JPH09297008A - レーザ非接触伸び計 - Google Patents
レーザ非接触伸び計Info
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- JPH09297008A JPH09297008A JP11271496A JP11271496A JPH09297008A JP H09297008 A JPH09297008 A JP H09297008A JP 11271496 A JP11271496 A JP 11271496A JP 11271496 A JP11271496 A JP 11271496A JP H09297008 A JPH09297008 A JP H09297008A
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- elongation
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- speckle
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 伸びの進行が遅くて高分解能の測定を要する
場合や、伸びの進行が速くその全ての伸びをリアルタイ
ムでの測定を要する場合等、それぞれの測定目的に叶っ
た計測を1台でこなすことのできるレーザ非接触伸び計
を提供する。 【解決手段】 レーザビームを2つの光路に分岐させて
試料Wの表面に所定の角度をもって重ね合わせて照射す
る照射光学系1を設け、試料Wによる散乱光をイメージ
センサ21で受光し、そのセンサ出力を、スペックル干
渉法に基づく第1の演算部41と、スペックル相関法に
基づく第2の演算部42の双方の演算に供することで、
同じ光学系を用いて2種の方法に基づく伸びの計測を可
能とする。
場合や、伸びの進行が速くその全ての伸びをリアルタイ
ムでの測定を要する場合等、それぞれの測定目的に叶っ
た計測を1台でこなすことのできるレーザ非接触伸び計
を提供する。 【解決手段】 レーザビームを2つの光路に分岐させて
試料Wの表面に所定の角度をもって重ね合わせて照射す
る照射光学系1を設け、試料Wによる散乱光をイメージ
センサ21で受光し、そのセンサ出力を、スペックル干
渉法に基づく第1の演算部41と、スペックル相関法に
基づく第2の演算部42の双方の演算に供することで、
同じ光学系を用いて2種の方法に基づく伸びの計測を可
能とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定試料にレー
ザ光を照射して得られるスペックルパターンを利用し
て、その試料の伸びを非接触のもとに計測することので
きるレーザ非接触伸び計に関する。
ザ光を照射して得られるスペックルパターンを利用し
て、その試料の伸びを非接触のもとに計測することので
きるレーザ非接触伸び計に関する。
【0002】
【従来の技術】物体にレーザビームを照射したときの散
乱光に含まれるスペックルパターンを利用して、その物
体の伸び等の面内歪みを計測する方法として、スペック
ル干渉法が知られている。スペックル干渉法には幾つか
の方法があるが、最も実用的な方法として二光束法を用
いたスペックル干渉法を挙げることができる。
乱光に含まれるスペックルパターンを利用して、その物
体の伸び等の面内歪みを計測する方法として、スペック
ル干渉法が知られている。スペックル干渉法には幾つか
の方法があるが、最も実用的な方法として二光束法を用
いたスペックル干渉法を挙げることができる。
【0003】二光束法を用いたスペックル干渉法では、
レーザビームをビームスプリッタによって2つの光路に
分岐させた後、被測定試料の表面に対して歪みの計測方
向に角度を持たせて重ね合わせて照射する。そして、そ
のレーザビームの被測定試料による散乱光を2次元イメ
ージセンサによって画像化する。このようにして得られ
る画像データを、試料の変形前後で得られたものどうし
加減算しすると、散乱光に含まれるスペックルパターン
が試料の変形前後で移動することに起因して、加減算後
の画像に干渉縞が生じる。この干渉縞は試料の歪み分布
が等高線の形で現れたものであるが、この干渉縞の1周
期に相当する歪み量は、レーザビームの波長と2つのビ
ームの角度によって決まり、従ってその干渉縞の位相を
求めることで、試料の面内歪み分布を求めることができ
る。
レーザビームをビームスプリッタによって2つの光路に
分岐させた後、被測定試料の表面に対して歪みの計測方
向に角度を持たせて重ね合わせて照射する。そして、そ
のレーザビームの被測定試料による散乱光を2次元イメ
ージセンサによって画像化する。このようにして得られ
る画像データを、試料の変形前後で得られたものどうし
加減算しすると、散乱光に含まれるスペックルパターン
が試料の変形前後で移動することに起因して、加減算後
の画像に干渉縞が生じる。この干渉縞は試料の歪み分布
が等高線の形で現れたものであるが、この干渉縞の1周
期に相当する歪み量は、レーザビームの波長と2つのビ
ームの角度によって決まり、従ってその干渉縞の位相を
求めることで、試料の面内歪み分布を求めることができ
る。
【0004】このようなスペックル干渉法によれば、干
渉縞の1周期に相当する歪み量がサブミクロンオーダー
と小さいため、高い分解能のもとに試料の歪みを計測す
ることができるという利点がある。
渉縞の1周期に相当する歪み量がサブミクロンオーダー
と小さいため、高い分解能のもとに試料の歪みを計測す
ることができるという利点がある。
【0005】一方、同じく物体にレーザビームを照射し
たときの散乱光に含まれるスペックルパターンを利用し
て、その物体の変位情報を得る方法として、スペックル
相関法が知られている。スペックル相関法は、被測定試
料にレーザ光を照射して得られる散乱光をイメージセン
サで受光し、試料の変位前後におけるイメージセンサ出
力(スペックル画像情報)の相互相関関数を演算し、そ
の相関ピーク位置からスペックルパターンの移動量を求
め、その移動量から試料の変位情報を得る。なお、この
スペックル相関法では、スペックル画像情報は1次元で
十分であり、イメージセンサとしては1次元のものを用
いることができる。
たときの散乱光に含まれるスペックルパターンを利用し
て、その物体の変位情報を得る方法として、スペックル
相関法が知られている。スペックル相関法は、被測定試
料にレーザ光を照射して得られる散乱光をイメージセン
サで受光し、試料の変位前後におけるイメージセンサ出
力(スペックル画像情報)の相互相関関数を演算し、そ
の相関ピーク位置からスペックルパターンの移動量を求
め、その移動量から試料の変位情報を得る。なお、この
スペックル相関法では、スペックル画像情報は1次元で
十分であり、イメージセンサとしては1次元のものを用
いることができる。
【0006】このスペックル相関法を応用することによ
り、試料の2箇所(標点)間の伸びを非接触のもとに測
定することができる(例えば特開平8−4306号)。
すなわち、試料からの散乱光を結像光学系によってイメ
ージセンサの受光面上に結像させ、そのイメージセンサ
の各チャンネル出力のうち、試料表面上にあらかじめ設
定された2箇所(標点)に対応する各複数チャンネルず
つの出力を用いて、それぞれの箇所におけるスペックル
パターンの移動量を個別に求めるとともに、その差を算
出することによって、試料上の2標点間の伸びを求める
ことができる。
り、試料の2箇所(標点)間の伸びを非接触のもとに測
定することができる(例えば特開平8−4306号)。
すなわち、試料からの散乱光を結像光学系によってイメ
ージセンサの受光面上に結像させ、そのイメージセンサ
の各チャンネル出力のうち、試料表面上にあらかじめ設
定された2箇所(標点)に対応する各複数チャンネルず
つの出力を用いて、それぞれの箇所におけるスペックル
パターンの移動量を個別に求めるとともに、その差を算
出することによって、試料上の2標点間の伸びを求める
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】スペックルパターンを
利用した上記2つの方法のうち、二光束法を用いたスペ
ックル干渉法は、前記したように高い分解能のもとに試
料の面内歪み分布を計測することができるものの、次の
ような欠点がある。
利用した上記2つの方法のうち、二光束法を用いたスペ
ックル干渉法は、前記したように高い分解能のもとに試
料の面内歪み分布を計測することができるものの、次の
ような欠点がある。
【0008】すなわち、この方法では、互いに異なる時
点における2つの画像を加減算することによって得られ
る干渉縞パターンを基に歪み分布を算出するが、試料の
歪みが大きい場合には干渉縞の間隔が細かくなり、縞の
検索が不可能となる。つまり、2つの画像を用いて計測
可能な歪みには量的な上限がある。従って、この方法に
よって引張試験時における試験片の伸びを計測するよう
な場合、試験片の伸びの速度が速い場合には、連続して
サンプリングした2つの画像の間での伸びが上記した上
限を越えてしまい、計測不能となってしまう。
点における2つの画像を加減算することによって得られ
る干渉縞パターンを基に歪み分布を算出するが、試料の
歪みが大きい場合には干渉縞の間隔が細かくなり、縞の
検索が不可能となる。つまり、2つの画像を用いて計測
可能な歪みには量的な上限がある。従って、この方法に
よって引張試験時における試験片の伸びを計測するよう
な場合、試験片の伸びの速度が速い場合には、連続して
サンプリングした2つの画像の間での伸びが上記した上
限を越えてしまい、計測不能となってしまう。
【0009】一方、スペックル相関法では、異なる時点
で得られたイメージセンサ出力の相互相関関数のピーク
位置さえ判別できれば変位情報を得ることができるた
め、この方法を利用して伸びを計測する場合において、
2つの画像情報を得る間に生じる伸びの測定可能な上限
値はより大きなものとなり、引張試験時における試験片
の伸びの計測のような用途には、その速度が速くても十
分に計測可能である。しかし、このスペックル相関法
は、スペックル干渉法に比して分解能は劣る。
で得られたイメージセンサ出力の相互相関関数のピーク
位置さえ判別できれば変位情報を得ることができるた
め、この方法を利用して伸びを計測する場合において、
2つの画像情報を得る間に生じる伸びの測定可能な上限
値はより大きなものとなり、引張試験時における試験片
の伸びの計測のような用途には、その速度が速くても十
分に計測可能である。しかし、このスペックル相関法
は、スペックル干渉法に比して分解能は劣る。
【0010】従って、引張試験等の材料試験時における
試験片の伸びを非接触のもとに計測する必要がある場
合、ユーザーは、その伸びの速度や必要とする精度に応
じて、上記した2つの方法に基づく2種の非接触伸び計
を用意する必要があり、非経済的であるばかりでなく、
いずれかの伸び計を選択的にセットする必要があって、
その労力も要する。
試験片の伸びを非接触のもとに計測する必要がある場
合、ユーザーは、その伸びの速度や必要とする精度に応
じて、上記した2つの方法に基づく2種の非接触伸び計
を用意する必要があり、非経済的であるばかりでなく、
いずれかの伸び計を選択的にセットする必要があって、
その労力も要する。
【0011】また、前記したスペックル干渉法において
は、実際に試料が変形しないと干渉縞が生成されないこ
とから、この方法を用いた伸び計ではシステムそのもの
の検定をすることが極めて困難または不可能である。す
なわち、理論式からは干渉縞1本がどれだけの歪みに相
当するかを知ることができるが、それには正確にビーム
の角度を知っておく必要があり、この角度をも含めて検
定するためには、物体を再現性よく既知量だけ変形させ
る必要があるが、これを実現させることは極めて困難で
あるという問題もある。
は、実際に試料が変形しないと干渉縞が生成されないこ
とから、この方法を用いた伸び計ではシステムそのもの
の検定をすることが極めて困難または不可能である。す
なわち、理論式からは干渉縞1本がどれだけの歪みに相
当するかを知ることができるが、それには正確にビーム
の角度を知っておく必要があり、この角度をも含めて検
定するためには、物体を再現性よく既知量だけ変形させ
る必要があるが、これを実現させることは極めて困難で
あるという問題もある。
【0012】本発明の第1の目的は、1つのレーザ非接
触伸び計により、進行が遅くて高分解能の測定を要する
場合でも、進行の速い伸びでも計測することのできるレ
ーザ非接触伸び計を提供することにある。
触伸び計により、進行が遅くて高分解能の測定を要する
場合でも、進行の速い伸びでも計測することのできるレ
ーザ非接触伸び計を提供することにある。
【0013】また、本発明の第2の目的は、例えば鋼の
引張試験において荷重制御で試験を行う場合等のよう
に、引張負荷を与えた後に材料の比例弾性限までの領域
においては伸びの進行が遅く、かつ、その領域を越えた
後は伸びが速い速度で進行するとともに、比例弾性限内
においてはその伸びを高精度に測定必要があり、かつ、
最大荷重や破断伸びを知るためにその全領域にわたって
リアルタイムでの伸びを測定する必要があるような測定
に対して、十分にその要求を満足し得るレーザ非接触伸
び計を提供することにある。
引張試験において荷重制御で試験を行う場合等のよう
に、引張負荷を与えた後に材料の比例弾性限までの領域
においては伸びの進行が遅く、かつ、その領域を越えた
後は伸びが速い速度で進行するとともに、比例弾性限内
においてはその伸びを高精度に測定必要があり、かつ、
最大荷重や破断伸びを知るためにその全領域にわたって
リアルタイムでの伸びを測定する必要があるような測定
に対して、十分にその要求を満足し得るレーザ非接触伸
び計を提供することにある。
【0014】更に、本発明の第3の目的は、スペックル
干渉法に基づく伸びの計測機能を持つ伸び計において、
そのシステム全体の検定を容易に行うことのできるレー
ザ非接触伸び計を提供することにある。
干渉法に基づく伸びの計測機能を持つ伸び計において、
そのシステム全体の検定を容易に行うことのできるレー
ザ非接触伸び計を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のレーザ非接触伸
び計は、レーザビームをビームスプリッタによって2つ
の光路に分岐させた後、被測定試料Wの表面に伸びの計
測方向に所定の角度を持たせて重ね合わせて照射する照
射光学系1と、そのレーザビームの試料Wによる散乱光
に含まれるスペックルパターンを検出するためのイメー
ジセンサ21と、そのイメージセンサ21からの出力を
用い、互いに異なる時点で得られた2つの画像によって
できる干渉縞パターンから試料の歪み分布を算出して、
あらかじめ設定された試料の2点間の伸びを算出する第
1の演算手段と、上記イメージセンサ21からの出力を
用い、互いに異なる時点で得られた画像間の相互相関関
数を演算し、その演算結果に基づいてあらかじめ設定さ
れた試料の2点における変位情報を個別に求めるととも
に、その各変位情報の差からその2点間の伸びを算出す
る第2の演算手段42を備える、という構成を採用して
いる(図1参照)。
び計は、レーザビームをビームスプリッタによって2つ
の光路に分岐させた後、被測定試料Wの表面に伸びの計
測方向に所定の角度を持たせて重ね合わせて照射する照
射光学系1と、そのレーザビームの試料Wによる散乱光
に含まれるスペックルパターンを検出するためのイメー
ジセンサ21と、そのイメージセンサ21からの出力を
用い、互いに異なる時点で得られた2つの画像によって
できる干渉縞パターンから試料の歪み分布を算出して、
あらかじめ設定された試料の2点間の伸びを算出する第
1の演算手段と、上記イメージセンサ21からの出力を
用い、互いに異なる時点で得られた画像間の相互相関関
数を演算し、その演算結果に基づいてあらかじめ設定さ
れた試料の2点における変位情報を個別に求めるととも
に、その各変位情報の差からその2点間の伸びを算出す
る第2の演算手段42を備える、という構成を採用して
いる(図1参照)。
【0016】また、本発明は、上記の構成に加えて、第
1または第2の演算手段41または42による伸びの算
出結果が、あらかじめ設定された値αに達していない状
態では第1の演算手段41による伸びの算出結果を出力
し、かつ、その値αに達した後には出力を第2の演算手
段42による伸びの算出結果に自動的に切り換える出力
自動切り換え手段43を設けた構成を採用することがで
きる。
1または第2の演算手段41または42による伸びの算
出結果が、あらかじめ設定された値αに達していない状
態では第1の演算手段41による伸びの算出結果を出力
し、かつ、その値αに達した後には出力を第2の演算手
段42による伸びの算出結果に自動的に切り換える出力
自動切り換え手段43を設けた構成を採用することがで
きる。
【0017】更に、本発明における第2の演算手段42
に、イメージセンサからの出力を用いて、試料の1点の
変位情報を出力する機能を併せ持たせることにより、第
3の目的を達成することができる。
に、イメージセンサからの出力を用いて、試料の1点の
変位情報を出力する機能を併せ持たせることにより、第
3の目的を達成することができる。
【0018】本発明は、スペックル干渉法において用い
られる照射光学系、つまりレーザビーム2つの光路に分
岐させた後に、所定角度で試料の表面に重ね合わせて照
射する光学系を用いた場合における散乱光をそのまま用
いても、スペックル相関法に基づく変位情報を得ること
が可能であることを見いだしたことに関連してなされた
ものである。
られる照射光学系、つまりレーザビーム2つの光路に分
岐させた後に、所定角度で試料の表面に重ね合わせて照
射する光学系を用いた場合における散乱光をそのまま用
いても、スペックル相関法に基づく変位情報を得ること
が可能であることを見いだしたことに関連してなされた
ものである。
【0019】すなわち、スペックル相関法では、1本の
ビームを試料の表面に照射して得られる散乱光に含まれ
るスペックルパターンの移動量を求めるのであるが、ス
ペックル干渉法における照射方法のように、所定角度で
2本のビームを重ね合わせて試料表面に照射して得られ
る散乱光を用いても、相関法に基づいてスペックルパタ
ーンの移動量を算出することが可能であることが判明し
た。
ビームを試料の表面に照射して得られる散乱光に含まれ
るスペックルパターンの移動量を求めるのであるが、ス
ペックル干渉法における照射方法のように、所定角度で
2本のビームを重ね合わせて試料表面に照射して得られ
る散乱光を用いても、相関法に基づいてスペックルパタ
ーンの移動量を算出することが可能であることが判明し
た。
【0020】従って本発明の構成によれば、1つの照射
光学系1と1つのイメージセンサ21を用いて、システ
ムに書き込むべき演算プログラムさえ干渉法および相関
法それぞれに基づく2種のプログラムを用意すること
で、互いに一長一短の機能を有するスペックル干渉法お
よびスペックル相関法に基づく計測を選択することが可
能となる。
光学系1と1つのイメージセンサ21を用いて、システ
ムに書き込むべき演算プログラムさえ干渉法および相関
法それぞれに基づく2種のプログラムを用意すること
で、互いに一長一短の機能を有するスペックル干渉法お
よびスペックル相関法に基づく計測を選択することが可
能となる。
【0021】ここで、鋼等の引張試験における本発明の
使用方法としては、比例弾性限を越えるまではスペック
ル干渉法を選択するとともに、それを越えた後、伸びの
速度が余り速くなっていない適宜の時点で、スペックル
相関法に切り換えることで第2の目的を達成することが
できる。しかし、このような用途にあっては、上記した
出力自動切り換え手段43を設けることにより、比例弾
性限を包含する比較的伸びの進行の遅い領域ではスペッ
クル干渉法に基づく高精度の伸びの計測結果が出力され
るとともに、その領域を越えて伸びの速度が速くなった
ときに自動的にスペックル相関法に基づく伸びの計測結
果が出力されることになり、必要とする領域のみ高精度
の伸びの計測結果を得ると同時に、伸びの進行の速い領
域でもリアルタイムでの伸びの計測結果を得ることが可
能となる。
使用方法としては、比例弾性限を越えるまではスペック
ル干渉法を選択するとともに、それを越えた後、伸びの
速度が余り速くなっていない適宜の時点で、スペックル
相関法に切り換えることで第2の目的を達成することが
できる。しかし、このような用途にあっては、上記した
出力自動切り換え手段43を設けることにより、比例弾
性限を包含する比較的伸びの進行の遅い領域ではスペッ
クル干渉法に基づく高精度の伸びの計測結果が出力され
るとともに、その領域を越えて伸びの速度が速くなった
ときに自動的にスペックル相関法に基づく伸びの計測結
果が出力されることになり、必要とする領域のみ高精度
の伸びの計測結果を得ると同時に、伸びの進行の速い領
域でもリアルタイムでの伸びの計測結果を得ることが可
能となる。
【0022】また、スペックル相関法においては、スペ
ックルパターンの移動量から試料の変位情報を得る関係
上、試料を変形させることなく、単に移動させることに
よってその移動量を求めることができる。スペックル相
関法に基づく第2の演算手段42に、試料の2点におけ
るそれぞれの変位情報から伸びを算出する機能に加え
て、その過程で得られる試料の1点での変位情報を直接
的に出力する機能を持たせると、試料を既知量だけ移動
させたときにこの第2の演算手段42により得られる試
料の変位情報と、その既知の移動量とから、この第2の
演算手段42によるスペックル相関法を用いた検定が可
能である。ここで、本発明では、スペックル相関法とス
ペックル干渉法に基づく測定を、全く同じ光学系を用い
て行っているため、相関法の検定によって結果的に干渉
法の検定を行ったことになり、第3の目的を達成するこ
とができる。
ックルパターンの移動量から試料の変位情報を得る関係
上、試料を変形させることなく、単に移動させることに
よってその移動量を求めることができる。スペックル相
関法に基づく第2の演算手段42に、試料の2点におけ
るそれぞれの変位情報から伸びを算出する機能に加え
て、その過程で得られる試料の1点での変位情報を直接
的に出力する機能を持たせると、試料を既知量だけ移動
させたときにこの第2の演算手段42により得られる試
料の変位情報と、その既知の移動量とから、この第2の
演算手段42によるスペックル相関法を用いた検定が可
能である。ここで、本発明では、スペックル相関法とス
ペックル干渉法に基づく測定を、全く同じ光学系を用い
て行っているため、相関法の検定によって結果的に干渉
法の検定を行ったことになり、第3の目的を達成するこ
とができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の構成
図で、光学的構成を示す模式図と、電気的構成を示すブ
ロック図とを併記して示す図である。
図で、光学的構成を示す模式図と、電気的構成を示すブ
ロック図とを併記して示す図である。
【0024】被測定試料Wには図中上下方向(x方向)
への引張負荷が付与され、試料Wはそのx方向に伸び
る。このような試料Wの表面に対し、レーザビーム照射
光学系1からのレーザビームが照射され、そのレーザビ
ームの試料表面からの散乱光が2次元イメージセンサを
撮像素子とするカメラにによって計測されるようになっ
ている。
への引張負荷が付与され、試料Wはそのx方向に伸び
る。このような試料Wの表面に対し、レーザビーム照射
光学系1からのレーザビームが照射され、そのレーザビ
ームの試料表面からの散乱光が2次元イメージセンサを
撮像素子とするカメラにによって計測されるようになっ
ている。
【0025】レーザビーム照射光学系1は、半導体レー
ザ11、ビーム形成光学系12、ハーフミラー13、お
よび2つのミラー14,15によって構成されている。
半導体レーザ11からの出力光は、ビーム成形光学系1
2によって所定の広がりを持つレーザビームに成形され
た後、ハーフミラー13によって2つのビームに分離さ
れ、その各ビームはミラー14,15によって被測定試
料Wの表面に互いに異なる光路を経由して導かれ、試料
表面上でx方向に一定の角度をもって互いに重なり合う
ように照射される。
ザ11、ビーム形成光学系12、ハーフミラー13、お
よび2つのミラー14,15によって構成されている。
半導体レーザ11からの出力光は、ビーム成形光学系1
2によって所定の広がりを持つレーザビームに成形され
た後、ハーフミラー13によって2つのビームに分離さ
れ、その各ビームはミラー14,15によって被測定試
料Wの表面に互いに異なる光路を経由して導かれ、試料
表面上でx方向に一定の角度をもって互いに重なり合う
ように照射される。
【0026】カメラ2は、例えば500チャンネル×5
00チャンネルのCCD2次元イメージセンサ21と、
そのイメージセンサ21の受光面に試料Wからの散乱光
を集光して、そこに含まれるスペックルパターンを結像
させるための結像光学系22によって構成されている。
00チャンネルのCCD2次元イメージセンサ21と、
そのイメージセンサ21の受光面に試料Wからの散乱光
を集光して、そこに含まれるスペックルパターンを結像
させるための結像光学系22によって構成されている。
【0027】イメージセンサ21の出力は、増幅器31
で増幅された後、A−D変換器32によってデジタル化
され、2次元画像データとして刻々とメモリ33に格納
されるが、この画像データは、後述する演算に供された
後、不要なものについては直ちに捨てられる。
で増幅された後、A−D変換器32によってデジタル化
され、2次元画像データとして刻々とメモリ33に格納
されるが、この画像データは、後述する演算に供された
後、不要なものについては直ちに捨てられる。
【0028】メモリ33内に1つの画像データがサンプ
リングされるごとに、そのデータは演算装置40によっ
て後述の演算に供される。演算装置40には、試料Wの
2つの標点を設定するための設定器51と、スペックル
干渉法とスペックル相関法のいずれの方法に基づく計測
をするのか、および、これらの各方法に基づく計測を伸
びの計測中に自動的に切り換えるのか、の合計3つの計
測方法のいずれかを選択するための選択スイッチ52が
接続されている。
リングされるごとに、そのデータは演算装置40によっ
て後述の演算に供される。演算装置40には、試料Wの
2つの標点を設定するための設定器51と、スペックル
干渉法とスペックル相関法のいずれの方法に基づく計測
をするのか、および、これらの各方法に基づく計測を伸
びの計測中に自動的に切り換えるのか、の合計3つの計
測方法のいずれかを選択するための選択スイッチ52が
接続されている。
【0029】演算装置40は、実際にはCPUまたはD
SPを主体としてその周辺機器によって構成され、プロ
グラムに従った動作を実行するのであるが、図ではその
機能別にブロック図で示している。すなわち、この演算
装置40は、メモリ33にサンプリングされた画像デー
タを用いてスペックル干渉法に基づく伸びの計算を行う
第1の演算部41と、同じくメモリ33にサンプリング
された画像データを用いてスペックル相関法に基づく伸
びの計算を行う第2の演算部42と、これらの各演算部
41,42による伸びの計算結果のうち、いずれか一方
を自動的に選択して伸びの計測値として出力するための
出力自動切り換え部43を備えている。
SPを主体としてその周辺機器によって構成され、プロ
グラムに従った動作を実行するのであるが、図ではその
機能別にブロック図で示している。すなわち、この演算
装置40は、メモリ33にサンプリングされた画像デー
タを用いてスペックル干渉法に基づく伸びの計算を行う
第1の演算部41と、同じくメモリ33にサンプリング
された画像データを用いてスペックル相関法に基づく伸
びの計算を行う第2の演算部42と、これらの各演算部
41,42による伸びの計算結果のうち、いずれか一方
を自動的に選択して伸びの計測値として出力するための
出力自動切り換え部43を備えている。
【0030】第1の演算部41においては、メモリ33
に刻々とサンプリングされる各画像データを用いて、互
いに異なる時点でサンプリングされた画像データを相互
に加算もしくは減算する。これにより、干渉縞が生成さ
れた画像データが得られるが、この加減算後の画像デー
タについて、スムージング処理を施した後、x方向に直
交する方向の画素データを相互にたし込み、干渉縞の位
相情報を得た後、位相の連続化処理を行い、試料Wの歪
み分布を算出する。この演算は公知のスペックル干渉法
に基づく演算である。次に、その歪み分布情報から、設
定器51によって設定された2つの標点間の伸びを求め
る。これは、例えば2つの標点間の歪み分布をx方向に
積分する等によって容易に行うことができる。このよう
な演算を新たな画像データがサンプリングされるごとに
繰り返すことにより、第1の演算部41からスペックル
干渉法に基づく試料Wの刻々の伸びx1 が出力される。
に刻々とサンプリングされる各画像データを用いて、互
いに異なる時点でサンプリングされた画像データを相互
に加算もしくは減算する。これにより、干渉縞が生成さ
れた画像データが得られるが、この加減算後の画像デー
タについて、スムージング処理を施した後、x方向に直
交する方向の画素データを相互にたし込み、干渉縞の位
相情報を得た後、位相の連続化処理を行い、試料Wの歪
み分布を算出する。この演算は公知のスペックル干渉法
に基づく演算である。次に、その歪み分布情報から、設
定器51によって設定された2つの標点間の伸びを求め
る。これは、例えば2つの標点間の歪み分布をx方向に
積分する等によって容易に行うことができる。このよう
な演算を新たな画像データがサンプリングされるごとに
繰り返すことにより、第1の演算部41からスペックル
干渉法に基づく試料Wの刻々の伸びx1 が出力される。
【0031】なお、第1の演算部41において、互いに
異なる時点の画像を用いて以上のような演算を行うに際
し、ある時点でサンプリングされた画像を基準画像と
し、その基準画像と以後の刻々のサンプリング画像との
間で上記の演算を施すとともに、干渉縞の間隔がある一
定の間隔にまで狭くなった時点で、基準画像を適宜の時
点におけるサンプリング画像と更新する、という方法を
採用することもできる。
異なる時点の画像を用いて以上のような演算を行うに際
し、ある時点でサンプリングされた画像を基準画像と
し、その基準画像と以後の刻々のサンプリング画像との
間で上記の演算を施すとともに、干渉縞の間隔がある一
定の間隔にまで狭くなった時点で、基準画像を適宜の時
点におけるサンプリング画像と更新する、という方法を
採用することもできる。
【0032】一方、第2の演算部42においては、メモ
リ33に刻々とサンプリングされる2次元画像データの
うち、x方向に伸びる例えば1本のチャンネル列のデー
タ、つまり1次元の画像データを用いる。そして、試験
開始当初にサンプリングされた1次元画像データのう
ち、設定器51によって設定された2つの標点の位置に
対応する各複数チャンネルずつのデータを、それぞれの
標点の基準データとしてメモリ33の特定のエリアに記
憶する。そして、試験開始後に刻々とサンプリングされ
る2次元画像データのうち、上記した各複数チャンネル
ずつのデータを各標点のサンプリングデータとし、その
各サンプリングデータと対応する基準データとの間でそ
れぞれに相互相関関数を演算する。この相互相関関数の
ピーク位置は、基準データのサンプリング時点と新たな
サンプリング時点との間におけるスペックルパターンの
移動量を表し、これによって各標点の変位情報が得られ
る。そして、各標点の変位量の差を求めることによっ
て、標点間の伸びを求める。各基準データは、例えば各
標点の変位量が増大してサンプリングデータとの間の相
互相関関数のピーク位置の識別が困難となる前の適宜の
時点で、新たなサンプリングデータに更新され、このよ
うな演算の繰り返しにより、第2の演算部42からスペ
ックル相関法に基づく試料Wの刻々の伸びx2 が出力さ
れる。
リ33に刻々とサンプリングされる2次元画像データの
うち、x方向に伸びる例えば1本のチャンネル列のデー
タ、つまり1次元の画像データを用いる。そして、試験
開始当初にサンプリングされた1次元画像データのう
ち、設定器51によって設定された2つの標点の位置に
対応する各複数チャンネルずつのデータを、それぞれの
標点の基準データとしてメモリ33の特定のエリアに記
憶する。そして、試験開始後に刻々とサンプリングされ
る2次元画像データのうち、上記した各複数チャンネル
ずつのデータを各標点のサンプリングデータとし、その
各サンプリングデータと対応する基準データとの間でそ
れぞれに相互相関関数を演算する。この相互相関関数の
ピーク位置は、基準データのサンプリング時点と新たな
サンプリング時点との間におけるスペックルパターンの
移動量を表し、これによって各標点の変位情報が得られ
る。そして、各標点の変位量の差を求めることによっ
て、標点間の伸びを求める。各基準データは、例えば各
標点の変位量が増大してサンプリングデータとの間の相
互相関関数のピーク位置の識別が困難となる前の適宜の
時点で、新たなサンプリングデータに更新され、このよ
うな演算の繰り返しにより、第2の演算部42からスペ
ックル相関法に基づく試料Wの刻々の伸びx2 が出力さ
れる。
【0033】出力自動切り換え部43は、選択スイッチ
52によって出力自動切り換え状態が選択されている状
態で動作し、第2の演算部42による伸びの計測結果x
2 を刻々と監視して、その値があらかじめ設定されたα
に達するまでは第1の演算部41の出力x1 を選択し
て、伸びの計測値として出力するとともに、αに達した
後は第2の演算部42の出力を選択して、伸びの計測値
として出力する。なお、このαの値は自由に選択できる
ようにしておくことが望ましい。
52によって出力自動切り換え状態が選択されている状
態で動作し、第2の演算部42による伸びの計測結果x
2 を刻々と監視して、その値があらかじめ設定されたα
に達するまでは第1の演算部41の出力x1 を選択し
て、伸びの計測値として出力するとともに、αに達した
後は第2の演算部42の出力を選択して、伸びの計測値
として出力する。なお、このαの値は自由に選択できる
ようにしておくことが望ましい。
【0034】以上の本発明の実施の形態を用いる当た
り、伸びが緩やかに進行して、しかも高精度の伸びの計
測結果が必要な場合には、選択スイッチ52によって第
1の演算部41によるスペックル干渉法に基づく伸びの
計測結果x1 を選択して出力させるとともに、伸びの速
度が速い試料の計測に際しては、選択スイッチ52によ
って第2の演算部42によるスペックル相関法に基づく
伸びの計測結果x2 を計測値として出力させる。これに
より、1つの伸び計を用いて、計測目的に叶った最適な
方法に基づく計測が可能となる。
り、伸びが緩やかに進行して、しかも高精度の伸びの計
測結果が必要な場合には、選択スイッチ52によって第
1の演算部41によるスペックル干渉法に基づく伸びの
計測結果x1 を選択して出力させるとともに、伸びの速
度が速い試料の計測に際しては、選択スイッチ52によ
って第2の演算部42によるスペックル相関法に基づく
伸びの計測結果x2 を計測値として出力させる。これに
より、1つの伸び計を用いて、計測目的に叶った最適な
方法に基づく計測が可能となる。
【0035】また、鋼の引張試験等を荷重制御で行うよ
うな場合には、選択スイッチ52により出力の自動切り
換えを選択する。この場合、αの値を、材料の予想され
る比例弾性限における伸びよりもある程度大きな値とし
ておく。これにより、試験開始当初は第1の演算部41
によるスペックル干渉法に基づく高精度の伸びの計測結
果x1 が出力されるとともに、試験が進行して材料の比
例弾性限をある程度越えた時点で、その出力は自動的に
第2の演算部42によるスペックル相関法に基づく伸び
の計測結果x2 に切り換わる。従って、この場合には、
比例弾性限を含む伸びの進行の遅い領域では高精度の伸
びの計測結果が得られると同時に、その後、速い速度で
伸びが進行してもその全領域にわたってリアルタイムで
伸びの計測結果を得ることができ、直ちに最大荷重や破
断伸びを求めることができる。
うな場合には、選択スイッチ52により出力の自動切り
換えを選択する。この場合、αの値を、材料の予想され
る比例弾性限における伸びよりもある程度大きな値とし
ておく。これにより、試験開始当初は第1の演算部41
によるスペックル干渉法に基づく高精度の伸びの計測結
果x1 が出力されるとともに、試験が進行して材料の比
例弾性限をある程度越えた時点で、その出力は自動的に
第2の演算部42によるスペックル相関法に基づく伸び
の計測結果x2 に切り換わる。従って、この場合には、
比例弾性限を含む伸びの進行の遅い領域では高精度の伸
びの計測結果が得られると同時に、その後、速い速度で
伸びが進行してもその全領域にわたってリアルタイムで
伸びの計測結果を得ることができ、直ちに最大荷重や破
断伸びを求めることができる。
【0036】さて、以上の本発明の実施の形態におい
て、第2の演算部42では設定された2つの標点に対応
する各複数のチャンネル群からのデータを用いて、それ
ぞれの標点の変位情報を得て、その差から標点間の伸び
を算出しているが、このような演算過程において得られ
る変位情報を出力する機能を持たせることによって、シ
ステムの検定を行うことができる。
て、第2の演算部42では設定された2つの標点に対応
する各複数のチャンネル群からのデータを用いて、それ
ぞれの標点の変位情報を得て、その差から標点間の伸び
を算出しているが、このような演算過程において得られ
る変位情報を出力する機能を持たせることによって、シ
ステムの検定を行うことができる。
【0037】すなわち、図2に本発明の他の実施の形態
の要部構成を示すように、検定動作選択用のスイッチ6
1を設け、このスイッチ61の操作によって、第2の演
算部42から、設定器51で設定された試料W上の1点
の変位情報を出力するように構成する。この変位情報
は、前記した第2の演算部42による伸びの計測時にお
ける各標点に対応するそれぞれのスペックルパターンの
移動量の計算を、単に1点について行うことによって得
られ、その結果を出力すればよい。
の要部構成を示すように、検定動作選択用のスイッチ6
1を設け、このスイッチ61の操作によって、第2の演
算部42から、設定器51で設定された試料W上の1点
の変位情報を出力するように構成する。この変位情報
は、前記した第2の演算部42による伸びの計測時にお
ける各標点に対応するそれぞれのスペックルパターンの
移動量の計算を、単に1点について行うことによって得
られ、その結果を出力すればよい。
【0038】このような試料Wの1点の変位情報を用い
ることにより、次の手順で全システムの検定を行うこと
ができる。すなわち、試料Wを測定部位にセットして、
レーザビーム照射光学系1からのレーザビームを照射し
ながら、その照射領域内の任意の1点を設定器51で設
定した後、その試料Wを既知量だけ移動させる。これに
より、第2の演算部42はスペックル相関法に基づい
て、設定された1点の変位情報を算出して出力するが、
その出力結果と試料Wの既知の移動量とを比較すれば、
スペックル相関法に基づく伸びの計測システムを検定す
ることができる。ここで、本発明の実施の形態において
は、相関法と干渉法とを、同一の光学系を用いているた
め、その検定結果は干渉法にも等しく適用できる。
ることにより、次の手順で全システムの検定を行うこと
ができる。すなわち、試料Wを測定部位にセットして、
レーザビーム照射光学系1からのレーザビームを照射し
ながら、その照射領域内の任意の1点を設定器51で設
定した後、その試料Wを既知量だけ移動させる。これに
より、第2の演算部42はスペックル相関法に基づい
て、設定された1点の変位情報を算出して出力するが、
その出力結果と試料Wの既知の移動量とを比較すれば、
スペックル相関法に基づく伸びの計測システムを検定す
ることができる。ここで、本発明の実施の形態において
は、相関法と干渉法とを、同一の光学系を用いているた
め、その検定結果は干渉法にも等しく適用できる。
【0039】なお、本発明においては、スペックル干渉
法に基づく第1の演算部41と、スペックル相関法に基
づく第2の演算部42とは、必ずしも同時に動作させる
必要はなく、選択されたもののみを動作させてもよい。
ただし、計測の途中で手動または出力自動切り換え部4
3によって出力を切り換える場合には、計測出力の接続
のために、少なくとも、スペックル相関法に基づく第2
の演算部42は計測中全期間において動作させることが
望ましい。
法に基づく第1の演算部41と、スペックル相関法に基
づく第2の演算部42とは、必ずしも同時に動作させる
必要はなく、選択されたもののみを動作させてもよい。
ただし、計測の途中で手動または出力自動切り換え部4
3によって出力を切り換える場合には、計測出力の接続
のために、少なくとも、スペックル相関法に基づく第2
の演算部42は計測中全期間において動作させることが
望ましい。
【0040】また、スペックル相関法を選択している場
合には、この方法は元来的に1本のレーザビームを試料
表面に照射することから、レーザビーム照射光学系1か
らの2本のレーザビームのうち、いずれか一方をシャッ
ター等で遮蔽して、試料Wの表面に到達しないように構
成してもよいことは勿論である。
合には、この方法は元来的に1本のレーザビームを試料
表面に照射することから、レーザビーム照射光学系1か
らの2本のレーザビームのうち、いずれか一方をシャッ
ター等で遮蔽して、試料Wの表面に到達しないように構
成してもよいことは勿論である。
【0041】更に、図1の実施の形態では、出力自動切
り換え手段43において、出力の切り換え判定のために
第2の演算部42の出力を監視したが、第1の演算部4
1の出力を監視してもよい。
り換え手段43において、出力の切り換え判定のために
第2の演算部42の出力を監視したが、第1の演算部4
1の出力を監視してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、1つの
照射光学系と1つのイメージセンサを用いて、スペック
ル干渉法とスペックル相関法の双方に基づく伸びの計測
を選択できるため、1台の伸び計を用いて多くの計測目
的をこなすことができ、経済的であると同時に、伸び計
の交換作業を不要とすることができる。
照射光学系と1つのイメージセンサを用いて、スペック
ル干渉法とスペックル相関法の双方に基づく伸びの計測
を選択できるため、1台の伸び計を用いて多くの計測目
的をこなすことができ、経済的であると同時に、伸び計
の交換作業を不要とすることができる。
【0043】また、各方法による計測結果を、試料の伸
びの状況に応じて自動的に切り換えて出力する機能を付
加することによって、例えば鋼材の引張試験等におい
て、比例弾性限までの領域の伸びを常に高精度に計測
し、しかも、その後の伸びの速い領域でも材料の破断に
到るまで高い応答速度でリアルタイムでの計測が可能と
なる。
びの状況に応じて自動的に切り換えて出力する機能を付
加することによって、例えば鋼材の引張試験等におい
て、比例弾性限までの領域の伸びを常に高精度に計測
し、しかも、その後の伸びの速い領域でも材料の破断に
到るまで高い応答速度でリアルタイムでの計測が可能と
なる。
【0044】更に、スペックル相関法に基づく演算の過
程で得られる試料の変位情報を出力する機能を持たせる
ことにより、試料を移動させるだけで、干渉法と共用す
る光学系を含めて、システムの検定が可能となる。
程で得られる試料の変位情報を出力する機能を持たせる
ことにより、試料を移動させるだけで、干渉法と共用す
る光学系を含めて、システムの検定が可能となる。
【図1】本発明の実施の形態の構成図で、光学系の構成
を示す模式図と、電気的構成を示すブロック図とを併記
して示す図
を示す模式図と、電気的構成を示すブロック図とを併記
して示す図
【図2】本発明の他の実施の形態の要部構成を示すブロ
ック図
ック図
1 レーザビーム照射光学系 11 半導体レーザ 12 ビーム形成光学系 13 ハーフミラー 14,15 ミラー 2 カメラ 21 2次元イメージセンサ 22 結像光学系 33 メモリ 40 演算装置 41 第1の演算部 42 第2の演算部 43 出力自動切り換え部 51 設定器 52 選択スイッチ 61 検定用スイッチ W 被測定試料
Claims (3)
- 【請求項1】 レーザビームをビームスプリッタによっ
て2つの光路に分岐させた後、被測定試料の表面上に伸
びの計測方向に所定の角度を持たせて重ね合わせて照射
する照射光学系と、そのレーザビームの試料による散乱
光に含まれるスペックルパターンを検出するためのイメ
ージセンサと、そのイメージセンサからの出力を用い、
互いに異なる時点で得られた2つの画像によってできる
干渉縞パターンから試料の歪み分布を算出して、あらか
じめ設定された試料の2点間の伸びを算出する第1の演
算手段と、上記イメージセンサからの出力を用い、互い
に異なる時点で得られた画像間の相互相関関数を演算
し、その演算結果に基づいてあらかじめ設定された試料
の2点における変位情報を個別に求めるとともに、その
各変位情報の差からその2点間の伸びを算出する第2の
演算手段を備えていることを特徴とするレーザ非接触伸
び計。 - 【請求項2】 上記第1または第2の演算手段による伸
びの算出結果が、あらかじめ設定された値に達していな
い状態では第1の演算手段による伸びの算出結果を出力
し、かつ、上記値に達した以後には、その出力を第2の
演算手段による伸びの算出結果に自動的に切り換える出
力自動切り換え手段を備えていることを特徴とする、請
求項1に記載のレーザ非接触伸び計。 - 【請求項3】 上記第2の演算手段が、上記イメージセ
ンサからの出力を用いて、試料の1点の変位情報を出力
する機能を併せ持っていることを特徴とする、請求項1
または2に記載のレーザ非接触伸び計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11271496A JPH09297008A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | レーザ非接触伸び計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11271496A JPH09297008A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | レーザ非接触伸び計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09297008A true JPH09297008A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14593683
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11271496A Pending JPH09297008A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | レーザ非接触伸び計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09297008A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004068071A1 (de) * | 2003-01-29 | 2004-08-12 | Hentze-Lissotschenko Patentverwaltungs Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zur bestimmung des höhenprofils eines objekts |
| JP2008232686A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Saitama Prefecture | 変形測定装置、変形測定方法および変形測定プログラム |
| DE102010038062A1 (de) | 2010-10-08 | 2012-04-12 | Messphysik Materials Testing Gmbh | Ortsbestimmung und Bestimmung der Verschiebung von Orten insbesondere durch berührungslose Abstandsmessung bei einer Materialprüfung |
| CN102914273A (zh) * | 2012-10-25 | 2013-02-06 | 清华大学 | 多功能云纹干涉及制栅系统 |
| CN103760025A (zh) * | 2014-02-10 | 2014-04-30 | 深圳三思纵横科技股份有限公司 | 引伸计及其测量方法 |
-
1996
- 1996-05-07 JP JP11271496A patent/JPH09297008A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004068071A1 (de) * | 2003-01-29 | 2004-08-12 | Hentze-Lissotschenko Patentverwaltungs Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zur bestimmung des höhenprofils eines objekts |
| JP2008232686A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Saitama Prefecture | 変形測定装置、変形測定方法および変形測定プログラム |
| DE102010038062A1 (de) | 2010-10-08 | 2012-04-12 | Messphysik Materials Testing Gmbh | Ortsbestimmung und Bestimmung der Verschiebung von Orten insbesondere durch berührungslose Abstandsmessung bei einer Materialprüfung |
| DE102010038062B4 (de) * | 2010-10-08 | 2013-05-23 | Messphysik Materials Testing Gmbh | Ortsbestimmung und Bestimmung der Verschiebung von Orten durch berührungslose Abstandsmessung bei einer Materialprüfung |
| DE102010038062B9 (de) * | 2010-10-08 | 2013-08-22 | Messphysik Materials Testing Gmbh | Ortsbestimmung und Bestimmung der Verschiebung von Orten durch berührungslose Abstandsmessung bei einer Materialprüfung |
| CN102914273A (zh) * | 2012-10-25 | 2013-02-06 | 清华大学 | 多功能云纹干涉及制栅系统 |
| CN103760025A (zh) * | 2014-02-10 | 2014-04-30 | 深圳三思纵横科技股份有限公司 | 引伸计及其测量方法 |
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