JPH09295729A - 帯状材の通板方向変換装置 - Google Patents
帯状材の通板方向変換装置Info
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- JPH09295729A JPH09295729A JP10982396A JP10982396A JPH09295729A JP H09295729 A JPH09295729 A JP H09295729A JP 10982396 A JP10982396 A JP 10982396A JP 10982396 A JP10982396 A JP 10982396A JP H09295729 A JPH09295729 A JP H09295729A
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- tension
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2301/00—Handling processes for sheets or webs
- B65H2301/30—Orientation, displacement, position of the handled material
- B65H2301/34—Modifying, selecting, changing direction of displacement
- B65H2301/342—Modifying, selecting, changing direction of displacement with change of plane of displacement
- B65H2301/3423—Modifying, selecting, changing direction of displacement with change of plane of displacement by travelling an angled curved path section for overturning and changing feeding direction
Landscapes
- Advancing Webs (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】浮上量の変動を抑制することで、帯状材の片寄
りや蛇行の発生を防止可能なヘリカルフロータ式の通板
方向変換装置を提供することを課題とする。 【解決手段】走行する鋼帯6を所定の巻付け角をもって
巻き掛けるフロータ1を備え、そのフロータ1から噴き
出す流体により上記鋼帯6を浮上支持することで非接触
状態で通板方向を変換する装置に対し、鋼帯6に張力を
付与するためにブライドルロール2,3を設け、また、
フロータ1表面からの鋼帯6の浮上量を検出するために
浮上量検出器15を設ける。そしてコントローラ8にお
いて、浮上量検出器15が検出した鋼帯6の浮上量と目
標浮上量との偏差がゼロとなるように上記ブライドルロ
ール2,3を介して上記鋼帯6の張力を調整する。
りや蛇行の発生を防止可能なヘリカルフロータ式の通板
方向変換装置を提供することを課題とする。 【解決手段】走行する鋼帯6を所定の巻付け角をもって
巻き掛けるフロータ1を備え、そのフロータ1から噴き
出す流体により上記鋼帯6を浮上支持することで非接触
状態で通板方向を変換する装置に対し、鋼帯6に張力を
付与するためにブライドルロール2,3を設け、また、
フロータ1表面からの鋼帯6の浮上量を検出するために
浮上量検出器15を設ける。そしてコントローラ8にお
いて、浮上量検出器15が検出した鋼帯6の浮上量と目
標浮上量との偏差がゼロとなるように上記ブライドルロ
ール2,3を介して上記鋼帯6の張力を調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷延鋼板等からな
る帯状材の通板方向の変換に係り、走行する帯状材をヘ
リカル状に巻き掛け且つ非接触状態で通板方向を変換す
る通板方向変換装置に関するものである。
る帯状材の通板方向の変換に係り、走行する帯状材をヘ
リカル状に巻き掛け且つ非接触状態で通板方向を変換す
る通板方向変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】走行する帯状材をヘリカル状にフロータ
に巻き掛け且つ非接触状態で通板方向を変換する、所謂
ヘリカルフロータ式の通板方向変換装置は、非接触状態
で帯状材の通板方向を変換できると共に、ベンドフロー
タ式の通板方向変換装置に比べて通板変換方向の自由度
が大きい。
に巻き掛け且つ非接触状態で通板方向を変換する、所謂
ヘリカルフロータ式の通板方向変換装置は、非接触状態
で帯状材の通板方向を変換できると共に、ベンドフロー
タ式の通板方向変換装置に比べて通板変換方向の自由度
が大きい。
【0003】このため、この種の通板方向変換装置は、
近年、色々なプロセスラインで採用され、特に、二以上
の工程を連続させることが省力化や歩留り向上等に大き
な効果があることから、パスラインの延在方向が異なる
二つのプロセスを連続させるケースも増えている。そし
て、非接触すなわち擦り疵が生じることなく帯状材の通
板方向を変換可能な点で、上記ヘリカルフロータ式の通
板方向変換装置は有用とされている。
近年、色々なプロセスラインで採用され、特に、二以上
の工程を連続させることが省力化や歩留り向上等に大き
な効果があることから、パスラインの延在方向が異なる
二つのプロセスを連続させるケースも増えている。そし
て、非接触すなわち擦り疵が生じることなく帯状材の通
板方向を変換可能な点で、上記ヘリカルフロータ式の通
板方向変換装置は有用とされている。
【0004】従来、上記のように鋼帯等の帯状材をヘリ
カル状に浮上支持し非接触状態で通板方向を変換する装
置としては、例えば特開昭51−25274号公報等に
記載されているものが知られている。
カル状に浮上支持し非接触状態で通板方向を変換する装
置としては、例えば特開昭51−25274号公報等に
記載されているものが知られている。
【0005】この装置は、図8及び図9に示すように、
円筒状のフロータ50と、そのフロータ50表面の帯状
材巻き掛け位置(通板位置)Lに沿って設けられ所定圧
力の流体を噴き出し可能な多数の噴出孔51とを備え、
さらに、上記フロータ50に対する帯状材52の入側及
び出側に、ぞれぞれ帯状材52を案内するガイドロール
53,54を配設して構成される。
円筒状のフロータ50と、そのフロータ50表面の帯状
材巻き掛け位置(通板位置)Lに沿って設けられ所定圧
力の流体を噴き出し可能な多数の噴出孔51とを備え、
さらに、上記フロータ50に対する帯状材52の入側及
び出側に、ぞれぞれ帯状材52を案内するガイドロール
53,54を配設して構成される。
【0006】そして、搬送されてきた帯状材52は、入
側のガイドロール53に案内されて、上記フロータ50
の表面に沿って斜めに巻き掛けられ、当該フロータ50
に沿って通板する間に通板方向が変換されつつ、順次、
出側のガイドロール54を経て次工程に送られる。
側のガイドロール53に案内されて、上記フロータ50
の表面に沿って斜めに巻き掛けられ、当該フロータ50
に沿って通板する間に通板方向が変換されつつ、順次、
出側のガイドロール54を経て次工程に送られる。
【0007】ここで、上記フロータ50に巻き掛けられ
た部分の帯状材52は、噴出孔51から噴き出される流
体によってフロータ50表面から浮上支持され、フロー
タ50と非接触状態で移動する。
た部分の帯状材52は、噴出孔51から噴き出される流
体によってフロータ50表面から浮上支持され、フロー
タ50と非接触状態で移動する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の通板方向変換装置では、単にフロータ50
に帯状材52を巻き掛けて噴出する流体により浮上支持
しているだけであるので、例えば,次に示す〜のよ
うな通板条件の変動が生じたときには、フロータ50か
らの帯状材52の浮上量が変動してしまう。
ような従来の通板方向変換装置では、単にフロータ50
に帯状材52を巻き掛けて噴出する流体により浮上支持
しているだけであるので、例えば,次に示す〜のよ
うな通板条件の変動が生じたときには、フロータ50か
らの帯状材52の浮上量が変動してしまう。
【0009】 噴出孔51から噴出する流体の圧力が
変動した場合 通板方向変換装置を含む区画での加減速に伴い帯状
材に張力変動が生じた場合 通板方向変換装置に隣接する区画での加減速に伴っ
て発生する張力変動の当該通板方向変換装置を含む区画
への伝播により帯状材に張力変動が生じた場合 帯状材52の板厚や板幅寸法が変化した場合 上記のように帯状材52の浮上量が変動してしまうと、
上記入側のガイドローラ53と出側のガイドローラ54
との間の帯状材52のパスライン長が変化して、出側位
置の帯状材52が当該帯状材52の板幅方向へずれてし
まう。この浮上量の変動による板幅方向への変動は、帯
状材52を所定のラセン角をもってヘリカル状に巻き掛
けているために生じるもので、ヘリカルフロータ式の通
板方向変換装置に特有のものである。
変動した場合 通板方向変換装置を含む区画での加減速に伴い帯状
材に張力変動が生じた場合 通板方向変換装置に隣接する区画での加減速に伴っ
て発生する張力変動の当該通板方向変換装置を含む区画
への伝播により帯状材に張力変動が生じた場合 帯状材52の板厚や板幅寸法が変化した場合 上記のように帯状材52の浮上量が変動してしまうと、
上記入側のガイドローラ53と出側のガイドローラ54
との間の帯状材52のパスライン長が変化して、出側位
置の帯状材52が当該帯状材52の板幅方向へずれてし
まう。この浮上量の変動による板幅方向への変動は、帯
状材52を所定のラセン角をもってヘリカル状に巻き掛
けているために生じるもので、ヘリカルフロータ式の通
板方向変換装置に特有のものである。
【0010】即ち、上記のように浮上量が変化すると、
上記ヘリカル状にフロータ50に巻き掛けられているた
めに、帯状材52に蛇行や片寄りが発生すると共に、上
記ガイドロール53,54との摩擦による拘束も影響し
て帯状材に捩じれや斜行が生じるおそれがあるという問
題がある。例えば、浮上量が大きくなると、図10に示
すように蛇行が生じる。図10中、Δhは、目標とする
浮上量からの偏差を示し、ΔHは、そのときに生じる蛇
行量及びその方向を示している。また、上記蛇行と共
に、図11に示すように斜行も生じる。図11中、一点
鎖線は、帯状材52の片寄りに応じた、板端部の位置の
変化を示している。
上記ヘリカル状にフロータ50に巻き掛けられているた
めに、帯状材52に蛇行や片寄りが発生すると共に、上
記ガイドロール53,54との摩擦による拘束も影響し
て帯状材に捩じれや斜行が生じるおそれがあるという問
題がある。例えば、浮上量が大きくなると、図10に示
すように蛇行が生じる。図10中、Δhは、目標とする
浮上量からの偏差を示し、ΔHは、そのときに生じる蛇
行量及びその方向を示している。また、上記蛇行と共
に、図11に示すように斜行も生じる。図11中、一点
鎖線は、帯状材52の片寄りに応じた、板端部の位置の
変化を示している。
【0011】ここで、従来の通板方向変換装置では、上
記通板方向変換時の板幅方向への揺動を抑えるために、
例えば特開平4−55254号公報などに記載されるよ
うに、フロータ50表面の帯状材巻き掛け位置(通板位
置)Lに沿って帯状材52を案内するサイドプレート等
を設ける場合もあるが、帯状材52が板幅方向へ揺動す
ると、その帯状材52がサイドプレート等と擦れ合い帯
状材52の品質を落とす一因となる。
記通板方向変換時の板幅方向への揺動を抑えるために、
例えば特開平4−55254号公報などに記載されるよ
うに、フロータ50表面の帯状材巻き掛け位置(通板位
置)Lに沿って帯状材52を案内するサイドプレート等
を設ける場合もあるが、帯状材52が板幅方向へ揺動す
ると、その帯状材52がサイドプレート等と擦れ合い帯
状材52の品質を落とす一因となる。
【0012】なお、従来、ベンドフロータ式の通板方向
変換装置においては、特開平2−204264号に記載
されているように、帯状材の段付き点の通過の際に張力
制御を行うものも開示されているが、ベンドフロータ式
は、同一平面内で通板方向を変換するものであり、ヘリ
カルフロータ式のように帯状材に「ひねり」を加えて通
板方向を変換しないため、浮上量の変化は蛇行・片寄り
とは無関係である。このため、上記特開平2−2042
64号に記載されている張力制御は、単に、段付き点通
過の際に、帯状材とフロータとの非接触状態を確保する
ためだけのものであり、浮上量を目標浮上量に高精度に
制御するものではない。
変換装置においては、特開平2−204264号に記載
されているように、帯状材の段付き点の通過の際に張力
制御を行うものも開示されているが、ベンドフロータ式
は、同一平面内で通板方向を変換するものであり、ヘリ
カルフロータ式のように帯状材に「ひねり」を加えて通
板方向を変換しないため、浮上量の変化は蛇行・片寄り
とは無関係である。このため、上記特開平2−2042
64号に記載されている張力制御は、単に、段付き点通
過の際に、帯状材とフロータとの非接触状態を確保する
ためだけのものであり、浮上量を目標浮上量に高精度に
制御するものではない。
【0013】これに対して、ヘリカルフロータ式では、
上述のように、浮上量の変化により、帯状材とフロータ
表面との接触による擦り疵等の危険性以外に、蛇行発生
の危険性を有する。即ち、浮上量の変化により一旦片寄
りが発生すると、これが起因となって周期的に片寄りを
繰り返す蛇行へと発展する。これは、ライン速度が大き
いほど蛇行の振幅が大きくなるので、ライン速度を上げ
る際の阻害要因となる。また、上記片寄りの発生は、場
合によっては帯状材52の破断トラブルの原因となり、
稼働率の低下を招く要因となるという問題がある。
上述のように、浮上量の変化により、帯状材とフロータ
表面との接触による擦り疵等の危険性以外に、蛇行発生
の危険性を有する。即ち、浮上量の変化により一旦片寄
りが発生すると、これが起因となって周期的に片寄りを
繰り返す蛇行へと発展する。これは、ライン速度が大き
いほど蛇行の振幅が大きくなるので、ライン速度を上げ
る際の阻害要因となる。また、上記片寄りの発生は、場
合によっては帯状材52の破断トラブルの原因となり、
稼働率の低下を招く要因となるという問題がある。
【0014】また、浮上量が小さくなる程、フロータと
帯状材との隙間が小さくなり、帯状材を浮上させる流体
の流速が早くなって帯状材にバタツキが生じ易く板折れ
や擦り疵の原因となるが、このとき、ヘリカルフロータ
式では「ひねり」が加えられていることにより板幅方向
に傾きが生じ易く、上記擦り疵等も発生し易い。この点
からもヘリカルフロータ式では、ベンドフロータ式より
も浮上量の変動の抑制が要求される。
帯状材との隙間が小さくなり、帯状材を浮上させる流体
の流速が早くなって帯状材にバタツキが生じ易く板折れ
や擦り疵の原因となるが、このとき、ヘリカルフロータ
式では「ひねり」が加えられていることにより板幅方向
に傾きが生じ易く、上記擦り疵等も発生し易い。この点
からもヘリカルフロータ式では、ベンドフロータ式より
も浮上量の変動の抑制が要求される。
【0015】このように、ヘリカルフロータ式の通板方
向変換装置では、浮上量の制御が生産能率に大きく影響
を与えるため、ベンドフロータ式よりも遙に高精度に制
御することが要求されるが、従来のヘリカルフロータ式
の通板方向変換装置では、浮上量を高精度に制御する有
効な手段が開示されていない。従って、ライン速度を上
げる程、この装置を採用したプロセスラインにおいて頻
繁に蛇行が発生し、生産能率を大きく低下させていた。
即ち、ヘリカルフロータ式の通板方向変換装置を用いて
せっかく複数のプロセスラインを連続化させても、十分
な効果を享受できないという問題があった。
向変換装置では、浮上量の制御が生産能率に大きく影響
を与えるため、ベンドフロータ式よりも遙に高精度に制
御することが要求されるが、従来のヘリカルフロータ式
の通板方向変換装置では、浮上量を高精度に制御する有
効な手段が開示されていない。従って、ライン速度を上
げる程、この装置を採用したプロセスラインにおいて頻
繁に蛇行が発生し、生産能率を大きく低下させていた。
即ち、ヘリカルフロータ式の通板方向変換装置を用いて
せっかく複数のプロセスラインを連続化させても、十分
な効果を享受できないという問題があった。
【0016】なお、通常のラインのように鋼帯の板厚や
板幅に応じて張力を設定するだけでは、噴出する流体の
温度変化(密度変化)等による浮上量の変動は抑制でき
ない。
板幅に応じて張力を設定するだけでは、噴出する流体の
温度変化(密度変化)等による浮上量の変動は抑制でき
ない。
【0017】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、浮上量を高精度に制御することで、帯
状材の片寄りや蛇行の発生を防止して生産能率を上げる
ことが可能なヘリカルフロータ式の通板方向変換装置を
提供することを課題としている。
なされたもので、浮上量を高精度に制御することで、帯
状材の片寄りや蛇行の発生を防止して生産能率を上げる
ことが可能なヘリカルフロータ式の通板方向変換装置を
提供することを課題としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の帯状材の通板方向変換装置は、走行する帯
状材を所定のラセン角をもって巻き掛け当該帯状材の通
板方向を変換させるフロータを備え、そのフロータから
噴き出す流体により上記帯状材を浮上支持する非接触式
の通板方向変換装置において、上記フロータに巻き掛け
られた帯状材に張力を付与する張力付与装置と、フロー
タ表面からの帯状材の浮上量を検出する浮上量検出手段
と、浮上量検出手段が検出した帯状材の浮上量と目標浮
上量との偏差に基づき上記張力付与装置を介して帯状材
の張力を調整する張力調整手段とを備えることを特徴と
している。
に、本発明の帯状材の通板方向変換装置は、走行する帯
状材を所定のラセン角をもって巻き掛け当該帯状材の通
板方向を変換させるフロータを備え、そのフロータから
噴き出す流体により上記帯状材を浮上支持する非接触式
の通板方向変換装置において、上記フロータに巻き掛け
られた帯状材に張力を付与する張力付与装置と、フロー
タ表面からの帯状材の浮上量を検出する浮上量検出手段
と、浮上量検出手段が検出した帯状材の浮上量と目標浮
上量との偏差に基づき上記張力付与装置を介して帯状材
の張力を調整する張力調整手段とを備えることを特徴と
している。
【0019】この発明においては、直接、帯状材の浮上
量を検出し、その浮上量が常に目標浮上量となるように
張力を制御することで、目標値からの浮上量の変動を抑
える。
量を検出し、その浮上量が常に目標浮上量となるように
張力を制御することで、目標値からの浮上量の変動を抑
える。
【0020】ここで、フロータに巻き掛けられた帯状材
に生じている張力Tと噴出流体による圧力Pとは、力の
釣り合いから、下記(1)式のような関係がある。な
お、式を簡単にするため、下記式では、ラセン角を45
度に設定した場合を表示している。
に生じている張力Tと噴出流体による圧力Pとは、力の
釣り合いから、下記(1)式のような関係がある。な
お、式を簡単にするため、下記式では、ラセン角を45
度に設定した場合を表示している。
【0021】(T/W)=2・R・P ・・・(1) ここで、 W:帯状材の幅 R:帯状材のフロータ巻き掛け位置での曲率半径 を表している。
【0022】また、上記圧力Pは、帯状材の浮上量hと
噴出流量Qにより下記(2)式のように表現できる。 P=ζQ2 /{2・(L・h)2 } ・・・(2) ここで、 ζ:比例定数 L:帯状材のフロータへの巻き掛け長さ を表している。
噴出流量Qにより下記(2)式のように表現できる。 P=ζQ2 /{2・(L・h)2 } ・・・(2) ここで、 ζ:比例定数 L:帯状材のフロータへの巻き掛け長さ を表している。
【0023】従って、上記二つの式から、張力Tと浮上
量hとは、次のような比例関係にあることが分かる。 T ∝1/(h2 ) ・・・(3) これにより、浮上量の値は、張力値に変換して表現可能
であるので、張力を制御することで浮上量の変動は抑制
可能である。
量hとは、次のような比例関係にあることが分かる。 T ∝1/(h2 ) ・・・(3) これにより、浮上量の値は、張力値に変換して表現可能
であるので、張力を制御することで浮上量の変動は抑制
可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本実施の形態では、帯状体
として鋼帯6を例に説明する。
に基づいて説明する。なお、本実施の形態では、帯状体
として鋼帯6を例に説明する。
【0025】まず構成について説明すると、本実施の形
態の通板方向変換装置では、図1に示すように、装置本
体を構成するフロータ1の入側及び出側に張力付与装置
を構成するブライドルロール2,3が配設されている。
態の通板方向変換装置では、図1に示すように、装置本
体を構成するフロータ1の入側及び出側に張力付与装置
を構成するブライドルロール2,3が配設されている。
【0026】上記フロータ1は、図2に示すように、そ
の本体の外観形状が円筒形状をしている。そのフロータ
1の表面には、例えば45度のラセン角に沿ってヘリカ
ル状に延在する鋼帯6巻き掛け位置(鋼帯6の通板方
向)Lに、多数の噴出孔4が開設されている。各噴出孔
4は、フロータ1内部に設けられた流通路に連通し、そ
の流通路に供給される流体である気体を設定圧力で噴き
出すようになっている。
の本体の外観形状が円筒形状をしている。そのフロータ
1の表面には、例えば45度のラセン角に沿ってヘリカ
ル状に延在する鋼帯6巻き掛け位置(鋼帯6の通板方
向)Lに、多数の噴出孔4が開設されている。各噴出孔
4は、フロータ1内部に設けられた流通路に連通し、そ
の流通路に供給される流体である気体を設定圧力で噴き
出すようになっている。
【0027】ここで、上記気体は、コスト上からは空気
が好ましいが、窒素等の他の気体から構成してもよい。
また、図2では、各噴出孔4の開口形状を円形の穴とし
て図示しているが各噴出孔4をスリット状の開口部など
により形成してもよい。図2中、5aは上記流通路のう
ちの気体の流入路を、5bは流出路を表している。
が好ましいが、窒素等の他の気体から構成してもよい。
また、図2では、各噴出孔4の開口形状を円形の穴とし
て図示しているが各噴出孔4をスリット状の開口部など
により形成してもよい。図2中、5aは上記流通路のう
ちの気体の流入路を、5bは流出路を表している。
【0028】また、フロータ1の入側に配置される入側
ブライドルロール2は、4本のロール2a〜2dから構
成され、例えば、図3に示すように配置されることで、
走行する鋼帯6に所定の張力を付与可能となっている。
その各ロール2a〜2dは、それぞれ入側駆動モータ7
によって回転駆動される。
ブライドルロール2は、4本のロール2a〜2dから構
成され、例えば、図3に示すように配置されることで、
走行する鋼帯6に所定の張力を付与可能となっている。
その各ロール2a〜2dは、それぞれ入側駆動モータ7
によって回転駆動される。
【0029】上記入側駆動モータ7は、それぞれコント
ローラ8からの電流指令に応じた駆動トルクを各ロール
2a〜2dに供給する。また、上記入側駆動モータ7に
は、それぞれパルス発信器9が接続されている。パルス
発信器9は、入側駆動モータ7の駆動軸の回転から各ロ
ール2a〜2dの回転数を検知し、その検知信号(パル
ス信号)をコントローラ8に供給可能となっている。
ローラ8からの電流指令に応じた駆動トルクを各ロール
2a〜2dに供給する。また、上記入側駆動モータ7に
は、それぞれパルス発信器9が接続されている。パルス
発信器9は、入側駆動モータ7の駆動軸の回転から各ロ
ール2a〜2dの回転数を検知し、その検知信号(パル
ス信号)をコントローラ8に供給可能となっている。
【0030】また、上記入側ブライドルロール2とフロ
ータ1との間には、張力検出手段を構成する、2本のデ
フレクタロール10及びテンションメータロール11が
配置されている。その2本のデフレクタロール10とテ
ンションメータロール11とは、鋼帯6のパスラインに
沿って千鳥状に配置され、2本のデフレクタロール10
間に位置する鋼帯6に上方からテンションメータロール
11を当接することで、当該テンションメータロール1
1により、入側ブライドルロール2と出側ブライドルロ
ール3との間の鋼帯6の張力が検知可能となっている。
ータ1との間には、張力検出手段を構成する、2本のデ
フレクタロール10及びテンションメータロール11が
配置されている。その2本のデフレクタロール10とテ
ンションメータロール11とは、鋼帯6のパスラインに
沿って千鳥状に配置され、2本のデフレクタロール10
間に位置する鋼帯6に上方からテンションメータロール
11を当接することで、当該テンションメータロール1
1により、入側ブライドルロール2と出側ブライドルロ
ール3との間の鋼帯6の張力が検知可能となっている。
【0031】そのテンションメータロール11には、ロ
ードセル12が取り付けられ、そのロードセル12は、
テンションメータロール11に負荷された鋼帯6の張力
に応じた荷重を検出し、その検出信号を、コントローラ
8に供給可能となっている。
ードセル12が取り付けられ、そのロードセル12は、
テンションメータロール11に負荷された鋼帯6の張力
に応じた荷重を検出し、その検出信号を、コントローラ
8に供給可能となっている。
【0032】また、フロータ1の出側に配置される出側
ブライドルロール3も、上記入側ブライドルロール2と
同じ装置構成をしている。即ち、4本のロール3a〜3
dから構成されて、走行する鋼帯6に所定の張力を付与
可能となっている。その各ロール3a〜3dは、それぞ
れ出側駆動モータ13によって回転駆動される。さら
に、上記出側駆動モータ13にはそれぞれパルス発信器
14が接続され、そのパルス発信器14は、各ロール3
a〜3dの回転数を検知して、その検知信号をコントロ
ーラ8に供給可能となっている。
ブライドルロール3も、上記入側ブライドルロール2と
同じ装置構成をしている。即ち、4本のロール3a〜3
dから構成されて、走行する鋼帯6に所定の張力を付与
可能となっている。その各ロール3a〜3dは、それぞ
れ出側駆動モータ13によって回転駆動される。さら
に、上記出側駆動モータ13にはそれぞれパルス発信器
14が接続され、そのパルス発信器14は、各ロール3
a〜3dの回転数を検知して、その検知信号をコントロ
ーラ8に供給可能となっている。
【0033】上記出側駆動モータ13は、コントローラ
8からの電流指令値に応じた駆動トルクで回転するよう
になっている。また、上記鋼帯6の巻き掛け方向に沿っ
て複数箇所、浮上量検出器15が設置されている。本実
施の形態では、上記浮上量検出器15の設置位置は、図
4に示すように、フロータ1に巻き掛けられる鋼帯6の
入側位置及び出側位置の各板幅方向両端部a,d,c,
fと、巻き掛けの長手方向中央部での板幅方向両端部
b,eの計6か所である。その各浮上量検出器15は、
レーザ変位計から構成されて、図5に示すように、鋼帯
6の外面に外側から対向して配置された検出器本体15
aと、その検出器本体15aをフロータ1表面に支持す
るブラケット15bとからなる。そして、対象とする各
検出位置a〜fでの鋼帯6の浮上量を検出し、コントロ
ーラ8に供給可能となっている。
8からの電流指令値に応じた駆動トルクで回転するよう
になっている。また、上記鋼帯6の巻き掛け方向に沿っ
て複数箇所、浮上量検出器15が設置されている。本実
施の形態では、上記浮上量検出器15の設置位置は、図
4に示すように、フロータ1に巻き掛けられる鋼帯6の
入側位置及び出側位置の各板幅方向両端部a,d,c,
fと、巻き掛けの長手方向中央部での板幅方向両端部
b,eの計6か所である。その各浮上量検出器15は、
レーザ変位計から構成されて、図5に示すように、鋼帯
6の外面に外側から対向して配置された検出器本体15
aと、その検出器本体15aをフロータ1表面に支持す
るブラケット15bとからなる。そして、対象とする各
検出位置a〜fでの鋼帯6の浮上量を検出し、コントロ
ーラ8に供給可能となっている。
【0034】ここで、本実施の形態では、上記浮上量検
出器15をレーザ変位計から構成しているが、これに限
定されず、超音波計等であってもよい。また、上記説明
では、フロータ1の外側に浮上量検出器を設けた例を説
明しているが、フロータ1の内側(図5中20の位置)
に配置してもよい。さらには、側方から鋼帯6の浮上量
を検出するようにしてもよい。
出器15をレーザ変位計から構成しているが、これに限
定されず、超音波計等であってもよい。また、上記説明
では、フロータ1の外側に浮上量検出器を設けた例を説
明しているが、フロータ1の内側(図5中20の位置)
に配置してもよい。さらには、側方から鋼帯6の浮上量
を検出するようにしてもよい。
【0035】コントローラ8は、図6に示すように、主
に、浮上量演算器8A、浮上量偏差算出器8B、張力設
定値演算器8C、張力制御装置8D、入側及び出側の速
度制御装置8E,8G、入側及び出側の電流制御装置8
F,8Hから構成される。
に、浮上量演算器8A、浮上量偏差算出器8B、張力設
定値演算器8C、張力制御装置8D、入側及び出側の速
度制御装置8E,8G、入側及び出側の電流制御装置8
F,8Hから構成される。
【0036】上記浮上量演算器8Aでは、6個の浮上量
検出器15から各浮上量信号a〜fを入力し、下記
(4)式によって幾何学的な荷重平均した、平均浮上量
hAVE を算出して当該平均浮上量hAVE を浮上量偏差算
出器8Bに供給する。
検出器15から各浮上量信号a〜fを入力し、下記
(4)式によって幾何学的な荷重平均した、平均浮上量
hAVE を算出して当該平均浮上量hAVE を浮上量偏差算
出器8Bに供給する。
【0037】 hAVE =(a+2b+c+d+2e+f)/8 ・・・(4) 浮上量偏差算出器8Bでは、上記供給された平均浮上量
hAVE から目標浮上量HREF を減算して浮上量偏差Δh
を求め、その浮上量偏差Δhを張力設定値演算器8Cに
供給する。
hAVE から目標浮上量HREF を減算して浮上量偏差Δh
を求め、その浮上量偏差Δhを張力設定値演算器8Cに
供給する。
【0038】張力設定値演算器8Cでは、下記(5)式
に基づいて、浮上量偏差Δhを対応する張力値TM に変
換し、その求めた張力値TM を補正張力値として第1加
算器8Jに供給する。
に基づいて、浮上量偏差Δhを対応する張力値TM に変
換し、その求めた張力値TM を補正張力値として第1加
算器8Jに供給する。
【0039】 TM =K・{1/(Δh)2 } ・・・(5) ここで、上記Kは比例定数である。また上記式は、上述
の(3)式に基づくものである。
の(3)式に基づくものである。
【0040】第1加算器8Jでは、ロードセル12から
の荷重信号により鋼帯6に付与されている実際の張力を
求め、その張力に上記補正張力値TM を加算し、加算し
た張力を張力制御装置8Dに供給する。
の荷重信号により鋼帯6に付与されている実際の張力を
求め、その張力に上記補正張力値TM を加算し、加算し
た張力を張力制御装置8Dに供給する。
【0041】張力制御装置8Dでは、供給された張力を
対応する速度指令値に変換して、速度補正値VM として
第2加算器8Kに供給する。第2加算器8Kでは、鋼帯
6の通板速度等から決定された基準速度指令値VRE F を
入力し、その基準速度指令値VREF に上記張力制御装置
8Dから供給された速度補正値VM を加算して出側速度
制御装置8Eに供給する。
対応する速度指令値に変換して、速度補正値VM として
第2加算器8Kに供給する。第2加算器8Kでは、鋼帯
6の通板速度等から決定された基準速度指令値VRE F を
入力し、その基準速度指令値VREF に上記張力制御装置
8Dから供給された速度補正値VM を加算して出側速度
制御装置8Eに供給する。
【0042】出側速度制御装置8Eでは、入力した速度
指令値を電流指令値に変換して出側電流制御装置8Fに
供給し、出側電流制御装置8Fは、供給された電流指令
値に応じた電流値で出側ブライドルロール3の駆動モー
タ13を駆動する。
指令値を電流指令値に変換して出側電流制御装置8Fに
供給し、出側電流制御装置8Fは、供給された電流指令
値に応じた電流値で出側ブライドルロール3の駆動モー
タ13を駆動する。
【0043】なお、上記出側速度制御装置8Eは、出側
駆動モータ13に接続されたパルス発信器14からの信
号に基づき速度指令のフィードバック制御を行ってい
る。また、上記電流制御装置8Fも電流値のフィードバ
ック制御を行っている。
駆動モータ13に接続されたパルス発信器14からの信
号に基づき速度指令のフィードバック制御を行ってい
る。また、上記電流制御装置8Fも電流値のフィードバ
ック制御を行っている。
【0044】一方、入側速度制御装置8Gには、上記基
準速度指令値VREF が供給される。その入側速度制御装
置8Gでは、入力した速度指令値を電流指令値に変換し
て入側電流制御装置8Hに供給し、入側電流制御装置8
Hは、供給される電流指令値に応じた電流値で入側ブラ
イドルロール2の駆動モータ7を駆動する。
準速度指令値VREF が供給される。その入側速度制御装
置8Gでは、入力した速度指令値を電流指令値に変換し
て入側電流制御装置8Hに供給し、入側電流制御装置8
Hは、供給される電流指令値に応じた電流値で入側ブラ
イドルロール2の駆動モータ7を駆動する。
【0045】なお、上記入側速度制御装置8Gは、入側
駆動モータ7に接続されたパルス発信器9からの信号に
基づき速度指令のフィードバック制御を行っている。ま
た、上記電流制御装置8Hも電流値のフィードバック制
御を行っている。
駆動モータ7に接続されたパルス発信器9からの信号に
基づき速度指令のフィードバック制御を行っている。ま
た、上記電流制御装置8Hも電流値のフィードバック制
御を行っている。
【0046】このように、コントローラ8は、入側ブラ
イドルロール2の回転速度を基準として出側ブライドル
ロール3の回転速度を調整することで、フロータ1に巻
き掛けられた両ブライドルロール2,3間の鋼帯6に所
定張力が付与可能となっていると共に、その張力を浮上
量偏差Δhに基づき調整するようになっている。
イドルロール2の回転速度を基準として出側ブライドル
ロール3の回転速度を調整することで、フロータ1に巻
き掛けられた両ブライドルロール2,3間の鋼帯6に所
定張力が付与可能となっていると共に、その張力を浮上
量偏差Δhに基づき調整するようになっている。
【0047】ここで、上記コントローラ8及び張力検出
手段によって張力調整手段が構成される。次に、上記通
板方向変換装置の動作や作用などについて説明する。
手段によって張力調整手段が構成される。次に、上記通
板方向変換装置の動作や作用などについて説明する。
【0048】鋼帯6は、順次、入側ブライドルロール2
に案内されつつフロータ1に巻き掛けられて、噴出流体
によって浮上支持されることでフロータ1と非接触状態
で通板方向が変換され、続いて、出側ブライドルロール
3に案内されて次工程に送られる。
に案内されつつフロータ1に巻き掛けられて、噴出流体
によって浮上支持されることでフロータ1と非接触状態
で通板方向が変換され、続いて、出側ブライドルロール
3に案内されて次工程に送られる。
【0049】このとき、鋼帯6の通板になんら変動がな
い定常状態、即ち、フロータ1に対する鋼帯6の平均浮
上量HAVE に目標浮上量HREF からの変動が発生してい
ない状態では、入側速度制御装置8Gは、基準速度指令
VREF に応じた電流指令値を入側駆動モータ7に供給
し、入側駆動モータ7は、基準速度指令VREF に応じた
駆動トルクで入側ブライドルロール2を回転駆動する。
い定常状態、即ち、フロータ1に対する鋼帯6の平均浮
上量HAVE に目標浮上量HREF からの変動が発生してい
ない状態では、入側速度制御装置8Gは、基準速度指令
VREF に応じた電流指令値を入側駆動モータ7に供給
し、入側駆動モータ7は、基準速度指令VREF に応じた
駆動トルクで入側ブライドルロール2を回転駆動する。
【0050】同時に、張力制御装置8Dが、ロードセル
12からの信号に基づき、現在の張力値を維持するよう
に速度補正値VM を求めて第2加算器8Kに供給し、上
記基準速度指令VREF に速度補正値VM を加算した出側
速度指令値を出側速度制御装置8Eに供給する。そし
て、その出側速度制御装置8Eが、その出側速度指令値
に応じた駆動トルクで出側駆動モータ13を駆動するこ
とで出側ブライドルロール3が所定の駆動トルクで回転
する。
12からの信号に基づき、現在の張力値を維持するよう
に速度補正値VM を求めて第2加算器8Kに供給し、上
記基準速度指令VREF に速度補正値VM を加算した出側
速度指令値を出側速度制御装置8Eに供給する。そし
て、その出側速度制御装置8Eが、その出側速度指令値
に応じた駆動トルクで出側駆動モータ13を駆動するこ
とで出側ブライドルロール3が所定の駆動トルクで回転
する。
【0051】このように、両ブライドルロール2,3が
それぞれ所定の回転トルクで駆動されることで、両ブラ
イドルロール2,3間の鋼帯6に対し一定の張力が付与
された状態が維持される。この結果、フロータ1からの
鋼帯6の浮上量が目標浮上量HREF に安定して保持さ
れ、両ブライドルロール2,3間のパスラインは安定す
る。即ち、鋼帯6の幅方向への変動が抑えられて、鋼帯
6は、目標とするパスラインに沿って安定して通板方向
が変換されて搬送される。
それぞれ所定の回転トルクで駆動されることで、両ブラ
イドルロール2,3間の鋼帯6に対し一定の張力が付与
された状態が維持される。この結果、フロータ1からの
鋼帯6の浮上量が目標浮上量HREF に安定して保持さ
れ、両ブライドルロール2,3間のパスラインは安定す
る。即ち、鋼帯6の幅方向への変動が抑えられて、鋼帯
6は、目標とするパスラインに沿って安定して通板方向
が変換されて搬送される。
【0052】上記定常状態から、鋼帯6の通板速度が変
動したり、噴出孔4からの気体の圧力が設定圧力から変
動したりすると、両ブライドルロール2,3間の鋼帯6
の張力が変動して、フロータ1からの鋼帯6の浮上量が
変化する。
動したり、噴出孔4からの気体の圧力が設定圧力から変
動したりすると、両ブライドルロール2,3間の鋼帯6
の張力が変動して、フロータ1からの鋼帯6の浮上量が
変化する。
【0053】すると、コントローラ8は、浮上量検出器
15からの信号に基づき、浮上量演算器8Aで平均浮上
量hAVE を算出し、次いで、浮上量偏差算出器8B及び
張力設定値演算器8Cにより、目標浮上量HREF からの
偏差分に応じた補正すべき補正張力値TM を算出し、現
在の張力にその補正張力を加算した張力となるように、
出側速度制御装置8E等を介して、出側ブライドルロー
ル3に付与する駆動トルクが調整される。
15からの信号に基づき、浮上量演算器8Aで平均浮上
量hAVE を算出し、次いで、浮上量偏差算出器8B及び
張力設定値演算器8Cにより、目標浮上量HREF からの
偏差分に応じた補正すべき補正張力値TM を算出し、現
在の張力にその補正張力を加算した張力となるように、
出側速度制御装置8E等を介して、出側ブライドルロー
ル3に付与する駆動トルクが調整される。
【0054】この結果、気体の圧力変動等に応じて生じ
た両ブライドルロール2,3間の鋼帯6の張力変動によ
る浮上量変動が吸収されて、浮上量が目標浮上量HREF
に保持される。これにより、両ブライドルロール2,3
間のパスライン長の変動が抑えられ当該パスラインは安
定する。
た両ブライドルロール2,3間の鋼帯6の張力変動によ
る浮上量変動が吸収されて、浮上量が目標浮上量HREF
に保持される。これにより、両ブライドルロール2,3
間のパスライン長の変動が抑えられ当該パスラインは安
定する。
【0055】即ち、気体の圧力変動などの定常状態から
の変動に合わせて、両ブライドルロール2,3間の鋼帯
6の実際の張力が自動的に調整されるので、気体の圧力
などが一時的に変化してもフロータ1からの鋼帯6の浮
上量が確実に一定に保持される。
の変動に合わせて、両ブライドルロール2,3間の鋼帯
6の実際の張力が自動的に調整されるので、気体の圧力
などが一時的に変化してもフロータ1からの鋼帯6の浮
上量が確実に一定に保持される。
【0056】さらにまた、上記定常状態から一時的に生
じた変動による浮上量の変化ばかりでなく、通板する鋼
帯6の板幅が変わるなど通板条件が変化しても、確実
に、鋼帯6の浮上量が目標浮上量HREF を保持するよう
に張力が自動的に調整されて、鋼帯6の板幅方向の変化
が抑えられパスラインは安定する。
じた変動による浮上量の変化ばかりでなく、通板する鋼
帯6の板幅が変わるなど通板条件が変化しても、確実
に、鋼帯6の浮上量が目標浮上量HREF を保持するよう
に張力が自動的に調整されて、鋼帯6の板幅方向の変化
が抑えられパスラインは安定する。
【0057】このように、本実施の形態の通板方向変換
装置では、非接触方式であっても、フロータ1による通
板方向変換時のパスラインが常に所望の位置に保持さ
れ、フロータ1出側での鋼帯6の幅方向への蛇行や片寄
りの発生を抑えることができる。この結果、焼鈍工程な
どの下流側に非接触式の通板方向変換装置を適用して二
以上の工程を連続化させても、従来よりもライン速度を
上げて操業することが可能となる。
装置では、非接触方式であっても、フロータ1による通
板方向変換時のパスラインが常に所望の位置に保持さ
れ、フロータ1出側での鋼帯6の幅方向への蛇行や片寄
りの発生を抑えることができる。この結果、焼鈍工程な
どの下流側に非接触式の通板方向変換装置を適用して二
以上の工程を連続化させても、従来よりもライン速度を
上げて操業することが可能となる。
【0058】また、鋼帯6の板厚等の変更や操業条件等
が変更しても、両ブライドルロール2,3間の鋼帯6の
張力が適正な値に自動的に調整され、当該両ブライドル
ロール2,3間の鋼帯6のパスラインが所望の位置に調
整されて安定する。
が変更しても、両ブライドルロール2,3間の鋼帯6の
張力が適正な値に自動的に調整され、当該両ブライドル
ロール2,3間の鋼帯6のパスラインが所望の位置に調
整されて安定する。
【0059】ここで、上記実施の形態では、フロータ1
の外観形状を円柱形状としているが、これに限定される
ものではない。フロータ1は、鋼帯6が巻き掛ける部分
のみが所定の略円弧形状を有していればよい。
の外観形状を円柱形状としているが、これに限定される
ものではない。フロータ1は、鋼帯6が巻き掛ける部分
のみが所定の略円弧形状を有していればよい。
【0060】また、上記張力制御では、入側ブライドル
ロール2を基準として出側ブライドルロール3の駆動ト
ルクを調整する場合について説明しているが、出側ブラ
イドルロール3を基準として入側ブライドルロール2の
駆動トルクを調整して鋼帯6に付与する張力を調整して
もよい。
ロール2を基準として出側ブライドルロール3の駆動ト
ルクを調整する場合について説明しているが、出側ブラ
イドルロール3を基準として入側ブライドルロール2の
駆動トルクを調整して鋼帯6に付与する張力を調整して
もよい。
【0061】さらに、張力付与装置は、上記のようなブ
ライドルロール2,3に限定されず、ダンサーロール
等、他の周知の張力付与装置であってもよい。このと
き、ブライドルロールとダンサーロール等とを組み合わ
せて使用してもよい。
ライドルロール2,3に限定されず、ダンサーロール
等、他の周知の張力付与装置であってもよい。このと
き、ブライドルロールとダンサーロール等とを組み合わ
せて使用してもよい。
【0062】なお、ダンサーロール及びそれに結合され
た駆動系は慣性が大きいので、張力付与装置としてダン
サーロールとブライドルロールとの両方を設けた場合に
は、浮上量偏差Δhが小さい、即ち補正すべき張力が小
さいときには、ブライドルロールで調整し、大きな浮上
量偏差Δhに対してはダンサーロールの移動で吸収する
ようにしてもよい。
た駆動系は慣性が大きいので、張力付与装置としてダン
サーロールとブライドルロールとの両方を設けた場合に
は、浮上量偏差Δhが小さい、即ち補正すべき張力が小
さいときには、ブライドルロールで調整し、大きな浮上
量偏差Δhに対してはダンサーロールの移動で吸収する
ようにしてもよい。
【0063】
【実施例】実際に、上記のような張力制御を実施した通
板方向変換装置を使用した場合と従来のように張力制御
を行わない通板方向変換装置を使用した場合について、
蛇行状況を確認してみたところ、図7に示すような結果
が得られた。図7中、Aは、本発明に基づくものであ
る。一方、Bは、比較のために従来のように張力制御を
実施しなかった場合である。
板方向変換装置を使用した場合と従来のように張力制御
を行わない通板方向変換装置を使用した場合について、
蛇行状況を確認してみたところ、図7に示すような結果
が得られた。図7中、Aは、本発明に基づくものであ
る。一方、Bは、比較のために従来のように張力制御を
実施しなかった場合である。
【0064】ここで、目標浮上量を20mmに設定し、張
力付与装置としてはブライドルロールを使用し、鋼帯は
厚さ0.6mm、板幅1200mmのものを使用し、ライン
速度を300mpm に設定した。
力付与装置としてはブライドルロールを使用し、鋼帯は
厚さ0.6mm、板幅1200mmのものを使用し、ライン
速度を300mpm に設定した。
【0065】この図7から分かるように、張力制御を実
施しないと、ライン速度を上げる程蛇行量が非常に大き
くなるが、本実施の形態の装置では、ライン速度を上げ
ても蛇行量の増加は小さく抑えられている。即ち、浮上
量を目標浮上量となるように張力を制御することで、ラ
イン速度を上げても蛇行を小さく抑えることが可能とな
ることが分かる。
施しないと、ライン速度を上げる程蛇行量が非常に大き
くなるが、本実施の形態の装置では、ライン速度を上げ
ても蛇行量の増加は小さく抑えられている。即ち、浮上
量を目標浮上量となるように張力を制御することで、ラ
イン速度を上げても蛇行を小さく抑えることが可能とな
ることが分かる。
【0066】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の帯状
材の通板方向変換装置では、フロータに巻き掛けられて
通板方向を変換する部分の帯状材の張力を浮上量の変化
に応じて調整するので、噴き出す流体の圧力が一時的に
設定圧力から変動するなど通板状態に一時的な変動が生
じてもその変動が確実に吸収される。この結果、フロー
タからの帯状材の浮上量が目標値に常に保持され、両ブ
ライドルロール間のパスラインが所望位置に維持され安
定する。
材の通板方向変換装置では、フロータに巻き掛けられて
通板方向を変換する部分の帯状材の張力を浮上量の変化
に応じて調整するので、噴き出す流体の圧力が一時的に
設定圧力から変動するなど通板状態に一時的な変動が生
じてもその変動が確実に吸収される。この結果、フロー
タからの帯状材の浮上量が目標値に常に保持され、両ブ
ライドルロール間のパスラインが所望位置に維持され安
定する。
【0067】さらに、通板する鋼帯が変換されるなど操
業条件が変換されても、確実に且つ自動的に帯状材の浮
上量が目標浮上量に制御可能となる。これによって、本
発明の帯状材の通板方向変換装置を使用して帯状材の通
板方向を変換する場合には、ライン速度を上げても、帯
状材がフロータと接触することによる擦り疵等が回避さ
れると同時に、帯状材に生じる蛇行が小さく抑えられ
て、生産能率の向上を図ることができるという効果があ
る。
業条件が変換されても、確実に且つ自動的に帯状材の浮
上量が目標浮上量に制御可能となる。これによって、本
発明の帯状材の通板方向変換装置を使用して帯状材の通
板方向を変換する場合には、ライン速度を上げても、帯
状材がフロータと接触することによる擦り疵等が回避さ
れると同時に、帯状材に生じる蛇行が小さく抑えられ
て、生産能率の向上を図ることができるという効果があ
る。
【図1】本発明の実施の形態に係る帯状材の通板方向変
換装置を示す概略構成図である。
換装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るフロータを示す図で
ある。
ある。
【図3】本発明の実施の形態に係る入側ブライドルロー
ル及び張力検出手段の構成を示す概略側面図である。
ル及び張力検出手段の構成を示す概略側面図である。
【図4】浮上量の検出位置を示す図であり、(a)はそ
の斜視図、(b)はフロータの軸方向からみた図を示し
ている。
の斜視図、(b)はフロータの軸方向からみた図を示し
ている。
【図5】浮上量の検出を示す断面図である。
【図6】コントローラのブロック図である。
【図7】ライン速度と蛇行との関係を示す図である。
【図8】従来のフロータを示す図である。
【図9】従来の帯状材の通板方向変換装置を示す図であ
る。
る。
【図10】浮上量の変動に伴う蛇行の状態を示す図であ
る。
る。
【図11】浮上量の変動に伴う斜行の状態を示す図であ
る。
る。
1 フロータ 2,3 ブライドルロール 6 鋼帯 8 コントローラ 8A 浮上量演算器 8B 浮上量偏差算出器 8C 張力設定演算器 8D 張力制御装置 8E 入側速度制御装置 8G 出側速度制御装置 12 ロードセル 15 浮上量検出器 VREF 基準速度指令 HREF 目標浮上量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤岡 和夫 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 山下 陽俊 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内
Claims (1)
- 【請求項1】 走行する帯状材を所定のラセン角をもっ
て巻き掛け当該帯状材の通板方向を変換させるフロータ
を備え、そのフロータから噴き出す流体により上記帯状
材を浮上支持する非接触式の通板方向変換装置におい
て、 上記フロータに巻き掛けられた帯状材に張力を付与する
張力付与装置と、フロータ表面からの帯状材の浮上量を
検出する浮上量検出手段と、浮上量検出手段が検出した
帯状材の浮上量と目標浮上量との偏差に基づき上記張力
付与装置を介して帯状材の張力を調整する張力調整手段
とを備えることを特徴とする帯状材の通板方向変換装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10982396A JPH09295729A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 帯状材の通板方向変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10982396A JPH09295729A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 帯状材の通板方向変換装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09295729A true JPH09295729A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14520120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10982396A Pending JPH09295729A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 帯状材の通板方向変換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09295729A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013245027A (ja) * | 2012-05-23 | 2013-12-09 | Bellmatic Ltd | バッファ装置 |
| US9862560B2 (en) | 2014-05-28 | 2018-01-09 | Ihi Corporation | Tension control device |
-
1996
- 1996-04-30 JP JP10982396A patent/JPH09295729A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013245027A (ja) * | 2012-05-23 | 2013-12-09 | Bellmatic Ltd | バッファ装置 |
| US9862560B2 (en) | 2014-05-28 | 2018-01-09 | Ihi Corporation | Tension control device |
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