JPH09295392A - 人工石及びその製造方法 - Google Patents

人工石及びその製造方法

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JPH09295392A
JPH09295392A JP8113318A JP11331896A JPH09295392A JP H09295392 A JPH09295392 A JP H09295392A JP 8113318 A JP8113318 A JP 8113318A JP 11331896 A JP11331896 A JP 11331896A JP H09295392 A JPH09295392 A JP H09295392A
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JP
Japan
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layer
decorative layer
artificial stone
resin
decorative
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JP8113318A
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English (en)
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Naoki Hayama
直希 羽山
Toshiyuki Suzuki
敏之 鈴木
Katsutoshi Oda
勝利 小田
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Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Yamaha Living Tech Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
Yamaha Living Tech Co Ltd
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧層が変色することのない人工石を提供す
ること。 【解決手段】 粒状体12Aが透明な樹脂12Bでコー
ティングされてこれらが点接触結合となるように設けら
れた化粧層12と、この化粧層12にバリヤ層14を介
して積層されたフェノール樹脂含有の基材層15とによ
り人工石10が成形されている。バリヤ層14は、熱圧
プレスの際にフェノール樹脂の硬化に伴って発生するガ
ス流通を遮断し、化粧層11の変色を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は人工石及びその製造方法
に係り、さらに詳しくは、人工大理石のようなグラニッ
ト調の外観を表出することができ、特に、化粧層の変色
等を良好に防止することのできる人工石及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】天然資源の有限性およびコスト的な問題
に鑑み、従来より人工的に製造された各種模様を有する
人工石が採用されている。
【0003】かかる人工石としては、例えば、図4に示
される層構造を備えたものが存在する。同図において、
人工石50は、化粧層51と、この化粧層51に隠蔽層
52を介して積層された基材層53とを備えて構成され
ている。化粧層51はガラス粒子等からなる無機質粒状
体とポリエステル、アクリル等の透明な樹脂とによって
成形されている。また、隠蔽層52は白系の無機質粒状
体と透明若しくは白色樹脂とにより成形されている一
方、基材層53は、耐熱性、耐炎性に優れたフェノール
樹脂と適宜な軽量骨材とを含んで構成されている。な
お、前記隠蔽層52を設けずに、単に、化粧層51と基
材層53とを積層したタイプの人工石も存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フェノール
樹脂はヘキサメチレンテトラミン(HMTA)等によっ
て硬化するタイプのものが存在する。HMTAは最もよ
く用いられている硬化剤として所定量添加されるが、熱
と湿気によってHMTAは計算量のアンモニアとホルム
アルデヒドになる。ここで、ホルムアルデヒドは架橋す
る作用を生じさせる一方、アンモニアは殆どが気体で揮
発するが、いくぶんかはベンゾキサジンやアゾメチンを
生成する。このため、HMTAで硬化したフェノール樹
脂は黄変する傾向がある。
【0005】従って、前述のような人工石50にあって
は、基材層53の成形材料としてフェノール樹脂を用い
た場合、当該フェノール樹脂が硬化するときの影響を受
けて化粧層51が黄変するという問題を生ずる。また、
樹脂をエポキシ系樹脂を用い、硬化剤に有機酸ヒドラジ
ド、イミダゾリン、イミダソール等のNHやNH2が反
応する場合においても同様の現象が生じる。そのため、
隠蔽層52を設けないタイプの人工石では、化粧層51
の成形材料として用いられる粒状体自体が一定の隠蔽力
を発揮できる材料に制限され、意匠上好ましいとされる
ガラス、寒水石等の透明な粒状体を使用できないという
不都合を招来する。
【0006】そこで、化粧層51に透明な粒状体を用い
る場合には、当該化粧層の黄変を防止するために隠蔽層
52を設けることが必須となり、化粧層51及び隠蔽層
52、とりわけ隠蔽層52を厚く設けなければならず、
材料コストの上昇や比重の上昇を不可避的に生ずるとい
う問題がある。また、人工石50の重量増を避けるため
には、隠蔽層52に要求される厚みとの関係で、反射的
に基材層53の層を薄くしなければならず、これが人工
石50全体としての強度等の物性を著しく低下する要因
となる。
【0007】本発明は、かかる従来例の問題若しくは不
都合を改善するために案出されたものであり、その目的
は、粒状体の種類に制限を受けることなく化粧層の成形
を可能とし、当該化粧層における変色等の弊害を防止し
つつ期待される装飾的外観を得ることができるととも
に、全体としての軽量化を達成し、且つ、一定の強度維
持も実現することのできる人工石及びその製造方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、化粧
層と、この化粧層の一方の面に一層以上の層を積層し、
少なくとも一層の樹脂含有の基材層を積層してなる人工
石において、前記化粧層と前記基材層との間にバリヤ層
を配置する、という構成を採っている。すなわち、化粧
層以外の層に、化粧層の性状変化、例えば、意図しない
色に変化させることがある材料を含んでいる場合に、当
該材料が含まれている層と前記化粧層との間にバリヤ層
を配置するという構成を採ったものである。これによ
り、例えば、成形時において、基材層に用いられる樹脂
の硬化に伴うガス等は前記バリヤ層で遮断され、化粧層
に変色等をもたらす要因が一掃される。
【0009】また、本発明に係る人工石は、粒状体を透
明な樹脂材料でコーティングしてこれらを点接触結合し
てなる化粧層と、この化粧層にバリヤ層を介して積層さ
れた熱硬化性樹脂と無機質粒状体とからなる基材層とを
備えた層構造も採用されている。
【0010】更に、本発明は、化粧層と、この化粧層に
積層された基材層とにより成形される人工石の製造方法
において、前記化粧層の成形材料と、前記基材層成形材
料との間にバリヤ層を挟むように、これらを積層してプ
レス成形する、という製造方法が採用される。この製造
方法において、人工石は化粧層の成形材料を最初に散布
してこれの上にバリヤ層及び基材層成形材料を積層して
プレス成形する場合に限らず、これと逆の順序で各層成
形材料を積層してプレス成形することも含まれる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明におけるバリヤ層は、ガス
等を遮断する能力を有する材料、例えば、高密度ポリエ
チレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、アクリル樹脂、
ポリエチレンテレフタレート、6−ナイロン、66−ナ
イロン、ポリイミド、及びポリビニルアルコール等の樹
脂性フィルム或いはシートが用いられる。これらは、透
明或いは着色したものが利用でき、そのフィルム厚み
は、0.01〜0.5mm以下、好ましくは0.01〜
0.05mm以下である。基材層として用いられる樹脂
が、例えばフェノール樹脂を含む場合に、当該樹脂が硬
化するときに発生する前記ガス成分はバリヤ層によって
遮断することができ、従って、化粧層に黄変が生ずる虞
を回避する。そのため、化粧層には、透明な粒状体も利
用することが可能となり、意匠的に優れた外観を表出で
きる人工石を得ることができる。
【0012】なお、黄変以外に人工石の性状を阻害する
事項としては、硬化阻害、接着不良等が例示できる。接
着不良においては、フェノール樹脂のフェノール、ホル
ムアルデヒド、水、メラミン樹脂におけるホルムアルデ
ヒド、水、その他脱水縮合型の樹脂における水等が例示
できる。
【0013】前記化粧層に用いられる粒状体としては、
ケイ砂、天然砂、陶器破砕粒子、セラミック粒子、マイ
カ、ガラスフリット、天然マイカ、寒水石、シリカ等の
無機質粒状体が主として挙げられ、着色されていても透
明であっても良い。また、これらは、1〜20重量%の
透明な樹脂、例えば、アクリル系、ポリエステル系、ウ
レタン系、メラミン系、フェノール系、エポキシ系、フ
ッ素系等の樹脂でコーティング又は混合される。粒状体
を樹脂でコーティングした場合は、成形後の化粧層はこ
れらが点接触結合となって各粒状体相互間に隙間が形成
される。従って、化粧層においても使用樹脂量が低減さ
れ、ひいては防火性を向上させることが可能となる。
【0014】ここで、コーティングされた粒状体相互間
が点接触結合している状態とは、粒状体同士が直接点接
触している状態であってもよいし、樹脂材料を介して接
触している状態であってもよい。化粧層においては、粒
状体は成形後の表面がコーティング樹脂で濡れた状態と
なり、且つ、透明な粒状体を採用すれば、深み、立体感
を外観上に表出する。また、前記隙間と接している領域
においては、光の反射が良好に行われて一層の輝きを表
出することとなる。
【0015】前記粒状体の粒径は0.1〜5mmのものが
採用される。但し、外観と表面平滑精度を良好に維持す
る上では、0.1〜2mmの粒径を有する粒状体を採用す
ることが好ましい。これらの粒状体は、粒間隙間が10
〜50体積%、好ましくは30〜40体積%確保できる
ようにプレス成形される。粒間隙間が10体積%未満で
は隙間と接する領域での光の反射に基づく輝きを不足す
る一方、50体積%を超えると強度的な信頼性を低下す
る傾向が強まるためである。また、粒間隙間を30〜4
0体積%の範囲とした場合には、防火性能と強度との両
立が達成される。粒状体をコーティングする樹脂量は、
前述した範囲の中でも、2〜10重量%に設定すること
が準不燃性を達成する上で好ましい。また、化粧層全体
としての層厚は、0.5〜20mmが例示できる。
【0016】前記基材層は熱硬化性樹脂と無機質粒状体
とからなる層である。ここで熱硬化性樹脂はフェノール
樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂等の汎用の樹脂が使用できるが、コスト面及び耐
火性の観点からはフェノール樹脂を用いることが好まし
い。無機質粒状体についても樹脂同様に汎用の製品が使
用可能であり、例えば、炭酸カルシウム、酸化チタン、
酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、マイカ、珪
砂、天然砂、各種セラミック粒子、ガラス粉砕物、フラ
イアッシュ、スラグ等が挙げられ、特に、軽量化には焼
成膨張頁岩、ALC粉砕物、天然火山礫、パーライト、
ガラス発泡体及びシラスバルーン等をそれぞれ単独或い
は混合して用いることができるが、工程作業性から無機
質粒状体はフライアッシュとガラス粉体造粒発泡体若し
くは天然火山礫の混合物が好ましい。基材層の混合比は
強度発現性、軽量性、混合性及びコストの観点から、フ
ライアッシュ100重量部に対してガラス粉体造粒発泡
体若しくは天然火山礫50〜200重量部、及びフェノ
ール樹脂が5〜25重量部を設定できる。嵩密度は0.
1g/cm3〜1.0g/cm3の範囲が好ましい。0.1g/cm3
未満では成形体の強度が不十分となる一方、1.0g/cm
3を越えると軽量性が損なわれるためである。また、要
求強度に対応するために、基材層に補強層を設けること
もできる。補強材としては、主にコストと物性発現性か
らガラス繊維が推奨されるが、カーボン繊維、金属繊維
等の無機質繊維、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ビ
ニロン繊維、アラミド繊維等の有機質繊維についても利
用可能である。工程的には収束されたストランド状のガ
ラス繊維を基材層材料中に切断散布分散して補強層を構
成するか、又は、熱硬化性樹脂をプリプレグ処理したガ
ラス繊維、不織布、編布を最外層に積層する方法も適用
できる。
【0017】本発明における人工石は、化粧層と基材層
との間に隠蔽層を設ける構成も採用される。この場合、
前記バリヤ層は隠蔽層と基材層との間に配置される。ま
た、必要に応じて、化粧層の表面に保護フィルム等から
なる表層を積層することもできる。表層は、ポリエチレ
ンテレフタレート、塩化ビニル、ポリエステル、アクリ
ル、ABS及びPS等のシート材が採用される他、アク
リル、ポリエステル、ウレタン等の塗膜により成形する
こともできる。これらの樹脂材料で成形される表層の肉
厚もしくは膜厚は、0.05〜1.0mmとすることが好
ましく、準不燃性を達成する上では、0.05〜0.4
mmに設定することが更に好ましい。表層を設ける構成で
は、化粧層表面の保護や、深み、立体感が出る等の外観
性能をより向上させることができる。
【0018】本発明に係る人工石10の層構造として
は、図1に示されるように、下方から上方に向かって表
層11、化粧層12、隠蔽層13、バリヤ層14、基材
層15及び補強層16とにより構成することができる。
化粧層12は、図2に拡大して示されるように、粒状体
12Aに樹脂12Bをコーティングしたものを点接触結
合し、各粒状体12A相互間に隙間Sが設けられるよう
に成形されている。なお、これらの各層構造は限定的な
ものではなく、本発明に係る人工石10の利用目的等に
応じて種々の層構造を採用することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と共に説明す
る。
【0020】実施例1 表面を塗装された50μmのポリエチレンテレフタレー
トフィルム(東レ株式会社製)の片側面にポリエチレン
系ホットメルト接着剤を50μm厚塗布し、これを金属
板上に配置して表層11を設けるようにした。この上
に、化粧層12として、粒径0.5〜1.5mmのガラス
粒からなる粒状体12Aを、アクリル系樹脂12Bで3
重量%コーティングし、1.6Kg/m2散布した。そし
て、隠蔽層13として粒径0.5〜1.0mmの陶器破砕
物を3重量%のアクリル系樹脂でコーティングしたもの
を0.56Kg/m2散布した。次いで、バリヤ層14を構
成する0.2mm厚のポリスチレンシート(新日化ポリマ
ー株式会社製)を配置した。この積層物に、基材層15
として、ブレーン値2350m2/gのフライアッシュ(東
北発電工業株式会社製)100重量部に、粒径0.3〜
1.2mmのガラス粉体造粒発泡体(サンライト株式会社
製)100重量部と粗充填嵩密度0.35g/cm3の粉末
ノボラック型フェノール樹脂(NK−7001,新日鐵
化学株式会社製)35重量部からなる樹脂混合組成物を
3.2kg/m2散布積層し、更にその上に、補強層16と
して、繊維径13μm、番手2400texのガラス繊維
ロービング(RS−240PR−348CS、日東紡株
式会社製)を繊維長38mmに切断したチョップドストラ
ンド300g/m2と前記樹脂組成物1.4kg/m2を順次散
布積層した。前記積層物を熱プレスに入れ、温度160
℃、圧力20kgf/cm2、時間10分間の条件で熱圧成形
して、厚さ7mmの人工石を得た。このようにして得られ
た表面石目調の人工石において、化粧層の変色、異物混
入は全く見られなかった。この物性試験結果を図3に示
す。
【0021】実施例2 実施例1と同様の条件で、基材層15のガラス粉体造粒
発泡体に代えて天然火山礫(嵩密度0.4kg/cm3)を用
いて表面石目調の人工石を成形した。その物性試験結果
を図3に示す。
【0022】実施例3 化粧層12として、0.5〜1.5mmの透明なガラス粒
及び着色ガラス粒からなる粒状体をポリエステル樹脂3
重量%でコーティングし、厚さ2mm程度となるように散
布した。また、補強層16としてガラス繊維チョップド
ストランドに代えて40重量%のフェノール樹脂を含浸
したガラスクロスプリプレグ(140g/m2、EM−9
0)を散布した。そして、化粧層12及びバリヤ層14
の散布積層物の上に、基材層15を形成する樹脂混合組
成物を4.6kg/m2散布した後、前記ガラスクロスプリ
プレグを配置し、実施例1と同様に熱圧成形して表面石
目調の人工石を得た。得られた人工石の物性試験結果を
図3に示す。
【0023】実施例4 実施例1と同様の条件で、基材層15のガラス粉体造粒
発泡体に代えて、天然火山礫(嵩密度0.4kg/cm3)を
用い、更に、実施例3と同様にフェノール樹脂を含浸し
たガラスクロスプリプレグを補強材として用いて表面石
目調の人工石を成形した。その物性試験結果を図3に示
す。
【0024】実施例5 実施例1のポリスチレンシートに代えて、0.2mm厚さ
のアクリル樹脂シートを用いてバリヤ層14を構成し、
また、化粧層12として0.5〜1.5mmの寒水石及び
着色ケイ砂からなる粒状体を、シリコン変性アクリル樹
脂3重量%でコーティングし、厚さ2mm程度となるよう
に散布して表面石目調の人工石を成形した。その物性試
験結果は図3に示す通りであり、特に、表面意匠性はポ
リスチレンシートの場合と同様、変色のない美麗なもの
が得られた。
【0025】実施例6 実施例1のバリヤ層14のポリスチレンシートに代え
て、0.05mm厚さの66−ナイロンフィルムを用い、
また、化粧層12として、0.5〜1.5mmの透明ガラ
ス粒及び着色ケイ砂からなる粒状体にメラミン系樹脂3
重量%をコーティングし、厚さ2mm程度となるように散
布して人工石を成形した。その物性試験結果は図3に示
す通りであり、特に表面意匠性はポリスチレンシートの
場合と同様、変色のない美麗なものが得られた。
【0026】実施例7 実施例1のポリスチレンシートに代えて、0.05mm厚
さのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ株式会
社製)を用いてバリヤ層14を構成し、表面石目調の人
工石を成形した。このときの熱圧成形条件は、170
℃、圧力20kgf/cm2、時間10分間とした。その物性
試験結果は図3に示す通りであり、表面意匠性に優れた
ものができた。
【0027】実施例8 実施例1の基材層15に代えて、未硬化のノボラック系
フェノール樹脂を7重量%被覆したガラス粉体造粒発泡
体4.0kg/m2を、表層11、化粧層12、隠蔽層1
3、ポススチレンシートのバリヤ層14の順で構成され
た積層物上に、散布積層した。ここで、化粧層12は、
0.1mm以下の寒水石及び透明ガラス粒にアクリル系樹
脂8重量%を混合し、厚さ1.0mm程度となるように散
布した。この積層物上に実施例3と同様にガラスプリプ
レグを配置し、温度170℃、圧力18kgf/cm2、時間
15分間の条件で熱圧成形して厚さ10mmの表面石目調
の人工石を得た。その物性試験結果を図3に示す。
【0028】比較例1 前述のバリヤ層14を除いて前記実施例1と同様にして
人工石を成形した。その物性試験結果を図3に示す。試
験結果から明らかなように、この人工石においては、成
形後に化粧層全面に亘って黄変が見られ、実用品として
提供困難なものとなった。
【0029】比較例2 実施例8と同様の条件で、バリヤ層14を除いて板状人
工石を作成した。その物性試験結果を図3に示す。この
人工石も化粧層前面に亘って黄変が観察され、製品価値
を損なうものとなった。
【0030】なお、前記実施例においては、基材層にお
けるフェノール樹脂の硬化によって化粧層に生じる変色
を防止する場合を説明したが、本発明はこれに限定され
るものではない。例えば、基材層以外の層に変色等の問
題を生じさせ得るような材料が用いられているときは、
当該層と化粧層との間にバリヤ層を配置する構成が採用
されることとなる。また、化粧層の変色以外の性状阻害
事項にも適用でき、例えば、硬化阻害、接着不良等を生
じさせ得るガス等の流通を遮断することも可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され且つ作
用するので、これによると、期待される装飾的外観を得
ることはもとより、特に、基材層として用いられる樹脂
によって生じ得る化粧層の色変化を有効に防止すること
が可能となる。また、化粧層に用いられる粒状体の選択
範囲も狭められることなく採用することが可能となり、
得られる人工石に多様性を付与することができる。しか
も、全体としての軽量化を図りつつ一定の強度の維持を
も併せて実現できる、という従来にない優れた効果を奏
する人工石及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例に対応した人工石の部分断面図
である。
【図2】 前記実施例における化粧層の拡大断面図であ
る。
【図3】 実施例と比較例の物性試験結果を示す図表で
ある。
【図4】 従来の人工石を説明するための部分断面図で
ある。
【符号の説明】
10・・・人工石、12・・・化粧層、12A・・・粒
状体、14・・・バリヤ層、15・・・基材層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 19/02 B32B 19/02 27/04 27/04 A 27/42 101 27/42 101 31/20 9349−4F 31/20 // B29K 101:10 B29L 9:00 (72)発明者 小田 勝利 東京都中央区新川2丁目31番1号 新日鐵 化学株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧層と、この化粧層の一方の面に一層
    以上の層を積層し、少なくとも一層の樹脂含有の基材層
    を積層してなる人工石において、前記化粧層と前記基材
    層との間にバリヤ層を配置したことを特徴とする人工
    石。
  2. 【請求項2】 粒状体を透明な樹脂材料でコーティング
    してこれらを点接触結合してなる化粧層と、この化粧層
    にバリヤ層を介して積層された熱硬化性樹脂と無機質粒
    状体とからなる基材層とを備えたことを特徴とする人工
    石。
  3. 【請求項3】 化粧層と、この化粧層に積層された基材
    層とにより成形される人工石の製造方法において、前記
    化粧層の成形材料と、前記基材層成形材料との間にバリ
    ヤ層を挟むように、これらを積層して熱圧成形すること
    を特徴とする人工石の製造方法。
JP8113318A 1996-05-08 1996-05-08 人工石及びその製造方法 Withdrawn JPH09295392A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006079310A1 (de) * 2005-01-27 2006-08-03 Iistone Gmbh Stein-glas-element mit diffusionssperre
EP3630703A1 (en) * 2017-06-02 2020-04-08 Tundra Composites, LLC Surface modified inorganic particulate in sintered products

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WO2006079310A1 (de) * 2005-01-27 2006-08-03 Iistone Gmbh Stein-glas-element mit diffusionssperre
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