JPH09292001A - トロイダル型無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents
トロイダル型無段変速機の油圧制御装置Info
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- JPH09292001A JPH09292001A JP8107599A JP10759996A JPH09292001A JP H09292001 A JPH09292001 A JP H09292001A JP 8107599 A JP8107599 A JP 8107599A JP 10759996 A JP10759996 A JP 10759996A JP H09292001 A JPH09292001 A JP H09292001A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パワーローラに外乱が加わってもローラ支持
部材の振動を抑制する。 【解決手段】 入力ディスク及び出力ディスクとの対向
面に挟持されて傾転自在な複数のパワーローラ2、3
と、パワーローラをそれぞれ軸支する偏心軸6を設け
て、軸回りに回動可能かつ軸方向へ変位可能なトラニオ
ン4、5と、トラニオン4、5を駆動する油圧シリンダ
1A、1Bと、油圧シリンダ1A、1Bへの油圧を制御
する変速制御弁41と、トラニオン4の回転量を変速制
御弁41へ伝えて実変速比をフィードバックするプリセ
スカム35とを備え、プリセスカム35を備えたトラニ
オン4の油圧シリンダ1Aと変速制御弁41とを連通す
る油路7H、7Lと、トラニオン側の油圧シリンダ1B
と変速制御弁41とを連通する8H、8L油路を介して
それぞれ作動油の給排を独立的に行う。
部材の振動を抑制する。 【解決手段】 入力ディスク及び出力ディスクとの対向
面に挟持されて傾転自在な複数のパワーローラ2、3
と、パワーローラをそれぞれ軸支する偏心軸6を設け
て、軸回りに回動可能かつ軸方向へ変位可能なトラニオ
ン4、5と、トラニオン4、5を駆動する油圧シリンダ
1A、1Bと、油圧シリンダ1A、1Bへの油圧を制御
する変速制御弁41と、トラニオン4の回転量を変速制
御弁41へ伝えて実変速比をフィードバックするプリセ
スカム35とを備え、プリセスカム35を備えたトラニ
オン4の油圧シリンダ1Aと変速制御弁41とを連通す
る油路7H、7Lと、トラニオン側の油圧シリンダ1B
と変速制御弁41とを連通する8H、8L油路を介して
それぞれ作動油の給排を独立的に行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に用いられ
るトロイダル型無段変速機の油圧制御装置の改良に関す
る。
るトロイダル型無段変速機の油圧制御装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両に採用されるトロイダ
ル型無段変速機の油圧制御装置としては、特開平2−2
83949号公報に開示されるものが知られている。
ル型無段変速機の油圧制御装置としては、特開平2−2
83949号公報に開示されるものが知られている。
【0003】これについて説明すると、図8〜図10に
示すように、トロイダル型無段変速機は、トロイド状の
溝を対向面12a、13aに形成した一対の入出力ディ
スク12、13で挟持される一対のパワーローラ2、3
を備えるシングルキャビティで構成され、これらパワー
ローラ2、3は、入出力ディスク12、13の回転軸を
挟んで所定の間隔に立設された一対のトラニオン4、5
(ローラ支持部材)に基端を支持された偏心軸6、6に
よって回転自在に軸支されるとともに、傾転(図9のY
軸回り=φ[deg])自在に支持される。
示すように、トロイダル型無段変速機は、トロイド状の
溝を対向面12a、13aに形成した一対の入出力ディ
スク12、13で挟持される一対のパワーローラ2、3
を備えるシングルキャビティで構成され、これらパワー
ローラ2、3は、入出力ディスク12、13の回転軸を
挟んで所定の間隔に立設された一対のトラニオン4、5
(ローラ支持部材)に基端を支持された偏心軸6、6に
よって回転自在に軸支されるとともに、傾転(図9のY
軸回り=φ[deg])自在に支持される。
【0004】これらパワーローラ2、3による動力の伝
達は、ローディングカム15によって入出力ディスク間
でパワーローラ2、3を大きな力で挟持し、パワーロー
ラ2、3と入出力ディスク12、13の間の油膜のせん
断力によって、入力軸11へ入力されたトルクが中空の
出力ギア14へ伝達される。この動力伝達時に作用する
力は、接触点での入出力ディスク12、13とパワーロ
ーラ2、3の速度ベクトルの差のベクトルに比例したも
のとなる。そして、無段変速機の変速は、パワーローラ
2、3を傾転させることにより上記接触点での入出力デ
ィスク12、13の半径比を変化させることで行われ、
この変速比の制御は、図9に示すように、トラニオン
4、5をY軸方向及びY軸回りへ変位可能に支持すると
共に、トラニオン4、5をそれぞれY軸方向へ駆動する
油圧シリンダ1A、1Bが配設される。
達は、ローディングカム15によって入出力ディスク間
でパワーローラ2、3を大きな力で挟持し、パワーロー
ラ2、3と入出力ディスク12、13の間の油膜のせん
断力によって、入力軸11へ入力されたトルクが中空の
出力ギア14へ伝達される。この動力伝達時に作用する
力は、接触点での入出力ディスク12、13とパワーロ
ーラ2、3の速度ベクトルの差のベクトルに比例したも
のとなる。そして、無段変速機の変速は、パワーローラ
2、3を傾転させることにより上記接触点での入出力デ
ィスク12、13の半径比を変化させることで行われ、
この変速比の制御は、図9に示すように、トラニオン
4、5をY軸方向及びY軸回りへ変位可能に支持すると
共に、トラニオン4、5をそれぞれY軸方向へ駆動する
油圧シリンダ1A、1Bが配設される。
【0005】トラニオン4を駆動する油圧シリンダ1A
のピストン31の図中上下には、油室33B,33Aが
画成される一方、トラニオン5を駆動する油圧シリンダ
1Bのピストン32の図中上下には、油室34A,34
Bが画成され、油圧シリンダ1Aの下方の油室33Aと
油圧シリンダ1Bの上方の油室34Aが油路90Lを介
して連通する一方、油圧シリンダ1Aの上方の油室33
Bとトラニオン5の下方の油室34Bが油路90Hを介
して連通し、トラニオン4、5は相互に対向する方向へ
駆動される。
のピストン31の図中上下には、油室33B,33Aが
画成される一方、トラニオン5を駆動する油圧シリンダ
1Bのピストン32の図中上下には、油室34A,34
Bが画成され、油圧シリンダ1Aの下方の油室33Aと
油圧シリンダ1Bの上方の油室34Aが油路90Lを介
して連通する一方、油圧シリンダ1Aの上方の油室33
Bとトラニオン5の下方の油室34Bが油路90Hを介
して連通し、トラニオン4、5は相互に対向する方向へ
駆動される。
【0006】そして、これら油路90H、90Lへの供
給油圧を制御する変速制御弁41'は、軸方向へ相対変
位可能なスリーブ42’とスプール43を備え、一方が
アクチュエータ50を介して図示しない変速コントロー
ラに制御され、他方がトラニオン4の下端から突出した
ロッド24の変位(実変速比)をフィードバックする。
ここでは、スリーブ42’がアクチュエータ50に駆動
される場合を示す。なお、ロッド24の下端には所定の
傾斜面を備えたプリセスカム35が形成され、このプリ
セスカム35と摺接するリンク36を介してロッド24
の変位、すなわち、実変速比がスプール43へフィード
バックされる。
給油圧を制御する変速制御弁41'は、軸方向へ相対変
位可能なスリーブ42’とスプール43を備え、一方が
アクチュエータ50を介して図示しない変速コントロー
ラに制御され、他方がトラニオン4の下端から突出した
ロッド24の変位(実変速比)をフィードバックする。
ここでは、スリーブ42’がアクチュエータ50に駆動
される場合を示す。なお、ロッド24の下端には所定の
傾斜面を備えたプリセスカム35が形成され、このプリ
セスカム35と摺接するリンク36を介してロッド24
の変位、すなわち、実変速比がスプール43へフィード
バックされる。
【0007】変速制御弁41'のハウジングには油圧供
給手段と連通したライン圧ポート9と、油路90Hと連
通するポート47及び油路90Lと連通するポート48
が開口しており、ライン圧ポート9からの圧油がポート
47または48へ選択的に供給される一方、他方の回路
の圧油が図示しないタンクへ配設される。
給手段と連通したライン圧ポート9と、油路90Hと連
通するポート47及び油路90Lと連通するポート48
が開口しており、ライン圧ポート9からの圧油がポート
47または48へ選択的に供給される一方、他方の回路
の圧油が図示しないタンクへ配設される。
【0008】スリーブ42’は変速コントローラが決定
した目標変速比に応じて駆動される一方、スプール43
はプリセスカム35が有する所定の傾斜面の効果により
パワーローラ2の傾転角度(実変速比)とトラニオン4
の軸方向の変位量に応じて軸方向へ駆動され、スリーブ
42’とスプール43の相対位置関係がずれた場合に
は、ポート47、48と対向するスリーブ42’に形成
された弁室44A、44Bから圧油の給排が行われて、
実変速比を目標変速比に一致させるよう、ライン圧ポー
ト9及びタンクと油圧シリンダ1A、1Bとの間で圧油
の給排が行われ、トラニオン4、5にはピストン31、
32の上下の油室の差圧に応じた力が加わって、パワー
ローラ2、3の傾転角度(図中Y軸回りの角度φ)を調
整する。
した目標変速比に応じて駆動される一方、スプール43
はプリセスカム35が有する所定の傾斜面の効果により
パワーローラ2の傾転角度(実変速比)とトラニオン4
の軸方向の変位量に応じて軸方向へ駆動され、スリーブ
42’とスプール43の相対位置関係がずれた場合に
は、ポート47、48と対向するスリーブ42’に形成
された弁室44A、44Bから圧油の給排が行われて、
実変速比を目標変速比に一致させるよう、ライン圧ポー
ト9及びタンクと油圧シリンダ1A、1Bとの間で圧油
の給排が行われ、トラニオン4、5にはピストン31、
32の上下の油室の差圧に応じた力が加わって、パワー
ローラ2、3の傾転角度(図中Y軸回りの角度φ)を調
整する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なトロイダル型無段変速機では、各部品間の寸法公差に
よるガタや、2組のパワーローラを備えたダブルキャビ
ティ型ではシャフトの捩れ等により、無段変速機の伝達
トルクが変化した際に、各パワーローラが伝達するトル
ク変化のタイミングがずれたり、個々のパワーローラが
変速する際に作用するフリクションが微妙に異なること
によって変速開始時期がずれて、各パワーローラの伝達
トルクが異なる場合があり、これらの伝達トルクの差異
や変速開始時期の差が、パワーローラやトラニオンに外
乱として加わる場合がある。
なトロイダル型無段変速機では、各部品間の寸法公差に
よるガタや、2組のパワーローラを備えたダブルキャビ
ティ型ではシャフトの捩れ等により、無段変速機の伝達
トルクが変化した際に、各パワーローラが伝達するトル
ク変化のタイミングがずれたり、個々のパワーローラが
変速する際に作用するフリクションが微妙に異なること
によって変速開始時期がずれて、各パワーローラの伝達
トルクが異なる場合があり、これらの伝達トルクの差異
や変速開始時期の差が、パワーローラやトラニオンに外
乱として加わる場合がある。
【0010】しかしながら、上記従来例の変速制御弁4
1'では、例えば、一つの弁室44Aで蓄えられた圧油
を、油路90Hを介して複数の油圧シリンダ1A、1B
の油室33B、34Bへ供給するようになっているた
め、油圧シリンダ1A、1Bは油路90H、90Lを介
して常時接続されており、一方のパワーローラに上記の
ような外乱が加わった場合、他方の油圧シリンダにも外
乱に応じた力が作用して、図10に示すように、トラニ
オン及びパワーローラが軸方向へ振動し、この振動は外
乱が入力されたパワーローラと、他方のパワーローラは
互いに変速比が逆方向となる方向へ振動するため、トロ
イダル型無段変速機の伝達トルクの最大値を低下させた
り、伝達トルクの振動により運転性が低下するという問
題があり、さらに、加速終了後にアクセルペダルを離し
たときのアップシフトでは、無段変速機の伝達トルクが
正から負に転じるため、上記のような振動が特に発生し
やすいという問題があった。
1'では、例えば、一つの弁室44Aで蓄えられた圧油
を、油路90Hを介して複数の油圧シリンダ1A、1B
の油室33B、34Bへ供給するようになっているた
め、油圧シリンダ1A、1Bは油路90H、90Lを介
して常時接続されており、一方のパワーローラに上記の
ような外乱が加わった場合、他方の油圧シリンダにも外
乱に応じた力が作用して、図10に示すように、トラニ
オン及びパワーローラが軸方向へ振動し、この振動は外
乱が入力されたパワーローラと、他方のパワーローラは
互いに変速比が逆方向となる方向へ振動するため、トロ
イダル型無段変速機の伝達トルクの最大値を低下させた
り、伝達トルクの振動により運転性が低下するという問
題があり、さらに、加速終了後にアクセルペダルを離し
たときのアップシフトでは、無段変速機の伝達トルクが
正から負に転じるため、上記のような振動が特に発生し
やすいという問題があった。
【0011】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、外乱が加わっても振動の抑制が可能なトロ
イダル型無段変速機の油圧制御装置を提供することを目
的とする。
れたもので、外乱が加わっても振動の抑制が可能なトロ
イダル型無段変速機の油圧制御装置を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、相互に対
向する面にトロイド状の溝を形成するとともに、同軸的
に配設された入力ディスク及び出力ディスクと、前記入
力ディスク及び出力ディスクとの対向面に挟持されて傾
転自在な複数の摩擦ローラと、前記入力及び出力ディス
クの軸にほぼ直交する回転軸を形成するとともに、前記
摩擦ローラをそれぞれ軸支する偏心軸を設けて、回転軸
の軸回りに回動可能かつ軸方向へ変位可能なローラ支持
部材と、これらローラ支持部材を前記回転軸の軸方向へ
それぞれ駆動する油圧シリンダと、前記油圧シリンダへ
の油圧を制御する変速制御弁と、前記入力ディスクと出
力ディスクの変速比が所定の目標値となるように前記ロ
ーラ支持部材の回転量を前記変速制御弁へ伝えて実変速
比をフィードバックするフィードバック手段とを備えた
トロイダル型無段変速機の油圧制御装置において、前記
フィードバック手段は、前記ローラ支持部材のうちの一
つに配設されて、前記変速制御弁から各油圧シリンダへ
供給される油圧は、前記フィードバック手段を備えたロ
ーラ支持部材の油圧シリンダと変速制御弁とを連通する
第1の油路と、他のローラ支持部材の油圧シリンダと変
速制御弁とを連通する第2の油路を介してそれぞれ作動
油の給排を独立的に行う。
向する面にトロイド状の溝を形成するとともに、同軸的
に配設された入力ディスク及び出力ディスクと、前記入
力ディスク及び出力ディスクとの対向面に挟持されて傾
転自在な複数の摩擦ローラと、前記入力及び出力ディス
クの軸にほぼ直交する回転軸を形成するとともに、前記
摩擦ローラをそれぞれ軸支する偏心軸を設けて、回転軸
の軸回りに回動可能かつ軸方向へ変位可能なローラ支持
部材と、これらローラ支持部材を前記回転軸の軸方向へ
それぞれ駆動する油圧シリンダと、前記油圧シリンダへ
の油圧を制御する変速制御弁と、前記入力ディスクと出
力ディスクの変速比が所定の目標値となるように前記ロ
ーラ支持部材の回転量を前記変速制御弁へ伝えて実変速
比をフィードバックするフィードバック手段とを備えた
トロイダル型無段変速機の油圧制御装置において、前記
フィードバック手段は、前記ローラ支持部材のうちの一
つに配設されて、前記変速制御弁から各油圧シリンダへ
供給される油圧は、前記フィードバック手段を備えたロ
ーラ支持部材の油圧シリンダと変速制御弁とを連通する
第1の油路と、他のローラ支持部材の油圧シリンダと変
速制御弁とを連通する第2の油路を介してそれぞれ作動
油の給排を独立的に行う。
【0013】また、第2の発明は、相互に対向する面に
トロイド状の溝を形成するとともに、同軸的に配設され
た入力ディスク及び出力ディスクと、前記入力ディスク
及び出力ディスクとの対向面に挟持されて傾転自在な複
数の摩擦ローラと、前記入力及び出力ディスクの軸にほ
ぼ直交する回転軸を形成するとともに、前記摩擦ローラ
をそれぞれ軸支する偏心軸を設けて、回転軸の軸回りに
回動可能かつ軸方向へ変位可能なローラ支持部材と、こ
れらローラ支持部材を前記回転軸の軸方向へそれぞれ駆
動する油圧シリンダと、前記油圧シリンダへの油圧を制
御する変速制御弁と、前記入力ディスクと出力ディスク
の変速比が所定の目標値となるように前記ローラ支持部
材の回転量を前記変速制御弁へ伝えて実変速比をフィー
ドバックするフィードバック手段とを備えたトロイダル
型無段変速機の油圧制御装置において、前記変速制御弁
は各油圧シリンダの油室とそれぞれ連通した複数の弁室
を備え、各弁室はそれぞれ独立的に形成される。
トロイド状の溝を形成するとともに、同軸的に配設され
た入力ディスク及び出力ディスクと、前記入力ディスク
及び出力ディスクとの対向面に挟持されて傾転自在な複
数の摩擦ローラと、前記入力及び出力ディスクの軸にほ
ぼ直交する回転軸を形成するとともに、前記摩擦ローラ
をそれぞれ軸支する偏心軸を設けて、回転軸の軸回りに
回動可能かつ軸方向へ変位可能なローラ支持部材と、こ
れらローラ支持部材を前記回転軸の軸方向へそれぞれ駆
動する油圧シリンダと、前記油圧シリンダへの油圧を制
御する変速制御弁と、前記入力ディスクと出力ディスク
の変速比が所定の目標値となるように前記ローラ支持部
材の回転量を前記変速制御弁へ伝えて実変速比をフィー
ドバックするフィードバック手段とを備えたトロイダル
型無段変速機の油圧制御装置において、前記変速制御弁
は各油圧シリンダの油室とそれぞれ連通した複数の弁室
を備え、各弁室はそれぞれ独立的に形成される。
【0014】また、第3の発明は、相互に対向する面に
トロイド状の溝を形成するとともに、同軸的に配設され
た入力ディスク及び出力ディスクと、前記入力ディスク
及び出力ディスクとの対向面に挟持されて傾転自在な複
数の摩擦ローラと、前記入力及び出力ディスクの軸にほ
ぼ直交する回転軸を形成するとともに、前記摩擦ローラ
をそれぞれ軸支する偏心軸を設けて、回転軸の軸回りに
回動可能かつ軸方向へ変位可能なローラ支持部材と、こ
れらローラ支持部材を前記回転軸の軸方向へそれぞれ駆
動する油圧シリンダと、前記油圧シリンダへの油圧を制
御する変速制御弁と、前記入力ディスクと出力ディスク
の変速比が目標値となるように前記ローラ支持部材の回
転量を前記変速制御弁へ伝えて実変速比をフィードバッ
クするフィードバック手段とを備えたトロイダル型無段
変速機の油圧制御装置において、前記フィードバック手
段は、前記ローラ支持部材のうちの一つに配設されて、
前記フィードバック手段を備えたローラ支持部材の油圧
シリンダに画成された第1油室及び第2油室と前記変速
制御弁とを連通する一対の油路と、この一対の油路の差
圧に応じて他のローラ支持部材の油圧シリンダを駆動す
る差圧応動手段とを備える。
トロイド状の溝を形成するとともに、同軸的に配設され
た入力ディスク及び出力ディスクと、前記入力ディスク
及び出力ディスクとの対向面に挟持されて傾転自在な複
数の摩擦ローラと、前記入力及び出力ディスクの軸にほ
ぼ直交する回転軸を形成するとともに、前記摩擦ローラ
をそれぞれ軸支する偏心軸を設けて、回転軸の軸回りに
回動可能かつ軸方向へ変位可能なローラ支持部材と、こ
れらローラ支持部材を前記回転軸の軸方向へそれぞれ駆
動する油圧シリンダと、前記油圧シリンダへの油圧を制
御する変速制御弁と、前記入力ディスクと出力ディスク
の変速比が目標値となるように前記ローラ支持部材の回
転量を前記変速制御弁へ伝えて実変速比をフィードバッ
クするフィードバック手段とを備えたトロイダル型無段
変速機の油圧制御装置において、前記フィードバック手
段は、前記ローラ支持部材のうちの一つに配設されて、
前記フィードバック手段を備えたローラ支持部材の油圧
シリンダに画成された第1油室及び第2油室と前記変速
制御弁とを連通する一対の油路と、この一対の油路の差
圧に応じて他のローラ支持部材の油圧シリンダを駆動す
る差圧応動手段とを備える。
【0015】また、第4の発明は、前記第1ないし第3
の発明のいずれかひとつにおいて、前記変速制御弁は相
対変位可能なスプールとスリーブとを備え、これらスプ
ールまたはスリーブの一方が前記フィードバック手段に
駆動され、他方がアクチュエータに駆動される。
の発明のいずれかひとつにおいて、前記変速制御弁は相
対変位可能なスプールとスリーブとを備え、これらスプ
ールまたはスリーブの一方が前記フィードバック手段に
駆動され、他方がアクチュエータに駆動される。
【0016】また、第5の発明は、前記第4の発明にお
いて、前記スプール又はスリーブの一方には、開弁初期
の流量特性を設定する流量特性調整手段と、この流量特
性調整手段を設けたスプール又はスリーブには軸回りの
回転を防ぐ回転防止手段とを設ける。
いて、前記スプール又はスリーブの一方には、開弁初期
の流量特性を設定する流量特性調整手段と、この流量特
性調整手段を設けたスプール又はスリーブには軸回りの
回転を防ぐ回転防止手段とを設ける。
【0017】また、第6の発明は、前記第3の発明にお
いて、前記差圧応動手段は、前記一対の油路の差圧に応
じて軸方向へ変位可能な第2のスプールと、この第2ス
プールの変位に応じてフィードバック手段を持たないロ
ーラ支持部材の油圧シリンダへ作動油の給排を行う油室
とを備える。
いて、前記差圧応動手段は、前記一対の油路の差圧に応
じて軸方向へ変位可能な第2のスプールと、この第2ス
プールの変位に応じてフィードバック手段を持たないロ
ーラ支持部材の油圧シリンダへ作動油の給排を行う油室
とを備える。
【0018】
【作用】したがって、第1の発明は、入力ディスク及び
出力ディスクに挟持された複数の摩擦ローラは、変速制
御弁からの油圧に応動する油圧シリンダがローラ支持部
材を軸方向へ駆動することで傾転(ローラ支持部材の回
転軸回りの変位)して変速を行い、これら複数のローラ
支持部材のうちの一つに配設されたフィードバック手段
によって、変速制御弁から油圧シリンダへ供給される油
圧を調整して、摩擦ローラの傾転量に応じた実変速比を
目標変速比に一致させる。この変速制御弁と油圧シリン
ダの作動油の給排は、フィードバック手段を備えたロー
ラ支持部材の油圧シリンダが第1油路を介して行う一
方、フィードバック手段を持たない他のローラ支持部材
の油圧シリンダが第2油路を介して独立して行うため、
例えば、フィードバック手段を持たないローラ支持部材
の摩擦ローラに外乱が加わった場合、外乱に応じた油圧
変動が油圧シリンダから変速制御弁へ伝わるが、第1油
路と第2油路が独立しているため、第2油路の油圧変動
は第1油路へ伝達されることが無いため、外乱に起因す
る油圧変動によってフィードバック手段が動作するのを
防ぐことができ、外乱によってローラ支持部材及び摩擦
ローラが振動するのを防止できる。
出力ディスクに挟持された複数の摩擦ローラは、変速制
御弁からの油圧に応動する油圧シリンダがローラ支持部
材を軸方向へ駆動することで傾転(ローラ支持部材の回
転軸回りの変位)して変速を行い、これら複数のローラ
支持部材のうちの一つに配設されたフィードバック手段
によって、変速制御弁から油圧シリンダへ供給される油
圧を調整して、摩擦ローラの傾転量に応じた実変速比を
目標変速比に一致させる。この変速制御弁と油圧シリン
ダの作動油の給排は、フィードバック手段を備えたロー
ラ支持部材の油圧シリンダが第1油路を介して行う一
方、フィードバック手段を持たない他のローラ支持部材
の油圧シリンダが第2油路を介して独立して行うため、
例えば、フィードバック手段を持たないローラ支持部材
の摩擦ローラに外乱が加わった場合、外乱に応じた油圧
変動が油圧シリンダから変速制御弁へ伝わるが、第1油
路と第2油路が独立しているため、第2油路の油圧変動
は第1油路へ伝達されることが無いため、外乱に起因す
る油圧変動によってフィードバック手段が動作するのを
防ぐことができ、外乱によってローラ支持部材及び摩擦
ローラが振動するのを防止できる。
【0019】また、第2の発明は、変速制御弁は各油圧
シリンダの油室とそれぞれ連通した複数の独立した弁室
を備えるため、例えば、フィードバック手段を持たない
ローラ支持部材の摩擦ローラに外乱が加わった場合、外
乱に応じた油圧変動が油圧シリンダの油室から変速制御
弁の弁室へ伝達されるが、各油室と連通する弁室はそれ
ぞれ独立しているため、外乱に起因するローラ支持部材
及び摩擦ローラの振動を防止できる。
シリンダの油室とそれぞれ連通した複数の独立した弁室
を備えるため、例えば、フィードバック手段を持たない
ローラ支持部材の摩擦ローラに外乱が加わった場合、外
乱に応じた油圧変動が油圧シリンダの油室から変速制御
弁の弁室へ伝達されるが、各油室と連通する弁室はそれ
ぞれ独立しているため、外乱に起因するローラ支持部材
及び摩擦ローラの振動を防止できる。
【0020】また、第3の発明は、フィードバック手段
を備えたローラ支持部材の油圧シリンダは、一対の油路
を介して変速制御弁から第1、第2油室へ作動油の給排
を行って変速比の変更を行うが、フィードバック手段を
持たない他のローラ支持部材の油圧シリンダは一対の油
路の差圧に応動する差圧応動手段によって作動油の給排
が行われるため、例えば、フィードバック手段を持たな
いローラ支持部材の摩擦ローラに外乱が加わった場合、
外乱に応じた油圧変動は差圧応動手段に伝達されるが、
差圧応動手段はフィードバック手段を備えた側の油圧シ
リンダへ伝達するのを防止でき、外乱に起因するローラ
支持部材及び摩擦ローラの振動を防止できる。
を備えたローラ支持部材の油圧シリンダは、一対の油路
を介して変速制御弁から第1、第2油室へ作動油の給排
を行って変速比の変更を行うが、フィードバック手段を
持たない他のローラ支持部材の油圧シリンダは一対の油
路の差圧に応動する差圧応動手段によって作動油の給排
が行われるため、例えば、フィードバック手段を持たな
いローラ支持部材の摩擦ローラに外乱が加わった場合、
外乱に応じた油圧変動は差圧応動手段に伝達されるが、
差圧応動手段はフィードバック手段を備えた側の油圧シ
リンダへ伝達するのを防止でき、外乱に起因するローラ
支持部材及び摩擦ローラの振動を防止できる。
【0021】また、第4の発明は、前記変速制御弁は相
対変位可能なスプールとスリーブとを備え、これらスプ
ールまたはスリーブの一方が前記フィードバック手段に
駆動され、他方がアクチュエータに駆動され、アクチュ
エータは目標変速比に応じてスリーブまたはスプールの
一方を駆動し、フィードバック手段は実変速比に応じて
他方を駆動して、変速制御弁が供給する油圧を調整して
摩擦ローラが設定する実変速比を目標変速比に一致させ
る。
対変位可能なスプールとスリーブとを備え、これらスプ
ールまたはスリーブの一方が前記フィードバック手段に
駆動され、他方がアクチュエータに駆動され、アクチュ
エータは目標変速比に応じてスリーブまたはスプールの
一方を駆動し、フィードバック手段は実変速比に応じて
他方を駆動して、変速制御弁が供給する油圧を調整して
摩擦ローラが設定する実変速比を目標変速比に一致させ
る。
【0022】また、第5の発明は、変速制御弁のスプー
ルまたはスプールには、開弁初期の流量特性を設定する
流量特性調整手段と、回転防止手段が配設されるため、
変速制御弁の弁室とスプールまたはスリーブの相対関係
を保持して、開弁初期の流量特性を正確に調整すること
ができる。
ルまたはスプールには、開弁初期の流量特性を設定する
流量特性調整手段と、回転防止手段が配設されるため、
変速制御弁の弁室とスプールまたはスリーブの相対関係
を保持して、開弁初期の流量特性を正確に調整すること
ができる。
【0023】また、第6の発明は、差圧応動手段は、ス
プールが一対の油路の差圧に応じて軸方向へ変位するこ
とで、フィードバック手段を持たないローラ支持部材の
油圧シリンダを同期的に駆動することができ、フィード
バック手段を備えた側の油圧シリンダと、他の油圧シリ
ンダを確実に分離して外乱による振動を防止しながら、
すべての油圧シリンダを同期的に駆動することができ
る。
プールが一対の油路の差圧に応じて軸方向へ変位するこ
とで、フィードバック手段を持たないローラ支持部材の
油圧シリンダを同期的に駆動することができ、フィード
バック手段を備えた側の油圧シリンダと、他の油圧シリ
ンダを確実に分離して外乱による振動を防止しながら、
すべての油圧シリンダを同期的に駆動することができ
る。
【0024】
【実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0025】図1、図2はシングルキャビティのトロイ
ダル型無段変速機の油圧制御装置を示し、無段変速機は
前記従来例の図8、図9と同様に構成され、同一のもの
に同一の図番を付して重複説明を省略する。
ダル型無段変速機の油圧制御装置を示し、無段変速機は
前記従来例の図8、図9と同様に構成され、同一のもの
に同一の図番を付して重複説明を省略する。
【0026】図1において、偏心軸6、6を介してパワ
ーローラ2、3をそれぞれ軸支するローラ支持部材とし
てのトラニオン4、5はハウジング10に収装されてお
り、トラニオン4、5は回転軸としての傾転軸線23
a、23b回り(Y軸回り)に回動可能なように、パワ
ーローラ2、3を挟んだ図中上下にラジアルベアリング
25、26をそれぞれ設けており、トラニオン4、5の
上下のラジアルベアリング25、26はタイロッド2
7、28を介して相互に連結される。
ーローラ2、3をそれぞれ軸支するローラ支持部材とし
てのトラニオン4、5はハウジング10に収装されてお
り、トラニオン4、5は回転軸としての傾転軸線23
a、23b回り(Y軸回り)に回動可能なように、パワ
ーローラ2、3を挟んだ図中上下にラジアルベアリング
25、26をそれぞれ設けており、トラニオン4、5の
上下のラジアルベアリング25、26はタイロッド2
7、28を介して相互に連結される。
【0027】タイロッド27、28は中央に設けたジョ
イント29、30を介してハウジング10で揺動可能に
支持され、トラニオン4、5は互いに逆方向へY軸方向
へ昇降可能かつY軸回りに回動可能となる。なお、Y軸
回りの回転角をφで示す。
イント29、30を介してハウジング10で揺動可能に
支持され、トラニオン4、5は互いに逆方向へY軸方向
へ昇降可能かつY軸回りに回動可能となる。なお、Y軸
回りの回転角をφで示す。
【0028】一方、トラニオン4、5の油圧シリンダ1
A、1Bへの油圧を制御する変速制御弁41は、前記従
来例の図9に示したの2つの弁室を備えたスリーブ4
2’に代えて、後述するように油圧シリンダ1A、1B
の各油室とそれぞれ連通する独立した弁室を備えるスリ
ーブ42に置き換えたものである。
A、1Bへの油圧を制御する変速制御弁41は、前記従
来例の図9に示したの2つの弁室を備えたスリーブ4
2’に代えて、後述するように油圧シリンダ1A、1B
の各油室とそれぞれ連通する独立した弁室を備えるスリ
ーブ42に置き換えたものである。
【0029】まず、変速制御弁41のハウジングには、
トラニオン4を駆動する油圧シリンダ1Aの油室33A
と油路7Lを介して連通するポート47Aと、同じく油
路7Hを介して油室33Bと連通するポート48Aを図
中上半分に形成し、一方、図中下半分のハウジングに
は、トラニオン5を駆動する油圧シリンダ1Bの油室3
4Aと油路8Lを介して連通するポート47Bと、同じ
く油室34Bと油路8Hを介して連通するポート48B
と、油圧ポンプなどの油圧供給手段40と連通したライ
ン圧ポートがポート47Bと48Bの間に形成され、油
路7H、7L第1油路を、油路8H、8Lが第2油路を
それぞれ独立して形成する。
トラニオン4を駆動する油圧シリンダ1Aの油室33A
と油路7Lを介して連通するポート47Aと、同じく油
路7Hを介して油室33Bと連通するポート48Aを図
中上半分に形成し、一方、図中下半分のハウジングに
は、トラニオン5を駆動する油圧シリンダ1Bの油室3
4Aと油路8Lを介して連通するポート47Bと、同じ
く油室34Bと油路8Hを介して連通するポート48B
と、油圧ポンプなどの油圧供給手段40と連通したライ
ン圧ポートがポート47Bと48Bの間に形成され、油
路7H、7L第1油路を、油路8H、8Lが第2油路を
それぞれ独立して形成する。
【0030】なお、ハウジングの図示しない両端にはタ
ンクと連通したタンクポートが形成される。
ンクと連通したタンクポートが形成される。
【0031】そして、ハウジング内には軸方向へ相対変
位可能なスリーブ42とスプール43が収装され、一方
がステップモータなどのアクチュエータ50を介して変
速コントローラ52に駆動され、他方がトラニオン4の
下端から突出したロッド24の変位(実変速比)をフィ
ードバックする。ここでは、スリーブ42がアクチュエ
ータ50に、スプール43がフィードバック手段として
のプリセスカム35及びリンク36を介してトラニオン
4に駆動される場合を示す。
位可能なスリーブ42とスプール43が収装され、一方
がステップモータなどのアクチュエータ50を介して変
速コントローラ52に駆動され、他方がトラニオン4の
下端から突出したロッド24の変位(実変速比)をフィ
ードバックする。ここでは、スリーブ42がアクチュエ
ータ50に、スプール43がフィードバック手段として
のプリセスカム35及びリンク36を介してトラニオン
4に駆動される場合を示す。
【0032】筒状部材で形成されたスリーブ42には、
アクチュエータ50が中立位置(所定の変速比を保持す
べく油圧シリンダ1A、1Bの油圧を維持する位置)の
ときに、ポート47A、48Aとそれぞれ対向する弁室
44A、44Bを図中上半分に貫通形成する一方、ポー
ト47B、48Bとそれぞれ対向する弁室45A、45
Bを図中下半分に貫通形成する。そして、弁室45Aと
45Bの間にはライン圧ポート9と連通可能な弁室46
が貫通形成される。
アクチュエータ50が中立位置(所定の変速比を保持す
べく油圧シリンダ1A、1Bの油圧を維持する位置)の
ときに、ポート47A、48Aとそれぞれ対向する弁室
44A、44Bを図中上半分に貫通形成する一方、ポー
ト47B、48Bとそれぞれ対向する弁室45A、45
Bを図中下半分に貫通形成する。そして、弁室45Aと
45Bの間にはライン圧ポート9と連通可能な弁室46
が貫通形成される。
【0033】これら弁室44A、44B及び45A、4
5Bは図2に示すように、ポート47A〜48Bの配設
位置に応じて形成され、例えば、図2に示すように、弁
室44Aと45Aが対向する位置でそれぞれ独立して形
成され、図示はしないが、弁室44B、45Bも同様に
対向する位置で独立して形成される。
5Bは図2に示すように、ポート47A〜48Bの配設
位置に応じて形成され、例えば、図2に示すように、弁
室44Aと45Aが対向する位置でそれぞれ独立して形
成され、図示はしないが、弁室44B、45Bも同様に
対向する位置で独立して形成される。
【0034】そして、スリーブ42の内周に収装される
スプール43には、相互に対向した弁室44A、45A
及び44B、45Bをそれぞれ封止可能な一対のランド
部43A、43Bを備える。
スプール43には、相互に対向した弁室44A、45A
及び44B、45Bをそれぞれ封止可能な一対のランド
部43A、43Bを備える。
【0035】なお、変速コントローラ52は、前記従来
例と同じく、車両の運転状態として、エンジン回転数N
e、入力軸回転数Ni、車速VSP、スロットル開度T
VO等を図示しないセンサから読み込んで、予め設定し
たマップ等から目標変速比を決定して、アクチュエータ
50を介して目標変速比に応じた軸方向位置へスリーブ
42を駆動する。
例と同じく、車両の運転状態として、エンジン回転数N
e、入力軸回転数Ni、車速VSP、スロットル開度T
VO等を図示しないセンサから読み込んで、予め設定し
たマップ等から目標変速比を決定して、アクチュエータ
50を介して目標変速比に応じた軸方向位置へスリーブ
42を駆動する。
【0036】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
説明する。
【0037】スリーブ42は変速コントローラ52が決
定した目標変速比に応じて駆動されて、各油路7H、7
L及び8H、8Lへ作動油の給排及び封止を確実に行う
ことができる例えば、運転者がアクセルペダルを踏み込
んで、車両の加速を行う場合、変速コントローラ52は
読み込んだ運転状態から所定のマップなどに従って目標
変速比をLow側へ設定し、アクチュエータ50はスリ
ーブ42を図中右側へ駆動して、スプール43のランド
部43Aとスリーブ42の間には間隙が形成されて、弁
室44A、45Aは弁室46と連通してライン圧ポート
9からの圧油を油路7L、8Lへ導く一方、スプール4
3のランド部43Bとスリーブ42の間隙により弁室4
4B、45Bは図中右側のタンクポートと連通して、油
路7H、8Hの圧油をタンクへ排出する。
定した目標変速比に応じて駆動されて、各油路7H、7
L及び8H、8Lへ作動油の給排及び封止を確実に行う
ことができる例えば、運転者がアクセルペダルを踏み込
んで、車両の加速を行う場合、変速コントローラ52は
読み込んだ運転状態から所定のマップなどに従って目標
変速比をLow側へ設定し、アクチュエータ50はスリ
ーブ42を図中右側へ駆動して、スプール43のランド
部43Aとスリーブ42の間には間隙が形成されて、弁
室44A、45Aは弁室46と連通してライン圧ポート
9からの圧油を油路7L、8Lへ導く一方、スプール4
3のランド部43Bとスリーブ42の間隙により弁室4
4B、45Bは図中右側のタンクポートと連通して、油
路7H、8Hの圧油をタンクへ排出する。
【0038】従って、油圧シリンダ1A、1Bの油室3
3A、34Aにはライン圧ポート9からの圧油が供給さ
れる一方、油室33B、34Bの圧油は排出され、トラ
ニオン4は油室33A、33Bの差圧に応じて図中上方
へ、トラニオン5は油室34A、34Bの差圧に応じて
図中下方へ変位するため、パワーローラ2、3の回転軸
は中立線37からずれを生じる。
3A、34Aにはライン圧ポート9からの圧油が供給さ
れる一方、油室33B、34Bの圧油は排出され、トラ
ニオン4は油室33A、33Bの差圧に応じて図中上方
へ、トラニオン5は油室34A、34Bの差圧に応じて
図中下方へ変位するため、パワーローラ2、3の回転軸
は中立線37からずれを生じる。
【0039】すると、図3に示すように、入力ディスク
12、出力ディスク13とパワーローラ2、3の各接触
点において、トラクション力に傾転成分が発生し、パワ
ーローラ2、3は変速比がLow側となる傾転軸線23
a、23b回りに傾転するため、入力ディスク12、出
力ディスク13とパワーローラ2、3の入力側接触半径
Rinが減少する一方、出力側接触半径Routが増大
してLow側への変速(傾転)を開始する。
12、出力ディスク13とパワーローラ2、3の各接触
点において、トラクション力に傾転成分が発生し、パワ
ーローラ2、3は変速比がLow側となる傾転軸線23
a、23b回りに傾転するため、入力ディスク12、出
力ディスク13とパワーローラ2、3の入力側接触半径
Rinが減少する一方、出力側接触半径Routが増大
してLow側への変速(傾転)を開始する。
【0040】そして、パワーローラ2の傾転に応じて、
ロッド24、プリセスカム35も傾転軸線23a回りに
回転し、リンク36はプリセスカム35の傾斜面に沿っ
て揺動し、スプール43は傾転に応じて図中右方向へ駆
動される。このとき、スプール43がスリーブ42に追
い付いた時点で、両者は同一の速度で図中右方向への変
位を継続する。
ロッド24、プリセスカム35も傾転軸線23a回りに
回転し、リンク36はプリセスカム35の傾斜面に沿っ
て揺動し、スプール43は傾転に応じて図中右方向へ駆
動される。このとき、スプール43がスリーブ42に追
い付いた時点で、両者は同一の速度で図中右方向への変
位を継続する。
【0041】アクチュエータ50が目標変速比に対応し
た所定の位置までスリーブ42を駆動すると停止する
が、スリーブ42と等速で変位していたスプール43は
スリーブ42を追い越すため、ランド部43A、43B
と各弁室44A〜45Bは、変速開始時とは逆方向に間
隙を形成し、弁室44A、45Aからは図示しない左側
のタンクポートへ圧油が排出されて、油圧シリンダ1
A、1Bの油室33A、34Aの油圧が低下し、一方、
弁室44B、45Bからはライン圧ポート9の圧油が供
給されて、油圧シリンダ1A、1Bの油室33B、34
Bの油圧が上昇する。
た所定の位置までスリーブ42を駆動すると停止する
が、スリーブ42と等速で変位していたスプール43は
スリーブ42を追い越すため、ランド部43A、43B
と各弁室44A〜45Bは、変速開始時とは逆方向に間
隙を形成し、弁室44A、45Aからは図示しない左側
のタンクポートへ圧油が排出されて、油圧シリンダ1
A、1Bの油室33A、34Aの油圧が低下し、一方、
弁室44B、45Bからはライン圧ポート9の圧油が供
給されて、油圧シリンダ1A、1Bの油室33B、34
Bの油圧が上昇する。
【0042】この結果、各油室の差圧に応じてトラニオ
ン4、5は変速開始時とは逆方向へ変位し、図1におい
てパワーローラ2は下方へ、パワーローラ3は上方へそ
れぞれ変位して、再び回転軸を中立線37に一致させて
変速を終了する。
ン4、5は変速開始時とは逆方向へ変位し、図1におい
てパワーローラ2は下方へ、パワーローラ3は上方へそ
れぞれ変位して、再び回転軸を中立線37に一致させて
変速を終了する。
【0043】こうして、スリーブ42の各弁室44A〜
45Bをそれぞれ独立させながらも、プリセスカム35
及びリンク36による実変速比の機械的なフィードバッ
クは、前記従来例と同様に行うことができる。
45Bをそれぞれ独立させながらも、プリセスカム35
及びリンク36による実変速比の機械的なフィードバッ
クは、前記従来例と同様に行うことができる。
【0044】ところで、上記のような変速時等にプリセ
スカム35を持たないトラニオン5に前記従来例のよう
な、外乱が加わって、例えば、トラニオン5を図1の下
方に向かう方向に力が加わると、油圧シリンダ1Bの油
室34Bの油圧が上昇するため、油路8H、弁室45B
の油圧も上昇し、油室34の減圧に応じて油路8L、弁
室44Bも減圧するが、弁室44B、45Bはスプール
43のランド部43Bで封止されているため、他方のト
ラニオン4の弁室44A、44Bに油圧の変動を与える
ことがなく、前記従来例のように、一方のトラニオンが
外乱に応じて軸方向へ変位しても他方のトラニオンが変
位するのを防止できるため、前記従来例のようなトラニ
オン4、5及びパワーローラ2、3の振動を防ぐことが
可能となる。
スカム35を持たないトラニオン5に前記従来例のよう
な、外乱が加わって、例えば、トラニオン5を図1の下
方に向かう方向に力が加わると、油圧シリンダ1Bの油
室34Bの油圧が上昇するため、油路8H、弁室45B
の油圧も上昇し、油室34の減圧に応じて油路8L、弁
室44Bも減圧するが、弁室44B、45Bはスプール
43のランド部43Bで封止されているため、他方のト
ラニオン4の弁室44A、44Bに油圧の変動を与える
ことがなく、前記従来例のように、一方のトラニオンが
外乱に応じて軸方向へ変位しても他方のトラニオンが変
位するのを防止できるため、前記従来例のようなトラニ
オン4、5及びパワーローラ2、3の振動を防ぐことが
可能となる。
【0045】例えば、加速終了後にアクセルペダルを離
したときのアップシフトでは、伝達トルクが正から負に
転じるため、前記従来例の図10に示したように、外乱
によるトラニオン、パワーローラの振動が発生し易い状
態となるが、本実施形態のように油圧シリンダ1A、1
Bの油室33A〜34Bをそれぞれ独立させることによ
り、図4のように、トラニオン及びパワーローラの振動
を抑制することができ、前記従来例のような伝達トルク
の低下や運転性の低下を防いで、トロイダル型無段変速
機の安定性を向上させることが可能となる。
したときのアップシフトでは、伝達トルクが正から負に
転じるため、前記従来例の図10に示したように、外乱
によるトラニオン、パワーローラの振動が発生し易い状
態となるが、本実施形態のように油圧シリンダ1A、1
Bの油室33A〜34Bをそれぞれ独立させることによ
り、図4のように、トラニオン及びパワーローラの振動
を抑制することができ、前記従来例のような伝達トルク
の低下や運転性の低下を防いで、トロイダル型無段変速
機の安定性を向上させることが可能となる。
【0046】図5は第2の実施形態を示し、スプール4
3に形成したランド部43A、43Bの端部近傍に開弁
初期の流量特性を調整するための切り欠き部としてノッ
チ62、63を形成するとともに、スプール43の回転
防止手段として、スプール43の基端からハウジング側
へピン61を突設する一方、ハウジング側にピン61を
軸方向のみに案内する溝60を形成したものであり、そ
の他の構成は前記第1実施形態と同様である。
3に形成したランド部43A、43Bの端部近傍に開弁
初期の流量特性を調整するための切り欠き部としてノッ
チ62、63を形成するとともに、スプール43の回転
防止手段として、スプール43の基端からハウジング側
へピン61を突設する一方、ハウジング側にピン61を
軸方向のみに案内する溝60を形成したものであり、そ
の他の構成は前記第1実施形態と同様である。
【0047】ピン61によってスプール43の回転を規
制することで、ノッチ62、63はそれぞれ弁室44
A、45Aとの相対位置関係を常時保持することがで
き、開弁初期の流量特性を所定の設計値に維持すること
ができる。
制することで、ノッチ62、63はそれぞれ弁室44
A、45Aとの相対位置関係を常時保持することがで
き、開弁初期の流量特性を所定の設計値に維持すること
ができる。
【0048】また、ノッチ62、63の大きさを弁室か
ら供給される作動油の流量に応じて変更することもで
き、例えば、2組の入出力ディスク(キャビティ)と2
組(計4つ)のパワーローラを備えたダブルキャビティ
型のトロイダル型無段変速機(図示せず)に図5の変速
制御弁41を適用する場合、弁室44Aと対向するポー
ト47Aがプリセスカム35を備えた側の油圧シリンダ
の油室と連通する一方、対向する弁室45Aのポート4
7Bにはプリセスカムを設けていない他の3つのパワー
ローラを駆動する油室と連通することになり、4つの油
圧シリンダのストロークを等しくするためには、ノッチ
62とノッチ63では作動油の流量が異なる。
ら供給される作動油の流量に応じて変更することもで
き、例えば、2組の入出力ディスク(キャビティ)と2
組(計4つ)のパワーローラを備えたダブルキャビティ
型のトロイダル型無段変速機(図示せず)に図5の変速
制御弁41を適用する場合、弁室44Aと対向するポー
ト47Aがプリセスカム35を備えた側の油圧シリンダ
の油室と連通する一方、対向する弁室45Aのポート4
7Bにはプリセスカムを設けていない他の3つのパワー
ローラを駆動する油室と連通することになり、4つの油
圧シリンダのストロークを等しくするためには、ノッチ
62とノッチ63では作動油の流量が異なる。
【0049】そこで、図5の(A)、(B)に示すよう
に、ノッチ62、63の切り欠き面積を変化させること
で、均一なストロークを得るための流量を確保してい
る。
に、ノッチ62、63の切り欠き面積を変化させること
で、均一なストロークを得るための流量を確保してい
る。
【0050】ここで、一般にオリフィスの流量特性は、
流量をQ、オリフィス流量係数をC、開口面積をA、オ
リフィスの両端の差圧をΔP、作動油の比重をρとする
と、流量Qは次式により近似できる。
流量をQ、オリフィス流量係数をC、開口面積をA、オ
リフィスの両端の差圧をΔP、作動油の比重をρとする
と、流量Qは次式により近似できる。
【0051】
【数1】
【0052】この式は、流量Qが開口面積Aに比例する
ことを示しているので、上記ダブルキャビティ型の無段
変速機では、プリセスカム側となるノッチ62に対し
て、他の3つの油圧シリンダへ作動油を供給するノッチ
63の面積を3倍に設定すれば良い。
ことを示しているので、上記ダブルキャビティ型の無段
変速機では、プリセスカム側となるノッチ62に対し
て、他の3つの油圧シリンダへ作動油を供給するノッチ
63の面積を3倍に設定すれば良い。
【0053】図5のポート47B、48Bにはプリセス
カムを持たないトラニオンを駆動する3つの油圧シリン
ダの各油室がそれぞれ連通し、2組のパワーローラのう
ち、プリセスカムの無いキャビティのパワーローラを駆
動する油圧シリンダはポート47B、48Bを介して油
室がそれぞれ連通することになるが、同一のキャビティ
内の油圧シリンダは油室が相互に連通していても、これ
ら油室が他のキャビティ内の油圧シリンダの油室と連通
している場合では、前記従来例のような外乱による振動
は発生しにくい。
カムを持たないトラニオンを駆動する3つの油圧シリン
ダの各油室がそれぞれ連通し、2組のパワーローラのう
ち、プリセスカムの無いキャビティのパワーローラを駆
動する油圧シリンダはポート47B、48Bを介して油
室がそれぞれ連通することになるが、同一のキャビティ
内の油圧シリンダは油室が相互に連通していても、これ
ら油室が他のキャビティ内の油圧シリンダの油室と連通
している場合では、前記従来例のような外乱による振動
は発生しにくい。
【0054】図6は第3の実施形態を示し、前記従来例
の図9に示した変速制御弁41’を用いて、プリセスカ
ム35を備えたトラニオン4を駆動する油圧シリンダ1
Aの油室33A、33Bと、プリセスカム35を持たな
いトラニオン5を駆動する油圧シリンダ1Bの油室34
A、34Bを連通する油路90H、90Lに差圧応動手
段としての差圧制御弁70を介装して、油圧シリンダ1
A,1Bの油室33A33Bと油室34A34Bを独立
させたものである。
の図9に示した変速制御弁41’を用いて、プリセスカ
ム35を備えたトラニオン4を駆動する油圧シリンダ1
Aの油室33A、33Bと、プリセスカム35を持たな
いトラニオン5を駆動する油圧シリンダ1Bの油室34
A、34Bを連通する油路90H、90Lに差圧応動手
段としての差圧制御弁70を介装して、油圧シリンダ1
A,1Bの油室33A33Bと油室34A34Bを独立
させたものである。
【0055】変速制御弁41’は一対の油路90H、9
0Lの油圧Phi1とPlow1を制御することで、プリセス
カム35を備えたトラニオン4と連結した油圧シリンダ
1Aの駆動を行うもので、他方のトラニオン5の油圧シ
リンダ1Bは、差圧制御弁70からの油圧Phi2とPlow
2に基づいて駆動される。
0Lの油圧Phi1とPlow1を制御することで、プリセス
カム35を備えたトラニオン4と連結した油圧シリンダ
1Aの駆動を行うもので、他方のトラニオン5の油圧シ
リンダ1Bは、差圧制御弁70からの油圧Phi2とPlow
2に基づいて駆動される。
【0056】差圧制御弁70は、軸方向に変位可能なス
プール70Aを主体に構成され、スプール70Aは両端
に設けたバネ71A、71Bによって常時中立位置へ向
けて付勢される。
プール70Aを主体に構成され、スプール70Aは両端
に設けたバネ71A、71Bによって常時中立位置へ向
けて付勢される。
【0057】変速制御弁41及び油圧シリンダ1Aの油
室33A、33Bと連通する油路90H、90Lは、ス
プール70Aの両端に画成された油室71A、71Bと
連通し、これら油室71A、71Bの油圧はスプール7
0Aの両端面A1、A2にそれぞれ作用する。
室33A、33Bと連通する油路90H、90Lは、ス
プール70Aの両端に画成された油室71A、71Bと
連通し、これら油室71A、71Bの油圧はスプール7
0Aの両端面A1、A2にそれぞれ作用する。
【0058】そして、差圧制御弁70のハウジングには
油圧供給手段40と連通するライン圧ポート9’が形成
され、スプール70Aの変位に応じてライン圧ポート
9’からの油圧が、油路91H、91Lを介して油圧シ
リンダ1Bの油室34A、34Bへ選択的に供給され
る。
油圧供給手段40と連通するライン圧ポート9’が形成
され、スプール70Aの変位に応じてライン圧ポート
9’からの油圧が、油路91H、91Lを介して油圧シ
リンダ1Bの油室34A、34Bへ選択的に供給され
る。
【0059】そして、油路91H、91Lの油圧は、ス
プール70Aの両端のランド部に面した油室73A、7
3Bにも導かれ、油室73A、73Bの油圧はスプール
70Aの両端のランド部の端面B1、B2に作用する。
プール70Aの両端のランド部に面した油室73A、7
3Bにも導かれ、油室73A、73Bの油圧はスプール
70Aの両端のランド部の端面B1、B2に作用する。
【0060】そして、これらランド部端面B1、B2の
面積とスプール70Aの両端面A1、A2の面積はすべ
て等しく設定され、変速制御弁41から供給される油路
90H、90Lの油圧Phi1、Plow1の差圧に応じた力
と、差圧制御弁70から供給される油路91H、91L
の油圧Phi2、Plow2の差圧に応じた力が釣り合うと
き、換言すれば、スプール70Aの両端及びランド部端
面の面積がすべて等しいため、上記差圧が等しい場合に
はスプール70Aは中立位置で停止し、等しくなければ
スプール70Aは変位して油路91Hまたは91Lへラ
イン圧ポート9’からの油圧を供給して、上記各差圧が
等しくなるように油圧シリンダ1Bの油室34A、34
Bへの供給圧Plow2、Phi2を調整する。このため、油
圧シリンダ1A,1Bは前記実施形態と同様に、同一の
力でトラニオン4、5を駆動することができ、油圧シリ
ンダ1A,1Bの各油室33A、33Bと油室34A、
34Bを差圧制御弁70により独立させたため、前記実
施形態と同様に外乱によるトラニオン4、5の振動を防
止して、トロイダル型無段変速機の変速動作を安定させ
ることができる。
面積とスプール70Aの両端面A1、A2の面積はすべ
て等しく設定され、変速制御弁41から供給される油路
90H、90Lの油圧Phi1、Plow1の差圧に応じた力
と、差圧制御弁70から供給される油路91H、91L
の油圧Phi2、Plow2の差圧に応じた力が釣り合うと
き、換言すれば、スプール70Aの両端及びランド部端
面の面積がすべて等しいため、上記差圧が等しい場合に
はスプール70Aは中立位置で停止し、等しくなければ
スプール70Aは変位して油路91Hまたは91Lへラ
イン圧ポート9’からの油圧を供給して、上記各差圧が
等しくなるように油圧シリンダ1Bの油室34A、34
Bへの供給圧Plow2、Phi2を調整する。このため、油
圧シリンダ1A,1Bは前記実施形態と同様に、同一の
力でトラニオン4、5を駆動することができ、油圧シリ
ンダ1A,1Bの各油室33A、33Bと油室34A、
34Bを差圧制御弁70により独立させたため、前記実
施形態と同様に外乱によるトラニオン4、5の振動を防
止して、トロイダル型無段変速機の変速動作を安定させ
ることができる。
【0061】図7は第4の実施形態を示し、前記第1実
施形態の変速制御弁41を2組の入出力ディスクと4つ
のパワーローラを備えたダブルキャビティ型の無段変速
機(図示せず)を制御するよう8つのポートを備えた変
速制御弁41Aとしたものである。
施形態の変速制御弁41を2組の入出力ディスクと4つ
のパワーローラを備えたダブルキャビティ型の無段変速
機(図示せず)を制御するよう8つのポートを備えた変
速制御弁41Aとしたものである。
【0062】アクチュエータ50に駆動されるスリーブ
82には、4つの弁室44A〜44Dと45A〜45D
がそれぞれ対向する位置に形成され、さらに弁室45
A、45Bの間と、弁室45C、45Dの間には弁室4
6A、46Bが形成される。
82には、4つの弁室44A〜44Dと45A〜45D
がそれぞれ対向する位置に形成され、さらに弁室45
A、45Bの間と、弁室45C、45Dの間には弁室4
6A、46Bが形成される。
【0063】ハウジングにはこれら弁室とそれぞれ連通
可能なポート47A〜47D及び48A〜48D並びに
ライン圧ポート9A、9Bが形成される。
可能なポート47A〜47D及び48A〜48D並びに
ライン圧ポート9A、9Bが形成される。
【0064】スリーブ81の内周にはプリセスカム35
に駆動されるスプール82が収装され、このスプール8
2には各弁室を封止可能な4つのランド部が形成され
る。
に駆動されるスプール82が収装され、このスプール8
2には各弁室を封止可能な4つのランド部が形成され
る。
【0065】そして、4つのパワーローラを駆動する図
示しない4つの油圧シリンダの上下の油室は、各ポート
47A〜48Dがそれぞれ連通しており、ポート47A
はプリセスカムを備えた油圧シリンダの2つの油室のう
ちパワーローラを変速比のHi側へ駆動する油室(以
下、Phi側とする)と連通し、同じくポート47Bは
このパワーローラを変速比のLow側へ駆動する油室
(以下、Plow側とする)と連通する。
示しない4つの油圧シリンダの上下の油室は、各ポート
47A〜48Dがそれぞれ連通しており、ポート47A
はプリセスカムを備えた油圧シリンダの2つの油室のう
ちパワーローラを変速比のHi側へ駆動する油室(以
下、Phi側とする)と連通し、同じくポート47Bは
このパワーローラを変速比のLow側へ駆動する油室
(以下、Plow側とする)と連通する。
【0066】さらに、他のポート47C、47D及び4
8A〜48Dは、プリセスカムを持たないパワーローラ
を駆動する油圧シリンダのPhi、Plow側の油室と
それぞれ連通し、各油室を独立して制御する。
8A〜48Dは、プリセスカムを持たないパワーローラ
を駆動する油圧シリンダのPhi、Plow側の油室と
それぞれ連通し、各油室を独立して制御する。
【0067】この場合、上記実施形態と同様に、一つの
弁室から一つの油室へ圧油を供給するため、パワーロー
ラに加わる外乱によって振動が発生するのを防止でき、
さらに、各油室へ供給される作動油の流量特性が同一に
なるよう加工、成形することが容易になり、さらに、ス
リーブ81及びスプール82を軸方向へ延長しただけな
ので、変速制御弁41Aを平面的に形成することができ
るため、例えば、無段変速機の全高が増大するのを防い
で、車体への搭載性を向上させることができる。
弁室から一つの油室へ圧油を供給するため、パワーロー
ラに加わる外乱によって振動が発生するのを防止でき、
さらに、各油室へ供給される作動油の流量特性が同一に
なるよう加工、成形することが容易になり、さらに、ス
リーブ81及びスプール82を軸方向へ延長しただけな
ので、変速制御弁41Aを平面的に形成することができ
るため、例えば、無段変速機の全高が増大するのを防い
で、車体への搭載性を向上させることができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明は、変速
制御弁と油圧シリンダの作動油の給排は、フィードバッ
ク手段を備えたローラ支持部材の油圧シリンダが第1油
路を介して行う一方、フィードバック手段を持たない他
のローラ支持部材の油圧シリンダが第2油路を介して独
立して行うため、例えば、フィードバック手段を持たな
いローラ支持部材の摩擦ローラに外乱が加わった場合、
外乱に応じた油圧変動が油圧シリンダから変速制御弁へ
伝わるが、第1油路と第2油路が独立しているため、第
2油路の油圧変動は第1油路へ伝達されることが無いた
め、外乱に起因する油圧変動によってフィードバック手
段が動作するのを防ぐことができ、前記従来例のような
外乱によるローラ支持部材及び摩擦ローラの振動を防止
でき、前記従来例のような伝達トルクの低下や運転性の
低下を防いで、トロイダル型無段変速機の安定性を向上
させることが可能となる。
制御弁と油圧シリンダの作動油の給排は、フィードバッ
ク手段を備えたローラ支持部材の油圧シリンダが第1油
路を介して行う一方、フィードバック手段を持たない他
のローラ支持部材の油圧シリンダが第2油路を介して独
立して行うため、例えば、フィードバック手段を持たな
いローラ支持部材の摩擦ローラに外乱が加わった場合、
外乱に応じた油圧変動が油圧シリンダから変速制御弁へ
伝わるが、第1油路と第2油路が独立しているため、第
2油路の油圧変動は第1油路へ伝達されることが無いた
め、外乱に起因する油圧変動によってフィードバック手
段が動作するのを防ぐことができ、前記従来例のような
外乱によるローラ支持部材及び摩擦ローラの振動を防止
でき、前記従来例のような伝達トルクの低下や運転性の
低下を防いで、トロイダル型無段変速機の安定性を向上
させることが可能となる。
【0069】また、第2の発明は、変速制御弁は各油圧
シリンダの油室とそれぞれ連通した複数の独立した弁室
を備えるため、例えば、フィードバック手段を持たない
ローラ支持部材の摩擦ローラに外乱が加わった場合、外
乱に応じた油圧変動が油圧シリンダの油室から変速制御
弁の弁室へ伝達されるが、各油室と連通する弁室はそれ
ぞれ独立しているため、外乱に起因するローラ支持部材
及び摩擦ローラの振動を防止でき、前記従来例のような
伝達トルクの低下や運転性の低下を防いで、トロイダル
型無段変速機の安定性を向上させることが可能となる。
シリンダの油室とそれぞれ連通した複数の独立した弁室
を備えるため、例えば、フィードバック手段を持たない
ローラ支持部材の摩擦ローラに外乱が加わった場合、外
乱に応じた油圧変動が油圧シリンダの油室から変速制御
弁の弁室へ伝達されるが、各油室と連通する弁室はそれ
ぞれ独立しているため、外乱に起因するローラ支持部材
及び摩擦ローラの振動を防止でき、前記従来例のような
伝達トルクの低下や運転性の低下を防いで、トロイダル
型無段変速機の安定性を向上させることが可能となる。
【0070】また、第3の発明は、フィードバック手段
を備えたローラ支持部材の油圧シリンダは、一対の油路
を介して変速制御弁から第1、第2油室へ作動油の給排
を行って変速比の変更を行うが、フィードバック手段を
持たない他のローラ支持部材の油圧シリンダは一対の油
路の差圧に応動する差圧応動手段によって作動油の給排
が行われるため、例えば、フィードバック手段を持たな
いローラ支持部材の摩擦ローラに外乱が加わった場合、
外乱に応じた油圧変動は差圧応動手段に伝達されるが、
差圧応動手段はフィードバック手段を備えた側の油圧シ
リンダへ伝達するのを防止でき、外乱に起因するローラ
支持部材及び摩擦ローラの振動を防止でき、前記従来例
のような伝達トルクの低下や運転性の低下を防いで、ト
ロイダル型無段変速機の安定性を向上させることが可能
となる。
を備えたローラ支持部材の油圧シリンダは、一対の油路
を介して変速制御弁から第1、第2油室へ作動油の給排
を行って変速比の変更を行うが、フィードバック手段を
持たない他のローラ支持部材の油圧シリンダは一対の油
路の差圧に応動する差圧応動手段によって作動油の給排
が行われるため、例えば、フィードバック手段を持たな
いローラ支持部材の摩擦ローラに外乱が加わった場合、
外乱に応じた油圧変動は差圧応動手段に伝達されるが、
差圧応動手段はフィードバック手段を備えた側の油圧シ
リンダへ伝達するのを防止でき、外乱に起因するローラ
支持部材及び摩擦ローラの振動を防止でき、前記従来例
のような伝達トルクの低下や運転性の低下を防いで、ト
ロイダル型無段変速機の安定性を向上させることが可能
となる。
【0071】また、第4の発明は、前記変速制御弁は相
対変位可能なスプールとスリーブとを備え、これらスプ
ールまたはスリーブの一方が前記フィードバック手段に
駆動され、他方がアクチュエータに駆動され、アクチュ
エータは目標変速比に応じてスリーブまたはスプールの
一方を駆動し、フィードバック手段は実変速比に応じて
他方を駆動して、変速制御弁が供給する油圧を調整して
摩擦ローラが設定する実変速比を目標変速比に一致さ
せ、正確な変速動作を行うことができる。
対変位可能なスプールとスリーブとを備え、これらスプ
ールまたはスリーブの一方が前記フィードバック手段に
駆動され、他方がアクチュエータに駆動され、アクチュ
エータは目標変速比に応じてスリーブまたはスプールの
一方を駆動し、フィードバック手段は実変速比に応じて
他方を駆動して、変速制御弁が供給する油圧を調整して
摩擦ローラが設定する実変速比を目標変速比に一致さ
せ、正確な変速動作を行うことができる。
【0072】また、第5の発明は、変速制御弁のスプー
ルまたはスプールには、開弁初期の流量特性を設定する
流量特性調整手段と、回転防止手段が配設されるため、
変速制御弁の弁室とスプールまたはスリーブの相対関係
を保持して、開弁初期の流量特性を正確に調整すること
ができ、安定した変速制御を行うことが可能となる。
ルまたはスプールには、開弁初期の流量特性を設定する
流量特性調整手段と、回転防止手段が配設されるため、
変速制御弁の弁室とスプールまたはスリーブの相対関係
を保持して、開弁初期の流量特性を正確に調整すること
ができ、安定した変速制御を行うことが可能となる。
【0073】また、第6の発明は、差圧応動手段は、ス
プールが一対の油路の差圧に応じて軸方向へ変位するこ
とで、フィードバック手段を持たないローラ支持部材の
油圧シリンダを同期的に駆動することができ、フィード
バック手段を備えた側の油圧シリンダと、他の油圧シリ
ンダを確実に分離して外乱による振動を防止しながら、
すべての油圧シリンダを同期的に駆動することができ、
前記従来例のような伝達トルクの低下や運転性の低下を
防いで、トロイダル型無段変速機の安定性を向上させる
ことが可能となる。
プールが一対の油路の差圧に応じて軸方向へ変位するこ
とで、フィードバック手段を持たないローラ支持部材の
油圧シリンダを同期的に駆動することができ、フィード
バック手段を備えた側の油圧シリンダと、他の油圧シリ
ンダを確実に分離して外乱による振動を防止しながら、
すべての油圧シリンダを同期的に駆動することができ、
前記従来例のような伝達トルクの低下や運転性の低下を
防いで、トロイダル型無段変速機の安定性を向上させる
ことが可能となる。
【図1】本発明の一実施形態を示すトロイダル型無段変
速機及び変速制御弁の縦断面と油圧制御装置の概略図。
速機及び変速制御弁の縦断面と油圧制御装置の概略図。
【図2】同じくスリーブの要部斜視図。
【図3】作用を示す説明図で、入出力ディスクの平面
図。
図。
【図4】トラニオンのY軸方向の変位及び傾転角φと時
間の関係を示すグラフ。
間の関係を示すグラフ。
【図5】第2実施形態を示し、変速制御弁の断面図で、
(A)はノッチを形成したスプールの拡大図を、(B)
は同じく第2のノッチを形成したスプールの拡大図をそ
れぞれ示す。
(A)はノッチを形成したスプールの拡大図を、(B)
は同じく第2のノッチを形成したスプールの拡大図をそ
れぞれ示す。
【図6】第3の実施形態を示し、トロイダル型無段変速
機、変速制御弁及び差圧制御弁の縦断面と油圧制御装置
の概略図。
機、変速制御弁及び差圧制御弁の縦断面と油圧制御装置
の概略図。
【図7】第4の実施形態を示し、変速制御弁の断面図。
【図8】従来例を示し、シングルキャビティのトロイダ
ル型無段変速機の縦断面図。
ル型無段変速機の縦断面図。
【図9】同じく、トロイダル型無段変速機及び変速制御
弁の横断面と油圧制御装置の概略図。
弁の横断面と油圧制御装置の概略図。
【図10】同じく、トラニオンのY軸方向の変位及び傾
転角φと時間の関係を示すグラフ。
転角φと時間の関係を示すグラフ。
1A、1B 油圧シリンダ 2、3 パワーローラ 4、5 トラニオン 6 偏心軸 7H、7L 油路 8H、8L 油路 9 ライン圧ポート 10 ケーシング 11 入力軸 12 入力ディスク 13 出力ディスク 23a、23b 傾転軸 24 ロッド 27、28 タイロッド 29、30 ジョイント 31、32 ピストン 33A、33B 油室 34A、34B 油室 35 プリセスカム 36 リンク 37 中立線 40 油圧供給手段 41 変速制御弁 42 スリーブ 43 スプール 44A、44B 弁室 45A、45B 弁室 46 弁室 47、48 ポート 47A、47B、48A、48B ポート 50 アクチュエータ 52 変速コントローラ 60 溝 61 ピン 62、63 ノッチ 70 差圧制御弁 71A、71B バネ 72A、72B 油室 73A、73B 油室 81 スリーブ 82 スプール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 克也 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 相互に対向する面にトロイド状の溝を形
成するとともに、同軸的に配設された入力ディスク及び
出力ディスクと、前記入力ディスク及び出力ディスクと
の対向面に挟持されて傾転自在な複数の摩擦ローラと、
前記入力及び出力ディスクの軸にほぼ直交する回転軸を
形成するとともに、前記摩擦ローラをそれぞれ軸支する
偏心軸を設けて、回転軸の軸回りに回動可能かつ軸方向
へ変位可能なローラ支持部材と、これらローラ支持部材
を前記回転軸の軸方向へそれぞれ駆動する油圧シリンダ
と、前記油圧シリンダへの油圧を制御する変速制御弁
と、前記入力ディスクと出力ディスクの変速比が所定の
目標値となるように前記ローラ支持部材の回転量を前記
変速制御弁へ伝えて実変速比をフィードバックするフィ
ードバック手段とを備えたトロイダル型無段変速機の油
圧制御装置において、前記フィードバック手段は、前記
ローラ支持部材のうちの一つに配設されて、前記変速制
御弁から各油圧シリンダへ供給される油圧は、前記フィ
ードバック手段を備えたローラ支持部材の油圧シリンダ
と変速制御弁とを連通する第1の油路と、他のローラ支
持部材の油圧シリンダと変速制御弁とを連通する第2の
油路を介してそれぞれ作動油の給排を独立的に行うこと
を特徴とするトロイダル型無段変速機の油圧制御装置。 - 【請求項2】 相互に対向する面にトロイド状の溝を形
成するとともに、同軸的に配設された入力ディスク及び
出力ディスクと、前記入力ディスク及び出力ディスクと
の対向面に挟持されて傾転自在な複数の摩擦ローラと、
前記入力及び出力ディスクの軸にほぼ直交する回転軸を
形成するとともに、前記摩擦ローラをそれぞれ軸支する
偏心軸を設けて、回転軸の軸回りに回動可能かつ軸方向
へ変位可能なローラ支持部材と、これらローラ支持部材
を前記回転軸の軸方向へそれぞれ駆動する油圧シリンダ
と、前記油圧シリンダへの油圧を制御する変速制御弁
と、前記入力ディスクと出力ディスクの変速比が所定の
目標値となるように前記ローラ支持部材の回転量を前記
変速制御弁へ伝えて実変速比をフィードバックするフィ
ードバック手段とを備えたトロイダル型無段変速機の油
圧制御装置において、前記変速制御弁は各油圧シリンダ
の油室とそれぞれ連通した複数の弁室を備え、各弁室は
それぞれ独立的に形成されたことを特徴とするトロイダ
ル型無段変速機の油圧制御装置。 - 【請求項3】 相互に対向する面にトロイド状の溝を形
成するとともに、同軸的に配設された入力ディスク及び
出力ディスクと、前記入力ディスク及び出力ディスクと
の対向面に挟持されて傾転自在な複数の摩擦ローラと、
前記入力及び出力ディスクの軸にほぼ直交する回転軸を
形成するとともに、前記摩擦ローラをそれぞれ軸支する
偏心軸を設けて、回転軸の軸回りに回動可能かつ軸方向
へ変位可能なローラ支持部材と、これらローラ支持部材
を前記回転軸の軸方向へそれぞれ駆動する油圧シリンダ
と、前記油圧シリンダへの油圧を制御する変速制御弁
と、前記入力ディスクと出力ディスクの変速比が目標値
となるように前記ローラ支持部材の回転量を前記変速制
御弁へ伝えて実変速比をフィードバックするフィードバ
ック手段とを備えたトロイダル型無段変速機の油圧制御
装置において、前記フィードバック手段は、前記ローラ
支持部材のうちの一つに配設されて、前記フィードバッ
ク手段を備えたローラ支持部材の油圧シリンダに画成さ
れた第1油室及び第2油室と前記変速制御弁とを連通す
る一対の油路と、この一対の油路の差圧に応じて他のロ
ーラ支持部材の油圧シリンダを駆動する差圧応動手段と
を備えたことを特徴とするトロイダル型無段変速機の油
圧制御装置。 - 【請求項4】 前記変速制御弁は相対変位可能なスプー
ルとスリーブとを備え、これらスプールまたはスリーブ
の一方が前記フィードバック手段に駆動され、他方がア
クチュエータに駆動されることを特徴とする請求項1な
いし請求項3のいずれかひとつに記載のトロイダル型無
段変速機の油圧制御装置。 - 【請求項5】 前記スプール又はスリーブの一方には、
開弁初期の流量特性を設定する流量特性調整手段と、こ
の流量特性調整手段を設けたスプール又はスリーブには
軸回りの回転を防ぐ回転防止手段とを設けたことを特徴
とする請求項4に記載のトロイダル型無段変速機の油圧
制御装置。 - 【請求項6】 前記差圧応動手段は、前記一対の油路の
差圧に応じて軸方向へ変位可能な第2のスプールと、こ
の第2スプールの変位に応じてフィードバック手段を持
たないローラ支持部材の油圧シリンダへ作動油の給排を
行う油室とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の
トロイダル型無段変速機の油圧制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8107599A JPH09292001A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | トロイダル型無段変速機の油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8107599A JPH09292001A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | トロイダル型無段変速機の油圧制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09292001A true JPH09292001A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14463259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8107599A Pending JPH09292001A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | トロイダル型無段変速機の油圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09292001A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001200904A (ja) * | 2000-01-13 | 2001-07-27 | Mazda Motor Corp | トロイダル型無段変速機の変速比制御装置 |
| JP2008275144A (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Hyundai Motor Co Ltd | 油圧伝達システム |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP8107599A patent/JPH09292001A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001200904A (ja) * | 2000-01-13 | 2001-07-27 | Mazda Motor Corp | トロイダル型無段変速機の変速比制御装置 |
| JP2008275144A (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Hyundai Motor Co Ltd | 油圧伝達システム |
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