JPH09292166A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

Info

Publication number
JPH09292166A
JPH09292166A JP8106845A JP10684596A JPH09292166A JP H09292166 A JPH09292166 A JP H09292166A JP 8106845 A JP8106845 A JP 8106845A JP 10684596 A JP10684596 A JP 10684596A JP H09292166 A JPH09292166 A JP H09292166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
expansion valve
flow
pipe
refrigerant
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8106845A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomomi Umeda
知巳 梅田
Kensaku Kokuni
研作 小国
Takashi Sano
孝 佐野
Atsuyasu Kobayashi
敦泰 小林
Hideki Okuzono
秀樹 奥園
Kazuyuki Kuroyanagi
和之 黒柳
Masamichi Hanada
正道 花田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP8106845A priority Critical patent/JPH09292166A/ja
Publication of JPH09292166A publication Critical patent/JPH09292166A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2500/00Problems to be solved
    • F25B2500/12Sound

Landscapes

  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】空調機のサイクルを構成する要素の一つである
膨張弁から発生する間欠的な流動音を低減する。 【解決手段】膨張弁4の継ぎ手管13に接続される配管
6の内断面積A3を、継ぎ手管13の内断面積A1以下
にし、また膨張弁4の継ぎ手管14に接続される配管7
の内断面積A4、A5、A6を、継ぎ手管14の内断面
積A2以下にする。従って、冷暖房運転が可能なヒート
ポンプサイクルでは、膨張弁4に接続される双方の配管
の内断面積が各々継ぎ手管の内断面積以下となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍機および空気
調和機用冷凍サイクルに係り、膨張弁の騒音低減に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開昭57−129371号公報(以
下、文献1という)では、主減圧手段である絞り部上部
に、主減圧手段に導入される冷媒に所定の乾き度を持た
せる補助減圧手段を配設している。この補助減圧手段と
して、オリフィス、多孔オリフィス、また冷媒の流れを
撹乱する手段として、コイルばねを用いたものが開示さ
れている。
【0003】また、実開昭60−69970号公報(文
献2)では、凝縮器の出口から膨張弁のオリフィスに至
るまでの間に、冷媒圧力を受けて開口面積を変える可変
オリフィスを設けている。なお、可変オリフィスの形状
として、円板状の本体の中心部に絞り孔が形成されたも
のと、中心部の絞り孔の周囲に扇状または円形の連通孔
が形成されたものが開示されている。
【0004】さらに、実開平1−88278号公報(文
献3)では、膨張弁の入口管継ぎ手と出口管継ぎ手内に
絞り装置を内蔵している。また当膨張弁には、圧縮機停
止時の圧力バランスをとるため、膨張弁の絞りの上流側
と下流側を接続するバイパス通路が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に冷凍サイクルに
おいて、圧縮機を出た高温高圧のガス冷媒は、凝縮器で
放熱し高温の液冷媒となる。この高温の液冷媒が減圧装
置としての膨張弁に流入し、ここで室温よりも低い温度
の気液二相状態の冷媒となる。この気液二相冷媒が蒸発
において吸熱し蒸発して、低温のガス冷媒となり圧縮機
に戻る。
【0006】最近パッケージエアコンやルームエアコン
等で主流となっている空気調和機はセパレート形で室外
機と室内機とに分離している。このとき減圧膨張装置で
ある膨張弁は、空気調和機の性能、機能向上のため室内
機に設置されることが多くなっている。
【0007】膨張弁には、前述したように通常液冷媒が
流入するのであるが、圧縮機の回転数などの空気調和機
の運転条件や外気温度と言った室内外条件、また室外機
と室内機とを結ぶ配管の長さが長い場合、その圧力降下
により冷媒が気液二相状態となることがある。また例え
ば1台の室外機に複数台の室内機が接続するマルチ空気
調和機の場合、運転される室内機の状態によって、各室
内機に流れる冷媒量が異なり、気液二相流の状態となる
ことが多くある。この気液二相状態の冷媒が膨張弁に流
入するとき、大きな音(以後、流動音と称する。)を発
生する。また、この流動音は、気液二相流の流動様式に
密接に関係して発生するため、その音の大きさともに、
異音として快適性を損ねる。例えば、流れの中に気泡が
断続的に存在しているスラグ流やフロス流が膨張弁に流
入する場合、間欠的に流動音が発生し、非常に耳障りな
音となっている。
【0008】ところで、文献1においては、主減圧装置
の上流側に補助減圧装置としてオリフィスを設けている
ため、補助減圧装置下流の流れは、改善され、主減圧装
置で発生する流動音の改善が見込まれる。しかしなが
ら、補助減圧装置に関しては、この部分が絞りとなって
おり、補助減圧装置が無い場合に主減圧装置で生じてい
た状況と同じであると考えられる。即ち、今度は補助減
圧装置にて流動音が発生してしまうことが考えられる。
まして、運転条件や室内外の温度条件により、減圧装置
の上流側で気液二相流になってしまう場合は、補助減圧
装置から顕著に流動音が発生することが考えられる。
【0009】また、文献2では、凝縮器の出口から膨張
弁のオリフィスに至るまでの間に、冷媒圧力を受けて開
口面積を変える可変オリフィスを設けているため、可変
オリフィス下流の流れは改善され、膨張弁からの流動音
の改善が見込まれる。しかし、前述したように、可変オ
リフィス上流側の流れが改善されていないため、今度は
可変オリフィスから流動音の発生が懸念される。また、
可変オリフィスの形状として、円板状の本体の中心部に
絞り孔が形成されたものと、中心部の絞り孔の周囲に扇
状または円形の連通孔が形成されたものがあるが、どち
らも中心部に絞り孔が存在しているため、流れがスラグ
流やプラグ流といった場合、気泡が中心部の絞り孔をそ
のまま素通りしてしまい、流れ改善の効果が低減するこ
とも懸念される。
【0010】さらに、文献3では、膨張弁の入口管継ぎ
手と出口管継ぎ手内に絞り装置を内蔵している。この場
合も前述したように、絞り装置上流側の流れが改善され
ていないため、今度は絞り装置から流動音の発生が懸念
される。また、絞り装置の形状が中心部に絞り孔が形成
されたものであるため、流れがスラグ流やプラグ流とい
った場合、気泡が中心部の絞り孔をそのまま素通りして
しまい、流れ改善の効果が低減することも懸念される。
さらに当膨張弁には、圧縮機停止時の圧力バランスをと
るため、膨張弁の絞りの上流側と下流側を接続するバイ
パス通路が設けられているため、締め切り性が要求され
るマルチ機用の膨張弁としては使用できない。
【0011】そこで、本発明では、冷媒気液二相流が原
因で膨張弁から間欠的に発生する流動音を低減できる空
気調和機(ヒートポンプサイクルおよび冷凍サイクル)
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、冷房専用機
としては、冷媒を圧縮する圧縮機と、この圧縮された冷
媒と外気との間で熱交換を行う第1熱交換器と、膨張弁
を介して流入した冷媒と内気との間で熱交換を行う第2
熱交換器とを備えた空気調和機において、前記第1熱交
換器と膨張弁間の配管のうち少なくとも膨張弁側の配管
の径を前記圧縮機と前記第1熱交換器間の配管の径より
も細くすることにより達成される。
【0013】また、冷暖房可能な空気調和機として、上
記目的は、圧縮機と、この圧縮機に接続された四方弁
と、この四方弁に接続された第1熱交換器と、膨張弁を
介してこの第1熱交換器と接続され、前記四方弁に接続
された第2熱交換器とを備え、前記四方弁を切り替える
ことにより冷房運転及び暖房運転を行う空気調和機にお
いて、前記膨張弁に接続される配管の径を前記圧縮機に
接続される配管の径よりも細くすることにより達成され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、図面
を参照して説明する。まずサイクルについて図8を用い
て説明する。本図は本発明の一実施の形態である空調機
のサイクルを示した図である。サイクルは、圧縮機1、
四方弁2、第1熱交換器3、膨張弁4、分流合流器8お
よび第2熱交換器5を配管7、11a、11b、11
c、11d、分岐管9a、9bで各々接続して構成す
る。なお、本実施例では当該膨張弁と当該分流合流器と
の間の配管7の形状は2つの曲がり部を有するU字形状
の配管となっている。また膨張弁に最も近い曲がり部出
口に各々抵抗体19及び抵抗体21を設置している。冷
房運転時には、圧縮機1から吐出された高温高圧のガス
冷媒は第1熱交換器3にてファン10aで送られる空気
により冷却され、高圧の液冷媒となる。この冷媒が膨張
弁4に流入し、室内空気温度よりも低い温度の気液二相
状態の冷媒となり、第2熱交換器5においてファン10
bで送られる室内空気から熱を奪い蒸発し、再び圧縮機
1に戻る。また暖房運転時には、四方弁2を切り替える
ことで、冷媒の循環方向を逆転させる。即ち、冷媒は圧
縮機1、四方弁2、第2熱交換器5、膨張弁4、第1熱
交換器3、四方弁2の順に流れ再び圧縮機1に戻る。こ
の時、運転条件の影響で、冷房運転時では第1熱交換器
3で凝縮しきれず、また暖房運転時では第2熱交換器5
で凝縮しきれずに、気液二相の状態で流出することがあ
る。この場合、膨張弁4に気液二相流の状態で冷媒が流
入するため、この膨張弁4から間欠的な流動音が発生す
る。この間欠的に発生する流動音は冷媒の流動様式に関
係しており、膨張弁4に気液二相の冷媒と液冷媒とが交
互に、または気液二相状態と液冷媒状態とが交互に流入
することで発生している。
【0015】図中の破線で囲まれた部分12が冷媒流動
音を低減するための工夫を施した部分であり、図1から
図7にその実施の形態を示す。
【0016】図1は、本発明の一実施の形態である膨張
弁に接続される配管の設定例を示した図である。図中一
点鎖線中の部分が膨張弁4である。膨張弁4は、弁体1
6、弁棒17、弁棒17を上下に駆動させるモーター1
5および弁体の両入口に取り付けられている継ぎ手管1
3と継ぎ手管14から構成されている。図1において、
冷房運転時には冷媒は配管6側から膨張弁4に流入す
る。また暖房運転時には、配管7側から膨張弁4に流入
する。運転条件によって、冷房運転時、暖房運転時とも
気液二相流の状態で膨張弁4に流入することがある。こ
の時、膨張弁4から間欠的な流動音が発生する。 この
流動音を低減させるために、本発明の一実施の形態で
は、膨張弁4に接続される配管の内断面積を以下のよう
に設定する。ここで配管の内断面積とは、内径基準の断
面積のことである。図1中の内断面積A1、A2、A
3、A4、A5、A6、A7は各々の部分で、配管軸線
に直交する面での内断面積の大きさを模式的に示してい
る。即ち、冷房運転時を想定すると、膨張弁4の継ぎ手
管13に接続される配管6の内断面積A3を、継ぎ手管
13(図示しない第1熱交換器3からの配管)の内断面
積A1以下にする。また、暖房運転時を想定すると、膨
張弁4の継ぎ手管14に接続される配管7の内断面積A
4、A5、A6を、継ぎ手管14(図示しない圧縮機2
から第2熱交換器5に至る配管)の内断面積A2以下に
する。従って、冷暖房運転が可能なヒートポンプサイク
ルでは、膨張弁4に接続される双方の配管の内断面積が
各々継ぎ手管の内断面積以下となる。この結果、継ぎ手
管と接続配管の内断面積が同じである場合、膨張弁4に
流入される冷媒流は、配管の形状変化を伴わないため圧
力脈動の増加がなく、また安定した流れとして膨張弁4
に流入させることができる。
【0017】しかし、空調機に膨張弁や配管を実装する
際、全ての配管を一直線に接続していくことは不可能で
あるため、図1に示すように、配管を曲げた部分が必ず
発生する。この時、膨張弁4の継ぎ手管と接続配管の内
断面積が同じであっても、配管の曲がり部分で流れる冷
媒流の流動状態が変化し、特に気液二相流の場合、流動
様式の変化および曲がり部分に気相が滞留し大きな気泡
となりやすく、それを液冷媒が押し出すことによって圧
力脈動、流量変動を発生させる。これらの流れ変動を有
する冷媒流がそのまま膨張弁4の弁棒17と弁体16と
の隙間で構成される絞りに流入すると間欠的な流動音が
発生してしまう。
【0018】そこで、接続する配管の内断面積を膨張弁
4の継ぎ手管の内断面積よりも小さく設定する。即ち、
接続配管6の内断面積A3は継ぎ手管の内断面積A1よ
りも小さく、また接続配管7の内断面積A4、A5およ
びA6は継ぎ手管14の内断面積A4よりも小さく設定
する。
【0019】流動音の発生原因は、膨張弁を通過する流
体の圧力変化であり、この圧力変化が最も大きい流動様
式は、管路断面を満たすような大きい砲弾型の気泡と小
気泡を含む液体部分が交互に存在する流れであるスラグ
流やプラグ流である。この流れが膨張弁を通過する際、
圧力変化の大きい気相部分と変化の小さい液相部分が交
互に通過するので、耳障りな間欠的な異音が発生する。
本実施形態においては、室内機における配管(または、
室内の配管)径を室外機から室内までの配管径よりも細
くしているので、気液二相流の状態で室内に流入してき
たとしても、配管の内断面積が減少していることで、冷
媒流の流速が増速され、上記したスラグ流やプラグ流と
いった流れが、管壁に液膜が管断面中心付近に気相流が
存在する環状流の流動様式に変更される。このため、膨
張弁のオリフィスの付近では細かい気泡が液中に十分混
在する状態となり、その状態で膨張弁を通過する。この
ため、大きい気泡と液相が交互に通過するスラグ流とは
異なり、気相と液相とが各々連続となって、圧力変化が
少なくなるので、間欠的な流動音を低減することができ
る。さらに、膨張弁を通過する冷媒音の周波数が高くな
るので、膨張弁の周囲に吸音材等を施すことにより、低
周波数の間欠音よりも低騒音化することができる。
【0020】また、図1に示した如く、膨張弁4の継ぎ
手管13及び14の管径が配管6及び7よりも太い場合
も、冷媒は、環状流の流動様式で配管6又は7から継ぎ
手管13又は14に流入する際に、噴流となって継ぎ手
管13又は14に流入する。この際、やはり、液と気泡
が十分に混在された冷媒が膨張弁を通過する。しかし
て、通過する際に冷媒圧力変動が小さくなるので、異音
の発生を防止することができる。
【0021】ところで上記した実施形態においては、膨
張弁4を挟む第1熱交換器3及び第2熱交換器5の間の
配管であって室内部分の配管6及び7の管径を細くする
ものとしたが、熱交換器から膨張弁に至る配管内におけ
る冷媒の流動様式を環状流の流動様式とすれば耳障りな
異音の発生を防止することができるのであるから、室内
外にこだわらず、膨張弁4を挟む第1熱交換器3及び第
2熱交換器5の間の配管径を、圧縮機を挟む第1熱交換
器3及び第2熱交換器5の間の配管径よりも細くしても
同様の効果が期待される。膨張弁4を挟む第1熱交換器
3及び第2熱交換器5の間の配管には本来二相流が流れ
ないものであり、何らかの原因で二相流となったとして
もこの部分における流速を増大させておけば、スラグ流
等の異音発生原因となる間欠的な流れには移行しない。
この場合、室内外配管の接続部を必要としないという効
果がある。
【0022】次に、暖房運転時の場合を詳細に説明す
る。第2熱交換器からの冷媒は、分岐管9aおよび9b
を通り、分流合流器8で合流し接続配管7に流入し膨張
弁4に流れる。分流合流器8には、冷房運転時におい
て、冷媒流の分流を向上させるために、オリフィス18
(または絞り)が設けられている。このオリフィス18
の冷媒通路23の内断面積A7を接続配管7の内断面積
A6、A5、A4よりも小さくすることで、さらに流れ
の安定化を促進させることが可能となる。暖房運転時に
は先に述べたように、分岐管9a、9bから来る冷媒流
は分流合流器8の空間34で衝突、混合を生じており、
非常に乱れた状態にある。この乱れた状態の冷媒流が接
続配管7に流入した場合、流速の増速による効果だけで
は、状況によっては配管長を長くとる必要が生じる。し
かし、実際の空調機において、配管の配置に使用できる
空間は一般に非常に狭く、必要な長さ分の配管長を取る
ことができない。そこで、オリフィス18の冷媒通路2
3の内断面積A7を冷媒通路7の内断面積A6、A5、
A4よりも小さくすることで、オリフィス18から噴流
の状態で接続配管7に流入させ、流れの安定化と気液の
均一な混合を行う。この結果、接続配管長を最小な長さ
とすることができ、かつ流動音も低減される。
【0023】図2は本発明の一実施の形態である膨張弁
に接続される配管に抵抗体を設けた場合を示した図であ
る。
【0024】先の実施の形態で説明したように、実際の
空調機では配管の設置スペースが非常に狭い空間である
ため、曲がり部分の曲率半径が非常に小さい場合があ
る。曲率半径が小さいと、特に気液二相流の場合、曲が
り部分に気相が滞留しやすくなり、このことは曲がり部
で流れを阻害する要因となり、気相を液冷媒が押し出す
ことによって大きな圧力脈動、流量変動が発生しやすく
なる。特に水平配管から垂直配管へ、または垂直配管か
ら水平配管への移行、流れ的には水平流から垂直上昇流
への移行において顕著となる。そのため、曲率半径は大
きく取るか、曲がり部を通過した後の直線配管を長くす
ることが望ましいが、設置上不可能な場合が多々ある。
そこで図2に示すように、冷媒の流れ方向に対し曲がり
部の出口に抵抗体を設け、曲がり部で生じた流れの乱れ
の補正を行う。即ち、本実施の形態の場合、冷房運転時
では、配管11c側から膨張弁4に流入する。そこで抵
抗体19を曲がり部35の下流側、即ち曲がり部35と
継ぎ手管13との間に設置する。同様に、暖房運転時で
は、分流合流器8側から膨張弁4に流入する。そこで、
抵抗体21を曲がり部36と継ぎ手管14との間に設け
る。この時、対象とする曲がり部は、流入する膨張弁に
最も近いものを選択することが効果的である。
【0025】なお、抵抗体を設置する位置は、曲がり部
の入口に設置してもよい。しかし、曲がり部において、
必ず流れは乱れるため、曲がり部出口に設置した場合よ
りも効果は劣る。
【0026】抵抗体としては、多孔板等が有効である。
多孔板の各孔の総面積は配管の内断面積と同程度であっ
ても、多孔となることで一つの孔から流出する冷媒流は
噴流となり、乱れた流れも抵抗体を通過することによっ
て流れの安定化が図れる。また、流れにとっては多孔と
なることで、濡れ縁長さが長くなり抵抗が増し、この効
果によっても流れの安定化が図れる。
【0027】図3から図7に抵抗体の形状の一実施の形
態を示す。
【0028】図3は抵抗体の配管軸と平行な断面を示し
た図である。冷媒通路は25a、25bである。特徴は
配管軸すなわち中心部に冷媒が通る孔が無いことであ
る。これは、例えば垂直上昇流の場合、気泡(気相)は
配管中心部に集まっているため、中心部に孔があると気
泡がそのまま通過してしまい、流れの改善が図れないた
めである。
【0029】図4は、抵抗体の配管軸と直行する断面を
示した図である。抵抗体26は8つの孔が同心円上に設
けられている。冷媒通路は27aから27hである。な
お中心部には孔は無い。図5は、5孔とした抵抗体28
である。図4の8孔の抵抗体26と5孔の抵抗体28の
開孔面積を同じとした場合、濡れ縁長さは8孔の場合の
方が長いため、抵抗体28よりも抵抗体26の方が流動
抵抗は大きい。図6および図7は、円形状の孔に代わり
扇形状の孔を用いた場合である。この場合も中心部には
孔は無い。
【0030】図1から図8で説明した本発明の一実施の
形態の空調機において、単一冷媒を使用する場合は基よ
り、多種の冷媒が混合している混合冷媒や沸点の異なる
多種の冷媒が混合している非共沸混合冷媒を使用してい
る場合においても、膨張弁から発生する間欠的な流動音
の原因となる気液二相冷媒流の流動様式は変わらず、ま
た本発明による流動の改善の効果は同様に得られる。
【0031】また記載した空調機において、圧縮機は、
一定速機でも、インバータによる過変速機でもよい。ま
た記載した空調機において、サイクルは冷暖房運転が可
能なヒートポンプサイクルでも、冷房または暖房運転の
いずれか一方が可能な冷凍サイクルでもよい。上記の本
発明の実施の形態により、ヒートポンプサイクル及び冷
凍サイクルにおいて、運転状況によって凝縮器として使
用される第1熱交換器または第2熱交換器で凝縮しきれ
ずに気液二相流の冷媒状態となった場合でも、本発明に
より実際の空調機の配管形状において、気液の均一化を
促進することで圧力脈動、流量変動を小さくし、流れの
安定化を図れるため、膨張弁から間欠的に発生する流動
音を低減することができる。その結果、空調機の静音化
が促進され、快適性の向上が図れる。
【0032】
【発明の効果】本発明の空調機によると、気液二相流の
場合、管内を流れる冷媒流の流速が増速され気液の均一
化が促進されるとともに安定化し、また気液各々の流速
が上がるため、例えばスラグ流やフロス流といった気液
が不連続な流動様式が気液が連続した環状流へ移行す
る。また、膨張弁入口に最も近い曲がり部に出口に抵抗
体を設置し、曲がり部で乱れた流れを抵抗体で補正して
いるため、配管曲げが多い実装時の配管の場合にも、流
れ改善の効果を維持することができる。その結果、膨張
弁は基より、配管から発生している気液二相流に起因す
る流動音を低減することができ、静音性を維持でき快適
性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】膨張弁に接続する配管の内断面積及び分流合流
器内のオリフィスの内断面積を膨張弁の継ぎ手管の内断
面積よりも小さくした本発明の一実施の形態の空調機の
部分図。
【図2】配管の曲がり部の出口に抵抗体を設けた本発明
の一実施の形態の空調機の部分図。
【図3】本発明の一実施の形態の抵抗体の断面図。
【図4】本発明の一実施の形態の円形状の8孔の抵抗体
の図。
【図5】本発明の一実施の形態の円形状の5孔の抵抗体
の図。
【図6】本発明の一実施の形態の扇形状の2孔の抵抗体
の図。
【図7】本発明の一実施の形態の扇形状の4孔の抵抗体
の図。
【図8】本発明の一実施の形態の空調機のサイクル図。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…四方弁、3…第1熱交換器、4…膨張
弁、5…第2熱交換器、6、7…接続配管、8…分流合
流器、9a、9b…分岐管、10a、10b…ファン、
11a、11b、11c、11d…配管、12…膨張弁
の周辺部分、13、14…継ぎ手管、15…モーター、
16…弁体、17…弁棒、18…オリフィス(絞り)、
19、21、24、26、28、30、32…抵抗体、
20a、20b、22a、22b、25a、25b、2
7a、27b、27c、27d、27e、27f、27
g、27h、29a、29b、29c、29d、29
e、31a、31b、33a、33b、33c、33d
…冷媒通路、23…オリフィス内冷媒通路、34…合流
混合空間、35、36…配管曲がり部、A1、A2…継
ぎ手管内断面積、A3、A4、A5、A6…接続配管内
断面積、A7…オリフィス(絞り)内断面積。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 孝 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 小林 敦泰 静岡県清水市村松390番地 日立清水エン ジニアリング株式会社内 (72)発明者 奥園 秀樹 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 黒柳 和之 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 花田 正道 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒を圧縮する圧縮機と、この圧縮された
    冷媒と外気との間で熱交換を行う第1熱交換器と、膨張
    弁を介して流入した冷媒と内気との間で熱交換を行う第
    2熱交換器とを備えた空気調和機において、前記第1熱
    交換器と膨張弁間の配管のうち少なくとも膨張弁側の配
    管の径を前記圧縮機と前記第1熱交換器間の配管の径よ
    りも細くした空気調和機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記膨張弁に接続され
    る配管の最も膨張弁に近い曲がり部の出口に抵抗体を設
    けた空気調和機。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記抵抗体は、配管断
    面の外周部に前記冷媒が通過する孔を設けたものである
    空気調和機。
  4. 【請求項4】圧縮機と、この圧縮機に接続された四方弁
    と、この四方弁に接続された第1熱交換器と、膨張弁を
    介してこの第1熱交換器と接続され、前記四方弁に接続
    された第2熱交換器とを備え、前記四方弁を切り替える
    ことにより冷房運転及び暖房運転を行う空気調和機にお
    いて、前記膨張弁に接続される配管の径を前記圧縮機に
    接続される配管の径よりも細くした空気調和機。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記膨張弁に接続され
    る配管の最も膨張弁に近い曲がり部の出口に抵抗体を設
    けた空気調和機。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記抵抗体は、配管断
    面の外周部に前記冷媒が通過する孔を設けられたもので
    ある空気調和機。
JP8106845A 1996-04-26 1996-04-26 空気調和機 Pending JPH09292166A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8106845A JPH09292166A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8106845A JPH09292166A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 空気調和機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09292166A true JPH09292166A (ja) 1997-11-11

Family

ID=14443999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8106845A Pending JPH09292166A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09292166A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002098443A (ja) * 2000-09-25 2002-04-05 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置
JP2006097947A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Fuji Koki Corp 電動弁
JP2007024384A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Fuji Koki Corp 電動弁
JP2007107623A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Fuji Koki Corp 電動弁
JP2007162851A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Fuji Koki Corp 電動弁
JP2012154529A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置、および膨張弁
JP2016090163A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 ダイキン工業株式会社 冷凍装置
JP2018054238A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
WO2019044661A1 (ja) 2017-08-29 2019-03-07 東芝キヤリア株式会社 マルチタイプ空調システムおよび室内ユニット
WO2023243022A1 (ja) * 2022-06-16 2023-12-21 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置
WO2025099784A1 (ja) * 2023-11-06 2025-05-15 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002098443A (ja) * 2000-09-25 2002-04-05 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置
JP2006097947A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Fuji Koki Corp 電動弁
JP2007024384A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Fuji Koki Corp 電動弁
JP2007107623A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Fuji Koki Corp 電動弁
JP2007162851A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Fuji Koki Corp 電動弁
JP2012154529A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置、および膨張弁
JP2016090163A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 ダイキン工業株式会社 冷凍装置
JP2018054238A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
WO2018062184A1 (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
US11022354B2 (en) 2016-09-30 2021-06-01 Daikin Industries, Ltd. Air conditioner
WO2019044661A1 (ja) 2017-08-29 2019-03-07 東芝キヤリア株式会社 マルチタイプ空調システムおよび室内ユニット
WO2023243022A1 (ja) * 2022-06-16 2023-12-21 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置
WO2025099784A1 (ja) * 2023-11-06 2025-05-15 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2722616B1 (en) Air conditioner
JP6704507B2 (ja) 空気調和装置
JPWO2013161038A1 (ja) 熱交換器、冷凍サイクル装置、空気調和機及び熱交換方法
JPWO2013160957A1 (ja) 熱交換器、室内機及び冷凍サイクル装置
JPH09292166A (ja) 空気調和機
JP2001116396A (ja) 冷媒分配器、それを用いた冷凍サイクル装置および空調装置
JPWO2019239445A1 (ja) 冷媒分配器、熱交換器及び空気調和装置
JP2021124226A (ja) マイクロチャネル熱交換器および空気調和機
JP3435626B2 (ja) 空気調和機
JP3435621B2 (ja) 空気調和機
JP2007139231A (ja) 冷媒分配器及びそれを用いた空気調和機
JP2002130868A (ja) 冷媒分流器およびそれを用いた空気調和機
JPH05172429A (ja) 空気調和機
JP3395761B2 (ja) 絞り装置、冷凍サイクル装置。
CN113994149A (zh) 空调机
JP5193630B2 (ja) 熱交換器
JP2003214727A (ja) 流体分配器及びそれを備えた空気調和装置
JP6650335B2 (ja) 冷媒分流器結合型膨張弁及びこれを用いた冷凍サイクル装置及び空気調和装置
JP2012137223A (ja) 熱交換器の分流器並びにその分流器を備えた冷凍サイクル装置及び空気調和機
JP2661781B2 (ja) マルチ空調機の冷凍サイクル制御方法
JP2001336861A (ja) 空気調和機
JPH08244446A (ja) 車両用空調装置の冷凍サイクル
EP4414632A1 (en) Refrigerant distributor, heat exchanger, and air conditioner
JPH07120105A (ja) 空気調和機
CN112856866A (zh) 节流元件、节流分液组件和空调室内机