JPH09292214A - 超音波皮脂厚測定装置 - Google Patents
超音波皮脂厚測定装置Info
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- JPH09292214A JPH09292214A JP8105334A JP10533496A JPH09292214A JP H09292214 A JPH09292214 A JP H09292214A JP 8105334 A JP8105334 A JP 8105334A JP 10533496 A JP10533496 A JP 10533496A JP H09292214 A JPH09292214 A JP H09292214A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 皮脂厚を簡易かつ正確に測定する。
【解決手段】 超音波パルスを被験者の皮膚下の生体組
織に向けて複数回発射し、皮下脂肪組織と筋肉組織との
境界面からの皮脂エコーを含む一群のエコーを受波す
る。波形整形器7は受波信号をエコーの有る無しに対応
した信号に変換して出力し、シリアルI/O8は、波形
整形器7の出力信号を所定の取込周期で取り込んだ後、
1ビットの取込値をCPU11に送出する。CPU11
は取込値の「1」→「0」変化を検知して取込時期毎に
エコー有りの回数を計数する。次に、任意の取込時期以
前の4周期分のそれぞれの受波回数の和から、さらに以
前の複数周期分のそれぞれの受波回数の和に係数2を乗
じた値を引いて積算受波回数を算出し、この積算受波回
数の最大値を与える取込時期及び受波回数を求め、この
取込時期及び受波回数に基づいて皮脂厚を算出する。
織に向けて複数回発射し、皮下脂肪組織と筋肉組織との
境界面からの皮脂エコーを含む一群のエコーを受波す
る。波形整形器7は受波信号をエコーの有る無しに対応
した信号に変換して出力し、シリアルI/O8は、波形
整形器7の出力信号を所定の取込周期で取り込んだ後、
1ビットの取込値をCPU11に送出する。CPU11
は取込値の「1」→「0」変化を検知して取込時期毎に
エコー有りの回数を計数する。次に、任意の取込時期以
前の4周期分のそれぞれの受波回数の和から、さらに以
前の複数周期分のそれぞれの受波回数の和に係数2を乗
じた値を引いて積算受波回数を算出し、この積算受波回
数の最大値を与える取込時期及び受波回数を求め、この
取込時期及び受波回数に基づいて皮脂厚を算出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、超音波パルスを
生体の所定の皮膚下の生体組織に向けて放射し、皮下脂
肪組織と筋肉組織との境界面から戻って来るエコーを調
べることにより、皮脂厚を測定する超音波皮脂厚測定装
置に関する。
生体の所定の皮膚下の生体組織に向けて放射し、皮下脂
肪組織と筋肉組織との境界面から戻って来るエコーを調
べることにより、皮脂厚を測定する超音波皮脂厚測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、肥満と種々の疾病との高い相関関
係が指摘され、また、美容への関心も高まり、肥満度の
簡便な検査方法が要望されている。従来、この肥満度を
簡単に知るために、例えば、皮脂厚を測定することが行
われている。この皮脂厚の測定装置としては、生体の体
内に向けて超音波パルスを発射し、この超音波パルスが
皮下脂肪組織と筋肉組織との境界面で反射して戻ってく
るエコーを検出して皮脂厚を測定する超音波皮脂厚測定
装置が知られている。例えば、特表昭57−50090
0号公報に記載の超音波皮脂厚測定装置は、パルス発生
器で発生させた電気パルス信号を超音波トランスデュー
サに供給して超音波パルスを生体の体内に向けて発射
し、戻ってきたエコーを受波して電気信号に変換し、こ
の電気信号が所定のしきい値を越えたら所望のエコーを
検出したとして、超音波パルスの送出からエコーの検出
までに要した時間に基づいて、皮脂厚を測定する構成を
とっている。
係が指摘され、また、美容への関心も高まり、肥満度の
簡便な検査方法が要望されている。従来、この肥満度を
簡単に知るために、例えば、皮脂厚を測定することが行
われている。この皮脂厚の測定装置としては、生体の体
内に向けて超音波パルスを発射し、この超音波パルスが
皮下脂肪組織と筋肉組織との境界面で反射して戻ってく
るエコーを検出して皮脂厚を測定する超音波皮脂厚測定
装置が知られている。例えば、特表昭57−50090
0号公報に記載の超音波皮脂厚測定装置は、パルス発生
器で発生させた電気パルス信号を超音波トランスデュー
サに供給して超音波パルスを生体の体内に向けて発射
し、戻ってきたエコーを受波して電気信号に変換し、こ
の電気信号が所定のしきい値を越えたら所望のエコーを
検出したとして、超音波パルスの送出からエコーの検出
までに要した時間に基づいて、皮脂厚を測定する構成を
とっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の超音波皮脂厚測定装置においては、超音波パル
スを送出して戻ってくるエコーの強度に基づいて皮脂厚
の算出を行うようにしているために、ハードウェアが複
雑となってコストが嵩んでしまうという問題がある。ま
た、複数回の測定を行ってこれらの測定値の平均値を皮
脂厚として求める方法も考えられているが、この方法で
は、皮下脂肪組織と筋肉組織との境界面以外の複数の部
位又は境界面からのエコーも同時に検出してしまい、か
つ、これらのエコーから所望のエコーを分離して皮脂厚
を算出することができないため、測定精度が低いという
欠点がある。
報記載の超音波皮脂厚測定装置においては、超音波パル
スを送出して戻ってくるエコーの強度に基づいて皮脂厚
の算出を行うようにしているために、ハードウェアが複
雑となってコストが嵩んでしまうという問題がある。ま
た、複数回の測定を行ってこれらの測定値の平均値を皮
脂厚として求める方法も考えられているが、この方法で
は、皮下脂肪組織と筋肉組織との境界面以外の複数の部
位又は境界面からのエコーも同時に検出してしまい、か
つ、これらのエコーから所望のエコーを分離して皮脂厚
を算出することができないため、測定精度が低いという
欠点がある。
【0004】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、単純な回路構成により安価で、しかも、高い測
定精度を有する超音波皮脂厚測定装置を提供することを
目的としている。
もので、単純な回路構成により安価で、しかも、高い測
定精度を有する超音波皮脂厚測定装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、電気信号と超音波との相互
変換を行う振動子及び超音波を伝達する遅延部材を有し
て超音波の送受信を行う超音波トランスデューサと、該
超音波トランスデューサによる超音波の送信を制御する
送信制御手段と、入力される上記超音波トランスデュー
サが受信した信号に基づいて、エコーの有る無しに対応
した信号を生成して出力するエコー有無信号生成手段
と、該エコー有無信号生成手段の出力に基づいて、生体
の所定の皮脂厚を算出する皮脂厚演算手段とを備え、上
記送信制御手段は、1回の測定に際し、超音波をK(K
は2以上の自然数)回送信する制御を行う構成とされ、
上記皮脂厚演算手段は、上記超音波トランスデューサが
超音波を送信する毎に、上記エコー有無信号生成手段か
らの出力信号を所定の時間間隔で取り込み、各取込時期
毎のエコー有りの回数を送信残響及び上記遅延部材の端
面で反射した端面エコーを除いて求め、所定の漸化式を
用いて取込時期に対するエコー有りの分布を示す値に変
換して、さらに、該エコー有りの分布を示す値の最大値
を求め、該最大値に基づいて、皮脂厚を演算する構成と
されている超音波皮脂厚測定装置であって、上記漸化式
は、着目する第N(Nは0又は自然数)番目の取込時期
と、当該取込時期よりも前の任意の複数の取込時期との
それぞれについて、エコー有りの回数に所定の係数を乗
じた値の総和を、第N番目の取込時期でのエコー有りの
分布を示す値として与える式であることを特徴としてい
る。
に、請求項1記載の発明は、電気信号と超音波との相互
変換を行う振動子及び超音波を伝達する遅延部材を有し
て超音波の送受信を行う超音波トランスデューサと、該
超音波トランスデューサによる超音波の送信を制御する
送信制御手段と、入力される上記超音波トランスデュー
サが受信した信号に基づいて、エコーの有る無しに対応
した信号を生成して出力するエコー有無信号生成手段
と、該エコー有無信号生成手段の出力に基づいて、生体
の所定の皮脂厚を算出する皮脂厚演算手段とを備え、上
記送信制御手段は、1回の測定に際し、超音波をK(K
は2以上の自然数)回送信する制御を行う構成とされ、
上記皮脂厚演算手段は、上記超音波トランスデューサが
超音波を送信する毎に、上記エコー有無信号生成手段か
らの出力信号を所定の時間間隔で取り込み、各取込時期
毎のエコー有りの回数を送信残響及び上記遅延部材の端
面で反射した端面エコーを除いて求め、所定の漸化式を
用いて取込時期に対するエコー有りの分布を示す値に変
換して、さらに、該エコー有りの分布を示す値の最大値
を求め、該最大値に基づいて、皮脂厚を演算する構成と
されている超音波皮脂厚測定装置であって、上記漸化式
は、着目する第N(Nは0又は自然数)番目の取込時期
と、当該取込時期よりも前の任意の複数の取込時期との
それぞれについて、エコー有りの回数に所定の係数を乗
じた値の総和を、第N番目の取込時期でのエコー有りの
分布を示す値として与える式であることを特徴としてい
る。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の超音波皮脂厚測定装置であって、上記漸化式は、着
目する第N番目の取込時期と、当該取込時期よりも前の
任意の複数の取込時期とのそれぞれについてのエコー有
りの回数の和から、当該複数の取込時期よりもさらに前
の任意の連続した複数の取込時期のそれぞれについての
エコー有りの回数の和に2以上の所定の係数を乗じた値
を引いた結果を第N番目の取込時期での上記エコー有り
の分布を示す値として与える式であると共に、上記皮脂
厚演算手段は、上記所定の漸化式を用いて求めた上記エ
コー有りの分布を示す値の最大値を与える取込時期を求
め、該取込時期及び該取込時期におけるエコー有りの回
数に基づいて、上記皮脂厚を算出する構成とされている
ことを特徴としている。
載の超音波皮脂厚測定装置であって、上記漸化式は、着
目する第N番目の取込時期と、当該取込時期よりも前の
任意の複数の取込時期とのそれぞれについてのエコー有
りの回数の和から、当該複数の取込時期よりもさらに前
の任意の連続した複数の取込時期のそれぞれについての
エコー有りの回数の和に2以上の所定の係数を乗じた値
を引いた結果を第N番目の取込時期での上記エコー有り
の分布を示す値として与える式であると共に、上記皮脂
厚演算手段は、上記所定の漸化式を用いて求めた上記エ
コー有りの分布を示す値の最大値を与える取込時期を求
め、該取込時期及び該取込時期におけるエコー有りの回
数に基づいて、上記皮脂厚を算出する構成とされている
ことを特徴としている。
【0007】さらにまた、請求項3記載の発明は、請求
項1又は2記載の超音波皮脂厚測定装置であって、上記
エコー有無信号生成手段は、入力される上記超音波トラ
ンスデューサが受信した信号と時間の減衰関数である所
定のしきい値とを比較することにより上記エコーの有る
無しに対応した信号を出力する構成とされていることを
特徴としている。
項1又は2記載の超音波皮脂厚測定装置であって、上記
エコー有無信号生成手段は、入力される上記超音波トラ
ンスデューサが受信した信号と時間の減衰関数である所
定のしきい値とを比較することにより上記エコーの有る
無しに対応した信号を出力する構成とされていることを
特徴としている。
【0008】
【作用】この発明の構成によれば、エコーの有無を検知
して皮下脂肪組織と筋肉組織との境界面で反射して戻っ
てきた皮脂エコーを検出するので、エコー有無信号生成
手段から出力されるエコーの有る無しに対応した信号は
1ビットで事足り、それ故、エコーの強度を計測する方
式に比べて大幅にハードウェアを簡略化することがで
き、コストも低く抑えることができる。また、動作時間
も大幅に短縮することができる。また、皮脂厚演算手段
によって各取込時期毎にエコー有りの回数を計数する際
に、例えば、送信残響や端面エコーの影響を排除するこ
とができ、かつ、所定の漸化式を用いてエコー有りの分
布を示す値の最大値を求める過程で、例えば、皮脂エコ
ーの後に到来する筋肉組織と臓器との境界面で反射して
戻ってくるエコーの影響を取り除くことができるので、
皮脂エコーに関する情報を的確に抽出することができ
る。それ故、皮脂厚を正確に算出することができる。さ
らに、多数回超音波を発射して計測を行い、エコー有り
の回数の時間的分布から所定の漸化式により求めたエコ
ー有りの分布を示す値の最大値に基づいて皮脂厚を算出
すれば、一段と精度の高い計測ができる。
して皮下脂肪組織と筋肉組織との境界面で反射して戻っ
てきた皮脂エコーを検出するので、エコー有無信号生成
手段から出力されるエコーの有る無しに対応した信号は
1ビットで事足り、それ故、エコーの強度を計測する方
式に比べて大幅にハードウェアを簡略化することがで
き、コストも低く抑えることができる。また、動作時間
も大幅に短縮することができる。また、皮脂厚演算手段
によって各取込時期毎にエコー有りの回数を計数する際
に、例えば、送信残響や端面エコーの影響を排除するこ
とができ、かつ、所定の漸化式を用いてエコー有りの分
布を示す値の最大値を求める過程で、例えば、皮脂エコ
ーの後に到来する筋肉組織と臓器との境界面で反射して
戻ってくるエコーの影響を取り除くことができるので、
皮脂エコーに関する情報を的確に抽出することができ
る。それ故、皮脂厚を正確に算出することができる。さ
らに、多数回超音波を発射して計測を行い、エコー有り
の回数の時間的分布から所定の漸化式により求めたエコ
ー有りの分布を示す値の最大値に基づいて皮脂厚を算出
すれば、一段と精度の高い計測ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1は、この発明の一実施例である超
音波皮脂厚測定装置の電気的構成を示すブロック図、図
2は、同装置の外観図、図3は、同装置の使用状態を示
す模式図、図4は、同装置の動作の説明に用いられる
図、また、図5は、同装置の動作処理手順を示すフロー
チャートである。この例の超音波皮脂厚測定装置は、図
1乃至図3に示すように、電気パルス信号が所定の周期
で入力される度に、これに応答して、測定部位である被
験者の、例えば、腹部の皮膚Ma下の生体組織に向けて
所定の回数だけ超音波パルスAiを発射すると共に、皮
下脂肪組織Mbと筋肉組織Mcとの境界面Yから戻って
くるエコー(以下、皮脂エコーという)Aeを含むエコ
ー群を受波して受波信号(電気信号)に変換する超音波
トランスデューサ(以下、単に、トランスデューサとい
う)1と、このトランスデューサ1に電気パルス信号を
供給し、トランスデューサ1から出力される上記受波信
号を処理してエコーの有る無しに対応した信号Sに変換
した後、所定の演算処理を施すことにより、皮脂厚の算
出を行う装置本体2と、トランスデューサ1と装置本体
2とを接続するケーブル3とから概略なっている。
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1は、この発明の一実施例である超
音波皮脂厚測定装置の電気的構成を示すブロック図、図
2は、同装置の外観図、図3は、同装置の使用状態を示
す模式図、図4は、同装置の動作の説明に用いられる
図、また、図5は、同装置の動作処理手順を示すフロー
チャートである。この例の超音波皮脂厚測定装置は、図
1乃至図3に示すように、電気パルス信号が所定の周期
で入力される度に、これに応答して、測定部位である被
験者の、例えば、腹部の皮膚Ma下の生体組織に向けて
所定の回数だけ超音波パルスAiを発射すると共に、皮
下脂肪組織Mbと筋肉組織Mcとの境界面Yから戻って
くるエコー(以下、皮脂エコーという)Aeを含むエコ
ー群を受波して受波信号(電気信号)に変換する超音波
トランスデューサ(以下、単に、トランスデューサとい
う)1と、このトランスデューサ1に電気パルス信号を
供給し、トランスデューサ1から出力される上記受波信
号を処理してエコーの有る無しに対応した信号Sに変換
した後、所定の演算処理を施すことにより、皮脂厚の算
出を行う装置本体2と、トランスデューサ1と装置本体
2とを接続するケーブル3とから概略なっている。
【0010】上記トランスデューサ1は、チタンジルコ
ン酸鉛(PZT)等の円板状の厚み振動型圧電素子の両
面に電極層を有する超音波振動子1aを主要部として構
成され、この超音波振動子1aの一方の電極面(超音波
パルスAiの送受波面)には、送信残響の効果を除去を
するために、ポリエチレンバルク等の超音波遅延スペー
サ1bが固着されている。なお、送信残響が皮脂エコー
Aeの受波に影響を及ぼさない場合には、超音波遅延ス
ペーサ1bを省略できる。ここで、精度の高い測定を行
うには、トランスデューサ1の送受波面から平面波とみ
なして差し支えのない超音波パルスAiを皮膚Ma下の
生体組織に向けて放射でき、平面波とみなして差し支え
のない皮脂エコーAeが送受波面に戻ってくるのが望ま
しいことから、トランスデューサ1としては、送受波面
をできるだけ広くしたものが好適である(この例では、
送受波面の直径Dを15[mm]に設定)。
ン酸鉛(PZT)等の円板状の厚み振動型圧電素子の両
面に電極層を有する超音波振動子1aを主要部として構
成され、この超音波振動子1aの一方の電極面(超音波
パルスAiの送受波面)には、送信残響の効果を除去を
するために、ポリエチレンバルク等の超音波遅延スペー
サ1bが固着されている。なお、送信残響が皮脂エコー
Aeの受波に影響を及ぼさない場合には、超音波遅延ス
ペーサ1bを省略できる。ここで、精度の高い測定を行
うには、トランスデューサ1の送受波面から平面波とみ
なして差し支えのない超音波パルスAiを皮膚Ma下の
生体組織に向けて放射でき、平面波とみなして差し支え
のない皮脂エコーAeが送受波面に戻ってくるのが望ま
しいことから、トランスデューサ1としては、送受波面
をできるだけ広くしたものが好適である(この例では、
送受波面の直径Dを15[mm]に設定)。
【0011】上記装置本体2は、パルス発生器4と、整
合回路5と、増幅器6と、波形整形器7と、シリアルI
/O8と、ROM9と、RAM10と、CPU(中央処
理装置)11と、表示器12とから構成されている。パ
ルス発生器4は、ケーブル3を介してトランスデューサ
1に接続され、中心周波数略1MHzの電気パルス信号
を所定の周期(例えば、100msec)で繰り返し生成し
て、トランスデューサ1に送信する。この超音波パルス
の周期は、後述するエコー到達時間Taよりも充分長く
設定されている。整合回路5は、ケーブル3を介して接
続されるトランスデューサ1と装置本体2との間で、最
大のエネルギ効率で信号の授受ができるように、インピ
ーダンスの整合を行う。それゆえ、受波信号は、トラン
スデューサ1の超音波振動子1aが皮脂エコーAeを含
むエコー群を受波する度に、トランスデューサ1から出
力され、整合回路5を介して、エネルギの損失なしに、
増幅器6に入力される。増幅器6は、整合回路5を経由
して入力される受波信号を所定の増幅度で増幅した後、
波形整形器7に入力する。波形整形器7は、図示せぬL
C構成のバンドパスフィルタ、コンパレータ、しきい値
電圧発生回路等を備え、増幅器6によって増幅された受
波信号にフィルタ処理を施して、ノイズ成分を除去すべ
く線形に波形整形した後、波形整形されたアナログの受
波信号としきい値電圧発生回路から出力された所定の基
準検出電圧Vtとをコンパレータによって比較して、受
波信号が基準検出電圧Vtを越えないときに「1」、基
準検出電圧Vtを越えたときに「0」となる1ビットの
エコーの有る無しに対応した信号Sに順次変換し、シリ
アルI/O8に送出する。ここで、基準検出電圧Vt
は、図4に示すように、時間の経過と共に所定の時定数
で減衰するように設定してある。シリアルI/O8は、
このエコーの有る無しに対応した信号Sを所定の取込周
期Ts(例えば、1.33μsec)で取り込んだ後、
取り込んだ取込値をCPU11に送出する。なお、この
取込周期Tsは、皮下脂肪組織Mb中の超音波パルスの
伝播速度cとの間で[c×Ts=2mm]の関係を大凡
満たすように設定されている。
合回路5と、増幅器6と、波形整形器7と、シリアルI
/O8と、ROM9と、RAM10と、CPU(中央処
理装置)11と、表示器12とから構成されている。パ
ルス発生器4は、ケーブル3を介してトランスデューサ
1に接続され、中心周波数略1MHzの電気パルス信号
を所定の周期(例えば、100msec)で繰り返し生成し
て、トランスデューサ1に送信する。この超音波パルス
の周期は、後述するエコー到達時間Taよりも充分長く
設定されている。整合回路5は、ケーブル3を介して接
続されるトランスデューサ1と装置本体2との間で、最
大のエネルギ効率で信号の授受ができるように、インピ
ーダンスの整合を行う。それゆえ、受波信号は、トラン
スデューサ1の超音波振動子1aが皮脂エコーAeを含
むエコー群を受波する度に、トランスデューサ1から出
力され、整合回路5を介して、エネルギの損失なしに、
増幅器6に入力される。増幅器6は、整合回路5を経由
して入力される受波信号を所定の増幅度で増幅した後、
波形整形器7に入力する。波形整形器7は、図示せぬL
C構成のバンドパスフィルタ、コンパレータ、しきい値
電圧発生回路等を備え、増幅器6によって増幅された受
波信号にフィルタ処理を施して、ノイズ成分を除去すべ
く線形に波形整形した後、波形整形されたアナログの受
波信号としきい値電圧発生回路から出力された所定の基
準検出電圧Vtとをコンパレータによって比較して、受
波信号が基準検出電圧Vtを越えないときに「1」、基
準検出電圧Vtを越えたときに「0」となる1ビットの
エコーの有る無しに対応した信号Sに順次変換し、シリ
アルI/O8に送出する。ここで、基準検出電圧Vt
は、図4に示すように、時間の経過と共に所定の時定数
で減衰するように設定してある。シリアルI/O8は、
このエコーの有る無しに対応した信号Sを所定の取込周
期Ts(例えば、1.33μsec)で取り込んだ後、
取り込んだ取込値をCPU11に送出する。なお、この
取込周期Tsは、皮下脂肪組織Mb中の超音波パルスの
伝播速度cとの間で[c×Ts=2mm]の関係を大凡
満たすように設定されている。
【0012】ROM9は、オペレーティングシステム
(OS)の他に、CPU11が皮脂厚を算出するために
実行する処理プログラムを格納する。この処理プログラ
ムは、1パルスを発射して1群のエコーを受波する毎
に、すなわち、各測定回K毎に、シリアルI/O8から
送出されてきた1ビットのエコーの有る無しに対応した
信号Sの取込値が「1」から「0」へ変化したかどうか
を、各取込周期Ts毎に、すなわち、超音波パルスAi
がトランスデューサ1から皮膚Ma下の生体組織に向け
て発射された時点から起算した取込時期N毎に検知する
手順、所定の回数超音波パルスAiを発射して対応する
エコー群を受波した際、各取込時期Nにおいて取込値の
「1」から「0」への変化の回数、すなわち、エコー有
りの回数を積算して、取込時期Nにおける、すなわち、
N周期目におけるエコーの受波回数M Nを求めるする手
順、これに先だって送信残響や超音波遅延スペーサ1b
の皮膚Ma側の端面からのエコー(以下、端面エコーと
いう)等を除外する手順、取込時期N毎に求めた受波回
数MNに基づいて、任意の取込時期Nについて、所定の
漸化多項式によって与えられる後述する積算受波回数Y
Nを算出する手順、積算受波回数YNのなかで最大値を与
える取込時期Nを求める手順、この取込時期Nとこのと
きの受波回数MNとに基づいて皮脂厚Dを求める手順等
が記述されている。なお、この処理プログラムでは、皮
脂エコーの到達時間Taは、次のようにして求められ
る。まず、積算受波回数YNを、取込時期Nにおける受
波回数MNに関する漸化多項式である式(1)により求
める。
(OS)の他に、CPU11が皮脂厚を算出するために
実行する処理プログラムを格納する。この処理プログラ
ムは、1パルスを発射して1群のエコーを受波する毎
に、すなわち、各測定回K毎に、シリアルI/O8から
送出されてきた1ビットのエコーの有る無しに対応した
信号Sの取込値が「1」から「0」へ変化したかどうか
を、各取込周期Ts毎に、すなわち、超音波パルスAi
がトランスデューサ1から皮膚Ma下の生体組織に向け
て発射された時点から起算した取込時期N毎に検知する
手順、所定の回数超音波パルスAiを発射して対応する
エコー群を受波した際、各取込時期Nにおいて取込値の
「1」から「0」への変化の回数、すなわち、エコー有
りの回数を積算して、取込時期Nにおける、すなわち、
N周期目におけるエコーの受波回数M Nを求めるする手
順、これに先だって送信残響や超音波遅延スペーサ1b
の皮膚Ma側の端面からのエコー(以下、端面エコーと
いう)等を除外する手順、取込時期N毎に求めた受波回
数MNに基づいて、任意の取込時期Nについて、所定の
漸化多項式によって与えられる後述する積算受波回数Y
Nを算出する手順、積算受波回数YNのなかで最大値を与
える取込時期Nを求める手順、この取込時期Nとこのと
きの受波回数MNとに基づいて皮脂厚Dを求める手順等
が記述されている。なお、この処理プログラムでは、皮
脂エコーの到達時間Taは、次のようにして求められ
る。まず、積算受波回数YNを、取込時期Nにおける受
波回数MNに関する漸化多項式である式(1)により求
める。
【0013】
【数1】
【0014】MN-1,MN-2,…:それぞれ、取込時期N
−1,N−2,…における受波回数但し、取込時期N
は、0から上限取込時期N0まで取り得る。この例で
は、[N0=35]である。また、式(1)において、
N−1の値が定義されていない場合は、[MN-1=MN-2
=…=0]とする。例えば、[N=0]のときは、[Y
0=M0]となる。式(1)によって各取込時期Nについ
て求められた積算受波回数YNのうち、最も大きい最大
積算受波回数YXと、最大積算受波回数YXを与える最大
度数時取込時期NXとを用いて、皮脂エコーの到達時間
Taは、式(2)によって得ることができる。
−1,N−2,…における受波回数但し、取込時期N
は、0から上限取込時期N0まで取り得る。この例で
は、[N0=35]である。また、式(1)において、
N−1の値が定義されていない場合は、[MN-1=MN-2
=…=0]とする。例えば、[N=0]のときは、[Y
0=M0]となる。式(1)によって各取込時期Nについ
て求められた積算受波回数YNのうち、最も大きい最大
積算受波回数YXと、最大積算受波回数YXを与える最大
度数時取込時期NXとを用いて、皮脂エコーの到達時間
Taは、式(2)によって得ることができる。
【0015】
【数2】
【0016】NX+1,NX+2,…:それぞれ、取込時期N
X+1,NX+2,… MX+1,MX+2,…:それぞれ、取込時期NX+1,NX+
2,…における受波回数 ところで、皮脂厚Dは、式(3)によって与えられる。
X+1,NX+2,… MX+1,MX+2,…:それぞれ、取込時期NX+1,NX+
2,…における受波回数 ところで、皮脂厚Dは、式(3)によって与えられる。
【0017】
【数3】
【0018】ここで、所定の時間間隔Ts[μsec]
は、皮下脂肪組織Mb中の超音波パルスの伝播速度c
[mm/μsec]との間で[c×Ts=2mm]の関
係を大凡満たすように設定されているので、もし、皮脂
エコーの到達時間Taが[Ta=Ts]であれば、皮脂厚
Dは、[D=1mm]と算出される。したがって、皮脂
厚D[mm]は、式(4)により算出される。
は、皮下脂肪組織Mb中の超音波パルスの伝播速度c
[mm/μsec]との間で[c×Ts=2mm]の関
係を大凡満たすように設定されているので、もし、皮脂
エコーの到達時間Taが[Ta=Ts]であれば、皮脂厚
Dは、[D=1mm]と算出される。したがって、皮脂
厚D[mm]は、式(4)により算出される。
【0019】
【数4】
【0020】すなわち、取込時期Nは無次元量である
が、式(4)の計算結果がこのままミリメートル単位で
表現された皮脂厚Dとなる。
が、式(4)の計算結果がこのままミリメートル単位で
表現された皮脂厚Dとなる。
【0021】RAM10は、CPU11の作業領域が設
定されるワーキングエリアと、各種データを一時記憶す
るデータエリアとを有し、データエリアには、各測定回
Kにおける各取込時期N毎の取込値や、所定の測定回数
の測定が完了した後の各取込時期N毎の受波回数MN等
を記憶するエコーデータメモリエリア等が設定されてい
る。CPU11は、ROM9に格納されている上述の各
種処理プログラムをRAM10を用いて実行することに
より、パルス発生器4や波形整形器7を始め装置各部を
制御して、1パルスを発射して1群のエコーを受波する
毎に、シリアルI/O8からエコーの有る無しに対応し
た信号Sの取込値を受け取り、さらに、この取込値の
「1」から「0」への変化を検知して、各取込時期N毎
のエコーの受波回数MNを求め、さらに、皮脂厚Dを得
る。また、表示器12は、液晶ディスプレイ等からな
り、CPU11の制御により、算出された皮脂厚Dをミ
リメートル単位で表示する。
定されるワーキングエリアと、各種データを一時記憶す
るデータエリアとを有し、データエリアには、各測定回
Kにおける各取込時期N毎の取込値や、所定の測定回数
の測定が完了した後の各取込時期N毎の受波回数MN等
を記憶するエコーデータメモリエリア等が設定されてい
る。CPU11は、ROM9に格納されている上述の各
種処理プログラムをRAM10を用いて実行することに
より、パルス発生器4や波形整形器7を始め装置各部を
制御して、1パルスを発射して1群のエコーを受波する
毎に、シリアルI/O8からエコーの有る無しに対応し
た信号Sの取込値を受け取り、さらに、この取込値の
「1」から「0」への変化を検知して、各取込時期N毎
のエコーの受波回数MNを求め、さらに、皮脂厚Dを得
る。また、表示器12は、液晶ディスプレイ等からな
り、CPU11の制御により、算出された皮脂厚Dをミ
リメートル単位で表示する。
【0022】次に、図3乃至図5を参照して、この例の
動作(皮脂厚の算出における主としてCPU11の処理
の流れ)について説明する。装置に電源が投入される
と、CPU11は、装置各部のプリセット、カウンタや
各種レジスタ、各種フラグの初期設定を行った後(ステ
ップSP10(図5))、測定開始スイッチが押下され
るのを待つ(ステップSP11)。ここで、操作者は、
図3に示すように、被験者の測定部位である腹部の皮膚
Maの表面Wに、超音波ゲル13を塗り、超音波ゲル1
3を介してトランスデューサ1を皮膚Maの表面Wに当
て、送受波面を皮質Ma下の生体組織に向けた状態で、
測定開始スイッチをオンとする。測定開始スイッチがオ
ンとされると(ステップSP11)、CPU11は、図
5に示す処理手順に従って測定動作を開始する。
動作(皮脂厚の算出における主としてCPU11の処理
の流れ)について説明する。装置に電源が投入される
と、CPU11は、装置各部のプリセット、カウンタや
各種レジスタ、各種フラグの初期設定を行った後(ステ
ップSP10(図5))、測定開始スイッチが押下され
るのを待つ(ステップSP11)。ここで、操作者は、
図3に示すように、被験者の測定部位である腹部の皮膚
Maの表面Wに、超音波ゲル13を塗り、超音波ゲル1
3を介してトランスデューサ1を皮膚Maの表面Wに当
て、送受波面を皮質Ma下の生体組織に向けた状態で、
測定開始スイッチをオンとする。測定開始スイッチがオ
ンとされると(ステップSP11)、CPU11は、図
5に示す処理手順に従って測定動作を開始する。
【0023】CPU11は、測定回Kの値を初期設定値
の「0」から「1」へ書き換え(ステップSP12)、
第1回目の測定を始める。CPU11は、まず、パルス
発生器4に1パルス発生命令を発行する(ステップSP
13)。パルス発生器4は、CPU11から1パルス発
生命令を受けると、電気パルス信号をトランスデューサ
1に送信する。トランスデューサ1は、パルス発生器4
から電気パルス信号の供給を受けると、被験者の皮質M
a下の生体組織に向けて(取り扱う短い距離の間では平
面波とみなして差し支えのない)超音波パルスAiを発
射する。図3に示すように、トランスデューサ1から発
射された超音波パルスAiは、超音波遅延スペーサ1b
の皮膚Ma側の端面で一部が反射され、残りが皮膚Ma
の表面Wから皮膚Ma内に注入される。さらに、皮膚M
a内に注入された超音波パルスは、皮膚Maと皮下脂肪
組織Mbとの境界面Xで一部が反射され、残りが皮下脂
肪組織Mb内に注入される。皮下脂肪組織Mb内に注入
された超音波パルスは、一部は、皮下脂肪組織Mb内の
例えば、血管等で反射され、残りは、皮下脂肪組織Mb
と筋肉組織Mcとの境界面Yに到達する。そして、一部
は境界面Yで反射されて皮脂エコーAeとなり、残り
は、筋肉組織Mc内に注入されて筋肉組織Mcと臓器M
dとの境界面Zへ到達し、一部は境界面Zで反射され
る。これら皮脂エコーAe等一群のエコーは、入射超音
波Aiとは逆の経路を辿り、再びトランスデューサ1の
超音波振動子1aによって受波される。それゆえ、トラ
ンスデューサ1では、超音波パルスAiの発射後、ま
ず、送信残響が、続いて、端面エコーが、少し遅れて、
皮下脂肪組織Mb内の血管等で反射されたエコー(以
下、皮下脂肪組織内エコーという)が、さらに遅れて、
皮脂エコーAeが、そしてその後に、筋肉組織Mcと臓
器Mdとの境界面Zからのエコー(以下、筋肉組織エコ
ーという)が超音波振動子1aによってそれぞれ受波さ
れて、電気的な受波信号にそれぞれ変換される。生成さ
れた受波信号は、ケーブル3を介して装置本体2(整合
回路5)に入力され、増幅器6において所定の増幅度で
増幅され、波形整形器7に入力される。ここで、波形整
形器7には、送信残響に対応する信号に続いて、図4に
示すように、上記端面エコーに対応する信号p1、皮下
脂肪組織内エコーに対応する信号p2、皮脂エコーAe
に対応する信号p3、筋肉組織エコーに対応する信号p
4の順に入力される。
の「0」から「1」へ書き換え(ステップSP12)、
第1回目の測定を始める。CPU11は、まず、パルス
発生器4に1パルス発生命令を発行する(ステップSP
13)。パルス発生器4は、CPU11から1パルス発
生命令を受けると、電気パルス信号をトランスデューサ
1に送信する。トランスデューサ1は、パルス発生器4
から電気パルス信号の供給を受けると、被験者の皮質M
a下の生体組織に向けて(取り扱う短い距離の間では平
面波とみなして差し支えのない)超音波パルスAiを発
射する。図3に示すように、トランスデューサ1から発
射された超音波パルスAiは、超音波遅延スペーサ1b
の皮膚Ma側の端面で一部が反射され、残りが皮膚Ma
の表面Wから皮膚Ma内に注入される。さらに、皮膚M
a内に注入された超音波パルスは、皮膚Maと皮下脂肪
組織Mbとの境界面Xで一部が反射され、残りが皮下脂
肪組織Mb内に注入される。皮下脂肪組織Mb内に注入
された超音波パルスは、一部は、皮下脂肪組織Mb内の
例えば、血管等で反射され、残りは、皮下脂肪組織Mb
と筋肉組織Mcとの境界面Yに到達する。そして、一部
は境界面Yで反射されて皮脂エコーAeとなり、残り
は、筋肉組織Mc内に注入されて筋肉組織Mcと臓器M
dとの境界面Zへ到達し、一部は境界面Zで反射され
る。これら皮脂エコーAe等一群のエコーは、入射超音
波Aiとは逆の経路を辿り、再びトランスデューサ1の
超音波振動子1aによって受波される。それゆえ、トラ
ンスデューサ1では、超音波パルスAiの発射後、ま
ず、送信残響が、続いて、端面エコーが、少し遅れて、
皮下脂肪組織Mb内の血管等で反射されたエコー(以
下、皮下脂肪組織内エコーという)が、さらに遅れて、
皮脂エコーAeが、そしてその後に、筋肉組織Mcと臓
器Mdとの境界面Zからのエコー(以下、筋肉組織エコ
ーという)が超音波振動子1aによってそれぞれ受波さ
れて、電気的な受波信号にそれぞれ変換される。生成さ
れた受波信号は、ケーブル3を介して装置本体2(整合
回路5)に入力され、増幅器6において所定の増幅度で
増幅され、波形整形器7に入力される。ここで、波形整
形器7には、送信残響に対応する信号に続いて、図4に
示すように、上記端面エコーに対応する信号p1、皮下
脂肪組織内エコーに対応する信号p2、皮脂エコーAe
に対応する信号p3、筋肉組織エコーに対応する信号p
4の順に入力される。
【0024】波形整形器7は、入力される上述した信号
p1,p2,p3,p4を含む1群のエコーに対応した
受波信号を、コンパレータによって基準検出電圧Vtと
比較して、基準検出電圧Vtを越えないときに「1」、
越えたときに「0」となるエコーの有る無しに対応した
信号Sに変換し(ステップSP14)、シリアルI/O
8へ送出する。シリアルI/O8は、このエコーの有る
無しに対応した信号Sを取込周期Tsで取り込んだ後、
取り込んだ取込値をCPU11に転送する。CPU11
は、シリアルI/O8から、取込時期Nが0から35ま
での、すなわち、35周期目までの計36個のそれぞれ
1ビットのエコーの受波の有無を表す取込値S10,
S11,S12,…,S135を順次取り込んで、測定回Kが
1のときのエコーの有無を表すデータとして、RAM1
0のエコーデータメモリエリアに記憶する(ステップS
P15)。次に、RAM10に記憶させた36個の取込
値について、前回の取込時期(N−1)での値「1」か
ら今回の取込時期Nでの値「0」へ変化している取込値
を見つけ、このときの取込時期Nに「1」から「0」へ
の変化の有無を表す検出値m1Nの値「1」を対応させ、
「1」から「0」への変化がなかったときは、検出値m
1Nの値は「0」とする(ステップSP16)。ここで、
m10,m11,m12,m13の値を「0」とし、皮脂エコー
Aeに対応する信号p3の前に取り入れられた信号p
1,p2等不要な信号を排除する(ステップSP1
7)。そして、これら検出値m1N(N=0〜35)の値
もRAM10のエコーデータメモリエリアに記憶する。
p1,p2,p3,p4を含む1群のエコーに対応した
受波信号を、コンパレータによって基準検出電圧Vtと
比較して、基準検出電圧Vtを越えないときに「1」、
越えたときに「0」となるエコーの有る無しに対応した
信号Sに変換し(ステップSP14)、シリアルI/O
8へ送出する。シリアルI/O8は、このエコーの有る
無しに対応した信号Sを取込周期Tsで取り込んだ後、
取り込んだ取込値をCPU11に転送する。CPU11
は、シリアルI/O8から、取込時期Nが0から35ま
での、すなわち、35周期目までの計36個のそれぞれ
1ビットのエコーの受波の有無を表す取込値S10,
S11,S12,…,S135を順次取り込んで、測定回Kが
1のときのエコーの有無を表すデータとして、RAM1
0のエコーデータメモリエリアに記憶する(ステップS
P15)。次に、RAM10に記憶させた36個の取込
値について、前回の取込時期(N−1)での値「1」か
ら今回の取込時期Nでの値「0」へ変化している取込値
を見つけ、このときの取込時期Nに「1」から「0」へ
の変化の有無を表す検出値m1Nの値「1」を対応させ、
「1」から「0」への変化がなかったときは、検出値m
1Nの値は「0」とする(ステップSP16)。ここで、
m10,m11,m12,m13の値を「0」とし、皮脂エコー
Aeに対応する信号p3の前に取り入れられた信号p
1,p2等不要な信号を排除する(ステップSP1
7)。そして、これら検出値m1N(N=0〜35)の値
もRAM10のエコーデータメモリエリアに記憶する。
【0025】次に、CPU11は、これから積算してい
くこととなる取込時期Nにおける受波回数MN(N=0
〜35)に、それぞれ、検出値m1Nが「1」であれば、
前回の値に「1」を加算し、検出値m1Nが「0」であれ
ばそのままとする(ステップSP18)。今回は、最初
の測定(K=1)であるので、初期値「0」に検出値m
1Nの値を加算する。そして、この結果、受波回数M
N(N=0〜35)のなかで、値が上限積算度数M0(こ
の例ではM0=15)となるものがあるかどうかを調べ
る(ステップSP19)。もし、1つも15に達してい
ないときは、現在の測定回Kが上限測定回数K0(この
例では、K0=127)であるかどうか判断する(ステ
ップSP20)。この結果、現在の測定回Kが上限測定
回数K0に達していないときは、測定回Kの値に「1」
を加算して(ステップSP21)、次の測定に進み、ス
テップSP13以降の処理を繰り返す。もし、現在の測
定回Kが上限測定回数K0に達した場合は、積算受波回
数YNの計算を始める(ステップSP22)。ステップ
SP19において、受波回数MN(N=0〜35)のな
かで、値が15となるものが1つでもあった場合にも、
積算受波回数YNの計算を始める。ここで、各取込時期
N(N=0〜35)について、それぞれ、式(1)にし
たがって、積算受波回数YNの値を算出し、算出の結果
をRAM10のエコーデータメモリエリアに記憶する。
これらN=0〜35における受波回数MNや積算受波回
数YN等の結果は、例えば、表1に示すようになる。
くこととなる取込時期Nにおける受波回数MN(N=0
〜35)に、それぞれ、検出値m1Nが「1」であれば、
前回の値に「1」を加算し、検出値m1Nが「0」であれ
ばそのままとする(ステップSP18)。今回は、最初
の測定(K=1)であるので、初期値「0」に検出値m
1Nの値を加算する。そして、この結果、受波回数M
N(N=0〜35)のなかで、値が上限積算度数M0(こ
の例ではM0=15)となるものがあるかどうかを調べ
る(ステップSP19)。もし、1つも15に達してい
ないときは、現在の測定回Kが上限測定回数K0(この
例では、K0=127)であるかどうか判断する(ステ
ップSP20)。この結果、現在の測定回Kが上限測定
回数K0に達していないときは、測定回Kの値に「1」
を加算して(ステップSP21)、次の測定に進み、ス
テップSP13以降の処理を繰り返す。もし、現在の測
定回Kが上限測定回数K0に達した場合は、積算受波回
数YNの計算を始める(ステップSP22)。ステップ
SP19において、受波回数MN(N=0〜35)のな
かで、値が15となるものが1つでもあった場合にも、
積算受波回数YNの計算を始める。ここで、各取込時期
N(N=0〜35)について、それぞれ、式(1)にし
たがって、積算受波回数YNの値を算出し、算出の結果
をRAM10のエコーデータメモリエリアに記憶する。
これらN=0〜35における受波回数MNや積算受波回
数YN等の結果は、例えば、表1に示すようになる。
【0026】
【表1】
【0027】そして、CPU11は、ステップSP22
において算出された積算受波回数Y N(N=0〜35)
の中から最大の値を有する最大積算受波回数YXを選び
出し、この最大積算受波回数YXに対応する最大度数時
取込時期NXを求め、RAM10のエコーデータメモリ
エリアに記憶する(ステップSP23)。ここで、式
(1)にしたがって最大積算受波回数YXを求める際、
皮脂エコーAeに対応する信号p3の後に取り入れられ
る筋肉組織エコーに対応する信号p4に関しては、例え
ば、式(1)において、受波回数MNが信号p4を取り
入れたときの受波回数に相当するとすれば、これより前
の信号p3を取り入れたときの受波回数を含む数周期分
の受波回数の和[MN-5+…+MN-11]に係数「2」を
掛けた値を上記受波回数MNから差し引くこととなるの
で、このときの積算受波回数YNが最大積算受波回数YX
となることはない。このため、以後の皮脂厚Dの計算に
おいて、筋肉組織エコーの影響は排除される。CPU1
1は、この後、式(4)にしたがって、皮脂厚Dを計算
し(ステップSP24)、計算結果を表示器12にmm
単位で表示させる(ステップSP25)。この例では、
表1に示される計測結果より、[NX=9]であり、
[D=9mm]と算出される。
において算出された積算受波回数Y N(N=0〜35)
の中から最大の値を有する最大積算受波回数YXを選び
出し、この最大積算受波回数YXに対応する最大度数時
取込時期NXを求め、RAM10のエコーデータメモリ
エリアに記憶する(ステップSP23)。ここで、式
(1)にしたがって最大積算受波回数YXを求める際、
皮脂エコーAeに対応する信号p3の後に取り入れられ
る筋肉組織エコーに対応する信号p4に関しては、例え
ば、式(1)において、受波回数MNが信号p4を取り
入れたときの受波回数に相当するとすれば、これより前
の信号p3を取り入れたときの受波回数を含む数周期分
の受波回数の和[MN-5+…+MN-11]に係数「2」を
掛けた値を上記受波回数MNから差し引くこととなるの
で、このときの積算受波回数YNが最大積算受波回数YX
となることはない。このため、以後の皮脂厚Dの計算に
おいて、筋肉組織エコーの影響は排除される。CPU1
1は、この後、式(4)にしたがって、皮脂厚Dを計算
し(ステップSP24)、計算結果を表示器12にmm
単位で表示させる(ステップSP25)。この例では、
表1に示される計測結果より、[NX=9]であり、
[D=9mm]と算出される。
【0028】上記構成によれば、エコーの有無を検知し
て皮下脂肪組織Mbと筋肉組織Mcとの境界面Yで反射
して戻ってきた皮脂エコーAeを検出するので、波形整
形器7から出力されるエコーの有る無しに対応した信号
Sは1ビットで事足り、それ故、エコーの強度を計測す
る方式に比べて大幅にハードウェアを簡略化することが
でき、コストも低く抑えることができる。また、動作時
間も大幅に短縮することができる。また、皮脂エコーA
eのエコーの有る無しに対応した信号Sの取込値の
「1」から「0」への変化を検知した後に、例えば、検
出値m10,m11,m12,m13の値を「0」とすることに
より、送信残響や端面エコー等の影響を排除することが
でき、かつ、式(1)を用いて積算受波回数YNを求
め、最大積算受波回数YXを探す過程で、例えば、筋肉
組織Mcと臓器Mdとの境界面Zで反射して戻ってきた
筋肉組織エコーに対応する積算受波回数YNを排除する
ことができるため、皮下脂肪組織と筋肉組織との境界面
で反射して戻ってきた皮脂エコーAeに対応する積算受
波回数YNを最大積算受波回数YXとして選ぶことができ
るので、皮脂厚Dを正確に算出することができる。ま
た、多数回超音波を発射して計測を行い、エコーの受波
回数MNの時間的分布から式(1)により求めた最大積
算受波回数YXに基づいて皮脂厚Dを算出するので、一
段と精度の高い計測ができる。また、取込周期TSは、
皮下脂肪組織中の音速cとの積[cTS]が略2mm
(すなわち、皮脂厚Dが略1mmに相当)になるように
設定されているので、何周期目かが分かれば、皮脂厚D
を直ちに知ることができる。さらに、波形整形器7は、
コンパレータにおいて、所定の基準検出電圧VTと信号
p1,p2,p3,p4等を比較して、「1」又は
「0」の1ビットのエコーの有る無しに対応した信号S
に変換するため、ここで、信号p2等の弱い信号は除外
されるので、効率的に所望の信号を抽出するために役立
つ。
て皮下脂肪組織Mbと筋肉組織Mcとの境界面Yで反射
して戻ってきた皮脂エコーAeを検出するので、波形整
形器7から出力されるエコーの有る無しに対応した信号
Sは1ビットで事足り、それ故、エコーの強度を計測す
る方式に比べて大幅にハードウェアを簡略化することが
でき、コストも低く抑えることができる。また、動作時
間も大幅に短縮することができる。また、皮脂エコーA
eのエコーの有る無しに対応した信号Sの取込値の
「1」から「0」への変化を検知した後に、例えば、検
出値m10,m11,m12,m13の値を「0」とすることに
より、送信残響や端面エコー等の影響を排除することが
でき、かつ、式(1)を用いて積算受波回数YNを求
め、最大積算受波回数YXを探す過程で、例えば、筋肉
組織Mcと臓器Mdとの境界面Zで反射して戻ってきた
筋肉組織エコーに対応する積算受波回数YNを排除する
ことができるため、皮下脂肪組織と筋肉組織との境界面
で反射して戻ってきた皮脂エコーAeに対応する積算受
波回数YNを最大積算受波回数YXとして選ぶことができ
るので、皮脂厚Dを正確に算出することができる。ま
た、多数回超音波を発射して計測を行い、エコーの受波
回数MNの時間的分布から式(1)により求めた最大積
算受波回数YXに基づいて皮脂厚Dを算出するので、一
段と精度の高い計測ができる。また、取込周期TSは、
皮下脂肪組織中の音速cとの積[cTS]が略2mm
(すなわち、皮脂厚Dが略1mmに相当)になるように
設定されているので、何周期目かが分かれば、皮脂厚D
を直ちに知ることができる。さらに、波形整形器7は、
コンパレータにおいて、所定の基準検出電圧VTと信号
p1,p2,p3,p4等を比較して、「1」又は
「0」の1ビットのエコーの有る無しに対応した信号S
に変換するため、ここで、信号p2等の弱い信号は除外
されるので、効率的に所望の信号を抽出するために役立
つ。
【0029】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述した
実施例においては、上限積算度数は15としたが、これ
以上であっても良い。同様に、上限測定回数は127と
は限らない。また、上限取込時期も35に限らない。ま
た、トランスデューサを構成する超音波振動子は、厚み
振動型に限らず、撓み振動型でも良い。同様に、使用中
心周波数は、1MHzに限らない。また、算出された被
験者の皮脂厚に基づいて被験者の肥満の程度を判断する
アルゴリズムをROMに格納し、このアルゴリズムによ
ってCPUが演算した結果を表示器に出力するようにし
ても良い。また、上述した実施例においては、腹部につ
いて皮脂厚の計測を行ったが、測定部位は腹部に限らな
い。また、式(1)において、右辺の各項の係数は、M
N,MN-1,MN-2,MN-3については「1」、MN-5,
…,MN-11については、「−2」としたが、 これらの
値に限らず、適宜変更しても良い。また、同様に、式
(4)の右辺の分子の各項、NXMX,NX+1MX+1,N
X+2MX+2,NX+3MX+3の係数、分母の各項、MX,
MX +1,MX+2,MX+3の係数についても、必ずしも
「1」でなくても良く、また、それぞれ、別々の値を取
り得る。また、式(4)においては、4周期分の範囲内
で演算を行っているが、適宜増減しても良い。さらに、
取込周期と皮下脂肪組織中の音速との積が略2mmとな
るように取込周期を設定しているが、2mmとは限らな
い。
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述した
実施例においては、上限積算度数は15としたが、これ
以上であっても良い。同様に、上限測定回数は127と
は限らない。また、上限取込時期も35に限らない。ま
た、トランスデューサを構成する超音波振動子は、厚み
振動型に限らず、撓み振動型でも良い。同様に、使用中
心周波数は、1MHzに限らない。また、算出された被
験者の皮脂厚に基づいて被験者の肥満の程度を判断する
アルゴリズムをROMに格納し、このアルゴリズムによ
ってCPUが演算した結果を表示器に出力するようにし
ても良い。また、上述した実施例においては、腹部につ
いて皮脂厚の計測を行ったが、測定部位は腹部に限らな
い。また、式(1)において、右辺の各項の係数は、M
N,MN-1,MN-2,MN-3については「1」、MN-5,
…,MN-11については、「−2」としたが、 これらの
値に限らず、適宜変更しても良い。また、同様に、式
(4)の右辺の分子の各項、NXMX,NX+1MX+1,N
X+2MX+2,NX+3MX+3の係数、分母の各項、MX,
MX +1,MX+2,MX+3の係数についても、必ずしも
「1」でなくても良く、また、それぞれ、別々の値を取
り得る。また、式(4)においては、4周期分の範囲内
で演算を行っているが、適宜増減しても良い。さらに、
取込周期と皮下脂肪組織中の音速との積が略2mmとな
るように取込周期を設定しているが、2mmとは限らな
い。
【0030】
【発明の効果】この発明の構成によれば、エコーの有無
を検知して皮下脂肪組織と筋肉組織との境界面で反射し
て戻ってきた皮脂エコーを検出するので、エコー有無信
号生成手段から出力されるエコーの有る無しに対応した
信号は1ビットで事足り、それ故、エコーの強度を計測
する方式に比べて大幅にハードウェアを簡略化すること
ができ、コストも低く抑えることができる。また、動作
時間も大幅に短縮することができる。また、皮脂厚演算
手段によって各取込時期毎にエコー有りの回数を計数す
る際に、例えば、送信残響や端面エコーの影響を排除す
ることができ、かつ、所定の漸化式を用いてエコー有り
の分布を示す値の最大値を求める過程で、例えば、皮脂
エコーの後に到来する筋肉組織と臓器との境界面で反射
して戻ってくるエコーの影響を取り除くことができるの
で、皮脂エコーに関する情報を的確に抽出することがで
きる。それ故、皮脂厚を正確に算出することができる。
さらに、多数回超音波を発射して計測を行い、エコー有
りの回数の時間的分布から所定の漸化式により求めたエ
コー有りの分布を示す値の最大値に基づいて皮脂厚を算
出すれば、一段と精度の高い計測ができる。
を検知して皮下脂肪組織と筋肉組織との境界面で反射し
て戻ってきた皮脂エコーを検出するので、エコー有無信
号生成手段から出力されるエコーの有る無しに対応した
信号は1ビットで事足り、それ故、エコーの強度を計測
する方式に比べて大幅にハードウェアを簡略化すること
ができ、コストも低く抑えることができる。また、動作
時間も大幅に短縮することができる。また、皮脂厚演算
手段によって各取込時期毎にエコー有りの回数を計数す
る際に、例えば、送信残響や端面エコーの影響を排除す
ることができ、かつ、所定の漸化式を用いてエコー有り
の分布を示す値の最大値を求める過程で、例えば、皮脂
エコーの後に到来する筋肉組織と臓器との境界面で反射
して戻ってくるエコーの影響を取り除くことができるの
で、皮脂エコーに関する情報を的確に抽出することがで
きる。それ故、皮脂厚を正確に算出することができる。
さらに、多数回超音波を発射して計測を行い、エコー有
りの回数の時間的分布から所定の漸化式により求めたエ
コー有りの分布を示す値の最大値に基づいて皮脂厚を算
出すれば、一段と精度の高い計測ができる。
【図1】この発明の一実施例である超音波皮脂厚測定装
置の電気的構成を示すブロック図である。
置の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】同装置の外観図である。
【図3】同装置の使用状態を示す模式図である。
【図4】同装置の動作の説明に用いられる説明図であ
る。
る。
【図5】同装置の動作処理手順を示すフローチャートで
ある。
ある。
1 トランスデューサ(超音波トランスデューサ) 1a 超音波振動子(振動子) 1b 超音波遅延スペーサ(遅延部材) 7 波形整形器(エコー有無信号生成手段) 8 シリアルI/O(皮脂厚演算手段の一部) 11 CPU(送信制御手段、皮脂厚演算手段の一
部) Ai 超音波パルス(超音波) Ae 皮脂エコー(エコーの一部)
部) Ai 超音波パルス(超音波) Ae 皮脂エコー(エコーの一部)
Claims (3)
- 【請求項1】 電気信号と超音波との相互変換を行う振
動子及び超音波を伝達する遅延部材を有して超音波の送
受信を行う超音波トランスデューサと、 該超音波トランスデューサによる超音波の送信を制御す
る送信制御手段と、 入力される前記超音波トランスデューサが受信した信号
に基づいて、エコーの有る無しに対応した信号を生成し
て出力するエコー有無信号生成手段と、 該エコー有無信号生成手段の出力に基づいて、生体の所
定の皮脂厚を算出する皮脂厚演算手段とを備え、 前記送信制御手段は、1回の測定に際し、超音波をK
(Kは2以上の自然数)回送信する制御を行う構成とさ
れ、前記皮脂厚演算手段は、前記超音波トランスデュー
サが超音波を送信する毎に、前記エコー有無信号生成手
段からの出力信号を所定の時間間隔で取り込み、各取込
時期毎のエコー有りの回数を送信残響及び前記遅延部材
の端面で反射した端面エコーを除いて求め、所定の漸化
式を用いて取込時期に対するエコー有りの分布を示す値
に変換して、さらに、該エコー有りの分布を示す値の最
大値を求め、該最大値に基づいて、皮脂厚を演算する構
成とされている超音波皮脂厚測定装置であって、 前記漸化式は、着目する第N(Nは0又は自然数)番目
の取込時期と、当該取込時期よりも前の任意の複数の取
込時期とのそれぞれについて、エコー有りの回数に所定
の係数を乗じた値の総和を、第N番目の取込時期でのエ
コー有りの分布を示す値として与える式であることを特
徴とする超音波皮脂厚測定装置。 - 【請求項2】 前記漸化式は、着目する第N番目の取込
時期と、当該取込時期よりも前の任意の複数の取込時期
とのそれぞれについてのエコー有りの回数の和から、当
該複数の取込時期よりもさらに前の任意の連続した複数
の取込時期のそれぞれについてのエコー有りの回数の和
に2以上の所定の係数を乗じた値を引いた結果を第N番
目の取込時期での前記エコー有りの分布を示す値として
与える式であると共に、 前記皮脂厚演算手段は、前記所定の漸化式を用いて求め
た前記エコー有りの分布を示す値の最大値を与える取込
時期を求め、該取込時期及び該取込時期におけるエコー
有りの回数に基づいて、前記皮脂厚を算出する構成とさ
れていることを特徴とする請求項1記載の超音波皮脂厚
測定装置。 - 【請求項3】 前記エコー有無信号生成手段は、入力さ
れる前記超音波トランスデューサが受信した信号と時間
の減衰関数である所定のしきい値とを比較することによ
り前記エコーの有る無しに対応した信号を出力する構成
とされていることを特徴とする請求項1又は2記載の超
音波皮脂厚測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8105334A JPH09292214A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 超音波皮脂厚測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8105334A JPH09292214A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 超音波皮脂厚測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09292214A true JPH09292214A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14404834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8105334A Pending JPH09292214A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 超音波皮脂厚測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09292214A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6475144B1 (en) | 2001-06-19 | 2002-11-05 | Unilever Home & Personal Care Usa, Division Of Conopco, Inc. | Non-contact method for measuring amount of skin sebum or oil in real time using fiber optic probe |
| US6524242B2 (en) | 2001-06-19 | 2003-02-25 | Unilever Home & Personal Care Usa, Division Of Conopco, Inc. | Non-contact method for measuring amount of sebum or oil on substrate in real time using fluorescence dye |
| CN103126726A (zh) * | 2011-11-25 | 2013-06-05 | 重庆海扶医疗科技股份有限公司 | 一种脂肪厚度测量装置 |
| CN114869338A (zh) * | 2022-05-11 | 2022-08-09 | 北京工业大学 | 一种高性能的人体皮下脂肪厚度测量仪 |
| CN117308838A (zh) * | 2023-06-27 | 2023-12-29 | 成都飞机工业(集团)有限责任公司 | 超声测厚系统的回波次数获取方法、装置、介质及设备 |
-
1996
- 1996-04-25 JP JP8105334A patent/JPH09292214A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6475144B1 (en) | 2001-06-19 | 2002-11-05 | Unilever Home & Personal Care Usa, Division Of Conopco, Inc. | Non-contact method for measuring amount of skin sebum or oil in real time using fiber optic probe |
| US6524242B2 (en) | 2001-06-19 | 2003-02-25 | Unilever Home & Personal Care Usa, Division Of Conopco, Inc. | Non-contact method for measuring amount of sebum or oil on substrate in real time using fluorescence dye |
| CN103126726A (zh) * | 2011-11-25 | 2013-06-05 | 重庆海扶医疗科技股份有限公司 | 一种脂肪厚度测量装置 |
| CN114869338A (zh) * | 2022-05-11 | 2022-08-09 | 北京工业大学 | 一种高性能的人体皮下脂肪厚度测量仪 |
| CN117308838A (zh) * | 2023-06-27 | 2023-12-29 | 成都飞机工业(集团)有限责任公司 | 超声测厚系统的回波次数获取方法、装置、介质及设备 |
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