JPH09297944A - 光磁気情報記録媒体の情報再生制御方法 - Google Patents

光磁気情報記録媒体の情報再生制御方法

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JPH09297944A
JPH09297944A JP11493996A JP11493996A JPH09297944A JP H09297944 A JPH09297944 A JP H09297944A JP 11493996 A JP11493996 A JP 11493996A JP 11493996 A JP11493996 A JP 11493996A JP H09297944 A JPH09297944 A JP H09297944A
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Hisataka Sugiyama
久貴 杉山
Hideki Saga
秀樹 嵯峨
Jiichi Miyamoto
治一 宮本
Hiroyuki Awano
博之 粟野
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光磁気情報記録再生装置の情報記録密度の増大
を図り、記録情報量の増大と情報の転送レートを向上さ
せる事及び再生パワーを制御することで最適な等化特性
を得る事。 【解決手段】 フェリ磁性体膜からなる光磁気記録媒体
上を、マークの破壊を起こさずに光スポット内の記録膜
の一部のKerr回転角が低下する光量の光スポットで
走査し、装置での再生特性を学習して、その系での最適
な等化特性が得られるように再生パワーを制御する。 【効果】 光スポット内の一部分からの応答が制限さ
れ、再生磁場を印加することなく再生パワーを制御する
ことで再生特性を最適化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録密度の増
大を図ることができる光磁気情報記録媒体の情報再生の
情報再生制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に光磁気情報記録媒体(以下、光磁
気ディスクと呼ぶ)は、光磁気記録膜上にレーザ光を照
射させて光磁気記録膜の照射部分の温度をキュリー温度
に上昇させ、磁化方向を他の部分と変えることにより情
報の記録を行う。再生時にはこの磁化変位により照射し
たレーザ光の反射光がカー効果(Kerr効果)により
偏向することを利用し、この媒体からの反射光の偏光状
態を通じて読み出し、光電変換素子によって電気信号に
変換後、電気的に処理されて情報として復元する。ま
た、前記レーザ光の照射によって磁性層に磁区として記
録された記録部分はマークと呼ばれ、このマークを検出
するために照射されるレーザ光は光スポットと呼ばれ
る。
【0003】この光磁気情報記録媒体上のマークを読み
取って記録情報に復元するためには、記録媒体及び再生
装置の誤り率/変調方式/信号検出方式等に応じて所定
以上の信号対雑音比(S/N比)が要求される。しかし
ながら近年の高記録密度化の要求によって、マークの微
小化や光スポット走査方向の記録線密度が上昇してお
り、マーク長とマーク間隔を短縮しているため、近年の
媒体では短いマークが狭い間隔を隔てて連続している部
分では再生信号強度が低下し、その部分での局所的なS
/N比が劣化し情報を復元する際の誤り率が上昇する不
具合が発生している。
【0004】これは例えば、光源の波長をλ,対物レン
ズの開口数をNAとし、光スポットの直径をλ/NAと
定義すると、例えばλ=680nm,NA=0.55の
光学系で得られる直径1.2μmの光スポットを用い
て、直径0.40μmのマークが0.80μmごとに連
続して形成されている部分を走査しても、マークの有無
を正確に判定するために十分な強度の再生信号は得られ
ない精度である。
【0005】この問題に対して複数の磁性層からなる磁
気超解像記録媒体を用い、該光磁気超解像磁性膜上を光
スポットで走査して該光スポット内の磁性層の一部にマ
スク磁区を形成し、これによりスポットが縮小したのと
同等の効果を得て光学系の見かけの分解能が向上する方
法が、特開平3−93056号公報及び特開平3−93
058号公報等に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術による複
数の磁性層からなる磁気超解像記録媒体を用いる技術
は、磁気超解像記録媒体からの再生信号波形が時間方向
に前後非対称であるために複雑な信号処理が必要とさ
れ、信号処理回路の規模の点で不利であると言う不具合
を招いていた。
【0007】また従来技術は、マスク磁区の変形による
動作ノイズに発生ともない、再生信号におけるS/N比
が低下して情報を復元する際の誤り率が上昇するため、
記録密度の増大には限界があると言う不具合もあった。
【0008】更に従来技術では、光学系のばらつきや機
構系のばらつきにより記録再生する光スポットが歪み、
その結果として再生信号の伝達特性がばらつき、または
劣化する不具合があった。これら不具合を解決するため
に波形等化回路を設け、電気的に伝達特性を改善するこ
とも考えられるが、この方法によっても等化を行なうと
符号間の干渉を低減信号振幅を改善することができるも
のの、ノイズも増加させるという不具合を招くものであ
った。また、装置の特性は装置毎/光磁気ディスク毎に
バラツキがあるために波形等化回路を装置毎に設定する
必要があると共に、光磁気ディスク毎,更にディスク内
外周でも等化回路の設定を切り換える必要があると言う
不具合もあった。
【0009】本発明の目的は、前記従来技術による不具
合を除去することであり、光磁気記録媒体を用いた情報
記録再生装置の記録密度増大を図る場合に、前述の記録
線密度の限界を越える光磁気記録媒体の情報再生方式お
よび各種変動要因による信号特性のばらつきを吸収する
光磁気情報記録媒体の情報再生制御方法を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明による光磁気情報記録媒体の情報再生制御方法
は、レーザ光の照射によって光磁気情報記録媒体に磁気
光学効果により情報の記録再生を行う光磁気再生系と、
該光磁気再生系のカット・オフ空間周波数に略等しい線
密度で形成されたマークを走査して得られる再生信号中
のキャリア強度が+1dBの再生光量の増加に対して+
1dB以上の変化率で増加する時に再生信号中のノイズ
強度が+1dBの再生光量の増加に対して+1dB以下
の変化率で増加する光磁気情報記録媒体を用い、前記光
磁気再生系が光磁気情報記録媒体に対して前記キャリア
強度が+1dBの前記再生光量の増加に対して+1dB
以上の変化率で増加する範囲の再生光量でマークを走査
する様に光学ヘッドの出力値を制御することを特徴とす
る。
【0011】更に本発明による光磁気情報記録媒体の情
報再生制御方法は、レーザ光の照射によって光磁気情報
記録媒体に磁気光学効果により情報の記録再生を行う光
磁気再生系と、該光磁気再生系のカット・オフ空間周波
数よりも十分に低い線密度で形成されたマークを走査し
て得られる再生信号中のキャリア強度と前記カット・オ
フ空間周波数に略等しい線密度で形成されたマークを走
査して得られる再生信号中のキャリア強度の差が再生光
量の増加にともない減少する光磁気情報記録媒体を用
い、前記光磁気再生系が光磁気情報記録媒体に対して前
記カット・オフ空間周波数に略等しい線密度で形成され
たマークを走査して得られる再生信号中のキャリア強度
が+1dBの再生光量の増加に対して+1dB以上の変
化率で増加する範囲の再生光量でマークを走査すること
を第2の特徴とする。
【0012】更に本発明は、前記特徴による情報再生制
御方法において、前記光学ヘッドの出力値を制御する際
の再生信号の振幅またはその微分振幅を検出し、該再生
光量を再設定することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
光磁気情報記録媒体の情報再生制御方法を図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施形態情報再生制御方
法の等化方法を説明するための図、図2は本実施形態で
用いる記録媒体の動作を説明するための図、図3は本実
施形態で用いる記録媒体の構造の例を説明するための
図、図4は本実施形態で用いる記録媒体中の磁性層の温
度特性を説明するための図、図5は本実施形態の記録媒
体の応答制限領域の形成による分解能の変化を説明する
ための図、図6は本実施形態による再生光量による信号
レベルの変化および再生光量の設定方法を説明するため
の図、図7は従来技術による波形等化回路の一例を示す
図、図8は該等化特性を本発明により学習及び制御する
回路を示す図、図9は再生特性を学習する方法の原理を
説明するための図、図10は等化特性の異なる再生信号
の一例を示す図である。
【0014】まず本発明の概念を説明する。本発明は前
記した課題を解決するための手段の欄で述べた如く、再
生光学系のカット・オフ空間周波数に略等しい線密度で
形成されたマークを走査して得られる再生信号中のキャ
リア強度が+1dBの再生光量の増加に対して、+1d
B以上の変化率で増加する時に再生信号中のノイズ強度
が+1dBの再生光量の増加に対して+1dB以下の変
化率で増加する記録媒体を用い、再生光量をキャリア強
度が+1dBの前記再生光量の増加に対して+1dB以
上の変化率で増加する範囲に設定することを特徴として
いる。
【0015】更に本発明は、再生光学系のカット・オフ
空間周波数よりも十分に低い線密度で形成されたマーク
を走査して得られる再生信号中のキャリア強度と前記カ
ット・オフ空間周波数に略等しい線密度で形成されたマ
ークを走査して得られる再生信号中のキャリア強度の差
が再生光量の増加にともない減少する記録媒体を用い、
再生光量を、カット・オフ空間周波数に略等しい線密度
で形成されたマークを走査して得られる再生信号中のキ
ャリア強度が+1dBの再生光量の増加に対して+1d
B以上の変化率で増加する範囲に設定することを特徴と
している。更に本発明は前記特徴の光磁気再生系におい
て、ある設定での再生光量下での再生信号の信号振幅又
は、スライスレベル等により検出される位相情報をもと
に最適な伝達特性になるように再生パワーを制御するこ
とを特徴としている。
【0016】本発明で前述の記録媒体を用いる理由は、
これら媒体が光スポットの強度および走査速度を適当に
設定することにより、光スポット内に照射によって加熱
されKerr回転角が低下した領域(以降、本明細書中
ではこのKerr回転角の低下した領域を「応答制限領
域」と呼ぶ)を形成するためである。
【0017】即ち、光磁気記録では光磁気記録媒体から
の反射光の偏光面の回転を検出することにより再生信号
を得ているため、昇温部分のKerr回転角が低下した
領域が再生信号にあまり寄与しなくなることを利用し、
光スポット照射部分から応答制限領域を除いた部分から
再生信号を得る様に構成し、結果的に光スポットの走査
方向の直径が短縮されたのと同じ効果が得られ、光学系
の見かけの分解能を改善するためである。
【0018】この応答制限領域は、温度上昇によるKe
rr回転角の低下領域であるから、応答制限領域を形成
するために磁場を特別に印加する必要もなく、更にKe
rr回転角は記録膜の温度に対して連続的に変化するの
で磁区によるマスク領域とは異なり磁壁のような明確な
境界部分は存在しないため、応答制限領域の形成は空間
的に連続的であり、再生光量とともに連続的に伝達特性
を可変とすることができる。また、同じ理由で、走査時
の磁壁移動によって発生する従来の磁気超解像動作に特
有の動作ノイズの発生を防止できる。また同時に再生信
号は、マークの前エッジと後エッジとで良好な対称性を
持ち、信号処理回路の規模の点で有利となる。またマー
クが隣接して形成されている場合でも、応答制限領域は
磁区によるマスク領域とは異なり、マーク磁区との磁気
的相互作用に起因する光磁気再生信号の非線形性が少な
い。すなわち複数のマークが隣接した場合の応答は、各
々のマークが個別に存在した場合の応答の加算によって
精度良く近似可能である。また前述の様に光学ヘッドの
出力値を制御する際の再生信号の振幅またはその微分振
幅を検出し、該再生光量を再設定することにより、装置
毎/光磁気ディスク毎及びディスク内外周におけるバラ
ツキを容易に補正することができる。以上が本発明の基
本的概念である。
【0019】さて、まず本実施形態で用いる光磁気ディ
スク(光磁気情報記録媒体)の構造の一例を図3を用い
て説明する。図3(a)は1層の磁性層からなる光磁気
ディスクの断面構成を示し、図3(b)は2層の磁性層
からなる光磁気ディスクの断面構成を示す図である。
【0020】図3(a)に示す光磁気ディスクは、光透
過性の基体202上に光透過性の第1の保護層203a
を形成し、この第1の保護層203a上に記録層105
を積層し、更に該記録層105上に第2の保護層203
b,反射層204を順に積層している。この反射層20
4上に必要があれば更にUV樹脂性の保護皮膜層205
を形成しても良い。
【0021】この第1の保護層203aは多重干渉によ
って記録層の見かけのKerr回転角を増大させる干渉
層としての機能も兼ねている。記録層105は室温T
ROOM付近で有限の保磁力Hc,Kerr回転角θKを持
つフェリ磁性体膜であり、図4(a)に示すような温度
特性を持つ。この温度特性は、温度Tを上昇させると保
持力Hcが補償温度TCOMP=170°C前後で発散し、
Curie温度Tc=240°C近傍で零となる特性を
表している。一方、回転角θKは、温度Tの上昇ととも
に減少し、T=TcでHc=0,回転角θK=0の常磁
性状態となる特性を表している。
【0022】図3(b)に示す光磁気ディスクは、光透
過性の基体202上に光透過性の第1の保護層203a
を形成し、この第1の保護層203a上に再生層106
を積層し、さらに記録層105,第2の保護層203b
を順に積層している。この第2の保護層203b上に必
要なら更にUV樹脂性の保護皮膜層205を形成しても
良い。
【0023】この第1の保護層203aは多重干渉によ
って再生層106の見かけのKerr回転角を増大させ
る干渉層としての機能も兼ねている。記録層105及び
再生層106は、図4(b)に示すとおりそれぞれの補
償温度がTCOMP1=0°C,TCOMP2=200°C、Cu
rie温度がTc1=150°C,Tc2=260°Cの特
性を持つフェリ磁性体膜が好ましい。またTCOMP1はT
ROOM前後、TCOMP2はTc1前後の値を持ち、なおかつ
TCOMP1<TCOMP2かつTROOM<Tc1<Tc2なる関係
が成立している。
【0024】このように形成した光磁気ディスクは、光
スポットを照射すると、この照射部分の記録膜の温度が
局部的に上昇し、Kerr回転角が変化する。この状態
を次に図2を参照して説明する。
【0025】まず図2(a)は、図3(a)に示した光
磁気ディスクの表面の記録膜表面の磁区分布と、光磁気
ディスク断面方向から見た磁区分布と、光磁気ディスク
の記録膜の温度及びKerr回転角分布とを表す図であ
る。また磁性層中の矢印の長さおよび向きは、それぞれ
磁化の大きさおよび磁化方向を示している。
【0026】本実施形態による光磁気ディスクは、記録
層105がフェリ磁性体であり、図4(a)に示した如
く、温度Tを上昇させるとKerr回転角θKが温度T
の上昇とともに減少し、温度T=TcでKerr回転角
θK=0の常磁性状態となる特性を持っている。そこで
図2(a)の如く、予め記録面に磁化された複数のマー
クを持つ光磁気ディスクに光スポット102の強度およ
び走査速度を適当に設定して照射すると、光スポット1
02内は照射によって中央が突出したカーブの温度分布
となり、この加熱によってKerr回転角が低下した応
答制限領域101(図中、交差した斜線で示す)が形成
される。この応答制限領域101の最高温度TRDは、C
urie温度Tcよりも低いものとし、最高温度TRDに
おける記録層105の保持力Hcが反磁界等に比べ十分
に大きいものになるよう選択する。
【0027】これにより、光スポットの走査後に記録層
105が室温TROOMまで冷却されれば記録層105の磁
化は走査前の状態に回復するので、マーク104の形状
は読み出し動作の影響を受けなくなる。
【0028】光磁気記録では光磁気記録媒体100から
の反射光の偏光面の回転を検出し再生信号を得ているの
で、昇温部分のKerr回転角が大幅に減少した領域は
再生信号にあまり寄与しなくなる。即ち、本実施形態に
おいては再生信号が光スポット102照射部分から応答
制限領域101を除いた部分(光スポット102の円か
ら応答制限領域101の斜線の内円部分を除いた変形三
日月部分)の応答を主として反映するので、結果的に光
スポット102の走査方向直径が(前記変形三日月部分
右側の幅に相当する)実効スポット103の径まで短縮
されたのと同じ効果が得られ、光学系の見かけの分解能
を改善することができる。
【0029】図3(b)に示した光磁気ディスクにおい
ても同様に光学系の見かけの分解能を改善することがで
きる。即ち、本光磁気ディスクは、図4(b)の如く、
保持力Hc2が補償温度TCOMP2前後で一旦発散し、C
urie温度Tc2で零となる特性のフェリ磁性体の記
録層105と、温度T=TROOM前後に補償温度を有し、
Kerr回転角θKが温度Tの上昇とともに減少し、T
=Tc2で回転角θK=0の常磁性状態となる特性を持
つフェリ磁性体の再生層106とを積層しているため、
温度T=TROOM前後の状態で再生層106に記録層10
5の磁区すなわちマークを転写し、再生層106と記録
層105の磁区分布形状が同一となる特性を持ってい
る。
【0030】この光磁気ディスクに対して光スポット1
02の強度および走査速度を適当に設定して照射する
と、図2(b)に示すように光スポット102内には照
射によって加熱されKerr回転角が低下した応答制限
領域101が形成される。応答制限領域101の最高温
度TRDはTc2よりも低いものとし、TRDにおける記録
層105のHc2は反磁界等に比べ十分に大きいものに
なるよう選択する。
【0031】これにより、光スポット102による走査
時の記録層105中のマーク104の形状が走査時の温
度上昇による影響を受けることがなくなると共に、応答
制限領域101の再生層106は、温度上昇によってK
err回転角θKが低下する。
【0032】光磁気記録では光磁気記録媒体100から
の反射光の偏光面の回転を検出し再生信号を得ているの
で、再生層昇温部分のKerr回転角が大幅に減少した
応答低下領域は再生信号にあまり寄与しなくなる。即
ち、前記実施形態同様に再生信号は光スポット102照
射部分から応答制限領域101を除いた部分の応答を主
として反映するので、結果的に光スポット102の走査
方向直径が実効スポット103の幅まで短縮されたのと
同じ効果が得られ、光学系の見かけの分解能を改善する
ことができる。尚、図2(b)は図2(a)同様に光磁
気ディスクの表面の記録膜表面の磁区分布と、光磁気デ
ィスク断面方向から見た磁区分布と、光磁気ディスクの
記録膜の温度及びKerr回転角分布とを表す図であ
る。また磁性層中の矢印の長さおよび向きは、それぞれ
磁化の大きさおよび磁化方向を示している。
【0033】この様に構成した光磁気ディスクに対して
適当な光量の光スポットを適当な速度で走査し、応答制
限領域101を形成した場合の分解能の変化の例を図5
に示す。図5は、波長λ=0.68μm,絞り込みレン
ズの開口数がNA=0.55の特性を持つ光ヘッドを用
い、縦軸が光磁気再生信号のスペクトル強度を、再生光
学系のカット・オフ空間周波数よりも十分に低い直流付
近(カット・オフ空間周波数の1/10)のスペクトル
強度で正規化したものである。
【0034】本例における光スポットの直径は、0.8
9μmであり、カット・オフ空間周波数2.3×10^
31p/mm(「^」はべき乗を表す演算子)の2周期の
長さに等しい。図中、再生光量PRD=1.0mWの範囲
では記録膜が十分に加熱されず、レスポンスが低下した
まま応答制限領域101がほとんど形成されていないこ
とを表している。これに対しPRD=3.0mWの状態で
は応答制限領域101が形成されており、光学系のカッ
ト・オフ空間周波数の約1/2倍以上の空間周波数で形
成されたマークのレスポンスが特に大きく改善されてい
ることが判る。
【0035】次に前述の本実施形態による再生光量に対
する光磁気再生信号の信号レベルの変化を、マークの空
間周波数をパラメータとして図6を用いて説明する。
【0036】まず、一般に磁性膜の温度上昇にともなう
Kerr回転角の低下によるキャリア強度の低下を無視
し得る理想的な場合、通常の光磁気再生系でのキャリア
強度は再生光量に比例し、再生光量の+1dB増加に対
するキャリア強度の増加量は+1dBとなる。しかしな
がら、図5に示した様に再生光学系のカット・オフ空間
周波数に等しい空間周波数2.3×10^31p/mmの
マークから得られる光磁気再生信号(実線で示すキャリ
ア)は、再生光量を1.0mW以上の範囲に応答制限領
域を形成することにより、磁性膜の温度上昇によるKe
rr回転角の減少分以上に再生光学系の見かけの分解能
を著しく改善し、再生光量が+1dB増加するのに対し
てキャリア強度を+1dB以上増加することができる。
【0037】そこで本実施形態においては、再生光学系
のカット・オフ空間周波数に等しい密度のマークを再生
した場合、再生光量の+1dB増加に対するキャリア強
度の増加が+1dBを越える範囲に再生光量を設定する
ことにより、特に高い空間周波数におけるレスポンスが
改善された光磁気再生信号を得ることができる。
【0038】前述したとおり、本発明における応答制限
領域は温度上昇によるKerr回転角の低下領域による
ものであり、マスク領域を形成するために磁場を特別に
印加する必要はない。また、これらの応答は温度に関し
て連続的に変化するので、磁区によるマスク領域とは異
なり磁壁のような明確な境界部分は存在せず、応答制限
領域の形成は空間的に連続的である。従って走査時の磁
壁移動によって発生する従来の磁気超解像動作に特有の
動作ノイズ発生を防止することができる。
【0039】図6に再生光学系のカット・オフ空間周波
数に等しい空間周波数2.3×10^31p/mmのマー
クを再生した場合の、空間周波数2.3×10^31p/
mm前後でのノイズ強度を図中下段にあわせて示す。特
開平3−93058号公報に開示の磁気超解像媒体の場
合、マスク磁区が形成が開始される前後の再生光量で
は、+1dBの再生光量の増加に対して再生信号中のノ
イズ強度が+1dBを大きく越える変化率で増加する領
域がある。これに対し本実施形態では、再生信号中のノ
イズ強度は再生光量が増加するにつれて単調に増加する
が、再生光量に対するノイズ強度の増加率は常に+1d
B/dB以下とすることができる。
【0040】また、本実施形態ではマークが隣接して形
成されている場合でも、マーク磁区と応答制限領域との
磁気的相互作用に起因する光磁気再生信号の非線形性が
原理的に小さい。すなわち複数のマークが隣接した場合
の応答は、各々のマークが個別に存在した場合の応答の
加算として精度良く近似することができる。
【0041】図6で示した再生光量設定範囲において、
実際の変調方式に最適な等化特性を実現する例を図1に
示す。図1(a)は、波長λ=0.68μm,絞り込み
レンズの開口数がNA=0.55の光ヘッドを用い、こ
の時の光学ヘッドの線速度をV=10(m/s)とし、
NRZ(non-return-zero)変調方式に本実施形態を適
用した例である。図中の横軸は、図5に示した横軸の空
間周波数に線速度Vを掛けて、周波数f(MHz)にし
たものである。
【0042】この場合、ディスク上に絞り込まれたスポ
ット径Wsは一般に(λ/NA)で与えられ、Ws=
1.2μmとなる。ここで、図1上では、低い再生光量
1mWでは原信号特性301のようになる。図5で述べ
たように、カットオフ周波数fcは、1/(λ/(2×
NA))×v=16.3(MHz)となる。ここで、記
録線密度を0.40μm/bitとした場合、NRZ方
式では、最短マーク長が0.4μmで周期が0.8μm
となり、周波数にすると12.5(MHz)である。こ
の線密度を実現するためには、最短マーク繰り返し周波
数12.5(MHz)316では図に示すように信号レ
ベルの低下が著しいため、原信号特性301では十分に
再現することができないことが判る。この時の原再生信
号310を図10(a)に示す。本図の如き原再生信号
310では、検出の信頼性を示す開口が開いていないこ
とがわかる。
【0043】これに対し、信号レベルが十分とれる理想
特性302(図1)が得られれば、前述した条件のNR
Z方式で所望の線密度が実現できる。この時の再生信号
311は、図10(a)に示すように開口が十分開いて
いる。このような再生信号波形を得るために、一般的に
信号処理として波形等化処理が行われる。これは、例え
ば図7に示す如き波形等化回路を用い、必要な帯域、こ
の例では12.5(MHz)付近の信号レベルを上げる
ような等化特性303を生成し、原信号特性301を理
想特性302に改善する方法である。
【0044】図7の回路は、3タップトランスバーサル
型等化回路と呼ばれるものであり、2つの遅逓回路40
1及び402と、ゲイン回路403及び404と、加算
回路405とから構成する。本回路は、入力信号である
再生信号出力406を3つに分ける。この分けられた信
号407は遅逓量τの遅逓回路401に入力され、信号
408は遅逓量2×τの遅逓回路402に入力され、他
の信号410は(−K1)のゲイン量のゲイン回路40
3でゲイン調整される。前記遅逓回路401及び402
の出力並びにゲイン回路403の出力は加算器405で
加算されることにより、等化後の再生信号409が得ら
れる。
【0045】本例における遅逓回量τは、一般に最短マ
ーク繰り返し周期の1/2程度に設定し、ゲイン量K
1,K2は、あるデータ検出点でのマークの信号が前後
の最短マーク繰り返し周期の1/2の間隔で離れた検出
点で漏れ込む(符号間干渉)量がゼロになるように設定
する。これが図1(a)の等化特性303に対応する。
また一般にはゲインK1とゲインK2は等値であるが、
漏れ込みが前後で非対称な場合は異なる値に設定され
る。
【0046】この一般の波形等化回路を用いる手法は、
隣接マークからの符号間干渉が抑圧され、信号レベルが
改善される利点があるものの以下の理由で限界がある。
一つは等化のゲインが高いと再生信号に含まれるノイズ
成分を増加させる問題があり、更に図示した回路では、
前後の3つの信号で処理をする3タップ式であり、さら
に2つとなりの信号レベルの変動を引き起こすために生
じる等化残りノイズが発生する問題があった。
【0047】そこで本実施形態では、再生光量を、図6
右側に示した再生光量設定範囲の2.5mWに設定し
た。これによって、図5に示したようにレスポンスは、
高周波領域で増加し、図1(a)のレスポンス特性30
4を得ることができた。このパワー領域では、図6で示
したようにノイズの増加を伴わずに信号レベルが改善さ
れる。但し、更に高周波の領域では、不要な高域の強調
はノイズ成分だけが含まれるために、本実施形態では図
1のローパスフィルタ308を通して、理想特性303
を得ることにした。この結果、本実施形態によって得ら
れた再生信号は、図10(a)の右端に示す如く、ノイ
ズの影響も十分小さく開口の十分開いた再生信号(波
形)312を得ることができた。
【0048】一方、図1(b)は、パーシャルレスポン
ス方式を適用した場合の実施形態を示す図である。この
パーシャルレスポンス方式は、隣接マークからの漏れ込
みを許容した方式であり、再生信号波形は図10(b)
に示すようにPR(1,1)の場合、3値の多値レベル
検出となる。この例では、線密度0.35μm/bit
であり、必要な等化特性305は、中域の信号レベルを
上げる必要がある。これに対し本実施形態では再生光量
を2.0mWに設定することで伝達特性306が得ら
れ、これにローパスフィルタ308を設定することによ
り、理想PR(1,1)用等化特性305及び理想PR
(1,1)特性307が得られた。これにより、再生パ
ワーを制御する前の再生信号313に対し、図10
(b)に示すような信頼性の高い再生信号(波形)31
4が得られた。
【0049】次に、図1に示した理想の等化特性を得る
ために再生パワー及びローパスフィルタを設定する方法
及び等化特性を学習する方法及びこれを実現する回路を
以下図8及び9を用いて説明する。この図8は再生特性
の学習及び再生パワーの制御回路の一例を示したもので
あり、図9(a)及び(b)は学習方法の2つの例を示
す図である。図9(a)は、光磁気ディスク上のデータ
領域の前に、予め学習領域として装置で用いる変調方式
に現われる記録周波数の異なる繰り返しのマーク列51
7を記録しておき、後で再生して後述する学習に用い
る。この学習領域は、ディスク上の内周/外周/または
半径方向に区切られた各ゾーンの一部に設けておくのが
好ましい。
【0050】再生学習の頻度は、ドライブ装置を工場か
ら出荷する前/ユーザがディスクを挿入した場合/連続
してディスクが挿入されている場合は30分おき/更に
記録データをディスクに記録する毎等の必要に応じて行
う事が考えられる。また書き換え可能な記録媒体に対し
ては記録パワーを学習する領域と兼用しても良いし、そ
の際学習領域は書換えして何度も使用しても良い。勿
論、再生学習領域は出荷前にあらかじめ記録しておき、
上記必要に応じて再生学習のみ行ってもよい。
【0051】図9(a)の学習の原理は、ゲート516
で検出される低周波領域に対応する最長パターン列で再
生信号振幅512を基準として、ゲート515で検出さ
れた高周波領域に対応する再生信号振幅511の比をあ
る目標の値にすることで、例えば図1(a)に示した目
標の等化後の再生特性302が得られるように、最長マ
ーク繰り返し周波数315と最短マーク繰り返し周波数
316での信号振幅が一致するように再生パワーを制御
することによって行われる。尚、本実施形態では最短と
最長パターンの2つの周波数のみでの学習を行なってい
るが、その間のパターン長の繰り返しパターンを用いて
さらに完全に理想特性302になるように学習を行なっ
てもよい。
【0052】次に学習の第2の実施例を図9(b)を用
いて説明する。この学習は図1で示した再生特性の変動
が再生信号の原波形517の立ち上がり、又は立ち下が
りに現われることを利用したものである。例えば、再生
パワーが1mWの時は図1(a)の原信号特性301の
ように高周波領域で振幅がとれないことを反映して、再
生信号は制御前特性518のように立ち上がり、立ち下
がりが理想特性519よりも勾配が低いことが判る。こ
こで、理想特性は再生パワー2.5mWでの再生信号で
有り、目標の等化後の再生特性302を示している。更
に再生信号の勾配は原波形の1階微分信号520の振幅
513で得られるので、最適な再生特性が得られる微分
信号振幅をスライスレベル値514とし、この値が得ら
れるように再生パワーを制御する様に学習を行なっても
よい。但し、微分振幅は媒体の反射率や再生パワーなど
の変化による再生受光量の値でも変化するので、予め未
記録部分での反射受光量を検出し規格化することによっ
て更に高精度な制御が可能となる。
【0053】次に、図9の学習方法を実現する回路実施
例を図8を用いて説明する。図に示す回路は、設定した
ローパスフィルタを通り図9(b)の学習例に対しては
未記録部分での反射受光量で規格化された微分信号であ
る再生信号500を入力とし、後述する学習を行う再生
信号レスポンス学習回路501と、該学習回路501に
よって学習されたレスポンスに相当するパワー設定用ア
ドレスを入力とし、該アドレスに対応したパワー設定用
のデジタルデータを出力するROM502と、該デジタ
ルデータを入力とし、アナログデータに変換して出力す
るD/Aコンバータ503と、このアナログデータに基
づいて半導体レーザ505を駆動するレーザ駆動電流源
504とを備え、再生信号500を入力した前記学習回
路501が後述するレスポンスに相当するパワー設定用
アドレスを出力し、このアドレスを入力するROM50
2が該入力アドレスに対応させたパワー設定用のデジタ
ルデータを出力し、これを入力した次段のD/Aコンバ
ータ503がD/A変換を行い、これによってレーザ駆
動電流源504が入力したアナログ電圧設定を元に出力
を制御し、半導体レーザ505を駆動して半導体レーザ
(光学ヘッド)の再生出力を制御する様に動作する。
【0054】次に前記した再生信号レスポンス学習回路
501について詳細に説明する。この回路501は、再
生信号500を増幅するプリアンプ506と、図9
(a)に示したゲート信号515及び516に対して各
信号の振幅のピーク検出信号511及び512を検出す
る一対のピークディテクタ507と、該ピーク検出信号
512を入力とし、予め設計された最短マーク長と最長
マーク長の振幅比1/K(=B/A)を演算する割り算
器509と、ピーク検出信号511及び算器509の出
力信号を入力とし、これら入力信号の誤差信号を出力す
る作動アンプ508と、該作動アンプ508の出力をデ
ィジタルデータに変換して出力するA/Dコンバータ5
10とを備え、差動アンプ508による誤差信号がゼロ
になるようにA/Dコンバータ510の出力からパワー
設定用ディジタル信号を出力させる様に構成している。
一方、図9(b)の学習方式の場合は差動アンプ508
の片側の入力に図9(b)に示したスライスレベル設定
値514を入力させ、検出された微分振幅値513と差
動を取り、誤差信号を得るように構成する。
【0055】この様に本実施形態による学習機能を用い
ることで、装置毎やディスク交換時によって変動する再
生特性の変動を吸収することもできる。さらに、図8に
は、図7に示した電気的等化回路は含まれていないが、
再生信号500として図7の等化回路を通したものに本
方式を適用することもできる。この場合、出荷前にノミ
ナルの再生パワーを図6に示した再生光量設定範囲の中
間値、例えば2.0mWに設定しておき、出荷前に生じ
る装置毎やディスク交換時によって変動する再生特性の
変動に対し、レスポンスを上げたり、下げたりできる値
に設定しておけば良い。このパワー設定においては、図
7に示した等化回路の定数(遅逓量τ、ゲインK1,K
2)は、例えば、図1の例では理想の等化特性303に
なるように設定しておく。このようにしておくことで、
出荷後に生じる装置毎やディスク交換時によって変動す
る再生特性の変動を前述の方法で検出し、再生パワーを
適応的に制御することで、回路的に複雑な適応等化(A
daptive Equalization)等を用いなくても、最適等化
を行うことができる。
【0056】
【発明の効果】以上延べた如く本発明によれば、再生光
学系のカット・オフ空間周波数に略等しい線密度で形成
されたマークを走査して得られる再生信号中のキャリア
強度が+1dBの再生光量の増加に対して、+1dB以
上の変化率で増加する時に再生信号中のノイズ強度が+
1dBの再生光量の増加に対して+1dB以下の変化率
で増加する記録媒体を用い、再生光量をキャリア強度が
+1dBの前記再生光量の増加に対して+1dB以上の
変化率で増加する範囲に設定することによって、昇温部
分のKerr回転角が低下した領域が再生信号にあまり
寄与しなくなることを利用し、光スポット照射部分から
応答制限領域を除いた部分から再生信号を得る様に構成
し、結果的に光スポットの走査方向の直径が短縮された
のと同じ効果が得られ、光学系の見かけの分解能を改善
することができる。
【0057】更に本発明は、再生光学系のカット・オフ
空間周波数よりも十分に低い線密度で形成されたマーク
を走査して得られる再生信号中のキャリア強度と前記カ
ット・オフ空間周波数に略等しい線密度で形成されたマ
ークを走査して得られる再生信号中のキャリア強度の差
が再生光量の増加にともない減少する記録媒体を用い、
再生光量を、カット・オフ空間周波数に略等しい線密度
で形成されたマークを走査して得られる再生信号中のキ
ャリア強度が+1dBの再生光量の増加に対して+1d
B以上の変化率で増加する範囲に設定することによっ
て、昇温部分のKerr回転角が低下した領域が再生信
号にあまり寄与しなくなることを利用し、光スポット照
射部分から応答制限領域を除いた部分から再生信号を得
る様に構成し、結果的に光スポットの走査方向の直径が
短縮されたのと同じ効果が得られ、光学系の見かけの分
解能を改善することができる。従って本発明によれば情
報再生装置において高密度変調方式に最適な等化特性を
光学系や媒体の変動にかかわらず得ることが可能とな
り、情報記録密度の増大を図ることが可能となる。これ
により記録情報量の増大と転送レートの向上に大きな効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による情報再生制御方法の
等化方法を説明するための図。
【図2】本実施形態で用いる記録媒体の動作/作用を説
明するための図。
【図3】本実施形態で用いる記録媒体の構造の例を説明
するための図。
【図4】本実施形態で用いる記録媒体中の磁性層の温度
特性を説明するための図。
【図5】本実施形態の記録媒体の応答制限領域の形成に
よる分解能の変化を説明するための図。
【図6】本実施形態による再生光量による信号レベルの
変化および再生光量の設定方法を説明するための図。
【図7】従来技術による波形等化回路の一例を示す図。
【図8】本発明の一実施形態による再生特性を学習及び
制御する回路を示す図。
【図9】本実施形態による再生特性を学習する方法の原
理を説明するための図。
【図10】本実施形態による等化特性の異なる再生信号
の一例を示す図。
【符号の説明】
100…光磁気記録媒体、101…応答制限領域、10
2…光スポット、103…実効スポット、104…マー
ク、105…記録層、106…再生層、201…記録
膜、202…基体、203a,b…保護層、204…反
射層、205…保護皮膜層、301…原信号特性、30
3、305、301…必要等化特性、501…再生信号
レスポンス学習回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 粟野 博之 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光の照射によって光磁気情報記録
    媒体に磁気光学効果により情報の記録再生を行う光磁気
    再生系と、該光磁気再生系のカット・オフ空間周波数に
    略等しい線密度で形成されたマークを走査して得られる
    再生信号中のキャリア強度が+1dBの再生光量の増加
    に対して+1dB以上の変化率で増加する時に再生信号
    中のノイズ強度が+1dBの再生光量の増加に対して+
    1dB以下の変化率で増加する光磁気情報記録媒体を用
    い、前記光磁気再生系が光磁気情報記録媒体に対して前
    記キャリア強度が+1dBの前記再生光量の増加に対し
    て+1dB以上の変化率で増加する範囲の再生光量でマ
    ークを走査する様に光学ヘッドの出力値を制御すること
    を特徴とする光磁気情報記録媒体の情報再生制御方法。
  2. 【請求項2】 レーザ光の照射によって光磁気情報記録
    媒体に磁気光学効果により情報の記録再生を行う光磁気
    再生系と、該光磁気再生系のカット・オフ空間周波数よ
    りも十分に低い線密度で形成されたマークを走査して得
    られる再生信号中のキャリア強度と前記カット・オフ空
    間周波数に略等しい線密度で形成されたマークを走査し
    て得られる再生信号中のキャリア強度の差が再生光量の
    増加にともない減少する光磁気情報記録媒体を用い、前
    記光磁気再生系が光磁気情報記録媒体に対して前記カッ
    ト・オフ空間周波数に略等しい線密度で形成されたマー
    クを走査して得られる再生信号中のキャリア強度が+1
    dBの再生光量の増加に対して+1dB以上の変化率で
    増加する範囲の再生光量でマークを走査する様に光学ヘ
    ッドの出力値を制御することを特徴とする光磁気情報記
    録媒体の情報再生制御方法。
  3. 【請求項3】 前記光学ヘッドの出力値を制御する際の
    再生信号の振幅またはその微分振幅を検出し、該再生光
    量を再設定することを特徴とする請求項1又は2記載の
    光磁気情報記録媒体の情報再生制御方法。
JP11493996A 1996-05-09 1996-05-09 光磁気情報記録媒体の情報再生制御方法 Pending JPH09297944A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000200411A (ja) * 1998-11-05 2000-07-18 Hitachi Maxell Ltd 磁気記録媒体、記録再生用ヘッド及び磁気記録再生方法
US6778477B2 (en) 2001-07-02 2004-08-17 Sharp Kabushiki Kaisha Reproduction power control method, reproduction power control device, and record reproducing device incorporating the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000200411A (ja) * 1998-11-05 2000-07-18 Hitachi Maxell Ltd 磁気記録媒体、記録再生用ヘッド及び磁気記録再生方法
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