JPH09292883A - 音量データ変換装置 - Google Patents
音量データ変換装置Info
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Abstract
ことができる音量データ変換装置を提供する。 【解決手段】 変換テーブル作成部は、各変換特性入力
キー111b〜111fが指示するキーベロシティに基
づいて変換テーブルを作成し、メモリ122に記憶させ
る。音量データ変換部は、キーベロシティが入力される
と変換テーブルを参照し、キーベロシティの入力値に対
応するキーベロシティを読み出して出力する。
Description
電気的あるいは電子的に発生する装置において音量を示
すデータを変換し、これによって、ダイナミックレンジ
を自由に設定するとともに、音量を自由に設定できるよ
うにした音量データ変換装置に関する。
した楽器が種々提供されている。たとえば電子楽器は、
鍵盤の鍵の動作をセンサで計測し、押鍵速度に対応した
音量を有する楽音を電子的に発生するようになってい
る。また、最近では、消音演奏ピアノと呼ばれる鍵盤楽
器が提供されている。この消音演奏ピアノは、押鍵によ
り回動するハンマを弦に当たる直前で跳ね返し、打弦音
を発生させない代わりに楽音を電子的に発生するように
なっている。この場合も、押鍵時の鍵の動作をセンサで
計測して演奏データを作成し、演奏データに基づいて押
鍵速度に対応した音量の楽音を電子音源から発生するよ
うになっている。さらに、主として練習用に用いられる
ものであるが、ピアノのアクションその他のメカニズム
を備えているが弦を有しておらず、押鍵したときにハン
マで被打撃体を打撃するようにした鍵盤楽器も提供され
ている。このような鍵盤楽器においても、例えば被打撃
体に設けた感圧素子などによってハンマによる打撃の強
さを検出し、打撃の強さに対応した音量の楽音を電子的
あるいは電気的に発生するようになっている。
然楽器では、押鍵速度と音量とがリニアに対応していな
いし、押鍵速度と音量との関係もそれぞれの鍵毎に異な
っている。このため、消音演奏ピアノのような鍵盤楽器
では、計測された押鍵速度から出力すべき音量のデータ
を求める変換テーブルを各鍵毎にメモリに記憶してお
き、押鍵毎に変換テーブルを参照して音量のデータを発
生するようにしている。
押鍵速度と音量との関係を設定するだけでは、アコース
テックピアノの演奏感を得ることはできない。なぜなら
ば、アコーステックピアノのダンパは、高音側から低音
側へ移るに従って重量が重くなっていくが、上述した練
習用のピアノでは、ダンパを有していないため、押鍵し
たときの抵抗がアコーステックピアノの場合よりも小さ
く、しかも、押鍵時の抵抗の違いは低音側へいくに従っ
て大きくなる。このため、アコーステックピアノと同じ
ような感覚で演奏を行うと、押鍵速度が低音側でより早
くなってしまい、音量が大きくなってしまうのである。
このため、変換テーブルで設定した音量がアコーステッ
クピアノの音量となかなか合わないことが多く、また、
演奏する人によって演奏したときの感じ方が異なるた
め、製品化にあたって音量を決めるのが難しいという事
情があった。
ノもボリュームツマミを有していて、音量の調節は可能
となっている。しかしながら、そのようなボリュームツ
マミは、全ての音の音量を均等に上下させるものである
から、ダイナミックレンジを全体的に上下させるに過ぎ
ない。したがって、ボリュームツマミでは、個々の押鍵
に対する音量を設定することができないのは勿論のこ
と、音量を絞ると大きな音が出にくくなってしまうとい
う欠点がある。また、楽譜を追いながら押鍵してゆく譜
読みを行う際には、音の強弱が付かない方がやり易いと
いう事情もある。
を絞ると、中低音に比べて高音が目立たなくなってしま
うという問題がある。すなわち、高音部の弦は中低音部
のものに比べて短く、ある程度以上の強度(速度)で打
弦しないと十分に響かないので、音量を絞った状態では
楽曲の高音部分が聞こえ難くなることがあるのである。
なお、自動演奏ピアノに限らず、同一のピアノにおける
低音部の音量と高音部の音量とのアンバランスは存在し
得る。例えば、同一のピアノであっても、特定の音域で
は打鍵速度に比べて大きな音が出るが、別の特定の音域
では打鍵速度に比べて小さな音しか出ないということが
あり、このような場合には、元の演奏のニュアンスを損
なわずに演奏データを再生することは困難となる。
ける低音部と高音部とのバランスと、コンサートグラン
ドピアノにおける上記バランスとの差異が挙げられる
が、このような差異が演奏データを記録するピアノと演
奏データを再生するピアノとの間に存在すると、元の演
奏のニュアンスを損なわずに演奏データを再生するのは
困難となる。なお、上記差異は、同一種類のピアノにお
いても個体差として存在し得るものであるし、同一のピ
アノであっても経年変化により生じる虞がある。
たもので、ダイナミックレンジと音量を自由に設定する
ことができる音量データ変換装置を提供することを第1
の目的とし、音域に対する音量のバランスを自由に設定
することができる音量データ変換装置を提供することを
第2の目的としている。
タ変換装置は、音量データの入力値を変換特性に従って
音量情報に変換し、該音量情報を出力する音量データ変
換装置であって、上記入力値の少なくとも3つの値に対
する出力を設定する操作部と、この操作部で設定された
出力どうしの間を補間して変換特性を設定する変換特性
設定部と、上記変換特性に基づいて上記音量データを上
記音量情報に変換し、該音量情報を出力する音量データ
変換部とを備えたことを特徴としている。
請求項1において、前記操作部が、前記入力値の少なく
とも3つの値に対する出力を設定する変換特性入力部
と、入力される音量データの予め設定された最小値と最
大値に対する出力を設定するダイナミックレンジ入力部
とを備え、前記変換特性設定部は、出力が上記ダイナミ
ックレンジ設定部によって設定された出力の範囲内とな
るように前記変換特性を補正することを特徴としてい
る。
請求項1において、前記操作部が、入力される音量デー
タの予め設定された最小値、最大値およびそれらの中間
値に対する出力を設定する変換特性入力部を備えたこと
を特徴としている。
請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記変換特性設
定部が、前記操作部で設定された出力どうしの間を直線
で補間して変換特性を設定することを特徴としている。
請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記変換特性設
定部が、前記操作部で設定された出力どうしの間を曲線
で補間して変換特性を設定することを特徴としている。
請求項1ないし5のいずれかにおいて、前記音量データ
は音高データと組で入力され、前記音高データの複数の
入力値について、前記出力値に対する補正量を設定する
キースケーリング用操作部と、前記キースケーリング用
操作部で設定された補正量どうしの間を補間して音高デ
ータについての変換特性を設定するキースケーリング用
変換特性設定部とを具備し、前記変換特性設定部で設定
された前記変換特性と前記音高データについての変換特
性とに基づいて前記音量データを前記音量情報に変換す
ることを特徴としている。
れば、操作部により少なくとも3つの入力値に対する出
力を設定することにより、出力どうしの間が補間されて
変換特性が設定される。この変換特性に基づいて音量デ
ータ変換部が音量情報を出力するから、操作部での入力
に対応した音量の楽音が発生される。
タ変換装置によれば、ダイナミックレンジ入力部によっ
て最小値と最大値の入力に対する出力を設定すると、こ
の設定された出力の範囲内となるように変換特性入力部
で設定した変換特性が補正される。よって、変換特性入
力部での設定をやり直すことなくダイナミックレンジを
変更することができる。
タ変換装置によれば、キースケーリング用操作部によっ
て、音高データの複数の入力値について、出力値に対す
る補正量を設定することにより、補正量どうしの間が補
間されて音高データについての変換特性が設定される。
この変換特性と音量データに対する変換特性とに基づい
て音量データ変換部が音量情報を出力するから、音量デ
ータと音高データとの組が入力されると、操作部および
キースケーリング用操作部での入力に対応した音量の楽
音が発生される。
しながら説明する。この第1実施形態は、本発明を消音
演奏ピアノに適用したものである。図1は鍵盤の下側の
構成を示す図である。図1に示すように、鍵10の下側
には、シャッタKSが設けられており、このシャッタK
Sに対向する棚板11の上面には、キーセンサKSEが
設けられている。キーセンサKSEには上下方向に所定
距離隔てて光センサが設けられており(図示略)、鍵1
0が押下されると、はじめに上方の光センサが遮光さ
れ、次いで、下方の光センサが遮光される。逆に、離鍵
時には、まず下方の光センサが受光状態になり、つい
で、上方の光センサが受光状態になる。この第1実施形
態においては、キーセンサKSEの出力信号に基づいて
押鍵速度を示すキーベロシティを検出するようになって
いる。
コントローラ100の構成を示すブロック図であり、図
示のコントローラ100は、キーセンサKSEの遮光状
態から押離鍵タイミングおよび押鍵速度を検出し、これ
に基づいてMIDIデータを発生する。図2において、
101は装置各部を制御するCPUである。102はC
PU101において用いられるプログラムが記憶されて
いるROMであり、103は各種データが一時記憶され
るRAMである。RAM103はCPU101が行う制
御に使用される制御データの記憶エリアとして使用され
る。104は各種操作子から構成されたパネルスイッチ
部であり、ダイナミックレンジの設定等を行うためのボ
リュームスイッチ110を有している。
であり、各キーセンサKSEに対応して設けられている
光センサの受光状態に応じた信号をCPU101に出力
する。この場合、CPU101は、センサインターフェ
イス105から供給される信号に基づいて、いずれの鍵
が操作されたかを認識するとともに、遮光タイミングか
ら打鍵速度Hvを算出する。また、CPU101は、キ
ーセンサKSEの信号をセンサインターフェイス105
から受けると、これに基づいてキーオンおよびキーオフ
タイミングを認識する。そして、CPU101は、それ
らの演奏データから各イベントのMIDIデータを発生
する。
から供給されるMIDIデータに応じた楽音信号を合成
する回路である。音源回路106は、アコーステックピ
アノと同様の楽音波形を記憶するとともに、他の楽器の
楽音波形も記憶している。音色の選択は、操作パネル1
04内の各種スイッチによって行われ、指定された音色
に対応する楽音波形が選択される。この音源回路106
で作成された楽音信号は、スピーカSPまたはヘッドホ
ンHHに供給されて楽音として発せられる。
り、これと上記ボリュームスイッチ110とによって第
1実施形態の音量データ変換装置を構成している。音量
データ変換装置は、CPU101から供給されるMID
Iデータのうち、押鍵速度を示すキーベロシティをボリ
ュームスイッチ110の設定に応じて変換し、音源回路
106に出力し、他のMIDIデータについては何ら変
換を施すことなく音源回路106に出力するようになっ
ている。以下、音量データ変換装置の構成について説明
する。
面図である。図4に示すように、ボリュームスイッチ1
10には、図中上下方向に移動自在な複数のスライドキ
ー(操作部、変換特性入力部)111a,…111gを
有している。ここで、アコーステックピアノで発音され
得る最小の音量(ピアニシモ)の楽音を発する押鍵がな
されたときのキーベロシティは(01)とされ、キーベ
ロシティ(01)を下回るような速度で押鍵がなされた
場合には、CPU101はキーベロシティを出力しな
い。
(以下、このスライドキーをピアニシモ設定キー(ダイ
ナミックレンジ入力部)とも称する)の位置を調整する
ことにより、供給されるキーベロシティ(01)に対し
て、出力するキーベロシティの大きさを自由に設定する
ことができるようになっている。たとえば、図4に示す
状態では、ピアニシモ設定キー111aは(01)に合
わされており、キーベロシティ(01)が音量データ変
換回路120に入力されると、音量データ変換回路12
0はキーベロシティ(01)を出力し、その結果、音源
回路106からは音量の最も小さい楽音が発生させられ
る。また、図4に示す状態からピアニシモ設定キー11
1aを上げて(01)よりも大きい値に合わせると、キ
ーベロシティ(01)の入力に対して出力されるキーベ
ロシティは、ピアニシモ設定キー111aが指示する値
と同じ値となる。その結果、音源回路106が発生する
楽音の音量は、ピアニシモ設定キー111aが指示する
値に対応した大きさとなる。このように、ピアニシモ設
定キー111aは、音源回路106へ出力するピアニシ
モのキーベロシティを設定する機能を有している。
最大の音量(フォルテシモ)の楽音を発する押鍵がなさ
れたときのキーベロシティは(7F)とされ、キーベロ
シティ(7F)を上回る速度で押鍵がなされた場合に
は、CPU101は、キーベロシティ(7F)を出力す
る。そして、最も右側のスライドキー111g(以下、
このスライドキーをフォルテシモ設定キー(ダイナミッ
クレンジ入力部)とも称する)の位置を調整することに
より、供給されるキーベロシティ(7F)に対して、出
力するキーベロシティの大きさを自由に設定することが
できるようになっている。
シモ設定キー111gは(7F)に合わされており、キ
ーベロシティ(7F)が音量データ変換回路120に入
力されると、音量データ変換回路120は、キーベロシ
ティ(7F)を出力する。その結果、音源回路106か
らは音量の最も大きい楽音が発生する。また、図4に示
す状態からフォルテシモ設定キー111gを下げて(7
F)よりも小さい値に合わせると、キーベロシティ(7
F)の入力に対して出力するキーベロシティの値はフォ
ルテシモ設定キー111aが指示する値と同じ値とな
る。その結果、音源回路106が発生する楽音の音量
は、フォルテシモ設定キー111gが指示する値に対応
した大きさとなる。このように、フォルテシモ設定キー
111gは、音源回路106へ出力するフォルテシモの
キーベロシティを設定する機能を有している。
aとフォルテシモ設定キー111gにより、音源回路1
06に出力するキーベロシティのダイナミックレンジを
設定するようになっている。そして、設定されたダイナ
ミックレンジ内における各楽音の音量は、スライドキー
111b〜111f(以下、これらを変換特性入力キー
(変換特性入力部)とも称する)によって自由に設定可
能となっている。
CPU101から供給されるキーベロシティのうち、
(01),(20),(40),(60)および(7
F)の出力をそれぞれ設定するものである。たとえば、
変換特性入力キー111cは、キーベロシティ(20)
の入力に対する出力を設定するためのもので、これを上
下方向へ移動させることにより、出力するキーベロシテ
ィの値を増減するようになっている。
11aとフォルテシモ設定キー111gで設定したキー
ベロシティのダイナミックレンジが最大であって、スラ
イドキー111b〜111fが最小値から最大値まで直
線上に位置しているとき、入力したキーベロシティ(0
1)〜(7F)に対して出力するキーベロシティは、変
換特性入力キー111b〜111fが指示する値と同じ
になる。ここで、ピアニシモ設定キー111aおよびフ
ォルテシモ設定キー111gが、図4に示す状態から上
方または下方へ移動させられると、入力されたキーベロ
シティ(01)〜(7F)に対して出力するキーベロシ
ティが変更される。なお、これについては第1実施形態
の動作の説明で詳述する。
テーブル作成部(変換特性設定部)121は、上記した
ピアニシモ設定キー111a〜フォルテシモ設定キー1
11gが指示する値に対応する変換テーブルを作成し、
この変換テーブルをメモリ122に記憶させる。音量デ
ータ変換部123には、CPU101からキーベロシテ
ィを含むMIDIデータが出力され、音量データ変換部
123は、メモリ122に記憶した変換テーブルを参照
し、入力されたキーベロシティに対応するキーベロシテ
ィを読み出して音源回路106に出力する。
動作について説明する。図4に示す状態では、ピアニシ
モ設定キー111aは(01)に合わせられ、フォルテ
シモ設定キー111gは(7F)に合わせられている。
また、変換特性入力キー111b〜111fは、(0
1),(20),(40),(60),(7F)にそれ
ぞれ合わせられている。したがって、音量データ変換装
置から出力されるキーベロシティは、それぞれ(0
1),(20),(40),(60),(7F)とな
り、直線的に増加する。
入力キー111b〜111fが指示する値に基づいて変
換テーブルを作成する。まず、入力されるキーベロシテ
ィをX軸、出力するキーベロシティをY軸とし、変換特
性入力キー111b〜111fが指示する値(01),
(20),(40),(60),(7F)どうしを線分
で結んだときのY座標を、X座標の(01)から始めて
「1」刻みで求める。こうして作成される変換テーブル
は、図4に一点鎖線で示すように、入力されるキーベロ
シティ(01)〜(7F)に対して、出力するキーベロ
シティが(01)から(7F)まで直線的に変化するも
のとなる。そして、変換テーブル作成部121は、X座
標とY座標とが対になった変換テーブルをメモリ122
に記憶させる。
テーブルの作成方法は一例であり、各変換特性入力キー
111b〜111fが指示する値に基づいて、例えば次
のような方法でも変換テーブルを作成することができ
る。 まず、変換特性入力キー111gと変換特性入力キー
111aの設定値の差分の絶対値をとる。 次に、各変換特性入力キー111b〜111fの設定
位置につき、ダイナミックレンジすなわちキーベロシテ
ィ(7f)−(01)に対する割合を求める。 上記とを乗算して、各変換特性入力キー111b
〜111fの変換後のベロシティを求める。 4次関数に、各変換特性入力キー111b〜111f
の入力値(01),(20),(40),(60),
(7F)と上記で求められた各ベロシティを入力して
係数を求める。 入力ベロシティを(01)から1ずつ増やしながら上
記で求めた4次関数に入力して、変換テーブルを作成
する。
11fを右下がりに設定すれば、入力値が小さいと出力
値が大きくなり、逆に入力値が大きいと出力値が小さく
なるといった変換もできる。このとき、ダイナミックレ
ンジは、変換特性入力キー111a,111gによって
決まるが、キー111aの設定位置をキー111gの設
定位置よりも大きくするよりは、キー111gの設定位
置をキー111aの設定位置よりも大きくする方が感覚
的に設定しやすい。このような設定を行うために、上記
で絶対値をとるようにしている。なお、4次関数は、
入力値の数、すなわちこの場合は(01),(20),
(40),(60),(7F)の5つから1を引いた次
数から成立するもので、入力値の数に応じてn−1次の
関数が用いられる。この変換テーブルの作成方法によれ
ば、より正確な変換テーブルの作成が行われる。
キーセンサKSEにより検出される。鍵10が下降する
と鍵10に取り付けたシャッタKSがキーセンサKSE
の上方の光センサを遮光し、次いで、下方の光センサを
遮光する。そして、このキーセンサKSEの出力信号に
基づいて、CPU101はキーベロシティを検出する。
の下方の光センサが遮光されたタイミングによってキー
オンタイミングを検出し、上方の光センサが遮光されて
から受光状態になったタイミングによってキーオフタイ
ミングを検出する。そして、これらキーオンタイミング
およびキーオフタイミングと上記キーベロシティによっ
てMIDIデータが構成されている。このMIDIデー
タは音量データ変換部123に供給され、音量データ変
換部123は、メモリ122に記憶させた変換テーブル
を参照する。
ら(7F)までのうち「1」刻みでいずれかの値を有し
ている。音量データ変換部123は、入力されたキーベ
ロシティの値に対応するキーベロシティの値を変換テー
ブルから読み出し、MIDIデータのキーベロシティを
読み出した値に書き替えて音源回路106に出力する。
これにより、音源回路106が発生する楽音の音量は、
変換特性入力キー111b,…が指示する値に対応する
ものとなる。
gを(7F)から下降させて、(60)に合わせて消音
演奏を行う場合について説明する(図5参照)。この場
合、フォルテシモ設定キー111gが(60)に設定さ
れているため、入力されたキーベロシティ(7F)に対
して出力するキーベロシティは(60)となる。そし
て、変換テーブル作成部121は、図5に一点鎖線で示
すように、出力するキーベロシティが(01)から(6
0)まで直線的に変化する変換テーブルを作成する。
られる楽音のダイナミックレンジはやや狭くなり、か
つ、大きい音がでにくくなるとともに、音量感が少し小
さめとなる。しかしながら、そのような演奏が好まれる
場合もある。たとえば、クラブやバーでピアノの演奏を
行う場合には、音量を押さえたひかえめの演奏の方が好
まれる。
キー111aを(01)から上昇させて(20)に合わ
せて消音演奏を行う場合について説明する(図6参
照)。この場合には、フォルテシモ設定キー111gが
(60)に、ピアニシモ設定キー111aが(20)に
合わせられているため、入力されたキーベロシティ(0
1)および(7F)に対して出力されるキーベロシティ
は(20)および(60)となる。そして、変換テーブ
ル作成部121は、図6に一点鎖線で示すように、出力
するキーベロシティが(20)から(60)まで直線的
に変化する変換テーブルを作成する。
られる楽音のダイナミックレンジはさらに狭くなり、か
つ、小さい音が出にくくなる。よって、この場合の演奏
は、あまり抑揚のないものとなるが、演奏する曲によっ
てはその方が雰囲気の出る場合がある。たとえば、ジャ
ズピアノやラグタイムピアノあるいはバッハの曲を演奏
する場合には、抑揚のない方が好まれる。
111fを曲線状に配列した例を示す。この場合、変換
テーブル作成部121は、まず、変換特性入力キー11
1b〜111fが指示するキーベロシティどうしを線分
で結んだときのY座標を、X座標の(01)から始めて
「1」刻みで求める。この場合、各線分は折れ線状をな
す。次に、変換テーブル作成部121は、X座標を変化
させたときにY座標の変化率が連続するようにY座標の
値を補正する。これにより、Y座標は曲線をなすように
変化する。
ニシモ設定キー111aおよびフォルテシモ設定キー1
11gの設定に基づいて上記Y座標をさらに補正する。
すなわち、図7に示すように、変換特性入力キー111
fは(7F)を指示しているのに対し、フォルテシモ設
定キー111gは(4A)を指示している。そこで、出
力するキーベロシティの最大値が(4A)となるように
Y座標をさらに補正する。この補正に際しては、X座標
が(01)のときのY座標(18)を固定したまま、Y
座標の変化率を減少させてY座標がなす曲線の勾配を小
さくし、X座標が(7F)のときにY座標が(4A)と
なるようにする。図中一点鎖線はそのようにして補正し
たY座標がなす曲線を示すもので、そのときのX座標と
Y座標の対を変換テーブルとする。
0の設定では、全体的に音量が小さく、しかも、ダイナ
ミックレンジも狭い。したがって、音量の大きい音が出
にくく音量感も小さめとなるが、譜読みを行うときには
音量の大小に紛らわされることが少ないので便利であ
る。
がピアニシモ設定キー111aが指示する値よりも大き
な値を指示し、変換特性入力キー111fがフォルテシ
モ設定キー111gが指示する値よりも小さい値を指示
している例である。この例では、変換テーブル作成部1
21は、まず、前述したと同様にして、曲線をなすY座
標を求める。次に、出力するキーベロシティの最大値が
フォルテシモ設定キー111gが指示する(7F)とな
るようにY座標をさらに補正する。この補正に際して
は、X座標が(01)のときのY座標(例えば25)を
固定したまま、Y座標の変化率を増加させてY座標がな
す曲線の勾配を大きくし、X座標が(7F)のときにY
座標が(7F)となるようにする。
標が(7F)のときのY座標(7F)を固定したまま、
Y座標の変化率を増加させてY座標がなす曲線の勾配を
大きくし、X座標が(01)のときにY座標が(01)
となるようにする。図中一点鎖線はそのようにして補正
したY座標がなす曲線を示すもので、そのときのX座標
とY座標の対を変換テーブルとする。
0の設定では、音量の抑揚が強くダイナミックレンジも
広い。したがって、クラシック音楽など各種音楽の演奏
に向いている。また、図9に示すようにボリュームスイ
ッチ110を設定した場合も、図8の場合と同様にして
変換テーブルを作成する。図9に示す設定では、音量の
大きな音が出易く音量感も大きいがダイナミックレンジ
は狭い。
は、入力されたキーベロシティに対して出力するキーベ
ロシティを任意に設定することができる。したがって、
演奏をヘッドホンで聴くかスピーカで聴くかによって好
みの音量を設定することができる。また、演奏を行う部
屋の大きさ、夜に演奏を行うのか昼に行うのか、クラシ
ックかジャズか、あるいは、静かな曲かにぎやかな曲
か、心を込めた演奏か指の練習かなどによって音量を適
宜設定することができ、非常に便利である。たとえば、
小さい音量域でダイナミックレンジを狭くしたり、大き
な音量域でダイナミックレンジを狭くするなど、上記の
ような状況に応じて音量を適宜設定することができる。
力キー111b,…を操作することなく、ピアニシモ設
定キー111aやフォルテシモ設定キー111gを操作
するだけでダイナミックレンジを調整することができる
ので、操作が非常に簡単である。また、スライドキー1
11a,…の配置により音量の設定が一目で判るので、
非常に便利である。さらに、出力側キーベロシティが曲
線をなすように補正するので、音量の変化が滑らかで聴
いていて違和感が生じない。
5を参照して説明する。第2実施形態による音量データ
変換装置の適用対象は自動演奏ピアノであり、第1の実
施形態とは異なるが、この発明に関する要部は消音演奏
ピアノおよび自動演奏ピアノに共通して適用可能である
ので、本発明と直接的に関係しない部分については説明
を省略する。
ける自動演奏ピアノが第1実施形態におけるものと異な
る点は、コントローラ100(図2参照)に代えてコン
トローラ200を採用した点である。ここで、第2実施
形態における自動演奏ピアノの構成を図10に示す。な
お、図10において、図2と共通する部分には同一の符
号を付し、その説明を省略する。
ノと消音演奏ピアノとの差異を除けば、コントローラ2
00がコントローラ100と相違する点は、ボリューム
スイッチ110および音量データ変換回路120からな
る音量データ変換装置に代えて、ボリュームスイッチ部
210および音量データ変換回路220からなる音量デ
ータ変換装置を有する点のみである。この相違点は、詳
しくは後述するが、音高(キー番号)に応じた音量変換
機能を音量データ変換装置に付加したことに起因して生
じたものである。以下、上記相違点に着目して第2実施
形態の構成および動作について説明する。
換装置の構成を示す図であり、図中の音量データ変換回
路220において、変換テーブル作成部(変換特性設定
部)221,メモリ222,音量データ変換部223
は、図3中の対応する各部121,122,123の機
能を有する。また、変換テーブル作成部221は、ボリ
ュームスイッチ部110による設定値に対応する変換テ
ーブルを作成し、作成した変換テーブルをメモリ222
に記憶させる。音量データ変換部223は、CPU10
1からキーベロシティとキー番号とを含むMIDIデー
タを入力し、メモリ222に記憶した変換テーブルを参
照し、入力されたキーベロシティおよびキー番号に対応
するキーベロシティを求めて後段の鍵駆動回路(図示
略)へ出力する。
チ部210について説明する。図12に示すように、ボ
リュームスイッチ部210には、液晶パネル213が設
けられている。この液晶パネル213を含む表示装置
(図示略)は、図中上下方向に伸びたインジケータを図
中左右方向に複数個並べて液晶パネル213上に表示す
るとともに、設定値を表す図形(以後、「指標」とい
う)を各インジケータ上に表示するよう構成されてい
る。上記複数のインジケータは、MIDIデータ中のキ
ーベロシティに対応したインジケータ211a,…21
1gと、キー番号に対応したインジケータ212a,…
212gとに分類され、各分類間で対応するもの同士が
対をなすよう隣接して配置される。なお、ここでは、イ
ンジケータ211a,…211g上の指標は緑色で、イ
ンジケータ212a,…212g上の指標は赤色で表示
されるものとする。
長手方向が図中上下方向に配されたアップダウンスイッ
チであり、各インジケータの対に対応する位置に設けら
れ、上部の“+”部分(下部の“−”部分)が押下され
ることにより、押下時間または押下回数に応じて、対応
するインジケータ上の指標の位置を上昇(下降)させ
る。なお、アップダウンスイッチに代えてボリュームツ
マミ等を採用することも可能である。
スイッチ、216は押下されるとその旨の信号を出力し
自動的に復帰するスイッチであり、スイッチ215は設
定対象(MIDIデータ中のキーベロシティに対する変
換テーブル/キー番号に対する変換テーブル)を切り換
えるために、スイッチ216は変換テーブルの設定のト
リガを入力するために、スイッチ217は設定あるいは
呼び出しする変換テーブルの記憶領域を切り換えるため
に使用される。なお、音量データ変換回路220は、メ
モリ222において、MIDIデータ中のキーベロシテ
ィに対する変換テーブルの記憶領域とキー番号に対する
変換テーブルの記憶領域とが重複しないよう管理してい
る。
13の下側には、各インジケータ211a,…211g
に対してMIDIデータ中のキーベロシティ“p”,
“00”,…“f”が、各インジケータ212a,…2
12gに対してキー番号“1”,“16”,…“88”
が描かれており、同左右側には、各インジケータ211
a,…211gの目盛りとして出力値“01”,“2
0”,…“7F”が、各インジケータ212a,…21
2gの目盛りとして補正値“−40”,“−20”,…
“+40”が描かれている。なお、これらの文字を、液
晶パネル213によって表示するようにしてもよい。ま
た、言うまでもないが、キー番号は低音から高音に向け
て順に付与されている。
アップダウンスイッチ214a,…214gは、スライ
ドキー111a,…111g(図4参照)に相当するも
のであり、これらによって達成される機能も第1実施形
態における機能と同一である。一方、インジケータ21
2a,…212gおよびアップダウンスイッチ214
a,…214gにより達成される機能は、キー番号に応
じて音量データを変換するための変換テーブルを作成す
る機能である。
チ215がイコライザ側に切り換えられている場合に
は、アップダウンスイッチ214a,…214gを操作
することにより、第1番目のキー、第16番目のキー、
…、第88番目のキーに対応する補正値を設定し、スイ
ッチ216を押下することにより、設定された補正値に
基づいて直線あるいは曲線補間を行い、全てのキー番号
に対する補正値のテーブル(キー番号に対する変換テー
ブル)を作成し、スイッチ217で指定されているメモ
リ222内の領域に記憶することができる。なお、スイ
ッチ216の押下をトリガとして変換テーブルを作成・
記憶することは、MIDIデータ中のキーベロシティに
対応する変換テーブルを作成する際にも共通する。
と、これをトリガとして、スイッチ215がイコライザ
側に切り換えられている場合には、スイッチ215とス
イッチ217により指定された記憶領域からイコライザ
用の変換テーブルが呼び出され、液晶パネル213上の
イコライザに関する全ての指標の位置が、当該変換テー
ブルに応じた位置となる。この時、キーベロシティに関
する全ての指標の位置については変化はなく、スイッチ
215がベロシティ側にあった時にスイッチ217によ
り指定された記憶領域から呼び出されたベロシティ用の
変換テーブルに基づく指標がそのまま表示されている。
に、スイッチ215がベロシティ側に切り換えられてい
る場合には、スイッチ215とスイッチ217により指
定された記憶領域からベロシティ用の変換テーブルが呼
び出され、液晶パネル213上のベロシティに関する全
ての指標の位置が、当該変換テーブルに応じた位置とな
る。この時、イコライザに関する全ての指標の位置につ
いては変化はなく、スイッチ215がイコライザ側にあ
った時にスイッチ217により指定された記憶領域から
呼び出されたイコライザ用の変換テーブルに基づく指標
がそのまま表示されている。なお、いずれの場合におい
ても、液晶パネル213の一部に、キーベロシティとイ
コライザの現在の表示番号(プリセット番号)が表示さ
れるようにするとなお良い。
チ215とスイッチ217により指定された記憶領域か
ら2種類の変換テーブルを呼び出し、まず、キーベロシ
ティに対応した変換テーブルを参照して、MIDIデー
タ中のキーベロシティを変換し、音量およびダイナミッ
クレンジを調整する。次に、音量データ変換部223
は、キー番号に対応した変換テーブルを参照して、MI
DIデータ中の音高(キー番号)に応じた補正値を調整
後のキーベロシティに加算し、加算結果を出力する。な
お、キー番号に対応した変換テーブルを先に使用するよ
うにしても良いし、両変換テーブルを合成した変換テー
ブルを予め作成し、この変換テーブルを用いて出力値を
求めるようにしてもよい。また、補正値を加算するので
はなく、例えば、入力と出力との比を補正量として設定
し、この補正量を上記「調整後のキーベロシティ」に乗
算するようにしてもよい。
する動作について説明する。変換特性をプリセットする
には、まず、スイッチ215および217を操作し、設
定しようとする変換テーブルの種類、および変換テーブ
ルを記憶する領域を選択する。ここでは、図12に示す
ように、“4”で表される記憶領域に、キー番号に対応
した変換テーブルをプリセットするものとする。
14gを操作し、インジケータ212a,…212g上
の各指標を所望の位置に配置する。図12の例では、各
指標は、低音側から高音側にかけて直線的に上昇するよ
う配置されている。各指標の配置は任意であるが、例え
ば、MIDIデータ中のキーベロシティに対する変換テ
ーブルによって音量あるいはダイナミックレンジが絞ら
れている場合には、前述した問題を避けるために、図1
3に示すように、高音側の音量を上げるような配置が望
ましい。また、例えば、消音演奏ピアノに適用する場合
には、電子音源であることに起因して高音側の音量が大
きく聞こえるので、図14に示すように、高音側の音量
を下げるような配置が望ましい。さらに、中音部に比べ
て低音部および高音部の音量が小さいピアノに適用する
場合には、図15に示すような配置にすることで、全音
域における音量バランスを整えることができる。
指標を所望の位置に配置し終えたら、スイッチ216を
押下することにより、変換テーブル作成部221によっ
て、各指標の設定値に基づいて変換テーブル(キー番号
に対する変換テーブル)が作成されるが、この作成処理
は、第1実施形態における処理と同様であるので、その
説明を省略する。変換テーブル作成部221によって作
成された変換テーブルは、スイッチ217で指定された
メモリ222上の領域に記憶される。この際、同一領域
に存在していたデータは上書きされる。
には、CPU101から音量データ変換部223へ、キ
ー番号およびキーベロシティを含むMIDIデータが供
給され、音量データ変換部223は、スイッチ217で
指定されたメモリ222上の領域に記憶している2種類
の変換テーブルを参照して、MIDIデータ中のキーベ
ロシティを当該キーベロシティに応じて変換し、変換結
果にキー番号に応じた補正値を加算し、加算結果でMI
DIデータ中のキーベロシティを書き換え、後段の鍵駆
動回路へ出力する。これにより、発生する楽音の音量
は、液晶パネル213上の指標が表す値に対応したもの
となる。 C.変換特性の変更 変換特性の変更動作については、スイッチ215および
スイッチ217を操作して変更対象の変換テーブルを選
択し、液晶パネル213の表示内容を当該変換テーブル
に応じた内容としておく点を除いて、変換特性のプリセ
ットの動作と同様であるので、その説明を省略する。
ここでは、説明の繁雑化回避のために、主に第1実施形
態に着目して変更例を挙げるが、以下に述べることと同
様なことが第1実施形態と同様な機能を有する第2実施
形態にも当てはまることは言うまでもない。
定キー111aとフォルテシモ設定キー111gとを設
けているが、変換特性入力キー111b〜111fのみ
でも本発明の課題を解決することができる。すなわち、
変換特性入力キー111b,111fを操作することに
よって、ダイナミックレンジとともに変換特性が設定さ
れるように構成すれば良い。 (b)第1実施形態では、変換特性入力キー111b,
…を5つ設けているが、少なくとも3つあれば大まかで
はあるが変換特性を設定することができる。また、5つ
よりも多く設けることにより、きめ細かな設定を行うこ
とが可能となる。これらのことは、第2実施形態におけ
るインジケータ211a,…およびインジケータ212
a,…についても同様である。 (c)第1実施形態では、変換特性入力キー111b,
…で設定した出力側キーベロシティどうしの間を線形補
間した後に、出力側キーベロシティが曲線状をなすよう
に補正しているが、線形補間だけ行うようにしても良
い。これと同様なことが、第2実施形態におけるキー番
号に対する変換テーブルの作成処理についても言える。
ベロシティの最小値(01)から最大値(7F)までの
間を等分割して変換特性入力キー111b,…を設けて
いるが、不等分割にして設けることもできる。たとえ
ば、変換特性入力キー111cをキーベロシティ(3
0)の入力に対する出力側キーベロシティの設定に用い
ることができる。その際に、各変換特性入力キー111
b〜111fに割り当てるキーベロシティを演奏者が任
意に設定できるようにしてもよい。すなわち、例えば、
各変換特性入力キー111b〜111fでキーベロシテ
ィが01,10,20,40,7fの入力に対する出力
側キーベロシティの設定を行うといったことが可能にな
る。この場合、入力キーベロシティが小さい場合の変換
カーブは細かく設定でき、一方、入力ベロシティが大き
い場合の変換カーブの設定は荒い。すなわち、演奏者の
好みに応じて、細かく設定したいところに重点的にスイ
ッチを割り当て、荒くても良いところは少なくして、限
られたスイッチで多彩なカーブの作成が可能になる。ま
た、たとえば、入力されるキーベロシティの中間値(例
えば20)から中間値(例えば60)までの間を分割し
て変換特性入力キー111b,…を設けることもでき
る。この場合には、変換特性入力キー111b,…で設
定した出力側キーベロシティがなす曲線(または直線)
を延長して最小値(01)および最大値(7F)までの
出力側キーベロシティを設定することができる。標準的
な変換特性の変換テーブルを記憶する記憶手段と、この
記憶手段に記憶された変換テーブルとボリュームスイッ
チ110で設定された変換テーブルとを選択する操作子
を設け、音量データ変換回路120がこの操作子で選択
された変換テーブルを用いてベロシティを変換するよう
にしてもよい。この場合、記憶する変換テーブルを複数
用意しておき、その中から任意のテーブルを選択できる
ようにするとさらに良い。加えて、この記憶手段を書込
可能なものとするとともに、ボリュームスイッチ110
で設定された変換テーブルをこの記憶手段に記憶できる
ようにすれば、任意に設定した変換テーブルを容易に再
現することが可能になる。
変換回路120をCPU101と音源回路106の中間
に設けているが、センサインターフェイス105とCP
U101の中間に配置することもできる。あるいは、C
PUで音量データ変換回路120の機能を実行するよう
構成することもできる。あるいは、消音演奏ピアノなど
の鍵盤楽器とは独立した構成にすることができる。 (f)前記第2実施形態では、液晶パネル213を用い
て各インジケータを示したが、LED列で代替すること
も可能である。この際、補正値のメモリとキーベロシテ
ィのメモリとをスイッチ215に連動して切り換え表示
するようにしてもよい。 (g)本発明の音量データ変換装置は、消音演奏用ピア
ノの他に、前述したような練習用ピアノ、電子楽器ある
いは自動演奏ピアノなどあらゆる楽器に適用可能であ
る。
16とスイッチ217のベロシティとイコライザの機能
をスイッチ215で切り換えて使用しているが、スイッ
チ215の代わりにスイッチ216,217を2系統備
え、それぞれをベロシティ/イコライザ専用の系統とし
て用いるようにしてもよい。すなわち、ベロシティ用ス
イッチ216,217およびイコライザ用スイッチ21
6’,217’(図示せず)とすることができる。
ザのキー番号表示を全キー(88キー分)対応とし、任
意のキーに対して独立に補正値を設定するようにしても
よい。例えば、図示を略すが、各スイッチ214a〜2
14gに対応してキー選択用のアップダウンスイッチ2
14a’〜214g’を設け、これらのスイッチ214
a’〜214g’の操作に応じて、対応するスイッチ2
14a〜214gに割り当てられたキー番号が1つずつ
増減するよう設定するとともに、鍵盤を模式的に表す画
像を液晶パネル213上に表示させ、各スイッチ214
a〜214gに割り当てられたキー番号に対応する上記
画像上の位置にキー選択用の指標を表示させるようにす
れば、上述の全キー対応を実現することが可能であり、
任意のキーに対して独立に補正値を設定することができ
る。
ることができるということは、ある特定のキー(単数ま
たは複数)についてのみイコライズすることが可能であ
ることを意味しており、よって、特定のキーの鳴り易さ
や鳴り難さを補正することもできる。また、大部分のキ
ーについては補間により値を設定し、特定のキーについ
てのみ補正値を補正することもできるので、きめ細かな
設定を行うことができるとともに、全てのキーについて
の補正値を1つ1つ設定する場合に比べて、設定操作を
簡素化することができる。なお、上述した例では、鍵盤
を模式的に表す画像上に指標を表示させるようにしてい
るが、各スイッチ214a〜214gに対応した液晶パ
ネル213上の領域に各スイッチ214a〜214gに
割り当てられたキー番号を数値表示するようにしてもよ
い。
ィに関する表示部において、さらに別の指標(例えば黒
色)を用いて、インジケータ211a,211g上の指
標の位置で決まるダイナミックレンジおよび音量域によ
って変換された後の特性(実際の出力カーブ)を表示す
るようにしてもよい。このようにすることによって、使
用者は、例えば、図6中に一点鎖線で示すような実際の
出力カーブを視認しつつ変換特性を設定することができ
る。なお、上述した(i),(j)は、液晶パネルのよ
うな表示手段を採用すれば、第1実施形態においても同
様に適用可能な事項である。
タ変換装置においては、入力された音量データに対して
出力する音量データの大きさを任意に設定することがで
きる。したがって、種々の状況に応じて音量を適宜設定
することができ、非常に便利である(請求項1)。ま
た、変換特性入力部での設定をやり直すことなくダイナ
ミックレンジを変更することができるので操作が簡便で
ある(請求項3)。また、出力の値が曲線をなすように
補正するので、音量の変化が滑らかで聴いていて違和感
が生じない(請求項5)。さらに、入力された音量デー
タに対して施す変換の程度を音高データ毎に設定するこ
とができるので、音域に対する音量バランスを適宜設定
することができ、非常に便利である(請求項6)。
装置が適用された消音演奏ピアノの鍵盤の下部構造を示
す側面図である。
ク図である。
ロック図である。
イッチのスライドキーの配置の例を示す平面図である。
る。
る。
る。
る。
る。
換装置が適用された自動演奏ピアノの電気的構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
スイッチ部の構成を示す平面図である。
置の例を示す平面図である。
置の例を示す平面図である。
置の例を示す平面図である。
力部)、111b〜111f…変換特性入力キー(変換
特性入力部)、111g…フォルテシモ設定キー(ダイ
ナミックレンジ入力部)、121…変換テーブル作成部
(変換特性設定部)、211a〜211g…インジケー
タ(アップダウンスイッチ214a〜214gと合わせ
て変換特性入力部を構成する)、212a〜212g…
インジケータ(アップダウンスイッチ214a〜214
gと合わせてキースケーリング用変換特性入力部を構成
する)、214a〜214g…アップダウンスイッチ、
221…変換テーブル作成部(キースケーリング用変換
特性設定部)
Claims (6)
- 【請求項1】 音量データの入力値を変換特性に従って
音量情報に変換し、該音量情報を出力する音量データ変
換装置であって、 上記入力値の少なくとも3つの値に対する出力を設定す
る操作部と、 この操作部で設定された出力値どうしの間を補間して変
換特性を設定する変換特性設定部と、 上記変換特性に基づいて上記音量データを上記音量情報
に変換し、該音量情報を出力する音量データ変換部とを
備えたことを特徴とする音量データ変換装置。 - 【請求項2】 前記操作部は、前記入力値の少なくとも
3つの値に対する出力を設定する変換特性入力部と、入
力される音量データの予め設定された最小値と最大値に
対する出力を設定するダイナミックレンジ入力部とを備
え、前記変換特性設定部は、出力が上記ダイナミックレ
ンジ設定部によって設定された出力の範囲内となるよう
に前記変換特性を補正することを特徴とする請求項1に
記載の音量データ変換装置。 - 【請求項3】 前記操作部は、入力される音量データの
予め設定された最小値、最大値およびそれらの中間値に
対する出力を設定する変換特性入力部を備えたことを特
徴とする請求項1に記載の音量データ変換装置。 - 【請求項4】 前記変換特性設定部は、前記操作部で設
定された出力どうしの間を直線で補間して変換特性を設
定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
記載の音量データ変換装置。 - 【請求項5】 前記変換特性設定部は、前記操作部で設
定された出力どうしの間を曲線で補間して変換特性を設
定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
記載の音量データ変換装置。 - 【請求項6】 前記音量データは音高データと組で入力
され、 前記音高データの複数の入力値について、前記出力値に
対する補正量を設定するキースケーリング用操作部と、 前記キースケーリング用操作部で設定された補正量どう
しの間を補間して音高データについての変換特性を設定
するキースケーリング用変換特性設定部とを具備し、 前記変換特性設定部で設定された前記変換特性と前記音
高データについての変換特性とに基づいて前記音量デー
タを前記音量情報に変換することを特徴とする請求項1
ないし5のいずれかに記載の音量データ変換装置。
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