する必要がある。
【0010】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、コンクリート構造物の補強工事において、固定作業
が容易であり、多量の被覆材を必要とせず、優れた補強
効果が得られる補強用格子材を提供することにある。
は、コンクリート構造物の補強工事において、固定作業
が容易であり、多量の被覆材を必要とせず、優れた補強
効果が得られる補強用格子材を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の補強用格子材は、コンクリート構造物下面
に固定して構造物を補強する補強用格子材であって、格
子材を形成する縦部材および横部材が共に同一平面上に
あることを特徴とする。交差部で縦部材および横部材が
上下に重なり合わないため、補強用格子材全体の厚さを
低減できる。
め、本発明の補強用格子材は、コンクリート構造物下面
に固定して構造物を補強する補強用格子材であって、格
子材を形成する縦部材および横部材が共に同一平面上に
あることを特徴とする。交差部で縦部材および横部材が
上下に重なり合わないため、補強用格子材全体の厚さを
低減できる。
【0012】ここで、前記補強用格子材が鉄鋼材料を素
材とすることを特徴とする。鉄鋼材料を素材とすること
により、加工性が良いため種々のサイズ、形状に対応す
ることが可能であり、コンクリートモルタル等との密着
性も良好である。
材とすることを特徴とする。鉄鋼材料を素材とすること
により、加工性が良いため種々のサイズ、形状に対応す
ることが可能であり、コンクリートモルタル等との密着
性も良好である。
【0013】また、前記補強用格子材が繊維補強樹脂材
料を素材とすることを特徴とする。繊維補強樹脂材料を
素材とすることにより、補強用格子材を軽量化すること
ができ、耐蝕性、耐薬品性が大幅に向上する。
料を素材とすることを特徴とする。繊維補強樹脂材料を
素材とすることにより、補強用格子材を軽量化すること
ができ、耐蝕性、耐薬品性が大幅に向上する。
【0014】繊維補強樹脂材料を構成する繊維として
は、ガラス繊維やカーボン繊維を使用することができ、
樹脂には特に耐薬品性に優れたビニールエステル(Vi
nylEster)を使用することができる。
は、ガラス繊維やカーボン繊維を使用することができ、
樹脂には特に耐薬品性に優れたビニールエステル(Vi
nylEster)を使用することができる。
【0015】市販品としては、ネフコム株式会社販売の
ネフコム(登録商標)が好適に使用可能である。このネ
フコムは、カーボン繊維やガラス繊維、あるいはアラミ
ド繊維などの連続繊維に樹脂を含浸させながら間隔が5
0,100,150mm等の格子状に一体成形したもの
で、比重が1.3〜1.7であり、鋼材の1/4〜1/
6である。引っ張り強度はPC鋼材撚り線並みであり鉄
筋の4〜5倍、また引っ張り弾性率は鋼材の2/3〜1
/4であり、弾性変形の領域もPC鋼材撚り線の2〜5
倍である。
ネフコム(登録商標)が好適に使用可能である。このネ
フコムは、カーボン繊維やガラス繊維、あるいはアラミ
ド繊維などの連続繊維に樹脂を含浸させながら間隔が5
0,100,150mm等の格子状に一体成形したもの
で、比重が1.3〜1.7であり、鋼材の1/4〜1/
6である。引っ張り強度はPC鋼材撚り線並みであり鉄
筋の4〜5倍、また引っ張り弾性率は鋼材の2/3〜1
/4であり、弾性変形の領域もPC鋼材撚り線の2〜5
倍である。
【0016】なお、交差部は繊維を交互に重ね合わせ
た、いわゆるラミネート構造であるため、結束力に優
れ、固定具により交差部に緊張力を与える際にも充分な
強度が確保できる。また、交差部は同一平面上にあるた
め、補強用格子材全体の厚さを低減できる。
た、いわゆるラミネート構造であるため、結束力に優
れ、固定具により交差部に緊張力を与える際にも充分な
強度が確保できる。また、交差部は同一平面上にあるた
め、補強用格子材全体の厚さを低減できる。
【0017】さらに、前記補強用格子材は、補強用格子
材に緊張力を発生させた状態でコンクリート構造物下面
に固定するための固定手段を有することを特徴とする。
補強用格子材は、緊張力を発生させた状態でコンクリー
ト構造物下面に固定することにより構造物と一体化さ
せ、補強するものであるため、補強用格子材にこのよう
な固定手段を設けることにより、コンクリート構造物下
面への固定作業が容易かつ確実となる。
材に緊張力を発生させた状態でコンクリート構造物下面
に固定するための固定手段を有することを特徴とする。
補強用格子材は、緊張力を発生させた状態でコンクリー
ト構造物下面に固定することにより構造物と一体化さ
せ、補強するものであるため、補強用格子材にこのよう
な固定手段を設けることにより、コンクリート構造物下
面への固定作業が容易かつ確実となる。
【0018】ここで、前記固定手段が、補強用格子材に
形成したガイド斜面と、ガイド斜面に当接しアンカー取
付孔を有する補助具とで構成されたことを特徴とする。
補強用格子材をコンクリート構造物下面に固定する際、
補助具のアンカー取付孔に挿入したアンカーをコンクリ
ート構造物に打ち込むことにより、補助具が補強用格子
材に形成したガイド斜面に沿って移動するため、補強用
格子材に面方向の緊張力を発生させた状態で固定するこ
とができる。
形成したガイド斜面と、ガイド斜面に当接しアンカー取
付孔を有する補助具とで構成されたことを特徴とする。
補強用格子材をコンクリート構造物下面に固定する際、
補助具のアンカー取付孔に挿入したアンカーをコンクリ
ート構造物に打ち込むことにより、補助具が補強用格子
材に形成したガイド斜面に沿って移動するため、補強用
格子材に面方向の緊張力を発生させた状態で固定するこ
とができる。
【0019】格子材に面方向の緊張力を与えた状態でコ
ンクリート構造物下面に固定することによって、格子材
にいわゆるプレストレスが導入された状態となるため、
既設構造物と格子材とが強固に一体化する。したがっ
て、補強用格子材が取り付けられたコンクリート構造物
が撓んだ場合にも、格子材がその変位に追従するため、
確実な補強効果が得られる。
ンクリート構造物下面に固定することによって、格子材
にいわゆるプレストレスが導入された状態となるため、
既設構造物と格子材とが強固に一体化する。したがっ
て、補強用格子材が取り付けられたコンクリート構造物
が撓んだ場合にも、格子材がその変位に追従するため、
確実な補強効果が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は第1実施形態を示す平面
図、図2は図1のA−A線付近における断面図である。
に基づいて説明する。図1は第1実施形態を示す平面
図、図2は図1のA−A線付近における断面図である。
【0021】本実施形態の補強用格子材5は、コンクリ
ート橋梁などの下面に固定することにより既設構造物を
補強するためのものであり、格子材5を形成する縦部材
5aおよび横部材5bが共に同一平面上にある。このた
め、交差部5cで縦部材5aおよび横部材5bが上下に
重なり合わず、補強用格子材5全体の厚さを縦部材5a
又は横部材5bの厚さにすることができる。
ート橋梁などの下面に固定することにより既設構造物を
補強するためのものであり、格子材5を形成する縦部材
5aおよび横部材5bが共に同一平面上にある。このた
め、交差部5cで縦部材5aおよび横部材5bが上下に
重なり合わず、補強用格子材5全体の厚さを縦部材5a
又は横部材5bの厚さにすることができる。
【0022】ここで、補強用格子材5は鉄鋼材料を素材
として形成されている。鉄鋼材料を素材としているため
加工性が良く、種々のサイズ、形状に対応することが可
能であり、コンクリートモルタル等との密着性も良好で
ある。補強用格子材5の製造方法は特に限定するもので
はないが、例えば、一枚の鋼板をプレス加工で打ち抜い
て開口部5kに該当する部分を除去することによって格
子状にすることができる。
として形成されている。鉄鋼材料を素材としているため
加工性が良く、種々のサイズ、形状に対応することが可
能であり、コンクリートモルタル等との密着性も良好で
ある。補強用格子材5の製造方法は特に限定するもので
はないが、例えば、一枚の鋼板をプレス加工で打ち抜い
て開口部5kに該当する部分を除去することによって格
子状にすることができる。
【0023】さらに、補強用格子材5には、格子材5に
緊張力を発生させた状態でコンクリート構造物下面に固
定するため、補強用格子材5の交差部5cに形成したガ
イド斜面10と、ガイド斜面10に当接しアンカー取付
孔11を有する補助具12とで構成された固定手段を有
している。
緊張力を発生させた状態でコンクリート構造物下面に固
定するため、補強用格子材5の交差部5cに形成したガ
イド斜面10と、ガイド斜面10に当接しアンカー取付
孔11を有する補助具12とで構成された固定手段を有
している。
【0024】したがって、補強用格子材5をコンクリー
ト構造物下面に固定する際、補助具12のアンカー取付
孔11に挿入したアンカー13をコンクリート構造物に
打ち込むことにより、補助具12が格子材5の交差部5
cに形成したガイド斜面11に沿って移動するため、格
子材5に面方向の緊張力を発生させた状態で固定するこ
とができる。このとき、アンカー13の打込み深さを加
減することにより、格子材5に付与する緊張力も微妙に
調整することができる。
ト構造物下面に固定する際、補助具12のアンカー取付
孔11に挿入したアンカー13をコンクリート構造物に
打ち込むことにより、補助具12が格子材5の交差部5
cに形成したガイド斜面11に沿って移動するため、格
子材5に面方向の緊張力を発生させた状態で固定するこ
とができる。このとき、アンカー13の打込み深さを加
減することにより、格子材5に付与する緊張力も微妙に
調整することができる。
【0025】格子材5に面方向の緊張力を与えた状態で
固定することによって、格子材5にいわゆるプレストレ
スが導入された状態となるため、既設構造物と格子材5
とが強固に一体化する。したがって、格子材5が取り付
けられたコンクリート構造物が撓んだ場合にも、格子材
がその変位に追従するため、確実な補強効果が得られ
る。
固定することによって、格子材5にいわゆるプレストレ
スが導入された状態となるため、既設構造物と格子材5
とが強固に一体化する。したがって、格子材5が取り付
けられたコンクリート構造物が撓んだ場合にも、格子材
がその変位に追従するため、確実な補強効果が得られ
る。
【0026】ここで、図3及び図4に基づいて、補強用
格子材5を下面に固定することにより補強されたコンク
リート橋梁について説明する。図3はコンクリート橋梁
の垂直断面図、図4は図3のB−B線矢視図である。
格子材5を下面に固定することにより補強されたコンク
リート橋梁について説明する。図3はコンクリート橋梁
の垂直断面図、図4は図3のB−B線矢視図である。
【0027】図3において、1はコンクリート橋梁の床
版で、両端には地覆2が形成され、床版1の下面には3
列の橋桁3が設けられている。Dは活荷重としてのトラ
ックを示している。
版で、両端には地覆2が形成され、床版1の下面には3
列の橋桁3が設けられている。Dは活荷重としてのトラ
ックを示している。
【0028】図3に示すように、床版1の下面には補強
用格子材5が全面に渡って固定されている。床版1の下
面への補強用格子材5の固定手段は図2で示したものと
同様である。図4に示すように、補助具12を格子材5
の複数個所に分散して取り付けることにより、格子材5
には矢印方向の緊張力が全面に渡って付与される。この
とき、アンカーの打込み深さを加減することにより、格
子材5に付与する緊張力も微妙に調整することができる
ため、現場の状況に合わせた施工ができる。
用格子材5が全面に渡って固定されている。床版1の下
面への補強用格子材5の固定手段は図2で示したものと
同様である。図4に示すように、補助具12を格子材5
の複数個所に分散して取り付けることにより、格子材5
には矢印方向の緊張力が全面に渡って付与される。この
とき、アンカーの打込み深さを加減することにより、格
子材5に付与する緊張力も微妙に調整することができる
ため、現場の状況に合わせた施工ができる。
【0029】コンクリート橋梁の床版1の補強工事にお
いて、このような固定手段を備えた補強用格子材5を使
用すれば、格子材5の全面に渡って面方向の緊張力を発
生させた状態で床版1下面に固定できるため、格子材5
にいわゆるプレストレスが導入された状態となり、床版
1と格子材5とが強固に一体化する。したがって、補強
用格子材5が取り付けられた床版1が撓んだ場合にも、
格子材5がその変位に追従するため、確実な補強効果が
得られる。本実施形態では、床版1のスパン中央、即
ち、撓みの最も大きい部分から外側に緊張力を付与して
いる。
いて、このような固定手段を備えた補強用格子材5を使
用すれば、格子材5の全面に渡って面方向の緊張力を発
生させた状態で床版1下面に固定できるため、格子材5
にいわゆるプレストレスが導入された状態となり、床版
1と格子材5とが強固に一体化する。したがって、補強
用格子材5が取り付けられた床版1が撓んだ場合にも、
格子材5がその変位に追従するため、確実な補強効果が
得られる。本実施形態では、床版1のスパン中央、即
ち、撓みの最も大きい部分から外側に緊張力を付与して
いる。
【0030】さらに、この状態から、格子材5の全面を
覆うように、ポリマーセメントモルタルを打設して被覆
層を形成し、これによって補強工事が完了する。このと
き、格子材5の交差部5cには重なり合った部分がない
ため、従来の補強工法より被覆層を薄くすることがで
き、ポリマーセメントモルタルなどの被覆材の使用量を
大幅に低減することができる。
覆うように、ポリマーセメントモルタルを打設して被覆
層を形成し、これによって補強工事が完了する。このと
き、格子材5の交差部5cには重なり合った部分がない
ため、従来の補強工法より被覆層を薄くすることがで
き、ポリマーセメントモルタルなどの被覆材の使用量を
大幅に低減することができる。
【0031】次に、第2実施形態を図5に基づいて説明
する。図5は第2実施形態の補強用格子材20を示す斜
視図である。補強用格子材20は繊維補強樹脂材料を素
材としている。繊維補強樹脂材料を素材としたことによ
り、補強用格子材20は軽量となり、耐蝕性、耐薬品性
も大幅に向上する。繊維補強樹脂材料としては、ネフコ
ム株式会社販売のネフコム(登録商標)を使用してい
る。補強用格子材20は繊維補強樹脂材料であるため、
鉄鋼材料に比べ軽く、強度も優れている。
する。図5は第2実施形態の補強用格子材20を示す斜
視図である。補強用格子材20は繊維補強樹脂材料を素
材としている。繊維補強樹脂材料を素材としたことによ
り、補強用格子材20は軽量となり、耐蝕性、耐薬品性
も大幅に向上する。繊維補強樹脂材料としては、ネフコ
ム株式会社販売のネフコム(登録商標)を使用してい
る。補強用格子材20は繊維補強樹脂材料であるため、
鉄鋼材料に比べ軽く、強度も優れている。
【0032】なお、格子材20の交差部20cは繊維を
交互に重ね合わせた、いわゆるラミネート構造であるた
め、結束力に優れ、固定具により交差部に緊張力を与え
る際にも充分な強度が確保できる。また、交差部は同一
平面上にあるため、補強用格子材全体を薄くすることが
できた。このため、従来の補強工法より被覆層を薄くす
ることができ、ポリマーセメントモルタルなどの使用量
を大幅に低減することができる。
交互に重ね合わせた、いわゆるラミネート構造であるた
め、結束力に優れ、固定具により交差部に緊張力を与え
る際にも充分な強度が確保できる。また、交差部は同一
平面上にあるため、補強用格子材全体を薄くすることが
できた。このため、従来の補強工法より被覆層を薄くす
ることができ、ポリマーセメントモルタルなどの使用量
を大幅に低減することができる。
【0033】また、補強用格子材20には、格子材20
に緊張力を発生させた状態でコンクリート構造物下面に
固定するため、交差部20cに形成したガイド斜面21
と、ガイド斜面21に当接しアンカー取付孔22を有す
る補助具23とで構成された固定手段を有している。
に緊張力を発生させた状態でコンクリート構造物下面に
固定するため、交差部20cに形成したガイド斜面21
と、ガイド斜面21に当接しアンカー取付孔22を有す
る補助具23とで構成された固定手段を有している。
【0034】補強用格子材20をコンクリート構造物下
面に固定する際、補助具23のアンカー取付孔22に挿
入したアンカー24をコンクリート構造物に打ち込むこ
とにより、補助具23が格子材20の交差部20cに形
成したガイド斜面21に沿って移動するため、格子材2
0に面方向の緊張力を発生させることができる。したが
って、ガイド斜面21及び補助具23を格子材20の複
数個所に分散して設けておくことにより、格子材20の
全面に渡って緊張力を発生させた状態で固定することが
できる。このとき、アンカー24の打込み深さを加減す
ることにより、格子材20に付与する緊張力も微妙に調
整することができる。
面に固定する際、補助具23のアンカー取付孔22に挿
入したアンカー24をコンクリート構造物に打ち込むこ
とにより、補助具23が格子材20の交差部20cに形
成したガイド斜面21に沿って移動するため、格子材2
0に面方向の緊張力を発生させることができる。したが
って、ガイド斜面21及び補助具23を格子材20の複
数個所に分散して設けておくことにより、格子材20の
全面に渡って緊張力を発生させた状態で固定することが
できる。このとき、アンカー24の打込み深さを加減す
ることにより、格子材20に付与する緊張力も微妙に調
整することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
ができる。
【0036】(1)格子材を形成する縦部材および横部
材が共に同一平面上にあり、交差部で縦部材および横部
材が上下に重なり合わないため、補強用格子材全体の厚
さを低減できる。
材が共に同一平面上にあり、交差部で縦部材および横部
材が上下に重なり合わないため、補強用格子材全体の厚
さを低減できる。
【0037】(2)補強用格子材が鉄鋼材料を素材とす
ることにより、加工性が良いため種々のサイズ、形状に
対応することが可能であり、コンクリートモルタル等と
の密着性も良好である。
ることにより、加工性が良いため種々のサイズ、形状に
対応することが可能であり、コンクリートモルタル等と
の密着性も良好である。
【0038】(3)補強用格子材が繊維補強樹脂材料を
素材とすることにより、軽量化することができ、耐蝕
性、耐薬品性が大幅に向上する。
素材とすることにより、軽量化することができ、耐蝕
性、耐薬品性が大幅に向上する。
【0039】(4)補強用格子材に緊張力を発生させた
状態でコンクリート構造物下面に固定するための固定手
段を有することにより、コンクリート構造物下面への固
定作業が容易かつ確実となり、補強効果も向上する。
状態でコンクリート構造物下面に固定するための固定手
段を有することにより、コンクリート構造物下面への固
定作業が容易かつ確実となり、補強効果も向上する。
【0040】(5)前記固定手段を、補強用格子材に形
成したガイド斜面と、ガイド斜面に当接しアンカー取付
孔を有する補助具とで構成することにより、補強用格子
材をコンクリート構造物下面に固定する際、補助具のア
ンカー取付孔に挿入したアンカーをコンクリート構造物
に打ち込むだけで、補強用格子材に面方向の緊張力を発
生させた状態で固定することができる。
成したガイド斜面と、ガイド斜面に当接しアンカー取付
孔を有する補助具とで構成することにより、補強用格子
材をコンクリート構造物下面に固定する際、補助具のア
ンカー取付孔に挿入したアンカーをコンクリート構造物
に打ち込むだけで、補強用格子材に面方向の緊張力を発
生させた状態で固定することができる。
【図1】 第1実施形態を示す平面図である。
【図2】 図1のA−A線付近における断面図である。
【図3】 コンクリート橋梁の垂直断面図である。
【図4】 図3のB−B線矢視図である。
【図5】 第2実施形態の補強用格子材を示す斜視図で
ある。
ある。
1 床版 2 地覆 3 橋桁 D トラック 5,20 補強用格子材 5a 縦部材 5b 横部材 5c,20c 交差部 5k 開口部 10,21 ガイド斜面 11,22 アンカー取付孔 12,23 補助具 13,24 アンカー
Claims (5)
- 【請求項1】 コンクリート構造物下面に固定して前記
構造物を補強する補強用格子材であって、前記格子材を
形成する縦部材および横部材が共に同一平面上にあるこ
とを特徴とする補強用格子材。 - 【請求項2】 前記補強用格子材が鉄鋼材料を素材とす
る請求項1記載の補強用格子材。 - 【請求項3】 前記補強用格子材が繊維補強樹脂材料を
素材とする請求項1記載の補強用格子材。 - 【請求項4】 前記補強用格子材に緊張力を発生させた
状態でコンクリート構造物下面に固定するための固定手
段を有する請求項1〜3記載の補強用格子材。 - 【請求項5】 前記固定手段が、前記補強用格子材に形
成したガイド斜面と、前記斜面に当接した補助具とで構
成された請求項4記載の補強用格子材。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8128986A JP2983466B2 (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 補強用格子材 |
| CA002178285A CA2178285A1 (en) | 1995-06-14 | 1996-06-05 | Method of reinforcing concrete made construction and fixture used therefor |
| KR1019960019923A KR970001748A (ko) | 1995-06-14 | 1996-06-05 | 콘크리트 구조물의 보강 방법 및 그것에 이용되는 기재(器材) |
| US08/658,567 US5678374A (en) | 1995-06-14 | 1996-06-05 | Method of reinforcing concrete made construction and fixture used therefor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8128986A JP2983466B2 (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 補強用格子材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09291708A true JPH09291708A (ja) | 1997-11-11 |
| JP2983466B2 JP2983466B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=14998304
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8128986A Expired - Fee Related JP2983466B2 (ja) | 1995-06-14 | 1996-04-24 | 補強用格子材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2983466B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002129753A (ja) * | 2000-10-25 | 2002-05-09 | Nippon Ps:Kk | コンクリート構造物の補強方法 |
| KR20020045175A (ko) * | 2000-12-08 | 2002-06-19 | 조대연 | 고강도 긴장재를 이용한 콘크리트 구조물의 보수, 보강 방법 |
| JP2003071377A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-11 | Nippon Steel Composite Co Ltd | コンクリート補強用frp格子材の付着性強化方法、コンクリート補強用frp格子材、及びコンクリート構造物の補強方法 |
| JP2003074012A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ケーブル制振装置 |
| KR100403397B1 (ko) * | 2001-03-15 | 2003-10-30 | 황대하 | 복개천의 노후 콘크리트 구조물 보수방법 |
| JP2016102404A (ja) * | 2013-12-16 | 2016-06-02 | Jfeシビル株式会社 | 鉄筋コンクリート構造物の補修・補強構造 |
| CN113774748A (zh) * | 2021-08-20 | 2021-12-10 | 山东高速集团有限公司 | 一种高韧性格栅加筋沥青路面及其施工方法 |
| CN114396169A (zh) * | 2021-05-18 | 2022-04-26 | 顾广娟 | 一种碳纤维加固钢筋混凝土梁 |
-
1996
- 1996-04-24 JP JP8128986A patent/JP2983466B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN113774748A (zh) * | 2021-08-20 | 2021-12-10 | 山东高速集团有限公司 | 一种高韧性格栅加筋沥青路面及其施工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2983466B2 (ja) | 1999-11-29 |
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|---|---|---|---|
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