JPH0929761A - 表皮付き発泡成形品の製造方法 - Google Patents
表皮付き発泡成形品の製造方法Info
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Abstract
形型型面とのシールを確実にして発泡漏れによるバリの
発生を完全に防ぐ。 【解決手段】 フランジ12の形成された表皮10を成
形型30にセットした後、前記表皮内に発泡原料Pを注
入し、前記フランジと成形型の型面との当接により該フ
ランジをシールしながら前記発泡原料を発泡させて表皮
付き発泡成形品を製造するに際し、あらかじめ前記フラ
ンジ12をその先端側12Aが基部側12Bに対して表
皮外方へ傾斜した形状に形成しておき、前記外方傾斜部
13を型面で押圧し該型面に圧着させながら発泡原料の
発泡を行なう。
Description
品の製造方法に関する。
レストなどに用いられる表皮付き発泡成形品40は、発
泡体41と前記発泡体41の表面に一体に形成された表
皮42とからなる。所望により前記発泡体41内に芯材
43が配されている場合もある。このような表皮付き発
泡成形品40の製造方法の一例を図9に示すと、下型5
1と上型52とからなる成形型50の下型51に、軟質
樹脂などからなる表皮42がセットされ、さらに必要に
応じて芯材43がセットされる。そして、前記表皮42
内側に発泡原料Pが注入され、該発泡原料Pと表皮42
および芯材43とが一体に成形される。
方向に屈曲させたフランジ44が設けられることがあ
る。このフランジ44は、注入した発泡原料Pの発泡圧
により成形型50の型面に圧接し、発泡原料Pが表皮4
2外面に漏出するのを防ぐようになっている。
には表皮42が柔軟な材質で形成されているので保形性
が十分とは言いがたく、前記フランジ44がそれ自体の
重みで垂れ下がり、上型52の型面53との間に生じた
隙間に発泡原料が入り込んで表皮42表面にバリを発生
させることがしばしばあった。そのため、発生したバリ
を成形品から取り除くための新たな工程が必要となり、
多くの手間が掛かっていた。
リの発生を防止する表皮として、実公平2−30257
号には、図8に示されるように、前記フランジ44の外
面長手方向に突条部45が形成されたものが示されてい
る。この表皮によれば、図9に示すように、成形型50
の下型51に表皮42をセットし型閉めするに際し、前
記フランジ44の突条部45が上型52の型面53に当
接し、さらには発泡原料Pの発泡圧によって前記型面5
3に突条部45が密着してフランジ44部分をシールす
るようになっている。
理解されるように、突条部45の厚み分だけ表皮のフラ
ンジ44先端と上型型面53との間に隙間Sを生じ、そ
の隙間Sに発泡原料Pが入り込んでフランジ44先端の
表面に発泡体が形成される。そのため、そのフランジ4
4部分を製品の取付け面とする場合、前記フランジ44
先端の表面に形成された発泡体が邪魔してフランジ44
が相手面に密着せず、取付け品質が損なわれるおそれが
ある。さらに、前記突条部45のすべてが上型型面53
と圧接しているとは限らず、フランジ44のシールは完
全なものではなかった。
簡易な成形法として多用されているゾルまたはパウダー
スラッシュ成形により成形されることが多く、その場合
には角部分の内側に樹脂が溜まり易く、該角部分が他の
部分と比較して厚肉となる傾向があった。そのため、前
記フランジを有する表皮を、ゾルまたはパウダースラッ
シュ成形により成形した場合には、フランジの基部の屈
曲部が厚肉となって他の部分よりも剛性が高くなりやす
かった。そして、その表皮を用いて表皮付き発泡成形品
を製造すると、成形型の型閉めによりフランジが押圧さ
れた際に、前記フランジ基部の屈曲部の剛性によりフラ
ンジ部分のみの屈曲が妨げられ、前記屈曲部の手前部分
(図9における46部分)から表皮内へ倒れて、製品形
状を損ねるおそれがあった。
問題点に鑑み提案されたものであって、表皮のフランジ
の垂れ下がりを抑え、フランジと成形型型面とのシール
を確実にしてバリの発生を完全に防ぐことができ、さら
に、ゾルまたはパウダースラッシュ成形により成形した
表皮を用いる場合でも、製品の形状を損ねることなく表
皮付き発泡成形品が得られる製造方法を提供しようとす
るものである。
端部に内側へ屈曲したフランジの形成された樹脂製表皮
を成形型にセットした後、前記表皮内に発泡原料を注入
し、前記フランジと成形型の型面との当接により該フラ
ンジをシールしながら前記発泡原料を発泡させて表皮付
き発泡成形品を製造するに際し、あらかじめ前記フラン
ジをその先端側が基部側に対して表皮外方へ傾斜した形
状に形成しておき、前記外方傾斜部を型面で押圧し該型
面に圧着させながら発泡原料の発泡を行なうことを特徴
とする表皮付き発泡成形品の製造方法に係る。
を詳細に説明する。図1はこの発明の製造方法の一例を
示す成形型の要部の断面図、図2は本発明に用いられる
表皮の一部を断面で示す斜視図、図3はその拡大断面
図、図4はその要部を示す断面図、図5は表皮の他の例
についてその一部を断面で示す斜視図、図6はその要部
を拡大して示す断面図、図7は前記表皮を用いた発泡成
形品の製造例を示す成形型の要部断面図である。
皮が一体に形成された表皮付き発泡成形品の製造方法に
好適に用いられるものである。特には、図1に示される
ように、あらかじめ表皮10の端部に内側に屈曲したフ
ランジ12が形成され、その表皮10を成形型30の下
型31にセットした後前記表皮10内に発泡原料Pを注
入し、前記フランジ12と成形型30の上型32型面と
を当接させることによりフランジ12をシールしながら
前記発泡原料Pを発泡させて、表皮付き発泡成形品を製
造する方法に好適に用いられる。なお、前記表皮10内
への発泡原料Pの注入は、前記のような成形型を閉じる
前に行なうオープン注入の他に、成形型を閉じた後に行
なう行なうクローズド注入によることもある。図中の符
号16は芯材である。
るように、軟質塩化ビニールやオレフィン系エラストマ
ーなどの可撓性のある樹脂により略袋形状に形成されて
いる。この表皮10の端部には、屈曲部11を介して表
皮10の内側に屈曲したフランジ12が設けられてい
る。
を製造する際の閉型時に上型の型面と圧接するととも
に、発泡原料の発泡圧によって前記型面に密着して表皮
10の縁をシールするためのもので、製品の形状にもよ
るが本例では約10mmの幅(フランジ基部とフランジ
先端間の長さ)に形成されている。前記フランジ12
は、先端側12Aを基部側12Bに対して表皮外方へ傾
斜させた形状の外方傾斜部13を有している。
品を製造する際、上型の型面により押圧され、前記型面
と圧着してフランジ12と型面間をシールするためのも
ので、本例では、成形前の状態で、あらかじめフランジ
12の基部側12Bの表面から約1.0mm程度外方へ
傾斜させた形状に形成されている。また、前記外方傾斜
部13の幅は、適宜とされるが、フランジ全体の幅が約
10mmである本例の場合、約4mm程度とされてい
る。
を外方傾斜部13とすることにより、表皮10を成形型
内にセットして型閉めした際に、前記外方傾斜部13だ
けを上型型面で強く押圧でき、フランジ12の基部側1
2Bおよびその付近の形状に影響を与えることなくフラ
ンジ12と上型型面間のシールを行なうことができる。
の閉型時に上型型面と軽く接触する程度の角度で形成し
ておくのが好ましい。そうすれば、前記閉型時に上型型
面でフランジ12の基部が強く押圧されおそれがなく、
フランジ12の基部付近が表皮10内側へ屈曲する(倒
れ込む)のをより確実に防ぐことができる。
部13が基部側12Bよりも薄くなるように形成される
ことが好ましい。この外方傾斜部13の厚みは、フラン
ジ基部側12Bの厚みによっても異なるが、本実施例で
は、基部側12Bが約2mmの厚みを有しているのに対
し、先端側12Aの外方傾斜部13は約1mmの厚みと
される。このように、外方傾斜部13を基部側12Bよ
り薄肉になるように構成すれば、前記フランジ12に対
する外方傾斜部13の重量負荷を少なくしてフランジの
垂れ下がりを防ぐことができるだけでなく、外方傾斜部
13の可撓性が高くなり、表皮10内に注入された発泡
原料の発泡圧で当該外方傾斜部13が上型型面に密着し
やすくなって確実に圧着させることができる。
みを薄くするため、基部側12Bについては所望の剛性
を維持でき、良好な形状保持性を有することができる。
したがって、前記上型型面によりフランジ12の外方傾
斜部13が表皮10内側に押圧される際にも、フランジ
12の基部側12Bが表皮10内へ屈曲する(倒れ込
む)のをより確実に防止でき、製品外観が良好となる。
シュ成形、ゾルスラッシュ成形など適当な被膜成形法に
よって製造することができるが、簡易な成形法であるゾ
ルあるいはパウダースラッシュ成形によるのが好まし
い。このゾルあるいはパウダースラッシュ成形による場
合は、その成形上必然的に表皮10の屈曲部11の厚み
が厚肉となるが、外方傾斜部13となるフランジ12の
先端側12Aを薄肉とすれば、閉型時の上型型面の押圧
および発泡原料の発泡圧による外方傾斜部13の上型型
面への圧接が妨げられることがない。むしろ、前記屈曲
部11が厚肉となることによってフランジ12基部側1
2Bの形状保持性が増大するため、フランジ基部側12
Bがより正しく保持されるので、一層良好な製品が得ら
れるようになる。
って説明する。図示されるように、前記表皮10が成形
型30の下型31にセットされ、所望により芯材16な
どが前記表皮10内側に配された後型閉めされ、ウレタ
ン樹脂などの発泡原料Pが前記表皮の内側に注入され、
閉型される。その際、前記フランジ12の外方傾斜部1
3は、あらかじめ図の鎖線で示されるように、基部側1
2Bに対して外方へ傾斜して、所定の製品形状よりも外
方へ傾斜した形状に形成されているので、前記型閉めに
より上型32の型面で押圧され、その型面と圧接する。
なお、前記芯材16は成形型30の上型32型面にセッ
トされる場合もある。
体積を増し、表皮10のフランジ12裏面に至る。そし
て、フランジ12の先端側12Aに設けられた外方傾斜
部13を発泡圧により上型32型面に圧着させながら硬
化し発泡体を形成する。
れば、フランジ12の先端側には該フランジ12の基部
側12Bよりも外方へ傾斜した外方傾斜部13が設けら
れているので、上型32型面による押圧の際は、前記フ
ランジ12の外方傾斜部13が上型32の型面で強く押
され、従来のフランジよりも型面との密着性がより強固
かつ良好となる。そのため、発泡原料の漏出をフランジ
12の先端で効率よく防ぐことができ、製品の外観が極
めて良好となる。
ランジ12の基部側12Bよりも薄肉に形成されている
ので、発泡圧により成形型内から押されて容易に型面に
密着するだけでなく、当該外方傾斜部13の重量を軽く
して成形型内でのフランジ12の垂れ下がりをなくすこ
とができ、シール性をより高めることができる。さら
に、閉型時に上型32の型面により外方傾斜部13が押
圧されても、その外方傾斜部13よりも厚いフランジ1
2の基部側12Bは形状保持性が高いので、基部側12
Bが表皮12内側へ屈曲する(倒れる)ことがなく、製
品外観等が損なわれるおそれがない。
いられる表皮の他の例を示したものである。この表皮2
0は可撓性のある樹脂よりなり、ゾルあるいはパウダー
スラッシュ成形により所定の表皮形状に形成されてい
る。符号22はフランジ、22Aはフランジ先端側、2
2Bはフランジ基部側、23は外方傾斜部である。前記
フランジの外方傾斜部23はフランジ基部側22Bより
も薄くなっている。このフランジ22の表面には、前記
基部側22Bと外方傾斜部23との略境界部に沿って突
条25が形成されている。この突条25は、前記フラン
ジ22によるシールをさらに確実にするためのもので、
前記フランジ22の長手方向に沿って連続して設けられ
るのが好ましい。本例において前記突条25は、図のよ
うな断面半円状に形成され、その突出高さは、約0.5
mmとされる。
製造方法を示す。図中の符号において図1と同一の符号
は同一の部材を示す。図示されるように、成形型30の
下型31型面に表皮20がセットされる。そして、前記
表皮20内に発泡原料Pを注入して型閉めし、前記フラ
ンジ22の外方傾斜部23および突条25を上型32型
面で押圧して型面に圧着しシールする。その際、万一、
発泡原料が前記外方傾斜部23と上型32の型面間に漏
出することがあっても、突条25が上型32型面に密着
しているので、製品表面側にさらに漏出するのを防ぐこ
とができる。
表皮付き発泡成形品の製造方法によれば、表皮のフラン
ジ先端側に設けた外方傾斜部を型面で押圧して型面に圧
着させながら発泡原料の発泡を行なうものであるから、
前記表皮のフランジと成形型の型面とのシールが確実で
バリなどの発生を防ぐことができる。特に、フランジ部
分を取付面とする場合には、フランジ表面と相手物との
間に前記バリによる隙間を生じることがないため、製品
の取付け外観が良好となる。
ジの基部側よりも薄く形成した表皮を用いる場合には、
フランジ部分が軽量となって、フランジ付近の倒れ込み
などがなくなるとともに、発泡原料の発泡圧によりフラ
ンジ先端側が型面へ密着しやすくなり、フランジのシー
ル性が向上する。
部との略境界部に突条を設けた表皮を用いる場合には、
外方傾斜部と突条との両者が型面に密着するので、万
一、外方傾斜部で完全にフランジのシールを行なえない
ことがあっても、前記突条が型面に密着しているので、
発泡原料の漏出を未然に防ぐことができる。
の断面図である。
視図である。
である。
形型の要部断面図である。
部を断面として示す斜視図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 端部に内側へ屈曲したフランジの形成さ
れた樹脂製表皮を成形型にセットした後、前記表皮内に
発泡原料を注入し、前記フランジと成形型の型面との当
接により該フランジをシールしながら前記発泡原料を発
泡させて表皮付き発泡成形品を製造するに際し、 あらかじめ前記フランジをその先端側が基部側に対して
表皮外方へ傾斜した形状に形成しておき、前記外方傾斜
部を型面で押圧し該型面に圧着させながら発泡原料の発
泡を行なうことを特徴とする表皮付き発泡成形品の製造
方法。 - 【請求項2】 請求項1において、フランジの基部側よ
りも外方傾斜部が薄くなっていることを特徴とする表皮
付き発泡成形品の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1または2において、フランジが
基部側と外方傾斜部との略境界部表面に、該フランジの
長手方向に沿う突条を有することを特徴とする表皮付き
発泡成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7205392A JPH0929761A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 表皮付き発泡成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7205392A JPH0929761A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 表皮付き発泡成形品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0929761A true JPH0929761A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16506070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7205392A Pending JPH0929761A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 表皮付き発泡成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0929761A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2868980A1 (fr) * | 2004-04-14 | 2005-10-21 | Visteon Global Tech Inc | Procede de fabrication d'une piece composite et piece composite correspondante |
| JP2021079176A (ja) * | 2017-04-18 | 2021-05-27 | 株式会社イノアックコーポレーション | 車両用クッションパッド及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-07-18 JP JP7205392A patent/JPH0929761A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2868980A1 (fr) * | 2004-04-14 | 2005-10-21 | Visteon Global Tech Inc | Procede de fabrication d'une piece composite et piece composite correspondante |
| JP2021079176A (ja) * | 2017-04-18 | 2021-05-27 | 株式会社イノアックコーポレーション | 車両用クッションパッド及びその製造方法 |
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| Date | Code | Title | Description |
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