JPH09293178A - 人体検出器 - Google Patents

人体検出器

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JPH09293178A
JPH09293178A JP10883396A JP10883396A JPH09293178A JP H09293178 A JPH09293178 A JP H09293178A JP 10883396 A JP10883396 A JP 10883396A JP 10883396 A JP10883396 A JP 10883396A JP H09293178 A JPH09293178 A JP H09293178A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体以外の外乱光の影響を低減させることが
できる人体検出器を提供する。 【解決手段】 増幅回路4により増幅された検出部3の
正または負の出力が基準値Vt、−Vtを超えたときか
ら検出部3にて人体が検出されたときの出力期間に略対
応する2秒間の計時を開始し、その計時期間中に検出部
3から次の出力が得られ、その出力が先の出力と正負が
逆で、かつ基準値Vt、−Vtを超えるものであれば人
体を検出したものとして人体検出出力抽出回路23から
出力を得る。この状態を連続して人体検出出力抽出回路
23の出力回数が予め設定された値になると警報出力を
出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防犯設備や照明・
空調を制御する設備等に用いて好適な人体検出器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上述した人体検出器として、赤外
線を利用したものがある。この種の人体検出器は、検出
エリアの赤外線エネルギーと人体から放射される赤外線
エネルギーとの差を検出し、警報を出力するものであ
る。この赤外線式の人体検出器には、図7に示すように
正極性と負極性の赤外線検出素子を一対備えたものや、
二対備えたものがあり、一対備えたものはツイン素子と
呼ばれ、二対備えたものはデュアルツイン素子と呼ばれ
る。ツイン素子では二つの検出エリアが得られ、デュア
ルツイン素子では四つの検出エリアが得られる。すなわ
ち、赤外線検出素子の数に応じて検出エリアが得られ
る。これら赤外線検出素にはフレネルレンズや反射鏡等
の集光手段によって集光された赤外線が入射され、その
ときの赤外線量に応じた電気信号が出力される。
【0003】例えば、ツイン素子による二つの検出エリ
アを人が横切ったときには、時間的な差が生ずることか
ら図8に示すように正と負、負と正の振幅極性が連続的
に変化する信号が得られる。すなわち、正極性の赤外線
検出素子による検出エリアを通過したときには正の出力
が得られ、負極性の赤外線検出素子による検出エリアを
通過したときには負の出力が得られる。ここで、図9は
フレネルレンズを使用した人体検出器の外観を示す側面
図であり、この図に示すように、カバー1に複数のレン
ズ21〜2nが設けられており、一つのレンズ2に対し
て、検出部3が例えばツイン素子を備えたものであれば
二つの検出エリアが得られ、デュアルツイン素子を備え
たものであれば四つの検出エリアが得られる。レンズ2
の個数は一般的には20〜50程度である。
【0004】従来の人体検出器の構成は図10のブロッ
ク図に示すように、レンズ21〜2nおよび検出部3の
他、増幅回路4、比較回路5、タイマ回路6、カウント
回路7および警報出力回路8を有して構成されている。
検出部3の出力(以下、検出出力)が増幅回路4にて増
幅された後、比較回路5にて所定の基準値(以下、閾値
という)と比較される。そして、検出出力が一番最初に
閾値を超えたときにタイマ回路6の計時が開始するとと
もに、カウンタ回路7によって所定時間以内に検出出力
が閾値を超える回数がカウントされ、予め設定したカウ
ント値(2回以上)になると警報出力回路8から警報出
力が出される。なお、検出部3の検出出力が閾値を超え
る回数をカウントするのは誤報を防止するためである。
【0005】また、図11はこの人体検出器の動作を示
すタイミングチャートであり、この図に示すように、増
幅回路4の出力が正負の閾値Vt、−Vtを超えるタイ
ミングで比較回路5の出力が”H”レベルに立ち上がっ
てパルスとなる。また同時にタイマ回路6の出力が”
H”レベルに立ち上がる。このタイマ回路6の出力は所
定時間(例えば18秒)”H”レベルになり、この間に
比較回路5からのパルスの数がカウント回路7によって
カウントされる。そして、カウントされたパルス数が例
えば「2」になると警報出力回路8から警報出力が得ら
れる。このタイミングチャートは人が通過した場合を示
すものであり、人が通過した場合には比較回路5から連
続する3つのパルスが連続して出力される。なお、この
図において、増幅回路4の負の出力が正の出力よりも大
きくなっているが、これは増幅回路4の増幅率を大きく
設定しているためで(約6,000倍)、増幅回路4の
出力が正に振れた後にすぐには零にならずターンオーバ
ーし、その分が負側に加算されるからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の人体検出器にあっては、検出部3の正極性の赤外線
検出素子と負極性の赤外線検出素子とが並べて配置され
ているので、これらの赤外線検出素子の双方に同一の温
度変化や外乱光が検出された場合では同一時間上で極性
が逆向きになることから互いに打ち消し合って出力は出
ないが、いずれか一方にのみ温度変化や外乱光が検出さ
れた場合や、双方に亘るようにして移動する外乱光が検
出された場合では人体が検出エリア内に侵入していない
にもかかわらず警報出力が出されるという問題点があっ
た。
【0007】例えば、自動車のライトが正極性の赤外線
検出素子にのみ入射した場合、検出部3の出力は図12
に示すように正に大きく振れた後、負にターンオーバー
し、その後、徐々に集束して行く波形になる。この際、
検出部3の出力が負にターンオーバーしたときの増幅回
路4の出力が負側も閾値−Vtを超える大きさになって
しまう。しかもタイマ回路6の出力が”H”になってい
る時間以内に正負両方の閾値Vt、−Vtを超えてしま
うので、人体を検出した場合と略同様になってしまう。
このため警報出力を出してしまう。
【0008】そこで本発明は、人体以外の温度変化や外
乱光の影響を低減させることができる人体検出器を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明のうちで請求項1記載の発明による人体検出器は、
検出エリアにある物体から放射される赤外線を検出して
正負両出力を生ずる正極性と負極性の赤外線検出素子を
少なくとも一対有する検出手段と、この検出手段の出力
を増幅する増幅手段と、この増幅手段の出力と基準値と
を比較する比較手段と、増幅手段の出力が基準値を超え
たときから検出手段にて人体が検出されたときの出力期
間に略対応する期間の計時を行う第1の計時手段と、こ
の第1の計時手段による計時期間中に比較手段から出力
が得られた場合にのみ出力を行う人体検出出力抽出手段
と、この人体検出出力抽出手段の出力を計数する計数手
段と、人体検出出力抽出手段の出力が得られたときか一
定時間計時を行う第2の計時手段と、この第2の計時手
段による計時期間内に計数手段の計数値が予め設定した
値になったときに警報出力を出す警報出力手段とを備え
るものである。
【0010】この構成によれば、増幅手段により増幅さ
れた検出手段の出力が基準値を超えたときから、検出手
段にて人体が検出されたときの出力期間に略対応する期
間の計時が開始し、その計時期間中に検出手段から次の
出力が得られ、その出力が基準値を超えるものであれ
ば、人体を検出したものとして、人体検出出力抽出手段
から出力が得られる。この状態が連続して人体検出出力
抽出手段の出力回数が予め設定された値になると警報出
力が出される。検出手段にて人体が検出されたときの出
力期間とは、検出手段の正極性の赤外線検出素子と負極
性の赤外線検出素子の両方にて人体が検出されたときの
期間のことである。したがって、基準値を超える検出手
段の出力が得られたときから一定の計時期間内に基準値
を超える出力が引き続き検出手段から得られなければ、
人体以外のものとして排除するので、自動車のライトの
ような外乱光の影響を低減することができる。
【0011】請求項2記載の発明による人体検出器は、
検出エリアにある物体から放射される赤外線を検出して
正負両出力を生ずる正極性と負極性の赤外線検出素子を
少なくとも一対有する検出手段と、この検出手段の正負
両出力を増幅する増幅手段と、この増幅手段の正負両出
力とこれらに対応する正負両基準値とを比較し、正負両
出力のいずれか一方でも対応する正負両基準値を超えて
いる期間だけ出力を行う比較手段と、増幅手段の正負両
出力のうちのいずれか一方が最初に基準値を超えたとき
から検出手段にて人体が検出されたときの出力期間に対
応する期間の計時を行う第1の計時手段と、この第1の
計時手段の計時期間中に増幅手段の正負両出力のうちの
他方が、対応する基準値を超えた場合にのみ出力を行う
人体検出出力抽出手段と、この人体検出出力抽出手段の
出力を計数する計数手段と、人体検出出力抽出手段の出
力が得られたときから一定時間計時を行う第2の計時手
段と、この第2の計時手段による計時期間内に計数手段
の計数値が予め設定した値になったときに警報出力を出
す警報出力手段とを備えるものである。
【0012】この構成によれば、増幅手段により増幅さ
れた検出手段の正または負の出力が基準値を超えたとき
から、検出手段にて人体が検出されたときの出力期間に
略対応する期間の計時が開始し、その計時期間中に検出
手段から次の出力が得られ、その出力が先の出力と正負
が逆で、かつ基準値を超えるものであれば、人体を検出
したものとして、人体検出出力抽出手段から出力が得ら
れる。この状態が連続し、人体検出出力抽出手段の出力
回数が予め設定された値になると警報出力が出される。
検出手段にて人体が検出されたときの出力期間とは、検
出手段の正極性の赤外線検出素子と負極性の赤外線検出
素子の両方にて人体が検出されたときの期間のことであ
る。
【0013】したがって、基準値を超える検出手段の正
または負の出力が得られたときから一定の計時期間内
に、先の出力と正負が逆で、かつ基準値を超える出力が
引き続き検出手段から得られなければ、人体以外のもの
として排除するので、自動車のライトのような外乱光の
影響を低減することができる。特に、検出手段により人
が検出された場合には正負両方の検出出力が得られるの
で、正負両方の検出出力が得られない場合、例えば正、
正または負、負となる場合は人以外の外乱光と言える。
【0014】請求項3記載の発明による人体検出器は、
検出手段の検出出力の一定期間における増加の割合を検
出する増大率検出手段と、この増大率検出手段の検出結
果に基づいて比較手段の基準値を変更する基準値変更手
段とを更に備えるものである。この構成によれば、検出
手段の検出出力が時間の経過とともに増大して行く場
合、一定期間における増加の割合に応じて基準値が変更
される。したがって、検出手段の検出出力が時間の経過
とともに大きくなる場合、増幅手段の出力が閾値を超え
る前に変更するので、ストーブなどの暖房器具のように
点火後または電源投入後から徐々に温度が上昇するもの
が存在しても、これによる影響を排除することができ
る。
【0015】請求項4記載の発明による人体検出器は、
増大率検出手段は、比較手段に用いられる基準値よりも
値が小さく、かつ互いに値が異なる複数の比較値を有
し、これら比較値のうちの値の一番小さい比較値を増幅
手段の出力が超えたときから計時を開始し、一定時間の
計時後に複数の比較値のうちで増幅手段の出力が超える
最も大きな比較値を選択し、基準値変更手段は、増大率
検出手段にて選択された比較値に応じて基準値を変更す
るものである。
【0016】この構成によれば、検出手段の検出出力が
時間の経過とともに増大して行く場合、増幅手段の出力
が一番値の小さい比較値を超えたときから一定時間後に
増幅手段の出力を各比較値と比較し、増幅手段の出力が
超える最も大きな比較値を選してその比較値に応じて基
準値を変更する。したがって、検出手段の検出出力が時
間の経過とともに大きくなる場合、増幅手段の出力が閾
値を超える前に変更するので、ストーブなどの暖房器具
のように点火後または電源投入後から徐々に温度が上昇
するものが存在しても、これによる影響を排除すること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面例と共に説明する。 (I)実施の形態1 図1は本発明に係る人体検出器の実施の形態1の回路構
成を示すブロック図である。なお、この図において前述
した図10と共通する部分には同一の符号を付してあ
る。 A.人体検出器20の構成 図1において、人体検出器20は、複数の集光用のレン
ズ21〜2n、検出部3、増幅回路4、帯域フィルタ2
1、比較回路5、タイマ回路22、人体検出出力抽出回
路23、タイマ回路6、カウント回路7および警報出力
回路8を有して構成されている。レンズ21〜2nは図9
に示すようにカバー1に設けられており、これによって
複数の検出エリアが得られる。
【0018】検出部3は正極性と負極性の赤外線検出素
子を一対備えたツイン素子と呼ばれるものである。帯域
フィルタ21は増幅回路4と比較回路5との間に介挿さ
れており、増幅回路4からの周波数の高い成分と低い成
分の出力をそれぞれ除去する。この帯域フィルタ21に
より、検出部3の二つの赤外線検出素子による検出エリ
アを人が通過する速度よりも速いものや遅いものの影響
を低減することができる。比較回路5は正側と負側に設
けた閾値Vt、−Vtにより増幅回路4の出力を比較
し、各閾値Vt、−Vtを超える入力があった場合にそ
の超える期間に応じた出力を行う。タイマ回路22は比
較回路5の出力の立ち上がりに同期して2秒の計時を開
始するとともにその間に出力を”H”レベルにする。こ
の場合、タイマ回路22の設定を2秒としたのは、人が
検出エリア間を通過するのに約2秒程度かかるからであ
り、人を特定を容易にするために2秒に設定した。
【0019】人体検出出力抽出回路23は、タイマ回路
22の出力が”H”レベルになっている2秒間に比較回
路5の出力を入力して正と負の出力が一つずつあるか否
かを判定し、各々一つずつあると判断するとパルスを一
つ出力する。この波形形状判断回路23と上記タイマ回
路22により、人以外の外乱の影響を大幅に低減するこ
とができる。この理由の詳細については以下で説明す
る。上記検出部3は検出手段に対応し、増幅回路4は増
幅手段に対応する。また、比較回路5は比較手段に対応
し、タイマ回路22は第1の計時手段に対応する。ま
た、人体検出出力抽出回路23は人体検出出力抽出手段
に対応し、カウント回路7は計数手段に対応する。ま
た、タイマ回路6は第2の計時手段に対応し、警報出力
回路8は警報出力手段に対応する。
【0020】B.人体検出器20の動作 図2は上記構成による人体検出器20の動作を示すタイ
ミングチャートである。この図において、(イ)は増幅
回路4の出力波形、(ロ)は比較回路5の正側の出力波
形、(ハ)は比較回路5の負側の出力波形、(ニ)はタ
イマ回路22の出力波形、(ホ)は人体検出出力抽出回
路23の出力波形、(ヘ)はタイマ回路6の出力波形お
よび(ト)は警報出力回路8の出力波形である。
【0021】例えば、検出部3の正極性の赤外線検出素
子による検出エリアにのみ赤外線が検出されて、増幅回
路4の出力が(イ)のWaに示すように正側が大きくな
った波形として現われた場合、比較回路5からは(ロ)
に示すように正の閾値Vtを超える期間に応じたパルス
幅のパルス出力が得られ、さらにこのパルス出力の立ち
上がりに同期してタイマ回路22の計時が開始される。
そして、このタイマ回路22による2秒の計時期間中に
比較回路5の出力が人体検出出力抽出回路23に入力さ
れる。人体検出出力抽出回路23は比較回路5から正負
の出力が一つずつ得られた時点で出力を出すが、この場
合では2秒間に正の出力しかないので、出力を出さな
い。したがって、人体検出出力抽出回路23からパルス
出力が出ないので後段のタイマ回路6は動作せず、当然
ながら警報出力回路8からは警報出力は出ない。
【0022】これに対して、検出部3の正負両極性の赤
外線検出素子の各々による検出エリアの双方に赤外線が
検出されて、増幅回路4の出力が(イ)のWbに示すよ
うに正負両側が共に同じような波形として現われた場
合、比較回路5からは(ロ)に示すように正の閾値Vt
を超える期間に応じたパルス幅のパルス出力が得られる
とともに、(ハ)に示すように負の閾値−Vtを超える
期間に応じたパルス幅のパルス出力が得られ、さらに先
に閾値Vtを超えた正側のパルス出力の立ち上がりに同
期してタイマ回路22の計時が開始される。そして、こ
のタイマ回路22による2秒の計時期間中に比較回路5
の出力が波形形状判断回路23に入力される。
【0023】人体検出出力抽出回路23は比較回路5か
ら正負の出力が一つずつ得られた時点で出力を出すが、
この場合では2秒間に正負両方の出力が得られるので、
負側の出力が得られた時点で(ホ)に示すようにパルス
出力を出す。この人体検出出力抽出回路23からパルス
出力が出されると、その立ち上がりに同期してタイマ回
路6の計時が開始されるとともにカウント回路7にてカ
ウントが開始される。タイマ回路6による18秒の計時
期間中に比較回路5からのパルスの数がカウント回路7
によってカウントされ、そのカウント数が例えば「2」
になると同時に警報出力回路8から警報出力が得られ
る。
【0024】このように、この実施の形態1では、増幅
回路4により増幅された検出部3の正または負の出力が
基準値Vt、−Vtを超えたときから、検出部3にて人
体が検出されたときの出力期間に略対応する2秒間の計
時を開始し、その計時期間中に検出部3から次の出力が
得られ、その出力が先の出力と正負が逆で、かつ基準値
Vt、−Vtを超えるものであれば、人体を検出したも
のとして人体検出出力抽出回路23から出力を得る。こ
の状態が連続して人体検出出力抽出回路23の出力回数
が予め設定された値になると警報出力が出される。検出
部3にて人体が検出されたときの出力期間とは、検出部
3の正極性の赤外線検出素子と負極性の赤外線検出素子
の両方にて人体が検出されたときの期間のことである。
したがって、検出部3の一方の極性の赤外線検出素子に
のみ光が入射するような場合(自動車のライトのような
外乱光)の誤報を排除することができる。
【0025】(II)実施の形態2 図3は本発明に係る人体検出器の実施の形態2の回路構
成を示すブロック図である。なお、この図において前述
した図1と共通する部分には同一の符号を付してある。 A.人体検出器30の構成 図3において、人体検出器30は、複数の集光用のレン
ズ21〜2n、検出部3、増幅回路4、帯域フィルタ2
1、比較回路5、タイマ回路22、人体検出出力抽出回
路23、閾値変更回路31、タイマ回路6、カウント回
路7および警報出力回路8を有して構成されている。
【0026】この人体検出器30の特徴は、ストーブな
どの暖房機器があっても誤報を出さないようにした点に
ある。すなわち、ストーブなどの暖房機器では点火また
は電源投入時から徐々に温度が上昇して行くことから、
ある時点で人体検出用に設定している閾値Vt、−Vt
を超えてしまうことがある。そこで、予め閾値Vt、−
Vtを超えるか否かを予測し、超えるようであれば閾値
Vt、−Vtを上げるにする。この制御は閾値変更回路
31によって行われる。閾値変更回路31は、図3に示
すように増幅回路4により増幅された検出部3の検出出
力を取り込み、その検出出力が通常の閾値Vt、−Vt
よりも小さい比較値Vta、−Vtaを超えるか否かを
監視し、超えると判断すると40秒間待機する。そし
て、40秒経過後に検出出力がどの程度大きくなってい
るかをチェックし、その大きさに応じて閾値Vt、−V
tを変更する。40秒の待機にはタイマ回路32を使用
する。上記閾値変更回路31は増大率検出手段および基
準値変更手段に対応する。
【0027】B.閾値変更回路31の動作 図4は閾値変更回路31の動作を示すタイムチャートで
ある。この図に示すVsは増幅回路4により増幅された
検出部3の検出出力であり、電気ストーブから放射され
る赤外線を検出している状態を示している。電気ストー
ブの電源スイッチをオンした後、徐々に暖まって行くの
で、図示のように検出出力Vsは徐々に振幅が大きくな
って行く。閾値の初期値はVt0、−Vt0であり、この
初期閾値Vt0、−Vt0の変更を行うか否かを判定する
ための基準となる上述の如く比較値がVta、−Vta
である。そして、初期閾値Vt0、−Vt0をどの程度変
更させるかを決定する比較値がVtb、−VtbとVt
c、−Vtcである。この場合、比較値Vta、−Vt
aは通常のノイズレベルよりは大きい値であり、また比
較値Vtb、−Vtbおよび比較値Vtc、−Vtcの
大小関係はVtc、−Vtc>Vtb、−Vtbになっ
ている。
【0028】閾値変更回路31は、検出出力Vsが比較
値Vta、−Vtaを超えると、タイマ回路32を制御
して計時を開始させる。そして、40秒に達すると検出
出力Vsが比較値Vtc、−Vtcを超えているか否か
を判定し、超えていると判断すると、初期閾値Vt0、
−Vt0をVt2、−Vt2に変更する。他方、検出出力
Vsが比較値Vtc、−Vtcを超えていないと判断す
ると、比較値Vtb、−Vtbは超えているか否かを判
定し、超えていると判断すると初期閾値Vt0、−Vt0
をVt1、−Vt1に変更する。他方、検出出力Vsが比
較値Vtb、−Vtbを超えていないと判断すると初期
閾値Vt0、−Vt0の変更は行わない。このようにし
て、検出出力Vsが比較値Vta、−Vtaを超える
と、40秒間待機して、40秒後にどの程度まで検出出
力Vsが大きくなっているかを判定し、その大きさに応
じて初期閾値Vt0、−Vt0を変更する。
【0029】図5はこの閾値変更回路31をマイコンで
実現した場合の正側の構成を示すブロック図であり、比
較器35にて検出出力Vsと比較値Vtaとの比較が行
われ、また比較器36にて検出出力Vsと比較値Vtb
との比較が行われる。また、比較器37にて検出出力V
sと比較値Vtcとの比較が行われる。各比較器35〜
37の出力が制御部34に入力され、各値に応じて比較
回路5の閾値の変更が必要であれば、それを行う。ま
た、図6はこの閾値変更回路31の動作を示すフローチ
ャートである。まず、ステップS10で検出出力がVs
が比較値Vtaを超えているか否かを判定し、超えてい
ないと判断するとこのステップを繰り返し、超えている
と判断するとステップS12に進み、40秒タイマをス
タートさせる。次いで、ステップS14で40秒に達し
たか否かを判定し、40秒に達していないと判断すると
このステップを繰り返し、40秒に達したと判断すると
ステップS16に進む。
【0030】ステップS16に進むと、検出出力が比較
値Vtcを超えているか否かを判定し、超えていると判
断するとステップS18に進み、初期閾値Vt0、−V
t0をVt2、−Vt2に変更する。この変更処理後、ス
テップS20で40秒タイマをクリアして処理を終了す
る。一方、ステップS16の判定において、検出出力が
比較値Vtcを超えていないと判断するとステップS2
2に進み、比較値Vtbを超えているか否かを判定し、
超えていないと判断すると何も処理をせず、そのままス
テップS10に戻り、超えていると判断するとステップ
S24で初期閾値Vt0、−Vt0をVt1、−Vt1に変
更する。この変更処理後、ステップS20で40秒タイ
マをクリアして処理を終了する。
【0031】このように、この実施の形態2では、検出
出力Vsが初期閾値Vt0、−Vt0よりも値の小さい比
較値Vta、−Vtaを設定し、この比較値Vta、−
Vtaを検出出力Vsが超えるか否かを判定し、超える
と判断すると40秒間待機し、そして40秒後にどの程
度まで検出出力Vsが大きくなっているかを判定する。
この判定において、検出出力Vsが比較値Vtcを超え
ていると判断すると初期閾値Vt0、−Vt0をVt2、
−Vt2に変更する。これに対して、検出出力Vsが比
較値Vtcを超えていないと判断すると、Vtb、−V
tbは超えれているか否かを判定する。比較値Vtb、
−Vtbは超えているものと判断すると、初期閾値Vt
0、−Vt0をVt1、−Vt1に変更する。このよう
に、検出出力Vsが40秒間でどの程度の割合で大きく
なっているかを判定して、閾値を変更する割合を変え
る。したがって、ストーブなどの温度が徐々に上昇して
行くものからの赤外線を検知しても誤報を出すことがな
い。
【0032】なお、本発明は上記各実施の形態に限ら
ず、本発明の目的の範囲内で各種の実施の形態が可能で
ある。具体的には、次のようにしても良い。 (イ)実施の形態1では、タイマ回路22の設定時間を
2秒と、タイマ回路6の設定時間18秒したが、これら
に限定されるものではなく、多少前後する値であっても
よい。 (ロ)同様に、実施の形態2では、タイマ回路32の設
定時間を40秒としたが、これの値についても限定され
たものではなく、前後する値であってもよい。
【0033】(ハ)実施の形態2では、比較値をVt
a、Vtb、Vtc(−Vta、−Vtb、−Vtc)
の三つ設け、また閾値の数をVt0、Vt1、Vt2(−
Vt0、−Vt1、−Vt2)の三つ設けたが、これらの
数に限定されるものではない。また、閾値は連続的に変
化させるようにしてもよい。 (ニ)実施の形態1、2では、検出部3はツイン素子を
用いたものであったが、デュアルツイン素子を用いたも
のであってもよい。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明の人体検出器によれば、
基準値を超える検出手段の出力が得られたときから一定
の計時期間内に基準値を超える出力が引き続き検出手段
から得られなければ、人体以外のものとして排除するよ
うにしたので、自動車のライトのような外乱光の影響を
低減することができる。請求項2の発明の人体検出器に
よれば、基準値を超える検出手段の正または負の出力が
得られたときから一定の計時期間内に、先の出力と正負
が逆で、かつ基準値を超える出力が引き続き検出手段か
ら得られなければ、人体以外のものとして排除するよう
にしたので、自動車のライトのような外乱光の影響を低
減することができる。特に、正負両方の検出出力が得ら
れない場合、例えば正、正または負、負となる場合は人
以外の外乱であるので、正負両方の検出出力が得られる
かどうかを確認することで、人とそれ以外のものを正確
に識別することができる。
【0035】請求項3、4の発明の人体検出器によれ
ば、検出手段の検出出力が時間の経過とともに大きくな
る場合、増幅手段の出力が閾値を超える前に変更するよ
うにしたので、ストーブなどの暖房器具のように点火後
または電源投入後から徐々に温度が上昇するものが存在
してもこれによる影響を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る人体検出器の実施の形態1の回路
構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態1の人体検出器の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図3】本発明に係る人体検出器の実施の形態2の回路
構成を示すブロック図である。
【図4】同実施の形態2の人体検出器の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図5】同実施の形態2の人体検出器の閾値変更回路の
構成を示すブロック図である。
【図6】同実施の形態2の人体検出器の閾値変更回路の
動作を示すフローチャートである。
【図7】赤外線式の人体検出器の概略構成を示す斜視図
である。
【図8】赤外線式の人体検出器の出力の一例を示す図で
ある。
【図9】赤外線式の人体検出器を示す側面図である。
【図10】従来の人体検出器の回路構成を示すブロック
図である。
【図11】従来の人体検出器の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図12】従来の人体検出器の問題点を説明するための
図である。
【符号の説明】
3 検出部 4 増幅回路 5 比較回路 6 タイマ回路 7 カウント回路 8 警報出力回路 22 タイマ回路 23 人体検出出力抽出回路 31 閾値変更回路 32 タイマ回路 34 制御部 35〜37 比較器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出エリアにある物体から放射される赤
    外線を検出して正負両出力を生ずる正極性と負極性の赤
    外線検出素子を少なくとも一対有する検出手段と、 この検出手段の出力を増幅する増幅手段と、 この増幅手段の出力と基準値とを比較する比較手段と、 前記増幅手段の出力が前記基準値を超えたときから前記
    検出手段にて人体が検出されたときの出力期間に略対応
    する期間の計時を行う第1の計時手段と、 この第1の計時手段による計時期間中に前記比較手段か
    ら出力が得られた場合にのみ出力を行う人体検出出力抽
    出手段と、 この人体検出出力抽出手段の出力を計数する計数手段
    と、 前記人体検出出力抽出手段の出力が得られたときか一定
    時間計時を行う第2の計時手段と、 この第2の計時手段による計時期間内に前記計数手段の
    計数値が予め設定した値になったときに警報出力を出す
    警報出力手段と、を備えたことを特徴とする人体検出
    器。
  2. 【請求項2】 検出エリアにある物体から放射される赤
    外線を検出して正負両出力を生ずる正極性と負極性の赤
    外線検出素子を少なくとも一対有する検出手段と、 この検出手段の正負両出力を増幅する増幅手段と、 この増幅手段の正負両出力とこれらに対応する正負両基
    準値とを比較し、正負両出力のいずれか一方でも対応す
    る正負両基準値を超えている期間だけ出力を行う比較手
    段と、 前記増幅手段の正負両出力のうちのいずれか一方が最初
    に基準値を超えたときから前記検出手段にて人体が検出
    されたときの出力期間に対応する期間の計時を行う第1
    の計時手段と、 この第1の計時手段の計時期間中に前記増幅手段の正負
    両出力のうちの他方が、対応する基準値を超えた場合に
    のみ出力を行う人体検出出力抽出手段と、 この人体検出出力抽出手段の出力を計数する計数手段
    と、 前記人体検出出力抽出手段の出力が得られたときから一
    定時間計時を行う第2の計時手段と、 この第2の計時手段による計時期間内に前記計数手段の
    計数値が予め設定した値になったときに警報出力を出す
    警報出力手段と、を備えたことを特徴とする人体検出
    器。
  3. 【請求項3】 前記検出手段の検出出力の一定期間にお
    ける増加の割合を検出する増大率検出手段と、 この増大率検出手段の検出結果に基づいて前記比較手段
    の基準値を変更する基準値変更手段と、を更に備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の人体
    検出器。
  4. 【請求項4】 前記増大率検出手段は、前記比較手段に
    用いられる基準値よりも値が小さく、かつ互いに値が異
    なる複数の比較値を有し、これら比較値のうちの値の一
    番小さい比較値を前記増幅手段の出力が超えたときから
    計時を開始し、一定時間の計時後に前記複数の比較値の
    うちで前記増幅手段の出力が超える最も大きな比較値を
    選択し、 前記基準値変更手段は、前記増大率検出手段にて選択さ
    れた比較値に応じて前記基準値を変更することを特徴と
    する請求項3記載の人体検出器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006118041A1 (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Optex Co., Ltd. マイクロウエーブセンサ
GB2553133A (en) * 2016-08-24 2018-02-28 Orisec Ltd Motion detector

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