JPH09292336A - 色度測定方法及び装置並びにその装置を用いた水処理制御方法 - Google Patents
色度測定方法及び装置並びにその装置を用いた水処理制御方法Info
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- JPH09292336A JPH09292336A JP10502896A JP10502896A JPH09292336A JP H09292336 A JPH09292336 A JP H09292336A JP 10502896 A JP10502896 A JP 10502896A JP 10502896 A JP10502896 A JP 10502896A JP H09292336 A JPH09292336 A JP H09292336A
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Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Spectrometry And Color Measurement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】被測定液の濁質に影響されず、且つ、装置自体
の性能変化にも対応でき、水処理制御用の色度モニタと
して高性能を発揮することができ、更には膜型浄水シス
テムの無人化にも寄与することのできる色度測定方法及
び装置並びにその装置を用いた水処理制御方法を提供す
る。 【解決手段】被測定液の色度を測定する測定方法におい
て、色度吸収の大きな400nmの波長と色度吸収の殆
どない620nmの波長の2波長の光線を用い、それぞ
れの波長の光線について被測定液が充填された吸収セル
16の内部と外部を通した時の吸光度を測定し、得られ
た各吸光度と、予め求めた吸光度と色度の関係から被測
定液の色度を算出する。
の性能変化にも対応でき、水処理制御用の色度モニタと
して高性能を発揮することができ、更には膜型浄水シス
テムの無人化にも寄与することのできる色度測定方法及
び装置並びにその装置を用いた水処理制御方法を提供す
る。 【解決手段】被測定液の色度を測定する測定方法におい
て、色度吸収の大きな400nmの波長と色度吸収の殆
どない620nmの波長の2波長の光線を用い、それぞ
れの波長の光線について被測定液が充填された吸収セル
16の内部と外部を通した時の吸光度を測定し、得られ
た各吸光度と、予め求めた吸光度と色度の関係から被測
定液の色度を算出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は色度測定方法及び装
置並びにその装置を用いた水処理制御方法に係り、特
に、水道水等の浄水を得るための水処理分野で用いられ
る色度測定方法及び装置並びにその装置を用いた水処理
制御方法に関する。
置並びにその装置を用いた水処理制御方法に係り、特
に、水道水等の浄水を得るための水処理分野で用いられ
る色度測定方法及び装置並びにその装置を用いた水処理
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】水道水の水質基準において、水道水の色
度を5度以下にするように規定されている。河川水や地
下水などの水道原水中に含まれる色度起因物質は、主に
フミン質や金属(Fe,Mn等)であり、これらが混在
した状態で、色度は測定される。そして、水道公定法で
定められた色度測定方法としては、比色法と透過光測定
法の2つの測定方法がある。
度を5度以下にするように規定されている。河川水や地
下水などの水道原水中に含まれる色度起因物質は、主に
フミン質や金属(Fe,Mn等)であり、これらが混在
した状態で、色度は測定される。そして、水道公定法で
定められた色度測定方法としては、比色法と透過光測定
法の2つの測定方法がある。
【0003】色度測定方法のうち比色法は肉眼による比
色であるため、人為的な誤差を生じやすく、また連続的
な測定は不可能である。一方、透過光測定法は、波長3
90nmでの吸光度を測定して色度を求める方法であり
連続測定が可能である。このことから、透過光測定法を
利用した色度測定装置を、浄水製造における浄水システ
ムの色度モニタとして用い、この色度モニタから送られ
る色度情報に基づいて凝集剤や塩素剤等の薬品の注入量
を制御する試みがなされている。
色であるため、人為的な誤差を生じやすく、また連続的
な測定は不可能である。一方、透過光測定法は、波長3
90nmでの吸光度を測定して色度を求める方法であり
連続測定が可能である。このことから、透過光測定法を
利用した色度測定装置を、浄水製造における浄水システ
ムの色度モニタとして用い、この色度モニタから送られ
る色度情報に基づいて凝集剤や塩素剤等の薬品の注入量
を制御する試みがなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
色度測定装置は、濁質成分や吸収セルの汚れの影響に
よる誤差が生じ易い。光源の劣化による光度の変動
や、受光部の光検出素子やその増幅器の劣化による光度
の変動により測定値がばらつき易いという欠点があり、
安定した測定を行うことができない。
色度測定装置は、濁質成分や吸収セルの汚れの影響に
よる誤差が生じ易い。光源の劣化による光度の変動
や、受光部の光検出素子やその増幅器の劣化による光度
の変動により測定値がばらつき易いという欠点があり、
安定した測定を行うことができない。
【0005】この為、浄水システムに、従来の色度測定
装置を用いて水処理制御を行う場合、処理水の水質の安
定化の点から、色度測定装置からの色度値がある程度の
バラツキを考慮して過剰量の薬品を注入せざるを得ない
為、不経済であった。更に、近年開発された膜型浄水シ
ステムは、無人化が可能であることが大きな特徴となっ
ている。しかし、膜型浄水システムには水質の変化や装
置自体の性能変化に影響されない、所謂メンテナンスを
殆ど必要としない無人連続色度装置が必要とされ、これ
に対応する色度測定装置が要望されている。
装置を用いて水処理制御を行う場合、処理水の水質の安
定化の点から、色度測定装置からの色度値がある程度の
バラツキを考慮して過剰量の薬品を注入せざるを得ない
為、不経済であった。更に、近年開発された膜型浄水シ
ステムは、無人化が可能であることが大きな特徴となっ
ている。しかし、膜型浄水システムには水質の変化や装
置自体の性能変化に影響されない、所謂メンテナンスを
殆ど必要としない無人連続色度装置が必要とされ、これ
に対応する色度測定装置が要望されている。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、被測定液の濁質に影響されず、且つ、装置自
体の性能変化にも対応でき、水処理制御用の色度モニタ
として高性能を発揮することができ、更には膜型浄水シ
ステムの無人化にも寄与することのできる色度測定方法
及び装置並びにその装置を用いた水処理制御方法を提供
することを目的とする。
たもので、被測定液の濁質に影響されず、且つ、装置自
体の性能変化にも対応でき、水処理制御用の色度モニタ
として高性能を発揮することができ、更には膜型浄水シ
ステムの無人化にも寄与することのできる色度測定方法
及び装置並びにその装置を用いた水処理制御方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は前記目的を達成す
るために、被測定液の色度を測定する測定方法におい
て、色度吸収を有する第1の波長と該第1の波長より色
度吸収の小さな第2の波長の2波長の光線を用い、それ
ぞれの波長の光線について前記被測定液が満たされた吸
収セルの内部と外部を通した時の吸光度を測定し、得ら
れた各吸光度と、予め求めた吸光度と色度の関係から前
記被測定液の色度を算出することを特徴とする。
るために、被測定液の色度を測定する測定方法におい
て、色度吸収を有する第1の波長と該第1の波長より色
度吸収の小さな第2の波長の2波長の光線を用い、それ
ぞれの波長の光線について前記被測定液が満たされた吸
収セルの内部と外部を通した時の吸光度を測定し、得ら
れた各吸光度と、予め求めた吸光度と色度の関係から前
記被測定液の色度を算出することを特徴とする。
【0008】また、本発明は前記目的を達成するため
に、被測定液の色度を測定する測定装置において、光源
と、前記光源から発せられた光線を、色度吸収を有する
第1の波長と該第1の波長より色度吸収の小さな第2の
波長の2波長を選択すると共に、どちらか1方の波長に
切り換える選択・切替手段と、前記選択・切替手段で得
られた波長の光線を前記被測定液が満たされた吸収セル
の内部と外部を通る2つの光路に分ける分岐手段と、前
記選択・切替手段で得られる2波長の光線について前記
分岐手段で2光路に分岐して得られる各光線の各吸光度
を測定する吸光度測定手段と、前記測定された各吸光度
と、予め求めた吸光度と色度の関係から前記被測定液の
色度を算出する算出手段と、を備えていることを特徴と
する。
に、被測定液の色度を測定する測定装置において、光源
と、前記光源から発せられた光線を、色度吸収を有する
第1の波長と該第1の波長より色度吸収の小さな第2の
波長の2波長を選択すると共に、どちらか1方の波長に
切り換える選択・切替手段と、前記選択・切替手段で得
られた波長の光線を前記被測定液が満たされた吸収セル
の内部と外部を通る2つの光路に分ける分岐手段と、前
記選択・切替手段で得られる2波長の光線について前記
分岐手段で2光路に分岐して得られる各光線の各吸光度
を測定する吸光度測定手段と、前記測定された各吸光度
と、予め求めた吸光度と色度の関係から前記被測定液の
色度を算出する算出手段と、を備えていることを特徴と
する。
【0009】本発明によれば、色度吸収を有する第1の
波長と、第1の波長より色度吸収の小さな第2の波長の
2波長の光線を、被測定液が満たされた吸収セルを通し
て得られた各吸光度の差から色度を算出するため、濁質
成分による誤差や吸収セルの汚れによる誤差が生じず安
定した色度測定ができる。更に、第1及び第2の波長の
光を、吸収セルの内部と外部を通すようにしたので、光
源の光度、吸光度測定手段の光検出素子やその増幅器等
の劣化や変動のように装置性能に起因する測定値のバラ
ツキも常時補正することができる。従って、色度を精度
良く、且つ安定して測定することができる。
波長と、第1の波長より色度吸収の小さな第2の波長の
2波長の光線を、被測定液が満たされた吸収セルを通し
て得られた各吸光度の差から色度を算出するため、濁質
成分による誤差や吸収セルの汚れによる誤差が生じず安
定した色度測定ができる。更に、第1及び第2の波長の
光を、吸収セルの内部と外部を通すようにしたので、光
源の光度、吸光度測定手段の光検出素子やその増幅器等
の劣化や変動のように装置性能に起因する測定値のバラ
ツキも常時補正することができる。従って、色度を精度
良く、且つ安定して測定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る色度測定方法及び装置並びにその装置を用いた水処理
制御方法の好ましい実施の形態を詳説する。図1は本発
明の色度測定装置の実施の形態の全体構成の一例を示す
構成図である。
る色度測定方法及び装置並びにその装置を用いた水処理
制御方法の好ましい実施の形態を詳説する。図1は本発
明の色度測定装置の実施の形態の全体構成の一例を示す
構成図である。
【0011】図1に示すように、色度を測定する地下
水、下水、工場廃水等の被測定液は、送液ポンプ12に
より気液分離器14に導かれて脱気された後、色度測定
装置10の吸収セル16の一方端から入って吸収セル1
6内を満たし、吸収セル16の他方端から装置10の系
外に排出される。色度測定装置10は、色度吸収の大き
な第1の波長と色度吸収の小さな第2の波長の2波長の
光線の吸光度を測定でき、且つ吸収セル16の内部と外
部を通る2つの光路を有するダブルビーム方式になるよ
うに構成される。また、2度と5度の色度標準液の吸収
スペクトルにおける吸光度と波長との関係を示した図2
から分かるように、波長が400nmで大きな色度吸収
を得ることができ、波長が600nm以上になるとほと
んど吸収が無いことが分かる。よって、第1の波長とし
て400nmを用い、第2の波長として620nmを用
いた場合の例で説明する。尚、第1及び第2の波長は、
400nm及び620nmに限定されるものではなく、
その近傍の波長を選択することができる。また、第1の
波長と第2の波長の吸光度差が大きくなるように2波長
を設定することが精度の点で良い。
水、下水、工場廃水等の被測定液は、送液ポンプ12に
より気液分離器14に導かれて脱気された後、色度測定
装置10の吸収セル16の一方端から入って吸収セル1
6内を満たし、吸収セル16の他方端から装置10の系
外に排出される。色度測定装置10は、色度吸収の大き
な第1の波長と色度吸収の小さな第2の波長の2波長の
光線の吸光度を測定でき、且つ吸収セル16の内部と外
部を通る2つの光路を有するダブルビーム方式になるよ
うに構成される。また、2度と5度の色度標準液の吸収
スペクトルにおける吸光度と波長との関係を示した図2
から分かるように、波長が400nmで大きな色度吸収
を得ることができ、波長が600nm以上になるとほと
んど吸収が無いことが分かる。よって、第1の波長とし
て400nmを用い、第2の波長として620nmを用
いた場合の例で説明する。尚、第1及び第2の波長は、
400nm及び620nmに限定されるものではなく、
その近傍の波長を選択することができる。また、第1の
波長と第2の波長の吸光度差が大きくなるように2波長
を設定することが精度の点で良い。
【0012】色度測定装置10の構成を光源18から受
光部20までの光路に沿って説明すると、光源18から
の白色光は集光レンズ22を通って、光源ボックス24
から発せられる。この光源ボックス24に隣接して光源
ボックス24の内部温度上昇を防止するための送風ファ
ン26が配設される。光源ボックス24を出た白色光は
波長選択・切替器28の波長選択部30において400
nm若しくは620nmの波長の光が選択される。波長
選択部30はそれ自体が回転し、400nm若しくは6
20nmの回折格子32が光路に位置することにより何
れか一方の波長が選択される。また、波長選択部30の
近傍には、回折格子32が光路上に正しく位置している
か否かを検出するための位置検出部34が配設され、正
しく位置していない場合には、図示しない補正装置によ
り補正される。この波長選択・切替器28を通過して単
色光となった光線は、ミラー36により90°光路を変
えてハーフミラー38に至る。ハーフミラー38では、
ハーフミラー38の反射と透過の作用により、光線は2
つの光路に分岐される。この分岐した光線のうち、ハー
フミラー38を透過した光線はミラー40を介して集光
レンズ42に集められ、被測定液が満たされた吸収セル
16を通過する。尚、吸収セル16は、色度の微小な被
測定液の場合には、光路長が通常の吸収セル(10〜5
0mm)よりも長い500mmのものを使用すると感度
を高めることができる。吸収セル16を通った透過光は
ミラー44により90°光路を変えて集光レンズ46に
集められ、光路切替器48に至る。
光部20までの光路に沿って説明すると、光源18から
の白色光は集光レンズ22を通って、光源ボックス24
から発せられる。この光源ボックス24に隣接して光源
ボックス24の内部温度上昇を防止するための送風ファ
ン26が配設される。光源ボックス24を出た白色光は
波長選択・切替器28の波長選択部30において400
nm若しくは620nmの波長の光が選択される。波長
選択部30はそれ自体が回転し、400nm若しくは6
20nmの回折格子32が光路に位置することにより何
れか一方の波長が選択される。また、波長選択部30の
近傍には、回折格子32が光路上に正しく位置している
か否かを検出するための位置検出部34が配設され、正
しく位置していない場合には、図示しない補正装置によ
り補正される。この波長選択・切替器28を通過して単
色光となった光線は、ミラー36により90°光路を変
えてハーフミラー38に至る。ハーフミラー38では、
ハーフミラー38の反射と透過の作用により、光線は2
つの光路に分岐される。この分岐した光線のうち、ハー
フミラー38を透過した光線はミラー40を介して集光
レンズ42に集められ、被測定液が満たされた吸収セル
16を通過する。尚、吸収セル16は、色度の微小な被
測定液の場合には、光路長が通常の吸収セル(10〜5
0mm)よりも長い500mmのものを使用すると感度
を高めることができる。吸収セル16を通った透過光は
ミラー44により90°光路を変えて集光レンズ46に
集められ、光路切替器48に至る。
【0013】一方、ハーフミラー38で反射した光線
は、集光レンズ50を通過し、ミラー52により90°
光路が変えられて光路切替器48に至る経路を形成する
ことにより、吸収セル16の外部(空気中)を通過す
る。光路切替器48にはスリットを有した回転板54が
装着されており、ハーフミラー38で分岐された各光路
にスリットが合うように回転する。光路切替器48の近
傍には、スリットが光路上に位置しているか否かを検出
するための位置検出部56が配設され、正しく位置して
いない場合には、図示しない補正装置により補正され
る。
は、集光レンズ50を通過し、ミラー52により90°
光路が変えられて光路切替器48に至る経路を形成する
ことにより、吸収セル16の外部(空気中)を通過す
る。光路切替器48にはスリットを有した回転板54が
装着されており、ハーフミラー38で分岐された各光路
にスリットが合うように回転する。光路切替器48の近
傍には、スリットが光路上に位置しているか否かを検出
するための位置検出部56が配設され、正しく位置して
いない場合には、図示しない補正装置により補正され
る。
【0014】光路切替器48のスリットを通過した光線
のうち、吸収セル16の内部を通過した光線はミラー5
5により受光器20に導かれると共に、吸収セル16の
外部を通過した光線はミラー58により受光器20に導
かれ、受光器20で各吸光度が測定される。即ち、受光
器20では、400nmの波長で吸収セル16の内部と
外部を通った2点、及び620nmの波長で吸収セル1
6の内部と外部を通った2点の合計4点の吸光度が測定
される。そして、受光器20では、受光器20で測定さ
れた各吸光度の測定情報及び、波長切替器で選択した波
長、光路切替器で設定したスリット等の設定情報が演算
器60に送られる。
のうち、吸収セル16の内部を通過した光線はミラー5
5により受光器20に導かれると共に、吸収セル16の
外部を通過した光線はミラー58により受光器20に導
かれ、受光器20で各吸光度が測定される。即ち、受光
器20では、400nmの波長で吸収セル16の内部と
外部を通った2点、及び620nmの波長で吸収セル1
6の内部と外部を通った2点の合計4点の吸光度が測定
される。そして、受光器20では、受光器20で測定さ
れた各吸光度の測定情報及び、波長切替器で選択した波
長、光路切替器で設定したスリット等の設定情報が演算
器60に送られる。
【0015】演算器60では、色度吸収の大きい400
nmの波長と色度吸収のほとんど無い620nmの波長
の2波長における吸光度差を求め、被測定液の濁質成分
による誤差や吸収セル16の汚れによる誤差をキャンセ
ルする。更に、演算器60では、400nmと620n
mのそれぞれについて吸収セル16の内部と外部のダブ
ルビームの吸光度差を求め、光源18の光度の劣化や変
動、受光器20の光検出素子やその増幅器の劣化や変動
等の装置性能に起因する誤差をキャンセルする。そし
て、これらの誤差をキャンセルした後の400nmにお
ける吸光度と、演算器60に予め入力されている吸光度
と色度との検量線に基づいた関係式から被測定液の色度
が算出される。演算器60としては通常のコンピュータ
を使用することができる。
nmの波長と色度吸収のほとんど無い620nmの波長
の2波長における吸光度差を求め、被測定液の濁質成分
による誤差や吸収セル16の汚れによる誤差をキャンセ
ルする。更に、演算器60では、400nmと620n
mのそれぞれについて吸収セル16の内部と外部のダブ
ルビームの吸光度差を求め、光源18の光度の劣化や変
動、受光器20の光検出素子やその増幅器の劣化や変動
等の装置性能に起因する誤差をキャンセルする。そし
て、これらの誤差をキャンセルした後の400nmにお
ける吸光度と、演算器60に予め入力されている吸光度
と色度との検量線に基づいた関係式から被測定液の色度
が算出される。演算器60としては通常のコンピュータ
を使用することができる。
【0016】このように構成された本発明の色度測定装
置10によれば、吸収の大きい波長と吸収のほとんど無
い波長の吸光度を測定し、その差から色度を計算で求め
るため、濁質成分による誤差や吸収セルの汚れによる誤
差が生じず、安定した色度測定が可能である。また、吸
収セル16の内部と外部の2か所に光線を通すダブルビ
ーム方式とすることで、光源の光度、受光器20の光検
出素子やその増幅器の変動等の装置性能に起因する測定
値のばらつきを常時補正できる。
置10によれば、吸収の大きい波長と吸収のほとんど無
い波長の吸光度を測定し、その差から色度を計算で求め
るため、濁質成分による誤差や吸収セルの汚れによる誤
差が生じず、安定した色度測定が可能である。また、吸
収セル16の内部と外部の2か所に光線を通すダブルビ
ーム方式とすることで、光源の光度、受光器20の光検
出素子やその増幅器の変動等の装置性能に起因する測定
値のばらつきを常時補正できる。
【0017】ここで、演算器60に予め入力される検量
線データの作成及び色度の算出方法について詳細を説明
する。 (1)検量線作成 純水を用いてブランク測定、色度2の標準液を用いてキ
ャリブレーション測定を行う。このときの測定結果から
色度2の吸光度差を計算しCALRATE とする。
線データの作成及び色度の算出方法について詳細を説明
する。 (1)検量線作成 純水を用いてブランク測定、色度2の標準液を用いてキ
ャリブレーション測定を行う。このときの測定結果から
色度2の吸光度差を計算しCALRATE とする。
【0018】 400nm における Ref(リファレンス)側の透過率 R0 ={CPD(1,1)−CPD(0,1)}/ {BPD(1,1)−BPD(0,
1)} 400nm における Sample (サンプル)側の透過率 R1 ={CPD(1,2)−CPD(0,2)}/ {BPD(1,2)−BPD(0,
2)} 400nm における Sample の吸光度 A1 = Log (R1/R0) 620nm における Ref側の透過率 R0 ={CPD(2,1)−CPD(0,1)}/ {BPD(2,1)−BPD(0,
1)} 620nm における Sample 側の透過率 R1 ={CPD(2,2)−CPD(0,2)}/ {BPD(2,2)−BPD(0,
2)} 620nm における Sample の吸光度 A2 = Log (R1/R0) 400nm と620nm の吸光度の差 dA=A1 −A2 CALRATE = 2/dA(2:標準試料の色度) (2)被測定液の吸光度及び色度の計算 400nm におけるRef 側の透過率 R0 ={PD(1,1) − PD(0,1)}/ {BPD(1,1)−BPD(0,
1)} 400nm における Sample 側の透過率 R1 ={PD(1,2) − PD(0,2)}/ {BPD(1,2)−BPD(0,
2)} 400nm における Sample の吸光度 B1 = Log (R1/R0) 620nm における Ref側の透過率 R0 ={PD(2,1) − PD(0,1)}/ {BPD(2,1)−BPD(0,
1)} 620nm における Sample 側の透過率 R1 ={PD(2,2) − PD(0,2)}/ {BPD(2,2)−BPD(0,
2)} 620nm における Sample の吸光度 B2 = Log (R1/R0) 400nm と620nm の吸光度差 dB=B1 −B2 色度=CAL
RATE×dB 図3は、波長400nm及び620nmの2波長、吸収
セルの光路長500mm、光路径12mmφ、吸収セル
への送液量75ml/minにおける色度と2波長の吸
光度差(B400nm−B620nm)を示したもので
ある。尚、この吸光度差は、ダブルビーム方式による補
正を施した後のものである。図3から分かるように、色
度と吸光度差はきれいな直線関係となり、本発明の色度
測定方法により、色度が精度良く測定できることがわか
る。
1)} 400nm における Sample (サンプル)側の透過率 R1 ={CPD(1,2)−CPD(0,2)}/ {BPD(1,2)−BPD(0,
2)} 400nm における Sample の吸光度 A1 = Log (R1/R0) 620nm における Ref側の透過率 R0 ={CPD(2,1)−CPD(0,1)}/ {BPD(2,1)−BPD(0,
1)} 620nm における Sample 側の透過率 R1 ={CPD(2,2)−CPD(0,2)}/ {BPD(2,2)−BPD(0,
2)} 620nm における Sample の吸光度 A2 = Log (R1/R0) 400nm と620nm の吸光度の差 dA=A1 −A2 CALRATE = 2/dA(2:標準試料の色度) (2)被測定液の吸光度及び色度の計算 400nm におけるRef 側の透過率 R0 ={PD(1,1) − PD(0,1)}/ {BPD(1,1)−BPD(0,
1)} 400nm における Sample 側の透過率 R1 ={PD(1,2) − PD(0,2)}/ {BPD(1,2)−BPD(0,
2)} 400nm における Sample の吸光度 B1 = Log (R1/R0) 620nm における Ref側の透過率 R0 ={PD(2,1) − PD(0,1)}/ {BPD(2,1)−BPD(0,
1)} 620nm における Sample 側の透過率 R1 ={PD(2,2) − PD(0,2)}/ {BPD(2,2)−BPD(0,
2)} 620nm における Sample の吸光度 B2 = Log (R1/R0) 400nm と620nm の吸光度差 dB=B1 −B2 色度=CAL
RATE×dB 図3は、波長400nm及び620nmの2波長、吸収
セルの光路長500mm、光路径12mmφ、吸収セル
への送液量75ml/minにおける色度と2波長の吸
光度差(B400nm−B620nm)を示したもので
ある。尚、この吸光度差は、ダブルビーム方式による補
正を施した後のものである。図3から分かるように、色
度と吸光度差はきれいな直線関係となり、本発明の色度
測定方法により、色度が精度良く測定できることがわか
る。
【0019】図4は、本発明の色度測定装置10を用い
て、2度の色度標準液について24時間連続して測定し
た結果であり、図5は、本発明の色度測定装置を用い
て、水道水(市水)について24時間連続して測定した
結果である。この測定中は、吸収セル16の洗浄等のメ
ンテナンスは一切行わなかったが、図4及び図5から分
かるように、非常に安定した測定結果が得られた。
て、2度の色度標準液について24時間連続して測定し
た結果であり、図5は、本発明の色度測定装置を用い
て、水道水(市水)について24時間連続して測定した
結果である。この測定中は、吸収セル16の洗浄等のメ
ンテナンスは一切行わなかったが、図4及び図5から分
かるように、非常に安定した測定結果が得られた。
【0020】次に、被測定液の濁質成分濃度が大きく、
吸光度のベースライン(吸光度がゼロの位置)が全体に
上方にシフトする場合について説明する。即ち、図6に
示すように、被測定液の濁質成分濃度が小さい場合に
は、曲線Aの吸収スペクトルに示すように、ベースライ
ンはシフトしないが、濁質成分濃度が大きい場合には、
曲線Bの吸収スペクトルのようにベースラインは上方に
シフトして吸光度が濁質成分の分だけ上乗せされた状態
になる。これは、濁質成分濃度が増大すると、波長の違
いにより濁度の吸収スペクトルが変わってくるためであ
る。しかし、濁度の吸収スペクトルの変化が波長依存
性、即ち、濁度による吸光度と波長との間に一定の直線
関係があるという知見に基づいて次のように補正するよ
うにした。
吸光度のベースライン(吸光度がゼロの位置)が全体に
上方にシフトする場合について説明する。即ち、図6に
示すように、被測定液の濁質成分濃度が小さい場合に
は、曲線Aの吸収スペクトルに示すように、ベースライ
ンはシフトしないが、濁質成分濃度が大きい場合には、
曲線Bの吸収スペクトルのようにベースラインは上方に
シフトして吸光度が濁質成分の分だけ上乗せされた状態
になる。これは、濁質成分濃度が増大すると、波長の違
いにより濁度の吸収スペクトルが変わってくるためであ
る。しかし、濁度の吸収スペクトルの変化が波長依存
性、即ち、濁度による吸光度と波長との間に一定の直線
関係があるという知見に基づいて次のように補正するよ
うにした。
【0021】被測定液の濁質成分濃度が大きく吸光度の
ベースラインがシフトする場合、前述した波長選択・切
替器28において、色度吸収の大きな第1の波長である
400nmと、色度吸収のほとんど無い第2の波長であ
る620nmとの間に第3の波長、例えば500nmの
波長を選択する。そして、500nmの光線を被測定液
が満たされた吸収セル16の内部と外部を通した時の吸
光度を測定し、演算器60に出力する。演算器60で
は、得られた500nmの吸光度と620nmを結ぶ直
線C(図6参照)を求め、この直線Cにおける400n
mでの濁度影響分を算出し、被測定液の色度を算出する
際に濁度影響分を差し引く。これにより、被測定液の濁
質成分濃度が大きく吸光度のベースラインがシフトする
場合にも、被測定液の色度を精度良く測定することがで
きる。
ベースラインがシフトする場合、前述した波長選択・切
替器28において、色度吸収の大きな第1の波長である
400nmと、色度吸収のほとんど無い第2の波長であ
る620nmとの間に第3の波長、例えば500nmの
波長を選択する。そして、500nmの光線を被測定液
が満たされた吸収セル16の内部と外部を通した時の吸
光度を測定し、演算器60に出力する。演算器60で
は、得られた500nmの吸光度と620nmを結ぶ直
線C(図6参照)を求め、この直線Cにおける400n
mでの濁度影響分を算出し、被測定液の色度を算出する
際に濁度影響分を差し引く。これにより、被測定液の濁
質成分濃度が大きく吸光度のベースラインがシフトする
場合にも、被測定液の色度を精度良く測定することがで
きる。
【0022】次に、本発明の色度測定装置10を水処理
システムの色度モニタとして使用した場合について説明
する。図7は、本発明の色度測定装置10を、フミン質
やFe,Mnを含有して黄色に着色している原水を処理
するための水処理システムの薬注制御に適用した一例で
ある。
システムの色度モニタとして使用した場合について説明
する。図7は、本発明の色度測定装置10を、フミン質
やFe,Mnを含有して黄色に着色している原水を処理
するための水処理システムの薬注制御に適用した一例で
ある。
【0023】水処理システムの装置構成をフロー順に説
明すると、原水を先ず、塩素反応槽62で次亜塩素酸ソ
ーダ(NaOCl)を添加し、原水に溶解している着色
成分を不溶化する。次に、PH調整槽64で硫酸(H2
SO4 )を添加してPH調整した後、凝集反応槽66で
凝集剤(PAC)を添加してマイクロフロックを形成さ
せる。次に、マイクロフロック化した原水を、膜分離装
置68で固液分離し、処理水(浄水)を得る。膜分離装
置68で使用する膜は、精密濾過膜、限外濾過膜いずれ
でもよい。また、各反応槽の容量は、酸化や凝集が十分
に行える接触及び滞留時間がとれるようにする。そし
て、各槽62、64、66に注入する薬剤の注入量の制
御は、本発明の色度測定装置10により測定された処理
水の色度情報に基づいてそれぞれの制御ポンプ70、7
2、74を制御するフィードバック制御により行う。
明すると、原水を先ず、塩素反応槽62で次亜塩素酸ソ
ーダ(NaOCl)を添加し、原水に溶解している着色
成分を不溶化する。次に、PH調整槽64で硫酸(H2
SO4 )を添加してPH調整した後、凝集反応槽66で
凝集剤(PAC)を添加してマイクロフロックを形成さ
せる。次に、マイクロフロック化した原水を、膜分離装
置68で固液分離し、処理水(浄水)を得る。膜分離装
置68で使用する膜は、精密濾過膜、限外濾過膜いずれ
でもよい。また、各反応槽の容量は、酸化や凝集が十分
に行える接触及び滞留時間がとれるようにする。そし
て、各槽62、64、66に注入する薬剤の注入量の制
御は、本発明の色度測定装置10により測定された処理
水の色度情報に基づいてそれぞれの制御ポンプ70、7
2、74を制御するフィードバック制御により行う。
【0024】この薬剤の注入量の制御において、原水の
着色成分がフミン質の場合はPACの注入量を特に精度
良く制御することが必要であり、着色成分がFe,Mn
であればNaOClの注入量を特に精度良く制御するこ
とが好ましい。この理由は、NaOClの注入量が過剰
になると、残留塩素の影響で凝集反応が不充分となる一
方、PACの注入が適切でないと、凝集不良や未反応の
水酸化アルミニウム〔Al(OH)3 〕が増加し、後段
の膜分離装置の濾過抵抗が上昇して濾過圧力の上昇を生
じるためである。
着色成分がフミン質の場合はPACの注入量を特に精度
良く制御することが必要であり、着色成分がFe,Mn
であればNaOClの注入量を特に精度良く制御するこ
とが好ましい。この理由は、NaOClの注入量が過剰
になると、残留塩素の影響で凝集反応が不充分となる一
方、PACの注入が適切でないと、凝集不良や未反応の
水酸化アルミニウム〔Al(OH)3 〕が増加し、後段
の膜分離装置の濾過抵抗が上昇して濾過圧力の上昇を生
じるためである。
【0025】本発明の色度測定装置10を用いた水処理
制御方法によれば、原水の濁質成分や吸収セルの汚れに
よる誤差、更には装置性能に起因する誤差をなくすこと
ができるので、各槽62、64、66に注入する薬剤の
注入量の制御を精度良く行うことができる。従って、薬
剤の注入量を適切に制御することができるので、濾過圧
力の上昇を抑制でき、膜の薬品洗浄間隔の長期化も可能
となる。更には、従来の色度測定装置のように、安全を
みて薬剤を過剰に注入する必要がないので、ランニング
コストが削減され経済性も向上する。更には、処理水の
色度を目標値以下に安定して維持させることができるの
で、処理水の水質を向上させることができる。
制御方法によれば、原水の濁質成分や吸収セルの汚れに
よる誤差、更には装置性能に起因する誤差をなくすこと
ができるので、各槽62、64、66に注入する薬剤の
注入量の制御を精度良く行うことができる。従って、薬
剤の注入量を適切に制御することができるので、濾過圧
力の上昇を抑制でき、膜の薬品洗浄間隔の長期化も可能
となる。更には、従来の色度測定装置のように、安全を
みて薬剤を過剰に注入する必要がないので、ランニング
コストが削減され経済性も向上する。更には、処理水の
色度を目標値以下に安定して維持させることができるの
で、処理水の水質を向上させることができる。
【0026】尚、図7では、色度測定装置10で処理水
の色度を測定するようにしたが、図8のように、原水の
色度を色度測定装置10で測定して、この色度情報に基
づいて次亜塩素酸ソーダ、硫酸、PACの注入量をフィ
ードフォーワード制御してもよい。また、図には示さな
かったが、原水と処理水の両方の色度を、それぞれ色度
測定装置10で測定して薬剤の注入量を制御すると一層
良い。
の色度を測定するようにしたが、図8のように、原水の
色度を色度測定装置10で測定して、この色度情報に基
づいて次亜塩素酸ソーダ、硫酸、PACの注入量をフィ
ードフォーワード制御してもよい。また、図には示さな
かったが、原水と処理水の両方の色度を、それぞれ色度
測定装置10で測定して薬剤の注入量を制御すると一層
良い。
【0027】また、本発明の色度測定装置10は、色度
の測定のみならず、吸光度を測定して値を求める水質項
目、例えば、硝酸性窒素等のモニタとして適用可能であ
る。
の測定のみならず、吸光度を測定して値を求める水質項
目、例えば、硝酸性窒素等のモニタとして適用可能であ
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の色度測定
方法及び装置並びにその装置を用いた水処理制御方法に
よれば、被測定液の濁質成分による誤差や吸収セルの汚
れによる誤差が生じず、また、光源や吸光度測定手段の
装置性能の性能変化をも常時補正することができるの
で、水処理制御用の色度モニタとして高性能を発揮する
ことができる。
方法及び装置並びにその装置を用いた水処理制御方法に
よれば、被測定液の濁質成分による誤差や吸収セルの汚
れによる誤差が生じず、また、光源や吸光度測定手段の
装置性能の性能変化をも常時補正することができるの
で、水処理制御用の色度モニタとして高性能を発揮する
ことができる。
【0029】更には、本発明の色度測定装置を、例えば
水処理の薬剤注入量の制御用の色度モニタとして使用し
た場合、注入量を適切に制御することができるので、過
剰な注入がなくなりランニングコストを削減できる。更
に、本発明の色度測定装置は、メンテナンスが殆ど必要
ないので、水処理システム、例えば膜型浄水システムの
無人化にも寄与することができる
水処理の薬剤注入量の制御用の色度モニタとして使用し
た場合、注入量を適切に制御することができるので、過
剰な注入がなくなりランニングコストを削減できる。更
に、本発明の色度測定装置は、メンテナンスが殆ど必要
ないので、水処理システム、例えば膜型浄水システムの
無人化にも寄与することができる
【図1】本発明の色度測定装置の全体構成を説明する構
成図
成図
【図2】2度と5度の色度標準液の吸収スペクトルにお
ける吸光度と波長との関係を示すグラフ
ける吸光度と波長との関係を示すグラフ
【図3】本発明の色度測定装置における色度と吸光度差
(B400nm−B620nm)の相関関係を示すグラ
フ。
(B400nm−B620nm)の相関関係を示すグラ
フ。
【図4】本発明の色度測定装置で2度と5度の色度標準
液を連続測定したグラフ
液を連続測定したグラフ
【図5】本発明の色度測定装置で水道水(市水)を連続
測定したグラフ
測定したグラフ
【図6】被測定液の濁質成分濃度が大きく、吸光度のベ
ースラインが全体に上方にシフトする場合の波長と吸光
度の関係を示したグラフ
ースラインが全体に上方にシフトする場合の波長と吸光
度の関係を示したグラフ
【図7】本発明の色度測定装置を用いた水処理制御方法
を適用する装置構成の一例を示した構成図
を適用する装置構成の一例を示した構成図
【図8】本発明の色度測定装置を用いた水処理制御方法
を適用する装置構成の別の例を示した構成図
を適用する装置構成の別の例を示した構成図
10…色度測定装置 16…吸収セル 18…光源 20…受光器 22、42、46、50…集光レンズ 26…送風ファン 28…波長選択・切替器 30…波長選択部 32…回折格子 34、56…位置検出部 36、40、44、52、55、58…ミラー 38…ハーフミラー 54…回転板 60…演算器 62…塩素反応槽 64…PH調整槽 66…凝集反応槽 68…膜分離装置 70、72、74…制御ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥野 裕 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 (72)発明者 緑川 正博 埼玉県坂戸市溝端9番地
Claims (6)
- 【請求項1】被測定液の色度を測定する測定方法におい
て、 色度吸収を有する第1の波長と該第1の波長より色度吸
収の小さな第2の波長の2波長の光線を用い、それぞれ
の波長の光線について前記被測定液が満たされた吸収セ
ルの内部と外部を通した時の吸光度を測定し、得られた
各吸光度と、予め求めた吸光度と色度の関係から前記被
測定液の色度を算出することを特徴とする色度測定方
法。 - 【請求項2】前記第1及び第2の波長の吸光度が前記被
測定液の濁質成分の影響を受けてシフトする場合には、 前記第1と第2の波長の間の第3の波長の光線を前記被
測定液が満たされた吸収セルの内部と外部を通した時の
吸光度を測定し、得られた第3の波長の吸光度と前記第
2の波長の吸光度から前記第1の波長の吸光度の濁度影
響分を算出し、前記被測定液の色度を算出する際に前記
濁度影響分を差し引くことを特徴とする請求項1の色度
測定方法。 - 【請求項3】被測定液の色度を測定する測定装置におい
て、 光源と、 前記光源から発せられた光線を、色度吸収を有する第1
の波長と該第1の波長より色度吸収の小さな第2の波長
の2波長を選択すると共に、どちらか1方の波長に切り
換える選択・切替手段と、 前記選択・切替手段で得られた波長の光線を前記被測定
液が満たされた吸収セルの内部と外部を通る2つの光路
に分ける分岐手段と、 前記選択・切替手段で得られる2波長の光線について前
記分岐手段で2光路に分岐して得られる各光線の各吸光
度を測定する吸光度測定手段と、 前記測定された各吸光度と、予め求めた吸光度と色度の
関係から前記被測定液の色度を算出する算出手段と、 を備えていることを特徴とする色度測定装置。 - 【請求項4】前記第1及び第2の波長の吸光度が前記被
測定液の濁質成分の影響を受けてシフトする場合には、 前記選択・切替手段により前記第1と第2の波長の間の
波長として、第3の波長の光線を選択し、その第3の波
長について前記分岐手段で前記被測定液が満たされた吸
収セルの内部と外部を通した時の吸光度を測定し、得ら
れた第3の波長の吸光度と前記第2の波長の吸光度から
前記第1の波長の吸光度の濁度影響分を算出し、前記被
測定液の色度を算出する際に前記濁度影響分を差し引く
ことを特徴とする請求項3の色度測定装置。 - 【請求項5】請求項3又は4記載の色度測定装置で測定
した水の色度に基づいて水処理条件を制御することを特
徴とする色度測定装置を用いた水処理制御方法。 - 【請求項6】前記色度測定装置に基づいて前記水に添加
する薬品注入量を制御することを特徴とする請求項5の
色度測定装置を用いた水処理制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10502896A JPH09292336A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 色度測定方法及び装置並びにその装置を用いた水処理制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10502896A JPH09292336A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 色度測定方法及び装置並びにその装置を用いた水処理制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09292336A true JPH09292336A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14396586
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10502896A Pending JPH09292336A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 色度測定方法及び装置並びにその装置を用いた水処理制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09292336A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11290614A (ja) * | 1998-04-14 | 1999-10-26 | Meidensha Corp | 計測装置 |
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| CN115684039A (zh) * | 2022-12-29 | 2023-02-03 | 湖南省计量检测研究院 | 一种基于误差控制的水质监测系统及方法 |
-
1996
- 1996-04-25 JP JP10502896A patent/JPH09292336A/ja active Pending
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