JPH0929777A - フィルムインモールド成形法におけるフィルム切断方法及び同方法に使用する金型 - Google Patents
フィルムインモールド成形法におけるフィルム切断方法及び同方法に使用する金型Info
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- JPH0929777A JPH0929777A JP18184795A JP18184795A JPH0929777A JP H0929777 A JPH0929777 A JP H0929777A JP 18184795 A JP18184795 A JP 18184795A JP 18184795 A JP18184795 A JP 18184795A JP H0929777 A JPH0929777 A JP H0929777A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 射出成形用金型のキャビティ3内に注入した
溶融状態の樹脂23によって、上記キャビティ3の底部
に密着したフィルム9をキャビティ3の周縁に沿って溶
融切断することのできるフィルム切断方法及びその金型
を提供することである。 【解決手段】 上記目的を達成するために、射出成形用
金型における雌型5のキャビティ3の周囲に溝13を形
成し、上記キャビティ3の底部3Bに密着したフィルム
9を、上記溝13の部分において雌型5から離隔した非
接触状態に保持し、キャビティ3内に注入された高温の
樹脂23が溝13に対応した位置に流動したとき、樹脂
23の熱によってフィルム9の溝13に対応した非接触
部分9Pを溶融切断する構成である。
溶融状態の樹脂23によって、上記キャビティ3の底部
に密着したフィルム9をキャビティ3の周縁に沿って溶
融切断することのできるフィルム切断方法及びその金型
を提供することである。 【解決手段】 上記目的を達成するために、射出成形用
金型における雌型5のキャビティ3の周囲に溝13を形
成し、上記キャビティ3の底部3Bに密着したフィルム
9を、上記溝13の部分において雌型5から離隔した非
接触状態に保持し、キャビティ3内に注入された高温の
樹脂23が溝13に対応した位置に流動したとき、樹脂
23の熱によってフィルム9の溝13に対応した非接触
部分9Pを溶融切断する構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形用金型の
キャビティ内に、例えば文字、絵又は適宜の模様を印刷
したフィルムをセットした後、上記金型のキャビティ内
に樹脂を注入して表面に前記フィルムを接着した構成の
製品を成形するフィルムインモールド成形法における前
記フィルムを切断する方法及び同方法に使用する金型に
係り、さらに詳細には、注入する樹脂の温度によってフ
ィルムを溶融切断するフィルムの切断方法及びその方法
に使用する金型に関する。
キャビティ内に、例えば文字、絵又は適宜の模様を印刷
したフィルムをセットした後、上記金型のキャビティ内
に樹脂を注入して表面に前記フィルムを接着した構成の
製品を成形するフィルムインモールド成形法における前
記フィルムを切断する方法及び同方法に使用する金型に
係り、さらに詳細には、注入する樹脂の温度によってフ
ィルムを溶融切断するフィルムの切断方法及びその方法
に使用する金型に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る先行例として、例えば特開
平2−63810号がある。この先行例においては、射
出成形用金型における固定側の金型(固定側プレート)
と可動側の金型(可動側プレート)との間に、フィルム
を固定自在の環状のクランププレートを備え、このクラ
ンププレートの内周縁と可動側プレートの凸部外周縁と
の間のクリアランスによって前記フィルムを打ち抜き切
断する構成である。
平2−63810号がある。この先行例においては、射
出成形用金型における固定側の金型(固定側プレート)
と可動側の金型(可動側プレート)との間に、フィルム
を固定自在の環状のクランププレートを備え、このクラ
ンププレートの内周縁と可動側プレートの凸部外周縁と
の間のクリアランスによって前記フィルムを打ち抜き切
断する構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとき先行例の
構成においては、クランププレートの内周縁と可動側プ
レートの凸部外周縁との間の一定のクリアランスによっ
てフィルムの打ち抜き切断を行う構成であるから、種々
の厚さのフィルムに対応し得るものではないという問題
がある。
構成においては、クランププレートの内周縁と可動側プ
レートの凸部外周縁との間の一定のクリアランスによっ
てフィルムの打ち抜き切断を行う構成であるから、種々
の厚さのフィルムに対応し得るものではないという問題
がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前述したごとき
従来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に記載の
発明は、射出成形用金型における雌型のキャビティの底
部にフィルムを密着した後、上記キャビティ内に基材と
なる樹脂を注入して製品の射出成形を行うフィルムイン
モールド成形法における前記フィルムを切断する方法で
あって、フィルムの切断すべき位置を雌型から離隔した
非接触状態に保持し、キャビティ内に注入された高温の
樹脂によって前記フィルムの切断すべき位置を溶融切断
するフィルムインモールド成形法におけるフィルム切断
方法である。
従来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に記載の
発明は、射出成形用金型における雌型のキャビティの底
部にフィルムを密着した後、上記キャビティ内に基材と
なる樹脂を注入して製品の射出成形を行うフィルムイン
モールド成形法における前記フィルムを切断する方法で
あって、フィルムの切断すべき位置を雌型から離隔した
非接触状態に保持し、キャビティ内に注入された高温の
樹脂によって前記フィルムの切断すべき位置を溶融切断
するフィルムインモールド成形法におけるフィルム切断
方法である。
【0005】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、基材となる樹脂の融点に対して融点が
低温の材質のフィルムを用いるフィルムインモールド成
形法におけるフィルム切断方法である。
の発明において、基材となる樹脂の融点に対して融点が
低温の材質のフィルムを用いるフィルムインモールド成
形法におけるフィルム切断方法である。
【0006】請求項3に記載の発明は、射出成形用金型
における雌型のキャビティの底部にフィルムを密着した
後、上記キャビティ内に基材となる樹脂を注入して製品
の射出成形を行うフィルムインモールド成形法に使用す
る金型において、雌型に形成したキャビティの周囲に、
キャビティ内に注入された樹脂の流入を許容するがフィ
ルムとの接触を回避してフィルムの1部に非接触部を設
けるための溝を形成してなるフィルムインモールド成形
法に使用する金型である。
における雌型のキャビティの底部にフィルムを密着した
後、上記キャビティ内に基材となる樹脂を注入して製品
の射出成形を行うフィルムインモールド成形法に使用す
る金型において、雌型に形成したキャビティの周囲に、
キャビティ内に注入された樹脂の流入を許容するがフィ
ルムとの接触を回避してフィルムの1部に非接触部を設
けるための溝を形成してなるフィルムインモールド成形
法に使用する金型である。
【0007】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、溝の幅及び深さが1mm〜4mmであ
るフィルムインモールド成形法に使用する金型である。
の発明において、溝の幅及び深さが1mm〜4mmであ
るフィルムインモールド成形法に使用する金型である。
【0008】請求項1に記載の発明は、射出成形用金型
における雌型のキャビティの底部にフィルムを密着した
後、上記キャビティ内に基材となる樹脂を注入して製品
の射出成形を行うフィルムインモールド成形法における
前記フィルムを切断する方法であって、フィルムの切断
すべき位置を雌型から離隔した非接触状態に保持し、キ
ャビティ内に注入された高温の樹脂によって前記フィル
ムの切断すべき位置を溶融切断するフィルムインモール
ド成形法におけるフィルム切断方法であるから、雌型に
おけるキャビティ内に高温の樹脂を注入すると、高温の
樹脂がフィルムの雌型から離隔した非接触部分に接触す
る。
における雌型のキャビティの底部にフィルムを密着した
後、上記キャビティ内に基材となる樹脂を注入して製品
の射出成形を行うフィルムインモールド成形法における
前記フィルムを切断する方法であって、フィルムの切断
すべき位置を雌型から離隔した非接触状態に保持し、キ
ャビティ内に注入された高温の樹脂によって前記フィル
ムの切断すべき位置を溶融切断するフィルムインモール
ド成形法におけるフィルム切断方法であるから、雌型に
おけるキャビティ内に高温の樹脂を注入すると、高温の
樹脂がフィルムの雌型から離隔した非接触部分に接触す
る。
【0009】このように、雌型から離隔したフィルムの
非接触部分に高温の樹脂が接触すると、当該非接触部分
においては樹脂の高温によりフィルムの溶融が進行し、
フィルムの溶融切断が行われる。
非接触部分に高温の樹脂が接触すると、当該非接触部分
においては樹脂の高温によりフィルムの溶融が進行し、
フィルムの溶融切断が行われる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、基材となる樹脂の融点に対して融点が
低温の材質のフィルムを用いるものであるから、キャビ
ティ内に注入される高温の樹脂でもってフィルムが雌型
から離れている非接触部分を容易に溶融することがで
き、フィルムの溶融切断を迅速に行うことができるもの
である。
の発明において、基材となる樹脂の融点に対して融点が
低温の材質のフィルムを用いるものであるから、キャビ
ティ内に注入される高温の樹脂でもってフィルムが雌型
から離れている非接触部分を容易に溶融することがで
き、フィルムの溶融切断を迅速に行うことができるもの
である。
【0011】請求項3に記載の発明は、射出成形用金型
における雌型のキャビティの底部にフィルムを密着した
後、上記キャビティ内に基材となる樹脂を注入して製品
の射出成形を行うフィルムインモールド成形法に使用す
る金型において、雌型に形成したキャビティの周囲に、
キャビティ内に注入された樹脂の流入を許容するがフィ
ルムとの接触を回避してフィルムの1部に非接触部を設
けるための溝を形成してなるものであるから、キャビテ
ィ内に注入した高温の樹脂が前記溝に対応した位置に流
動すると、溝の存在により雌型から離れた状態にあるフ
ィルムの非接触部分が樹脂の高温によって溶融される。
における雌型のキャビティの底部にフィルムを密着した
後、上記キャビティ内に基材となる樹脂を注入して製品
の射出成形を行うフィルムインモールド成形法に使用す
る金型において、雌型に形成したキャビティの周囲に、
キャビティ内に注入された樹脂の流入を許容するがフィ
ルムとの接触を回避してフィルムの1部に非接触部を設
けるための溝を形成してなるものであるから、キャビテ
ィ内に注入した高温の樹脂が前記溝に対応した位置に流
動すると、溝の存在により雌型から離れた状態にあるフ
ィルムの非接触部分が樹脂の高温によって溶融される。
【0012】すなわち、フィルムは、キャビティ内に注
入された高温の樹脂によって溝の部分において溶融切断
されるものである。
入された高温の樹脂によって溝の部分において溶融切断
されるものである。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、溝の幅及び深さが1mm〜4mmであ
るから、溝部分においてのフィルムの溶融切断が容易で
あると共に、溝内に流入する樹脂量を少なくでき、溝内
に流入して無駄になる量を抑制することができるもので
ある。
の発明において、溝の幅及び深さが1mm〜4mmであ
るから、溝部分においてのフィルムの溶融切断が容易で
あると共に、溝内に流入する樹脂量を少なくでき、溝内
に流入して無駄になる量を抑制することができるもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】図1を参照するに、本実施形態例
に係る射出成形装置1を概略的に示すと、当該金型1
は、製品形状に対応して形成したキャビティ3を備えた
雌型5は、当該雌型5に対して相対的に係合離脱自在の
雄型7とを備えた構成である。
に係る射出成形装置1を概略的に示すと、当該金型1
は、製品形状に対応して形成したキャビティ3を備えた
雌型5は、当該雌型5に対して相対的に係合離脱自在の
雄型7とを備えた構成である。
【0015】上記雌型5は、前記キャビティ3の底部3
Bにフィルム9を吸引密着するための複数の吸引孔11
を備えている。また、この雌型5における前記キャビテ
ィ3の周囲には、キャビティ3を囲繞した状態の環状の
溝13が形成してある。
Bにフィルム9を吸引密着するための複数の吸引孔11
を備えている。また、この雌型5における前記キャビテ
ィ3の周囲には、キャビティ3を囲繞した状態の環状の
溝13が形成してある。
【0016】上記溝13は、キャビティ3の底部3Bに
フィルム9を密着したとき、フィルム9と雌型5との接
触を回避してフィルム9の1部に非接触部分を構成する
もので、製品を射出成形するためにキャビティ3内に樹
脂を注入したとき、樹脂の注入を許容するように形成し
てなる。そして、この溝13の幅寸法及び深さ寸法は1
mm〜4mmに設けてある。
フィルム9を密着したとき、フィルム9と雌型5との接
触を回避してフィルム9の1部に非接触部分を構成する
もので、製品を射出成形するためにキャビティ3内に樹
脂を注入したとき、樹脂の注入を許容するように形成し
てなる。そして、この溝13の幅寸法及び深さ寸法は1
mm〜4mmに設けてある。
【0017】前記雄型7は、雌型5と係合した状態にお
いてキャビティ3内へ樹脂を注入するためのゲート15
を備えている。
いてキャビティ3内へ樹脂を注入するためのゲート15
を備えている。
【0018】前記雌型5のキャビティ3に対応した位置
へ前記フィルム9を供給するために、上記雌型5の一側
方にはフィルム9を巻戻す巻戻しリール17が配置して
あり、他側方にはフィルム9を巻込む巻込みリール19
が配置してある。そして、適宜位置には、前記フィルム
9を案内するガイドローラ21が配置してある。
へ前記フィルム9を供給するために、上記雌型5の一側
方にはフィルム9を巻戻す巻戻しリール17が配置して
あり、他側方にはフィルム9を巻込む巻込みリール19
が配置してある。そして、適宜位置には、前記フィルム
9を案内するガイドローラ21が配置してある。
【0019】前記フィルム9は100μm〜200μm
の厚さで、その材質は、融点が120℃〜160℃のP
MMA(メタクリル樹脂)又は融点が100℃〜140
℃のPET(ポリエチレンテレフタレート)であり、基
材としての樹脂は、融点が200℃〜230℃のABS
樹脂である。すなわち基材となる樹脂の融点に比較して
フィルム9の融点は低温である。
の厚さで、その材質は、融点が120℃〜160℃のP
MMA(メタクリル樹脂)又は融点が100℃〜140
℃のPET(ポリエチレンテレフタレート)であり、基
材としての樹脂は、融点が200℃〜230℃のABS
樹脂である。すなわち基材となる樹脂の融点に比較して
フィルム9の融点は低温である。
【0020】以上のごとき構成において、雌型5におけ
るキャビティ3に対してフィルム9の位置決めを行い、
かつ雌型5に備えた複数の吸引孔11によってフィルム
9をキャビティ3の底部3Bに密着固定すると共に、雌
型5と雄型7とを係合し、雄型7に備えたゲート15か
ら前記キャビティ3内に基材となる高温の樹脂23(図
2参照)を注入すると、上記キャビティ3の底部3Bに
接触した状態のフィルム9に樹脂23が接触する。
るキャビティ3に対してフィルム9の位置決めを行い、
かつ雌型5に備えた複数の吸引孔11によってフィルム
9をキャビティ3の底部3Bに密着固定すると共に、雌
型5と雄型7とを係合し、雄型7に備えたゲート15か
ら前記キャビティ3内に基材となる高温の樹脂23(図
2参照)を注入すると、上記キャビティ3の底部3Bに
接触した状態のフィルム9に樹脂23が接触する。
【0021】上述のごとく溶融状態の樹脂23がフィル
ム9に接触すると、フィルム9の融点は樹脂23の融点
より低温であるので、フィルム9は溶融する傾向にあ
る。しかしフィルム9はキャビティ3の底部3Bに面接
触した状態にあるので、樹脂23のフィルム9との接触
部分は急冷されることとなり、フィルム9が全体的に溶
融されることはないものである。また、樹脂23を射出
成形する際の圧力はキャビティ3の底部3Bで受けるの
で、フィルム9が破断するようなことがないものであ
る。
ム9に接触すると、フィルム9の融点は樹脂23の融点
より低温であるので、フィルム9は溶融する傾向にあ
る。しかしフィルム9はキャビティ3の底部3Bに面接
触した状態にあるので、樹脂23のフィルム9との接触
部分は急冷されることとなり、フィルム9が全体的に溶
融されることはないものである。また、樹脂23を射出
成形する際の圧力はキャビティ3の底部3Bで受けるの
で、フィルム9が破断するようなことがないものであ
る。
【0022】前記キャビティ3内に射出された樹脂23
がキャビティ3の周縁に流動し、溝13に対応した部分
に達すると、当該溝13の存在により、フィルム9の1
部分9Pは雌型5に接触することなく離隔した非接触状
態に保持されているので、フィルム9の上記1部分9P
は樹脂23から受けた熱を雌型5へ伝達することができ
ず溶融される。
がキャビティ3の周縁に流動し、溝13に対応した部分
に達すると、当該溝13の存在により、フィルム9の1
部分9Pは雌型5に接触することなく離隔した非接触状
態に保持されているので、フィルム9の上記1部分9P
は樹脂23から受けた熱を雌型5へ伝達することができ
ず溶融される。
【0023】すなわちフィルム9の溝13の部分9P
は、キャビティ3内に注入された溶融状態の樹脂23に
よって溶融され切断されるものである。このようにフィ
ルム9の1部分9Pが溶融されると、樹脂23の1分が
溝13内に流入されるものである。
は、キャビティ3内に注入された溶融状態の樹脂23に
よって溶融され切断されるものである。このようにフィ
ルム9の1部分9Pが溶融されると、樹脂23の1分が
溝13内に流入されるものである。
【0024】上記溝13の巾寸法及び深さ寸法は1mm
〜4mmであって、フィルム9の厚さに比較して充分に
大きなものであるから、溝13に対応した1部分9Pの
溶融切断を確実に行うことができ、また溝13に流入す
る樹脂23の量を少量に抑制することができるものであ
る。
〜4mmであって、フィルム9の厚さに比較して充分に
大きなものであるから、溝13に対応した1部分9Pの
溶融切断を確実に行うことができ、また溝13に流入す
る樹脂23の量を少量に抑制することができるものであ
る。
【0025】前述のごとくキャビティ3内に樹脂23を
モールドして製品を射出成形すると、基材としての樹脂
23の表面にフィルム9が熱接着した製品を得ることが
できるものである。この際、フィルム9は溝13に沿っ
て溶融切断されているので、製品を金型から取り出すと
き、フィルム9を改めて切断する必要がないものであ
る。
モールドして製品を射出成形すると、基材としての樹脂
23の表面にフィルム9が熱接着した製品を得ることが
できるものである。この際、フィルム9は溝13に沿っ
て溶融切断されているので、製品を金型から取り出すと
き、フィルム9を改めて切断する必要がないものであ
る。
【0026】前述のごとく、本実施形態例においては、
雌型5におけるキャビティ3の周囲に形成した溝13の
部分においてフィルム9の1部分9Pを、キャビティ3
内に注入した高温の樹脂23によって溶融切断するもの
であるから、フィルム9の厚さが種々変化する場合であ
っても、フィルム9の切断を容易に行うことができるも
のである。
雌型5におけるキャビティ3の周囲に形成した溝13の
部分においてフィルム9の1部分9Pを、キャビティ3
内に注入した高温の樹脂23によって溶融切断するもの
であるから、フィルム9の厚さが種々変化する場合であ
っても、フィルム9の切断を容易に行うことができるも
のである。
【0027】なお、フィルム9の1部分9Pを溶融切断
する際、樹脂23の射出成形時の圧力をより高圧にする
ことにより、より容易に切断することができるものであ
る。すなわち、フィルム9の1部分9Pを軟化した状態
において成形時の圧力を上昇せしめて上記1部分9Pの
切断を行うこともできるものである。
する際、樹脂23の射出成形時の圧力をより高圧にする
ことにより、より容易に切断することができるものであ
る。すなわち、フィルム9の1部分9Pを軟化した状態
において成形時の圧力を上昇せしめて上記1部分9Pの
切断を行うこともできるものである。
【0028】
【発明の効果】以上のごとき実施形態例の説明より理解
されるように、請求項1に記載の発明は、射出成形用金
型における雌型のキャビティの底部にフィルムを密着し
た後、上記キャビティ内に基材となる樹脂を注入して製
品の射出成形を行うフィルムインモールド成形法におけ
る前記フィルムを切断する方法であって、フィルムの切
断すべき位置を雌型から離隔した非接触状態に保持し、
キャビティ内に注入された高温の樹脂によって前記フィ
ルムの切断すべき位置を溶融切断するフィルムインモー
ルド成形法におけるフィルム切断方法であるから、雌型
におけるキャビティ内に高温の樹脂を注入すると、高温
の樹脂がフィルムの雌型から離隔した非接触部分に接触
する。
されるように、請求項1に記載の発明は、射出成形用金
型における雌型のキャビティの底部にフィルムを密着し
た後、上記キャビティ内に基材となる樹脂を注入して製
品の射出成形を行うフィルムインモールド成形法におけ
る前記フィルムを切断する方法であって、フィルムの切
断すべき位置を雌型から離隔した非接触状態に保持し、
キャビティ内に注入された高温の樹脂によって前記フィ
ルムの切断すべき位置を溶融切断するフィルムインモー
ルド成形法におけるフィルム切断方法であるから、雌型
におけるキャビティ内に高温の樹脂を注入すると、高温
の樹脂がフィルムの雌型から離隔した非接触部分に接触
する。
【0029】このように、雌型から離隔したフィルムの
非接触部分に高温の樹脂が接触すると、当該非接触部分
においてはフィルムの溶融が進行し、フィルムの溶融切
断が行われる。
非接触部分に高温の樹脂が接触すると、当該非接触部分
においてはフィルムの溶融が進行し、フィルムの溶融切
断が行われる。
【0030】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、基材となる樹脂の融点に対して融点が
低温の材質のフィルムを用いるものであるから、キャビ
ティ内に注入される高温の樹脂でもってフィルムが雌型
から離れている非接触部分を容易に溶融することがで
き、フィルムの溶融切断を迅速に行うことができるもの
である。
の発明において、基材となる樹脂の融点に対して融点が
低温の材質のフィルムを用いるものであるから、キャビ
ティ内に注入される高温の樹脂でもってフィルムが雌型
から離れている非接触部分を容易に溶融することがで
き、フィルムの溶融切断を迅速に行うことができるもの
である。
【0031】請求項3に記載の発明は、射出成形用金型
における雌型のキャビティの底部にフィルムを密着した
後、上記キャビティ内に基材となる樹脂を注入して製品
の射出成形を行うフィルムインモールド成形法に使用す
る金型において、雌型に形成したキャビティの周囲に、
キャビティ内に注入された樹脂の流入を許容するがフィ
ルムとの接触を回避してフィルムの1部分に非接触部分
を設けるための溝を形成してなるものであるから、キャ
ビティ内に注入した高温の樹脂が前記溝に対応した位置
に流動すると、溝の存在により雌型から離れた状態にあ
るフィルムの非接触部分が樹脂の高温によって溶融され
る。
における雌型のキャビティの底部にフィルムを密着した
後、上記キャビティ内に基材となる樹脂を注入して製品
の射出成形を行うフィルムインモールド成形法に使用す
る金型において、雌型に形成したキャビティの周囲に、
キャビティ内に注入された樹脂の流入を許容するがフィ
ルムとの接触を回避してフィルムの1部分に非接触部分
を設けるための溝を形成してなるものであるから、キャ
ビティ内に注入した高温の樹脂が前記溝に対応した位置
に流動すると、溝の存在により雌型から離れた状態にあ
るフィルムの非接触部分が樹脂の高温によって溶融され
る。
【0032】すなわち、フィルムは、キャビティ内に注
入された高温の樹脂によって溝の部分において溶融切断
されるものである。
入された高温の樹脂によって溝の部分において溶融切断
されるものである。
【0033】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、溝の幅及び深さが1mm〜4mmであ
るから、溝部分においてのフィルムの溶融切断が容易で
あると共に、溝内に流入する樹脂量を少なくでき、溝内
に流入して無駄になる量を抑制することができるもので
ある。
の発明において、溝の幅及び深さが1mm〜4mmであ
るから、溝部分においてのフィルムの溶融切断が容易で
あると共に、溝内に流入する樹脂量を少なくでき、溝内
に流入して無駄になる量を抑制することができるもので
ある。
【図1】本発明の実施形態例に係る金型を概念的に示し
た説明図である。
た説明図である。
【図2】雌型と雄型とを係合した状態で主要部分を拡大
して示した説明図である。
して示した説明図である。
1 射出成形用金型 3 キャビティ 3B 底部 5 雌型 7 雄型 9 フィルム 13 溝 23 樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 信明 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 清水 伸敏 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 射出成形用金型における雌型のキャビテ
ィの底部にフィルムを密着した後、上記キャビティ内に
基材となる樹脂を注入して製品の射出成形を行うフィル
ムインモールド成形法における前記フィルムを切断する
方法であって、フィルムの切断すべき位置を雌型から離
隔した非接触状態に保持し、キャビティ内に注入された
高温の樹脂によって前記フィルムの切断すべき位置を溶
融切断することを特徴とするフィルムインモールド成形
法におけるフィルム切断方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、基材と
なる樹脂の融点に対して融点が低温の材質のフィルムを
用いることを特徴とするフィルムインモールド成形法に
おけるフィルム切断方法。 - 【請求項3】 射出成形用金型における雌型のキャビテ
ィの底部にフィルムを密着した後、上記キャビティ内に
基材となる樹脂を注入して製品の射出成形を行うフィル
ムインモールド成形法に使用する金型において、雌型に
形成したキャビティの周囲に、キャビティ内に注入され
た樹脂の流入を許容するがフィルムとの接触を回避して
フィルムの1部に非接触部を設けるための溝を形成して
なることを特徴とするフィルムインモールド成形法に使
用する金型。 - 【請求項4】 請求項3に記載の発明において、溝の幅
及び深さは1mm〜4mmであることを特徴とするフィ
ルムインモールド成形法に使用する金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18184795A JPH0929777A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | フィルムインモールド成形法におけるフィルム切断方法及び同方法に使用する金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18184795A JPH0929777A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | フィルムインモールド成形法におけるフィルム切断方法及び同方法に使用する金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0929777A true JPH0929777A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16107868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18184795A Pending JPH0929777A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | フィルムインモールド成形法におけるフィルム切断方法及び同方法に使用する金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0929777A (ja) |
-
1995
- 1995-07-18 JP JP18184795A patent/JPH0929777A/ja active Pending
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