JPH0929345A - 携帯用油圧式鉄筋曲げ加工機 - Google Patents

携帯用油圧式鉄筋曲げ加工機

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Publication number
JPH0929345A
JPH0929345A JP20933995A JP20933995A JPH0929345A JP H0929345 A JPH0929345 A JP H0929345A JP 20933995 A JP20933995 A JP 20933995A JP 20933995 A JP20933995 A JP 20933995A JP H0929345 A JPH0929345 A JP H0929345A
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JP
Japan
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bending
rod
piston
axis
reinforcing bar
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Pending
Application number
JP20933995A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Mochizuki
好彦 望月
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ISHIHARA KIKAI KOGYO KK
Original Assignee
ISHIHARA KIKAI KOGYO KK
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Filing date
Publication date
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Wire Processing (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 垂直方向に延出された差し筋のベンディング
に対応可能であり、かつ、高い作業性を確保可能とす
る。 【構成】 ベンディングベース28のベンディングブロッ
ク32とストッパ34とによって、被加工物となる差し筋30
がピストンロッド20a の軸線に沿って配置可能となって
いる。そして、ピストン20に連動するベンディングアー
ム16の回動のもとで、ピストンのロッド20a の軸線に対
する直交方向に、差し筋30がベンディング可能となって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄筋コンクリー
ト構造物等で使用される鉄筋、特に鉄筋コンクリート構
造物に部分的に埋設された差し筋を、延出した部分の任
意の箇所で折曲するための携帯用油圧式鉄筋曲げ加工機
に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート構造物等においては、
たとえば、組み合わせられた種々の鉄筋が埋設されてい
る。そして、このような鉄筋においては、施工の際の必
要に応じて切断、折り曲げ等が適宜行われる。
【0003】このような、鉄筋コンクリート構造物に埋
設される鉄筋の一種として、たとえば、鉄筋コンクリー
ト構造物から垂直に延出されて、新旧の鉄筋コンクリー
ト構造物の継ぎ目の一体化をはかるための差し筋があ
る。この差し筋は、通常、鉄筋コンクリート構造物の対
象面に対してほぼ平行となるように直角程度に折り曲げ
られて使用される。
【0004】このような差し筋の折り曲げ(ベンディン
グ)は、通常、てこを応用した手動式の曲げ工具を利用
して、作業者が手作業において行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、公知の
手動式工具においては、工具の引掛端で差し筋を引っ掛
け、てこを利用した操作により、差し筋を任意の箇所で
ベンディングするため、手動による作業性の低下は避け
られない。
【0006】そして、てこを応用した工具であるため、
その操作片の移動範囲は大きい。つまり、ベンディング
の対象となる差し筋の回りにその工具の使用のための許
容空間が必要となる。従って、公知の手動式の工具にお
いては、狭い場所での差し筋のベンディングが容易に行
えない。
【0007】ところで、各種鉄筋のベンディングの際に
使用される油圧式等の携帯用の曲げ加工機が一般的に知
られている。そこで、この鉄筋曲げ加工機が、差し筋の
曲げ加工にも一部利用されている。
【0008】この種の鉄筋曲げ加工機は、加圧油の流動
のもとで摺動するピストンを備えて、ピストンの摺動に
連動するベンディングアームの回動により被加工物とな
る鉄筋をほぼ直角程度にベンディング可能に構成されて
いる。
【0009】しかしながら、公知の一般的な鉄筋曲げ加
工機は、ピストンの摺動方向に対する直交方向に配置さ
れた鉄筋を直角程度にベンディング可能に構成されてい
る。つまり、公知の鉄筋曲げ加工機においては、加工機
を水平状態に寝かせて使用することが前提であるため、
鉄筋コンクリート構造物から垂直方向に延出された差し
筋に対しては、作業者に無理な姿勢を強いることが多
く、作業性の低下を招く虞れがある。
【0010】そして、鉄筋曲げ加工機を水平方向に寝か
さなければ使用できないため、壁に沿って配置された差
し筋を壁との反対方向に曲げる加工は実質的に不可能で
あり、使用場所の限定が避けられない。
【0011】更に、差し筋は、通常、鉄筋コンクリート
構造物から所定距離だけ離反した箇所でベンディングさ
れるため、鉄筋曲げ加工機を寝かした状態で任意の高さ
に浮かせて支持しなければならない。つまり、作業者に
重量的な負担を掛けやすく、鉄筋曲げ加工機の安定した
支持が行い難いため、鉄筋曲げ加工機の高さ、つまりは
差し筋のベンディング位置の一定化が容易にはかれな
い。
【0012】この発明は、垂直方向に延出された差し筋
のベンディングに対応可能であり、かつ、高い作業性の
確保可能な携帯用油圧式鉄筋曲げ加工機の提供を目的と
している。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、加圧油の流動により摺動するピ
ストンを備えたケーシング本体と、ピストンの一部をな
すピストンロッドの摺動可能な中空部を備えたハウジン
グと、被加工物の配置されるベンディングベースとを具
備して構成されている。
【0014】また、自由端にベンディングローラを有す
るベンディングアームが、ベンディング、ストッパに対
する同一平面上で移動可能に設けられている。そして、
ベンディングベースのベンディングブロック、ストッパ
間でピストンロッドの軸線に沿って配置された被加工物
を、ピストンの摺動に連動する主軸を中心としたベンデ
ィングアームの回動のもとで、ピストンのロッドの軸線
に対する直交方向にベンディング可能としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0016】図1、図2に示すように、この発明に係る
携帯用油圧式鉄筋曲げ加工機10は、携帯可能なケーシン
グ本体12と、ケーシング本体の前部(図中下部)に連
結、固定されたハウジング14と、ハウジングの先端部に
回動可能に設けられたベンディングアーム16とを具備し
ている。
【0017】ケーシング本体12は、たとえば、後部(図
中上部)の把手12a に設けられたスイッチ手段18のスイ
ッチ操作のもとで駆動制御されるモータ(図示しない)
と、モータの駆動のもとで作動するポンプ手段(図示し
ない)とを備え、ポンプ手段の作動に伴う加圧油の流動
のもとで、ピストン20をシリンダ22の内部で対応する方
向(図中上下方向)に摺動させるように構成されてい
る。
【0018】なお、このような油圧式のケーシング本体
12の構成は公知であり、この構成自体はこの発明の趣旨
でないため、ここでは詳細に説明しない。
【0019】図1、図2に加えて図3を見るとわかるよ
うに、ピストン20は、図中下方に延出された一体のピス
トンロッド20a を備えて形成され、このピストンロッド
の摺動可能な中空部24が、ハウジング14に設けられてい
る。この中空形状のハウジング14は、たとえば、複数箇
所でのボルト止め等によって、ケーシング本体12の図中
下部に連結、固定されている(図1、図2参照)。
【0020】図2、図3に示すように、ハウジング14の
先端部14a は、たとえば、中空部24に連通した所定幅の
スリット26を有するブロック状に形成され、この先端部
に、ベンディングベース28がボルト等によって一体的に
固定されている。
【0021】図1ないし図3に示すように、ベンディン
グベース28は、被加工物となる鉄筋、たとえば、鉄筋コ
ンクリート構造物29から垂直方向に延出された差し筋30
のベンディング(折り曲げ)の際の支点となる突起状の
ベンディングブロック32を、ハウジング14との固定サイ
ドに相反する面28a に一体に有して成形されている。つ
まり、この発明の鉄筋曲げ加工機10においては、ベンデ
ィングベースの当該面28a が、差し筋(被加工物)30の
配置面として形成されている。
【0022】そして、差し筋30のベンディングの際にお
ける、逃げ方向への差し筋の移動を阻止するストッパ34
が、ベンディングベースの配置面28a でベンディングブ
ロック32に対向して配置されている。ストッパ34とし
て、たとえば、ベンディングベースの配置面28a に一体
に突設されたホルダー36と、ピストンロッド20a の軸線
に対する直交方向で配置面に沿ってホルダーのねじ部36
a に螺着されたボルト状ロッド38との組み合わせが利用
できる。
【0023】このようなホルダー36とボルト状ロッド38
との組み合わせを有するストッパ34によれば、ホルダー
に対するボルト状ロッドの螺進、螺退のもとでホルダー
からのボルト状ロッドの延出量が任意に調整できるた
め、差し筋30の直径に対応した間隔L が、ベンディング
ブロック32とストッパとの間に適宜設定できる。
【0024】なお、図示のように、ボルト状ロッド38の
延出端にナット40を螺着すれば、ホルダー36とナットと
による、いわゆる二重ナットによって、ホルダーに対す
るボルト状ロッドの緩みが防止できる。
【0025】ここで、図1ないし図3に示すように、こ
の発明においては、主軸42が、たとえば、ハウジング先
端部14a とベンディングベース28とによる各端末の軸支
によって、ピストンロッド20a の先端サイド、つまりは
図中下方でピストンロッドの軸線に対する直交方向に回
動自在に配置されている。主軸42は、たとえば、2箇所
のキー溝42a-1、42a-2 を有するスプライン軸として形成
され、ハウジング先端部のスリット26、および、ベンデ
ィングベース28のスリット44に各キー溝を整列させるよ
うに配置されている。
【0026】たとえば、レバー46が、主軸のキー溝42a-
1 に対応する溝を挿通孔48の周面に有して形成され、ハ
ウジング先端部のスリット26の内部で、主軸42に対して
一体的に回動可能に連結されている。そして、主軸42の
軸線に対する直交方向に延出されたレバーの自由端46a
が、ピストンロッド20a の先端に連動可能に連結されて
いる。
【0027】レバーの自由端46a は、たとえば、主軸42
の軸線に沿って各サイドに延出された係合ピン50を一体
に有し、ピストンロッド20a の先端に設けられた切り溝
52へのピンの遊挿のもとで、ピストンロッドに対して連
動可能に連結されている。
【0028】なお、このような構成においては、切り溝
52に対する係合ピン50の移動により、主軸42を中心とし
たレバーの自由端46a の回動軌跡、および、ピストンロ
ッド20a の移動軌跡のずれが保障される。
【0029】そして、図1ないし図3に示すように、自
由端16a にベンディングローラ54を有するベンディング
アーム16が、主軸のキー溝42a-2 に対応する溝を挿通孔
56の周面に有して形成され、ベンディングベースのスリ
ット44の内部で、主軸42に一体的に回動可能に連結され
ている。ベンディングローラ54は、ベンディングブロッ
ク32、ストッパ34間に配置された差し筋30に整列可能
に、ピン58を介してベンディングアームの自由端16a に
回転自在に連結されている。
【0030】このような構成では、レバー46、ベンディ
ングアーム16が、いずれも主軸42と共に一体的に回動さ
れるため、ピストンロッド20a の移動、つまりはシリン
ダ22の内部でのピストン20の摺動(図中上下移動)に連
動して、ベンディングアームが主軸を中心として対応方
向に回動される。
【0031】また、この発明の鉄筋曲げ加工機10におい
ては、鉄筋コンクリート構造部29からの差し筋30のベン
ディング位置を任意に設定可能とするアジャスター58が
設けられている。図2、図3を見るとわかるように、ア
ジャスター58は、たとえば、ベンディングベース28のホ
ルダー60の挿通孔60a に遊挿されたロッド62と、ロッド
をホルダーに対する任意の延出量で係止、保持可能な係
止手段64との組み合わせによって形成されている。
【0032】なお、アジャスターの係止手段64として、
たとえば、螺進のもとでホルダー60の挿通孔60a に突出
可能に螺着された蝶ボルトが利用できる。
【0033】ここで、このアジャスターのロッド62は、
たとえば、蝶ボルト(係止手段)64の先端の当接される
部分に、軸線に沿って延びた平坦面62a を有して形成さ
れている。このような構成では、蝶ボルト64の先端が、
ホルダー60に対する螺進、つまりは締め付けのもとで、
ロッドの平坦面62a に対して面で当接するため、蝶ボル
トによるロッド62の係止、保持が安定した状態で確実に
行える。
【0034】たとえば、図1、図2に示す状態を、この
発明の鉄筋曲げ加工機10の初期状態と仮定するととも
に、鉄筋コンクリート構造物29から垂直方向に延出され
た差し筋30のベンディングを例示して、以下説明する。
【0035】この初期状態においては、ピストン20がシ
リンダ22の図中上部に位置し、それに伴って、ベンディ
ングローラ54、つまりはベンディングアーム16が、ベン
ディングブロック32、ストッパ34間への差し筋30の配置
を保障可能な初期位置に待機している。
【0036】この鉄筋曲げ加工機10においては、ベンデ
ィング作業の前に、まず、差し筋30のベンディング位置
をアジャスター58で設定する。蝶ボルト(係止手段)64
の螺退のもとで、ロッド62をホルダー60に対してフリー
にして、ホルダーから先端までの延出量を調整し、鉄筋
コンクリート構造物29に対する差し筋30のベンディング
位置に対応したロッド62の延出量が得られたとき、蝶ボ
ルトの螺進のもとでロッドを締め付けて、差し筋のベン
ディング位置を設定する。
【0037】そして、鉄筋コンクリート構造物29の対象
面へのロッド62の当接のもとで鉄筋曲げ加工機10を図示
のように立てて、差し筋30をベンディングブロック32、
ストッパ34間でピストンロッド20a の軸線に沿って配置
する。その後、スイッチ手段18の操作によりピストン20
を図中下方に移動させ、それに伴うレバー46、ベンディ
ングアーム16の回動により、図4に示すように、ベンデ
ィングブロック32を支点として、差し筋30を対応方向に
ベンディングする。
【0038】ここで、この鉄筋曲げ加工機10において
は、差し筋30の曲げ角度がほぼ90°となるように予め設
定されている。そして、対応する角度までベンディング
アーム16が回動したとき、加圧油の流動に伴うピストン
20の戻り動作によって、ベンディングアームを初期位置
まで自動的に復帰させるように、この鉄筋曲げ加工機10
は構成されている。
【0039】上記のように、この発明の携帯用油圧式鉄
筋曲げ加工機10においては、被加工物となる差し筋30を
ピストンロッド20a の軸線に沿って配置するため、鉄筋
コンクリート構造物29から垂直方向に延出された差し筋
30をベンディングする際に、鉄筋曲げ加工機を差し筋に
沿って立てて配置すれば足りる。つまり、この鉄筋曲げ
加工機10によれば、差し筋30のベンディングの際に立て
た状態で使用できるため、作業者に無理な姿勢を強いる
こともなく、作業者の安全性が容易に確保できるととも
に、作業性が向上される。
【0040】そして、鉄筋曲げ加工機10は、携帯用であ
り、作業者は、鉄筋曲げ加工機を手に持って差し筋毎に
ベンディング加工を行えば足りるため、この点からも、
作業性が向上される。
【0041】また、鉄筋曲げ加工機10を立てて使用する
ため、ベンディング作業の際の作業スペースは、さほど
広く要求されない。つまり、差し筋30のベンディングを
保障可能な程度のスペースが、差し筋のベンディング方
向に確保されていれば足りるため、使用場所が限定され
ず、いずれの場所、方向においても、差し筋のベンディ
ング加工が十分に可能となる。
【0042】更に、アジャスター58によって、鉄筋コン
クリート構造物29の表面を基点とする差し筋30のベンデ
ィング位置が任意に設定できるため、各差し筋における
ベンディング位置の一定化が容易にはかられる。
【0043】また、この発明の鉄筋曲げ加工機10におい
ては、ベンディングアーム16が、主軸42、レバー46を介
してピストン20に連動可能に連結され、レバーとの一体
的な回動のもとで対応方向に回動するため、ピストンの
摺動がベンディングアームの回動に円滑かつ確実に変換
される。従って、構成の複雑化を伴うことなく、ピスト
ンロッド20a の軸線に対する直交方向に差し筋30をベン
ディング可能、つまりは立てて配置可能な鉄筋曲げ加工
機10が容易に確保できる。
【0044】ここで、この発明の実施の形態において
は、アジャスター58として、ロッド62と蝶ボルト64から
なる係止手段との組み合わせを例示しているが、鉄筋コ
ンクリート構造物29を基点とする差し筋30のベンディン
グ位置の設定が任意に可能であれば足りるため、これに
限定されない。つまり、たとえば、挿通孔をねじ孔とす
るホルダーに長尺のボルト状ロッドを螺着のもとで挿着
し、ホルダーに隣接する位置でボルト状ナットに螺着さ
せたナットを係止手段として使用する構成としてもよ
い。
【0045】しかし、ホルダーに対する螺進、螺退によ
ってボルト状ロッドの延出量の調整の要求されるこの構
成に対し、この発明の実施の形態において具体化したロ
ッド62と蝶ボルト64との組み合わせからなる構成によれ
ば、蝶ボルトによるロッドの締め付け解除のみによっ
て、軸線方向へのロッドの移動が可能となるため、ロッ
ドの延出量、つまりは差し筋30のベンディング位置の設
定が容易に行える。従って、アジャスター58の操作性、
つまりはベンディング位置の設定時の作業性が確実に向
上される。
【0046】なお、蝶ボルト64の締め付けによってロッ
ド62がホルダー60に対して係止、保持されるため、ロッ
ドの延出量は無段階で調整、設定できる。
【0047】また、この発明の実施の形態においては、
ロッド62が軸線に沿った平坦面62aを有して形成されて
いるが、平坦面のない断面略円形に、ロッドを形成して
もよい。しかしながら、軸線に沿った平坦面62a をロッ
ド62に設ければ、平坦面に対する面での当接が蝶ボルト
64に得られるため、蝶ボルトによるロッドの保持の確実
性が向上される。
【0048】そして、図3に示すように、このようなロ
ッド62と蝶ボルト64との組み合わせからなるアジャスタ
ー58においては、ロッドの平坦面62a を除く周面におね
じ状のねじ山66を設けるとともに、当該ねじ山の噛合可
能な対応するめねじ状のねじ山68をホルダーの挿通孔60
a の対応する部分の周面に設けるとよい。
【0049】このような構成では、蝶ボルト64の締め付
けによって、ロッドのねじ山がホルダーの挿通孔のねじ
山68に噛合されるため、ホルダー60に対するロッド62の
軸線方向への移動が確実に阻止される。従って、蝶ボル
ト64の締め付け後におけるロッド62のずれの防止によ
り、アジャスター58の設定精度が高く維持でき、この点
からも、作業の確実性が向上される。
【0050】また、たとえば、ロッド62の延出量を示す
表示を刻印等によってロッドの平坦面62a に設けるとよ
い。このような構成では、ロッド62の延出量が表示によ
って明確化されるため、差し筋30のベンディング位置の
調整が、別体の定規等を用いることなく容易に行える。
【0051】ところで、このような鉄筋曲げ加工機10に
おいては、通常、サポートグリップ70が、ケーシング本
体後部の把手より前方(図中下方)に螺着等によって取
り付けられ、把手に加えたサポートグリップでの補助的
な支持によって、安定した状態での作業が可能となって
いる。
【0052】サポートグリップ70は、通常、図1に一点
鎖線で示すように、把手12a の延出方向に対する直交方
向に突設される。この位置のサポートグリップ70におい
ては、鉄筋曲げ加工機10が左右方向に離反した2点で支
持できるため、鉄筋曲げ加工機の安定した支持が容易に
可能となる。
【0053】しかしながら、把手12a の延出方向に対す
る直交方向に突設されたサポートグリップ70は、図1に
示すように、鉄筋曲げ加工機10の側方への突起物となる
ため、鉄筋コンクリート構造物の壁際の差し筋30のベン
ディング作業時においては、サポートグリップが邪魔に
なり、鉄筋曲げ加工機が対応する向きに容易に設定でき
ない場合も考えられる。
【0054】そこで、この発明においては、図2に実線
で示すように、サポートグリップ70を把手12a の延出方
向に沿った位置に付け替え可能としている。なお、サポ
ートグリップ70は、先端に一体のボルト(図示しない)
を有して形成され、ケーシング本体の対応するねじ孔
(図示しない)への螺着のもとで取り付け可能となって
いる。
【0055】このような構成では、作業場所や作業性等
に応じてサポートグリップ70の位置が適宜変えられるた
め、鉄筋曲げ加工機10の利用範囲が、十分に広く確保で
きる。
【0056】なお、上記のこの発明の実施の形態におい
ては、被加工物として鉄筋コンクリート構造物29から垂
直方向に延出された差し筋30を例示しているが、差し筋
に適するとはいえこれに限定されず、他の種類の鉄筋を
ベンディングする曲げ加工機に、この発明を応用しても
よい。
【0057】上述したこの発明の実施の形態は、この発
明を説明するためのものであり、この発明を何等限定す
るものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の
施されたものも全てこの発明に包含されることはいうま
でもない。
【0058】
【発明の効果】上記のように、この発明に係る携帯用油
圧式鉄筋曲げ加工機によれば、被加工物の延出方向に沿
って加工機を配置すれば足りるため、垂直方向に延出さ
れた被加工物に対しては、加工機が立てた状態で使用で
きる。そのため、作業者に無理な姿勢を強いることもな
く、作業者の安全性が容易に確保できるとともに、作業
性が向上される。
【0059】そして、被加工物の延出方向に沿って加工
機が配置されるため、ベンディング作業の際の作業スペ
ースは、さほど広く要求されない。従って、使用場所が
限定されず、いずれの場所、方向においても、被加工物
のベンディング加工が十分に可能となる。
【0060】更に、アジャスターによって、鉄筋コンク
リート構造物の表面を基点とする被加工物のベンディン
グ位置が任意に設定できるため、各被加工物におけるベ
ンディング位置の一定化が容易にはかられる。
【0061】また、この発明の鉄筋曲げ加工機において
は、ベンディングアームが、主軸、レバーを介してピス
トンに連動可能に連結され、レバーとの一体的な回動の
もとで対応方向に回動するため、ピストンの摺動がベン
ディングアームの回動に円滑かつ確実に変換される。従
って、構成の複雑化を伴うことなく、ピストンロッドの
軸線に対する直交方向に被加工物をベンディング可能な
鉄筋曲げ加工機が容易に確保できる。
【0062】そして、ホルダーに遊挿されたロッドと、
ロッドを締め付け可能な蝶ボルトからなる係止手段との
組み合わせからなるアジャスターによれば、蝶ボルトに
よるロッドの締め付け解除のみによって、軸線方向への
ロッドの移動が行えるため、ロッドの延出量の設定が、
容易に、かつ無段階で行える。従って、アジャスターの
操作性、つまりはベンディング位置の設定時の作業性が
確実に向上される。
【0063】また、軸線に沿った平坦面をロッドに設け
れば、平坦面に対する面での当接が蝶ボルトに得られる
ため、蝶ボルトによるロッドの係止、保持の確実性が容
易に向上される。
【0064】更に、ロッドの平坦面を除く周面におねじ
状のねじ山を設けるとともに、当該ねじ山の噛合可能な
対応するめねじ状のねじ山をホルダーの挿通孔の対応す
る部分の周面に設ければ、蝶ボルトの締め付けに伴う、
ロッドのねじ山、ホルダーの挿通孔のねじ山間の噛合に
より、ホルダーに対するロッドの軸線方向への移動が確
実に阻止されるため、蝶ボルトの締め付け後におけるロ
ッドのずれが防止される。従って、アジャスターの設定
精度が高く維持でき、この点からも、作業の確実性が向
上される。
【0065】また、ロッドの延出量を示す表示をロッド
の平坦面に設ければ、ロッドの延出量が表示によって明
確化されるため、被加工物のベンディング位置の調整
が、別体の定規等を用いることなく容易に行える。
【0066】そして、サポートグリップを把手の延出方
向に沿った位置と、把手の延出方向に直交する入りとの
間で付け替え可能とすれば、作業場所や作業性等に応じ
てサポートグリップの位置が適宜変えられるため、鉄筋
曲げ加工機の利用範囲が十分に広く確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】被加工物(差し筋)のベンディング前におけ
る、この発明に係る携帯用油圧式鉄筋曲げ加工機の概略
正面図である。
【図2】携帯用油圧式鉄筋曲げ加工機の概略側面図であ
る。
【図3】携帯用油圧式鉄筋曲げ加工機の部分的な概略分
解斜視図である。
【図4】被加工物(差し筋)のベンディング後におけ
る、携帯用油圧式鉄筋曲げ加工機の概略部分正面図であ
る。
【符号の説明】
10 携帯用油圧式鉄筋曲げ加工機 12 ケーシング本体 12a 把手 14 ハウジング 16 ベンディングアーム 18 スイッチ手段 20 ピストン 20a ピストンロッド 28 ベンディングベース 30 差し筋(鉄筋、被加工物) 32 ベンディングブロック 34 ストッパ 42 主軸 46 レバー 54 ベンディングローラ 58 アジャスター 62 ロッド 62a 平坦面 64 蝶ボルト(係止手段) 66 (おねじ状)ねじ山 68 (めねじ状)ねじ山 70 サポートグリップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ操作のもとで駆動制御されるモ
    ータ、モータの駆動により加圧油を流動させるポンプ機
    構、および、加圧油の流動のもとでシリンダ内を対応す
    る方向に摺動するピストンを備えた携帯可能なケーシン
    グ本体と;ピストンの一部をなすピストンロッドの摺動
    可能な中空部を有する中空形状に形成されて、ケーシン
    グ本体の前部に連結、固定されたハウジングと;被加工
    物のベンディングの際の支点となる突起状のベンディン
    グブロック、および、逃げ方向への鉄筋の移動を阻止可
    能にベンディングブロックに対向して配置されたストッ
    パを備えて、ハウジングの先端部に一体的に設けられ、
    ベンディングブロック、ストッパ間での挟持により、被
    加工物をピストンロッドの軸線に沿って配置可能とする
    ベンディングベースと;ピストンに連動可能に連結され
    て、自由端に設けられたベンディングローラを上記ベン
    ディングブロック、ストッパに対する同一平面上で移動
    可能に配置されたベンディングアームと;を具備し、 ベンディングベースのベンディングブロック、ストッパ
    間でピストンロッドの軸線に沿って配置された被加工物
    を、ピストンの摺動に連動する主軸を中心としたベンデ
    ィングアームの回動のもとで、ピストンのロッドの軸線
    に対する直交方向にベンディングする携帯用油圧式鉄筋
    曲げ加工機。
  2. 【請求項2】 ハウジング先端から延出可能にピストン
    ロッドの軸線に沿って配設されたロッド、および、当該
    ロッドを任意の延出量で係止、保持可能な係止手段の組
    み合わせを備え、ロッドの延出量により、被加工物の延
    出基点からのベンディング位置を任意に設定可能に構成
    されたアジャスターを更に具備する請求項1記載の携帯
    用油圧式鉄筋曲げ加工機。
  3. 【請求項3】 スイッチ操作のもとで駆動制御されるモ
    ータ、モータの駆動により加圧油を流動させるポンプ機
    構、および、加圧油の流動のもとでシリンダ内を対応す
    る方向に摺動するピストンを備えた携帯可能なケーシン
    グ本体と;ピストンの一部をなすピストンロッドの摺動
    可能な中空部を有する中空形状に形成されて、ケーシン
    グ本体の前部に連結、固定されたハウジングと;被加工
    物のベンディングの際の支点となる突起状のベンディン
    グブロック、および、逃げ方向への鉄筋の移動を阻止可
    能にベンディングブロックに対向して配置されたストッ
    パを備えて、ハウジングの先端部に一体的に設けられ、
    ベンディングブロック、ストッパ間での挟持により、被
    加工物をピストンロッドの軸線に沿って配置可能とする
    ベンディングベースと;ピストンロッドの前方で、ピス
    トンロッドの軸線に対する直交方向に配置されて、ハウ
    ジングの先端部およびベンディングベースにより軸支さ
    れた主軸と;上記主軸に一体的に回動可能に設けられ、
    主軸の軸線に直交して延出された自由端がピストンロッ
    ドに連動可能に連結されたレバーと;ベンディングロー
    ラを自由端に有して上記ベンディングブロック、ストッ
    パに対する同一平面上で移動可能に配置され、上記主軸
    の軸線に対する直交方向に自由端を延出させて、主軸に
    対して一体的に回動可能に連結されたベンディングアー
    ムと;ハウジング先端から延出可能にピストンロッドの
    軸線に沿って配設されたロッド、および、当該ロッドを
    任意の延出量で係止、保持可能な係止手段の組み合わせ
    を備え、ロッドの延出量により、被加工物の延出基点か
    らのベンディング位置を任意に設定可能に構成されたア
    ジャスターと;を具備し、 ベンディングベースのベンディングブロック、ストッパ
    間でピストンロッドの軸線に沿って配置された被加工物
    を、ピストンの摺動に連動する主軸を中心としたベンデ
    ィングアームの回動のもとで、ピストンのロッドの軸線
    に対する直交方向にベンディングする携帯用油圧式鉄筋
    曲げ加工機。
  4. 【請求項4】 アジャスターのロッドが、軸線に沿って
    延びた平坦面を少なくとも部分的に有して形成されて、
    ハウジング先端のホルダーに遊挿されるとともに、 係止手段となる蝶ボルトが、ロッドの軸線に対する直交
    方向で上記ホルダーの挿通孔内に突出可能に螺着され、
    ホルダーに対する蝶ボルトの螺進のもとでの、ロッドの
    平坦面に対する締め付けによって、ロッドの延出量を任
    意に調整、設定可能とした請求項2または3記載の携帯
    用油圧式鉄筋曲げ加工機。
  5. 【請求項5】 アジャスターのロッドが、平坦面を除く
    周面におねじ状のねじ山を有して形成されるとともに、
    当該ねじ山に対応するめねじ状のねじ山が、ホルダーの
    周面の対応面に少なくとも部分的に設けられ、 蝶ボルトの螺進に伴うロッドの締め付けによって、ロッ
    ドのねじ山とホルダーのねじ山とを強制的に噛合可能と
    した請求項4記載の携帯用油圧式鉄筋曲げ加工機。
  6. 【請求項6】 アジャスターのロッドの延出量を示す表
    示が、ロッドの平坦面に設けられた請求項4または5記
    載の携帯用油圧式鉄筋曲げ加工機。
  7. 【請求項7】 ケーシング本体の把手より前方に配置さ
    れるサポートグリップが、把手の延出方向に沿った方向
    と、把手の延出方向に対する直交方向とで任意に付け替
    え可能に構成された請求項1ないし6のいずれか記載の
    携帯用油圧式鉄筋曲げ加工機。
JP20933995A 1995-07-26 1995-07-26 携帯用油圧式鉄筋曲げ加工機 Pending JPH0929345A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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