JPH0929717A - セラミックスの成形法 - Google Patents
セラミックスの成形法Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来より、密度が高く、表面が平滑な成形体
を比較的短時間に製造できる加圧鋳込み成形法を提供す
ること。 【解決手段】 セラミックスのスラリーの湿式プレス成
形法において、型内のすべてのスラリーから余分の溶媒
が排出されて成形体となった時点からそれまでの加圧時
間の50%の時間、又は型内のすべてのスラリーから余
分の溶媒が排出されて成形体となった位置からのパンチ
移動量が成形長の17%以内であるうちに、スラリーへ
の加圧を終了することを特徴とする湿式プレス成形法。
を比較的短時間に製造できる加圧鋳込み成形法を提供す
ること。 【解決手段】 セラミックスのスラリーの湿式プレス成
形法において、型内のすべてのスラリーから余分の溶媒
が排出されて成形体となった時点からそれまでの加圧時
間の50%の時間、又は型内のすべてのスラリーから余
分の溶媒が排出されて成形体となった位置からのパンチ
移動量が成形長の17%以内であるうちに、スラリーへ
の加圧を終了することを特徴とする湿式プレス成形法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種セラミックス
製品の成形法、特にセラミックススラリーの加圧鋳込み
成形法に関する。
製品の成形法、特にセラミックススラリーの加圧鋳込み
成形法に関する。
【0002】
【従来の技術】加圧鋳込み成形法では、粉末と液体の混
合物(以下、スラリーと称す)中の液体を排除するため
に加圧する。この圧力は大きいほど粉末は密に充填さ
れ、保形性の高い成形体となると同時にスラリー中の液
体の排除を短時間に行なうことができる。しかしなが
ら、従来の加圧鋳込み成形では液体を排除するための多
孔質体として石膏もしくは樹脂を用いている(例えば、
特公平2−42321号公報、特開昭60−70101
号公報、特開昭63−3906号、特開昭61−297
103)。これらの材料は多孔質体としての強度が弱
く、成形圧力は石膏型の場合、10kgf/cm2ま
で、樹脂を用いた場合でも約50kgf/cm2までし
か、増加させることができず、この限界値を超えると、
多孔質体の破損を引き起こす。これによりセラミックス
の成形体の密度の向上の限界値は小さく、かつ、成形時
間においても、形状や大きさによっては短時間の成形が
不可能となる。フェライト等の湿式による成形では図3
に示すように脱水のために内径1〜3mmの孔を有する
金属性の型3の前面に布製のフィルター9および紙製の
フィルター10を設置し、フィルターを通してスラリー
中の液体(水)のみを金型の孔に送り出し成形する方法
がある。この図3に示した方法では、液体の排除部は、
布製フィルター9、紙製フィルター10および脱水孔4
を有する金型3からなるため高い成形圧力を付加するこ
とが可能である。しかし、この場合圧力を付加した時
に、スラリー中の粉末が紙および布製のフィルター越し
に、脱水用の孔に入りこむため、成形体の表面に孔の位
置に対応して図4に示すように突起11を生成すること
になる。そのため、後工程で除去する必要となり、コス
ト上昇の原因となっている。
合物(以下、スラリーと称す)中の液体を排除するため
に加圧する。この圧力は大きいほど粉末は密に充填さ
れ、保形性の高い成形体となると同時にスラリー中の液
体の排除を短時間に行なうことができる。しかしなが
ら、従来の加圧鋳込み成形では液体を排除するための多
孔質体として石膏もしくは樹脂を用いている(例えば、
特公平2−42321号公報、特開昭60−70101
号公報、特開昭63−3906号、特開昭61−297
103)。これらの材料は多孔質体としての強度が弱
く、成形圧力は石膏型の場合、10kgf/cm2ま
で、樹脂を用いた場合でも約50kgf/cm2までし
か、増加させることができず、この限界値を超えると、
多孔質体の破損を引き起こす。これによりセラミックス
の成形体の密度の向上の限界値は小さく、かつ、成形時
間においても、形状や大きさによっては短時間の成形が
不可能となる。フェライト等の湿式による成形では図3
に示すように脱水のために内径1〜3mmの孔を有する
金属性の型3の前面に布製のフィルター9および紙製の
フィルター10を設置し、フィルターを通してスラリー
中の液体(水)のみを金型の孔に送り出し成形する方法
がある。この図3に示した方法では、液体の排除部は、
布製フィルター9、紙製フィルター10および脱水孔4
を有する金型3からなるため高い成形圧力を付加するこ
とが可能である。しかし、この場合圧力を付加した時
に、スラリー中の粉末が紙および布製のフィルター越し
に、脱水用の孔に入りこむため、成形体の表面に孔の位
置に対応して図4に示すように突起11を生成すること
になる。そのため、後工程で除去する必要となり、コス
ト上昇の原因となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の方法
より加圧力を大きくし、短時間にしかも密度ばらつきの
小さく、かつ表面が平滑な成形体を提供できるセラミッ
クスの成形法を提供しようとするものである。
より加圧力を大きくし、短時間にしかも密度ばらつきの
小さく、かつ表面が平滑な成形体を提供できるセラミッ
クスの成形法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、セラミックスのスラリーを加圧鋳込み成形する
に当り、強度の大きいセラミックスもしくは金属製の多
孔質体からなる成形型を用いて大きな加圧力を用いるこ
とを可能にし、さらにその加圧力の付加パターン(時
間、成形速度)を制御することで上記課題が解決される
ことを見出し本発明に至った。即ち、本発明は以下の
(1)〜(15)である。
た結果、セラミックスのスラリーを加圧鋳込み成形する
に当り、強度の大きいセラミックスもしくは金属製の多
孔質体からなる成形型を用いて大きな加圧力を用いるこ
とを可能にし、さらにその加圧力の付加パターン(時
間、成形速度)を制御することで上記課題が解決される
ことを見出し本発明に至った。即ち、本発明は以下の
(1)〜(15)である。
【0005】(1)セラミックススラリーをウスに入
れ、パンチで一軸に加圧し、パンチに対向する部分から
余分の溶媒を除去して成形する湿式プレス成形法におい
て、型内のすべてのスラリーから余剰の溶媒が排出され
て成形体となった時点からそれまでの加圧時間の50%
以内の時間のうちに、スラリーへの加圧を終了すること
を特徴とする湿式プレス成形法。 (2)セラミックススラリーをウスに入れ、パンチで一
軸に加圧し、パンチに対向する部分から余分の溶媒を除
去して成形する湿式プレス成形法において、型内のすべ
てのスラリーから余剰の溶媒が排出されて成形体となっ
た位置からのパンチの移動量が成形長の17%以内であ
るうちに、スラリーへの加圧を終了することを特徴とす
る湿式プレス成形法。
れ、パンチで一軸に加圧し、パンチに対向する部分から
余分の溶媒を除去して成形する湿式プレス成形法におい
て、型内のすべてのスラリーから余剰の溶媒が排出され
て成形体となった時点からそれまでの加圧時間の50%
以内の時間のうちに、スラリーへの加圧を終了すること
を特徴とする湿式プレス成形法。 (2)セラミックススラリーをウスに入れ、パンチで一
軸に加圧し、パンチに対向する部分から余分の溶媒を除
去して成形する湿式プレス成形法において、型内のすべ
てのスラリーから余剰の溶媒が排出されて成形体となっ
た位置からのパンチの移動量が成形長の17%以内であ
るうちに、スラリーへの加圧を終了することを特徴とす
る湿式プレス成形法。
【0006】(3)セラミックススラリーをウスに入
れ、パンチで一軸に加圧し、パンチに対向する部分から
余分の溶媒を除去して成形する湿式プレス成形法におい
て、製品のアスペクト比(成形長/断面内の最大寸法)
が1以上で、型内のすべてのスラリーから余剰の溶媒が
排出されて成形体となった時点からそれまでの加圧時間
の12%以内の時間のうちに、スラリーへの加圧を終了
することを特徴とする湿式プレス成形法。 (4)セラミックススラリーをウスに入れ、パンチで一
軸に加圧し、パンチに対向する部分から余分の溶媒を除
去して成形する湿式プレス成形法において、製品のアス
ペクト比(成形長/断面内の最大寸法)が1以上で、型
内のすべてのスラリーから余剰の溶媒が排出されて成形
体となった位置からのパンチの移動量が成形長の4%以
内であるうちに、スラリーへの加圧を終了することを特
徴とする湿式プレス成形法。
れ、パンチで一軸に加圧し、パンチに対向する部分から
余分の溶媒を除去して成形する湿式プレス成形法におい
て、製品のアスペクト比(成形長/断面内の最大寸法)
が1以上で、型内のすべてのスラリーから余剰の溶媒が
排出されて成形体となった時点からそれまでの加圧時間
の12%以内の時間のうちに、スラリーへの加圧を終了
することを特徴とする湿式プレス成形法。 (4)セラミックススラリーをウスに入れ、パンチで一
軸に加圧し、パンチに対向する部分から余分の溶媒を除
去して成形する湿式プレス成形法において、製品のアス
ペクト比(成形長/断面内の最大寸法)が1以上で、型
内のすべてのスラリーから余剰の溶媒が排出されて成形
体となった位置からのパンチの移動量が成形長の4%以
内であるうちに、スラリーへの加圧を終了することを特
徴とする湿式プレス成形法。
【0007】(5)溶媒を除去する部分にセラミックス
もしくは金属製の多孔質体を用いることを特徴とする上
記(1),(2),(3)もしくは(4)記載のセラミ
ックスの成形法。 (6)スラリーと接触するセラミックスもしくは金属製
の多孔質体の平均孔径が0.1μm以上でスラリー内に
存在する粉末の二次粒子の平均粒径の20倍以下である
ことを特徴とする上記(5)記載のセラミックスの成形
法。 (7)セラミックスもしくは金属製の多孔質体において
スラリーと接触する表面の面粗度が0.4Rz以下であ
ることを特徴とする上記(5)記載のセラミックスの成
形法。
もしくは金属製の多孔質体を用いることを特徴とする上
記(1),(2),(3)もしくは(4)記載のセラミ
ックスの成形法。 (6)スラリーと接触するセラミックスもしくは金属製
の多孔質体の平均孔径が0.1μm以上でスラリー内に
存在する粉末の二次粒子の平均粒径の20倍以下である
ことを特徴とする上記(5)記載のセラミックスの成形
法。 (7)セラミックスもしくは金属製の多孔質体において
スラリーと接触する表面の面粗度が0.4Rz以下であ
ることを特徴とする上記(5)記載のセラミックスの成
形法。
【0008】(8)溶媒を除去する部分に濾紙および/
または濾布を前面に設けたセラミックスもしくは金属製
の多孔質体を用いることを特徴とする上記(1),
(2),(3)もしくは(4)記載のセラミックスの成
形法。 (9)溶媒を除去する部分に濾紙および/または濾布を
前面に設けた直径0.8mm以下の貫通孔を有する金属
板を用いることを特徴とする上記(1),(2),
(3)もしくは(4)記載のセラミックスの成形法。 (10)平均孔径が0.1μm以上でスラリー内に存在
する粉末の二次粒子の平均粒径の20倍以下である濾紙
および/または濾布を設けることを特徴とする上記
(8)もしくは(9)記載のセラミックスの成形法。 (11)貫通孔のピッチを10mm以下で設けたことを
特徴とする上記(9)記載のセラミックスの成形法。
または濾布を前面に設けたセラミックスもしくは金属製
の多孔質体を用いることを特徴とする上記(1),
(2),(3)もしくは(4)記載のセラミックスの成
形法。 (9)溶媒を除去する部分に濾紙および/または濾布を
前面に設けた直径0.8mm以下の貫通孔を有する金属
板を用いることを特徴とする上記(1),(2),
(3)もしくは(4)記載のセラミックスの成形法。 (10)平均孔径が0.1μm以上でスラリー内に存在
する粉末の二次粒子の平均粒径の20倍以下である濾紙
および/または濾布を設けることを特徴とする上記
(8)もしくは(9)記載のセラミックスの成形法。 (11)貫通孔のピッチを10mm以下で設けたことを
特徴とする上記(9)記載のセラミックスの成形法。
【0009】(12)ウスとパンチの摺動部分にシール
材を備えることを特徴とする上記(1),(2),
(3)もしくは(4)記載のセラミックスの成形法。 (13)ウス、パンチに超硬合金、ハイス鋼等の耐磨耗
性金属材料を用いることを特徴とする上記(1),
(2),(3)もしくは(4)記載のセラミックスの成
形法。 (14)粘性度5000cps以下のスラリーを用いる
ことを特徴とする上記(1),(2),(3)もしくは
(4)記載のセラミックスの成形法。 (15)スラリー中の粉末固形物の濃度が体積分率で6
0%以下であることを特徴とする上記(1),(2),
(3)もしくは(4)記載のセラミックスの成形法。
材を備えることを特徴とする上記(1),(2),
(3)もしくは(4)記載のセラミックスの成形法。 (13)ウス、パンチに超硬合金、ハイス鋼等の耐磨耗
性金属材料を用いることを特徴とする上記(1),
(2),(3)もしくは(4)記載のセラミックスの成
形法。 (14)粘性度5000cps以下のスラリーを用いる
ことを特徴とする上記(1),(2),(3)もしくは
(4)記載のセラミックスの成形法。 (15)スラリー中の粉末固形物の濃度が体積分率で6
0%以下であることを特徴とする上記(1),(2),
(3)もしくは(4)記載のセラミックスの成形法。
【0010】本願の方式の加圧成形では図1に示される
ように、スラリーに圧力を加え、パンチを移動させ、機
械的に圧縮しながら溶媒を排出する。溶媒除去部に着肉
が進み、成形体が作製される。スラリー中の溶媒は着肉
した成形体内を通過して系外へ排出される。成形時の加
圧が不充分であるとパンチ近傍のスラリーの溶媒除去が
不完全となり未固化の部分が残る。一方、過剰に加圧を
行った場合、パンチは不必要に押し進み、成形体への機
械的な圧縮が進むため、成形体内の局部的な粉末の充填
密度の上昇が(パンチ近傍で)起こる。その結果、製品
の焼結体の寸法精度不良、変形が起る。成形体内での密
度バラツキが大きいものは成形体の亀裂、破損を引き起
こす。このことから加圧終了のタイミングは型内のスラ
リー中の所定量の溶媒が除去され、すべてのスラリーが
成形体となった時点からある範囲に入らなければならな
い。その最適な加圧終了のタイミングは時間の制御もし
くはパンチの移動量の制御で行うことができる。時間の
制御は型内のスラリーのすべてが脱水され、成形体とな
った時点からそれまでの加圧時間の50%以内に加圧を
終了することで行うことができる。加圧終了のタイミン
グが50%を越えると密度バラツキが生じ、焼結体寸法
精度が低下し、極度に起こった場合には亀裂の発生を引
き起こす。また、密度バラツキを原因とする亀裂が発生
しなかったとしても、型内の成形体が異常に圧縮される
ため、パンチ、溶媒除去部に密着し、離型性が低下し、
亀裂剥離を引き起こす。また、型内から成形体を抜き出
すときに成形体が膨張しようとする(スプリングバッ
ク)ために、型と成形体との間で強い摩擦が働き、成形
体の表面が型で傷つけられたり、亀裂を発生させる。
ように、スラリーに圧力を加え、パンチを移動させ、機
械的に圧縮しながら溶媒を排出する。溶媒除去部に着肉
が進み、成形体が作製される。スラリー中の溶媒は着肉
した成形体内を通過して系外へ排出される。成形時の加
圧が不充分であるとパンチ近傍のスラリーの溶媒除去が
不完全となり未固化の部分が残る。一方、過剰に加圧を
行った場合、パンチは不必要に押し進み、成形体への機
械的な圧縮が進むため、成形体内の局部的な粉末の充填
密度の上昇が(パンチ近傍で)起こる。その結果、製品
の焼結体の寸法精度不良、変形が起る。成形体内での密
度バラツキが大きいものは成形体の亀裂、破損を引き起
こす。このことから加圧終了のタイミングは型内のスラ
リー中の所定量の溶媒が除去され、すべてのスラリーが
成形体となった時点からある範囲に入らなければならな
い。その最適な加圧終了のタイミングは時間の制御もし
くはパンチの移動量の制御で行うことができる。時間の
制御は型内のスラリーのすべてが脱水され、成形体とな
った時点からそれまでの加圧時間の50%以内に加圧を
終了することで行うことができる。加圧終了のタイミン
グが50%を越えると密度バラツキが生じ、焼結体寸法
精度が低下し、極度に起こった場合には亀裂の発生を引
き起こす。また、密度バラツキを原因とする亀裂が発生
しなかったとしても、型内の成形体が異常に圧縮される
ため、パンチ、溶媒除去部に密着し、離型性が低下し、
亀裂剥離を引き起こす。また、型内から成形体を抜き出
すときに成形体が膨張しようとする(スプリングバッ
ク)ために、型と成形体との間で強い摩擦が働き、成形
体の表面が型で傷つけられたり、亀裂を発生させる。
【0011】このような成形体への影響は焼結体の特性
に顕著に現われ、焼結体の寸法精度を低下させる。さら
に焼結体の3点曲げ強度等の機械的特性を著しく低下さ
せる。これらの加圧終了のタイミングは成形体の形状と
関係がある。すなわち、パンチに押される部分の形状の
大きさとパンチが押し進む方向の寸法の比率によって条
件が変わる。この比率(成形長/断面内の最大寸法)を
アスペクト比と呼ぶ。アスペクト比の大きい成形体の場
合、成形体と型の側面との摩擦が大きく、成形体全体に
均一な圧力がかかりにくい。そのような状態の物に過剰
な圧力が加わると長さ方向に圧力の不均一が顕著に発生
し、少量の過剰圧力付加で密度バラツキや成形体の破損
を引き起こす。そのために加圧終了のタイミングも厳密
に制御する必要がある。全加圧時間は成形物のアスペク
ト比が1以下の時はTの1.50倍まで即ちT〜1.5
Tまで、1を越す時はTの1.12倍まで即ちT〜1.
12Tとする。
に顕著に現われ、焼結体の寸法精度を低下させる。さら
に焼結体の3点曲げ強度等の機械的特性を著しく低下さ
せる。これらの加圧終了のタイミングは成形体の形状と
関係がある。すなわち、パンチに押される部分の形状の
大きさとパンチが押し進む方向の寸法の比率によって条
件が変わる。この比率(成形長/断面内の最大寸法)を
アスペクト比と呼ぶ。アスペクト比の大きい成形体の場
合、成形体と型の側面との摩擦が大きく、成形体全体に
均一な圧力がかかりにくい。そのような状態の物に過剰
な圧力が加わると長さ方向に圧力の不均一が顕著に発生
し、少量の過剰圧力付加で密度バラツキや成形体の破損
を引き起こす。そのために加圧終了のタイミングも厳密
に制御する必要がある。全加圧時間は成形物のアスペク
ト比が1以下の時はTの1.50倍まで即ちT〜1.5
Tまで、1を越す時はTの1.12倍まで即ちT〜1.
12Tとする。
【0012】成形体の離型性の低下や型との摩擦からの
成形体損傷もこの範囲であれば先に述べた理由から抑え
ることができる。同じく焼結体の寸法精度向上、強度ア
ップも可能となる。本発明では加圧力の付加パターンの
他の調節法として、加圧条件をパンチの移動量で行うこ
とも可能である。すなわち、型内のスラリーのすべてで
余分な溶媒が除去され、成形体となった位置からパンチ
が成形長の17%の距離を移動するうちに加圧を終了す
る。成形長の17%を越えてパンチが移動加圧すると成
形体の密度バラツキが生じ、極端な場合、亀裂が発生す
る。加えて離型性の低下、型との摩擦による成形体の損
傷が起こる場合もある。焼結体においても寸法精度、機
械的特性に著しく影響し、17%を越えると寸法精度不
良、3点曲げ強度等の機械的特性の劣化を引き起こす。
また、加圧条件をパンチの移動量においてもアスペクト
比の範囲によって制御の許容範囲は変わる。すなわち成
形体のアスペクト比が1以上の場合、型内のスラリーの
すべてで余分な溶媒が除去され、成形体となった位置か
らパンチが成形長の4%の距離を移動するうちに加圧を
終了する。成形長の4%を越えてパンチが移動加圧する
と成形体の密度バラツキが生じ、極端な場合、亀裂発生
を引き起こす。
成形体損傷もこの範囲であれば先に述べた理由から抑え
ることができる。同じく焼結体の寸法精度向上、強度ア
ップも可能となる。本発明では加圧力の付加パターンの
他の調節法として、加圧条件をパンチの移動量で行うこ
とも可能である。すなわち、型内のスラリーのすべてで
余分な溶媒が除去され、成形体となった位置からパンチ
が成形長の17%の距離を移動するうちに加圧を終了す
る。成形長の17%を越えてパンチが移動加圧すると成
形体の密度バラツキが生じ、極端な場合、亀裂が発生す
る。加えて離型性の低下、型との摩擦による成形体の損
傷が起こる場合もある。焼結体においても寸法精度、機
械的特性に著しく影響し、17%を越えると寸法精度不
良、3点曲げ強度等の機械的特性の劣化を引き起こす。
また、加圧条件をパンチの移動量においてもアスペクト
比の範囲によって制御の許容範囲は変わる。すなわち成
形体のアスペクト比が1以上の場合、型内のスラリーの
すべてで余分な溶媒が除去され、成形体となった位置か
らパンチが成形長の4%の距離を移動するうちに加圧を
終了する。成形長の4%を越えてパンチが移動加圧する
と成形体の密度バラツキが生じ、極端な場合、亀裂発生
を引き起こす。
【0013】先と同じ理由で離型性の低下や型との摩擦
による成形体の損傷そしてさらには焼結体の寸法精度不
良、機械的特性の劣化も発生する場合がある。本願の方
式の加圧成形法によれば粉末プレス成形と同等の加圧機
構が利用できるため、極めて高い圧力で機械的な圧縮を
伴う成形が可能である。それに応じて溶媒の除去部にも
同じく高い機械的な圧縮が働くため、成形型としてはこ
れに充分耐えうる高強度の材質構造のものとするのが望
ましい。例えば材質としては高強度・高ヤング率のセラ
ミックス製もしくは金属製の多孔質体が望ましい。例え
ばステンレスのようなFeを主成分とした材料やAl2
O3のような高い硬度の材料では負荷しうる圧力として
100kgf/cm2以上、型の設計条件によっては1
000kgf/cm2までの加圧が可能である。金属材
料としてはFe系以外にCu系、Al系等、セラミック
ス材料としてはAl2O3系以外にSi3N4系、BN系等
上記の加圧力に耐えうるものであれば特に限定されな
い。
による成形体の損傷そしてさらには焼結体の寸法精度不
良、機械的特性の劣化も発生する場合がある。本願の方
式の加圧成形法によれば粉末プレス成形と同等の加圧機
構が利用できるため、極めて高い圧力で機械的な圧縮を
伴う成形が可能である。それに応じて溶媒の除去部にも
同じく高い機械的な圧縮が働くため、成形型としてはこ
れに充分耐えうる高強度の材質構造のものとするのが望
ましい。例えば材質としては高強度・高ヤング率のセラ
ミックス製もしくは金属製の多孔質体が望ましい。例え
ばステンレスのようなFeを主成分とした材料やAl2
O3のような高い硬度の材料では負荷しうる圧力として
100kgf/cm2以上、型の設計条件によっては1
000kgf/cm2までの加圧が可能である。金属材
料としてはFe系以外にCu系、Al系等、セラミック
ス材料としてはAl2O3系以外にSi3N4系、BN系等
上記の加圧力に耐えうるものであれば特に限定されな
い。
【0014】図7及び8は本発明の加圧工程を説明した
図である。図7は加圧時間とパンチの移動量の関係を模
式的に示すものであり、図8は加圧時間の各段階でのス
ラリーの成形状態を模式的に示すものである。図8でス
ラリー中のセラミック粒子の充填密度が加圧方向で均等
になる地点言い換えればスラリー中のセラミック粒子の
加圧方向での濃度勾配がなくなる地点を本発明では型内
に充填された全てのスラリーが固化した状態と定義す
る。そしてこの固化までに要する加圧時間をTと定義す
る。図8で左から3番目の未固化の段階と4番目の固化
の段階でのスラリー部分の状態を比べれば以上の内容は
理解される。本発明によればこの段階からさらに一定の
時間引き続き加圧を進め、加圧を止めて成形物を型から
取り外す。この固化からの一定時間の加圧を行うことに
よって成形物の損傷とその寸法精度の低下が防止され
る。また、セラミックス製や金属製の多孔質体であれ
ば、加工研磨することにより、表面の面粗度を小さく
し、場合によっては鏡面にすることも可能である。この
ように面粗度を小さくした面を型のスラリーとの接触面
に利用すれば、成形体を型からとりはずすときの離型性
に優れ、成形体の破損を防ぐことができる。また成形体
の表面状態も優れたものとなる。
図である。図7は加圧時間とパンチの移動量の関係を模
式的に示すものであり、図8は加圧時間の各段階でのス
ラリーの成形状態を模式的に示すものである。図8でス
ラリー中のセラミック粒子の充填密度が加圧方向で均等
になる地点言い換えればスラリー中のセラミック粒子の
加圧方向での濃度勾配がなくなる地点を本発明では型内
に充填された全てのスラリーが固化した状態と定義す
る。そしてこの固化までに要する加圧時間をTと定義す
る。図8で左から3番目の未固化の段階と4番目の固化
の段階でのスラリー部分の状態を比べれば以上の内容は
理解される。本発明によればこの段階からさらに一定の
時間引き続き加圧を進め、加圧を止めて成形物を型から
取り外す。この固化からの一定時間の加圧を行うことに
よって成形物の損傷とその寸法精度の低下が防止され
る。また、セラミックス製や金属製の多孔質体であれ
ば、加工研磨することにより、表面の面粗度を小さく
し、場合によっては鏡面にすることも可能である。この
ように面粗度を小さくした面を型のスラリーとの接触面
に利用すれば、成形体を型からとりはずすときの離型性
に優れ、成形体の破損を防ぐことができる。また成形体
の表面状態も優れたものとなる。
【0015】一方、多孔質体の孔径は大きければ大きい
ほどスラリー中の液体の除去は容易になるが、大きすぎ
るとスラリー中のセラミックス粉末の流出が発生する。
そのため孔径の大きさはスラリー中のセラミックス粉末
の粒径により上限が決定される。スラリーと接触する多
孔質体型の孔径は離型性および溶媒除去の時間から0.
1μm以上でスラリー内に存在する粉末の二次粒子の平
均粒径の20倍以下であることが必要である。前記載の
スラリーから液体を除去する成形法で、工業的に実用的
な時間で脱液・成形するためには、型の全体もしくは一
部を構成する多孔質体の孔径は0.1μm以上であるこ
とが必要である。0.1μmより小さいと、一般にスラ
リーの液体として用いられる水の場合、表面張力が高く
なり、多孔質体の孔に液体(水)が流入しようとするの
を妨げるため多孔質体の孔を通してスラリー中の液体を
除去するのが困難となる。また孔径の上限はスラリー中
のセラミックス粉末の二次粒子の平均粒径の20倍まで
であれば粉末の流出を防ぐことができる。
ほどスラリー中の液体の除去は容易になるが、大きすぎ
るとスラリー中のセラミックス粉末の流出が発生する。
そのため孔径の大きさはスラリー中のセラミックス粉末
の粒径により上限が決定される。スラリーと接触する多
孔質体型の孔径は離型性および溶媒除去の時間から0.
1μm以上でスラリー内に存在する粉末の二次粒子の平
均粒径の20倍以下であることが必要である。前記載の
スラリーから液体を除去する成形法で、工業的に実用的
な時間で脱液・成形するためには、型の全体もしくは一
部を構成する多孔質体の孔径は0.1μm以上であるこ
とが必要である。0.1μmより小さいと、一般にスラ
リーの液体として用いられる水の場合、表面張力が高く
なり、多孔質体の孔に液体(水)が流入しようとするの
を妨げるため多孔質体の孔を通してスラリー中の液体を
除去するのが困難となる。また孔径の上限はスラリー中
のセラミックス粉末の二次粒子の平均粒径の20倍まで
であれば粉末の流出を防ぐことができる。
【0016】すなわち、多孔質体表面の孔より圧力によ
り、スラリー中の液体を除去する時に、スラリー中の粉
末が、多孔質体の孔の中に入りこむと、アンカー効果に
より、成形体と多孔質体の密着性が高まり、成形体の離
型を行ないにくくなり、成形体の破損、カケを起すこと
になる。しかしながら、多孔質体表面の孔径がスラリー
内に存在する粉末の二次粒子の平均粒子径の20倍まで
であれば、孔の入口で粉末がブリッジングを起こし、孔
の内部に粉末が入りこまないため、短時間成形および良
好な離型性を得ることができる。また、スラリーと接触
する多孔質体の表面の面粗度は成形体の離型性から0.
4Rz以下(すなわちJISによる10点平均粗さの最
大値が0.4μm以下)であることが必要である。スラ
リーと接触する表面の孔のない部分の面粗度が0.4R
zを超えると、アンカー効果により成形体と密着を起こ
す。特に高い圧力をかけた場合、その部分で成形体から
の圧力を受けるため、強固な密着を起こす。その結果、
成形体の離型が困難となる。0.4Rz以下であるとそ
の部分での密着強度が低下しスムーズに成形体の離型を
行なうことができる。
り、スラリー中の液体を除去する時に、スラリー中の粉
末が、多孔質体の孔の中に入りこむと、アンカー効果に
より、成形体と多孔質体の密着性が高まり、成形体の離
型を行ないにくくなり、成形体の破損、カケを起すこと
になる。しかしながら、多孔質体表面の孔径がスラリー
内に存在する粉末の二次粒子の平均粒子径の20倍まで
であれば、孔の入口で粉末がブリッジングを起こし、孔
の内部に粉末が入りこまないため、短時間成形および良
好な離型性を得ることができる。また、スラリーと接触
する多孔質体の表面の面粗度は成形体の離型性から0.
4Rz以下(すなわちJISによる10点平均粗さの最
大値が0.4μm以下)であることが必要である。スラ
リーと接触する表面の孔のない部分の面粗度が0.4R
zを超えると、アンカー効果により成形体と密着を起こ
す。特に高い圧力をかけた場合、その部分で成形体から
の圧力を受けるため、強固な密着を起こす。その結果、
成形体の離型が困難となる。0.4Rz以下であるとそ
の部分での密着強度が低下しスムーズに成形体の離型を
行なうことができる。
【0017】また、金属製やセラミックス製多孔質体の
前面に紙製フィルターおよび/又は布製のフィルターま
たはこの両者を併せて設置することも可能である。フィ
ルターを設置することによりセラミックス製多孔質体の
表面部に存在する孔径が大きくスラリー中の粉末が入り
こむ大きさのものであっても、この粉末の流入は防止さ
れ離型性は改善される。また面粗度の粗い表面の多孔質
性セラミックスであってもフィルターの存在により、セ
ラミックス製多孔質体へのアンカー効果も発生せず、ス
ムーズな離型が可能である。フィルターと成形体の離型
性についてはフィルターは紙もしくは布またはこの両者
を併せて構成され、可撓性に富むため、離型は少しづつ
行なうことが可能となり成形体に欠陥等を起こすことな
く離型できる。また図3に示す従来の方法では成形体の
表面に発生する突起物も、セラミックス製の多孔質体で
あればフィルター越しに入りこむこともなく表面状態の
良好な成形体となる。また、この方法に用いる紙もしく
は布製またはその両者を併用したフィルターの平均細孔
径はスラリー中の粉末がフィルターを通り抜けることを
防ぎ、かつ適度な液体の除去の速度を得るために0.1
μm以上でスラリー内に存在する粉末の二次粒子の平均
粒径の20倍以下であることが望ましい。工業的に必要
な速度で液体を除去するには平均細孔径0.1μm以上
が必要である。また平均粒径がスラリー中粉末の二次粒
子の平均粒径の20倍を超えると前述と同じ理由で粉末
の流出すなわちスラリーのフィルター透過が起こること
となる。フィルターの種類として一般に濾紙に使用され
る材質、また布についてはポリエステル、ナイロン、ア
クリル等の合成繊維や綿等の天然素材など織物になるも
のであれば材質は問わない。
前面に紙製フィルターおよび/又は布製のフィルターま
たはこの両者を併せて設置することも可能である。フィ
ルターを設置することによりセラミックス製多孔質体の
表面部に存在する孔径が大きくスラリー中の粉末が入り
こむ大きさのものであっても、この粉末の流入は防止さ
れ離型性は改善される。また面粗度の粗い表面の多孔質
性セラミックスであってもフィルターの存在により、セ
ラミックス製多孔質体へのアンカー効果も発生せず、ス
ムーズな離型が可能である。フィルターと成形体の離型
性についてはフィルターは紙もしくは布またはこの両者
を併せて構成され、可撓性に富むため、離型は少しづつ
行なうことが可能となり成形体に欠陥等を起こすことな
く離型できる。また図3に示す従来の方法では成形体の
表面に発生する突起物も、セラミックス製の多孔質体で
あればフィルター越しに入りこむこともなく表面状態の
良好な成形体となる。また、この方法に用いる紙もしく
は布製またはその両者を併用したフィルターの平均細孔
径はスラリー中の粉末がフィルターを通り抜けることを
防ぎ、かつ適度な液体の除去の速度を得るために0.1
μm以上でスラリー内に存在する粉末の二次粒子の平均
粒径の20倍以下であることが望ましい。工業的に必要
な速度で液体を除去するには平均細孔径0.1μm以上
が必要である。また平均粒径がスラリー中粉末の二次粒
子の平均粒径の20倍を超えると前述と同じ理由で粉末
の流出すなわちスラリーのフィルター透過が起こること
となる。フィルターの種類として一般に濾紙に使用され
る材質、また布についてはポリエステル、ナイロン、ア
クリル等の合成繊維や綿等の天然素材など織物になるも
のであれば材質は問わない。
【0018】本願の方式では溶媒除去部に機械的圧縮が
付加されるが、この圧縮が繰り返しかつ高圧(200k
gf/cm2〜)で行われた場合、セラミックス製もし
くは金属製多孔質体を用いても疲労を引き起こし、表面
部の破壊や変形を引き起こすことがある。そのため、前
面に紙製フィルターおよび/または布製フィルターを設
置する場合、多孔質体のかわりに直径0.8mm以下の
孔を設けた金属板を用いることも可能である。このよう
な金属板では機械的な耐久性に富むため疲労を起こさな
い。金属板の孔の大きさは0.8mmを越えると、成形
時の圧力で粉末がフィルターを押して孔内に入り込み、
孔の形に対応した突起物となって成形体の表面に残る。
これは成形体の表面状態に悪影響を与える。孔の大きさ
が0.8mm以下であれば顕著な突起は発生しない。こ
の方法の場合工業的に必要な成形時間すなわち溶媒除去
時間を得るためには単位面積当たり一定の金属板の貫通
孔の数が必要である。そのためには金属板に10mm以
下のピッチで貫通孔を設けることが必要である。貫通孔
のピッチが10mmを越えるとスラリー中の溶媒除去が
長時間となり、工業的に好ましくない。
付加されるが、この圧縮が繰り返しかつ高圧(200k
gf/cm2〜)で行われた場合、セラミックス製もし
くは金属製多孔質体を用いても疲労を引き起こし、表面
部の破壊や変形を引き起こすことがある。そのため、前
面に紙製フィルターおよび/または布製フィルターを設
置する場合、多孔質体のかわりに直径0.8mm以下の
孔を設けた金属板を用いることも可能である。このよう
な金属板では機械的な耐久性に富むため疲労を起こさな
い。金属板の孔の大きさは0.8mmを越えると、成形
時の圧力で粉末がフィルターを押して孔内に入り込み、
孔の形に対応した突起物となって成形体の表面に残る。
これは成形体の表面状態に悪影響を与える。孔の大きさ
が0.8mm以下であれば顕著な突起は発生しない。こ
の方法の場合工業的に必要な成形時間すなわち溶媒除去
時間を得るためには単位面積当たり一定の金属板の貫通
孔の数が必要である。そのためには金属板に10mm以
下のピッチで貫通孔を設けることが必要である。貫通孔
のピッチが10mmを越えるとスラリー中の溶媒除去が
長時間となり、工業的に好ましくない。
【0019】一方、本願の方式ではウスの中をパンチが
移動してウス内壁とパンチが摺動しながらスラリーを機
械的に圧縮する。スラリーを圧縮する場合、摺動部のク
リアランスからスラリーの流出が起こり、スラリーが不
足し固化が完全に終了しない。従来の粉末だけをプレス
成形する場合はこのようなもれは起こらない。クリアラ
ンスからのスラリーのもれを防ぐには摺動部にシール材
を設ける。シール材にはOリング等のゴム製、樹脂製、
金属製など材質は問わない。さらに本願の方式では上述
のようにウスとパンチは摺動しながら成形が進む。その
ためウスおよびパンチは繰り返しの摺動に疲労しない耐
摩耗性に富んだ材質であることが必要である。すなわ
ち、本願の成形方式では高い圧力に耐える高強度に加
え、耐摩耗性に優れたウスおよびパンチを用いなければ
ならない。材質としては超硬、ハイス鋼等の金属材料が
望ましい。
移動してウス内壁とパンチが摺動しながらスラリーを機
械的に圧縮する。スラリーを圧縮する場合、摺動部のク
リアランスからスラリーの流出が起こり、スラリーが不
足し固化が完全に終了しない。従来の粉末だけをプレス
成形する場合はこのようなもれは起こらない。クリアラ
ンスからのスラリーのもれを防ぐには摺動部にシール材
を設ける。シール材にはOリング等のゴム製、樹脂製、
金属製など材質は問わない。さらに本願の方式では上述
のようにウスとパンチは摺動しながら成形が進む。その
ためウスおよびパンチは繰り返しの摺動に疲労しない耐
摩耗性に富んだ材質であることが必要である。すなわ
ち、本願の成形方式では高い圧力に耐える高強度に加
え、耐摩耗性に優れたウスおよびパンチを用いなければ
ならない。材質としては超硬、ハイス鋼等の金属材料が
望ましい。
【0020】本願の方式でスラリー状態を限定すれば従
来ウスとパンチを用いた一軸加圧では成形できないアス
ペクト比3以上の形状や複雑な形状の成形体を作製する
ことができる。また、断面積が変化する、例えばラッパ
状の形状、円筒中空の形状の成形が可能となる。これら
の形状の成形体を作製するにはスラリーが型内に均一に
流入する必要があるため、スラリーの粘度を5000c
ps以下とすることが望ましい。また、スラリーの粘度
を5000cps以下とするには原料粉末と溶媒の種
類、状態によって異なるが、一般的には粉末が体積分率
で60vol%以下であることが必要である。この場
合、粉末の種類、粒径、粒度分布、溶媒の種類は特に問
わない。
来ウスとパンチを用いた一軸加圧では成形できないアス
ペクト比3以上の形状や複雑な形状の成形体を作製する
ことができる。また、断面積が変化する、例えばラッパ
状の形状、円筒中空の形状の成形が可能となる。これら
の形状の成形体を作製するにはスラリーが型内に均一に
流入する必要があるため、スラリーの粘度を5000c
ps以下とすることが望ましい。また、スラリーの粘度
を5000cps以下とするには原料粉末と溶媒の種
類、状態によって異なるが、一般的には粉末が体積分率
で60vol%以下であることが必要である。この場
合、粉末の種類、粒径、粒度分布、溶媒の種類は特に問
わない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、実施例によって、本発明を
具体的に説明する。 実施例1 平均粒径0.8μmのSi3N4粉末に、助剤としてY2
O3、Al2O3を添加し、エチルアルコールで混合し、
乾燥させ混合粉を作製した。この混合粉にイオン交換水
およびバインダーを添加し、ナイロン製ボールミルを用
いて混合しスラリーとした。スラリーの粉末含有率は4
0vol%とした。このスラリーを用いて直径10m
m、高さ25mmの円柱を成形した。成形の手法は図1
に示す。多孔質体7をとりつけた水除去のための孔5を
有する金型3に金型2をセットし、その中にスラリーを
注入する。先端に多孔質体のパンチ6をとりつけた金属
製のキネ1でそのスラリー8を加圧する。加圧によりス
ラリー8内の水は多孔質体6,7を通して排除される。
その結果、成形体となってとり出される。この成形法に
おいて多孔質体の材質および成形圧力を変えて成形体を
作製した。そのときの成形体の密度および成形時間を表
1に示した。
具体的に説明する。 実施例1 平均粒径0.8μmのSi3N4粉末に、助剤としてY2
O3、Al2O3を添加し、エチルアルコールで混合し、
乾燥させ混合粉を作製した。この混合粉にイオン交換水
およびバインダーを添加し、ナイロン製ボールミルを用
いて混合しスラリーとした。スラリーの粉末含有率は4
0vol%とした。このスラリーを用いて直径10m
m、高さ25mmの円柱を成形した。成形の手法は図1
に示す。多孔質体7をとりつけた水除去のための孔5を
有する金型3に金型2をセットし、その中にスラリーを
注入する。先端に多孔質体のパンチ6をとりつけた金属
製のキネ1でそのスラリー8を加圧する。加圧によりス
ラリー8内の水は多孔質体6,7を通して排除される。
その結果、成形体となってとり出される。この成形法に
おいて多孔質体の材質および成形圧力を変えて成形体を
作製した。そのときの成形体の密度および成形時間を表
1に示した。
【0022】
【表1】
【0023】実施例2 原料粉末として主成分Si3N4(90〜95wt%)
(平均一次粒子径0.2μm、平均二次粒子径0.5μ
m)、添加物Y2O3(平均一次粒子径0.5μm)、A
l2O3(平均一次粒子径0.3μm)を使用する。原料
粉末をボールミルで蒸留水と混合し、バインダーを加え
て粉末の体積濃度42vol%のスラリーを作製した
(実施例1と同一のスラリー)。スラリーの平均二次粒
子径は0.53μmとなった(主成分0.5μmに添加
物の効果で0.53μmとなる)。このスラリーを用い
て直径50mm、厚さ約6mmの円板を成形した。この
場合、アスペクト比=0.12となる。成形は実施例1
と同じ図2の方法で実施した。脱水部には貫通孔を有し
たSUS製の板およびその前面に濾紙および濾布を設置
したものを用いた。本実施例ではパンチとウスの材質は
超硬、型の部分はハイス鋼で作製し、300kgf/c
m2の高圧で行った。
(平均一次粒子径0.2μm、平均二次粒子径0.5μ
m)、添加物Y2O3(平均一次粒子径0.5μm)、A
l2O3(平均一次粒子径0.3μm)を使用する。原料
粉末をボールミルで蒸留水と混合し、バインダーを加え
て粉末の体積濃度42vol%のスラリーを作製した
(実施例1と同一のスラリー)。スラリーの平均二次粒
子径は0.53μmとなった(主成分0.5μmに添加
物の効果で0.53μmとなる)。このスラリーを用い
て直径50mm、厚さ約6mmの円板を成形した。この
場合、アスペクト比=0.12となる。成形は実施例1
と同じ図2の方法で実施した。脱水部には貫通孔を有し
たSUS製の板およびその前面に濾紙および濾布を設置
したものを用いた。本実施例ではパンチとウスの材質は
超硬、型の部分はハイス鋼で作製し、300kgf/c
m2の高圧で行った。
【0024】成形時の加圧条件としては成形時間もしく
はパンチの移動量で制御を行った(アスペクト比1以
下)。成形厚み6mmとなるスラリー量を成形に用い
て、加圧の最適な終了タイミングの設定を時間での制御
(型内のスラリーのすべてが脱水され成形体となった時
点からそれまでの加圧時間の50%以内)およびパンチ
の移動量の制御(型内のスラリーのすべてが脱水され成
形体となった位置から成形長の17%以内)で行った。
また、他の成形の条件も種々に変化させた。種々の条件
と成形の状況および離型性の関係は表2のようになっ
た。また、作製した成形体を断面内で5等分して成形体
密度を測定し、最大値と最小値から成形体内の密度バラ
ツキを算出した。即ち、5等分サンプルでの(最大密度
−最小密度)/平均密度×100(%)である。さらに
この成形体を用いて焼結体を作製し、曲げ試験用テスト
ピース(3×4×35mm)に切り出し3点曲げ強度
(n=30)を測定した。なお、「パンチ位置」はパン
チ面とフィルター面との距離(50になった時、すべて
のスラリーが固まる点)であり、×印は本発明外である
ことを示す。これらについては、以下の表においても同
じである。
はパンチの移動量で制御を行った(アスペクト比1以
下)。成形厚み6mmとなるスラリー量を成形に用い
て、加圧の最適な終了タイミングの設定を時間での制御
(型内のスラリーのすべてが脱水され成形体となった時
点からそれまでの加圧時間の50%以内)およびパンチ
の移動量の制御(型内のスラリーのすべてが脱水され成
形体となった位置から成形長の17%以内)で行った。
また、他の成形の条件も種々に変化させた。種々の条件
と成形の状況および離型性の関係は表2のようになっ
た。また、作製した成形体を断面内で5等分して成形体
密度を測定し、最大値と最小値から成形体内の密度バラ
ツキを算出した。即ち、5等分サンプルでの(最大密度
−最小密度)/平均密度×100(%)である。さらに
この成形体を用いて焼結体を作製し、曲げ試験用テスト
ピース(3×4×35mm)に切り出し3点曲げ強度
(n=30)を測定した。なお、「パンチ位置」はパン
チ面とフィルター面との距離(50になった時、すべて
のスラリーが固まる点)であり、×印は本発明外である
ことを示す。これらについては、以下の表においても同
じである。
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】実施例3 原料粉末として主成分Al2O3(平均一次粒子径0.2
μm、平均二次粒子径0.4μm)を使用する。原料粉
末をボールミルで蒸留水と混合し、バインダーを加えて
粉末の体積濃度50vol%のスラリーを作製した。こ
のスラリーを用いて図2に示した実施例1,2と同一の
成形法により直径15mm、長さ約60mmの円柱を成
形した。この場合、アスペクト比=4となる。脱水部に
は貫通孔を有したSUS製の板およびその前面に濾紙お
よび/または濾布を設置したものを用いた。本実施例に
おいてもパンチとウスの材質は超硬、型の部分はハイス
鋼で作製し、500kgf/cm2の高圧で行った。成
形時の加圧条件としては成形時間もしくはパンチの移動
量で制御を行った(アスペクト比1以上)。成形長60
mmとなるスラリー量を成形に用いて、加圧の最適な終
了タイミングを時間での制御(型内のスラリーのすべて
が脱水され成形体となった時点からそれまでの加圧時間
の12%以内)およびパンチの移動量の制御(型内のス
ラリーのすべてが脱水され成形体となった位置から成形
長の4%以内)した。
μm、平均二次粒子径0.4μm)を使用する。原料粉
末をボールミルで蒸留水と混合し、バインダーを加えて
粉末の体積濃度50vol%のスラリーを作製した。こ
のスラリーを用いて図2に示した実施例1,2と同一の
成形法により直径15mm、長さ約60mmの円柱を成
形した。この場合、アスペクト比=4となる。脱水部に
は貫通孔を有したSUS製の板およびその前面に濾紙お
よび/または濾布を設置したものを用いた。本実施例に
おいてもパンチとウスの材質は超硬、型の部分はハイス
鋼で作製し、500kgf/cm2の高圧で行った。成
形時の加圧条件としては成形時間もしくはパンチの移動
量で制御を行った(アスペクト比1以上)。成形長60
mmとなるスラリー量を成形に用いて、加圧の最適な終
了タイミングを時間での制御(型内のスラリーのすべて
が脱水され成形体となった時点からそれまでの加圧時間
の12%以内)およびパンチの移動量の制御(型内のス
ラリーのすべてが脱水され成形体となった位置から成形
長の4%以内)した。
【0028】この設定法での範囲をもとに種々の成形時
間、パンチ移動量で成形を行った。他の成形の条件とし
てフィルター孔径等の条件を種々に変化させた。種々の
条件と成形の状況および離型性の関係は表3のようにな
った。また、実施例2と同様に作製した成形体を長さ方
向に5等分して成形体密度を測定し、最大値と最小値か
ら成形体内の密度バラツキ等を算出した。
間、パンチ移動量で成形を行った。他の成形の条件とし
てフィルター孔径等の条件を種々に変化させた。種々の
条件と成形の状況および離型性の関係は表3のようにな
った。また、実施例2と同様に作製した成形体を長さ方
向に5等分して成形体密度を測定し、最大値と最小値か
ら成形体内の密度バラツキ等を算出した。
【0029】
【表4】
【0030】
【表5】
【0031】実施例4 平均粒径1μmのAl2O3粉末をAl2O3製ボールミル
を用いて、蒸留水と混合し、バインダーを添加し成形用
のスラリーとした。スラリー中の粉末含有率は53vo
l%とした。このスラリーを用いて図1に示す成形法に
よって直径10mm、高さ20mmの円柱状成形体を作
製した。多孔質体には種々の表面部の孔径および表面粗
度のAl2O3製の物を用いた。このAl2O3の気孔率は
38vol%、成形圧力は200および800kgf/
cm2とした。尚、表面部の孔径は顕微鏡(SEMおよ
び光学顕微鏡)による観察により、測定し、平均値によ
り決定した。各条件による成形体密度、成形時間および
多孔質体部との離型性は表4に示す結果となった。
を用いて、蒸留水と混合し、バインダーを添加し成形用
のスラリーとした。スラリー中の粉末含有率は53vo
l%とした。このスラリーを用いて図1に示す成形法に
よって直径10mm、高さ20mmの円柱状成形体を作
製した。多孔質体には種々の表面部の孔径および表面粗
度のAl2O3製の物を用いた。このAl2O3の気孔率は
38vol%、成形圧力は200および800kgf/
cm2とした。尚、表面部の孔径は顕微鏡(SEMおよ
び光学顕微鏡)による観察により、測定し、平均値によ
り決定した。各条件による成形体密度、成形時間および
多孔質体部との離型性は表4に示す結果となった。
【0032】
【表6】
【0033】実施例5 平均粒径0.5μmのSi3N4粉末に助剤としてY
2O3、Al2O3を添加し、ボールミルを用い蒸留水中で
混合した。この混合物にバインダーを加え、さらに混合
し、スラリーを作製した。スラリーの粉末含有率は42
vol%とした。粒度分布測定によると平均粒径は0.
53μmであった。このスラリーを用いて図2に示す成
形法によって直径40mm、厚さ5mmの円板状の成形
体を作製した。多孔質体の材質はAl2O3とし、その多
孔質体の粒径、表面粗度、またフィルターの孔径等の条
件は種々に変化させた。また比較のため、フィルターを
除いての成形および図3の方式での成形も行なった。
尚、成形圧力は350kgf/cm2で行なった。種々
の条件と成形体および離型性の状況の関係は表5および
表6のようになった。これから本発明により、良好な成
形体が得られることが明らかとなった。
2O3、Al2O3を添加し、ボールミルを用い蒸留水中で
混合した。この混合物にバインダーを加え、さらに混合
し、スラリーを作製した。スラリーの粉末含有率は42
vol%とした。粒度分布測定によると平均粒径は0.
53μmであった。このスラリーを用いて図2に示す成
形法によって直径40mm、厚さ5mmの円板状の成形
体を作製した。多孔質体の材質はAl2O3とし、その多
孔質体の粒径、表面粗度、またフィルターの孔径等の条
件は種々に変化させた。また比較のため、フィルターを
除いての成形および図3の方式での成形も行なった。
尚、成形圧力は350kgf/cm2で行なった。種々
の条件と成形体および離型性の状況の関係は表5および
表6のようになった。これから本発明により、良好な成
形体が得られることが明らかとなった。
【0034】
【表7】
【0035】
【表8】
【0036】実施例6 平均粒径0.7μmのSi3N4粉末に、助剤としてY2
O3、Al2O3を添加し、エチルアルコールで混合し完
粉を作製した。この完粉に水およびバインダーを添加
し、ナイロン製ボールミルを用いて混合しスラリーとし
た。スラリーの粉末含有率は40vol%とした。この
スラリーを用いて直径20mm、高さ20mmの円柱を
成形した。成形の手法は図1に示す。この成形法におい
て多孔質体の材質および成形圧力を変えて成形体を作製
した。そのときの成形体の密度および成形時間を表7に
示した。
O3、Al2O3を添加し、エチルアルコールで混合し完
粉を作製した。この完粉に水およびバインダーを添加
し、ナイロン製ボールミルを用いて混合しスラリーとし
た。スラリーの粉末含有率は40vol%とした。この
スラリーを用いて直径20mm、高さ20mmの円柱を
成形した。成形の手法は図1に示す。この成形法におい
て多孔質体の材質および成形圧力を変えて成形体を作製
した。そのときの成形体の密度および成形時間を表7に
示した。
【0037】
【表9】
【0038】実施例7 平均粒径1μmのAl2O3粉末をボールミルを用いて、
蒸留水と混合し、バインダーを添加しスラリーとした。
スラリー中の粉末含有率は53vol%とした。このス
ラリーを用いて図1に示す成形法によって直径20m
m、高さ20mmの成形体を作製した。多孔質体には種
々の表面部の孔径および表面粒度のAl2O3製の物を用
い、成形圧力は200および800kgf/cm2とし
た。尚、表面部の孔径は顕微鏡による観察により、測定
し、平均値により決定した。各条件による成形体密度、
成形時間および多孔質体部との離型性は表8に示す結果
となった。
蒸留水と混合し、バインダーを添加しスラリーとした。
スラリー中の粉末含有率は53vol%とした。このス
ラリーを用いて図1に示す成形法によって直径20m
m、高さ20mmの成形体を作製した。多孔質体には種
々の表面部の孔径および表面粒度のAl2O3製の物を用
い、成形圧力は200および800kgf/cm2とし
た。尚、表面部の孔径は顕微鏡による観察により、測定
し、平均値により決定した。各条件による成形体密度、
成形時間および多孔質体部との離型性は表8に示す結果
となった。
【0039】
【表10】
【0040】実施例8 原料粉末として主成分Si3N4(90〜95wt%)
(平均一次粒子径0.5μm、平均二次粒子径1.0μ
m)、添加物Y2O3(平均一次粒子径0.5μm)、A
l2O3(平均一次粒子径0.3μm)を使用する。原料
粉末をボールミルで蒸留水と混合し、バインダーを加え
て粉末の体積濃度42,52,62vol%のスラリー
を作製した。スラリーの平均二次粒子径はそれぞれ1.
3、1.8、2.4μmとなった。これらのスラリーを
用いて図5及び6に示すように長さ100mm、断面形
状がそれぞれ両側で20mmφおよび10mmφの円状
のラッパ状の成形体を作製した。3種のスラリーに対し
て成形長100mmとなるスラリー量を用いて加圧の最
適な終了タイミングを制御した。具体的には型内のスラ
リーがすべて脱水され成形体のなった位置から成形長
(100mm)の4%以内とした。種々の条件と成形体
の状況は表9のようになった。なお、成形体密度は10
mmφの円柱部のみを切り出して測定した。
(平均一次粒子径0.5μm、平均二次粒子径1.0μ
m)、添加物Y2O3(平均一次粒子径0.5μm)、A
l2O3(平均一次粒子径0.3μm)を使用する。原料
粉末をボールミルで蒸留水と混合し、バインダーを加え
て粉末の体積濃度42,52,62vol%のスラリー
を作製した。スラリーの平均二次粒子径はそれぞれ1.
3、1.8、2.4μmとなった。これらのスラリーを
用いて図5及び6に示すように長さ100mm、断面形
状がそれぞれ両側で20mmφおよび10mmφの円状
のラッパ状の成形体を作製した。3種のスラリーに対し
て成形長100mmとなるスラリー量を用いて加圧の最
適な終了タイミングを制御した。具体的には型内のスラ
リーがすべて脱水され成形体のなった位置から成形長
(100mm)の4%以内とした。種々の条件と成形体
の状況は表9のようになった。なお、成形体密度は10
mmφの円柱部のみを切り出して測定した。
【0041】
【表11】
【0042】実施例9 平均粒径0.5μmのSi3N4粉末に助剤としてY
2O3、Al2O3を添加し、ボールミルを用い蒸留水中で
混合した。この混合物にバインダーを加え、さらに混合
し、スラリーを作製した。スラリーの粉末含有率は42
vol%とした。粒度分布測定によると平均粒径は0.
53μmであった。このスラリーを用いて図2に示す成
形法によって直径40mm、厚さ5mmの円板状の成形
体を作製した。成形の方法としては図2に示した方法で
行いステンレス製多孔質体の孔径、表面粗度、またフィ
ルター孔径等の条件は種々に変化させた。また比較のた
め、フィルターを除いての成形および図3の方式での成
形も行なった。尚、成形圧力は300kgf/cm2で
行なった。種々の条件と成形体および離型性状況の関係
は表10および表11のようになった。これから本発明
により、良好な成形体が得られることが明らかとなっ
た。
2O3、Al2O3を添加し、ボールミルを用い蒸留水中で
混合した。この混合物にバインダーを加え、さらに混合
し、スラリーを作製した。スラリーの粉末含有率は42
vol%とした。粒度分布測定によると平均粒径は0.
53μmであった。このスラリーを用いて図2に示す成
形法によって直径40mm、厚さ5mmの円板状の成形
体を作製した。成形の方法としては図2に示した方法で
行いステンレス製多孔質体の孔径、表面粗度、またフィ
ルター孔径等の条件は種々に変化させた。また比較のた
め、フィルターを除いての成形および図3の方式での成
形も行なった。尚、成形圧力は300kgf/cm2で
行なった。種々の条件と成形体および離型性状況の関係
は表10および表11のようになった。これから本発明
により、良好な成形体が得られることが明らかとなっ
た。
【0043】
【表12】
【0044】
【表13】
【0045】実施例10 実施例9と同一のスラリーを用いて、図2の方式による
成形を行なった。成形体の目標形状は10mmφ、長さ
50mmの円柱とした。セラミックス多孔質体は材質:
Al2O3、表面部の平均粒径:24.4μm、面粗度:
1.0zのものを用いた。フィルターには平均粒径1.
0μmの濾紙を用いた。また上金型(2)の脱水孔には
補水トラップを介して真空ポンプ(ロータリー)を接続
し、強制的に吸引を行なった。成形圧力は500kgf
/cm2とし、加圧開始と同時に吸引を作用させた。そ
のときの時間と成形状況は表12のようになった。
成形を行なった。成形体の目標形状は10mmφ、長さ
50mmの円柱とした。セラミックス多孔質体は材質:
Al2O3、表面部の平均粒径:24.4μm、面粗度:
1.0zのものを用いた。フィルターには平均粒径1.
0μmの濾紙を用いた。また上金型(2)の脱水孔には
補水トラップを介して真空ポンプ(ロータリー)を接続
し、強制的に吸引を行なった。成形圧力は500kgf
/cm2とし、加圧開始と同時に吸引を作用させた。そ
のときの時間と成形状況は表12のようになった。
【0046】
【表14】
【0047】本発明の方法の利点を更に説明するため
に、フィルターと型の種々の組み合わせによって比較を
行った。結果を表13に示す。この比較においては、以
下の方法が用いられた。原料粉末として主成分Si3N4
(90〜95wt%)(平均一次粒子径0.2μm、平
均二次粒子径0.5μm)、添加物Y2O3(平均一次粒
子径0.5μm)、Al2O3(平均一次粒子径0.3μ
m)を使用する。原料粉末をボールミルで蒸留水と混合
し、バインダーを加えて粉末の体積濃度42vol%の
スラリーを作製した。スラリーの平均二次粒子径は0.
53μmとなった(主成分0.5μmに添加物の効果で
0.53μmとなる)。このスラリーを用いて直径10
mm、長さ約50mmの円柱を成形した。成形法の考え
方を図2に示した。すなわち、成形設備の基本的構造は
パンチ1、ウス2、型3、脱水部で構成されており、成
形はプレス成形と同じくウス内のスラリーにパンチで加
圧する。スラリー内の水分が脱水部から系外に押し出さ
れ、脱水されたスラリーは固化し成形体となる。このと
きの加圧は一軸に製品の断面形状と同じ大きさのパンチ
で均一に行う。パンチとウスのクリアランスにはスラリ
ーが入り込むため、Oリングのようなシール材を備えて
いる。
に、フィルターと型の種々の組み合わせによって比較を
行った。結果を表13に示す。この比較においては、以
下の方法が用いられた。原料粉末として主成分Si3N4
(90〜95wt%)(平均一次粒子径0.2μm、平
均二次粒子径0.5μm)、添加物Y2O3(平均一次粒
子径0.5μm)、Al2O3(平均一次粒子径0.3μ
m)を使用する。原料粉末をボールミルで蒸留水と混合
し、バインダーを加えて粉末の体積濃度42vol%の
スラリーを作製した。スラリーの平均二次粒子径は0.
53μmとなった(主成分0.5μmに添加物の効果で
0.53μmとなる)。このスラリーを用いて直径10
mm、長さ約50mmの円柱を成形した。成形法の考え
方を図2に示した。すなわち、成形設備の基本的構造は
パンチ1、ウス2、型3、脱水部で構成されており、成
形はプレス成形と同じくウス内のスラリーにパンチで加
圧する。スラリー内の水分が脱水部から系外に押し出さ
れ、脱水されたスラリーは固化し成形体となる。このと
きの加圧は一軸に製品の断面形状と同じ大きさのパンチ
で均一に行う。パンチとウスのクリアランスにはスラリ
ーが入り込むため、Oリングのようなシール材を備えて
いる。
【0048】脱水部には後述の三種の方法で行った。方
法1はSUS製の多孔質体、方法2はSUS製の多孔質
体およびその前面に濾紙もしくは濾布等のフィルターを
設置したもの、方法3は貫通孔を有したSUS製の板お
よびその前面に濾紙もしくは濾布等のフィルターを設置
したものを用いた。方法2および方法3ではフィルター
の設置によりスラリーと多孔質体が直接に接触しないよ
うになっている。パンチ、ウス、型の部分は一般のプレ
ス成形と同じく金属製(超硬等)とすることができるた
め、従来の場合(すべての箇所を多孔質体)よりも成形
圧力を高くすることが可能である。本実施例において
も、パンチとウスの材質は超硬、型の部分はハイス鋼で
作製し、300kgf/mm2の高圧で行った。方法3
でパンチとウスのクリアランスにシール材を用いない場
合(方法3−1)、および従来の鋳込み成形型に用いる
樹脂でウスを作製した場合(方法3−2)での成形も比
較のため行った。
法1はSUS製の多孔質体、方法2はSUS製の多孔質
体およびその前面に濾紙もしくは濾布等のフィルターを
設置したもの、方法3は貫通孔を有したSUS製の板お
よびその前面に濾紙もしくは濾布等のフィルターを設置
したものを用いた。方法2および方法3ではフィルター
の設置によりスラリーと多孔質体が直接に接触しないよ
うになっている。パンチ、ウス、型の部分は一般のプレ
ス成形と同じく金属製(超硬等)とすることができるた
め、従来の場合(すべての箇所を多孔質体)よりも成形
圧力を高くすることが可能である。本実施例において
も、パンチとウスの材質は超硬、型の部分はハイス鋼で
作製し、300kgf/mm2の高圧で行った。方法3
でパンチとウスのクリアランスにシール材を用いない場
合(方法3−1)、および従来の鋳込み成形型に用いる
樹脂でウスを作製した場合(方法3−2)での成形も比
較のため行った。
【0049】成形時の加圧条件としては成形時間もしく
はパンチの移動量で制御を行った。成形条件(一定圧力
での)は後述のように決定する。すなわち、加圧が不十
分であると、パンチ近傍のスラリーの脱水が不完全とな
り未固化の部分が残る。一方、過剰に加圧を行った場
合、パンチは押し進み、成形体への機械的な圧縮が進む
ため、成形体内の局部的な粉末充填密度の上昇(パンチ
近傍で)が起こる。その結果、製品の焼結後の寸法精度
不良、変形が起こる。成形体内での密度バラツキが大き
いものは成形体の亀裂、破損を引き起こす。このことか
ら加圧の終了のタイミングは型内のスラリー中の所定量
の水分が脱水され、すべてのスラリーが成形体となった
時点からある範囲に入らなければならない。成形長50
mmとなるスラリー量を成形に用いて、加圧の最適な終
了タイミングの設定は以下の2種のいずれかの方法で設
定した。
はパンチの移動量で制御を行った。成形条件(一定圧力
での)は後述のように決定する。すなわち、加圧が不十
分であると、パンチ近傍のスラリーの脱水が不完全とな
り未固化の部分が残る。一方、過剰に加圧を行った場
合、パンチは押し進み、成形体への機械的な圧縮が進む
ため、成形体内の局部的な粉末充填密度の上昇(パンチ
近傍で)が起こる。その結果、製品の焼結後の寸法精度
不良、変形が起こる。成形体内での密度バラツキが大き
いものは成形体の亀裂、破損を引き起こす。このことか
ら加圧の終了のタイミングは型内のスラリー中の所定量
の水分が脱水され、すべてのスラリーが成形体となった
時点からある範囲に入らなければならない。成形長50
mmとなるスラリー量を成形に用いて、加圧の最適な終
了タイミングの設定は以下の2種のいずれかの方法で設
定した。
【0050】1.時間での制御 型内のスラリーのすべてが脱水され成形体となった時点
からそれまでの加圧時間の12%以内 2.パンチの移動量の制御 型内のスラリーのすべてが脱水され成形体となった位置
から成形長の4%以内この設定法での範囲をもとに種々
の成形時間、パンチ移動量で成形を行った。他の成形の
条件として多孔質体の孔径、表面粗度、フィルター孔径
等の条件を種々に変化させた。種々の条件と成形の状況
及び離型性の関係は表13のようになった。また、作製
した成形体を長さ方向に5等分して成形体密度を測定
し、最大値と最小値から成形体内の密度バラツキを算出
した。
からそれまでの加圧時間の12%以内 2.パンチの移動量の制御 型内のスラリーのすべてが脱水され成形体となった位置
から成形長の4%以内この設定法での範囲をもとに種々
の成形時間、パンチ移動量で成形を行った。他の成形の
条件として多孔質体の孔径、表面粗度、フィルター孔径
等の条件を種々に変化させた。種々の条件と成形の状況
及び離型性の関係は表13のようになった。また、作製
した成形体を長さ方向に5等分して成形体密度を測定
し、最大値と最小値から成形体内の密度バラツキを算出
した。
【0051】
【表15】
【0052】
【表16】
【0053】
【表17】
【0054】
【表18】
【0055】
【表19】
【0056】
【表20】
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
比較的短時間で、密度が高く、表面が平滑な成形体を確
実に製造することができる。本発明の方法で採用する加
圧プログラムの要件を満たす条件と、本願発明に取り込
まれている形態の型と加圧圧力を選び、それらを併用す
ることによって成形体の密度のバラツキがより一層小さ
くなる。その結果、成形密度のみならず、焼結体の寸法
の繰り返しのバラツキが小さくなるとともに、表面の凹
凸現象、亀裂、表層等の欠陥現象の発生がなくなる。更
に成形物として高さLと外付Dの比L/Dが比較的小さ
いもの(例えばL/D≒1を境界として)については、
本願発明中の型を利用するだけの場合に比べて、かなり
広いスラリー条件(二次粒子径分布と濃度)範囲のもの
が利用できる。加えて、二次粒子径分布と濃度を限定す
ることによって、更にL/Dの大きいものがより高速、
より高品質に得られる。
比較的短時間で、密度が高く、表面が平滑な成形体を確
実に製造することができる。本発明の方法で採用する加
圧プログラムの要件を満たす条件と、本願発明に取り込
まれている形態の型と加圧圧力を選び、それらを併用す
ることによって成形体の密度のバラツキがより一層小さ
くなる。その結果、成形密度のみならず、焼結体の寸法
の繰り返しのバラツキが小さくなるとともに、表面の凹
凸現象、亀裂、表層等の欠陥現象の発生がなくなる。更
に成形物として高さLと外付Dの比L/Dが比較的小さ
いもの(例えばL/D≒1を境界として)については、
本願発明中の型を利用するだけの場合に比べて、かなり
広いスラリー条件(二次粒子径分布と濃度)範囲のもの
が利用できる。加えて、二次粒子径分布と濃度を限定す
ることによって、更にL/Dの大きいものがより高速、
より高品質に得られる。
【図1】本発明の成形法を用いる成形例の断面の説明
図、
図、
【図2】本発明の成形法の具体例の説明図、
【図3】従来の成形法を用いる具体例の説明図、
【図4】従来の成形法によって成形した成形物の断面の
説明図、
説明図、
【図5】本発明で成形できるラッパ状の成形体の斜視
図、
図、
【図6】図5の成形体の成形型、
【図7】加圧時間とパンチ位置の関係を示す図、
【図8】図7の加圧時間と成形の進行状況を示す図。
1 金属製きね 2 金型 3 金型 4 脱水孔 5 脱水孔 6 多孔質パンチ 7 多孔質体 8 スラリー 9 布製フィルター 10 紙製フィルター 11 脱水孔の位置に生じた凸起
Claims (15)
- 【請求項1】 セラミックススラリーをウスに入れ、パ
ンチで一軸に加圧し、パンチに対向する部分から余分の
溶媒を除去して成形する湿式プレス成形法において、型
内のすべてのスラリーから余剰の溶媒が排出されて成形
体となった時点からそれまでの加圧時間の50%以内の
時間のうちに、スラリーへの加圧を終了することを特徴
とする湿式プレス成形法。 - 【請求項2】 セラミックススラリーをウスに入れ、パ
ンチで一軸に加圧し、パンチに対向する部分から余分の
溶媒を除去して成形する湿式プレス成形法において、型
内のすべてのスラリーから余剰の溶媒が排出されて成形
体となった位置からのパンチの移動量が成形長の17%
以内であるうちに、スラリーへの加圧を終了することを
特徴とする湿式プレス成形法。 - 【請求項3】 セラミックススラリーをウスに入れ、パ
ンチで一軸に加圧し、パンチに対向する部分から余分の
溶媒を除去して成形する湿式プレス成形法において、製
品のアスペクト比(成形長/断面内の最大寸法)が1以
上で、型内のすべてのスラリーから余剰の溶媒が排出さ
れて成形体となった時点からそれまでの加圧時間の12
%以内の時間のうちに、スラリーへの加圧を終了するこ
とを特徴とする湿式プレス成形法。 - 【請求項4】 セラミックススラリーをウスに入れ、パ
ンチで一軸に加圧し、パンチに対向する部分から余分の
溶媒を除去して成形する湿式プレス成形法において、製
品のアスペクト比(成形長/断面内の最大寸法)が1以
上で、型内のすべてのスラリーから余剰の溶媒が排出さ
れて成形体となった位置からのパンチの移動量が成形長
の4%以内であるうちに、スラリーへの加圧を終了する
ことを特徴とする湿式プレス成形法。 - 【請求項5】 溶媒を除去する部分にセラミックスもし
くは金属製の多孔質体を用いることを特徴とする請求項
1,2,3もしくは4記載のセラミックスの成形法。 - 【請求項6】 スラリーと接触するセラミックスもしく
は金属製の多孔質体の平均孔径が0.1μm以上でスラ
リー内に存在する粉末の二次粒子の平均粒径の20倍以
下であることを特徴とする請求項5記載のセラミックス
の成形法。 - 【請求項7】 セラミックスもしくは金属製の多孔質体
においてスラリーと接触する表面の面粗度が0.4Rz
以下であることを特徴とする請求項5記載のセラミック
スの成形法。 - 【請求項8】 溶媒を除去する部分に濾紙および/また
は濾布を前面に設けたセラミックスもしくは金属製の多
孔質体を用いることを特徴とする請求項1,2,3もし
くは4記載のセラミックスの成形法。 - 【請求項9】 溶媒を除去する部分に濾紙および/また
は濾布を前面に設けた直径0.8mm以下の貫通孔を有
する金属板を用いることを特徴とする請求項1,2,3
もしくは4記載のセラミックスの成形法。 - 【請求項10】 平均孔径が0.1μm以上でスラリー
内に存在する粉末の二次粒子の平均粒径の20倍以下で
ある濾紙および/または濾布を設けることを特徴とする
請求項8もしくは請求項9記載のセラミックスの成形
法。 - 【請求項11】 貫通孔のピッチを10mm以下で設け
たことを特徴とする請求項9記載のセラミックスの成形
法。 - 【請求項12】 ウスとパンチの摺動部分にシール材を
備えることを特徴とする請求項1,2,3もしくは4記
載のセラミックスの成形法。 - 【請求項13】 ウス、パンチに超硬合金、ハイス鋼等
の耐磨耗性金属材料を用いることを特徴とする請求項
1,2,3もしくは4記載のセラミックスの成形法。 - 【請求項14】 粘性度5000cps以下のスラリー
を用いることを特徴とする請求項1,2,3もしくは4
記載のセラミックスの成形法。 - 【請求項15】 スラリー中の粉末固形物の濃度が体積
分率で60%以下であることを特徴とする請求項1,
2,3もしくは4記載のセラミックスの成形法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18403095A JP3158974B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | セラミックスの成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18403095A JP3158974B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | セラミックスの成形法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0929717A true JPH0929717A (ja) | 1997-02-04 |
| JP3158974B2 JP3158974B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=16146133
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18403095A Expired - Fee Related JP3158974B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | セラミックスの成形法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3158974B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100699155B1 (ko) * | 2005-04-18 | 2007-03-22 | 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 | 세라믹 성형체의 제조방법 및 제조장치 |
| WO2016117688A1 (ja) * | 2015-01-23 | 2016-07-28 | Toto株式会社 | 鋳込成形体とその製造方法 |
| CN112659328A (zh) * | 2020-12-23 | 2021-04-16 | 湖南航天磁电有限责任公司 | 一种湿法成型用烧结永磁铁氧体成型模具上模板结构 |
-
1995
- 1995-07-20 JP JP18403095A patent/JP3158974B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100699155B1 (ko) * | 2005-04-18 | 2007-03-22 | 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 | 세라믹 성형체의 제조방법 및 제조장치 |
| WO2016117688A1 (ja) * | 2015-01-23 | 2016-07-28 | Toto株式会社 | 鋳込成形体とその製造方法 |
| CN112659328A (zh) * | 2020-12-23 | 2021-04-16 | 湖南航天磁电有限责任公司 | 一种湿法成型用烧结永磁铁氧体成型模具上模板结构 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3158974B2 (ja) | 2001-04-23 |
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