JPH09295365A - 発泡ポリスチレン系樹脂積層シート - Google Patents
発泡ポリスチレン系樹脂積層シートInfo
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- JPH09295365A JPH09295365A JP10942396A JP10942396A JPH09295365A JP H09295365 A JPH09295365 A JP H09295365A JP 10942396 A JP10942396 A JP 10942396A JP 10942396 A JP10942396 A JP 10942396A JP H09295365 A JPH09295365 A JP H09295365A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 成形時に色のばらつき及び鮮やかさを維持し
うる発泡ポリスチレン系樹脂積層シートを提供すること
を課題とする。 【解決手段】 発泡倍率が3〜20倍、厚さが1.0〜
3.0mmのポリスチレン系樹脂発泡シート2の少なく
とも片面に、厚さ30〜300μmの非発泡ポリスチレ
ン系樹脂フィルム3が積層されてなり、該非発泡ポリス
チレン系樹脂フィルム3が屈折率2.0以上の白色顔料
を非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム100重量部に対
して0.1〜10重量部含有することを特徴とする発泡
ポリスチレン系樹脂積層シート1により上記課題を解決
する。
うる発泡ポリスチレン系樹脂積層シートを提供すること
を課題とする。 【解決手段】 発泡倍率が3〜20倍、厚さが1.0〜
3.0mmのポリスチレン系樹脂発泡シート2の少なく
とも片面に、厚さ30〜300μmの非発泡ポリスチレ
ン系樹脂フィルム3が積層されてなり、該非発泡ポリス
チレン系樹脂フィルム3が屈折率2.0以上の白色顔料
を非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム100重量部に対
して0.1〜10重量部含有することを特徴とする発泡
ポリスチレン系樹脂積層シート1により上記課題を解決
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡ポリスチレン
系樹脂積層シートに関する。更に詳しくは、本発明は、
成形時に色のばらつき及び鮮やかさを維持しうる発泡ポ
リスチレン系樹脂積層シートに関する。
系樹脂積層シートに関する。更に詳しくは、本発明は、
成形時に色のばらつき及び鮮やかさを維持しうる発泡ポ
リスチレン系樹脂積層シートに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、食品容器、包装容器等にポリスチ
レン系樹脂発泡体が、広く使用されている。しかしなが
ら、ポリスチレン系樹脂発泡体を成形して得られる容器
等は、硬質で剛性がある反面、脆いという欠点があり、
特に即席麺のように熱湯容器として使用した場合には、
容器の破損により火傷事故を起こしやすい等の問題も有
していた。また、それら容器の表面硬度が低いため容器
表面に傷が付きやすく、容器の外観を損ないやすいとと
もに、表面光沢に乏しく外観美麗なものでなかった。
レン系樹脂発泡体が、広く使用されている。しかしなが
ら、ポリスチレン系樹脂発泡体を成形して得られる容器
等は、硬質で剛性がある反面、脆いという欠点があり、
特に即席麺のように熱湯容器として使用した場合には、
容器の破損により火傷事故を起こしやすい等の問題も有
していた。また、それら容器の表面硬度が低いため容器
表面に傷が付きやすく、容器の外観を損ないやすいとと
もに、表面光沢に乏しく外観美麗なものでなかった。
【0003】これら上記の欠点を解消するために、ポリ
スチレン系樹脂発泡シートに、非発泡ポリスチレン系樹
脂フィルムを積層してなる発泡ポリスチレン系樹脂積層
シートが提案されている(特公昭63−20702
号)。また、即席麺等の容器に使用されている食品容器
は、上記のような発泡ポリスチレン系樹脂積層シート
に、着色された非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム、或
いは各種の色や模様が印刷された非発泡ポリスチレン系
樹脂フィルムをさらに積層させるものが主流となりつつ
あり、通常は発泡ポリスチレン系樹脂積層シートの非発
泡ポリスチレン系樹脂フィルムの上に積層され使用され
ている。このように最外層に着色された或いは印刷等が
施された非発泡フィルムをさらに積層することで、自由
な色や模様を有した付加価値の高い容器を提供すること
ができ、フィルム面の光沢が改善されることでより高級
感のある容器として提供することができる。
スチレン系樹脂発泡シートに、非発泡ポリスチレン系樹
脂フィルムを積層してなる発泡ポリスチレン系樹脂積層
シートが提案されている(特公昭63−20702
号)。また、即席麺等の容器に使用されている食品容器
は、上記のような発泡ポリスチレン系樹脂積層シート
に、着色された非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム、或
いは各種の色や模様が印刷された非発泡ポリスチレン系
樹脂フィルムをさらに積層させるものが主流となりつつ
あり、通常は発泡ポリスチレン系樹脂積層シートの非発
泡ポリスチレン系樹脂フィルムの上に積層され使用され
ている。このように最外層に着色された或いは印刷等が
施された非発泡フィルムをさらに積層することで、自由
な色や模様を有した付加価値の高い容器を提供すること
ができ、フィルム面の光沢が改善されることでより高級
感のある容器として提供することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、主に即席麺
等の容器は、殆どが深底の丼状の形をしているため、印
刷されたフィルム等をさらに積層したシートを成形して
得られる容器等は、深底であるために側面や底部等成形
時に伸ばされる比率が異なる。そのため、伸ばされる部
分の色は薄く、伸ばされにくい場所のフィルムは濃いと
いうように、容器の場所によって印刷フィルム等の色が
ばらつくという問題を有している。
等の容器は、殆どが深底の丼状の形をしているため、印
刷されたフィルム等をさらに積層したシートを成形して
得られる容器等は、深底であるために側面や底部等成形
時に伸ばされる比率が異なる。そのため、伸ばされる部
分の色は薄く、伸ばされにくい場所のフィルムは濃いと
いうように、容器の場所によって印刷フィルム等の色が
ばらつくという問題を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記欠点を
解消すべく鋭意研究した結果、発泡ポリスチレン系樹脂
積層シートを構成する非発泡ポリスチレン系樹脂フィル
ムに屈折率2.0以上の白色顔料を0.1〜10重量部
含有させることで、該積層シートに印刷フィルム等をさ
らに積層したシートを成形して得られる容器等は、他の
諸物性を低下させることなく、色のバラツキが改善で
き、また全体に色鮮やかになることを見い出し、本発明
を完成するに至った。
解消すべく鋭意研究した結果、発泡ポリスチレン系樹脂
積層シートを構成する非発泡ポリスチレン系樹脂フィル
ムに屈折率2.0以上の白色顔料を0.1〜10重量部
含有させることで、該積層シートに印刷フィルム等をさ
らに積層したシートを成形して得られる容器等は、他の
諸物性を低下させることなく、色のバラツキが改善で
き、また全体に色鮮やかになることを見い出し、本発明
を完成するに至った。
【0006】かくして本発明によれば、発泡倍率が3〜
20倍、厚さが1.0〜3.0mmのポリスチレン系樹
脂発泡シートの少なくとも片面に、厚さ30〜300μ
mのポリスチレン系樹脂フィルムが積層されてなり、該
ポリスチレン系樹脂フィルムが屈折率2.0以上の白色
顔料を非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム100重量部
に対して0.1〜10重量部含有することを特徴とする
発泡ポリスチレン系樹脂積層シートが提供される。
20倍、厚さが1.0〜3.0mmのポリスチレン系樹
脂発泡シートの少なくとも片面に、厚さ30〜300μ
mのポリスチレン系樹脂フィルムが積層されてなり、該
ポリスチレン系樹脂フィルムが屈折率2.0以上の白色
顔料を非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム100重量部
に対して0.1〜10重量部含有することを特徴とする
発泡ポリスチレン系樹脂積層シートが提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】まず、本発明に使用されるポリス
チレン系樹脂発泡シートは、発泡倍率が3〜20倍(好
ましくは5〜15倍)、厚さが1.0〜3.0mm(好
ましくは1.5〜2.5mm)からなる。ここで、厚さ
が1.0mm未満であると容器等の断熱性、強度が低下
するので好ましくない。また、発泡倍率が3倍未満では
シートを成形して得られる容器等の断熱性が低下するの
で好ましくない。更に、発泡倍率が20倍を超える場合
及び/又は厚さが3.0mmを超える場合には、シート
の成形性が低下し、特に深底の容器の成形が困難となる
ので好ましくない。
チレン系樹脂発泡シートは、発泡倍率が3〜20倍(好
ましくは5〜15倍)、厚さが1.0〜3.0mm(好
ましくは1.5〜2.5mm)からなる。ここで、厚さ
が1.0mm未満であると容器等の断熱性、強度が低下
するので好ましくない。また、発泡倍率が3倍未満では
シートを成形して得られる容器等の断熱性が低下するの
で好ましくない。更に、発泡倍率が20倍を超える場合
及び/又は厚さが3.0mmを超える場合には、シート
の成形性が低下し、特に深底の容器の成形が困難となる
ので好ましくない。
【0008】また、ポリスチレン系樹脂発泡シートを構
成するポリスチレン系樹脂は、スチレン、メチルスチレ
ン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、ジメチル
スチレン、クロルスチレン、ブロモスチレン、ビニルト
ルエン、ビニルキシレン等のスチレン単量体の単独重合
体、又はこれらスチレン単量体と、アクリロニトリル、
メタクリロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、メタ
クリル酸メチル、無水マレイン酸、ブタジエン等のビニ
ル単量体との共重合体が挙げられる。具体的には、ポリ
スチレン樹脂、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ス
チレン−アクリル酸エステル共重合体、耐衝撃性ポリス
チレン樹脂、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン三元共重合体等
の耐熱性及び耐衝撃性に優れた樹脂を使用することがで
きる。なお、上記樹脂は単独でも組み合わせて使用して
もよい。
成するポリスチレン系樹脂は、スチレン、メチルスチレ
ン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、ジメチル
スチレン、クロルスチレン、ブロモスチレン、ビニルト
ルエン、ビニルキシレン等のスチレン単量体の単独重合
体、又はこれらスチレン単量体と、アクリロニトリル、
メタクリロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、メタ
クリル酸メチル、無水マレイン酸、ブタジエン等のビニ
ル単量体との共重合体が挙げられる。具体的には、ポリ
スチレン樹脂、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ス
チレン−アクリル酸エステル共重合体、耐衝撃性ポリス
チレン樹脂、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン三元共重合体等
の耐熱性及び耐衝撃性に優れた樹脂を使用することがで
きる。なお、上記樹脂は単独でも組み合わせて使用して
もよい。
【0009】更に、本発明の目的を妨げない範囲で、線
状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、低密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン等の単独重合体、エチレン
−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン
三元共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、プロピ
レン−塩化ビニル共重合体、プロピレン−ブテン共重合
体、プロピレン−無水マレイン酸共重合体等を、溶融又
は混合することにより添加してもよい。
状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、低密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン等の単独重合体、エチレン
−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン
三元共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、プロピ
レン−塩化ビニル共重合体、プロピレン−ブテン共重合
体、プロピレン−無水マレイン酸共重合体等を、溶融又
は混合することにより添加してもよい。
【0010】上記ポリスチレン系樹脂発泡シートの少な
くとも片面に、厚さ30〜300μm(好ましくは50
〜200μm)の非発泡ポリスチレン系樹脂フィルムが
積層される。ここで、厚さが30μm未満では表面の光
沢性が低下するので好ましくない。厚さが300μm以
上は特に必要ない。なお、非発泡ポリスチレン系樹脂フ
ィルムは、ポリスチレン系樹脂発泡シートの全面に積層
されていても、所望の領域のみに積層されていてもよ
い。
くとも片面に、厚さ30〜300μm(好ましくは50
〜200μm)の非発泡ポリスチレン系樹脂フィルムが
積層される。ここで、厚さが30μm未満では表面の光
沢性が低下するので好ましくない。厚さが300μm以
上は特に必要ない。なお、非発泡ポリスチレン系樹脂フ
ィルムは、ポリスチレン系樹脂発泡シートの全面に積層
されていても、所望の領域のみに積層されていてもよ
い。
【0011】また、非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム
を構成するポリスチレン系樹脂は、上記ポリスチレン系
樹脂発泡シートを構成するポリスチレン系樹脂と同じも
のを使用することができる。更に、非発泡ポリスチレン
系樹脂フィルムには、屈折率2.0以上の白色顔料が非
発泡ポリスチレン系樹脂フィルム100重量部に対して
0.1〜10重量部(好ましくは0.5〜5重量部)含
有されている。屈折率2.0未満では本発明における色
バラツキ及び鮮やかさの改善に効果がでないので好まし
くない。また、10重量部より多い場合、添加する量に
見合うだけの効果がなく、また0.1重量部未満の添加
量では改善の効果が見られないので好ましくない。
を構成するポリスチレン系樹脂は、上記ポリスチレン系
樹脂発泡シートを構成するポリスチレン系樹脂と同じも
のを使用することができる。更に、非発泡ポリスチレン
系樹脂フィルムには、屈折率2.0以上の白色顔料が非
発泡ポリスチレン系樹脂フィルム100重量部に対して
0.1〜10重量部(好ましくは0.5〜5重量部)含
有されている。屈折率2.0未満では本発明における色
バラツキ及び鮮やかさの改善に効果がでないので好まし
くない。また、10重量部より多い場合、添加する量に
見合うだけの効果がなく、また0.1重量部未満の添加
量では改善の効果が見られないので好ましくない。
【0012】更に、白色顔料は、0.10〜0.40μ
m(特に、0.15〜0.30μm)の平均粒子径を有
する顔料を使用することが好ましい。0.10μm未満
及び0.3μmより大きい場合、隠蔽力が弱く添加部数
を多く必要とするので好ましくない。本発明に使用でき
る白色顔料は、酸化チタン(屈折率2.76(ルチル
型))、2.52(アナターゼ型)、チタン酸鉛(屈折
率2.70)、酸化ジルコン(屈折率2.40)、硫化
亜鉛(屈折率2.37〜2.43)、酸化アンチモン
(屈折率2.09〜2.29)、酸化亜鉛(屈折率2.
01〜2.03)、鉛白(屈折率2.00〜2.09)
等が挙げられる。その中でも好ましいのは酸化チタン
(チタンホワイト)である(例えば、実用プラスチック
事典(発行所 株式会社産業調査会)参照)。
m(特に、0.15〜0.30μm)の平均粒子径を有
する顔料を使用することが好ましい。0.10μm未満
及び0.3μmより大きい場合、隠蔽力が弱く添加部数
を多く必要とするので好ましくない。本発明に使用でき
る白色顔料は、酸化チタン(屈折率2.76(ルチル
型))、2.52(アナターゼ型)、チタン酸鉛(屈折
率2.70)、酸化ジルコン(屈折率2.40)、硫化
亜鉛(屈折率2.37〜2.43)、酸化アンチモン
(屈折率2.09〜2.29)、酸化亜鉛(屈折率2.
01〜2.03)、鉛白(屈折率2.00〜2.09)
等が挙げられる。その中でも好ましいのは酸化チタン
(チタンホワイト)である(例えば、実用プラスチック
事典(発行所 株式会社産業調査会)参照)。
【0013】また、非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム
面上に、着色又は印刷された非発泡フィルムを積層して
もよい。本発明に使用することができる非発泡フィルム
は、公知の樹脂からなるフィルムをいずれも使用するこ
とができる。例えば、上記ポリスチレン系樹脂発泡シー
トを構成するポリスチレン系樹脂と同じ樹脂、ポリオレ
フィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート等が挙げられ
る。非発泡フィルムの厚さは、15〜200μm程度が
好ましい。なお、着色及び印刷は、公知の方法をいずれ
も使用することができる。
面上に、着色又は印刷された非発泡フィルムを積層して
もよい。本発明に使用することができる非発泡フィルム
は、公知の樹脂からなるフィルムをいずれも使用するこ
とができる。例えば、上記ポリスチレン系樹脂発泡シー
トを構成するポリスチレン系樹脂と同じ樹脂、ポリオレ
フィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート等が挙げられ
る。非発泡フィルムの厚さは、15〜200μm程度が
好ましい。なお、着色及び印刷は、公知の方法をいずれ
も使用することができる。
【0014】本発明の発泡ポリスチレン系樹脂積層シー
トは、公知の方法(共押出法、接着剤を用いた貼り合わ
せ法又は熱を利用した融着法等)により製造することが
できる。まず、共押出法としては、ポリスチレン系樹脂
発泡シートを、押出機内でポリスチレン系樹脂と発泡剤
とを混練した後、金型より押出発泡させることにより得
る。次いで、例えばTダイを備えた押出機等により非発
泡ポリスチレン系樹脂フィルムを押し出すことにより、
ポリスチレン系樹脂発泡シートに積層することで容易に
発泡ポリスチレン系樹脂積層シートを得ることができ
る。
トは、公知の方法(共押出法、接着剤を用いた貼り合わ
せ法又は熱を利用した融着法等)により製造することが
できる。まず、共押出法としては、ポリスチレン系樹脂
発泡シートを、押出機内でポリスチレン系樹脂と発泡剤
とを混練した後、金型より押出発泡させることにより得
る。次いで、例えばTダイを備えた押出機等により非発
泡ポリスチレン系樹脂フィルムを押し出すことにより、
ポリスチレン系樹脂発泡シートに積層することで容易に
発泡ポリスチレン系樹脂積層シートを得ることができ
る。
【0015】また、押出機を2台以上使用し、ポリスチ
レン系樹脂発泡シートを押出発泡させる前に、金型内で
上記2層を積層し、同時に発泡ポリスチレン系樹脂積層
シートを得る方法もある。更に、接着剤を用いた貼り合
わせ法に使用できる接着剤としては、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、メタアクリル酸メチル重合体エラストマ
ー等が挙げられる。接着剤は、通常5〜15μm程度の
厚さで使用される。
レン系樹脂発泡シートを押出発泡させる前に、金型内で
上記2層を積層し、同時に発泡ポリスチレン系樹脂積層
シートを得る方法もある。更に、接着剤を用いた貼り合
わせ法に使用できる接着剤としては、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、メタアクリル酸メチル重合体エラストマ
ー等が挙げられる。接着剤は、通常5〜15μm程度の
厚さで使用される。
【0016】熱を利用した融着法は、例えば、熱ロール
及び/又は熱風によりポリスチレン系樹脂発泡シートに
熱を加えた後、非発泡ポリスチレン系樹脂フィルムを積
層する方法である。熱ロールの表面は、クロムメッキ又
はテフロンコーティングを行い、加熱された発泡体との
べたつきを防止しておくことが好ましい。上記積層法の
内、共押出法がコスト的にも、また作業性の点からも好
ましい。また、白色顔料は、非発泡ポリスチレン系樹脂
フィルムの製造時又は予め原料に配合しておけばよい。
及び/又は熱風によりポリスチレン系樹脂発泡シートに
熱を加えた後、非発泡ポリスチレン系樹脂フィルムを積
層する方法である。熱ロールの表面は、クロムメッキ又
はテフロンコーティングを行い、加熱された発泡体との
べたつきを防止しておくことが好ましい。上記積層法の
内、共押出法がコスト的にも、また作業性の点からも好
ましい。また、白色顔料は、非発泡ポリスチレン系樹脂
フィルムの製造時又は予め原料に配合しておけばよい。
【0017】なお、印刷等を施された非発泡フィルムも
上記方法と同じように積層してもよい。本発明の発泡ポ
リスチレン系樹脂積層シートは、公知の方法により成形
することができる。得られる成形品の形状は、特に限定
されず、浅絞り成形品、深絞り成形品のいずれにも使用
できる。しかしながら、本発明の発泡ポリスチレン系樹
脂積層シートは、深絞り成形品への用途が、特に有用で
ある。ここで、深絞り成形品とは、成形体の口径/深さ
≦2の関係を有するものをいう。また、具体的な深絞り
成形品の形状は、例えば丼、コップ形状等が挙げられ
る。
上記方法と同じように積層してもよい。本発明の発泡ポ
リスチレン系樹脂積層シートは、公知の方法により成形
することができる。得られる成形品の形状は、特に限定
されず、浅絞り成形品、深絞り成形品のいずれにも使用
できる。しかしながら、本発明の発泡ポリスチレン系樹
脂積層シートは、深絞り成形品への用途が、特に有用で
ある。ここで、深絞り成形品とは、成形体の口径/深さ
≦2の関係を有するものをいう。また、具体的な深絞り
成形品の形状は、例えば丼、コップ形状等が挙げられ
る。
【0018】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明の発泡ポリスチレン系樹脂積層シー
トの要部縦断面図である。図1中、1は発泡ポリスチレ
ン系樹脂積層シート、2はポリスチレン系樹脂発泡シー
ト、3は非発泡ポリスチレン系樹脂フィルムを示してい
る。
る。図1は、本発明の発泡ポリスチレン系樹脂積層シー
トの要部縦断面図である。図1中、1は発泡ポリスチレ
ン系樹脂積層シート、2はポリスチレン系樹脂発泡シー
ト、3は非発泡ポリスチレン系樹脂フィルムを示してい
る。
【0019】一方、図2は、図1の積層シートにさらに
非発泡フィルムを積層したものを成形して得られる容器
の一例を示す縦断面図である。図2中、4は非発泡ポリ
スチレン系樹脂フィルム、5は発泡ポリスチレン系樹脂
積層シート成形品を示している。以下、本発明の優れて
いる点を上記図1及び2を利用して実施例にて詳細に説
明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
い。
非発泡フィルムを積層したものを成形して得られる容器
の一例を示す縦断面図である。図2中、4は非発泡ポリ
スチレン系樹脂フィルム、5は発泡ポリスチレン系樹脂
積層シート成形品を示している。以下、本発明の優れて
いる点を上記図1及び2を利用して実施例にて詳細に説
明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
い。
【0020】実施例1〜4、比較例1及び2 ポリスチレンからなり、発泡倍率10倍で、厚さ2.1
mmのポリスチレン系樹脂発泡シート2と耐衝撃性ポリ
スチレンからなる非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム3
を共押出法で積層することにより図1に示す発泡ポリス
チレン系樹脂積層シート1を形成した。なお、非発泡ポ
リスチレン系樹脂フィルム3の厚み及び含まれる平均粒
子径0.21μmの白色顔料(チタンホワイト、屈折率
2.76(ルチル型))の量(非発泡ポリスチレン系樹
脂フィルム100重量部に対する)は表1に示した。
mmのポリスチレン系樹脂発泡シート2と耐衝撃性ポリ
スチレンからなる非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム3
を共押出法で積層することにより図1に示す発泡ポリス
チレン系樹脂積層シート1を形成した。なお、非発泡ポ
リスチレン系樹脂フィルム3の厚み及び含まれる平均粒
子径0.21μmの白色顔料(チタンホワイト、屈折率
2.76(ルチル型))の量(非発泡ポリスチレン系樹
脂フィルム100重量部に対する)は表1に示した。
【0021】次いで、厚さ25μmの赤色の印刷を施し
たポリスチレンからなる非発泡ポリスチレン系樹脂フィ
ルム4を、非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム3の上に
積層し、3層の積層シートとした。得られたシートを用
いて、非発泡ポリスチレン系樹脂フィルムが外表面とな
るように、開口部の内径180mm、底部の内径が85
mm、深さが80mmの丼型の容器を成形した。得られ
た容器の各性状を測定した。結果を表1に合わせて示
す。
たポリスチレンからなる非発泡ポリスチレン系樹脂フィ
ルム4を、非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム3の上に
積層し、3層の積層シートとした。得られたシートを用
いて、非発泡ポリスチレン系樹脂フィルムが外表面とな
るように、開口部の内径180mm、底部の内径が85
mm、深さが80mmの丼型の容器を成形した。得られ
た容器の各性状を測定した。結果を表1に合わせて示
す。
【0022】なお、表1にある色度及び彩度の測定は、
日本電色工業(株)製 測色色差計ND−300Aを使
用した。表中の色度a′、b′はそれぞれ色の方向性を
示しており、+a′は赤、−a′は緑方向を表し、+
b′は黄、−b′は青方向を表している。また、彩度
c′は下記式1により表され、鮮やかさの度合いを示し
ている。
日本電色工業(株)製 測色色差計ND−300Aを使
用した。表中の色度a′、b′はそれぞれ色の方向性を
示しており、+a′は赤、−a′は緑方向を表し、+
b′は黄、−b′は青方向を表している。また、彩度
c′は下記式1により表され、鮮やかさの度合いを示し
ている。
【0023】 c′=√[(a′)2 +(b′)2 ] 式1 更に、Δa′、Δb′及びΔc′は、色度及び鮮やかさ
のばらつきを示している。
のばらつきを示している。
【0024】
【表1】
【0025】表1から明らかなとおり、本発明の発泡ポ
リスチレン系樹脂積層シートから得られた丼型の容器
は、赤色の色度が高いと共に鮮やかさも高いことが判
る。また、色のばらつきも少ないことが判る。
リスチレン系樹脂積層シートから得られた丼型の容器
は、赤色の色度が高いと共に鮮やかさも高いことが判
る。また、色のばらつきも少ないことが判る。
【0026】
【発明の効果】本発明の発泡ポリスチレン系樹脂積層シ
ートは、発泡倍率が3〜20倍、厚さが1.0〜3.0
mmのポリスチレン系樹脂発泡シートの少なくとも片面
に、厚さ30〜300μmの非発泡ポリスチレン系樹脂
フィルムが積層されてなり、該非発泡ポリスチレン系樹
脂フィルムが屈折率2.0以上の白色顔料を非発泡ポリ
スチレン系樹脂フィルム100重量部に対して0.1〜
10重量部含有することを特徴とする。
ートは、発泡倍率が3〜20倍、厚さが1.0〜3.0
mmのポリスチレン系樹脂発泡シートの少なくとも片面
に、厚さ30〜300μmの非発泡ポリスチレン系樹脂
フィルムが積層されてなり、該非発泡ポリスチレン系樹
脂フィルムが屈折率2.0以上の白色顔料を非発泡ポリ
スチレン系樹脂フィルム100重量部に対して0.1〜
10重量部含有することを特徴とする。
【0027】従って、着色或いは印刷されたフィルム等
をさらに積層し、丼型のような深い成形品を成形した場
合の成形伸び率の違いによる色のバラツキ及び全体とし
ての鮮やかさを維持することができる。
をさらに積層し、丼型のような深い成形品を成形した場
合の成形伸び率の違いによる色のバラツキ及び全体とし
ての鮮やかさを維持することができる。
【図1】本発明の発泡ポリスチレン系樹脂積層シートの
一実施例の要部縦断面図
一実施例の要部縦断面図
【図2】図1の積層シートにさらに非発泡フィルムを積
層したものを成形して得られる容器の一例を示す縦断面
図である。
層したものを成形して得られる容器の一例を示す縦断面
図である。
1 発泡ポリスチレン系樹脂積層シート 2 ポリスチレン系樹脂発泡シート 3 非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム 4 非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム 5 発泡ポリスチレン系樹脂積層シート成形品
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】更に、白色顔料は、0.10〜0.40μ
m(特に、0.15〜0.30μm)の平均粒子径を有
する顔料を使用することが好ましい。0.10μm未満
及び0.40μmより大きい場合、隠蔽力が弱く添加部
数を多く必要とするので好ましくない。本発明に使用で
きる白色顔料は、酸化チタン(屈折率2.76(ルチル
型))、2.52(アナターゼ型)、チタン酸鉛(屈折
率2.70)、酸化ジルコン(屈折率2.40)、硫化
亜鉛(屈折率2.37〜2.43)、酸化アンチモン
(屈折率2.09〜2.29)、酸化亜鉛(屈折率2.
01〜2.03)、鉛白(屈折率2.00〜2.09)
等が挙げられる。その中でも好ましいのは酸化チタン
(チタンホワイト)である(例えば、実用プラスチック
事典(発行所 株式会社産業調査会)参照)。
m(特に、0.15〜0.30μm)の平均粒子径を有
する顔料を使用することが好ましい。0.10μm未満
及び0.40μmより大きい場合、隠蔽力が弱く添加部
数を多く必要とするので好ましくない。本発明に使用で
きる白色顔料は、酸化チタン(屈折率2.76(ルチル
型))、2.52(アナターゼ型)、チタン酸鉛(屈折
率2.70)、酸化ジルコン(屈折率2.40)、硫化
亜鉛(屈折率2.37〜2.43)、酸化アンチモン
(屈折率2.09〜2.29)、酸化亜鉛(屈折率2.
01〜2.03)、鉛白(屈折率2.00〜2.09)
等が挙げられる。その中でも好ましいのは酸化チタン
(チタンホワイト)である(例えば、実用プラスチック
事典(発行所 株式会社産業調査会)参照)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】本発明の発泡ポリスチレン系樹脂積層シー
トは、公知の方法(共押出法、接着剤を用いた貼り合わ
せ法又は熱を利用した融着法等)により製造することが
できる。まず、ポリスチレン系樹脂発泡シートを、押出
機内でポリスチレン系樹脂と発泡剤とを混練した後、金
型より押出発泡させることにより得る。次いで、例えば
Tダイを備えた押出機等により非発泡ポリスチレン系樹
脂フィルムを押し出すことにより、ポリスチレン系樹脂
発泡シートに積層することで容易に発泡ポリスチレン系
樹脂積層シートを得ることができる。
トは、公知の方法(共押出法、接着剤を用いた貼り合わ
せ法又は熱を利用した融着法等)により製造することが
できる。まず、ポリスチレン系樹脂発泡シートを、押出
機内でポリスチレン系樹脂と発泡剤とを混練した後、金
型より押出発泡させることにより得る。次いで、例えば
Tダイを備えた押出機等により非発泡ポリスチレン系樹
脂フィルムを押し出すことにより、ポリスチレン系樹脂
発泡シートに積層することで容易に発泡ポリスチレン系
樹脂積層シートを得ることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】実施例1〜4、比較例1及び2 ポリスチレンからなり、発泡倍率10倍で、厚さ2.1
mmのポリスチレン系樹脂発泡シート2と耐衝撃性ポリ
スチレンからなる非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム3
を積層することにより図1に示す発泡ポリスチレン系樹
脂積層シート1を形成した。なお、非発泡ポリスチレン
系樹脂フィルム3の厚み及び含まれる平均粒子径0.2
1μmの白色顔料(チタンホワイト、屈折率2.76
(ルチル型))の量(非発泡ポリスチレン系樹脂フィル
ム100重量部に対する)は表1に示した。
mmのポリスチレン系樹脂発泡シート2と耐衝撃性ポリ
スチレンからなる非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム3
を積層することにより図1に示す発泡ポリスチレン系樹
脂積層シート1を形成した。なお、非発泡ポリスチレン
系樹脂フィルム3の厚み及び含まれる平均粒子径0.2
1μmの白色顔料(チタンホワイト、屈折率2.76
(ルチル型))の量(非発泡ポリスチレン系樹脂フィル
ム100重量部に対する)は表1に示した。
Claims (2)
- 【請求項1】 発泡倍率が3〜20倍、厚さが1.0〜
3.0mmのポリスチレン系樹脂発泡シートの少なくと
も片面に、厚さ30〜300μmの非発泡ポリスチレン
系樹脂フィルムが積層されてなり、該非発泡ポリスチレ
ン系樹脂フィルムが屈折率2.0以上の白色顔料を非発
泡ポリスチレン系樹脂フィルム100重量部に対して
0.1〜10重量部含有することを特徴とする発泡ポリ
スチレン系樹脂積層シート。 - 【請求項2】 非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム面上
に着色又は印刷された非発泡フィルムが積層されてなる
請求項1記載の発泡ポリスチレン系樹脂積層シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10942396A JPH09295365A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 発泡ポリスチレン系樹脂積層シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10942396A JPH09295365A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 発泡ポリスチレン系樹脂積層シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09295365A true JPH09295365A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14509876
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10942396A Pending JPH09295365A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 発泡ポリスチレン系樹脂積層シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09295365A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006137044A (ja) * | 2004-11-11 | 2006-06-01 | Nakamoto Pakkusu Kk | 電子レンジ容器成形用ポリスチレン積層材 |
| JP2014180814A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Jsp Corp | 熱成形用ポリスチレン系樹脂発泡シート |
-
1996
- 1996-04-30 JP JP10942396A patent/JPH09295365A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006137044A (ja) * | 2004-11-11 | 2006-06-01 | Nakamoto Pakkusu Kk | 電子レンジ容器成形用ポリスチレン積層材 |
| JP2014180814A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Jsp Corp | 熱成形用ポリスチレン系樹脂発泡シート |
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