JPH09296997A - 熱交換器用銅又は銅合金管 - Google Patents

熱交換器用銅又は銅合金管

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JPH09296997A
JPH09296997A JP11103196A JP11103196A JPH09296997A JP H09296997 A JPH09296997 A JP H09296997A JP 11103196 A JP11103196 A JP 11103196A JP 11103196 A JP11103196 A JP 11103196A JP H09296997 A JPH09296997 A JP H09296997A
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JP
Japan
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copper
corrosion
copper alloy
ant nest
roller burnishing
Prior art date
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Pending
Application number
JP11103196A
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English (en)
Inventor
Takashi Kuriyama
隆 栗山
Yoshinobu Tsuzaki
好信 津崎
Michihiko Niwa
充彦 丹羽
Ryoichi Ozaki
良一 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機物を多量に使用するような特殊な使用環
境においても、蟻の巣状腐食の発生を防止することがで
きると共に、鋳造時における生産性が優れた熱交換器用
銅又は銅合金管を提供する。 【解決手段】 熱交換器用銅又は銅合金管はその表面に
ローラバニシング加工が施されているものである。ま
た、熱交換器用銅合金管はMnを0.01乃至2.0重
量%含有し、表面にローラバニシング加工が施されてい
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器用の伝熱
管及びその他の配管に使用される銅又は銅合金管に関
し、特に熱交換器の保管中又は使用中において希に発生
する蟻の巣状腐食を防止することができると共に、鋳造
時における生産性が優れた熱交換器用銅又は銅合金管に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱交換器用の伝熱管及び配管に
は、一般的に、曲げ加工性及びろう付け性が良好である
りん脱酸銅が広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の銅又は銅合金製の伝熱管等の保管中又は使用中に、銅
又は銅合金管が蟻の巣状に腐食されることによって、漏
洩事故が発生することがある。銅管に発生する蟻の巣状
腐食とは、銅管表面の微細な腐食孔から、蟻の巣が広が
るように進行する特異な形質の腐食を表している。この
ような腐食は、有機物が加水分解して生成するカルボン
酸(蟻酸又は酢酸等)によって発生することが確認され
ている。
【0004】このような蟻の巣状腐食による漏洩事故は
従来においても希に発生しており、例えば、所定量のM
nが添加された銅合金を管材に使用することにより、蟻
の巣状腐食を低減できることが開発されている(特開平
5−110744号公報)。しかしながら、近時、漏洩
事故の発生が増加する傾向にあるため、Mnの添加によ
る方法のみでは、蟻の巣状腐食に対する耐食性は十分で
はない。
【0005】蟻の巣状腐食による漏洩事故が増加する原
因として、以下に示す2つの原因が上げられる。第1
に、近時、環境問題からフロン及び塩素系有機溶剤等に
よる脱脂洗浄が規制されており、これに伴って、熱交換
器の組立時に使用する潤滑油が、管の内外面に残留しや
すくなっていることである。これらの残留物は、熱交換
器の保管中又は使用中に加水分解してカルボン酸(蟻酸
又は酢酸等)を生成し、このカルボン酸によって、蟻の
巣状腐食による漏洩事故が発生する。
【0006】第2に、近時、熱交換器(特にエアコン等
の空気熱交換器)の普及に伴ってその使用環境が多様化
し、従来では使用されていなかった食品又は薬品関係等
のような有機物を多量に取り扱う特殊な環境において
も、熱交換器が使用されるようになったことである。こ
のような環境において熱交換器を使用すると、銅管の表
面に有機物が付着するので、この有機物が加水分解して
カルボン酸を生成することによって、蟻の巣状の腐食に
よる漏洩事故が発生する。
【0007】このように、今後、更に蟻の巣状腐食によ
る漏洩事故が増加する虞がある。従って、蟻の巣状腐食
の防止対策として、従来のりん脱酸銅管よりも更に一層
耐食性が向上した素材の開発が要求されている。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、有機物を多量に使用するような特殊な使用
環境においても、蟻の巣状腐食の発生を防止することが
できると共に、鋳造時における生産性が優れた熱交換器
用銅又は銅合金管を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る熱交換器用
銅又は銅合金管は、表面にローラバニシング加工が施さ
れていることを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る他の熱交換器用銅合金
管は、Mnを0.01乃至2.0重量%含有し、表面に
ローラバニシング加工が施されていることを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本願発明者等は、銅又は銅合金管
の表面にローラバニシング加工を施して、その表面を平
滑に仕上げることによって、従来の銅又は銅合金管と比
較して蟻の巣状腐食の発生を抑制することができること
を見い出した。ローラバニシング加工とは、硬くて滑ら
かなロールを金属表面に圧縮回転接触させることによっ
て、金属表面に塑性変形を与え、その表面を平滑化する
塑性加工法の1種である。具体的には、管の周方向に並
べて配置された複数本のバニシングロールを、管の内面
及び/又は外面に押し当てながら転動させることによっ
て、管の内面及び/又は外面の凹凸を押しならして平滑
に仕上げるものである。
【0012】ローラバニシング加工により蟻の巣状腐食
の発生を抑制することができるのは、管の表面が平滑に
なることによって、腐食の起点となるマクロ的な欠陥が
減少するからである。また、ローラバニシング加工は、
管の表面の酸化膜を緻密化する効果も有する。これによ
って、その後の腐食環境中に生成する腐食生成物も緻密
化し、素材の耐食性を向上させることができる。この表
面加工は管の内面及び/又は外面に施すことができるの
で、残留した潤滑油による腐食及び有機物環境による腐
食のいずれに対しても有効である。更に、直管及びコイ
ル状の管に対しても施すことができる。
【0013】また、Mnを添加した銅合金からなる管材
にローラバニシング加工を施すと、より一層耐食性が向
上する。
【0014】従来、Mnを添加する銅合金部材の鋳造に
おいては、連続的に鋳造できるシャフト炉又はバッチ式
のコアレス炉を使用していた。この場合に、Mnの添加
量が少量であれば、添加元素であるMn等をシャフト炉
から鋳型まで溶湯を注入するといにおいてMn原料を添
加できるが、Mnの添加量が多いと、といにおいてMn
原料を添加することができなくなる。従って、コアレス
炉を使用して、コアレス炉内に直接Mnを投入する必要
があり、生産性が低下すると共に、炉材からの汚染が発
生しやすくなる。
【0015】本発明においては、ローラバニシング加工
を施して耐食性を改善しているので、Mnの添加のみの
管材と比較して、Mnの添加量を低減することができ
る。例えば、1.0重量%のMnの添加のみの管材と、
0.5重量%のMnの添加に加えてローラバニシング加
工を施した管材とは同程度の耐食性を有する。従って、
シャフト炉によって連続的に銅合金を鋳造することがで
き、生産性が向上すると共に、汚染を防止することがで
きる。
【0016】更に、この銅合金には、Mnの他に、P及
びSn等を添加することができる。銅合金にPとMnと
を共添すると、銅合金のろう付け性が向上する効果が現
れる。また、Snを添加すると、耐食性がより一層向上
すると共に、銅合金管の強度も向上する。
【0017】以下、本発明における熱交換器用銅合金管
に添加するMnの組成限定理由について説明する。
【0018】Mn:0.01乃至2.0重量% 前述の如く、Mnは蟻の巣状腐食に対する耐食性を向上
させる効果を有する。Mn含有量が0.01重量%未満
であると、この効果が十分に現れない。一方、Mn添加
量の増加に伴って、蟻の巣状腐食に対する耐食性を向上
させる効果も増大するが、Mn含有量が2.0重量%を
超えると、熱交換器用の銅合金管としての生産性及び組
立加工性が低下するので、好ましくない。従って、銅合
金にMnを添加して銅合金管を製造する場合には、銅合
金中のMn含有量は0.01乃至2.0重量%とする。
好ましくは、銅合金中のMn含有量は0.05乃至1.
5重量%である。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る熱交換器用銅又は銅合金
管の実施例についてその比較例と比較して具体的に説明
する。
【0020】先ず、下記表1に示す組成を有する鋳塊を
溶解鋳造し、押出し加工によって管状に成形した。次い
で、冷間抽伸によって、管の外径を9.5mm、肉厚を
0.3mmとした後、熱処理を施して管材(O材)とし
た。この管材を比較例とし、熱処理後に管の外面にロー
ラバニシング加工を施した管材を実施例として、管の表
面粗さを測定すると共に、蟻の巣状腐食に対する耐食性
を評価した。ローラバニシング加工において、ワークに
対してバニシングロールを追い込む量をバニシング量
(μm)とし、このバニシング量、管の表面粗さ及び最
大腐食深さを下記表1に併せて示す。但し、蟻の巣状腐
食に対する耐食性(最大浸食深さ)の評価方法は以下に
示す通りである。
【0021】先ず、代表的なカルボン酸である蟻酸を1
重量%水溶液として容器に入れ、この容器の中に、純水
を張ったビーカーを配置した。そして、このビーカー内
の純水に100mmの長さの管材を浸漬した後、容器を
密封した。これを40℃の温度で30日間保持した後
に、各管材の最大腐食深さを測定した。なお、最大腐食
深さ欄において、0は全く腐食されなかったことを示
す。
【0022】
【表1】
【0023】上記表1に示すように、実施例No.1〜
7は、全てローラバニシング加工を施したものであり、
比較例No.8〜12と比較して表面粗さが小さくなっ
ているので、蟻の巣状腐食に対する耐食性が向上してい
る。また、実施例No.1及び比較例No.8はいずれ
もりん脱酸銅管であるが、実施例No.1はローラバニ
シング加工により耐食性が向上していることを示してい
る。更に、実施例及び比較例のいずれについても、Mn
の添加によって耐食性がより一層向上した。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
銅又は銅合金管の表面にローラバニシング加工を施して
いるので、蟻の巣状腐食の発生が防止され、熱交換器用
伝熱管及び配管として信頼性及び寿命が向上した熱交換
器用銅又は銅合金管を得ることができる。また、Mnを
添加した銅合金によって銅合金管を製造すると、より一
層耐食性が向上すると共に、鋳造時における生産性が向
上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 良一 山口県下関市長府港町14番1号 株式会社 神戸製鋼所長府製造所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にローラバニシング加工が施されて
    いることを特徴とする熱交換器用銅又は銅合金管。
  2. 【請求項2】 Mnを0.01乃至2.0重量%含有
    し、表面にローラバニシング加工が施されていることを
    特徴とする熱交換器用銅合金管。
JP11103196A 1996-05-01 1996-05-01 熱交換器用銅又は銅合金管 Pending JPH09296997A (ja)

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JP (1) JPH09296997A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000073537A1 (en) * 1999-06-01 2000-12-07 Carrier Corporation Article exhibiting improved resistance to formicary corrosion
JP2023124634A (ja) * 2022-02-25 2023-09-06 日本製鉄株式会社 ラジアントチューブ

Cited By (2)

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WO2000073537A1 (en) * 1999-06-01 2000-12-07 Carrier Corporation Article exhibiting improved resistance to formicary corrosion
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