JPH09297786A - 工事原価管理装置及び工事原価管理ソフトウェアを記録した記憶媒体 - Google Patents

工事原価管理装置及び工事原価管理ソフトウェアを記録した記憶媒体

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JPH09297786A
JPH09297786A JP11162196A JP11162196A JPH09297786A JP H09297786 A JPH09297786 A JP H09297786A JP 11162196 A JP11162196 A JP 11162196A JP 11162196 A JP11162196 A JP 11162196A JP H09297786 A JPH09297786 A JP H09297786A
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Jun Ozaki
遵 尾崎
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータを利用して処理可能な工事原価
管理装置及び工事原価管理ソフトウェアを記録した記憶
媒体に関し、例えば発注元から統一伝票を発行し、この
統一伝票を利用する等してリアルタイムに工事別の工事
原価、工事粗利、発注管理、仕入管理を行うことができ
る。 【解決手段】 本装置は、入力手段30と、記憶手段4
0、処理手段20と、表示手段50と、発行手段60と
を含む。記憶手段40には、工事名マスタ・ファイル
と、工事項目マスタ・ファイルと、仕入先マスタ・ファ
イルと、発注データ・ファイルと、工事台帳フォーマッ
トデータ・ファイルと、発注伝票フォーマットデータ・
ファイルとを含む。処理手段20には、工事名マスタ・
ファイルに記憶された工事名に対応した受注金額、及び
当該工事名に対応して発注データ・ファイルに記憶され
た発注金額から発注元の粗利を演算可能な粗利演算手段
23を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータを
利用して処理可能な工事原価管理装置及び工事原価管理
ソフトウェアを記録した記憶媒体に関し、例えば発注元
から統一伝票を発行し、この統一伝票を利用する等して
リアルタイムに工事別の工事原価、工事粗利、発注管
理、仕入管理を行うことができるようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシステムとしては、工務
店における財務管理、在庫管理、労務管理及び工事管理
が行えるようにできたものが知られている(例えば特公
平1−23814号公報等)。上記システムは、1つの
振替伝票を使用して、各種入力・出力が可能となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のシステムでは、仕入ベースで処理しているため、工事
中の発注ベースでの工事原価や工事粗利の管理ができな
いという問題点があった。すなわち、従来のシステムで
は、仕入先からの請求書を待って、この請求書を振替伝
票に転記して処理していた。
【0004】このため、仕入先からの請求書の発行があ
るまでは、工事原価や工事粗利の管理ができなかった。
すなわち、請求書は、当該項目工事の完了をもって発行
されるものである。しかも、各項目工事は、それぞれの
工事期間を要するので、請求書はばらばらに発行され
る。
【0005】或る工事(建物工事や現場)の全ての原価
が確定するのは、全ての工事項目が終了してからとな
る。したがって、現場が完了してからでは、工事原価が
予定より上回ることがわかっても何の有効な対策が取れ
無いことが殆どである。一般に、工務店における業務
は、工務店が施主(建て主)から一括的に建物の建設を
受注し、それを自らの管理のもとに、関係する多数の業
種の工事業者(一般的に一現場、約30社位)に各項目
工事を発注し、各項目工事を行わせて一つの建物を完成
させるものである。
【0006】そして、それぞれの項目工事は、時系列的
にのみ進められるものである。すなわち、基礎工事が完
了してから、建方(上棟という木工事)、次に屋根工事
・・・というように進められる。それぞれの工事業者
は、自らの項目工事の完了をもって請求書を発行して来
るから、一つの現場の進行中に請求書がばらばらに発行
されてくる。
【0007】このため、仕入ベースの原価管理では、一
つの現場の工事原価が確定するのは、全ての項目工事が
終了してからとなる。したがって、現場が完了してから
では、工事原価が予定より上回ることがわかっても、何
の有効な対策も取れ無いことが殆どである。また、それ
らを纏める工務店側の事務作業は、煩雑である。
【0008】しかも、同時期に幾つもの現場(建物工
事)が並行して進められるのが通常であるから、事務作
業は複層的に煩雑となっていた。そういう現状では、別
段の手段により工事原価管理のための工事台帳を作成す
る事は、人的時間的負担の面から現実的には出来難かっ
た。そこで、請求項1記載の発明は、上記した従来の技
術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、次の点にある。
【0009】すなわち、請求項1記載の発明は、工事業
務の流れの中で、日常行われる発注という作業の中で、
それと自動的に連動して、特段の注意と作業とを伴わず
に工事台帳が作成でき、工事中の発注ベースで工事原価
及び粗利をリアルタイムに、実際的で且つ現実的に、し
かも有効に管理できるようにしたものである。これらの
もたらす効果は、全ての項目工事完了を待たずに、工事
粗利や粗利率の変化(特に減少)も発見でき、それに対
して対策を講ずることができるようになったことであ
る。これに対し、従来の方式では、全てが終わった後に
判明するのでの対策が講じようがなかった。
【0010】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわ
ち、請求項2記載の発明は、発注元から統一伝票を発行
させ、この統一伝票の伝票番号をもとに発注管理及び仕
入管理を簡便に行えることができるようにしたものであ
る。
【0011】これは仕入に関して殆ど特段の注意を払う
ことなく、工事完了のみの確定をもって仕入ができ、し
かも工事名(現場名)毎に行えるという画期的な事務の
合理化をもたらした。すなわち、事務を行うものが、一
々、金額(発注金額や請求金額)や工事名(現場名)を
調査確認する必要が無くなり、伝票番号(発注番号)の
参照によって、スムーズに行えるようになった。
【0012】請求項3記載の発明は、次の点を目的とす
る。すなわち、請求項3記載の発明は、請求項1記載の
発明の目的と同様に、工事中の発注ベースで工事原価及
び粗利をリアルタイムに、実際的で且つ現実的に、しか
も有効に管理できるようにしたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
(請求項1)各請求項にそれぞれ記載された各発明は、
上記した各目的を達成するためになされたものであり、
各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用い
て、以下に説明する。
【0014】請求項1記載の発明は、次の3つの点を特
徴とする。第1に、工事原価管理装置(10)は、例えば図
1に示すように、入力手段(30)と、記憶手段(40)、処理
手段(20)と、表示手段(50)と、発行手段(60)とを含む。
第2に、前記記憶手段(40)には、例えば図1,2に示す
ように、少なくとも次の6つのファイルを含む。
【0015】工事名マスタ・ファイル 工事名マスタ・ファイルは、工事名及びこの工事名に対
応した受注金額を記憶可能なものである。上記工事名マ
スタ・ファイルの入力画面を、例えば図3に例示する。
具体的には、受注金額は、例えば図3に例示する「受注
金額計」の欄に表示される。
【0016】また、図3に例示する「受注金額計」は、
例えば図8に例示する「受注金額計」(H)の欄にも表示
されている。なお、図3に例示した「本契約金額」、
「着工前追加工事金額」、「着工前合計工事高」、「着
工後追加工事金額」、「受注金額計」は、全て発注元
(例えば工務店)がその注文主から受注する価額(金
額)のことである。
【0017】そして、「本契約金額」と「着工前追加工
事金額」とを加算した合計金額が、「着工前合計工事
高」の欄に表示される。また、「着工前合計工事高」と
「着工後追加工事金額」とを加算した金額が、「受注金
額計」の欄に表示される。 工事項目マスタ・ファイル 工事項目マスタ・ファイルは、工事項目を記憶可能なも
のである。
【0018】上記工事項目マスタ・ファイルの入力画面
を、例えば図4に例示する。 仕入先マスタ・ファイル 仕入先マスタ・ファイルは、仕入先を記憶可能なもので
ある。上記仕入先マスタ・ファイルの入力画面を、例え
ば図5に例示する。 発注データ・ファイル 発注データ・ファイルは、前記工事名マスタ・ファイル
に記憶された工事名毎に分類され、工事項目マスタ・フ
ァイルに記憶された各工事項目毎に、仕入先マスタ・フ
ァイルに記憶された仕入先、並びに発注金額、これらの
仕入先及び発注金額に固有な注文番号を記憶可能なもの
である。
【0019】上記発注データ・ファイルの入力画面を、
例えば図6に例示する。なお、発注金額は、同図におい
ては、例えば「金額」の欄の欄に表示される。 工事台帳フォーマットデータ・ファイル 工事台帳フォーマットデータ・ファイルは、少なくとも
表示手段(50)に表示する工事台帳フォーマットを記憶し
たものである。
【0020】上記工事台帳フォーマットの出力画面を、
例えば図8に例示する。なお、工事台帳フォーマットの
出力先は、表示手段(50)に限らず、記憶手段(40)、発行
手段(60)のいずれでも良いし、或いは外部に有線或いは
無線で出力しても良い。 発注伝票フォーマットデータ・ファイル 発注伝票フォーマットデータ・ファイルは、注文書及び
請求書を発行可能な発注伝票フォーマットを記憶したも
のである。
【0021】上記発注伝票フォーマットデータ・ファイ
ルの印刷イメージを、例えば図9〜12に例示する。な
お、発注伝票フォーマットの出力先は、表示手段(50)、
記憶手段(40)、発行手段(60)のいずれでも良いし、或い
は外部に有線或いは無線で出力しても良い。第3に、処
理手段(20)には、例えば図1に示すように、粗利演算手
段(23)を含む。
【0022】上記粗利演算手段(23)は、工事名マスタ・
ファイルに記憶された工事名に対応した受注金額、及び
当該工事名に対応して発注データ・ファイルに記憶され
た発注金額から発注元の粗利を演算するものである。上
記発注元の粗利は、利益額で表示しても良いし、或いは
利率で表示しても良い。
【0023】例えば、受注金額から発注金額を減算すれ
ば、粗利の利益額が演算できる。また、粗利の利益額を
受注金額で割れば、粗利の利率を演算できる。具体的に
は、「粗利」の利益額は、例えば図8に例示する「工事
粗利益」(J)の欄に、又、利率は「工事粗利率」(K)の欄
にそれぞれ表示される。上記「工事粗利益」(J)は、同
図の「受注金額計」(H)から「発注金額計」(I)を減算し
た金額である。
【0024】前記「工事粗利率」(K)は、上記演算した
「工事粗利益」(J)を「受注金額計」(H)で割った値を百
分率で表示したものである。なお、例えば図8に例示す
る工事台帳では、着工後の「工事粗利益」(J)及び「工
事粗利率」(K)に加え、「着工前工事粗利益」(E)及び
「着工後工事粗利率」(F)を表示し、両者を比較できる
ようにしている。 (請求項2)請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0025】すなわち、処理手段(20)には、例えば図1
に示すように、次の2つの処理手段を含む。 発行処理手段(21) 上記発行処理手段(21)は、発注伝票フォーマットデータ
・ファイルに記憶された発注伝票フォーマットを呼び出
し、仕入先マスタ・ファイルに記憶された仕入先毎に、
注文書及び請求書を発行手段により発行可能であり、注
文書及び請求書には、前記工事名マスタ・ファイルに記
憶された工事名、仕入先マスタ・ファイルに記憶された
仕入先、当該仕入先に対応して工事項目マスタ・ファイ
ルに記憶された工事項目、及び当該工事項目に対応して
発注データ・ファイルに記憶された発注金額及び注文番
号を記録可能なものである。
【0026】なお、発行形態は、印刷のほか、注文書及
び請求書を、例えば公衆回線或いは専用回線を通じて電
子データとして発注先に直接、電送しても良し、或いは
電子データをFDやMO等の記憶媒体に記憶して、当該
記憶媒体を発注先に渡しても良い。 仕入処理手段(25) 仕入処理手段(25)は、発注先から返却された請求書に記
録された注文番号を参照して、当該参照した注文番号に
もとづいて、発注データ・ファイルを呼び出し、当該発
注データ・ファイルに記憶された、工事名、工事項目、
仕入先及び発注金額を参照して仕入データを作成するも
のである。
【0027】なお、請求書を印刷した場合には、発注先
から返却された請求書に印刷された注文番号をキーボー
ドや、マウス、イメージスキャナー、バーコードリーダ
ー等を通じて入力する。また、請求書を電子データとし
て発行した場合には、発注先から電送された請求書や、
或いは返却を受けたFD等に記録された請求書に記録さ
れた注文番号を自動的に参照するようにして、入力の手
数を省いても良い。 (請求項3)請求項3記載の発明は、工事原価管理ソフ
トウェアを記録した記憶媒体に関するものであり、特徴
点は先に説明した請求項1記載の発明とほぼ同様であ
る。
【0028】なお、記憶媒体としては、例えばFD、C
D−ROM、ハードディスク、MO、DVD等がある。
また、これらの記憶媒体は、コンピュータ本体に付属の
もの限らず、外部の記憶媒体に記憶された工事原価管理
ソフトウェアを有線或いは無線で利用できるようにした
ものであっても良い。
【0029】
【発明の実施の形態】
(符号の説明)図1〜13は、本発明の実施の形態の一
例を示すものである。図1は、工事原価管理装置のハー
ドの概略構成図、図2はファイルの概略構成図をそれぞ
れ示すものである。
【0030】図3〜7は、各種入力画面を示す説明図を
それぞれ示し、図3は工事名登録の入力画面、図4は工
事項目の入力画面、図5は仕入先登録の入力画面、図6
は注文書入力・発行の入力画面、図7は仕入入力の入力
画面をそれぞれ示すものである。図8〜12は、各種の
印刷イメージを示す説明図をそれぞれ示し、図8は工事
台帳、図9は注文書、図10は注文請書、図11は請求
書、図12は注文書(控)を示すものである。
【0031】図13は、処理手順を示す説明図をそれぞ
れ示すものである。 (ハード構成)工事原価管理装置10は、マイクロコンピ
ュータを中心に構成され、ハード・ディスク等の記憶媒
体に記憶されたプログラムを読み込むことで本装置10を
稼働する。
【0032】そして、本装置10は、図1に示すように、
マイクロコンピュータのCPUを中心とした処理手段20
と、キーボード等の入力手段30と、ハード・ディスク等
の記憶手段40、ディスプレイ等の表示手段50と、プリン
タ等の発行手段60とを含む。上記入力手段30としては、
キーボードのほか、マウス、イメージスキャナー、バー
コードリーダー、モデム等を併用しても良い。
【0033】上記記憶手段40は、ハード・ディスクのほ
か、例えばプロッピー・ディスク、MO、CD−RO
M、DVD等を利用した各種装置でも良い。上記処理手
段20は、図1に示すように、大別すると、ディスプレイ
等の表示手段50を制御する表示処理手段21と、プリンタ
等の発行手段60を制御する発行処理手段22と、粗利を演
算する粗利演算手段23と、未払金を演算する未払金演算
手段と26、仕入データを作成する仕入処理手段25とを含
む。
【0034】上記粗利演算手段23は、図1に示すよう
に、大別すると、着工前の粗利を演算する着工前粗利演
算手段26と、着工後の粗利を演算する着工後粗利演算手
段27とを含む。上記発行手段60は、プリンターに限ら
ず、電子データの形で発行しても良く、例えばモデム
や、各種の記憶媒体、例えばFD、MO等の書込装置で
あっても良い。 (ファイル構成)本装置10の各種ファイルは、記憶手段
40に記憶され、大別すると、各種のマスター・ファイル
と、各種のデータ・ファイルとから構成されている。 (マスタ・ファイル)上記マスタ・ファイルは、図1,
2に示すように、例えば次のファイルから構成されてい
る。
【0035】1.工事名マスタ・ファイル 2.工事項目マスタ・ファイル 3.工事明細(又は商品名)マスターファイル 4.仕入先マスタ・ファイル なお、マスタ・ファイルは、上記例示した4個のマスタ
・ファイルに限らず、他のマスタ・ファイルを含んでも
良い。
【0036】また、上記工事明細(又は商品名)マスタ
ーファイルの詳細については、説明を省略する。 (工事名マスタ・ファイル)工事名マスタ・ファイルに
は、図3に例示するように、次の項目が記憶されてい
る。
【0037】1.工事名コード 2.フリガナ 3.工事名 4.工事種別コード 5.工事種別名 6.仕様 7.工務担当コード 8.工務担当名 9.設計担当コード 10.設計担当名 11.営業担当コード 12.営業担当名 13.その他 14.担当部署コード 15.担当部署名 16.工事区分コード 17.工事区分名 18.完成区分コード 19.完成区分名 20.本契約日 21.着工日 22.完成日 23.引渡日 24.本契約金額 25.着工前追加工事金額 26.着工前合計工事高 27.着工後追加工事金額 28.受注金額計 工事名マスタ・ファイルの項目は、上記例示した項目に
限らず、項目を追加、減少、変更しても良い。
【0038】前記「着工前合計工事高」の欄には、「本
契約金額」に「着工前追加工事金額」を加算した金額が
表示される。前記「受注金額計」の欄には、上記「着工
前合計工事高」に「着工後追加工事金額」を加算した金
額が表示される。 (工事項目マスタ・ファイル)工事項目マスタ・ファイ
ルには、図4に例示するように、次の項目が記憶されて
いる。
【0039】1.工事項目コード 2.フリガナ 3.工事項目 工事項目マスタ・ファイルの項目は、上記例示した項目
に限らず、項目を追加、減少、変更しても良い。 (仕入先マスタ・ファイル)仕入先マスタ・ファイルに
は、図5に例示するように、次の項目が記憶されてい
る。
【0040】1.仕入先コード 2.フリガナ 3.仕入先名 4.郵便番号 5.住所1 6.住所2 7.電話番号 8.FAX番号 9.締日 10.伝票番号 11.税区分 12.端数単位コード 13.端数単位名 14.端数処理コード 15.端数処理名 16.金額端数コード 17.金額端数名 18.振込銀行名 仕入先マスタ・ファイルの項目は、上記例示した項目に
限らず、項目を追加、減少、変更しても良い。 (データ・ファイル)データ・ファイルとしては、図
1,2に示すように、例えば次のファイルから構成され
ている。
【0041】1.受注データ・ファイル 2.発注データ・ファイル 3.仕入データ・ファイル 4.支払データ・ファイル 5.工事台帳フォーマットデータ・ファイル 6.発注伝票フォーマットデータ・ファイル なお、データ・ファイルは、上記例示した6個のデータ
・ファイルに限らず、他のデータファイルを含んでいて
も良い。
【0042】また、上記受注データ・ファイル及び支払
データ・ファイルの詳細については、説明を省略する。 (発注データ・ファイル)発注データ・ファイルには、
図6に例示するように、次の項目が記憶されている。
【0043】1.機械NO(自動入力) 2.仕入先コード(入力項目) 3.仕入先名(参照項目:仕入先コードから仕入先マス
タ・ファイル参照) 4.注文番号(自動付与) 4.発注日付(入力項目) 5.工事名コード(入力項目) 6.工事名(参照項目:工事名コードから工事名マスタ
・ファイル参照) 7.工期(入力項目) 8.工事区分コード(入力項目) 9.工事区分名(参照項目:工事区分コードから工事区
分データ・ファイル(説明省略)参照) 10.工事項目コード(入力項目) 11.工事項目名(参照項目:工事項目コードから工事
項目マスタ・ファイル(説明省略)参照) 12.工事明細コード(入力項目) 13.工事明細(参照項目:工事明細コードから工事明
細マスタ・ファイル(説明省略)参照) 14.備考(入力項目) 15.数量(入力項目) 16.単位(参照項目:工事明細コードから工事明細マ
スタ・ファイル(説明省略)参照) 17.数量合計(自動計算) 18.単価(参照項目:工事明細コードから工事明細マ
スタ・ファイル(説明省略)参照) 19.金額(自動計算) 20.合計金額(発注金額、自動計算) 発注データ・ファイルの項目は、上記例示した項目に限
らず、項目を追加、減少、変更しても良い。 (仕入データ・ファイル)仕入データ・ファイルには、
図7に例示するように、次の項目が記憶されている。
【0044】1.機械NO(自動入力) 2.仕入先コード(入力項目) 3.仕入先名(参照項目:仕入先コードから仕入先マス
タ・ファイル参照) 4.注文番号(入力項目) 5.伝票番号(自動入力) 6.伝票区分コード(自動入力) 7.伝票区分名(自動入力) 8.仕入日付(入力項目) 9.工事名コード(参照項目:注文番号から発注データ
・ファイル参照) 10.工事名(参照項目:工事名コードから工事名マス
タ・ファイル参照) 11.工期(参照項目:注文番号から発注データ・ファ
イル参照) 12.工事区分コード(参照項目:注文番号から発注デ
ータ・ファイル参照) 13.工事区分名(参照項目:工事区分コードから工事
区分データ・ファイル(説明省略)参照) 14.工事項目コード(参照項目:注文番号から発注デ
ータ・ファイル参照) 15.工事項目名(参照項目:工事項目コードから工事
項目マスタ・ファイル(説明省略)参照) 16.明細コード(参照項目:注文番号から発注データ
・ファイル参照) 17.工事明細(参照項目:工事明細コードから工事明
細マスタ・ファイル(説明省略)参照) 18.備考(参照項目:注文番号から発注データ・ファ
イル参照) 19.数量(参照項目:注文番号から発注データ・ファ
イル参照) 20.単位(参照項目:工事明細コードから工事明細マ
スタ・ファイル(説明省略)参照) 21.数量合計(自動計算) 22.単価(参照項目:工事明細コードから工事明細マ
スタ・ファイル(説明省略)参照) 23.金額(自動計算) 24.仕入金額(自動計算) 25.消費税(自動計算) 26.合計金額(自動計算) 仕入データ・ファイルの項目は、上記例示した項目に限
らず、項目を追加、減少、変更しても良い。 (工事台帳フォーマットデータ・ファイル)工事台帳フ
ォーマットデータ・ファイルは、図8に例示するよう
に、工事名マスタ・ファイルに関連した受注データ・フ
ァイル、発注データ・ファイル、仕入データ・ファイ
ル、支払データ・ファイルの内容が一覧できるようにな
っている。
【0045】上記工事台帳フォーマットデータ・ファイ
ルを参照して、処理手段20の表示処理手段21より表示手
段50に表示したり、或いは発行処理手段22により発行手
段60から印刷できる。また、着工前後の「工事粗利益」
(E,J)及び「工事粗利率」(F,K)を自動計算している。
【0046】上記自動計算は、図1に示すように、処理
手段20内の粗利演算手段23により行われる。具体的に
は、図1に示すように、「着工前工事粗利益」(E)及び
「着工前工事粗利率」(F)は、着工前粗利演算手段26に
より、又、着工後の「工事粗利益」(J)及び「工事粗利
率」(K)は、着工後粗利演算手段27によりそれぞれ演算
される。
【0047】まず、図8に例示する「本契約金額」(A)
に「着工前追加工事金額」(B)を加算すると、「着工前
合計工事高」(C)となる。そして、「着工前合計工事
高」(C)から「着工前発注金額」(D)を減算すると、「着
工前工事粗利益」(E)となる。なお、「着工前受注金
額」(D)は、図10に例示する下側の表中の「発注金
額」の合計の欄(X)の金額に一致する。
【0048】そして、「着工前工事粗利益」(E)を「着
工前合計工事高」(C)で割り、百分率で表示すると、
「着工前工事粗利率」(F)となる。これまでの演算は、
着工前粗利演算手段26により行われる。また、「着工前
合計工事高」(C)に、「着工後追加工事金額」(G)を加算
すると、「受注金額計」(H)となる。
【0049】そして、「受注金額計」(H)から「受注金
額計」(I)を減算すると、着工後の「工事粗利益」(J)と
なる。なお、「受注金額計」(I)は、図10に例示する
下側の表中の「受注金額計」の合計の欄(Z)の金額に一
致する。また、「受注金額計」の合計の欄(Z)の金額
は、「受注金額」の合計の欄(X)の金額に、「追加受
注」の合計の欄(Y)の金額を加算した金額である。
【0050】そして、着工後の「工事粗利益」(J)を
「受注金額計」(H)で割り、百分率で表示すると、着工
後の「工事粗利率」(K)となる。これまでの演算は、着
工後粗利演算手段27により行われる。現在未払金の演算
は、図1に示すように、処理手段20内の未払金演算手段
24により行われる。
【0051】すなわち、図10に例示する下側の表中の
仕入額計と未請求額とを加算した発注金額計から、支払
金額を減算した金額である。この演算は、未払金演算手
段24により行われる (受注伝票フォーマットデータ・ファイル)受注伝票フ
ォーマットデータ・ファイルは、図9〜12に例示する
ように、受注データ・ファイルの内容を、処理手段20の
発行処理手段22により発行手段60を介して印刷できるよ
うにしている。
【0052】印刷する伝票は、図9に例示する注文書、
図10に例示する注文請書、図11に例示する請求書、
図12に例示する注文書(控)の4枚の伝票から構成さ
れている。例えば、発行手段60として、例えばドットプ
リンタを使用する場合には、転写方式の4枚綴りの伝票
を使用すると良い。
【0053】各伝票には、図9〜12に例示するよう
に、右上に「NO.」が印刷され、この「NO.」に
は、発注データ・ファイルの「注文番号」が印字され
る。 (処理手順)つぎに、本システムの処理手順について、
図13を用いて以下に説明する。契約後、まず、受注デ
ータの入力が行われる。
【0054】その後、発注データの入力が行われる。発
注データの入力は、図6に例示する注文書入力・発行画
面上で行われる。その後、発注伝票の発行を行う。発注
伝票の発行は、図6に例示する注文書入力・発行画面で
印刷を指示することにより行われる。
【0055】その結果、図9〜12に例示する注文書、
注文請書、請求書、注文書(控)の4枚の伝票が印刷さ
れる。4枚の伝票のうち、図12に例示する注文書
(控)を発注元の控えとして保管し、残る3枚の注文
書、注文請書、請求書を発注先に手渡す。なお、4枚の
伝票の伝票を印刷する代わりに、電子データの形で、発
注先に渡しても良い。例えば、公衆回線或いは専用回線
を通じて電子データとして発注先に直接、電送しても良
い。また、電子データをFD等の記憶媒体に記憶して、
当該記憶媒体を発注先に渡しても良い。
【0056】具体的には、注文書や請求書の電子データ
を、例えばテキストファイルに変換し、発注先に電送な
いしは記憶媒体の形を渡す。これを受けた、発注先は、
テキストファイルをディスプレーに表示したり、プリン
トすることで、注文書や請求書の内容を確認することが
できる。なお、テキストファイルに代えて、発注元と発
注先が共通のアプリケーションを使用している場合に
は、当該アプリケーションに適合したファイル形式に変
換して、発注先に電送ないしは記憶媒体の形を渡しても
良い。
【0057】また、ファイルの形式は、ファイルコンバ
ータを介して変換できるので、発注元や発注先のファイ
ル形式は、種々の組み合わせが可能である。発注先は、
3枚の伝票を受領したならば、その3枚の伝票のうち、
図10に例示する注文請書を発注元に返却する。このと
き、発注先は、注文請書に日付等の必要事項を記入の
上、返却する。
【0058】なお、注文請書の返却も、電子データの形
でも良い。例えば公衆回線或いは専用回線を通じて電子
データとして発注元に直接、電送してもらっても良い。
また、電子データをFD等の記憶媒体に記憶してもら
い、当該記憶媒体を発注元に返却してもらっても良い。
発注先による工事が完成し、発注元の検査終了後、発注
先は、先に渡した3枚の伝票のうち、図11に例示する
請求書を発注元に返却する。このとき、発注先は、請求
書に請求日付等の必要記載事項を記入の上、返却する。
【0059】なお、請求書の返却も、電子データの形で
も良い。例えば公衆回線或いは専用回線を通じて電子デ
ータとして発注元に直接、電送してもらっても良い。ま
た、電子データをFD等の記憶媒体に記憶してもらい、
当該記憶媒体を発注元に返却してもらっても良い。発注
元は、請求書の返却を受けたならば、仕入データの入力
が行われる。
【0060】仕入データの入力は、図7に例示する仕入
入力画面上で行われる。このとき、返却された請求書の
右上に表示された発注番号を入力することで、発注デー
タ・ファイルの内容を参照することができ、入力を省力
化することができる。なお、請求書を電子データの形で
返却を受けた際には、発注番号の入力を省略することが
できる。
【0061】上記処理は、図1に示すように、処理手段
20内の仕入処理手段25により処理される。つぎに、請求
書に対する発注元から発注先への支払いが済んだなら
ば、支払データの入力が行われる。一方、受注データの
入力後、適宜、図8に例示する工事台帳の出力が可能で
あって、工事台帳は工事名コードの入力により呼び出す
ことができる。
【0062】なお、図示しないが、各種のデータ・ファ
イルを用いて、各種の帳票類の表示又は印刷が可能であ
る。
【0063】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわ
ち、請求項1記載の発明によれば、工事業務の流れの中
で、日常行われる発注という作業の中で、それと自動的
に連動して、特段の注意と作業とを伴わずに工事台帳が
作成でき、工事中の発注ベースで粗利をリアルタイム
に、実際的でかつ現実的に、しかも有効に管理すること
できる。
【0064】また、予定粗利の低下に対して、即座に対
策も取れる。請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。すなわち、請求項2記載の発明によれば、発注元か
ら統一伝票を発行させ、この統一伝票の伝票番号をもと
に発注管理及び仕入管理を簡便に行うことができる。
【0065】請求項3記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。すなわち、請求項3記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発明の効果と同様に、工事中の発注
ベースで粗利をリアルタイムに、実際的でかつ現実的
に、しかも有効に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】工事原価管理装置のハードの概略構成図であ
る。
【図2】ファイルの概略構成図である。
【図3】工事名登録の入力画面を示す説明図である。
【図4】工事項目の入力画面を示す説明図である。
【図5】仕入先登録の入力画面を示す説明図である。
【図6】注文書入力・発行の入力画面を示す説明図であ
る。
【図7】仕入入力の入力画面を示す説明図である。
【図8】工事台帳の印刷イメージを示す説明図である。
【図9】注文書の印刷イメージを示す説明図である。
【図10】注文請書の印刷イメージを示す説明図であ
る。
【図11】請求書の印刷イメージを示す説明図である。
【図12】注文書(控)の印刷イメージを示す説明図で
ある。
【図13】処理手順を示す説明図である。
【符号の説明】
10 工事原価管理装置 20 処理手段 21 表示処理手段 22 発行処理手段 23 粗利演算手段 24 未払金演算手段 25 仕入処理手段 26 着工前粗利演算手段 27 着工後粗利演算手段 30 入力手段 40 記憶手段 50 表示手段 60 発行手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 工事原価管理装置及び工事原価管理ソ
フトウェアを記録した記憶媒体
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータを
利用して処理可能な工事原価管理装置及び工事原価管理
ソフトウェアを記録した記憶媒体に関し、例えば発注元
から統一伝票を発行し、この統一伝票を利用する等して
リアルタイムに工事別の工事原価、工事粗利、発注管
理、仕入管理を行うことができるようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシステムとしては、工務
店における財務管理、在庫管理、労務管理及び工事管理
が行えるようにできたものが知られている(例えば特公
平1−23814号公報等)。上記システムは、1つの
振替伝票を使用して、各種入力・出力が可能となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のシステムでは、仕入ベースで処理しているため、工事
中の発注ベースでの工事原価や工事粗利の管理ができな
いという問題点があった。すなわち、従来のシステムで
は、仕入先からの請求書を待って、この請求書を振替伝
票に転記して処理していた。
【0004】このため、仕入先からの請求書の発行があ
るまでは、工事原価や工事粗利の管理ができなかった。
すなわち、請求書は、当該項目工事の完了をもって発行
されるものである。しかも、各項目工事は、それぞれの
工事期間を要するので、請求書はばらばらに発行され
る。
【0005】或る工事(建物工事や現場)の全ての原価
が確定するのは、全ての工事項目が終了してからとな
る。したがって、現場が完了してからでは、工事原価が
予定より上回ることがわかっても何の有効な対策が取れ
無いことが殆どである。一般に、工務店における業務
は、工務店が施主(建て主)から一括的に建物の建設を
受注し、それを自らの管理のもとに、関係する多数の業
種の工事業者(一般的に一現場、約30社位)に各項目
工事を発注し、各項目工事を行わせて一つの建物を完成
させるものである。
【0006】そして、それぞれの項目工事は、時系列的
にのみ進められるものである。すなわち、基礎工事が完
了してから、建方(上棟という木工事)、次に屋根工事
・・・というように進められる。それぞれの工事業者
は、自らの項目工事の完了をもって請求書を発行して来
るから、一つの現場の進行中に請求書がばらばらに発行
されてくる。
【0007】このため、仕入ベースの原価管理では、一
つの現場の工事原価が確定するのは、全ての項目工事が
終了してからとなる。したがって、現場が完了してから
では、工事原価が予定より上回ることがわかっても、何
の有効な対策も取れ無いことが殆どである。また、それ
らを纏める工務店側の事務作業は、煩雑である。
【0008】しかも、同時期に幾つもの現場(建物工
事)が並行して進められるのが通常であるから、事務作
業は複層的に煩雑となっていた。そういう現状では、別
段の手段により工事原価管理のための工事台帳を作成す
る事は、人的時間的負担の面から現実的には出来難かっ
た。そこで、請求項1記載の発明は、上記した従来の技
術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、次の点にある。
【0009】すなわち、請求項1記載の発明は、工事業
務の流れの中で、日常行われる発注という作業の中で、
それと自動的に連動して、特段の注意と作業とを伴わず
に工事台帳が作成でき、工事中の発注ベースで工事原価
及び粗利をリアルタイムに、実際的で且つ現実的に、し
かも有効に管理できるようにしたものである。これらの
もたらす効果は、全ての項目工事完了を待たずに、工事
粗利や粗利率の変化(特に減少)も発見でき、それに対
して対策を講ずることができるようになったことであ
る。これに対し、従来の方式では、全てが終わった後に
判明するのでの対策が講じようがなかった。
【0010】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわ
ち、請求項2記載の発明は、発注元から統一伝票を発行
させ、この統一伝票の伝票番号をもとに発注管理及び仕
入管理を簡便に行えることができるようにしたものであ
る。
【0011】これは仕入に関して殆ど特段の注意を払う
ことなく、工事完了のみの確定をもって仕入ができ、し
かも工事名(現場名)毎に行えるという画期的な事務の
合理化をもたらした。すなわち、事務を行うものが、一
々、金額(発注金額や請求金額)や工事名(現場名)を
調査確認する必要が無くなり、伝票番号(発注番号)の
参照によって、スムーズに行えるようになった。
【0012】請求項3記載の発明は、次の点を目的とす
る。すなわち、請求項3記載の発明は、請求項1記載の
発明の目的と同様に、工事中の発注ベースで工事原価及
び粗利をリアルタイムに、実際的で且つ現実的に、しか
も有効に管理できるようにしたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】 (請求項1)各請求項にそれぞれ記載された各発明は、
上記した各目的を達成するためになされたものであり、
各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用い
て、以下に説明する。
【0014】請求項1記載の発明は、次の3つの点を特
徴とする。第1に、工事原価管理装置(10)は、例えば図
1に示すように、入力手段(30)と、記憶手段(40)、処理
手段(20)と、表示手段(50)と、発行手段(60)とを含む。
第2に、前記記憶手段(40)には、例えば図1,2に示す
ように、少なくとも次の6つのファイルを含む。
【0015】工事名マスタ・ファイル 工事名マスタ・ファイルは、工事名及びこの工事名に対
応した受注金額を記憶可能なものである。上記工事名マ
スタ・ファイルの入力画面を、例えば図3に例示する。
具体的には、受注金額は、例えば図3に例示する「受注
金額計」の欄に表示される。
【0016】また、図3に例示する「受注金額計」は、
例えば図8に例示する「受注金額計」(H)の欄にも表示
されている。なお、図3に例示した「本契約金額」、
「着工前追加工事金額」、「着工前合計工事高」、「着
工後追加工事金額」、「受注金額計」は、全て発注元
(例えば工務店)がその注文主から受注する価額(金
額)のことである。
【0017】そして、「本契約金額」と「着工前追加工
事金額」とを加算した合計金額が、「着工前合計工事
高」の欄に表示される。また、「着工前合計工事高」と
「着工後追加工事金額」とを加算した金額が、「受注金
額計」の欄に表示される。 工事項目マスタ・ファイル 工事項目マスタ・ファイルは、工事項目を記憶可能なも
のである。
【0018】上記工事項目マスタ・ファイルの入力画面
を、例えば図4に例示する。 仕入先マスタ・ファイル 仕入先マスタ・ファイルは、仕入先を記憶可能なもので
ある。上記仕入先マスタ・ファイルの入力画面を、例え
ば図5に例示する。 発注データ・ファイル 発注データ・ファイルは、前記工事名マスタ・ファイル
に記憶された工事名毎に分類され、工事項目マスタ・フ
ァイルに記憶された各工事項目毎に、仕入先マスタ・フ
ァイルに記憶された仕入先、並びに発注金額、これらの
仕入先及び発注金額に固有な注文番号を記憶可能なもの
である。
【0019】上記発注データ・ファイルの入力画面を、
例えば図6に例示する。なお、発注金額は、同図におい
ては、例えば「金額」の欄の欄に表示される。 工事台帳フォーマットデータ・ファイル 工事台帳フォーマットデータ・ファイルは、少なくとも
表示手段(50)に表示する工事台帳フォーマットを記憶し
たものである。
【0020】上記工事台帳フォーマットの出力画面を、
例えば図8に例示する。なお、工事台帳フォーマットの
出力先は、表示手段(50)に限らず、記憶手段(40)、発行
手段(60)のいずれでも良いし、或いは外部に有線或いは
無線で出力しても良い。 発注伝票フォーマットデータ・ファイル 発注伝票フォーマットデータ・ファイルは、注文書及び
請求書を発行可能な発注伝票フォーマットを記憶したも
のである。
【0021】上記発注伝票フォーマットデータ・ファイ
ルの印刷イメージを、例えば図9〜12に例示する。な
お、発注伝票フォーマットの出力先は、表示手段(50)、
記憶手段(40)、発行手段(60)のいずれでも良いし、或い
は外部に有線或いは無線で出力しても良い。第3に、処
理手段(20)には、例えば図1に示すように、粗利演算手
段(23)を含む。
【0022】上記粗利演算手段(23)は、工事名マスタ・
ファイルに記憶された工事名に対応した受注金額、及び
当該工事名に対応して発注データ・ファイルに記憶され
た発注金額から発注元の粗利を演算するものである。上
記発注元の粗利は、利益額で表示しても良いし、或いは
利率で表示しても良い。
【0023】例えば、受注金額から発注金額を減算すれ
ば、粗利の額が演算できる。また、粗利の額を受注金額
で割れば、粗利の率を演算できる。具体的には、「粗
利」のは、例えば図8に例示する「工事粗利益」(J)
の欄に、又、は「工事粗利率」(K)の欄にそれぞれ表
示される。上記「工事粗利益」(J)は、同図の「受注金
額計」(H)から「発注金額計」(I)を減算した金額であ
る。
【0024】前記「工事粗利率」(K)は、上記演算した
「工事粗利益」(J)を「受注金額計」(H)で割った値を百
分率で表示したものである。なお、例えば図8に例示す
る工事台帳では、着工後の「工事粗利益」(J)及び「工
事粗利率」(K)に加え、「着工前工事粗利益」(E)及び
「着工前工事粗利率」(F)を表示し、両者を比較できる
ようにしている。 (請求項2)請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0025】すなわち、処理手段(20)には、例えば図1
に示すように、次の2つの処理手段を含む。 発行処理手段(21) 上記発行処理手段(21)は、発注伝票フォーマットデータ
・ファイルに記憶された発注伝票フォーマットを呼び出
し、仕入先マスタ・ファイルに記憶された仕入先毎に、
注文書及び請求書を発行手段により発行可能であり、注
文書及び請求書には、前記工事名マスタ・ファイルに記
憶された工事名、仕入先マスタ・ファイルに記憶された
仕入先、当該仕入先に対応して工事項目マスタ・ファイ
ルに記憶された工事項目、及び当該工事項目に対応して
発注データ・ファイルに記憶された発注金額及び注文番
号を記録可能なものである。
【0026】なお、発行形態は、印刷のほか、注文書及
び請求書を、例えば公衆回線或いは専用回線を通じて電
子データとして発注先に直接、電送しても良し、或いは
電子データをFDやMO等の記憶媒体に記憶して、当該
記憶媒体を発注先に渡しても良い。 仕入処理手段(25) 仕入処理手段(25)は、発注先から返却された請求書に記
録された注文番号を参照して、当該参照した注文番号に
もとづいて、発注データ・ファイルを呼び出し、当該発
注データ・ファイルに記憶された、工事名、工事項目、
仕入先及び発注金額を参照して仕入データを作成するも
のである。
【0027】なお、請求書を印刷した場合には、発注先
から返却された請求書に印刷された注文番号をキーボー
ドや、マウス、イメージスキャナー、バーコードリーダ
ー等を通じて入力する。また、請求書を電子データとし
て発行した場合には、発注先から電送された請求書や、
或いは返却を受けたFD等に記録された請求書に記録さ
れた注文番号を自動的に参照するようにして、入力の手
数を省いても良い。 (請求項3)請求項3記載の発明は、工事原価管理ソフ
トウェアを記録した記憶媒体に関するものであり、特徴
点は先に説明した請求項1記載の発明とほぼ同様であ
る。
【0028】なお、記憶媒体としては、例えばFD、C
D−ROM、ハードディスク、MO、DVD等がある。
また、これらの記憶媒体は、コンピュータ本体に付属の
もの限らず、外部の記憶媒体に記憶された工事原価管理
ソフトウェアを有線或いは無線で利用できるようにした
ものであっても良い。
【0029】
【発明の実施の形態】 (符号の説明)図1〜13は、本発明の実施の形態の一
例を示すものである。図1は、工事原価管理装置のハー
ドの概略構成図、図2はファイルの概略構成図をそれぞ
れ示すものである。
【0030】図3〜7は、各種入力画面を示す説明図を
それぞれ示し、図3は工事名登録の入力画面、図4は工
事項目の入力画面、図5は仕入先登録の入力画面、図6
は注文書入力・発行の入力画面、図7は仕入入力の入力
画面をそれぞれ示すものである。図8〜12は、各種の
印刷イメージを示す説明図をそれぞれ示し、図8は工事
台帳、図9は注文書、図10は注文請書、図11は請求
書、図12は注文書(控)を示すものである。
【0031】図13は、処理手順を示す説明図をそれぞ
れ示すものである。 (ハード構成)工事原価管理装置10は、マイクロコンピ
ュータを中心に構成され、ハード・ディスク等の記憶媒
体に記憶されたプログラムを読み込むことで本装置10を
稼働する。
【0032】そして、本装置10は、図1に示すように、
マイクロコンピュータのCPUを中心とした処理手段20
と、キーボード等の入力手段30と、ハード・ディスク等
の記憶手段40、ディスプレイ等の表示手段50と、プリン
タ等の発行手段60とを含む。上記入力手段30としては、
キーボードのほか、マウス、イメージスキャナー、バー
コードリーダー、モデム等を併用しても良い。
【0033】上記記憶手段40は、ハード・ディスクのほ
か、例えばプロッピー・ディスク、MO、CD−RO
M、DVD等を利用した各種装置でも良い。上記処理手
段20は、図1に示すように、大別すると、ディスプレイ
等の表示手段50を制御する表示処理手段21と、プリンタ
等の発行手段60を制御する発行処理手段22と、粗利を演
算する粗利演算手段23と、未払金を演算する未払金演算
手段と26、仕入データを作成する仕入処理手段25とを含
む。
【0034】上記粗利演算手段23は、図1に示すよう
に、大別すると、着工前の粗利を演算する着工前粗利演
算手段26と、着工後の粗利を演算する着工後粗利演算手
段27とを含む。上記発行手段60は、プリンターに限ら
ず、電子データの形で発行しても良く、例えばモデム
や、各種の記憶媒体、例えばFD、MO等の書込装置で
あっても良い。 (ファイル構成)本装置10の各種ファイルは、記憶手段
40に記憶され、大別すると、各種のマスター・ファイル
と、各種のデータ・ファイルとから構成されている。 (マスタ・ファイル)上記マスタ・ファイルは、図1,
2に示すように、例えば次のファイルから構成されてい
る。
【0035】1.工事名マスタ・ファイル 2.工事項目マスタ・ファイル 3.工事明細(又は商品名)マスターファイル 4.仕入先マスタ・ファイル なお、マスタ・ファイルは、上記例示した4個のマスタ
・ファイルに限らず、他のマスタ・ファイルを含んでも
良い。
【0036】また、上記工事明細(又は商品名)マスタ
ーファイルの詳細については、説明を省略する。 (工事名マスタ・ファイル)工事名マスタ・ファイルに
は、図3に例示するように、次の項目が記憶されてい
る。
【0037】1.工事名コード 2.フリガナ 3.工事名 4.工事種別コード 5.工事種別名 6.仕様 7.工務担当コード 8.工務担当名 9.設計担当コード 10.設計担当名 11.営業担当コード 12.営業担当名 13.その他 14.担当部署コード 15.担当部署名 16.工事区分コード 17.工事区分名 18.完成区分コード 19.完成区分名 20.本契約日 21.着工日 22.完成日 23.引渡日 24.本契約金額 25.着工前追加工事金額 26.着工前合計工事高 27.着工後追加工事金額 28.受注金額計 工事名マスタ・ファイルの項目は、上記例示した項目に
限らず、項目を追加、減少、変更しても良い。
【0038】前記「着工前合計工事高」の欄には、「本
契約金額」に「着工前追加工事金額」を加算した金額が
表示される。前記「受注金額計」の欄には、上記「着工
前合計工事高」に「着工後追加工事金額」を加算した金
額が表示される。 (工事項目マスタ・ファイル)工事項目マスタ・ファイ
ルには、図4に例示するように、次の項目が記憶されて
いる。
【0039】1.工事項目コード 2.フリガナ 3.工事項目 工事項目マスタ・ファイルの項目は、上記例示した項目
に限らず、項目を追加、減少、変更しても良い。 (仕入先マスタ・ファイル)仕入先マスタ・ファイルに
は、図5に例示するように、次の項目が記憶されてい
る。
【0040】1.仕入先コード 2.フリガナ 3.仕入先名 4.郵便番号 5.住所1 6.住所2 7.電話番号 8.FAX番号 9.締日 10.伝票番号 11.税区分 12.端数単位コード 13.端数単位名 14.端数処理コード 15.端数処理名 16.金額端数コード 17.金額端数名 18.振込銀行名 仕入先マスタ・ファイルの項目は、上記例示した項目に
限らず、項目を追加、減少、変更しても良い。 (データ・ファイル)データ・ファイルとしては、図
1,2に示すように、例えば次のファイルから構成され
ている。
【0041】1.受注データ・ファイル 2.発注データ・ファイル 3.仕入データ・ファイル 4.支払データ・ファイル 5.工事台帳フォーマットデータ・ファイル 6.発注伝票フォーマットデータ・ファイル なお、データ・ファイルは、上記例示した6個のデータ
・ファイルに限らず、他のデータファイルを含んでいて
も良い。
【0042】また、上記受注データ・ファイル及び支払
データ・ファイルの詳細については、説明を省略する。 (発注データ・ファイル)発注データ・ファイルには、
図6に例示するように、次の項目が記憶されている。
【0043】1.機械NO(自動入力) 2.仕入先コード(入力項目) 3.仕入先名(参照項目:仕入先コードから仕入先マス
タ・ファイル参照) 4.注文番号(自動付与)5. 発注日付(入力項目)6. 工事名コード(入力項目)7. 工事名(参照項目:工事名コードから工事名マスタ
・ファイル参照)8. 工期(入力項目)9. 工事区分コード(入力項目)10. 工事区分名(参照項目:工事区分コードから工事
区分データ・ファイル(説明省略)参照)11. 工事項目コード(入力項目)12. 工事項目名(参照項目:工事項目コードから工事
項目マスタ・ファイル(説明省略)参照)13. 工事明細コード(入力項目)14. 工事明細(参照項目:工事明細コードから工事明
細マスタ・ファイル(説明省略)参照)15. 備考(入力項目)16. 数量(入力項目)17. 単位(参照項目:工事明細コードから工事明細マ
スタ・ファイル(説明省略)参照)18. 数量合計(自動計算)19. 単価(参照項目:工事明細コードから工事明細マ
スタ・ファイル(説明省略)参照)20. 金額(自動計算)21. 合計金額(発注金額、自動計算) 発注データ・ファイルの項目は、上記例示した項目に限
らず、項目を追加、減少、変更しても良い。
【0044】なお、前記自動入力の項目については、手
動で任意に変更できるようにしてもよい。上記発注デー
タ・ファイルのデータは、後述する図8に例示する工事
台帳作成時に集計され、出力される。例えば、当該発注
(金額)が、着工前合計工事(本契約工事と着工前追加
工事とを合わせた工事)に含まれるべき項目工事のもの
であれば、工事項目コードに従って、図8に例示する工
事台帳の対応する「発注金額」の欄に集計ないしは転記
される。
【0045】また、当該発注(金額)が着工後追加工事
に含まれるべき項目工事のものであれば、工事項目コー
ドに従って、図8に例示する工事台帳の対応する「追加
発注」の欄に集計ないしは転記される。そして、この着
工前合計工事と着工後追加工事との区分は、工事区分コ
ード(図6の「工事区分」の欄において入力)による。
例えば、着工前合計工事は「0」、着工後追加工事は
「1」等として入力して区分することができる。
【0046】さらに、着工後追加発注には、施主(発注
主)から工務店に対価が支払われる有償の「追加発注」
と、対価が支払われず、工務店側の負担となる無償の
「追加発注」とが含まれる。そして、この「追加発注」
に関しては、有償のものと無償のものを更に区分して管
理することもできる。 (仕入データ・ファイル)仕入データ・ファイルには、
図7に例示するように、次の項目が記憶されている。
【0047】1.機械NO(自動入力) 2.仕入先コード(入力項目) 3.仕入先名(参照項目:仕入先コードから仕入先マス
タ・ファイル参照) 4.注文番号(入力項目) 5.伝票番号(自動入力) 6.伝票区分コード(自動入力) 7.伝票区分名(自動入力) 8.仕入日付(入力項目) 9.工事名コード(参照項目:注文番号から発注データ
・ファイル参照) 10.工事名(参照項目:工事名コードから工事名マス
タ・ファイル参照) 11.工期(参照項目:注文番号から発注データ・ファ
イル参照) 12.工事区分コード(参照項目:注文番号から発注デ
ータ・ファイル参照) 13.工事区分名(参照項目:工事区分コードから工事
区分データ・ファイル(説明省略)参照) 14.工事項目コード(参照項目:注文番号から発注デ
ータ・ファイル参照) 15.工事項目名(参照項目:工事項目コードから工事
項目マスタ・ファイル(説明省略)参照) 16.明細コード(参照項目:注文番号から発注データ
・ファイル参照) 17.工事明細(参照項目:工事明細コードから工事明
細マスタ・ファイル(説明省略)参照) 18.備考(参照項目:注文番号から発注データ・ファ
イル参照) 19.数量(参照項目:注文番号から発注データ・ファ
イル参照) 20.単位(参照項目:工事明細コードから工事明細マ
スタ・ファイル(説明省略)参照) 21.数量合計(自動計算) 22.単価(参照項目:工事明細コードから工事明細マ
スタ・ファイル(説明省略)参照) 23.金額(自動計算) 24.仕入金額(自動計算) 25.消費税(自動計算) 26.合計金額(自動計算) 仕入データ・ファイルの項目は、上記例示した項目に限
らず、項目を追加、減少、変更しても良い。
【0048】なお、前記自動入力の項目については、手
動で任意に変更できるようにしてもよい。 (工事台帳フォーマットデータ・ファイル)工事台帳フ
ォーマットデータ・ファイルは、図8に例示するよう
に、工事名マスタ・ファイルに関連した受注データ・フ
ァイル、発注データ・ファイル、仕入データ・ファイ
ル、支払データ・ファイルの内容が一覧できるようにな
っている。
【0049】上記工事台帳フォーマットデータ・ファイ
ルを参照して、処理手段20の表示処理手段21より表示手
段50に表示したり、或いは発行処理手段22により発行手
段60から印刷できる。また、着工前後の「工事粗利益」
(E,J)及び「工事粗利率」(F,K)を自動計算している。
【0050】上記自動計算は、図1に示すように、処理
手段20内の粗利演算手段23により行われる。具体的に
は、図1に示すように、「着工前工事粗利益」(E)及び
「着工前工事粗利率」(F)は、着工前粗利演算手段26に
より、又、着工後の「工事粗利益」(J)及び「工事粗利
率」(K)は、着工後粗利演算手段27によりそれぞれ演算
される。
【0051】まず、図8に例示する「本契約金額」(A)
に「着工前追加工事金額」(B)を加算すると、「着工前
合計工事高」(C)となる。そして、「着工前合計工事
高」(C)から「着工前発注金額」(D)を減算すると、「着
工前工事粗利益」(E)となる。なお、「着工前発注金
額」(D)は、図10に例示する下側の表中の「発注金
額」の合計の欄(X)の金額に一致する。
【0052】そして、「着工前工事粗利益」(E)を「着
工前合計工事高」(C)で割り、百分率で表示すると、
「着工前工事粗利率」(F)となる。これまでの演算は、
着工前粗利演算手段26により行われる。また、「着工前
合計工事高」(C)に、「着工後追加工事金額」(G)を加算
すると、「受注金額計」(H)となる。
【0053】そして、「受注金額計」(H)から「発注金
額計」(I)を減算すると、着工後の「工事粗利益」(J)と
なる。なお、「発注金額計」(I)は、図10に例示する
下側の表中の「発注金額計」の合計の欄(Z)の金額に一
致する。また、「発注金額計」の合計の欄(Z)の金額
は、「発注金額」の合計の欄(X)の金額に、「追加発
注」の合計の欄(Y)の金額を加算した金額である。
【0054】なお、「追加発注」の欄に記載された「追
加発注」の金額は、施主(建て主)から工務店に対価が
支払われる有償の「追加発注」と、対価が支払われず、
工務店側の負担となる無償の「追加発注」とが含まれて
いる。そして、この「追加発注」に関しては、有償のも
のと無償のものを更に区分して管理することもできる。
【0055】また、着工後の「工事粗利益」(J)を「受
注金額計」(H)で割り、百分率で表示すると、着工後の
「工事粗利率」(K)となる。これまでの演算は、着工後
粗利演算手段27により行われる。現在未払金の演算は、
図1に示すように、処理手段20内の未払金演算手段24に
より行われる。
【0056】すなわち、図10に例示する下側の表中の
仕入額計と未請求額とを加算した発注金額計から、支払
金額を減算した金額である。この演算は、未払金演算手
段24により行われる (受注伝票フォーマットデータ・ファイル)受注伝票フ
ォーマットデータ・ファイルは、図9〜12に例示する
ように、受注データ・ファイルの内容を、処理手段20の
発行処理手段22により発行手段60を介して印刷できるよ
うにしている。
【0057】印刷する伝票は、図9に例示する注文書、
図10に例示する注文請書、図11に例示する請求書、
図12に例示する注文書(控)の4枚の伝票から構成さ
れている。例えば、発行手段60として、例えばドットプ
リンタを使用する場合には、転写方式の4枚綴りの伝票
を使用すると良い。
【0058】各伝票には、図9〜12に例示するよう
に、右上に「NO.」が印刷され、この「NO.」に
は、発注データ・ファイルの「注文番号」が印字され
る。 (処理手順)つぎに、本システムの処理手順について、
図13を用いて以下に説明する。契約後、まず、受注デ
ータの入力が行われる。
【0059】その後、発注データの入力が行われる。発
注データの入力は、図6に例示する注文書入力・発行画
面上で行われる。その後、発注伝票の発行を行う。発注
伝票の発行は、図6に例示する注文書入力・発行画面で
印刷を指示することにより行われる。
【0060】その結果、図9〜12に例示する注文書、
注文請書、請求書、注文書(控)の4枚の伝票が印刷さ
れる。4枚の伝票のうち、図12に例示する注文書
(控)を発注元の控えとして保管し、残る3枚の注文
書、注文請書、請求書を発注先に手渡す。なお、4枚の
伝票の伝票を印刷する代わりに、電子データの形で、発
注先に渡しても良い。例えば、公衆回線或いは専用回線
を通じて電子データとして発注先に直接、電送しても良
い。また、電子データをFD等の記憶媒体に記憶して、
当該記憶媒体を発注先に渡しても良い。
【0061】具体的には、注文書や請求書の電子データ
を、例えばテキストファイルに変換し、発注先に電送な
いしは記憶媒体の形を渡す。これを受けた、発注先は、
テキストファイルをディスプレーに表示したり、プリン
トすることで、注文書や請求書の内容を確認することが
できる。なお、テキストファイルに代えて、発注元と発
注先が共通のアプリケーションを使用している場合に
は、当該アプリケーションに適合したファイル形式に変
換して、発注先に電送ないしは記憶媒体の形を渡しても
良い。
【0062】また、ファイルの形式は、ファイルコンバ
ータを介して変換できるので、発注元や発注先のファイ
ル形式は、種々の組み合わせが可能である。発注先は、
3枚の伝票を受領したならば、その3枚の伝票のうち、
図10に例示する注文請書を発注元に返却する。このと
き、発注先は、注文請書に日付等の必要事項を記入の
上、返却する。
【0063】なお、注文請書の返却も、電子データの形
でも良い。例えば公衆回線或いは専用回線を通じて電子
データとして発注元に直接、電送してもらっても良い。
また、電子データをFD等の記憶媒体に記憶してもら
い、当該記憶媒体を発注元に返却してもらっても良い。
発注先による工事が完成し、発注元の検査終了後、発注
先は、先に渡した3枚の伝票のうち、図11に例示する
請求書を発注元に返却する。このとき、発注先は、請求
書に請求日付等の必要記載事項を記入の上、返却する。
【0064】なお、請求書の返却も、電子データの形で
も良い。例えば公衆回線或いは専用回線を通じて電子デ
ータとして発注元に直接、電送してもらっても良い。ま
た、電子データをFD等の記憶媒体に記憶してもらい、
当該記憶媒体を発注元に返却してもらっても良い。発注
元は、請求書の返却を受けたならば、仕入データの入力
が行われる。
【0065】仕入データの入力は、図7に例示する仕入
入力画面上で行われる。このとき、返却された請求書の
右上に表示された発注番号を入力することで、発注デー
タ・ファイルの内容を参照することができ、入力を省力
化することができる。なお、請求書を電子データの形で
返却を受けた際には、発注番号の入力を省略することが
できる。
【0066】上記処理は、図1に示すように、処理手段
20内の仕入処理手段25により処理される。つぎに、請求
書に対する発注元から発注先への支払いが済んだなら
ば、支払データの入力が行われる。一方、受注データの
入力後、適宜、図8に例示する工事台帳の出力が可能で
あって、工事台帳は工事名コードの入力により呼び出す
ことができる。
【0067】なお、図示しないが、各種のデータ・ファ
イルを用いて、各種の帳票類の表示又は印刷が可能であ
る。
【0068】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわ
ち、請求項1記載の発明によれば、工事業務の流れの中
で、日常行われる発注という作業の中で、それと自動的
に連動して、特段の注意と作業とを伴わずに工事台帳が
作成でき、工事中の発注ベースで粗利をリアルタイム
に、実際的でかつ現実的に、しかも有効に管理すること
できる。
【0069】また、予定粗利の低下に対して、即座に対
策も取れる。請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。すなわち、請求項2記載の発明によれば、発注元か
ら統一伝票を発行させ、この統一伝票の伝票番号をもと
に発注管理及び仕入管理を簡便に行うことができる。
【0070】請求項3記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。すなわち、請求項3記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発明の効果と同様に、工事中の発注
ベースで粗利をリアルタイムに、実際的でかつ現実的
に、しかも有効に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】工事原価管理装置のハードの概略構成図であ
る。
【図2】ファイルの概略構成図である。
【図3】工事名登録の入力画面を示す説明図である。
【図4】工事項目の入力画面を示す説明図である。
【図5】仕入先登録の入力画面を示す説明図である。
【図6】注文書入力・発行の入力画面を示す説明図であ
る。
【図7】仕入入力の入力画面を示す説明図である。
【図8】工事台帳の印刷イメージを示す説明図である。
【図9】注文書の印刷イメージを示す説明図である。
【図10】注文請書の印刷イメージを示す説明図であ
る。
【図11】請求書の印刷イメージを示す説明図である。
【図12】注文書(控)の印刷イメージを示す説明図で
ある。
【図13】処理手順を示す説明図である。
【符号の説明】 10 工事原価管理装置 20 処理手段 21 表示処理手段 22 発行処理手段 23 粗利演算手段 24 未払金演算手段 25 仕入処理手段 26 着工前粗利演算手段 27 着工後粗利演算手段 30 入力手段 40 記憶手段 50 表示手段 60 発行手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力手段と、記憶手段、処理手段と、表
    示手段と、発行手段とを含み、 前記記憶手段には、 工事名及びこの工事名に対応した受注金額を記憶可能な
    工事名マスタ・ファイルと、 工事項目を記憶可能な工事項目マスタ・ファイルと、 仕入先を記憶可能な仕入先マスタ・ファイルと、 前記工事名マスタ・ファイルに記憶された工事名毎に分
    類され、工事項目マスタ・ファイルに記憶された各工事
    項目毎に、仕入先マスタ・ファイルに記憶された仕入
    先、並びに発注金額、これらの仕入先及び発注金額に固
    有な注文番号を記憶可能な発注データ・ファイルと、 少なくとも表示手段に表示する工事台帳フォーマットを
    記憶した工事台帳フォーマットデータ・ファイルと、 注文書及び請求書を発行可能な発注伝票フォーマットを
    記憶した発注伝票フォーマットデータ・ファイルとを含
    み、 前記処理手段には、 工事名マスタ・ファイルに記憶された工事名に対応した
    受注金額、及び当該工事名に対応して発注データ・ファ
    イルに記憶された発注金額から発注元の粗利を演算可能
    な粗利演算手段を含むことを特徴とする工事原価管理装
    置。
  2. 【請求項2】 処理手段には、 発注伝票フォーマットデータ・ファイルに記憶された発
    注伝票フォーマットを呼び出し、仕入先マスタ・ファイ
    ルに記憶された仕入先毎に、注文書及び請求書を発行手
    段により発行可能であり、注文書及び請求書には、前記
    工事名マスタ・ファイルに記憶された工事名、仕入先マ
    スタ・ファイルに記憶された仕入先、当該仕入先に対応
    して工事項目マスタ・ファイルに記憶された工事項目、
    及び当該工事項目に対応して発注データ・ファイルに記
    憶された発注金額及び注文番号を記録可能な発行処理手
    段と、 発注先から返却された請求書に記録された注文番号を参
    照して、当該参照した注文番号にもとづいて、発注デー
    タ・ファイルを呼び出し、当該発注データ・ファイルに
    記憶された、工事名、工事項目、仕入先及び発注金額を
    参照して仕入データを作成する仕入処理手段とを含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の工事原価管理装置。
  3. 【請求項3】 入力手段と、記憶手段、処理手段と、表
    示手段と、発行手段とを前提とし、 前記記憶手段には、 工事名及びこの工事名に対応した受注金額を記憶可能な
    工事名マスタ・ファイルと、 工事項目を記憶可能な工事項目マスタ・ファイルと、 仕入先を記憶可能な仕入先マスタ・ファイルと、 前記工事名マスタ・ファイルに記憶された工事名毎に分
    類され、工事項目マスタ・ファイルに記憶された各工事
    項目毎に、仕入先マスタ・ファイルに記憶された仕入
    先、発注金額、並びに仕入先及び発注金額に固有な注文
    番号を記憶可能な発注データ・ファイルと、 少なくとも表示手段に表示する工事台帳フォーマットを
    記憶した工事台帳フォーマットデータ・ファイルと、 注文書及び請求書を発行可能な発注伝票フォーマットを
    記憶した発注伝票フォーマットデータ・ファイルとを記
    憶可能で、 前記処理手段は、 前記工事名マスタ・ファイルに記憶された工事名に対応
    した受注金額、及び当該工事名に対応して発注データ・
    ファイルに記憶された発注金額から発注元の粗利を演算
    可能な粗利演算手段として機能することを特徴とする工
    事原価管理ソフトウェアを記録した記憶媒体。
JP11162196A 1996-05-02 1996-05-02 工事原価管理装置及び工事原価管理ソフトウェアを記録した記憶媒体 Withdrawn JPH09297786A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004110672A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Ibiken Kk 住宅構成物のデータ管理システム、及び住宅構成物のデータ管理プログラム
JP2010128591A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Nagao Mokko:Kk 工事管理システム
JP2019016243A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 株式会社オービック 注文データ管理装置、注文データ管理方法、および、注文データ管理プログラム
CN112734367A (zh) * 2020-12-31 2021-04-30 大为国际工程咨询有限公司 一种工程造价咨询项目风险管理方法、存储介质、终端及系统

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