JPH0929464A - 摩擦圧接方法 - Google Patents
摩擦圧接方法Info
- Publication number
- JPH0929464A JPH0929464A JP20668795A JP20668795A JPH0929464A JP H0929464 A JPH0929464 A JP H0929464A JP 20668795 A JP20668795 A JP 20668795A JP 20668795 A JP20668795 A JP 20668795A JP H0929464 A JPH0929464 A JP H0929464A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- joint
- works
- friction welding
- friction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 摩擦圧接方法による製品の寸法精度を向上さ
せ、不要なバリの発生を抑える。 【解決手段】 一対のワークを溶着する際に、ワークの
接合部を所望の軟化状態に維持して圧接工程を進行させ
るために、ワークの接合部における軟化の進行状態を高
速度カメラにより可視化し、それを基にして、ワーク送
り量Sn と押付圧力Pn との関係における最適接合ゾー
ンZを設定する。そして、最適接合ゾーンZの範囲内で
圧接工程が進行するように、前記ワークの回転速度Nn
および送り速度Sn を設定する。
せ、不要なバリの発生を抑える。 【解決手段】 一対のワークを溶着する際に、ワークの
接合部を所望の軟化状態に維持して圧接工程を進行させ
るために、ワークの接合部における軟化の進行状態を高
速度カメラにより可視化し、それを基にして、ワーク送
り量Sn と押付圧力Pn との関係における最適接合ゾー
ンZを設定する。そして、最適接合ゾーンZの範囲内で
圧接工程が進行するように、前記ワークの回転速度Nn
および送り速度Sn を設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摩擦熱を利用して
ワークを溶着する加工方法に関し、詳しくは、溶着後の
寸法精度の管理を容易にする方法に関する。
ワークを溶着する加工方法に関し、詳しくは、溶着後の
寸法精度の管理を容易にする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2つのワークを接合する手法として、摩
擦圧接方法がよく用いられる。この摩擦圧接方法は、2
つのワークを接合させるためのその他の手法、例えばア
ーク溶接と比べ、溶接の際に光や粉塵等を発生しない、
油がワークに付着しても接合強度にほとんど影響しない
等の利点がある。その作業工程は、まず、対向配置し
た一対のワークの一方を回転駆動しながら他方に圧接す
ることにより、両ワークの接合部に摩擦熱を発生させ、
該摩擦熱で前記両ワークの接合部を軟化させる。そし
て、所望の状態に軟化を進行させ、ワークの回転を
停止させつつさらにアプセット圧力を加える。すると、
接合部は互いにめり込むようにして一体化し、溶着され
る。
擦圧接方法がよく用いられる。この摩擦圧接方法は、2
つのワークを接合させるためのその他の手法、例えばア
ーク溶接と比べ、溶接の際に光や粉塵等を発生しない、
油がワークに付着しても接合強度にほとんど影響しない
等の利点がある。その作業工程は、まず、対向配置し
た一対のワークの一方を回転駆動しながら他方に圧接す
ることにより、両ワークの接合部に摩擦熱を発生させ、
該摩擦熱で前記両ワークの接合部を軟化させる。そし
て、所望の状態に軟化を進行させ、ワークの回転を
停止させつつさらにアプセット圧力を加える。すると、
接合部は互いにめり込むようにして一体化し、溶着され
る。
【0003】この摩擦圧接を行う摩擦圧接装置は、一対
のワークの一方をクランプ固定し、もう一方を回転駆動
手段に設けられたチャックに固定して、同軸上に配置す
るようになっている。そして、一方のワークを回転させ
ながら、他方のワークに対して当接させるべく、平行移
動させることができる。上記回転駆動手段および平行移
動手段は、それぞれモータ等をその動力源としている。
ワークの回転数および水平方向への送り量の制御は、予
め設定されるものであり、実際の両ワークの接合部にお
ける実際の軟化状態とは無関係に、圧接工程が進行する
ようになっている。上記摩擦圧接装置の従来例として、
実開平3-85183 号公報等にその詳細が開示されている。
のワークの一方をクランプ固定し、もう一方を回転駆動
手段に設けられたチャックに固定して、同軸上に配置す
るようになっている。そして、一方のワークを回転させ
ながら、他方のワークに対して当接させるべく、平行移
動させることができる。上記回転駆動手段および平行移
動手段は、それぞれモータ等をその動力源としている。
ワークの回転数および水平方向への送り量の制御は、予
め設定されるものであり、実際の両ワークの接合部にお
ける実際の軟化状態とは無関係に、圧接工程が進行する
ようになっている。上記摩擦圧接装置の従来例として、
実開平3-85183 号公報等にその詳細が開示されている。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、上記摩
擦圧接装置でワークを摩擦圧接する方法には、以下のよ
うな問題点があった。摩擦圧接装置の作動手順は予め設
定されるが、それはワークの軟化状態を解析し、実際の
軟化状態を十分に把握して設定がなされるものではな
く、2つのワーク同士の溶着をより確実化するために、
上記のステップにおいてアプセット圧力を加えて変形
させる部分(寄り代)を大きくとることが一般的に行わ
れている。したがって、この寄り代を考慮してワークの
長さを決定する必要があり、しかも、この寄り代は接合
部の周囲に不要なバリとなって発生するので、最適接合
(不要なバリの発生を抑え、溶着強度を十分に持たせた
接合)を行うことが容易ではなかった。
擦圧接装置でワークを摩擦圧接する方法には、以下のよ
うな問題点があった。摩擦圧接装置の作動手順は予め設
定されるが、それはワークの軟化状態を解析し、実際の
軟化状態を十分に把握して設定がなされるものではな
く、2つのワーク同士の溶着をより確実化するために、
上記のステップにおいてアプセット圧力を加えて変形
させる部分(寄り代)を大きくとることが一般的に行わ
れている。したがって、この寄り代を考慮してワークの
長さを決定する必要があり、しかも、この寄り代は接合
部の周囲に不要なバリとなって発生するので、最適接合
(不要なバリの発生を抑え、溶着強度を十分に持たせた
接合)を行うことが容易ではなかった。
【0005】しかも、前述のように摩擦圧接装置の作動
設定は、ワークの接触面の溶融状態とは無関係になされ
るため、実際の寄り量にはばらつきが発生し易く、製品
の寸法精度が安定しなかった。したがって、あらかじめ
ワークの軟化状態を把握し、最適接合を行うための条件
設定を可能とすることが求められていた。
設定は、ワークの接触面の溶融状態とは無関係になされ
るため、実際の寄り量にはばらつきが発生し易く、製品
の寸法精度が安定しなかった。したがって、あらかじめ
ワークの軟化状態を把握し、最適接合を行うための条件
設定を可能とすることが求められていた。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは少ない寄り代で摩擦
圧接を行うことにより接合部の不要なバリの発生を抑
え、製品の寸法精度の安定化を図ると共に、接合部の溶
接強度を十分に持たせることにある。
のであり、その目的とするところは少ない寄り代で摩擦
圧接を行うことにより接合部の不要なバリの発生を抑
え、製品の寸法精度の安定化を図ると共に、接合部の溶
接強度を十分に持たせることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
の本発明にかかる手段は、対向配置した一対のワークの
一方を回転駆動しながら他方に圧接して両ワークの接合
部に摩擦熱を発生させ、該摩擦熱で軟化した前記両ワー
クの接合部を溶着させる摩擦圧接方法であって、前記接
合部を所望の軟化状態に維持して圧接工程を進行させる
ために、前記接合部の軟化状態を可視化し、それを基に
して前記ワークの回転速度および送り速度を設定するこ
とを特徴とする。
の本発明にかかる手段は、対向配置した一対のワークの
一方を回転駆動しながら他方に圧接して両ワークの接合
部に摩擦熱を発生させ、該摩擦熱で軟化した前記両ワー
クの接合部を溶着させる摩擦圧接方法であって、前記接
合部を所望の軟化状態に維持して圧接工程を進行させる
ために、前記接合部の軟化状態を可視化し、それを基に
して前記ワークの回転速度および送り速度を設定するこ
とを特徴とする。
【0008】また、本発明の手段として、対向配置した
一対のワークの一方を回転駆動しながら他方に圧接して
両ワークの接合部に摩擦熱を発生させ、該摩擦熱で軟化
した前記両ワークの接合部を溶着させる摩擦圧接方法で
あって、前記接合部を所望の軟化状態に維持して圧接工
程を進行させるために、前記ワークの圧接により生ずる
振動の周波数変動を測定し、それを基にして前記ワーク
の回転速度および送り速度を設定することを特徴とす
る。
一対のワークの一方を回転駆動しながら他方に圧接して
両ワークの接合部に摩擦熱を発生させ、該摩擦熱で軟化
した前記両ワークの接合部を溶着させる摩擦圧接方法で
あって、前記接合部を所望の軟化状態に維持して圧接工
程を進行させるために、前記ワークの圧接により生ずる
振動の周波数変動を測定し、それを基にして前記ワーク
の回転速度および送り速度を設定することを特徴とす
る。
【0009】また、前記接合部を所望の軟化状態に維持
して圧接工程を進行させるために、前記ワークの圧接に
より接合部に生ずる摩擦熱の温度変化を測定し、それを
基にして前記ワークの回転速度および送り速度を設定す
ることも可能である。また、本発明におけるその他の手
段として、前記接合部を所望の軟化状態に維持して圧接
工程を進行させるために、前記ワークを回転駆動するモ
ータの、前記圧接工程における負荷電流の変動を測定
し、それを基にして前記ワークの回転速度および送り速
度を設定することを特徴とする。
して圧接工程を進行させるために、前記ワークの圧接に
より接合部に生ずる摩擦熱の温度変化を測定し、それを
基にして前記ワークの回転速度および送り速度を設定す
ることも可能である。また、本発明におけるその他の手
段として、前記接合部を所望の軟化状態に維持して圧接
工程を進行させるために、前記ワークを回転駆動するモ
ータの、前記圧接工程における負荷電流の変動を測定
し、それを基にして前記ワークの回転速度および送り速
度を設定することを特徴とする。
【0010】更なる手段としては、対向配置した一対の
ワークの一方を回転駆動しながら他方に圧接することに
より、両ワークの接合部に摩擦熱を発生させ、該摩擦熱
により前記両ワークの接合部を軟化させ、所望の軟化状
態を得た後に、アプセット圧力を加えると共に前記ワー
クの回転を急停止させる摩擦圧接工程において、接合部
の軟化の進行中に、ワークの送りを所定時間停止するこ
とを特徴とする。
ワークの一方を回転駆動しながら他方に圧接することに
より、両ワークの接合部に摩擦熱を発生させ、該摩擦熱
により前記両ワークの接合部を軟化させ、所望の軟化状
態を得た後に、アプセット圧力を加えると共に前記ワー
クの回転を急停止させる摩擦圧接工程において、接合部
の軟化の進行中に、ワークの送りを所定時間停止するこ
とを特徴とする。
【0011】本発明においては、摩擦圧接工程において
所望の軟化状態を維持するために、一対のワークの接合
部における軟化の進行状態を高速度カメラにより可視化
し、それを基にして、ワーク送り量と押付圧力との関係
における最適接合ゾーンを設定する。そして、前記最適
接合ゾーンの範囲内で圧接工程が進行するように、前記
ワークの回転速度および送り速度を設定する。
所望の軟化状態を維持するために、一対のワークの接合
部における軟化の進行状態を高速度カメラにより可視化
し、それを基にして、ワーク送り量と押付圧力との関係
における最適接合ゾーンを設定する。そして、前記最適
接合ゾーンの範囲内で圧接工程が進行するように、前記
ワークの回転速度および送り速度を設定する。
【0012】また、摩擦圧接工程において所望の軟化状
態を維持するために、一対のワークの圧接により生ずる
振動の周波数を測定し、該周波数が前記工程の進行に合
わせて所定の周波数変動を示すように、前記ワークの回
転速度および送り速度を設定する。
態を維持するために、一対のワークの圧接により生ずる
振動の周波数を測定し、該周波数が前記工程の進行に合
わせて所定の周波数変動を示すように、前記ワークの回
転速度および送り速度を設定する。
【0013】または、摩擦圧接工程において所望の軟化
状態を維持するために、一対のワークの接合部に生ずる
バリの発生量の変化を測定し、それを基にして、ワーク
送り量とバリの発生量との関係における最適接合ゾーン
を設定する。そして、前記最適接合ゾーンの範囲内で圧
接工程が進行するように、前記ワークの回転速度および
送り速度を設定する。
状態を維持するために、一対のワークの接合部に生ずる
バリの発生量の変化を測定し、それを基にして、ワーク
送り量とバリの発生量との関係における最適接合ゾーン
を設定する。そして、前記最適接合ゾーンの範囲内で圧
接工程が進行するように、前記ワークの回転速度および
送り速度を設定する。
【0014】さらに、前記最適接合ゾーンは、前記ワー
クの圧接により接合部に生ずる摩擦熱の温度変化を測定
し、それをもとにして設定することもできる。また、前
記最適接合ゾーンは、前記ワークを回転駆動するモータ
の、前記圧接工程における負荷電流の変動を測定し、そ
れをもとにして設定してもよい。
クの圧接により接合部に生ずる摩擦熱の温度変化を測定
し、それをもとにして設定することもできる。また、前
記最適接合ゾーンは、前記ワークを回転駆動するモータ
の、前記圧接工程における負荷電流の変動を測定し、そ
れをもとにして設定してもよい。
【0015】また、摩擦圧接工程において、一対のワー
クを当接させてその接合部に摩擦熱を発生させるステッ
プで、接合部の軟化の進行中に、ワークの送りを所定時
間停止することにより、ワークの送りを増加させずに接
触面の軟化状態を進行させる。
クを当接させてその接合部に摩擦熱を発生させるステッ
プで、接合部の軟化の進行中に、ワークの送りを所定時
間停止することにより、ワークの送りを増加させずに接
触面の軟化状態を進行させる。
【0016】
【実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を実施例に
基づいて説明する。まず、図2および図3に本発明の第
1実施例に用いられる摩擦圧接装置を示す。図2の摩擦
圧接装置は、ベース1上に主軸本体2とクランプ3とを
有する。一対のワークW1 、W2 は、それぞれ主軸本体
2とクランプ3とに取付けるようになっている。
基づいて説明する。まず、図2および図3に本発明の第
1実施例に用いられる摩擦圧接装置を示す。図2の摩擦
圧接装置は、ベース1上に主軸本体2とクランプ3とを
有する。一対のワークW1 、W2 は、それぞれ主軸本体
2とクランプ3とに取付けるようになっている。
【0017】ところで、この主軸本体2には、主軸4が
回動自在に軸支されている。主軸4にはプーリ5が取付
けられ、モータ6の駆動力が、プーリ7との間に掛け回
されたベルト27によって伝達される。また、主軸4に
は、ブレーキ8が取付けられており、主軸4の回転を強
制的に停止させることができる。さらに、主軸4の先端
にはチャック9が取付けられており、ワークW1 を主軸
4に固定することができる。
回動自在に軸支されている。主軸4にはプーリ5が取付
けられ、モータ6の駆動力が、プーリ7との間に掛け回
されたベルト27によって伝達される。また、主軸4に
は、ブレーキ8が取付けられており、主軸4の回転を強
制的に停止させることができる。さらに、主軸4の先端
にはチャック9が取付けられており、ワークW1 を主軸
4に固定することができる。
【0018】ところで、主軸本体2は、ベース1に対し
てはリニアガイド10を介して取付けられており、主軸4
の軸線方向に平行移動可能となっている。また、主軸本
体2にはベース1内に突出するアーム11を有し、アーム
11にはサーボモータ12に駆動されるボールねじ13を挿通
し、ボールねじ13の回転によってアーム11との間に生ず
る推進力により、主軸本体2を主軸4の軸線方向に駆動
案内する。
てはリニアガイド10を介して取付けられており、主軸4
の軸線方向に平行移動可能となっている。また、主軸本
体2にはベース1内に突出するアーム11を有し、アーム
11にはサーボモータ12に駆動されるボールねじ13を挿通
し、ボールねじ13の回転によってアーム11との間に生ず
る推進力により、主軸本体2を主軸4の軸線方向に駆動
案内する。
【0019】主軸本体2には、歯車14、15を介して主軸
4に駆動される回転センサ16を有し、主軸4の回転速度
(すなわちワークW1 の回転速度)を監視している。ま
た、主軸本体2とベース1との間にはストロークセンサ
17、17aとを設け、主軸本体2(すなわち、ワークW
1 )の送り速度と送り量とを計測することができる。さ
らに、アーム11にはボールねじ13との間に荷重センサ18
を設け、主軸本体2(すなわち、ワークW1 )にかかる
押付圧力を測定することができる。
4に駆動される回転センサ16を有し、主軸4の回転速度
(すなわちワークW1 の回転速度)を監視している。ま
た、主軸本体2とベース1との間にはストロークセンサ
17、17aとを設け、主軸本体2(すなわち、ワークW
1 )の送り速度と送り量とを計測することができる。さ
らに、アーム11にはボールねじ13との間に荷重センサ18
を設け、主軸本体2(すなわち、ワークW1 )にかかる
押付圧力を測定することができる。
【0020】図3に示すように、摩擦圧接装置はコント
ローラを有し、モータ6、サーボモータ12、回転センサ
16、ストロークセンサ17、荷重センサ18をそれぞれ制御
している。
ローラを有し、モータ6、サーボモータ12、回転センサ
16、ストロークセンサ17、荷重センサ18をそれぞれ制御
している。
【0021】図2に示すクランプ3は、ワークW2 をベ
ース1に固定するものであり、ワークW2 を主軸4の軸
線方向に位置決めするX軸クランプ3aと、該軸線に対
し左右方向の位置決めをするY軸クランプ3bと、該軸
線に対し上下方向の位置決めをするZ軸クランプ3cと
からなる。そして、各軸クランプを適宜調整することに
より、主軸4に固定されたワークW1 と同軸上に、ワー
クW2 を配置することができる。
ース1に固定するものであり、ワークW2 を主軸4の軸
線方向に位置決めするX軸クランプ3aと、該軸線に対
し左右方向の位置決めをするY軸クランプ3bと、該軸
線に対し上下方向の位置決めをするZ軸クランプ3cと
からなる。そして、各軸クランプを適宜調整することに
より、主軸4に固定されたワークW1 と同軸上に、ワー
クW2 を配置することができる。
【0022】上記構成をなす摩擦圧接装置においては、
ワークW1 を回転駆動しながらワークW2 に当接させ、
さらに圧力を増加させることにより、ワークW1 とワー
クW2 との接合部(以下、単に接合部とも云う)に摩擦
熱を発生させ、該摩擦熱で前記両ワークの接合部を軟化
させる。そして、所望の状態に軟化を進行させ、ワーク
W1 の回転を停止させつつさらにワークW1 の送り量を
増加する(アプセット圧力をかける)ことにより、接合
部は互いにめり込むようにして一体化し、溶着を完了さ
せることができる。
ワークW1 を回転駆動しながらワークW2 に当接させ、
さらに圧力を増加させることにより、ワークW1 とワー
クW2 との接合部(以下、単に接合部とも云う)に摩擦
熱を発生させ、該摩擦熱で前記両ワークの接合部を軟化
させる。そして、所望の状態に軟化を進行させ、ワーク
W1 の回転を停止させつつさらにワークW1 の送り量を
増加する(アプセット圧力をかける)ことにより、接合
部は互いにめり込むようにして一体化し、溶着を完了さ
せることができる。
【0023】また、本実施例においては、ワークW1 と
ワークW2 との当接位置近傍に、ワーク同士の接合部を
撮影可能な高速度カメラ19を設けている。この高速度カ
メラ19を利用して、前記接合部における軟化の状態を可
視化し、それを基にして最適接合を行うためのワークW
1 の回転速度Nn および送り速度Vn の設定を行う。
ワークW2 との当接位置近傍に、ワーク同士の接合部を
撮影可能な高速度カメラ19を設けている。この高速度カ
メラ19を利用して、前記接合部における軟化の状態を可
視化し、それを基にして最適接合を行うためのワークW
1 の回転速度Nn および送り速度Vn の設定を行う。
【0024】ここで、本実施例における摩擦圧接の手順
を図1、図4、図5および図6に示して説明する。図1
は摩擦圧接工程の進行(ワークW1 の送り量Sn の増
加)と共に変化するワークW1 の回転速度Nn 、ワーク
W1 の送り速度Vn およびワークW1 とワークW2 との
押付圧力Pn の関係をグラフ表示したものである。特
に、ワークW1 の送り量と押付圧力Pn との関係を示す
グラフをRと称す。図4ないし図6はこの摩擦圧接工程
のフローチャートである。
を図1、図4、図5および図6に示して説明する。図1
は摩擦圧接工程の進行(ワークW1 の送り量Sn の増
加)と共に変化するワークW1 の回転速度Nn 、ワーク
W1 の送り速度Vn およびワークW1 とワークW2 との
押付圧力Pn の関係をグラフ表示したものである。特
に、ワークW1 の送り量と押付圧力Pn との関係を示す
グラフをRと称す。図4ないし図6はこの摩擦圧接工程
のフローチャートである。
【0025】準備ステップとして、図2に示すようにワ
ークW1 、W2 をそれぞれチャック9とクランプ3とに
取付ける。このときワークW1 とW2 とは離間してい
る。まず、摩擦圧接工程の初期ステップ(図4参照)と
して、モータ6を駆動し、ワークW1 を、事前に試験接
合を行うことにより得られる所定の回転速度N1 まで上
昇させる(step1)。ワークW1 の回転速度がN1 で安
定した時点で、コントローラはサーボモータ12の駆動開
始信号SG1 を出す。そして、ワークW1 の送り速度を
所定速度V1 (低速)に上昇させる(step2)。ところ
で、サーボモータ12は、段階的にその回転速度を変化さ
せることが可能であるが、本実施例においては、後述の
ごとくワークW1 の送り速度を3段階に制御する。
ークW1 、W2 をそれぞれチャック9とクランプ3とに
取付ける。このときワークW1 とW2 とは離間してい
る。まず、摩擦圧接工程の初期ステップ(図4参照)と
して、モータ6を駆動し、ワークW1 を、事前に試験接
合を行うことにより得られる所定の回転速度N1 まで上
昇させる(step1)。ワークW1 の回転速度がN1 で安
定した時点で、コントローラはサーボモータ12の駆動開
始信号SG1 を出す。そして、ワークW1 の送り速度を
所定速度V1 (低速)に上昇させる(step2)。ところ
で、サーボモータ12は、段階的にその回転速度を変化さ
せることが可能であるが、本実施例においては、後述の
ごとくワークW1 の送り速度を3段階に制御する。
【0026】ワークW1 は、その移動開始位置からの送
り量S0 の位置で、ワークW2 と当接する。このワーク
W1 とW2 とを当接させるステップでのワークW1 の送
り速度を低速にしている理由は、当接により生ずる摩擦
トルクにより、モータ6に急激に大きな負荷がかかるこ
とを防ぐためである。
り量S0 の位置で、ワークW2 と当接する。このワーク
W1 とW2 とを当接させるステップでのワークW1 の送
り速度を低速にしている理由は、当接により生ずる摩擦
トルクにより、モータ6に急激に大きな負荷がかかるこ
とを防ぐためである。
【0027】次に、(図5参照)荷重センサ18でワーク
W1 とW2 との押付圧力の上昇を監視し、所定圧P1 ま
で上昇した時点で(step3)、コントローラはサーボモ
ータ12の加速信号SG2 を出す。ワークW1 の送り速度
は所定速度V2 (中速)に上昇し、それに伴って、押付
圧力は所定圧P2 まで上昇する(step4)。このステッ
プで、ワークW1 とW2 との接合部に大きな摩擦熱が発
生し、ワークの接合部の軟化が促進される。
W1 とW2 との押付圧力の上昇を監視し、所定圧P1 ま
で上昇した時点で(step3)、コントローラはサーボモ
ータ12の加速信号SG2 を出す。ワークW1 の送り速度
は所定速度V2 (中速)に上昇し、それに伴って、押付
圧力は所定圧P2 まで上昇する(step4)。このステッ
プで、ワークW1 とW2 との接合部に大きな摩擦熱が発
生し、ワークの接合部の軟化が促進される。
【0028】ワークW1 、W2 の接合部は軟化しながら
融合が進行する。このとき、ワークW1 の送り量Sn と
押付圧力Pn との関係を示すグラフRが、送り量S1 と
S2との間で、図中に斜線部で示す最適接合ゾーンZの
範囲にあるように、ワークW1 の送り速度V2 と回転速
度N1 とを設定する。この最適接合ゾーンZは、高速度
カメラ19によって接合部の軟化の促進状態を撮影し、そ
の可視化データを基にしてあらかじめ設定しておく。軟
化の促進状態は、接合部の発熱による発光や色の変化、
変形の進み具合によって、経験的に判断することができ
るので、上記諸条件の最適設定に有効である。グラフR
がこの最適接合ゾーンZの範囲にあるときには、ワーク
の軟化の進行状態と、送り速度とのバランスがとれてお
り、最終的に良質な溶着品質を得ることができる。
融合が進行する。このとき、ワークW1 の送り量Sn と
押付圧力Pn との関係を示すグラフRが、送り量S1 と
S2との間で、図中に斜線部で示す最適接合ゾーンZの
範囲にあるように、ワークW1 の送り速度V2 と回転速
度N1 とを設定する。この最適接合ゾーンZは、高速度
カメラ19によって接合部の軟化の促進状態を撮影し、そ
の可視化データを基にしてあらかじめ設定しておく。軟
化の促進状態は、接合部の発熱による発光や色の変化、
変形の進み具合によって、経験的に判断することができ
るので、上記諸条件の最適設定に有効である。グラフR
がこの最適接合ゾーンZの範囲にあるときには、ワーク
の軟化の進行状態と、送り速度とのバランスがとれてお
り、最終的に良質な溶着品質を得ることができる。
【0029】ところで、ワークの軟化の進行状態に比し
て送り速度が速い場合には、接合部は溶着を行うには硬
過ぎる状態となっている。よって、送り量の増加に対す
る押付圧力の増加率が上がり、グラフRの傾きは急にな
るので、最適接合ゾーンZの上方に逸れる(Ra の状態
になる)。また、ワークの軟化の進行状態に比して送り
速度が遅い場合には、接合部は十分に軟化しているにも
係らず、ワーク双方の寄りが少ないため、接合部におけ
る押付圧力が低下する、いわゆる圧力抜けの状態にな
る。よって、送り量が増加しても押しつけ圧力は減少
し、グラフRは最適接合ゾーンZの下方に逸れる(Rb
の状態になる)。また、ワークの軟化の進行状態に比し
て送り速度が不足する状態が続き、その後に、ワークの
軟化の進行状態に比して送り速度が速い状態となり、最
終的に最適接合ゾーンZに入る場合(Rc )も考えられ
る。
て送り速度が速い場合には、接合部は溶着を行うには硬
過ぎる状態となっている。よって、送り量の増加に対す
る押付圧力の増加率が上がり、グラフRの傾きは急にな
るので、最適接合ゾーンZの上方に逸れる(Ra の状態
になる)。また、ワークの軟化の進行状態に比して送り
速度が遅い場合には、接合部は十分に軟化しているにも
係らず、ワーク双方の寄りが少ないため、接合部におけ
る押付圧力が低下する、いわゆる圧力抜けの状態にな
る。よって、送り量が増加しても押しつけ圧力は減少
し、グラフRは最適接合ゾーンZの下方に逸れる(Rb
の状態になる)。また、ワークの軟化の進行状態に比し
て送り速度が不足する状態が続き、その後に、ワークの
軟化の進行状態に比して送り速度が速い状態となり、最
終的に最適接合ゾーンZに入る場合(Rc )も考えられ
る。
【0030】いずれの場合においても、所望の発熱量を
得ることができず、寸法精度や溶着強度に満足なものが
得られないので、圧接作業は中止される。ところで、摩
擦圧接工程で圧接作業を中止した場合には、ワークW
1 、W2 は端部の軟化が進んでいることからすでに変形
しており、中止時点によっては不十分に溶着した状態と
なることもあるので、再使用は不可能である。したがっ
て、圧接作業を中止した後には、現ワークW1 、W2 を
装置から取りはずし、新たなワークを装着して、最初か
ら圧接作業を行う。
得ることができず、寸法精度や溶着強度に満足なものが
得られないので、圧接作業は中止される。ところで、摩
擦圧接工程で圧接作業を中止した場合には、ワークW
1 、W2 は端部の軟化が進んでいることからすでに変形
しており、中止時点によっては不十分に溶着した状態と
なることもあるので、再使用は不可能である。したがっ
て、圧接作業を中止した後には、現ワークW1 、W2 を
装置から取りはずし、新たなワークを装着して、最初か
ら圧接作業を行う。
【0031】グラフRを最適接合ゾーンZに維持しなが
ら、ワークW1 の送り量を増加していくと、やがて、押
付圧力が所定値P3 でほぼ一定する(好ましくは、良好
な軟化状態を維持するために、若干上昇を続ける)現象
が生ずる(step5)。このとき、ワークW1 の送り量が
S2 を越えている場合は、所望の製品寸法が得られない
ので、圧接作業は中止される。ワークW1 の送り量がS
1 ないしS2 にあるときには、良好な軟化状態を維持す
る溶融安定期間(以下、PS期間という。)を、所定の
送り量S2 に至るまでの間に設ける(step6)。
ら、ワークW1 の送り量を増加していくと、やがて、押
付圧力が所定値P3 でほぼ一定する(好ましくは、良好
な軟化状態を維持するために、若干上昇を続ける)現象
が生ずる(step5)。このとき、ワークW1 の送り量が
S2 を越えている場合は、所望の製品寸法が得られない
ので、圧接作業は中止される。ワークW1 の送り量がS
1 ないしS2 にあるときには、良好な軟化状態を維持す
る溶融安定期間(以下、PS期間という。)を、所定の
送り量S2 に至るまでの間に設ける(step6)。
【0032】このPS期間では、押付圧力が所定値P3
で一定となるように軟化状態を維持する。このPS期間
の設定が長過ぎると、結果的にワークの寄り代を大きく
取ったことと同じく、無駄なバリの発生量を増やす、寸
法精度を下げる等の弊害が生じるので好ましくない。と
ころで、PS期間においては、接合部は溶融点に達して
いる。溶融点とは、摩擦圧接工程の最終ステップ(アプ
セット圧力を加えて圧接を完了させるステップ)へ移行
する条件がそろった状態を意味する。この後、ワークW
1 が所定の送り量S2 に達したことを確認すると、摩擦
圧接工程の最終ステップ(図6参照)へ移行する。
で一定となるように軟化状態を維持する。このPS期間
の設定が長過ぎると、結果的にワークの寄り代を大きく
取ったことと同じく、無駄なバリの発生量を増やす、寸
法精度を下げる等の弊害が生じるので好ましくない。と
ころで、PS期間においては、接合部は溶融点に達して
いる。溶融点とは、摩擦圧接工程の最終ステップ(アプ
セット圧力を加えて圧接を完了させるステップ)へ移行
する条件がそろった状態を意味する。この後、ワークW
1 が所定の送り量S2 に達したことを確認すると、摩擦
圧接工程の最終ステップ(図6参照)へ移行する。
【0033】コントローラはモータ6を停止させ、主軸
4にブレーキ8を作動させる信号SG3 を出す。これと
同時に、ワークW1 の送り速度をV2 からV3 (高速)
に一旦上昇させる信号SG4 とを出す(step7)。信号
SG3 とSG4 との発生から所定時間Tが経過する間
に、ワークW1 の送り量はS3 に到達し、ワークW1 と
W2 との押付圧力は所望のアプセット圧力P4 まで増加
する。また、ワークW1の回転には制動がかけられるの
で、ワークW1 とW2 との相対回転はなくなり、摩擦に
よる発熱が無くなるので、2つのワークは溶着され凝固
する(step8)。ワークW1 の送り量がS3 に到達しな
い場合には、所望の寸法精度が得られなかったことを示
し、不良品としてはじかれる。また、回転速度Nが0に
ならなかった場合には、ワークW1 とW2 とは溶着に失
敗したことを示すので、やはり不良品としてはじかれ
る。
4にブレーキ8を作動させる信号SG3 を出す。これと
同時に、ワークW1 の送り速度をV2 からV3 (高速)
に一旦上昇させる信号SG4 とを出す(step7)。信号
SG3 とSG4 との発生から所定時間Tが経過する間
に、ワークW1 の送り量はS3 に到達し、ワークW1 と
W2 との押付圧力は所望のアプセット圧力P4 まで増加
する。また、ワークW1の回転には制動がかけられるの
で、ワークW1 とW2 との相対回転はなくなり、摩擦に
よる発熱が無くなるので、2つのワークは溶着され凝固
する(step8)。ワークW1 の送り量がS3 に到達しな
い場合には、所望の寸法精度が得られなかったことを示
し、不良品としてはじかれる。また、回転速度Nが0に
ならなかった場合には、ワークW1 とW2 とは溶着に失
敗したことを示すので、やはり不良品としてはじかれ
る。
【0034】上記一連の圧接工程において、高速度カメ
ラ19によって接合部の軟化の促進状態を撮影し、そのデ
ータを基にして最適接合ゾーンZを設定し、この範囲内
にグラフRを維持することにより、接合部における所望
の溶着強度を得ることができる。また、溶着後の寸法精
度を確保するために、ストロークセンサ17、17aによっ
て、最適接合ゾーンZを設定した間の送り量(S2 −S
1 )≧(所望の送り量)にあることを監視し、さらに最
終的な送り量S3 に至るまでの間、サーボモータ12を制
御する。よって、製品の寸法精度を安定させることがで
きる。
ラ19によって接合部の軟化の促進状態を撮影し、そのデ
ータを基にして最適接合ゾーンZを設定し、この範囲内
にグラフRを維持することにより、接合部における所望
の溶着強度を得ることができる。また、溶着後の寸法精
度を確保するために、ストロークセンサ17、17aによっ
て、最適接合ゾーンZを設定した間の送り量(S2 −S
1 )≧(所望の送り量)にあることを監視し、さらに最
終的な送り量S3 に至るまでの間、サーボモータ12を制
御する。よって、製品の寸法精度を安定させることがで
きる。
【0035】上記構成をなす本実施例より得られる作用
効果は、以下の通りである。上記のように、ワークの接
合部の軟化の促進状態を可視化することにより、ワーク
の材質や寸法を変更した場合でも、常に、摩擦圧接装置
の各部の作動設定を最適にすることが容易となる。しか
も、溶融点を明確に把握することができるので、ワーク
の寄り代を必要以上に過大にとる必要がなくなり、必要
最小限の送り量で十分な溶着強度を持った製品とするこ
とができる。したがって、不要なバリの発生を抑え、仕
上げ工程でのバリの除去作業も容易となる。また、最適
接合ゾーンを維持して圧接工程を進めることにより、ワ
ークの送り量は常に適正値となり、最終的な寸法精度を
正確に出すことができる。
効果は、以下の通りである。上記のように、ワークの接
合部の軟化の促進状態を可視化することにより、ワーク
の材質や寸法を変更した場合でも、常に、摩擦圧接装置
の各部の作動設定を最適にすることが容易となる。しか
も、溶融点を明確に把握することができるので、ワーク
の寄り代を必要以上に過大にとる必要がなくなり、必要
最小限の送り量で十分な溶着強度を持った製品とするこ
とができる。したがって、不要なバリの発生を抑え、仕
上げ工程でのバリの除去作業も容易となる。また、最適
接合ゾーンを維持して圧接工程を進めることにより、ワ
ークの送り量は常に適正値となり、最終的な寸法精度を
正確に出すことができる。
【0036】次に、本発明の第2実施例を図7ないし図
9に示して説明する。図中第1実施例と同一部分若しく
は相当部分は同一符号で示し、詳しい説明は省略する。
9に示して説明する。図中第1実施例と同一部分若しく
は相当部分は同一符号で示し、詳しい説明は省略する。
【0037】第2実施例が前記第1実施例と異なる点
は、圧接工程における接合部の所望の軟化の進行状態を
把握するために、ワークW1 、W2 の圧接により生ずる
振動の周波数λn の変動を測定し、それを基にして最適
接合を行うためのワークW1 の回転速度Nn および送り
速度Vn を設定するところにある。本実施例に用いる摩
擦圧接装置を図7に示す。図示のように、クランプ3c
には振動ピックアップ20が取付けられ、その検出信号を
アンプ21で増幅して、図示しないコントローラに伝送す
るようになっている。この振動ピックアップの設置場所
は、クランプ3に限定されず、適切に振動検出できる場
所であれば良い。
は、圧接工程における接合部の所望の軟化の進行状態を
把握するために、ワークW1 、W2 の圧接により生ずる
振動の周波数λn の変動を測定し、それを基にして最適
接合を行うためのワークW1 の回転速度Nn および送り
速度Vn を設定するところにある。本実施例に用いる摩
擦圧接装置を図7に示す。図示のように、クランプ3c
には振動ピックアップ20が取付けられ、その検出信号を
アンプ21で増幅して、図示しないコントローラに伝送す
るようになっている。この振動ピックアップの設置場所
は、クランプ3に限定されず、適切に振動検出できる場
所であれば良い。
【0038】ここで、本実施例における摩擦圧接の手順
を図8、図9に示して説明する。図8は摩擦圧接工程の
進行(ワークW1 の送り量Sn の増加)と共に変化する
ワークW1 の回転速度Nn 、ワークW1 の送り速度Vn
および振動ピックアップが検出する振動周波数λn の関
係をグラフ表示したものである。図9はこの摩擦圧接工
程のフローチャートであり、第1実施例における摩擦圧
接工程の初期ステップ(図4)および最終ステップ(図
6)は、本実施例においても適用される。
を図8、図9に示して説明する。図8は摩擦圧接工程の
進行(ワークW1 の送り量Sn の増加)と共に変化する
ワークW1 の回転速度Nn 、ワークW1 の送り速度Vn
および振動ピックアップが検出する振動周波数λn の関
係をグラフ表示したものである。図9はこの摩擦圧接工
程のフローチャートであり、第1実施例における摩擦圧
接工程の初期ステップ(図4)および最終ステップ(図
6)は、本実施例においても適用される。
【0039】図8に示すように、まずモータ6を駆動
し、ワークW1 を所定の回転速度N1まで上昇させる(s
tep1)。すると、クランプ3cに設けられた振動ピッ
クアップ20により、モータ6の運転により発生する周波
数λ1 の振動が検出される。ワークW1 の回転速度がN
1 で安定した時点で、コントローラはサーボモータ12の
駆動開始信号SG1 を出す。そして、ワークW1 の送り
速度を所定速度V1 に上昇させる(step2:以上、図4
のフローチャート参照)。ワークW1 は、その移動開始
位置からの送り量S0 の位置で、ワークW2 と当接し、
接合部から周波数λ4 の激しい振動を発生する。この状
態を維持したまま、ワークW1 の送り量をS1 まで増加
させる。送り量がS1 に到達した時点で(step3)、コ
ントローラはサーボモータ12の加速信号SG2 を出し、
送り速度をV2 まで上昇させる。そのままワークW1 の
送り量を増加していくと、接合部に、大きな摩擦熱が発
生し、ワークの接合部の軟化が促進される。
し、ワークW1 を所定の回転速度N1まで上昇させる(s
tep1)。すると、クランプ3cに設けられた振動ピッ
クアップ20により、モータ6の運転により発生する周波
数λ1 の振動が検出される。ワークW1 の回転速度がN
1 で安定した時点で、コントローラはサーボモータ12の
駆動開始信号SG1 を出す。そして、ワークW1 の送り
速度を所定速度V1 に上昇させる(step2:以上、図4
のフローチャート参照)。ワークW1 は、その移動開始
位置からの送り量S0 の位置で、ワークW2 と当接し、
接合部から周波数λ4 の激しい振動を発生する。この状
態を維持したまま、ワークW1 の送り量をS1 まで増加
させる。送り量がS1 に到達した時点で(step3)、コ
ントローラはサーボモータ12の加速信号SG2 を出し、
送り速度をV2 まで上昇させる。そのままワークW1 の
送り量を増加していくと、接合部に、大きな摩擦熱が発
生し、ワークの接合部の軟化が促進される。
【0040】ワークの軟化の進行状態が最適となるよう
に、ワークW1 の回転速度N1 および送り速度V1 を設
定すると、接合部に発生する振動を、周波数λ2 ないし
λ3の範囲に収束させることができる。これ以後さらに
ワークW1 の送りを進めても、発生する振動はλ2 〜λ
3 の周波数帯で安定する。このような状態になると、接
合部の軟化状態は溶融点に到達していることが推測され
る。本実施例においては、このλ2 〜λ3 の周波数帯を
最適接合ゾーンとする。ワークW1 の送り量が所定の送
り量S2 に達したときに(step4)、発生する振動数が
λ2 〜λ3 の周波数帯に収束している場合には、前記振
動数の収束時点から所定のPS期間を設定する(step
5)。ところで、ワークW1 の送り量が所定の送り量S
2 に達したときに、発生する振動数がλ2 〜λ3 の周波
数帯に収束していない場合には、所望の発熱量を得るこ
とができていない状態であり、寸法精度や溶着強度に満
足なものが得られないので、圧接作業は中止される。
に、ワークW1 の回転速度N1 および送り速度V1 を設
定すると、接合部に発生する振動を、周波数λ2 ないし
λ3の範囲に収束させることができる。これ以後さらに
ワークW1 の送りを進めても、発生する振動はλ2 〜λ
3 の周波数帯で安定する。このような状態になると、接
合部の軟化状態は溶融点に到達していることが推測され
る。本実施例においては、このλ2 〜λ3 の周波数帯を
最適接合ゾーンとする。ワークW1 の送り量が所定の送
り量S2 に達したときに(step4)、発生する振動数が
λ2 〜λ3 の周波数帯に収束している場合には、前記振
動数の収束時点から所定のPS期間を設定する(step
5)。ところで、ワークW1 の送り量が所定の送り量S
2 に達したときに、発生する振動数がλ2 〜λ3 の周波
数帯に収束していない場合には、所望の発熱量を得るこ
とができていない状態であり、寸法精度や溶着強度に満
足なものが得られないので、圧接作業は中止される。
【0041】本実施例におけるPS期間では、発生する
振動数がλ2 〜λ3 の周波数帯で安定するようにワーク
W1 の回転速度N1 および送り速度V2 を設定してお
り、接合部の軟化状態を溶融点に維持する。PS期間の
経過の後に、第1実施例と同様に図6に示す摩擦圧接工
程の最終ステップへ進行し、コントローラは出力信号S
G3 、SG4 を出す(step7へ移行)。
振動数がλ2 〜λ3 の周波数帯で安定するようにワーク
W1 の回転速度N1 および送り速度V2 を設定してお
り、接合部の軟化状態を溶融点に維持する。PS期間の
経過の後に、第1実施例と同様に図6に示す摩擦圧接工
程の最終ステップへ進行し、コントローラは出力信号S
G3 、SG4 を出す(step7へ移行)。
【0042】上記構成をなす本実施例より得られる作用
効果は、以下の通りである。上記のように、2つのワー
クの接合部に発生する振動の周波数から前記接合部の軟
化の促進状態を認識し、それを基にしてワークの回転速
度および送り速度を設定するので、ワークの材質や寸法
を変更した場合でも、常に、摩擦圧接装置の各部の作動
設定を最適にすることが容易である。その他の作用効果
については、前記第1実施例と同様であり、ここでの説
明は省略する。
効果は、以下の通りである。上記のように、2つのワー
クの接合部に発生する振動の周波数から前記接合部の軟
化の促進状態を認識し、それを基にしてワークの回転速
度および送り速度を設定するので、ワークの材質や寸法
を変更した場合でも、常に、摩擦圧接装置の各部の作動
設定を最適にすることが容易である。その他の作用効果
については、前記第1実施例と同様であり、ここでの説
明は省略する。
【0043】次に、本発明の第3実施例を、図10ないし
図15に示して説明する。図中第1、第2実施例と同一部
分若しくは相当部分は同一符号で示し、詳しい説明は省
略する。ところで、第3実施例が第1、第2実施例と異
なる点は、圧接工程における接合部の所望の軟化の進行
状態を把握するために、ワークW1 、W2 の圧接により
接合部に生ずるバリの発生量の変化を測定し、それを基
にして最適接合を行うためのワークW1 の回転速度Nn
および送り速度Vn を設定するところにある。
図15に示して説明する。図中第1、第2実施例と同一部
分若しくは相当部分は同一符号で示し、詳しい説明は省
略する。ところで、第3実施例が第1、第2実施例と異
なる点は、圧接工程における接合部の所望の軟化の進行
状態を把握するために、ワークW1 、W2 の圧接により
接合部に生ずるバリの発生量の変化を測定し、それを基
にして最適接合を行うためのワークW1 の回転速度Nn
および送り速度Vn を設定するところにある。
【0044】本実施例に用いる摩擦圧接装置を図10およ
び図11に示す。図示のようにワークW1 、W2 の当接位
置に、変位センサ22を配置している。変位センサ22は、
投光部22aから受光部22bへレーザー帯23を照射し、被
測定物がレーザー帯23を遮ることにより受光部22bの受
光量が減少することを利用して、被測定物の変位量を検
知するものである。変位センサ22は、ベース1に配置さ
れた適当な部分に、ブラケット 221を介して支持され、
レーザー帯23がワークの外壁から所定距離Xをおいて照
射されるように配置されている。所定距離Xは、後述す
るバリの発生量の変化を検知することが可能な値とす
る。
び図11に示す。図示のようにワークW1 、W2 の当接位
置に、変位センサ22を配置している。変位センサ22は、
投光部22aから受光部22bへレーザー帯23を照射し、被
測定物がレーザー帯23を遮ることにより受光部22bの受
光量が減少することを利用して、被測定物の変位量を検
知するものである。変位センサ22は、ベース1に配置さ
れた適当な部分に、ブラケット 221を介して支持され、
レーザー帯23がワークの外壁から所定距離Xをおいて照
射されるように配置されている。所定距離Xは、後述す
るバリの発生量の変化を検知することが可能な値とす
る。
【0045】ここで、摩擦圧接工程の進行に伴って、ワ
ークW1 、W2 の接合部に発生し増加するバリの、成長
の様子についてを図12(a)ないし(d)を用いて説明
する。図12(a)は、ワークW1 とW2 との摩擦圧接の
開始時点を示している。図12(b)はバリ発生の初期ス
テップである。ワークW1 の送り量が増加し、接合部が
摩擦熱によって軟化することにより、バリ24がワークW
1 、W2 の接合部から、ワークの直径方向に発生する。
図12(c)は、バリ発生の中期ステップである。ワーク
W1 の送り量はさらに増加し、それに伴ってバリ24の発
生量も増加して、先端部が互いに離間するように巻き込
み始める。図12(d)は、バリ発生の後期ステップであ
る。W1 の送り量はさらに増加し、成長するバリ24の先
端部は、再びワークの外壁と一体化する。この図12
(d)に示すバリ24は、接合部における所望の溶着強度
を持たせるように圧接工程を進めた場合に発生する理想
的な形状である。
ークW1 、W2 の接合部に発生し増加するバリの、成長
の様子についてを図12(a)ないし(d)を用いて説明
する。図12(a)は、ワークW1 とW2 との摩擦圧接の
開始時点を示している。図12(b)はバリ発生の初期ス
テップである。ワークW1 の送り量が増加し、接合部が
摩擦熱によって軟化することにより、バリ24がワークW
1 、W2 の接合部から、ワークの直径方向に発生する。
図12(c)は、バリ発生の中期ステップである。ワーク
W1 の送り量はさらに増加し、それに伴ってバリ24の発
生量も増加して、先端部が互いに離間するように巻き込
み始める。図12(d)は、バリ発生の後期ステップであ
る。W1 の送り量はさらに増加し、成長するバリ24の先
端部は、再びワークの外壁と一体化する。この図12
(d)に示すバリ24は、接合部における所望の溶着強度
を持たせるように圧接工程を進めた場合に発生する理想
的な形状である。
【0046】以上のようなバリ24の成長に伴って、レー
ザー帯23がバリ24に遮られる面積が増加し、接合部にお
ける軟化の進行状態を把握することができる。ところ
で、図12(a)〜(d)においては、下方に投光部が、
上方に受光部が設けられており、上方に向かってレーザ
ー帯23が照射された状態を示している。図12(b)に示
す状態では、バリの幅および先端部の直径が小さいた
め、ワークと平行に照射されたレーザー帯23の一部(幅
方向の中央部)を遮るのみである。ところが、図12
(c)の状態に至ると、バリの幅および先端部の直径は
拡大し、レーザー帯23は中央部からある程度の幅をもっ
て遮られる状態となる。さらに図12(d)の状態になる
と、バリの幅および先端部の直径はさらに拡大し、バリ
がレーザー帯23を遮る幅はそれまでで最大となる。そし
て、バリ24の発生量(すなわちレーザー帯23がバリ24に
遮られる面積)が所定値を越えたときに、接合部の軟化
状態は溶融点に到達していると判断することができる。
ザー帯23がバリ24に遮られる面積が増加し、接合部にお
ける軟化の進行状態を把握することができる。ところ
で、図12(a)〜(d)においては、下方に投光部が、
上方に受光部が設けられており、上方に向かってレーザ
ー帯23が照射された状態を示している。図12(b)に示
す状態では、バリの幅および先端部の直径が小さいた
め、ワークと平行に照射されたレーザー帯23の一部(幅
方向の中央部)を遮るのみである。ところが、図12
(c)の状態に至ると、バリの幅および先端部の直径は
拡大し、レーザー帯23は中央部からある程度の幅をもっ
て遮られる状態となる。さらに図12(d)の状態になる
と、バリの幅および先端部の直径はさらに拡大し、バリ
がレーザー帯23を遮る幅はそれまでで最大となる。そし
て、バリ24の発生量(すなわちレーザー帯23がバリ24に
遮られる面積)が所定値を越えたときに、接合部の軟化
状態は溶融点に到達していると判断することができる。
【0047】ここで、本実施例における摩擦圧接の手順
を図13ないし図15に示して説明する。図13は摩擦圧接工
程の進行(ワークW1 の送り量Sn の増加)と共に変化
するワークW1 の回転速度Nn 、ワークW1 の送り速度
Vn およびワークW1 とワークW2 との圧接により生ず
るバリの発生量に比例するレーザー帯23の遮られる面積
Dn の関係をグラフ表示したものである。特に、ワーク
W1 の送り量Sn と面積Dn との関係を示すグラフをR
B と称す。図14および図15はこの摩擦圧接工程のフロー
チャートであり、第1実施例における摩擦圧接工程の初
期ステップ(図4)は、本実施例においても適用され
る。
を図13ないし図15に示して説明する。図13は摩擦圧接工
程の進行(ワークW1 の送り量Sn の増加)と共に変化
するワークW1 の回転速度Nn 、ワークW1 の送り速度
Vn およびワークW1 とワークW2 との圧接により生ず
るバリの発生量に比例するレーザー帯23の遮られる面積
Dn の関係をグラフ表示したものである。特に、ワーク
W1 の送り量Sn と面積Dn との関係を示すグラフをR
B と称す。図14および図15はこの摩擦圧接工程のフロー
チャートであり、第1実施例における摩擦圧接工程の初
期ステップ(図4)は、本実施例においても適用され
る。
【0048】まず、図4に示す第1実施例の作業工程の
初期ステップと同様に、ワークW1の回転速度をN1 に
上昇させ(step1)、ワークW1 の送り速度をV1 まで
上昇させる(step2)。ワークW1 は、その移動開始位
置からの送り量S0 の位置で、ワークW2 と当接する。
ワークW1 、W2 の接合部におけるバリの発生により、
レーザー帯23の遮られる面積がD1 に達するか、もしく
は、ワークW1 の送り量がS1 に達した時点で(step
3)、コントローラはサーボモータ12の加速信号SG2
を出す。ワークW1 の送り速度は所定速度V2 に上昇し
(step4)、それに伴って、バリの増加率が上昇する。
初期ステップと同様に、ワークW1の回転速度をN1 に
上昇させ(step1)、ワークW1 の送り速度をV1 まで
上昇させる(step2)。ワークW1 は、その移動開始位
置からの送り量S0 の位置で、ワークW2 と当接する。
ワークW1 、W2 の接合部におけるバリの発生により、
レーザー帯23の遮られる面積がD1 に達するか、もしく
は、ワークW1 の送り量がS1 に達した時点で(step
3)、コントローラはサーボモータ12の加速信号SG2
を出す。ワークW1 の送り速度は所定速度V2 に上昇し
(step4)、それに伴って、バリの増加率が上昇する。
【0049】ところで、ワークW1 の送り量Sn と面積
Dn との関係を示すグラフRB が、図中に斜線部で示す
最適接合ゾーンZB の範囲にあるようにワークW1 の送
り速度V2 と回転速度N1 とを設定する。最適接合ゾー
ンZB は、数回の予備接合を行い、その結果を基にあら
かじめ設定しておく。グラフRB がこの最適接合ゾーン
ZB の範囲にあるときには、ワークの軟化の進行状態
と、送り速度とのバランスがとれており、最終的に良質
な溶着品質を得ることができる。
Dn との関係を示すグラフRB が、図中に斜線部で示す
最適接合ゾーンZB の範囲にあるようにワークW1 の送
り速度V2 と回転速度N1 とを設定する。最適接合ゾー
ンZB は、数回の予備接合を行い、その結果を基にあら
かじめ設定しておく。グラフRB がこの最適接合ゾーン
ZB の範囲にあるときには、ワークの軟化の進行状態
と、送り速度とのバランスがとれており、最終的に良質
な溶着品質を得ることができる。
【0050】ところで、グラフRB がこの最適接合ゾー
ンZB の上方に逸れる場合には、ワークW1 の送り量に
比してバリの成長が速い状態を示しており、必要以上に
バリを発生させてしまう。したがって、ワークW1 の送
り速度V2 または回転速度N1 をより低い値に設定する
必要がある。また、グラフRB がこの最適接合ゾーンZ
B の下方に逸れる場合には、ワークW1 の送り量に比し
てバリの成長が遅い状態を示しており、接合部における
所望の溶着強度をえることができなくなる。したがっ
て、ワークW1 の送り速度V2 または回転速度N1 をよ
り高い値に設定する必要がある。いずれの場合において
も、グラフRB がこの最適接合ゾーンZBの範囲から外
れると、満足な製品を得ることができないので、圧接作
業は中止される。
ンZB の上方に逸れる場合には、ワークW1 の送り量に
比してバリの成長が速い状態を示しており、必要以上に
バリを発生させてしまう。したがって、ワークW1 の送
り速度V2 または回転速度N1 をより低い値に設定する
必要がある。また、グラフRB がこの最適接合ゾーンZ
B の下方に逸れる場合には、ワークW1 の送り量に比し
てバリの成長が遅い状態を示しており、接合部における
所望の溶着強度をえることができなくなる。したがっ
て、ワークW1 の送り速度V2 または回転速度N1 をよ
り高い値に設定する必要がある。いずれの場合において
も、グラフRB がこの最適接合ゾーンZBの範囲から外
れると、満足な製品を得ることができないので、圧接作
業は中止される。
【0051】グラフRB を最適接合ゾーンZB に維持し
ながら、ワークW1 の送り量を増加していくと、やが
て、バリにより遮断される面積がDS1〜DS2の範囲に達
する(step5)。このDS1〜DS2の範囲に達すると、接
合部の軟化状態は溶融点に到達したことを示す。そして
コントローラは、面積がDS1となった時点から所定のP
S期間を設定する(step6)。本実施例におけるPS期
間では、バリにより遮断される面積が最適接合ゾーンZ
B の範囲にあるように制御し、接合部の軟化状態を溶融
点に維持する。PS期間の経過の後(送り量がS2 達し
たとき)に、コントローラは出力信号SG3 、SG4 を
出す(step7)。
ながら、ワークW1 の送り量を増加していくと、やが
て、バリにより遮断される面積がDS1〜DS2の範囲に達
する(step5)。このDS1〜DS2の範囲に達すると、接
合部の軟化状態は溶融点に到達したことを示す。そして
コントローラは、面積がDS1となった時点から所定のP
S期間を設定する(step6)。本実施例におけるPS期
間では、バリにより遮断される面積が最適接合ゾーンZ
B の範囲にあるように制御し、接合部の軟化状態を溶融
点に維持する。PS期間の経過の後(送り量がS2 達し
たとき)に、コントローラは出力信号SG3 、SG4 を
出す(step7)。
【0052】信号SG3 とSG4 との発生から所定時間
Tが経過する間に、ワークW1 の送り量はS3 に到達
し、バリにより遮断される面積は、D4 〜D5 に達し、
圧接が完了する(step8)。また、ワークW1 の回転に
は制動が掛けられるので、ワークW1 とW2 との相対回
転はなくなり、摩擦による発熱が無くなるので、2つの
ワークは溶着され凝固する。このとき、バリの発生によ
り遮断される面積がD4〜D5 とならなかった場合に
は、不良品と判断される。
Tが経過する間に、ワークW1 の送り量はS3 に到達
し、バリにより遮断される面積は、D4 〜D5 に達し、
圧接が完了する(step8)。また、ワークW1 の回転に
は制動が掛けられるので、ワークW1 とW2 との相対回
転はなくなり、摩擦による発熱が無くなるので、2つの
ワークは溶着され凝固する。このとき、バリの発生によ
り遮断される面積がD4〜D5 とならなかった場合に
は、不良品と判断される。
【0053】上記構成をなす本実施例より得られる作用
効果は、以下の通りである。上記のように、2つのワー
クの接合部に発生するバリの発生量を検知し、それを基
にしてワークの回転速度および送り速度を設定するの
で、ワークの材質や寸法を変更した場合でも、常に、摩
擦圧接装置の各部の作動設定を最適にすることが容易で
ある。その他の作用効果については、前記第1および第
2実施例と同様であり、ここでの説明は省略する。とこ
ろで、本実施例においてはバリの発生量を検知するため
に、変位センサ22を用いたが、ビデオカメラ等を用いて
バリの成長を撮影し、画像処理を施すことにより、摩擦
圧接装置の各部の作動設定に役立てることも可能であ
る。
効果は、以下の通りである。上記のように、2つのワー
クの接合部に発生するバリの発生量を検知し、それを基
にしてワークの回転速度および送り速度を設定するの
で、ワークの材質や寸法を変更した場合でも、常に、摩
擦圧接装置の各部の作動設定を最適にすることが容易で
ある。その他の作用効果については、前記第1および第
2実施例と同様であり、ここでの説明は省略する。とこ
ろで、本実施例においてはバリの発生量を検知するため
に、変位センサ22を用いたが、ビデオカメラ等を用いて
バリの成長を撮影し、画像処理を施すことにより、摩擦
圧接装置の各部の作動設定に役立てることも可能であ
る。
【0054】次に、本発明の第4実施例を、図16ないし
図18に示して説明する。図中第1ないし第3実施例と同
一部分若しくは相当部分は同一符号で示し、詳しい説明
は省略する。第4実施例が第1ないし第3実施例と異な
る点は、圧接工程における接合部の所望の軟化の進行状
態を把握するために、ワークW1 、W2 の圧接により接
合部に生ずる摩擦熱を検知し、その温度変化を基にして
最適接合を行うためのワークW1 の回転速度Nn および
送り速度Vn を設定するところにある。
図18に示して説明する。図中第1ないし第3実施例と同
一部分若しくは相当部分は同一符号で示し、詳しい説明
は省略する。第4実施例が第1ないし第3実施例と異な
る点は、圧接工程における接合部の所望の軟化の進行状
態を把握するために、ワークW1 、W2 の圧接により接
合部に生ずる摩擦熱を検知し、その温度変化を基にして
最適接合を行うためのワークW1 の回転速度Nn および
送り速度Vn を設定するところにある。
【0055】本実施例に用いる摩擦圧接装置を図16に示
す。図示のようにワークW1 、W2の当接位置近傍に、
温度センサ25を配置している。温度センサ25は、ステー
251を介して主軸本体2に取付けられている。また、温
度センサ25の計測点は、ワークW1 の端面となるよう
に、ワークW1 をチャック9に固定する。ここで、温度
センサ25の計測点とワークW1 の端面とを一致させる方
法を以下に説明する。まず、ワークW2 をクランプ3に
固定する。また、ワークW1 をチャック9に仮固定す
る。そして、主軸本体をワークW2 の方向に移動させ、
ワークW1 とワークW2 とを当接させる。ワークW1 は
仮固定の状態なので、ワークW1 とワークW2 との当接
圧で、ワークW1 はチャック9の最奥部に密着し、所定
位置に位置決めされる。ここで、チャック9を強く閉め
込み、ワークW1 を完全に固定する。
す。図示のようにワークW1 、W2の当接位置近傍に、
温度センサ25を配置している。温度センサ25は、ステー
251を介して主軸本体2に取付けられている。また、温
度センサ25の計測点は、ワークW1 の端面となるよう
に、ワークW1 をチャック9に固定する。ここで、温度
センサ25の計測点とワークW1 の端面とを一致させる方
法を以下に説明する。まず、ワークW2 をクランプ3に
固定する。また、ワークW1 をチャック9に仮固定す
る。そして、主軸本体をワークW2 の方向に移動させ、
ワークW1 とワークW2 とを当接させる。ワークW1 は
仮固定の状態なので、ワークW1 とワークW2 との当接
圧で、ワークW1 はチャック9の最奥部に密着し、所定
位置に位置決めされる。ここで、チャック9を強く閉め
込み、ワークW1 を完全に固定する。
【0056】ここで、本実施例における摩擦圧接の手順
を図17、図18に示して説明する。図17は摩擦圧接工程の
進行(ワークW1 の送り量Sn の増加)と共に変化する
ワークW1 の回転速度Nn 、ワークW1 の送り速度Vn
およびワークW1 とワークW2 との圧接により生ずる接
合部の温度tn の関係をグラフ表示したものである。特
に、ワークW1 の送り量と接合部の温度との関係を示す
グラフをRt と称す。図18はこの摩擦圧接工程のフロー
チャートであり、第1実施例における摩擦圧接工程の初
期ステップ(図4)および最終ステップ(図6)は、本
実施例においても適用される。
を図17、図18に示して説明する。図17は摩擦圧接工程の
進行(ワークW1 の送り量Sn の増加)と共に変化する
ワークW1 の回転速度Nn 、ワークW1 の送り速度Vn
およびワークW1 とワークW2 との圧接により生ずる接
合部の温度tn の関係をグラフ表示したものである。特
に、ワークW1 の送り量と接合部の温度との関係を示す
グラフをRt と称す。図18はこの摩擦圧接工程のフロー
チャートであり、第1実施例における摩擦圧接工程の初
期ステップ(図4)および最終ステップ(図6)は、本
実施例においても適用される。
【0057】まず、図4に示す第1実施例の作業工程の
初期ステップと同様に、ワークW1の回転速度をN1 ま
で上昇させ(step1)、ワークW1 の送り速度をV1 ま
で上昇させる(step2)。ワークW1 は、その移動開始
位置からの送り量S0 の位置で、ワークW2 と当接す
る。そしてワークW1 とW2 との接合部に摩擦熱が発生
し、接合部の温度tn は徐々に上昇する。ワークW1 の
送り量がS1 に到達した時点で(step3)、コントロー
ラはサーボモータ12の加速信号SG2 を出し、送り速度
をV2 まで上昇させる。そのままワークW1 の送り量を
増加していくと、接合部に大きな摩擦熱が発生し、ワー
クの接合部の軟化が進行する。
初期ステップと同様に、ワークW1の回転速度をN1 ま
で上昇させ(step1)、ワークW1 の送り速度をV1 ま
で上昇させる(step2)。ワークW1 は、その移動開始
位置からの送り量S0 の位置で、ワークW2 と当接す
る。そしてワークW1 とW2 との接合部に摩擦熱が発生
し、接合部の温度tn は徐々に上昇する。ワークW1 の
送り量がS1 に到達した時点で(step3)、コントロー
ラはサーボモータ12の加速信号SG2 を出し、送り速度
をV2 まで上昇させる。そのままワークW1 の送り量を
増加していくと、接合部に大きな摩擦熱が発生し、ワー
クの接合部の軟化が進行する。
【0058】ワークW1 、W2 の接合部は軟化しながら
融合が進行する。このとき、ワークW1 の送り量と接合
部の温度との関係を示すグラフRt が、図中に斜線部で
示す最適接合ゾーンZt の範囲にあるように、ワークW
1 の送り速度V2 と回転速度N1 とを設定する。最適接
合ゾーンZt は数回の予備接合を行い、その結果を基に
あらかじめ設定しておく。グラフRt がこの最適接合ゾ
ーンZt の範囲にあるときには、ワークの軟化の進行状
態と、送り速度とのバランスがとれており、最終的に良
質な溶着品質を得ることができる。
融合が進行する。このとき、ワークW1 の送り量と接合
部の温度との関係を示すグラフRt が、図中に斜線部で
示す最適接合ゾーンZt の範囲にあるように、ワークW
1 の送り速度V2 と回転速度N1 とを設定する。最適接
合ゾーンZt は数回の予備接合を行い、その結果を基に
あらかじめ設定しておく。グラフRt がこの最適接合ゾ
ーンZt の範囲にあるときには、ワークの軟化の進行状
態と、送り速度とのバランスがとれており、最終的に良
質な溶着品質を得ることができる。
【0059】グラフRt が最適接合ゾーンZt から逸れ
ると、接合部の発熱量が不適切な状態となり、接合部の
軟化の進行がうまくなされていないことを意味する。し
たがって、製品の寸法精度や溶着強度に満足なものが得
られないので、圧接作業は中止される。
ると、接合部の発熱量が不適切な状態となり、接合部の
軟化の進行がうまくなされていないことを意味する。し
たがって、製品の寸法精度や溶着強度に満足なものが得
られないので、圧接作業は中止される。
【0060】グラフRt を最適接合ゾーンZt に維持し
ながら、ワークW1 の送り量をS2まで増加していく。
送り量がS2 に到達した時点で(step4)、接合部の温
度がt1 ないしt2 の範囲内にあることが確認される
と、コントローラは所定のPS期間を設定する(step
5)。本実施例におけるPS期間では、接合部の軟化状
態が溶融点に達する温度t3 以上になるよう制御する。
PS期間の経過時点(送り量S2':step6)で、接合部
の温度が溶融点t3 以上である場合には、第1実施例と
同様に、図6に示す摩擦圧接工程の最終ステップ(step
7以後)へ移行する。また、PS期間の経過時点で、接
合部の温度がt3 に満たない場合には、所望の発熱量を
得ることができていない状態であり、寸法精度や溶着強
度に満足なものが得られないので、圧接作業は中止され
る。
ながら、ワークW1 の送り量をS2まで増加していく。
送り量がS2 に到達した時点で(step4)、接合部の温
度がt1 ないしt2 の範囲内にあることが確認される
と、コントローラは所定のPS期間を設定する(step
5)。本実施例におけるPS期間では、接合部の軟化状
態が溶融点に達する温度t3 以上になるよう制御する。
PS期間の経過時点(送り量S2':step6)で、接合部
の温度が溶融点t3 以上である場合には、第1実施例と
同様に、図6に示す摩擦圧接工程の最終ステップ(step
7以後)へ移行する。また、PS期間の経過時点で、接
合部の温度がt3 に満たない場合には、所望の発熱量を
得ることができていない状態であり、寸法精度や溶着強
度に満足なものが得られないので、圧接作業は中止され
る。
【0061】上記構成をなす第4実施例より得られる作
用効果は、以下の通りである。上記のように、2つのワ
ークの接合部に発生する摩擦熱の温度変化から前記接合
部の軟化の促進状態を認識し、それを基にしてワークの
回転速度および送り速度を設定するので、ワークの材質
や寸法を変更した場合でも、常に、摩擦圧接装置の各部
の作動設定を最適にすることが容易である。その他の作
用効果については、前記第1実施例と同様であり、ここ
での説明は省略する。
用効果は、以下の通りである。上記のように、2つのワ
ークの接合部に発生する摩擦熱の温度変化から前記接合
部の軟化の促進状態を認識し、それを基にしてワークの
回転速度および送り速度を設定するので、ワークの材質
や寸法を変更した場合でも、常に、摩擦圧接装置の各部
の作動設定を最適にすることが容易である。その他の作
用効果については、前記第1実施例と同様であり、ここ
での説明は省略する。
【0062】次に、本発明の第5実施例を、図19ないし
図21に示して説明する。図中第1ないし第4実施例と同
一部分若しくは相当部分は同一符号で示し、詳しい説明
は省略する。
図21に示して説明する。図中第1ないし第4実施例と同
一部分若しくは相当部分は同一符号で示し、詳しい説明
は省略する。
【0063】第5実施例が第1ないし第4実施例と異な
る点は、圧接工程における接合部の所望の軟化の進行状
態を把握するために、ワークW1 、W2 の圧接により接
合部に生ずる摩擦抵抗によって、モータ6の負荷電流が
変動することを利用して、最適接合を行うためのワーク
W1 の回転速度Nn および送り速度Vn を設定するとこ
ろにある。本実施例に用いる摩擦圧接装置を図19に示
す。図示のように主軸4を駆動するモータ6には、負荷
電流検出器26が接続されており、その検出信号を図示し
ないコントローラに伝送するようになっている。
る点は、圧接工程における接合部の所望の軟化の進行状
態を把握するために、ワークW1 、W2 の圧接により接
合部に生ずる摩擦抵抗によって、モータ6の負荷電流が
変動することを利用して、最適接合を行うためのワーク
W1 の回転速度Nn および送り速度Vn を設定するとこ
ろにある。本実施例に用いる摩擦圧接装置を図19に示
す。図示のように主軸4を駆動するモータ6には、負荷
電流検出器26が接続されており、その検出信号を図示し
ないコントローラに伝送するようになっている。
【0064】ここで、本実施例における摩擦圧接の手順
を図20、図21に示して説明する。図20は摩擦圧接工程の
進行(ワークW1 の送り量Sn の増加)と共に変化する
ワークW1 の回転速度Nn 、ワークW1 の送り速度Vn
およびワークW1 とワークW2 との圧接により生ずる摩
擦抵抗によって変動するモータ6の負荷電流の値Inの
関係をグラフ表示したものである。特に、ワークW1 の
送り量Sn とモータ6の負荷電流の値In との関係を示
すグラフをRi と称す。図21はこの摩擦圧接工程のフロ
ーチャートであり、第1実施例における摩擦圧接工程の
初期ステップ(図4)および最終ステップ(図6)は、
本実施例においても適用される。
を図20、図21に示して説明する。図20は摩擦圧接工程の
進行(ワークW1 の送り量Sn の増加)と共に変化する
ワークW1 の回転速度Nn 、ワークW1 の送り速度Vn
およびワークW1 とワークW2 との圧接により生ずる摩
擦抵抗によって変動するモータ6の負荷電流の値Inの
関係をグラフ表示したものである。特に、ワークW1 の
送り量Sn とモータ6の負荷電流の値In との関係を示
すグラフをRi と称す。図21はこの摩擦圧接工程のフロ
ーチャートであり、第1実施例における摩擦圧接工程の
初期ステップ(図4)および最終ステップ(図6)は、
本実施例においても適用される。
【0065】まず、図4に示す第1実施例の作業工程の
初期ステップと同様に、ワークW1の回転速度をN1 ま
で上昇させ(step1)、ワークW1 の送り速度をV1 ま
で上昇させる(step2)。ところで、モータ6を始動さ
せてワークW1 を所定の回転速度N1 に上昇させる過程
において、負荷電流In は、Ri aに示されるように一
度上昇し、その後に低下して所定値で安定する。ワーク
W1 がワークW2 に当接し、接合部における摩擦抵抗が
増加することにより、モータ6には負荷がかかる。よっ
て、ワークW1 の回転速度N1 を維持するために、モー
タ6の負荷電流は序々に増加していく。接合部は摩擦抵
抗により発熱し、軟化を進行させる。
初期ステップと同様に、ワークW1の回転速度をN1 ま
で上昇させ(step1)、ワークW1 の送り速度をV1 ま
で上昇させる(step2)。ところで、モータ6を始動さ
せてワークW1 を所定の回転速度N1 に上昇させる過程
において、負荷電流In は、Ri aに示されるように一
度上昇し、その後に低下して所定値で安定する。ワーク
W1 がワークW2 に当接し、接合部における摩擦抵抗が
増加することにより、モータ6には負荷がかかる。よっ
て、ワークW1 の回転速度N1 を維持するために、モー
タ6の負荷電流は序々に増加していく。接合部は摩擦抵
抗により発熱し、軟化を進行させる。
【0066】このままワークW1 の送り量をS1 まで増
加させたとき(step3)に負荷電流が所定値I3 を越
え、しかもワークW1 の送り量Sn とモータ6の負荷電
流の値In との関係を示すグラフRi が、あらかじめ設
定された最適接合ゾーンZi の範囲にあるときには、ワ
ークの軟化の進行状態と、送り速度とのバランスがとれ
ており、最終的に良質な溶着品質を得ることができる。
よって、ワークW1 の送り量は引き続き増加される。
加させたとき(step3)に負荷電流が所定値I3 を越
え、しかもワークW1 の送り量Sn とモータ6の負荷電
流の値In との関係を示すグラフRi が、あらかじめ設
定された最適接合ゾーンZi の範囲にあるときには、ワ
ークの軟化の進行状態と、送り速度とのバランスがとれ
ており、最終的に良質な溶着品質を得ることができる。
よって、ワークW1 の送り量は引き続き増加される。
【0067】ワークW1 の送り量に比して接触面の軟化
が不十分である場合には、摩擦抵抗が増加するのでモー
タ6の負荷電流が増大し、グラフRi はこの最適接合ゾ
ーンZi の上方に逸れる。したがって、ワークW1 の送
り速度V1 または回転速度N1 をより低い値に設定する
必要がある。また、ワークW1 の送り量に比して接触面
の軟化の進行が急である場合には、摩擦抵抗が減少して
モータ6の負荷電流が減少し、グラフRb は最適接合ゾ
ーンZi の下方に逸れる。したがって、ワークW1 の送
り速度V1 または回転速度N1 をより高い値に設定する
必要がある。いずれの場合においても、グラフRi がこ
の最適接合ゾーンZi の範囲から外れると、満足な製品
を得ることができないので、圧接作業は中止される。
が不十分である場合には、摩擦抵抗が増加するのでモー
タ6の負荷電流が増大し、グラフRi はこの最適接合ゾ
ーンZi の上方に逸れる。したがって、ワークW1 の送
り速度V1 または回転速度N1 をより低い値に設定する
必要がある。また、ワークW1 の送り量に比して接触面
の軟化の進行が急である場合には、摩擦抵抗が減少して
モータ6の負荷電流が減少し、グラフRb は最適接合ゾ
ーンZi の下方に逸れる。したがって、ワークW1 の送
り速度V1 または回転速度N1 をより高い値に設定する
必要がある。いずれの場合においても、グラフRi がこ
の最適接合ゾーンZi の範囲から外れると、満足な製品
を得ることができないので、圧接作業は中止される。
【0068】接合部の軟化はさらに進行して、溶融点に
到達する。このとき、接触面の摩擦抵抗は小さくなるの
で、負荷電流の値は減少し一定の値を保つ。そして、ワ
ークW1 の送り量がS2 に達したときに(step4)、負
荷電流がI1 ないしI2 の範囲内にあるとき、コントロ
ーラは所定のPS期間を設定する(step5)。本実施例
におけるPS期間では、負荷電流をI1 〜I2 にたもつ
ように制御し、接合部の軟化状態を溶融点に維持する。
PS期間の経過の後(送り量がS2'に達したとき:step
6)に、第1実施例と同様に、図6に示す摩擦圧接工程
の最終ステップを実行する。本実施例においては、モー
タ6の負荷電流が、一度I3 を越えたのち、再び低下し
て安定する状態をとらえることにより、接触面が溶融点
に達したことを把握することができる。
到達する。このとき、接触面の摩擦抵抗は小さくなるの
で、負荷電流の値は減少し一定の値を保つ。そして、ワ
ークW1 の送り量がS2 に達したときに(step4)、負
荷電流がI1 ないしI2 の範囲内にあるとき、コントロ
ーラは所定のPS期間を設定する(step5)。本実施例
におけるPS期間では、負荷電流をI1 〜I2 にたもつ
ように制御し、接合部の軟化状態を溶融点に維持する。
PS期間の経過の後(送り量がS2'に達したとき:step
6)に、第1実施例と同様に、図6に示す摩擦圧接工程
の最終ステップを実行する。本実施例においては、モー
タ6の負荷電流が、一度I3 を越えたのち、再び低下し
て安定する状態をとらえることにより、接触面が溶融点
に達したことを把握することができる。
【0069】上記構成をなす第5実施例より得られる作
用効果は、以下の通りである。上記のように、2つのワ
ークの接合部に発生する摩擦抵抗の変化を、モータ6の
負荷電流の変化を検知することにより、前記接合部の軟
化の促進状態を認識し、それを基にしてワークの回転速
度および送り速度を設定するので、ワークの材質や寸法
を変更した場合でも、常に、摩擦圧接装置の各部の作動
設定を最適にすることが容易である。その他の作用効果
については、前記第1実施例と同様であり、ここでの説
明は省略する。
用効果は、以下の通りである。上記のように、2つのワ
ークの接合部に発生する摩擦抵抗の変化を、モータ6の
負荷電流の変化を検知することにより、前記接合部の軟
化の促進状態を認識し、それを基にしてワークの回転速
度および送り速度を設定するので、ワークの材質や寸法
を変更した場合でも、常に、摩擦圧接装置の各部の作動
設定を最適にすることが容易である。その他の作用効果
については、前記第1実施例と同様であり、ここでの説
明は省略する。
【0070】次に、本発明の第6実施例を、図22ないし
図24に示して説明する。図中第1ないし第5実施例と同
一部分若しくは相当部分は同一符号で示し、詳しい説明
は省略する。
図24に示して説明する。図中第1ないし第5実施例と同
一部分若しくは相当部分は同一符号で示し、詳しい説明
は省略する。
【0071】第6実施例は、ワークの最適接合を行うた
めの摩擦圧接装置の作動方法に関するものである。図22
は摩擦圧接工程の進行(摩擦圧接作業の開始からの経過
時間Tn )と共に変化するワークW1 の回転速度Nn 、
ワークW1 の送り速度Vn およびワークW1 とワークW
2 との押付圧力Pn の関係をグラフ表示したものであ
る。特に、経過時間Tn と押付圧力Pn との関係を示す
グラフをRP と称す。また、経過時間Tn におけるワー
クW1 の送り量Sn も表示している。図23、図24はこの
摩擦圧接工程のフローチャートであり、第1実施例にお
ける摩擦圧接工程の初期ステップ(図4)は、本実施例
においても適用される。
めの摩擦圧接装置の作動方法に関するものである。図22
は摩擦圧接工程の進行(摩擦圧接作業の開始からの経過
時間Tn )と共に変化するワークW1 の回転速度Nn 、
ワークW1 の送り速度Vn およびワークW1 とワークW
2 との押付圧力Pn の関係をグラフ表示したものであ
る。特に、経過時間Tn と押付圧力Pn との関係を示す
グラフをRP と称す。また、経過時間Tn におけるワー
クW1 の送り量Sn も表示している。図23、図24はこの
摩擦圧接工程のフローチャートであり、第1実施例にお
ける摩擦圧接工程の初期ステップ(図4)は、本実施例
においても適用される。
【0072】まず、図4に示す第1実施例の作業工程の
初期ステップと同様に、ワークW1の回転速度をN1 ま
で上昇させ(step1)、ワークW1 の送り速度をV1 ま
で上昇させる(step2)。ワークW1 は、その移動開始
位置からの送り量S0 の位置で、ワークW2 と当接す
る。そして、ワークW1 とワークW2 との接合部におけ
る押付圧力が上昇する。ワークW1 の送り量が所定値S
1 に到達した時点(step3)での押付圧力が、所定値P
2 以上であるときには、接合部の摩擦抵抗により十分な
摩擦熱が発生し、ワークの接合部の軟化が始まる。する
と、接合部の押付圧力は、接合部が軟化による変形をお
こすことにより減少していく。ワークW1の送り量が所
定値S1 に到達した時点で、押付圧力がP2 を下回って
いるときには、接触面の摩擦発熱が不十分となり、その
後の接合部の軟化が促進されないので、寸法精度や溶着
強度に満足できるものが得られない。よって、圧接作業
は中止される。
初期ステップと同様に、ワークW1の回転速度をN1 ま
で上昇させ(step1)、ワークW1 の送り速度をV1 ま
で上昇させる(step2)。ワークW1 は、その移動開始
位置からの送り量S0 の位置で、ワークW2 と当接す
る。そして、ワークW1 とワークW2 との接合部におけ
る押付圧力が上昇する。ワークW1 の送り量が所定値S
1 に到達した時点(step3)での押付圧力が、所定値P
2 以上であるときには、接合部の摩擦抵抗により十分な
摩擦熱が発生し、ワークの接合部の軟化が始まる。する
と、接合部の押付圧力は、接合部が軟化による変形をお
こすことにより減少していく。ワークW1の送り量が所
定値S1 に到達した時点で、押付圧力がP2 を下回って
いるときには、接触面の摩擦発熱が不十分となり、その
後の接合部の軟化が促進されないので、寸法精度や溶着
強度に満足できるものが得られない。よって、圧接作業
は中止される。
【0073】ワークW1 の送り量がSt に到達した時点
で(step4)、コントローラはサーボモータ12の停止信
号SG2'を出し、ワークW1 送り速度を0にする(step
5)。この状態で、ワークW1 の回転を継続すると、押
付圧力は次第に減少していくが、摩擦発熱は継続するの
で、接触面の軟化状態は維持される。このワークW1の
送りの停止を所定時間t0 だけ行った後(step6)、押
付圧力がP1 ないしP1'の範囲にあることが検知される
と、接触面は溶融点に到達したことになる。ここで、良
好な軟化状態を維持する溶融安定期間(以下、PS期間
という。)を、所定時間設ける(step7)。このPS期
間では、押付圧力がP1 ないしP1'を維持する。PS期
間経過の後に、摩擦圧接工程の最終ステップ(図24参
照)へ移行する。
で(step4)、コントローラはサーボモータ12の停止信
号SG2'を出し、ワークW1 送り速度を0にする(step
5)。この状態で、ワークW1 の回転を継続すると、押
付圧力は次第に減少していくが、摩擦発熱は継続するの
で、接触面の軟化状態は維持される。このワークW1の
送りの停止を所定時間t0 だけ行った後(step6)、押
付圧力がP1 ないしP1'の範囲にあることが検知される
と、接触面は溶融点に到達したことになる。ここで、良
好な軟化状態を維持する溶融安定期間(以下、PS期間
という。)を、所定時間設ける(step7)。このPS期
間では、押付圧力がP1 ないしP1'を維持する。PS期
間経過の後に、摩擦圧接工程の最終ステップ(図24参
照)へ移行する。
【0074】コントローラはモータ6を停止させ、主軸
4にブレーキ8を作動させる信号SG3 を出す。またこ
れと同時に、ワークW1 の送り速度をV2 まで上昇させ
る信号SG4'とを出す(step8)。信号SG3 とSG4'
との発生から所定時間t1 が経過する間に、ワークW1
の送り量はS3 に到達し、ワークW1 とW2 との押付圧
力は所望のアプセット圧力P3 〜P4 まで増加する。ま
た、ワークW1 の回転には制動が掛けられるので、ワー
クW1 とW2 との相対回転はなくなり、摩擦による発熱
が無くなるので、2つのワークは溶着され凝固する(st
ep9)。ワークW1 の押付圧力がP3 〜P4 に到達しな
い場合には、十分な溶着強度が得られなかったことを示
し、不良品としてはじかれる。また、回転速度Nが0に
ならなかった場合には、ワークW1 とW2 とは溶着に失
敗したことを示すので、やはり不良品としてはじかれ
る。
4にブレーキ8を作動させる信号SG3 を出す。またこ
れと同時に、ワークW1 の送り速度をV2 まで上昇させ
る信号SG4'とを出す(step8)。信号SG3 とSG4'
との発生から所定時間t1 が経過する間に、ワークW1
の送り量はS3 に到達し、ワークW1 とW2 との押付圧
力は所望のアプセット圧力P3 〜P4 まで増加する。ま
た、ワークW1 の回転には制動が掛けられるので、ワー
クW1 とW2 との相対回転はなくなり、摩擦による発熱
が無くなるので、2つのワークは溶着され凝固する(st
ep9)。ワークW1 の押付圧力がP3 〜P4 に到達しな
い場合には、十分な溶着強度が得られなかったことを示
し、不良品としてはじかれる。また、回転速度Nが0に
ならなかった場合には、ワークW1 とW2 とは溶着に失
敗したことを示すので、やはり不良品としてはじかれ
る。
【0075】ところで、本実施例においてワークW1 の
回転速度Nn および送り速度Vn を設定する際には、上
記第1ないし第5実施例に示した手法を用いることがで
きる。
回転速度Nn および送り速度Vn を設定する際には、上
記第1ないし第5実施例に示した手法を用いることがで
きる。
【0076】上記構成をなす第6実施例より得られる作
用効果は、以下の通りである。接合部の軟化の進行中
に、ワークの送りを所定時間停止し、その状態で接触面
の軟化状態を進行させて、接触面を溶融点に到達させる
ので、接触面が溶融点に達するまでのステップで必要な
ワークの寄り代を少なくすることができる。よって、最
終的に圧接が完了したときのバリの発生も必要最小限に
抑えることができ、ワークの無駄を少なくすることがで
きる。
用効果は、以下の通りである。接合部の軟化の進行中
に、ワークの送りを所定時間停止し、その状態で接触面
の軟化状態を進行させて、接触面を溶融点に到達させる
ので、接触面が溶融点に達するまでのステップで必要な
ワークの寄り代を少なくすることができる。よって、最
終的に圧接が完了したときのバリの発生も必要最小限に
抑えることができ、ワークの無駄を少なくすることがで
きる。
【0077】
【有利な効果】本発明によれば、従来の摩擦圧接方法に
対し次のような効果を得ることができる。ワークの接合
部における軟化の進行状態を高速度カメラにより可視化
し、それを基にして、ワーク送り量と押付圧力との関係
における最適接合ゾーンを設定して、該最適接合ゾーン
の範囲内で前記工程が進行するように、前記ワークの回
転速度および送り速度を設定するので、ワークの材質や
寸法を変更した場合でも、常に、摩擦圧接装置の各部の
作動設定を最適にすることが容易となる。しかも、溶融
点を明確に把握して工程を進行させることができるの
で、ワークの寄り代を必要以上に過大にとる必要がなく
なり、材料の節約となると共に必要最小限の送り量で十
分な溶着強度を持った製品とすることができる。したが
って、不要なバリの発生を抑え、仕上げ工程でのバリの
除去作業も容易となる。また、最適接合ゾーンを維持し
て圧接工程を進めることにより、ワークの送り量は常に
適正値となり、最終的な寸法精度を正確に出すことがで
きる。
対し次のような効果を得ることができる。ワークの接合
部における軟化の進行状態を高速度カメラにより可視化
し、それを基にして、ワーク送り量と押付圧力との関係
における最適接合ゾーンを設定して、該最適接合ゾーン
の範囲内で前記工程が進行するように、前記ワークの回
転速度および送り速度を設定するので、ワークの材質や
寸法を変更した場合でも、常に、摩擦圧接装置の各部の
作動設定を最適にすることが容易となる。しかも、溶融
点を明確に把握して工程を進行させることができるの
で、ワークの寄り代を必要以上に過大にとる必要がなく
なり、材料の節約となると共に必要最小限の送り量で十
分な溶着強度を持った製品とすることができる。したが
って、不要なバリの発生を抑え、仕上げ工程でのバリの
除去作業も容易となる。また、最適接合ゾーンを維持し
て圧接工程を進めることにより、ワークの送り量は常に
適正値となり、最終的な寸法精度を正確に出すことがで
きる。
【0078】また、一対のワークの圧接により生ずる振
動の周波数を測定して、ワークの送り量と周波数変動と
の関係における最適接合ゾーンを設定し、該周波数が前
記工程の進行に合わせて所定の周波数変動を示すよう
に、前記ワークの回転速度および送り速度を設定するこ
とによっても、同様の効果を得ることができる。
動の周波数を測定して、ワークの送り量と周波数変動と
の関係における最適接合ゾーンを設定し、該周波数が前
記工程の進行に合わせて所定の周波数変動を示すよう
に、前記ワークの回転速度および送り速度を設定するこ
とによっても、同様の効果を得ることができる。
【0079】さらに、一対のワークの接合部に生ずるバ
リの発生量の変化を測定し、それを基にして、ワーク送
り量とバリの発生量との関係における最適接合ゾーンを
設定し、前記最適接合ゾーンの範囲内で圧接工程が進行
するように、前記ワークの回転速度および送り速度を設
定することによっても、同様の効果を得ることができ
る。
リの発生量の変化を測定し、それを基にして、ワーク送
り量とバリの発生量との関係における最適接合ゾーンを
設定し、前記最適接合ゾーンの範囲内で圧接工程が進行
するように、前記ワークの回転速度および送り速度を設
定することによっても、同様の効果を得ることができ
る。
【0080】もしくは、前記最適接合ゾーンは、前記ワ
ークの圧接により接合部に生ずる摩擦熱の温度変化を測
定し、それをもとにして設定することもできる。また、
前記最適接合ゾーンは、前記ワークを回転駆動するモー
タの、前記圧接工程における負荷電流の変動を測定し、
それをもとにして設定することも可能であり、いずれの
場合でも、前記最適接合ゾーンの範囲内で圧接工程が進
行するように、前記ワークの回転速度および送り速度を
設定することにより、同様の効果を得ることができる。
ークの圧接により接合部に生ずる摩擦熱の温度変化を測
定し、それをもとにして設定することもできる。また、
前記最適接合ゾーンは、前記ワークを回転駆動するモー
タの、前記圧接工程における負荷電流の変動を測定し、
それをもとにして設定することも可能であり、いずれの
場合でも、前記最適接合ゾーンの範囲内で圧接工程が進
行するように、前記ワークの回転速度および送り速度を
設定することにより、同様の効果を得ることができる。
【0081】また、摩擦圧接工程において、一対のワー
クを当接させてその接合部に摩擦熱を発生させるステッ
プで、接合部の軟化の進行中に、ワークの送りを所定時
間停止することにより、ワークの送りを増加させずに接
触面の軟化状態を進行させるので、接触面が溶融点に達
するまでのステップにおいて、必要とするワークの寄り
代を少なくすることができる。よって、最終的に圧接が
完了したときのバリの発生も必要最小限に抑えることが
でき、ワークの無駄を少なくすることができる。
クを当接させてその接合部に摩擦熱を発生させるステッ
プで、接合部の軟化の進行中に、ワークの送りを所定時
間停止することにより、ワークの送りを増加させずに接
触面の軟化状態を進行させるので、接触面が溶融点に達
するまでのステップにおいて、必要とするワークの寄り
代を少なくすることができる。よって、最終的に圧接が
完了したときのバリの発生も必要最小限に抑えることが
でき、ワークの無駄を少なくすることができる。
【図1】本発明の第1実施例における摩擦圧接工程の進
行により変化する各種パラメータの関係を示すグラフで
ある。
行により変化する各種パラメータの関係を示すグラフで
ある。
【図2】本発明の第1実施例における摩擦圧接装置を示
す摸式図である。
す摸式図である。
【図3】本発明の第1実施例における摩擦圧接装置を示
す摸式図である。
す摸式図である。
【図4】図1に示す摩擦圧接工程の初期ステップを示す
フローチャート図である。
フローチャート図である。
【図5】図1に示す摩擦圧接工程の中間ステップを示す
フローチャート図である。
フローチャート図である。
【図6】図1に示す摩擦圧接工程の最終ステップを示す
フローチャート図である。
フローチャート図である。
【図7】本発明の第2実施例における摩擦圧接装置を示
す摸式図である。
す摸式図である。
【図8】本発明の第2実施例における摩擦圧接工程の進
行により変化する各種パラメータの関係を示すグラフで
ある。
行により変化する各種パラメータの関係を示すグラフで
ある。
【図9】図8に示す摩擦圧接工程の中間ステップを示す
フローチャート図である。
フローチャート図である。
【図10】本発明の第3実施例における摩擦圧接装置を示
す摸式図である。
す摸式図である。
【図11】図10の矢視Aにおける摸式図である。
【図12】(a)ないし(d)は摩擦圧接工程の進行によ
り発生するバリの成長の様子を示す摸式図である。
り発生するバリの成長の様子を示す摸式図である。
【図13】本発明の第3実施例における摩擦圧接工程の進
行により変化する各種パラメータの関係を示すグラフで
ある。
行により変化する各種パラメータの関係を示すグラフで
ある。
【図14】図13に示す摩擦圧接工程の中間ステップを示す
フローチャート図である。
フローチャート図である。
【図15】図13に示す摩擦圧接工程の最終ステップを示す
フローチャート図である。
フローチャート図である。
【図16】本発明の第4実施例における摩擦圧接装置を示
す摸式図である。
す摸式図である。
【図17】本発明の第4実施例における摩擦圧接工程の進
行により変化する各種パラメータの関係を示すグラフで
ある。
行により変化する各種パラメータの関係を示すグラフで
ある。
【図18】図17に示す摩擦圧接工程の中間ステップを示す
フローチャート図である。
フローチャート図である。
【図19】本発明の第5実施例における摩擦圧接装置を示
す摸式図である。
す摸式図である。
【図20】本発明の第5実施例における摩擦圧接工程の進
行により変化する各種パラメータの関係を示すグラフで
ある。
行により変化する各種パラメータの関係を示すグラフで
ある。
【図21】図20に示す摩擦圧接工程の中間ステップを示す
フローチャート図である。
フローチャート図である。
【図22】本発明の第6実施例における摩擦圧接工程の進
行により変化する各種パラメータの関係を示すグラフで
ある。
行により変化する各種パラメータの関係を示すグラフで
ある。
【図23】図22に示す摩擦圧接工程の中間ステップを示す
フローチャート図である。
フローチャート図である。
【図24】図22に示す摩擦圧接工程の最終ステップを示す
フローチャート図である。
フローチャート図である。
Nn ワークの回転速度 Pn ワークの押付圧力 R ワークの送り量と押し付け圧力との関係を示すグラ
フ Sn ワークの送り量 Vn ワークの送り速度 Z 最適接合ゾーン
フ Sn ワークの送り量 Vn ワークの送り速度 Z 最適接合ゾーン
Claims (6)
- 【請求項1】 対向配置した一対のワークの一方を回転
駆動しながら他方に圧接して両ワークの接合部に摩擦熱
を発生させ、該摩擦熱で軟化した前記両ワークの接合部
を溶着させる摩擦圧接方法であって、前記接合部を所望
の軟化状態に維持して圧接工程を進行させるために、前
記接合部の軟化状態を可視化し、それを基にして前記ワ
ークの回転速度および送り速度を設定することを特徴と
する摩擦圧接方法。 - 【請求項2】 対向配置した一対のワークの一方を回転
駆動しながら他方に圧接して両ワークの接合部に摩擦熱
を発生させ、該摩擦熱で軟化した前記両ワークの接合部
を溶着させる摩擦圧接方法であって、前記接合部を所望
の軟化状態に維持して圧接工程を進行させるために、前
記ワークの圧接により生ずる振動の周波数変動を測定
し、それを基にして前記ワークの回転速度および送り速
度を設定することを特徴とする摩擦圧接方法。 - 【請求項3】 対向配置した一対のワークの一方を回転
駆動しながら他方に圧接して両ワークの接合部に摩擦熱
を発生させ、該摩擦熱で軟化した前記両ワークの接合部
を溶着させる摩擦圧接方法であって、前記接合部を所望
の軟化状態に維持して圧接工程を進行させるために、前
記ワークの圧接により接合部に生ずるバリの発生量の変
化を測定し、それを基にして前記ワークの回転速度およ
び送り速度を設定することを特徴とする摩擦圧接方法。 - 【請求項4】 対向配置した一対のワークの一方を回転
駆動しながら他方に圧接して両ワークの接合部に摩擦熱
を発生させ、該摩擦熱で軟化した前記両ワークの接合部
を溶着させる摩擦圧接方法であって、前記接合部を所望
の軟化状態に維持して圧接工程を進行させるために、前
記ワークの圧接により接合部に生ずる摩擦熱の温度変化
を測定し、それを基にして前記ワークの回転速度および
送り速度を設定することを特徴とする摩擦圧接方法。 - 【請求項5】 対向配置した一対のワークの一方を回転
駆動しながら他方に圧接して両ワークの接合部に摩擦熱
を発生させ、該摩擦熱で軟化した前記両ワークの接合部
を溶着させる摩擦圧接方法であって、前記接合部を所望
の軟化状態に維持して圧接工程を進行させるために、前
記ワークを回転駆動するモータの、前記圧接工程におけ
る負荷電流の変動を測定し、それを基にして前記ワーク
の回転速度および送り速度を設定することを特徴とする
摩擦圧接方法。 - 【請求項6】 対向配置した一対のワークの一方を回転
駆動しながら他方に圧接することにより、両ワークの接
合部に摩擦熱を発生させ、該摩擦熱により前記両ワーク
の接合部を軟化させ、所望の軟化状態を得た後に、アプ
セット圧力を加えると共に前記ワークの回転を急停止さ
せる摩擦圧接工程において、接合部の軟化の進行中に、
ワークの送りを所定時間停止することを特徴とする摩擦
圧接方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20668795A JP3433584B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 摩擦圧接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20668795A JP3433584B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 摩擦圧接方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0929464A true JPH0929464A (ja) | 1997-02-04 |
| JP3433584B2 JP3433584B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=16527457
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20668795A Expired - Fee Related JP3433584B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 摩擦圧接方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3433584B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006334639A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 摩擦撹拌装置および摩擦撹拌方法 |
| JP2010269364A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Nakamura Tome Precision Ind Co Ltd | 摩擦圧接方法 |
| JP2010269365A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Nakamura Tome Precision Ind Co Ltd | 斜めカット面への摩擦圧接方法及びその摩擦圧接機 |
| JP2018122342A (ja) * | 2017-02-02 | 2018-08-09 | 国立大学法人大阪大学 | 線形摩擦接合方法及び線形摩擦接合装置 |
| CN112756889A (zh) * | 2021-01-17 | 2021-05-07 | 西北工业大学 | 一种线性摩擦焊接夹具 |
| CN113894404A (zh) * | 2021-09-30 | 2022-01-07 | 沈阳建筑大学 | 一种基于摄影测量的搅拌摩擦焊接方法 |
-
1995
- 1995-07-20 JP JP20668795A patent/JP3433584B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006334639A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 摩擦撹拌装置および摩擦撹拌方法 |
| JP2010269364A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Nakamura Tome Precision Ind Co Ltd | 摩擦圧接方法 |
| JP2010269365A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Nakamura Tome Precision Ind Co Ltd | 斜めカット面への摩擦圧接方法及びその摩擦圧接機 |
| JP2018122342A (ja) * | 2017-02-02 | 2018-08-09 | 国立大学法人大阪大学 | 線形摩擦接合方法及び線形摩擦接合装置 |
| WO2018143333A1 (ja) * | 2017-02-02 | 2018-08-09 | 国立大学法人大阪大学 | 線形摩擦接合方法及び線形摩擦接合装置 |
| CN112756889A (zh) * | 2021-01-17 | 2021-05-07 | 西北工业大学 | 一种线性摩擦焊接夹具 |
| CN112756889B (zh) * | 2021-01-17 | 2022-11-29 | 西北工业大学 | 一种线性摩擦焊接夹具 |
| CN113894404A (zh) * | 2021-09-30 | 2022-01-07 | 沈阳建筑大学 | 一种基于摄影测量的搅拌摩擦焊接方法 |
| CN113894404B (zh) * | 2021-09-30 | 2022-11-22 | 沈阳建筑大学 | 一种基于摄影测量的搅拌摩擦焊接方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3433584B2 (ja) | 2003-08-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2994764C (en) | Device and method for homogeneously welding two-dimensionally bent structures by friction stir welding | |
| US6789722B2 (en) | Joining method and apparatus using frictional agitation | |
| US9688017B2 (en) | Vibration welders with high frequency vibration, position motion control, and delayed weld motion | |
| JP2587698B2 (ja) | 摩擦溶接の機械的パラメーターを制御する方法 | |
| US20030047584A1 (en) | Friction stir welding apparatus and method and processing apparatus and method | |
| EP1375050B1 (en) | Machining control method and robot | |
| JPH0359792B2 (ja) | ||
| JP2016049570A (ja) | サーボモータおよび遅延運動手法を使用した超音波プレス機 | |
| WO2020059686A1 (ja) | 摩擦攪拌接合装置 | |
| JP3433584B2 (ja) | 摩擦圧接方法 | |
| JP2791400B2 (ja) | 消耗電極式のアーク溶接方法及びアーク溶接装置 | |
| JP3463671B2 (ja) | 摩擦撹拌を用いた接合方法及び装置 | |
| JP3433637B2 (ja) | 摩擦圧接方法 | |
| JP4640548B2 (ja) | 摩擦撹拌接合方法及び装置 | |
| US12508670B2 (en) | Welding apparatus and control method for welding apparatus | |
| JP4240935B2 (ja) | 摩擦攪拌接合用回転工具の制御方法とその制御装置 | |
| JP3491661B2 (ja) | 摩擦圧接方法 | |
| JPH0699298A (ja) | レーザー溶接装置 | |
| JP2003136255A (ja) | 摩擦撹拌接合方法およびその装置 | |
| JPH0819883A (ja) | 微細ワイヤの接続方法 | |
| JPH1147958A (ja) | 摩擦圧接方法 | |
| JPS6087986A (ja) | 摩擦圧接方法及び装置 | |
| JP2001287054A (ja) | 摩擦撹拌接合方法 | |
| JP2003211549A (ja) | 熱可塑性樹脂管の接合良否判定法及び装置 | |
| JP6564511B1 (ja) | 摩擦撹拌接合装置及び摩擦撹拌接合方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080530 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090530 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100530 Year of fee payment: 7 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |