JPH0929349A - 可変ビードを利用した絞り成形方法および装置 - Google Patents
可変ビードを利用した絞り成形方法および装置Info
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- JPH0929349A JPH0929349A JP7181988A JP18198895A JPH0929349A JP H0929349 A JPH0929349 A JP H0929349A JP 7181988 A JP7181988 A JP 7181988A JP 18198895 A JP18198895 A JP 18198895A JP H0929349 A JPH0929349 A JP H0929349A
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D24/00—Special deep-drawing arrangements in, or in connection with, presses
- B21D24/04—Blank holders; Mounting means therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D22/00—Shaping without cutting, by stamping, spinning, or deep-drawing
- B21D22/20—Deep-drawing
- B21D22/22—Deep-drawing with devices for holding the edge of the blanks
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 素材成形性を向上できる可変ビードを利用し
た絞り成形方法と装置の提供。 【解決手段】 しわ発生防止はブランクホルダ2単独、
またはブランクホルダ2と固定ビード3で行い、素材1
1の割れ20発生防止を、可変ポイントビード5を成形
期間中の任意の一部の期間に、適宜部位にポイント状に
効かせることにより行う、可変ビードを利用した絞り成
形方法および装置。
た絞り成形方法と装置の提供。 【解決手段】 しわ発生防止はブランクホルダ2単独、
またはブランクホルダ2と固定ビード3で行い、素材1
1の割れ20発生防止を、可変ポイントビード5を成形
期間中の任意の一部の期間に、適宜部位にポイント状に
効かせることにより行う、可変ビードを利用した絞り成
形方法および装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、素材(被絞り成形
材)を押圧する力が可変のビード(可変ビード)を選択
的にポイント状に効かせて、素材成形性を向上(素材の
破断を回避)させた絞り成形方法およびその装置に関す
る。
材)を押圧する力が可変のビード(可変ビード)を選択
的にポイント状に効かせて、素材成形性を向上(素材の
破断を回避)させた絞り成形方法およびその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の絞り成形においては、素材成形性
を向上(成形中の素材破断を回避)させるには、素材の
グレードを上げる(伸びのよい材料とする)こと、素材
の板厚を増大すること、素材に付着している防錆油に高
潤滑のものを用いること、等の方法によっている。ま
た、特開昭59−206120号公報に開示されている
ように、絞り成形ラインに沿って長く延びる線状ビード
部をビード力可変構造としておき、成形途中で全可変ビ
ードの効きを弱め、素材成形性を向上させる方法も知ら
れている。
を向上(成形中の素材破断を回避)させるには、素材の
グレードを上げる(伸びのよい材料とする)こと、素材
の板厚を増大すること、素材に付着している防錆油に高
潤滑のものを用いること、等の方法によっている。ま
た、特開昭59−206120号公報に開示されている
ように、絞り成形ラインに沿って長く延びる線状ビード
部をビード力可変構造としておき、成形途中で全可変ビ
ードの効きを弱め、素材成形性を向上させる方法も知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術に
は、それぞれつぎの問題がある。素材のグレードの向
上、板厚増大は、いずれもコストアップを招く。潤滑油
の滑り性を上げると絞り成形中にしわ押え部での材料の
流入が生じ、しわの発生、成形寸法精度の低下が生じ
る。また、可変線状ビードを利用するものでは、絞り成
形ラインに沿って長く延びる線状ビードを上下方向に可
動としなければならないので、ブランクホルダ(シング
ルアクション絞りの場合は、しわ押え)または対向型
(シングルアクション絞りの場合は、ダイス)への可変
線状ビードの組み込みが構造上困難となる。ビードは、
本来、素材に引張力を与えて素材にしわが発生すること
を防止し、材料の流入を抑制して素材の成形寸法精度を
向上させるように機能するものであるが、特開昭59−
206120号公報の技術では、素材破断回避のために
成形途中からビードを効かせないようにしているので、
ビードに本来の機能を有効に発揮させておらず、ビード
を効かなくした成形後期にしわが発生したり、成形寸法
精度の低下が生じる。本発明の目的は、しわの発生、成
形寸法精度の低下を生じさせずに、素材成形性を向上
(素材の割れ発生回避)させることができる、可変ビー
ドを利用した絞り成形方法および装置を提供することに
ある。
は、それぞれつぎの問題がある。素材のグレードの向
上、板厚増大は、いずれもコストアップを招く。潤滑油
の滑り性を上げると絞り成形中にしわ押え部での材料の
流入が生じ、しわの発生、成形寸法精度の低下が生じ
る。また、可変線状ビードを利用するものでは、絞り成
形ラインに沿って長く延びる線状ビードを上下方向に可
動としなければならないので、ブランクホルダ(シング
ルアクション絞りの場合は、しわ押え)または対向型
(シングルアクション絞りの場合は、ダイス)への可変
線状ビードの組み込みが構造上困難となる。ビードは、
本来、素材に引張力を与えて素材にしわが発生すること
を防止し、材料の流入を抑制して素材の成形寸法精度を
向上させるように機能するものであるが、特開昭59−
206120号公報の技術では、素材破断回避のために
成形途中からビードを効かせないようにしているので、
ビードに本来の機能を有効に発揮させておらず、ビード
を効かなくした成形後期にしわが発生したり、成形寸法
精度の低下が生じる。本発明の目的は、しわの発生、成
形寸法精度の低下を生じさせずに、素材成形性を向上
(素材の割れ発生回避)させることができる、可変ビー
ドを利用した絞り成形方法および装置を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) 素材のしわ発生を抑制できるブランクホルダと
対向型とで素材を押圧、保持し、素材に対し、素材成形
中の任意の一部の期間に選択的にかつポイント状に可変
ポイントビードの押圧力を効かせることにより素材の割
れ発生を抑制しつつ、ポンチにより素材を成形する、工
程からなる可変ビードを利用した絞り成形方法。 (2) 素材のしわ発生を抑制できるブランクホルダ、
固定ビードと対向型とで素材を押圧、保持し、素材に対
し、素材成形中の任意の一部の期間に選択的にかつポイ
ント状に可変ポイントビードの押圧力を効かせることに
より素材の割れ発生を抑制しつつ、ポンチにより素材を
成形する、工程からなる可変ビードを利用した絞り成形
方法。 (3) 素材を押圧、保持し素材のしわ発生を抑制でき
るブランクホルダおよび対向型と、素材を成形するポン
チと、素材に対し、素材成形中の任意の一部の期間に選
択的にかつポイント状に押圧力を効かせる可変ポイント
ビードと、からなる可変ビードを利用した絞り成形装
置。 (4) 素材を押圧、保持し素材のしわ発生を抑制でき
るブランクホルダ、固定ビードおよび対向型と、素材を
成形するポンチと、素材に対し、素材成形中の任意の一
部の期間に選択的にかつポイント状に押圧力を効かせる
可変ポイントビードと、からなる可変ビードを利用した
絞り成形装置。
明はつぎの通りである。 (1) 素材のしわ発生を抑制できるブランクホルダと
対向型とで素材を押圧、保持し、素材に対し、素材成形
中の任意の一部の期間に選択的にかつポイント状に可変
ポイントビードの押圧力を効かせることにより素材の割
れ発生を抑制しつつ、ポンチにより素材を成形する、工
程からなる可変ビードを利用した絞り成形方法。 (2) 素材のしわ発生を抑制できるブランクホルダ、
固定ビードと対向型とで素材を押圧、保持し、素材に対
し、素材成形中の任意の一部の期間に選択的にかつポイ
ント状に可変ポイントビードの押圧力を効かせることに
より素材の割れ発生を抑制しつつ、ポンチにより素材を
成形する、工程からなる可変ビードを利用した絞り成形
方法。 (3) 素材を押圧、保持し素材のしわ発生を抑制でき
るブランクホルダおよび対向型と、素材を成形するポン
チと、素材に対し、素材成形中の任意の一部の期間に選
択的にかつポイント状に押圧力を効かせる可変ポイント
ビードと、からなる可変ビードを利用した絞り成形装
置。 (4) 素材を押圧、保持し素材のしわ発生を抑制でき
るブランクホルダ、固定ビードおよび対向型と、素材を
成形するポンチと、素材に対し、素材成形中の任意の一
部の期間に選択的にかつポイント状に押圧力を効かせる
可変ポイントビードと、からなる可変ビードを利用した
絞り成形装置。
【0005】素材のしわ発生防止、成形寸法精度の確保
は、上記(1)の方法および上記(3)の装置ではブラ
ンクホルダと対向型により、上記(2)の方法および上
記(4)の装置ではブランクホルダ、固定ビードと対向
型ダイスにより、行われる。したがって、可変ポイント
ビードの効きがあろうが無かろうが、素材のしわ発生が
防止され、素材成形精度が確保される。これに加えて、
可変ポイントビードにより、素材に選択的にかつポイン
ト状に押圧力を、素材成形中の任意に一部の期間にだけ
作用させることにより、素材の割れ発生を抑制する。す
なわち、従来は素材の成形性向上(素材の割れ発生防
止)のために、可変ビードのビード力(押圧力)を効か
せないようにしているが、本発明では選択的にポイント
状に可変ポイントビードのビード力を効かせるようにし
ている。従来はビード力は割れ発生防止に有害だと考え
られたが、本発明ではビード力を素材割れ発生防止に有
効に利用している。ただし、ビード力が選択的に効かさ
れるべき素材部位、および成形中における期間は、素材
の成形の形状、形態等に応じて異なる。
は、上記(1)の方法および上記(3)の装置ではブラ
ンクホルダと対向型により、上記(2)の方法および上
記(4)の装置ではブランクホルダ、固定ビードと対向
型ダイスにより、行われる。したがって、可変ポイント
ビードの効きがあろうが無かろうが、素材のしわ発生が
防止され、素材成形精度が確保される。これに加えて、
可変ポイントビードにより、素材に選択的にかつポイン
ト状に押圧力を、素材成形中の任意に一部の期間にだけ
作用させることにより、素材の割れ発生を抑制する。す
なわち、従来は素材の成形性向上(素材の割れ発生防
止)のために、可変ビードのビード力(押圧力)を効か
せないようにしているが、本発明では選択的にポイント
状に可変ポイントビードのビード力を効かせるようにし
ている。従来はビード力は割れ発生防止に有害だと考え
られたが、本発明ではビード力を素材割れ発生防止に有
効に利用している。ただし、ビード力が選択的に効かさ
れるべき素材部位、および成形中における期間は、素材
の成形の形状、形態等に応じて異なる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を複数の実施
例により説明する。図1〜図5は本発明の第1実施例
(シングルアクション絞りとダブルアクション絞りの両
方を含む)を、図6、図7は本発明の第2実施例を、図
8は本発明の第3実施例を、図9、図10は本発明の第
4実施例を、図11、図12は本発明の第5実施例を、
図13、図14は本発明の第6実施例を示している。図
15は、本発明の第1実施例に対応する従来技術を示
す。本発明の全実施例にわたって共通する構成部分に
は、全実施例にわたって同じ符号を付してある。本発明
は、図1に示すシングルアクション絞りと図2に示すダ
ブルアクション絞りの何れにも適用可能である。シング
ルアクション絞りは、図1に示す如く、クッションを使
用して絞り加工をする方法である。シングルアクション
絞りでは、まずブランクホルダ(しわ押えまたはクッシ
ョンリングとも呼ばれる)2と対向型であるダイス1で
素材11をつかむ。その後さらにダイス1を下降させる
ことによりブランクホルダ2も下降するため、ポンチ4
により素材11が凹部に絞り込まれ成形が完了する。シ
ングルアクション絞りの絞り成形装置では、上型はダイ
ス1から構成され、下型はブランクホルダ2およびポン
チ4から構成される。可変ポイントビード5はダイス1
とブランクホルダ2の少なくとも一方(図1ではブラン
クホルダ2)のしわ押え面から他方(図1ではダイス
1)のしわ押え面に向けて進退可能に設けられる形態が
好ましい。ダブルアクション絞りは、図2に示す如く、
絞り成形工程が2段階にわかれている絞り加工方法であ
る。ダブルアクション絞りでは、初めにプレス機械のア
ウタラム6に固定されたブランクホルダ(アッパブラン
クホルダ)2が下降し、しわ押え面で対向型である下型
ダイス1との間に素材11をつかみ、その後にインナラ
ム6Aに固定されたポンチ4が下降して素材11を絞り
成形する。ダブルアクション絞りの絞り成形装置では、
上型はブランクホルダ2とポンチ4から構成され、下型
は下型ダイス1から構成される。可変ポイントビード5
は、ダイス1とブランクホルダ2の少なくとも一方(図
2ではブランクホルダ2)のしわ押え面から他方(図2
ではダイス1)のしわ押え面に向けて進退可能に設けら
れる形態が好ましい。
例により説明する。図1〜図5は本発明の第1実施例
(シングルアクション絞りとダブルアクション絞りの両
方を含む)を、図6、図7は本発明の第2実施例を、図
8は本発明の第3実施例を、図9、図10は本発明の第
4実施例を、図11、図12は本発明の第5実施例を、
図13、図14は本発明の第6実施例を示している。図
15は、本発明の第1実施例に対応する従来技術を示
す。本発明の全実施例にわたって共通する構成部分に
は、全実施例にわたって同じ符号を付してある。本発明
は、図1に示すシングルアクション絞りと図2に示すダ
ブルアクション絞りの何れにも適用可能である。シング
ルアクション絞りは、図1に示す如く、クッションを使
用して絞り加工をする方法である。シングルアクション
絞りでは、まずブランクホルダ(しわ押えまたはクッシ
ョンリングとも呼ばれる)2と対向型であるダイス1で
素材11をつかむ。その後さらにダイス1を下降させる
ことによりブランクホルダ2も下降するため、ポンチ4
により素材11が凹部に絞り込まれ成形が完了する。シ
ングルアクション絞りの絞り成形装置では、上型はダイ
ス1から構成され、下型はブランクホルダ2およびポン
チ4から構成される。可変ポイントビード5はダイス1
とブランクホルダ2の少なくとも一方(図1ではブラン
クホルダ2)のしわ押え面から他方(図1ではダイス
1)のしわ押え面に向けて進退可能に設けられる形態が
好ましい。ダブルアクション絞りは、図2に示す如く、
絞り成形工程が2段階にわかれている絞り加工方法であ
る。ダブルアクション絞りでは、初めにプレス機械のア
ウタラム6に固定されたブランクホルダ(アッパブラン
クホルダ)2が下降し、しわ押え面で対向型である下型
ダイス1との間に素材11をつかみ、その後にインナラ
ム6Aに固定されたポンチ4が下降して素材11を絞り
成形する。ダブルアクション絞りの絞り成形装置では、
上型はブランクホルダ2とポンチ4から構成され、下型
は下型ダイス1から構成される。可変ポイントビード5
は、ダイス1とブランクホルダ2の少なくとも一方(図
2ではブランクホルダ2)のしわ押え面から他方(図2
ではダイス1)のしわ押え面に向けて進退可能に設けら
れる形態が好ましい。
【0007】まず、本発明の全実施例にわたって共通す
る構成、方法を、たとえば図1〜図5を参照して説明す
る。本発明実施例の可変ビードを利用した絞り成形装置
は、ダイス1と、ブランクホルダであるクッションリン
グ2と、固定ビード3(ただし、固定ビード3は設けら
れなくてもよい)と、ポンチ4と、可変ポイントビード
5と、を有する。ダイス1はクッションリング2の対向
型を構成している。たとえばシングルアクション絞りで
は、ダイス1はプレス機の上ラム6に固定され、油圧シ
リンダー7により上ラム6が上下動されると、ダイス1
は上ラム6と共に上下動する。ポンチ4はプレス機のボ
ルスター8に直接的または間接的に固定されており、静
止している。クッションリング2はポンチ4の周囲を連
続して囲む部材で、ピン9を介して油圧シリンダー10
から支持されている。クッションリング2はダイス1と
の間に素材11を押圧、保持し、ダイス1で押されると
油圧シリンダー力に抗して下降し、ダイス1が上昇する
と油圧シリンダー力で所定位置まで上昇する。固定ビー
ド3はダイス1またはクッションリング2に形成され
る。固定ビード3は、図示例ではクッションリング2に
形成されており、素材11の周囲をダイス1との間に押
圧、保持する。素材11はクッションリング2上昇端で
クッションリング2上に載せられ、ダイス1が下降した
時にクッションリング2とダイス1間に保持され、さら
にダイス1が下降するとポンチ4により成形される。ま
た、ダブルアクション絞りでは、ブランクホルダである
アッパブランクホルダ2はプレス機の上ラム6に固定さ
れ、上ラム6が上下動されると、アッパブランクホルダ
2は上ラム6と共に上下動する。また、ポンチ4はイン
ナラム6Aに固定されてインナラム6Aと共に上下動す
る。ダイス1はプレス機のボルスター8に直接的または
間接的に固定されており、静止している。アッパブラン
クホルダ2はポンチ4の周囲を連続して囲む部材であ
る。アッパブランクホルダ2はダイス1との間に素材1
1を押圧、保持する。固定ビード3はダイス1またはア
ッパブランクホルダ2に形成される。固定ビード3は、
素材11の周囲をダイス1との間に押圧、保持する。素
材11はダイス1上に載せられ、アッパブランクホルダ
2が下降した時にアッパブランクホルダ2とダイス1間
に保持され、さらにポンチ4が下降してポンチ4により
成形される。
る構成、方法を、たとえば図1〜図5を参照して説明す
る。本発明実施例の可変ビードを利用した絞り成形装置
は、ダイス1と、ブランクホルダであるクッションリン
グ2と、固定ビード3(ただし、固定ビード3は設けら
れなくてもよい)と、ポンチ4と、可変ポイントビード
5と、を有する。ダイス1はクッションリング2の対向
型を構成している。たとえばシングルアクション絞りで
は、ダイス1はプレス機の上ラム6に固定され、油圧シ
リンダー7により上ラム6が上下動されると、ダイス1
は上ラム6と共に上下動する。ポンチ4はプレス機のボ
ルスター8に直接的または間接的に固定されており、静
止している。クッションリング2はポンチ4の周囲を連
続して囲む部材で、ピン9を介して油圧シリンダー10
から支持されている。クッションリング2はダイス1と
の間に素材11を押圧、保持し、ダイス1で押されると
油圧シリンダー力に抗して下降し、ダイス1が上昇する
と油圧シリンダー力で所定位置まで上昇する。固定ビー
ド3はダイス1またはクッションリング2に形成され
る。固定ビード3は、図示例ではクッションリング2に
形成されており、素材11の周囲をダイス1との間に押
圧、保持する。素材11はクッションリング2上昇端で
クッションリング2上に載せられ、ダイス1が下降した
時にクッションリング2とダイス1間に保持され、さら
にダイス1が下降するとポンチ4により成形される。ま
た、ダブルアクション絞りでは、ブランクホルダである
アッパブランクホルダ2はプレス機の上ラム6に固定さ
れ、上ラム6が上下動されると、アッパブランクホルダ
2は上ラム6と共に上下動する。また、ポンチ4はイン
ナラム6Aに固定されてインナラム6Aと共に上下動す
る。ダイス1はプレス機のボルスター8に直接的または
間接的に固定されており、静止している。アッパブラン
クホルダ2はポンチ4の周囲を連続して囲む部材であ
る。アッパブランクホルダ2はダイス1との間に素材1
1を押圧、保持する。固定ビード3はダイス1またはア
ッパブランクホルダ2に形成される。固定ビード3は、
素材11の周囲をダイス1との間に押圧、保持する。素
材11はダイス1上に載せられ、アッパブランクホルダ
2が下降した時にアッパブランクホルダ2とダイス1間
に保持され、さらにポンチ4が下降してポンチ4により
成形される。
【0008】ブランクホルダ2またはダイス1には可変
ポイントビード5が、ブランクホルダ2またはダイス1
に相対動可能にかつ素材11に対して進退可能に設けら
れる。可変ポイントビード5は、素材11に対して進退
動可能とされることにより素材押圧力(ビード力)が変
化し、かつポイント状に素材11に押圧されてポイント
状に素材11に押圧力を加える。ここで、ポイント状と
は線状に延びていないという意味であり、ほぼ円形の局
部的な領域を意味するものとする。可変ポイントビード
5の進退機構は、たとえば、可変ポイントビード5の下
端部に斜めにスライド接触する横方向に延びる押棒12
と、ポンチ4の側面に形成され押棒12の端部にスライ
ド接触するカム面13とからなる。図1、図2の例は、
成形の初期では可変ポイントビード5がブランクホルダ
2のしわ押え面から突出して可変ポイントビード5のビ
ード力が効き、成形の後期では可変ポイントビード5が
しわ押え面位置に後退して可変ポイントビード5のビー
ド力が効かない場合を示している。ただし、カム面13
の形状を適宜に設定することにより、可変ポイントビー
ド5の上下動を所望の動きに選定できる。
ポイントビード5が、ブランクホルダ2またはダイス1
に相対動可能にかつ素材11に対して進退可能に設けら
れる。可変ポイントビード5は、素材11に対して進退
動可能とされることにより素材押圧力(ビード力)が変
化し、かつポイント状に素材11に押圧されてポイント
状に素材11に押圧力を加える。ここで、ポイント状と
は線状に延びていないという意味であり、ほぼ円形の局
部的な領域を意味するものとする。可変ポイントビード
5の進退機構は、たとえば、可変ポイントビード5の下
端部に斜めにスライド接触する横方向に延びる押棒12
と、ポンチ4の側面に形成され押棒12の端部にスライ
ド接触するカム面13とからなる。図1、図2の例は、
成形の初期では可変ポイントビード5がブランクホルダ
2のしわ押え面から突出して可変ポイントビード5のビ
ード力が効き、成形の後期では可変ポイントビード5が
しわ押え面位置に後退して可変ポイントビード5のビー
ド力が効かない場合を示している。ただし、カム面13
の形状を適宜に設定することにより、可変ポイントビー
ド5の上下動を所望の動きに選定できる。
【0009】また、本発明実施例の可変ポイントビード
を利用した絞り成形方法(上記本発明実施例の可変ポイ
ントビードを利用した絞り成形装置を用いて実施される
方法でもある)は、素材11のしわ発生を抑制できるブ
ランクホルダ2および固定ビード3(ただし、固定ビー
ド3はなくてもよい)とダイス(ブランクホルダの対向
型)1とで素材11を押圧、保持する工程と、素材成形
中の任意の一部の期間に、場所的に選択的にかつポイン
ト状に可変ポイントビード5を効かせることにより素材
11の割れ発生を抑制しつつ、ポンチ4により素材11
を成形する工程と、からなる。
を利用した絞り成形方法(上記本発明実施例の可変ポイ
ントビードを利用した絞り成形装置を用いて実施される
方法でもある)は、素材11のしわ発生を抑制できるブ
ランクホルダ2および固定ビード3(ただし、固定ビー
ド3はなくてもよい)とダイス(ブランクホルダの対向
型)1とで素材11を押圧、保持する工程と、素材成形
中の任意の一部の期間に、場所的に選択的にかつポイン
ト状に可変ポイントビード5を効かせることにより素材
11の割れ発生を抑制しつつ、ポンチ4により素材11
を成形する工程と、からなる。
【0010】可変ポイントビード5は、ポンチ4が可変
ポイントビード5に相対的に動いていくときに、カム面
13、押棒12により動かされ、成形期間中の任意の一
部の期間のみに効かされる。可変ポイントビード5はポ
イント状のビードからなるので、素材11への押圧力の
効きがポイント的になり、線状ビードと異なり、細かな
制御が可能になる。このため、従来割れが生じにくかっ
た部分(四角筒ワークの場合は直辺部分)に選択的に、
かつ成形中の一部の期間に、可変ポイントビード5のビ
ード力を効かせる(負担荷重を増大する)ことが容易に
でき、これによって従来割れが生じやすかった部分(四
角筒ワークの場合はコーナ部分)の負担荷重を低減で
き、従来割れが生じやすかった部分の割れ(四角筒ワー
クの場合はコーナ部分のポンチ肩部割れ)の発生を抑制
できるようになる。また、可変ポイントビード5は、従
来の線状ビードと異なり、ダイス1やブランクホルダ2
がたとえ複雑な構造(たとえば、曲がった形状)をして
いても、配列を曲げることなどにより組み込めるので、
ダイス1やブランクホルダ2への組み込みが容易であ
る。
ポイントビード5に相対的に動いていくときに、カム面
13、押棒12により動かされ、成形期間中の任意の一
部の期間のみに効かされる。可変ポイントビード5はポ
イント状のビードからなるので、素材11への押圧力の
効きがポイント的になり、線状ビードと異なり、細かな
制御が可能になる。このため、従来割れが生じにくかっ
た部分(四角筒ワークの場合は直辺部分)に選択的に、
かつ成形中の一部の期間に、可変ポイントビード5のビ
ード力を効かせる(負担荷重を増大する)ことが容易に
でき、これによって従来割れが生じやすかった部分(四
角筒ワークの場合はコーナ部分)の負担荷重を低減で
き、従来割れが生じやすかった部分の割れ(四角筒ワー
クの場合はコーナ部分のポンチ肩部割れ)の発生を抑制
できるようになる。また、可変ポイントビード5は、従
来の線状ビードと異なり、ダイス1やブランクホルダ2
がたとえ複雑な構造(たとえば、曲がった形状)をして
いても、配列を曲げることなどにより組み込めるので、
ダイス1やブランクホルダ2への組み込みが容易であ
る。
【0011】図3は、可変ポイントビード5により破断
を生じないで成形できる成形量(成形高さ)が従来ビー
ドによる成形量に比べて飛躍的に増大する(成形性向上
の)データを、示している。図3は素材が四角筒ワーク
の場合を示しているが、他の形状のワークについても同
様の、可変ポイントビード5による成形性向上が見られ
る。図3において、(a)は従来のビードなし(しわ押
えのみ)の場合、(b)は従来の線状可変ビードの場
合、(c)は固定ポイントビード(従来にはないが参考
例として示した)の場合、(d)は本発明の可変ポイン
トビードの(四角筒ワークの直辺部に成形初期期間にビ
ード力を効かせた)場合を、それぞれ、示している。図
中、素材の図の中に示した黒い太線部分はビード力が効
いている範囲を示している。たとえば図3の(d)は、
図4の直辺部が成形前にAの位置にあった線が成形終了
時にBの線にくる際、可変ポイントビード5が成形初期
の段階のみに効かされることを示しているが、図3の
(c)は、固定ポイントビード5が成形の全期間におい
て効いていることを示している。図3では、(a)から
(c)にかけて順に少しづつ成形高さが増大するが、
(d)は約2倍に、大幅に、成形高さが増大することを
示している。図3の(b)の例では、約40mmの高さ
で、図15に示すようなポンチ肩部割れ20が素材のコ
ーナ部に生じるが、図3の(d)では約80mmの高さ
までコーナ部のポンチ肩部割れを生じずに絞り抜くこと
ができる。図4では、従来生じていた、しかし本発明で
は抑制される、コーナ部のポンチ肩部割れの位置を2点
鎖線で示している。図6、図8、図9、図11、図13
においても、本発明で発生が抑制される割れの位置を2
点鎖線で示している。
を生じないで成形できる成形量(成形高さ)が従来ビー
ドによる成形量に比べて飛躍的に増大する(成形性向上
の)データを、示している。図3は素材が四角筒ワーク
の場合を示しているが、他の形状のワークについても同
様の、可変ポイントビード5による成形性向上が見られ
る。図3において、(a)は従来のビードなし(しわ押
えのみ)の場合、(b)は従来の線状可変ビードの場
合、(c)は固定ポイントビード(従来にはないが参考
例として示した)の場合、(d)は本発明の可変ポイン
トビードの(四角筒ワークの直辺部に成形初期期間にビ
ード力を効かせた)場合を、それぞれ、示している。図
中、素材の図の中に示した黒い太線部分はビード力が効
いている範囲を示している。たとえば図3の(d)は、
図4の直辺部が成形前にAの位置にあった線が成形終了
時にBの線にくる際、可変ポイントビード5が成形初期
の段階のみに効かされることを示しているが、図3の
(c)は、固定ポイントビード5が成形の全期間におい
て効いていることを示している。図3では、(a)から
(c)にかけて順に少しづつ成形高さが増大するが、
(d)は約2倍に、大幅に、成形高さが増大することを
示している。図3の(b)の例では、約40mmの高さ
で、図15に示すようなポンチ肩部割れ20が素材のコ
ーナ部に生じるが、図3の(d)では約80mmの高さ
までコーナ部のポンチ肩部割れを生じずに絞り抜くこと
ができる。図4では、従来生じていた、しかし本発明で
は抑制される、コーナ部のポンチ肩部割れの位置を2点
鎖線で示している。図6、図8、図9、図11、図13
においても、本発明で発生が抑制される割れの位置を2
点鎖線で示している。
【0012】つぎに、本発明の各実施例に特有な、可変
ビードを利用した絞り成形方法部分および装置部分を説
明する 本発明の第1実施例では、図1〜図5に示すように、と
くに図4、図5に示すように、素材11は四角筒に成形
され、可変ポイントビード5のビード力は直辺部のほぼ
中央部に、成形中の初期期間に効かされ、成形中の後期
期間には可変ポイントビード5のビード力は効かされな
い(図5)。可変ポイントビード5により、平面視が四
角形の絞りプロファイルの直辺部にビード力が成形初期
に効いて、相対的にコーナ部の負担荷重が減少し、コー
ナ部のポンチ肩部割れ20を抑制できる。その結果、コ
ーナ部のポンチ肩部分に対応する素材部分の初期板厚減
少が少なくなること、また素材の直辺部がポンチ肩によ
くなじむので、その後の成形でも直辺部の負担荷重が大
きくコーナ部のポンチ肩部割れをさらに抑制できる、と
いう作用効果が得られる。
ビードを利用した絞り成形方法部分および装置部分を説
明する 本発明の第1実施例では、図1〜図5に示すように、と
くに図4、図5に示すように、素材11は四角筒に成形
され、可変ポイントビード5のビード力は直辺部のほぼ
中央部に、成形中の初期期間に効かされ、成形中の後期
期間には可変ポイントビード5のビード力は効かされな
い(図5)。可変ポイントビード5により、平面視が四
角形の絞りプロファイルの直辺部にビード力が成形初期
に効いて、相対的にコーナ部の負担荷重が減少し、コー
ナ部のポンチ肩部割れ20を抑制できる。その結果、コ
ーナ部のポンチ肩部分に対応する素材部分の初期板厚減
少が少なくなること、また素材の直辺部がポンチ肩によ
くなじむので、その後の成形でも直辺部の負担荷重が大
きくコーナ部のポンチ肩部割れをさらに抑制できる、と
いう作用効果が得られる。
【0013】本発明の第2実施例では、図6、図7に示
すように、素材11は四角筒に成形され、固定線状ビー
ド3が四角形絞りプロファイルの直辺部に沿って長く設
けられると共に、可変ポイントビード5が固定ビード3
の絞りプロファイル側にかつ直辺部のほぼ中央に設けら
れる。可変ポイントビード5は、図7に示すように、成
形期間中の初期期間のみに効かされ、成形後期には可変
ポイントビード5は効かされず、固定ビード3のビード
力のみが効いている。この成形においても、可変ポイン
トビード5のビード力が直辺部に効くので相対的にコー
ナ部の負担荷重が減少し、コーナ部のポンチ肩部割れ2
0が抑制される。
すように、素材11は四角筒に成形され、固定線状ビー
ド3が四角形絞りプロファイルの直辺部に沿って長く設
けられると共に、可変ポイントビード5が固定ビード3
の絞りプロファイル側にかつ直辺部のほぼ中央に設けら
れる。可変ポイントビード5は、図7に示すように、成
形期間中の初期期間のみに効かされ、成形後期には可変
ポイントビード5は効かされず、固定ビード3のビード
力のみが効いている。この成形においても、可変ポイン
トビード5のビード力が直辺部に効くので相対的にコー
ナ部の負担荷重が減少し、コーナ部のポンチ肩部割れ2
0が抑制される。
【0014】本発明の第3実施例では、図8に示すよう
に、素材11は四角筒に成形されかつコーナ部分Cが角
落した素材形状となっている。角落し形状によってこの
部分の押えが減少しコーナ部の流入抵抗が減少するた
め、四角筒のコーナ部にウォールブレーク(壁破断)2
1が発生しやすくなる。それを防止するため、コーナ部
しわ押え部に可変ポイントビード5を設置して流入抵抗
を増大させる。成形後期には可変ポイントビード5のビ
ード力を減少または0にし、コーナ部のポンチ肩部割れ
(図4の20に対応する割れ)を回避する。この成形に
おいては、コーナ部のウォールブレーク21とコーナ部
のポンチ肩部割れ20の両方が抑制される。
に、素材11は四角筒に成形されかつコーナ部分Cが角
落した素材形状となっている。角落し形状によってこの
部分の押えが減少しコーナ部の流入抵抗が減少するた
め、四角筒のコーナ部にウォールブレーク(壁破断)2
1が発生しやすくなる。それを防止するため、コーナ部
しわ押え部に可変ポイントビード5を設置して流入抵抗
を増大させる。成形後期には可変ポイントビード5のビ
ード力を減少または0にし、コーナ部のポンチ肩部割れ
(図4の20に対応する割れ)を回避する。この成形に
おいては、コーナ部のウォールブレーク21とコーナ部
のポンチ肩部割れ20の両方が抑制される。
【0015】本発明の第4実施例では、図9、図10に
示すように、素材11は円筒に成形され、可変ポイント
ビード5が対角線上に設けられる。可変ポイントビード
5は成形初期に効かされる。素材11のポンチ肩部割れ
は一般に平面歪であるが、図8に対角線上に可変ポイン
トビード5を効かせることにより、非対称な変形形態と
なるようにして(たとえば、一軸変形を等二軸変形とな
るようにして)、成形性を向上させる。これによって、
可変ポイントビード5がない時には一軸であった歪ex
を、可変ポイントビード5を対角線上に効かすことによ
り二軸歪ex 、ey とし、図10において原点から歪限
界線Eまでの距離を大にして、割れを生じにくくし、素
材11のポンチ肩部割れ20の発生を防止する。
示すように、素材11は円筒に成形され、可変ポイント
ビード5が対角線上に設けられる。可変ポイントビード
5は成形初期に効かされる。素材11のポンチ肩部割れ
は一般に平面歪であるが、図8に対角線上に可変ポイン
トビード5を効かせることにより、非対称な変形形態と
なるようにして(たとえば、一軸変形を等二軸変形とな
るようにして)、成形性を向上させる。これによって、
可変ポイントビード5がない時には一軸であった歪ex
を、可変ポイントビード5を対角線上に効かすことによ
り二軸歪ex 、ey とし、図10において原点から歪限
界線Eまでの距離を大にして、割れを生じにくくし、素
材11のポンチ肩部割れ20の発生を防止する。
【0016】本発明の第5実施例では、図11、図12
に示すように、素材11は四角筒で天井に四角形の穴1
4を有する形状に成形される。可変ポイントビード5は
四角形穴14の直辺部の中央近傍のワーク伸びフランジ
部に設けられ、ダイス1(上型)にスライド可能に設け
られる。伸びフランジ割れ22(図11の2点鎖線)は
素材が引張られた時に伸びが不足して生じるので、材料
が過度に引張られないように、成形後期のみに可変ポイ
ントビード5のビード力を効かせる。これによって、素
材11の伸びフランジ部の四角形穴コーナからの割れ2
2の発生が防止される。
に示すように、素材11は四角筒で天井に四角形の穴1
4を有する形状に成形される。可変ポイントビード5は
四角形穴14の直辺部の中央近傍のワーク伸びフランジ
部に設けられ、ダイス1(上型)にスライド可能に設け
られる。伸びフランジ割れ22(図11の2点鎖線)は
素材が引張られた時に伸びが不足して生じるので、材料
が過度に引張られないように、成形後期のみに可変ポイ
ントビード5のビード力を効かせる。これによって、素
材11の伸びフランジ部の四角形穴コーナからの割れ2
2の発生が防止される。
【0017】本発明の第6実施例では、図13、図14
に示すように、素材11は円筒状と半球形状とに複合張
出し成形される。可変ポイントビード5は円筒部15と
半球形部16とをつなぐ環状平板部17に設けられ、ダ
イス1(上型)にスライド可能に設けられる。可変ポイ
ントビード5は成形初期のみに効かされる。一般に、絞
り形状の複合張出し成形では、割れ部位(半球形部1
6)の材料が成形初期に円筒部15の立壁部に流出し、
成形後期に張出し成形(材料の流入、流出と止めた状態
での成形)を受けるため、破断23が発生する。本発明
では、成形初期に可変ポイントビード5を効かせて材料
流出を防ぐので、成形後期での破断23の発生が防止さ
れる。
に示すように、素材11は円筒状と半球形状とに複合張
出し成形される。可変ポイントビード5は円筒部15と
半球形部16とをつなぐ環状平板部17に設けられ、ダ
イス1(上型)にスライド可能に設けられる。可変ポイ
ントビード5は成形初期のみに効かされる。一般に、絞
り形状の複合張出し成形では、割れ部位(半球形部1
6)の材料が成形初期に円筒部15の立壁部に流出し、
成形後期に張出し成形(材料の流入、流出と止めた状態
での成形)を受けるため、破断23が発生する。本発明
では、成形初期に可変ポイントビード5を効かせて材料
流出を防ぐので、成形後期での破断23の発生が防止さ
れる。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の方法によれば、ブランク
ホルダでしわの発生、成形寸法精度の低下を防止し、可
変ポイントビードを成形期間中の一部において効かせて
素材の割れ発生を防止できる。また、可変ポイントビー
ドは、線状ビードと異なり、ブランクホルダまたはその
対向型(たとえば、ダイス)が複雑な形状をしていて
も、容易にブランクホルダまたはダイスに組み込むこと
ができる。請求項2記載の方法によれば、ブランクホル
ダと固定ビードでしわの発生、成形寸法精度の低下を防
止し、可変ポイントビードを成形期間中の一部において
効かせて素材の割れ発生を防止できる。また、可変ポイ
ントビードは、線状ビードと異なり、ブランクホルダま
たはその対向型(たとえば、ダイス)が複雑な形状をし
ていても、容易にブランクホルダまたはダイスに組み込
むことができる。請求項3記載の装置によれば、素材成
形中の任意の一部の期間に選択的にポイント状に素材押
圧力が効かされる可変ポイントビードを設けたので、素
材の割れ発生を防止できる。また、可変ポイントビード
構造としたので、ブランクホルダまたはダイスが曲がっ
ていてもポイント列をそれに沿って配列することによ
り、容易にブランクホルダまたはダイスに組み込むこと
ができる。請求項4記載の装置によれば、素材成形中の
任意の一部の期間に選択的にポイント状に素材押圧力が
効かされる可変ポイントビードと固定ビードを設けたの
で、素材の割れ発生を防止できる。また、可変ポイント
ビード構造としたので、ブランクホルダまたはダイスが
曲がっていてもポイント列をそれに沿って配列すること
により、容易にブランクホルダまたはダイスに組み込む
ことができる。
ホルダでしわの発生、成形寸法精度の低下を防止し、可
変ポイントビードを成形期間中の一部において効かせて
素材の割れ発生を防止できる。また、可変ポイントビー
ドは、線状ビードと異なり、ブランクホルダまたはその
対向型(たとえば、ダイス)が複雑な形状をしていて
も、容易にブランクホルダまたはダイスに組み込むこと
ができる。請求項2記載の方法によれば、ブランクホル
ダと固定ビードでしわの発生、成形寸法精度の低下を防
止し、可変ポイントビードを成形期間中の一部において
効かせて素材の割れ発生を防止できる。また、可変ポイ
ントビードは、線状ビードと異なり、ブランクホルダま
たはその対向型(たとえば、ダイス)が複雑な形状をし
ていても、容易にブランクホルダまたはダイスに組み込
むことができる。請求項3記載の装置によれば、素材成
形中の任意の一部の期間に選択的にポイント状に素材押
圧力が効かされる可変ポイントビードを設けたので、素
材の割れ発生を防止できる。また、可変ポイントビード
構造としたので、ブランクホルダまたはダイスが曲がっ
ていてもポイント列をそれに沿って配列することによ
り、容易にブランクホルダまたはダイスに組み込むこと
ができる。請求項4記載の装置によれば、素材成形中の
任意の一部の期間に選択的にポイント状に素材押圧力が
効かされる可変ポイントビードと固定ビードを設けたの
で、素材の割れ発生を防止できる。また、可変ポイント
ビード構造としたので、ブランクホルダまたはダイスが
曲がっていてもポイント列をそれに沿って配列すること
により、容易にブランクホルダまたはダイスに組み込む
ことができる。
【図1】シングルアクション絞りに適用された本発明の
第1実施例に係る方法を実施する装置の、一部を断面に
して示した、正面図である。
第1実施例に係る方法を実施する装置の、一部を断面に
して示した、正面図である。
【図2】ダブルアクション絞りに適用された本発明の第
1実施例に係る方法を実施する装置の、一部を断面にし
て示した、正面図である。
1実施例に係る方法を実施する装置の、一部を断面にし
て示した、正面図である。
【図3】種々のビードと成形性(成形高さ)とのテスト
結果を示す図である。
結果を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る方法および装置にお
ける素材の絞り成形形状と可変ポイントビードの効かし
点を示す斜視図である。
ける素材の絞り成形形状と可変ポイントビードの効かし
点を示す斜視図である。
【図5】図4の素材絞り成形におけるビード力対成形ス
トローク図である。
トローク図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る方法および装置にお
ける素材の絞り成形形状と可変ポイントビードの効かし
点を示す斜視図である。
ける素材の絞り成形形状と可変ポイントビードの効かし
点を示す斜視図である。
【図7】図6の素材絞り成形におけるビード力対成形ス
トローク図である。
トローク図である。
【図8】本発明の第3実施例に係る方法および装置にお
ける素材クの絞り成形形状と可変ポイントビードの効か
し点を示す斜視図である。
ける素材クの絞り成形形状と可変ポイントビードの効か
し点を示す斜視図である。
【図9】本発明の第4実施例に係る方法および装置にお
ける素材の絞り成形形状と可変ポイントビードの効かし
点を示す斜視図である。
ける素材の絞り成形形状と可変ポイントビードの効かし
点を示す斜視図である。
【図10】図9の素材絞り成形における歪ex 、ey と
歪限界線Eとの関係図である。
歪限界線Eとの関係図である。
【図11】本発明の第5実施例に係る方法および装置に
おける素材の絞り成形形状と可変ポイントビードの効か
し点を示す斜視図である。
おける素材の絞り成形形状と可変ポイントビードの効か
し点を示す斜視図である。
【図12】図11の素材絞り成形を実施する装置の概略
断面図である。
断面図である。
【図13】本発明の第6実施例に係る方法および装置に
おける素材の絞り成形形状と可変ポイントビードの効か
し点を示す斜視図である。
おける素材の絞り成形形状と可変ポイントビードの効か
し点を示す斜視図である。
【図14】図13の素材絞り成形を実施する装置の概略
断面図である。
断面図である。
【図15】従来の可変線状ビードを利用した絞り成形方
法における素材の絞り成形形状と可変線状ビードの効か
し部分を示す斜視図である。
法における素材の絞り成形形状と可変線状ビードの効か
し部分を示す斜視図である。
1 ダイス 2 ブランクホルダ(クッションリングまたはアッパブ
ランクホルダ) 3 固定ビード 4 ポンチ 5 可変ポイントビード 6 上ラム 8 ボルスター 11 素材 13 カム面
ランクホルダ) 3 固定ビード 4 ポンチ 5 可変ポイントビード 6 上ラム 8 ボルスター 11 素材 13 カム面
フロントページの続き (72)発明者 中村 真一郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 細江 隆史 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 村田 篤信 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 素材のしわ発生を抑制できるブランクホ
ルダと対向型とで素材を押圧、保持し、 素材に対し、素材成形中の任意の一部の期間に選択的に
かつポイント状に可変ポイントビードの押圧力を効かせ
ることにより素材の割れ発生を抑制しつつ、ポンチによ
り素材を成形する、工程からなる可変ビードを利用した
絞り成形方法。 - 【請求項2】 素材のしわ発生を抑制できるブランクホ
ルダ、固定ビードと対向型とで素材を押圧、保持し、 素材に対し、素材成形中の任意の一部の期間に選択的に
かつポイント状に可変ポイントビードの押圧力を効かせ
ることにより素材の割れ発生を抑制しつつ、ポンチによ
り素材を成形する、工程からなる可変ビードを利用した
絞り成形方法。 - 【請求項3】 素材を押圧、保持し素材のしわ発生を抑
制できるブランクホルダおよび対向型と、 素材を成形するポンチと、 素材に対し、素材成形中の任意の一部の期間に選択的に
かつポイント状に押圧力を効かせる可変ポイントビード
と、からなる可変ビードを利用した絞り成形装置。 - 【請求項4】 素材を押圧、保持し素材のしわ発生を抑
制できるブランクホルダ、固定ビードおよび対向型と、 素材を成形するポンチと、 素材に対し、素材成形中の任意の一部の期間に選択的に
かつポイント状に押圧力を効かせる可変ポイントビード
と、からなる可変ビードを利用した絞り成形装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7181988A JPH0929349A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 可変ビードを利用した絞り成形方法および装置 |
| DE69601901T DE69601901T2 (de) | 1995-07-18 | 1996-07-15 | Verfahren und Vorrichtung zum Umformen eines Bleches unter Verwendung eines variablen Ziehwulstes |
| EP96111400A EP0754508B1 (en) | 1995-07-18 | 1996-07-15 | Method and apparatus for forming a blank using a variable bead |
| KR1019960028750A KR100228560B1 (ko) | 1995-07-18 | 1996-07-16 | 가변 비드를 이용한 판금 성형방법 및 장치 |
| CN96110599A CN1141219A (zh) | 1995-07-18 | 1996-07-17 | 采用可变凸珠的薄板成型方法和设备 |
| US08/682,411 US5901599A (en) | 1995-07-18 | 1996-07-17 | Method and apparatus for sheet forming a blank using a variable bead |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7181988A JPH0929349A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 可変ビードを利用した絞り成形方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0929349A true JPH0929349A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16110365
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7181988A Pending JPH0929349A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 可変ビードを利用した絞り成形方法および装置 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5901599A (ja) |
| EP (1) | EP0754508B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0929349A (ja) |
| KR (1) | KR100228560B1 (ja) |
| CN (1) | CN1141219A (ja) |
| DE (1) | DE69601901T2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005040810A (ja) * | 2003-07-24 | 2005-02-17 | Nippon Steel Corp | プレス加工用金属板及び該金属板への固体潤滑剤付与方法及び装置 |
| DE102008007546A1 (de) | 2007-02-05 | 2008-10-16 | Honda Motor Co., Ltd. | Pressformsatz und -verfahren |
| JP2010158688A (ja) * | 2009-01-06 | 2010-07-22 | Nippon Steel Corp | せん断加工成形方法 |
| JP2012071338A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Daihatsu Motor Co Ltd | プレス成形方法 |
| WO2015092963A1 (ja) | 2013-12-20 | 2015-06-25 | Jfeスチール株式会社 | プレス成形方法、及びプレス成形部品の製造方法 |
| WO2015115348A1 (ja) | 2014-01-28 | 2015-08-06 | Jfeスチール株式会社 | プレス成形方法およびプレス成形部品の製造方法並びにそれらの方法に用いられる予備成形形状の決定方法 |
| KR102109283B1 (ko) * | 2018-11-28 | 2020-05-11 | 주식회사 포스코 | 드로잉 성형장치 |
Families Citing this family (38)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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